JP2011020695A - 合成樹脂製容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】側壁が、透明や半透明に形成された合成樹脂容器や、バージン樹脂で形成された合成樹脂容器の場合には、レザー光の照射により、二次元バーコードの生成が困難である。そこで、熱的変化を起こすために添加物を混ぜると、樹脂の透明性が失われるという問題がある。
【解決手段】合成樹脂製容器V1の側壁2、3の一部領域のみに、レザー光の照射により、熱的変化を生じ、二次元コードCが形成される添加物が含まれている二次元コード形成領域A1を形成したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次元コード(例えば、QRコード(登録商標))が、レザーマーキングされた合成樹脂製容器に関するものである。
従来、二次元コードは、合成樹脂製容器の側壁等に、レザーマーキングにより形成されており、このような二次元コードが形成された合成樹脂製容器は、一例として、特許文献1に開示されている。
特開2006−182352号公報
レザーマーキングは、合成樹脂製容器の側壁等に、レザー光を照射し、レザー光が照射された合成樹脂製容器を局部的に加熱し、合成樹脂製容器の添加物に、炭化等の熱的変化を起こさせることにより、二次元コードを形成するものである。
しかしながら、合成樹脂製容器によっては、レザー光の照射により、熱的変化を生じる添加物が含まれていないものがあり、このような場合には、レザーマーキングにより、合成樹脂製容器に、二次元コードを形成することができなかったり、形成された二次元コードのコントラストが悪く、リーダーによる二次元コードの読み取り精度が低下するという問題があった。
特に、内容物を外側から確認するために、側壁が、透明や半透明に形成された合成樹脂製容器や、バージン樹脂で成形された合成樹脂製容器の場合には、レザー光の照射により、熱的変化を生じる添加物が含まれていないものが多い。レザーマーキングが可能な合成樹脂製容器を成形するために、樹脂に、カーボンブラックやチタン粉末等の添加物を添加した場合には、樹脂の透明性が失われるという問題があった。
本発明の目的は、上述した従来の合成樹脂製容器が有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、第1には、合成樹脂製容器の側壁の一部領域のみに、レザー光の照射により、熱的変化を生じ、二次元コードが形成される添加物が含まれている二次元コード形成領域を形成したものであり、第2には、透明或いは半透明の側壁の一部領域のみに、レザー光の照射により、熱的変化を生じ、二次元コードが形成される添加物が含まれている二次元コード形成領域を形成したものである。
合成樹脂製容器の側壁の一部領域のみに、レザー光の照射により、熱的変化を生じ、二次元コードが形成される添加物が含まれている二次元コード形成領域を形成したので、合成樹脂製容器の全体に、レザー光の照射により、熱的変化を生じる添加物を添加した場合に比べて、レザー光の照射により、熱的変化を生じる添加物の量を、減少することができ、従って、合成樹脂製容器の製造コストを抑制することができる。
透明或いは半透明の側壁の一部領域のみに、レザー光の照射により、熱的変化を生じ、二次元コードが形成される添加物が含まれている二次元コード形成領域を形成したので、二次元コード形成領域が、合成樹脂製容器に収容された内容物の外側からの確認作業の障害となるようなことがない。
図1は、本発明の合成樹脂製容器の斜視図である。 図2は、図1に示されている合成樹脂製容器の正面図である。 図3は、本発明の別の実施例の合成樹脂製容器の斜視図である。 図4は、本発明の更に別の実施例の合成樹脂製容器の斜視図である。 図5は、本発明の更なる別の実施例の合成樹脂製容器の斜視図である。 図6は、本発明のなお更なる別の実施例の合成樹脂製容器の斜視図である。
先ず最初に、図1及び図2を用いて、本発明の実施例について説明する。
図1及び図2に示されている合成樹脂製容器V1は、底部1と相対する長側壁2と相対する短側壁3とから構成されており、射出成形により、一体成形されている。
合成樹脂製容器V1は、後述する二次元コード形成領域を除いて、レザー光の照射により、熱的変化を生じる添加物が含まれていない樹脂により成形されている。このように構成することにより、透明や半透明の樹脂やバージン樹脂を使用することができる。
A1は、二次元コードCが形成される二次元コード形成領域であり、二次元コード形成領域A1は、合成樹脂製容器V1の長側壁2や短側壁3に形成されることになる。二次元コード形成領域A1は、形成される二次元コードCの面積より大きく、且つ、合成樹脂製容器V1に収容された内容物を外側から、容易に確認する確認作業の障害とならないような面積に形成されている。
二次元コード形成領域A1には、レザー光の照射により、熱的変化を生じ、二次元コードCが形成される添加物が含まれている。このような添加物は、二次元コード形成領域A1にのみ含まれている。レザー光の照射により、熱的変化を生じる添加物としては、炭酸カルシウムやタルクや酸化チタン等を使用することができる。
合成樹脂製容器V1の長側壁2或いは短側壁3の一部のみに、レザー光の照射により、熱的変化を生じる添加物が含まれるように構成したので、合成樹脂製容器V1の全体に、レザー光の照射により、熱的変化を生じる添加物を添加した場合に比べて、レザー光の照射により、熱的変化を生じる添加物の量を、減少することができ、従って、合成樹脂製容器V1の製造コストを抑制することができる。
また、合成樹脂製容器V1の透明或いは半透明の長側壁2或いは短側壁3の一部のみに、レザー光の照射により、熱的変化を生じる添加物が含まれる二次元コード形成領域A1を形成したので、二次元コード形成領域A1が、合成樹脂製容器V1に収容された内容物の外側からの確認作業の障害となるようなことがない。
図3には、本発明の別の実施例が示されており、この実施例においては、合成樹脂製容器V1の長側壁2に、公知のカード差し部材K1が、取り付けられている。また、長側壁2のカード差し部材K1が取り付けられているカード差し部材取付領域A2の近傍に位置する長側壁2には、上述した領域と同様の二次元コード形成領域A1が形成されており、この二次元コード形成領域A1に、レザー光を照射することにより、上述したように、二次元コードCが形成されることになる。
カード差し部材K1には、公知にように、カードHが装着されることになる。一例として、カード差し部材K1に装着されたカードHには、合成樹脂製容器V1に収納されている物品に関する種々の情報が蓄積されており、また、二次元コード形成領域A1に形成された二次元コードCには、合成樹脂製容器V1に関する種々の情報が蓄積されている。合成樹脂製容器V1に収納されている物品は、時々、変わることが多いので、交換し易いカードHに、収納されている物品に関する情報を蓄積することが好ましい。
図4に示されている実施例は、図3に示されている実施例における二次元コード形成領域A1を、カード差し部材K1内に形成したものであり、カード差し部材K1内に形成された二次元コード形成領域A1に、二次元コードCが形成されることになる。
図5に示されている実施例は、合成樹脂製容器V1の長側壁2に形成されたカード貼着領域A3に位置する長側壁2のみに、レザー光の照射により、熱的変化を生じ、二次元コードCが形成される添加物が含まれている。このカード貼着領域A3内の所定の部分に、二次元コードCが形成されることになる。なお、カード貼着領域A3には、カードの剥離を容易にするために、シボ加工、或いは、縦横方向に延在する溝が形成されている。カード貼着領域A3に、このようなシボ加工、或いは、縦横方向に延在する溝が形成されていても、レザーマーキングにより、二次元コードCを形成することができる。
図6に示されている実施例は、合成樹脂製容器V1の上端フランジv1と、上端フランジv1の直ぐ下に位置する上部水平リブv2との間に位置する長側壁2の狭い領域の一部を、レザー光の照射により、熱的変化を生じる添加物が含まれている樹脂により成形し、上述した領域と同様の二次元コード形成領域A1を形成したものであり、この二次元コード形成領域A1に、二次元コードCが形成されることになる。
また、上端フランジv1と、上端フランジv1の直ぐ下に位置する上部水平リブv2との間に位置する長側壁2の狭い領域全体を、熱的変化を生じる添加物が含まれている樹脂により成形することもできる。このように構成することにより、二次元コードCが形成される二次元コード形成領域A1以外の上端フランジv1と上部水平リブv2との間に位置する領域に、レザーマーキングにより、社名等の種々の情報を形成することができる。
上述した社名等の種々の情報は、通常は、金型を構成する替え入れ子に、社名等の種々の情報を彫刻することにより形成することになるが、高さの低い狭いスペースに印刷を行うことは困難であるので、従来は、替え入れ子で対応している。しかし、種々の情報変更に対応するため、替え入れ子を複数個、用意しなければならず、従って、金型の製造コストや金型の管理上のコストが上昇することになる。しかも、替え入れ子に、社名等の種々の情報を彫刻することは、困難を伴う作業であり、また、このように形成された社名等の種々の情報は、単に、凹凸状の文字であるので、識別難いという問題があった。しかしながら、レザーマーキングにより、社名等の種々の情報を形成することができるので、狭い領域でも、簡単に、社名等の種々の情報を形成することができるとともに、社名等の種々の情報を、容易に識別することができる。更に、社名等の種々の情報の変更に、迅速に対応することができる。
A1・・・・・・・・・・二次元コード形成領域
C・・・・・・・・・・・二次元コード
V1・・・・・・・・・・合成樹脂製容器
1・・・・・・・・・・・底部な平坦面
2・・・・・・・・・・・長側壁
3・・・・・・・・・・・短側壁

Claims (2)

  1. 合成樹脂製容器の側壁の一部領域のみに、レザー光の照射により、熱的変化を生じ、二次元コードが形成される添加物が含まれている二次元コード形成領域を形成したことを特徴とする合成樹脂製容器。
  2. 透明或いは半透明の側壁の一部領域のみに、レザー光の照射により、熱的変化を生じ、二次元コードが形成される添加物が含まれている二次元コード形成領域を形成したことを特徴とする合成樹脂製容器。
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