JP2011029144A - 燃料電池の水処理装置 - Google Patents

燃料電池の水処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011029144A
JP2011029144A JP2010032755A JP2010032755A JP2011029144A JP 2011029144 A JP2011029144 A JP 2011029144A JP 2010032755 A JP2010032755 A JP 2010032755A JP 2010032755 A JP2010032755 A JP 2010032755A JP 2011029144 A JP2011029144 A JP 2011029144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exchange resin
fuel cell
water
anion exchange
water treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010032755A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5551944B2 (ja
Inventor
Yoshikazu Ito
美和 伊藤
Taro Oe
太郎 大江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Organo Corp
Original Assignee
Organo Corp
Japan Organo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Organo Corp, Japan Organo Co Ltd filed Critical Organo Corp
Priority to JP2010032755A priority Critical patent/JP5551944B2/ja
Priority to CN2013100174545A priority patent/CN103130301A/zh
Priority to CN201310019751.3A priority patent/CN103130303B/zh
Priority to CN2010101876043A priority patent/CN101921010B/zh
Priority to CN201310019704.9A priority patent/CN103130302B/zh
Publication of JP2011029144A publication Critical patent/JP2011029144A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5551944B2 publication Critical patent/JP5551944B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)
  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)

Abstract

【課題】本発明の目的は、燃料電池に供給する水中の不純物イオン濃度を効果的に低減することができる燃料電池用の水処理装置を提供することにある。
【解決手段】本発明は、イオン交換樹脂を用いた燃料電池の水処理装置であって、前記イオン交換樹脂は陽イオン交換樹脂及び陰イオン交換樹脂の混床樹脂を含み、前記陽イオン交換樹脂の平均粒径は0.2mm以上、且つ前記陰イオン交換樹脂の平均粒径の80%以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、イオン交換樹脂を用いた燃料電池の水処理装置の技術に関する。
燃料電池には、水素が必要であり、都市ガスや天然ガス等から水素を製造するためには、その改質工程において水が必要であり、純水が利用される。また、燃料電池の冷却や、固体高分子型燃料電池の高分子膜の加湿等にも純水が利用されている。
純水は、通常イオン交換樹脂を備える水処理装置を利用して不純物イオンを除去することにより製造される。水道水からの純水製造の他、燃料電池の発電反応により生じる凝縮水等を処理し、該処理水(純水)を燃料電池に循環する技術が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、燃料電池に供給する冷却水中の炭酸イオン及び炭酸水素イオン(以下、炭酸イオン等または単に炭酸という)を処理する水処理装置において、陰イオン交換樹脂、陽イオン交換樹脂の使用比率や、混床樹脂を使用する技術が開示されている。
特開平8−17457号公報
しかし、陰イオン交換樹脂、陽イオン交換樹脂は比重が違うため、陰イオン交換樹脂及び陽イオン交換樹脂の混床樹脂を用いた水処理装置では、該水処理装置の搬送、設置、運転等に伴う振動によって、比重の大きい陽イオン交換樹脂が下部に、比重の小さい陰イオン交換樹脂が上部に移動し、両イオン交換樹脂が分離してしまう。このように分離した混床樹脂を、高温、低流量で運用することが多い燃料電池の水処理装置に使用すると、陰イオン交換樹脂からは主としてトリメチルアミンが、陽イオン交換樹脂からは主としてポリスチレンスルホン酸が溶出する場合がある。例えば、被処理水を下向流で通水すると、下部にある陽イオン交換樹脂からの溶出成分が捕捉されず、被処理水を上向流で通水すると、上部にある陰イオン交換樹脂からの溶出成分が捕捉されない。その結果、処理水中のTOCが増加する。そして、これらの溶出成分が処理水に混入し、処理水中のTOCが増加すると、要求される水の導電率を達成することができなくなったり、これらの溶出成分やこれらの溶出成分を生成源とするアンモニウムイオン、硝酸イオン、亜硝酸イオン、硫酸イオン等により燃料電池の発電性能や寿命に悪影響を与える可能性がある。
本発明の目的は、燃料電池に供給する水中の不純物イオン濃度を効果的に低減することができる燃料電池用の水処理装置を提供することにある。
本発明は、イオン交換樹脂を用いた燃料電池の水処理装置であって、前記イオン交換樹脂は陽イオン交換樹脂及び陰イオン交換樹脂の混床樹脂を含み、前記陽イオン交換樹脂の平均粒径は0.2mm以上、且つ前記陰イオン交換樹脂の平均粒径の80%以下である。
また、前記燃料電池の水処理装置において、前記陰イオン交換樹脂の容積は、前記陽イオン交換樹脂の容積の1.5〜5倍であることが好ましい。
また、前記燃料電池の水処理装置において、初期状態の前記陰イオン交換樹脂の全交換容量に占める塩化物イオンの割合は、10%以下であることが好ましい。
また、前記燃料電池の水処理装置において、初期状態の前記陰イオン交換樹脂の全交換容量に占める塩化物イオンの割合は、被処理水中に溶解している炭酸濃度が高くなるに従い小さく、処理水中の所望塩素濃度が低くなるに従い小さくなるように設定されていることが好ましい。
また、前記燃料電池の水処理装置において、前記陰イオン交換樹脂はトリメチルアンモニウム基を交換基とする強塩基性陰イオン交換樹脂を含み、初期状態の前記陰イオン交換樹脂の全交換容量に占める塩化物イオンの割合が、RCl=4×CCl/CO 0.53の式により求められる値以下であることが好ましい。但し、RClは陰イオン交換樹脂の全交換容量(eq/L−R)に占める塩化物イオン(eq/L−R)の割合(%)、CClは処理水中の所望塩化物イオン濃度(ppb)、COは被処理水中に溶解している炭酸をCOに換算したCO濃度(ppm)である。
また、前記燃料電池の水処理装置において、前記陰イオン交換樹脂はジメチルエタノールアンモニウム基を交換基とする強塩基性陰イオン交換樹脂を含み、初期状態の前記陰イオン交換樹脂の全交換容量に占める塩化物イオンの割合が、RCl=1.3×CCl/CO 0.45の式により求められる値以下であることが好ましい。但し、RClは陰イオン交換樹脂の全交換容量(eq/L−R)に占める塩化物イオン(eq/L−R)の割合(%)、CClは処理水中の所望塩化物イオン濃度(ppb)、COは被処理水中に溶解している炭酸をCOに換算したCO濃度(ppm)である。
また、前記燃料電池の水処理装置において、初期状態の前記陰イオン交換樹脂は、炭酸塩を通液することで炭酸型にしたものであることが好ましい。
また、前記燃料電池の水処理装置において、前記初期状態の陰イオン交換樹脂の全交換容量のうち、70〜100%が炭酸型であることが好ましい。
また、前記燃料電池の水処理装置において、前記陰イオン交換樹脂への被処理水の通水は下向流で行われることが好ましい。
また、前記燃料電池の水処理装置において、前記陰イオン交換樹脂へ通水する被処理水には、燃料電池の発電反応により生じる凝縮水が含まれ、前記被処理水は前記陰イオン交換樹脂により処理された後、前記燃料電池に再利用されることが好ましい。
本発明によれば、燃料電池に供給する水中の不純物イオンを効果的に低減することができる燃料電池用の水処理装置を提供することができる。
本実施形態に係る燃料電池の水処理装置の構成の一例を示す模式図である。 被処理水中の種々のCO濃度におけるRClとCClとの関係を示す図である。 被処理水中の種々のCO濃度におけるRClとCClとの関係を示す図である。
本発明の実施の形態について以下説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る燃料電池の水処理装置の構成の一例を示す模式図である。図1に示す燃料電池の水処理装置10には、イオン交換樹脂が充填されたカートリッジが備えられている。カートリッジは1つ又は複数であってもよい。カートリッジに充填されるイオン交換樹脂は、主に陰イオン交換樹脂と陽イオン交換樹脂との混床樹脂であるが、上流側にもカートリッジを設置する場合は、その他に陰イオン交換樹脂、もしくは陽イオン交換樹脂等の単床であってもよい。なお、燃料電池の水処理装置10は、イオン交換樹脂が充填されたカートリッジに加え、活性炭等を充填したカートリッジを付加しても良い。
本実施形態に係る燃料電池の水処理装置10は、主に、燃料電池12に供給する水中の不純物イオンの除去のみならず、水処理装置からの溶出を低減するものである。燃料電池の水処理装置10により処理される水としては、水道水(市水)、純水、燃料電池12の発電反応により生じる凝縮水等が挙げられる。
水道水等の市水は、被処理水ライン14から燃料電池の水処理装置10に供給される。また、燃料電池12から排出される凝縮水は、例えば、一旦凝縮水タンク16に貯留され、ポンプ18により、凝縮水ライン20から燃料電池の水処理装置10に供給される。そして、燃料電池の水処理装置10により、水中の不純物イオンが除去される。
本実施形態の陰イオン交換樹脂と陽イオン交換樹脂との混床樹脂において、陽イオン交換樹脂の平均粒径は、0.2mm以上、且つ陰イオン交換樹脂の平均粒径の80%以下である。上記でも説明したように、陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂とは比重が違うため(一般的に、陽イオン交換樹脂の方が陰イオン交換樹脂より比重が大きい)、上記範囲外の粒径の陽イオン交換樹脂を用いると、水処理装置の搬送、設置、運転等に伴う振動によって、比重の大きい陽イオン交換樹脂が下部に、比重の小さい陰イオン交換樹脂が上部に移動し、両イオン交換樹脂が分離してしまう。このように分離した混床樹脂を、例えば高温、低流量で運用すると、陰イオン交換樹脂からはトリメチルアミン等の陽イオン成分が、陽イオン交換樹脂からはポリスチレンスルホン酸等の陰イオン成分が溶出する場合がある。その結果、処理水中のTOCが増加する。また、陽イオン交換樹脂の平均粒径が0.2mm未満では、カートリッジの圧力損失が増加するため処理コストが増大し、陰イオン交換樹脂の平均粒径の80%超であると、通水時における終末速度の差が大きくなり陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂とが分離し易くなる。
本実施形態のように陽イオン交換樹脂の粒径を制御した混床樹脂を用いることにより初めて、振動による両イオン交換樹脂の分離を抑制することができるため、陰イオン交換樹脂からの溶出成分(トリメチルアミン等の陽イオン成分)は陽イオン交換樹脂に捕捉され、陽イオン交換樹脂からの溶出成分(ポリスチレンスルホン酸等の陰イオン成分)は陰イオン交換樹脂に捕捉される。その結果、上記溶出成分を主たる成分とするTOCを低減することができ、安定した不純物イオンの除去が可能となる。
一方、本実施形態の混床樹脂における陰イオン交換樹脂の容積は、陽イオン交換樹脂の容積の1.5〜5倍であることが好ましい。なお、上記容積比を交換容量に換算すると、陰イオン交換樹脂の全交換容量が、陽イオン交換樹脂の全交換容量の0.85〜3倍の範囲となる。ここで、陰イオン交換樹脂の容積が、陽イオン交換樹脂の容積の1.5倍未満であると、無駄な陽イオン交換樹脂の割合が増え、水中の陰イオンを十分に除去することができない場合があり、陰イオン交換樹脂の容積が、陽イオン交換樹脂の容積の5倍超であると、陰イオン交換樹脂由来のTOC成分を陽イオン交換樹脂が捕捉されず溶出し、処理水中のTOCが増大する場合がある。
水中に含まれる不純物イオンとしては、例えば、炭酸イオン、炭酸水素イオン、塩化物イオン、硫酸イオン等が挙げられる。燃料電池の凝縮水には、多くの炭酸が含まれており、多量の炭酸を含む凝縮水から微量の陰イオン(塩化物イオン、硫酸イオン等)を除去することは、通常の陰イオン交換樹脂では比較的難しい。特に、塩化物イオンは、1価の陰イオンであり、硫酸イオン等の多価の陰イオンと比べ、陰イオン交換樹脂による吸着効率が悪いため、水中の塩化物イオンを低減することは難しい。
本実施形態では、初期状態の陰イオン交換樹脂の全交換容量に占める塩化物イオンの割合は好ましくは10%以下、より好ましくは1%以下である陰イオン交換樹脂を用いる。これにより、炭酸を多量に含む水中の塩化物イオンを効果的に低減させることが可能となる。初期状態の陰イオン交換樹脂の全交換容量に占める塩化物イオンの割合が10%を超えると、陰イオン交換樹脂は、水中に含まれる炭酸イオン等の不純物イオンを吸着する代わりに、塩化物イオンを処理水側に放出し易くなり、処理水中の塩化物イオンを効果的に低減させることが困難となる。
また、陰イオン交換樹脂がトリメチルアンモニウム基を交換基とする強塩基性陰イオン交換樹脂を含む場合、初期状態の陰イオン交換樹脂の全交換容量に占める塩化物イオンの割合が、下式(1)により求められる値以下であることが好ましい。これにより、多量の炭酸を含む処理水中において塩化物イオンを処理水側に放出する割合が低下し、処理水中の塩化物イオンをより効果的に低減させることができる。
Cl=4×CCl/CO 0.53 ・・・(1)
Cl:陰イオン交換樹脂の全交換容量(eq/L−R)に占める塩化物イオン(eq/L−R)の割合(%)
Cl:処理水中の所望塩化物イオン濃度(ppb)
CO:被処理水中に溶解している炭酸イオン、炭酸水素イオンをCOに換算したCO濃度(ppm)
また、陰イオン交換樹脂がジメチルエタノールアンモニウム基を交換基とする強塩基性陰イオン交換樹脂を含む場合、初期状態の前記陰イオン交換樹脂の全交換容量に占める塩化物イオンの割合が、下式(2)により求められる値以下であることが好ましい。これにより、塩化物イオンを処理水側に放出する割合が低下し、処理水中の塩化物イオンをより効果的に低減させることができる。
Cl=1.3×CCl/CO 0.45 ・・・(2)
Cl:陰イオン交換樹脂の全交換容量(eq/L−R)に占める塩化物イオン(eq/L−R)の割合(%)
Cl:処理水中の所望塩化物イオン濃度(ppb)
CO:被処理水中に溶解している炭酸をCOに換算したCO濃度(ppm)
上式(1)は、被処理水中の種々のCO濃度におけるRClとCClとの関係を示す図2から算出したものである。上式(2)は、被処理水中の種々のCO濃度におけるRClとCClとの関係を示す図3から算出したものである。上式から判るように、処理水中の所望塩化物イオン濃度が小さい場合又は被処理水中に溶解しているCO濃度が大きい場合には、初期状態の前記陰イオン交換樹脂の全交換容量に占める塩化物イオンの割合を小さくする必要がある。
また、燃料電池の水処理装置に用いられる陰イオン交換樹脂には、塩化物イオンの低減に加え、耐熱性、小型化等の要求がある。例えば、特開平11−204123号公報には、耐熱性を向上させるために、複数個の炭化水素基を有する陰イオン交換樹脂を用いる例が開示されており、また、例えば、特開平8−17457号公報には、装置を小型化するために、混床カートリッジに充填される陽イオン交換樹脂の量を最適化する例が開示されている。そこで、本実施形態では、重炭酸アンモニウム等の炭酸塩を陰イオン交換樹脂に通液し、炭酸型に変換したものを初期状態の陰イオン交換樹脂として用いることが好ましい。但し、炭酸型の陰イオン交換樹脂は、炭酸を除去することができないため、炭酸の除去が必要な場合は、後段で脱炭酸(脱気膜や空気接触による脱炭酸塔等)を行うことが望ましい。炭酸型の陰イオン交換樹脂は、OH型等の陰イオン交換樹脂と比較して、同じ交換容量でも樹脂体積が小さい。すなわち、OH型の陰イオン交換樹脂を炭酸型に置換することで樹脂体積が小さくなる。このため、装置の小型化が可能となる。また、炭酸型の陰イオン交換樹脂は、OH型等の陰イオン交換樹脂と比較して、耐熱性も高い。そのため、燃料電池等の凝縮水等、比較的温度の高い被処理水(例えば、40〜80℃)を処理しても、熱によるイオン交換樹脂の分解が抑制され、イオン交換容量の低下を抑制することができる。
本実施形態の炭酸型陰イオン交換樹脂は、初期状態の陰イオン交換樹脂の全交換容量に占める塩化物イオンの割合が10%以下であって、初期状態の陰イオン交換樹脂の全交換容量に占める炭酸イオンの割合が70%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましく、さらに100%であることがより好ましい。ここで言う炭酸型とは、炭酸型、重炭酸型の両者を含む。炭酸型とする場合には、炭酸塩ではなく、重炭酸塩(炭酸水素塩)により置換することが好適である。これは、燃料電池の条件において、炭酸水素イオンが炭酸イオンより安定状態なためである。
本実施形態の燃料電池の水処理装置10では、上記説明した陰イオン交換樹脂への被処理水(例えば、水道水、凝縮水等)の通水を下向流で行うことが好ましい。被処理水の下向流により、カートリッジ内に充填された陰イオン交換樹脂は圧密される。その結果、被処理水は樹脂内を均一に流れ、処理性能を向上させることができる。
以上のように、本実施形態の燃料電池の水処理装置10によって、燃料電池の水処理装置10から水中への溶出成分(TOC)が低減されるとともに、水中の不純物イオン、特に塩化物イオン濃度が低減された処理水(純水)が、処理水ライン22から燃料電池12に供給される。ここで、この燃料電池12は、固体酸化物型燃料電池であり、この例においては、供給される水は都市ガスなどを一酸化炭素(CO)と水素ガス(H)に改質するために利用される。
本実施形態の燃料電池の水処理装置10では、陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂が使用状況によらず分離しないため、これらのイオン交換樹脂からの溶出成分(TOC)が低減される。したがって、イオン交換樹脂の溶出成分による水の導電率の上昇を抑制することができる。また、これらの溶出成分を生成源とするアンモニウムイオン、硝酸イオン、亜硝酸イオン、硫酸イオンの生成が抑制される。さらには、イオン交換樹脂中の塩化物イオンを適切に管理した樹脂を使用するため、固体酸化物型燃料電池から排出される凝縮水のような、多量の炭酸を含有する水であっても、該水中に存在する少量の塩化物イオンを効果的に除去することができる。したがって、固体酸化物型燃料電池の発電反応により生じる凝縮水を、本実施形態の燃料電池の水処理装置10により処理し、該処理水を固体酸化物型燃料電池に供給して再利用しても、長期的に安定した燃料電池の運転が可能である。また、凝縮水を循環利用する場合には、水道水、若しくは純水は燃料電池の運転初期の段階に供給されればよい。なお、凝縮水を循環利用する場合には、凝縮水中に含まれるガスを大気に放出した後、水処理装置10により処理して、燃料電池に供給することが好ましい。
なお、汎用材料の一つであるSUS304は、ppmレベルの塩化物イオンでも条件により応力腐食割れを起こすことが知られているため、燃料電池を長期的に安定して運転するためには、処理水中の塩化物イオンを100ppb以下、好ましくは50ppb以下、より好ましくは10ppb以下にまで低減する必要がある。
固体酸化物型燃料電池では、燃料ガス(例えば都市ガス)及び空気(酸素を含んでいる)が、それぞれ燃料供給ライン24、空気供給ライン26から(固体酸化物型)燃料電池12に供給され、燃料の改質反応によって得られる水素ガスや一酸化炭素と酸素とが反応し、発電が行われる。このような固体酸化物形燃料電池では、600〜1000℃の高温で、発電が行われるため、例えば、熱交換器28による排熱と、水道水とを熱交換して温水を供給することが好ましい。
以下、実施例及び比較例を挙げ、本発明をより具体的に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
平均粒径0.7mmの陰イオン交換樹脂(真密度1080kg/m)と平均粒径0.5mmの陽イオン交換樹脂(真密度1140kg/m)とを体積比3:1(=陰イオン交換樹脂:陽イオン交換樹脂)の割合で充填した混床樹脂のカートリッジ(径:40mm×高さ200mm)を作製した。これを24時間振とうした。振とう後のカートリッジに純水を10mL/minで通液し、処理水のTOCを測定した。表1に振とう後のイオン交換樹脂の分離の有無及びTOC濃度をまとめた。
(比較例1)
比較例1では、平均粒径0.7mmの陰イオン交換樹脂(真密度1080kg/m)と平均粒径0.7mmの陽イオン交換樹脂(真密度1140kg/m)とを用いたこと以外は、実施例1と同様の条件で試験を行った。表1に振とう後のイオン交換樹脂の分離の有無及びTOC濃度をまとめた。
Figure 2011029144
表1から判るように、実施例1では24時間振とう後、目視により確認しても、陰イオン交換樹脂と陽イオン交換樹脂の分離は確認されず、純水通液後の処理水のTOCも0.1ppm以下であった。これに対し、比較例1では24時間振とうしたところ、約80%の陽イオン交換樹脂がカートリッジの底部に集まり、分離していることが確認された。また、この状態では、純水通液後の処理水中のTOCは0.5ppmとなった。
(実施例2)
図1に示す装置を用いて、固体酸化物型燃料電池から排出される凝縮水の水処理を行った。凝縮水中に溶解しているCO濃度は約250ppmであった。水処理装置としては、平均粒径0.7mmの陰イオン交換樹脂30mL、平均粒径0.5mmの陽イオン交換樹脂10mLを混床充填した混床樹脂のカートリッジ(径:40mm×高さ200mm)を用いた。図1に示す装置に、燃料電池の凝縮水(60℃)を10mL/minで供給した。そして、表2に24時間運転後の処理水のTOC濃度等をまとめた。
(比較例2,3)
比較例2としては、陰イオン交換樹脂40mLのみを充填したカートリッジを用い、比較例3としては、陽イオン交換樹脂40mLのみを充填したカートリッジ(径:40mm×高さ200mm)を用いたこと以外は、実施例2と同様の条件で試験を行った。そして、表2に24時間運転後の処理水のTOC濃度等をまとめた。
Figure 2011029144
表2から判るように、陰イオン交換樹脂と陽イオン交換樹脂との比率が適正である実施例2は、陰イオン交換樹脂のみが充填された比較例2、陽イオン交換樹脂のみが充填された比較例3と比較して、TOCをより低く抑えることができるとわかった。陰イオン交換樹脂のみが充填された比較例2では、陰イオン交換樹脂の官能基由来と考えられるトリメチルアミンが処理水から検出された。また、陽イオン交換樹脂のみを充填した比較例3では、陽イオン交換樹脂の官能基由来と考えられるポリスチレンスルホン酸が処理水から検出された。
上記実施例1,2の結果より、陰イオン交換樹脂と陽イオン交換樹脂との比率を適正な範囲で混床すると、樹脂カートリッジ輸送中の振動や、設置後の振動等が加わっても、陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂の分離が抑制される。その結果、イオン交換樹脂に由来するTOC成分の溶出を抑制することができ、純度の高い水を供給することができる。
(実施例3,4)
図1に示す装置を用いて、固体酸化物型燃料電池から排出される凝縮水の水処理を行った。凝縮水中に溶解しているCO濃度は約250ppmであり、塩化物イオン濃度は約150ppbであった。カートリッジに充填するイオン交換樹脂は、トリメチルアンモニウム基を交換基とする強塩基性陰イオン交換樹脂30mL及び強酸性陽イオン交換樹脂10mLの混床樹脂を使用した。実施例3の陰イオン交換樹脂は、塩素型の強塩基性陰イオン交換樹脂(ロームアンドハース社製、アンバージェット4002C1)に7%のNaOH水溶液を1500mL通液し、OH型に変換し、陰イオン交換樹脂の全交換容量に占める塩化物イオンの割合(以下、単にRClと呼ぶ場合がある)を1%以下としたものである。実施例4の陰イオン交換樹脂は、実施例3の陰イオン交換樹脂とOH型に変換していない陰イオン交換樹脂とを混合し、RClを10%としたものである。実施例3,4の陽イオン交換樹脂は、水素型であるアンバージェット1024H(ロームアンドハース社製)である。
実施例3,4共にイオン交換樹脂への被処理水の通水は下向流で行った。そして、24時間運転後、イオン交換樹脂により処理された処理水をサンプリングし塩化物イオン濃度を測定した。その結果を表3にまとめた。
(比較例4)
比較例4は、使用する陰イオン交換樹脂のRClが20%であること以外は、実施例3と同様とした。
Figure 2011029144
表3から判るように、RClが10%の陰イオン交換樹脂を用いた実施例4では塩化物イオン濃度を50ppb以下に低減させることができた。また、RClが1%以下の陰イオン交換樹脂を用いた実施例3では塩化物イオン濃度を10ppb未満に低減させることができ、実施例4より高い塩化物イオン除去性能を示した。一方、RClが20%の陰イオン交換樹脂を用いた比較例4では、塩化物イオン濃度は110ppbであり、塩化物イオンを十分に除去することが出来なかった。
Cl=4×CCl/CO 0.53の式に、被処理水のCO濃度250ppm、処理水中の塩化物イオン濃度50ppbを当てはめると、RClが10.7%となる。すなわち、CO濃度が250ppmである被処理水を処理して、処理水中の塩化物イオン濃度を50ppb以下とするには、陰イオン交換樹脂の全交換容量に占める塩化物イオンの割合を10.7%以下とする必要がある。そして、上記実施例3,4は上記の式から算出される値以下であることを満足している。処理水中の塩化物イオン濃度を50ppb以下とすることができれば、長期間に亘って安定した燃料電池の運転が可能となる。
(実施例5,6)
図1に示す装置を用いて、固体酸化物型燃料電池から排出される凝縮水の水処理を行った。凝縮水中に溶解しているCO濃度は約250ppmであり、塩化物イオン濃度は約150ppbであった。カートリッジに充填するイオン交換樹脂は、ジメチルエタノールアンモニウム基を交換基とする強塩基性陰イオン交換樹脂30mL及び強酸性陽イオン交換樹脂10mLの混床樹脂を使用した。実施例5の陰イオン交換樹脂は、塩素型の強塩基性陰イオン交換樹脂(ロームアンドハース社製、アンバーライトIRA410Cl)に7%のNaOH水溶液を1500mL通液し、OH型に変換し、RClを1%以下としたものである。実施例6の陰イオン交換樹脂は、実施例5の陰イオン交換樹脂とOH型に変換していない陰イオン交換樹脂とを混合し、RClを5%としたものである。実施例5,6の陽イオン交換樹脂は、H型であるアンバージェット1024H(ロームアンドハース社製)である。
実施例5,6共にイオン交換樹脂への被処理水の通水は下向流で行った。そして、24時間運転後、イオン交換樹脂により処理された処理水をサンプリングし塩化物イオン濃度を測定した。その結果を表4にまとめた。
(比較例5)
比較例5は、使用する陰イオン交換樹脂のRClが20%であること以外は、実施例5と同様とした。
Figure 2011029144
表4から判るように、RClが5%の陰イオン交換樹脂を用いた実施例6では塩化物イオン濃度を50ppb以下に低減させることができた。また、RClが1%以下の陰イオン交換樹脂を用いた実施例5では塩化物イオン濃度を10ppb未満に低減させることができ、実施例6より高い塩化物イオン除去性能を示した。一方、RClが20%の陰イオン交換樹脂を用いた比較例5では、塩化物イオン濃度は210ppbであり、塩化物イオンをほとんど除去することが出来なかった。
Cl=1.3×CCl/CO 0.45の式に、被処理水のCO濃度250ppm、処理水中の塩化物イオン濃度50ppbを当てはめると、RClが5.4%となる。すなわち、CO濃度が250ppmである被処理水を処理して、処理水中の塩化物イオン濃度を50ppb以下とするには、陰イオン交換樹脂の全交換容量に占める塩化物イオンの割合を5.4%以下とする必要がある。そして、上記実施例5,6は上記の式から算出される値以下であることを満足している。
(実施例7,8)
図1に示す装置を用いて、固体酸化物型燃料電池から排出される凝縮水の水処理を行った。カートリッジに充填するイオン交換樹脂は、交換容量として0.13eqに相当するトリメチルアンモニウム基を交換基とする強塩基性陰イオン交換樹脂を使用した。実施例7,8の陰イオン交換樹脂は、OH型の強塩基性陰イオン交換樹脂(ロームアンドハース社製、アンバージェット4002OH)に重炭酸アンモニウム(炭酸水素アンモニウム(NH)HCO)(1規定)を4L通液し、陰イオン交換樹脂の全交換容量に占める塩化物イオンの割合(RCl)を1%以下、炭酸イオンの割合(以下、単にR−炭酸と呼ぶ場合がある)を90%以上、70%としたものである。
実施例7,8の水処理装置に、1kWの発電量を有する固体酸化物型燃料電池において生成する凝縮水(約60℃)を供給し、24時間運転を行った。イオン交換樹脂への被処理水の通水は下向流で行った。表5に、実施例7,8のイオン交換樹脂の体積及び処理水中のTOC濃度を測定した結果をまとめた。
(比較例6)
比較例6は、使用する陰イオン交換樹脂のR−炭酸が1%未満であること以外は、実施例7と同様とした。
Figure 2011029144
表5から判るように、実施例7,8のようにイオン交換樹脂を炭酸型にすることで、比較例6のOH型イオン交換樹脂より、イオン交換容量を損なうことなく樹脂体積を低減させることができた。特に、R−炭酸が90%以上の実施例7は、比較例6と比較して、樹脂体積が20%も低減した。また、実施例7,8の炭酸型イオン交換樹脂に、60℃の凝縮水を通水させて、処理を行っても、処理水中のTOCは0.1ppm以下であり、熱による樹脂の分解が抑制されていることがわかった。これに対し、比較例6のOH型イオン交換樹脂に、60℃の凝縮水を通水させて、処理を行うと、処理水中に0.5ppmのTOCが検出され、熱による樹脂が分解されたものと考えられる。
このように、初期状態の陰イオン交換樹脂を予め炭酸型にすることで、装置の設置スペースが低減できると共に、熱による樹脂の分解を抑制し、TOCの溶出を低減させることができる。
(実施例9)
実施例9は、イオン交換樹脂への被処理水の通水方向を上向流としたこと以外は、実施例3と同様とした。そして、イオン交換樹脂により処理された処理水をサンプリングし塩化物イオン濃度を測定した。その結果を表6にまとめた(なお、比較のため実施例3の結果も表6に記載した。)。
Figure 2011029144
被処理水の通水方向が上向流である実施例9では、樹脂が圧密されず、わずかな流動が観察された。そのため、実施例9では短絡流が発生し、処理水中の塩化物イオン濃度は下向流である実施例3と比べてわずかに上昇した。よって、実施例3のように、下向流で水処理を行うことが好ましい。
10 水処理装置、12 燃料電池、14 被処理水ライン、16 凝縮水タンク、18 ポンプ、20 凝縮水ライン、22 処理水ライン、24 燃料供給ライン、26 空気供給ライン、28 熱交換器。

Claims (10)

  1. イオン交換樹脂を用いた燃料電池の水処理装置であって、前記イオン交換樹脂は陽イオン交換樹脂及び陰イオン交換樹脂の混床樹脂を含み、
    前記陽イオン交換樹脂の平均粒径は0.2mm以上、且つ前記陰イオン交換樹脂の平均粒径の80%以下であることを特徴とする燃料電池の水処理装置。
  2. 請求項1記載の燃料電池の水処理装置であって、前記陰イオン交換樹脂の容積は、前記陽イオン交換樹脂の容積の1.5〜5倍であることを特徴とする燃料電池の水処理装置。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池の水処理装置であって、初期状態の前記陰イオン交換樹脂の全交換容量に占める塩化物イオンの割合は、10%以下であることを特徴とする燃料電池の水処理装置。
  4. 請求項1又は2記載の燃料電池の水処理装置であって、初期状態の前記陰イオン交換樹脂の全交換容量に占める塩化物イオンの割合は、被処理水中に溶解しているCO濃度に応じて反比例し、処理水中の所望塩素濃度に応じて比例するように減少させたことを特徴とする燃料電池の水処理装置。
  5. 請求項3又は4記載の燃料電池の水処理装置であって、前記陰イオン交換樹脂はトリメチルアンモニウム基を交換基とする強塩基性陰イオン交換樹脂を含み、初期状態の前記陰イオン交換樹脂の全交換容量に占める塩化物イオンの割合が、下式(1)により求められる値(RCl)以下であることを特徴とする燃料電池の水処理装置。
    Cl=4×CCl/CO 0.53 ・・・(1)
    (但し、RClは陰イオン交換樹脂の全交換容量(eq/L−R)に占める塩化物イオン(eq/L−R)の割合(%)、CClは処理水中の所望塩化物イオン濃度(ppb)、COは被処理水中に溶解しているCO濃度(ppm)である。)
  6. 請求項3又は4記載の燃料電池の水処理装置であって、陰イオン交換樹脂を用いた燃料電池の水処理装置であって、前記陰イオン交換樹脂はジメチルエタノールアンモニウム基を交換基とする強塩基性陰イオン交換樹脂を含み、初期状態の前記陰イオン交換樹脂の全交換容量に占める塩化物イオンの割合が、下式(2)により求められる値(RCl)以下であることを特徴とする燃料電池の水処理装置。
    Cl=1.3×CCl/CO 0.45 ・・・(2)
    (但し、RClは陰イオン交換樹脂の全交換容量(eq/L−R)に占める塩化物イオン(eq/L−R)の割合(%)、CClは処理水中の所望塩化物イオン濃度(ppb)、COは被処理水中に溶解しているCO濃度(ppm)である。)
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃料電池の水処理装置であって、初期状態の前記陰イオン交換樹脂は、炭酸塩を通液することで炭酸型に変換したものであることを特徴とする燃料電池の水処理装置。
  8. 請求項7記載の燃料電池の水処理装置であって、前記初期状態の陰イオン交換樹脂の全交換容量のうち、70〜100%が炭酸型であることを特徴とする燃料電池の水処理装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の燃料電池の水処理装置であって、前記陰イオン交換樹脂への被処理水の通水は下向流で行われることを特徴とする燃料電池の水処理装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の燃料電池の水処理装置であって、前記陰イオン交換樹脂へ通水する被処理水には、燃料電池の発電反応により生じる凝縮水が含まれ、前記被処理水は前記陰イオン交換樹脂により処理された後、前記燃料電池に再利用されることを特徴とする燃料電池の水処理装置。
JP2010032755A 2009-06-01 2010-02-17 燃料電池の水処理装置 Active JP5551944B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010032755A JP5551944B2 (ja) 2009-06-22 2010-02-17 燃料電池の水処理装置
CN2013100174545A CN103130301A (zh) 2009-06-01 2010-06-01 燃料电池的水处理装置
CN201310019751.3A CN103130303B (zh) 2009-06-01 2010-06-01 燃料电池的水处理装置
CN2010101876043A CN101921010B (zh) 2009-06-01 2010-06-01 燃料电池的水处理装置
CN201310019704.9A CN103130302B (zh) 2009-06-01 2010-06-01 燃料电池的水处理装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009147491 2009-06-22
JP2009147491 2009-06-22
JP2010032755A JP5551944B2 (ja) 2009-06-22 2010-02-17 燃料電池の水処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011029144A true JP2011029144A (ja) 2011-02-10
JP5551944B2 JP5551944B2 (ja) 2014-07-16

Family

ID=43637640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010032755A Active JP5551944B2 (ja) 2009-06-01 2010-02-17 燃料電池の水処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5551944B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013255864A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Nomura Micro Sci Co Ltd 純水製造装置
JP2015174048A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 株式会社三進製作所 イオン交換樹脂塔、及び、イオン交換樹脂の再生方法
JP2016067982A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 オルガノ株式会社 袋状物、水処理装置及び水処理方法
JP2016076590A (ja) * 2014-10-06 2016-05-12 オルガノ株式会社 導電性水溶液製造装置、導電性水溶液製造方法、およびイオン交換装置
JP2016076588A (ja) * 2014-10-06 2016-05-12 オルガノ株式会社 炭酸ガス溶解水供給システム、炭酸ガス溶解水供給方法、およびイオン交換装置
JP2019018120A (ja) * 2017-07-12 2019-02-07 アイシン精機株式会社 水精製器および燃料電池システム

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57187087A (en) * 1981-05-12 1982-11-17 Hitachi Ltd Condensate desalting device
JPS60248239A (ja) * 1984-05-22 1985-12-07 Ebara Infilco Co Ltd 混合イオン交換樹脂の再生方法
JPH0448935A (ja) * 1990-06-18 1992-02-18 Sumitomo Chem Co Ltd アニオン交換樹脂の処理方法
JP2002343388A (ja) * 2001-05-21 2002-11-29 Mitsubishi Chemicals Corp 燃料電池へ供給する水の処理方法
JP2005276621A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Aisin Seiki Co Ltd 燃料電池システム
JP2005327571A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Ebara Ballard Corp イオン交換樹脂カラムおよび燃料電池発電システム
JP2008546910A (ja) * 2005-06-24 2008-12-25 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド ろう付けされた金属表面において腐食を抑制する方法、ならびに、それに使用するための冷却剤および添加剤
JP2010260947A (ja) * 2009-05-07 2010-11-18 Toyota Motor Corp 冷却液組成物
JP2011003493A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Japan Organo Co Ltd 燃料電池の水処理装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57187087A (en) * 1981-05-12 1982-11-17 Hitachi Ltd Condensate desalting device
JPS60248239A (ja) * 1984-05-22 1985-12-07 Ebara Infilco Co Ltd 混合イオン交換樹脂の再生方法
JPH0448935A (ja) * 1990-06-18 1992-02-18 Sumitomo Chem Co Ltd アニオン交換樹脂の処理方法
JP2002343388A (ja) * 2001-05-21 2002-11-29 Mitsubishi Chemicals Corp 燃料電池へ供給する水の処理方法
JP2005276621A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Aisin Seiki Co Ltd 燃料電池システム
JP2005327571A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Ebara Ballard Corp イオン交換樹脂カラムおよび燃料電池発電システム
JP2008546910A (ja) * 2005-06-24 2008-12-25 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド ろう付けされた金属表面において腐食を抑制する方法、ならびに、それに使用するための冷却剤および添加剤
JP2010260947A (ja) * 2009-05-07 2010-11-18 Toyota Motor Corp 冷却液組成物
JP2011003493A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Japan Organo Co Ltd 燃料電池の水処理装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013255864A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Nomura Micro Sci Co Ltd 純水製造装置
JP2015174048A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 株式会社三進製作所 イオン交換樹脂塔、及び、イオン交換樹脂の再生方法
JP2016067982A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 オルガノ株式会社 袋状物、水処理装置及び水処理方法
JP2016076590A (ja) * 2014-10-06 2016-05-12 オルガノ株式会社 導電性水溶液製造装置、導電性水溶液製造方法、およびイオン交換装置
JP2016076588A (ja) * 2014-10-06 2016-05-12 オルガノ株式会社 炭酸ガス溶解水供給システム、炭酸ガス溶解水供給方法、およびイオン交換装置
JP2019018120A (ja) * 2017-07-12 2019-02-07 アイシン精機株式会社 水精製器および燃料電池システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5551944B2 (ja) 2014-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5551944B2 (ja) 燃料電池の水処理装置
EP3536823A1 (en) Method for electrochemically reducing carbon dioxide
JP5478953B2 (ja) 燃料電池の水処理装置
CN105858954B (zh) 一种高浓度有机废水的处理方法
US20220362707A1 (en) Systems and methods for capturing carbon dioxide and regenerating a capture solution
JP4461553B2 (ja) 燃料電池の水処理装置
JP2007064646A (ja) 復水脱塩方法及び復水脱塩装置
CN104812705A (zh) 含氨废水的处理装置及含氨废水的处理方法
JP5364450B2 (ja) 燃料電池の水処理装置
JP2009112945A (ja) 超純水製造方法及び装置並びに電子部品部材類の洗浄方法及び装置
JP2011103292A (ja) 燃料電池の水処理装置及び燃料電池の水処理方法
JP2012167062A (ja) アルコールの精製方法及び装置
WO2019025905A1 (en) ZINC OXIDE DOPED WITH OLIVINE FOR THE TREATMENT OF HOT AND COLD GASES
JP4662277B2 (ja) 電気脱イオン装置
CN101921010B (zh) 燃料电池的水处理装置
CN103130303B (zh) 燃料电池的水处理装置
JP5286851B2 (ja) 燃料電池発電装置
JP2015187552A (ja) 放射性物質処理装置
JP7261711B2 (ja) 超純水製造システム及び超純水製造方法
JP2007090299A (ja) 電気脱イオン装置およびそれを用いた加圧水型原子力発電所の2次系ライン水処理装置
JP2011041874A (ja) 燃料電池の水処理装置
JP5228575B2 (ja) 燃料電池発電装置
JP5292865B2 (ja) 燃料電池発電装置の水回収方法及び燃料電池発電装置
JP6089888B2 (ja) 混床イオン交換樹脂の分離再生方法
JP4839949B2 (ja) アルカリ金属塩化物の電解方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140520

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5551944

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250