JP5475525B2 - 利得可変増幅器および光受信器 - Google Patents

利得可変増幅器および光受信器 Download PDF

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Description

本発明は、バースト的な信号の入力に対して高速に応答し、また微小信号から大信号まで歪み無く増幅できる高感度かつ広ダイナミックレンジな利得可変増幅器、および利得可変増幅器を用いた光受信器に関するものである。
光アクセスシステムの代表的な網構成として、加入者側装置(Optical network unit:ONU)と局側装置(Optical line terminal:OLT)とが1対1で接続されるシングルスター構成(Single star:SS)と、複数のONUが1つのOLTに接続される受動光ネットワーク(Passive optical network:PON)構成とがある。
SS方式においては、ONUがOLTを占有出来るので高速通信が可能であるが、装置コストが高いという欠点がある。一方、PON方式においては、複数のONUが1つのOLTや光ファイバ設備を共有するために経済性に優れる。このような理由から、多くの光アクセスシステムではPON方式が採用されている。
PON方式の下り伝送は連続モードで、各ONUへの信号は時分割多重(Time division multiplexing:TDM)されて伝送される。下り信号は全てのONUにブロードキャストされ、各ONUは自分宛の信号のみ選択受信する。一方、PON方式の上り伝送では、時分割多元接続(Time division multiple access:TDMA)が用いられる。すなわち、信号の衝突を避けるために、各ONUはOLTから指定されたタイミングで信号を伝送する。ONUとOLT間の伝送距離がONU毎に異なるために、各ONUからの上り信号は互いに強度と位相が異なる間欠的な信号であるという特徴がある。このため、上り信号はバースト信号と呼ばれる。
光受信器は、一般に図10に示すように、フォトダイオード(Photodiode:PD)と、等化増幅器(Equalizing amplifier:EQA)と、クロックデータ再生器(Clock and data recovery:CDR)によって構成される。EQAは、インピーダンス変換増幅器(Transimpedance amplifier:TIA)と、振幅制限増幅器(Limiting amplifier:LIA)により構成される。CDRは、クロック再生回路(Clock recovery circuit:CRC)と、識別再生回路(Decision circuit:DEC)により構成される。光受信器への入力光信号は、PDによって電流信号に変換され、さらにTIAによって電流信号から電圧信号に変換される。LIAは、電圧信号を後段のCDRで識別再生可能なレベルに振幅制限して増幅する。
CDRにおいては、CRCが入力信号からクロック信号を抽出・再生し、その再生クロックによって与えられる識別タイミングでDECが入力信号を識別再生する。PON方式においては、上り信号がバースト信号であるため、OLT光受信器を構成するTIAおよびLIAは強度の著しく異なるバースト信号を歪み無く増幅し、CRCは互いに異なる位相のバースト信号からクロック信号を抽出する必要がある。その際には、バースト信号毎に各々の受信回路は最適化される必要があるが、各回路はある一定の応答時間を必要とする。上り通信サービスを提供するという観点からは、広域収容のために大きな伝送路損失をサポートする必要があるため、EQAには高感度かつ広ダイナミックレンジな受信性能が求められる。また、高い上り伝送効率の実現という観点から、上りバースト信号間のガードタイムやプリアンブル長等の物理的オーバーヘッドを短くする必要があるため、TIA、LIA、CRCに対しては瞬時応答性能が要求される。高速なPONシステムを実現するためには、上記のような高速バースト信号受信技術の確立が極めて重要な役割を担う。
TIAのような増幅器においては、高感度受信と広ダイナミックレンジ受信とを両立するために、自動利得制御(Automatic gain control:AGC)によって入力信号強度に応じて増幅器の利得を制御する技術が用いられる(非特許文献1参照)。すなわち、入力信号強度が小さい時には増幅器の利得を高くすることによって高感度受信を可能にし、また、入力信号強度が大きい時には増幅器の利得を低くすることによって入力オーバーロードを高くする。利得制御の方法としては、増幅器の出力振幅をモニタし、増幅器利得を所望の値に設定するための信号をフィードバックして増幅器に与えることによってその利得を制御する方法がある。
利得制御に要する応答時間は、主にAGCループ利得に依存し、AGCループ利得はインピーダンス変換利得、フィードバック利得に依存する。AGCループ利得が高い時は応答時間が短く、AGCループ利得が低い時は応答時間が長くなる。仮に自動利得制御TIA(以下、AGC−TIA)に対して強度が大きく異なる2つの信号が立て続けに入力される場合、AGC−TIAは、強度の大きな信号が入力された場合は利得を低く制御し、強度の小さな信号が入力された場合は利得を高く制御する。したがって、強度の大きな信号が入力された後に強度の小さな信号が入力された場合、AGC−TIAは、大信号入力に対して低利得で動作した後、小信号入力に対して高利得で動作する。一方、強度の小さな信号が入力された後に強度の大きな信号が入力された場合、AGC−TIAは、小信号入力に対して高利得で動作した後、大信号入力に対して低利得で動作する。ループ利得、すなわちTIAのインピーダンス変換利得が高い方がAGCは速く応答するため、大信号入力の後に小信号が入力される場合はAGCの応答が遅くなり、TIAに要求される広い入力ダイナミックレンジに渡って利得制御をする際に長い応答時間を必要とする。
一般に、イーサネット(登録商標)やATM(Asynchronous Transfer Mode)などの伝送方式においてパケット信号を送受信する際には、パケットの先頭部にはプリアンブルと呼ばれる特殊な符号が付加され、信号の始まりの通知や同期に用いられる。そして、プリアンブルの後にペイロードと呼ばれる正味のデータ部分が伝送される。プリアンブルの時間tpreambleは光受信器が用いられるシステムによって定められる。プリアンブル区間は実データ部分ではない余剰のオーバーヘッド成分なので、tpreambleが長すぎると、システムの伝送効率を低下させてしまうので好ましくない。従来のAGC−TIAを用いる場合、利得制御に要する応答時間が長いためにパケットの先頭に十分な長さのプリアンブルを設ける必要があり、結果としてPON方式における上り伝送効率が低下するという問題があった。
従来のフィードバック型AGC−TIAの動作について、図面を用いて説明する。図11に従来のフィードバック型AGC−TIAの回路構成を示す。フィードバック型AGC−TIAは、TIAコア回路(TIACORE)と、出力バッファ(BUF)と、利得制御回路(CTRL)とを有する。TIACOREは、利得制御増幅回路(Gain control amplifier、以下、GCA)と、GCAの入力端子と出力端子間に設けられた可変の帰還抵抗RFを有する。CTRLは、内部に平均値検出回路を有し、TIACOREの出力電圧をモニタしてAGC制御電圧をTIACOREに出力し、帰還抵抗RFの値を制御することにより、TIACOREの利得を適切に制御する。具体的には、CTRLは、TIACOREの出力電圧が高い時には帰還抵抗RFの値を小さくし、TIACOREの出力電圧が低い時には帰還抵抗RFの値を大きくするようにAGC制御電圧をフィードバックする。
図11に示したフィードバック型AGC−TIAに対して2つの強度の異なる電流信号が連続して入力される場合のAGC−TIAの動作を、図12を用いて説明する。図12には、入力電流、TIACOREのインピーダンス変換利得、AGCループ利得、CTRL出力電圧のそれぞれの強度の推移を示す。ここでは、時刻t1からt2の間に入力電流I1の電流信号がPDから入力され、時刻t3からt4の間に入力電流I2の電流信号がPDから入力されるものとする。このとき、2つの電流信号の大きさに関してはI1>>I2の関係が成り立ち、また時間に関してはt1<t2<t3<t4の関係が成り立ち、時刻t1より前には十分長い時間入力信号が無かったとする。
まず、光信号入力が無い状態(時刻t1より前の初期状態)では、TIACOREの出力はPDからの暗電流に応じた程度の大きさしかない。このため、CTRLは、TIACOREの利得を高くする制御を行う。したがって、初期状態では、図12に示すようにTIACOREのインピーダンス変換利得(Zt)とAGCループ利得が高くなっている。ここで、時刻t1において強度の大きな入力電流I1の電流信号が入力されると、初期状態のAGCループ利得が高くなっていることから、AGCは速く応答する。時刻tset1までにTIACOREの利得制御が完了し、TIACOREのインピーダンス変換利得はATIA1に設定され、AGCループ利得はALOOP1に設定される。
次に、入力電流I1の電流信号の受信を時刻t2で終えると、微弱な入力電流I2の電流信号が入力される。このとき、AGCループの利得が極めて小さくなっているので、入力電流I2の電流信号を受信するために適切な利得制御をしようとすると長い応答時間が必要になる。時刻tset2でTIACOREの利得制御が完了したとすると、(tset1−t1)<(tset2−t3)の関係が成り立つ。このように、大信号入力の後に小信号が入力される場合、従来のAGC−TIAにおいては長い応答時間を必要とすることが問題となっていた。
一方で、例えば64B/66B等の伝送路符号を用いると、例えば65bitもの長い同符号連続(「1」や「0」の連続)がパターンに含まれるため、AGCの応答を速くし過ぎると、同符号連続時に波形が歪んでしまうという問題があり、AGCの応答速度を設計する際には注意が必要となる。
B.Shammugasamy,T.Z.A.Zulkifli,"A 10-Gb/s Fully Balanced Differential Output Transimpedance Amplifier in 0.18-μm CMOS Technology for SDH/SONET Application",Circuits and Systems,2008.APCCAS 2008.IEEE Asia Pacific Conference on Nov.30,2008-Dec. 3,2008,p.684-687
以上のように、非特許文献1に開示された従来の増幅器では、単純なフィードバック型自動利得制御増幅器のみを用いて信号を増幅しているために、特に大信号入力の後に小信号が入力される際に長い応答時間が必要になるという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、大信号入力後に小信号が入力される際の自動利得制御応答時間を短縮することができる利得可変増幅器および光受信器を提供することを目的とする。
本発明の利得可変増幅器は、入力信号を増幅する第1の利得制御増幅回路と、この第1の利得制御増幅回路と同じ構成で入力がオープン状態の第2の利得制御増幅回路と、前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差に基づいて、前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が所望の値になるようにフィードバック制御する利得制御回路と、外部から入力されるリセット信号をトリガとして前記利得制御回路の状態を初期化して前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が最大となるように制御する利得初期化回路とを備え、前記利得制御回路は、前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差を積分する積分回路を含み、この積分回路は、オペアンプと、一端が前記第1の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの反転入力端子に接続された第1の抵抗と、一端が前記第2の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続された第2の抵抗と、一端が前記オペアンプの反転入力端子に接続され、他端が前記オペアンプの信号出力端子に接続された第1のキャパシタと、一端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続され、他端が接地された第2のキャパシタとから構成され、前記利得初期化回路は、前記リセット信号をトリガとして前記第1、第2のキャパシタを短絡することにより、前記積分回路を初期化することを特徴とするものである。
また、本発明の利得可変増幅器は、入力信号を増幅する第1の利得制御増幅回路と、この第1の利得制御増幅回路と同じ構成で入力がオープン状態の第2の利得制御増幅回路と、前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差に基づいて、前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が所望の値になるようにフィードバック制御する利得制御回路と、外部から入力されるリセット信号をトリガとして前記利得制御回路の状態を初期化して前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が最大となるように制御する利得初期化回路とを備え、前記利得制御回路は、前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差を積分する積分回路を含み、この積分回路は、オペアンプと、一端が前記第2の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの反転入力端子に接続された第1の抵抗と、一端が前記第1の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続された第2の抵抗と、一端が前記オペアンプの反転入力端子に接続され、他端が前記オペアンプの信号出力端子に接続された第1のキャパシタと、一端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続され、他端が接地された第2のキャパシタとから構成され、前記利得初期化回路は、前記リセット信号をトリガとして前記第1、第2のキャパシタを短絡することにより、前記積分回路を初期化することを特徴とするものである。
また、本発明の利得可変増幅器は、入力信号を増幅する利得制御増幅回路と、この利得制御増幅回路の出力電圧に基づいて、前記利得制御増幅回路の利得が所望の値になるようにフィードバック制御する利得制御回路と、外部から入力されるリセット信号をトリガとして前記利得制御回路の状態を初期化して前記利得制御増幅回路の利得が最大となるように制御する利得初期化回路とを備え、前記利得制御回路は、前記利得制御増幅回路の出力電圧を積分する積分回路を含み、この積分回路は、非反転入力端子が接地されたオペアンプと、一端が前記利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの反転入力端子に接続された抵抗と、一端が前記オペアンプの反転入力端子に接続され、他端が前記オペアンプの信号出力端子に接続されたキャパシタとから構成され、前記利得初期化回路は、前記リセット信号をトリガとして前記キャパシタを短絡することにより、前記積分回路を初期化することを特徴とするものである。
また、本発明の利得可変増幅器は、入力信号を増幅する第1の利得制御増幅回路と、この第1の利得制御増幅回路と同じ構成で入力がオープン状態の第2の利得制御増幅回路と、前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差に基づいて、前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が所望の値になるようにフィードバック制御する利得制御回路と、外部から入力されるリセット信号をトリガとして前記利得制御回路の状態を初期化して前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が最大となるように制御する利得初期化回路とを備え、前記利得制御回路は、前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差を積分する積分回路を含み、この積分回路は、オペアンプと、一端が前記第1の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの反転入力端子に接続された第1の抵抗と、一端が前記第2の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続された第2の抵抗と、一端が前記オペアンプの反転入力端子に接続され、他端が前記オペアンプの信号出力端子に接続された第1のキャパシタと、一端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続され、他端が接地された第2のキャパシタとから構成され、前記利得初期化回路は、前記リセット信号をトリガとして前記第2のキャパシタを短絡することにより、前記積分回路を初期化することを特徴とするものである。
また、本発明の利得可変増幅器は、入力信号を増幅する第1の利得制御増幅回路と、この第1の利得制御増幅回路と同じ構成で入力がオープン状態の第2の利得制御増幅回路と、前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差に基づいて、前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が所望の値になるようにフィードバック制御する利得制御回路と、外部から入力されるリセット信号をトリガとして前記利得制御回路の状態を初期化して前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が最大となるように制御する利得初期化回路とを備え、前記利得制御回路は、前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差を積分する積分回路を含み、この積分回路は、オペアンプと、一端が前記第2の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの反転入力端子に接続された第1の抵抗と、一端が前記第1の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続された第2の抵抗と、一端が前記オペアンプの反転入力端子に接続され、他端が前記オペアンプの信号出力端子に接続された第1のキャパシタと、一端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続され、他端が接地された第2のキャパシタとから構成され、前記利得初期化回路は、前記リセット信号をトリガとして前記第2のキャパシタを短絡することにより、前記積分回路を初期化することを特徴とするものである。
また、本発明の利得可変増幅器は、入力信号を増幅する第1の利得制御増幅回路と、この第1の利得制御増幅回路と同じ構成で入力がオープン状態の第2の利得制御増幅回路と、前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差に基づいて、前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が所望の値になるようにフィードバック制御する利得制御回路と、外部から入力されるリセット信号をトリガとして前記利得制御回路の状態を初期化して前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が最大となるように制御する利得初期化回路とを備え、前記利得制御回路は、前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差を積分する積分回路を含み、この積分回路は、オペアンプと、一端が前記第1の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの反転入力端子に接続された第1の抵抗と、一端が前記第2の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続された第2の抵抗と、一端が前記オペアンプの反転入力端子に接続され、他端が前記オペアンプの信号出力端子に接続された第1のキャパシタと、一端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続され、他端が接地された第2のキャパシタとから構成され、前記利得初期化回路は、前記リセット信号をトリガとして前記第1のキャパシタを短絡することにより、前記積分回路を初期化することを特徴とするものである。
また、本発明の利得可変増幅器は、入力信号を増幅する第1の利得制御増幅回路と、この第1の利得制御増幅回路と同じ構成で入力がオープン状態の第2の利得制御増幅回路と、前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差に基づいて、前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が所望の値になるようにフィードバック制御する利得制御回路と、外部から入力されるリセット信号をトリガとして前記利得制御回路の状態を初期化して前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が最大となるように制御する利得初期化回路とを備え、前記利得制御回路は、前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差を積分する積分回路を含み、この積分回路は、オペアンプと、一端が前記第2の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの反転入力端子に接続された第1の抵抗と、一端が前記第1の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続された第2の抵抗と、一端が前記オペアンプの反転入力端子に接続され、他端が前記オペアンプの信号出力端子に接続された第1のキャパシタと、一端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続され、他端が接地された第2のキャパシタとから構成され、前記利得初期化回路は、前記リセット信号をトリガとして前記第1のキャパシタを短絡することにより、前記積分回路を初期化することを特徴とするものである。
また、本発明の光受信器は、入力された光信号を光電変換する受光素子と、この受光素子の出力を入力とする利得可変増幅器とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の光受信器の1構成例において、前記利得制御増幅回路は、入力端子と出力端子間に接続された帰還抵抗を備え、前記利得制御回路は、前記帰還抵抗の値を変化させる制御電圧を出力することにより、前記利得制御増幅回路の利得を制御することを特徴とするものである。
本発明によれば、外部から入力されるリセット信号をトリガとして利得制御回路の状態を初期化して利得制御増幅回路の利得が最大となるように制御する利得初期化回路を設けることにより、バースト的に入力される入力信号間の無入力信号区間のタイミングでリセット信号を利得初期化回路に入力することで、フィードバック型の利得可変増幅器において大信号入力後に小信号が入力される際の自動利得制御応答時間を短縮することができる。その結果、本発明の利得可変増幅器を光受信器に使用すれば、バースト信号のプリアンブル期間を短くすることができるので、データの伝送効率を高めることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るフィードバック型自動利得制御増幅器の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るインピーダンス変換増幅器コア回路の構成を示す回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係る利得制御回路のリセット部の構成を示す回路図である。 本発明の第1の実施の形態に係るフィードバック型自動利得制御増幅器に入力される入力電流の変化、コア回路のインピーダンス変換利得の変化、ループ利得の変化、利得制御回路の出力電圧の変化、およびリセット信号を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るフィードバック型自動利得制御増幅器の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る利得制御回路のリセット部の構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係る利得制御回路のリセット部の別の構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係る利得制御回路のリセット部の別の構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係るフィードバック型自動利得制御増幅器に入力される入力電流の変化、リセット信号、および利得制御回路の出力電圧の変化を示す図である。 従来の光受信器の構成を示すブロック図である。 従来のフィードバック型自動利得制御増幅器の構成を示すブロック図である。 従来のフィードバック型自動利得制御増幅器に入力される入力電流の変化、コア回路のインピーダンス変換利得の変化、ループ利得の変化、および利得制御回路の出力電圧の変化を示す図である。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係るフィードバック型AGC−TIAの構成を示すブロック図である。
本実施の形態のフィードバック型AGC−TIAは、フォトダイオード(PD)から入力される電流信号INを帰還抵抗の値に比例する利得によって増幅すると同時に電圧信号に変換するTIAコア回路(TIACORE)と、TIACOREの出力を入力として出力信号OUTを出力する出力バッファ(BUF)と、TIACOREの出力に基づいてTIACOREの利得が所望の値になるようにフィードバック制御し、外部から与えられるリセット信号ResetをトリガとしてTIACOREの状態を初期化してTIACOREの利得が最大になるように制御する外部リセット端子付き利得制御回路(CTRL)とを有する。
TIACOREは、利得制御増幅回路(GCA)と、GCAの信号入力端子と信号出力端子との間に設けられた可変の帰還抵抗RFを有する。
図2はTIACOREの構成を示す回路図である。図2に示すように、TIACOREは、ベースが信号入力端子に接続された増幅用トランジスタQ1と、ベースが増幅用トランジスタQ1のコレクタに接続され、コレクタに電源電圧VCCが供給され、エミッタが信号出力端子に接続された出力用トランジスタQ2と、ゲートに一定のバイアス電圧VCSが供給され、ドレインが出力用トランジスタQ2のエミッタおよび信号出力端子に接続された電流源トランジスタQ3と、一端に電源電圧VCCが供給され、他端が増幅用トランジスタQ1のコレクタおよび出力用トランジスタQ2のベースに接続されたコレクタ抵抗Rc1と、一端が増幅用トランジスタQ1のエミッタに接続され、他端に電源電圧VEEが供給されるエミッタ抵抗Re1と、一端が電流源トランジスタQ3のソースに接続され、他端に電源電圧VEEが供給されるエミッタ抵抗Re2と、一端が信号出力端子に接続され、他端が信号入力端子に接続された帰還抵抗RFとから構成される。
増幅用トランジスタQ1とコレクタ抵抗Rc1とエミッタ抵抗Re1とは、エミッタ接地回路を構成し、出力用トランジスタQ2と電流源トランジスタQ3とエミッタ抵抗Re2とは、エミッタフォロア回路を構成している。すなわち、図2に示したTIACOREは、エミッタ接地回路とエミッタフォロア回路と帰還抵抗RFとを備えたエミッタ接地・並列帰還型の回路構成からなる。エミッタ接地回路とエミッタフォロア回路とは、図1に示したGCAを構成している。TIACOREは、信号入力端子から増幅用トランジスタQ1のベースに入力される電流信号INを、帰還抵抗RFの値に応じて増幅して、電圧信号に変換し、しかる後、出力用トランジスタQ2のエミッタから、電力増幅した出力信号OC(電圧信号)として低インピーダンスで出力する。
帰還抵抗RFは、ゲートにCTRLからのAGC制御電圧VAGCが入力され、ソースがGCAの信号出力端子に接続され、ドレインがGCAの信号入力端子に接続されたトランジスタQ4と、一端がGCAの信号出力端子に接続され、他端がGCAの信号入力端子に接続された帰還抵抗RF1とから構成される。
トランジスタQ4は、CTRLから出力されるAGC制御電圧に応じてドレイン−ソース間の抵抗値が連続的に変化する連続可変抵抗となる。このトランジスタQ4は、帰還抵抗RF1に対して並列に接続されていることから明らかなように、TIACOREの帰還抵抗RFの抵抗値を連続的に変化させる役割を果たす。
CTRLは、TIACOREの出力電圧をモニタしてAGC制御電圧をTIACOREに出力し、帰還抵抗RFの値を制御することにより、TIACOREの利得が所望の値になるように(すなわち、TIACOREの出力振幅が所望の値になるように)制御する。
具体的には、CTRLは、TIACOREの出力電圧が高い時にはAGC制御電圧を上昇させる。AGC制御電圧が上昇すると、トランジスタQ4のドレイン−ソース間の抵抗値が小さくなるので、TIACOREの帰還抵抗RFの抵抗値(トランジスタQ4と帰還抵抗RF1の合成の抵抗値)が小さくなり、TIACOREの利得が小さくなる。また、CTRLは、TIACOREの出力電圧が低い時にはAGC制御電圧を低下させる。AGC制御電圧が低下すると、トランジスタQ4のドレイン−ソース間の抵抗値が大きくなるので、TIACOREの帰還抵抗RFの抵抗値が大きくなり、TIACOREの利得が大きくなる。
また、本実施の形態のCTRLは、外部リセット端子を備えており、外部から入力されるリセット信号ResetをトリガとしてTIACOREの利得が最大になるようにAGC制御電圧を初期化する。
図3は本実施の形態のCTRLのリセット部の構成を示す回路図である。CTRLのリセット部は、非反転入力端子が接地されたオペアンプA1と、ゲートに外部からのリセット信号Resetが入力され、ソースがオペアンプA1の信号出力端子に接続され、ドレインがオペアンプA1の反転入力端子に接続されたトランジスタQ5と、一端がTIACOREの信号出力端子に接続され、他端がオペアンプA1の反転入力端子に接続された抵抗R1と、一端がオペアンプA1の反転入力端子に接続され、他端がオペアンプA1の信号出力端子に接続されたキャパシタC1とから構成される。トランジスタQ5は、利得初期化回路を構成している。
図3に示した回路は、オペアンプA1を用いた積分回路である。この積分回路は、抵抗R1に入力される信号を積分するが、リセット信号Resetが入力されると、トランジスタQ5によってキャパシタC1が短絡し、CTRLから出力されるAGC制御電圧が最小値になるように積分動作が初期化される。抵抗R1とキャパシタC1の時定数を大きくすると、AGCの応答速度が遅くなる反面、同符号連続に対する耐性が高まる。逆に時定数を小さくすると、AGCの応答速度が速くなる反面、同符号連続に対する耐性が弱まる。よって、抵抗R1とキャパシタC1の時定数は、AGCの応答速度と連続符号耐性とが所望の仕様となるように定めればよい。
次に、本実施の形態のフィードバック型AGC−TIAに対して2つの強度の異なる電流信号が連続して入力される場合のAGC−TIAの動作を、図4を用いて説明する。図4には、入力電流、TIACOREのインピーダンス変換利得、AGCループ利得、CTRLから出力されるAGC制御電圧、リセット信号Resetのそれぞれの強度の推移を示す。図12の場合と同様に、時刻t1からt2の間に入力電流I1の電流信号がPDから入力され、時刻t3からt4の間に入力電流I2の電流信号がPDから入力されるものとする。このとき、2つの電流信号の大きさに関してはI1>>I2の関係が成り立ち、また時間に関してはt1<t2<t3<t4の関係が成り立ち、時刻t1より前には十分長い時間入力信号が無かったとする。
まず、光信号入力が無い状態(時刻t1より前の初期状態)では、TIACOREの出力はPDからの暗電流に応じた程度の大きさしかない。このため、CTRLは、TIACOREの利得を高くする制御を行う。したがって、初期状態では、図4に示すようにTIACOREのインピーダンス変換利得(Zt)とAGCループ利得が高くなっている。ここで、時刻t1において強度の大きな入力電流I1の電流信号が入力されると、初期状態のAGCループ利得が高くなっていることから、AGCは速く応答する。時刻tset1までにTIACOREの利得制御が完了し、AGC制御電圧はVAGC1に設定され、TIACOREのインピーダンス変換利得はATIA1に設定され、AGCループ利得はALOOP1に設定される。
入力電流I1の電流信号の受信を時刻t2で終えると、AGC−TIAには図4に示すようにパルス状のリセット信号Resetが入力される。これにより、CTRLが初期化され、AGC制御電圧はVAGC_INIに初期化され、TIACOREのインピーダンス変換利得はATIA_INIに初期化され、AGCループ利得はALOOP_INIに初期化される。VAGC_INIはAGC制御電圧の取り得る最小の値であり、ATIA_INIはTIACOREのインピーダンス変換利得の取り得る最大の値であり、ALOOP_INIはAGCループ利得の取り得る最大の値である。
次に、時刻t3において微弱な入力電流I2の電流信号が入力されると、事前にAGCループ利得が初期化されて最大値となっていることから、AGCは速く応答し、入力電流I2の電流信号を受信するために適切な利得制御をする際の応答時間が短くて済む。したがって、(tset1−t1)>(tset2−t3)の関係が成り立つ。
以上のように、本実施の形態では、外部リセット端子付きのCTRLを用い、入力信号間のタイミングでリセット信号Resetを与えることにより、TIACOREの利得が最大になるように制御することができるので、大信号入力の後に小信号が入力される際のAGC応答時間を従来よりも短縮することができる。
一般に光伝送装置は、装置やそれを用いた通信の管理・制御する機能を司る制御部を有しており、光ファイバを介して接続された他の伝送装置との間で通信する際に、正味のデータ通信の前にお互いにやり取りをして、互いに信号を送受信する際のタイミングや伝送速度に関する制御情報等を制御部同士で事前にやり取りし合う。
従って局側装置においても、バースト信号がOLT光受信器に入力されるタイミングを把握しているので、装置制御部は光受信器に対して、然るべきタイミング、すなわち2つのバースト信号の間でリセット信号Resetを出力する。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図5は本発明の第2の実施の形態に係るフィードバック型AGC−TIAの構成を示すブロック図である。
本実施の形態のフィードバック型AGC−TIAは、TIACOREと、TIACOREと同じ回路構成で入力がオープン状態のTIAダミーコア回路(TIADCORE)と、TIACOREから出力された単相の出力信号を差動信号に変換して差動出力信号OUTP,OUTNを出力する出力バッファ(DBUF)と、TIACOREおよびTIADCOREの出力に基づいてTIACOREおよびTIADCOREの利得が所望の値になるようにフィードバック制御し、外部から与えられるリセット信号ResetをトリガとしてTIACOREおよびTIADCOREの状態を初期化してTIACOREおよびTIADCOREの利得が最大になるように制御する外部リセット端子付き利得制御回路(DCTRL)とを有する。
TIACOREの構成は、第1の実施の形態で説明したとおりである。TIADCOREは、TIACOREと同様に、GCAと同じ回路構成の利得制御増幅回路(DGCA)と、DGCAの信号入力端子と信号出力端子との間に設けられた可変の帰還抵抗DRFを有する。TIADCOREは、電流信号INが入力されず、信号入力端子がオープンになっている点以外は、TIACOREと同じ回路構成を有している。従って、TIADCORE出力電圧は一定で、無信号時のTIACORE出力電圧と等しい。
DCTRLは、TIACOREおよびTIADCOREの出力電圧をモニタしてAGC制御電圧をTIACOREおよびTIADCOREに出力し、帰還抵抗RF,DRFの値を制御することにより、TIACOREおよびTIADCOREの利得が所望の値になるように(すなわち、TIACOREおよびTIADCOREの出力振幅が所望の値になるように)制御する。具体的には、DCTRLは、TIACOREの出力電圧振幅が大きい時、AGC制御電圧を上昇させ、反対にTIACOREの出力電圧電圧振幅が小さいとき、AGC制御電圧を低下させる。
図6は本実施の形態のDCTRLのリセット部の構成を示す回路図である。DCTRLのリセット部は、オペアンプA2と、ゲートに外部からのリセット信号Resetが入力され、ソースが接地され、ドレインがオペアンプA2の非反転入力端子に接続されたトランジスタQ6と、一端がTIACOREの信号出力端子に接続され、他端がオペアンプA2の反転入力端子に接続された抵抗R2と、一端がTIADCOREの信号出力端子に接続され、他端がオペアンプA2の非反転入力端子に接続された抵抗R3と、一端がオペアンプA2の反転入力端子に接続され、他端がオペアンプA2の信号出力端子に接続されたキャパシタC2と、一端がオペアンプA2の非反転入力端子に接続され、他端が接地されたキャパシタC3とから構成される。トランジスタQ6は、利得初期化回路を構成している。
図6に示した回路は、オペアンプA2を用いた積分回路である。この積分回路は、抵抗R2に入力されるTIACOREの出力電圧と抵抗R3に入力されるTIADCOREの出力電圧との差を積分する。TIACOREの出力電圧とTIADCOREの出力電圧との差がゼロになると、オペアンプA2の出力信号は一定となる。図6の例では、TIACOREの出力電圧振幅が大きい時、オペアンプA2の出力電圧が高くなり、反対にTIACOREの出力電圧電圧振幅が小さいとき、オペアンプA2の出力電圧が低くなる。
このような回路において、リセット信号Resetが入力されると、トランジスタQ6によってキャパシタC3が短絡し、DCTRLから出力されるAGC制御電圧が最小値になるように積分動作が初期化される。第1の実施の形態と同様に、抵抗R2とキャパシタC2の時定数および抵抗R3とキャパシタC3の時定数は、AGCの応答速度と連続符号耐性とが所望の仕様となるように定めればよい。
本実施の形態によれば、DCTRLから出力されるAGC制御電圧は、電流信号INの振幅情報を示す信号であると同時に、差動出力信号OUTP,OUTNのオフセット量を示す信号となる。TIACOREの出力には一定のDCオフセットが加わっているが、TIACOREの利得を可変するとDCオフセットも変化してしまう。そのため、図1に示した第1の実施の形態の構成では、TIACOREの出力信号から一定値に固定されたDC信号を差し引いてもオフセットをキャンセルすることはできない。
これに対して、本実施の形態では、TIACOREと同じ構成のTIADCOREを設け、DCTRLからのAGC制御電圧でTIACOREとTIADCOREの利得を同時に制御している。これにより、DCオフセット量の情報を得ることができるので、AGC制御電圧を利用して差動出力信号OUTP,OUTNのオフセット量を適切に補償することが可能となる。AGC制御電圧を用いた自動オフセット制御(Automatic Offset Compensation:AOC)は、出力バッファで行ってもよいし、さらに後段の回路で行ってもよい。
なお、本実施の形態のDCTRLのリセット部の構成は図6に示した回路のほかに、図7または図8に示す回路のものも利用する事が可能である。図7に示した構成では、リセット信号Resetが入力されると、トランジスタQ6によってキャパシタC3が短絡し、同時にトランジスタQ7によってキャパシタC2が短絡し、DCTRLから出力されるAGC制御電圧が最小値になるように積分動作が初期化される。第1の実施の形態と同様に、抵抗R2とキャパシタC2の時定数および抵抗R3とキャパシタC3の時定数は、AGCの応答速度と連続符号耐性とが所望の仕様となるように定めればよい。図7に示した構成はトランジスタQ7を備える分だけ回路規模が大きくなるが、オペアンプA2を用いた積分回路の非反転入力部のキャパシタC3と反転入力部のキャパシタC2の両方を短絡することができるようになり、キャパシタC3のみ短絡するときよりもリセット動作の応答速度と安定性を増すことができる。また、図8に示した構成は、キャパシタC3の代わりにトランジスタQ7によってキャパシタC2を短絡し、DCTRLから出力されるAGC制御電圧が最小値になるように積分動作を初期化するものである。この図8に示した構成は、回路レイアウト上、図6の構成をとれない場合のものである。リセット動作の応答速度と安定性は、図6の構成と同等かやや劣るが、リセット動作自体は行われる。
また、図6、図7、図8の回路では、オペアンプA2の非反転入力端子にTIADCORE出力を入力し、反転入力端子にTIACORE出力を入力しているが、この入力を逆にしても良い。ただし、DCTRLから出力されるAGC制御電圧も反転するため、DCTRLとRF、DRFとの間でAGC制御電圧を反転する回路を設けるなどする必要がある。
次に、2つの強度の異なる電流信号が連続して入力される時の、入力電流、リセット信号Reset、AGC制御電圧の遷移に関して、図11に示した従来のフィードバック型AGC−TIAおよび本実施の形態のフィードバック型AGC−TIAの各々における回路シミュレーション結果を図9に示す。図9において、70は従来のフィードバック型AGC−TIAのAGC制御電圧、71は本実施の形態のフィードバック型AGC−TIAのAGC制御電圧である。
PDから入力電流I1=2.8mAの電流信号が入力されるときの光信号の強度P1は−6dBm、入力電流I2=10μAの電流信号が入力されるときの光信号の強度P2の強度は−28dBmである。時刻t1=0からt2=220nsの間に入力電流I1の電流信号がPDから入力され、時刻t3=230nsからt4=760nsの間に入力電流I2の電流信号がPDから入力される。入力電流I1の電流信号が入力されたときのAGC制御電圧はVAGC1=2.7V、入力電流I2の電流信号が入力されたときのAGC制御電圧はVAGC2=0.3Vである。また、リセット信号Resetの電圧はVRST=2.5Vであり、リセット信号Resetが入力されたときのAGC制御電圧はVAGC_INI=0.1Vである。入力電流I2の電流信号のt3=230nsから630nsまでの間はプリアンブル区間であり、630nsからt4=760nsまでの間がペイロード区間である。入力電流I1の電流信号と入力電流I2の電流信号の間のタイミングでリセット信号Resetが入力され、AGC制御電圧およびTIACOREのインピーダンス変換利得が初期化される。
従来のフィードバック型AGC−TIAでは、ペイロード受信中においても、AGC制御電圧が入力電流I2の電流信号を受信する際のターゲット電圧であるVAGC2=0.3Vに到達しないが、本実施の形態のフィードバック型AGC−TIAによれば、おおよそ450ns時でAGC制御電圧がVAGC2=0.3Vに到達する。すなわち、本実施の形態によれば、AGCの応答時間を大幅に短縮できていることが分かる。
本シミュレーションにおいて、インピーダンス変換利得、AGCループ利得に関してはシミュレーション中に正確な値をモニタおよび計算することが難しいので描画していない。図9に示したTIA各段における利得特性は米国ケイデンス(Cadence)社のIC設計ツールである“Vurtuoso composer”を用いて設計した回路におけるシミュレーション結果である。この設計ツールはIC製造業界における標準として広く用いられており、高い信頼性、汎用性を有している。
なお、第1、第2の実施の形態では、OLTに設けられる光受信器のAGC−TIAとして利得可変増幅器を用いる場合を例に挙げて説明したが、これに限るものではなく、本発明は、バースト的な信号の入力に対して高速に応答し、また微小信号から大信号まで歪み無く増幅できる高感度かつ広ダイナミックレンジな利得可変増幅器が必要な分野に好適である。
本発明は、バースト的な信号の入力に対して高速に応答し、また微小信号から大信号まで歪み無く増幅する技術に適用することができる。本発明は、例えば光通信方式におけるディジタル信号伝送を行う光受信技術において、受光素子により光信号を電気信号(電流信号)に変換した後、その電流信号を電圧信号に変換し波形整形・増幅する技術に適用することができる。
BUF,DBUF…出力バッファ、CTRL,DCTRL…利得制御回路、GCA,DGCA…利得制御増幅回路、PD…フォトダイオード、RF,RF1,DRF…帰還抵抗、TIA…インピーダンス変換増幅器、TIACORE…インピーダンス変換増幅器コア回路、TIADCORE…インピーダンス変換増幅器ダミーコア回路、A1,A2…オペアンプ、Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6,Q7…トランジスタ、R1,R2,R3,Rc1,Re1,Re2…抵抗、C1,C2,C3…キャパシタ。

Claims (10)

  1. 入力信号を増幅する第1の利得制御増幅回路と、
    この第1の利得制御増幅回路と同じ構成で入力がオープン状態の第2の利得制御増幅回路と、
    前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差に基づいて、前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が所望の値になるようにフィードバック制御する利得制御回路と、
    外部から入力されるリセット信号をトリガとして前記利得制御回路の状態を初期化して前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が最大となるように制御する利得初期化回路とを備え、
    前記利得制御回路は、前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差を積分する積分回路を含み、
    この積分回路は、オペアンプと、一端が前記第1の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの反転入力端子に接続された第1の抵抗と、一端が前記第2の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続された第2の抵抗と、一端が前記オペアンプの反転入力端子に接続され、他端が前記オペアンプの信号出力端子に接続された第1のキャパシタと、一端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続され、他端が接地された第2のキャパシタとから構成され、
    前記利得初期化回路は、前記リセット信号をトリガとして前記第1、第2のキャパシタを短絡することにより、前記積分回路を初期化することを特徴とする利得可変増幅器。
  2. 入力信号を増幅する第1の利得制御増幅回路と、
    この第1の利得制御増幅回路と同じ構成で入力がオープン状態の第2の利得制御増幅回路と、
    前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差に基づいて、前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が所望の値になるようにフィードバック制御する利得制御回路と、
    外部から入力されるリセット信号をトリガとして前記利得制御回路の状態を初期化して前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が最大となるように制御する利得初期化回路とを備え、
    前記利得制御回路は、前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差を積分する積分回路を含み、
    この積分回路は、オペアンプと、一端が前記第2の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの反転入力端子に接続された第1の抵抗と、一端が前記第1の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続された第2の抵抗と、一端が前記オペアンプの反転入力端子に接続され、他端が前記オペアンプの信号出力端子に接続された第1のキャパシタと、一端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続され、他端が接地された第2のキャパシタとから構成され、
    前記利得初期化回路は、前記リセット信号をトリガとして前記第1、第2のキャパシタを短絡することにより、前記積分回路を初期化することを特徴とする利得可変増幅器。
  3. 入力信号を増幅する利得制御増幅回路と、
    この利得制御増幅回路の出力電圧に基づいて、前記利得制御増幅回路の利得が所望の値になるようにフィードバック制御する利得制御回路と、
    外部から入力されるリセット信号をトリガとして前記利得制御回路の状態を初期化して前記利得制御増幅回路の利得が最大となるように制御する利得初期化回路とを備え、
    前記利得制御回路は、前記利得制御増幅回路の出力電圧を積分する積分回路を含み、
    この積分回路は、非反転入力端子が接地されたオペアンプと、一端が前記利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの反転入力端子に接続された抵抗と、一端が前記オペアンプの反転入力端子に接続され、他端が前記オペアンプの信号出力端子に接続されたキャパシタとから構成され、
    前記利得初期化回路は、前記リセット信号をトリガとして前記キャパシタを短絡することにより、前記積分回路を初期化することを特徴とする利得可変増幅器。
  4. 入力信号を増幅する第1の利得制御増幅回路と、
    この第1の利得制御増幅回路と同じ構成で入力がオープン状態の第2の利得制御増幅回路と、
    前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差に基づいて、前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が所望の値になるようにフィードバック制御する利得制御回路と、
    外部から入力されるリセット信号をトリガとして前記利得制御回路の状態を初期化して前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が最大となるように制御する利得初期化回路とを備え、
    前記利得制御回路は、前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差を積分する積分回路を含み、
    この積分回路は、オペアンプと、一端が前記第1の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの反転入力端子に接続された第1の抵抗と、一端が前記第2の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続された第2の抵抗と、一端が前記オペアンプの反転入力端子に接続され、他端が前記オペアンプの信号出力端子に接続された第1のキャパシタと、一端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続され、他端が接地された第2のキャパシタとから構成され、
    前記利得初期化回路は、前記リセット信号をトリガとして前記第2のキャパシタを短絡することにより、前記積分回路を初期化することを特徴とする利得可変増幅器。
  5. 入力信号を増幅する第1の利得制御増幅回路と、
    この第1の利得制御増幅回路と同じ構成で入力がオープン状態の第2の利得制御増幅回路と、
    前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差に基づいて、前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が所望の値になるようにフィードバック制御する利得制御回路と、
    外部から入力されるリセット信号をトリガとして前記利得制御回路の状態を初期化して前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が最大となるように制御する利得初期化回路とを備え、
    前記利得制御回路は、前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差を積分する積分回路を含み、
    この積分回路は、オペアンプと、一端が前記第2の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの反転入力端子に接続された第1の抵抗と、一端が前記第1の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続された第2の抵抗と、一端が前記オペアンプの反転入力端子に接続され、他端が前記オペアンプの信号出力端子に接続された第1のキャパシタと、一端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続され、他端が接地された第2のキャパシタとから構成され、
    前記利得初期化回路は、前記リセット信号をトリガとして前記第2のキャパシタを短絡することにより、前記積分回路を初期化することを特徴とする利得可変増幅器。
  6. 入力信号を増幅する第1の利得制御増幅回路と、
    この第1の利得制御増幅回路と同じ構成で入力がオープン状態の第2の利得制御増幅回路と、
    前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差に基づいて、前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が所望の値になるようにフィードバック制御する利得制御回路と、
    外部から入力されるリセット信号をトリガとして前記利得制御回路の状態を初期化して前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が最大となるように制御する利得初期化回路とを備え、
    前記利得制御回路は、前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差を積分する積分回路を含み、
    この積分回路は、オペアンプと、一端が前記第1の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの反転入力端子に接続された第1の抵抗と、一端が前記第2の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続された第2の抵抗と、一端が前記オペアンプの反転入力端子に接続され、他端が前記オペアンプの信号出力端子に接続された第1のキャパシタと、一端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続され、他端が接地された第2のキャパシタとから構成され、
    前記利得初期化回路は、前記リセット信号をトリガとして前記第1のキャパシタを短絡することにより、前記積分回路を初期化することを特徴とする利得可変増幅器。
  7. 入力信号を増幅する第1の利得制御増幅回路と、
    この第1の利得制御増幅回路と同じ構成で入力がオープン状態の第2の利得制御増幅回路と、
    前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差に基づいて、前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が所望の値になるようにフィードバック制御する利得制御回路と、
    外部から入力されるリセット信号をトリガとして前記利得制御回路の状態を初期化して前記第1、第2の利得制御増幅回路の利得が最大となるように制御する利得初期化回路とを備え、
    前記利得制御回路は、前記第1の利得制御増幅回路の出力電圧と前記第2の利得制御増幅回路の出力電圧との差を積分する積分回路を含み、
    この積分回路は、オペアンプと、一端が前記第2の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの反転入力端子に接続された第1の抵抗と、一端が前記第1の利得制御増幅回路の信号出力端子に接続され、他端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続された第2の抵抗と、一端が前記オペアンプの反転入力端子に接続され、他端が前記オペアンプの信号出力端子に接続された第1のキャパシタと、一端が前記オペアンプの非反転入力端子に接続され、他端が接地された第2のキャパシタとから構成され、
    前記利得初期化回路は、前記リセット信号をトリガとして前記第1のキャパシタを短絡することにより、前記積分回路を初期化することを特徴とする利得可変増幅器。
  8. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の利得可変増幅器において、
    前記リセット信号は、入力信号間のタイミングで前記利得初期化回路に入力されることを特徴とする利得可変増幅器。
  9. 入力された光信号を光電変換する受光素子と、
    この受光素子の出力を入力とする、請求項1乃至のいずれか1項に記載の利得可変増幅器とを備えることを特徴とする光受信器。
  10. 請求項記載の光受信器において、
    前記利得制御増幅回路は、入力端子と出力端子間に接続された帰還抵抗を備え、
    前記利得制御回路は、前記帰還抵抗の値を変化させる制御電圧を出力することにより、前記利得制御増幅回路の利得を制御することを特徴とする光受信器。
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