JP2011020965A - 化粧料キット及び化粧方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】天然抽出物の有する各種作用を向上させることのできる化粧料キット及び当該化粧キットを使用した化粧方法を提供する。
【解決手段】化粧料キットは、甘草葉部、スターフルーツ、ヒマラヤンラズベリー、イラクサ、トウニン、クスノハガシワ及び月桃からなる群より選択される少なくとも1種の植物からの抽出物を有効成分として含有するI型コラーゲン産生促進剤;アスパラガス、甘草葉部及びハス胚芽からなる群より選択される少なくとも1種の植物からの抽出物を有効成分として含有する線維芽細胞増殖促進剤;又はエイジツ、キョウニン、サイシン及びトウキからなる群より選択される少なくとも1種の植物からの抽出物を有効成分として含有するメラニン産生抑制剤と、化学発光体とからなる。
【選択図】なし
【解決手段】化粧料キットは、甘草葉部、スターフルーツ、ヒマラヤンラズベリー、イラクサ、トウニン、クスノハガシワ及び月桃からなる群より選択される少なくとも1種の植物からの抽出物を有効成分として含有するI型コラーゲン産生促進剤;アスパラガス、甘草葉部及びハス胚芽からなる群より選択される少なくとも1種の植物からの抽出物を有効成分として含有する線維芽細胞増殖促進剤;又はエイジツ、キョウニン、サイシン及びトウキからなる群より選択される少なくとも1種の植物からの抽出物を有効成分として含有するメラニン産生抑制剤と、化学発光体とからなる。
【選択図】なし
Description
本発明は、化粧料キット及び化粧方法に関し、特に老化防止作用又は美白作用に優れた化粧料キット及び化粧方法に関する。
皮膚の表皮及び真皮は、表皮細胞、線維芽細胞及びこれらの細胞の外にあって皮膚構造を支持するエラスチン、ヒアルロン酸、コラーゲン等の細胞外マトリックスにより構成されている。若い皮膚においては、線維芽細胞の増殖が活発であり、線維芽細胞、コラーゲン等の皮膚組織の相互作用が恒常性を保つことにより、水分保持、柔軟性、弾力性等が確保され、肌は外見的にも張りや艶があってみずみずしい状態に維持される。
ところが、紫外線の照射、空気の著しい乾燥、過度の皮膚洗浄等、ある種の外的因子の影響があったり、加齢が進んだりすると、細胞外マトリックスの主要構成成分であるコラーゲン(I型コラーゲン等)の産生量が減少すると共に架橋による弾力性低下を引き起こす。その結果、皮膚は保湿機能や弾力性が低下し、角質は異常剥離を始めるため、肌は張りや艶を失い、肌荒れ、しわ等の老化現象を呈するようになる。このように、皮膚の老化に伴う変化、すなわち、しわ、くすみ、きめの消失、弾力性の低下等には、コラーゲン(I型コラーゲン等)等の真皮マトリックス成分の減少・変性が関与している。したがって、真皮層線維芽細胞におけるコラーゲン(I型コラーゲン等)の産生を促進することにより皮膚の老化を防止及び/又は改善することができると考えられる。
従来、コラーゲン産生促進作用を有する生薬として、五斂子抽出物(特許文献1参照)が知られている。
皮膚の真皮は、線維芽細胞及びこの細胞の外にあって皮膚構造を支持するコラーゲン等の細胞外マトリックスにより構成されている。若い皮膚においては線維芽細胞の増殖が活発に行われており、線維芽細胞、コラーゲン等の皮膚組織の相互作用により皮膚に水分が保持されるとともに、皮膚の柔軟性、弾力性等が確保され、皮膚は外見的にも張りや艶があってみずみずしい状態に維持される。ところが、紫外線、空気の著しい乾燥、過度の皮膚洗浄等、ある種の外的因子の影響があったり、加齢が進んだりすると、線維芽細胞の増殖が遅れ、皮膚の保湿機能や弾力性が低下する。そして、皮膚は張りや艶を失い、肌荒れ、シワ形成等の老化症状を呈するようになる。そのため、線維芽細胞の増殖を促進することにより皮膚の老化症状を予防・改善することができると考えられる。このような線維芽細胞増殖促進作用を有するものとしては、例えば、コロソリン酸(特許文献2参照)等が知られている。
皮膚においてメラニンは、紫外線から生体を保護する役目も果たしているが、過剰生成や不均一な蓄積は、皮膚の黒化やシミの原因となる。したがって、皮膚の色黒(皮膚色素沈着症)、シミ、ソバカス等を予防、治療又は改善するためには、メラニンの産生を抑制することが考えられる。
このような観点から、従来、メラニン産生抑制作用を有するものとして、例えば、トウゴマ根部からの抽出物(特許文献3参照)、サウスウレア(Saussurea)属に属する植物からの抽出物(特許文献4参照)等が知られている。
上述したような天然抽出物は、それぞれ十分な作用を発揮し得るものではあるものの、さらに優れた効果を望む現状がある。そこで、天然物であるオリーブからの抽出物が有する作用を増強させるべく、当該抽出物を適用した部位に化学発光剤からの光を照射する方法が提案されている(特許文献5参照)。
本発明は、天然抽出物の有する各種作用を向上させることのできる化粧料キット及び当該化粧キットを使用した化粧方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は下記の発明(1)〜(9)を提供する。
(1)甘草葉部、スターフルーツ、ヒマラヤンラズベリー、イラクサ、トウニン、クスノハガシワ及び月桃からなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有するI型コラーゲン産生促進剤と、化学発光剤を含む発光体とからなることを特徴とする化粧料キット。
(2)前記I型コラーゲン産生促進剤を皮膚に適用し、当該適用部位に前記発光体からの光を照射することを特徴とする(1)に記載の化粧料キット。
(1)甘草葉部、スターフルーツ、ヒマラヤンラズベリー、イラクサ、トウニン、クスノハガシワ及び月桃からなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有するI型コラーゲン産生促進剤と、化学発光剤を含む発光体とからなることを特徴とする化粧料キット。
(2)前記I型コラーゲン産生促進剤を皮膚に適用し、当該適用部位に前記発光体からの光を照射することを特徴とする(1)に記載の化粧料キット。
(3)アスパラガス、甘草葉部及びハス胚芽からなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有する線維芽細胞増殖促進剤と、化学発光剤を含む発光体とからなることを特徴とする化粧料キット。
(4)前記線維芽細胞増殖促進剤を皮膚に適用し、当該適用部位に前記発光体からの光を照射することを特徴とする(3)に記載の化粧料キット。
(4)前記線維芽細胞増殖促進剤を皮膚に適用し、当該適用部位に前記発光体からの光を照射することを特徴とする(3)に記載の化粧料キット。
(5)エイジツ、キョウニン、サイシン及びトウキからなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有するメラニン産生抑制剤と、化学発光剤を含む発光体とからなることを特徴とする化粧料キット。
(6)前記メラニン産生抑制剤を皮膚に適用し、当該適用部位に前記発光体からの光を照射することを特徴とする(5)に記載の化粧料キット。
(6)前記メラニン産生抑制剤を皮膚に適用し、当該適用部位に前記発光体からの光を照射することを特徴とする(5)に記載の化粧料キット。
(7)甘草葉部、スターフルーツ、ヒマラヤンラズベリー、イラクサ、トウニン、クスノハガシワ及び月桃からなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有するI型コラーゲン産生促進剤を皮膚に適用し、当該適用部位に化学発光剤を含む発光体からの光を照射することを特徴とする化粧方法。
(8)アスパラガス、甘草葉部及びハス胚芽からなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有する線維芽細胞増殖促進剤を皮膚に適用し、当該適用部位に化学発光剤を含む発光体からの光を照射することを特徴とする化粧方法。
(9)エイジツ、キョウニン、サイシン及びトウキからなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有するメラニン産生抑制剤を皮膚に適用し、当該適用部位に化学発光剤を含む発光体からの光を照射することを特徴とする化粧方法。
本発明によれば、天然抽出物の有する各種作用を向上させることのできる化粧料キット及び当該化粧キットを使用した化粧方法を提供することができる。
以下、本発明について説明する。
〔化粧料キット〕
本発明の化粧料キットは、甘草葉部、スターフルーツ、ヒマラヤンラズベリー、イラクサ、トウニン、クスノハガシワ及び月桃からなる群より選択される1種若しくは2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有するI型コラーゲン産生促進剤;アスパラガス、甘草葉部及びハス胚芽からなる群より選択される1種若しくは2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有する線維芽細胞増殖促進剤;又はエイジツ、キョウニン、サイシン及びトウキからなる群より選択される1種若しくは2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有するメラニン産生抑制剤と、化学発光剤を含む発光体とからなる。
〔化粧料キット〕
本発明の化粧料キットは、甘草葉部、スターフルーツ、ヒマラヤンラズベリー、イラクサ、トウニン、クスノハガシワ及び月桃からなる群より選択される1種若しくは2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有するI型コラーゲン産生促進剤;アスパラガス、甘草葉部及びハス胚芽からなる群より選択される1種若しくは2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有する線維芽細胞増殖促進剤;又はエイジツ、キョウニン、サイシン及びトウキからなる群より選択される1種若しくは2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有するメラニン産生抑制剤と、化学発光剤を含む発光体とからなる。
本発明においてI型コラーゲン産生促進剤、線維芽細胞増殖促進剤又はメラニン産生抑制剤に含有され得る「抽出物」には、植物を抽出原料として得られる抽出液、当該抽出液の希釈液若しくは濃縮液、当該抽出液を乾燥して得られる乾燥物、又はこれらの粗精製物若しくは精製物のいずれもが含まれる。
本発明において使用する抽出原料は、甘草、スターフルーツ(学名:Averrhoa carambola L.,別名:五斂子)、ヒマラヤンラズベリー(学名:Rubus ellipticus Smith,中国名:切頭懸鉤子,別名:オニイチゴ,キミノヒマラヤキイチゴ)、イラクサ(学名:Urtica thubergiana)、トウニン、クスノハガシワ(学名:Mallotus philippinensis Mueller-Argoviensis)、月桃(学名:Alpinia spesiosa)、アスパラガス(学名:Asparagus officinalis)、ハス(学名:Nelumbo nucifera Gaertn.)、エイジツ、キョウニン、サイシン又はトウキ(学名:Angelica acutiloba Kitagawa)である。
甘草には、Glychyrrhiza glabra、Glychyrrhiza inflata、Glychyrrhiza uralensis、Glychyrrhiza aspera、Glychyrrhiza eurycarpa、Glychyrrhiza pallidiflora、Glychyrrhiza yunnanensis、Glychyrrhiza lepidota、Glychyrrhiza echinata、Glychyrrhiza acanthocarpa等、様々な種類のものがあり、これらのうち、いずれの種類の甘草を抽出原料として使用してもよいが、特にGlychyrrhiza glabra、Glychyrrhiza uralensis、Glychyrrhiza inflataを抽出原料として使用することが好ましい。抽出原料として使用し得る甘草の構成部位としては、葉部である。
スターフルーツ(Averrhoa carambola L.)は、カタバミ科ゴレンシ属に属し、新鮮な果実は食用にされる。スターフルーツは、中国では紀元前から文献に記載され、果実の断面が星形であることからスターフルーツと呼ばれている。スターフルーツは、沖縄、中国東南部や雲南その他熱帯各地で栽培されており、これらの地域から容易に入手することができる。抽出原料として使用し得る部位としては、例えば、葉部、茎部、花部、根部、根皮部、地上部、全草、又はこれらの混合物等が挙げられるが、好ましくは葉部である。
ヒマラヤンラズベリー(Rubus ellipticus Smith)は、ヒマラヤから東南アジア、中国東南部で自生し又は栽培されているバラ科キイチゴ属に属する常緑低木であり、これらの地域から容易に入手することができる。ヒマラヤンラズベリーの新鮮な果実は香りがあり、食用にされている。抽出原料として使用し得るヒマラヤンラズベリーの構成部位としては、例えば、葉部、幹部、地上部、花部、果実部、種子部、根部、全草又はこれらの部位の混合物等が挙げられるが、好ましくは根部である。
イラクサ(Urtica thubergiana)は、日本の本州、四国、九州、朝鮮半島等に分布しているイラクサ科イラクサ属に属する多年生草本であり、これらの地域から容易に入手することができる。抽出原料として使用し得るイラクサの構成部位としては、例えば、葉部、茎部、花部、根部、根皮部、地上部、全草、又はこれらの混合物等が挙げられるが、好ましくは葉部である。
トウニン(生薬名)は、中国や日本で古くから栽培されているバラ科サクラ属に属するモモ(学名:Prunus persica)の種子であり、これらの地域から容易に入手することができる。モモは、多くの品種が分化しており、花は観賞用として、果実は食用として利用されている。トウニンは、古くから民間薬として利用されており、浄血、鎮咳、消炎等の作用を有することが知られている。
クスノハガシワ(Mallotus philippinensis Mueller-Argoviensis,中国名:呂宋楸毛(ルソンシュウモウ))は、広東、広西、湖南、雲南、四川、浙江、福建、江西、台湾等に分布しているトウダイグサ科アカメガシワ属に属する常緑小高木であって、これらの地域から容易に入手することができる。抽出原料として使用し得るクスノハガシワの構成部位としては、例えば、葉部、花部、根部、樹皮部、枝部又はこれらの部位の混合物等が挙げられるが、好ましくは樹皮部である。
月桃(Alpinia spesiosa)は、九州南部からインドにまで分布しているショウガ科ハナミョウガ属に属する多年生常緑草本であり、これらの地域から容易に入手することができる。月桃は、沖縄ではサンニンと呼ばれ、琉球王朝以来の伝統菓子であるムーチーに利用されるほか、ハーブとしても利用されている。抽出原料として使用し得る部位としては、例えば、葉部、幹部、地上部、花部、果実部、種子部、根部、全草又はこれらの部位の混合物等が挙げられるが、好ましくは葉部である。
アスパラガス(Asparagus officinalis)は、南ヨーロッパ、地中海沿岸等に自生するユリ科アスパラガス属に属する多年生草本であり、これらの地域から容易に入手することができる。抽出原料として使用し得るアスパラガスの構成部位としては、例えば、葉部、茎部、根部、花部、地上部、又はこれらの混合物等が挙げられるが、好ましくは地上部である。
ハス(Nelumbo nucifera Gaertn.)は、熱帯アジア原産の池や水田、堀等に栽培されるスイレン科ハス属に属する多年性水生植物であり、大きく分けると東洋ハスとアメリカハスの2種が分布しており、これらの地域から容易に入手することができる。抽出原料として使用し得るハスの構成部位としては、胚芽である。ハス胚芽とは、ハスの種子の中にある緑色で棒状の胚芽のことである。
エイジツ(生薬名)は、バラ科植物のノイバラ(学名:Rosa multiflora)の成熟果実を乾燥させたものである。ノイバラ(Rosa multiflora)は、北海道西南部から九州、朝鮮半島に分布する落葉の低木であって、ノイバラの成熟果実の乾燥物であるエイジツは、これらの地域から容易に入手することができる。
キョウニン(生薬名)は、中国、朝鮮半島から日本等に分布しているバラ科サクラ属に属する落葉小本木であるアンズ(学名:Prunus armeniaca)の種子であり、これらの地域から容易に入手することができる。
サイシン(生薬名)は、本州、九州地方、朝鮮半島等に分布しているウマノスズクサ科カンアオイ属に属する多年生草本であるウスバサイシン(学名:Asarum sieboldii)の根部又は根茎部であり、これらの地域から容易に入手することができる。
トウキ(Angelica acutiloba Kitagawa)は、日本原産の植物であるセリ科シシウド属に属する多年草であり、これらの地域から容易に入手することができる。抽出原料として使用し得るトウキの構成部位としては、例えば、葉部、茎部、花部、果実部、根部、根茎部、地上部又はこれらの混合物が挙げられ、好ましくは根部である。
甘草葉部、スターフルーツ、ヒマラヤンラズベリー、イラクサ、トウニン、クスノハガシワ及び月桃からなる群より選択される1種若しくは2種以上の植物からの抽出物に含有されるI型コラーゲン産生促進作用;アスパラガス、甘草葉部及びハス胚芽からなる群より選択される1種若しくは2種以上の植物からの抽出物に含有される線維芽細胞増殖促進作用;又はエイジツ、キョウニン、サイシン及びトウキからなる群より選択される1種若しくは2種以上の植物からの抽出物に含有されるメラニン産生抑制作用を有する物質の詳細は不明であるが、植物の抽出に一般に用いられている抽出方法によって、上記植物からこれらの作用を有する抽出物を得ることができる。
上記抽出物は、抽出原料を乾燥した後、そのまま又は粗砕機を用いて粉砕し、抽出溶媒による抽出に供することにより得ることができる。乾燥は天日で行ってもよいし、通常使用される乾燥機を用いて行ってもよい。また、ヘキサン等の非極性溶媒によって脱脂等の前処理を施してから抽出原料として使用してもよい。脱脂等の前処理を行うことにより、植物の極性溶媒による抽出処理を効率よく行うことができる。
抽出溶媒としては、極性溶媒を使用するのが好ましく、例えば、水、親水性有機溶媒等が挙げられ、これらを単独で又は2種以上を組み合わせて、室温又は溶媒の沸点以下の温度で使用することが好ましい。
抽出溶媒として使用し得る水としては、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水等のほか、これらに各種処理を施したものが含まれる。水に施す処理としては、例えば、精製、加熱、殺菌、濾過、イオン交換、浸透圧調整、緩衝化等が含まれる。したがって、本発明において抽出溶媒として使用し得る水には、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等も含まれる。
抽出溶媒として使用し得る親水性有機溶媒としては、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1〜5の低級脂肪族アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2〜5の多価アルコール等が挙げられる。
2種以上の極性溶媒の混合液を抽出溶媒として使用する場合、その混合比は適宜調整することができる。例えば、水と低級脂肪族アルコールとの混合液を使用する場合には、水10容量部に対して低級脂肪族アルコール1〜90容量部を混合することが好ましく、水と低級脂肪族ケトンとの混合液を使用する場合には、水10容量部に対して低級脂肪族ケトン1〜40容量部を混合することが好ましく、水と多価アルコールとの混合液を使用する場合には、水10容量部に対して多価アルコール10〜90容量部を混合することが好ましい。
抽出処理は、抽出原料に含まれる可溶性成分を抽出溶媒に溶出させ得る限り特に限定はされず、常法に従って行うことができる。例えば、抽出原料の5〜15倍量(質量比)の抽出溶媒に、抽出原料を浸漬し、常温又は還流加熱下で可溶性成分を抽出させた後、濾過して抽出残渣を除去することにより抽出液を得ることができる。得られた抽出液から溶媒を留去するとペースト状の濃縮物が得られ、この濃縮物をさらに乾燥すると乾燥物が得られる。
精製は、例えば、活性炭処理、吸着樹脂処理、イオン交換樹脂処理等により行うことができる。得られた甘草葉部抽出液、スターフルーツ抽出液、ヒマラヤンラズベリー抽出液、イラクサ抽出液、トウニン抽出液、クスノハガシワ抽出液又は月桃抽出液はそのままでもI型コラーゲン産生促進剤の有効成分として使用することができ、得られたアスパラガス抽出液、甘草葉部抽出液又はハス胚芽抽出液はそのままでも線維芽細胞増殖促進剤の有効成分として使用することができ、得られたエイジツ抽出液、キョウニン抽出液、サイシン抽出液又はトウキ抽出液はそのままでもメラニン産生抑制剤の有効成分として使用することができるが、濃縮液又は乾燥物としたものの方が使用しやすい。
上記抽出物は特有の匂いを有しているため、その生理活性の低下を招かない範囲で脱色、脱臭等を目的とする精製を行うことも可能であるが、皮膚化粧料等に配合する場合には大量に使用するものではないから、未精製のままでも実用上支障はない。
以上のようにして得られる甘草葉部、スターフルーツ、ヒマラヤンラズベリー、イラクサ、トウニン、クスノハガシワ及び月桃からの抽出物は、I型コラーゲン産生促進作用を有しているため、その作用を利用してI型コラーゲン産生促進剤の有効成分として含有させることができる。
また、アスパラガス、甘草葉部又はハス胚芽からの抽出物は、線維芽細胞増殖促進作用を有しているため、その作用を利用して線維芽細胞増殖促進剤の有効成分として含有させることができる。
さらに、エイジツ、キョウニン、サイシン又はトウキからの抽出物は、メラニン産生抑制作用を有しているため、その作用を利用してメラニン産生抑制剤の有効成分として含有させることができる。
なお、本発明におけるI型コラーゲン産生促進剤においては、甘草葉部、スターフルーツ、ヒマラヤンラズベリー、イラクサ、トウニン、クスノハガシワ及び月桃のうちのいずれか1種の植物からの抽出物を上記有効成分として用いてもよいし、それらのうちの2種以上の植物からの抽出物を混合して上記有効成分として用いてもよい。甘草葉部、スターフルーツ、ヒマラヤンラズベリー、イラクサ、トウニン、クスノハガシワ及び月桃からなる群より選ばれる2種以上の植物からの抽出物を混合して上記有効成分として用いる場合、その配合比は、それらの作用の程度に応じて適宜決定すればよい。
また、本発明における線維芽細胞増殖促進剤においては、アスパラガス、甘草葉部及びハス胚芽のうちのいずれか1種の植物からの抽出物を上記有効成分として用いてもよいし、それらのうちの2種以上の植物からの抽出物を混合して上記有効成分として用いてもよい。アスパラガス、甘草葉部及びハス胚芽からなる群より選ばれる2種以上の植物からの抽出物を混合して上記有効成分として用いる場合、その配合比は、それらの作用の程度に応じて適宜決定すればよい。
さらに、本発明におけるメラニン産生抑制剤においては、エイジツ、キョウニン、サイシン及びトウキのうちのいずれか1種の植物からの抽出物を上記有効成分として用いてもよいし、それらのうちの2種以上の植物からの抽出物を混合して上記有効成分として用いてもよい。エイジツ、キョウニン、サイシン及びトウキからなる群より選ばれる2種以上の植物からの抽出物を混合して上記有効成分として用いる場合、その配合比は、それらの作用の程度に応じて適宜決定すればよい。
本発明におけるI型コラーゲン産生促進剤は、甘草葉部、スターフルーツ、ヒマラヤンラズベリー、イラクサ、トウニン、クスノハガシワ及び月桃からなる群より選ばれる1種又は2種以上の植物からの抽出物のみからなるものでもよいし、甘草葉部、スターフルーツ、ヒマラヤンラズベリー、イラクサ、トウニン、クスノハガシワ及び月桃からなる群より選ばれる1種又は2種以上の植物からの抽出物を製剤化したものでもよい。
また、本発明における線維芽細胞増殖促進剤は、アスパラガス、甘草葉部及びハス胚芽からなる群より選ばれる1種又は2種以上の植物からの抽出物のみからなるものでもよいし、アスパラガス、甘草葉部及びハス胚芽からなる群より選ばれる1種又は2種以上の植物からの抽出物を製剤化したものでもよい。
さらに、本発明におけるメラニン産生抑制剤は、エイジツ、キョウニン、サイシン及びトウキからなる群より選ばれる1種又は2種以上の植物からの抽出物のみからなるものでもよいし、エイジツ、キョウニン、サイシン及びトウキからなる群より選ばれる1種又は2種以上の植物からの抽出物を製剤化したものでもよい。
上記植物抽出物は、デキストリン、シクロデキストリン等の薬学的に許容し得るキャリアーその他任意の助剤を用いて、常法に従い、粉末状、顆粒状、液状等の任意の剤形に製剤化することができる。この際、助剤としては、例えば、賦形剤、安定剤、矯臭剤等を用いることができる。上記植物抽出物を製剤化したI型コラーゲン産生促進剤、線維芽細胞増殖促進剤又はメラニン産生抑制剤の形態としては、例えば、軟膏剤、外用液剤等が挙げられる。
なお、本発明におけるI型コラーゲン産生促進剤、線維芽細胞増殖促進剤又はメラニン産生抑制剤は、必要に応じて、I型コラーゲン産生促進作用、線維芽細胞増殖促進作用又はメラニン産生抑制作用を有する天然抽出物等を、上記植物抽出物とともに配合して有効成分として用いることができる。
本発明の化粧料キットにおける化学発光体は、化学発光現象を生じるものであれば特に限定されるものではないが、一般に、各別に用意され、かつ使用の際の混合時に化学発光現象を生じる少なくとも2種の液(A液、B液)の組み合わせから構成される。
化学発光体は、化学発光により生じた光を透過させることのできる可撓性透明容器の内部に少なくとも1個の破割性容器が挿入され、可撓性透明容器(例えば、円筒状プラスチック製容器等)に蛍光剤が配合されたA液を充填し、破割性容器(例えば、ガラスアンプル等)に酸化剤が配合されたB液を充填した構造を備えるものが挙げられる。
化学発光体におけるA液は、少なくともシュウ酸エステル、蛍光物質等から構成され、B液は、少なくとも過酸化水素等から構成される。
A液に含まれるシュウ酸エステルとしては、例えば、ビス(2,4,5−トリクロロ−6−カルボブトキシフェニルオキザレート)、ビス(2,4,5−トリクロロ−6−カルボペントキシフェニルオキザレート)等が挙げられる。
A液に含まれる蛍光物質としては、300〜1200nmにスペクトル発光を有し、少なくとも青色、オレンジ色又は緑色の発光を有するものであって、かつ、希釈剤に少なくとも部分的に可溶なものであれば特に制限はなく、例えば、アントラセン、置換アントラセン、ベンゾアントラセン、フェナントレン、置換アントラセン、ベンゾアントラセン、フェナントレン、置換フェナントレン、ナフタセン、置換ナフタセン、ペンタセン、置換ペンタセン、ペリレン、置換ペリレン、ビオラントロン、置換ビオラントロン等の、少なくとも3つの縮合環を有する共役多環芳香族化合物が挙げられる。上記化合物の置換基としては、フェニル基、低級アルキル基(C1〜C16)、クロロ基、ブロモ基、シアノ基、アルコキシ基(C1〜C16)が例示される。
好適な蛍光物質としては、9,10−ビス(フェニルエチニル)アントラセン、1−メトキシ−9,10−ビス(フェニルエチニル)アントラセン、ペリレン、1,5−ジクロロ−9,10−ビス(フェニルエチニル)アントラセン、1,8−ジクロロ−9,10−ビス(フェニルエチニル)アントラセン、ルブレン、モノクロロ及びジクロロ置換9,10−ビス(フェニルエチニル)アントラセン、5,12−ビス(フェニルエチニル)テトラセン、9,10−ジフェニルアントラセン、16,17−ジヘキシルオキシビオラントロン、2−メチル−9,10−ビス−(フェニルエチニル)アントラセン、9,10−ビス−(4−メトキシフェニル)−2−クロロアントラセン、9,10−ビス−(4−エトキシフェニル)−2−クロロアントラセン、16,17−ジデシクロキシビオラントロン、「ルモゲン・レッド」(「LUMOGEN RED」、赤色を発するペリレンジカルボキシイミド蛍光剤)、(「LUMOGEN YELLOW」、黄色を発するペリレンジカルボキシイミド蛍光剤)、(「LUMOGEN ORANGE」、オレンジ色を発するペリレンジカルボキシイミド蛍光剤)、5,12−ビス−(フェニルエチニル)ナフタセン、5,6,11,12−テトラフェニルナフタセン及びこれらの混合物等が挙げられる。
このような化学発光体としては、例えば、日本オムニグロー社製のライトシェープブルー、ライトシェープイエロー、ライトシェープグリーン、ライトシェープオレンジ等を用いることができ、特にオレンジ色に発光するライトシェープオレンジ、緑色に発光するライトシェープグリーン、又は青色に発光するライトシェープブルーを用いるのが好ましい。
このような構成を有する化粧料キットを用いた化粧方法としては、まず、I型コラーゲン産生促進剤、線維芽細胞増殖促進剤又はメラニン産生抑制剤を、皮膚の所望の部位に適用(塗布)する。
そして、I型コラーゲン産生促進剤、線維芽細胞増殖促進剤又はメラニン産生抑制剤を塗布した部位に、化学発光体からの特定の色(青色、緑色、オレンジ色)の光を照射する。これにより、I型コラーゲン産生促進剤、線維芽細胞増殖促進剤又はメラニン産生抑制剤に含まれる植物抽出物が有する作用(I型コラーゲン産生促進作用、線維芽細胞増殖促進作用又はメラニン産生抑制作用)が相乗的に向上することになる。
具体的には、I型コラーゲン産生促進剤に甘草葉部抽出物、スターフルーツ抽出物、ヒマラヤンラズベリー抽出物又はクスノハガシワ抽出物が含まれる場合には、緑色又はオレンジ色の光を照射するのが好ましく、イラクサ抽出物又はトウニン抽出物が含まれる場合には、オレンジ色の光を照射するのが好ましく、月桃抽出物が含まれる場合には、緑色の光を照射するのが好ましい。
また、線維芽細胞増殖促進剤にアスパラガス抽出物又はハス胚芽抽出物が含まれる場合には、緑色又はオレンジ色の光を照射するのが好ましく、甘草葉部抽出物が含まれる場合には、オレンジ色の光を照射するのが好ましい。
さらに、メラニン産生抑制剤にエイジツ抽出物又はキョウニン抽出物が含まれる場合には、緑色又はオレンジ色の光を照射するのが好ましく、サイシン抽出物が含まれる場合には、青色又は緑色の光を照射するのが好ましく、トウキ抽出物が含まれる場合には、緑色の光を照射するのが好ましい。
当該部位への光の照射時間は、特に限定されるものではないが、20〜60分であるのが好ましく、30分程度であるのが特に好ましい。照射時間が20分未満であると、I型コラーゲン産生促進剤、線維芽細胞増殖促進剤又はメラニン産生抑制剤に含有される植物抽出物の作用が向上しないおそれがあり、60分を超えると、化学発光体からの光の照度が低下し、植物抽出物の有する作用のさらなる向上効果が認められないおそれがある。
以上説明したように、本発明に係る化粧料キットによれば、I型コラーゲン産生促進剤、線維芽細胞増殖促進剤又はメラニン産生抑制剤を皮膚等に塗布し、その部位に特定の発色の光を照射することで、I型コラーゲン産生促進剤、線維芽細胞増殖促進剤又はメラニン産生抑制剤に含まれる天然抽出物の有する各種作用を向上させることができる。
以下、試験例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の試験例に何ら制限されるものではない。
〔I型コラーゲン産生促進試験〕
甘草葉部抽出物、スターフルーツ抽出物、ヒマラヤンラズベリー抽出物、イラクサ抽出物、エイジツ抽出物、タイソウ抽出物、トウニン抽出物、クスノハガシワ抽出物、月桃抽出物及びアシタバ抽出物の各試料について、以下のようにしてI型コラーゲン産生促進作用を試験した。なお、上記各抽出物として、甘草葉抽出液BG、スターフルーツ葉抽出液BG30、ヒマラヤンラズベリー抽出液BG、イラクサ抽出液、エイジツ抽出液、タイソウ抽出液、トウニン抽出液、クスノハガシワ抽出液BG、月桃葉抽出液及びアシタバ抽出液BG(すべて丸善製薬社製)の凍結乾燥品を使用した。
甘草葉部抽出物、スターフルーツ抽出物、ヒマラヤンラズベリー抽出物、イラクサ抽出物、エイジツ抽出物、タイソウ抽出物、トウニン抽出物、クスノハガシワ抽出物、月桃抽出物及びアシタバ抽出物の各試料について、以下のようにしてI型コラーゲン産生促進作用を試験した。なお、上記各抽出物として、甘草葉抽出液BG、スターフルーツ葉抽出液BG30、ヒマラヤンラズベリー抽出液BG、イラクサ抽出液、エイジツ抽出液、タイソウ抽出液、トウニン抽出液、クスノハガシワ抽出液BG、月桃葉抽出液及びアシタバ抽出液BG(すべて丸善製薬社製)の凍結乾燥品を使用した。
ヒト皮膚正常線維芽細胞(Detroit 551)を、10%FBS、1%NEAA及び1mmol/Lピルビン酸ナトリウムを含有するMEM培地を用いて培養した後、トリプシン処理により細胞を回収した。回収した細胞を2×105cells/mLの細胞密度になるように上記培地で希釈した後、96ウェルマイクロプレートに1ウェル当たり100μLずつ播種し、一晩培養した。
培養終了後、培地を抜き、0.5%FBS含有MEM培地に溶解した試料(試料濃度は下記表1を参照)を各ウェルに200μLずつ添加して、化学発光体(製品名:ライトシェープグリーン・ライトシェープオレンジ,日本オムニグロー社製)をマイクロプレートに接触させ、緑色又はオレンジ色の光を30分間照射した。また、ポジティブコントロールとして、最終濃度25μg/mLのアスコルビン酸リン酸マグネシウム(APM)を使用した。
光を照射した後、3日間培養し、培養後、各ウェルの培養上清中のコラーゲン量をELISA法により測定し、試料無添加時のI型コラーゲン産生量を100%として、下記式によりI型コラーゲン産生促進率(%)を算出した。なお、化学発光体からの光を照射しなかった場合についても上記と同様にしてI型コラーゲン産生促進率(%)を算出した。
I型コラーゲン産生促進率(%)=A/B×100
式中、Aは「試料添加時のI型コラーゲン量」を表し、Bは「試料無添加時のI型コラーゲン量」を表す。
結果を表1に示す。
式中、Aは「試料添加時のI型コラーゲン量」を表し、Bは「試料無添加時のI型コラーゲン量」を表す。
結果を表1に示す。
表1に示すように、甘草葉部抽出物、スターフルーツ抽出物、ヒマラヤンラズベリー抽出物、イラクサ抽出物、トウニン抽出物、クスノハガシワ抽出物及び月桃抽出物は、化学発光体からの光を照射することで、照射しないときよりもI型コラーゲン産生促進作用が向上することが確認され、特にオレンジ色の光を照射することで、I型コラーゲン産生促進作用がより向上することが確認された。また、イラクサ抽出物(試料濃度:100μg/mL)及びトウニン抽出物は、緑色の光を照射したときにはI型コラーゲン産生促進作用の向上効果が認められなかった。さらに、月桃抽出物は、オレンジ色の光を照射したときにはI型コラーゲン産生促進作用の向上効果が認められなかった。
一方、エイジツ抽出物、タイソウ抽出物及びアシタバ抽出物の各抽出物は、いずれもI型コラーゲン産生促進作用の向上効果が認められなかった。
〔試験例2〕線維芽細胞増殖促進試験
アスパラガス抽出物、甘草葉部抽出物、ハス胚芽抽出物、イチョウ抽出物、オウゴン抽出物、キナ抽出物、サンショウ抽出物、サンザシ抽出物、ワイルドタイム抽出物及びヒマラヤンラズベリー抽出物の各試料について、以下のようにして線維芽細胞増殖促進作用を試験した。なお、上記各抽出物として、アスパラガス抽出液、甘草葉抽出液BG、ハス胚芽抽出液、イチョウ葉抽出液、オウゴン抽出液、キナ抽出液、サンショウ抽出液、サンザシ抽出液、ワイルドタイム抽出液及びヒマラヤンラズベリー根抽出液(すべて丸善製薬社製)の凍結乾燥品を使用した。
アスパラガス抽出物、甘草葉部抽出物、ハス胚芽抽出物、イチョウ抽出物、オウゴン抽出物、キナ抽出物、サンショウ抽出物、サンザシ抽出物、ワイルドタイム抽出物及びヒマラヤンラズベリー抽出物の各試料について、以下のようにして線維芽細胞増殖促進作用を試験した。なお、上記各抽出物として、アスパラガス抽出液、甘草葉抽出液BG、ハス胚芽抽出液、イチョウ葉抽出液、オウゴン抽出液、キナ抽出液、サンショウ抽出液、サンザシ抽出液、ワイルドタイム抽出液及びヒマラヤンラズベリー根抽出液(すべて丸善製薬社製)の凍結乾燥品を使用した。
ヒト正常皮膚線維芽細胞(NB1RGB)を10%FBS含有α−MEMを用いて培養した後、トリプシン処理により細胞を回収した。回収した細胞を7.0×104cells/mLの細胞密度になるように5%FBS含有α−MEMで希釈した後、96ウェルプレートに1ウェルあたり100μLずつ播種し、一晩培養した。
培養終了後、5%FBS含有α−MEMで溶解した試料溶液(試料濃度は下記表2を参照)を各ウェルに100μLずつ添加し、化学発光体(製品名:ライトシェープグリーン・ライトシェープオレンジ,日本オムニグロー社製)による緑色又はオレンジ色の光をインキュベータ内で30分間照射し、その後、3日間培養した。
線維芽細胞増殖作用は、MTTアッセイ法を用いて測定した。培養終了後、各ウェルから100μLずつ培地を抜き、終濃度5mg/mLでPBS(−)に溶解したMTTを各ウェルに20μLずつ添加した。4.5時間培養した後に、10%SDSを溶解した0.01mol/Lの塩酸溶液を各ウェルに100μLずつ添加し、一晩培養した後、波長570nmにおける吸光度を測定した。同時に濁度として波長650nmにおける吸光度を測定し、両者の差をもってブルーホルマザン生成量とした。また、同様の方法で空試験を行い補正した。得られた結果から、下記の式により、線維芽細胞増殖促進率(%)を算出した。なお、化学発光体からの光を照射しなかった場合についても上記と同様にして線維芽細胞増殖促進率(%)を算出した。
線維芽細胞増殖促進率(%)=(A−B)/(C−D)×100
式中、Aは「試料を添加した細胞での吸光度」を表し、Bは「試料を添加した空試験の吸光度」を表し、Cは「試料を添加しない細胞での吸光度」を表し、Dは「試料を添加しない空試験の吸光度」を表す。
結果を表2に示す。
式中、Aは「試料を添加した細胞での吸光度」を表し、Bは「試料を添加した空試験の吸光度」を表し、Cは「試料を添加しない細胞での吸光度」を表し、Dは「試料を添加しない空試験の吸光度」を表す。
結果を表2に示す。
表2に示すように、アスパラガス抽出物、甘草葉部抽出物及びハス胚芽抽出物は、化学発光体からの光を照射することで、照射しないときよりも線維芽細胞増殖促進作用が向上することが確認され、特にオレンジ色の光を照射することで、線維芽細胞増殖促進作用がより向上することが確認された。また、甘草葉部抽出物(試料濃度:50μg/mL)は、緑色の光を照射したときには線維芽細胞増殖促進作用の向上効果が認められなかった。
一方、イチョウ抽出物、オウゴン抽出物、キナ抽出物、サンショウ抽出物、サンザシ抽出物、ワイルドタイム抽出物及びヒマラヤンラズベリー抽出物の各抽出物は、いずれも線維芽細胞増殖促進作用の向上効果が認められなかった。
〔試験例3〕メラニン産生抑制作用試験
エイジツ抽出物、キョウニン抽出物、サイシン抽出物、トウキ抽出物、クジン抽出物、ソウハクヒ抽出物、ムクロジ抽出物、アスパラガス抽出物、アルニカ抽出物及びユキノシタ抽出物の各試料について、以下のようにしてメラニン産生抑制作用を試験した。なお、上記各抽出物として、エイジツ抽出液−R、キョウニン抽出液、サイシン抽出液W−LA、トウキ抽出液、クジン抽出液AL、ソウハクヒ抽出液、ムクロジエキスパウダー、アスパラガス抽出液、アルニカ抽出液及びユキノシタ抽出液(すべて丸善製薬社製)を使用した。
エイジツ抽出物、キョウニン抽出物、サイシン抽出物、トウキ抽出物、クジン抽出物、ソウハクヒ抽出物、ムクロジ抽出物、アスパラガス抽出物、アルニカ抽出物及びユキノシタ抽出物の各試料について、以下のようにしてメラニン産生抑制作用を試験した。なお、上記各抽出物として、エイジツ抽出液−R、キョウニン抽出液、サイシン抽出液W−LA、トウキ抽出液、クジン抽出液AL、ソウハクヒ抽出液、ムクロジエキスパウダー、アスパラガス抽出液、アルニカ抽出液及びユキノシタ抽出液(すべて丸善製薬社製)を使用した。
B16メラノーマ細胞を、10%FBS含有ダルベッコMEMを用いて培養した後、トリプシン処理により細胞を回収した。回収した細胞を10%FBS含有ダルベッコMEMで4.0×104cells/mLの細胞密度に希釈した後、24ウェルプレートに1ウェルあたり0.4mLずつ播種し、一晩培養した。
培養終了後、培養液を除去し、10%FBS及び1mmol/Lテオフィリン含有ダルベッコMEMで溶解した試料溶液(試料濃度は下記表3を参照)を各ウェルに0.8mL添加し、化学発光体(製品名:ライトシェープブルー・ライトシェープグリーン・ライトシェープオレンジ,日本オムニグロー社製)による青色、緑色又はオレンジ色の光をインキュベータ内で30分間照射し、4日間培養した。培養終了後、各ウェルから培地を取り除き、0.1%SDS生理食塩水0.2mLを添加してハンディーソニケーターを用いて細胞を破壊し、このうち10μLずつを別のプレートに取り、BCA Protein Assay Kit(PIERCE社製)を用いてタンパクの定量(562nm)を行った。また、残存した細胞は細液の波長475nmにおける吸光度を測定した。得られた結果から、下記式により単位細胞あたりのメラニン合成率(%)を算出した。なお、化学発光体からの光を照射しなかった場合についても上記と同様にしてメラニン合成率(%)を算出した。
メラニン合成率(%)={(A/B)/(C/D)}×100
式中、Aは「試料添加時の475nmにおける吸光度」を表し、Bは「試料添加時の562nmにおける吸光度」を表し、Cは「試料無添加時の475nmにおける吸光度」を表し、Dは「試料無添加時の562nmにおける吸光度」を表す。
結果を表3に示す。
式中、Aは「試料添加時の475nmにおける吸光度」を表し、Bは「試料添加時の562nmにおける吸光度」を表し、Cは「試料無添加時の475nmにおける吸光度」を表し、Dは「試料無添加時の562nmにおける吸光度」を表す。
結果を表3に示す。
表3に示すように、エイジツ抽出物、キョウニン抽出物、サイシン抽出物及びトウキ抽出物は、化学発光体からの光を照射することで、照射しないときよりもメラニン産生抑制作用が向上することが確認された。また、エイジツ抽出物及びキョウニン抽出物は、緑色及びオレンジ色の光を照射したときにメラニン産生抑制作用の向上効果が認められたが、サイシン抽出物(試料濃度:200μg/mL)は青色及び緑色の光を照射したときにメラニン産生抑制作用の向上効果が認められ、トウキ抽出物は、緑色の光を照射したときにメラニン産生抑制作用の向上効果が認められた。
一方、クジン抽出物、ソウハクヒ抽出物、ムクロジ抽出物、アスパラガス抽出物、アルニカ抽出物及びユキノシタ抽出物の各抽出物は、いずれもメラニン産生抑制作用の向上効果が認められなかった。
本発明の化粧料キット及び化粧方法は、皮膚の老化等の予防・改善に、またシミ、ソバカス、皮膚の色黒(皮膚色素沈着症)等の予防・改善に大きく貢献できる。
Claims (9)
- 甘草葉部、スターフルーツ、ヒマラヤンラズベリー、イラクサ、トウニン、クスノハガシワ及び月桃からなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有するI型コラーゲン産生促進剤と、
化学発光体とからなることを特徴とする化粧料キット。 - 前記I型コラーゲン産生促進剤を皮膚に適用し、当該適用部位に前記化学発光体からの光を照射することを特徴とする請求項1に記載の化粧料キット。
- アスパラガス、甘草葉部及びハス胚芽からなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有する線維芽細胞増殖促進剤と、
化学発光体とからなることを特徴とする化粧料キット。 - 前記線維芽細胞増殖促進剤を皮膚に適用し、当該適用部位に前記化学発光体からの光を照射することを特徴とする請求項3に記載の化粧料キット。
- エイジツ、キョウニン、サイシン及びトウキからなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有するメラニン産生抑制剤と、
化学発光体とからなることを特徴とする化粧料キット。 - 前記メラニン産生抑制剤を皮膚に適用し、当該適用部位に前記化学発光体からの光を照射することを特徴とする請求項5に記載の化粧料キット。
- 甘草葉部、スターフルーツ、ヒマラヤンラズベリー、イラクサ、トウニン、クスノハガシワ及び月桃からなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有するI型コラーゲン産生促進剤を皮膚に適用し、当該適用部位に化学発光体からの光を照射することを特徴とする化粧方法。
- アスパラガス、甘草葉部及びハス胚芽からなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有する線維芽細胞増殖促進剤を皮膚に適用し、当該適用部位に化学発光体からの光を照射することを特徴とする化粧方法。
- エイジツ、キョウニン、サイシン及びトウキからなる群より選択される1種又は2種以上の植物からの抽出物を有効成分として含有するメラニン産生抑制剤を皮膚に適用し、当該適用部位に化学発光体からの光を照射することを特徴とする化粧方法。
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