JPH09157416A - レ−ザ−マ−キングを施したプラスチック成形品 - Google Patents
レ−ザ−マ−キングを施したプラスチック成形品Info
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- JPH09157416A JPH09157416A JP7317639A JP31763995A JPH09157416A JP H09157416 A JPH09157416 A JP H09157416A JP 7317639 A JP7317639 A JP 7317639A JP 31763995 A JP31763995 A JP 31763995A JP H09157416 A JPH09157416 A JP H09157416A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
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- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】成形品の表面及び裏面に鮮明なマ−キングを付
与することができる。 【解決手段】レ−ザ−マ−キング層を含むシ−トとプラ
スチック溶融材料とを同時に成形加工して成形品の表面
及び/又は裏面に該シ−トを接合させ、次いでレ−ザ−
光線を照射してレ−ザ−マ−キング層を発色させてなる
ことを特徴とするレ−ザ−マ−キングを施したプラスチ
ック成形品並びにレ−ザ−マ−キング層を含むシ−トを
成形品に真空成形加工して成形品の表面及び/又は裏面
に該シ−トを接合させ、次いでレ−ザ−光線を照射して
レ−ザ−マ−キング層を発色させてなることを特徴とす
るレ−ザ−マ−キングを施したプラスチック成形品。
与することができる。 【解決手段】レ−ザ−マ−キング層を含むシ−トとプラ
スチック溶融材料とを同時に成形加工して成形品の表面
及び/又は裏面に該シ−トを接合させ、次いでレ−ザ−
光線を照射してレ−ザ−マ−キング層を発色させてなる
ことを特徴とするレ−ザ−マ−キングを施したプラスチ
ック成形品並びにレ−ザ−マ−キング層を含むシ−トを
成形品に真空成形加工して成形品の表面及び/又は裏面
に該シ−トを接合させ、次いでレ−ザ−光線を照射して
レ−ザ−マ−キング層を発色させてなることを特徴とす
るレ−ザ−マ−キングを施したプラスチック成形品。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なプラスチック
成形品に係わる。
成形品に係わる。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、自動車部品、電気部
品、家庭用具、飲料容器等のプラスチック成形品には、
例えば、着色インキにより製造ロット番号、製造年月
日、製造工場、種類等の情報を文字、記号、マ−ク、
図、バ−コ−ド等をマ−キングすることが行われてい
る。着色インキをプラスチック成形品にマ−キングする
方法としては、例えば、着色インキをバッド印刷、スク
リ−ン印刷、インクジェット方式により成形品に直接印
刷する方法、またはマ−キングしたラベルを貼付ける方
法が採用されている。しかしながら、前者の方法ではプ
ラスチック成形品の形状によって印刷が困難となり、ま
た、後者の方法ではマ−ク等の種類ごとに多品種のラベ
ルを準備する必要があり手間が掛かるといった欠点があ
る。
品、家庭用具、飲料容器等のプラスチック成形品には、
例えば、着色インキにより製造ロット番号、製造年月
日、製造工場、種類等の情報を文字、記号、マ−ク、
図、バ−コ−ド等をマ−キングすることが行われてい
る。着色インキをプラスチック成形品にマ−キングする
方法としては、例えば、着色インキをバッド印刷、スク
リ−ン印刷、インクジェット方式により成形品に直接印
刷する方法、またはマ−キングしたラベルを貼付ける方
法が採用されている。しかしながら、前者の方法ではプ
ラスチック成形品の形状によって印刷が困難となり、ま
た、後者の方法ではマ−ク等の種類ごとに多品種のラベ
ルを準備する必要があり手間が掛かるといった欠点があ
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記した問
題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、レ−ザ−
マ−キング層を含むシ−トを、プラスチック成形加工時
もしくは成形加工後に接合し、次いでレ−ザ−光線によ
りレ−ザ−マ−キングを施すことによって従来からの欠
点を全て解消することを見出し、本発明を完成するに至
った。
題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、レ−ザ−
マ−キング層を含むシ−トを、プラスチック成形加工時
もしくは成形加工後に接合し、次いでレ−ザ−光線によ
りレ−ザ−マ−キングを施すことによって従来からの欠
点を全て解消することを見出し、本発明を完成するに至
った。
【0004】即ち、本発明は、レ−ザ−マ−キング層を
含むシ−トとプラスチック溶融材料とを同時に成形加工
して成形品の表面及び/又は裏面に該シ−トを接合さ
せ、次いでレ−ザ−光線を照射してレ−ザ−マ−キング
層を発色させてなることを特徴とするレ−ザ−マ−キン
グを施したプラスチック成形品(以下、「本発明1」と
略す。)並びにレ−ザ−マ−キング層を含むシ−トを成
形品に真空成形加工して成形品の表面及び/又は裏面に
該シ−トを接合させ、次いでレ−ザ−光線を照射してレ
−ザ−マ−キング層を発色させてなることを特徴とする
レ−ザ−マ−キングを施したプラスチック成形品(以
下、「本発明2」と略す。)に係わる。
含むシ−トとプラスチック溶融材料とを同時に成形加工
して成形品の表面及び/又は裏面に該シ−トを接合さ
せ、次いでレ−ザ−光線を照射してレ−ザ−マ−キング
層を発色させてなることを特徴とするレ−ザ−マ−キン
グを施したプラスチック成形品(以下、「本発明1」と
略す。)並びにレ−ザ−マ−キング層を含むシ−トを成
形品に真空成形加工して成形品の表面及び/又は裏面に
該シ−トを接合させ、次いでレ−ザ−光線を照射してレ
−ザ−マ−キング層を発色させてなることを特徴とする
レ−ザ−マ−キングを施したプラスチック成形品(以
下、「本発明2」と略す。)に係わる。
【0005】本発明において、レ−ザ−マ−キング層を
含むシ−トはシ−ト表面にレ−ザ−マ−キングインキを
塗布して得られるレ−ザ−マ−キングシ−トである。
含むシ−トはシ−ト表面にレ−ザ−マ−キングインキを
塗布して得られるレ−ザ−マ−キングシ−トである。
【0006】本発明において使用するレーザーマーキン
グインキは、通常、発色剤および融点200℃以上の顕
色剤を主成分とし、これらを水及び/又は有機溶剤に分
散せしめることによって調製することができ、さらに必
要に応じて、レーザー光吸収無機化合物、バインダー、
分散剤、紫外線吸収剤、増感剤およびその他の添加剤を
適宜配合することができる。
グインキは、通常、発色剤および融点200℃以上の顕
色剤を主成分とし、これらを水及び/又は有機溶剤に分
散せしめることによって調製することができ、さらに必
要に応じて、レーザー光吸収無機化合物、バインダー、
分散剤、紫外線吸収剤、増感剤およびその他の添加剤を
適宜配合することができる。
【0007】レーザーマーキングインキに用いる融点2
00℃以上の顕色剤(電子受容性物質)の具体例として
は、ビスフェノールS(4,4′−スルフォニルジフェ
ノール;融点248−250℃)、2,2′,6,6′
−テトラメチル−4,4′−スルフォニルジフェノール
(融点298−300℃)、2,2′,6,6′−テト
ラブロモ−4,4′−スルフォニルジフェノール(融点
278−280℃)、p−ヒドロキシ安息香酸(融点2
13−214℃)、4−ヒドロキシイソフタル酸(分解
点314−315℃)、3−ヒドロキシ−2−ナフタレ
ンカルボン酸(融点222−223℃)、4,4′−ブ
チリデン−ビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノ
ール)(融点205℃)、1,3,5−トリメチル−
2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)ベンゼン(融点244℃)、10−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファ
フェナンスレン−10−オキサイド(融点203℃)
等;および活性白土、酸性白土、アタパルジャイト、珪
酸アルミニウム等の無機酸性物質が挙げられる。このう
ち、2,2′,6,6′−テトラメチル−4,4′−ス
ルフォニルジフェノール(融点298−300℃)、
2,2′,6,6′−テトラブロモ−4,4′−スルフ
ォニルジフェノール(融点278−280℃)、ビスフ
ェノールS(融点248−250℃)および無機酸性物
質等の融点が230℃以上のものが好ましく、殊に、
2,2′,6,6′−テトラメチル−4,4′−スルフ
ォニルジフェノール(融点298−300℃)、2,
2′,6,6′−テトラブロモ−4,4′−スルフォニ
ルジフェノール(融点278−280℃)等の融点が2
60℃以上のものが好適である。
00℃以上の顕色剤(電子受容性物質)の具体例として
は、ビスフェノールS(4,4′−スルフォニルジフェ
ノール;融点248−250℃)、2,2′,6,6′
−テトラメチル−4,4′−スルフォニルジフェノール
(融点298−300℃)、2,2′,6,6′−テト
ラブロモ−4,4′−スルフォニルジフェノール(融点
278−280℃)、p−ヒドロキシ安息香酸(融点2
13−214℃)、4−ヒドロキシイソフタル酸(分解
点314−315℃)、3−ヒドロキシ−2−ナフタレ
ンカルボン酸(融点222−223℃)、4,4′−ブ
チリデン−ビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノ
ール)(融点205℃)、1,3,5−トリメチル−
2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)ベンゼン(融点244℃)、10−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスファ
フェナンスレン−10−オキサイド(融点203℃)
等;および活性白土、酸性白土、アタパルジャイト、珪
酸アルミニウム等の無機酸性物質が挙げられる。このう
ち、2,2′,6,6′−テトラメチル−4,4′−ス
ルフォニルジフェノール(融点298−300℃)、
2,2′,6,6′−テトラブロモ−4,4′−スルフ
ォニルジフェノール(融点278−280℃)、ビスフ
ェノールS(融点248−250℃)および無機酸性物
質等の融点が230℃以上のものが好ましく、殊に、
2,2′,6,6′−テトラメチル−4,4′−スルフ
ォニルジフェノール(融点298−300℃)、2,
2′,6,6′−テトラブロモ−4,4′−スルフォニ
ルジフェノール(融点278−280℃)等の融点が2
60℃以上のものが好適である。
【0008】また、レ−ザ−マ−キングインキに用いる
発色剤としては、感熱記録材において通常用いられる発
色剤、即ちロイコ色素(電子供与性発色性化合物)が適
している。
発色剤としては、感熱記録材において通常用いられる発
色剤、即ちロイコ色素(電子供与性発色性化合物)が適
している。
【0009】その具体例としては、3,3′−ビス(p
−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタ
リド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−
(1,2−ジメチルインドール−3−イル)フタリド、
3,3′−ビス(1,2−ジメチルインドール−3−イ
ル)−5−ジメチルアミノフタリド、3−p−ジメチル
アミノフェニル−3−(1−メチルピロール−3−イ
ル)−6−ジエチルアミノフタリド等のトリアリルスタ
ンフタリド系染料;4,4′−ビス−ジメチルアミノベ
ンズヒドリルベンジルエーテル、N−ハロフェニルロイ
コオーラミン等のジフェニルメタン系染料;ベンゾイル
ロイコメチレンブルー等のチアジン系染料;3−メチル
−ナフト−(6′−メトキシベンゾ)スピロピラン、3
−ベンジル−スピロ−ジナフトピラン等のスピロ系染
料;ローダミン−B−アニリノラクタム、ローダミン−
B−(o−クロロアニリノ)ラクタム等のラクタム系染
料;3−ジエチルアミノ−7−o−フルオロアニリノフ
ルオラン、3−ジメチルアミノ−7−o−フルオロアニ
リノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−o−クロロ
アニリノフルオラン、3−ジメチルアミノ−7−o−ク
ロロアニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−p
−クロロアニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7
−ジベンジルアミノフルオラン、3−(N−シクロヘキ
シル−N−メチルアミノ)−6−メチル−7−フェニル
アミノフルオラン、3−(N−トリル−N−エチルアミ
ノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3
−ジエチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフ
ルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−フェ
ニルアミノフルオラン等のフルオラン系染料;3,6,
6′−トリス(ジメチルアミノ)スピロ(フルオレン−
9,3′フタリド、3,6−ビス(ジメチルアミノ)フ
ルオレンスピロ(9,3′)−6′−ジメチルアミノフ
タリド、3,6−ビス(ジメチルアミノ)フルオレンス
ピロ(9,3′)−6′−ピロリジノフタリド、3−ジ
メチルアミノ−6−ジエチルアミノノルオレンスピロ
(9,3′)−6′−ピロリジノフタリド等のフルオレ
ン系染料等が挙げられ、このうち、特に、3−ジブチル
アミノ−6−メチル−7−フェニルフルオラン等の融点
150℃以上のものが好ましい。
−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタ
リド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−
(1,2−ジメチルインドール−3−イル)フタリド、
3,3′−ビス(1,2−ジメチルインドール−3−イ
ル)−5−ジメチルアミノフタリド、3−p−ジメチル
アミノフェニル−3−(1−メチルピロール−3−イ
ル)−6−ジエチルアミノフタリド等のトリアリルスタ
ンフタリド系染料;4,4′−ビス−ジメチルアミノベ
ンズヒドリルベンジルエーテル、N−ハロフェニルロイ
コオーラミン等のジフェニルメタン系染料;ベンゾイル
ロイコメチレンブルー等のチアジン系染料;3−メチル
−ナフト−(6′−メトキシベンゾ)スピロピラン、3
−ベンジル−スピロ−ジナフトピラン等のスピロ系染
料;ローダミン−B−アニリノラクタム、ローダミン−
B−(o−クロロアニリノ)ラクタム等のラクタム系染
料;3−ジエチルアミノ−7−o−フルオロアニリノフ
ルオラン、3−ジメチルアミノ−7−o−フルオロアニ
リノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−o−クロロ
アニリノフルオラン、3−ジメチルアミノ−7−o−ク
ロロアニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−p
−クロロアニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7
−ジベンジルアミノフルオラン、3−(N−シクロヘキ
シル−N−メチルアミノ)−6−メチル−7−フェニル
アミノフルオラン、3−(N−トリル−N−エチルアミ
ノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3
−ジエチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフ
ルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−フェ
ニルアミノフルオラン等のフルオラン系染料;3,6,
6′−トリス(ジメチルアミノ)スピロ(フルオレン−
9,3′フタリド、3,6−ビス(ジメチルアミノ)フ
ルオレンスピロ(9,3′)−6′−ジメチルアミノフ
タリド、3,6−ビス(ジメチルアミノ)フルオレンス
ピロ(9,3′)−6′−ピロリジノフタリド、3−ジ
メチルアミノ−6−ジエチルアミノノルオレンスピロ
(9,3′)−6′−ピロリジノフタリド等のフルオレ
ン系染料等が挙げられ、このうち、特に、3−ジブチル
アミノ−6−メチル−7−フェニルフルオラン等の融点
150℃以上のものが好ましい。
【0010】また、発色剤として、融点が200℃以上
のもの、例えば、3−(4−ジエチルアミノ−2−エト
キシフェニル)−3−(1,2−ジメチルインドール−
3−イル)フタリド(融点215−216℃)、3,
3′−ビス(1−エチル−2−メチルインドール−3−
イル)−フタリド(融点225−227℃)、ローダミ
ン−B−アニリノラクタム(融点215℃)、ローダミ
ン−B−(o−クロロアニリノ)ラクタム(融点205
−207℃)、3−ジエチルアミノ−7−o−フルオロ
アニリノフルオラン(融点216℃)、3−ジメチルア
ミノ−7−o−フルオロアニリノフルオラン(融点21
8℃)、3−ジエチルアミノ−7−o−クロロアニリノ
フルオラン(融点220−221℃)、3−ジメチルア
ミノ−7−o−クロロアニリノフルオラン(融点222
−225℃)、3−(N−シクロヘキシル−N−メチル
アミノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン
(融点202−205℃)、3−ジエチルアミノ−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオラン(融点200−
202℃)、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−ク
ロロフルオラン(融点235℃)、3−ジエチルアミノ
−7,8−ベンゾフルオラン(融点219−220
℃)、2,2−ビス(4−(6′−(N−シクロヘキシ
ル−N−メチルアミノ)−3′−メチルスピロ(フタリ
ド−3,9′−キサンテン)−2′−イルアミノ)フェ
ニル)プロパン(融点230−238℃)、3,6,
6′−トリス(ジメチルアミノ)スピロ(フルオレン−
9,3′フタリド(融点244−246℃)、ビスラク
トン系化合物(分解点355−357℃)、クロメノピ
ラゾール系色素(融点260−261℃)等の各種色素
も使用することができ、このうち好ましいものとして
は、例えば、3−ジエチルアミノ−7−o−フルオロア
ニリノフルオラン(融点216℃)、3−ジエチルアミ
ノ−7−o−クロロアニリノフルオラン(融点220−
221℃)、2,2−ビス(4−(6′−(N−シクロ
ヘキシル−N−メチルアミノ)−3′−メチルスピロ
(フタリド−3,9′−キサンテン)−2′−イルアミ
ノ)フェニル)プロパン(融点230−238℃)、3
−ジエチルアミノ−7−o−フルオロフェニルフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−o−クロロフェニルフル
オラン等が挙げられる。
のもの、例えば、3−(4−ジエチルアミノ−2−エト
キシフェニル)−3−(1,2−ジメチルインドール−
3−イル)フタリド(融点215−216℃)、3,
3′−ビス(1−エチル−2−メチルインドール−3−
イル)−フタリド(融点225−227℃)、ローダミ
ン−B−アニリノラクタム(融点215℃)、ローダミ
ン−B−(o−クロロアニリノ)ラクタム(融点205
−207℃)、3−ジエチルアミノ−7−o−フルオロ
アニリノフルオラン(融点216℃)、3−ジメチルア
ミノ−7−o−フルオロアニリノフルオラン(融点21
8℃)、3−ジエチルアミノ−7−o−クロロアニリノ
フルオラン(融点220−221℃)、3−ジメチルア
ミノ−7−o−クロロアニリノフルオラン(融点222
−225℃)、3−(N−シクロヘキシル−N−メチル
アミノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン
(融点202−205℃)、3−ジエチルアミノ−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオラン(融点200−
202℃)、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−ク
ロロフルオラン(融点235℃)、3−ジエチルアミノ
−7,8−ベンゾフルオラン(融点219−220
℃)、2,2−ビス(4−(6′−(N−シクロヘキシ
ル−N−メチルアミノ)−3′−メチルスピロ(フタリ
ド−3,9′−キサンテン)−2′−イルアミノ)フェ
ニル)プロパン(融点230−238℃)、3,6,
6′−トリス(ジメチルアミノ)スピロ(フルオレン−
9,3′フタリド(融点244−246℃)、ビスラク
トン系化合物(分解点355−357℃)、クロメノピ
ラゾール系色素(融点260−261℃)等の各種色素
も使用することができ、このうち好ましいものとして
は、例えば、3−ジエチルアミノ−7−o−フルオロア
ニリノフルオラン(融点216℃)、3−ジエチルアミ
ノ−7−o−クロロアニリノフルオラン(融点220−
221℃)、2,2−ビス(4−(6′−(N−シクロ
ヘキシル−N−メチルアミノ)−3′−メチルスピロ
(フタリド−3,9′−キサンテン)−2′−イルアミ
ノ)フェニル)プロパン(融点230−238℃)、3
−ジエチルアミノ−7−o−フルオロフェニルフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−o−クロロフェニルフル
オラン等が挙げられる。
【0011】レーザーマーキングインキにおける発色剤
と顕色剤との使用比率は適宜選択されるもので、特に限
定されないが、一般的には、発色剤1重量部に対して、
顕色剤は好ましくは1〜50重量部、より好ましくは
1.5〜10重量部の範囲内で用いることができる。ま
た、発色剤及び顕色剤のインキ全固形分中に占める割合
は、発色剤は好ましくは5〜30重量%、より好ましく
は10〜25重量%、顕色剤は好ましくは10〜60重
量%、より好ましくは20〜50重量%の範囲内とする
ことができる。
と顕色剤との使用比率は適宜選択されるもので、特に限
定されないが、一般的には、発色剤1重量部に対して、
顕色剤は好ましくは1〜50重量部、より好ましくは
1.5〜10重量部の範囲内で用いることができる。ま
た、発色剤及び顕色剤のインキ全固形分中に占める割合
は、発色剤は好ましくは5〜30重量%、より好ましく
は10〜25重量%、顕色剤は好ましくは10〜60重
量%、より好ましくは20〜50重量%の範囲内とする
ことができる。
【0012】レーザーマーキングインキには、レーザー
光線に対する感度を上げるため、さらに必要に応じて、
レーザー光を吸収する無機化合物を添加することができ
る。該無機化合物の具体例としては、水酸化アルミニウ
ム、白雲母、ワラストナイト、ベントナイト、含水シリ
カ、珪酸カルシウム、タルク、カオリン、クレー等の各
種無機化合物が挙げられるが、水酸化アルミニウム及び
白雲母が特に好ましい。これらの無機化合物は2種以上
を混合して用いてもよい。これら無機化合物の使用量は
通常、発色剤1重量部に対して1〜50重量部、特に好
ましくは1.5〜10重量部の範囲内とすることができ
る。また、これら無機化合物は該インキ中の固形分中、
5〜40重量%の割合で用いられ、さらに好ましくは1
0〜30重量%の割合で用いることができる。
光線に対する感度を上げるため、さらに必要に応じて、
レーザー光を吸収する無機化合物を添加することができ
る。該無機化合物の具体例としては、水酸化アルミニウ
ム、白雲母、ワラストナイト、ベントナイト、含水シリ
カ、珪酸カルシウム、タルク、カオリン、クレー等の各
種無機化合物が挙げられるが、水酸化アルミニウム及び
白雲母が特に好ましい。これらの無機化合物は2種以上
を混合して用いてもよい。これら無機化合物の使用量は
通常、発色剤1重量部に対して1〜50重量部、特に好
ましくは1.5〜10重量部の範囲内とすることができ
る。また、これら無機化合物は該インキ中の固形分中、
5〜40重量%の割合で用いられ、さらに好ましくは1
0〜30重量%の割合で用いることができる。
【0013】レ−ザ−マ−キングインキには、シ−トへ
の塗布性、成形加工性等を容易にするためバインダーや
必要に応じて各種の助剤を添加することができる。バイ
ンダーとしては、例えば、ポリアミド樹脂、アクリル樹
脂、ポリエステル樹脂、シリコン樹脂、弗素樹脂、エポ
キシ樹脂、スチレン−無水マレイン酸共重合体塩、スチ
レン−アクリル共重合体塩、スチレン−ブタジエン共重
合体エマルジョン、ポリ塩化ビニル、ポリアルキレン樹
脂、ゴム、デンプン類、ヒドロキシエチルセルロース、
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラ
チン、カゼイン、アラビアゴム、ポリビニルアルコール
等が挙げられる。その添加量は一般に該インキ中の全固
形分の2〜60重量%、好ましくは5〜50重量%の範
囲内とすることができる。
の塗布性、成形加工性等を容易にするためバインダーや
必要に応じて各種の助剤を添加することができる。バイ
ンダーとしては、例えば、ポリアミド樹脂、アクリル樹
脂、ポリエステル樹脂、シリコン樹脂、弗素樹脂、エポ
キシ樹脂、スチレン−無水マレイン酸共重合体塩、スチ
レン−アクリル共重合体塩、スチレン−ブタジエン共重
合体エマルジョン、ポリ塩化ビニル、ポリアルキレン樹
脂、ゴム、デンプン類、ヒドロキシエチルセルロース、
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラ
チン、カゼイン、アラビアゴム、ポリビニルアルコール
等が挙げられる。その添加量は一般に該インキ中の全固
形分の2〜60重量%、好ましくは5〜50重量%の範
囲内とすることができる。
【0014】その他の助剤としては、例えば、ジオクチ
ルスルフォコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスル
フォン酸ナトリウム、ラウリルアルコール硫酸エステル
ナトリウム塩、脂肪酸金属塩等の分散剤;ベンゾフェノ
ン系、トリアゾール系等の赤外線吸収剤;その他消泡
剤、蛍光染料、着色剤等が挙げられる。また、ステアリ
ン酸アミド等の高級脂肪酸アミド、ミツロウ、セラミッ
クロウ、カルナウバワックス、モンタンワックス、パラ
フィンワックス、石油ワックス、高級脂肪酸エステル
類、塩素化パラフィン、合成パラフィン等のワックス
類;アセト酢酸アニリド類、ジフェニルアミン類、カル
バゾール類、脂肪酸アニリド類、ジメチルテレフタレー
ト、ジフェニルフタレート等のカルボン酸エステル類;
ベンゼンスルフォン酸アニリド等のスルフォン酸アミド
類;p−トルエンスルフォン酸フェノキシエチルエステ
ル、ベンゼンスルフォン酸フェニルエステル等のスルフ
ォン酸エステル類;ビス−(4−アリルオキシフェニ
ル)スルフォン、ビス−(4−ペンチルフェニル)スル
フォン等のジフェニルスルフォン類;1−ベンジルオキ
シナフタレン、2−ベンゾイルオキシナフタレン等のナ
フトール誘導体、N−ステアリル尿素等の尿素誘導体;
4−アセチルアセトフェノン、オクタデカン−2,17
−ジオン等のジケトン化合物;1,2−m−クレジルオ
キシエタン等のエーテル類が増感剤として適宜用いるこ
とができる。増感剤を使用する場合は120℃以上で地
カブリが生じない範囲内の使用量、例えば、発色剤1重
量部に対して増感剤を好ましくは0.1〜3重量部、よ
り好ましくは0.2〜2重量部の範囲内の量で用いるこ
とができる。
ルスルフォコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスル
フォン酸ナトリウム、ラウリルアルコール硫酸エステル
ナトリウム塩、脂肪酸金属塩等の分散剤;ベンゾフェノ
ン系、トリアゾール系等の赤外線吸収剤;その他消泡
剤、蛍光染料、着色剤等が挙げられる。また、ステアリ
ン酸アミド等の高級脂肪酸アミド、ミツロウ、セラミッ
クロウ、カルナウバワックス、モンタンワックス、パラ
フィンワックス、石油ワックス、高級脂肪酸エステル
類、塩素化パラフィン、合成パラフィン等のワックス
類;アセト酢酸アニリド類、ジフェニルアミン類、カル
バゾール類、脂肪酸アニリド類、ジメチルテレフタレー
ト、ジフェニルフタレート等のカルボン酸エステル類;
ベンゼンスルフォン酸アニリド等のスルフォン酸アミド
類;p−トルエンスルフォン酸フェノキシエチルエステ
ル、ベンゼンスルフォン酸フェニルエステル等のスルフ
ォン酸エステル類;ビス−(4−アリルオキシフェニ
ル)スルフォン、ビス−(4−ペンチルフェニル)スル
フォン等のジフェニルスルフォン類;1−ベンジルオキ
シナフタレン、2−ベンゾイルオキシナフタレン等のナ
フトール誘導体、N−ステアリル尿素等の尿素誘導体;
4−アセチルアセトフェノン、オクタデカン−2,17
−ジオン等のジケトン化合物;1,2−m−クレジルオ
キシエタン等のエーテル類が増感剤として適宜用いるこ
とができる。増感剤を使用する場合は120℃以上で地
カブリが生じない範囲内の使用量、例えば、発色剤1重
量部に対して増感剤を好ましくは0.1〜3重量部、よ
り好ましくは0.2〜2重量部の範囲内の量で用いるこ
とができる。
【0015】レーザーマーキングインキは、上記発色剤
および顕色剤を主成分とし、必要に応じてさらに、レー
ザー光吸収無機化合物、バインダー、分散剤、紫外線吸
収剤、増感剤、その他の添加剤を配合し、水及び/又は
有機溶剤(例えば、アルコール系等)を分散媒として、
ボールミル、アトライター、サンドグラインダー等の分
散機を用いて分散せしめることによって調製することが
できる。また、上記レーザー光線を吸収する無機化合物
や各種助剤は別個に分散させておいても差支えない。こ
れらの各成分の分散化後の平均粒径は通常2ミクロン以
下、特に1ミクロン以下が好ましい。
および顕色剤を主成分とし、必要に応じてさらに、レー
ザー光吸収無機化合物、バインダー、分散剤、紫外線吸
収剤、増感剤、その他の添加剤を配合し、水及び/又は
有機溶剤(例えば、アルコール系等)を分散媒として、
ボールミル、アトライター、サンドグラインダー等の分
散機を用いて分散せしめることによって調製することが
できる。また、上記レーザー光線を吸収する無機化合物
や各種助剤は別個に分散させておいても差支えない。こ
れらの各成分の分散化後の平均粒径は通常2ミクロン以
下、特に1ミクロン以下が好ましい。
【0016】また、レ−ザ−マ−キングインキには、そ
の膜を有色にし、また美粧性を付与するために、無機ま
たは有機の顔料を配合することができる。無機顔料とし
ては例えば、二酸化チタン、酸化鉄、黄鉛、酸化亜鉛等
が、そして有機顔料としては例えば、フタロシアニンブ
ルー、フタロシアニングリーン、アゾ系顔料、キナクリ
ドン、ペリノン、チオインジゴ等を用いることができ
る。さらに、アルミニウム粉等を使用することによりメ
タリック調に仕上げることができる。
の膜を有色にし、また美粧性を付与するために、無機ま
たは有機の顔料を配合することができる。無機顔料とし
ては例えば、二酸化チタン、酸化鉄、黄鉛、酸化亜鉛等
が、そして有機顔料としては例えば、フタロシアニンブ
ルー、フタロシアニングリーン、アゾ系顔料、キナクリ
ドン、ペリノン、チオインジゴ等を用いることができ
る。さらに、アルミニウム粉等を使用することによりメ
タリック調に仕上げることができる。
【0017】本発明1について以下に説明する。
【0018】本発明1は、レ−ザ−マ−キング層を含む
シ−トとプラスチック溶融材料とを同時に成形加工して
成形品の表面及び/又は裏面に該シ−トを接合させ、次
いでレ−ザ−光線を照射してレ−ザ−マ−キング層を発
色させてなるレ−ザ−マ−キングを施したプラスチック
成形品である。
シ−トとプラスチック溶融材料とを同時に成形加工して
成形品の表面及び/又は裏面に該シ−トを接合させ、次
いでレ−ザ−光線を照射してレ−ザ−マ−キング層を発
色させてなるレ−ザ−マ−キングを施したプラスチック
成形品である。
【0019】本発明1で使用するレ−ザ−マ−キング層
を含むシ−トはプラスチックベ−スシ−ト層及びレ−ザ
−マ−キング層を設けてなるシ−トが使用できる。
を含むシ−トはプラスチックベ−スシ−ト層及びレ−ザ
−マ−キング層を設けてなるシ−トが使用できる。
【0020】上記ベ−スシ−ト層は、レ−ザ−マ−キン
グ層をプラスチック表面に固定化させるためのものであ
る。即ち、レ−ザ−マ−キング層を含むプラスチックシ
−ト及びプラスチック材料を同時に成形加工することに
よって、ベ−スシ−ト層とプラスチック材料とが溶融し
接合することによりレ−ザ−マ−キング層を固定化する
ものである。
グ層をプラスチック表面に固定化させるためのものであ
る。即ち、レ−ザ−マ−キング層を含むプラスチックシ
−ト及びプラスチック材料を同時に成形加工することに
よって、ベ−スシ−ト層とプラスチック材料とが溶融し
接合することによりレ−ザ−マ−キング層を固定化する
ものである。
【0021】ベ−スシ−ト層の具体例としては、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチレ
ン、ポリブタジェン、ポリスチレン、ポリクロロプレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ナイロン、アク
リル樹脂、ポリカ−ボネ−ト、セルロ−ス、ポリエチレ
ンテレフタレ−ト、ポリアセタ−ル、AS樹脂、ABS
樹脂等の熱可塑性樹脂が挙げられる。
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチレ
ン、ポリブタジェン、ポリスチレン、ポリクロロプレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ナイロン、アク
リル樹脂、ポリカ−ボネ−ト、セルロ−ス、ポリエチレ
ンテレフタレ−ト、ポリアセタ−ル、AS樹脂、ABS
樹脂等の熱可塑性樹脂が挙げられる。
【0022】ベ−スシ−ト層には、必要に応じて着色
剤、充填剤、可塑剤、熱安定剤等の公知の添加剤を含有
することができる。
剤、充填剤、可塑剤、熱安定剤等の公知の添加剤を含有
することができる。
【0023】ベ−スシ−ト層の膜厚は、通常、約10ミ
クロン〜1000ミクロン、好ましくは約20ミクロン
〜200ミクロンの範囲が望ましい。膜厚が、約10ミ
クロンを下回るとプラスチック成形品の仕上がり外観が
低下し、一方、膜厚が、約1000ミクロンを上回ると
成形加工が困難となったり、プラスチック成形品の仕上
がり外観が低下するので好ましくない。
クロン〜1000ミクロン、好ましくは約20ミクロン
〜200ミクロンの範囲が望ましい。膜厚が、約10ミ
クロンを下回るとプラスチック成形品の仕上がり外観が
低下し、一方、膜厚が、約1000ミクロンを上回ると
成形加工が困難となったり、プラスチック成形品の仕上
がり外観が低下するので好ましくない。
【0024】上記レ−ザ−マ−キング層は上記ベ−スシ
−ト層の片面に上記レ−ザ−マ−キングインキを塗布
(印刷)し乾燥することにより得られる。該塗布方法と
しては、例えば、シルク印刷、グラビアコ−タ−、ロ−
ルコ−タ−、オフセット印刷、フレキソ印刷等が挙げら
れる。膜厚は特に制限されないが、乾燥膜で約1ミクロ
ン〜20ミクロンの範囲が好適である。レ−ザ−マ−キ
ング層は室温もしくは加熱によって乾燥、硬化させるこ
とができる。該レ−ザ−マ−キング層はベ−スシ−トの
片面全面に塗布しても構わないが、通常、マ−ク等を施
す部分のみに塗布することが好ましい。
−ト層の片面に上記レ−ザ−マ−キングインキを塗布
(印刷)し乾燥することにより得られる。該塗布方法と
しては、例えば、シルク印刷、グラビアコ−タ−、ロ−
ルコ−タ−、オフセット印刷、フレキソ印刷等が挙げら
れる。膜厚は特に制限されないが、乾燥膜で約1ミクロ
ン〜20ミクロンの範囲が好適である。レ−ザ−マ−キ
ング層は室温もしくは加熱によって乾燥、硬化させるこ
とができる。該レ−ザ−マ−キング層はベ−スシ−トの
片面全面に塗布しても構わないが、通常、マ−ク等を施
す部分のみに塗布することが好ましい。
【0025】シ−トにおいて、ベ−スシ−ト層のもう
片方の面(レ−ザ−マ−キング層と反対の面)に必要に
応じて接着剤、粘着剤を設けることができる。また、ベ
−スシ−ト層とレ−ザ−マ−キング層との間に必要に応
じて着色インキ層及びレ−ザ−マ−キング層表面に必要
に応じてクリア−層を設けることができる。
片方の面(レ−ザ−マ−キング層と反対の面)に必要に
応じて接着剤、粘着剤を設けることができる。また、ベ
−スシ−ト層とレ−ザ−マ−キング層との間に必要に応
じて着色インキ層及びレ−ザ−マ−キング層表面に必要
に応じてクリア−層を設けることができる。
【0026】レ−ザ−マ−キングインキを塗装後、必要
に応じてさらに、該インキ塗面側の、該インキの塗面を
含むフィルムの片面の任意の部分に着色インキを印刷す
ることができる。着色インキによって、文字、記号、マ
ーク、模様、デザイン、図柄等を単色もしくは複数色で
印刷することができ、それによって美観向上、情報伝達
等が行われる。該着色インキとしては、水性もしくは油
性のグラビアインキ、オフセットインキ、シルクイン
キ、フレキソインキ等を使用することができる。印刷す
る膜厚は硬化印刷膜に基いて例えば0.5〜10ミクロ
ンの範囲内が好ましい。この着色インキは、インキの塗
膜を硬化させてから印刷することが好ましいが、未硬化
のままであっても差支えない。着色インキの印刷膜は室
温でもしくは加熱により硬化させることができる。
に応じてさらに、該インキ塗面側の、該インキの塗面を
含むフィルムの片面の任意の部分に着色インキを印刷す
ることができる。着色インキによって、文字、記号、マ
ーク、模様、デザイン、図柄等を単色もしくは複数色で
印刷することができ、それによって美観向上、情報伝達
等が行われる。該着色インキとしては、水性もしくは油
性のグラビアインキ、オフセットインキ、シルクイン
キ、フレキソインキ等を使用することができる。印刷す
る膜厚は硬化印刷膜に基いて例えば0.5〜10ミクロ
ンの範囲内が好ましい。この着色インキは、インキの塗
膜を硬化させてから印刷することが好ましいが、未硬化
のままであっても差支えない。着色インキの印刷膜は室
温でもしくは加熱により硬化させることができる。
【0027】本発明1において、シ−ト及びプラスチ
ック材料は同時に成形加工されるが、その成形加工法
は、射出成形法によって成形することが望ましい。
ック材料は同時に成形加工されるが、その成形加工法
は、射出成形法によって成形することが望ましい。
【0028】該射出成形法は、シ−トを金形内に設
け、次いで加熱溶融したプラスチック材料を射出充填し
た後、冷却し、金形からプラスチック材料を成形品とし
て取出すことによっておこなわれる。金形内に設けるシ
−トは、レ−ザ−マ−キング層が金形の内面に接する
ように、また、ベ−スシ−ト層がプラスチック表面に接
するように設定される。該プラスチックシ−トの大きさ
は、金形の内面の一部の大きさであっても全部の大きさ
であっても構わない。即ち、シ−トの大きさを変える
ことによってプラスチック成形品の表面の一部もしくは
全部にシ−トを形成することができる。
け、次いで加熱溶融したプラスチック材料を射出充填し
た後、冷却し、金形からプラスチック材料を成形品とし
て取出すことによっておこなわれる。金形内に設けるシ
−トは、レ−ザ−マ−キング層が金形の内面に接する
ように、また、ベ−スシ−ト層がプラスチック表面に接
するように設定される。該プラスチックシ−トの大きさ
は、金形の内面の一部の大きさであっても全部の大きさ
であっても構わない。即ち、シ−トの大きさを変える
ことによってプラスチック成形品の表面の一部もしくは
全部にシ−トを形成することができる。
【0029】プラスチック材料としては、特に、制限な
しに従来のものから公知のものが使用できる。具体的に
は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソ
ブチレン、ポリブタジェン、ポリスチレン、ポリクロロ
プレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ナイロン、
アクリル樹脂、ポリカ−ボネ−ト、セルロ−ス、ポリエ
チレンテレフタレ−ト、ポリアセタ−ル、AS樹脂、A
BS樹脂及びこれらのものにガラス繊維を配合したガラ
ス繊維強化樹脂等が挙げられる。
しに従来のものから公知のものが使用できる。具体的に
は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソ
ブチレン、ポリブタジェン、ポリスチレン、ポリクロロ
プレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ナイロン、
アクリル樹脂、ポリカ−ボネ−ト、セルロ−ス、ポリエ
チレンテレフタレ−ト、ポリアセタ−ル、AS樹脂、A
BS樹脂及びこれらのものにガラス繊維を配合したガラ
ス繊維強化樹脂等が挙げられる。
【0030】また、該プラスチック材料には、必要に応
じて着色剤、充填剤、可塑剤、熱安定剤等の公知の添加
剤を配合することができる。
じて着色剤、充填剤、可塑剤、熱安定剤等の公知の添加
剤を配合することができる。
【0031】成形加工温度は、シ−ト及びプラスチッ
ク材料の種類に応じて適した温度を設定すれば良いが、
通常、プラスチックの溶融温度約180〜250℃、好
ましくは約180〜230℃の範囲が望ましく、また、
金形温度で約30〜70℃、好ましくは約40〜50℃
の範囲が望ましい。
ク材料の種類に応じて適した温度を設定すれば良いが、
通常、プラスチックの溶融温度約180〜250℃、好
ましくは約180〜230℃の範囲が望ましく、また、
金形温度で約30〜70℃、好ましくは約40〜50℃
の範囲が望ましい。
【0032】本発明1において、上記したシ−ト以外
に転写シ−ト層、剥離層、レ−ザ−マ−キング層を設け
てなるシ−トも使用することができる。
に転写シ−ト層、剥離層、レ−ザ−マ−キング層を設け
てなるシ−トも使用することができる。
【0033】転写シ−ト層としては上記したプラスチッ
クベ−スシ−ト以外にアルミニウム等の金属シ−トも使
用することができる。転写シ−ト層の膜厚は、通常、約
10ミクロン〜1000ミクロン、好ましくは約20ミ
クロン〜300ミクロンの範囲が望ましい。
クベ−スシ−ト以外にアルミニウム等の金属シ−トも使
用することができる。転写シ−ト層の膜厚は、通常、約
10ミクロン〜1000ミクロン、好ましくは約20ミ
クロン〜300ミクロンの範囲が望ましい。
【0034】離型層は転写シ−ト層にシリコン、弗素等
の離型剤を塗布することによって設けることができる。
の離型剤を塗布することによって設けることができる。
【0035】レ−ザ−マ−キング層は上記離型層の表面
に上記レ−ザ−マ−キングインキを塗布(印刷)し乾燥
することにより得られる。該塗布方法及び膜厚は上記と
同様の方法で行うことができる。
に上記レ−ザ−マ−キングインキを塗布(印刷)し乾燥
することにより得られる。該塗布方法及び膜厚は上記と
同様の方法で行うことができる。
【0036】シ−トにおいて、レ−ザ−マ−キング層
の表面に必要に応じて着色層、クリア−層、接着剤(粘
着剤)を設けることができる。
の表面に必要に応じて着色層、クリア−層、接着剤(粘
着剤)を設けることができる。
【0037】該シ−トを使用してプラスチック材料と
同時に成形加工する方法としては、射出成形法が望まし
い。
同時に成形加工する方法としては、射出成形法が望まし
い。
【0038】該射出成形法は、シ−トを金形内に設
け、次いで加熱溶融したプラスチック材料を射出充填し
た後、冷却し、金形からプラスチック材料を成形品とし
て取出し、更にシ−トの転写シ−ト層及び離型層を剥
離することにより行うことができる。
け、次いで加熱溶融したプラスチック材料を射出充填し
た後、冷却し、金形からプラスチック材料を成形品とし
て取出し、更にシ−トの転写シ−ト層及び離型層を剥
離することにより行うことができる。
【0039】金形内に設けるシ−トは、転写シ−ト層
が金形内面に接するように、また、レ−ザ−マ−キング
層がプラスチック表面に接するように設定される。シ−
トの大きさは、金形の内面の一部の大きさであっても
全部の大きさであっても構わない。即ち、シ−トの大
きさを変えることによってプラスチック成形品の表面の
一部もしくは全部にシ−トを形成することができる。
が金形内面に接するように、また、レ−ザ−マ−キング
層がプラスチック表面に接するように設定される。シ−
トの大きさは、金形の内面の一部の大きさであっても
全部の大きさであっても構わない。即ち、シ−トの大
きさを変えることによってプラスチック成形品の表面の
一部もしくは全部にシ−トを形成することができる。
【0040】次に本発明2について以下に説明する。
【0041】本発明2で使用するレ−ザ−マ−キング層
を含むシ−トは、真空成形加工で使用するシ−トであっ
て、必要に応じて接着剤層、ベ−スシ−ト層、必要に応
じて着色層、レ−ザ−マ−キング層及び必要に応じてク
リア−層を設けてなるシ−トである。該シ−トは前
記シ−トと同様のものが使用できる。
を含むシ−トは、真空成形加工で使用するシ−トであっ
て、必要に応じて接着剤層、ベ−スシ−ト層、必要に応
じて着色層、レ−ザ−マ−キング層及び必要に応じてク
リア−層を設けてなるシ−トである。該シ−トは前
記シ−トと同様のものが使用できる。
【0042】該真空成形は、従来から公知の方法、例え
ば、真空装置の中に成形物を設置し次いで成形物の上方
に設けられたシ−トを加熱(140℃程度)し軟化さ
せると共に減圧により成形物表面に密着させることによ
り行うことができる。
ば、真空装置の中に成形物を設置し次いで成形物の上方
に設けられたシ−トを加熱(140℃程度)し軟化さ
せると共に減圧により成形物表面に密着させることによ
り行うことができる。
【0043】また、上記以外に転写シ−ト層、剥離層、
レ−ザ−マ−キング層を設けてなるシ−トも使用する
ことができる。該シ−トは前記したシ−トと同様の
ものを使用することができる。該シ−トを使用した際
には成形加工後、転写シ−ト層及び剥離層が取除かれ
る。
レ−ザ−マ−キング層を設けてなるシ−トも使用する
ことができる。該シ−トは前記したシ−トと同様の
ものを使用することができる。該シ−トを使用した際
には成形加工後、転写シ−ト層及び剥離層が取除かれ
る。
【0044】上記によって得られたレ−ザ−マ−キング
層を有する成形物は表面からレ−ザ−光線を照射してレ
−ザ−マ−キング層を発色(マ−キング)することによ
り得られる。
層を有する成形物は表面からレ−ザ−光線を照射してレ
−ザ−マ−キング層を発色(マ−キング)することによ
り得られる。
【0045】照射に使用されるレ−ザ−光線としては、
例えば、出力が0.4j/cm2 ・パルス以上のパルス
形レ−ザ−及びノスキャニング形レ−ザ−等が好まし
い。使用されるレ−ザ−の光源としては、例えば、炭酸
ガスレ−ザ−等の遠赤外線レ−ザ−、YAGレ−ザ−等
の近赤外線レ−ザ−、エキシマレ−ザ−等の紫外線レ−
ザ−等が挙げられるが、TEA型炭酸ガスレ−ザ−等の
近赤外線レ−ザ−が特に好ましい。このレ−ザ−光線の
照射によってレ−ザ−マ−キング層の被照射部分のみが
化学的に変化し発色する。この発色により、例えば、製
造ロット番号、製造年月日、機種、メ−カ−等が、文
字、記号、マ−ク、図、バ−コ−ド等のマ−ク等が表示
される。
例えば、出力が0.4j/cm2 ・パルス以上のパルス
形レ−ザ−及びノスキャニング形レ−ザ−等が好まし
い。使用されるレ−ザ−の光源としては、例えば、炭酸
ガスレ−ザ−等の遠赤外線レ−ザ−、YAGレ−ザ−等
の近赤外線レ−ザ−、エキシマレ−ザ−等の紫外線レ−
ザ−等が挙げられるが、TEA型炭酸ガスレ−ザ−等の
近赤外線レ−ザ−が特に好ましい。このレ−ザ−光線の
照射によってレ−ザ−マ−キング層の被照射部分のみが
化学的に変化し発色する。この発色により、例えば、製
造ロット番号、製造年月日、機種、メ−カ−等が、文
字、記号、マ−ク、図、バ−コ−ド等のマ−ク等が表示
される。
【0046】
【実施例】以下、実施例を掲げて本発明を詳細に説明す
る。
る。
【0047】レ−ザ−マ−キングインキの製造例 3−ジエチルアミノ−7−o−フルオロフェニルフルオ
ラン350g、ポリマイドS(三洋化成工業株式会社
製、商品名、ポリアミド樹脂、15重量%希釈液、以下
同様の意味を示す)650gの混合物をサンドミル分散
機で2時間混合分散して平均粒子径約0.8ミクロンの
発色剤分散液を製造した。
ラン350g、ポリマイドS(三洋化成工業株式会社
製、商品名、ポリアミド樹脂、15重量%希釈液、以下
同様の意味を示す)650gの混合物をサンドミル分散
機で2時間混合分散して平均粒子径約0.8ミクロンの
発色剤分散液を製造した。
【0048】2´,2´,6,6´−テトラメチル−
4,4´−スルホニウムジフェノ−ル350g、ポリマ
イドS 500gの混合物をサンドミル分散機で2時間
混合分散して平均粒子径約0.8ミクロンの顕色剤分散
液(1)を製造した。
4,4´−スルホニウムジフェノ−ル350g、ポリマ
イドS 500gの混合物をサンドミル分散機で2時間
混合分散して平均粒子径約0.8ミクロンの顕色剤分散
液(1)を製造した。
【0049】水酸化アルミニウム600g、ポリマイド
S 400gの混合物をサンドミル分散機で2時間混合
分散して平均粒子径約0.8ミクロンの顕色剤分散液
(2)を製造した。
S 400gの混合物をサンドミル分散機で2時間混合
分散して平均粒子径約0.8ミクロンの顕色剤分散液
(2)を製造した。
【0050】上記で得られた発色剤分散液240g、顕
色剤分散液(1)550g、顕色剤分散液(2)200
g及びポリマイドS(固形分40重量%のものを使用)
400gを混合してレ−ザ−マ−キングインキを製造し
た。
色剤分散液(1)550g、顕色剤分散液(2)200
g及びポリマイドS(固形分40重量%のものを使用)
400gを混合してレ−ザ−マ−キングインキを製造し
た。
【0051】シ−トAの製造例 厚さ約20ミクロンのポリ塩化ビニルシ−トの片面に上
記レ−ザ−マ−キングインキをグラビアコ−タ−で乾燥
膜厚が約3ミクロンになるように塗工し、乾燥を行って
シ−トAを得た。
記レ−ザ−マ−キングインキをグラビアコ−タ−で乾燥
膜厚が約3ミクロンになるように塗工し、乾燥を行って
シ−トAを得た。
【0052】シ−トBの製造例 上記シ−トAのもう一方の片面(レ−ザ−マ−キングイ
ンキが塗工されていない面)にアクリル系感熱性接着剤
を20ミクロンラミネ−トしてシ−トBを得た。
ンキが塗工されていない面)にアクリル系感熱性接着剤
を20ミクロンラミネ−トしてシ−トBを得た。
【0053】シ−トCの製造例 厚さ20ミクロンのコロナ処理したポリプロピレンシ−
トの片面に上記レ−ザ−マ−キングインキをグラビアコ
−タ−で乾燥膜厚が約4ミクロンになるように塗工し、
乾燥を行ってシ−トCを得た。
トの片面に上記レ−ザ−マ−キングインキをグラビアコ
−タ−で乾燥膜厚が約4ミクロンになるように塗工し、
乾燥を行ってシ−トCを得た。
【0054】転写シ−トDの製造例 シリコン処理した厚さ約25ミクロンのポリエチレンテ
レフタレ−トシ−トの片面に上記レ−ザ−マ−キングイ
ンキをグラビアコ−タ−で乾燥膜厚が約3ミクロンにな
るように塗工し、乾燥を行って転写シ−トDを得た。
レフタレ−トシ−トの片面に上記レ−ザ−マ−キングイ
ンキをグラビアコ−タ−で乾燥膜厚が約3ミクロンにな
るように塗工し、乾燥を行って転写シ−トDを得た。
【0055】実施例1 マウス形に成形加工できる射出用金形の内面にシ−トA
を、該シ−トAのレ−ザ−マ−キング層が金形の内面に
接するように、またポリ塩化ビニルが成形品表面に位置
するように設置し、次いで該シ−トAのポリ塩化ビニル
シ−ト層面に、射出成形機で約230℃に加熱溶融した
ポリ塩化ビニル樹脂を加圧注入した後、金形を冷却し、
金形から取出してポリ塩化ビニル樹脂成形品を製造し
た。
を、該シ−トAのレ−ザ−マ−キング層が金形の内面に
接するように、またポリ塩化ビニルが成形品表面に位置
するように設置し、次いで該シ−トAのポリ塩化ビニル
シ−ト層面に、射出成形機で約230℃に加熱溶融した
ポリ塩化ビニル樹脂を加圧注入した後、金形を冷却し、
金形から取出してポリ塩化ビニル樹脂成形品を製造し
た。
【0056】得られたポリ塩化ビニル樹脂成形品は、曲
面部及び平面部ともにシワ、フクレ、アワ、剥がれ、ワ
レ等の欠陥がなく外観良好であった。
面部及び平面部ともにシワ、フクレ、アワ、剥がれ、ワ
レ等の欠陥がなく外観良好であった。
【0057】次いで得られた成形品の表面から炭酸ガス
レ−ザ−により1.4J/cm2 のレ−ザ−をマスキン
グ法により年月日を印字した。その結果、年月日のみが
鮮明に印字され良好であった。
レ−ザ−により1.4J/cm2 のレ−ザ−をマスキン
グ法により年月日を印字した。その結果、年月日のみが
鮮明に印字され良好であった。
【0058】実施例2 ヒ−タ−及び架台を設けた真空装置の上面にシ−トBを
成形品表面に接着剤がくるように置いたのち、ヒ−タ−
によって140℃に加熱してシ−トを軟化させ、次いで
室内の気体を吸引してシ−トBをマウス型成形品表面に
密着させ、更に周辺の不要物をトリミングして真空成形
品を製造した。
成形品表面に接着剤がくるように置いたのち、ヒ−タ−
によって140℃に加熱してシ−トを軟化させ、次いで
室内の気体を吸引してシ−トBをマウス型成形品表面に
密着させ、更に周辺の不要物をトリミングして真空成形
品を製造した。
【0059】得られた真空成形品は、曲面部及び平面部
ともにシワ、フクレ、アワ、剥がれ、ワレ等の欠陥がな
く外観良好であった。
ともにシワ、フクレ、アワ、剥がれ、ワレ等の欠陥がな
く外観良好であった。
【0060】次いで得られた成形品の表面から炭酸ガス
レ−ザ−により1.4J/cm2 のレ−ザ−をマスキン
グ法により年月日を印字した。その結果、年月日のみが
鮮明に印字され良好であった。
レ−ザ−により1.4J/cm2 のレ−ザ−をマスキン
グ法により年月日を印字した。その結果、年月日のみが
鮮明に印字され良好であった。
【0061】実施例3 マウス形に成形加工できる射出用金形の内面にシ−トC
を、該シ−トCのレ−ザ−マ−キング層が金形の内面に
接するように、またポリプロピレンシ−ト層が成形品表
面に位置するように設置し、次いで該シ−トCのポリプ
ロピレンシ−ト層面に、射出成形機で約180℃に加熱
溶融したポリプロピレン樹脂を加圧注入した後、金形を
冷却し、金形から取出してポリプロピレン樹脂成形品を
製造した。
を、該シ−トCのレ−ザ−マ−キング層が金形の内面に
接するように、またポリプロピレンシ−ト層が成形品表
面に位置するように設置し、次いで該シ−トCのポリプ
ロピレンシ−ト層面に、射出成形機で約180℃に加熱
溶融したポリプロピレン樹脂を加圧注入した後、金形を
冷却し、金形から取出してポリプロピレン樹脂成形品を
製造した。
【0062】得られたポリプロピレン樹脂成形品は、曲
面部及び平面部ともにシワ、フクレ、アワ、剥がれ、ワ
レ等の欠陥がなく外観良好であった。
面部及び平面部ともにシワ、フクレ、アワ、剥がれ、ワ
レ等の欠陥がなく外観良好であった。
【0063】次いで得られた成形品の表面から炭酸ガス
レ−ザ−により1.2J/cm2 のレ−ザ−をマスキン
グ法により英文字を印字した。その結果、英文字のみが
鮮明に印字され良好であった。
レ−ザ−により1.2J/cm2 のレ−ザ−をマスキン
グ法により英文字を印字した。その結果、英文字のみが
鮮明に印字され良好であった。
【0064】実施例4 マウス形に成形加工できる射出用金形の内面に転写シ−
トDを、該シ−トDの転写シ−ト層が金形の内面に接す
るように、またレ−ザ−マ−キング層が成形品表面に位
置するように設置し、次いで該シ−トDのレ−ザ−マ−
キング層面に、射出成形機で約230℃に加熱溶融した
ポリプロピレン樹脂を加圧注入した後、金形を冷却し、
金形から取出してポリプロピレン樹脂成形品を製造し
た。次いで得られた成形品からポリエチレンテレフタレ
−トシ−トを剥離した。
トDを、該シ−トDの転写シ−ト層が金形の内面に接す
るように、またレ−ザ−マ−キング層が成形品表面に位
置するように設置し、次いで該シ−トDのレ−ザ−マ−
キング層面に、射出成形機で約230℃に加熱溶融した
ポリプロピレン樹脂を加圧注入した後、金形を冷却し、
金形から取出してポリプロピレン樹脂成形品を製造し
た。次いで得られた成形品からポリエチレンテレフタレ
−トシ−トを剥離した。
【0065】得られたポリプロピレン樹脂成形品は、曲
面部及び平面部ともにシワ、フクレ、アワ、剥がれ、ワ
レ等の欠陥がなく外観良好であった。
面部及び平面部ともにシワ、フクレ、アワ、剥がれ、ワ
レ等の欠陥がなく外観良好であった。
【0066】次いで得られた成形品の表面から炭酸ガス
レ−ザ−により1.4J/cm2 のレ−ザ−をマスキン
グ法により年月日を印字した。その結果、年月日のみが
鮮明に印字され良好であった。
レ−ザ−により1.4J/cm2 のレ−ザ−をマスキン
グ法により年月日を印字した。その結果、年月日のみが
鮮明に印字され良好であった。
【0067】
【発明の効果】本発明は、複雑な形状を有する成形品に
簡単にマ−キングを施すことができる。また、成形品表
面は、美粧性の付与や性能の向上を目的として塗料が一
般的に塗装されている。しかしながら、このような方法
では複雑な形状では均一に塗膜を付けることが難しく、
更に塗装作業環境が悪く安全衛生上問題がある。本発明
においては、使用する塗料はシ−トとして扱うことがで
きるので上記した問題は解消される。
簡単にマ−キングを施すことができる。また、成形品表
面は、美粧性の付与や性能の向上を目的として塗料が一
般的に塗装されている。しかしながら、このような方法
では複雑な形状では均一に塗膜を付けることが難しく、
更に塗装作業環境が悪く安全衛生上問題がある。本発明
においては、使用する塗料はシ−トとして扱うことがで
きるので上記した問題は解消される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/16 B32B 27/16
Claims (3)
- 【請求項1】レ−ザ−マ−キング層を含むシ−トとプラ
スチック溶融材料とを同時に成形加工して成形品の表面
及び/又は裏面に該シ−トを接合させ、次いでレ−ザ−
光線を照射してレ−ザ−マ−キング層を発色させてなる
ことを特徴とするレ−ザ−マ−キングを施したプラスチ
ック成形品。 - 【請求項2】レ−ザ−マ−キング層を含むシ−トを成形
品に真空成形加工して成形品の表面及び/又は裏面に該
シ−トを接合させ、次いでレ−ザ−光線を照射してレ−
ザ−マ−キング層を発色させてなることを特徴とするレ
−ザ−マ−キングを施したプラスチック成形品。 - 【請求項3】レ−ザ−マ−キング層が発色剤及び融点2
00℃以上の顕色剤を主成分とし、これらを水及び/又
は有機溶剤に分散させたレ−ザ−マ−キングインキで形
成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のプラ
スチック成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7317639A JPH09157416A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | レ−ザ−マ−キングを施したプラスチック成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7317639A JPH09157416A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | レ−ザ−マ−キングを施したプラスチック成形品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09157416A true JPH09157416A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18090402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7317639A Pending JPH09157416A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | レ−ザ−マ−キングを施したプラスチック成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09157416A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003074281A1 (de) * | 2002-03-05 | 2003-09-12 | Röhm GmbH & Co. KG | Problemlos thermisch unformbare kunststofftafel mit kennzeichnungen in der schutzfolie |
WO2006092346A1 (de) * | 2005-03-02 | 2006-09-08 | Schreiner Group Gmbh & Co. Kg | SPRITZGUßTEIL, HERSTELLUNGSVERFAHREN UND FOLIENVERBUND ZUR HERSTELLUNG DES SPRITZGUßTEILS |
JP2007245460A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Alps Electric Co Ltd | 積層成形品及びその製造方法 |
JP2008254424A (ja) * | 2007-04-02 | 2008-10-23 | Samsung Electronics Co Ltd | 射出成形システム及びこれを用いた射出成形方法 |
JP2011020695A (ja) * | 2009-07-14 | 2011-02-03 | Sanko Co Ltd | 合成樹脂製容器 |
JP2014117812A (ja) * | 2012-12-13 | 2014-06-30 | Ector Co Ltd | 着色シート及びマーキング加工方法 |
-
1995
- 1995-12-06 JP JP7317639A patent/JPH09157416A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003074281A1 (de) * | 2002-03-05 | 2003-09-12 | Röhm GmbH & Co. KG | Problemlos thermisch unformbare kunststofftafel mit kennzeichnungen in der schutzfolie |
WO2006092346A1 (de) * | 2005-03-02 | 2006-09-08 | Schreiner Group Gmbh & Co. Kg | SPRITZGUßTEIL, HERSTELLUNGSVERFAHREN UND FOLIENVERBUND ZUR HERSTELLUNG DES SPRITZGUßTEILS |
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JP2008254424A (ja) * | 2007-04-02 | 2008-10-23 | Samsung Electronics Co Ltd | 射出成形システム及びこれを用いた射出成形方法 |
JP4510901B2 (ja) * | 2007-04-02 | 2010-07-28 | 三星電子株式会社 | 射出成形システム及びこれを用いた射出成形方法 |
JP2011020695A (ja) * | 2009-07-14 | 2011-02-03 | Sanko Co Ltd | 合成樹脂製容器 |
JP2014117812A (ja) * | 2012-12-13 | 2014-06-30 | Ector Co Ltd | 着色シート及びマーキング加工方法 |
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