JP2011030297A - インシュレータ、モータ、圧縮機及び空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】スロットセル一体型の一対のインシュレータを相互に組み合わせる際に間違って組み立てられることを確実に防止する。
【解決手段】環状に配置された複数の歯部60を有するコア53の一端に配置され且つ歯部60とそれぞれ積層される複数の第1突出部63〜68を有する第1部材54と、複数の歯部60が形成されたコア53の他端に配置され且つ歯部60とそれぞれ積層される複数の第2突出部81〜86を有する第2部材55とを備え、第1部材54は、隣り合う歯部60間にそれぞれ嵌入される複数の第1筒状部69〜74を有し、第2部材55は、複数の第1筒状部69〜74のそれぞれと対を構成するように隣り合う歯部60間にそれぞれ嵌入される複数の第2筒状部87〜92を有する。
【選択図】図4
【解決手段】環状に配置された複数の歯部60を有するコア53の一端に配置され且つ歯部60とそれぞれ積層される複数の第1突出部63〜68を有する第1部材54と、複数の歯部60が形成されたコア53の他端に配置され且つ歯部60とそれぞれ積層される複数の第2突出部81〜86を有する第2部材55とを備え、第1部材54は、隣り合う歯部60間にそれぞれ嵌入される複数の第1筒状部69〜74を有し、第2部材55は、複数の第1筒状部69〜74のそれぞれと対を構成するように隣り合う歯部60間にそれぞれ嵌入される複数の第2筒状部87〜92を有する。
【選択図】図4
Description
本発明は、コアと電線とを絶縁するためのインシュレータと、このインシュレータを適用したモータ、圧縮機及び空気調和機に関する。
従来の圧縮機に適用可能なスロットセル一体型のインシュレータは、コアの両端面に配置された一対の上側インシュレータ及び下側インシュレータで構成されている。これらのインシュレータは、それぞれ、軸方向に沿って延在する複数の筒状部を有しており、目視等により相互の位置合わせを行った上で、これらの筒状部をコアのティース間に形成されるスロット内部で嵌合可能な構成となっている。そして、これらのインシュレータを嵌合した状態で、各ティースと共に電線を巻回可能な構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
ところが、上述した一対のインシュレータでは、上側インシュレータの各筒状部の軸方向の長さが同一であると共に、下側インシュレータの各筒状部の軸方向の長さが同一である。そのため、上側インシュレータを下側インシュレータに対して回転させたとしても複数の位置で嵌合可能である。また、各相(U相、V相、W相)の電源線PU、PV、PWを各相のティースの位置に合わせて下側インシュレータの外壁部の外側を這わせることがある。
そのため、下側インシュレータの外壁部には、電源線PU、PV、PWを外壁部の外側に引き出すための複数の切欠きが形成されている。したがって、上側インシュレータと下側インシュレータとを組み合わせる際に嵌合位置を間違った場合、各電源線PU、PV、PWを、対応する各相のティースまで導くことができなくなるという問題があった。
本発明の目的は、スロットセル一体型の一対のインシュレータを相互に組み合わせる際に間違って組み立てられることを確実に防止可能なインシュレータ、モータ、圧縮機及び空気調和機を提供することである。
第1の発明に係るインシュレータは、環状に配置された複数の歯部を有するコアの一端に配置され且つ歯部とそれぞれ積層される複数の第1突出部を有する第1部材と、複数の歯部が形成されたコアの他端に配置され且つ歯部とそれぞれ積層される複数の第2突出部を有する第2部材とを備え、第1部材は、隣り合う歯部間にそれぞれ嵌入される複数の第1筒状部を有し、第2部材は、複数の第1筒状部のそれぞれと対を構成するように隣り合う歯部間にそれぞれ嵌入される複数の第2筒状部を有すると共に、複数対の第1及び第2筒状部のうちの少なくとも一対を構成する第1筒状部と第2筒状部との長さの比率は、他の対を構成する第1筒状部と第2筒状部との長さの比率と異なっており、複数の第1筒状部は、それぞれ、複数の第2筒状部のうちの特定された一の第2筒状部とだけ対となり得る。
このインシュレータでは、複数対の第1及び第2筒状部のうちの少なくとも一対を構成する第1筒状部と第2筒状部における長さの比率を、他の対を構成する第1筒状部と第2筒状部との長さの比率と異なっており、複数の第1筒状部は、それぞれ、複数の第2筒状部のうちの特定された一の第2筒状部とだけ対となり得るので、第1及び第2筒状部の各対を1つでも間違えば、第1及び第2部材を相互に組み合わせることができない。したがって、第1及び第2部材の組立作業を容易に実現できると共に、インシュレータが誤って組み立てられてしまうことを確実に防止できる。その結果、第1部材と第2部材とを組み合わせる際に嵌合位置を間違うことを防止でき、各相(U相、V相、W相)の電源線を、対応する各相の歯部まで確実に導くことができる。
第2の発明に係るモータは、第1の発明に係るインシュレータを用いる。
このモータでは、コアの各歯部や、第1部材の各第1突出部や、第2部材の各第2突出部に対して電線を巻回する作業において、電線に傷が付くことを防止できると共に、巻回した各電線間で適切な絶縁距離を保つことができる。したがって、モータに絶縁不良等の不具合が発生する恐れを防ぐことができる。
第3の発明に係る圧縮機は、第2の発明に係るモータを用いる。
この圧縮機では、第2の発明に係るモータと同様の効果を得ることができる。
第4の発明に係る空気調和機は、第3の発明に係る圧縮機を用いる。
この空気調和機では、第3の発明に係る圧縮機と同様の効果を得ることができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、複数対の第1及び第2筒状部のうちの少なくとも一対を構成する第1筒状部と第2筒状部における長さの比率を、他の対を構成する第1筒状部と第2筒状部との長さの比率と異なっており、複数の第1筒状部は、それぞれ、複数の第2筒状部のうちの特定された一の第2筒状部とだけ対となり得るので、第1及び第2筒状部の各対を1つでも間違えば、第1及び第2部材を相互に組み合わせることができない。したがって、第1及び第2部材の組立作業を容易に実現できると共に、インシュレータが誤って組み立てられてしまうことを確実に防止できる。その結果、第1部材と第2部材とを組み合わせる際に嵌合位置を間違うことを防止でき、各相(U相、V相、W相)の電源線を、対応する各相の歯部まで確実に導くことができる。
また、第2の発明では、コアの各歯部や、第1部材の各第1突出部や、第2部材の各第2突出部に対して電線を巻回する作業において、電線に傷が付くことを防止できると共に、巻回した各電線間で適切な絶縁距離を保つことができる。したがって、モータに絶縁不良等の不具合が発生する恐れを防ぐことができる。
また、第3の発明では、第2の発明と同様の効果を得ることができる。
また、第4の発明では、第3の発明と同様の効果を得ることができる。
(第1実施形態)
以下、図面に基づいて、本発明に係るインシュレータ、モータ、圧縮機及び空気調和機の第1実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る空気調和機の斜視図である。図2は、空気調和機の配管系統図である。
以下、図面に基づいて、本発明に係るインシュレータ、モータ、圧縮機及び空気調和機の第1実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る空気調和機の斜視図である。図2は、空気調和機の配管系統図である。
[空気調和機の全体構成]
第1実施形態の空気調和機1は、図1に示すように、室内の壁面等に設置される室内機1aと、室外に設置される室外機1bと、室内機1aと室外機1bとを接続する接続配管1cとを備えており、室内機1a及び室外機1b内に収納された機器・弁類と、接続配管1cとが接続されて冷媒回路を構成している。図2に示すように、冷媒回路は、主として、室内熱交換器2、室外熱交換器3、圧縮機4および電動膨張弁5により構成される。これにより、冷房運転時には、圧縮機4から吐出された高温高圧冷媒が室外熱交換器3に流入する。
第1実施形態の空気調和機1は、図1に示すように、室内の壁面等に設置される室内機1aと、室外に設置される室外機1bと、室内機1aと室外機1bとを接続する接続配管1cとを備えており、室内機1a及び室外機1b内に収納された機器・弁類と、接続配管1cとが接続されて冷媒回路を構成している。図2に示すように、冷媒回路は、主として、室内熱交換器2、室外熱交換器3、圧縮機4および電動膨張弁5により構成される。これにより、冷房運転時には、圧縮機4から吐出された高温高圧冷媒が室外熱交換器3に流入する。
そして、室外熱交換器3で凝縮したR410A冷媒(以下、冷媒と略記する)は、電動膨張弁5で減圧された後、室内熱交換器2に流入する。そして、室内熱交換器2で蒸発した冷媒が、圧縮機4の吸入側に戻る。このようにして、室内熱交換器2の周囲の空気が冷却されて、冷風が室内に供給される。また、暖房運転時には、圧縮機4から吐出された高温高圧冷媒が室内熱交換器2に流入する。そして、室内熱交換器2で凝縮した冷媒は、電動膨張弁5で減圧された後、室外熱交換器3に流入する。そして、室外熱交換器3で蒸発した冷媒が、圧縮機4の吸入側に戻る。このようにして、室内熱交換器2の周囲の空気が加熱されて、温風が室内に供給される。
[室内機及び室外機]
図2に示すように、室内機1aは、主として、室内熱交換器2と、室内熱交換器2に付設される室内ファン6とを備えている。室外機1bは、圧縮機4と、圧縮機4の吐出側に接続された四路切換弁7と、圧縮機4の吸入側に接続されたアキュムレータ8と、四路切換弁7に接続された室外熱交換器3と、室外熱交換器3に接続された電動膨張弁5と、室外熱交換器3に付設される室外ファン9とを備えている。電動膨張弁5は、液冷媒配管を介して室内熱交換器2の一端と接続されている。また、四路切換弁7は、ガス冷媒配管を介して室内熱交換器2の他端と接続されている。なお、液冷媒配管及びガス冷媒配管は、上記した接続配管1cに相当する。
図2に示すように、室内機1aは、主として、室内熱交換器2と、室内熱交換器2に付設される室内ファン6とを備えている。室外機1bは、圧縮機4と、圧縮機4の吐出側に接続された四路切換弁7と、圧縮機4の吸入側に接続されたアキュムレータ8と、四路切換弁7に接続された室外熱交換器3と、室外熱交換器3に接続された電動膨張弁5と、室外熱交換器3に付設される室外ファン9とを備えている。電動膨張弁5は、液冷媒配管を介して室内熱交換器2の一端と接続されている。また、四路切換弁7は、ガス冷媒配管を介して室内熱交換器2の他端と接続されている。なお、液冷媒配管及びガス冷媒配管は、上記した接続配管1cに相当する。
[圧縮機の全体構成]
図3は、図2に示した圧縮機4及びアキュムレータ8の内部構造を示した断面図である。圧縮機4は、2シリンダ型の冷媒用ロータリ圧縮機として構成されており、アキュムレータ8から導入される冷媒を圧縮して、その上端部に配置された吐出管11aから圧縮した圧縮冷媒を排出するものである。圧縮機4は、図3に示すように、密閉ケーシング10と、密閉ケーシング10内に配置される駆動機構としてのモータ20と、このモータ20によって駆動される圧縮機構30とを備えている。この圧縮機4は、いわゆる高圧ドーム型の圧縮機であって、密閉ケーシング10内において、圧縮機構30がモータ20の下側に配置される。また、密閉ケーシング10の下部には、圧縮機構30の各摺動部に供給される潤滑油40が貯留されている。
図3は、図2に示した圧縮機4及びアキュムレータ8の内部構造を示した断面図である。圧縮機4は、2シリンダ型の冷媒用ロータリ圧縮機として構成されており、アキュムレータ8から導入される冷媒を圧縮して、その上端部に配置された吐出管11aから圧縮した圧縮冷媒を排出するものである。圧縮機4は、図3に示すように、密閉ケーシング10と、密閉ケーシング10内に配置される駆動機構としてのモータ20と、このモータ20によって駆動される圧縮機構30とを備えている。この圧縮機4は、いわゆる高圧ドーム型の圧縮機であって、密閉ケーシング10内において、圧縮機構30がモータ20の下側に配置される。また、密閉ケーシング10の下部には、圧縮機構30の各摺動部に供給される潤滑油40が貯留されている。
[密閉ケーシングの構成]
密閉ケーシング10は、密閉空間を形成するためのトップ11、パイプ12及びボトム13で構成されている。トップ11は、パイプ12の上端の開口を塞ぐ部材として設けられている。このトップ11には、圧縮機構30によって圧縮された高温高圧の冷媒を密閉ケーシング10の外部に吐出するための吐出管11aが設けられている。このトップ11には、駆動機構20に接続されるターミナル端子11bが設けられている。ボトム13は、パイプ12の下端の開口を塞ぐ部材として設けられると共に、その内部には油溜部41が設けられている。
密閉ケーシング10は、密閉空間を形成するためのトップ11、パイプ12及びボトム13で構成されている。トップ11は、パイプ12の上端の開口を塞ぐ部材として設けられている。このトップ11には、圧縮機構30によって圧縮された高温高圧の冷媒を密閉ケーシング10の外部に吐出するための吐出管11aが設けられている。このトップ11には、駆動機構20に接続されるターミナル端子11bが設けられている。ボトム13は、パイプ12の下端の開口を塞ぐ部材として設けられると共に、その内部には油溜部41が設けられている。
[モータの構成]
モータ20は、シャフト50と、このシャフト50が取り付けられたロータ51と、このロータ51の径方向外側にエアギャップを介して配置されるステータ52とを有している。ロータ51は、積層された電磁鋼板からなるロータ本体と、このロータ本体に埋設された磁石とを有している。ステータ52は、コア53と、このコア53の両端にそれぞれ配置された上側インシュレータ54a(第1部材)及び下側インシュレータ54b(第2部材)と、後述する各コイル90U〜90Wとを有している。
モータ20は、シャフト50と、このシャフト50が取り付けられたロータ51と、このロータ51の径方向外側にエアギャップを介して配置されるステータ52とを有している。ロータ51は、積層された電磁鋼板からなるロータ本体と、このロータ本体に埋設された磁石とを有している。ステータ52は、コア53と、このコア53の両端にそれぞれ配置された上側インシュレータ54a(第1部材)及び下側インシュレータ54b(第2部材)と、後述する各コイル90U〜90Wとを有している。
コア53は、例えば積層された複数の鋼板からなる。上側インシュレータ54a及び下側インシュレータ54bは、コア53に形成した後述する各スロット61内部で相互に嵌合可能なスロットセル一体型のインシュレータとして構成されており、例えば、液晶ポリマー(LCP)やポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリフェニレンサルファイド(PPS)やポリイミドやポリエステル等の耐熱性の良い樹脂材料で構成される。なお、上側インシュレータ54a及び下側インシュレータ54bは、その強度を向上させるために、例えばガラス繊維入りの材料で構成しても良い。
モータ20は、ステータ52で発生する電磁力により、ロータ51をシャフト50と共に回転させる。シャフト50は、上述したロータ51と共に回転することによって、圧縮機構30のローラ34、37を回転させる。このシャフト50には、後述するフロントシリンダ33のシリンダ室B1内に位置するように偏心部50aが設けられると共に、リアシリンダ36のシリンダ室B2内に位置するように偏心部50bが設けられている。これらの偏心部50a、50bには、ローラ34、37がそれぞれ装着されている。これにより、シャフト50の回転に伴って、偏心部50aに装着されるローラ34がシリンダ室B1で回転すると共に、偏心部50bに装着されるローラ37がシリンダ室B2で回転する。なお、偏心部50aと偏心部50bとは、シャフト50の回転方向に180°ずれた位置に配置されている。
[圧縮機構の構成]
圧縮機構30は、駆動機構20のシャフト50の回転軸に沿って上から下に向かって、2重構造となっているフロントマフラ31と、フロントヘッド32と、フロントシリンダ33と、ミドルプレート35と、リアシリンダ36と、リアヘッド38と、リアマフラ39とを有している。フロントマフラ31は、フロントヘッド32に設けられる吐出ポート(図示せず)から吐出された冷媒を消音して1次空間に吐出する。このフロントマフラ31は、フロントヘッド32に取り付けられる。フロントヘッド32は、フロントシリンダ33の上面に接合されており、シリンダ室B1の上端の開口を塞いでいる。このフロントヘッド32には、シリンダ室B1において圧縮された冷媒を、上記したフロントマフラ31によって形成されるマフラ空間A1に吐出するための吐出ポート(図示せず)が設けられている。
圧縮機構30は、駆動機構20のシャフト50の回転軸に沿って上から下に向かって、2重構造となっているフロントマフラ31と、フロントヘッド32と、フロントシリンダ33と、ミドルプレート35と、リアシリンダ36と、リアヘッド38と、リアマフラ39とを有している。フロントマフラ31は、フロントヘッド32に設けられる吐出ポート(図示せず)から吐出された冷媒を消音して1次空間に吐出する。このフロントマフラ31は、フロントヘッド32に取り付けられる。フロントヘッド32は、フロントシリンダ33の上面に接合されており、シリンダ室B1の上端の開口を塞いでいる。このフロントヘッド32には、シリンダ室B1において圧縮された冷媒を、上記したフロントマフラ31によって形成されるマフラ空間A1に吐出するための吐出ポート(図示せず)が設けられている。
フロントシリンダ33には、その中央部分にシリンダ室B1が設けられる。シリンダ室B1には、シャフト50の回転に伴って偏心回転運動するローラ34が配置されている。このシリンダ室B1は、上記した吐出ポートを介してマフラ空間A1に連通している。したがって、シャフト50の偏心部50aに装着されるローラ34の偏心回転運動によって圧縮された冷媒は、シリンダ室B1からマフラ空間A1に導かれる。ローラ34は、シリンダ室B1の内周面に沿って偏心回転運動を行い、アキュムレータ8から吸入された冷媒を圧縮する。ローラ34の外周面には、図示しないブレードが配置されており、これらのローラ34及びブレードは、それぞれ、別体として構成されている。
ミドルプレート35は、フロントシリンダ33とリアシリンダ36との間に配置される。このミドルプレート35は、フロントシリンダ33のシリンダ室B1の下方の開口を閉塞し、且つ、リアシリンダ36のシリンダ室B2の上方の開口を閉塞している。リアシリンダ36、ローラ37、リアヘッド38及びリアマフラ39は、各機能からみて、上記したフロントシリンダ33、ローラ34、フロントヘッド32及びフロントマフラ31と同様であるので、その説明を省略する。なお、リアシリンダ36のシリンダ室B2において圧縮された冷媒は、リアヘッド38とリアマフラ39とにより形成されるマフラ空間A2を通過した後、リアヘッド38とリアシリンダ36とミドルプレート35とフロントシリンダ33とに連通する連通孔(図示せず)、及び、フロントヘッド32に形成される導入ポート(図示せず)を介して、マフラ空間A1に導かれる。
図4及び図5は、上側インシュレータ54a及び下側インシュレータ54bをコア53に対して組み付ける前後の状態をそれぞれ示した斜視図である。なお、図4及び図5では、インシュレータの外壁部の切欠きを省略しており、図7に示す展開図とでは、インシュレータの外壁部の形状が異なっている。図4(b)に示すように、コア53は、バックヨーク部Bから径方向内側に向けて突出する6つのティース60U〜60W(歯部)を有している。これらのティース60U〜60Wは、コア53の周方向に沿って配列されると共に、コア53の軸方向と垂直な断面形状が略T字状に形成されており、それぞれが略同一の形状を有している。また、各ティース60U〜60W間には、6つのスロット61が形成されると共に、これらのスロット61の径方向内側には、各ティース60U〜60Wの先端間においてスリット状に開口した開口部62が形成されている。
[インシュレータの構成]
図4(a)に示すように、コア53の上端側に配置された上側インシュレータ54aは、その周方向に沿って形成されると共に、コア53の各ティース60U〜60Wに積層される6つの突出部63a〜68a(第1突出部)と、これらの突出部63a〜68a間において軸方向に沿ってコア53に向けて延在する6つの筒状部69a〜74a(第1筒状部)と、各突出部63a〜68aの径方向外側に形成された外壁部87aとを有している。また、各筒状部69a〜74aは、それぞれ、図4(c)に示す下側インシュレータ54aの特定の筒状部69b〜74b(第2筒状部)とだけ対となり得るように構成されており、図5に示すように、コア53に形成した各スロット61に対して軸方向に嵌入可能な構成となっている。
図4(a)に示すように、コア53の上端側に配置された上側インシュレータ54aは、その周方向に沿って形成されると共に、コア53の各ティース60U〜60Wに積層される6つの突出部63a〜68a(第1突出部)と、これらの突出部63a〜68a間において軸方向に沿ってコア53に向けて延在する6つの筒状部69a〜74a(第1筒状部)と、各突出部63a〜68aの径方向外側に形成された外壁部87aとを有している。また、各筒状部69a〜74aは、それぞれ、図4(c)に示す下側インシュレータ54aの特定の筒状部69b〜74b(第2筒状部)とだけ対となり得るように構成されており、図5に示すように、コア53に形成した各スロット61に対して軸方向に嵌入可能な構成となっている。
また、各筒状部69a〜74aの各先端部75a〜80aは、図4(a)に示すように、各筒状部69a〜74aの中間部と比べて外周が縮径するように肉薄形状に形成されており、図4(c)に示す筒状部69b〜74bの各先端部75b〜80bとコア53に形成した各スロット61内部で相互に嵌合可能な構成となっている。また、図4(a)に示すように、これらの筒状部69a〜74aには、各スロット61の各開口部62と対応する位置に、スリット状に開口した開口部81a〜86aが形成されている。なお、図4(a)に示す外壁部87aは、後述する各相の電源線PU、PV、PWや中性線を這わせるために設けられている。
一方、図4(c)に示すように、コア53の下端側に配置された下側インシュレータ54bは、その周方向に沿って形成されると共に、コア53の各ティース60U〜60Wに積層される6つの突出部63b〜68b(第2突出部)と、これらの突出部63b〜68b間において軸方向に沿ってコア53に向けて延在する6つの筒状部69b〜74bと、各突出部63b〜68bの径方向外側に形成された外壁部87bとを有している。また、各筒状部69b〜74bは、図5に示すように、コア53に形成した各スロット61に対して軸方向に嵌入可能な構成となっている。
また、図4(c)に示すように、各筒状部69b〜74bの各先端部75b〜80bは、中間部と比べて内周が拡径するように肉薄形状に成形されており、図4(a)に示す各筒状部69a〜74aの各先端部75a〜80aと各スロット61内部で相互に嵌合可能な構成となっている。また、図4(c)に示すように、これらの筒状部69b〜74bには、各スロット61の各開口部62と対応する位置に、スリット状に開口した開口部81b〜86bが形成されている。なお、図4(c)に示す外壁部87bは、後述する各相の電源線PU、PV、PWを這わせるために設けられている。
図6は、図3に示したステータ52の上面視図である。図6に示すように、各突出部63a〜68aには、コア53の各ティース60U〜60Wや、下側インシュレータ54bの各突出部63b〜68b(図示せず)と共に、各相(U相、V相、W相)のコイル90U、90V、90Wが巻回されている。各コイル90U〜90Wからは、図3に示したターミナル端子11bに接続される各相(U相、V相、W相)の電源線PU、PV、PWが引き出されている。また、各電源線PU、PV、PWは、それぞれが絶縁部材によって被覆されており、且つ、ねじった状態で束ねられている。
図7は、図6に示したステータを外径側から見た展開図である。なお、図6に示した各位置(A1)〜(F2)と、図7に示す各位置(A1)〜(F2)とは対応している。図7に示すように、下側インシュレータ54bの外壁部87bには、各電源線PU、PV、PWを外側に引き出すための複数の切欠きが形成されている。なお、これらの切欠きの位置は、各ティース60U〜60Wの位置に合わせて各電源線PU、PV、PWを這わせるために予め設定されている。例えば、U相の電源線PUは、一端側で電源線PU1(図示せず)と電源線PU2とに分岐している。電源線PU1は、位置(A1)、(A2)において、ティース60Uに対して巻回された後に、その他端側が上側インシュレータ54a側に引き出されると共に、図7に示す中性線結束位置Qで結束される。
これに対して、電源線PU2は、図7に示すように、位置(A1)において下側インシュレータ54bの外壁部87bへと引き出されると共に、この外壁部87bを這うことにより位置(D2)と位置(E1)の中間位置まで導かれると共に、位置(D1)、(D2)においてティース60Uに対して巻回される。同様に、各電源線PV、PWについても、各電源線PV2、PW2のそれぞれは、図7に示すように、位置(B1)、(C1)において下側インシュレータ54bの外壁部87bへと引き出され且つこの外壁部87bを這うことによりティース60V、60Wに対して巻回される。以上のことから、本実施形態では、上側インシュレータ54aの筒状部69a〜74aと、下側インシュレータ54bの筒状部69b〜74bとの位置を確実に合わせることが重要となる。
図8(a)、(b)は、図4(a)、(b)にそれぞれ示した上側インシュレータ54a及び下側インシュレータ54bを内径側から見た展開図である。図8(a)に示すように、上側インシュレータ54aの各筒状部69a〜74aのうち、筒状部71aを除く各筒状部69a、70a、72a〜74aはいずれも同一の形状を有しており、各先端部75a、76a、78a〜80aを除いた各中間部の軸方向の高さ(長さ)寸法がいずれもL1となるように設計されている。これに対して、筒状部71aは、他の各筒状部69a、70a、72a〜74aとは異なり、その先端部77aを除いた中間部の軸方向の高さ(長さ)寸法がL2に設計されており、この寸法L2は寸法L1よりも大きく設計されている。
また、図8(b)に示すように、下側インシュレータ54bでは、各筒状部69b〜74bのうち、筒状部71bを除く各筒状部69b、70b、72b〜74bはいずれも同一の形状を有しており、軸方向の高さ寸法がいずれもL3となるように設計されている。これに対して、筒状部71bは、他の各筒状部69b、70b、72b〜74bとは異なり、軸方向の高さ寸法がL4に設計されており、この寸法L4は寸法L3よりも小さく設計されている。つまり、この実施形態では、筒状部71a、71bの対で、軸方向の高さ寸法の比率(=L2/L4)が、その他の各対における高さ寸法の比率(=L1/L3)と異なるように予め設計されている。なお、各寸法L1、L3の合計(=L1+L3)と、各寸法L2、L4の合計(=L2+L4)は等しくなるように設計されている。
[第1実施形態の空気調和機の特徴]
以上、第1実施形態の空気調和機1では、筒状部71a、71bの対において、高さ寸法の比率(=L2/L4)を、その他の高さ寸法の比率(=L1/L3)と異ならせることで、筒状部69a〜74a及び筒状部69b〜74bの各対を1つでも間違えば、上側インシュレータ54aと下側インシュレータ54bとを相互に組み合わせることができない。したがって、上側インシュレータ54aと下側インシュレータ54bの組立作業を容易に実現できると共に、スロットセル一体型のインシュレータが誤って組み立てられてしまうことを確実に防止できる。その結果、上側インシュレータ54aと下側インシュレータ54bとを組み合わせる際に嵌合位置を間違うことを防止でき、各相(U相、V相、W相)の電源線PU、PV、PWを、対応する各相のティース60U、60V、60Wまで確実に導くことができる。
以上、第1実施形態の空気調和機1では、筒状部71a、71bの対において、高さ寸法の比率(=L2/L4)を、その他の高さ寸法の比率(=L1/L3)と異ならせることで、筒状部69a〜74a及び筒状部69b〜74bの各対を1つでも間違えば、上側インシュレータ54aと下側インシュレータ54bとを相互に組み合わせることができない。したがって、上側インシュレータ54aと下側インシュレータ54bの組立作業を容易に実現できると共に、スロットセル一体型のインシュレータが誤って組み立てられてしまうことを確実に防止できる。その結果、上側インシュレータ54aと下側インシュレータ54bとを組み合わせる際に嵌合位置を間違うことを防止でき、各相(U相、V相、W相)の電源線PU、PV、PWを、対応する各相のティース60U、60V、60Wまで確実に導くことができる。
また、第1実施形態の空気調和機1では、コア53の各ティース60U〜60Wや、上側インシュレータ54aの突出部63a〜68aや、下側インシュレータ54bの各突出部63b〜68bに対するコイル90U〜90Wの巻回作業において、各コイル90U〜90Wに傷が付くことを防止できると共に、巻回した各コイル90U〜90W間で適切な絶縁距離を保つことができるので、モータ20に絶縁不良等の不具合が発生する恐れを防ぐことができる。
(第2実施形態)
以下、図面に基づいて、本発明に係るインシュレータ、モータ、圧縮機及び空気調和機の第2実施形態について説明する。図9は、本発明の第2実施形態に係る上側インシュレータ154a(第1部材)及び下側インシュレータ154b(第2部材)をコア53に対して組み付ける前の状態を示した斜視図である。なお、この実施形態では、第1実施形態で説明した要素と同一の要素について同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
以下、図面に基づいて、本発明に係るインシュレータ、モータ、圧縮機及び空気調和機の第2実施形態について説明する。図9は、本発明の第2実施形態に係る上側インシュレータ154a(第1部材)及び下側インシュレータ154b(第2部材)をコア53に対して組み付ける前の状態を示した斜視図である。なお、この実施形態では、第1実施形態で説明した要素と同一の要素について同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
図9(a)、(c)にそれぞれ示すように、この実施形態の上側インシュレータ154a及び下側インシュレータ154bは、図4(a)に示した上側インシュレータ54aの筒状部69a〜74aに対応する筒状部169a〜174a(第1筒状部)と、図4(c)に示した下側インシュレータ54bの筒状部69b〜74bに対応する筒状部169b〜174b(第2筒状部)の各対のうちの2組、つまり、筒状部171a、171b、筒状部172a、172bの各対において、図8と同様に、高さ寸法の比率(=L2/L4)を、その他の各対における高さ寸法の比率(=L1/L3)と異ならせた点で、先に述べた第1実施形態の上側インシュレータ54a及び下側インシュレータ54bと相違する。
[第2実施形態の空気調和機の特徴]
以上、第2実施形態の空気調和機では、筒状部169a〜174a及び各筒状部169b〜174bの各対を1つでも間違えば、上側インシュレータ154aと下側インシュレータ154bとを相互に組み合わせることができないので、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、第2実施形態の空気調和機では、筒状部169a〜174a及び各筒状部169b〜174bの各対を1つでも間違えば、上側インシュレータ154aと下側インシュレータ154bとを相互に組み合わせることができないので、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、第2実施形態の空気調和機では、筒状部169a〜174a及び筒状部169b〜174bの各対を間違えたままの状態で、上側インシュレータ154aと下側インシュレータ154bとが相互に組み合わされてしまう可能性を排除できるので、スロットセル一体型のインシュレータが間違った状態で組み立てられてしまうことをより確実に防止できる。
(第3実施形態)
以下、図面に基づいて、本発明に係るインシュレータ、モータ、圧縮機及び空気調和機の第3実施形態について説明する。図10は、本発明の第3実施形態に係る上側インシュレータ254a(第1部材)及び下側インシュレータ254b(第2部材)をコア53に対して組み付ける前の状態をそれぞれ示した斜視図である。なお、この実施形態では、第1実施形態で説明した要素と同一の要素について同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
以下、図面に基づいて、本発明に係るインシュレータ、モータ、圧縮機及び空気調和機の第3実施形態について説明する。図10は、本発明の第3実施形態に係る上側インシュレータ254a(第1部材)及び下側インシュレータ254b(第2部材)をコア53に対して組み付ける前の状態をそれぞれ示した斜視図である。なお、この実施形態では、第1実施形態で説明した要素と同一の要素について同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
図10(a)、(c)にそれぞれ示すように、この実施形態の上側インシュレータ254a及び下側インシュレータ254bは、図4(a)に示した上側インシュレータ54aの筒状部69a〜74aに対応する筒状部269a〜274a(第1筒状部)と、図4(c)に示した下側インシュレータ54bの筒状部69b〜74bに対応する筒状部269b〜274b(第2筒状部)の各組み合わせのうちの3組、つまり、筒状部269a、269b、筒状部271a、271b、筒状部272a、272bの各組み合わせにおいて、図6と同様に、高さ寸法の比率(=L2/L4)を、その他の各組み合わせにおける高さ寸法の比率(=L1/L3)と異ならせた点で、先に述べた第1実施形態の上側インシュレータ54a及び下側インシュレータ54bと相違する。
[第3実施形態の空気調和機の特徴]
以上、第3実施形態の空気調和機では、筒状部269a〜274a及び各筒状部269b〜274bの各対を1つでも間違えば、上側インシュレータ254aと下側インシュレータ254bとを相互に組み合わせることができないので、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、第3実施形態の空気調和機では、筒状部269a〜274a及び各筒状部269b〜274bの各対を1つでも間違えば、上側インシュレータ254aと下側インシュレータ254bとを相互に組み合わせることができないので、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、第3実施形態の空気調和機では、筒状部269a〜274a及び筒状部269b〜274bの各対を間違えたままの状態で、上側インシュレータ254aと下側インシュレータ254bとが相互に嵌合されてしまう可能性を排除できるので、スロットセル一体型のインシュレータが間違った状態で組み立てられてしまうことをより確実に防止できる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
なお、上述した第1〜第3実施形態では、本発明を2シリンダ型のR410A冷媒用ロータリ圧縮機1に適用する例について述べたが、本発明はこれに限らず、1シリンダ型や、2シリンダ以上の圧縮機に適用可能であり、さらに、ロータリ圧縮機以外のスクロール圧縮機やレシプロ圧縮機等にも適用可能である。
なお、上述した第1〜第3実施形態では、R410A冷媒を利用する圧縮機について説明したが、本発明はこれに限らず、R410A冷媒以外のCO2冷媒やR22冷媒等を利用する圧縮機にも適用可能である。
なお、上述した第1〜第3実施形態では、ローラ34及びブレードを、それぞれ、別体として構成する例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。ローラ34及びブレードを一体として構成してもよい。
なお、上述した第1〜第3実施形態では、上側インシュレータの各筒状部の各先端部を、中間部と比べて外周が縮径するように肉薄形状に形成すると共に、下側インシュレータの各筒状部の各先端部を、中間部と比べて内周が拡径するように肉薄形状に成形することにより、上側インシュレータ及び下側インシュレータの各筒状部を相互に嵌合させる例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。上側インシュレータの各筒状部の各先端部を中間部と比べて内周が拡径するように肉薄形状に成形すると共に、下側インシュレータの各筒状部の各先端部を中間部と比べて外周が縮径するように肉薄形状に形成することにより、上側インシュレータ及び下側インシュレータの各筒状部を相互に嵌合させてもよい。
なお、上述した第1〜第3実施形態では、6つのスロットが形成されたコアに本発明を適用する例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、5つ以下、または、7つ以上のスロットが形成されたコアにも適用可能である。
1 空気調和機
4 圧縮機
20 モータ
53 コア
60 ティース(歯部)
54a、154a、254a 上側インシュレータ(第1部材)
54b、154b、254b 下側インシュレータ(第2部材)
63a〜68a 突出部(第1突出部)
63b〜68b 突出部(第2突出部)
69a〜74a、169a〜174a、269a〜274a 筒状部(第1筒状部)
69b〜74b、169b〜174b、269b〜274b 筒状部(第2筒状部)
4 圧縮機
20 モータ
53 コア
60 ティース(歯部)
54a、154a、254a 上側インシュレータ(第1部材)
54b、154b、254b 下側インシュレータ(第2部材)
63a〜68a 突出部(第1突出部)
63b〜68b 突出部(第2突出部)
69a〜74a、169a〜174a、269a〜274a 筒状部(第1筒状部)
69b〜74b、169b〜174b、269b〜274b 筒状部(第2筒状部)
Claims (4)
- 環状に配置された複数の歯部を有するコアの一端に配置され且つ前記歯部とそれぞれ積層される複数の第1突出部を有する第1部材と、
複数の歯部が形成されたコアの他端に配置され且つ前記歯部とそれぞれ積層される複数の第2突出部を有する第2部材とを備え、
前記第1部材は、隣り合う歯部間にそれぞれ嵌入される複数の第1筒状部を有し、
前記第2部材は、前記複数の第1筒状部のそれぞれと対を構成するように前記隣り合う歯部間にそれぞれ嵌入される複数の第2筒状部を有すると共に、
前記複数対の第1及び第2筒状部のうちの少なくとも一対を構成する第1筒状部と第2筒状部との長さの比率は、他の対を構成する第1筒状部と第2筒状部との長さの比率と異なっており、
前記複数の第1筒状部は、それぞれ、前記複数の第2筒状部のうちの特定された一の第2筒状部とだけ対となり得ることを特徴とするインシュレータ。 - 請求項1に記載のインシュレータを用いたことを特徴とするモータ。
- 請求項2記載のモータを用いたことを特徴とする圧縮機。
- 請求項3記載の圧縮機を用いたことを特徴とする空気調和機。
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JP2009170862A JP2011030297A (ja) | 2009-07-22 | 2009-07-22 | インシュレータ、モータ、圧縮機及び空気調和機 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2009
- 2009-07-22 JP JP2009170862A patent/JP2011030297A/ja active Pending
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