JP2011031458A - 孔版印刷装置及び孔版印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】孔版印刷装置において、プレスローラに対してインクによる汚染を防止する。
【解決手段】版胴42内に供給されたインク46を孔版原紙21内に製版した製版領域21aを通過させて印刷用紙61上に印刷する際に、印刷用紙上に印刷されるインク画像の印刷位置を所望の印刷位置に移動させるための移動量を入力する印刷位置入力手段117と、印刷位置入力手段により入力した移動量に応じて孔版原紙と印刷用紙との相対位置関係を調整する印刷位置調整手段50又は70,80と、印刷用紙の用紙サイズを検出する用紙サイズ検出手段117と、印刷位置調整手段により孔版原紙と印刷用紙との相対位置関係を調整した後に、孔版原紙の製版領域の印刷位置情報と用紙サイズ検出手段による用紙サイズ検出結果とに基いて、製版領域が印刷用紙内に収まらない場合に印刷を中止するか、又はユーザーに警告するかの少なくともいずれかを行なう制御手段120とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、版胴に巻装された製版済みの孔版原紙に印刷用紙をプレスローラで圧接しながら、版胴内に供給されたインクで印刷用紙上に孔版原紙に対応したインク画像を印刷する際に、印刷用紙上に印刷されるインク画像の印刷位置を所望の印刷位置に調整した場合でもプレスローラに対してインクによる汚染を防止できる孔版印刷装置及び孔版印刷方法に関するものである。
一般的に、孔版印刷装置及び孔版印刷方法では、孔版原紙ロールから送り出された孔版原紙を、回転自在なプラテンローラと、サーマルヘッドとの間で挟持しながら搬送して、サーマルヘッドにより孔版原紙上に画像情報に応じて製版画像を感熱穿孔(加熱穿孔)して製版した後に、製版した1版分の孔版原紙を回転自在な円筒状の版胴に着版させている。
そして、円筒状の版胴に着版させた孔版原紙と、この孔版原紙と対向配置されて版胴側に押圧するプレスローラとの間に印刷用紙を搬送させ、版胴内に供給されたインクを孔版原紙内に製版した製版領域を通過させて印刷用紙上に製版領域に対応したインク画像を印刷するものである。
この種の孔版印刷装置において、版胴と対向配置される押し付けローラ(プレスローラ)の印刷時のインクによる汚染を防止し、孔版原紙の製版領域に応じて印刷を行なことができる孔版印刷機および孔版印刷方法がある(例えば、特許文献1参照)。
上記した特許文献1に開示された孔版印刷機および孔版印刷方法では、ここで図示を省略するものの、原稿の画像情報に基づき孔版原紙に感熱製版し、製版された孔版原紙を円筒状の版胴に巻装させ、この孔版原紙に印刷用紙を押し付けローラで圧接しながら、版胴内に供給されたインクを孔版原紙内に製版した製版領域を通過させて印刷用紙上に製版領域に対応したインク画像を孔版印刷する際に、孔版原紙の製版領域と印刷用紙の用紙サイズとを比較し、印刷用紙の用紙サイズが孔版原紙の製版領域より小さい場合には、孔版印刷を禁止し、孔版印刷できない旨を警告することで、押し付けローラローラがインクで汚れない旨が記載されている。
特開平11−20289号公報
ところで、上記した特許文献1に開示された孔版印刷機および孔版印刷方法を適用して、版胴に巻装された製版済みの孔版原紙に印刷用紙を押し付けローラにより圧接させて印刷用紙上にインク画像を孔版印刷する場合に、孔版原紙の先端部位を版胴に取り付けた不図示のクランプ板にクランプさせて版胴に巻装させているが、この際、例えば、孔版原紙がクランプ板に対してこの孔版原紙の搬送方向と直交した左右方向に位置ズレしてクランプされるとか、あるいは、孔版原紙の搬送方向と同一方向となる天地方向に位置ズレしてクランプされると、印刷用紙上に印刷されるインク画像の印刷位置が所望の印刷位置よりも位置ズレするので、印刷用紙上での印刷位置を調整したい場合がある。
しかしながら、特許文献1に開示された孔版印刷機および孔版印刷方法では、印刷用紙上での印刷位置を調整できるように構成されていないので、製版済みの孔版原紙が版胴に対して位置ズレして取り付けられた場合に、孔版原紙の版胴への位置ズレにより印刷用紙からはみ出した孔版原紙の製版領域を通過したインクが押し付けローラに付着してこの押し付けローラが汚れてしまうので問題である。
また、孔版原紙の版胴への位置ズレにより印刷用紙からはみ出した孔版原紙の製版領域に対応したインク画像が欠落して印刷用紙上に印刷できないなどの問題が発生し、ユーザーがインク画像の欠落に気づかずに印刷を続ければ、印刷用紙やインクを無駄にするなどの問題も生じる。
そこで、製版済みの孔版原紙を円筒状の版胴に巻装させ、且つ、この製版済みの孔版原紙に印刷用紙をプレスローラで圧接しながら、版胴内に供給されたインクを孔版原紙内に製版した製版領域を通過させて印刷用紙上に製版領域に対応したインク画像を印刷する際に、印刷用紙上に印刷されるインク画像の印刷位置を所望の印刷位置に調整した場合でもプレスローラに対してインクによる汚染を防止でき、且つ、印刷位置の調整に応じて印刷用紙上にインク画像を良好に印刷できる孔版印刷装置及び孔版印刷方法を提供することを目的とする。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、第1の発明は、円筒状の版胴に巻装された製版済みの孔版原紙に印刷用紙をプレスローラで圧接しながら、前記版胴内に供給されたインクを前記孔版原紙内に製版した製版領域を通過させて前記印刷用紙上に前記製版領域に対応したインク画像を印刷する孔版印刷装置において、
前記印刷用紙上に印刷される前記インク画像の印刷位置を所望の印刷位置に移動させるための移動量を入力する印刷位置入力手段と、
前記印刷位置入力手段により入力した前記移動量に応じて前記孔版原紙と前記印刷用紙との相対位置関係を調整する印刷位置調整手段と、
前記印刷用紙の用紙サイズを検出する用紙サイズ検出手段と、
前記印刷位置調整手段により前記孔版原紙と前記印刷用紙との相対位置関係を調整した後に、前記孔版原紙の前記製版領域の印刷位置情報と前記用紙サイズ検出手段による用紙サイズ検出結果とに基いて、前記製版領域が前記印刷用紙内に収まらない場合に印刷を中止するか、又は、ユーザーに警告するかの少なくともいずれかを行なう制御手段と、
を備えたことを特徴とする孔版印刷装置である。
また、第2の発明は、上記した第1の発明の孔版印刷装置において、
前記印刷位置入力手段は、前記印刷用紙上での前記印刷位置を左右方向に移動する移動量を入力するための左右方向キーと、前記印刷用紙上での前記印刷位置を天地方向に移動する移動量を入力するための天地方向キーとを有し、
前記印刷位置調整手段は、前記印刷用紙上での前記印刷位置を前記左右方向キーで入力した前記移動量に応じて左右方向に調整する印刷位置左右方向調整機構部と、前記印刷用紙上での前記印刷位置を前記天地方向キーで入力した前記移動量に応じて天地方向に調整する印刷位置天地方向調整機構部とを有することを特徴とする孔版印刷装置である。
また、第3の発明は、円筒状の版胴に巻装された製版済みの孔版原紙に印刷用紙をプレスローラで圧接しながら、前記版胴内に供給されたインクを前記孔版原紙内に製版した製版領域を通過させて前記印刷用紙上に前記製版領域に対応したインク画像を印刷する孔版印刷方法において、
前記印刷用紙上に印刷される前記インク画像の印刷位置を所望の印刷位置に移動させるための移動量を入力する印刷位置入力ステップと、
前記印刷位置入力ステップにより入力した前記移動量に応じて前記孔版原紙と前記印刷用紙との相対位置関係を調整する印刷位置調整ステップと、
前記印刷用紙の用紙サイズを検出する用紙サイズ検出ステップと、
前記印刷位置調ステップにより前記孔版原紙と前記印刷用紙との相対位置関係を調整した後に、前記孔版原紙の前記製版領域の印刷位置情報と前記用紙サイズ検出ステップによる用紙サイズ検出結果とに基いて、前記製版領域が前記印刷用紙内に収まらない場合に印刷を中止するか、又は、ユーザーに警告するかの少なくともいずれかを行なう制御ステップと、
を含むことを特徴とする孔版印刷方法である。
更に、第4の発明は、円筒状の版胴に巻装された製版済みの孔版原紙に印刷用紙をプレスローラで圧接しながら、前記版胴内に供給されたインクを前記孔版原紙内に製版した製版領域を通過させて前記印刷用紙上に前記製版領域に対応したインク画像を印刷する孔版印刷方法において、
前記印刷用紙上に印刷される前記インク画像の印刷位置を移動させるために前記孔版原紙と前記印刷用紙との相対位置関係を印刷位置移動範囲内で調整する印刷位置調整ステップと、
前記印刷用紙の用紙サイズを検出する用紙サイズ検出ステップと、
前記孔版原紙の前記製版領域の印刷位置情報と前記用紙サイズ検出ステップによる用紙サイズ検出結果と前記印刷位置移動範囲とに基いて、前記製版領域が前記印刷用紙に対して収まる最大移動許容量を演算して、前記印刷位置調整ステップにより前記印刷用紙上での印刷位置を前記最大移動許容量まで移動させると共に、前記印刷用紙上での印刷位置が前記最大移動許容量まで移動している旨の警告を出す制御ステップと、
を含むことを特徴とする孔版印刷方法である。
上記した第1の発明の孔版印刷装置によると、円筒状の版胴に巻装された製版済みの孔版原紙に印刷用紙をプレスローラで圧接しながら、版胴内に供給されたインクを孔版原紙内に製版した製版領域を通過させて印刷用紙上に製版領域に対応したインク画像を印刷する際に、とくに、印刷位置調整手段により孔版原紙と印刷用紙との相対位置関係を調整した後に、制御手段により孔版原紙の製版領域の印刷位置情報と用紙サイズ検出手段による用紙サイズ検出結果とに基いて、製版領域が印刷用紙内に収まらない場合に印刷を中止するか、又は、ユーザーに警告するかの少なくともいずれかを行なうので、印刷用紙上に印刷されるインク画像の印刷位置を所望の印刷位置に調整した場合でもプレスローラに対してインクによる汚染を防止でき、且つ、印刷位置の調整に応じて印刷用紙上にインク画像を良好に印刷できる。
また、上記した第2の発明の孔版印刷装置によると、印刷位置入力手段は、印刷用紙上での印刷位置を左右方向に移動する移動量を入力するための左右方向キーと、印刷用紙上での印刷位置を天地方向に移動する移動量を入力するための天地方向キーとを有し、印刷位置調整手段は、印刷用紙上での印刷位置を左右方向キーで入力した移動量に応じて左右方向に調整する印刷位置左右方向調整機構部と、印刷用紙上での印刷位置を天地方向キーで入力した移動量に応じて天地方向に調整する印刷位置天地方向調整機構部とを有しているので、上記した第1の発明の効果が得られる他に、印刷用紙上での印刷位置を左右方向及び天地方向の少なくとも一方に移動することで、所望の印刷位置に移動させることができる。
また、上記した第3の発明の孔版印刷方法によると、円筒状の版胴に巻装された製版済みの孔版原紙に印刷用紙をプレスローラで圧接しながら、版胴内に供給されたインクを孔版原紙内に製版した製版領域を通過させて印刷用紙上に製版領域に対応したインク画像を印刷する際に、とくに、印刷位置調ステップにより孔版原紙と印刷用紙との相対位置関係を調整した後に、制御ステップにより孔版原紙の製版領域の印刷位置情報と用紙サイズ検出ステップによる用紙サイズ検出結果とに基いて、製版領域が印刷用紙内に収まらない場合に印刷を中止するか、又は、ユーザーに警告するかの少なくともいずれかを行なうので、上記した第1の発明と同様に、印刷用紙上に印刷されるインク画像の印刷位置を所望の印刷位置に調整した場合でもプレスローラに対してインクによる汚染を防止でき、且つ、印刷位置の調整に応じて印刷用紙上にインク画像を良好に印刷できる。
更に、上記した第4の発明の孔版印刷方法によると、円筒状の版胴に巻装された製版済みの孔版原紙に印刷用紙をプレスローラで圧接しながら、版胴内に供給されたインクを孔版原紙内に製版した製版領域を通過させて印刷用紙上に製版領域に対応したインク画像を印刷する際に、とくに、制御ステップにより孔版原紙の製版領域の印刷位置情報と用紙サイズ検出ステップによる用紙サイズ検出結果と印刷位置移動範囲とに基いて、製版領域が印刷用紙に対して収まる最大移動許容量を演算して、印刷位置調整ステップにより印刷用紙上での印刷位置を最大移動許容量まで移動させると共に、印刷用紙上での印刷位置が最大移動許容量まで移動している旨の警告を出しているので、ユーザーは印刷位置入力手段を操作することなく、印刷用紙上での印刷位置を孔版原紙の製版領域が収まる最大移動許容量の位置まで移動させることができると共に、プレスローラに対してインクによる汚染を防止できる。
本発明に係る孔版印刷装置の構成を模式的に示した構成図である。 本発明に係る孔版印刷装置において、操作パネル部を拡大して示した図である。 本発明に係る孔版印刷装置において、制御部を拡大して示した図である。 本発明に係る孔版印刷装置により印刷用紙上に試し刷りしたインク画像の印刷位置と、印刷用紙上での所望の印刷位置とを説明するための図である。 本発明に係る孔版印刷装置において、印刷用紙上での印刷位置を左右方向に調整する印刷位置左右方向調整機構部の一例として版胴左右方向移動機構部を示した側面図である。 (a),(b)本発明に係る孔版印刷装置において、印刷用紙上での印刷位置を左右方向に調整する印刷位置左右方向調整機構部の他例として給紙台左右方向移動機構部を示した平面図,右側面図である。 本発明に係る孔版印刷装置において、印刷用紙上での印刷位置を天地方向に調整する印刷位置天地方向調整機構部を示した正面図である。 本発明に係る孔版印刷方法において、(a)は孔版原紙上での各位置情報を示し、(b)は印刷用紙上での各位置情報を示した図である。 本発明に係る孔版印刷方法を説明するためのフロー図である。 (a)〜(e)は本発明に係る孔版印刷方法において、孔版原紙と印刷用紙との相対位置関係を模式的に示した図である。
以下に本発明に係る孔版印刷装置及び孔版印刷方法の一実施例について図1〜図10を参照して詳細に説明する。
図1に示した如く、本発明に係る孔版印刷装置1は、原稿読み取り部10と、製版部20と、印刷部40と、給紙部60と、排紙部90と、排版部100と、操作パネル部110(図2のみ図示)と、制御部120とで構成されており、且つ、これらの各部が箱状に形成した筐体2内に配置されている。
まず、上記した原稿読み取り部10は、筐体2内の図示上方部位に配置されており、画像情報などが予め記載された原稿11が透明なガラス板などを用いた原稿台12上に載置されていると共に、この原稿台12と対向してCCDなどを用いたイメージセンサ13が例えばタイミングベルト式のイメージセンサ移動機構部14によって矢印方向に往復動自在に設けられている。
そして、原稿11に記載された画像情報をイメージセンサ13で読み取って、読み取った画像情報を後述する制御部120に設けたRAM120c(図3)内に一時的に格納すると共に制御部120を介して下記する製版部20内の孔版原紙21に対して製版画像用として供給している。
次に、上記した製版部20は、筐体2内の図示左側中間部位に配置されている。
この製版部20では、感熱フィルムの一種である孔版原紙21が不図示のベースフィルム上に多孔性支持体を貼り合わせて帯状に形成されており、この孔版原紙21を巻回した円環筒状の孔版原紙ロール22がマスターホルダー23内に回転自在に支持されていると共に、マスターホルダー23に対して着脱可能に支持されている。
また、孔版原紙ロール22より下流には、第1,第2ガイドシャフト24,25と、プラテン用パルスモータ26によって図示時計方向に所定の一定速度で回転駆動されるプラテンローラ27と、複数の発熱体(図示せず)が紙面垂直方向に一列に配列されてプラテンローラ27に対して不図示の押圧機構を介して接離自在であり且つ孔版原紙21に圧接してこの孔版原紙21上に製版画像を感熱穿孔するサーマルヘッド28と、製版された孔版原紙21を後述する印刷部40内にA3サイズ用として設けた円筒状の版胴42の円周長以下に設定された1版分の長さで切断する上下一対のカッタ部材29と、プラテン用パルスモータ26を共用して回転駆動される上下一対の第1フィードローラ30,30と、製版された孔版原紙21を一時的に溜める孔版原紙溜め箱31と、製版された孔版原紙21の搬送状態を検出する孔版原紙搬送検出センサ32と、上下一対の第2フィードローラ33,33と、上下一対の第3フィードローラ34,34とが孔版原紙21の搬送路に沿いながら印刷部40側に向かって上記順に設けられている。
そして、孔版原紙ロール22から順次送り出される孔版原紙21は、プラテンローラ27とサーマルヘッド28との間に挟持されながらサーマルヘッド28に設けた複数の発熱抵抗体(図示せず)により製版画像を感熱穿孔され、製版された孔版原紙21が第1,第2,第3フイードローラ30,33,34によって下記する印刷部40内に設けた円筒状の版胴42側に搬送されている。
この際、孔版原紙21に感熱穿孔される製版画像に対応した製版領域の位置情報は、後述する制御部120内に設けたRAM120c(図3)に一時的に格納されている。
次に、上記した印刷部40は、筐体2内の略中央部位に配置されており、この実施例の要部の一部を構成するものである。
この印刷部40では、版胴回転駆動用パルスモータ41によって軸部42bを中心にして図示時計方向に所定の一定速度で回転駆動され且つ円筒状の外周面42aにクランプ板43を取り付けた版胴(印刷ドラム)42が前記した製版部20よりも下流に設けられている。
そして、製版部20で製版された孔版原紙21の先端部位をクランプ板43でクランプした後に、A3サイズ1版分の孔版原紙21を製版部20のカッタ部材29により切断して、1版分の孔版原紙21を版胴42の外周面42aに沿って巻装させている。
この際、A3サイズに形成された孔版原紙21の長手方向となる天地方向が版胴42の径方向に沿い、且つ、孔版原紙21の短手方向となる左右方向が版胴42の軸方向に沿うように巻装される。
また、版胴42の基準位置を検出する基準位置検出センサ(図示せず)と、版胴回転駆動用パルスモータ41の回転を検出するロータリエンコーダ(図示せず)とを有しており、基準位置検出センサの検出出力を基にしてロータリエンコーダの出力パルスを検出することによって版胴42の回転位置を検出することができるようになっている。
また、版胴42内でこの版胴42の軸部42bの下方には、ドクターローラ44とインクローラ45とが互に添接しながら回転自在に設けられていると共に、ドクターローラ44とインクローラ45と間に軸部42bから供給されたインク46が溜まっており、このインク46はドクターローラ44とインクローラ45との隙間を通過してインクローラ45の外周面から版胴42の外周面42aに巻装された孔版原紙21に供給されるようになっている。
また、版胴42の外側下方位置には、プレスローラ47が不図示の電磁ソレノイドなどにより版胴42内に設けたインクローラ45に対して接離自在に設けられており、このプレスローラ47は版胴42の外周面42aに巻装された孔版原紙21に下記する給紙部60から送られた印刷用紙61を重ね合わせて不図示のバネによって所定の圧力で押圧することで、版胴42内に供給されたインク46を孔版原紙21内に製版した製版領域21a(図8)を通過させて印刷用紙61上に製版領域21a(図8)に対応したインク画像を印刷できるようになっている。
この際、版胴42と一体に孔版原紙21が時計方向に回転して、版胴42に取り付けたクランプ板43がプレスローラ47を通過するときには、不図示の電磁ソレノイドを作動させてプレスローラ47を一時的に版胴42に巻装させた孔版原紙21から退避させている。
次に、上記した給紙部60は、筐体2内の図示右側下方部位に配置されており、印刷用紙61が給紙台62上に積載され、且つ、給紙モータ66によって回転駆動される給紙ローラ67が最上層の印刷用紙61に対して接離自在に設けられている。
そして、給紙ローラ67が最上層の印刷用紙61に当接したときに、この給紙ローラ67により最上層の印刷用紙61が一枚づつ送り出されて上下一対の搬送ローラ68,68により用紙ガイド69に沿って版胴42に巻装された孔版原紙21に向かい、プレスローラ47によって押圧されながら印刷用紙61上にインク画像が印刷されるようになっている。
次に、上記した排紙部90は、印刷部40で印刷処理された印刷用紙61を分離する印刷用紙分離爪91が版胴42の外周面42aに接近して図示左方に設けられており、且つ、印刷用紙分離爪91によって版胴42の外周面42aから離間した印刷用紙61を搬送するための印刷用紙搬送通路92が印刷用紙分離爪91の下方に設けられている。更に、排紙された印刷用紙61を積載するための排紙台93が筐体2内の図示左側下方部位に設けられている。
次に、上記した排版部100は、筐体2内の図示右側で版胴42の外周面42aに接近して孔版原紙分離爪101が図示右方に設けられており、且つ、孔版原紙分離爪101によって版胴42の外周面42aから離間した使用済みの孔版原紙21を上下一対の搬送ローラ102,102を介して排版箱103内に収納している。
次に、上記した操作パネル部110は、筐体2の図示手前側に図2に示した形態で設けられている。この操作パネル部110上には、製版/印刷選択キー111と、スタートキー112と、ストップキー113と、メニューキー114と、テンキー115と、連続モードキー116と、印刷位置入力キー117と、警告用ブザー118と、表示パネル119とが設けられている。
この際、操作パネル部110に設けた各部材のうちで、印刷用紙61上での印刷位置を所望の印刷位置に移動させるための移動量を入力する印刷位置入力キー117は、中央の基準位置復帰キー117aと、印刷用紙61上での印刷位置を左右方向に移動させる移動量を入力するための一対の左右方向キー117b,117cと、印刷用紙61上での印刷位置を天地方向に移動させる移動量を入力するための一対の天地方向キー117d,117eとから構成されており、ユーザーが印刷位置入力キー117を操作することで左右方向及び/又は天地方向への移動量を示す操作入力信号を生成して後述する制御部120に出力している。
そして、この実施例では、左右方向及び天地方向への移動量は各キー117b〜117eを1回押すごとに0.5mm移動でき、印刷位置移動範囲が後述するように各方向の基準位置を中心にして±10mmに設定されていると共に、基準位置復帰キー117aを操作したときに左右方向及び天地方向への各移動を各基準位置に戻すことができるようになっている。
次に、上記した制御部120は、筐体2内の適宜な場所に設置されており、この制御部120は孔版印刷装置1の全体制御を行なっている。
この制御部120は、図3に拡大して示した如く、演算処理や判断処理するCPU120aと、孔版印刷装置1のプログラムを格納したROM120bと、原稿11から読み取った画像情報や孔版原紙21の製版領域の位置情報などを一時的に記憶するRAM120cと、給紙部60内に設けた給紙ローラ67の動作タイミングを制御するタイマ120dとを内部に有している。
そして、制御部120は、操作パネル部110から入力された各動作信号に基づいて、原稿読み取り部10と、製版部20と、印刷部40と、給紙部60と、排紙部90と、排版部100とをそれぞれ制御すると共に、後述する印刷位置左右方向調整機構部50又は70と、印刷位置天地方向調整機構部80とをそれぞれ制御している。更に、制御部120には、給紙部60の給紙台62上に搭載された印刷用紙61の用紙サイズを検出する用紙サイズ検出器65の出力が入力されている。
ここで、上記構成による孔版印刷装置1を用いて、製版済みの孔版原紙21を円筒状の版胴42に巻装させ、且つ、この製版済みの孔版原紙21に印刷用紙61をプレスローラ47で圧接しながら、版胴42内に供給されたインクを孔版原紙21内に製版した製版領域21a(図8)を通過させて印刷用紙61上に製版領域21a(図8)に対応したインク画像を印刷する際に、孔版原紙21の先端部位を版胴42に取り付けたクランプ板43にクランプさせて版胴42に巻装させているが、この際、孔版原紙21がクランプ板43に対してこの孔版原紙21の搬送方向と直交した左右方向に位置ズレしてクランプされるとか、あるいは、孔版原紙21の左右方向と直交する天地方向に位置ズレしてクランプされると、図4に示したように試し刷りしたときに印刷用紙61上に印刷されるインク画像の印刷位置が所望の印刷位置に対して位置ズレしてしまうので、所望の印刷位置に調整する必要がある。
尚、この実施例においても、印刷用紙61上での印刷位置の位置ズレはクランプ板43による位置ズレ以外でも発生する可能性があり、例えば、原稿11の読み取り時の位置ズレとか、サーマルヘッド28による製版時の位置ズレなどを含めて印刷用紙61上での印刷位置を調整できるものとする。
そこで、この実施例では、印刷用紙61上に印刷されるインク画像の印刷位置をこの印刷用紙61の左右方向に調整する場合に、下記するように版胴42を軸方向に沿って左右移動させる一例の方法と、給紙台62を左右方向に移動させる他例の方法のいずれか一方を採用していると共に、印刷用紙61上に印刷されるインク画像の印刷位置をこの印刷用紙61の天地方向に調整する場合に、給紙部60内に設けた給紙ローラ67の給紙タイミングを可変する方法を採用している。
まず、図5に示した如く、印刷用紙61上での印刷位置をこの印刷用紙61の左右方向に調整する一例の印刷位置左右方向調整機構部として版胴左右方向移動機構部50を適用した場合には、ユーザーが操作パネル部110に設けた一対の左右方向キー117b,117c(図2)を操作して、版胴左右方向移動機構部50により版胴42を軸方向に沿って左右に移動させることで、版胴42に巻装された孔版原紙21と印刷用紙61との相対位置を左右方向に調整するものである。
上記した版胴左右方向移動機構部50では、版胴42の左右から突出した左右一対の軸部42b1,42b2の両端が筐体2の左右一対の側板2a,2bに形成した左右一対の軸受部2a1,2b1に軸支されている。
また、版胴42の左右一対の軸部42b1,42b2のうちで一方の軸部42b1に係合用軸溝42b3が軸部42b1より細い径で形成されて、この係合用軸溝42b3に左右方向に移動可能に設けたラック51から突出形成した係合片51aが係合している。
また、ラック51は版胴位置調整用パルスモータ52によって回転するピニオンギア54に噛合している。更に、版胴42の左右一対の軸部42b1,42b2のうちで他方の軸部42b2に版胴回転駆動用パルスモータ41によって版胴42を回転させるギア54が固着されている。
この際、版胴位置調整用パルスモータ52が駆動しない初期時には、版胴42の軸方向の中心部位が予め設定した基準位置に至って待機している。この初期状態から版胴位置調整用パルスモータ52を反時計方向又は時計方向に回転させると、ピニオンギア53を介してラック51が左方向又は右方向に移動して、版胴42が基準位置を中心にして軸方向に沿って左方向又は右方向に移動するので、版胴42に巻装させた孔版原紙21が左右方向の中心部となる基準位置を中心にして印刷位置移動範囲が±10mmまで移動可能になっている。
次に、図6(a),(b)に示した如く、印刷用紙61上での印刷位置をこの印刷用紙61の左右方向に調整する他例の印刷位置左右方向調整機構部として給紙台左右方向移動機構部70を適用した場合には、ユーザーが操作パネル部110に設けた一対の左右方向キー117b,117c(図2)を操作して、給紙台左右方向移動機構部70により給紙台62を印刷用紙61の短手方向に沿って左右方向に移動させるものである。
上記した給紙台左右方向移動機構部70では、給紙台62の下面62aの前方から下方に突出させた突出片62a1が筐体2の底板2cに形成したガイド溝2c1に嵌合して、給紙台62がこの上に搭載した印刷用紙61の左右方向に移動可能に案内されていると共に、給紙台62の下面62a側で前方中央部位に形成したラック62a2に給紙台位置調整用パルスモータ71によって回転するギア72が噛合している。
この際、給紙台位置調整用パルスモータ71が駆動しない初期時には、給紙台62が左右方向の中心部位と対応して設定した基準位置に至って待機している。この初期状態から給紙台版胴位置調整用パルスモータ71を反時計方向又は時計方向に回転させると、給紙台62が基準位置を中心にして左方向又は右方向に移動するので、給紙台62上に搭載した印刷用紙1を左右方向の中心部となる基準位置を中心にして印刷位置移動範囲が±10mmまで移動可能になっている。
また、給紙台62の上面62b上には、L字状に曲げ形成した左右一対のサイドフェンス63L,63Rが互いに対向して間隔を離して配設されていると共に、各サイドフェンス63L,63Rに一対のラック63a,63bが互に対向して上面62bの左右方向に沿って一体的に形成されており、且つ、左右方向の中心線上で一対のラック63a,63b間にピニオンギア64が設けられている。
そして、手動により左右一対のサイドフェンス63L,63Rを印刷用紙61の短手方向の寸法サイズに応じてピニオンギア64を介して左右に移動させることで、印刷用紙61の左右方向が用紙サイズに応じて規制され、A3サイズ,A4サイズ,A5サイズのいずれかの印刷用紙61が給紙台62上に搭載可能になっている。
また、給紙台62の上面62b上に印刷用紙61の用紙サイズを検出するための用紙サイズ検出器65が複数設けられており、例えば、第1の用紙サイズ検出器65aでA5サイズを、第2の用紙サイズ検出器65bでA4サイズを、第3の用紙サイズ検出器65cでA3サイズをそれぞれ検出して、各用紙サイズ検出器65a〜65cの出力を制御部120(図3)に入力している。
従って、給紙台62は、用紙サイズが異なる複数種の印刷用紙61に対応可能に構成されているが、用紙サイズに応じた専用の給紙台(図示せず)を用意して専用の給紙台ごとに給紙台左右方向移動機構部と用紙サイズ検出器をそれぞれ設置することも可能である。
次に、図7に示した如く、印刷用紙61上での印刷位置をこの印刷用紙61の天地方向に調整する場合には、ユーザーが操作パネル部110に設けた一対の天地方向キー117d,117e(図2)を操作して、印刷位置天地方向調整機構部80により給紙部60内に設けた給紙ローラ67の給紙タイミングを可変して、印刷用紙61をこの印刷用紙61の長手方向に沿って天地方向に移動させるものである。
即ち、版胴42に巻装された孔版原紙21中でクランパ板43の端部から所定距離Kだけ隔てた位置を天地方向の基準位置に設定し、この天地方向の基準位置に給紙ローラ67によって給紙された印刷用紙61の先端が位置するタイミングを通常の給紙タイミングであるとすると、これより所定距離L1だけ進んだタイミングで給紙したり、所定距離L2だけ遅れたタイミングで給紙したりすることによって、版胴42に巻装させた孔版原紙21に対して印刷用紙61の天地方向の位置を可変している。
また、上記において、所定距離K>所定距離L1に予め設定されていると共に、給紙ローラ67の給紙タイミングは、印刷用紙61の天地方向の基準位置を中心にして印刷位置移動範囲が±10mmまで移動可能になるように制御部120内に設けたタイマ120dなどを用いて給紙ローラ67の給紙タイミングを制御している。
尚、この実施例では、印刷用紙61上での印刷位置を天地方向に調整する場合に、給紙ローラ67の給紙タイミングを可変しているが、これに限ることなく、ここでの図示を省略するが印刷用紙61に対して版胴42側で天地方向にタイミングをずらすことも可能である。
この際、印刷位置左右方向調整機構部50又は70と、印刷位置天地方向調整機構部80とによる印刷位置調整は、版胴42が回転していても印刷用紙61が孔版原紙21に接していないときならば可能である。
尚、この実施例において、印刷用紙61上での印刷位置を左右方向及び天地方向の少なくとも一方に調整するタイミングは、後述するように、印刷用紙61上にインク画像を試し刷りした状況に応じて所望の印刷位置に調整する時とか、又は、印刷用紙61を複数枚印刷した後に印刷用紙61上で印刷位置の位置ズレが生じたことが分かった段階で位置ズレを修正するように調整する時などいずれの場合でも良い。
ここで、上記のように構成した本発明に係る孔版印刷装置1を適用して、印刷用紙61上にインク画像を印刷する本発明に係る孔版印刷方法について、図8〜図10を用いて説明するが、本発明に係る孔版印刷方法を実施するにあたって、図8(a),(b)に示したように孔版原紙21及び印刷用紙61上での各位置情報の設定を予め規定している。
まず、図8(a)に示したように、孔版原紙21の左右方向にX座標軸を取って左右方向の中心部位を左右方向調整時の基準位置に設定し、且つ、孔版原紙21の天地方向にY座標軸を取って孔版原紙21中でクランパ板43の端部から所定距離Kだけ隔てた位置を天地方向の基準位置に設定することで、両基準位置が交わる交点を孔版原紙21の原点位置(X0,Y0)に設定している。
そして、孔版原紙21上での原点位置(X0,Y0)を中心にして左方向をX−(マイナス),右方向をX+(プラス)、天方向をY−(マイナス),地方向をY+(プラス)としてセンター基準でそれぞれ表示することで、この原点位置(X0,Y0)を中心にして左右方向及び/又は天地方向にそれぞれ±10mmの印刷位置移動範囲内で版胴42に巻装された孔版原紙21と印刷用紙61との相対位置関係を調整するものである。
また、例えばA3サイズに形成された孔版原紙21の左右方向の幅寸法をW、孔版原紙21の天地方向の基準位置からの長さ寸法をLとすると、孔版原紙21の原点位置を通る左右端の各位置情報は(X−W/2,Y0),(X+W/2,Y0)で表示される。
また、孔版原紙21上に形成された製版領域21aの位置情報は、先に説明したように、製版部20で孔版原紙21を製版したときに制御部120(図3)内に設けたRAM120cに格納されているが、印刷用紙61上での印刷位置を調整する場合には製版領域21aのスタート位置情報(X−S,Y+S)と、製版領域21aのエンド位置情報(X+E,Y+E)とをRAM120cから読み出すことで、スタート位置情報(X−S,Y+S)とエンド位置情報(X+E,Y+E)とを結んだ対角線を含む矩形状の製版領域21aの面積(大きさ)を制御部120(図3)内に設けたCPU120aで演算している。
一方、図8(b)に示したように、印刷用紙61の左右方向にx座標軸を取って左右方向の中心部位を左右方向調整時の基準位置に設定し、且つ、印刷用紙61の天地方向にy座標軸を取って印刷用紙61の先端部を天地方向の基準位置に設定することで、両基準位置が交わる交点を印刷用紙61の原点位置(x0,y0)に設定して、この原点位置(x0,y0)を左右方向及び天地方向に対してセンター基準としている。
また、印刷用紙61は用紙サイズ検出器65(図3)により用紙サイズが判明し、この印刷用紙61の左右方向の幅寸法をw、印刷用紙61の天地方向の基準位置からの長さ寸法をlとすると、印刷用紙61の原点位置を通る左右端の各位置情報は(x−w/2,y0),(x+w/2,y0)で表示される。
この際、印刷用紙61の用紙サイズに応じて印刷領域61aが所望の印刷位置となるように操作パネル部111(図2)の印刷位置入力キー117を操作して調整するが、印刷用紙61上での印刷領域61aのスタート位置情報(x−s,y+s)と、印刷領域61aのエンド位置情報(x+e,y+e)は孔版原紙21との相対位置関係が決まった段階で制御部120内に設けたCPU120aで演算して求めることができる。
そして、本発明に係る孔版印刷方法では、印刷用紙61上に印刷されるインク画像の印刷位置を所望の印刷位置に調整するにあたって、操作パネル部110(図2)に設けた印刷位置入力キー117を操作して、一対の左右方向キー117b,117c(図2)の操作量に応じて印刷位置左右方向調整機構部50又は70(図3,図5,図6)により印刷用紙61上での印刷位置を左右方向に調整し、また、一対の天地方向キー117d,117e(図2)の操作量に応じて印刷位置天地方向調整機構部80(図3,図7)により印刷用紙61上での印刷位置を天地方向に調整して、孔版原紙21と印刷用紙61との相対位置関係を制御部120(図3)内のCPU120aで演算し、孔版原紙21上の製版領域21aが用紙サイズ検出器65(図3,図6)で検出した用紙サイズの印刷用紙61の範囲内に収まるか否かを調べ、印刷用紙61の範囲内に収まらない場合に制御部120(図3)は印刷を中止するか、又は、ユーザーに警告するかの少なくともいずれかを行なっている。
即ち、図1〜図3及び図9を併用して具体的に説明すると、本発明に係る孔版印刷方法を開始したときに、図9に示した如く、まず、ステップS10で印刷データを受信する。このステップS10では、原稿読み取り部10により原稿11に記載された印刷データ(画像情報)をイメージセンサ13で読み取っているが、これに限ることなく、パソコンや伝送媒体を介して入力された印刷データでも良く、受信した印刷データは制御部120に設けたRAM120c内に一時的に格納すると共に制御部120を介して製版部20内に供給している。
次に、ステップS11で孔版原紙21を製版する。このステップS11では受信した印刷データに応じて製版部20内のサーマルヘッド28で孔版原紙21を感熱穿孔して製版領域21aを形成すると共に、図8に示した製版領域21aのスタート位置情報(X−S,Y+S)やエンド位置情報(X+E,Y+E)を制御部120に設けたRAM120c内に一時的に格納する。
次に、ステップS12で孔版原紙21を印刷部40内の版胴42に巻装する。このステップS12では、孔版原紙21を円筒状の版胴42に取り付けたクランプ板43でクランプした後に、1版分の孔版原紙21を版胴42に巻装する。
次に、ステップS13で印刷用紙61の用紙サイズを検出する。このステップS13では給紙部60内の給紙台62上に積載された印刷用紙61の用紙サイズを用紙サイズ検出器65で検出して、検出結果を制御部120に入力する。
次に、ステップS14で孔版原紙21の製版領域21aが用紙サイズ内に収まるか否かを問う。このステップS14では、制御部120のRAM120cから孔版原紙21の製版領域21aのスタート位置情報(X−S,Y+S)やエンド位置情報(X+E,Y+E)を読み出して製版領域21aの面積を演算して、孔版原紙21の製版領域21aが検出した用紙サイズの印刷用紙61内に収まるか否かを制御部120のCPU120aで判断する。
そして、ステップS14で孔版原紙21の製版領域21aが用紙サイズ内に収まらない場合(Noの場合)には、製版領域21a中で用紙サイズ内に収まらない部位をインク46が通過するとプレスローラ47を汚してしまうので、これを避けるために、ステップS15で操作パネル部110に設けた警告用ブザー118で警告するか、又は、表示パネル119に警告情報を点滅させて、印刷を中止してこのステップ動作を終了させる。
尚、このステップS14では、孔版原紙21の製版領域21aが用紙サイズ内に収まらない場合(Noの場合)に、印刷を中止し且つ警告を出しているが、これに限ることなく、印刷を中止するか、又は、ユーザーに警告するかの少なくともいずれかを行なうことでプレスローラ47をインク46で汚すことがない。
一方、ステップS14で孔版原紙21の製版領域21aが用紙サイズ内に収まる場合(Yesの場合)には、ステップS16で印刷用紙61上に印刷データを試し刷りする。このステップS16では印刷用紙61上に試し刷りした印刷データが所望の印刷位置に印刷されているか否かを目視により判定するか、又は、後述するように孔版原紙21と印刷用紙61との相対位置関係を表示した表示パネル119を視る。
次に、ステップS17で印刷用紙61上での印刷位置の調整が必要であるか否かを問い、印刷位置の調整が必要でない場合(Noの場合)に後述するステップS21に移行する。
一方、ステップS17で印刷位置の調整が必要である場合(Yesの場合)には、ステップS18で操作パネル部110に設けた印刷位置入力キー117を操作する。このステップS18では、印刷位置入力キー117内に設けた一対の左右方向キー117b,117cの操作量に応じて印刷位置左右方向調整機構部50又は70(図5,図6)により印刷用紙61上での印刷位置を左右方向に調整し、また、印刷位置入力キー117内に設けた一対の天地方向キー117d,117eの操作量に応じて印刷位置天地方向調整機構部80(図7)により印刷用紙61上での印刷位置を天地方向に調整する。
次に、ステップS19で孔版原紙21の製版領域21aが印刷位置を調整した印刷用紙61内に収まるか否かを問う。このステップS19でも、制御部120のRAM120cから孔版原紙21の製版領域21aのスタート位置情報(X−S,Y+S)やエンド位置情報(X+E,Y+E)を読み出して印刷位置入力キー117の操作量を加減算することで、孔版原紙21の製版領域21aが先に検出した用紙サイズの印刷用紙61内に収まるか否かを制御部120のCPU120aで判断する。
そして、ステップS19で孔版原紙21の製版領域21aが用紙サイズ内に収まらない場合(Noの場合)には、製版領域21a中で用紙サイズ内に収まらない部位をインク46が通過するとプレスローラ47を汚してしまうので、これを避けるために、ステップS20で操作パネル部110に設けた警告用ブザー118で警告するか、又は、表示パネル119に警告情報を点滅させて、印刷を中止してこのステップ動作を終了させる。
尚、このステップS19でも、孔版原紙21の製版領域21aが用紙サイズ内に収まらない場合(Noの場合)に、印刷を中止し且つ警告を出しているが、これに限ることなく、印刷を中止するか、又は、ユーザーに警告するかの少なくともいずれかを行なうことでプレスローラ47をインク46で汚すことがない。
この際、先の図2に示したように、操作パネル部110に設けた表示パネル119に、印刷位置調整;有、左右方向及び天地方向の各移動量を表示すると共に、制御部120で演算した孔版原紙21と印刷用紙61との相対位置関係を目視可能に表示すれば、印刷用紙61上にインク画像を試し刷りすることなく、孔版原紙21と印刷用紙61との相対位置関係を直ちに判断できる。
一方、ステップS19で孔版原紙21の製版領域21aが用紙サイズ内に収まる場合(Yesの場合)には、ステップS21で印刷用紙61上に印刷データの印刷を開始する。
次に、ステップS22で所定の枚数を印刷するかを繰り返し問い、所定の枚数に至ったら印刷用紙61への印刷を終了する。
ここで、本発明に係る孔版印刷方法の動作フローにおいて、例えばA3サイズの孔版原紙21を用いて製版領域21aを製版したときに、図10(a)〜(c)では図9に示したステップS14に対応して印刷位置調整無しの場合における孔版原紙21と印刷用紙61との相対位置関係の具体例をそれぞれ示し、図10(d),(e)では図9に示したステップS19に対応して印刷位置調整有の場合における孔版原紙21と印刷用紙61との相対位置関係の具体例をそれぞれ示している。
即ち、まず、図10(a)に示した如く、A3サイズの孔版原紙21に製版領域21aを目一杯大面積を有して形成して、印刷位置調整無しの状態でA3サイズの印刷用紙61に印刷を行なう場合には、このA3サイズの印刷用紙61上に製版領域21aと同じ面積で印刷領域61aを収めることができるので、警告を出さずに印刷が可能となる。
次に、図10(b)に示した如く、A3サイズの孔版原紙21に製版領域21aを目一杯大面積を有して形成して、印刷位置調整無しの状態でA3サイズよりも小さいA4サイズの印刷用紙61に印刷を行なう場合には、このA4サイズの印刷用紙61上に製版領域21aを収めることができずに印刷領域61aがはみ出してしまうので、警告を出して印刷を中止させる。
次に、図10(c)に示した如く、A3サイズの孔版原紙21に製版領域21aを左右方向の中央部位の前方に小面積を有して形成して、印刷位置調整無しの状態でA3サイズのよりも小さいA4サイズの印刷用紙61に印刷を行なう場合には、このA4サイズの印刷用紙61上に製版領域21aと同じ面積で印刷領域61aを収めることができるので、警告を出さずに印刷が可能となる。
次に、図10(d)に示した如く、A3サイズの孔版原紙21に製版領域21aを目一杯大面積を有して形成して、印刷位置調整有の状態でA3サイズの印刷用紙61に印刷を行なう場合に、孔版原紙21と印刷用紙61との相対位置関係を例えば右方向に+10mm,地方向に+10mmほど移動させて印刷用紙61上で所望の印刷位置を得る際、このA3サイズの印刷用紙61上に製版領域21aを収めることができずに印刷領域61aがはみ出してしまうので、警告を出して印刷を中止させる。
次に、図10(e)に示した如く、A3サイズの孔版原紙21に製版領域21aを左右方向の中央部位の前方に小面積を有して形成して、印刷位置調整有の状態でA3サイズの印刷用紙61に印刷を行なう場合に、孔版原紙21と印刷用紙61との相対位置関係を例えば右方向に+10mm,地方向に+10mmほど移動させて印刷用紙61上で所望の印刷位置を得る際、このA3サイズの印刷用紙61上に製版領域21aと同じ面積で印刷領域61aを収めることができるので、警告を出さずに印刷が可能となる。
以上詳述したように、本発明に係る孔版印刷装置1及び孔版印刷方法によれば、円筒状の版胴42に巻装された製版済みの孔版原紙21に印刷用紙61をプレスローラ47で圧接しながら、版胴42内に供給されたインク46を孔版原紙21内に製版した製版領域21aを通過させて印刷用紙21上に製版領域21aに対応したインク画像を印刷する際に、とくに、印刷位置調整手段(印刷位置調整ステップ)50又は70,80により孔版原紙21と印刷用紙61との相対位置関係を調整した後に、制御手段(制御ステップ)120により孔版原紙21の製版領域21aの印刷位置情報と用紙サイズ検出手段(用紙サイズ検出ステップ)65による用紙サイズ検出結果とに基いて、製版領域21aが印刷用紙61内に収まらない場合に印刷を中止するか、又は、ユーザーに警告するかの少なくともいずれかを行なうので、印刷用紙61上に印刷されるインク画像の印刷位置を所望の印刷位置に調整した場合でもプレスローラ47に対してインク46による汚染を防止でき、且つ、印刷位置の調整に応じて印刷用紙61上にインク画像を良好に印刷できる。
次に、本発明に係る孔版印刷方法を一部変形させた変形例の孔版印刷方法について、簡略に説明する。
この変形例の孔版印刷方法では、版胴42に巻装させた孔版原紙21の製版領域21aの位置情報と、用紙サイズ検出器(用紙サイズ検出ステップ)65で検出した印刷用紙61の用紙サイズ検出結果と前述した印刷位置調整手段(印刷位置調整ステップ)50又は70,80の印刷位置移動範囲とに基いて、孔版原紙21の製版領域21aが印刷用紙61に対して収まる最大移動許容量を制御部120により演算して、印刷位置調整手段(印刷位置調整ステップ)50又は70,80により印刷用紙61上での印刷位置を最大移動許容量まで移動させると共に、印刷用紙61上での印刷位置が最大移動許容量まで移動している旨の警告を例えば操作パネル部110の表示パネル119上に表示するようにしている。
この際、上記した最大移動許容量は、プレスローラ47にインク46が付着しない状態で左右方向及び天地方向の各基準位置を中心にした各印刷位置移動範囲(±10mm)内の値を取るものであり、例えば、左右方向の基準位置を中心にして右方向に+6mm〜+10mm移動させるとプレスローラ47にインク46が付着する場合には右方向への最大移動許容量は6mmとなり、また、例えば、天地方向の基準位置を中心にして地方向に+10mm移動させてもプレスローラ47にインク46が付着しなければ地方向への最大移動許容量は印刷位置移動範囲の上限値である+10mmとなる。
これにより、ユーザーは印刷位置入力キー117を操作することなく、印刷用紙61上での印刷位置を孔版原紙21の製版領域21aが収まる最大移動許容量の位置まで移動させることができると共に、プレスローラ47に対してインク46による汚染を防止できる。
1…孔版印刷装置、2…筐体、2a,2b…左右一対の側板、
2a1,2b1…左右一対の軸受部、2c…底板、2c1…ガイド溝、
10…原稿読み取り部、11…原稿、12…原稿台、13…イメージセンサ、
14…イメージセンサ移動機構部、
20…製版部、21…孔版原紙、21a…製版領域、22…孔版原紙ロール、
23…マスターホルダー、24,25…第1,第2ガイドシャフト、
26…プラテン用パルスモータ、27…プラテンローラ、28…サーマルヘッド、
29…カッタ部材、30…第1フィードローラ、31…孔版原紙溜め箱、
32…孔版原紙搬送検出センサ、33,34…第2,第3フィードローラ、
40…印刷部、41…版胴回転駆動用パルスモータ、42…版胴、42a…外周面、
42b(42b1,42b2)…軸部、42b3…係合用軸溝、
43…クランプ板、44…ドクターローラ、45…インクローラ、
46…インク、47…プレスローラ、
50…印刷位置左右方向調整機構部(版胴左右方向移動機構部)、51…ラック、
51a…係合片、52…版胴位置調整用パルスモータ、53…ピニオンギア、
54…ギア、
60…給紙部、61…印刷用紙、61a…印刷領域、
62…給紙台、62a…下面、62a1…突出片、62a2…ラック、62b…上面、
63L,63R…左右一対のサイドフェンス、63a,63b…ラック、
64…ピニオンギア、65(65a〜65c)…用紙サイズ検出器、
66…給紙モータ、67…給紙ローラ、68…上下一対の搬送ローラ、
69…用紙ガイド板、
70…印刷位置左右方向調整機構部(給紙台左右方向移動機構部)、
71…給紙台位置調整用パルスモータ、72…ギア、
80…印刷位置天地方向調整機構部、
90…排紙部、91…印刷用紙分離爪、92…印刷用紙搬送通路、93…排紙台、
100…排版部、101…孔版原紙分離爪、102…上下一対の搬送ローラ、
103…排版箱、
110…操作パネル部、111…製版/印刷選択キー、112…スタートキー、
113…ストップキー、114…メニューキー、115…テンキー、
116…連続モードキー、117…印刷位置入力キー、117a…基準位置復帰キー、
117b,117c…一対の左右方向キー、117d,117e…天地方向キー、
118…警告用ブザー、119…表示パネル、
120…制御部、120a…CPU、120b…ROM、120c…RAM、
120d…タイマ。

Claims (4)

  1. 円筒状の版胴に巻装された製版済みの孔版原紙に印刷用紙をプレスローラで圧接しながら、前記版胴内に供給されたインクを前記孔版原紙内に製版した製版領域を通過させて前記印刷用紙上に前記製版領域に対応したインク画像を印刷する孔版印刷装置において、
    前記印刷用紙上に印刷される前記インク画像の印刷位置を所望の印刷位置に移動させるための移動量を入力する印刷位置入力手段と、
    前記印刷位置入力手段により入力した前記移動量に応じて前記孔版原紙と前記印刷用紙との相対位置関係を調整する印刷位置調整手段と、
    前記印刷用紙の用紙サイズを検出する用紙サイズ検出手段と、
    前記印刷位置調整手段により前記孔版原紙と前記印刷用紙との相対位置関係を調整した後に、前記孔版原紙の前記製版領域の印刷位置情報と前記用紙サイズ検出手段による用紙サイズ検出結果とに基いて、前記製版領域が前記印刷用紙内に収まらない場合に印刷を中止するか、又は、ユーザーに警告するかの少なくともいずれかを行なう制御手段と、
    を備えたことを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 前記印刷位置入力手段は、前記印刷用紙上での前記印刷位置を左右方向に移動する移動量を入力するための左右方向キーと、前記印刷用紙上での前記印刷位置を天地方向に移動する移動量を入力するための天地方向キーとを有し、
    前記印刷位置調整手段は、前記印刷用紙上での前記印刷位置を前記左右方向キーで入力した前記移動量に応じて左右方向に調整する印刷位置左右方向調整機構部と、前記印刷用紙上での前記印刷位置を前記天地方向キーで入力した前記移動量に応じて天地方向に調整する印刷位置天地方向調整機構部とを有することを特徴とする請求項1記載の孔版印刷装置。
  3. 円筒状の版胴に巻装された製版済みの孔版原紙に印刷用紙をプレスローラで圧接しながら、前記版胴内に供給されたインクを前記孔版原紙内に製版した製版領域を通過させて前記印刷用紙上に前記製版領域に対応したインク画像を印刷する孔版印刷方法において、
    前記印刷用紙上に印刷される前記インク画像の印刷位置を所望の印刷位置に移動させるための移動量を入力する印刷位置入力ステップと、
    前記印刷位置入力ステップにより入力した前記移動量に応じて前記孔版原紙と前記印刷用紙との相対位置関係を調整する印刷位置調整ステップと、
    前記印刷用紙の用紙サイズを検出する用紙サイズ検出ステップと、
    前記印刷位置調ステップにより前記孔版原紙と前記印刷用紙との相対位置関係を調整した後に、前記孔版原紙の前記製版領域の印刷位置情報と前記用紙サイズ検出ステップによる用紙サイズ検出結果とに基いて、前記製版領域が前記印刷用紙内に収まらない場合に印刷を中止するか、又は、ユーザーに警告するかの少なくともいずれかを行なう制御ステップと、
    を含むことを特徴とする孔版印刷方法。
  4. 円筒状の版胴に巻装された製版済みの孔版原紙に印刷用紙をプレスローラで圧接しながら、前記版胴内に供給されたインクを前記孔版原紙内に製版した製版領域を通過させて前記印刷用紙上に前記製版領域に対応したインク画像を印刷する孔版印刷方法において、
    前記印刷用紙上に印刷される前記インク画像の印刷位置を移動させるために前記孔版原紙と前記印刷用紙との相対位置関係を印刷位置移動範囲内で調整する印刷位置調整ステップと、
    前記印刷用紙の用紙サイズを検出する用紙サイズ検出ステップと、
    前記孔版原紙の前記製版領域の印刷位置情報と前記用紙サイズ検出ステップによる用紙サイズ検出結果と前記印刷位置移動範囲とに基いて、前記製版領域が前記印刷用紙に対して収まる最大移動許容量を演算して、前記印刷位置調整ステップにより前記印刷用紙上での印刷位置を前記最大移動許容量まで移動させると共に、前記印刷用紙上での印刷位置が前記最大移動許容量まで移動している旨の警告を出す制御ステップと、
    を含むことを特徴とする孔版印刷方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013193391A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Shinoda Shoji Kk 段ボール用孔版印刷方法
JP2015217661A (ja) * 2014-05-21 2015-12-07 デュプロ精工株式会社 孔版印刷装置
JP2020131569A (ja) * 2019-02-20 2020-08-31 デュプロ精工株式会社 孔版印刷装置

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