JP2011028918A - 色素増感太陽電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】I3 -/I-系の酸化還元系の電解質を含む電解液に対して耐久性の高い白金触媒電極を備えた色素増感太陽電池の提供。
【解決手段】光増感色素を含む半導体電極、該半導体電極と対向して配置される触媒電極、及び前記2つの電極間に電解質層を有する色素増感太陽電池であって、前記電解質層は、I3 -/I-系の酸化還元系を有し、前記触媒電極は、電極基板上に形成された白金触媒層を有し、該白金触媒層上に多孔質膜が形成されていることを特徴とする色素増感太陽電池。
【選択図】なし

Description

本発明は、I3 -/I-系の酸化還元系を有する電解質に対する耐久性の向上した白金触媒電極を有する色素増感太陽電池に関する。
特許文献1には、色素増感太陽電池について、耐久性に優れた触媒電極(対極)を開示するとする。該触媒電極は、金属層及び該金属層上に形成された耐蝕性導電層とを少なくとも含み、該耐蝕性導電層に触媒化合物を含有している。より具体的には、触媒電極基板上のチタン、ステンレス等の金属層上に、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ルテニウム等の金属酸化物や金属ホウ化物、金属窒化物、金属炭化物が形成され、該耐蝕性導電層上あるいは該耐蝕性導電層中に白金、パラジウム等の触媒化合物を設けるものとしている(特許文献1、段落番号0030参照)。しかし、これは耐蝕性を有する導電層を金属層上に形成させることで、腐蝕環境下においても金属を集電体として用いることができることを狙ったもの(特許文献1の段落番号0016参照)、すなわち金属層の耐蝕性を向上させたものであって、白金、パラジウム等の触媒化合物の耐久性向上そのものを意図するものではない。
また、色素増感太陽電池以外の用途において、耐久性を有する電極として、特許文献2、3等が知られている。すなわち、特許文献2は工業電解、特に無機酸を主体とする電解(電解製錬、電気メッキ、有機物または無機物の電解合成等)において、十分な耐久性と化学的な安定性を有する電解用電極として、チタン等の導電性金属基材の表面に、白金族金属とチタン等の部分酸化物とを(混合して)含む厚さ10〜200μmの被覆層を含んでなる電極基体を開示している。また、特許文献3は、鋼板の高速亜鉛メッキや電解銅箔製造等の陽極反応として、酸素発生反応が起こる酸性電解液中における陽極としての使用可能な長寿命の陽極として、チタン板等の金属基体上に白金族金属またはその酸化物を含む層を形成後、導電性の酸化チタンの溶射層を形成した電極基体を開示し、基体と導電性の酸化チタンの溶射層との間での腐食が生じにくいとしている。しかし、特許文献2は高電流密度で使用され、主として酸素発生反応に対する耐久性と電流逆転に対する耐性を有するとするものであり、また、特許文献3は、酸素発生反応が起こる酸性電解液中において、基体と導電性の酸化チタンの溶射層との間での腐蝕が生じにくいとするものであり、いずれもI3 -/I-系の酸化還元系を有する電解質中における白金電極、特に白金触媒の安定性につき開示ないし示唆するものではない。
特開2006−318770号公報 特開平07−62585号公報 特開平09−125291号公報 国際公開第2007/091525号
E.Olsten, et al.,Solar Energy Mater. Solar Cells, 63, 267 (2000)
色素増感太陽電池に用いられる触媒電極(対極)としては、電極基材上に塩化白金酸を塗布・熱処理したものや、白金を蒸着・電析させた白金電極が代表的なものである。また、色素増感太陽電池に用いられる電解質としては、性能のバランスのよいI3 -/I-系の酸化還元系が代表的である。
しかし、触媒である白金はI3 -/I-系の酸化還元系を有する電解液に溶解するという問題のあることが報告されている(非特許文献1参照)。
そこで、本願発明は、かかる問題を解決できる色素増感太陽電池として、光増感色素を含む半導体電極、該半導体電極と対向して配置される触媒電極、及び前記2つの電極間に電解液層を有する色素増感太陽電池であって、前記電解液層は、I3 -/I-系の酸化還元系の電解質を有し、前記触媒電極は、電極基板上に形成された白金触媒層を有し、該白金触媒層上に多孔質膜が形成されていることを特徴とする色素増感太陽電池を提供する。
本願発明の色素増感太陽電池は、その触媒電極の白金触媒層上に多孔質膜を形成させているため、I3 -/I-系の酸化還元系の電解質を含む電解液と接触しても、触媒である白金が溶解せず、耐久性の高い電池を得ることができる。
かかる多孔質膜は、白金触媒層上に形成されているにもかかわらず、白金と電解液間の触媒反応を阻害しない。
実施例1により作製された色素増感太陽電池の写真である(倍率:7倍)。隔壁部分の結晶の発生を確認できるよう、該隔壁部分の拡大写真も示してある(倍率:20倍)。 実施例2により作製された色素増感太陽電池の写真である(倍率:7倍)。隔壁部分の結晶の発生を確認できるよう、該隔壁部分の拡大写真も示してある(倍率:20倍)。 実施例3により作製された色素増感太陽電池の写真である(倍率:7倍)。隔壁部分の結晶の発生を確認できるよう、該隔壁部分の拡大写真も示してある(倍率:20倍)。 比較例1により作製された色素増感太陽電池の写真である(倍率:7倍)。隔壁部分の結晶の発生を確認できるよう、該隔壁部分の拡大写真も示してある(倍率:20倍)。 比較例2により作製された色素増感太陽電池の写真である(倍率:7倍)。隔壁部分の結晶の発生を確認できるよう、該隔壁部分の拡大写真も示してある(倍率:20倍)。 比較例3により作製された色素増感太陽電池の写真である(倍率:7倍)。隔壁部分の結晶の発生を確認できるよう、該隔壁部分の拡大写真も示してある(倍率:20倍)。
1.本願発明の色素増感太陽電池は、触媒電極として白金触媒電極、電解質としてI3 -/I-系の酸化還元系を採用し、かつ前記触媒電極の白金触媒層上に多孔質膜が形成されている点が特徴である。
(1)白金触媒層は、電極基材上に形成される。該電極基材としては、触媒電極と半導
体電極との間に封入されるべき電解質中の腐蝕性成分に対する耐蝕性を有するもので
あれば特に制限されないが、チタン、ニッケル、タングステン等の金属材料、FTO(
フッ素ドープ酸化スズ膜)、ITO(インジウム・酸化スズ膜)及びATO(アンチモ
ン・酸化スズ膜)等の導電性ガラス材料、酸化亜鉛及び酸化チタン等の金属酸化物材料
などを挙げることができ、その中でもコストと耐久性の観点からは、金属材料や導電性ガラスを用いるのが好ましく、より好ましくは金属材料ではチタン、導電性ガラス材料ではFTOである。
また、該白金触媒層の形成には、たとえばメッキ法、スパッタ法、塩化白金酸溶液の塗布、塩化白金酸ペーストの印刷法等によって作成したものを挙げることができ、特に試験用の小型セルで用いるのには、均質な膜が得られるスパッタ法で作製したものを用いることが好ましく、サブモジュール等のパターニングが必要な大型モジュールの場合には、スクリーン印刷法での製膜が好ましい。
(2)前記白金触媒層上に形成される多孔質膜は、酸化物半導体、酸化物絶縁体、炭素またはそれらの混合物からなることが好ましく、これらの材料がヨウ素に対して不活性であることが望ましい。ここで、ヨウ素に対して不活性とは、色素増感太陽電池に使用される、ヨウ素を0.2M含有する電解液(0.1M グアニジンチオシアネート、0.5M N−メチルベンゾイミダゾール、0.6M メトキシプロピオイミダゾリウムヨージド、0.2M ヨウ素を3−メトキシプロピオニトリルに溶解した電解液)に対して、85℃、1000時間経過後も実質的に溶解しないことをいう(より具体的には図1〜3の拡大図(b)に示すとおり、目視によって、明らかな結晶の析出を確認できない程度のことをいう)。
前記酸化物半導体の好ましいものとしては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化インジウム、スズをドープした酸化インジウム、アンチモンをドープした酸化インジウム、酸化ジルコニウムからなる群から選ばれる一種以上の酸化物半導体を挙げることができ、光電極に使用される公知の酸化物半導体なら上記に挙げた種類に限定されない。
また、前記酸化物絶縁体の好ましいものとしては、酸化ケイ素、酸化アルミニウム等の絶縁体を用いることもできる。
また、前記炭素としては、グラファイト、フラーレン、カーボンナノチューブ、アモルファスカーボン(カーボンブラック、アセチレンブラック、活性炭、カーボンファイバー等)が挙げられる。
上記のうち、特に白金溶解抑制と触媒性能の維持の観点からは、酸化物半導体が好ましく、その中でも酸化チタンが好ましい。
かかる多孔質膜を形成する粒子の平均粒径(中央値)については、白金触媒性能を損なうことなく、白金の溶解を防止するための最適な空隙を提供するという観点から、好ましくは5〜500nm、より好ましくは10〜100nm、特に好ましくは20〜50nmである。もっとも、該粒子の形状は球形、繊維状等、特に制限はなく用いることができる。なお、粒子の平均粒径(中央値)については、粉末や該粉末の分散液の状態での測定は、動的光散乱法粒径・粒度分布測定装置[大塚電子(株),FPAR−1000]により求めることができ、基板上に薄膜として形成した状態での測定は、電解放出型走査電子顕微鏡(FE−SEM)[(株)日立ハイテクノロジー、S−4800]で粒径を観察することによって求めることができる。
前記多孔質膜の平均孔径(中央値)としては、白金溶解抑制と触媒性能の維持の観点から、0.5〜50nmが好ましく、多孔質膜の表面積に対する孔面積の比率は白金溶解抑制と触媒性能の維持の観点から、5〜30%が好ましい。なお、平均孔径(中央値)については、電解放出型走査電子顕微鏡(FE−SEM)[(株)日立ハイテクノロジー、S−4800]で粒径を観察することによって求めることができる。また、多孔質膜の表面積に対する孔面積の比率については、電解放出型走査電子顕微鏡(FE−SEM)[(株)日立ハイテクノロジー、S−4800]で多孔質膜を観察し、2次電子像を画像データとして取り込み、それを画像解析ソフト(Media Cybernetics Inc.、Image−Pro PLUS)により多孔質部と孔部の2値化処理を行い、それぞれの面積比率から求めることができる。
(3)かかる多孔質膜が、白金触媒の溶解を防止できる理由については明確ではないが、たとえば白金触媒が電解液と接触する割合が減少するということが考えられる。そして、かかる防止作用については、該多孔質膜が白金触媒層上に形成されていることが重要である。該多孔質膜が白金触媒層と電極基材の間に形成されていたり、該多孔質膜と白金触媒とが混合層を形成している場合には、白金触媒が電解液に暴露される割合が高くなり、白金触媒の溶解を十分には防止できないと考えられる。
(4)前記多孔質膜を形成する方法としては、(i)酸化物半導体粒子、酸化物絶縁体粒子または炭素粒子等の粒子の分散液ないしペーストを直接、塗布する方法か、(ii)金属アルコキシド等の酸化物半導体前駆体溶液または酸化物絶縁体前駆体溶液を塗布し、次いで焼成により酸化物半導体または酸化物絶縁体にする方法等を挙げることができる。
この中でも再現性の良い十分な空隙を持つ膜を形成し、もって触媒性能を損なうことなく、白金の溶解を防止するという観点からは、前者の(i)の方法を用いることが好ましい。粒子間空隙が丁度最適になるような予め既知の粒径の粒子の分散液ないしペースト(たとえばチタニア分散液)を使用できるためである。この場合の好ましい粒子の粒径は、上記(2)に記載の通りである。
後者(ii)の方法を用いる場合、焼成により前駆体を酸化物半導体または酸化物絶縁体に変換するため、焼成後に好適な酸化物半導体または酸化物絶縁体の多孔質膜ができるよう作製条件を制御する必要がある。作製条件によって粒子の大きさが変わり、空隙量も変化するためである。好ましい作製条件を得るには、水分量を調整して金属アルコキシドの加水分解の程度を変化させることにより行うことができる。より具体的には、水分量が少ないと、粒子の輪郭が不明瞭な膜状になり空隙量は少ない傾向にあるが、適切な水分量、例えば、硝酸でpHを1未満にした0.2Mチタニウムイソプロポキシドのエタノール溶液20mlに対し、水を0.4〜0.8ml添加すれば、粒子同士の境界の明確な独立した粒子の集合体にでき、空隙量も水分量の増加に伴って増加する。もっとも、水分量が多すぎると、加水分解が急激に進行しゲル状になって製膜に支障を来たすので注意を要する。
該多孔質膜の厚みとしては、粒子の大きさにもよるため、一概には定めることはできないが、白金の溶解を抑制するのに十分な厚みが必要との観点、及び触媒性能を損なわないとの観点から、25〜1000nmが好ましく、50〜200nmであることがさらに好ましい。なお、膜厚の測定は、薄膜を形成した基板を切断した上、側面方向から電解放出型走査電子顕微鏡(FE−SEM)[(株)日立ハイテクノロジー、S−4800]で観察することによって求めることができる。あるいはさらに補助的に走査型共焦点レーザー顕微鏡[オリンパス工業(株)OLS1100]で3次元画像を計測し、基板との高さから求めることができる。
該多孔質層の塗布には、たとえば1回で50nm程度の厚みの層を形成したり、これを2回繰り返して100nm程度の層を得たりしてもよい。
(5)多孔質膜の膜強度と太陽電池の初期性能、特に性能因子の更なる向上を図るため、多孔質膜を製膜後、ITO、ATO等の導電性粒子を塗布することもできる(実施例2参照)。もっとも、これは白金触媒電極の耐久性とは無関係であり、たとえば実施例2においてITO粒子を塗布しなくても十分な耐久性を得ることができる。
(6)本発明の電解液は電解質としてI3 -/I-系の酸化還元系の電解質を含む。かかるI3 -/I-系の酸化還元系の支持電解質としては、好ましくはイミダゾール、リチウム塩、イミダゾリウム塩、四級アンモニウム塩、グアニジウム塩等を挙げることができ、その中でも高い性能と優れた耐久性を両立する観点からイミダゾール、イミダゾリウム塩、またはグアニジウム塩を用いるのがより好ましい。
電解液としては、I3 -/I-系の酸化還元系の電解質を十分に溶解しうるものであれば、非水性有機溶媒、常温溶融塩、水、プロトン性有機溶媒等、いずれも用いることはできるが、好ましくは非水性有機溶媒が挙げられ、この中でも特に3−メトキシプロピオニトリルが高い性能と優れた耐久性を両立する点で好ましい。
また、多孔質層の空隙中のヨウ素の円滑な移動という観点からは、該電解液の粘度は好ましくは0.35mPa・s(20℃)〜695cPa・s(20℃)、より好ましくは0.1cPa・s(20℃)〜10cPa・s(20℃)である。
2.本発明の色素増感太陽電池のうち、上記触媒電極以外の部分については通常用いられるものを好適に用いることができる。
(1)本発明の半導体電極は好ましくは透光性電極であり、透明導電基板上に形成された酸化物半導体膜からなり、該酸化物半導体層には分光増感色素が担持されている。
該酸化物半導体としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズ、スズをドープした酸化インジウム、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム等の公知の多孔質材料を用いることができ、スピンコート法、スプレー法、ディッピング法、スクリーン印刷法、ドクターブレード法、インクジェット法等により前記透明導電基板上に形成できるが、操作の簡便さの観点からはスピンコート法、スプレー法、ディッピング法が、量産化の観点からはスクリーン印刷法によるのが好ましい。
分光増感色素としては、可視領域および/または赤外光領域に吸収をもつ種々の金属錯体や有機色素を用いることができ、任意の公知の方法、たとえば、二酸化チタン等の酸化物半導体薄膜を色素溶液に所定の温度で浸漬する方法(ディップ法、ローラ法、エヤーナイフ法など)や、色素溶液を酸化物半導体層表面に塗布する方法(ワイヤーバー法、アプリケーション法、スピン法、スプレー法、オフセット印刷法、スクリーン印刷法等により該金属酸化物半導体膜に吸着されている。
なお、透明導電基板としては、透明ガラスあるいは透明樹脂フィルム等の透明基板上に、透明導電膜として酸化チタン、酸化亜鉛(アンチモンまたはアルミニウムをドープしたものでもよい)、酸化インジウム(スズまたは亜鉛をドープしたものでもよい)、酸化スズ[アンチモンをドープしたもの(ATO)、またはフッ素をドープしたもの(FTO)でもよい]等の膜を形成したものが好ましく用いられる。
(2)前記半導体電極と前記触媒電極とは、封止材を介して貼り合わされる。
たとえば、前記半導体電極を形成した透明導電基板上に封止材の隔壁を形成する。スクリーン印刷等の印刷技術を用いることで簡便に形成できる。封止材としては、電解質中の腐蝕性成分に対する耐腐蝕性を有するものであれば特に制限されないが、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線硬化樹脂、電子線硬化樹脂、金属、ゴム等を例示することができるが、少なくとも表面は電気絶縁性であることを要し、封止材が導電性の場合には表面を、各種樹脂やゴム等の電気絶縁性材料で被覆する。
次いで前記封止材を介して前記半導体電極と前記触媒電極とを貼り合わせる。この際、均一に圧力をかけて両電極が平行に配置されるように注意すべきである。
さらに、封止材の隔壁を介して半導体電極と触媒極との間に一定の間隔が維持されるが、ここに前記電解質が封入され、色素増感太陽電池が作製される。
1.色素増感太陽電池の作製
A.導電性基板試料の作製
FTO導電性ガラス基板(日本板硝子社、FTO膜付きガラス基板、形状120mm×70mm、厚さ4mm)上の所定位置に1mm径の孔を12箇所開け、この大きさの基板から1cm角のセル面積をもち、前記孔をそれぞれ2つ有する試料を6個切り出すことにより、触媒電極用導電性基板を6個作製した。
また、半導体電極用の基板としては、孔を開けない以外は触媒電極用導電性基板と同様にして、6個作製した。
このようにして得られた前記触媒用電極基板及び半導体電極用基板をそれぞれ1枚用いて、以下のようにして色素増感太陽電池を作製した。
B.触媒電極の作製
(1)作製された前記導電性基板上に、外周21mmで幅が2.5mmの形状で、無鉛ガラスフリットペーストをスクリーン印刷機(マイクロテック(株)MT−320TV)を用いて印刷した。印刷後、160℃、10分間乾燥し、次いで500℃で30分間、熱処理することにより前記印刷されたペーストをガラス化し短絡防止層とした。このときのガラスの厚みは20μmであった。
(2)次いで、前記短絡防止層を形成した導電性基板上に大きさ14mm角の領域に、スパッタ装置によって白金をスパッタし、厚さ5nmの白金膜を形成した。該白金膜は、後に貼り合わせる半導体電極と対向しうる所定位置に形成された。
(3)次いで、前記白金膜を形成した導電性基板につき、短絡防止層を含む外枠をマスクし、内側の16mm角の領域に、市販の二酸化チタン粒子(株式会社日本エアロジル製、商品名P25、中央平均粒径 25nm)の2重量%分散液(分散媒:エタノール)を、1000rpm、30秒間でスピンコートにより塗布した[スピンコート装置:(株)アクティブACT−300]。次いで、110℃で10分間乾燥後、500℃で30分間焼成して触媒電極を得た。得られた多孔質膜の厚みはおよそ60nmであった。
C.半導体電極の作製
(1)作製された前記導電性基板上に、外周21mmで幅が2.5mmの形状で、無鉛ガラスフリットペーストをスクリーン印刷機(マイクロテック(株)MT−320TV)を用いて印刷した。印刷後、160℃、10分間乾燥し、次いで500℃で30分間、熱処理することにより前記印刷されたペーストをガラス化し短絡防止層とした。このときのガラスの厚みは20μmであった。
(2)次いで、得られた前記短絡防止層を備えた導電性基板上の所定位置に、粒径(中央値)約20nmの酸化チタンペーストを10mm角のセル面積となるように(マイクロテック(株)MT−320TV)を用いてスクリーン印刷した。印刷後、160℃で10分間乾燥し、再度、同じ酸化チタンペーストの印刷・乾燥を繰り返した。続いて、粒径400nm(中央値)の酸化チタンペーストを印刷・乾燥後、500℃で30分間熱処理を行い、厚さ12μm程度の酸化チタン層を形成した。
(3)前記酸化チタン層を形成した導電性基板を40mMの四塩化チタン水溶液に浸漬し、70℃で30分間加熱した。取り出して水洗後、500℃で30分間熱処理を行った。
(4)次いで、濃度0.3mMの色素溶液中に一晩浸漬し色素吸着を行って、半導体電極を得た。
なお、用いた色素は下記の構造を有し、たとえば特許文献4に記載の方法により合成することができる。
D.色素増感太陽電池の作製
(1)前記触媒電極と半導体電極の両方の基板に光硬化性樹脂をスクリーン印刷によって印刷した。その形状は前記B.(1)で作製した無鉛ガラスフリットペーストと同じである。次いで、前記触媒電極と半導体電極を、互いに光硬化性樹脂の形状が一致するように重ね合わせてクリップで固定した。
(2)UV照射装置((株)オーク製作所ハンディUV300)を用いて最大照射強度37.5mW/cm2の紫外線を1分間照射し、仮留めとした。クリップをはずして再度、片側3分間ずつ照射し、完全に硬化させた。紫外光による色素の劣化を防ぐため、色素の担持された部分をアルミ箔でマスクし、樹脂部分のみを露光した。
(3)続いて、0.1M グアニジンチオシアネート、0.5M N−メチルベンゾイミダゾール、0.6M メトキシプロピオイミダゾリウムヨージド、0.15M ヨウ素を3−メトキシプロピオニトリルに溶解した電解液をセル中に注入した。
(4)電解液注入口を、UV硬化樹脂を接着剤として厚さ1mmのガラス(約10mm×10mm)で2箇所封止して、発明品の色素増感太陽電池を得た。なお、それぞれの電極の端子は、それぞれの電極基板の余白部分を半田付けすることで作製した。
2.性能評価
得られた色素増感太陽電池につき、ソーラーシュミレーター(山下電装製 YSS−100A)による擬似太陽スペクトル照射(AM1.5:100mW/cm2)による太陽電池性能を測定したところ、短絡電流密度13.2mA/cm2、開放電圧0.66V、性能因子0.56、変換効率4.9%であった。
この色素増感太陽電池につき、85℃、1000時間の加熱試験[アルミ製の蓋付き容器に入れ遮光した状態で、85℃に設定した高温槽(ヤマト株式会社DX810)に1000時間保存]を行ったところ、後記の比較例1(白金触媒層上の酸化物半導体からなる多孔質膜を形成していない触媒電極を使用、図4の拡大図参照)、比較例2(白金と二酸化チタンの混合多孔体を用いた触媒電極を使用、図5の拡大図参照)、及び比較例3(酸化物半導体からなる多孔質膜を電極基板と白金触媒層の間に介在させた触媒電極を使用、図6の拡大図参照)と比べ、隔壁部分の結晶発生個数は大きく減少した(図1の拡大図参照)。この結晶は、後記の比較例1の2.で説明するように白金の溶解に起因して生成するものと考えられた。
1.色素増感太陽電池の作製
触媒電極の作製以外の点については、上記実施例1の1.A.、1.C.及び1.D.と同様して色素増感太陽電池を作製した。
触媒電極の作製については、上記実施例1の1.B.(1)及び(2)については同様であるが、1.B.(3)については、これに代えて、以下の操作(3‘)を行った。すなわち、
(3‘)次いで、前記白金膜を形成した導電性基板につき、短絡防止層を含む外枠をマスクし、内側の16mm角の領域に、市販のカーボンブラック分散液(中央平均粒径 60nm)を2重量%分散液[分散媒:水とエタノールの混合溶媒、混合重量比(水:エタノール)1:1]に調製した分散液を、1000rpm、30秒間でスピンコートにより塗布した[スピンコート装置:(株)アクティブACT−300]。次いで、110℃で10分間乾燥後、2重量%ITO分散液[中央平均粒径12nm、分散媒:イソプロパノールと水の混合溶媒、混合重量比(イソプロパノール:水)1:1]を、上記スピンコート装置を用いて1000rpm、30秒間スピンコートにより塗布した。次いで110℃、10分間乾燥後、300℃、30分間焼成した。
得られた白金、カーボン、及びITO粒子の混合薄膜は、一定の膜厚ではないものの、およそ600nmの膜厚となった。
2.性能評価
上記1.により得られた色素増感太陽電池につき、ソーラーシュミレーター(山下電装YSS−100A)による擬似太陽電池スペクトル照射(AM1.5:100mW/cm2)による太陽電池性能を測定したところ、短絡電流密度12.0mA/cm2、開放電圧0.65V、性能因子0.60、変換効率4.68%であった。
この色素増感太陽電池につき、85℃、1000時間の加熱試験を行ったところ、上記の実施例1と同様、下記の比較例1〜3と比べ、隔壁部分の結晶発生個数は大きく減少した(図2の拡大図参照)。
1.色素増感太陽電池の作製
触媒電極の作製以外の点については、上記実施例1の1.A.、1.C.及び1.D.と同様して色素増感太陽電池を作製した。
触媒電極の作製については、上記実施例1の1.B.(1)及び(2)については同様であるが、1.B.(3)については、これに代えて、以下の操作(3“)を行った。すなわち、
(3“)次いで、前記白金膜を形成した導電性基板につき、短絡防止層を含む外枠をマスクし、内側の16mm角の領域に、市販のSiO2分散液(中央平均粒径 45nm)を2重量%分散液[分散媒:水とイソプロパノールの混合溶媒、混合重量比(水:イソプロパノール)1:1]に調製した分散液を、1000rpm、30秒間でスピンコートにより塗布した[スピンコート装置:(株)アクティブACT−300]。次いで、110℃で10分間乾燥後、500℃、30分間焼成した。
得られた白金とSiO2の薄膜は、一定の膜厚ではないものの、およそ100nmの膜厚となった。
2.性能評価
上記1.により得られた色素増感太陽電池につき、ソーラーシュミレーター(山下電装YSS−100A)による擬似太陽電池スペクトル照射(AM1.5:100mW/cm2)による太陽電池性能を測定したところ、短絡電流密度12.6mA/cm2、開放電圧0.65V、性能因子0.55、変換効率4.50%であった。
この色素増感太陽電池につき、85℃、1000時間の加熱試験を行ったところ、上記の実施例1と同様、下記の比較例1〜3と比べ、隔壁部分の結晶発生個数は大きく減少した(図3の拡大図参照)。
[比較例1]
1.色素増感太陽電池の作製
前記実施例1において1.B(3)の工程(白金触媒層上に酸化物半導体からなる多孔質膜を形成する工程)を行わないものの、それ以外は同じ工程で比較品の色素増感太陽電池を作製した。
2.性能評価
得られた色素増感太陽電池につき、ソーラーシュミレーター(山下電装製 YSS−100A)による擬似太陽スペクトル照射(AM1.5:100mW/cm2)による太陽電池性能を測定したところ、短絡電流密度13.1mA/cm2、開放電圧0.66V、性能因子0.58、変換効率5.0%であった。
この色素増感太陽電池につき、85℃、1000時間の加熱試験を行ったところ、図4の拡大図からも明らかなとおり、多くの黒色結晶が隔壁付近に析出した。これは試験開始後、数日後から析出し、電界放出形走査電子顕微鏡[(株)日立ハイテクノロジーS−4800]に付属するエネルギー分散型エックス線分析装置[(株)エダックス・ジャパンEDAX Genesis2000]で元素分析したところ、白金やヨウ素のピークを検出したことから、白金の溶解によるものと考えられた。
[比較例2]
1.色素増感太陽電池の作製
触媒電極の作製以外の点については、上記実施例と同様に行った(実施例の1.A、1.C及び1.D参照)。
触媒電極の作製については、上記実施例の1.B(1)については同様であるが、1.B(2)及び(3)に代えて、以下の操作を行った。
すなわち、90重量%(白金ペースト基準)のテルピネオール中に白金(Pt)として0.4重量%相当にあたる塩化白金酸(H2PtCl6・6H2O)及び0.33重量%(白金ペースト基準)の二酸化チタン粒子(株式会社日本エアロジル製、商品名P25、中央平均粒径 25nm)を混合し、バインダーとしてエチルセルロースを9.27重量%(白金ペースト基準)となるように加えて白金ペーストを調製し、上記実施例の1.B(1)と同様にして作製した基板上、16mm角の領域にスクリーン印刷装置[マイクロテック(株)MT−320TV]を用いて、該白金ペーストを製膜した。次いで、160℃、10分間乾燥後、500℃、30分間焼成した。この白金ペーストの製膜を再度行い、所定量の白金が基板上に塗布されるようにして、触媒電極を得た。なお、上記白金ペースト基準とは、塩化白金酸(H2PtCl6・6H2O)の重量を白金(Pt)相当の重量であると仮定して求めた白金ペーストの総重量を基準とすることをいう。
得られた白金と二酸化チタンの混合多孔体は、一定の膜厚ではないものの、およそ60nmとなった。この白金膜は、後に貼り合わせる半導体電極と対向しうる位置に形成されていた。
2.性能評価
得られた色素増感太陽電池につき、ソーラーシミュレーター(山下電装YSS−100A)による擬似太陽スペクトル照射(AM1.5:100mW/cm2)による太陽電池性能を測定したところ、短絡電流密度12.4mA/cm2、開放電圧0.66V、性能因子0.59、変換効率4.83%であった。
この色素増感太陽電池につき、85℃、1000時間の加熱試験を行ったところ、図5の拡大図からも明らかなとおり、多くの黒色結晶が析出した。これは試験開始後、1日後から析出し、電解放出型走査電子顕微鏡[(株)日立ハイテクノロジーS−4800]に付属するエネルギー分散型エックス線分析装置[(株)エダックスジャパンEDAX Genesis2000]で元素分析したところ、白金やヨウ素のピークを検出したことから、白金の溶解によるものと考えられた。
[比較例3]
1.色素増感太陽電池の作製
触媒電極の作製以外の点については、上記実施例と同様に行った(実施例の1.A、1.C及び1.D参照)。
触媒電極の作製については、上記実施例の1.B(1)については同様であるが、1.B(2)及び(3)に代えて、以下の操作(2)及び(3)を行った。
(2)前記の基板上16mm角の領域に、短絡防止層を含む外側をマスクし、市販の二酸化チタン粒子(株式会社日本エアロジル製、商品名P25、中央平均粒径 25nm)の2重量%分散液(分散媒体:エタノール)を、1000rpm、30秒間でスピンコートにより一定量塗布した(スピンコート装置:(株)アクティブACT−300)。110℃で10分間乾燥後、500℃で30分間焼成した。得られた薄膜の膜厚は約60nmであった。
(3)次いで、前記チタニア薄膜を形成した導電性基板につき、短絡防止層を含む外側をマスクし、内側の14mm角の領域に、スパッタ装置によって白金をスパッタし、厚さ5nmの触媒電極を得た。この白金膜は、後に貼り合わせる半導体電極と対向しうる所定位置に形成されていた。
2.性能評価
得られた色素増感太陽電池につき、ソーラーシミュレーター(山下電装YSS−100A)による擬似太陽スペクトル照射(AM1.5:100mW/cm2)による太陽電池性能を測定したところ、短絡電流密度12.1mA/cm2、開放電圧0.65V、性能因子0.59、変換効率4.64%であった。
この色素増感太陽電池につき、85℃、1000時間の加熱試験を行ったところ、図6の拡大図からも明らかなとおり、多くの黒色結晶を析出した。これは試験開始後、1日後から析出し、電解放出型走査電子顕微鏡[(株)日立ハイテクノロジーS−4800]に付属するエネルギー分散型エックス線分析装置[(株)エダックスジャパンEDAX Genesis2000]で元素分析したところ、白金やヨウ素のピークを検出したことから、白金の溶解によるものと考えられた。
本発明により、I3 -/I-系の酸化還元系の電解質を有する電解液を用い、白金触媒電極を備える色素増感太陽電池において、白金触媒が電解液中に溶解しにくい耐久性の高い電池を提供できる。

Claims (7)

  1. 光増感色素を含む半導体電極、該半導体電極と対向して配置される触媒電極、及び前記2つの電極間に電解質層を有する色素増感太陽電池であって、
    前記電解質層は、I3 -/I-系の酸化還元系を有し、
    前記触媒電極は、電極基板上に形成された白金触媒層を有し、該白金触媒層上に多孔質膜が形成されていることを特徴とする色素増感太陽電池。
  2. 前記多孔質膜が、酸化物半導体、酸化物絶縁体、炭素またはそれらの混合物からなることを特徴とする請求項1に記載の色素増感太陽電池。
  3. 前記酸化物半導体が、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化インジウム、スズをドープした酸化インジウム、アンチモンをドープした酸化インジウム、酸化ジルコニウムからなる群から選ばれる一種以上の酸化物半導体であることを特徴とする請求項2に記載の色素増感太陽電池。
  4. 前記酸化物絶縁体が、酸化ケイ素または酸化アルミニウムであることを特徴とする請求項2に記載の色素増感太陽電池。
  5. 前記多孔質膜の厚みが30〜1000nmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の色素増感太陽電池。
  6. 前記多孔質膜は、酸化物半導体粒子、酸化物絶縁体粒子、または炭素粒子を前記触媒金属層上に塗布して得ることができるものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の色素増感太陽電池。
  7. 前記多孔質膜は、酸化物半導体粒子前駆体または酸化物絶縁体粒子前駆体の分散液ないし溶液を前記触媒金属層上に塗布し、次いで焼成することによって得ることができるものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の色素増感太陽電池。
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