JP2011024009A - 複合機およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 定着部のヒータのヒットアップ回数を削減し、消費電力を抑えること。
【解決手段】 複合機は、各機能ブロックでのジョブに対する優先度を予め登録する優先ジョブ登録部と、機能ブロックからの各ジョブに対して、優先ジョブ登録部に登録された優先度の1つを選択し付加して、プリント動作を実行する手段と、優先度が低いジョブに対しては、メモリ部に当該優先度が低いジョブの画像データを記憶したままとする手段と、優先度が高いジョブに対しては、ヒータ制御部を制御して定着部のヒータをヒートアップして、当該優先度が高いジョブの画像データを記録出力する手段と、ヒートアップを実施した場合に、メモリ部に記録しているすべての画像データを読み出して一括記録出力する手段と、を備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複合機に関し、特に、PCプリンタやファクシミリやコピーなどの機能を実現する複合機およびその制御方法に関する。
従来の複合機では、次に述べるような制御が行われている。
第1の制御方法は、受信画情報をメモリに記憶しておき、一定量の受信画情報が蓄積された時に節電モードを解除して、一括印刷する方法である。
例えば、特開平5−167812号公報(特許文献1)は、消費電力の低減を意図し、節電モード設定時にはファクシミリ受信した画情報を画像メモリに蓄積する、画像通信装置を開示している。この特許文献1に開示された画像通信装置は、一定量の受信画像情報が蓄積された場合に、蓄積された受信画像情報の記録を行わせる一括記録モードと、時刻設定部に設定した時刻によって即時記録モード又はメモリ蓄積して記録を保留するモードを切り替える機能を有し、記録部のヒータへの通電を制御する方法を採用している。
第2の制御方法は、即時に印刷するモードとメモリにデータを記憶するモードとを時間で切り替えて制御する方法である。
第3の制御方法は、周囲温度を検知する温度センサを設け、その温度を記憶し、周囲温度が最も高い時間帯にメモリ内のデータを印刷するように制御する方法である。
例えば、特開2004−248227号公報(特許文献2)は、定着ヒータの立ち上げ回数を減らし、効率的な省エネルギ運転を行う、マルチファンクション機能を備えた画像形成装置を開示している。この特許文献2に開示された画像形成装置では、周囲温度を検知する温度センサを設け、その温度を記憶し、周囲温度が最も高い時間帯に今まで受信した画像データを保存してあるHDDから印刷するように制御する方法を採用している。
また、特開2002−44307号公報(特許文献3)は、省電力効果を高めたファクシミリ装置を開示している。この特許文献3に開示されたファクシミリ装置は、通信相手先のプライオリティに関するテーブルを格納するテーブル格納部を備える。このテーブルは、通信相手先と、その通信相手先に対応する記録条件により構成されている。記録条件には、対応する通信相手先から省電力モード時に受信した画データをいつ記録するかが指定されている。例えばプライオリティのある通信相手先の場合には、「すぐに記録する」旨が登録されている。また、プライオリティのない通信相手先については、例えば記録を開始する時刻あるいは時間の指定や、まとめて記録する件数の指定などを行うことができる。制御部は、省電力モード中に着呼した場合、着呼時に通信部で受信した通信相手先の発信者情報に基いてテーブルを参照し、通信相手先にプライオリティがあるか否かを判断する。通信相手先にプライオリティがあると判断した場合、省電力モードから復帰して記録部の定着器のヒートアップを開始するとともに、通信相手先から受信した画像を画像メモリにいったん格納する。定着器が所定温度までヒートアップされて記録可能になると、画像メモリから受信した画像を読み出して記録部に記録させる。通信相手先にプライオリティがないと判断した場合には、受信後にすぐに画像を記録するのではなく、省電力モードを保ったまま、受信した画像を画像メモリへ蓄積する。上述のテーブルに含まれる通信相手先に対応した記録条件に従って記録する。記録条件として設定されている件数だけ受信したらまとめて記録を開始したり、指定時刻になったらまとめて記録する等といったことが可能である。省電力モードの効率を高めるため、通常モードに移行したときにプライオリティなしとして画像メモリに格納されているすべての画像を記録してもよい。通信相手先のプライオリティに関するテーブルは、制御部で通信相手先のプライオリティの有無を判断するために利用されるものである。
上記特許文献3において、読取部を設けて、読取部で読み取った原稿の画像を通信部を介して外部のファクシミリ装置へ送信できるようにしたり、原稿をコピーできるようにしてもよい。また、表示部を設けて、ファクシミリ装置がどのモードにあるかを表示したり、画像メモリに蓄積されたデータ量や動作状態を表示してもよい。さらに、外部記憶装置などを接続していてもよし、PCインタフェースを設けてコンピュータなどの機器を接続してもよい。
特開2001−26163号公報(特許文献4)は、コピー/プリント機能と待機モードとの切り替え回数を低減でき、結果として効率的な省エネルギ制御を実施可能な画像形成装置を開示している。この特許文献4に開示された画像形成装置(デジタル複写機)は、各種データが格納されるハードディスクで代表される外部記憶装置(HDD)を備える。HDDには、コピー/プリントジョブとしての管理情報と画像データとが記憶されるようになっている。上記管理情報は、受付番号、保存ユーザ情報、保存時間、優先度、処理状態、コピーモード、画像データ取り込み完了情報によって構成されている。優先度は、たとえば、1〜4の4段階であり、優先度1は、すぐに出力(最優先で出力)を示し、優先度2は任意時間Aに出力(一番近い出力設定時間)を示し、優先度3は、任意時間Bに出力(任意時間Aから一定時間後の出力設定時間)を示し、優先度4は、任意時間Cに出力(次の日の朝一番での出力)を示している。
特許文献4において、CPUは、HDD内の未処理の先頭のコピー/プリントジョブを検索し、この検索したコピー/プリントジョブの優先度を調べる。これにより、CPUは、優先度1の場合、優先度の出力処理と判断し、現在、省電力モード中か否かをチェックし、このチェックの結果、省電力モードの場合には、省電力モードを解除し、プリント部によりプリント可能となった際に、上記コピー/プリントジョブのコピーモードと画像データをHDDから読出し、プリント部へ出力することにより、プリンタ部でプリントアウトする。出力予定時間までの時間間隔が所定時間よりも短い場合、CPUは上記コピー/プリントジョブに対するプリント処理を繰り上げて行う。上記保存ユーザ情報、優先度、コピー(プリント)モードは、使用者の入力項目となり、上記デジタル複写機による画像データの場合には操作パネルにより設定され、PCからのプリントデータの場合にはPCにより設定されるようになっている。利用者は操作パネルの設定表示部を用いて優先予約を選択し、保存ユーザ情報、優先度、コピーモードを設定し、減光をスキャナ部にセットし、コピー開始キーを押下する。
特開平5−167812号公報 特開2004−248227公報 特開2002−44307号公報 特開2001−26163号公報
しかしながら、従来の技術においては、次のような課題がある。
第1の課題は、特許文献1〜3においてはすべてファクシミリの記録出力を対象にしており、他の動作モードに対して対応していないということである。
第2の課題は、時間設定やメモリ量や温度設定により節電モードの解除を実施し記録出力するため、消費電力を低減する効果は期待できるが、ユーザの意思が反映されずに印刷される事が多く、使いづらくなってしまう事である。
また、使いやすくする場合には節電モードへ入る時間を少なくする事になるので、消費電力低減への効果が少なくなる事が懸念される。
特許文献3は、ファクシミリ装置について記述しているが、他の構成についての記述もある。しかしながら、その他の動作モードについての具体的な記述がなく、コピーやPCプリントなどにおいての節電対策動作がどのようになされるのか不明である。また、特許文献3では、通常モードに移行したときに、画像メモリに格納されているすべての画像を記録している。すなわち、特許文献3では、一括記録するタイミングは、定着器のヒートアップとは無関係である。
一方、特許文献4は、コピーおよびPCプリント動作について記述している。しかしながら、特許文献4では、その他の動作モード(例えば、ファクシミリ受信動作)での具体的な技術が無く動作について不明である。また、特許文献4では、消費電力低減の効果やユーザの使い勝手への影響が分からない。
また、特許文献4では、コピー/プリントジョブとしての管理情報を記憶するテーブルが設定でき、優先度を設定して装置の動作機能ができる。しかしながら、特許文献4において、優先度で設定できる管理情報としては「時間」に対しての設定のみとなっている。すなわち、特許文献4では、各動作モードでのユーザが希望する任意の項目(例えば、時間、受信ジョブ数、動作起動までの回数)での管理情報を登録できる構成となっていない。さらに、特許文献4では、優先度設定後の動作については装置側が主導した動作となり、ユーザが希望するとおりに細かい動作を指定する事ができない。
さらに、特許文献4では、未処理の先頭のコピー/プリントジョブの出力予定時間までの時間間隔が所定時間よりも短い場合に、当該コピー/プリントジョブに対するプリント処理を繰り上げて行っているに過ぎない。すなわち、特許文献4では、他の未処理のコピー/プリントジョブをも一括してプリント処理を繰り上げて行っている訳ではない。
本発明の目的は、定着部のヒータのヒートアップ回数を削減し、消費電力を抑える事ができる複合機およびその制御方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、各機能ブロックの記録出力の優先度をフレキシブルに設定する事を可能にした複合機およびその制御方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ユーザの使い勝手がよく、かつ省エネ対応が可能な複合機およびその制御方法を提供することにある。
本発明に係る複合機は、プリンタ、コピー、およびファクシミリを含む少なくとも3種類の機能ブロックを有する複合機であって、画像データを記憶するメモリ部と、画像データを記録紙に転写する現像部と、この現像部にて記録紙に転写されたトナー画像を熱定着する、ヒータを含む定着部と、この定着部のヒータを制御するヒータ制御部と、各機能ブロックでのジョブに対する優先度を予め登録する優先ジョブ登録部と、機能ブロックからの各ジョブに対して、優先ジョブ登録部に登録された優先度の1つを選択し付加して、プリント動作を実行する手段と、優先度が低いジョブに対しては、メモリ部に当該優先度が低いジョブの画像データを記憶したままとする手段と、優先度が高いジョブに対しては、ヒータ制御部を制御して定着部のヒータをヒートアップして、当該優先度が高いジョブの画像データを記録出力する手段と、ヒートアップを実施した場合に、メモリ部に記憶しているすべての画像データを読み出して一括記録出力する手段と、を備える。
本発明の効果は、定着部のヒータのヒートアップ回数を削減し、消費電力を抑える事ができることである。
本発明の第1の実施の形態に係る複合機のブロック図である。 図1に示した複合機における優先ジョブ登録/認識部に予め登録するときの動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示した複合機における、各機能ブロックのジョブにおけるヒータヒートアップ動作テーブルを示す図である。 図1に示した複合機における、各機能ブロック(スキャナ部、ファクシミリ制御部、PCプリント制御部)の動作起動が発生した場合の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る複合機のブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る複合機のブロック図である。
次に、発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る複合機10について説明する。図示の複合機10は、PCプリンタやファクシミリやコピーなどの機能を実現する複合機である。換言すれば、複合機10は、プリンタ、コピー、およびファクシミリを含む少なくとも3種類の機能ブロックを有する複合機である。
図示の複合機10は、PCプリント制御部12、スキャナ部14、ファクシミリ制御部16、ネットワーク制御部18、メモリ部20、主制御部22、電話回線24、優先ジョブ登録/認識部26、プリンタ部28、および入力操作部30により構成される。プリンタ部28は、プリント制御部32、ヒータ制御部34、現像部36、および定着部38を含んでいる。
この複合機10は、電子写真式のプリンタ部28を持っている。複合機10は、コピー機能や、パーソナルコンピュータからの情報を印刷するPCプリンタ機能(ネットワーク経由を含む)や、電話回線24を介しての画像情報(画像データ)の送受信を行う通常のファクシミリ機能を有する。
次に、図1の複合機10の構成要素の機能について説明する。
PCプリント制御部12は、パーソナルコンピュータ(図示せず)からのデータを処理して出力するPCプリンタ機能を有する。スキャナ部14は、原稿を読み取り、画像データに変換する機能を有する。スキャナ部14は、その変換した画像データをプリンタ部28を介して記録出力する事でコピー機として機能する。ファクシミリ制御部16は、電話回線24を通してのファクシミリ通信を行い、受信した画像データを復号化して出力する機能を有する。
ネットワーク制御部18は、当該複合機10をネットワークに接続する機能を有する。ネットワーク制御部18は、ネットワークを介した複数ユーザからのプリントデータを処理するネットワークプリンタ機能を実現する。
メモリ部20は、それぞれの機能ブロック(スキャナ部14、ファクシミリ制御部16、PCプリント制御部12)からの画像データを記憶する。電話回線24はファクシミリ通信を行う電話回線である。
優先ジョブ登録/認識部26は、各機能ブロック(スキャナ部14、ファクシミリ制御部16、PCプリント制御部12)からのジョブの優先度に対する動作を登録する。この優先ジョブ登録/認識部26に登録された優先度にしたがって、後述するように、プリンタ部28の動作を起動するように制御される。
プリンタ部28内のプリント制御部32は、優先ジョブ登録/認識部26からの情報により、メモリ部20からの画像データを記録するように制御する。現像部36は、画像データを記録紙に転写する。定着部38は、現像部36にて記録紙に転写されたトナー画像を熱定着する。ヒータ制御部34は、プリント制御部32からの指示により定着部38内のヒータを制御する。
入力操作部30は、優先ジョブの登録やジョブの優先度指定や動作の起動や装置状態を表示するディスプレイ機能を有する。主制御部22は、複合機10全体の動作を制御する。すなわち、主制御部22は、当該複合機10のコンピュータとして動作する。
次に、発明の特徴について説明する。
本発明は、PCプリンタやファクシミリやコピーなどの機能を実現する複合機10において、それぞれの機能で記録紙を出力する時の定着部38のヒートアップ動作をできる限り削減し、効率的な省エネルギ動作を実現する事を特徴としている。
図1において、メモリ部20は、各機能ブロック(スキャナ部14、ファクシミリ制御部16、PCプリント制御部12)からのデータを記憶する。優先ジョブ登録/認識部26は、各機能ブロック(スキャナ部14、ファクシミリ制御部16、PCプリント制御部12)で実施されるジョブごとのプリント動作の優先度をあらかじめ登録している。主制御部22は、優先ジョブで指定されたプリント動作にて定着部38のヒータをヒートアップして記録出力した場合には、他の機能や他のジョブにてメモリ部20に記憶されているジョブの画像データを同時出力するように制御する。
このようにして、本発明では、各機能が個別に定着部38のヒータをヒートアップするのではなく、優先度の高いジョブが起動された時にヒートアップする様に制御し、そのジョブに合わせて他のジョブのプリントを行う様にするので、無駄なヒートアップや頻繁にヒートアップされる事を削減し、トータル的に消費電力の削減が図れる。
次に、図1に示す複合機10の動作について説明する。操作者は、入力操作部30を介して複合機10の記録印刷に関する動作を、優先ジョブ登録/認識部26に予め登録する。
図2のフローチャートを参照して、この時の動作について説明する。電源をON(ステップS201)すると、初期登録のモードに移行する(ステップS202)。入力操作部30より複合機10の記録印刷に関する優先度ごとの動作を登録する旨の指示を入力(ステップS203)すると、主制御部22は、各機能ブロック動作における登録画面を表示する。
PCプリント動作に関する動作についての登録画面が表示され(ステップS204)ると、操作者は、動作について登録を行う(ステップS205)。同様に、操作者は、ファクシミリ機能に対する動作登録(ステップS206、S207)とコピー機能に対する動作登録(ステップS208、S209)を行う。登録完了(ステップS210)すると、主制御部22は、定着部38のヒータをOFFし(又は確認し)、複合機10をスタンバイモードにする。
次に、図3を参照して、優先ジョブ登録/認識部26へ優先度ごとの動作を登録したステップS205、S207、S209について説明する。図3は、優先ジョブ登録/認識部26へ登録する記録印刷に関する優先度ごとの定着部38のヒータのヒートアップ動作についてまとめたテーブル表の例である。
各機能ブロックの動作であるスキャナ(コピー動作)、プリンタ動作、ファクシミリ動作の各機能ブロックからのジョブに対して、主制御部22は、動作起動時に入力される優先度に従った定着部38のヒータのヒートアップに対する動作について、テーブル形式で入力できるように制御する。
最初に、スキャナ(コピー)の場合における優先度の例を説明する。
例えば、スキャナ(コピー)の優先度1については、回数の項目に「1」が入っており、他の項目は値が無い。この意味としては、「優先度1のコピー動作ジョブが起動された場合には、(1回目)のジョブにて定着部38のヒータのヒートアップの動作を起動する事」を表している。
同様にスキャナ(コピー)の優先度2については、メモリ容量の項目に「5」の値が入っている。この意味としては「優先度2のコピー動作が起動された場合には、メモリ部20の使用容量が(5%)を越えた時に定着部38のヒータのヒートアップ動作を起動する事」を表している。
また、スキャナ(コピー)の優先度3については、受信ジョブの項目に「3」、回数の項目に「2」が入っている。この意味としては「優先度3のコピー動作が起動された場合には、優先度(3)のコピーのジョブが(2回)起動されたら定着器38のヒートアップの動作を起動する事」を表している。
次に、プリンタの場合における優先度の例を説明する。
例えば、プリンタの優先度1(欄外の※印箇所)については、回数の項目に「1」が入っており、他の項目は値が無い。この意味としては、「優先度1のプリンタ動作ジョブが起動された場合には、(1回目)のジョブにて定着部38のヒータのヒートアップの動作を起動する事」を表している。
プリンタの優先度2については、メモリ容量の項目に「5」の値が入っている。この意味としては「優先度2のプリンタ動作が起動された場合には、メモリ部20の使用容量が(5%)を越えた時に定着部38のヒータのヒートアップ動作を起動する事」を表している。
また、プリンタの優先度3(欄外の*印箇所)については、受信ジョブの項目に「3」、回数の項目に「2」が入っている。この意味としては「優先度3のプリンタ動作が起動された場合には、優先度(3)のプリンタのジョブが(2回)起動されたら定着器38のヒートアップの動作を起動する事」を表している。
同様にプリンタの優先度4(欄外の★印箇所)については、時間の項目に「6」が入っており、メモリ容量の項目に「20」の値が入っている。この意味としては「優先度4のプリンタ動作が起動された場合には、(6時間)の間に他の要因によるヒートアップが無い時又は、メモリ部20の使用容量が(20%)を越えた時に定着部38のヒータのヒートアップ動作を起動する事」を表している。
図示の例では、プリンタおよびスキャナ(コピー)の機能ブロックについての優先度を、「時間」、「受信ジョブ」、「動作起動までの回数」、および「メモリ容量」の組合せによって規定しているが、これに限定されないのは勿論である。例えば、プリンタおよびスキャナ(コピー)の機能ブロックについての優先度を、少なくとも「時間」、「受信ジョブ」、および「動作起動までの回数」の組合せによって規定してよい。
次に、ファクシミリの場合における優先度についての例を説明する。
ファクシミリにおいては、受身での動作起動となる事がほとんどであるため、優先度を決めて、登録し、通信上で入手した情報等を元に定着部14のヒートアップ動作を起動する事が多くなる。
また、どのモードでもそれぞれの項目についてはANDやORなどの論理での組み合わせによる条件も可能となる。
例えば、優先度1(欄外の◎印箇所)についてはANDで条件をくみ、S-FINEの画品質を1回受信したらヒートアップする。
優先度2(欄外の○印箇所)は、ORの条件で登録し、ファクシミリ受信時から2時間経過した後にヒートアップするか、メモリ部20のメモリ容量が5%超えたらヒートアップするか、FINEの画品質を受信したらヒートアップする。
優先度3(欄外の●印箇所)は、ORの条件で登録し、10回のファクシミリ受信を行うか、または、ナンバーディスプレイ機能や、TSIなどのファクシミリ通信にて入手した相手先電話番号の市外局番を確認して、その番号が047の場合にはヒートアップする。
優先度4(欄外の△印箇所)も、ORの条件で登録し、ファクシミリ受信時から12時間経過した後にヒートアップするか、メモリ部20のメモリ容量が80%を超えたらヒートアップする。
優先度5(欄外の▲印箇所)も、ORの条件で登録し、ワンタッチに登録されている番号が10番目より小さい値か、受信枚数が20枚を超える原稿を受信した時にヒートアップ動作を行う。
図示の例では、ファクシミリの機能ブロックについての優先度を、「時間」、「相手番号」、「動作起動までの回数」、「メモリ容量」、「ワンタッチ登録番号」、「受信画品質」、「市外局番」、および「受信枚数」の組合せによって規定しているが、これに限定されないのは勿論である。例えば、ファクシミリの機能ブロックについての優先度を、少なくとも「時間」、「動作起動までの回数」、および「受信画品質」の組合せによって規定してよい。
スキャナ(コピー)、プリンタ、ファクシミリなど、どのモードでも条件をユーザが自由に設定できるように準備する。
このように、主制御部22は、各機能ブロックの動作に対しての定着部38のヒータのヒートアップ動作を予め優先ジョブ登録/認識部26に登録し、フレキシブルに定着部38のヒータのヒートアップを行えるように制御する。
尚、このテーブルについては一例をあげたが、パラメータを増やせる構成にしておき、条件も自由に設定できるように準備してよい。
次に、図4のフローチャートを参照して、機能ブロック(スキャナ部14、ファクシミリ制御部16、PCプリント制御部12)の動作起動が発生した場合の動作について説明する。
複合機10の電源をONする(ステップS401)と、主制御部22は、初期登録画面に推移する(ステップS402)。初期登録(図2の手順)が完了すると、主制御部22は、定着部38のヒータをOFFする(ステップS403)。これにより、複合機10はスタンバイモードに入り、待機状態となる(ステップS404)。
操作者が装置動作を起動する時或いはファクシミリ受信時には、主制御部22は、あらかじめ優先ジョブ登録/認識部26に登録した優先度(図3説明内容)の1つを選択し付加して、ジョブの起動を行う(ステップS405、S406)。
すなわち、主制御部22は、ステップS405、S406で、機能ブロックからの各ジョブに対して、優先ジョブ登録/認識部26に登録された優先度の1つを選択し付加して、プリント動作を実行する手段として働く。
ここで、機能ブロックが起動される条件としては、次の3つの条件ある。第1の条件は、操作者がジョブを起動した時或いはファクシミリ受信時である。第2の条件は、優先ジョブ登録/認識部26に登録した動作の起動がかかった時である。第3の条件は、他の機能ブロックで定着部38のヒートアップがされた時である。
機能ブロック(スキャナ部14、ファクシミリ制御部16、PCプリント制御部12)の動作起動が発生する(ステップS405、S406)と、主制御部22は、入力されたジョブの優先度を確定する(ステップS407)。主制御部22は、この確定した優先度ごとの動作テーブルに沿った動作を行う(ステップS408、図3説明内容)。
動作テーブルに沿った動作を実施した時に印刷動作を起動するとする(ステップS409のYES)。換言すれば、優先度が高いジョブが起動されたとする。この場合には、主制御部22は、プリンタ部28のプリント制御部32を介してヒータ制御部34を制御して、定着部38のヒータのヒートアップ動作を起動(ステップS410)し、記録出力する(ステップS411)。
すなわち、主制御部22は、メモリ部20およびプリンタ部28と協働して、ステップS408、ステップS409のYESおよびステップS410で、優先度が高いジョブに対しては、ヒータ制御部34を制御して定着部38のヒータをヒートアップして、当該優先度が高いジョブの画像データを記録出力する手段として働く。
印刷動作を起動しないとする(ステップS309のNO)。換言すれば、優先度が低いジョブが起動されたとする。この場合には、主制御部22は、プリンタ部23のプリント制御部32を介してヒータ制御部34を制御して、定着部38のヒータをOFFする(ステップS403)。これにより、複合機10はスタンバイモードに入る(ステップS404)。尚、この場合、主制御部22は、メモリ部20に当該優先度が低いジョブの画像データを記憶する動作を行う。
すなわち、主制御部22は、メモリ部20と協働して、ステップS408およびステップS409のNOで、優先度が低いジョブに対しては、メモリ部20に当該優先度が低いジョブの画像データを記憶したままとする手段として働く。
記録出力を行ったとする(ステップS411)。この場合には、主制御部22は、メモリ部20内に保存されている他のジョブの画像データが無いかを確認し(ステップS412)、ある場合には(ステップS412のNO)、メモリ部20に記憶されているすべての画像データを同時に記録出力する(ステップS411)。
すなわち、主制御部22は、メモリ部20およびプリンタ部28と協働して、ステップS411、ステップS412のNOで、ヒートアップを実施した場合に、メモリ部20に記憶しているすべての画像データを読み出して一括記録出力する手段として働く。
記録出力が完了した後は、主制御部22は、メモリ部20内の画像データを削除し(ステップS413)、プリント制御部を介してヒータ制御部34を制御して、定着部38のヒータをOFFする(ステップS403)。これにより、複合機10はスタンバイモードに戻る(ステップS404)。
すなわち、主制御部22は、メモリ部20およびプリンタ部28と協働して、ステップS412のYES、ステップS413、S403で、記録出力が完了した後、メモリ部20の画像データを削除し、ヒータ制御部34を制御して定着部38のヒータをオフする手段として働く。
以上説明した本発明の第1の実施の形態においては、以下に記載するような効果を奏する。
第1の効果は、定着部38のヒータのヒートアップ回数を削減し、消費電力を抑える事ができることである。その理由は、機能ブロック(12,14,16)からの各ジョブに対する優先度を付加して動作起動するように制御するようにし、優先度が低いジョブに対してはメモリ部20に画像データを登録したままとし、優先度が高いジョブが起動された場合については定着部38のヒータをヒートアップして記録出力を行い、定着部38のヒートアップを実施した場合には、その他の優先度が低いジョブについてもメモリ部に記憶しているすべての画像データを読み出して一括記録するように動作するからである。
第2の効果は、優先順位(優先度)を付加して機能ブロック(12,14,16)を起動するように制御する事で、ユーザの意思に合致した記録動作を行う事ができ、使いやすい複合機10を供給する事が可能となることである。
図5を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る複合機10Aについて説明する。図示の複合機10Aは、さらにメール送信部40を備えている点を除いて、図1に示した複合機10と同様の構成を有し、動作をする。したがって、図1に示したものと同様の機能を有するものには同一の参照符号を付し、説明の簡略化のために、以下では相違点についてのみ説明する。
メール送信部40は、操作者が実施したジョブの状況をネットワーク制御部18を介し、電子メールにて操作者に通知するように制御する。
このような第2の実施の形態に係る複合機10Aでは、電子メールでの記録出力に対しての通知を可能とする事で、さらに使い勝手が上がる効果が得られる。
図6を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る複合機10Bについて説明する。図示の複合機10Bは、さらに番号ディスプレイ検出部42を備えている点を除いて、図1に示した複合機10と同様の構成を有し、動作をする。したがって、図1に示したものと同様の機能を有するものには同一の参照符号を付し、説明の簡略化のために、以下では相違点についてのみ説明する。
番号ディスプレイ検出部42は、ファクシミリ受信時の相手先電話番号を認識する機能を有する。
このような第3の実施の形態に係る複合機10Bでは、上記相手先電話番号を認識する機能を追加する事によって、ファクシミリ動作においても優先のジョブが設定しやすくなる。また、登録した相手先からのファクシミリ受信については、優先的に記録する等の機能も付加することにより、さらにきめ細かい設定ができるようになり、使いやすさの向上が期待できる。
以下に、本発明の態様について説明する。
本発明の第1の態様による複合機は、プリンタ、コピー、およびファクシミリを含む少なくとも3種類の機能ブロックを有する複合機であって、画像データを記憶するメモリ部と、画像データを記録紙に転写する現像部と、この現像部にて記録紙に転写されたトナー画像を熱定着する、ヒータを含む定着部と、この定着部のヒータを制御するヒータ制御部と、各機能ブロックでのジョブに対する優先度を予め登録する優先ジョブ登録部と、機能ブロックからの各ジョブに対して、優先ジョブ登録部に登録された優先度の1つを選択し付加して、プリント動作を実行する手段と、優先度が低いジョブに対しては、メモリ部に当該優先度が低いジョブの画像データを記憶したままとする手段と、優先度が高いジョブに対しては、ヒータ制御部を制御して定着部のヒータをヒートアップして、当該優先度が高いジョブの画像データを記録出力する手段と、ヒートアップを実施した場合に、メモリ部に記憶しているすべての画像データを読み出して一括記録出力する手段と、を備える。
上記本発明の第1の態様による複合機において、上記複合機は、記録出力が完了した後、メモリ部の画像データを削除し、ヒータ制御部を制御して定着部のヒータをオフする手段を更に有してよい。また、複合機は、操作者が実施したジョブの状況を操作者に通知するメール送信部を更に有することが好ましい。さらに、複合機は、ファクシミリ受信時に相手先電話番号を表示する番号ディスプレイ検出部を更に有することが好ましい。上記優先ジョブ登録部は、プリンタおよびコピーの機能ブロックについての優先度を、少なくとも時間、受信ジョブ数、および動作起動までの回数の組合せによって規定して登録してよい。上記優先ジョブ登録部は、プリンタおよびコピーの機能ブロックについての優先度を、メモリ部のメモリ容量によっても規定して登録してよい。上記優先ジョブ登録部は、ファクシミリの機能ブロックについての優先度を、少なくとも時間、動作起動までの回数、および受信画品質の組合せによって規定して登録してよい。上記優先ジョブ登録部は、ファクシミリの機能ブロックについての優先度を、メモリ部のメモリ容量によっても規定して登録してよい。
本発明の第2の態様による複合機の制御方法は、プリンタ、コピー、およびファクシミリを含む少なくとも3種類の機能ブロックを有する複合機を制御する方法である。複合機は、画像データを記憶するメモリ部と、画像データを記録紙に転写する現像部と、この現像部にて記録紙に転写されたトナー画像を熱定着する、ヒータを含む定着部と、この定着部のヒータを制御するヒータ制御部と、を含む。上記複合機の制御方法は、各機能ブロックでのジョブに対する優先度を予め優先ジョブ登録部に登録するステップと、機能ブロックからの各ジョブに対して、優先ジョブ登録部に登録された優先度の1つを選択し付加して、プリント動作を実行するステップと、優先度が低いジョブに対しては、メモリ部に当該優先度が低いジョブの画像データを記憶したままとするステップと、優先度が高いジョブに対しては、ヒータ制御部を制御して定着部のヒータをヒートアップして、当該優先度が高いジョブの画像データを記録出力するステップと、ヒートアップを実施した場合に、メモリ部に記憶しているすべての画像データを読み出して一括記録出力するステップと、を含む。
上記本発明の第2の態様による複合機の制御方法において、上記複合機の制御方法は、記録出力が完了した後、メモリ部の画像データを削除し、ヒータ制御部を制御して定着部のヒータをオフするステップを更に有してよい。また、上記複合機の制御方法は、操作者が実施したジョブの状況を操作者に通知するステップを更に有することが好ましい。さらに、上記複合機の制御方法、ファクシミリ受信時に相手先電話番号を表示するステップを更に有することが好ましい。プリンタおよびコピーの機能ブロックについての優先度を、少なくとも時間、受信ジョブ数、および動作起動までの回数の組合せによって規定して、優先ジョブ登録部に登録してよい。プリンタおよびコピーの機能ブロックについての優先度を、メモリ部のメモリ容量によっても規定して、優先ジョブ登録部に登録してよい。ファクシミリの機能ブロックについての優先度を、少なくとも時間、動作起動までの回数、および受信画品質の組合せによって規定して、優先ジョブ登録部に登録してよい。ファクシミリの機能ブロックについての優先度を、メモリ部のメモリ容量によっても規定して、優先ジョブ登録部に登録してよい。
本発明の第3の態様による複合機用制御プログラムは、プリンタ、コピー、およびファクシミリを含む少なくとも3種類の機能ブロックを有する複合機であって、画像データを記憶するメモリ部と、画像データを記録紙に転写する現像部と、この現像部にて記録紙に転写されたトナー画像を熱定着する、ヒータを含む定着部と、この定着部のヒータを制御するヒータ制御部と、を含む複合機のコンピュータに、各機能ブロックでのジョブに対する優先度を予め優先ジョブ登録部に登録する手順と、機能ブロックからの各ジョブに対して、優先ジョブ登録部に登録された優先度の1つを選択し付加して、プリント動作を実行する手順と、優先度が低いジョブに対しては、メモリ部に当該優先度が低いジョブの画像データを記憶したままとする手順と、優先度が高いジョブに対しては、ヒータ制御部を制御して定着部のヒータをヒートアップして、当該優先度が高いジョブの画像データを記録出力する手順と、ヒートアップを実施した場合に、メモリ部に記憶しているすべての画像データを読み出して一括記録出力する手順と、を実行させるためのものである。
上記本発明の第3の態様による複合機用制御プログラムにおいて、上記複合機用制御プログラムは、複合機のコンピュータに、記録出力が完了した後、メモリ部の画像データを削除し、ヒータ制御部を制御して定着部のヒータをオフする手順を更に実行させるものでよい。また、上記複合機用制御プログラムは、複合機のコンピュータに、操作者が実施したジョブの状況を操作者に通知する手順を更に実行させることが好ましい。さらに、上記複合機用制御プログラムは、ファクシミリ受信時に相手先電話番号を表示する手順を更に実行させることが好ましい。上記優先度を登録する手順は、プリンタおよびコピーの機能ブロックについての優先度を、少なくとも時間、受信ジョブ数、および動作起動までの回数の組合せによって規定して、優先ジョブ登録部に登録するものであってよい。上記優先度を登録する手順は、プリンタおよびコピーの機能ブロックについての優先度を、メモリ部のメモリ容量によっても規定して、優先ジョブ登録部に登録するものであってよい。上記優先度を登録する手順は、ファクシミリの機能ブロックについての優先度を、少なくとも時間、動作起動までの回数、および受信画品質の組合せによって規定して、優先ジョブ登録部に登録するものであってよい。上記優先度を登録する手順は、ファクシミリの機能ブロックについての優先度を、メモリ部のメモリ容量によっても規定して、優先ジョブ登録部に登録するものであってよい。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細は、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
10,10A,10B 複合機
12 PCプリント制御部
14 スキャナ部
16 ファクシミリ制御部
18 ネットワーク制御部
20 メモリ部
22 主制御部
24 電話回線
26 優先ジョブ登録/認識部
28 プリンタ部
30 入力操作部
32 プリント制御部
34 ヒータ制御部
36 現像部
38 定着部
40 メール送信部
42 番号ディスプレイ検出部

Claims (24)

  1. プリンタ、コピー、およびファクシミリを含む少なくとも3種類の機能ブロックを有する複合機であって、
    画像データを記憶するメモリ部と、
    画像データを記録紙に転写する現像部と、
    該現像部にて前記記録紙に転写されたトナー画像を熱定着する、ヒータを含む定着部と、
    該定着部のヒータを制御するヒータ制御部と、
    各機能ブロックでのジョブに対する優先度を予め登録する優先ジョブ登録部と、
    前記機能ブロックからの各ジョブに対して、前記優先ジョブ登録部に登録された優先度の1つを選択し付加して、プリント動作を実行する手段と、
    前記優先度が低いジョブに対しては、前記メモリ部に当該優先度が低いジョブの画像データを記憶したままとする手段と、
    前記優先度が高いジョブに対しては、前記ヒータ制御部を制御して前記定着部のヒータをヒートアップして、当該優先度が高いジョブの画像データを記録出力する手段と、
    前記ヒートアップを実施した場合に、前記メモリ部に記憶しているすべての画像データを読み出して一括記録出力する手段と、
    を備えた複合機。
  2. 前記記録出力が完了した後、前記メモリ部の画像データを削除し、前記ヒータ制御部を制御して前記定着部のヒータをオフする手段を更に有する、請求項1に記載の複合機。
  3. 操作者が実施したジョブの状況を前記操作者に通知するメール送信部を更に有する、請求項1又は2に記載の複合機。
  4. ファクシミリ受信時に相手先電話番号を表示する番号ディスプレイ検出部を更に有する、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の複合機。
  5. 前記優先ジョブ登録部は、前記プリンタおよび前記コピーの機能ブロックについての前記優先度を、少なくとも時間、受信ジョブ数、および動作起動までの回数の組合せによって規定して登録している、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の複合機。
  6. 前記優先ジョブ登録部は、前記プリンタおよび前記コピーの機能ブロックについての前記優先度を、前記メモリ部のメモリ容量によっても規定して登録している、請求項5に記載の複合機。
  7. 前記優先ジョブ登録部は、前記ファクシミリの機能ブロックについての前記優先度を、少なくとも時間、動作起動までの回数、および受信画品質の組合せによって規定して登録している、請求項1乃至6のいずれか1つに記載の複合機。
  8. 前記優先ジョブ登録部は、前記ファクシミリの機能ブロックについての前記優先度を、前記メモリ部のメモリ容量によっても規定して登録している、請求項7に記載の複合機。
  9. プリンタ、コピー、およびファクシミリを含む少なくとも3種類の機能ブロックを有する複合機を制御する方法であって、前記複合機は、画像データを記憶するメモリ部と、画像データを記録紙に転写する現像部と、該現像部にて前記記録紙に転写されたトナー画像を熱定着する、ヒータを含む定着部と、該定着部のヒータを制御するヒータ制御部と、を含み、前記複合機の制御方法は、
    各機能ブロックでのジョブに対する優先度を予め優先ジョブ登録部に登録するステップと、
    前記機能ブロックからの各ジョブに対して、前記優先ジョブ登録部に登録された優先度の1つを選択し付加して、プリント動作を実行するステップと、
    前記優先度が低いジョブに対しては、前記メモリ部に当該優先度が低いジョブの画像データを記憶したままとするステップと、
    前記優先度が高いジョブに対しては、前記ヒータ制御部を制御して前記定着部のヒータをヒートアップして、当該優先度が高いジョブの画像データを記録出力するステップと、
    前記ヒートアップを実施した場合に、前記メモリ部に記憶しているすべての画像データを読み出して一括記録出力するステップと、
    を含む複合機の制御方法。
  10. 前記記録出力が完了した後、前記メモリ部の画像データを削除し、前記ヒータ制御部を制御して前記定着部のヒータをオフするステップを更に有する、請求項9に記載の複合機の制御方法。
  11. 操作者が実施したジョブの状況を前記操作者に通知するステップを更に有する、請求項9又は10に記載の複合機の制御方法。
  12. ファクシミリ受信時に相手先電話番号を表示するステップを更に有する、請求項9乃至11のいずれか1つに記載の複合機の制御方法。
  13. 前記プリンタおよび前記コピーの機能ブロックについての前記優先度を、少なくとも時間、受信ジョブ数、および動作起動までの回数の組合せによって規定して、前記優先ジョブ登録部に登録する、請求項9乃至12のいずれか1つに記載の複合機の制御方法。
  14. 前記プリンタおよび前記コピーの機能ブロックについての前記優先度を、前記メモリ部のメモリ容量によっても規定して、前記優先ジョブ登録部に登録する、請求項13に記載の複合機の制御方法。
  15. 前記ファクシミリの機能ブロックについての前記優先度を、少なくとも時間、動作起動までの回数、および受信画品質の組合せによって規定して、前記優先ジョブ登録部に登録する、請求項9乃至14のいずれか1つに記載の複合機の制御方法。
  16. 前記ファクシミリの機能ブロックについての前記優先度を、前記メモリ部のメモリ容量によっても規定して、前記優先ジョブ登録部に登録する、請求項15に記載の複合機の制御方法。
  17. プリンタ、コピー、およびファクシミリを含む少なくとも3種類の機能ブロックを有する複合機であって、画像データを記憶するメモリ部と、画像データを記録紙に転写する現像部と、該現像部にて前記記録紙に転写されたトナー画像を熱定着する、ヒータを含む定着部と、該定着部のヒータを制御するヒータ制御部と、を含む前記複合機のコンピュータに、
    各機能ブロックでのジョブに対する優先度を予め優先ジョブ登録部に登録する手順と、
    前記機能ブロックからの各ジョブに対して、前記優先ジョブ登録部に登録された優先度の1つを選択し付加して、プリント動作を実行する手順と、
    前記優先度が低いジョブに対しては、前記メモリ部に当該優先度が低いジョブの画像データを記憶したままとする手順と、
    前記優先度が高いジョブに対しては、前記ヒータ制御部を制御して前記定着部のヒータをヒートアップして、当該優先度が高いジョブの画像データを記録出力する手順と、
    前記ヒートアップを実施した場合に、前記メモリ部に記憶しているすべての画像データを読み出して一括記録出力する手順と、
    を実行させるための複合機用制御プログラム。
  18. 前記複合機のコンピュータに、
    前記記録出力が完了した後、前記メモリ部の画像データを削除し、前記ヒータ制御部を制御して前記定着部のヒータをオフする手順を更に実行させる、請求項17に記載の複合機用制御プログラム。
  19. 前記複合機のコンピュータに、
    操作者が実施したジョブの状況を前記操作者に通知する手順を更に実行させる、請求項17又は18に記載の複合機用制御プログラム。
  20. ファクシミリ受信時に相手先電話番号を表示する手順を更に実行させる、請求項17乃至19のいずれか1つに記載の複合機用制御プログラム。
  21. 前記優先度を登録する手順は、
    前記プリンタおよび前記コピーの機能ブロックについての前記優先度を、少なくとも時間、受信ジョブ数、および動作起動までの回数の組合せによって規定して、前記優先ジョブ登録部に登録する、請求項17乃至20のいずれか1つに記載の複合機制御用プログラム。
  22. 前記優先度を登録する手順は、
    前記プリンタおよび前記コピーの機能ブロックについての前記優先度を、前記メモリ部のメモリ容量によっても規定して、前記優先ジョブ登録部に登録する、請求項21に記載の複合機制御用プログラム。
  23. 前記優先度を登録する手順は、
    前記ファクシミリの機能ブロックについての前記優先度を、少なくとも時間、動作起動までの回数、および受信画品質の組合せによって規定して、前記優先ジョブ登録部に登録する、請求項17乃至22のいずれか1つに記載の複合機制御用プログラム。
  24. 前記優先度を登録する手順は、
    前記ファクシミリの機能ブロックについての前記優先度を、前記メモリ部のメモリ容量によっても規定して、前記優先ジョブ登録部に登録する、請求項23に記載の複合機制御用プログラム。
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