JPH06302376A - 電磁調理器用トッププレート - Google Patents

電磁調理器用トッププレート

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JPH06302376A
JPH06302376A JP11106893A JP11106893A JPH06302376A JP H06302376 A JPH06302376 A JP H06302376A JP 11106893 A JP11106893 A JP 11106893A JP 11106893 A JP11106893 A JP 11106893A JP H06302376 A JPH06302376 A JP H06302376A
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JP
Japan
Prior art keywords
top plate
plate
electromagnetic cooker
pan
microwave oven
Prior art date
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Pending
Application number
JP11106893A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Nagata
毅 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Glass Co Ltd filed Critical Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority to JP11106893A priority Critical patent/JPH06302376A/ja
Publication of JPH06302376A publication Critical patent/JPH06302376A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/02Induction heating
    • H05B6/10Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications
    • H05B6/12Cooking devices
    • H05B6/1209Cooking devices induction cooking plates or the like and devices to be used in combination with them
    • H05B6/1227Cooking devices induction cooking plates or the like and devices to be used in combination with them for wok pans and wok pans supports for induction cooking plates

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁波を良く通し、耐熱性、耐熱衝撃性、機
械的強度に優れ、吸水することがなく、しかも中華鍋の
ように底形状が球面状の鍋を効率良く加熱することが可
能な電磁調理器用トッププレートを提供することを目的
とする。 【構成】 トッププレート10は、重量百分率で、Li
2 O 4%、Al2323%、SiO2 67%、T
iO2 2%、ZrO2 3%、P25 1%の組成
を有し、内部にβ−スポジューメン結晶を析出した白色
の結晶化ガラスから作製され、球面状の凹部10aを有
し、具体的には、400mmφ×240mmR×5mm
tの碗形状を有し、30〜380℃の温度における熱膨
張係数が8.5×10-7/℃である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁調理器用トッププ
レートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電磁調理器は、電磁誘導を利用して電磁
波を発生させ、ジュール熱を生じさせることによって、
その上に載置される鉄鍋、フライパン等の調理用器具を
加熱することが可能な調理器であり、炎を使わないため
安全であるという長所を有している。
【0003】電磁調理器の上部には、調理用器具を載置
するため、平板状のトッププレートが取り付けられてお
り、トッププレートには、電磁波を良く通すこと、耐熱
性、耐熱衝撃性および機械的強度に優れていることが要
求される。
【0004】そのため従来よりトッププレートの材料と
して、これらの要求特性を全て満足する磁器質材料を使
用することが提案されているが、磁器質材料は水を吸収
しやすいため、長時間に亙って電磁調理器用トッププレ
ートとして使用すると、割れ易くなるという問題があ
る。
【0005】このような事情から近年では、この種のト
ッププレートの材料として、上記の要求特性を全て満足
し、しかも水を吸収することのない低膨張結晶化ガラス
を使用することが強く要求されつつある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで一般に調理用
器具には、磁性体からなるものと、非磁性体からなるも
のが存在するが、陶磁器やガラス器等の非磁性体からな
る調理用器具は、電磁誘導が利用できないため、電磁調
理器に使用される調理用器具は、磁性体、すなわち鉄あ
るいは鉄合金(ステンレス、鉄鋳物)あるいはこれらの
ホーロー引きした材料から作製されたものであることが
要求される。
【0007】さらに電磁調理器に使用される調理用器具
には、トッププレートとの接触面積を大きくし、効率良
く加熱されるように、その底形状が平面状であることも
要求される。
【0008】しかしながら調理用器具は、料理の種類に
応じて各種の形状を有しており、底形状が平板状である
とは限らない。例えば中華鍋の底形状は球面状であるた
め、平板状のトッププレートを有する電磁調理器では、
鍋のトッププレートとの接触面が極めて小さくなり、効
率良く鍋を加熱することは不可能である。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、電磁波を良く通し、耐熱性、耐熱衝撃性、機械的
強度に優れ、吸水することがなく、しかも中華鍋のよう
に底形状が球面状の鍋を効率良く加熱することが可能な
電磁調理器用トッププレートを提供することを目的とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁調理器用ト
ッププレートは、30〜380℃の温度における熱膨張
係数が30×10-7/℃以下である低膨張結晶化ガラス
からなり、球面状の凹部を有することを特徴とする。
【0011】本発明において使用する低膨張結晶化ガラ
スは、電磁波を良く通し、機械的強度が高く、また30
〜380℃の温度における熱膨張係数が30×10-7
℃以下であるため、耐熱性や耐熱衝撃性にも優れてお
り、上記したようなトッププレートに要求される特性を
全て満たす材料である。しかも低膨張結晶化ガラスは、
吸水しないため、長時間に亙って電磁調理器用トッププ
レートとして使用しても、割れることがないという特性
も有している。
【0012】特にLi2 O−Al23 −SiO2 系結
晶化ガラスは、これら全ての特性に優れており、具体的
には特公昭40−20182号公報に開示されているよ
うな低膨張結晶化ガラスを使用することが好ましい。
【0013】また本発明のトッププレートの形状は、使
用する鍋の底部形状によって設計され、すなわちその球
面状の凹部と、鍋の球面状底部が全面に亙って接触する
か、あるいは一定距離、具体的には2〜10mmの距離
を維持して位置するように設計される。
【0014】尚、トッププレートと、その下方に配置さ
れる磁力発生コイルが全面に亙って接触するように設計
すると、落下物の衝撃でトッププレートが破損しやすく
なるので、両者が全面に亙って一定距離を維持して位置
するように設計したり、またトッププレートの上方に鍋
受け枠を取り付け、この鍋受け枠で鍋の荷重を受けるよ
うにすることが好ましい。
【0015】
【作用】本発明における電磁調理器用トッププレート
は、球面状の凹部を有するため、中華鍋のような底形状
が球面状の鍋を使用すると、トッププレートの表面と、
鍋の底面とが全体に亙って接触するか、あるいは一定距
離を維持して位置することになるため、電磁波によって
鍋が効率良く加熱される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の電磁調理器用トッププレート
を実施例に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明のトッププレートの斜視
図、図2は、図1のトッププレートを使用した電磁調理
器の説明図を示すものである。
【0018】図1において、トッププレート10は、重
量百分率で、Li2 O 4%、Al23 23%、S
iO2 67%、TiO2 2%、ZrO2 3%、P
25 1%の組成を有し、内部にβ−スポジューメン
結晶を析出した白色の結晶化ガラスから作製され、球面
状の凹部10aを有し、具体的には、400mmφ×2
40mmR×5mmtの碗形状を有し、30〜380℃
の温度における熱膨張係数が8.5×10-7/℃であ
る。
【0019】以下、このトッププレート10の製造方法
の一例を示す。
【0020】まず球面凹状の型面を有する下型材と、球
面凸状の型面を有し、所定重量を有する上型材とを準備
した後、上記の組成を有し、473mmφ×5mmtの
寸法の結晶性ガラス板を下型材の型面上に配置してか
ら、この結晶性ガラス板上に上型材を載置した。
【0021】次にこれを電気炉内で常温から約800℃
まで加熱することによって、結晶性ガラス板の形状を各
型材の型面に略合致するように変形させた後、徐冷し
た。このガラス成形体は、すでにトッププレート10と
略同じ形状で、球面状の凹部10aを有している。
【0022】その後、このガラス成形体の底部が嵌合す
るような凹部を有する型材を準備し、ガラス成形体をこ
の型材の凹部内に配置した状態で、再度、加熱炉内で常
温から約1200℃まで加熱することによって、ガラス
中に多数のβ−スポジューメン結晶を析出させ、トップ
プレート10を作製した。
【0023】図2において、トッププレート10は、電
磁調理器11の上部に位置し、その周囲部が支持枠12
で固定されている。また支持枠12の上方には、鍋受け
枠13が取り付けられており、電磁調理器11の内部に
は、磁力発生コイル14が取り付けられている。
【0024】鉄製の中華鍋15は、450mmφ×23
5Rmm×2tmmの寸法を有し、その周囲部が鍋受け
枠13の上に載置されており、中華鍋15とトッププレ
ート10は、全面に亙って2〜10mmの距離を維持し
て位置している。
【0025】図2の電磁調理器11を使用して中華鍋1
5を加熱する場合、まず電源から電流を磁力発生コイル
14に流すと、トッププレート10の表面付近に磁束が
発生し、電磁波が中華鍋15に通じ、ジュール熱によっ
て中華鍋15が発熱し、その熱で中華鍋15の中にある
食品を料理することが可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明の電磁調理器用トッ
ププレートは、球面状の凹部を有するため、中華鍋のよ
うな底形状が球面状の鍋を使用する場合には、両者の間
隔が全面に亙って小さくなり、電磁波によって効率良く
鍋を加熱することが可能である。
【0027】また本発明のトッププレートは、低膨張結
晶化ガラスから作製されているため、電磁波を良く通
し、耐熱性、耐熱衝撃性、機械的強度に優れており、し
かも水しないため、長時間に亙って使用しても割れる
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトッププレートの斜視図である。
【図2】図1のトッププレートを使用した電磁調理器の
説明図である。
【符号の説明】
10 トッププレート 11 電磁調理器 12 支持枠 13 鍋受け枠 14 磁力発生コイル 15 中華鍋

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 30〜380℃の温度における熱膨張係
    数が30×10-7/℃以下である低膨張結晶化ガラスか
    らなり、球面状の凹部を有することを特徴とする電磁調
    理器用トッププレート。
JP11106893A 1993-04-13 1993-04-13 電磁調理器用トッププレート Pending JPH06302376A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1366644A1 (de) * 2001-03-06 2003-12-03 Teka Küchentechnik Gmbh Arbeitsplattenanordnung
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