JP2011028992A - Ih中華レンジ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 IH中華レンジは、中華鍋を乗せる五徳10と、五徳10の下方に配設された、中華鍋の底部を受容する凹部の形成されたトッププレート20と、トッププレート20の下面に沿うように配設されたIHコイル30と、を備える。IHコイル30は略同心円状の渦巻き状に巻かれており、中央部には、コイルが上下2層に重ねて配置された中央領域A1が形成されている。中央領域A1は、コイル線を上層と下層とを行き来するように巻くことによって形成される。電磁誘導はこの中央領域A1に集中し、中華鍋の中心付近で活発な発熱作用を得ることができる。
【選択図】 図1
Description
まず、図2、図3を参照して本発明のIH中華レンジの全体の構造を説明する。
IH中華レンジ1は、中華鍋を乗せる五徳10と、五徳10の下方に配設された、中華鍋の底部を収容する凹部の形成されたトッププレート20と、トッププレート20下面に沿うように配設されたIHコイル30と、を備え、これらは本体ケーシング40の上面41に配置されている。
本体ケーシング40の上面41には、手前の縁に沿った排水路57が形成されている。
また、本体ケーシング40内には、コイル通電用のインバータ65などが配置されている。インバータ65の出力は、本体ケーシング40の前面に取り付けられたハンドル(図示されず)を操作することにより調整できる。
トッププレート20は、絶縁ガラスで作製され、中華鍋Pの底部を収容する凹状に形成されている。絶縁ガラスとしては、セラミック系耐熱ガラスを使用できる。
まず、リッツ線をトッププレート20の下面の中心の周りに一周巻く(C1)。そして、この1周目のリッツ線C1の斜め外側の上面に沿うように、2周目のリッツ線C2を同心円状に巻く。この2周目のリッツ線C2は、トッププレート20の下面には接していない。次に、3周目のリッツ線C3を、1周目のリッツ線C1、2周目のリッツ線C2及びトッププレート20の下面に接するように同心円状に巻く。このように巻くことにより、1周目のリッツ線C1と2周目のリッツ線C2が接触し、2周目のリッツ線C2と3周目のリッツ線C3が接触する。このように、リッツ線を接触させながら順に外方向に巻き付けていくと、隣接するリッツ線をほぼ同電位とすることができる。リッツ線の素線の外面はエナメルなどにより絶縁されている。この絶縁耐力は高くなく、隣り合う2本のリッツ線間で電位がある程度以上異なると絶縁破壊が生じるおそれがある。そこで、隣り合う2本のリッツ線間をほぼ同電位とすることにより、このような絶縁破壊を防止できる。
なお、実際には、インバータの出力に応じてリッツ線の長さと巻き数が限定される。
五徳10は、リング状の形状であって、中央に中華鍋が載せられる円形の開口11が開けられている。五徳10は、トッププレート20の端縁を覆うように張り出した内縁部13と、フレーム45の上端の段部に載置される外縁部14とを有する。内縁部13の、中華鍋Pの下面と接する面は、同下面に沿うように傾斜した傾斜面となっている。中華鍋Pが五徳10に乗せられた際、中華鍋Pの下面とトッププレート20の上面との間隔は、中華鍋P下面のほぼ全域において5〜15mmとなるように設定されている。
五徳10の外縁部14の外面は、外方向に膨らむように湾曲しており、下縁はフレーム45につながるように下方に延びている。
中華鍋Pの中心は、コイルが上下二層に巻かれた中央領域A1に対応するので、この領域で電磁誘導が活発になり、中華鍋Pの中心付近で集中的に強い発熱を得ることができる。したがって、野菜炒めなどの調理の場合、野菜の水分が中華鍋の中心に集まっても、強い発熱によりこの水分を蒸発させることができる。そして、この水分で野菜が蒸されるので、手早く調理できる。さらに、無コイル領域A3を設けた結果、外側1層領域A4がトッププレート20の外縁付近まで達している。これにより、加熱面積を広くでき、中華鍋Pの下面のほぼ全域に渡って加熱することができる。
図5は、中華鍋に水を入れて、サーモグラフィーで計測した加熱開始後15秒後の温度分布と、水の沸騰状態の写真を示したものである。
比較例として、コイルをトッププレートの下面に1層のみ巻いたものを準備した。この比較例のものは、コイルが、トッププレートの下面の中心付近から、同下面の半径のほぼ半分程度の部分まで巻かれている。つまり、トッププレートの外縁付近にコイルが巻かれていない。
10 五徳 11 開口
13 内縁部 14 外縁部
20 トッププレート 30 コイル
40 本体ケーシング 41 上面
42 開口 45 フレーム
47 棚 51 奥壁
52 表示部 53 給水管
55 排気通路 57 排水路
60 内ケーシング 61 ファン
63 開口 65 インバータ
Claims (5)
- 中華鍋を乗せる五徳と、
該五徳下方に配設された、前記中華鍋の底部を受容する凹部の形成されたトッププレートと、
該トッププレート下面に沿うように配設されたIHコイルと、
を備えるIH中華レンジであって、
前記IHコイルが、略同心円状の渦巻き状に巻かれているとともに、中央部のコイル線が上下2層に重ねて配置されており、
該上下2層のコイル線が、上層と下層とを行き来するように巻かれていることを特徴とするIH中華レンジ。 - 前記IHコイルが配設された領域が、
中央部の2層領域と、その外側の中間1層領域と、その外側のコイル線が巻かれていない領域と、その外側の外周1層領域と、からなることを特徴とする請求項1に記載のIH中華レンジ。 - 中華鍋を乗せる五徳と、
該五徳下方に配設された、前記中華鍋の底部を受容する凹部の形成されたトッププレートと、
該トッププレート下面に沿うように配設されたIHコイルと、
を備えるIH中華レンジであって、
前記IHコイルが前記トッププレート下面に接着されており、
複数の種類の五徳が取替可能とされており、
異なるサイズの中華鍋を使用した場合にも、前記トッププレートと複数の中華鍋の底との隙間が5〜15mmとなるように構成されていることを特徴とするIH中華レンジ。 - 中華鍋を乗せる五徳と、
該五徳下方に配設された、前記中華鍋の底部を受容する凹部の形成されたトッププレートと、
該トッププレート下面に沿うように配設されたIHコイルと、
前記五徳を支持するフレームと、
を備えるIH中華レンジであって、
前記五徳が鋳鉄製であるとともに、前記フレームがステンレス板金製であることを特徴とする中華レンジ。 - 中華鍋を乗せる五徳と、
該五徳下方に配設された、前記中華鍋の底部を収容する凹部の形成されたトッププレートと、
該トッププレート下面に沿うように配設されたIHコイルと、
を備え、
前記IHコイルが、略同心円状の渦巻き状に巻かれているとともに、中央部のコイル線が上下2層に重ねて配置されているIH中華レンジの製造方法であって、
該上下2層のコイル線を、上層と下層とを行き来するように巻き進めていくことを特徴とするIH中華レンジの製造方法。
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JP2009173411A JP2011028992A (ja) | 2009-07-24 | 2009-07-24 | Ih中華レンジ及びその製造方法 |
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ID=43637520
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-
2009
- 2009-07-24 JP JP2009173411A patent/JP2011028992A/ja active Pending
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