JP2011027874A - 静電荷像現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
静電荷像現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011027874A JP2011027874A JP2009171788A JP2009171788A JP2011027874A JP 2011027874 A JP2011027874 A JP 2011027874A JP 2009171788 A JP2009171788 A JP 2009171788A JP 2009171788 A JP2009171788 A JP 2009171788A JP 2011027874 A JP2011027874 A JP 2011027874A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier
- image
- toner
- developer
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/0819—Developers with toner particles characterised by the dimensions of the particles
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/0827—Developers with toner particles characterised by their shape, e.g. degree of sphericity
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/10—Developers with toner particles characterised by carrier particles
- G03G9/107—Developers with toner particles characterised by carrier particles having magnetic components
- G03G9/1075—Structural characteristics of the carrier particles, e.g. shape or crystallographic structure
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/10—Developers with toner particles characterised by carrier particles
- G03G9/107—Developers with toner particles characterised by carrier particles having magnetic components
- G03G9/1088—Binder-type carrier
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/10—Developers with toner particles characterised by carrier particles
- G03G9/113—Developers with toner particles characterised by carrier particles having coatings applied thereto
- G03G9/1131—Coating methods; Structure of coatings
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/06—Developing structures, details
- G03G2215/0602—Developer
- G03G2215/0604—Developer solid type
- G03G2215/0607—Developer solid type two-component
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】キャリアの芯粒子及びキャリアの芯粒子表面に複数の凸部を有する静電荷像現像剤用キャリアと、静電荷像現像用トナーとを含有し、式(1)及び式(2)の関係を満たすことを特徴とする静電荷像現像剤、0.5t<H (1)、21/2t<L<5t (2)、式(1)及び式(2)において、tはトナー体積平均粒径(μm)を表し、Hは凹凸部の平均高低差(μm)を表し、Lは前記凸部間の平均間隔(μm)を表す。
【選択図】 図1
Description
特許文献4には、母粒子に子粒子が融着した形態のキャリアが記載されている。しかし、トナーの搬送性、トナーへのストレス軽減にある程度効果を示すものの、十分ではない。
また、特許文献5には凹凸の表面を有するキャリアが記載されているが、凹凸はキャリアの表面積増加、凸部にトナーを付着させて付着力低減を狙ったものであり、トナーへのストレス低減効果は十分でない。
<1>キャリアの芯粒子及び前記キャリアの芯粒子表面に複数の凸部を有する静電荷像現像剤用キャリアと、静電荷像現像用トナーとを含有し、式(1)及び式(2)の関係を満たすことを特徴とする静電荷像現像剤、
0.5t<H (1)
21/2t<L<5t (2)
式(1)及び式(2)において、tはトナー体積平均粒径(μm)を表し、Hは凹凸部の平均高低差(μm)を表し、Lは前記凸部間の平均間隔(μm)を表す、
<2>前記凸部が導電性材料を含む、<1>に記載の静電荷像現像剤、
<3>前記静電荷像現像剤用キャリアの形状係数SF1が145を超え170以下である、<1>又は<2>に記載の静電荷像現像剤、
<4>前記凸部のトナー付着数が前記キャリアの芯粒子表面のトナー付着数より少ない、<1>〜<3>いずれか1つに記載の静電荷像現像剤、
<5>前記静電荷像現像用トナーの体積平均粒径が2μm以上4μm未満である、<1>〜<4>いずれか1つに記載の静電荷像現像剤、
<6>前記静電荷像現像剤用キャリアが、キャリアの芯粒子を調製する工程、凸部形成用粒子を調製する工程、前記キャリアの芯粒子の分散液と凸部形成用粒子の分散液とを混合し、1つのキャリアの芯粒子の表面に複数の凸部形成用粒子が付着した粒子を形成する付着工程、及び、前記キャリアの芯粒子とその表面に付着した凸部形成用粒子とを加熱により融合する融合工程を含む製造方法により製造された、<1>〜<5>いずれか1つに記載の静電荷像現像剤、
<7><1>〜<6>いずれか1つに記載の静電荷像現像剤を含む、現像剤カートリッジ、
<8><1>〜<6>いずれか1つに記載の静電荷像現像剤を含む、プロセスカートリッジ、
<9>像保持体と、前記像保持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像を現像剤を用いて現像してトナー画像を形成する現像手段と、前記トナー画像を被転写体に転写する転写手段と、を含み、前記現像剤が、<1>〜<6>いずれか1つに記載の静電荷像現像剤であることを特徴とする画像形成装置、
<10>像保持体を帯電させる帯電工程と、前記像保持体表面に静電潜像を形成する潜像形成工程と、前記像保持体表面に形成された静電潜像を現像剤により現像してトナー像を形成する現像工程と、前記トナー像を被転写体上に転写する転写工程と、を含み、前記現像剤が、<1>〜<6>いずれか1つに記載の静電荷像現像剤であることを特徴とする画像形成方法。
上記<2>に記載の静電荷像現像剤によれば、凸部が導電性材料を含まない場合に比べ、画質の安定性に優れる静電荷像現像剤を提供することができる。
上記<3>に記載の静電荷像現像剤によれば、静電荷像現像剤用キャリアの形状係数SF1が145を超え170以下でない場合に比べ、画質の安定性に優れる静電荷像現像剤を提供することができる。
上記<4>に記載の静電荷像現像剤によれば、凸部のトナー付着数が前記キャリアの芯粒子表面のトナー付着数より多い場合に比べ、画質の安定性に優れる静電荷像現像剤を提供することができる。
上記<5>に記載の静電荷像現像剤によれば、静電荷像現像用トナーの体積平均粒径が2μm以上4μm未満でない場合に比べ、高画質な画像が得られる静電荷像現像剤を提供することができる。
上記<6>に記載の静電荷像現像剤によれば、本構成を有さない場合に比べ、トナーへのストレスが小さいキャリア、静電荷像現像剤を提供することができる。
上記<7>に記載の現像剤カートリッジによれば、本構成を有さない場合に比べ、画質の安定性に優れる現像剤カートリッジを提供することができる。
上記<8>に記載のプロセスカートリッジによれば、本構成を有さない場合に比べ、画質の安定性に優れるプロセスカートリッジを提供することができる。
上記<9>に記載の画像形成装置によれば、本構成を有さない場合に比べ、画質の安定性に優れる画像を形成できる画像形成装置を提供することができる。
上記<10>に記載の画像形成方法によれば、本構成を有さない場合に比べ、画質の安定性に優れる画像を形成する方法を提供することができる。
本実施形態の静電荷像現像剤は、キャリアの芯粒子及び前記キャリアの芯粒子表面に複数の凸部を有する静電荷像現像剤用キャリアと、静電荷像現像用トナーとを含有し、式(1)及び式(2)の関係を満たすことを特徴とする。
0.5t<H (1)
21/2t<L<5t (2)
式(1)及び式(2)において、tはトナー体積平均粒径(μm)を表し、Hは凹凸部の平均高低差(μm)を表し、Lは前記凸部間の平均間隔(μm)を表す。
本発明の実施形態について以下説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって本実施形態に限定されるものではない。なお、特に断りのない限り数値範囲を表す「A〜B」等の標記は、「A以上、B以下」と同義であり、数位範囲の両端の値を含む。
トナーへ与えるストレスを減らすためには一般にキャリア比重は低いものがよい。このとき、当然、高画質な画像を安定して得るためにキャリアによるトナーの搬送性、トナーへの電荷付与性、現像剤の電気抵抗を適正な範囲に維持することが望ましい。そこで、トナー搬送性やその他の諸特性に有効な形状を有するキャリアを含む静電荷像現像剤を得るために本発明者らは鋭意検討を行った。その結果、キャリアの芯粒子表面に複数の凸部を有する形状をした静電荷像現像剤用キャリアによって現像剤への低ストレス化、優れたトナー搬送性、現像剤の電気抵抗安定性が達成されることを見出した。
0.5t<H (1)
21/2t<L<5t (2)
式(1)及び式(2)において、tはトナー体積平均粒径(μm)を表し、Hはキャリア表面凹凸の平均高低差(μm)を表し、Lはキャリア表面の凸部間の平均間隔(μm)を表す。
式(1)及び式(2)を満たしていない場合、キャリア凸部とキャリア凸部とが接触する状況でトナーがキャリア凹部の空間にあれば過度なストレスを受ける。
なお、凹凸部の平均高低差Hそのものの値は、1.5〜3.5μmが好ましく、2.0〜3.0μmがより好ましい。
なお、凸部間の平均間隔Lそのものの値は、5.0〜15.0μmが好ましく、6.0〜13.0μmがより好ましい。
ここでいう凹凸部の高低差とは、キャリアに外接する球と凹部の底面に外接する球の半径の差に相当するものである。凹凸部の平均高低差とは、体積平均粒径±10%に入る体積粒径のキャリア10個を観察し、その高低差の平均をいう。
また、ここでいう凸部間の平均間隔とは体積平均粒径±10%に入る体積粒径のキャリア10個を観察し、凸部の先端と最も近くにある他の凸部の先端との間隔の平均をいう。
SF1=(ML2/A)×(π/4)×100
本実施形態において、キャリアが、キャリアの芯粒子を調製する工程(キャリア芯粒子調製工程)、凸部形成用粒子を調製する工程(凸部形成用粒子調製工程)、前記キャリアの芯粒子の分散液と凸部形成用粒子の分散液とを混合し、1つのキャリアの芯粒子の表面に複数の凸部形成用粒子が付着した粒子を形成する付着工程、及び、前記キャリアの芯粒子とその表面に付着した凸部形成用粒子とを加熱により融合する融合工程を含む製造方法により製造されたキャリアであることが好ましい。
本実施形態においては、凸部形成用粒子は導電性粒子が樹脂中に分散されている導電性粒子分散粒子であることが好ましい。以下、凸部形成用粒子が導電性粒子分散粒子である場合を一例に、キャリアの製造方法について説明する。
本実施形態において、キャリアの製造方法は、キャリアの芯粒子を調製する工程を含む製造方法であることが好ましい。キャリアの芯粒子は、キャリア芯材及び前記キャリア芯材を被覆する少なくとも1層の被覆樹脂層を有するものが好ましい。
本実施形態で使用するキャリア芯材の材質としては、特に制限されるものではないが、例えば、鉄、鋼、ニッケル、コバルト等の磁性金属、フェライト、マグネタイト等の磁性酸化物、ガラスビーズなどが挙げられる。その中でも現像に磁気ブラシ法を採用するときには、磁性材料を使用することが好ましい。
なお、上記のキャリア芯材の真比重は4〜6g/cm3程度である。上記の数値の範囲内であると、現像剤の流動性が良好でトナーへのストレスも軽減できるため好ましい。
キャリア芯材表面をコートする被覆樹脂は熱可塑性樹脂でも熱硬化性樹脂でもよく公知のものが使用できる。
熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルエーテル、ポリビニルケトン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体等が挙げられる。
一方、熱硬化性樹脂としては、ポリウレタン、アミノ樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ユリア樹脂、アミド樹脂等を例示することができるが、これらに限定されるものではない。
本実施形態において、キャリアの製造方法は、凸部形成用粒子を調製する工程を含む製造方法であることが好ましい。本実施形態においては、凸部形成用粒子は、導電性粒子を樹脂中に分散した導電性粒子分散粒子であることが好ましい。
湿式法には、結着樹脂の重合性単量体を乳化重合させた樹脂粒子分散液、導電性粒子分散液、必要に応じて帯電制御剤等の分散液を混合し、凝集粒子を形成し、加熱融合合一させて導電性粒子分散粒子を得る乳化重合凝集法、結着樹脂を得るための重合性単量体と導電性粒子、必要に応じて帯電制御剤等の溶液を水系溶媒に懸濁させて重合して導電性粒子分散粒子を得る懸濁重合法、結着樹脂と導電性粒子、必要に応じて帯電制御剤等の溶液を水系溶媒に懸濁させて導電性粒子分散粒子を造粒する溶解懸濁法などがある。その中でも、乳化重合凝集法が最適である。
熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルエーテル、ポリビニルケトン、塩化ビニルー酢酸ビニル共重合体、スチレンーアクリル酸共重合体等が挙げられる。
一方、熱硬化性樹脂ではポリウレタン、アミノ樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ユリア樹脂、アミド樹脂等を例示することができるが、これらに限定されるものではない。
本実施形態において、キャリアの製造方法は、前記キャリア芯粒子分散液と凸部形成用粒子分散液とを混合し、1つのキャリアの芯粒子の表面に複数の凸部形成用粒子が付着した粒子を形成する付着工程を含む製造方法であることが好ましい。
キャリアを作製するにあたり、少なくともキャリア芯粒子分散液、導電性粒子分散粒子の分散液(凸部形成用粒子分散液)、必要に応じてカチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、凝集剤等を用意し、これらを混合して1つのキャリアの芯粒子の表面に複数の凸部形成用粒子が付着した粒子を形成する。
1つのキャリアの芯粒子のまわりに複数の導電性粒子分散粒子が付着した粒子を得るには、キャリアの芯粒子と導電性粒子分散粒子とが水中において互いに反対極性の電荷をまとうようにし、静電的に1つのキャリアの芯粒子と複数の導電性粒子分散粒子とが選択的に付着して凝集体を形成することが好ましい。また、同極性の電荷を有する導電性粒子分散粒子同士が反発し合うことにより、導電性粒子分散粒子同士が接触することなく、特定の間隔をもってキャリアの芯粒子表面に付着することが好ましい。
従って本実施形態においては、前記付着工程は、正(又は負)に帯電した前記キャリア芯粒子分散液と、キャリアの芯粒子とは反対に負(又は正)に帯電した凸部形成用粒子の分散液とを混合し、1つのキャリアの芯粒子の表面に複数の凸部形成用粒子が付着した粒子を形成する付着工程を含む製造方法であることがより好ましい。
本実施形態において、キャリアの製造方法は、前記キャリアの芯粒子とその表面に付着した凸部形成用粒子とを加熱により融合する融合工程を含む製造方法であることが好ましい。
必要に応じて例えばキャリアの芯粒子表面の樹脂のガラス転移温度か、導電性粒子分散粒子の樹脂のガラス転移温度の−20℃以上+50℃以下で加熱して、キャリアの芯粒子とその表面に付着した凸部形成用粒子とを仮融着させる。そのあと、場合によっては例えばpH4以上9以下にpH調整を行いながら、さらなる凝集成長を抑制するために界面活性剤を適当量添加し、さらに例えば樹脂のガラス転移温度の+30℃以上+50℃以下で加熱してキャリアの芯粒子とその表面に付着した凸部形成用粒子との融合を進行させて形状を調整し、キャリア粒子とする。一般に加熱温度が高いほど、また加熱時間が長いほど融着が進行しキャリア粒子の凹凸高低差が小さくなる。上記各加熱時間は適宜調整すればよい。また、このようなキャリアに対して、表面の凹凸を消失しない範囲で、必要に応じて表面に改めて被覆樹脂層を形成してもよい。以上のようにして作製されたキャリア粒子は引き続き冷却して取り出し、余分な界面活性剤を洗浄除去して乾燥し、キャリアとして完成される。
本実施形態に係る静電荷像現像剤は、キャリアの芯粒子及びキャリアの芯粒子表面に複数の凸部を有する静電荷像現像剤用キャリアと、静電荷像現像用トナー(以下、単に「トナー」ともいう。)とを含有する。すなわち、本実施形態に係る静電荷像現像剤は、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤である。
本実施形態において熱定着用の静電荷像現像用トナーに使用し得る結着樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のエチレン系樹脂、ポリスチレン、ポリ(α−メチルスチレン)等のスチレン系樹脂、ポリメチルメタアクリレート、ポリアクリロニトリル等の(メタ)アクリル系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリエステル樹脂及びこれらの共重合樹脂が挙げられる。
20℃≦{T(0.5MPa)−T(30MPa)}℃ (3)
式(3)において、T(0.5MPa)はフローテスター印加圧力0.5MPaにおいて、粘度が104Pa・sとなる温度を表し、T(30MPa)はフローテスター印加圧力30MPaにおいて、粘度が104Pa・sとなる温度を表す。
式(3)の関係を満たすと、加圧による十分な可塑化挙動が得られる。
(A)高Tg樹脂のブロックと低Tg樹脂のブロックとを有し、かつ前記2種のブロックのガラス転移温度の差が20℃以上であるブロック共重合体
(B)コアを構成する樹脂のガラス転移温度とシェルを構成する樹脂のガラス転移温度との差が20℃以上であるコアシェル構造を有する樹脂粒子を凝集した樹脂
(C)ガラス転移温度の差が20℃以上である2種の樹脂により海島構造を形成した樹脂混合物
本実施形態においては、(A)のブロック共重合体が好ましい。
また、高Tg樹脂のブロックと低Tg樹脂のブロックとの比率としては、ブロック共重合体の総重量を100重量%とした場合、高Tg樹脂のブロックが占める割合が25〜75重量%であることが好ましい。
高Tg樹脂のブロックを合成するためのエチレン性不飽和化合物としては、スチレン類(スチレン及び/又はその誘導体)に由来する重合体であることが好ましく、前記スチレン類としては、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルスチレン、p−クロロスチレン、p−エチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、3,4−ジクロロスチレン等が挙げられ、中でもスチレンが好ましく用いられる。
高Tg樹脂のブロックは、非結晶性の重合体であることが好ましく、非結晶性ポリスチレンであることがより好ましい。
温度40℃において、溶媒(テトラヒドロフラン)を毎分1.2mlの流速で流し、濃度0.2g/20mlのテトラヒドロフラン試料溶液を試料重量として3mg注入し測定を行う。試料の分子量測定にあたっては、当該試料の有する分子量が数種の単分散ポリスチレン標準試料により作成された検量線の分子量の対数とカウント数が直線となる範囲内に包含される測定条件を選択する。
着色剤としては、例えば、カーボンブラック、クロムイエロー、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、スレンイエロー、キノリンイエロー、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、ウオッチヤングレッド、パーマネントレッド、ブリリアンカーミン3B、ブリリアンカーミン6B、デュポンオイルレッド、ピラゾロンレッド、リソールレッド、ローダミンBレーキ、レーキレッドC、ローズベンガル、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー、カルコオイルブルー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、マラカイトグリーンオキサレート等の種々の顔料、又は、アクリジン系、キサンテン系、アゾ系、ベンゾキノン系、アジン系、アントラキノン系、チオインジコ系、ジオキサジン系、チアジン系、アゾメチン系、インジコ系、チオインジコ系、フタロシアニン系、アニリンブラック系、ポリメチン系、トリフェニルメタン系、ジフェニルメタン系、チアジン系、チアゾール系、キサンテン系等の各種染料が単独で又は2種以上組み合わせて使用される。
離型剤としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の低分子量ポリオレフィン類;加熱により軟化点を有するシリコーン類;オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、リシノール酸アミド、ステアリン酸アミド等の脂肪酸アミド類;エステルワックス、カルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス、木ロウ、ホホバ油等のような植物系ワックス;ミツロウのような動物系ワックス;モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス等のような鉱物系ワックス;石油系ワックス;及びそれらの変性物等が使用される。離型剤は、トナーに対して50重量%以下の範囲で添加される。
その他内添剤として、フェライト、マグネタイト、還元鉄、コバルト、ニッケル、マンガン等の金属、それらの合金、又はそれら金属を含む化合物などの磁性体が使用される。帯電制御剤としては、4級アンモニウム塩、ニグロシン系化合物、アルミニウム、鉄、クロムなどの錯体からなる染料や、トリフェニルメタン系顔料など通常使用される種々の帯電制御剤を使用され、凝集や融合一体化時の安定性に影響するイオン強度の制御及び廃水汚染の減少のために、水に溶解しにくい帯電制御剤が好適である。
本実施形態に係るトナーの体積平均粒径としては、2μm以上4μm未満の範囲が好ましく、2.5μm以上3.5μm以下の範囲がより好ましい。トナーの体積平均粒径が2μm以上であると、トナー1個当たりの帯電量が適当であり、トナーかぶり、クリーニング不良を抑制できる。4μm未満であると、高精細な画像が得られる。
SF1=(ML2/A)×(π/4)×100
(上記式において、MLはトナーの最大長(μm)を表し、Aはトナーの投影面積(μm2)を表す。)
なお、トナー形状係数SF1は、ルーゼックス画像解析装置((株)ニレコ製、FT)を用いて、次のようにして測定される。まず、スライドグラス上に散布したトナーの光学顕微鏡像を、ビデオカメラを通じてルーゼックス画像解析装置に取り込み、50個のトナーについて最大長(ML)と投影面積(A)を測定し、個々のトナーについて、SF1を算出し、これを平均した値をトナー形状係数SF1とする。
f(%)=√3/2π×(D・ρc)/(d・ρt)×C×100
(式中、トナーの粒径をd、キャリアの粒径をDとし、ρc、ρtはそれぞれキャリア、トナーの真比重である。またCはトナー/キャリアの重量比である。)
トナーの被覆率が10%以上であると十分な画像濃度が得られ、ベタ画像が均一になる。また、150%以下であると帯電量が適当であり、非画像部位のトナー汚れが発生せず、高品質なカラー画像が得られる。
本実施形態の現像剤カートリッジは、少なくとも本実施形態の静電荷像現像剤を収容しているカートリッジである。また、本実施形態のプロセスカートリッジは、現像剤保持体を備え、本実施形態の静電荷像現像剤を収容することを特徴とする。
また、本実施形態のプロセスカートリッジは、像保持体、像保持体表面を帯電させる帯電手段、及び、像保持体表面に残存したトナーを除去するためのクリーニング手段よりなる群から選ばれた少なくとも1種を備えたプロセスカートリッジであることが好ましい。さらに、本実施形態のプロセスカートリッジは、その他必要に応じて、除電手段等、その他の部材を含んでもよい。
トナーカートリッジ及びプロセスカートリッジとしては、公知の構成を採用してもよく、例えば、特開2008−209489号公報、及び、特開2008−233736号公報等が参照される。
本実施形態の画像形成装置は、像保持体と、前記像保持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像を現像剤を用いて現像してトナー画像を形成する現像手段と、前記トナー画像を被転写体に転写する転写手段と、を含み、前記現像剤が、本実施形態の静電荷像現像剤であることを特徴とする。
また、本実施形態の画像形成方法は、像保持体を帯電させる帯電工程と、前記像保持体表面に静電潜像を形成する潜像形成工程と、前記像保持体表面に形成された静電潜像を現像剤により現像してトナー像を形成する現像工程と、前記トナー像を被転写体上に転写する転写工程と、を含み、前記現像剤が、本実施形態の静電荷像現像剤であることを特徴とする。
帯電手段である帯電部10としては、例えば、図2に示すようなコロトロンなどの帯電器が用いられるが、導電性又は半導電性の帯電ロールを用いてもよい。導電性又は半導電性の帯電ロールを用いた接触型帯電器は、電子写真感光体14に対し、直流電流を印加するか、交流電流を重畳させて印加してもよい。例えばこのような帯電部10により、電子写真感光体14との接触部近傍の微小空間で放電を発生させることにより電子写真感光体14表面を帯電させる。なお、通常は、−300V以上−1,000V以下に帯電される。また前記の導電性又は半導電性の帯電ロールは単層構造あるいは多重構造でもよい。また、帯電ロールの表面をクリーニングする機構を設けてもよい。
像保持体は、少なくとも静電潜像(静電荷像)が形成される機能を有する。像保持体としては、電子写真感光体が好適に挙げられる。電子写真感光体14は、円筒状の導電性の基体外周面に有機感光体等を含む塗膜を有する。塗膜は、基体上に、必要に応じて下引き層、及び、電荷発生物質を含む電荷発生層と、電荷輸送物質を含む電荷輸送層とを含む感光層がこの順序で形成されたものである。電荷発生層と電荷輸送層の積層順序は逆であってもよい。これらは、電荷発生物質と電荷輸送物質とを別個の層(電荷発生層、電荷輸送層)に含有させて積層した積層型感光体であるが、電荷発生物質と電荷輸送物質との双方を同一の層に含む単層型感光体であってもよく、好ましくは積層型感光体である。また、下引き層と感光層との間に中間層を有していてもよい。また、有機感光体に限らずアモルファスシリコン感光膜等他の種類の感光層を使用してもよい。
露光手段である露光部12としては、特に制限はなく、例えば、像保持体表面に、半導体レーザ光、LED光、液晶シャッタ光等の光源を、所望の像様に露光できる光学系機器等が挙げられる。
現像手段である現像部16は、像保持体上に形成された静電潜像をトナーを含む現像剤により現像してトナー画像を形成する機能を有する。そのような現像装置としては、上述の機能を有している限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、静電荷像現像用トナーをブラシ、ローラ等を用いて電子写真感光体14に付着させる機能を有する公知の現像器等が挙げられる。電子写真感光体14には、通常直流電圧が使用されるが、さらに交流電圧を重畳させて使用してもよい。
転写手段である転写部18としては、例えば、図2に示すような被転写体24の裏側からトナーとは逆極性の電荷を被転写体24に与え、静電気力によりトナー画像を被転写体24に転写するもの、あるいは被転写体24の表面に被転写体24を介して直接接触して転写する導電性又は半導電性のロール等を用いた転写ロール及び転写ロール押圧装置を用いることができる。転写ロールには、像保持体に付与する転写電流として、直流電流を印加してもよいし、交流電流を重畳させて印加してもよい。転写ロールは、帯電すべき画像領域幅、転写帯電器の形状、開口幅、プロセススピード(周速)等により、任意に設定することができる。また、低コスト化のため、転写ロールとして単層の発泡ロール等が好適に用いられる。転写方式としては、紙等の被転写体24に直接転写する方式でも、中間転写体を介して被転写体24に転写する方式でもよい。
クリーニング手段であるクリーニング部20については、像保持体上の残留トナーを清掃するものであれば、ブレードクリーニング方式、ブラシクリーニング方式、ロールクリーニング方式を採用したもの等、適宜選定して差し支えない。これらの中でもクリーニングブレードを用いることが好ましい。また、クリーニングブレードの材質としてはウレタンゴム、ネオプレンゴム、シリコーンゴム等が挙げられる。中でも、耐摩耗性に優れていることから、特にポリウレタン弾性体を用いることが好ましい。但し、転写効率の高いトナーを使用する場合にはクリーニング部20を使用しない態様もありえる。
定着手段(画像定着装置)である定着部22としては、被転写体24に転写されたトナー像を加熱、加圧あるいは加熱加圧により定着するものであり、定着部材を具備する。
トナー画像を転写する被転写体(用紙)24としては、例えば、電子写真方式の複写機、プリンタ等に使用される普通紙、OHPシート等が挙げられる。定着後における画像表面の平滑性をさらに向上させるには、被転写体の表面もできるだけ平滑であることが好ましく、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングしたコート紙、印刷用のアート紙等が好適に使用される。
(1)キャリア形状係数SF1
キャリアの形状係数SF1はルーゼックス画像解析装置((株)ニレコ製、FT)を用いて次のように測定した。まず、スライドグラス上に散布したキャリアの光学顕微鏡像をビデオカメラを通じてルーゼックス画像解析装置に取り込み、100個のキャリアについて最大長(ML)と投影面積(A)を測定し、個々のキャリアについて、(ML2/A)×(π/4)×100を算出し、これを平均した値をキャリア形状係数SF1として求めた。
キャリアの体積平均粒径D50v及び体積平均粒度分布指標GSDvは、レーザー散乱粒度測定装置(日機装(株)製、マイクロトラック)を用いて、100μmのアパーチャ径で測定することにより得た。この時、測定はキャリアを電解質水溶液(アイソトン水溶液)に分散させ、超音波により30秒以上分散させた後に行った。レーザー散乱粒度測定装置(日機装(株)製、マイクロトラック)で測定されたキャリアの粒度分布を基にして分割された粒度範囲(チャネル)に対して体積をそれぞれ小径側から累積分布を描いて、累積16%となる粒径を体積D16v、累積50%となる粒径を体積D50v、累積84%となる粒径を体積D84vと定義する。この際、D50vは体積平均粒径を表し、体積平均粒度分布指標(GSDv)は(D84v/D16v)1/2として求めた。
樹脂の分子量、分子量分布は、以下の条件で行った。ゲル浸透クロマトグラフィ(GPC)は「HLC−8120GPC、SC−8020(東ソー(株)製)装置」を用い、カラムは「TSKgel、SuperHM−H(東ソー(株)製6.0mmID×15cm)」を2本用い、溶離液としてTHF(テトラヒドロフラン)を用いた。実験条件としては、試料濃度0.5%、流速0.6mL/min、サンプル注入量10μL、測定温度40℃、IR検出器を用いて実験を行った。また、検量線は東ソー(株)製「polystylene標準試料TSK standard」:「A−500」、「F−1」、「F−10」、「F−80」、「F−380」、「A−2500」、「F−4」、「F−40」、「F−128」、「F−700」の10サンプルから作成した。
結着樹脂の融点を示差走査熱量計((株)島津製作所製、DSC−50)の熱分析装置を用いて測定した。測定は、室温から150℃まで毎分10℃の昇温速度で行い、融点をJIS規格(JIS K−7121:87参照)により解析して得た。
H(凹凸部の平均高低差(μm))、及び、L(凸部間の平均間隔(μm))の測定は電子顕微鏡観察により実施した。体積平均粒径±10%に入る体積粒径のキャリア10個を観察し、その平均を算出した。
(1)キャリア粒子の作製
<キャリア芯材Aの作製>
フェノールを45部、ホルマリンを70部、イオン交換水を80部、マグネタイト粉末(体積平均粒径0.25μm、球形、0.8%KBM403処理品)を500部を反応釜中で撹拌した後、アンモニア水15部を加え、昇温し、フェノール樹脂を硬化させ、反応物を冷却・洗浄する工程を有する方法で作製された重量平均粒子径35μm、形状係数SF1が105の磁性体分散型のキャリア芯材Aを得た。電気抵抗は1010(Ω・m)であった。
キャリア芯材Aの作製において水量を変えて200部に変更し、重量平均粒子径25μm、形状係数SF1が106の磁性体分散型のキャリア芯材Bを得た。電気抵抗は1010(Ω・m)であった。
メチルメタクリレート38部、イソブチルメタクリレート50部、メタクリル酸2部、及び、パーフルオロオクチルエチルメタクリレート10部を用い、トルエン溶媒を用いた溶液重合によりランダム共重合させて、重量平均分子量Mwが50,000、Tgが85℃の被覆樹脂を得た。
<キャリア芯粒子1>
・キャリア芯材A 100部
・被覆樹脂 2.3部
・カーボンブラック(VXC−72、キャボット社製) 0.15部
・架橋メラミン樹脂粒子(トルエン不溶、エポスターS、(株)日本触媒製) 0.3部
・トルエン 14部
被覆樹脂、カーボンブラック、架橋メラミン樹脂粒子をトルエンに投入してサンドミルで撹拌分散し被覆樹脂層形成用溶液を調製し、キャリア芯材Aとともに真空脱気型ニーダーに入れて温度60℃を保ち10分間撹拌した後、減圧してトルエンを留去して表面に被覆樹脂層を形成した後、目開き75μmの網で篩分してキャリア芯粒子1を得た。
・キャリア芯材B 100部
・被覆樹脂 2.6部
・カーボンブラック(VXC−72、キャボット社製) 0.15部
・架橋メラミン樹脂粒子(トルエン不溶、エポスターS、日本触媒社製) 0.5部
・トルエン 14部
被覆樹脂、カーボンブラック、架橋メラミン樹脂粒子をトルエンに投入してサンドミルで撹拌分散し被覆樹脂層形成用溶液を調製し、キャリア芯材Bとともに真空脱気型ニーダーに入れて温度60℃を保ち10分間撹拌した後、減圧してトルエンを留去して表面に被覆樹脂層を形成した後、目開き75μmの網で篩分してキャリア芯粒子2を得た。
<キャリア芯粒子分散液1>
・キャリア芯粒子1 100部
・イオン交換水 300部
・アニオン系界面活性剤(ダウファックス2A1、ダウ・ケミカル社製) 1部
イオン交換水にアニオン系界面活性剤を500mlポリボトルに投入し、さらにキャリア芯粒子1を投入して蓋をし、そのポリボトルをボールミル装置に載せて60rpmで回転させて1時間撹拌し、キャリア芯粒子分散液1を得た。
キャリア芯粒子1をキャリア芯粒子2に変えた以外は同様に作製してキャリア芯粒子分散液2を得た。
<樹脂粒子分散液の作製>
・スチレン 500部
・アクリル酸 20部
・界面活性剤(ダウファックス2A1、ダウ・ケミカル社製) 10部
・過硫酸アンモニウム 7部
・イオン交換水 1,000部
上記の各材料を1,000rpmにて60分間撹拌して、まず乳化液を得た。その後75℃まで昇温して、3時間保持した。この間撹拌は200rpmにて継続した。以上により、体積平均粒径200nm、重量平均分子量Mw50,000の樹脂粒子が固形分33重量%で分散した樹脂粒子分散液を得た。樹脂粒子の体積平均粒径は、レーザ回折式粒度分布測定装置((株)堀場製作所製、LA−700)を用いて測定した。
・カーボンブラック(キャボット社製:VXC−72) 50部
・アニオン界面活性剤(日本油脂(株)製:ニューレックスR) 2部
・イオン交換水 198部
上記成分を混合し、ホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックス)により10分予備分散した後に、アルティマイザー(対抗衝突型湿式粉砕機:(株)スギノマシン製)を用い圧力245MPaで15分間分散処理を行い、中心粒径が188nmで固形分が20.0重量%のカーボンブラック分散液を得た。
・樹脂粒子分散液 1,500部
・マグネタイト粒子(チタン工業(株)製、BL−500) 500部
・カーボンブラック分散液(20.0重量%) 25部
・界面活性剤(ダウファックス2A1、ダウ・ケミカル社製) 3部
・凝集剤(ポリ塩化アルミニウム水溶液(10重量%)) 2部
凝集剤を除く上記各材料を20分混合し、さらに凝集剤を投入して分散機(IKA社製、ウルトラタラックス)にて5,000rpmで予備分散を行った後、オイルバスにてフラスコを500rpmにて撹拌しながら70℃まで昇温し、30分間保持すると体積平均粒径2.8μmの粒子が生成していることが確認された。ろ過とイオン交換水への再分散を繰り返して洗浄し導電性粒子分散粒子1を得た。
導電性粒子分散粒子1の作製において、予備分散まで同様に行った後、オイルバスにてフラスコを500rpmにて撹拌しながら70℃まで昇温し、60分間保持すると体積平均粒径3.5μmの粒子が生成していることが確認された。ろ過とイオン交換水への再分散を繰り返して洗浄して乾燥し導電性粒子分散粒子2を得た。
<導電性粒子分散粒子分散液1の作製>
・導電性粒子分散粒子1 100部
・イオン交換水 300部
・カチオン系界面活性剤(カチオンAB、日油(株)製) 2部
イオン交換水にカチオン系界面活性剤を500mlポリボトルに投入し、さらに導電性粒子分散粒子1を投入して蓋をし、そのポリボトルをボールミル装置に載せて60rpmで回転させて1時間撹拌し、導電性粒子分散粒子分散液1を得た。
導電性粒子分散粒子1を導電性粒子分散粒子2に変えた以外は同様に作製して導電性粒子分散粒子分散液2を得た。
<キャリア1の作製>
100部のキャリア芯粒子分散液1を撹拌しながら導電性粒子分散粒子分散液1を徐々に投入し最終的に5部投入した。混合撹拌しながら、加熱して徐々に昇温し70℃で90分保持して、キャリアの芯粒子に導電性粒子分散粒子を静電的に付着せしめて仮固着させた。さらにアニオン系界面活性剤(ダウファックス2A1、ダウ・ケミカル社製)を2部投入して、さらに加熱し95℃で2時間保持した。冷却してイオン交換水で洗浄して乾燥後にSEMにて凹凸したキャリア粒子が確認され、体積平均粒径が38.7μm、凹凸部の平均高低差が2.4μm、凸部間の平均間隔が8.6μm、形状係数SF1が150のキャリア1が得られた。結果を表1にまとめた。
キャリア2〜9をキャリア1と同様な方法で作製した。凹凸程度はキャリア芯粒子分散液と導電性粒子分散粒子分散液の組み合わせの他に、処方の95℃での保持時間で変化させた。保持時間が長いほど、凹凸高低差は小さくすることができた。キャリア2〜9の体積平均粒径、凹凸部の平均高低差、凸部間の平均間隔、形状係数SF1の測定結果を表1にまとめた。
<結晶性ポリエステル樹脂粒子分散液(A)の調製>
加熱乾燥した三口フラスコに、デカンジカルボン酸100mol%、ノナンジオール100mol%と、触媒としてジブチル錫オキサイド0.3重量%とを入れた後、減圧操作により容器内の空気を窒素ガスにより不活性雰囲気下とし、機械撹拌にて180℃で5時間撹拌・還流を行った。
その後、減圧下にて230℃まで徐々に昇温を行い2時間撹拌し、粘稠な状態となったところで空冷し、反応を停止させ、結晶性ポリエステル樹脂(A)を合成した。
ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによる分子量測定(ポリスチレン換算)で、得られた結晶性ポリエステル樹脂(A)の重量平均分子量(Mw)は23,800で数平均分子量(Mn)は7,500であった。
また、結晶性ポリエステル樹脂(A)の融点(Tm)を、前述の測定方法により、示差走査熱量計(DSC)を用いて測定したところ、明確な吸熱ピークを示し、吸熱ピーク温度は72.4℃であった。
・結晶性ポリエステル樹脂(A) 90部
・イオン性界面活性剤ネオゲンRK(第一工業製薬(株)製) 1.8部
・イオン交換水 210部
以上を混合し、100℃に加熱して、IKA社製ウルトラタラックスT50にて十分に分散後、圧力吐出型ゴーリンホモジナイザーで110℃に加温して分散処理を1時間行い、中心径230nm,固形分量20重量%の樹脂粒子分散液(A)を得た。
・ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物 30mol%
・ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物 70mol%
・テレフタル酸 80mol%
・フマル酸 20mol%
撹拌装置、窒素導入管、温度センサー、精留塔を備えたフラスコに上記のモノマーを仕込み、1時間を要して温度を190℃まで上げ、反応系内が均一に撹拌されていることを確認した後、モノマーに対して1.0重量%のジオクタン酸スズを投入した。さらに生成する水を留去しながら同温度から6時間を要して240℃まで温度を上げ、240℃でさらに2時間脱水縮合反応を継続し、ガラス転移点が62℃、酸価が12.7mgKOH/g、重量平均分子量18,300、数平均分子量4,200である非晶性ポリエステル樹脂(1)を得た。
・ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物 80mol%
・トリメチロールプロパン 20mol%
・無水トリメリット酸 5mol%
・テレフタル酸 85mol%
・ドデセニルコハク酸 10mol%
撹拌装置、窒素導入管、温度センサー、精留塔を備えた内容量5リットルのフラスコに上記無水トリメリット酸以外のモノマーを仕込み、1時間を要して温度を190℃まで上げ、反応系内が均一に撹拌されていることを確認した後、ジヘキサン酸スズの0.6重量%を投入した。さらに生成する水を留去しながら同温度から6時間を要して240℃まで温度を上げ、240℃でさらに脱水縮合反応を継続し軟化点が110℃になるまで、反応をさせた。次いで、温度を190℃まで下げ無水トリメリット酸の5mol%を徐々に投入し、同温度で1時間反応を継続し、ガラス転移点が62.2℃、酸価が16mgKOH/gで重量平均分子量が52,000、数平均分子量8,200である非晶性ポリエステル樹脂(2)を得た。
・非晶性ポリエステル樹脂(1) 100部
・酢酸エチル 50部
・イソプロピルアルコール 15部
セパラブルフラスコに酢酸エチルを投入し、その後上記樹脂を徐々に投入して、スリーワンモーターで撹拌を施し、完全に溶解させて油相を得た。この撹拌されている油相に10%アンモニア水溶液を合計で3部となるようにスポイトで徐々に滴下し、さらにイオン交換水230部を10ml/minの速度で徐々に滴下して転相乳化させ、さらにエバポレータで減圧しながら脱溶剤を実施し、非晶性ポリエステル樹脂(1)からなる樹脂粒子分散液(1)を得た。この複合樹脂粒子の体積平均粒径は、150nmであった。樹脂粒子濃度はイオン交換水で調整して20%とした。
樹脂粒子分散液(1)の調製において、非晶性ポリエステル樹脂(1)を非晶性ポリエステル樹脂(2)に変えた以外はそれぞれ同様に実施し、樹脂粒子分散液(2)を得た。この複合樹脂粒子の体積平均粒径は、180nmであった。樹脂粒子濃度はイオン交換水で調整して20%とした。
・青色顔料(銅フタロシアニンB15:3:大日精化工業(株)製) 50部
・イオン性界面活性剤ネオゲンRK(第一工業製薬工業(株)製) 5部
・イオン交換水 195部
上記成分を混合し、ホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックス)により10分間分散した後に、アルティマイザー(対抗衝突型湿式粉砕機:(株)スギノマシン製)を用い圧力245MPaで20分間分散処理を行い、着色剤粒子の中心粒径が185nmで固形分量が20.0重量%の着色剤粒子分散液を得た。
・オレフィンワックス(融点:88℃) 90部
・イオン性界面活性剤ネオゲンRK(第一工業製薬工業(株)製) 1.8部
・イオン交換水 210部
以上を100℃に加熱して、IKA社製ウルトラタラックスT50にて十分に分散後、圧力吐出型ゴーリンホモジナイザーで110℃に加温して分散処理を1時間行い、中心径175nm、固形分量20重量%の離型剤粒子分散液を得た。
・樹脂粒子分散液(1) 60部
・樹脂粒子分散液(2) 60部
・結晶性ポリエステル樹脂分散液(A) 10部
・着色剤粒子分散液 15部
・離型剤粒子分散液 15部
・イオン交換水 80部
以上を丸型ステンレス製フラスコ中においてウルトラタラックスT50で十分に混合・分散した。次いで、これにポリ塩化アルミニウム0.20部を加え、ウルトラタラックスで分散操作を継続した。加熱用オイルバスでフラスコを撹拌しながら48℃まで加熱した。48℃で60分保持した後、ここに樹脂粒子分散液(1)20部、樹脂粒子分散液(2)20部の混合液を緩やかに追加した。
その後、0.5mol/lの水酸化ナトリウム水溶液で系内のpHを8.0にした後、ステンレス製フラスコを密閉し、磁力シールを用いて撹拌を継続しながら90℃まで加熱し、3時間保持した。
反応終了後、冷却し、濾過、イオン交換水で十分に洗浄した後、ヌッチェ式吸引濾過により固液分離を施した。これをさらに40℃のイオン交換水1Lに再分散し、15分300rpmで撹拌・洗浄した。
これをさらに5回以上繰り返し、濾液のpHが7.5〜8.0、電気伝導度7.0μS/cmt以下となったところで、ヌッチェ式吸引濾過によりNo5Aろ紙を用いて固液分離を行った。次いで真空乾燥を12時間継続してトナー粒子1を得た。
・樹脂粒子分散液(1) 55部
・樹脂粒子分散液(2) 55部
・結晶性ポリエステル樹脂分散液(A) 10部
・着色剤粒子分散液 20部
・離型剤粒子分散液 20部
・イオン交換水 40部
以上を丸型ステンレス製フラスコ中においてウルトラタラックスT50で十分に混合・分散した。次いで、これにポリ塩化アルミニウム0.20部を加え、ウルトラタラックスで分散操作を継続した。加熱用オイルバスでフラスコを撹拌しながら45℃まで加熱した。45℃で60分保持した後、ここに樹脂粒子分散液(1)20部、樹脂粒子分散液(2)20部の混合液を緩やかに追加した。
その後、0.5mol/lの水酸化ナトリウム水溶液で系内のpHを8.0にした後、ステンレス製フラスコを密閉し、磁力シールを用いて撹拌を継続しながら90℃まで加熱し、3時間保持した。
反応終了後、冷却し、濾過、イオン交換水で十分に洗浄した後、ヌッチェ式吸引濾過により固液分離を施した。これをさらに40℃のイオン交換水1Lに再分散し、15分300rpmで撹拌・洗浄した。
これをさらに5回以上繰り返し、濾液のpHが7.5〜8.0、電気伝導度7.0μS/cmt以下となったところで、ヌッチェ式吸引濾過によりNo5Aろ紙を用いて固液分離を行った。次いで真空乾燥を12時間継続してトナー粒子2を得た。
この時の粒子径をコールターカウンターにて測定したところ体積平均径D50は2.8μm、粒度分布係数GSDvは1.24であった。また、ルーゼックスによる形状観察より求めたトナー粒子2の形状係数SF1は132でポテト状であった。
<2−メチル−2−[N−(tert−ブチル)−N−(1−ジエトキシホスホリル−2,2−ジメチルプロピル)−アミノキシ]−プロピオン酸(MBPAP)の合成>
窒素パージしたガラス容器に500部の脱ガスしたトルエンと35.9部のCuBrと、15.9部の銅粉末、86.7部のN,N,N’,N’,N”−ペンタメチルジエチレントリアミンとを導入し、撹拌しながら500mlの脱ガスしたトルエンと42.1部の2−ブロモ−2−メチルプロピオン酸と78.9部のN−tert−butyl−N−(1−diethylphosphono−2,2−dimethylpropyl) nitroxideを導入し90分間室温にて撹拌した。その後、反応媒体をろ過し、さらにトルエンろ過物を1,500部のNH4Cl飽和水溶液で2回洗浄した。得られた個体をペンタンで洗浄し、真空乾燥を行い2−メチル−2−[N−(tert−ブチル)−N−(1−ジエトキシホスホリル−2,2−ジメチルプロピル)−アミノキシ]−プロピオン酸(MBPAP)を得た。
調製したMBPAPの質量分析法で求めたモル質量は381.44g/mol(C17H36NO6P)であり、目的物であることを確認した。
還流冷却管、窒素導入管、撹拌機を取り付けたガラス容器にスチレンモノマー200部とMBPAPを14.8部添加し、窒素気流下80℃にてよく混合し温度を110℃に上昇させスチレンの重合を行った。分子量をGPCにて随時測定し、スチレンの数平均分子量が5,100になった時点で、重量減量法にて残留スチレン量を測定し重合率(転化率)を求めたところ99.5%であった。その後、ブチルアクリレート212部を添加し130℃にて重合を継続し、ブチルアクリレートでの鎖延長を行った。ブチルアクリレートユニットの数平均分子量数が5,400、初めに重合したスチレン鎖との合計が数平均分子量で10,500になったところで室温まで冷却した。重合物をTHF200mlに溶解して取り出し、3,000部のメタノールに滴下してブロックポリマーを再沈殿させた後、沈殿物をろ過、さらにメタノール1,000部で洗浄を繰り返した後、40℃にて真空乾燥を行いスチレンとブチルアクリレートのブロック共重合樹脂を得た。
また、得られたブロック共重合樹脂(1)のフローテスター粘度が104Pa・sになる温度を測定したところ、0.5MPa(5kgf/cm2)(T(0.5MPa))においては95℃、30MPa(300kgf/cm2)(T(30MPa))では53℃、T(0.5MPa)−T(30MPa)が42℃であった。
上記ブロック共重合樹脂400部にソルビタンセスキオレートを8部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.8部を溶解したメチルエチルケトン(MEK)を120部添加し、還流冷却管、撹拌機、イオン交換水滴下装置、加熱装置の付いた反応器に投入後、65℃にてよく混合した。その後、65℃にて1時間加熱混合を行った後、1,600部のイオン交換水を1g/minの速度で滴下し、ブロック共重合樹脂の転相乳化を行った。さらに転相乳化物を冷却し、エバポレーターを用い、60℃減圧下において、乳化液からMEKを除去し、樹脂粒子の体積平均径200nm、固形分量20.2%の樹脂粒子分散液(3)を得た。
・樹脂粒子分散液(3) 120部
・着色剤粒子分散液 20部
・離型剤粒子分散液 20部
・イオン交換水 40部
以上を丸型ステンレス製フラスコ中においてウルトラタラックスT50で十分に混合・分散した。次いで、これにポリ塩化アルミニウム0.20部を加え、ウルトラタラックスで分散操作を継続した。加熱用オイルバスでフラスコを撹拌しながら45℃まで加熱した。45℃で60分保持した後、ここに樹脂粒子分散液(3)40部を緩やかに追加した。
その後、0.5mol/lの水酸化ナトリウム水溶液で系内のpHを8.0にした後、ステンレス製フラスコを密閉し、磁力シールを用いて撹拌を継続しながら90℃まで加熱し、3時間保持した。
反応終了後、冷却し、濾過、イオン交換水で十分に洗浄した後、ヌッチェ式吸引濾過により固液分離を施した。これをさらに40℃のイオン交換水1Lに再分散し、15分300rpmで撹拌・洗浄した。
これをさらに5回以上繰り返し、濾液のpHが7.5〜8.0、電気伝導度7.0μS/cmt以下となったところで、ヌッチェ式吸引濾過によりNo5Aろ紙を用いて固液分離を行った。次いで真空乾燥を12時間継続してトナー粒子3を得た。
この時の粒子径をコールターマルチサイザー−II型にて測定したところ体積平均径D50は3.5μm、粒度分布係数GSDvは1.25であった。また、ルーゼックスによる形状観察より求めた粒子の形状係数SF1は130でポテト状であった。
上記トナー粒子1〜3それぞれを100部に対し、平均粒子径15nmのデシルシラン処理の疎水性チタニア0.8部、平均粒子径30nmの疎水性シリカ(NY50、日本アエロジル(株)製)1.3部を加え、ヘンシェルミキサーを用いて30m/秒で10分間ブレンドした後、45μm網目のシーブを用いて粗大粒子を除去し、外添トナー1〜3を調製した。外添トナー1〜3を5部又は8部と、キャリア1〜9を100部とを様々に組み合わせてVブレンダーを用いて40rpmで20分間撹拌し、125μm網目のシーブを用いて篩分を行い現像剤1〜18を得た。
上記現像剤1〜10、14〜17を市販の電子写真複写機Docu Center Color a450(富士ゼロックス(株)製)にて評価した。28℃/85%RHの環境下のもと、キャリア100部に対してトナー5部を含む現像剤を用いて使用初期(プリント10枚目)に富士ゼロックス(株)製OKTOP紙(A4紙、コート紙)でソリッド画像と画像面積率5%のハーフトーン画像を含む画出しをし、その後、A4白紙(画像部なし)のプリントを100枚実施したのち、改めてOKTOP紙(A4紙、コート紙)でソリッド画像と画像面積率5%のハーフトーン画像を含む画出しを実施した。
また、別途、キャリア100部に対してトナー8部を含む現像剤を用いて使用初期にOKTOP紙(A4紙、コート紙)でソリッド画像と画像面積率5%のハーフトーン画像を含む画出しをした。評価用プリントパターンを図3に示す。
図3に示すプリントパターン30において、符号31はソリッド画像を表し、符号32はハーフトーン画像を表し、符号33は印刷方向を表す。
プリントのソリッド画像濃度、ハーフトーンのでき栄えについてチェックした。その結果を表3に示す。
ソリッド画像濃度は、X−rite社製の濃度測定器、X−rite404Aにより測定した。評価基準を以下に示す。
○:トナー5部の初期濃度と比較して濃度差が0.1未満
△:トナー5部の初期濃度と比較して濃度差が0.1〜0.2
×:トナー5部の初期濃度と比較して濃度差が0.2より大きい
結果を表3に示した。
ハーフトーンのでき栄えについての評価基準を以下に示す。
○:全体的に均一なハーフトーン
△:ハーフトーンが乱れている(網点画像で欠落部が散見される)
×:ソリッド画像部直後のハーフトーン部が薄い
結果を表3に示した。
一方、比較例1〜4は特にハーフトーンの安定性が劣っていた。白紙プリント100枚後のトナーを電子顕微鏡で観察したところ、外添剤がトナー表面に埋没しており、それによる転写性の悪化によってハーフトーンが乱れたことによる。
また、トナー濃度が高まるとソリッド画像部直後のハーフトーン部が薄くなっていた。これはトナー濃度が高まることにより、現像時の現像剤による磁気ブラシの電気抵抗が高まりすぎたために、発生したことによる。
2 凸部
3 凹部
4a 被覆樹脂層
4b キャリア芯材
4 キャリアの芯粒子
5 画像形成装置
10 帯電部
12 露光部
14 電子写真感光体
16 現像部
18 転写部
20 クリーニング部
22 定着部
24 被転写体
30 プリントパターン
31 ソリッド画像
32 ハーフトーン画像
33 印刷方向
Claims (10)
- キャリアの芯粒子及び前記キャリアの芯粒子表面に複数の凸部を有する静電荷像現像剤用キャリアと、
静電荷像現像用トナーとを含有し、
式(1)及び式(2)の関係を満たすことを特徴とする
静電荷像現像剤。
0.5t<H (1)
21/2t<L<5t (2)
式(1)及び式(2)において、tはトナー体積平均粒径(μm)を表し、Hは凹凸部の平均高低差(μm)を表し、Lは前記凸部間の平均間隔(μm)を表す。 - 前記凸部が導電性材料を含む、請求項1に記載の静電荷像現像剤。
- 前記静電荷像現像剤用キャリアの形状係数SF1が145を超え170以下である、請求項1又は2に記載の静電荷像現像剤。
- 前記凸部のトナー付着数が前記キャリアの芯粒子表面のトナー付着数より少ない、請求項1〜3いずれか1つに記載の静電荷像現像剤。
- 前記静電荷像現像用トナーの体積平均粒径が2μm以上4μm未満である、請求項1〜4いずれか1つに記載の静電荷像現像剤。
- 前記静電荷像現像剤用キャリアが、
キャリアの芯粒子を調製する工程、
凸部形成用粒子を調製する工程、
前記キャリアの芯粒子の分散液と凸部形成用粒子の分散液とを混合し、1つのキャリアの芯粒子の表面に複数の凸部形成用粒子が付着した粒子を形成する付着工程、及び、
前記キャリアの芯粒子とその表面に付着した凸部形成用粒子とを加熱により融合する融合工程を含む製造方法により製造された、
請求項1〜5いずれか1つに記載の静電荷像現像剤。 - 請求項1〜6いずれか1つに記載の静電荷像現像剤を含む、現像剤カートリッジ。
- 請求項1〜6いずれか1つに記載の静電荷像現像剤を含む、プロセスカートリッジ。
- 像保持体と、
前記像保持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、
前記静電潜像を現像剤を用いて現像してトナー画像を形成する現像手段と、
前記トナー画像を被転写体に転写する転写手段と、を含み、
前記現像剤が、請求項1〜6いずれか1つに記載の静電荷像現像剤であることを特徴とする
画像形成装置。 - 像保持体を帯電させる帯電工程と、
前記像保持体表面に静電潜像を形成する潜像形成工程と、
前記像保持体表面に形成された静電潜像を現像剤により現像してトナー像を形成する現像工程と、
前記トナー像を被転写体上に転写する転写工程と、を含み、
前記現像剤が、請求項1〜6いずれか1つに記載の静電荷像現像剤であることを特徴とする
画像形成方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009171788A JP5375404B2 (ja) | 2009-07-23 | 2009-07-23 | 静電荷像現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
US12/732,740 US8338067B2 (en) | 2009-07-23 | 2010-03-26 | Electrostatic image developer, developer cartridge, process cartridge, image forming apparatus and image forming method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009171788A JP5375404B2 (ja) | 2009-07-23 | 2009-07-23 | 静電荷像現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011027874A true JP2011027874A (ja) | 2011-02-10 |
JP5375404B2 JP5375404B2 (ja) | 2013-12-25 |
Family
ID=43497600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009171788A Expired - Fee Related JP5375404B2 (ja) | 2009-07-23 | 2009-07-23 | 静電荷像現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8338067B2 (ja) |
JP (1) | JP5375404B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014174289A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-09-22 | Ricoh Co Ltd | 現像剤 |
JP2016004050A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-12 | 富士ゼロックス株式会社 | 二成分現像剤用キャリア、二成分現像剤、画像形成方法、及び、画像形成装置 |
JP2016151712A (ja) * | 2015-02-18 | 2016-08-22 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 |
JP2019074676A (ja) * | 2017-10-18 | 2019-05-16 | 株式会社リコー | キャリア、現像剤、現像剤収容ユニット、画像形成装置及び画像形成方法 |
JP7511812B2 (ja) | 2019-11-11 | 2024-07-08 | 株式会社リコー | 電子写真画像形成用キャリア、電子写真画像形成用現像剤、電子写真画像形成方法、電子写真画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
JP7532909B2 (ja) | 2019-07-17 | 2024-08-14 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置及び印刷物の製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102010004743A1 (de) * | 2010-01-14 | 2011-07-21 | Merck Patent GmbH, 64293 | Laseradditiv |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06194882A (ja) * | 1992-07-24 | 1994-07-15 | Kanto Denka Kogyo Co Ltd | 電子写真用キャリア及びその製造方法 |
JPH0764330A (ja) * | 1993-08-24 | 1995-03-10 | Kao Corp | 電子写真用トナー及び静電荷像現像剤組成物 |
JP2006018129A (ja) * | 2004-07-05 | 2006-01-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | キャリア及びそれを用いた現像剤 |
JP2007093669A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
JP2007213029A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-08-23 | Ricoh Co Ltd | トナー及びこのトナーを用いる現像剤 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0895308A (ja) | 1994-09-29 | 1996-04-12 | Konica Corp | 電子写真用キャリアとその製法及び現像剤 |
JP3629363B2 (ja) | 1997-05-07 | 2005-03-16 | 三井化学株式会社 | キャリア用ニトリル系樹脂及びその製造方法 |
US6100001A (en) * | 1997-05-07 | 2000-08-08 | Mitsui Chemicals, Inc. | Nitrile resin for electro-photographic carrier and preparation process thereof |
CN101266454B (zh) | 2000-07-24 | 2010-09-15 | 柯尼卡美能达商用科技株式会社 | 用于成像装置的处理盒 |
US6549732B2 (en) * | 2000-07-24 | 2003-04-15 | Minolta Co., Ltd. | Processing cartridge for image forming apparatus having a non-volatile memory |
JP4121252B2 (ja) | 2001-03-27 | 2008-07-23 | 株式会社リコー | 静電潜像現像用キャリア、現像剤およびそれを用いた現像方法、現像装置 |
US7014971B2 (en) * | 2003-03-07 | 2006-03-21 | Xerox Corporation | Carrier compositions |
JP4620953B2 (ja) | 2004-01-30 | 2011-01-26 | キヤノン株式会社 | 電子写真用キャリア |
JP2006039445A (ja) | 2004-07-30 | 2006-02-09 | Ricoh Co Ltd | 電子写真現像剤用キャリアおよび現像方法 |
JP2007199267A (ja) * | 2006-01-25 | 2007-08-09 | Fuji Xerox Co Ltd | フルカラー画像形成方法 |
JP5303841B2 (ja) | 2007-02-23 | 2013-10-02 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
JP2008268489A (ja) | 2007-04-19 | 2008-11-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用キャリアの製造方法、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 |
-
2009
- 2009-07-23 JP JP2009171788A patent/JP5375404B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2010
- 2010-03-26 US US12/732,740 patent/US8338067B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06194882A (ja) * | 1992-07-24 | 1994-07-15 | Kanto Denka Kogyo Co Ltd | 電子写真用キャリア及びその製造方法 |
JPH0764330A (ja) * | 1993-08-24 | 1995-03-10 | Kao Corp | 電子写真用トナー及び静電荷像現像剤組成物 |
JP2006018129A (ja) * | 2004-07-05 | 2006-01-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | キャリア及びそれを用いた現像剤 |
JP2007093669A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
JP2007213029A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-08-23 | Ricoh Co Ltd | トナー及びこのトナーを用いる現像剤 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014174289A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-09-22 | Ricoh Co Ltd | 現像剤 |
JP2016004050A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-12 | 富士ゼロックス株式会社 | 二成分現像剤用キャリア、二成分現像剤、画像形成方法、及び、画像形成装置 |
JP2016151712A (ja) * | 2015-02-18 | 2016-08-22 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 |
JP2019074676A (ja) * | 2017-10-18 | 2019-05-16 | 株式会社リコー | キャリア、現像剤、現像剤収容ユニット、画像形成装置及び画像形成方法 |
JP7532909B2 (ja) | 2019-07-17 | 2024-08-14 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 圧力応答性粒子、カートリッジ、印刷物の製造装置及び印刷物の製造方法 |
JP7511812B2 (ja) | 2019-11-11 | 2024-07-08 | 株式会社リコー | 電子写真画像形成用キャリア、電子写真画像形成用現像剤、電子写真画像形成方法、電子写真画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20110020746A1 (en) | 2011-01-27 |
JP5375404B2 (ja) | 2013-12-25 |
US8338067B2 (en) | 2012-12-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5477106B2 (ja) | 電子写真用現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP5375404B2 (ja) | 静電荷像現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2008040319A (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像用現像剤、画像形成方法 | |
JP4517915B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー及び画像形成装置 | |
JP2008046416A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 | |
JP2006267735A (ja) | 画像形成方法およびこれを用いた画像形成装置 | |
JP2006091379A (ja) | 電子写真用トナーの製造方法、電子写真用トナー、現像剤、及び画像形成方法。 | |
JP4506614B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、その製造方法、および、静電荷像現像用現像剤 | |
JP6194646B2 (ja) | 静電荷像現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成方法、及び、画像形成装置 | |
JP4760522B2 (ja) | 電子写真用現像剤 | |
JP2006276062A (ja) | 電子写真用二成分現像剤 | |
JP2012163781A (ja) | 静電荷像現像用現像剤及びその製造方法、並びに、それを用いたプロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2005010596A (ja) | 電子写真現像剤及びそれを用いた画像形成方法 | |
US9885968B2 (en) | Toner | |
JP2010211016A (ja) | 静電荷像現像トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成方法、並びに、画像形成装置 | |
JP2007322892A (ja) | 静電潜像現像用キャリア及び静電潜像現像用現像剤 | |
JP2007163728A (ja) | 磁性キャリア、二成分系現像剤、補給用現像剤及び現像方法 | |
JP2006330307A (ja) | 静電潜像現像用キャリア、及び静電潜像現像用現像剤、並びに画像形成方法 | |
JP2005031222A (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法並びに画像形成方法 | |
JP2000199983A (ja) | 二成分系現像剤及び画像形成方法 | |
JP2010210703A (ja) | 静電荷像現像用現像剤、及び光沢付与装置 | |
JP2008111987A (ja) | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用キャリアの製造方法、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 | |
JP5696511B2 (ja) | 静電荷像現像用現像剤及びその製造方法、並びに、それを用いたプロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2008268489A (ja) | 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用キャリアの製造方法、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 | |
US10725393B1 (en) | Toner for electrostatic image development, electrostatic image developer, and toner cartridge |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120620 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130625 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130626 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130809 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130827 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130909 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5375404 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |