JP2011024344A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータの諸元に依存せずに電圧指令値の飽和を解消してモータを適切に制御できるモータ制御装置を提供することである。
【解決手段】上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段は、モータMの駆動電流をdq直交座標に変換するdq変換を用いてd軸およびq軸の電流値id,iqを求め各軸毎に電流ループ処理を行ってモータMをベクトル制御するモータ制御装置1において、dq各軸の電圧指令値Vd*,Vq*の合成ベクトルVdqの飽和を判断する判断手段4を備え、判断手段4でdq各軸の電圧指令値Vd*,Vq*の合成ベクトルVdqが飽和していると判断されると、合成ベクトルVdqの長さLと制限電圧Vlimに基づいて電流ループに入力するトルク指令を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータ制御装置に関する。
この種、モータの制御装置としては、たとえば、三相の巻線に流れる電流のうち任意の二相の電流値とロータの電気角から磁界の作る磁束方向のd軸とd軸に直交するq軸のdq座標に変換してd軸とq軸の電流値を演算し、各軸毎の電流値と電流指令値の偏差を採って比例積分動作等を行う電流ループ処理を行って、d軸電圧指令値およびq相電圧指令を演算し、さらに、d軸電圧指令値およびq軸電圧指令値を三相の電圧指令値に変換し、この三相の電圧指令値に基づいてモータをPWM(Pulse Width Modulation)制御するものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
そして、上記電流ループにおける処理には、dq各相のそれぞれにおける電流値と電流目標値の偏差を採って積分する動作が含まれており、d軸電圧指令値とq軸電圧指令値の合成ベクトルが電源電圧やPWM駆動する際の最大デューティ比等に依存してシステム上制限される制限電圧を超えると、各軸電圧指令値通りに各軸電流を制御できず、制御偏差が増えて電流ループにおける積分値の絶対値が増大するようになって、モータを正常に制御できない状態となる。
そこで、上記従来のモータ制御装置にあっては、q軸の電流指令値をモータのその時点での回転速度で採り得る最大値あるいは最小値であるリミット値にクランプして、d軸電圧指令値とq軸電圧指令値の合成ベクトルが制限電圧を超えても、飽和状態にあっても積分演算における積分値が増大しまうことがないように配慮している。
特開2008−67582号公報
このように、従来のモータ制御装置では、モータの諸元に応じて予めマップ化しておいたq軸電流指令値をクランプするリミッタ値を参照しつつモータを制御する必要があるため、諸元の異なるモータを制御する場合、当該モータに最適となるマップを用意したり、制御則を設計しなおしたりする必要が生じるほか、諸元の誤差に起因して制御性能が低下する可能性がある。
そこで、本発明は、上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、モータの諸元に依存せずに電圧指令値の飽和を解消してモータを適切に制御できるモータ制御装置を提供することである。
上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段は、モータの駆動電流をdq直交座標に変換するdq変換を用いてd軸およびq軸の電流値を求め各軸毎に電流ループ処理を行ってモータをベクトル制御するモータ制御装置において、dq各軸の電圧指令値の合成ベクトルの飽和を判断する判断手段を備え、判断手段でdq各軸の電圧指令値の合成ベクトルが飽和していると判断されると、合成ベクトルの長さと制限電圧に基づいて電流ループに入力するトルク指令を補正することを特徴とする。
本発明のモータ制御装置によれば、モータの諸元を一切用いずにトルク指令を補正するので、同じ諸元を持つモータでも諸元に誤差があるモータや、全く諸元の異なるモータを制御するに際しても、制御則を何ら設計変更することなしに、d軸電圧指令値およびq軸電圧指令値の合成ベクトルの飽和を解消して電流ループにおける積分飽和も抑制でき、常にモータを適切に制御することができ、安定かつ良好な制御結果を得ることができる。
一実施の形態におけるモータ制御装置の構成の一例を示す図である。 d軸およびq軸の電圧指令値の合成ベクトルが制限電圧を超えた状態を説明する図である。 一実施の形態のモータ制御装置における合成ベクトルの飽和を判断する処理手順の一例を示すフローチャートである。 一実施の形態の一変形例におけるモータ制御装置の構成の一例を示す図である。
以下、図に示した実施の形態に基づき、本発明を説明する。一実施の形態におけるモータ制御装置1は、たとえば、図1に示すように、モータMのU,V,Wの三相巻線に流れる電流を制御して、モータMを駆動するようになっている。
モータ制御装置1は、具体的にはたとえば、図1に示すように、モータMが駆動する図外の被駆動対象の制御を司る図示しない上位の制御装置から入力されるd軸電流指令値id*とd軸電流値idに基づいてd軸電圧指令値Vd*を求めるd軸電圧指令演算部2と、同じく、上記の制御装置から入力されるq軸電流指令値iq*とq軸電流値iqとに基づいてq軸電圧指令値Vq*を求めるq軸電圧指令演算部3と、トルク指令の補正の必要性を判断する判断手段としての判断部4と、電流センサ10で検出した上記モータMの三相のうち二相の巻線に流れる電流を位置センサ11で検出した図示しないモータMにおけるロータの電気角θからdq直交座標系のd軸およびq軸の電流に変換してd軸電流値idおよびq軸電流値iqを得る三相/二相変換部5と、q軸電流指令値iq*を補正する補正部6と、上記d軸電圧指令値Vd*およびq軸電圧指令値Vq*をロータの電気角θからU,V,Wの三相各相の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に変換する二相/三相変換部7と、U相電圧指令値Vu、V相電圧指令値VvおよびW相電圧指令値VwからPWM信号を生成するPWM信号生成器8と、PWM信号に対応したデューティ比および電圧方向でU,V,Wの各相の巻線へ通電するインバータ回路9とを備えて構成されている。
また、この場合、モータMは、三相ブラシレスのSPMモータ(Surface Permanent Magnet Motor)とされており、SPMモータが出力するトルクがq軸電流指令値iq*に比例するのでq軸電流指令値iq*をトルク指令としている。なお、通常制御の状態では、上位の制御装置にてd軸電流指令値id*が0に設定され、弱め界磁制御する場合には、d軸電流指令値id*が負の任意の値に設定されて制御されることになる。
そして、このモータ制御装置1は、基本的には、上位の制御装置にて設定されるd軸電流指令値id*と、トルク指令としてのq軸電流指令値iq*と三相/二相変換部5の演算結果として得られるd軸およびq軸の電流値id,iqとのそれぞれの偏差εd,εqに基づいてモータMを比例積分制御する。なお、偏差εd,εqを微分して得られる要素を追加して比例微分積分制御を行うようにしてもよい。
なお、上記したところでは、上位の制御装置によってd軸電流指令値id*とq軸電流指令値iq*を決定して、これをモータ制御装置1に入力する構成としているが、モータ制御装置1に位置ループや速度ループ、さらには、モータMで駆動する駆動対象の運動を制御するための制御器等を設ける場合には、d軸電流指令値id*とq軸電流指令値iq*をモータ制御装置1内で生成してもよい。
以下、各部について詳細に説明すると、d軸電圧指令演算部2は、d軸電流指令値id*とd軸電流値idとの偏差εdを演算する加算部2aと、偏差εdを積分して積分ゲインを乗算した値に偏差εdに比例ゲインを乗算した値を加算してd軸電圧指令値Vd*を演算する比例積分演算部2bとを備えて構成されている。そして、d軸電圧指令演算部2、三相/二相変換部5、モータM、電流センサ10でなるループでd軸における電流ループを構成している。
詳しくは、偏差εdは、εd=id*−idの計算式を演算することによって求めればよく、偏差εdの積分については、積分値をfdとし、前回制御時に演算されたd軸の積分値をfdpreとすると、d軸における積分値fdはfd=fdpre+εdで演算することができる。
したがって、d軸電圧指令値Vd*は、比例ゲインをKPdとし、積分ゲインをKIdとすると、Vd*=KId・fd+KPd・εdで演算できる。
q軸電圧指令演算部3は、q軸電流指令値iq*とq軸電流値iqとの偏差εqを演算する加算部3aと、偏差εqを積分して積分ゲインを乗算した値に偏差εqに比例ゲインを乗算した値を加算してq軸電圧指令値Vq*を演算する比例積分演算部3bとを備えて構成されている。そして、q軸電圧指令演算部3、三相/二相変換部5、モータM、電流センサ10でなるループでq軸における電流ループを構成している。
このq軸電圧指令値Vq*の演算についても、d軸電圧指令値Vd*と同様の手順で演算すればよい。具体的には、偏差εqは、εq=iq*−iqの計算式を演算することによって求めればよく、偏差εqの積分については、積分値をfqとし、前回制御時に演算されたq軸の積分値をfqpreとすると、q軸における積分値fqはfq=fqpre+εqで演算することができる。よって、q軸電圧指令値Vq*は、比例ゲインをKPqとし、積分ゲインをKIqとすると、Vq*=KIq・fq+KPq・εqで演算できる。
電流センサ10としては、ホール素子や巻線等を用いた非接触型や、三相の巻線のいずれか二つに直列介装した抵抗の電圧降下から電流値を得る電流センサを用いればよい。また、電流センサ10は、U,V,W相のうち二相に流れる電流値を検出すればよく、これは、三相の巻線はデルタ結線或いはY結線されており、二相の電流値が分かればモータMのロータの電気角θを用いて三相/二相変換部5にて、二相の巻線の電流値からd軸およびq軸の電流値id,iqへ変換する演算が可能だからである。
二相/三相変換部7は、上記d軸電圧指令値Vd*およびq軸電圧指令値Vq*を実際のU,V,W各相の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*へ変換し、この変換された各相の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*をPWM信号生成器8に入力する。PWM信号生成器8は、電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に対応するPWM信号を生成しインバータ回路9に入力する。
インバータ回路9は、図示はしないが、たとえば、電源と、モータMにおける各相の巻線にそれぞれ接続される三つのアームと、各アームに設けた二つのスイッチング素子とを備えており、各スイッチング素子をPWM信号生成器8で生成したPWM信号に応じてオンオフ動作させて、上記電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に応じたデューティ比でモータMの各相の巻線へ印加する。なお、本実施の形態にあっては、モータMが三相の巻線を備えているので、インバータ回路9は、三つのアームを備えているが、モータMの巻線の相数に対応する数のアームを備えていればよい。
すなわち、モータ制御装置1の場合、通常時には、上位制御装置から与えられるd軸電流指令値id*とq軸電流指令値iq*を対応する各軸の電流ループによって処理して、モータMを制御するようになっている。
つづいて、判断部4は、トルク指令の補正の必要性を判断するが、具体的には、d軸およびq軸の電圧指令値Vd*,Vq*の合成ベクトルVdqが飽和しているか否かに基づいて上記判断を行うようになっている。詳しくは、判断部4の判断は、前回判断において上記合成ベクトルVdqが飽和していない場合には、今回の判断時に上記合成ベクトルVdqが飽和しているかを判断し、前回判断において上記合成ベクトルVdqが飽和している場合には、今回の判断時に上記合成ベクトルVdqの飽和が解消しているかを判断するようになっている。
前回判断において上記合成ベクトルVdqが飽和していない場合には、判断部4は、上記合成ベクトルVdqと制限電圧Vlimとを比較して、上記の合成ベクトルVdqが制限電圧Vlimを超えているか否かを調べるとともに、トルク指令とモータMの出力トルクとを比較し、モータMの出力トルクがトルク指令に追従しているか否かを調べる。
この場合、モータMがSPMモータであり、トルク指令がq軸電流指令値iq*で与えられ、モータMのトルクがq軸電流値iqに比例するので、q軸電流指令値iq*とq軸電流値iqとを比較し、q軸電流指令値iq*の絶対値がq軸電流値iqの絶対値より大きいか否かを判断することで、モータMの出力トルクがトルク指令に追従しているか否かの判断を行うことができる。
そして、図2に示すように、上記合成ベクトルVdqが制限電圧Vlimを超えていて、かつ、q軸電流指令値iq*の絶対値がq軸電流値iqの絶対値より大きい場合に、上記合成ベクトルVdqが飽和していてトルク指令の補正が必要であると判断し、それ以外の場合には合成ベクトルVdqが飽和しておらずトルク指令の補正が不要であると判断する。
他方、前回判断において上記合成ベクトルVdqが飽和していると判断された場合には、判断部4は、今回の判断において、q軸電流指令値iq*とq軸電流値iqとを比較し、q軸電流指令値iq*の絶対値がq軸電流値iqの絶対値以下である場合に、上記合成ベクトルVdqの飽和が解消し、トルク指令の補正の必要はないと判断する。そして、判断部4は、判断結果を補正部6へ出力する。
なお、制限電圧Vlimは、電源電圧やPWM駆動する際の最大デューティ比等に依存してシステム上制限される電圧である。また、合成ベクトルVdqが制限電圧Vlimを超える場合、基本的には、トルク指令が現在の回転速度においてモータMが出力可能なトルクを超えると、モータMの出力トルクがトルク指令に追従しなくなるので、上記したように、q軸電流指令値iq*の絶対値とq軸電流値iqの絶対値とを比較して、q軸電流指令値iq*の絶対値がq軸電流値iqの絶対値より大きいことをもって、トルク指令にモータMの出力トルクに追従していないことを判断できるのである。
なお、判断部4は、上述したように、q軸電流指令値iq*の絶対値がq軸電流値iqの絶対値より大きいことで、トルク指令への出力トルクの追従状況を判断しているが、q軸電流値iqがq軸電流指令値iq*±閾値α以内の範囲内にあるか否かを判断することで、モータMの出力トルクがトルク指令に追従しているか否かの判断を行うこともできる。この場合、閾値αは、その値を任意に設定することができるが、制御上看過できない程度のq軸電流値iqとq軸電流指令値iq*の差に設定される。さらに、閾値をq軸電流指令値iq*の上下で同じ値に設定しているが、q軸電流指令値iq*の上下で異なる閾値を設けてもよい。
つづいて、補正部6は、たとえば、上記合成ベクトルVdqの長さLから制限電圧Vlimを減算する演算部6aと、当該演算部6aの演算結果を積分する積分部6bと、積分部6bの演算結果にゲインを乗じるゲイン乗算部6cと、q軸電流指令値iq*とゲイン乗算部6cの演算結果との偏差を演算する偏差演算部6dとを備えて構成される。
ゲイン乗算部6cは、二つのパスP1,P2を備えており、一つは0でない任意の正の値に設定されるゲインKhを乗算するパスP1であり、もう一つは、乗算するゲインを0としたパスP2である。
そして、ゲイン乗算部6cにおける二つのパスは、判断部4の判断結果によって、いずれか一方が選択されて切換えられるようになっており、具体的には、判断部4における判断結果が飽和である場合には、ゲインKhを乗算するパスP1が選択され、判断結果が飽和でない場合(飽和が解除された場合も含む)、ゲインを0としたパスP2が選択される。
このように補正部6を構成することで、判断部4にて合成ベクトルVdqが飽和しておりトルク指令の補正が必要であると判断される場合には、偏差演算部6dに補正値として0でない値が入力されることなり、トルク指令であるq軸電流指令値iq*が合成ベクトルVdqの長さLと制限電圧Vlimとに基づいて補正され、判断部4にて合成ベクトルVdqが飽和していないと判断される場合には、偏差演算部6dに補正値として0が入力されるので、結果としてq軸電流指令値iq*は補正されずそのままq軸電圧指令演算部3へ入力される。
なお、上記したところでは、二つのパスP1,P2を判断部4の判断結果によって切換えるようにしているが、合成ベクトルVdqが飽和している場合には、単に、補正値を0とし、合成ベクトルVdqが飽和していない場合には、補正値を演算するようにしてもよい。
このような補正を行うと、たとえば、合成ベクトルVdqが、図2に示すように、制限電圧Vlimを超えた場合、合成ベクトルVdqの長さLと制限電圧Vlimとの差分Rをとり、差分Rに応じてトルク指令であるq軸電流指令値iq*の絶対値を減じるように補正するから、合成ベクトルの飽和とともに電流ループにおける積分飽和も解消することができる。
すなわち、合成ベクトルVdqが飽和していない場合には、上記した上位の制御装置から与えられるトルク指令であるq軸電流指令値iq*を補正せずにそのままd軸電流指令値id*とともに電流ループに入力して処理される通常制御が行われ、上記条件に照らし合わせて合成ベクトルVdqが飽和している場合には、トルク指令の補正が必要であると判断されて、SPMモータを制御する場合のトルク指令であるq軸電流指令値iq*を補正して、飽和を解消する制御が行われる。
また、モータMの出力トルクがトルク指令に追従していること、この場合、q軸電流値iqがq軸電流指令値iq*に追従していること、を以って、合成ベクトルVdqの飽和の解消を判断するのは、トルク指令であるq軸電流指令値iq*を合成ベクトルVdqの長さLと制限電圧Vlimとの差分Rをフィードバックして補正するようになっており、モータMの出力トルクに対応するq軸電流値iqがトルク指令であるq軸電流指令値iq*に追従していないにもかかわらず、動的に合成ベクトルVdqが制限電圧Vlim内に収まる場合があるからであり、上記の如く、合成ベクトルVdqの飽和の解消を認識するようにしてトルク指令の補正の不要を判断することで、トルク指令の補正が必要であるのにこれが中断されてしまうことを回避でき、確実に合成ベクトルVdqの飽和を解消することができる。
また、判断手段である判断部4において、dq各軸の電圧指令値Vd*,Vq*の合成ベクトルVdqが制限電圧Vlimを超えていることだけでなく、モータMの出力トルクがトルク指令に追従していないことを条件として合成ベクトルVdqが飽和しているとして、トルク指令の補正が必要であると判断するようにしているので、モータMがトルク指令どおりにトルクを出力している場合にあっても、動的に或いは一過性で合成ベクトルVdqが制限電圧Vlimを超えていることのみでトルク指令を補正する制御を行ってしまうことを回避することができ、このような場合に通常制御を優先させて良好な制御性を得ることができる。
なお、合成ベクトルVdqの長さLと制限電圧Vlimとの差分Rを比例動作によってフィードバックしてトルク指令であるq軸電流指令値iq*を補正することもできるが、積分動作によることで、確実かつ迅速に合成ベクトルVdqの飽和を解消できる。
そして、モータ制御装置1によれば、上記補正に関して、モータMの諸元を一切用いていないため、同じ諸元を持つモータでも諸元に誤差があるモータや、全く諸元の異なるモータを制御するに際しても、制御則を何ら設計変更することなしに、合成ベクトルVdqの飽和を解消して電流ループにおける積分飽和も抑制でき、常にモータを適切に制御することができ、安定かつ良好な制御結果を得ることができる。
また、モータ制御装置1は、ハードウェア構成としてたとえば、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置と、上記演算処理装置に記憶領域を提供するRAM(Random Access Memory)等の主記憶装置と、上記処理に使用されるプログラム等が格納されるROM(Read Only Memory)やHD(Hard Disk)等の副記憶装置とを備えており、演算処理装置で上記各種処理を実行することで、上記の電流センサ10、位置センサ11、PWM信号生成器8およびインバータ回路9以外の各部が実現されるようになっている。
なお、図示はしないが位置センサ11および電流センサ10が出力するアナログ信号をデジタル信号に変換するD/A変換器と、演算処理装置、主記憶装置および副記憶装置とD/A変換器およびインバータ回路とを接続するインターフェース装置とを別途備えている。
ここで、上記したモータ制御装置1におけるトルク指令の補正の必要性に関する判断における処理手順について、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、ステップS1でモータ制御装置1は、前回制御時において、トルク指令の補正が行われていたか否か、すなわち、合成ベクトルVdqが飽和しているか否かを、補正フラグのOn、Offによって判断する。補正フラグがOnである場合、前回制御時にトルク指令の補正が行われていたと判断し、ステップS2へ移行し、反対に、補正フラグがOffである場合、前回制御時にトルク指令の補正が行われておらず、合成ベクトルVdqが飽和していなかったと判断し、ステップS6へ移行する。
ステップS2では、前回制御時においてトルク指令の補正が行われていた状況であるので、モータ制御装置1は、トルク指令であるq軸電流指令値iq*の絶対値がモータMの出力トルクを示すq軸電流値iqの絶対値とを比較する。そして、q軸電流指令値iq*の絶対値がq軸電流値iqの絶対値より大きい場合には、前回制御時に引き続いて今回制御時も合成ベクトルVdqが飽和状態から脱しておらず、トルク指令の補正が必要であると判断しステップS5へ移行し、q軸電流指令値iq*の絶対値がq軸電流値iqの絶対値以下の場合には、今回制御時には、合成ベクトルVdqの飽和が解消されておりトルク指令の補正が不要であると判断しステップS3へ移行する。
ステップS3では、合成ベクトルVdqの飽和が解消されていてトルク指令の補正が不要であるので、モータ制御装置1は、補正フラグをOffに設定して、トルク指令であるq軸電流指令値iq*を補正する補正値を0とする(ステップS4)。
他方、ステップS5では、合成ベクトルVdqの飽和が解消されておらずトルク指令の補正が必要であるため、q軸電流指令値iq*を補正する補正値を合成ベクトルVdqの長さLと制限電圧Vlimの差分Rに基づいて求める。
また、ステップS1で、前回制御時において、トルク指令の補正が必要であると判断されて、ステップS6へ移行する場合、モータ制御装置1は、合成ベクトルVdqが制限電圧Vlimを超えている、および、q軸電流指令値iq*の絶対値がq軸電流値iqの絶対値を超えているという二つの条件を満たしているか否かを判断する。
そして、両条件を満たしている場合、合成ベクトルVdqが飽和していて今回もトルク指令の補正が必要であると判断され、ステップS7へ移行し、モータ制御装置1は補正フラグをOnに設定してステップS5へ移行して、q軸電流指令値iq*を補正する補正値を演算する。
他方、ステップS6で両条件を満たしていない場合、合成ベクトルVdqは、前回制御時に引き続き今回制御時も飽和しておらずトルク指令の補正が不要であるので、モータ制御装置1は、トルク指令であるq軸電流指令値iq*を補正する補正値を0とする(ステップS8)。
そして、このモータ制御装置1は、以上のステップS1からS8までの処理を繰り返し行って、モータMを制御する。すなわち、モータ制御装置1が上記した一連の処理を実行することで、上述した判断部4および補正部6における各部の処理が実現される。また、図示はしないが、この処理と平行して、d軸電圧指令演算部2、q軸電圧指令演算部3、三相/二相変換部5および二相/三相変換部7の各部の処理が行われる。
なお、上述したところでは、判断部4にて、合成ベクトルVdqと制限電圧Vlimとの比較を行い、補正部6にて、合成ベクトルVdqの長さLと制限電圧Vlimとの差分Rを用いて補正値を演算するようになっているが、上記比較および演算にて、Vd*とVq*の値をそれぞれ二乗して加えた値を二分の一乗するルート演算が含まれる。一般的に演算処理装置でルート演算を実行するには時間がかかるが、モータの電流制御を行うには高速で上記演算する必要があって、そうすると、高速演算が可能な高価な演算処理装置の使用を強いられ、モータ制御装置1が高価となる。そこで、判断部4および補正部6における判断を合成ベクトルVdqの長さLを二乗した値と制限電圧Vlimを二乗した値とを比較し、合成ベクトルVdqの長さLを二乗した値と制限電圧Vlimを二乗した値との差分に基づいてq軸電流指令値iq*を補正する補正値を演算するようにすることで、ルート演算を回避することができ、安価な演算処理装置を使用しても充分にモータの電流制御を実行することが可能となる。
なお、この場合、合成ベクトルVdqの長さLを二乗した値と制限電圧Vlimを二乗した値との差分をフィードバックしてq軸電流指令値iq*を補正すると、制御特性が非線形となるが、ゲインKhをチューニングすることで、実用上問題ない制御を行うことができる。
また、上記したところでは、モータMをSPMモータとしているが、IPMモータ(Interior Permanent Magnet Motor)を制御する場合、磁石トルクに加えてリラクタンストルクを併用できるため、トルク指令から、当該トルク指令通りのトルクを出力可能なd軸電流指令値id*とq軸電流指令値iq*とが求められるようになっている。具体的には、たとえば、IPMモータの制御にあたっては、最大トルク制御といった制御手法が用いられ、IPMモータにおけるトルク指令は、磁石トルクとリラクタンストルクの合計トルクが最大となる電流位相角に応じて、d軸電流指令値id*とq軸電流指令値iq*とに変換されて、各軸の電流ループへ入力されることになる。
そこで、IPMモータを制御する場合、判断部および補正部における構成および動作をIPMモータに向くように変更すればよい。
IPMモータに向くモータ制御装置21は、具体的には、図4に示すように、図示しない上位の制御装置から入力されるトルク指令からd軸電流指令値id*とq軸電流指令値iq*とを求める最大トルク制御部24と、d軸電流指令値id*とd軸電流値idに基づいてd軸電圧指令値Vd*を求めるd軸電圧指令演算部2と、同じく、上記の制御装置から入力されるトルク指令の一つであるq軸電流指令値iq*とq軸電流値iqとに基づいてq軸電圧指令値Vq*を求めるq軸電圧指令演算部3と、上記トルク指令の補正の必要性を判断する判断手段としての判断部22と、電流センサ10で検出した上記モータMの三相のうち二相の巻線に流れる電流を位置センサ11で検出した図示しないモータMにおけるロータの電気角θからdq直交座標系のd軸およびq軸の電流に変換してd軸電流値idおよびq軸電流値iqを得る三相/二相変換部5と、最大トルク制御部24に入力されるトルク指令を補正する補正部23と、上記d軸電圧指令値Vd*およびq軸電圧指令値Vq*をロータの電気角θからU,V,Wの三相各相の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に変換する二相/三相変換部7と、U相電圧指令値Vu、V相電圧指令値VvおよびW相電圧指令値VwからPWM信号を生成するPWM信号生成器8と、PWM信号に対応したデューティ比および電圧方向でU,V,Wの各相の巻線へ通電するインバータ回路9とを備えて構成されている。なお、上述した一実施の形態におけるモータ制御装置1と同様の構成部分については、同様の動作を呈するので、同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
したがって、IPMモータであるモータM’の制御に向く一実施の形態の一変形例におけるモータ制御装置21が、一実施の形態におけるモータ制御装置1と異なるのは、判断部22と補正部23である。
判断部22は、判断部4と同様に、合成ベクトルVdqが飽和しているか否かを調べることによってトルク指令を補正の要不要を判断する。合成ベクトルVdqと制限電圧Vlimとを比較して、合成ベクトルVdqが電源電圧Vlimを超えているか否かを判断材料の一つとしていることに関しても判断部4と同様である。もう一つの判断材料である、トルク指令にモータM’の出力トルクが追従しているか否かの判断については、モータM’の出力トルクがq軸電流値iqに比例しないので、q軸電流値iqとq軸電流指令値iq*との比較だけでは判断できない。
そこで、このモータ制御装置21における判断部22にあっては、d軸電流値idがd軸電流指令値id*通りに制御され、かつ、q軸電流値iqがq軸電流指令値iq*通りに制御されている場合には、トルク指令にモータM’の出力トルクが追従していることに着目し、トルク指令であるd軸電流指令値id*とd軸電流値idの偏差εdと、q軸電流指令値iq*とq軸電流値iqの偏差εqを加算した値の絶対値が、制御上看過できる程度の値に設定される閾値βより小さいことを以ってして、トルク指令にモータM’の出力トルクが追従していると判断するようにしている。このような判断を行うことで、IPMモータであるモータM’の諸元に依存せざるを得ないモータM’のトルク特性を利用せずに、合成ベクトルVdqが飽和しているか否かを判断することができる。
この判断部22における判断は、一実施の形態のモータ制御装置1の判断における処理と同様の処理を行うことで実現できる。したがって、このモータ制御装置21における判断に関する処理は、図3に示した、一実施の形態のモータ制御装置1における処理手順におけるステップS2における処理と、ステップS6の処理を以下のように、変更すればよい。
具体的には、モータ制御装置22にあっては、図3のステップS2の処理を、上記偏差εdと偏差εqを加算した値の絶対値が閾値βより小さいか否かという判断に置き換え、偏差εdと偏差εqを加算した値の絶対値が閾値βより小さい場合には合成ベクトルVdqが飽和していないのでステップS3へ移行し、反対に、偏差εdと偏差εqを加算した値の絶対値が閾値β以上である場合には合成ベクトルVdqが飽和しているのでステップS5へ移行すればよい。
また、モータ制御装置22にあっては、図3のステップS6の処理中のq軸電流指令値iq*がq軸電流値iqより大きいか否かという判断を、上記偏差εdと偏差εqを加算した値の絶対値が閾値βより小さいか否かという判断に置き換えればよいことになる。
つづいて、補正部23は、合成ベクトルVdqが飽和していてトルク指令の補正が必要である場合、一実施の形態における補正部6と同様に、合成ベクトルVdqの長さLと制限電圧Vlimとの差分Rに基づいて、補正値Cを演算する。
具体的には、補正部23は、たとえば、上記合成ベクトルVdqの長さLから制限電圧Vlimを減算して差分Rを求める演算部23aと、当該演算部23aの演算結果を積分する積分部23bと、積分部23bの演算結果にゲインを乗じるゲイン乗算部23cと、最大トルク制御部24に入力される前にトルク指令を補正するためトルク指令とゲイン乗算部23cの演算結果との偏差を演算する偏差演算部23dとを備えて構成される。
なお、ゲイン乗算部23cは、二つのパスP1,P2を備えており、一つは0でない任意の正の値に設定されるゲインKhを乗算するパスP1であり、もう一つは、乗算するゲインを0としたパスP2であり、判断部22で合成ベクトルVdqが飽和しているとの判断結果が入力されるとパスP1が選択され、合成ベクトルVdqが飽和していないとの判断結果が入力されるとパスP2が選択される。なお、ゲインを乗じるのは、分配演算部23dにおいてd軸とq軸に補正値を分配してからでもよい。
また、最大トルク制御部24は、上述したように上位の制御装置から入力されるトルク指令通りにモータM’にトルクを出力させるとともに、磁石トルクとリラクタンストルクの合計トルクが最大となる電流位相角によって、d軸電流指令値id*とq軸電流指令値iq*とを求めるようになっている。
かくして、この一変形例におけるモータ制御装置21にあっては、合成ベクトルVdqが飽和すると、トルク指令を補正して、合成ベクトルVdqの飽和を解消し、各軸の電流ループにおける積分飽和も抑制する。また、モータ制御装置21は、トルク指令の補正にあたって、IPMモータの諸元を用いることがないので、一実施の形態のモータ制御装置1と同様に、同じ諸元を持つモータでも諸元に誤差があるモータや、全く諸元の異なるモータを制御するに際しても、制御則を何ら設計変更することなしに、合成ベクトルVdqの飽和を解消して電流ループにおける積分飽和も抑制でき、常にモータを適切に制御することができ、安定かつ良好な制御結果を得ることができる。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
本発明はモータを制御する制御装置に利用可能である。
1,21 モータ制御装置
2 d軸電圧指令演算部
2a d軸電圧指令演算部における加算部
2b d軸電圧指令演算部における比例積分演算部
3 q軸電圧指令演算部
3a q軸電圧指令演算部における加算部
3b q軸電圧指令演算部における比例積分演算部
4,22 判断部
5 三相/二相変換部
6,23 補正部
6a,23a 補正部における演算部
6b,23b 補正部における積分部
6c,23c 補正部におけるゲイン乗算部
6d,23d 補正部における偏差演算部
7 二相/三相変換部
8 PWM信号生成器
9 インバータ回路
10 電流センサ
11 位置センサ
M,M’ モータ
P1,P2 補正部におけるパス

Claims (7)

  1. モータの駆動電流をdq直交座標に変換するdq変換を用いてd軸およびq軸の電流値を求め各軸毎に電流ループ処理を行ってモータをベクトル制御するモータ制御装置において、トルク指令の補正の必要性を判断する判断手段を備え、判断手段でトルク指令の補正が必要であると判断されると、合成ベクトルの長さと制限電圧に基づいて電流ループに入力するトルク指令を補正することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 判断手段は、dq各軸の電圧指令値の合成ベクトルが飽和しているとトルク指令の補正が必要であると判断することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 判断手段は、dq各軸の電圧指令値の合成ベクトルが制限電圧を超えており、かつ、モータの出力トルクがトルク指令に追従していないことを条件として、トルク指令の補正が必要であると判断してトルク指令の補正を開始することを特徴とする請求項1または2に記載のモータ制御装置。
  4. 判断手段は、トルク指令の補正を開始した後に、モータの出力トルクがトルク指令に追従することを条件にトルク指令の補正が必要でないと判断してトルク指令の補正を中止することを特徴とする請求項3に記載のモータ制御装置。
  5. 合成ベクトルの長さと制限電圧との偏差に基づいてトルク指令を補正する請求項1から4のいずれか記載のモータ制御装置。
  6. 判断手段は、dq各軸の電圧指令値の合成ベクトルの長さの二乗値と、制限電圧の二乗値を比較してdq各軸の電圧指令値の合成ベクトルが制限電圧を超えているか否かでトルク指令の補正の必要性を判断するとともに、合成ベクトルの長さの二乗値と制限電圧と二乗値の偏差に基づいてトルク指令を補正することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のモータ制御装置。
  7. モータがIPMモータであって、トルク指令がd軸電流指令値とq軸電流指令値に分配される場合、判断手段は、d軸電流指令値とd軸電流値との偏差およびq軸電流指令値とq軸電流値の偏差に基づいてモータの出力トルクがトルク指令に追従しているか否かを判断することを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載のモータ制御装置。
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