JP2017034819A - 永久磁石同期機、圧縮機及び空気調和機 - Google Patents

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恵理 丸山
大我 渕野
Taiga Fuchino
大我 渕野
哲也 田所
Tetsuya Tadokoro
哲也 田所
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Abstract

【課題】カシメ間の横流を低減し、横流に起因して増加するカシメ部間の通電損失と鉄損とを抑制した永久磁石同期機を提供する。【解決手段】永久磁石同期機は、積層された複数の電磁鋼板を含むステータコア41を備え、ステータコアは、ティース42と、ティースを接続するヨーク43と、ヨークに配置され、複数の電磁鋼板を互いに固定するカシメ部48とを有し、カシメ部の中心からステータコアの外径側までの径方向の距離をLkとし、ヨークのカシメ部が位置する部分における径方向の幅をWyとした場合、Lk/Wy<0.5を満たす。【選択図】図3

Description

本発明は永久磁石同期機、圧縮機及び空気調和機に関する。
永久磁石同期機(以下「モータ」という。)は、軸方向渦電流損を低減するため、両面に絶縁被膜を塗布した薄板材である電磁鋼板を軸方向に積み重ねることで作られる。このため、電磁鋼板を軸方向に締結するため、溶接のほか、ボルトやカシメが用いられる。特に、圧縮機駆動用のモータは金型により大量生産されることから、ステータはカシメ、ロータはカシメとリベットにより電磁鋼板を固定している。
ここで、カシメ部を設けたことによる渦電流損や鉄損の増加を抑制する為、例えば、特許文献1ではスロット数S、カシメ部の数をQ、ステータコアの重量をWとした時、S>Q≧(W/3)×4とすることで、剛性の維持とカシメ部を減らすことにより、カシメ部による性能低下を防ぐステータが記載されている。
特開2010−81735号公報
しかしながら、特許文献1に記載のステータは、運転条件やカシメ部の配置によっては、後述するカシメ部間の横流による通電損失や、横流に起因した鉄損によって効率が低下するという課題がある。
本発明が解決する課題は、カシメ間の横流を低減し、横流に起因して増加するカシメ部間の通電損失と鉄損とを抑制したモータを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る積層された複数の電磁鋼板を含むステータコアを備え、ステータコアは、ティースと、ティースを接続するヨークと、ヨークに配置され、複数の電磁鋼板を互いに固定するカシメ部とを有し、カシメ部の中心からステータコアの外径側までの径方向の距離をLkとし、ヨークのカシメ部が位置する部分における径方向の幅をWyとした場合、Lk/Wy<0.5を満たす。
本発明によれば、カシメ部間に流れる電流(横流)を低減し、横流によって発生するカシメ部の通電損失と、横流が作る磁束により増加する鉄損とを抑制し、高効率なモータを提供することができる。
実施例1に係る冷凍サイクルの構成を示す図である。 実施例1の圧縮機径方向断面図である。 実施例1のモータ軸方向断面図である。 横流発生原理を示す図である。 横流発生原理の回路図である。 カシメ部の通電損失とLk/Wyの関係を示す図である。 鉄損とLk/Wyの関係を示す図である。 実施例2のモータ軸方向断面図である。 実施例2の回路図である。 実施例3のモータ軸方向断面図である。 実施例3の回路図である。 実施例4の圧縮機軸方向断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
本実施例を、図1〜図6を用いて説明する。図1は、本実施例に係る冷凍サイクルの構成を示す図である。空気調和機は、室外機101と室内機107とが、接続配管110によって接続されることで機能する。室外機101は、圧縮機100と、四方弁103と、室外熱交換器104と、絞り装置(膨張弁)106と、送風ファン105とを備えている。室内機107は、室内熱交換器108と、送風ファン109とを備えている。なお、通常、送風ファン105にはプロペラファンが、送風ファン109には貫流ファンが用いられるが、送風ファン105、109に他のファンを用いてもよい。また、本実施例では、冷房運転と暖房運転とで流路を切り替えるために四方弁103を用いているが、四方弁103に限らず、三方弁を2つ用いる等の他の流路切替手段を用いてもよい。
次に、冷房運転をする場合を例に、各要素の作用を説明する。冷房運転の場合、圧縮機100で圧縮された高圧のガス状冷媒は、室外熱交換器104で外気に放熱することで凝縮し、高圧の液冷媒となる。液冷媒は絞り装置(膨張弁)106の作用で減圧され、低温低圧の気液二相状態となり、接続配管110を通じて室内機107へ流れる。室内機107に入った冷媒は、室内熱交換器108で室内空気の熱を吸熱することで蒸発する。室内ユニットで蒸発した冷媒は、接続配管110を通じて、室外機101へ戻り、四方弁103を通って再び圧縮機100で圧縮されることになる。
暖房運転の場合は、四方弁103により、冷媒流路が切り替えられ、圧縮機100で圧縮された高圧のガス状冷媒は、四方弁103及び接続配管110を通って室内機107に流れる。室内機107に入った冷媒は、室内熱交換器108で室内空気に放熱することで凝縮し、高圧の液冷媒となる。高圧の液冷媒は、接続配管110を通って室外機101に流れる。室外機101に入った高圧の液冷媒は、絞り装置(膨張弁)106の作用で減圧され、低温低圧の気液二相状態となり、室外熱交換器104に流れ、室外空気の熱を吸熱することで蒸発し、ガス状冷媒となる。室外熱交換器104でガス状となった冷媒は、四方弁103を通って再び圧縮機100で圧縮される。
以上、説明した空気調和機では、圧縮機100、プロペラファン105、貫流ファン109の動作に外部からのエネルギが必要となる。そのため、空気調和機の省エネルギ性向上は、換言すれば圧縮機100、プロペラファン105、貫流ファン109の所要動力を低減することである。特に圧縮機100の所要動力は、他に比して大きく、これを低減することが省エネルギ性向上にとって有効である。
図2は本実施例の圧縮機径方向断面図である。圧縮機100は密閉容器1と密閉容器1内に配置された圧縮機構部2およびモータ3を備えている。本実施例の圧縮機100はスクロール圧縮機であるが、ロータリ圧縮機やスイング圧縮機等他の圧縮機を用いていてもよい。
上記密閉容器1には吸入管11と吐出管12が接続されている。吸入管11から供給される冷媒は圧縮機構部2で圧縮され、吐出管12より吐出される。この冷媒はR32、R32を半分以上含む混合冷媒、二酸化炭素、R410AやR22等である。密閉容器1の下部には潤滑用の油をためておくスペース13がある。
モータ3は圧縮機構部2の下側に配置され、圧縮機構部2を回転軸4を介して駆動する。また、回転軸4に固定された円筒形状のロータ30とロータ30の外周側をとり囲むように配置されたステータ40と、ステータ40とロータ30の間の空隙50を有するインナーロータ型のモータである。
図3に本実施例のモータの軸方向断面図を示す。モータ3は4極の集中巻の表面磁石型モータである。ロータ30はロータコア31とロータコア31に軸方向に埋め込まれた永久磁石32を有する。ステータ40はステータコア41と図示していない巻線を有する。ステータコア41は放射状に配置されたティース42と、円環上のヨーク43とで構成される。
各ティース42には図示していないが巻線が巻き回されている。
ステータコア41は積層された複数の電磁鋼板と、複数の電磁鋼板を互いに固定するためのカシメ部48を有する。カシメ部48はヨーク43に設けられている。
ティース42の径方向外周側に外周面から切り欠かれた溝45はティース部42に対応して、6カ所設けられている。これらの溝45は冷媒や油を通す通路や、冷却用通路に利用されている。このため、溝45はある程度の面積が確保できないと、オイルレートが高くなり故障や空調冷凍機器のようなヒートポンプシステムの効率低下につながる。
次に、図4と図5を用いてカシメ部で発生する横流について説明する。図4は横流発生原理を示す図である。図4のモータは、6極9スロットの埋め込み磁石型モータであり、カシメ部48はヨーク部43に配置されており、計9個ある。
この時、各カシメ部48は軸方向に電気的に接続されていることに加え、電磁鋼板を介して周方向にも接続されている。
隣り合うカシメ部48は積層された電磁鋼板ごとにヨーク43を介して周方向に接続されており、カシメ部48は軸方向に電磁鋼板を貫通していることから、隣り合う2つのカシメ部48を2つの電磁鋼板のヨーク43で接続した経路を1ターンの巻線とみなすことができる。
図5にこの時の回路図を示す。抵抗Rは軸方向および周方向の合成抵抗である。電圧源V1〜V8はカシメ部48間のティース42に鎖交する磁束の時間変化で発生する電圧源である。カシメ部48がヨーク43に配置されている場合、主磁束(図4、FluxB)が仮想コイルとなったカシメ部48間に交番磁界を発生させ、電圧源V1〜V8となる。
図4の例では3相モータであることから、各電圧源V1、V2、V3は約120°位相が異なる電圧源となっている。例えば、V1=cos(wt)であれば、V2=cos(wt+2/3π)、V3=cos(wt+4/3π)、V4=cos(wt+2π)、V5=cos(wt+8/3π)、V6=cos(wt+10/3π)…となる。各電圧源は偏心や巻線アンバランスが無い限りは同じ実効値を持つ。
この電圧源の実効値と位相の違いから、各カシメ部48間に電位差が生じ、カシメ部48間に電流が流れる。これを横流と呼ぶ。この横流の大きさは閉回路間の電位差や、カシメ部48の抵抗Rによって変化する。電位差が大きい場合、横流は増加し、抵抗Rが大きい場合、横流は低下する。
横流が発生すると横流に起因した磁束(Flux A)が発生する。このFlux Aは、カシメ部48の内側(カシメ部48より内径側のヨーク43)では主磁束(Flux B)を増加する方向に、カシメ部の外側(カシメ部48より外径側のヨーク43)では主磁束(Flux B)を減少する方向に発生する。
そのため、ステータ40内に磁束密度の偏りが生じ鉄損も増加する。さらに横流がカシメ部48間に流れる通電損失を発生させ、モータ効率の低下につながっている。
カシメ部48間の横流を低減するには、電圧源の元となるカシメ部48間に垂直に鎖交する主磁束(Flux B)を低減する必要がある。ヨーク43内の最内径にカシメ部48を設ける場合と、ヨーク43内の最外径に配置する場合を比較すると、カシメ部48間の鉄部分において、カシメ部48間に対し垂直に鎖交する主磁束(Flux B)は、最内径に配置する場合のほうが最外径に配置する場合に比べて大きくなる。
すなわち、電圧源の実効値を低減する為には、カシメ部48を外径側に配置することが有効である。図6にLk/Wyとカシメ部通電損失の増加率との関係を示す。Lkはカシメ部48の中心からステータ40の外径側までの径方向距離、Wyはステータ40が位置する部分におけるヨーク部43の径方向幅である。
図6に示すように、Lk/Wyが0.5を超えたあたりから損失が大幅に増加することが分かる。Lk/Wyが大きくなるとカシメ部48の仮想巻線に鎖交するFlux Bが増加し、カシメ部48の仮想巻線に発生する電圧を打ち消す電流が大量に流れるからである。すなわち、Lk/Wyを0.5以下とすることで、かしめ部通電損失を抑えることができる。
図7にLk/Wyと鉄損の増加率との関係を示す。図7に示すように、Lk/Wyを0.4以下、又は、0.52以上にすることで、ヨーク43の磁束密度分布の偏りが低減し、鉄損を低減することができる。
また、ティース部の幅Wtとヨーク部の幅Wyの関係が、Wy>Wt/2となることが望ましい。
また、横流は主磁束(Flux B)に対し、位相が反転した磁束を発生させることから、トルクの低下や騒音の増加にもつながるのに対しが、横流を低減する構成とすることで、低騒音、高効率なモータが提供できる。これを用いた圧縮機も、騒音や振動を防止しつつ、性能の低下を防止できる。
本実施例ではネオジム磁石モータを用いたが、SmCo磁石でも良いし、アルニコ磁石でも良いが、カシメ部48間の横流はティース42の鎖交磁束に比例することからネオジム磁石やSmCo磁石のように高残留磁束密度の磁石を用いたモータの方が効果は大きい。
本実施例では4極6スロットおよび6極9スロットのモータを対象としたが、相数は単相や2相、また3相以上でも同様の効果が得られる。また、本実施例では4極としたが6極でも良いし、8極でも同様の効果が得られる。
図8−8を用いて実施例2を説明する。本実施例における基本的構成については実施例1の場合と同様であるため、ここでは相違点のみを述べる。
図8に本実施例のモータ軸方向断面図を示す。実施例1ではティース42の数とおなじ個数のカシメ部48を設けていたのに対し、図8に示すように、本実施例ではカシメ部48を6カ所と、ティース42の数より少なくなっている。すなわち、カシメ部48の数をN、ティース42の数をXとした場合、図8はN<Xを満たしている。
前述したように、カシメ部48間の横流により、ステータ40の磁束密度分布に偏りが生じると鉄損が増加する。そこで、本実施例のようにカシメ部48を減らすことで、減らした部分のヨーク部42の磁束密度の偏りは無くなり、鉄損の増加を抑制できる。これを用いた圧縮機も、性能の低下を防止できる。
図9に図8の回路図を示す。横流の発生源となる電圧源に着目した場合、図9では例えば閉回路Aはカシメ部48の軸方向と周方向の合成抵抗RaとRbから成っている。Raに発生する電位はV1−(V2+V3)/2、Rbに発生する電位は(V2+V3)/2−V4=(V2+V3)/2−V1である。閉回路Aに発生する電流IはI=2(V1−(V2+V3)/2)/(Ra+Rb)となる。
そのため、本実施例での回路構成(形成される閉回路)に流れる電流Iの合計値は、実施例1での回路構成時と同じ値である。すなわち、図9のような回路にした場合は、カシメ部48の数が減ることで鉄損や通電損失は減るものの、理論的な横流の実効値は実施例1と同等である。
本実施例では3相の6極9スロットのモータを対象としたが、相数は単相や2相、また3相以上でも同様の効果が得られる。また、6極としたが4極でも良いし、8極でも、10極でも同様の効果が得られる。
図10−10を用いて実施例3を説明する。本実施例における基本的構成については実施例1の場合と同様であるため、ここでは相違点のみを述べる。
図10に本実施例のモータ軸方向断面図を示す。実施例1ではティース42の数とおなじ個数のカシメ部48を設けていたのに対し、図10に示すように、本実施例ではカシメ部48を3カ所と、ティース42の数より少なくなっている。カシメ部48の数をN、駆動時の電圧の相数をS、ティース42の数をXとした場合、図10はN≦X/Sを満たしている。
図11に図10の回路図を示す。図11ではV1〜V3、V4〜V6、V7〜V8の電圧源が1つの閉回路を構成するようにカシメ部48を減らしている。こうした場合、図11の各閉回路の電位は、V1+V2+V3=0、V4+V5+V6=0、V7+V8+V9=0となり、横流の発生源である電位差が0となる。
すなわち、三相交流電圧が印加される永久磁石同期機において、周方向において、隣り合うカシメ部48間に3つのティース42を配置することで、カシメ部48を設けたことによる損失増加は渦電流損に起因するもののみとなり、損失を減らすことができる。
本実施例では3相の6極9スロットのモータを対象としたが、相数は単相や2相、また3相以上でも同様の効果が得られる。また、6極としたが4極でも良いし、8極でも、10極でも同様の効果が得られる。
図12を用いて実施例4を説明する。本実施例における基本的構成については実施例1の場合と同様であるため、ここでは相違点のみを述べる。
本実施例は、圧縮機100の密閉容器1とステータ40の固定方法が実施例1と相違する。
密閉容器1とステータ40を固定する場合、焼ばめのほかにタック溶接のように周方向に数点のみ固定する手法がある。焼ばめはステータの周方向全体に応力がかかるため、透磁率が低下し、鉄損の増加を引き起こすことから、効率の低下につながる。
一方、タック溶接のように周方向の一部を固定する場合、焼ばめに比べて全体として鉄損は低下するが、溶接部分に応力が集中することから、鉄損の発生を防ぐことはできない。
そこで、本実施例では、図12に示すように、溶接部49とカシメ部48の位置関係を合わせている。すなわち、カシメ部48の外径側の位置で密閉容器1とステータ40を溶接している。
本実施例によれば、カシメ部48の両隣にあるヨーク43に応力が集中し、透磁率は低下する。磁性体に交流電流が流れる場合、周波数や透磁率の違いによって、表皮深さdが小さくなり、導体の表面に電流が偏る。すなわち、電流が流れる導体の断面積が小さくなり、交流抵抗が増加する。
Figure 2017034819
ただし、ρ:抵抗率、ω:角周波数(2×π×f)、μ:透磁率、f:周波数である。
抵抗は導体断面積Sに反比例する。上述した式より、透磁率μに応じて表皮深さdは小さくなることで断面積Sも小さくなり、抵抗は増加する。交流抵抗Rは次式となり、透磁率μの平方根に比例することがわかる。
Figure 2017034819
又、カシメ部48間に発生する横流Iは、カシメ部48間を鎖交する磁束量Peと、横流が流れる回路の抵抗Rsによって横流Iの大きさが一意に決まる。このため、交流抵抗Rsが大きいほど横流Iは低減され、横流損を低減することができる。
Figure 2017034819
ただし、Pe:磁束量、I:横流、V:カシメ間の電位差である。
なお、本実施例では、カシメ部48と溶接部49を一致させるとしたが、カシメ部48と溶接部49の一部が周方向に重なっていれば、横流損を低減する効果は得られる。たとえば、ステータ40を密閉容器1に固定する力を増加させるため、周方向に、軸方向に複数点溶接する場合、少なくとも一カ所でも一致していれば効果は得られる。
1…密閉容器、2…圧縮機機構部、3…モータ、4…回転軸、11…吸入管、12…吐出管、30…ロータ、31…ロータコア、32…永久磁石、40…ステータ、41…ステータコア、42…ティース、43…ヨーク、44…巻線、45…溝、48…カシメ部、49…溶接部

Claims (7)

  1. 積層された複数の電磁鋼板を含むステータコアを備え、
    前記ステータコアは、ティースと、前記ティースを接続するヨークと、前記ヨークに配置され、前記複数の電磁鋼板を互いに固定するカシメ部とを有し、
    前記カシメ部の中心から前記ステータコアの外径側までの径方向の距離をLkとし、前記ヨークの前記カシメ部が位置する部分における径方向の幅をWyとした場合、Lk/Wy<0.5を満たす永久磁石同期機。
  2. 前記カシメ部の数をNとし、前記ティース部の数をXとした場合、
    N<Xを満たすことを特徴とする請求項1に記載の永久磁石同期機。
  3. 駆動時の電圧の相数をNとした場合、N≦X/Sを満たすことを特徴とする請求項2に記載の永久磁石同期機。
  4. 三相交流電圧が印加される永久磁石同期機において、
    周方向において、隣り合う前記カシメ部の間に3つの前記ティースが配置されていることを特徴とする請求項3に記載の永久磁石同期機。
  5. 密閉容器と、
    前記密閉容器内に配置された圧縮機機構部と、
    前記密閉容器内に配置され、前記圧縮機構部を駆動する請求項1乃至4のいずれかに記載の永久磁石同期機とを備えることを特徴とする圧縮機。
  6. 前記カシメ部の外径側の位置で前記密閉容器と前記ステータコアが固定されていることを特徴とする請求項5に記載の圧縮機。
  7. 室内熱交換器と、室外熱交換器と、膨張機構と、請求項5又は6に記載の圧縮機とを備えた空気調和機。
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