JP2000311533A - ピン碍子の保護カバー - Google Patents

ピン碍子の保護カバー

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JP2000311533A
JP2000311533A JP11118642A JP11864299A JP2000311533A JP 2000311533 A JP2000311533 A JP 2000311533A JP 11118642 A JP11118642 A JP 11118642A JP 11864299 A JP11864299 A JP 11864299A JP 2000311533 A JP2000311533 A JP 2000311533A
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JP
Japan
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insulator
pin insulator
pin
lead wire
protective cover
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Pending
Application number
JP11118642A
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English (en)
Inventor
Shigeo Etsuno
慈夫 越野
Junzo Takemura
順三 武村
Masaru Kojima
勝 小嶋
Tadashi Ibuki
匡史 伊吹
Takashi Akiyama
敬 秋山
Eiichi Murakami
栄一 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chubu Electric Power Co Inc
Toenec Corp
Meishin Electric Co Inc
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Toenec Corp
Meishin Electric Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地上でピン碍子を装着してセット化した電力
機器を電柱の上部へ引き上げる間に、前記ピン碍子が破
損することのないように保護させるピン碍子の保護カバ
ーを提供する。 【解決手段】 ピン碍子Gのキャップ部分12とスカー
ト部分14とその間のリード線Lまたは引下線L1を係
留させるネック部分13とからなる碍子本体11を被着
して保護する保護カバーCであって、ヒンジ部2を介し
て連結される半載体1a,1bにより形成され、該各半
載体1a,1bには閉じた状態でその内部に碍子本体1
1を収容させる内部空間Sが形成されると共にその側方
にリード線Lまたは引下線L1の挿通孔6を内部空間S
に連通させて形成し、さらに各半載体1a,1bの先端
に係脱自在に係合させる係合部9,10を設けた構成よ
りなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器,腕金,ピ
ン碍子などをセット化して電柱上に取り付ける際、その
間にピン碍子が破損することのないように保護するピン
碍子の保護カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電柱上の変圧器,腕金などの電力
機器は、作業の能率化を図ると共に高所での危険な作業
を減らし作業の安全性を高めるために、前記変圧器,腕
金,ピン碍子などを地上であからじめセット化し、これ
をそのまま電柱上に引き上げ取り付けるようにしてお
り、更に近時は前記変圧器の支持金具などにピン碍子も
取着して該ピン碍子にリード線を引き留めるようにして
いる。前記ピン碍子は、軸方向に沿ってキャップ部分と
スカート部分とのその間に位置しリード線を係留させる
ためのネック部分とから構成され、前記リード線が軸方
向とほぼ直交する方向に引き出されるようになってお
り、通常6号碍子と呼称されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ピ
ン碍子は磁器製であり衝撃を受けると損傷し易いにも拘
らず、裸の状態のまま支持金具に取り付けられているた
め、これを電柱上へ引き上げるまでにピン碍子が他の物
体に接触したり衝突したりして破損することがあり、破
損した場合は新品と交換しなければならず、これに余分
な手数が掛かるばかりか作業性も悪く引いてはコストが
高くなるといった課題が有った。
【0004】そこで本発明は、上記課題を解決すべくな
されたもので、特にこの種ピン碍子に被着して該ピン碍
子を保護し、作業性を良くすると共にコストも高くなら
ないようにしたピン碍子の保護カバーを提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明に係るピン碍子の保護カバーは、キャップ部
分とスカート部分とその間に位置しリード線または引下
線を係留させるためのネック部分とからなる碍子本体に
被着する保護カバーであって、ヒンジ部を介して連結さ
れる一対の半載体により形成され、該各半載体を閉じた
状態ではその内部に前記碍子本体を収容させる内部空間
が形成されると共にその側方に該内部空間と連通して前
記リード線または引下線が引き出される挿通孔を設け、
さらに各半載体の先端には互いに係脱自在に係合する係
合部を設けた構成からなる。
【0006】そこで、変圧器の支持金具に取着されリー
ド線が係留されたピン碍子に対し、ヒンジ部を中心とし
て両半載体を開きキャップ部分,スカート部分及びネッ
ク部分を内部空間内に収め、挿通孔からリード線が引き
出されるようにして両半載体を閉め各先端の係合部を係
合させることにより保護カバーをピン碍子に被着する。
これにより、ピン碍子が保護され破損するのを防止する
ことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係るピン碍子の保
護カバーの実施の形態を図面と共に説明する。図1は保
護カバーの斜視図、図2は保護カバーを開いた状態の斜
視図、図3は図1の正面図である。図において1は合成
樹脂材で形成されるカバー本体であり、該カバー本体1
は上端のヒンジ部2を中心にしてほぼ左右対称形状の半
載体1aと1bとに分割され、鉛直面内で左右に自在に
開閉できるようになっている。そして、互いに合わさる
半載体1a,1bの内部に、後述するピン碍子Gの碍子
本体11の各キャップ部分12、ネック部分13及びス
カート部分14にそれぞれ被着するキャップカバー部3
a,3b、ネックカバー部4a,4b及びスカートカバ
ー部5a,5bを連設して碍子本体11が収容される内
部空間Sが形成されている。さらに、前記ネックカバー
部4a,4bには、碍子本体11のネック部分13に係
留されるリード線Lを引き出すための挿通孔6が前記ヒ
ンジ部2に沿ってしかも前記内部空間と連通状に設けら
れている。
【0008】また、前記スカートカバー部5a,5bの
下端に碍子本体11の基部15を被覆する結合部7a,
7bが延設され、該各結合部7a,7bの両側に外方へ
突出する結合片8a,8bが設けられている。これら結
合片8a,8bの対向する位置にそれぞれ互いに係脱自
在に係合する係合部としての係合爪9,9と係合孔1
0,10が設けられている。これにより保護カバーCが
形成される。
【0009】本発明に使用されるピン碍子Gは、6号ピ
ン碍子と呼称されるもので、碍子本体11はキャップ部
分12とスカート部分14とその間に位置しリード線L
を係留させるためのネック部分13とからなり、その下
部に基部15が一体に形成されている。また、該基部1
5にはその下端面に螺子16aを外周面に刻設した支持
ピン16が下方へ突設されている。
【0010】図4は、地上で変圧器,ピン碍子など電力
機器をセット化したものを示す。すなわち、17は変圧
器であり、その左右両側に先端部が側面コ字状に屈曲す
る支持金具18がそれぞれ取着され、該各支持金具18
の通孔19に前記ピン碍子Gの支持ピン16を挿通し、
螺子16aにナット20を螺締することによりピン碍子
Gを装着するようにしている。また、変圧器17の一側
に接続部材21が設けられ、該接続部材21から引き出
されるリード線Lを前記各ピン碍子Gのネック部分13
にマキクリップ22により係留させている。なお、各ピ
ン碍子Gの取付位置は、安全性を確保するため変圧器1
7の上面とリード線Lとの距離が所定寸法以上になるよ
うに設定されている。
【0011】そこで、図5に示すように前記各ピン碍子
Gに対して、まずリード線Lと挿通孔6とが平行になる
ようにしてカバー本体1における一方の半載体1bをキ
ャップ部分12にキャップカバー部3b、ネック部分1
3にネックカバー部4b、スカート部分14にスカート
カバー部5b、基部15に結合部7bをそれぞれ嵌着し
た状態で、他方の半載体1aも同様にして嵌着し、各係
合孔10に係合爪9を係合させる。これにより図6に示
すようにピン碍子Gが内部空間S内に収まり、リード線
Lが挿通孔6から外部へ引き出されることとなる。この
ようにして図7に示すように各ピン碍子Gに保護カバー
Cが被着される。この場合、挿通孔6が設けてあること
から、この種ピン碍子Gであってもリード線Lが簡単に
挿通され、保護カバーCを容易に被着できる。また、ピ
ン碍子Gに対してリード線Lを跨ぐようにして保護カバ
ーCを被着したが、可能であればリード線Lに沿って、
すなわちリード線Lと平行な方向から保護カバーCを被
着するようにしても良い。
【0012】そして、前記各ピン碍子Gに保護カバーC
を被着した状態で前記セット化した電力機器を電柱の上
部まで引き上げ、電柱に取り付け固定した後に各保護カ
バーCを取り外してピン碍子Gを露出させる。このよう
に地上で支持金具18,18に装着されたピン碍子G,
Gはそれぞれ保護カバーC,Cで被着されたままセット
化した電力機器の一部として電柱の上部へ引き上げられ
るので、その間に他の物品に接触したり衝突したりして
破損することがなく安全に保護される。また、ピン碍子
Gから取り外した保護カバーCは繰返し再使用に供する
ことがで至便である。
【0013】図8は、セット化した電力機器であって、
電柱に取着される腕金が一体に組み込まれ、更に該腕金
にピン碍子が装着されている場合を示す。図中、23は
腕金であり、該腕金23に本発明と同じピン碍子Gが螺
装される。そして、該ピン碍子Gのネック部分13に今
度は高圧電線(図示せず。)に接続される引下線L1を
保留するようにしている。該引下線L1は前記ネック部
分13に一回巻回してそのまま2本共同じ方向に引き出
し、両引下線L1,L1をマキクリップ22で緊締する
ようにしている。
【0014】そこで、ピン碍子Gに対して、二本の引下
線L1,L1と挿通孔6とがほぼ平行になるようにして
前記と同様にカバー本体1を嵌着し、2本の引下線L
1,L1を一方の挿通孔6から外部へ引き出す。このよ
うに、一方の挿通孔6から2本の引下線L1,L1を引
き出すようにしても良く、挿通孔6は内径がそのように
選ばれる。
【0015】
【発明の効果】以上、述べたように本発明に係るピン碍
子の保護カバーは、地上において変圧器などと共にセッ
ト化した電力機器に組み付けられ、係留されるリード線
または引下線がピン碍子の軸方向とほぼ直交する方向に
引き出されるピン碍子に着脱可能かつ簡単に被着でき、
しかもこのように被着することによりピン碍子が安全に
保護され、セット化した電力機器を電柱上へ引き上げる
間にピン碍子が他の物品に接触したり衝突したりして破
損するのを防止することができる。また、これにより破
損した場合の交換など無駄な手間が無くなり作業性が向
上すると共にコストの高騰を防ぐことができる。更に、
ピン碍子の保護カバーはピン碍子に着脱可能であり、こ
れによって繰り返し再使用することができ至便であり、
この点においてもコストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るピン碍子の保護カバーの斜視図。
【図2】図1の展開斜視図。
【図3】図1の正面図。
【図4】ピン碍子を装着した電力機器の側面図。
【図5】ピン碍子に保護カバーを被着する状態を示す斜
視図。
【図6】ピン碍子に保護カバーを被着した状態を示す断
面図。
【図7】ピン碍子に保護カバーを被着した電力機器の側
面図。
【図8】腕金のピン碍子に保護カバーを被着する状態を
示す斜視図。
【符号の説明】
1a,1b 半載体 2 ヒンジ部 6 挿通孔 9 係合部(係合爪) 10 係合部(係合孔) 11 碍子本体 12 キャップ部分 13 ネック部分 14 スカート部分 C 保護カバー G ピン碍子 L リード線 L1 引下線 S 内部空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 越野 慈夫 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 武村 順三 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 小嶋 勝 愛知県名古屋市港区千年3丁目1番地32号 株式会社トーエネック本店別館内 (72)発明者 伊吹 匡史 愛知県名古屋市港区千年3丁目1番地32号 株式会社トーエネック本店別館内 (72)発明者 秋山 敬 岐阜県関市小屋名1302番地の2 (72)発明者 村上 栄一 岐阜県関市広見北町4番4号 Fターム(参考) 5G331 AA04 BB16 BB32 CA04 DA03 EA07 EB21 5G333 AA09 AB02 AB22 CB18 CB19 DA03 EA01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップ部分とスカート部分とその間に
    位置しリード線または引下線を係留させるためのネック
    部分とからなる碍子本体に被着する保護カバーであっ
    て、ヒンジ部を介して連結される一対の半載体により形
    成され、該各半載体を閉じた状態ではその内部に前記碍
    子本体を収容させる内部空間が形成されると共にその側
    方に該内部空間と連通して前記リード線または引下線が
    引き出される挿通孔を設け、さらに各半載体の先端には
    互いに係脱自在に係合する係合部を設けたことを特徴と
    するピン碍子の保護カバー。
JP11118642A 1999-04-26 1999-04-26 ピン碍子の保護カバー Pending JP2000311533A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014207132A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 中国電力株式会社 高圧カットアウト用耐塩支持碍子の保護カバー
CN104466783A (zh) * 2013-09-18 2015-03-25 国家电网公司 用于带电线路的防护装置及绝缘防护方法
CN105825971A (zh) * 2016-04-28 2016-08-03 长葛市恒瑞电瓷电器有限公司 一种新型直角导线压板针式绝缘子
CN112466581A (zh) * 2020-11-19 2021-03-09 国网山东省电力公司桓台县供电公司 一种架空输电线路盘型绝缘子防污防爆保护装置

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