JP2011030758A - 内視鏡挿入部用管状組体及びその製造方法 - Google Patents

内視鏡挿入部用管状組体及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】内視鏡挿入部において硬質長を充分に短くすることが可能な内視鏡挿入部用管状組体、及び、その製造方法を提供する。
【解決手段】管状組体32aは、内視鏡12の挿入部14を形成するための内視鏡挿入部用管状組体32aであって、内骨格管34aと、内骨格管34aの径方向外側に配置され、互いに編組されている複数の線状部材から形成されている網状管36aであって、網状管36aの少なくとも一部分に形成され複数の線状部材が互いに固着されている固着部40a,40bを有する網状管36aと、内骨格管34aと固着部40a,40bとの間に設けられ内骨格管34aと固着部40a,40bとを互いに固定している固定部42a,42bと、を具備することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、内視鏡の挿入部を形成するための内視鏡挿入部用管状組体及びその製造方法に関する。
特許文献1には、管状組体として、内視鏡の可撓管部を形成する可撓管が開示されている。この可撓管では、内骨格管としての螺旋管、網状管、外皮が径方向内側から径方向外側に順に配設されている。螺旋管は螺旋状に巻回されている金属製の帯状部材によって形成されており、網状管は管状に編組されている多数の金属細線によって形成されている。網状管の端部は半田付けによって金属螺旋管の端部に固定されており、網状管の端部には多数の金属細線が半田により互いに固着されている固着部が形成されている。可撓管の製造工程では、金属螺旋管に網状管を被覆した後、網状管の端部を金属螺旋管の端部に半田付けにより固定することになるが、半田付けによる固定と同時に、網状管の多数の金属細線を半田により互いに固着して固着部を形成する。
特開平1−190330号公報
内視鏡挿入部には、挿入部の湾曲を阻害する硬質部分が存在するが、挿入部に必要となる充分に小さな曲げ半径での湾曲を可能にするためには、硬質部分の軸方向長さである硬質長を充分に短くする必要がある。ここで、網状管の固着部についても硬質部分として作用するため、固着部の軸方向長さについても充分に短くしなければならない。一方で、網状管と内骨格管とを確実に固定するためには、固着部の軸方向長さを一定以上確保する必要がある。特許文献1に開示されている可撓管の製造方法のように、内骨格管への網状管の固定と同時に網状管に固着部を形成する場合には、固着部の軸方向長さを制御することが困難であり、網状管と内骨格体とを確実に固定しようとすると、固着部の軸方向長さが必要以上に長くなってしまうおそれがある。
本発明は、上記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、内視鏡挿入部において硬質長を充分に短くすることが可能な内視鏡挿入部用管状組体、及び、その製造方法を提供することである。
本発明の一実施態様では、管状組体は、内視鏡の挿入部を形成するための内視鏡挿入部用管状組体であって、内骨格管と、前記内骨格管の径方向外側に配置され、互いに編組されている複数の線状部材から形成されている網状管であって、前記網状管の少なくとも一部分に形成され前記複数の線状部材が互いに固着されている固着部を有する網状管と、前記内骨格管と前記固着部との間に設けられ前記内骨格管と前記固着部とを互いに固定している固定部と、を具備することを特徴とする。
本発明の別の一実施態様では、内視鏡挿入部用管状組体の製造方法は、内骨格管を準備する工程と、互いに編組されている複数の線状部材から形成されている網状管を準備する工程と、前記網状管の一部分において前記複数の線状部材を互いに固着して固着部を形成する工程と、前記内骨格管の径方向外側に前記網状管を配置する工程と、前記内骨格管と前記固着部とを互いに固定する工程と、を具備することを特徴とする。
本発明の一実施態様の内視鏡挿入部用管状組体では、網状管に形成されている固着部が内骨格管に固定されており、固着部として、網状管と内骨格管との確実な固定を確保するのに必要な最小限度の軸方向長さを有する固着部を用いることが可能となっている。このため、管状組体において固着部に起因する硬質長の長さを充分に短くすることができるので、内視鏡挿入部において硬質長を充分に短くすることが可能となっている。
本発明の別の一実施態様の内視鏡挿入部用管状組体の製造方法では、網状管に固着部を形成し、網状管に形成された固着部を内骨格管に固定するようにしているため、固着部の軸方向長さを正確に制御することができ、固着部の軸方向長さを網状管と内骨格管との確実な固定を確保するのに必要な最小限の長さとすることが可能となっている。このため、管状組体において固着部に起因する硬質長の長さを充分に短くすることができるので、内視鏡挿入部において硬質長を充分に短くすることが可能となっている。
本発明の第1実施形態の内視鏡を示す斜視図。 本発明の第1実施形態の可撓管を示す縦断面図。 本発明の第2実施形態の可撓管を示す縦断面図。 本発明の第3実施形態の可撓管を示す縦断面図。 本発明の第4実施形態の可撓管を示す縦断面図。 本発明の第5実施形態の湾曲管を示す縦断面図。 本発明の第6実施形態の湾曲管を示す縦断面図。 本発明の第7実施形態の共通管を示す縦断面図。 本発明の第8実施形態の共通管を示す縦断面図。 本発明の第9実施形態の共通管を示す縦断面図。
本発明の各実施形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2を参照し、本発明の第1実施形態を説明する。
図1を参照し、本実施形態の医療用内視鏡12について説明する。
内視鏡12は、管腔内に挿入される細長い挿入部14を有する。挿入部14では、硬質の先端硬質部16、湾曲作動される湾曲部18、長尺で可撓性を有する可撓管部20が先端側から基端側へと連設されている。挿入部14の基端部には、操作者に保持、操作される操作部22が連結されている。操作部22には、湾曲部18を湾曲操作するための湾曲操作ノブ26、処置具を挿入するための処置具挿入口24、内視鏡12の照明作動、観察作動を操作するための各種スイッチ28が配設されている。操作部22からユニバーサルコード30が延出されており、ユニバーサルコード30は照明用の光源装置、観察用のビデオプロセッサに接続される。ここで、挿入部14において、湾曲部18は湾曲部18の骨格をなす湾曲管を有し、可撓管部20は可撓管部20の骨格をなす可撓管を有する。湾曲管及び可撓管には各種内蔵物が挿通されている。内蔵物としては、湾曲部18を湾曲作動させるアングルワイヤ、処置具を挿通するチャンネルチューブ、照明光を導光するライトガイド、観察用の各種信号を伝送する信号ケーブル等がある。
図2を参照して、可撓管32aについて詳細に説明する。
本実施形態は、可撓管部20を形成する可撓管32aに本願発明を例示的に適用したものである。
管状組体としての可撓管32aでは、内骨格管としての螺旋管34a、網状管36a、外皮38aが径方向内側から径方向外側に順に配設されている。螺旋管34aは、螺旋状に巻回されている金属製の帯状部材によって形成されている。網状管36aは管状に編組されている多数の線状部材によって形成されている。網状管36aの両端部には固着部40a,40bが形成されている。固着部40a,40bでは多数の線状部材が互いに固着されている。固着部40a,40bは、円管状をなし、軸方向に規定の長さだけ延びている。網状管36aの両端部の固着部40a,40bの内周部は、夫々、螺旋管34aの両端部の外周部に固定部42a,42bを介して固定されている。固定部42a,42bは、全周にわたって延び、固着部40a,40bの軸方向長さと略等しい軸方向長さを有する。なお、固定部として、周方向に所定の長さだけ延び、周方向に互いに離間している複数の固定部を用いてもよい。
螺旋管34a、網状管36a自体及び外皮38aは全体として軟質であって可撓管32aの湾曲を妨げる要因とはならない。一方、網状管36aの固着部40a,40bについては、硬質であり、可撓管32aの湾曲を妨げるおそれがある。このような硬質部分の軸方向長さを硬質長と称する。可撓管32aの端部における硬質長は固着部40a,40bの軸方向長さに等しいことになる。そして、固着部40a,40bの軸方向長さは、螺旋管34aと網状管36aとの確実な固定を確保するのに必要な最小限度の長さに設定されている。即ち、可撓管32aの端部における硬質長が充分に短くなっていることになる。
本実施形態の内視鏡12では、挿入部14を体腔内に挿入していく際、湾曲部18が湾曲作動され、可撓管部20が体腔内壁に当接され体腔内壁に追従して変形される。特に、複雑に屈曲している下部消化器系等の深部へと挿入部14を挿入していく場合には、患者の負担を軽減するため、大きく屈曲している体腔の形状に対応して、挿入部14の先端部が小さな曲げ半径で湾曲可能であることが好ましい。湾曲部18の基端部と可撓管部20の先端部との連結部分には硬質部分が形成されており、当該硬質部分は、特に湾曲部18の湾曲作動時に、可撓管部20から湾曲部18にかけての挿入部14の湾曲を阻害し、挿入部14の先端部が小さな曲げ半径で湾曲することを妨げることになる。これに対して、本実施形態の可撓管32aでは、可撓管32aの先端部において硬質長が充分に短くなっており、湾曲部18と可撓管部20との連結部分の硬質部分の全硬質長が充分に短くなっている。このため、当該硬質部分によって可撓管部20から湾曲部18にかけての挿入部14の湾曲が阻害されることが防止されており、挿入部14の先端部を小さな曲げ半径で湾曲することが可能となっている。このため、体腔の屈曲形状に対応して挿入部14の先端部を湾曲させて、挿入部14を体腔内へと円滑に挿入することができ、患者の負担を軽減することが可能となっている。
以下、本実施形態の可撓管の製造方法について説明する。
螺旋管準備工程
金属製の帯状部材を螺旋状に巻回して螺旋管34aを形成する。
網状管準備工程
多数の線状部材を管状に編組して網状管36aを形成する。線状部材としては金属細線、樹脂細線等が用いられる。
固着部形成工程
網状管36aの端部において多数の線状部材を互いに固着させて固着部40a,40bを形成し、固着部40a,40bを有する網状管36aを形成する。金属製の網状管36aの場合には、レーザ溶接若しくはスポット溶接等の溶接、半田付け、ロー付け、あるいは、接着により、固着部40a,40bを形成する。一方、樹脂製の網状管36aの場合には、多数の樹脂細線を加熱溶融して網目の隙間を埋めるように円管状に成形することにより、あるいは、網状管36aの端部に別の樹脂材料を射出溶着して円管状に成形することにより、あるいは、接着により、固着部40a,40bを形成する。
被覆工程
螺旋管34aの径方向外側に網状管36aを被覆する。
固定部形成工程
螺旋管34aの端部の外周部に網状管36aの固着部40a,40bの内周部を固定して固定部42a,42bを形成する。螺旋管34aの材料、網状管36aの材料、固着部40a,40bの形成方法等に応じて、レーザ溶接若しくはスポット溶接等の溶接、半田付け、ロー付け、あるいは、接着により、固定部42a,42bを形成する。
例えば、ステンレス製の螺旋管34a及びステンレス線製の網状管36aについて、網状管36aの端部に半田付けにより固着部40a,40bを形成し、螺旋管34aと網状管36aの固着部40a,40bとをエポキシ接着剤により接着して固定部42a,42bを形成する。
また、固定部42a,42bは、螺旋管34aの1ピッチ以上2ピッチ以下の軸方向長さに形成する。
外皮形成工程
射出成形等により網状管36aの外周部に外皮38aを形成する、あるいは、熱収縮チューブを網状管36aの外周部に被覆して加熱収縮させることにより外皮38aを形成する。
本実施形態の可撓管32aの製造方法では、固着部40a,40bを備える網状管36aを形成した後に、網状管36aの固着部40a,40bを螺旋管34aに固定している。ここで、螺旋管34aへの網状管36aの固定と、網状管36aにおける固着部40a,40bの形成とを、溶接、半田付け、ロー付け、あるいは、接着によって同時に行う場合、固着部40a,40bの軸方向長さを制御することはそもそも困難であり、また、特に螺旋管34aは螺旋状の隙間を有するため、網状管36aと螺旋管34aとの固定状態を目視等により把握することは難しく、網状管36aと螺旋管34aとの確実な固定を確保しようとすると、固着部40a,40bが必要以上の長さとなってしまう可能性が高い。これに対して、本実施形態の可撓管32aの製造方法では、網状管36aに固着部40a,40bを形成し、固着部40a,40bを備える網状管36aを得た後に、網状管36aの固着部40a,40bを螺旋管34aに固定している。このため、固着部40a,40bの軸方向長さを螺旋管34aと網状管36aとの確実な固定を確保するのに必要な最小限度の長さとすることができ、可撓管32aの端部における硬質長を充分に短くすることが可能となっている。
図3を参照し、本発明の第2実施形態を説明する。
本実施形態の可撓管32aでは、内骨格管として節輪連結体44aが用いられている。節輪連結体44aは互いに回動可能に軸方向に連結されている金属製の多数の節輪46,46a,46bを有する。即ち、各節輪46では、円筒部48の両端面から、夫々、中心軸対称に、一対の舌片部50が軸方向に突設されている。なお、節輪連結体44aの両端の節輪46a,46bでは、円筒部48の軸方向外端側には舌片部50は形成されていない。隣り合う両節輪46,46a,46bについて、先端側の節輪46,46aの基端側の各舌片部50と、基端側の節輪46,46bの先端側の各舌片部50とは、互いに重ね合わされ、軸方向に直交する回動軸を中心として互いに回動可能に連結されている。隣り合う両節輪46,46a,46bは当該回動軸を中心として互いに回動可能である。本実施形態では、各節輪46において、先端側の一対の舌片部50と基端側の一対の舌片部50とは周方向について同一の位置に配置されている。このため、所定の節輪46に対する先端側の節輪46,46aの回動軸と基端側の節輪46,46bの回動軸とは互いに平行であり、可撓管32aは互いに対向する二方向のみに湾曲可能である。なお、各節輪46において、先端側の一対の舌片部50と基端側の一対の舌片部50とを周方向について90°ずらして配置するようにしてもよい。この場合には、所定の節輪46に対して先端側の節輪46,46aの回動軸と基端側の節輪46,46bの回動軸とは互いに直交し、可撓管32aは、互いに対向する二方向と、当該二方向に直交し互いに対向する二方向と、の四方向に湾曲可能となる。
網状管36aの両端部には、夫々、第1実施形態と同様な固着部40a,40bが形成されている。ここで、固着部40a,40bの軸方向長さは、節輪46a,46bの円筒部48の軸方向長さよりも短い規定の長さに設定されている。網状管36aの両端部の固着部40a,40bの内周部は、夫々、節輪連結体44aの両端の節輪46a,46bの外周部に第1実施形態と同様に固定されている。節輪連結体44aは全体として可撓管32aの湾曲を促進するが、各節輪46,46a,46b自体は、硬質であって局所的には可撓管32aの湾曲を妨げ、夫々、円筒部48の軸方向長さに等しい硬質長を有する。ここで、節輪46a,46bの円筒部48の軸方向長さよりも固着部40a,40bの軸方向長さが長くなっている場合には、円筒部48よりも長くなっている余長部分については、固着部40a,40bと節輪連結体44aとの固定には何ら寄与せず、単に硬質長を増大させるだけになる。特に、可撓管32aの軸方向について、端部の節輪46a,46bの円筒部48の内端面を越えて、当該節輪46a,46bに隣り合う節輪46の円筒部48の外端面まで、固着部40a,40bが延びている場合には、端部の節輪46a,46bの円筒部48の外端面から隣り合う節輪46の円筒部48の内端面までの部分が全体として硬質部分として機能し、硬質長が非常に長くなってしまう。これに対して、本実施形態の可撓管32aでは、固着部40a,40bの軸方向長さは節輪46a,46bの円筒部48の軸方向長さよりも短い規定の長さに設定されており、節輪連結体44aと網状管36aとの確実な固定を確保するのに必要な最小限度の長さとなっている。このため、可撓管32aの端部における硬質長は節輪46a,46bの円筒部48の軸方向長さに等しくなっており、可撓管32aの端部において硬質長が充分に短くなっている。
本実施形態の可撓管32aの製造方法では、節輪連結体準備工程において節輪連結体44aを形成する。以後の工程は、第1実施形態の網状管準備工程以後の工程と同様である。但し、固定部形成工程では、節輪連結体44aの端部の節輪46a,46bの外周部に網状管36aの固着部40a,40bの内周部を固定して固定部42a,42bを形成する。本実施形態の可撓管32aの製造方法では、固着部40a,40bの軸方向長さを、節輪連結体44aと網状管36aとの確実な固定を確保するのに必要な最小限度の長さである、節輪46a,46bの円筒部48の軸方向長さよりも短い規定の長さとすることができ、可撓管32aの端部における硬質長を節輪46a,46bの円筒部48の軸方向長さに等しい充分に短い長さとすることが可能となっている。
図4を参照し、本発明の第3実施形態を説明する。
本実施形態の可撓管32aでは、内骨格管として、螺旋管ユニット52aが用いられている。螺旋管ユニット52aは、第1実施形態の螺旋管34aと同様な螺旋管部34bを有する。螺旋管部34bの先端部、基端部に、夫々、先端側連結部54a、基端側連結部54bが配設されている。先端側連結部54aは、螺旋管部34bと共軸な円筒状をなし、基端側の太径部分56と、太径部分56の外径よりも小さな外径を有する先端側の細経部分58と、から形成されている。先端側連結部54aの太径部分56の基端部は螺旋管部34bの先端部に連結されており、細経部分58は湾曲部18の基端部に連結される。一方、基端側連結部54bは、螺旋管部34bと共軸な円筒状をなし、先端側の太径部分56と、太径部分56の外径よりも小さな外径を有する基端側の細経部分58と、から形成されている。基端側連結部54bの太径部分56の先端部は螺旋管部34bの基端部に連結されており、細経部分58は操作部22の先端部に連結される。
網状管36aの両端部には、夫々、第1実施形態と同様な固着部40a,40bが形成されている。網状管36aの両端部の固着部40a,40bの内周部は、夫々、螺旋管ユニット52aの両端部、即ち、螺旋管部34bの両端部及び連結部54a,54bの太径部分56の外周部に、第1実施形態と同様な固定部42a,42bを介して固定されている。固着部40a,40bの軸方向長さは、螺旋管ユニット52aと網状管36aとの確実な固定を確保するのに必要な最小限度の長さに設定されており、可撓管32aの端部において硬質長が充分に短くなっている。
本実施形態の可撓管32aの製造方法では、螺旋管ユニット準備工程において螺旋管ユニット52aを形成する。以後の工程は、第1実施形態の網状管準備工程以後の工程と同様である。但し、固定部形成工程では、螺旋管ユニット52aの両端部、即ち、螺旋管部34bの両端部及び連結部54a,54bの太径部分56の外周部に、網状管36aの固着部40a,40bの内周部を固定して、固定部42a,42bを形成する。本実施形態の可撓管32aの製造方法では、固着部40a,40bの軸方向長さを螺旋管ユニット52aと網状管36aとの確実な固定を確保するのに必要な最小限度の長さとすることができ、可撓管32aの端部における硬質長を充分に短くすることが可能となっている。
図5を参照し、本発明の第4実施形態を説明する。
本実施形態の可撓管32aでは、網状管36aの外径が基端部から先端部へと徐々に減少しており、網状管36aは基端側から先端側へと緩やかなテーパ形状をなしている。網状管36aの先端部の固着部40aでは、固着部40aの先端部分によって係止部60が形成されている。係止部60は、径方向内向きに突出し、全周にわたって延びている。一方、螺旋管ユニット52aでは、螺旋管部34bの先端部及び基端部に、夫々、先端側連結部54a及び基端側連結部54bの太径部分56が外嵌され固定されている。先端側連結部54aの外周部において、先端側の細経部分58と基端側の太径部分56との段差によって、係止受部としての係止受面62が形成されている。係止受面62は、径方向外向きに突出し、全周にわたって延びている。ここで、網状管36aの基端部の固着部40bについては、第1実施形態と同様に、固着部40bの内周部が基端側連結部54bの太径部分56の外周部に固定されている。一方、網状管36aの先端部の固着部40aについては、固着部40aの係止部60が、先端側連結部54aの細経部分58の外周部に外嵌され、先端側連結部54aの係止受面62に軸方向内向きに係止されている。
本実施形態の可撓管32aの製造方法では、螺旋管ユニット準備工程において螺旋管ユニット52aを形成する。続いて、第1実施形態と同様に網状管準備工程を行う。固着部形成工程では、第1実施形態と同様に網状管36aの固着部40a,40bを形成した後、先端部の固着部40aの先端部分を径方向内向きに折り曲げて、係止部60を形成する。被覆工程では、網状管36aの両端部の内、外径の大きな基端部を、螺旋管ユニット52aの先端部から、螺旋管ユニット52aに被覆していく。網状管36aは基端側から先端側へと緩やかなテーパ形状を有するため、螺旋管ユニット52aへの網状管36aの被覆を円滑に行うことが可能である。そして、網状管36aの先端部の固着部40aの係止部60を螺旋管ユニット52aの先端側連結部54aの細経部分58に外嵌させ、係止受面62へと軸方向に係止させる。続いて、固定部形成工程において、網状管36aの基端部の固着部40bを基端側連結部54bの太径部分56の外周部に第1実施形態と同様に固定して、固定部42bを形成する。さらに、第1実施形態と同様に外皮形成工程を行う。本実施形態の可撓管32aの製造方法では、網状管36aの先端部と螺旋管ユニット52aの先端部とを固定する工程を省略することが可能となっている。
図1及び図6を参照し、本発明の第5実施形態を説明する。
本実施形態は、湾曲部18を形成する湾曲管32cに本願発明を例示的に適用したものである。
管状組体としての湾曲管32cの構成は、第2実施形態の可撓管32aの構成と同様である。即ち、節輪連結体44c、網状管36c、外皮38cが径方向内側から径方向外側に順に配設されており、節輪連結体44cの両端の節輪46c、46dの外周部に、夫々、網状管36cの両端部の固着部40c,40dの内周部が固定部42c、42dを介して固定されている。本実施形態では、湾曲管32cの両端部において硬質長が充分に短くなることになる。第1から第3実施形態と同様、湾曲部18と可撓管部20との連結部分の硬質部分は、挿入部14の先端部が小さな曲げ半径で湾曲することを妨げることになる。本実施形態では、湾曲部18の基端部において硬質長が充分に短くなっているため、湾曲部18と可撓管部20との連結部分における全硬質長を充分に短くすることができ、挿入部14の先端部を小さな曲げ半径で湾曲することが可能となっている。また、湾曲部18と先端硬質部16との連結部分から、先端硬質部16の先端部までは、硬質部分として作用し、当該硬質部分は湾曲部18の湾曲作動時にも直線状に維持されるため、挿入部14の先端における挿入部14の湾曲を阻害することになる。本実施形態の湾曲管32cでは、湾曲管32cの先端部において硬質長が充分に短くなっているため、上記硬質部分における全硬質長を充分に短くすることができ、挿入部14の先端において湾曲が阻害されることが防止されており、挿入部14の先端まで挿入部14を小さな曲げ半径で湾曲させることが可能となっている。
図7を参照し、本発明の第6実施形態について説明する。
本実施形態の湾曲管32cでは、節輪連結体44aに代えて、節輪連結体ユニット52cが用いられている。節輪連結体ユニット52cは、第2実施形態の節輪連結体44aと同様な節輪連結体部44dを有し、節輪連結体部44dの先端部、基端部に、夫々、第3実施形態と同様な先端側連結部54c、基端側連結部54dが配設されている。節輪連結体部44dの先端の節輪46cの先端部に先端側連結部54cの太径部分56の基端部が共軸に連結されており、先端側連結部54cの細経部分58が先端硬質部16の基端部に連結される。一方、節輪連結体部44dの基端の節輪46dの基端部に基端側連結部54dの太径部分56の先端部が共軸に連結されており、基端側連結部54dの細経部分58が操作部22の先端部に連結される。網状管36cの両端部の固着部40c,40dの内周部は、夫々、節輪連結体部44dの両端部、即ち、端部の節輪46c,46d及び連結部54c,54dの太径部分56の外周部に固定されている。
図1及び図8を参照し、本発明の第7実施形態を説明する。
本実施形態は、湾曲部18及び可撓管部20を形成する共通管32tに本願発明を例示的に適用したものである。
管状組体としての共通管32tでは、共通内骨格管66、共通網状管36t、共通外皮38tが径方向内側から径方向外側に順に配設されている。共通内骨格管66は、湾曲部18を形成する湾曲部用内骨格管部と、可撓管部20を形成する可撓管部用内骨格管部と、を有する。湾曲部用内骨格管部は、第2実施形態の節輪連結体44aと同様な節輪連結体部44eであり、可撓管部用内骨格管部は、第1実施形態の螺旋管34aと同様な螺旋管部34eである。節輪連結体部44eの基端の節輪46dでは、基端側部分に、外径の減少されている基端側連結部54dが形成されている。基端の節輪46dの基端側連結部54dは、螺旋管部34eの先端部に共軸に内嵌され、螺旋管部34eの先端部にレーザ溶接、半田付け、あるいは、ロー付けによって固定されている。共通網状管36tは、共通管32tの全長にわたって一体的に延びている。共通網状管36tの先端部、基端部には、夫々、第2実施形態、第1実施形態と同様に固着部40c,40bが形成されている。共通網状管36tの両端部の固着部40c,40bの内周部は、夫々、共通内骨格管66の両端部、即ち、節輪連結体部44eの先端の節輪46c及び螺旋管部34eの基端部の外周部に、第2実施形態、第1実施形態と同様な固定部42c,42bを介して固定されている。共通外皮38tは、共通管32tの全長にわたって一体的に延びている。
本実施形態では、共通管32tの両端部において硬質長が充分に短くなっている。このため、第5実施形態と同様に、湾曲部18と先端硬質部16との連結部分から先端硬質部16の先端部までの硬質部分の全硬質長が充分に短くなっており、挿入部14の先端まで小さな曲げ半径で湾曲させることが可能となっている。また、湾曲部18と可撓管部20との連結部分において網状管36aに固着部は形成されておらず、固着部に起因して可撓管部20から湾曲部18にかけての挿入部14の湾曲が阻害されることが防止されており、挿入部14の先端部を小さな曲げ半径で湾曲することが可能となっている。さらに、挿入部14では、共通網状管36t及び共通外皮38tは湾曲部18及び可撓管部20にわたって一体的に延びることになり、湾曲部18と可撓管部20との夫々において別々の網状管及び外皮を用いる場合と比較して、湾曲部18と可撓管部20の連結部分において挿入部14の外周部を凹凸のない滑らかな形状とすることが可能となっている。このため、体腔内に挿入部14を挿入する際の抵抗を減少させ、患者の負担を軽減することが可能となっている。
本実施形態の共通管32tの製造方法では、共通内骨格管準備工程において共通内骨格管66を形成し、共通網状管形成工程において共通網状管36tを形成する。固着部形成工程では、共通網状管36tの両端部に第1実施形態と同様に固着部40c,40bを形成する。被覆工程では、共通内骨格管66に共通網状管36tを被覆する。固定部形成工程では、共通内骨格管66の両端部、即ち、節輪連結体部44eの先端の節輪46c及び螺旋管部34eの基端部の外周部に、夫々、網状管36aの両端部の固着部40c,40bの内周部を固定して固定部42c,42bを形成する。外皮形成工程では、共通網状管36tの外周部に共通外皮38tを形成する。
なお、可撓管部用内骨格管部は、第2実施形態の節輪連結体44aと同様な節輪連結体部であってもよい。この場合には、共通内骨格管の全体が一体的な節輪連結体部となることになる。
図9を参照し、本発明の第8実施形態を説明する。
本実施形態の共通網状管36tでは、湾曲部18と可撓管部20との連結部分において、第1実施形態と同様な固着部40fが形成されている。当該中間の固着部40fの内周部は、節輪連結体部44eと螺旋管部34eとの連結部分、即ち、節輪連結体部44eの基端の節輪46d及び螺旋管部34eの先端部の外周部に、第1実施形態と同様な固定部42fを介して固定されている。
内視鏡12では、挿入部14を体腔内に挿入していく際、湾曲部18が湾曲作動され、可撓管部20が体腔内壁に当接され体腔内壁に追従して変形される。加えて、内視鏡による観察並びに経内視鏡的な手技の便宜のために、操作部22をその中心軸を中心として回転操作して、挿入部14を介して回転トルクを伝達し、挿入部14の先端部を回転作動させることが行われる。ここで、可撓管部20については長尺であるため回転トルクが伝達されにくく、可撓管部20においては、確実に回転トルクを伝達するために、網状管を内骨格管に比較的強く組み付けることが好ましい。なお、可撓管部20については、それほど小さな曲げ半径で湾曲可能である必要はなく、可撓管部20において内骨格管に網状管を比較的強く組み付けたとしても、必要な湾曲を確保することが可能である。一方、湾曲部18については小さな曲げ半径で湾曲可能である必要があり、湾曲部18においては、内骨格管に網状管を比較的余裕を持って組み付けることが好ましい。なお、湾曲部18は短尺であり、回転トルクは容易に伝達されるため、湾曲部18において内骨格管に網状管を比較的余裕を持って組み付けたとしても、必要な回転トルクの伝達を確保することが可能である。
本実施形態では、網状管36aにおいて中間の固着部40fの軸方向位置を適宜調節し、当該中間の固着部40fを節輪連結体部44eと螺旋管部34eとの連結部分に固定することにより、湾曲部18においては共通網状管36tが節輪連結体部44eに比較的余裕を持って組み付けられるようにし、可撓管部20においては共通網状管36tが螺旋管部34eに比較的強く組み付けられるようにすることができ、挿入部14において最適な湾曲と回転トルクの伝達とを確保することが可能となっている。このため、観察及び手技を的確に行うことができ、内視鏡12の操作性が向上されている。
図10を参照し、本発明の第9実施形態について説明する。
本実施形態の共通管32tでは、節輪連結体ユニット部52d及び螺旋管ユニット部52fが用いられている。即ち、節輪連結体ユニット部52dでは、第7実施形態と同様に、節輪連結体部44dの先端部に先端側連結部54cが配設されている。一方、螺旋管ユニット部52eでは、第3実施形態と同様に、螺旋管部34bの基端部に基端側連結部54bが配設されている。共通網状管36tの先端部の固着部40cの内周部は先端側連結部54cの太径部分56及び先端部の節輪46cの外周部に固定部42cを介して固定されており、共通網状管36tの基端部の固着部40bの内周部は螺旋管部34eの基端部及び基端側連結部54bの太径部分56の外周部に固定部42bを介して固定されている。
12…内視鏡、14…挿入部、16…先端硬質部、18…湾曲部、20…可撓管部、22…操作部、32a;32c;32t…管状組体、32a…可撓管、32c…湾曲管、32t…共通管、34a;44a;44c;52a;52c;66…内骨格管、34a;44a;52a…可撓管部用内骨格管、34a…可撓管部用螺旋管、44a…可撓管部用節輪連結体、52a…螺旋管ユニット、44c;52c…湾曲部用内骨格管、44c…湾曲部用節輪連結体、52c…節輪連結体ユニット、66…共通内骨格管、34e…可撓管部用螺旋管部、36a;36c;36t…網状管、36a…可撓管部用網状管、36c…湾曲部用網状管、36t…共通網状管、38t…共通外皮、40a;40b;40c;40d;40f…固着部、42a;42b;42c;42d…固定部、44e…湾曲部用節輪連結体部、46a,46b,46…節輪、54a…可撓管部用先端側連結部、54b…可撓管部用基端側連結部,基端側連結部、54c…湾曲部用先端側連結部,先端側連結部、54d…湾曲部用基端側連結部、60…係止部、62…係止受部。

Claims (30)

  1. 内視鏡の挿入部を形成するための内視鏡挿入部用管状組体であって、
    内骨格管と、
    前記内骨格管の径方向外側に配置され、互いに編組されている複数の線状部材から形成されている網状管であって、前記網状管の少なくとも一部分に形成され前記複数の線状部材が互いに固着されている固着部を有する網状管と、
    前記内骨格管と前記固着部との間に設けられ前記内骨格管と前記固着部とを互いに固定している固定部と、
    を具備することを特徴とする管状組体。
  2. 前記管状組体は、前記挿入部の基端側に配置され可撓性を備える可撓管部を形成する可撓管であり、前記内骨格管及び前記網状管は、夫々、可撓管部用内骨格管及び可撓管部用網状管である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の管状組体。
  3. 前記可撓管の先端部は、前記挿入部の先端側に配置され湾曲作動される湾曲部の基端部に連結され、
    前記固着部は、前記可撓管部用網状管の先端部に配置され前記可撓管部用内骨格管の先端部に固定されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の管状組体。
  4. 前記可撓管の基端部は、前記挿入部の基端部に連結され操作者に保持、操作される操作部の先端部に連結され、
    前記固着部は、前記可撓管部用網状管の基端部に配置され前記可撓管部用内骨格管の基端部に固定されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の管状組体。
  5. 前記可撓管部用内骨格管は、螺旋状に巻回されている帯状部材によって形成されている可撓管部用螺旋管であり、
    前記固着部は、前記可撓管部用螺旋管の端部に固定されている、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の管状組体。
  6. 前記可撓管部用内骨格管は、互いに回動可能に軸方向に連結されている筒状の複数の節輪によって形成されている可撓管部用節輪連結体であり、
    前記固着部は、前記可撓管部用節輪連結体の端部の節輪に固定されている、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の管状組体。
  7. 前記可撓管部用内骨格管は、前記湾曲部の基端部に前記可撓管の先端部を連結するための可撓管部用先端側連結部を有し、
    前記固着部は、前記可撓管部用先端側連結部に固定されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の管状組体。
  8. 前記可撓管部用内骨格管は、前記操作部の先端部に前記可撓管の基端部を連結するための可撓管部用基端側連結部を有し、
    前記固着部は、前記可撓管部用基端側連結部に固定されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の管状組体。
  9. 前記管状組体は、前記挿入部の先端側に配置され湾曲作動される湾曲部を形成する湾曲管であり、前記内骨格管及び前記網状管は、夫々、湾曲部用内骨格管及び湾曲部用網状管である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の管状組体。
  10. 前記湾曲管の基端部は、前記挿入部の基端側に配置され可撓性を備える可撓管部の先端部に連結され、
    前記固着部は、前記湾曲部用網状管の基端部に配置され前記湾曲部用内骨格管の基端部に固定されている、
    ことを特徴とする請求項9に記載の管状組体。
  11. 前記湾曲管の先端部は、前記挿入部の先端部に配置され硬質を備える先端硬質部の基端部に連結され、
    前記固着部は、前記湾曲部用網状管の先端部に配置され前記湾曲部用内骨格管の先端部に固定されている、
    ことを特徴とする請求項9に記載の管状組体。
  12. 前記湾曲部用内骨格管は、互いに回動可能に軸方向に連結されている筒状の複数の節輪によって形成されている湾曲部用節輪連結体であり、
    前記固着部は、前記湾曲部用節輪連結体の端部の節輪に固定されている、
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の管状組体。
  13. 前記湾曲部用内骨格管は、前記可撓管部の先端部に前記湾曲管の基端部を連結するための湾曲部用基端側連結部を有し、
    前記固着部は、前記湾曲部用基端側連結部に固定されている、
    ことを特徴とする請求項10に記載の管状組体。
  14. 前記湾曲部用内骨格管は、前記先端硬質部の基端部に前記湾曲管の先端部を連結するための湾曲部用先端側連結部を有し、
    前記固着部は、前記湾曲部用先端側連結部に固定されている、
    ことを特徴とする請求項11に記載の管状組体。
  15. 前記管状組体は、前記挿入部の先端側に配置され湾曲作動される湾曲部及び前記挿入部の基端側に配置され可撓性を備える可撓管部であって前記湾曲部の基端部と前記可撓管部の先端部とは互いに連結されている湾曲部及び可撓管部を形成する共通管であり、前記内骨格管は、共通内骨格管であり、湾曲部用内骨格管部と、可撓管部用内骨格管部と、前記湾曲部用内骨格管部の基端部と前記可撓管部用内骨格管部の先端部とを互いに連結している連結部分と、を有し、前記網状管は、前記共通管の軸方向に略全長にわたって一体的に延びている共通網状管である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の管状組体。
  16. 前記固着部は、前記共通網状管の中間部分に配置され前記共通内骨格管の連結部分に固定されている、
    ことを特徴とする請求項15に記載の管状組体。
  17. 前記共通管の先端部は、前記挿入部の先端部に配置され硬質を備える先端硬質部の基端部に連結され、
    前記固着部は、前記共通網状管の先端部に配置され前記共通内骨格管の先端部に固定されている、
    ことを特徴とする請求項15に記載の管状組体。
  18. 前記湾曲部用内骨格管部は、互いに回動可能に軸方向に連結されている筒状の複数の節輪によって形成されている湾曲部用節輪連結体部であり、
    前記固着部は、前記湾曲部用節輪連結体部の先端の節輪に固定されている、
    ことを特徴とする請求項17に記載の管状組体。
  19. 前記湾曲部用内骨格管部は、前記先端硬質部の基端部に前記共通管の先端部を連結するための先端側連結部を有し、
    前記固着部は、前記先端側連結部に固定されている、
    ことを特徴とする請求項17に記載の管状組体。
  20. 前記共通管の基端部は、前記挿入部の基端部に連結され操作者に保持、操作される操作部の先端部に連結され、
    前記固着部は、前記共通網状管の基端部に配置され前記共通内骨格管の基端部に固定されている、
    ことを特徴とする請求項15に記載の管状組体。
  21. 前記可撓管部用内骨格管部は、螺旋状に巻回されている帯状部材によって形成されている可撓管部用螺旋管部であり、
    前記固着部は、前記可撓管部用螺旋管部の基端部に固定されている、
    ことを特徴とする請求項20に記載の管状組体。
  22. 前記可撓管部用内骨格管部は、互いに回動可能に軸方向に連結されている筒状の複数の節輪によって形成されている可撓管部用節輪連結体部であり、
    前記固着部は、前記可撓管部用節輪連結体部の基端の節輪に固定されている、
    ことを特徴とする請求項20に記載の管状組体。
  23. 前記可撓管部用内骨格管部は、前記操作部の先端部に前記共通管の基端部を連結するための基端側連結部を有し、
    前記固着部は、前記基端側連結部に固定されている、
    ことを特徴とする請求項20に記載の管状組体。
  24. 前記共通網状管の外周部に設けられ前記共通管の軸方向に略全長にわたって一体的に延びている共通外皮をさらに具備することを特徴とする請求項15に記載の管状組体。
  25. 前記内骨格管は、前記内骨格管の一端部に設けられ径方向外向きに突出している係止受部を有し、
    前記網状管は、前記網状管の一端部に配置され径方向内向きに突出し前記網状管の一端部側から他端部側へと軸方向に前記係止受部に係止されている係止部と、前記網状管の他端部に配置され前記内骨格管の他端部に固定されている前記固着部と、を有し、
    前記網状管の径は、前記網状管の他端部から一端部へと減少している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の管状組体。
  26. 請求項1から25のいずれか1項に記載の管状組体を具備することを特徴とする内視鏡挿入部。
  27. 請求項26に記載の内視鏡挿入部を具備することを特徴とする内視鏡。
  28. 内骨格管を準備する工程と、
    互いに編組されている複数の線状部材から形成されている網状管を準備する工程と、
    前記網状管の一部分において前記複数の線状部材を互いに固着して固着部を形成する工程と、
    前記内骨格管の径方向外側に前記網状管を配置する工程と、
    前記内骨格管と前記固着部とを互いに固定する工程と、
    を具備することを特徴とする内視鏡挿入部用管状組体の製造方法。
  29. 請求項28に記載の管状組体の製造方法を具備することを特徴とする内視鏡挿入部の製造方法。
  30. 請求項29に記載の内視鏡挿入部の製造方法を具備することを特徴とする内視鏡の製造方法。
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JP2020010761A (ja) * 2018-07-13 2020-01-23 オリンパス株式会社 網状管および網状管の製造方法

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