JP2011029976A - 利得可変増幅器および光受信装置 - Google Patents

利得可変増幅器および光受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】バースト的な入力信号に対する高感度かつ広ダイナミックレンジな増幅を実現する。
【解決手段】光受信装置は、フォトダイオード(PD)と、インピーダンス変換増幅器(TIA)とを有する。TIAは、PDから入力される信号INを増幅する第1の利得制御増幅器(GCA1)と、GCA1の出力信号を増幅する第2の利得制御増幅器(GCA2)と、GCA2から出力される差動信号を入力とする出力バッファ(BUF)と、GCA1の出力電圧を検出する信号強度検出回路(DET)と、DETの検出結果に基づいて、GCA1の利得が所望の値になるようにフィードバック制御する第1の利得制御器(GRf)と、DETの検出結果に基づいて、GCA2の利得が所望の値になるようにフィードフォワード制御する第2の利得制御器(GFF)とから構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、バースト的な信号の入力に対して高速に応答し、また微小信号から大信号まで歪み無く増幅できる高感度かつ広ダイナミックレンジな利得可変増幅器、および利得可変増幅器を用いた光受信装置に関するものである。
光アクセスシステムの代表的な網構成として、加入者側装置(Optical network unit:ONU)と局側装置(Optical line terminal:OLT)とが1対1で接続されるシングルスター(Single star:SS)構成と、複数のONUが1つのOLTに接続される受動光ネットワーク(Passive optical network:PON)構成とがある。
SS方式においては、ONUがOLTを占有出来るので高速通信が可能であるが、装置コストが高いという欠点がある。一方、PON方式においては、複数のONUが1つのOLTや光ファイバ設備を共有するために経済性に優れる。このような理由から、多くの光アクセスシステムではPON方式が採用されている。
PON方式の下り伝送は連続モードで、各ONUへの信号は時分割多重(Time division multiplexing:TDM)されて伝送される。下り信号は全てのONUにブロードキャストされ、各ONUは自分宛の信号のみ選択受信する。一方、PON方式の上り伝送では、時分割多元接続(Time division multiple access:TDMA)が用いられる。すなわち、信号の衝突を避けるために、各ONUはOLTから指定されたタイミングで信号を伝送する。ONUとOLTとの間の伝送距離がONU毎に異なるために、各ONUからの上り信号は互いに強度と位相が異なる間欠的な信号であるという特徴がある。このため、上り信号はバースト信号と呼ばれる。
光受信装置は、一般に図8に示すように、フォトダイオード(Photodiode:PD)と、等化増幅器(Equalizing amplifier:EQA)と、クロックデータ再生器(Clock and data recovery:CDR)によって構成される。EQAは、インピーダンス変換増幅器(Transimpedance amplifier:TIA)と、振幅制限増幅器(Limiting amplifier:LIA)により構成される。CDRは、クロック再生回路(Clock recovery circuit:CRC)と、識別再生回路(Decision circuit:DEC)により構成される。光受信装置への入力光信号は、PDによって電流信号に変換され、さらにTIAによって電流信号から電圧信号に変換される。LIAは、電圧信号を後段のCDRで識別再生可能なレベルに振幅制限して増幅する。
CDRにおいては、CRCが入力信号からクロック信号を抽出・再生し、その再生クロックによって与えられる識別タイミングでDECが入力信号を識別再生する。PON方式においては、上り信号がバースト信号であるため、OLT光受信装置を構成するTIAおよびLIAは強度の著しく異なるバースト信号を歪み無く増幅し、CRCは互いに異なる位相のバースト信号からクロック信号を抽出する必要がある。その際には、バースト信号毎に各々の受信回路は最適化される必要があるが、各回路はある一定の応答時間を必要とする。上り通信サービスを提供するという観点からは、広域収容のために大きな伝送路損失をサポートする必要があるため、EQAには高感度かつ広ダイナミックレンジな受信性能が求められる。また、高い上り伝送効率の実現という観点から、上りバースト信号間のガードタイムやプリアンブル長等の物理的オーバーヘッドを短くする必要があるため、TIA、LIA、CRCに対しては瞬時応答性能が要求される。高速なPONシステムを実現するためには、上記のような高速バースト信号受信技術の確立が極めて重要な役割を担う。
TIAのような増幅器においては、高感度受信と広ダイナミックレンジ受信とを両立するために、自動利得制御(Automatic gain control:AGC)によって入力信号強度に応じて増幅器の利得を制御する技術が用いられる(非特許文献1参照)。すなわち、入力信号強度が小さい時には増幅器の利得を高くすることによって高感度受信を可能にし、また、入力信号強度が大きい時には増幅器の利得を低くすることによって入力オーバーロードを高くする。利得制御の方法としては、増幅器の出力振幅をモニタし、増幅器利得を所望の値に設定するための信号をフィードバックして増幅器に与えることによってその利得を制御する方法がある。
B.Shammugasamy,T.Z.A.Zulkifli,"A 10-Gb/s Fully Balanced Differential Output Transimpedance Amplifier in 0.18-μm CMOS Technology for SDH/SONET Application",Circuits and Systems,2008.APCCAS 2008.IEEE Asia Pacific Conference on Nov.30,2008-Dec. 3,2008,p.684-687
非特許文献1に開示された従来の増幅器では、フィードバック型の自動利得制御増幅器のみを用いて信号を増幅しているために、入力信号の強度変化に対する利得制御の応答時間が長く、その結果として、一定の時間内に可変できる増幅器の利得幅が狭くなり、光受信装置等で要求される広ダイナミックレンジ受信性能と短応答時間とを両立できないという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、バースト的な入力信号に対する高感度かつ広ダイナミックレンジな増幅を実現することができる利得可変増幅器および光受信装置を提供することを目的とする。
本発明の利得可変増幅器は、入力信号を増幅する第1の利得制御増幅器と、この第1の利得制御増幅器の出力信号を増幅する第2の利得制御増幅器と、前記第1の利得制御増幅器の出力電圧を検出する信号強度検出回路と、この信号強度検出回路の検出結果に基づいて、前記第1の利得制御増幅器の利得が所望の値になるようにフィードバック制御する第1の利得制御器と、前記信号強度検出回路の検出結果に基づいて、前記第2の利得制御増幅器の利得が所望の値になるようにフィードフォワード制御する第2の利得制御器とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の利得可変増幅器の1構成例は、さらに、前記入力信号の伝送速度を表す信号を出力する制御手段と、前記第2の利得制御増幅器の出力を入力とし、前記制御手段から入力される信号に応じて透過帯域特性が変化する透過帯域可変フィルタとを備え、前記入力信号の伝送速度に応じて前記透過帯域可変フィルタの透過帯域特性を変化させることを特徴とするものである。
また、本発明の利得可変増幅器の1構成例は、前記第2の利得制御増幅器の出力が差動信号であることを特徴とするものである。
また、本発明の光受信装置は、入力された光信号を光電変換する受光素子と、この受光素子の出力を入力とする利得可変増幅器とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の光受信装置の1構成例において、前記第1の利得制御増幅器は、入力端子と出力端子間に接続された帰還抵抗を備え、前記受光素子から出力される電流信号を電圧信号に変換して増幅することを特徴とするものである。
本発明によれば、利得可変増幅器を第1の利得制御増幅器と第2の利得制御増幅器から成る2段構成とし、信号強度検出回路の出力を用いて第1の利得制御増幅器の利得をフィードバック制御すると共に第2の利得制御増幅器の利得をフィードフォワード制御することによって、利得可変増幅器を単一の利得制御増幅器のみで構成する従来の構成と比べて、入力信号強度の変化に対する利得調整が短時間で可能となる。その結果、本発明では、一定時間内で可変できる利得幅が大きくなり、バースト的な入力信号に対する高感度かつ広ダイナミックレンジな増幅を実現することが可能となる。したがって、例えば光受信装置に要求される広ダイナミックレンジ受信性能と短い応答速度とを両立させることが可能となる。
また、本発明では、第2の利得制御増幅器の出力を入力とする透過帯域可変フィルタを設け、入力信号の伝送速度に応じて透過帯域可変フィルタの透過帯域特性を変化させることにより、バースト的な入力信号に対する高感度かつ広ダイナミックレンジな増幅を、複数の異なる伝送速度に対して実現することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る光受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る光受信装置に入力される光信号のパワーの変化、インピーダンス変換増幅器の利得の変化、第1、第2の利得制御増幅器の利得の変化および信号強度検出回路の出力の変化を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る光受信装置の各ノードの出力の周波数特性を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光受信装置に入力される光信号のパワーの変化、インピーダンス変換増幅器の利得の変化、第1、第2の利得制御増幅器の利得の変化、信号強度検出回路の出力の変化、光受信装置制御部の出力の変化および可変フィルタの透過特性の変化を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光受信装置の各ノードの出力の周波数特性を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光受信装置の透過帯域可変フィルタの透過特性を示す図である。 従来の光受信装置の構成を示すブロック図である。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る光受信装置の構成を示すブロック図である。
光受信装置は、PDと、TIAとを有する。TIAは、PDから入力される信号(電流信号)INを増幅する第1の利得制御増幅器(Gain control amplifier、以下、GCA1)と、GCA1の出力信号を増幅する第2の利得制御増幅器(GCA2)と、GCA2から出力される差動信号を入力とする出力バッファ(BUF)と、GCA1の出力電圧を検出する信号強度検出回路(DET)と、DETの検出結果に基づいて、GCA1の利得が所望の値になるようにフィードバック制御する第1の利得制御器(GRf)と、DETの検出結果に基づいて、GCA2の利得が所望の値になるようにフィードフォワード制御する第2の利得制御器(GFF)とから構成される。図1において、OUTP,OUTNはTIAのBUFから出力される差動出力信号である。
DETは、低域フィルタ(不図示)を有する。DETは、GCA1の出力電圧の平均値Vavgを検出してGRf、GFFに出力する。GRf、GFFは、DETの出力電圧Vavgを入力とし、Vavgを基にそれぞれGCA1、GCA2の利得制御信号を出力する演算素子である。GCA1は、帰還抵抗(Feedback resister:Rf)を備え、PDから出力される電流信号を電圧信号に変換して増幅する機能を有する。なお、本実施の形態においては、GCA1がRfを有するTIAを例に挙げて説明するが、GCA1、GCA2共に、制御信号により利得を可変できるものであればよい。
次に、互いに異なる光パワーを有する3つの光信号が入力される場合の光受信装置の動作を図2を用いて説明する。ここでは、時刻t1からt2の間に光パワーP1の光信号がPDに入力され、時刻t3からt4の間に光パワーP2の光信号がPDに入力され、時刻t5からt6の間に光パワーP3の光信号がPDに入力されるものとする。この3つの光信号は同一の伝送速度であるとする。また、3つの光信号の強度に関してはP1>P3>P2の関係が成り立つとする。図2には、入力光信号の光パワー、TIA全体の利得、GCA1の利得、GCA2の利得、DETの出力電圧のそれぞれの強度の推移を示す。
光信号入力が無い状態(時刻t1より前の初期状態、時刻t2からt3の間、時刻t4からt5の間、時刻t6以降)では、GCA1の出力振幅はPDからの暗電流の分程度しかない。このため、DETは、GRf、GFFに対して、それぞれGCA1、GCA2の利得を大きくさせるような制御をする。
図2に示すように、時刻t1において光パワーP1の光信号が光受信装置に入力されると、PDによって光信号が電流信号に光電変換され、GCA1によって電流信号が電圧信号に変換される。DETは、GCA1の出力電圧の平均値Vavgを検出してGRf、GFFに出力する。このときのGCA1の出力電圧の平均値をVavg1とする。GRf、GFFは、それぞれGCA1、GCA2が所望の利得になるように制御する。
光パワーP1は本実施の形態で考慮している3つの光信号の中では最も強いので、TIAは低い利得で動作することが好ましい。DETの出力電圧Vavg1に応じて、GRfは制御信号VRf1を生成してGCA1の利得をフィードバック制御し、GFFは制御信号VFF1を生成してGCA2の利得をフィードフォワード制御する。この時刻t1からt2の間の制御によるGCA1の利得をAvcore1、GCA2の利得をAvbuf1、TIA全体の利得をAvTIA1とする。
またこのとき、所定の応答時間(tpreamble)以内にGCA1の出力の検出と利得制御とを済ませる。一般に、イーサネット(登録商標)やATM(Asynchronous Transfer Mode)などの伝送方式においてパケット信号を送受信する際には、パケットの先頭部にプリアンブルと呼ばれる特殊な符号が付加され、信号の始まりの通知や同期に用いられる。そして、プリアンブルの後にペイロードと呼ばれる正味のデータ部分が伝送される。プリアンブルの時間は光受信装置が用いられるシステムによって定められる。プリアンブル区間は実データ部分ではない余剰のオーバーヘッド成分なので、tpreambleが長すぎると、システムの伝送効率を低下させてしまうので好ましくない。
そこで、本実施の形態では、図2に示すように、時刻t1において光信号が入力されてから時刻tset1までのtpreamble以内に、GCA1の利得をAvcore1に設定し、GCA2の利得をAvbuf1に設定する。これにより、TIA全体での利得はAvTIA1となる。この状態で実データ部分を時刻t2まで受信する。
次に、時刻t2で光信号入力がいったん途絶えた後に、時刻t3からは光パワーP2の光信号が光受信装置に入力される。光パワーP2は本実施の形態で考慮している3つの光信号の中では最も微弱なので、TIAは高い利得で動作することが好ましい。このとき、DETが検出する、GCA1の出力電圧の平均値をVavg2とする。DETの出力電圧Vavg2に応じて、GRfは制御信号VRf2を生成してGCA1の利得をフィードバック制御し、GFFは制御信号VFF2を生成してGCA2の利得をフィードフォワード制御する。この時刻t3からt4の間の制御によるGCA1の利得をAvcore2、GCA2の利得をAvbuf2、TIA全体の利得をAvTIA2とする。
時刻t1のときと同様に、時刻t3において光信号が入力されてから時刻tset2までのtpreamble以内に、GCA1の利得をAvcore2に設定し、GCA2の利得をAvbuf2に設定する。これにより、TIA全体での利得はAvTIA2となる。この状態で実データ部分を時刻t4まで受信する。
次に、時刻t4で光信号入力がいったん途絶えた後に、時刻t5からは光パワーP3の光信号が光受信装置に入力される。光パワーP3は本実施の形態で考慮している3つの光信号の中では中間の強度なので、TIAは、前述の光パワーP1の場合と光パワーP2の場合の中間の利得で動作することが好ましい。このとき、DETが検出する、GCA1の出力電圧の平均値をVavg3とする。DETの出力電圧Vavg3に応じて、GRfは制御信号VRf3を生成してGCA1の利得をフィードバック制御し、GFFは制御信号VFF3を生成してGCA2の利得をフィードフォワード制御する。この時刻t5からt6の間の制御によるGCA1の利得をAvcore3、GCA2の利得をAvbuf3、TIA全体の利得をAvTIA3とする。
時刻t1のときと同様に、時刻t5において光信号が入力されてから時刻tset3までのtpreamble以内に、GCA1の利得をAvcore3に設定し、GCA2の利得をAvbuf3に設定する。これにより、TIA全体での利得はAvTIA3となる。この状態で実データ部分を時刻t6まで受信する。
本実施の形態において光受信装置に入力される3つの光信号の強度にはP1>P3>P2の関係がある。したがって、各光信号を受信した際の増幅器各段での利得は、TIA全体についてはAvTIA2>AvTIA3>AvTIA1の関係があり、GCA1についてはAvCORE2>AvCORE3>AvCORE1の関係があり、GCA2についてはAvbuf2>Avbuf3>Avbuf1の関係がある。
また、互いに光強度が異なる3つの光信号が入力されたときのTIA各段における出力の周波数特性を図3に示す。図3において、VTIA1,VTIA2,VTIA3はそれぞれ光パワーP1,P2,P3の光信号が入力されたときのTIA(BUF)の出力、Vbuf1,Vbuf2,Vbuf3はそれぞれ光パワーP1,P2,P3の光信号が入力されたときのGCA2の出力、VCORE1,VCORE2,VCORE3はそれぞれ光パワーP1,P2,P3の光信号が入力されたときのGCA1の出力である。
図3に示したTIA各段における出力特性は、米国ケイデンス(Cadence)社のIC設計ツール“Virtuoso(登録商標) composer”を用いて設計した回路におけるシミュレーション結果である。ケイデンス社の設計ツールは、IC製造業界における標準として広く用いられており、高い信頼性、汎用性を有している。
以上のように、本実施の形態では、TIAを構成する増幅器をGCA1およびGCA2から成る2段構成とし、DETの出力を用いてGCA1の利得をフィードバック制御すると共にGCA2の利得をフィードフォワード制御することによって、TIAを単一のGCAのみで構成する従来の構成と比べて、光信号強度の変化に対する利得調整が短時間で可能となる。その結果、本実施の形態では、一定時間内で可変できる利得幅が大きくなり、光バースト信号に対する高感度かつ広ダイナミックレンジな受信を実現することが可能となる。また、光受信装置に要求される広ダイナミックレンジ受信性能を、より短い応答速度で実現することが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図4は本発明の第2の実施の形態に係る光受信装置の構成を示すブロック図である。
光受信装置は、PDと、TIAと、光受信装置制御部(CTL)とを有する。本実施の形態のTIAは2つの利得制御増幅器であるGCA1,GCA2を有する点で第1の実施の形態と同様であるが、TIA出力段に透過帯域可変の低域フィルタ(tunable-LPF、以下、t−LPF)を有する点が第1の実施の形態と異なる。なお、本実施の形態においては、GCA1がRfを有するTIAを例に挙げて説明するが、GCA1、GCA2共に、制御信号により利得を可変できるものであればよい。
一般に光通信ネットワークにおいては、物理的に離れた複数の光伝送装置が光ファイバを介して互いに接続されて通信データの送受信を行っている。その際には実データを送受信する前に、正しく通信を行うための手続きのプロセスが存在する。例えばIEEE802.3ahにおいてはイーサネット技術を用いて高速光アクセスシステムを実現するための標準規格が定められており、物理的に離れた装置間が通信を正しく行うためのプロトコルとしてMPCP(Multipoint control protocol)というものが規定されている。一般に光伝送装置は、光ファイバを介して接続された他の光伝送装置との間で通信する際に、互いに信号を送受信する際のタイミングや伝送速度に関する情報等を事前にやり取りし合う。
本実施の形態の光受信装置の出力は、LIA(不図示)によって増幅された後にCDR(不図示)に入力される。CDRは、LIAによって増幅された信号を識別再生する。光受信装置のCTLは、この識別再生された信号から、光信号の伝送速度に関する情報を取得する。こうして、光ファイバを介して接続された他の光伝送装置と事前にやり取りする光信号から、実データを送受信する際の光信号の伝送速度に関する情報を取得することができる。CTLは、取得した情報に基づいて、伝送速度を表す電圧信号をt−LPFに対して適切なタイミングで発出する。t−LPFの透過帯域は、CTLからの電圧信号が表す伝送速度に対応して適切に設定される。
次に、互いに異なる光パワーを有する3つの光信号が入力される場合の光受信装置の動作を図5を用いて説明する。
光信号入力が無い状態(時刻t1より前の初期状態、時刻t2からt3の間、時刻t4からt5の間、時刻t6以降)では、GCA1の出力振幅はPDからの暗電流の分程度しかない。このため、DETは、GRf、GFFに対して、それぞれGCA1、GCA2の利得を大きくさせるような制御をする。
ただし、第1の実施の形態と異なり、完全に光信号入力が無くなる訳ではなく、時刻t1より前の初期状態において時刻t1以降の光信号の伝送速度に関する情報が他の光伝送装置とやり取りされ、時刻t2からt3の間において時刻t3以降の光信号の伝送速度に関する情報がやり取りされ、時刻t4からt5の間において時刻t5以降の光信号の伝送速度に関する情報がやり取りされる。
本実施の形態では、時刻t1からt2の間に光パワーP1の光信号が入力され、時刻t3からt4の間に光パワーP2の光信号が入力され、時刻t5からt6の間に光パワーP3の光信号が入力されるものとする。また、時刻t1からt2の間および時刻t5からt6の間に入力される光信号の伝送速度は10Gbit/s、時刻t3からt4の間に入力される光信号の伝送速度は1Gbit/sであり、3つの光信号の強度に関してはP3>P1>P2の関係が成り立つとする。
図5に示すように、時刻t1において光パワーP1の光信号が光受信装置に入力されると、PDによって光信号が電流信号に光電変換され、GCA1によって電流信号が電圧信号に変換される。DETは、GCA1の出力電圧の平均値Vavgを検出してGRf、GFFに出力する。このときのGCA1の出力電圧の平均値をVavg1とする。GRf、GFFは、それぞれGCA1、GCA2が所望の利得になるように制御する。
光パワーP1は本実施の形態で考慮している3つの光信号の中では中間の強度なので、TIAは中間の利得で動作することが好ましい。DETの出力電圧Vavg1に応じて、GRfは制御信号VRf1を生成してGCA1の利得をフィードバック制御し、GFFは制御信号VFF1を生成してGCA2の利得をフィードフォワード制御する。この時刻t1からt2の間の制御によるGCA1の利得をAvcore1、GCA2の利得をAvbuf1、TIA全体の利得をAvTIA1とする。
一方、CTLは、時刻t1以降の光信号の伝送速度(ここでは10Gbit/s)に関する情報を事前に取得しており、この伝送速度を表す電圧信号をt−LPFに対して出力する。このとき出力される電圧信号をVrate1とする。
t−LPFは、電圧信号Vrate1が入力されると、自身の透過帯域を約7.5GHzに設定する。図5では、この透過帯域をf1として表している。
またこのとき、所定の応答時間(tpreamble)以内にGCA1の出力の検出と利得制御とt−LPFの透過帯域制御とを済ませる。一般に、イーサネットやATMなどの伝送方式においてパケット信号を送受信する際には、パケットの先頭部にプリアンブルと呼ばれる特殊な符号が付加され、信号の始まりの通知や同期に用いられる。そして、プリアンブルの後にペイロードと呼ばれる正味のデータ部分が伝送される。プリアンブルの時間は光受信装置が用いられるシステムによって定められる。プリアンブル区間は実データ部分ではない余剰のオーバーヘッド成分なので、tpreambleが長すぎると、システムの伝送効率を低下させてしまうので好ましくない。
そこで、本実施の形態では、図5に示すように、時刻t1において光信号が入力されてから時刻tset1までのtpreamble以内にGCA1の利得をAvcore1に設定し、GCA2の利得をAvbuf1に設定し、t−LPFの透過帯域をf1(約7.5GHz)に設定する。TIA全体での利得はAvTIA1となる。この状態で実データ部分を時刻t2まで受信する。
次に、時刻t3からは光パワーP2の光信号が光受信装置に入力される。光パワーP2は本実施の形態で考慮している3つの光信号の中では最も微弱なので、TIAは高い利得で動作することが好ましい。このとき、DETが検出する、GCA1の出力電圧の平均値をVavg2とする。DETの出力電圧Vavg2に応じて、GRfは制御信号VRf2を生成してGCA1の利得をフィードバック制御し、GFFは制御信号VFF2を生成してGCA2の利得をフィードフォワード制御する。この時刻t3からt4の間の制御によるGCA1の利得をAvcore2、GCA2の利得をAvbuf2、TIA全体の利得をAvTIA2とする。
一方、CTLは、時刻t3以降の光信号の伝送速度(ここでは1Gbit/s)に関する情報を取得しており、この伝送速度を表す電圧信号をt−LPFに対して出力する。このとき出力される電圧信号をVrate2とする。
t−LPFは、電圧信号Vrate2が入力されると、自身の透過帯域を約750MHzに設定する。図5では、この透過帯域をf2として表している。
時刻t1のときと同様に、時刻t3において光信号が入力されてから時刻tset2までのtpreamble以内に、GCA1の利得をAvcore2に設定し、GCA2の利得をAvbuf2に設定し、t−LPFの透過帯域をf2(約750MHz)に設定する。TIA全体での利得はAvTIA2となる。この状態で実データ部分を時刻t4まで受信する。
次に、時刻t5からは光パワーP3の光信号が光受信装置に入力される。光パワーP3は本実施の形態で考慮している3つの光信号の中では最も強いので、TIAは前述の光パワーP1,P2の場合よりも低い利得で動作することが好ましい。このとき、DETが検出する、GCA1の出力電圧の平均値をVavg3とする。DETの出力電圧Vavg3に応じて、GRfは制御信号VRf3を生成してGCA1の利得をフィードバック制御し、GFFは制御信号VFF3を生成してGCA2の利得をフィードフォワード制御する。この時刻t5からt6の間の制御によるGCA1の利得をAvcore3、GCA2の利得をAvbuf3、TIA全体の利得をAvTIA3とする。
一方、CTLは、時刻t5以降の光信号の伝送速度(ここでは10Gbit/s)に関する情報を取得しており、この伝送速度を表す電圧信号Vrate1をt−LPFに対して出力する。
t−LPFは、電圧信号Vrate1が入力されると、自身の透過帯域をf1(約7.5GHz)に設定する。
時刻t1のときと同様に、時刻t5において光信号が入力されてから時刻tset3までのtpreamble以内に、GCA1の利得をAvcore3に設定し、GCA2の利得をAvbuf3に設定し、t−LPFの透過帯域をf1(約7.5GHz)に設定する。TIA全体での利得はAvTIA3となる。この状態で実データ部分を時刻t6まで受信する。
本実施の形態において光受信装置に入力される3つの光信号の強度にはP3>P1>P2の関係がある。したがって、各光信号を受信した際の増幅器各段での利得は、TIA全体についてはAvTIA2>AvTIA1>AvTIA3の関係があり、GCA1についてはAvCORE2>AvCORE1>AvCORE3の関係があり、GCA2についてはAvbuf2>Avbuf1>Avbuf3の関係がある。また、光信号の伝送速度を表す電圧信号に関しては、Vrate1>Vrate2の関係が成り立つとする。なお、CTLからの伝送速度を表す電気信号は各々の光信号に応じて、それぞれ時刻t1より前、時刻t2からt3の間、時刻t4からt5の間に速やかに出力されることが理想であるが、伝送速度を表す電気信号をt−LPFが受信し、実際にt−LPFの透過帯域が各々の光信号のプリアンブルが終了する時刻(時刻tset1、tset2、tset3)までに切り替わるのであれば、光信号のプリアンブルの期間内に出力されてもよい。さらに、本実施の形態では、CTLからの伝送速度を表す電気信号はt−LPFの透過帯域を切り替えるために用いているが、同時にGCA1にも入力し、GCA1の利得を伝送速度ごとに最適なものに切り替えてもよい。
伝送速度1Gbit/sの光パワーP2の光信号が入力されたときのTIA各段における出力の周波数特性を図6に示す。図6において、VTIAはTIAのBUFの出力、VbufはGCA2の出力、VCOREはGCA1の出力である。図6に示したTIA各段における出力特性は米国ケイデンス社のIC設計ツール“Virtuoso(登録商標) composer”を用いて設計した回路におけるシミュレーション結果である。光パワーP1,P3の光信号に関しては第1の実施の形態と重複するので、ここでは説明しない。
また、t−LPFの透過帯域に関して、制御電圧Vrate1およびVrate2を与えたときの透過特性を図7に示す。図7において、V1は制御電圧Vrate1を与えたときのt−LPFの出力、V2は制御電圧Vrate2を与えたときのt−LPFの出力である。図7によれば、制御電圧Vrate1を与えたときの高域遮断周波数が約7.5GHz、制御電圧Vrate2を与えたときの高域遮断周波数が約750MHzに設定されていることが分かる。
以上のように、本実施の形態では、TIAを構成する増幅器をGCA1およびGCA2から成る2段構成とし、DETの出力を用いてGCA1の利得をフィードバック制御すると共にGCA2の利得をフィードフォワード制御するだけでなく、光信号の伝送速度に関する情報を用いてt−LPFの透過帯域特性を変化させることによって、光バースト信号に対する高感度かつ広ダイナミックレンジな受信を、複数の異なる伝送速度に対して実現することが可能となる。また、光受信装置に要求される広ダイナミックレンジ受信性能を、より短い応答速度で実現することが可能となる。
なお、第1、第2の実施の形態では、OLTに設けられる光受信装置のTIAとして利得可変増幅器を用いる場合を例に挙げて説明したが、これに限るものではなく、本発明は、バースト的な信号の入力に対して高速に応答し、また微小信号から大信号まで歪み無く増幅できる高感度かつ広ダイナミックレンジな利得可変増幅器が必要な分野に好適である。
また、第1、第2の実施の形態では、GCA2として差動信号を出力する利得制御増幅器を用いたが、これに限るものではなく、シングルエンド出力の利得制御増幅器を用いてもよいことは言うまでもない。
本発明は、バースト的な信号の入力に対して高速に応答し、また微小信号から大信号まで歪み無く増幅する技術に適用することができる。本発明は、例えば光通信方式におけるディジタル信号伝送を行う光受信技術において、受光素子により光信号を電気信号(電流信号)に変換した後、その電流信号を電圧信号に変換し波形整形・増幅する技術に適用することができる。
PD…フォトダイオード、TIA…インピーダンス変換増幅器、GCA1…第1の利得制御増幅器、GCA2…第2の利得制御増幅器、BUF…出力バッファ、DET…信号強度検出回路、GRf…第1の利得制御器、GFF…第2の利得制御器、RF…帰還抵抗、CTL…光受信装置制御部、t−LPF…低域フィルタ。

Claims (5)

  1. 入力信号を増幅する第1の利得制御増幅器と、
    この第1の利得制御増幅器の出力信号を増幅する第2の利得制御増幅器と、
    前記第1の利得制御増幅器の出力電圧を検出する信号強度検出回路と、
    この信号強度検出回路の検出結果に基づいて、前記第1の利得制御増幅器の利得が所望の値になるようにフィードバック制御する第1の利得制御器と、
    前記信号強度検出回路の検出結果に基づいて、前記第2の利得制御増幅器の利得が所望の値になるようにフィードフォワード制御する第2の利得制御器とを備えることを特徴とする利得可変増幅器。
  2. 請求項1に記載の利得可変増幅器において、
    さらに、前記入力信号の伝送速度を表す信号を出力する制御手段と、
    前記第2の利得制御増幅器の出力を入力とし、前記制御手段から入力される信号に応じて透過帯域特性が変化する透過帯域可変フィルタとを備え、
    前記入力信号の伝送速度に応じて前記透過帯域可変フィルタの透過帯域特性を変化させることを特徴とする利得可変増幅器。
  3. 請求項1または2に記載の利得可変増幅器において、
    前記第2の利得制御増幅器の出力が差動信号であることを特徴とする利得可変増幅器。
  4. 入力された光信号を光電変換する受光素子と、
    この受光素子の出力を入力とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の利得可変増幅器とを備えることを特徴とする光受信装置。
  5. 請求項4に記載の光受信装置において、
    前記第1の利得制御増幅器は、入力端子と出力端子間に接続された帰還抵抗を備え、前記受光素子から出力される電流信号を電圧信号に変換して増幅することを特徴とする光受信装置。
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