JP2011023202A - 端子金具及び端子金具のコネクタハウジングへの収容構造 - Google Patents
端子金具及び端子金具のコネクタハウジングへの収容構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011023202A JP2011023202A JP2009167036A JP2009167036A JP2011023202A JP 2011023202 A JP2011023202 A JP 2011023202A JP 2009167036 A JP2009167036 A JP 2009167036A JP 2009167036 A JP2009167036 A JP 2009167036A JP 2011023202 A JP2011023202 A JP 2011023202A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tab
- terminal fitting
- main body
- cavity
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
【課題】位置検知の信頼性が高められた端子金具及び端子金具のコネクタハウジングへの収容構造を提供する。
【解決手段】端子金具10は、相手側のタブ80が挿入される筒状の本体部11と、本体部11に形成され、端子金具10が正規位置に配置されている場合には、本体部11内におけるタブ80の挿入経路35を開放する一方、端子金具10が正規位置に配置されていない場合には、本体部11内におけるタブ80の挿入経路35を閉止することで、タブ80の先端に当接する当接部26とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】端子金具10は、相手側のタブ80が挿入される筒状の本体部11と、本体部11に形成され、端子金具10が正規位置に配置されている場合には、本体部11内におけるタブ80の挿入経路35を開放する一方、端子金具10が正規位置に配置されていない場合には、本体部11内におけるタブ80の挿入経路35を閉止することで、タブ80の先端に当接する当接部26とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、端子金具及び端子金具のコネクタハウジングへの収容構造に関する。
特許文献1には、従来の端子金具が開示されている。これは、相手側のタブが挿入される筒状の本体部を備え、本体部内には、タブと弾性的に接触する弾性接触片が撓み可能に形成されている。端子金具は、コネクタハウジングの内部に形成されたキャビティ内に挿入される。キャビティ内における正規位置に挿入された端子金具は、キャビティの内面に形成されたランスによって弾性的に係止され、キャビティ内に抜け止め保持される。
ところで、コネクタハウジングのキャビティ内に端子金具が正規深さで挿入されずに半挿入位置で留め置かれた場合には、端子金具とランスとの係止状態が実現しないため、端子金具のキャビティ内からの抜け出しが許容される。しかし、端子金具がランスとキャビティの内面との間に弾性的に挟持されている場合には、本体部内にタブが挿入されても、端子金具が抜出せずにキャビティ内に留まる可能性がある。このため、従来の構成では、端子金具が正規位置に配置されていないことを見過ごすおそれがあり、端子金具の位置検知の信頼性に欠けるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、位置検知の信頼性が高められた端子金具及び端子金具のコネクタハウジングへの収容構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、相手側のタブが挿入される筒状の本体部と、前記本体部に形成され、端子金具が正規位置に配置されている場合には、前記本体部内における前記タブの挿入経路を開放する一方、端子金具が正規位置に配置されていない場合には、前記本体部内における前記タブの挿入経路を閉止することで、前記タブの先端に当接する当接部とを備えるところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記本体部内には、前記タブと弾性的に接触する弾性接触片が形成されており、前記当接部は、前記弾性接触片の一部に形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記弾性接触片の幅方向中央部には、前記タブと弾性的に接触するバネ部が形成され、前記当接部は、前記バネ部を挟んだ両側に対をなして配置されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のものにおいて、前記当接部は、一端部が前記タブの挿入経路に臨むように配置され、他端部が前記本体部の外部に突出して配置され、端子金具が正規位置に配置されていない場合には、コネクタハウジングに形成されたランスに前記他端部が押圧されて前記一端部を前記タブの挿入経路に突入させる係合片を有しているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載のものにおいて、前記端子金具が正規位置に配置されていない場合には、前記係合片の一端部がランスと当接するとともに、前記係合片の他端部が前記本体部の内面と当接するところに特徴を有する。
請求項6の発明は、端子金具のコネクタハウジングへの収容構造であって、相手側のタブが挿入される筒状の本体部、及び前記本体部に形成されて一端部が前記本体部内における前記タブの挿入経路に臨むように配置され、他端部が前記本体部の外部に突出して配置される当接部を有する端子金具と、前記端子金具が挿入されるキャビティ、及び前記キャビティの内面に撓み可能に形成されて前記端子金具を弾性的に係止するランスを有するコネクタハウジングとを備え、前記端子金具が前記キャビティ内における正規位置に配置されている場合には、前記当接部の一端部が前記本体部内における前記タブの挿入経路を開放する一方、前記端子金具が前記キャビティ内における正規位置に配置されていない場合には、前記当接部の他端部が前記ランスに押圧され、それに伴って前記当接部の一端部が前記タブの挿入経路に突入して前記タブの先端と当接するところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
端子金具が正規位置に配置されている場合には、本体部内におけるタブの挿入経路が開放されるため、本体部内にタブが支障なく挿入される。一方、端子金具が正規位置に配置されていない場合には、当接部が本体部内におけるタブの挿入経路を閉止してタブの先端に当接するから、本体部内へのタブの挿入が規制される。したがって、本体部内へのタブの挿入の可否によって、端子金具が正規位置に配置されているのか否かを精度良く検知することができる。
端子金具が正規位置に配置されている場合には、本体部内におけるタブの挿入経路が開放されるため、本体部内にタブが支障なく挿入される。一方、端子金具が正規位置に配置されていない場合には、当接部が本体部内におけるタブの挿入経路を閉止してタブの先端に当接するから、本体部内へのタブの挿入が規制される。したがって、本体部内へのタブの挿入の可否によって、端子金具が正規位置に配置されているのか否かを精度良く検知することができる。
<請求項2の発明>
当接部が弾性接触片の一部に形成されているから、当接部によって端子金具が大型化するのを回避できる。
当接部が弾性接触片の一部に形成されているから、当接部によって端子金具が大型化するのを回避できる。
<請求項3の発明>
当接部が弾性接触片のバネ部を挟んだ両側に対をなして配置されているから、タブに対する当接姿勢が安定する。
当接部が弾性接触片のバネ部を挟んだ両側に対をなして配置されているから、タブに対する当接姿勢が安定する。
<請求項4の発明>
端子金具が正規位置に配置されていない場合には、コネクタハウジングに形成されたランスに係合片の他端部が押圧され、係合片の一端部がタブの挿入経路に突入するから、係合片のような簡易な構成によって、本体部内へのタブの挿入が確実に規制される。
端子金具が正規位置に配置されていない場合には、コネクタハウジングに形成されたランスに係合片の他端部が押圧され、係合片の一端部がタブの挿入経路に突入するから、係合片のような簡易な構成によって、本体部内へのタブの挿入が確実に規制される。
<請求項5の発明>
端子金具が正規位置に配置されていない場合には、係合片の一端部がランスに当接するとともに、係合片の他端部が本体部の内面に当接するため、本体部内へのタブの挿入がより確実に規制される。
端子金具が正規位置に配置されていない場合には、係合片の一端部がランスに当接するとともに、係合片の他端部が本体部の内面に当接するため、本体部内へのタブの挿入がより確実に規制される。
<請求項6の発明>
端子金具がキャビティ内における正規位置に配置されている場合には、当接部の一端部が本体部内におけるタブの挿入経路を開放するため、本体部内にタブが支障なく挿入される。一方、端子金具がキャビティ内における正規位置に配置されていない場合には、当接部の他端部がランスに押圧され、それに伴って当接部の一端部がタブの挿入経路に突入してタブの先端と当接するから、本体部内へのタブの挿入が規制される。したがって、本体部内へのタブの挿入の可否によって、端子金具が正規位置に配置されているのか否かを精度良く検知することができる。
端子金具がキャビティ内における正規位置に配置されている場合には、当接部の一端部が本体部内におけるタブの挿入経路を開放するため、本体部内にタブが支障なく挿入される。一方、端子金具がキャビティ内における正規位置に配置されていない場合には、当接部の他端部がランスに押圧され、それに伴って当接部の一端部がタブの挿入経路に突入してタブの先端と当接するから、本体部内へのタブの挿入が規制される。したがって、本体部内へのタブの挿入の可否によって、端子金具が正規位置に配置されているのか否かを精度良く検知することができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。実施形態1に係る端子金具10は、導電性の金属板を曲げ加工等して一体に成形され、コネクタハウジング90の内部に収容される。
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。実施形態1に係る端子金具10は、導電性の金属板を曲げ加工等して一体に成形され、コネクタハウジング90の内部に収容される。
コネクタハウジング90は合成樹脂製であって、図示しない相手コネクタハウジングと嵌合可能とされる。コネクタハウジング90内には、図1に示すように、後方から端子金具10を挿入可能なキャビティ91が前後方向に形成されている。キャビティ91の後面は端子金具10の挿入口として開口され、キャビティ91の前面には端子金具10を当て止め可能な前壁93が形成されている。前壁93には、前方からタブ80を挿入可能なタブ挿入孔94が貫通して形成されている。コネクタハウジング90におけるキャビティ91の内壁下面には、撓み可能なランス95が前方へ突出して形成されている。ランス95の先端部の上面には、係止突起96がキャビティ91内に向けて突出して形成されている。
端子金具10は、本体部11と、本体部11の後方に連なるバレル部12、13とを有する。バレル部12、13は、下向きに開放されたオープンバレル状をなし、前側に位置するワイヤバレル12と、後側に位置するインシュレーションバレル13とからなる。ワイヤバレル12は、被覆電線70の端末部を皮剥ぎして露出された芯線72にかしめ付けられ、インシュレーションバレル13は被覆電線70の端末部における絶縁被覆71にかしめ付けられる。
本体部11は、図2に示すように、底壁14、左右一対の側壁15、及び天井壁16によって四角筒状をなし、前方から相手側のタブ80が挿入可能とされている。本体部11の前面の略上半部には、タブ80を受け入れ可能なタブ受容口17が開口して形成されている。端子金具10がキャビティ91内に挿入されたときに、タブ受容口17はタブ挿入孔94と前後に連通して配置される。また、本体部11の前面の略下半部には、底壁14からの折り曲げによって閉止壁18が立ち上げ形成されている。つまり、本体部11の前面の略下半部は閉止壁18によって塞がれている。
天井壁16には第1スタビライザ19が略垂直に切り起こして形成され、一方の側壁15の下端からは第2スタビライザ21が垂下して形成されている。第1、第2スタビライザ19、21は、キャビティ91内への挿入過程でキャビティ91に沿って形成された案内溝に嵌合し、これによって端子金具10の挿入姿勢を矯正するとともに、端子金具10のキャビティ91内への誤挿入を防止する役割をはたす。
底壁14には、図5に示すように、前後方向について第2スタビライザ21と重複する位置に、ランス孔22が開口して形成されている。ランス孔22は底壁14を全幅に亘って切り欠いた形状とされている。端子金具10がキャビティ91内に正規挿入されると、ランス孔22にランス95が弾性的に嵌り、これによって端子金具10がキャビティ91内に抜け止めされる。
本体部11内には弾性接触片23が撓み可能に形成されている。弾性接触片23は、底壁14の後端から延びる突片部分を前方へ折り返して形成され、その基端寄りの位置から先端にかけて左右一対のスリット24が切り入れられることにより、幅方向に3分割して形成されている。このうち、幅方向中央部に位置する部分はバネ部25とされ、幅方向両側に位置する部分は左右一対の当接部26とされる。
バネ部25は、当接部26よりも幅広に形成され、図4に示すように、底壁14の後端から折り返されたあとタブ受容口17側へ向けて斜め前上方に延びる延出部27と、延出部27の前端部にて斜め前下方へ密着曲げされる屈曲部28と、屈曲部28から底壁14の内上面に向けて斜め後下方へ延びる支持部29とからなる。支持部29の先端はランス孔22よりも前方にあって底壁14の内上面に当接して配置されている。延出部27の基端部には、底壁14に底上げして形成された台部31に密着される支点部32が形成されている。バネ部25は支点部32を中心として上下方向(高さ方向)に撓み変形可能とされ、支点部32と支持部29の先端とによって実質的に両持ち状をなす。
延出部27と屈曲部28との間にはエンボス状の接点部33が上方への叩き出しによって形成されている。天井壁16には、接点部33と対向する位置に、受け部34が下方(内側)への叩き出しによって形成されている。受け部34は、天井壁16の幅方向中央部にて前後方向に延びる形状をなしている。受け部34と接点部33との間にはタブ80の挿入経路35が前後方向に形成されている。バネ部25が自然状態にあるときには、受け部34と接点部33との間の距離はタブ80の厚みよりも少し小さくされ、挿入経路35にタブ80が挿入されたときには、受け部34と接点部33との間にタブ80が弾性的に挟持される。
両当接部26は、それぞれ、バネ部25と平行に配置され、図3に示すように、底壁14の後端から折り返されたあとタブ挿入孔94側へ向けて斜め前上方に延びるとともに、その延出途中の部分が下向きにやや湾曲する湾曲延出部36と、湾曲延出部36の前端部から鋭角に屈曲されて斜め後下方へ延びる脚部37(係合片)とからなる。湾曲延出部36の基端部には、台部31に密着される支点部32が形成されている。両当接部26は、バネ部25との間に支点部32を共用しており、支点部32を中心として上下方向(高さ方向)に撓み変形可能とされる。
脚部37の一端部は湾曲延出部36の前端に対し弧状に回曲して連なる当接本体部38とされ、この当接本体部38の外面がタブ80の挿入経路35に臨むように配置されている。両当接部26が自然状態にあるときには、当接本体部38は、前後方向について接点部33と重複する位置でかつ接点部33よりも少し下方に位置し、挿入経路35へは非突入とされる。
脚部37の他端部(先端部)は本体部11の外部に露出して配置されている。本体部11の底壁14には、図5に示すように、ランス孔22の前端縁の幅方向両端から前方へ延びる左右一対の逃がし孔39がランス孔22に連通して形成され、両逃がし孔39に脚部37の他端部が進入して逃がされる。
ここで、キャビティ91内に端子金具10が正規挿入された場合には、脚部37の他端部がランス95の係止突起96に非干渉とされる。一方、キャビティ91内に端子金具10が正規深さで挿入されずに半挿入位置で留め置かれた場合には、脚部37の他端部がランス95の係止突起96と干渉するとともに、ランス95から押圧力(弾性復元力)を受けて脚部37が上方へ変位させられる。これにより、脚部37の一端部がタブ80の挿入経路35に突入するとともに、天井壁16の内下面における受け部34の前端段差部に当接して、挿入経路35の幅方向両側が塞がり、本体部11内へのタブ80の挿入が規制される。
ここで、キャビティ91内に端子金具10が正規挿入された場合には、脚部37の他端部がランス95の係止突起96に非干渉とされる。一方、キャビティ91内に端子金具10が正規深さで挿入されずに半挿入位置で留め置かれた場合には、脚部37の他端部がランス95の係止突起96と干渉するとともに、ランス95から押圧力(弾性復元力)を受けて脚部37が上方へ変位させられる。これにより、脚部37の一端部がタブ80の挿入経路35に突入するとともに、天井壁16の内下面における受け部34の前端段差部に当接して、挿入経路35の幅方向両側が塞がり、本体部11内へのタブ80の挿入が規制される。
次に、本実施形態の作用を説明する。
コネクタハウジング90のキャビティ91内に端子金具10を挿入する。挿入途中では、係止突起96が本体部11の底壁14の下面を摺接して、ランス95が下方へ撓み変形される。端子金具10がキャビティ91内に正規挿入されると、ランス95が弾性復帰して、係止突起96がランス孔22に嵌る。このとき、係止突起96がランス孔22の前端縁を係止することにより、端子金具10の後方への抜けが規制される。また、挿入経路35にタブ80が挿入されると、接点部33にタブ80が接触して双方の導通がとられる。
コネクタハウジング90のキャビティ91内に端子金具10を挿入する。挿入途中では、係止突起96が本体部11の底壁14の下面を摺接して、ランス95が下方へ撓み変形される。端子金具10がキャビティ91内に正規挿入されると、ランス95が弾性復帰して、係止突起96がランス孔22に嵌る。このとき、係止突起96がランス孔22の前端縁を係止することにより、端子金具10の後方への抜けが規制される。また、挿入経路35にタブ80が挿入されると、接点部33にタブ80が接触して双方の導通がとられる。
一方、端子金具10がキャビティ91内に正規挿入されずに半挿入位置で留め置かれると、ランス95が撓み変形したままの状態に保たれ、係止突起96が両脚部37の他端部と干渉して脚部37を上方へ持ち上げる。すると、湾曲延出部36が支点部32と当接本体部38との間で湾曲しつつ、両脚部37が天井壁16とランス95との間に突っ張り状態で配置され、両脚部37の一端部によって挿入経路35が閉止される。この状態で、コネクタハウジング90が相手コネクタハウジングに嵌合されると、タブ挿入孔94を通してキャビティ91内にタブ80の先端部が進入する。図1に示すように、タブ受容口17に至ったタブ80の先端は嵌合の進行に伴ってその幅方向両側が両当接部26の脚部37の一端部(当接本体部38)に当接し、これによってタブ80の本体部11内への挿入が規制される。その後、端子金具10は前方からタブ80に押動されて後退することにより、キャビティ91内から後方へ抜出可能とされる。もっとも、脚部37の両端部が天井壁16とランス95とに大きな摩擦力をもって接している場合には、端子金具10のキャビティ91からの抜出が規制され、代わりにコネクタハウジング90と相手コネクタハウジングとの嵌合自体が規制される。
以上説明したように、本実施形態によれば、端子金具10がキャビティ91内における正規位置に配置されている場合には、本体部11内におけるタブ80の挿入経路35が開放されるため、本体部11内にタブ80が支障なく挿入される。一方、端子金具10がキャビティ91内における正規位置に配置されていない場合には、当接部26が本体部11内におけるタブ80の挿入経路35を閉止してタブ80の先端に当接するから、本体部11内へのタブ80の挿入が規制される。したがって、本体部11内へのタブ80の挿入の可否によって、端子金具10が正規位置に配置されているのか否かを精度良く検知することができる。
また、当接部26が弾性接触片23の一部に形成されているから、当接部26が形成されるという事情があっても、端子金具10が大型化するのを回避できる。しかも、当接部26が弾性接触片23のバネ部25を挟んだ両側に対をなして配置されているから、タブ80に対する安定した当接姿勢が確保される。
さらに、端子金具10が正規位置に配置されていない場合には、コネクタハウジング90に形成されたランス95に脚部37の他端部が押圧され、脚部37の一端部がタブ80の挿入経路35に突入するから、脚部37のような簡易な構成によって、本体部11内へのタブ80の挿入が確実に規制される。
さらにまた、端子金具10が正規位置に配置されていない場合には、脚部37の一端部がランス95に当接するとともに、脚部37の他端部が本体部11の内面に当接するため、本体部11内へのタブ80の挿入がより確実に規制される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)当接部は弾性接触片とは別位に形成されるものであってもよい。
(2)当接部は端子金具とは別体とされるものであってもよい。
(3)端子金具がキャビティ内における正規位置に配置されていない場合に、当接部がランスに押し上げられても、当接部の一端部が天井壁に当接しない構成であってもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)当接部は弾性接触片とは別位に形成されるものであってもよい。
(2)当接部は端子金具とは別体とされるものであってもよい。
(3)端子金具がキャビティ内における正規位置に配置されていない場合に、当接部がランスに押し上げられても、当接部の一端部が天井壁に当接しない構成であってもよい。
10…端子金具
11…本体部
23…弾性接触片
25…バネ部
26…当接部
35…挿入経路
37…脚部(係合片)
80…タブ
90…コネクタハウジング
91…キャビティ
95…ランス
11…本体部
23…弾性接触片
25…バネ部
26…当接部
35…挿入経路
37…脚部(係合片)
80…タブ
90…コネクタハウジング
91…キャビティ
95…ランス
Claims (6)
- 相手側のタブが挿入される筒状の本体部と、
前記本体部に形成され、端子金具が正規位置に配置されている場合には、前記本体部内における前記タブの挿入経路を開放する一方、端子金具が正規位置に配置されていない場合には、前記本体部内における前記タブの挿入経路を閉止することで、前記タブの先端に当接する当接部とを備えることを特徴とする端子金具。 - 前記本体部内には、前記タブと弾性的に接触する弾性接触片が形成されており、前記当接部は、前記弾性接触片の一部に形成されていることを特徴とする請求項1記載の端子金具。
- 前記弾性接触片の幅方向中央部には、前記タブと弾性的に接触するバネ部が形成され、前記当接部は、前記バネ部を挟んだ両側に対をなして配置されていることを特徴とする請求項2記載の端子金具。
- 前記当接部は、一端部が前記タブの挿入経路に臨むように配置され、他端部が前記本体部の外部に突出して配置され、端子金具が正規位置に配置されていない場合には、コネクタハウジングに形成されたランスに前記他端部が押圧されて前記一端部を前記タブの挿入経路に突入させる係合片を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の端子金具。
- 前記端子金具が正規位置に配置されていない場合には、前記係合片の一端部がランスと当接するとともに、前記係合片の他端部が前記本体部の内面と当接することを特徴とする請求項4記載の端子金具。
- 相手側のタブが挿入される筒状の本体部、及び前記本体部に形成されて一端部が前記本体部内における前記タブの挿入経路に臨むように配置され、他端部が前記本体部の外部に突出して配置される当接部を有する端子金具と、
前記端子金具が挿入されるキャビティ、及び前記キャビティの内面に撓み可能に形成されて前記端子金具を弾性的に係止するランスを有するコネクタハウジングとを備え、
前記端子金具が前記キャビティ内における正規位置に配置されている場合には、前記当接部の一端部が前記本体部内における前記タブの挿入経路を開放する一方、前記端子金具が前記キャビティ内における正規位置に配置されていない場合には、前記当接部の他端部が前記ランスに押圧され、それに伴って前記当接部の一端部が前記タブの挿入経路に突入して前記タブの先端と当接することを特徴とする端子金具のコネクタハウジングへの収容構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009167036A JP2011023202A (ja) | 2009-07-15 | 2009-07-15 | 端子金具及び端子金具のコネクタハウジングへの収容構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009167036A JP2011023202A (ja) | 2009-07-15 | 2009-07-15 | 端子金具及び端子金具のコネクタハウジングへの収容構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011023202A true JP2011023202A (ja) | 2011-02-03 |
Family
ID=43633098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009167036A Pending JP2011023202A (ja) | 2009-07-15 | 2009-07-15 | 端子金具及び端子金具のコネクタハウジングへの収容構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011023202A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020235366A1 (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ |
-
2009
- 2009-07-15 JP JP2009167036A patent/JP2011023202A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020235366A1 (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ |
JP2020191260A (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ |
JP7151624B2 (ja) | 2019-05-23 | 2022-10-12 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ |
US11799228B2 (en) | 2019-05-23 | 2023-10-24 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Connector comprising a front wall portion of a housing formed with a detection hole |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5233822B2 (ja) | 端子金具 | |
JP5050820B2 (ja) | コネクタ | |
JP2013206771A (ja) | 電気コネクタ組立体及びレセプタクルコネクタ | |
WO2012127541A1 (ja) | 電線対基板コネクタ | |
JP4985206B2 (ja) | コネクタ及びショート端子 | |
WO2014129434A1 (ja) | 雌端子金具 | |
EP2913900B1 (en) | Connector and method of connecting it | |
JP6085527B2 (ja) | 雌端子 | |
US7101233B2 (en) | Female terminal fitting | |
JP6551204B2 (ja) | 端子金具 | |
JP5787230B2 (ja) | コネクタ | |
JP3992024B2 (ja) | 雌側端子金具 | |
JP2019036465A (ja) | コネクタ | |
JP6322596B2 (ja) | スライダ付コネクタ及びコネクタ嵌合構造 | |
JP2011023202A (ja) | 端子金具及び端子金具のコネクタハウジングへの収容構造 | |
JP2008218198A (ja) | コネクタ | |
JP2015022797A (ja) | コネクタおよび端子 | |
JP2010244912A (ja) | 端子金具 | |
JP6252386B2 (ja) | コネクタ | |
JP5594163B2 (ja) | コネクタ | |
JP2018032574A (ja) | 平型導体用電気コネクタ | |
JP2014123447A (ja) | 端子金具 | |
JP5958372B2 (ja) | 雌端子金具 | |
JP2006120370A (ja) | 雌端子金具 | |
JP2010015863A (ja) | コネクタ |