JP2011029811A - イメージリピート画像形成装置およびイメージリピート画像形成方法 - Google Patents

イメージリピート画像形成装置およびイメージリピート画像形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】リピート動作で印刷した後の記録紙束の裁断などユーザーに手間をかけず、その後作業の効率化および余分な記録紙の消費を回避する。
【解決手段】枚数設定手段と、原稿載置方向・原稿サイズを検知する原稿情報検知手段と、原稿枚数を検知する原稿枚数検知手段と、複数の給紙段を有する給紙部104と、画像情報を読み取る画像読取手段と、画像情報に各種画像処理を施す画像処理手段と、画像処理後の画像情報を入力し、枚数設定手段によって設定された印刷枚数を記録紙に画像を形成する作像部110と、あらかじめ設定されるリピート画像の縮小サイズを保持するリピートサイズ記録手段(不揮発メモリ107)と、を有し、リピート印刷において、原稿枚数検知手段によって、原稿が複数あると検知した場合、1枚の記録紙へリピートサイクル数に応じて画像を配置するリピート処理部106を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、イメージリピート画像形成装置およびイメージリピート画像形成方法に関するものである。
従来、デジタル複写機などの画像形成装置において、画像の一部あるいは全体を一枚の記録紙上に印刷する、いわゆるイメージリピート機能が設けられている。イメージリピート処理時に、画像の回転有無にかかわらずジョブ終了までにかかる時間が短くなるように記録紙を選択するデジタル複写機が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。また、イメージリピート処理時に、複数形成される画像の間に余白を付加する機能を設けて、裁断代に余裕を持たせる技術が開示されている(たとえば、特許文献2参照)。また、不定形サイズの原稿を等倍でリピートコピーする際に、所定の用紙に対して最大のリピート面数を確保する方法が開示されている(たとえば、特許文献3参照)。
イメージリピートコピーの使われ方としては、たとえば、商店主などが、お客に対して宣伝として配布する小サイズのチラシやポイント券を簡単に作成することが想定される。その場合、複数原稿をそれぞれリピートコピーして、1セットとして配布したり、たとえば2枚の原稿単位でリピートコピーして、折込型でチラシを作成したりすることもある。しかしながら、従来の技術にあっては、1枚の原稿に対するイメージリピートであるため、そのような複数原稿でのリピートコピーを行う場合、一度、複数原稿を集約コピーして、その印刷記録紙を一枚の原稿としてリピートコピーを行う必要があった。このためユーザーにとって後作業の効率が悪いものとなっていた。また、複数の原稿をリピートコピーし記録紙を裁断して束として配布する場合、従来の方法では、1枚ごとに必要枚数印刷し、それらをソーティングして裁断しなければならないため、手間がかかる。すなわち、ソーティングする手間がかかるという問題点があった。また、リピートの方法と裁断方法によっては、余白が余分にできることがある。その場合、記録紙の枚数を多く要してしまい、コストがかさむことがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、リピート動作で印刷した後の記録紙束の裁断などユーザーに手間をかけず、その後作業の効率化および余分な記録紙の消費を回避することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、少なくとも、印刷枚数を設定する枚数設定手段と、原稿載置方向および原稿サイズを検知するための原稿情報検知手段と、原稿枚数を検知する原稿枚数検知手段と、記録紙を給紙する複数の給紙段を有する給紙手段と、原稿から画像情報を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段で読み取った画像情報に各種画像処理を施す画像処理手段と、前記画像処理手段から画像処理後の画像情報を入力し、前記枚数設定手段によって設定された印刷枚数を記録紙に画像を形成する作像手段と、あらかじめ設定されるリピート画像の縮小サイズを保持するリピートサイズ記録手段と、を有し、リピート印刷において、前記原稿枚数検知手段によって、原稿が複数あると検知した場合、1枚の記録紙へリピートサイクル数に応じて画像を配置するリピート処理手段を備えることを特徴とする。
本発明は、リピート印刷において、原稿枚数検知手段によって、原稿が複数あると検知した場合、1枚の記録紙へリピートサイクル数に応じて画像を配置するため、リピート動作で印刷した後作業において、ユーザーの裁断に合わせて最適な配置を行うことで、その後作業の効率化および余分な記録紙の消費を回避することができるという効果を奏する。
図1は、この実施の形態にかかる画像形成装置してのデジタル複写機の構成を示すブロック図である。 図2は、図1の画像形成装置の構成例を示す説明図である。 図3は、この実施の形態にかかるリピートコピーの概略動作を示すフローチャートである。 図4は、リピート動作例1にかかるリピートコピーの裁断する単位を設定する例を示す説明図である。 図5−1は、リピート動作例1にかかるソートモードの印刷例を示す説明図である。 図5−2は、リピート動作例1にかかるノンソートモードの印刷例を示す説明図である。 図6−1は、リピート動作例1にかかるノンソートモードの他の印刷例を示す説明図である。 図6−2は、リピート動作例1にかかるノンソートモードの他の印刷例を示す説明図である。 図7は、リピート動作例2における余白発生例を示す説明図である。 図8−1は、リピート動作例3にかかるソートモードの印刷例を示す説明図である。 図8−2は、リピート動作例3にかかるノンソートモードの印刷例を示す説明図である。 図9は、かかる複合機(画像形成装置)のハードウェア構成を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるイメージリピート画像形成装置およびイメージリピート画像形成方法の一実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1および図2を参照して各実施例で共通する画像形成装置としてのデジタル複写機の構成について説明する。図1は、この実施の形態にかかる画像形成装置してのデジタル複写機の構成を示すブロック図である。この画像形成装置は、印刷制御部100、操作表示部101、原稿サイズ検知センサ102、スキャナー103、給紙部104、画像処理部105、リピート処理部106、不揮発メモリ107、画像メモリ108、HDD(ハードディスクドライブ)109、作像部110を備える。
印刷制御部100は操作表示部101で設定された印刷モードを制御する。操作表示部101はリピート縮小サイズの登録、印刷枚数の設定、リピートサイクル設定等の各種キー入力および各種メッセージの表示を行う。原稿サイズ検知センサ102は原稿の載置方向および原稿サイズを検知する。スキャナー103は原稿から画像情報を読み取る。給紙部104は記録紙を給紙する複数の給紙段を有する。画像処理部105はスキャナー103で読み取った画像情報に各種画像処理を施す。リピート処理部106はリピート画像の記録紙への配置を制御する。不揮発メモリ107はリピート画像サイズを記録する。画像メモリ108は一時的に画像情報が記憶可能なメモリである、HDD109は縮小されたリピート画像および画像ごとの複写リピート完了枚数情報を不揮発的に保持する。作像部110は画像処理部105から画像処理後の画像情報を入力し、給紙部104から給紙された記録紙に画像を形成する。
なお、画像処理部105は、リピート処理部106にて指示された配置方法にしたがって、画像メモリ108を用いてリピート画像を生成する画像情報配置手段としての役割も担っている。
図2は、図1の画像形成装置の構成例を示す説明図である。この図において、読み取りユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成されており、光学走査系には、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54等々で構成されている。露光ランプ51及び第1ミラー52は図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55および第3ミラー56は図示しない第1キャリッジ上に固定されている。原稿像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジ第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。この光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動される。原稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。書き込みユニット57はレーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60で構成され、レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源であるレーザダイオードおよびモータによって高速で定速回転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が備わっている。書き込みユニット57から出力されるレーザ光が、画像作像系の感光体ドラム15に照射される。図示しないが感光体ドラム15の一端近傍のレーザビームを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されている。
自動原稿送り装置(以下、ADFと記述する)1にある原稿台2に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作表示部101上のプリントキー(不図示)が押下されると、一番下の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。一枚の原稿を給送完了により原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有している。給送された原稿は読み取りユニット50によってコンタクトガラス6上の原稿の画像データを読み取り後、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4および排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿セット検知7にて原稿台2につぎの原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5は搬送モータ26によって駆動される。第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された記録紙は、それぞれ第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体ドラム15に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット50にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット57からのレーザによって感光体ドラム15に書き込まれ、現像ユニット27を通過することによってトナー像が形成される。そして、記録紙は感光体ドラム15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体ドラム15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18によって後処理装置のフィニシャ70に排出される。
後処理装置のフィニシャ70は、本体の排紙ローラ19によって搬送された記録紙を、通常、排紙ローラ72への方向と、ステープル処理部への方向へ導くことができる。切り替え板71を上に切り替えることにより、搬送ローラ73を経由して通常排紙トレイ74側に排紙することができる。また、切り替え板71を下方向に切り替えることで、搬送ローラ75、77を経由して、ステープル台78に搬送することができる。ステープル台78に積載された記録紙は、一枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー79によって、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ76によって綴じられる。ステープラ76で綴じられた記録紙群は自重によって、ステープル完了排紙トレイ80に収納される。一方、通常の排紙トレイ74は前後に移動可能な排紙トレイである。前後に移動可能な排紙トレイ74は、原稿毎、あるいは画像メモリによってソーティングされたコピー部毎に、前後に移動し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分けるものである。
記録紙の両面に画像を作像する場合は、各給紙トレイ8〜10から給紙され作像された用紙を排紙トレイ側に導かないで、両面入紙搬送路93に搬送し、反転ユニット92でスイッチバック反転し両面搬送ユニット91に送る。両面搬送ユニットに送られた用紙は再度、縦搬送ユニット14に送られて裏面に画像を印刷された後に排紙される。また、用紙を反転して排出する場合は上記反転ユニット92でスイッチバック反転した用紙を両面ユニットに送らずに反転排紙搬送路94に送り出して排紙する。
このように記録紙の両面に画像を作成する場合に両面給紙ユニット91は使用される。また、画像の載った記録紙の裏面に印字を行う際にも両面給紙ユニット91を用いて記録紙の裏表を変える。感光体ドラム15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27はメインモータによって駆動され、各給紙装置11〜13はメインモータ25の駆動を各々給紙クラッチによって伝達駆動される。縦搬送ユニット14はメインモータの駆動を中間クラッチによって伝達駆動される。
つぎに、リピート動作の概略について説明する。図3は、この実施の形態にかかるリピートコピーの概略動作を示すフローチャートである。この動作は、図1のように構成された各機能ブロックによって実行される。まず、操作表示部101からのリピートモードの入力を待つ(ステップS11)。リピートモードが指示されると、その設定内容を確認する(ステップS12)。確認する内容としては、たとえば、縮小サイズ、リピートサイクル数、ソート/ノンソート、印刷枚数である。ステップS12においてリピートモードを実行するに必要な設定を確認した後、その設定にしたがってリピートモードの印刷を開始する(ステップS13)。ついで、原稿情報など(記録紙サイズ、原稿サイズ、原稿の向き、原稿枚数など)を取得し(ステップS14)、画像配置方法を指示する(ステップS15)。続いて、変倍処理を行って、これを記憶し(ステップS16)。画像処理部105によって所定の画像処理を行い(ステップS17)、画像処理部105からの画像データにしたがって印刷を実行する(ステップS18)。
リピート画像の縮小サイズは、あらかじめ操作表示部101から設定され、不揮発メモリ107に登録されている。たとえば、ユーザーが“ティッシュサイズ”という登録名で縦と横の長さを設定すると、不揮発メモリ107にその情報が登録される。このリピートモードの具体例を下記で説明する。
(リピート動作例1)
ここでは、A4縦の原稿6枚をリピートコピーする場合を例にとって説明する。操作表示部101にて、印刷する記録紙、リピートサイクル数がユーザーにて設定される。リピートサイクル数は、図4に示すように、裁断する単位を設定する。点線で示す部分が裁断をする単位であるとした場合、リピートサイクル数の縦は3、横は1、原稿の並び順は矢印点線で示すものとなる。ユーザーはこれを操作表示部101から設定する。また、あらかじめ、不揮発メモリ107に登録されているリピート画像サイズを選択し、その他に印刷枚数、ソート/ノンソートモードの選択等が行われ、リピートコピーの開始キーを押下することで、印刷動作が開始される。
印刷が開始されると、原稿サイズ検知センサ102によって原稿の向きと原稿サイズおよび原稿枚数が検知される。印刷制御部100は、リピートコピーであると認識したら、リピート処理部106にリピートサイクル数の情報、原稿サイズ、原稿の向き、原稿枚数および印刷する記録紙サイズを通知し、印刷する記録紙への画像の配置方法を指示する。また、同時に印刷制御部100は、スキャナー103から読み取った画像データをリピート画像サイズに変倍して、画像処理部105へ送り、画像メモリ108へ一旦記録する。一連の動作を原稿ごとに行う。
リピート処理部106は、リピートサイクル数、ソート/ノンソートによって、図5−1、図5−2に示すように印刷する記録紙上のリピート画像の配置を決定し、画像処理部105へ配置を指示する。画像処理部105は、画像メモリ108に保持されている画像データを指示されたとおりに並べ、作像タイミングに合わせて画像データを作像部110へと転送し、印刷を行う。
本例では、ソートモード、ノンソートモードで配置を切り替えているが、これに限らず、裁断後の束の取り扱い方法を決めるためのモードを設け、それに応じて配置を決定してもよい。また、他に図6−1、図6−2に示すような配置にしてもよい。これは、ユーザーがリピートサイクル数を縦、横ともに1に設定したい場合、それらを1に設定する手間を省くために、ノンソートモードに設定するだけで、設定が可能となる。
なお、画像メモリ108に記録されている画像データを記録紙に作像するためのデータへの変換、および、複数の画像データを1ページ上に並び替える処理は、一般的に用いられている公知の技術を用いることで実現する。
(リピート動作例2)
たとえば、リピートサイクル数と印刷する記録紙サイズによっては、記録紙枚数が増大することもある。以下その例について説明する。裁断後のリピート画像枚数を20枚、A4縦、原稿4枚、リピートサイクル数の縦が2、横が2で、縮小画像サイズが記録紙に10画面が画像入るサイズであるとする。
この場合、記録紙に配置する画像の面数は8面となり、図7に示すような配置で、リピートサイクル数、つまり裁断する位置によって、余白面が発生してしまう。つまり、リピートサイクル数が縦、横ともに1であるならば、原稿4枚×20÷10=8枚の記録紙に対してリピート印刷可能であるところが、本条件においては、記録紙枚数が、原稿4枚×20÷8=10枚となり、2枚余計に記録紙を消費してしまう。もし、リピート画像の枚数が大量の場合、ユーザーのコスト増加につながる。
そこで、リピート処理部106は、操作表示部101において、リピートサイクル数によって、記録紙の消費量が増える場合には、印刷を中断する。リピート処理部106は、印刷制御部100から通知された条件をもとに、使用する記録紙が増えるかどうかを計算し、増分量を操作表示部101に通知する。操作表示部101は、そのまま印刷を続行するか、否かをユーザーに選択させる。続行の場合は、印刷制御部100から再度リピート処理部106へ指示がなされ印刷処理が実行される。
(リピート動作例3)
また、裁断後のリピート画像枚数を20枚、A4T、原稿4枚、リピートサイクル数の縦が2、横が1で、縮小画像サイズが印刷記録紙に10画像入るサイズであるとする。
リピート処理部106は、上記条件の場合、ソート/ノンソートの条件に応じて、図8−1、図8−2に示すような配置で印刷を行う。ソートの場合(図8−1参照)は、印刷された記録紙を束で裁断したときに、その束にすべての原稿のリピートされた記録紙がセットとなるため、ユーザーは配布がしやすい。また、ノンソート(図8−2参照)の場合は、印刷された記録紙を束で裁断したときに、同一リピートの記録紙が束となるため、複数のユーザーにて流れ作業的にその印刷記録紙に加工を施すのに適している。
ところで、上述したリピートコピーにおいて、各リピート画像に連番を付加して印刷することで、たとえば、ポイント券などが不正にコピーされることを防ぐことができる。また、再度リピートコピーを行う場合、原稿が紛失しても、HDD109などに保持している情報から再印刷を行い、かつ、番号も続きから付加できる。また再リピートコピーを行う場合、何番まで印刷したかを紙として記録を残しておくことがある。そのとき、記録紙の余白部分を利用して、印刷することで、余分な印刷を抑えることができる。また、たとえば、ユーザーの住所やユーザー名を変更するが、それ以外のところは、既存の原稿のまま印刷したい場合がある。本発明では、原稿を作り直すことなく、変更部分のみを作るだけであるため、利便性がよくなる。
図9は、かかる複合機(画像形成装置)のハードウェア構成を示すブロック図である。この図に示すように、この複合機は、コントローラ1110とエンジン部(Engine)1160とPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。コントローラ1110は、複合機全体の制御と描画、通信、OP(Operation Panel)1170からの入力を制御するコントローラである。エンジン部1160は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンなどであり、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープリンタ、スキャナーまたはファックスユニットなどである。なお、このエンジン部1160には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
コントローラ1110は、CPU1111と、ノースブリッジ(NB)1113と、システムメモリ(MEM−P)1112と、サウスブリッジ(SB)1114と、ローカルメモリ(MEM−C)1117と、ASIC(Application Specific Intergrated Circuit)1116と、ハードディスクドライブ(HDD)1118とを有し、ノースブリッジ(NB))1113とASIC1116との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス1115とで接続した構成となる。また、MEM−P1112は、ROM(Read Only Memory)1112aと、RAM(Random Access Memory)1112bとをさらに有する。
CPU1111は、複合機の全体制御をおこなうものである。NB1113、MEM−P1112およびSB1114からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB1113は、CPU1111とMEM−P1112、SB1114、AGPバス1115とを接続するためのブリッジであり、MEM−P1112に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P1112は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリである、ROM1112aとRAM1112bとからなる。ROM1112aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM1112bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB1114は、NB1113とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB1114は、PCIバスを介してNB1113と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC1116は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス1115、PCIバス、HDD1118およびMEM−C1117をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC1116は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC1116の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C1117を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Controller)と、エンジン部1160との間でPCIバスを介したデータ転送を行うPCIユニットからなる。このASIC1116には、PCIバスを介してFCU(Fax Control Unit)1130、USB(Universal Serial Bus)1140、IEEE1394(the Instiute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インターフェース1150が接続される。
MEM−C1117は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD(Hard Disk Drive)1118は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGPバス1115は、グラフィックス処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P1112に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセレーターカードを高速にするものである。
上述した実施の形態によれば、リピート動作で印刷した後作業において、ユーザーの裁断に合わせて最適な配置を行うことで操作の手間、工程の手間を省くことができる。また、リピートの方法と裁断方法によっては、余白が余分にできることがある。その場合、印刷枚数を多く要してしまい、コストがかさむことがある。ユーザーに印刷枚数がかさむことを通知し、ユーザーに選択させることでコストを優先して、ユーザーの希望どおりの印刷を行うことができる。
以上のように、本発明にかかるイメージリピート画像形成装置およびイメージリピート画像形成方法は、デジタル複写機やプリンタなどの画像形成装置に有用であり、特に、リピートコピー機能を有する画像形成装置やシステムなどに適している。
100 印刷制御部
101 操作表示部
102 原稿サイズ検知センサ
103 スキャナー
104 給紙部
105 画像処理部
106 リピート処理部
107 不揮発メモリ
108 画像メモリ
109 HDD
110 作像部
特許第3469669号公報 特許第3913220号公報 特開2008−142969号公報

Claims (8)

  1. 少なくとも、印刷枚数を設定する枚数設定手段と、原稿載置方向および原稿サイズを検知するための原稿情報検知手段と、原稿枚数を検知する原稿枚数検知手段と、記録紙を給紙する複数の給紙段を有する給紙手段と、原稿から画像情報を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段で読み取った画像情報に各種画像処理を施す画像処理手段と、前記画像処理手段から画像処理後の画像情報を入力し、前記枚数設定手段によって設定された印刷枚数を記録紙に画像を形成する作像手段と、あらかじめ設定されるリピート画像の縮小サイズを保持するリピートサイズ記録手段と、を有し、
    リピート印刷において、前記原稿枚数検知手段によって、原稿が複数あると検知した場合、1枚の記録紙へリピートサイクル数に応じて画像を配置するリピート処理手段を備えることを特徴とするイメージリピート画像形成装置。
  2. 前記リピート処理手段は、リピートサイクル数と、たて方向、横方向、原稿の並び順を設定し、設定されたモードに応じて画像を配置することを特徴とする請求項1に記載のイメージリピート画像形成装置。
  3. 前記リピート処理手段は、ノンソート印刷かソート印刷かを設定できる設定手段を有し、ノンソート印刷が設定されている場合は、リピートサイクル数を1として画像を配置することを特徴とする請求項1、2または3に記載のイメージリピート画像形成装置。
  4. 前記リピート処理手段は、リピートサイズと記録紙から、最大画像配置数を求め、リピートサイクル数から求められる記録紙に配置可能な配置数が最大画像配置数より小さい場合は、加算する印刷枚数を最大画像配置数×設定印刷枚数÷リピートサイクル数から求められる記録紙に配置可能な配置数−設定印刷枚数とすることを特徴とする請求項2に記載のイメージリピート画像形成装置。
  5. さらに、加算する印刷枚数が1以上のときは、ユーザーから加算印刷するか加算印刷しないかの選択を受け付ける選択手段を有し、選択に応じた枚数で印刷することを特徴とする請求項4に記載のイメージリピート画像形成装置。
  6. さらに、
    原稿ごとのリピート画像を保持する保持手段と、
    印刷されるリピート画像に連番を付加する画像編集手段と、
    印刷が終了したときに付加した最終番号を記録する最終番号保持手段と、
    前記保持手段に保持されているリピート画像を選択して、前記最終番号保持手段に保持されている最終番号の次の番号から連番を付加してリピート画像を生成する画像編集手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のイメージリピート画像形成装置。
  7. 前記画像編集手段は、1ページの中で一番大きい番号を余白部に画像を生成することを特徴とする請求項6に記載のイメージリピート画像形成装置。
  8. 少なくとも、印刷枚数を設定する枚数設定手段と、原稿載置方向および原稿サイズを検知するための原稿情報検知手段と、原稿枚数を検知する原稿枚数検知手段と、記録紙を給紙する複数の給紙段を有する給紙手段と、原稿から画像情報を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段で読み取った画像情報に各種画像処理を施す画像処理手段と、前記画像処理手段から画像処理後の画像情報を入力し、前記枚数設定手段によって設定された印刷枚数を記録紙に画像を形成する作像手段と、あらかじめ設定されるリピート画像の縮小サイズを保持するリピートサイズ記録手段と、を有するイメージリピート画像形成方法であって、
    リピート印刷において、前記原稿枚数検知手段によって、原稿が複数あると検知した場合、1枚の記録紙へリピートサイクル数に応じて画像を配置することを特徴とするイメージリピート画像形成方法。
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