JP3391000B2 - レーザーマーキング材 - Google Patents

レーザーマーキング材

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JP3391000B2
JP3391000B2 JP19012694A JP19012694A JP3391000B2 JP 3391000 B2 JP3391000 B2 JP 3391000B2 JP 19012694 A JP19012694 A JP 19012694A JP 19012694 A JP19012694 A JP 19012694A JP 3391000 B2 JP3391000 B2 JP 3391000B2
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厚 秋山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザー光線の照射に
より発色する耐熱性がすぐれたマーキングフイルムを基
材に貼着してなるレーザーマーキング材に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】飲料缶、飲料容器、食品容
器、医薬品容器、化粧品容器、包装材料、電子部品、電
気部品、自動車部品など(以下、「容器等」という)に
は、例えば、製造ロツト番号、製造年月日、機種、メー
カーなどが、文字、記号、マーク、図、バーコードなど
(以下、「マーク等」という)で表示されている。
【0003】その表示方法として、例えば着色印刷イン
キをパツド印刷、スクリーン印刷、インクジエツト方式
などで容器等に直接印刷する方法、またはマーク等を印
刷したラベルを貼付する方法などが採用されている。し
かし、前者の方法では被印刷材である容器等の形状によ
つて印刷が困難となり、後者ではマーク等の種類ごとに
非常に多品種のラベルを準備しておかなければならない
などの欠点がある。
【0004】近年、これらの欠点を解消する方法とし
て、容器等に発色剤および顕色剤を含むレーザーマーキ
ングインキ層を形成し、その層にレーザー光線を照射し
て化学変化を起こさせて発色せしめる。いわゆるレーザ
ーマーキング法が採用されつつある。この方法は、上記
に比べて生産性がすぐれているために上記容器等にマー
ク等を形成するのに好適である。
【0005】しかし、該インキ層を形成させる方法にお
いて、該インキを塗布した透明フイルムを基材に熱ロー
ルなどで加熱しながら貼着する場合、熱ロール温度が1
20℃以上になると該インキが発色(地カブリするとい
う)することがあり、その後レーザーを照射して発色さ
せても鮮明なマーク等が得られず、商品価値を大きく損
なう結果になる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、発色剤
および顕色剤を主成分とするレーザーマーキングインキ
層を熱ロールを使つて形成する方法においても地カブリ
をせず、レーザー光線照射により鮮明に発色したマーク
等が得られるマーキングインク材を開発することであ
り、その目的が、200℃以上の融点を有する顕色剤を
使つたレーザーマーキングインキ層を透明フイルムに形
成させることにより達成できることを見い出し、本発明
を完成するに至つた。
【0007】かくして、本発明によれば、厚さ30μm
以下の透明フイルム(a)の片面に発色剤および融点2
00℃以上の顕色剤を主成分とするレーザーマーキング
インキ(b)を塗布し、必要ならばさらに、該インキ
(b)塗面側を着色インキ(c)で印刷した後、該イン
キ(b)塗面側に接着剤(d)を塗布してなるマーキン
グフイルム(A)を、基材(B)に貼着してなることを
特徴とするレーザーマーキング材(Y)が提供される。
【0008】本発明によればさらに、上記のレーザーマ
ーキング材(Y)のフイルム(a)側からレーザー光線
を照射して、レーザーマーキングインキ(b)の発色層
を発色させてマーキングしてなるレーザーマーキング材
(Z)が提供される。
【0009】以下、本発明についてさらに詳細に説明す
る。
【0010】本発明において使用するレーザーマーキン
グインキ(b)は、通常、発色剤および融点200℃以
上の顕色剤を主成分とし、これらを水および/または有
機溶剤に分散せしめることによつて調製することがで
き、さらに必要に応じて、レーザー光吸収無機化合物、
バインダー、分散剤、紫外線吸収剤、増感剤およびその
他の添加剤を適宜配合することができる。
【0011】該レーザーマーキングインキ(b)に用い
る融点200℃以上の顕色剤(電子受容性物質)の具体
例としては、ビスフエノールS(4,4′−スルフオニ
ルジフエノール;融点248−250℃)、2,2′,
6,6′−テトラメチル−4,4′−スルフオニルジフエ
ノール(融点298−300℃)、2,2′,6,6′−
テトラブロモ−4,4′−スルフオニルジフエノール
(融点278−280℃)、p−ヒドロキシ安息香酸
(融点213−214℃)、4−ヒドロキシイソフタル
酸(分解点314−315℃)、3−ヒドロキシ−2−
ナフタレンカルボン酸(融点222−223℃)、4,
4′−ブチリデン−ビス−(3−メチル−6−t−ブチ
ルフエノール)(融点205℃)、1,3,5−トリメチ
ル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシベンジル)ベンゼン(融点244℃)、10
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フオス
フアフエナンスレン−10−オキサイド(融点203
℃)等;及び活性白土、酸性白土、アタパルジヤイト、
珪酸アルミニウム等の無機酸性物質が挙げられる。この
うち、2,2′,6,6′−テトラメチル−4,4′−スル
フオニルジフエノール(融点298−300℃)、2,
2′,6,6′−テトラブロモ−4,4′−スルフオニル
ジフエノール(融点278−280℃)、ビスフエノー
ルS(融点248−250℃)及び無機酸性物質等の融
点が230℃以上のものが好ましく、殊に、2,2′,
6,6′−テトラメチル−4,4′−スルフオニルジフエ
ノール(融点298−300℃)、2,2′,6,6′−
テトラブロモ−4,4′−スルフオニルジフエノール
(融点278−280℃)等の融点が260℃以上のも
のが好適である。
【0012】また、該インキ(b)に用いられる発色剤
としては、感熱記録材において通常用いられる発色剤、
即ちロイコ色素(電子供与性発色性化合物)が適してい
る。その具体例としては、3,3′−ビス(p−ジメチ
ルアミノフエニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3
−(p−ジメチルアミノフエニル)−3−(1,2−ジ
メチルインドール−3−イル)フタリド、3,3′−ビ
ス(1,2−ジメチルインドール−3−イル)−5−ジ
メチルアミノフタリド、3−p−ジメチルアミノフエニ
ル−3−(1−メチルピロール−3−イル)−6−ジエ
チルアミノフタリド等のトリアリルメタンフタリド系染
料;4,4′−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリルベ
ンジルエーテル、N−ハロフエニルロイコオーラミン等
のジフエニルメタン系染料;ベンゾイルロイコメチレン
ブルー等のチアジン系染料;3−メチル−ナフト(6′
−メトキシベンゾ)スピロピラン、3−ベンジル−スピ
ロ−ジナフトピラン等のスピロ系染料;ローダミン−B
−アニリノラクタム、ローダミン−B−(o−クロロア
ニリノ)ラクタム等のラクタム系染料;3−ジエチルア
ミノ−7−o−フルオロアニリノフルオラン、3−ジメ
チルアミノ−7−o−フルオロアニリノフルオラン、3
−ジエチルアミノ−7−o−クロロアニリノフルオラ
ン、3−ジメチルアミノ−7−o−クロロアニリノフル
オラン、3−ジエチルアミノ−7−p−クロロアニリノ
フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミ
ノフルオラン、3−(N−シクロヘキシル−N−メチル
アミノ)−6−メチル−7−フエニルアミノフルオラ
ン、3−(N−トリル−N−エチルアミノ)−6−メチ
ル−7−フエニルアミノフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−6−メチル−7−フエニルアミノフルオラン、3−
ジブチルアミノ−6−メチル−7−フエニルアミノフル
オラン等のフルオラン系染料;3,6,6′−トリス(ジ
メチルアミノ)スピロ(フルオレン−9,3′フタリ
ド、3,6−ビス(ジメチルアミノ)フルオレンスピロ
(9,3′)−6′−ジメチルアミノフタリド、3,6−
ビス(ジメチルアミノ)フルオレンスピロ(9,3′)
−6′−ピロリジノフタリド、3−ジメチルアミノ−6
ジエチルアミノフルオレンスピロ(9,3′)−6′−
ピロリジノフタリド等のフルオレン系染料などが挙げら
れ、このうち、特に、3−ジブチルアミノ−6−メチル
−7−フエニルフルオラン等の融点150℃以上のもの
が好ましい。
【0013】また、発色剤として、融点が200℃以上
のもの、例えば、3−(4−ジエチルアミノ−2−エト
キシフエニル)−3−(1,2−ジメチルインドール−
3−イル)フタリド(融点215−216℃)、3,
3′−ビス(1−エチル−2−メチルインドール−3−
イル)−フタリド(融点225−227℃)、ローダミ
ン−B−アニリノラクタム(融点215℃)、ローダミ
ン−B−(o−クロロアニリノ)ラクタム(融点205
−207℃)、3−ジエチルアミノ−7−o−フルオロ
アニリノフルオラン(融点216℃)、3−ジメチルア
ミノ−7−o−フルオロアニリノフルオラン(融点21
8℃)、3−ジエチルアミノ−7−o−クロロアニリノ
フルオラン(融点220−221℃)、3−ジメチルア
ミノ−7−o−クロロアニリノフルオラン(融点222
−225℃)、3−(N−シクロヘキシル−N−メチル
アミノ)−6−メチル−7−フエニルアミノフルオラン
(融点202−205℃)、3−ジエチルアミノ−6−
メチル−7−フエニルアミノフルオラン(融点200−
202℃)、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−ク
ロロフルオラン(融点235℃)、3−ジエチルアミノ
−7,8−ベンゾフルオラン(融点219−220
℃)、2,2−ビス(4−(6′−(N−シクロヘキシ
ル−N−メチルアミノ)−3′−メチルスピロ(フタリ
ド−3,9′−キサンテン)−2′−イルアミノ)フエ
ニル)プロパン(融点230−238℃)、3,6,6′
−トリス(ジメチルアミノ)スピロ(フルオレン−9,
3′フタリド(融点244−246℃)、下記式(1)
で表されるビスラクトン系化合物(分解点355−35
7℃)、下記式(2)で表されるクロメノピラゾール系
色素(融点260−261℃)等の各種色素も使用する
ことができ、このうち好ましいものとしては、例えば、
3−ジエチルアミノ−7−o−フルオロアニリノフルオ
ラン(融点216℃)、3−ジエチルアミノ−7−o−
クロロアニリノフルオラン(融点220−221℃)、
2,2−ビス(4−(6′−(N−シクロヘキシル−N
−メチルアミノ)−3′−メチルスピロ(フタリド−
3,9′−キサンテン)−2′−イルアミノ)フエニ
ル)プロパン(融点230−238℃)、3−ジエチル
アミノ−7−o−フルオロフエニルフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−7−o−クロロフエニルフルオランなど
が挙げられる。
【0014】
【化1】
【0015】レーザーマーキングインキ(b)における
発色剤と顕色剤との使用比率は適宜選択されるもので、
特に限定されないが、一般的には、発色剤1重量部に対
して、顕色剤は好ましくは1〜50重量部、より好まし
くは1.5〜10重量部の範囲内で用いることができ
る。また、発色剤及び顕色剤のインキ(b)全固形分中
に占める割合は、発色剤は好ましくは5〜30重量%、
より好ましくは10〜25重量%、顕色剤は好ましくは
10〜60重量%、より好ましくは20〜50重量%の
範囲内とすることができる。
【0016】レーザーマーキングインキ(b)には、レ
ーザー光線に対する感度を上げるため、さらに必要に応
じて、レーザー光を吸収する無機化合物を添加すること
ができる。該無機化合物の具体例としては、水酸化アル
ミニウム、白雲母、ワラストナイト、ベントナイト、含
水シリカ、珪酸カルシウム、タルク、カオリン、クレー
等の各種無機化合物が挙げられるが、水酸化アルミニウ
ム及び白雲母が特に好ましい。これらの無機化合物は2
種以上を混合して用いてもよい。これら無機化合物の使
用量は通常、発色剤1重量部に対して1〜50重量部、
特に好ましくは1.5〜10重量部の範囲内とすること
ができる。また、これら無機化合物は該インキ(B)中
の固形分中、5〜40重量%の割合で用いられ、更に好
ましくは10〜30重量%の割合で用いることができ
る。
【0017】インキ(b)には、フイルム(A)への塗
布性を容易にするため、必要に応じて、バインダーや各
種の助剤を添加することができる。バインダーとして
は、例えば、デンプン類、ヒドロキシエチルセルロー
ス、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
ゼラチン、カゼイン、アラビアゴム、ポリビニルアルコ
ール、スチレン−無水マレイン酸共重合体塩、スチレン
−アクリル共重合体塩、スチレン−ブタジエン共重合体
エマルジヨン等が挙げられる。その添加量は一般に該イ
ンキ(b)中の全固形分の2〜40重量%、好ましくは
5〜35重量%の範囲内とすることができる。
【0018】その他の助剤としては、例えば、ジオクチ
ルスルフオコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスル
フオン酸ナトリウム、ラウリルアルコール硫酸エステル
ナトリウム塩、脂肪酸金属塩等の分散剤;ベンゾフエノ
ン系、トリアゾール系等の紫外線吸収剤;その他消泡
剤、蛍光染料、着色剤などが挙げられる。また、ステア
リン酸アミド等の高級脂肪酸アミド、ミツロウ、セラツ
クロウ、カルナウバワツクス、モンタンワツクス、パラ
フインワツクス、石油ワツクス、高級脂肪酸エステル
類、塩素化パラフイン、合成パラフインなどのワツクス
類;アセト酢酸アニリド類、ジフエニルアミン類、カル
バゾール類、脂肪酸アニリド類、ジメチルテレフタレー
ト、ジフエニルフタレート等のカルボン酸エステル類;
ベンゼンスルフオン酸アニリド等のスルフオン酸アミド
類;p−トルエンスルフオン酸フエノキシエチルエステ
ル、ベンゼンスルフオン酸フエニルエステルなどのスル
フオン酸エステル類;ビス−(4−アリルオキシフエニ
ル)スルフオン、ビス−(4−ペンチルフエニル)スル
フオン等のジフエニルスルフオン類;1−ベンジルオキ
シナフタレン、2−ベンゾイルオキシナフタレン等のナ
フトール誘導体、N−ステアリル尿素などの尿素誘導
体;4−アセチルアセトフエノン、オクタデカン−2,
17−ジオン等のジケトン化合物;1,2−m−クレジ
ルオキシエタン等のエーテル類が増感剤として適宜用い
ることができる。増感剤を使用する場合は120℃以上
で地カブリが生じない範囲内の使用量、例えば、発色剤
1重量部に対して増感剤を好ましくは0.1〜3重量
部、より好ましくは0.2〜2重量部の範囲内の量で用
いることができる。
【0019】レーザーマーキングインキ(b)は、上記
発色剤および顕色剤を主成分とし、必要に応じてさら
に、レーザー光吸収無機化合物、バインダー、分散剤、
紫外線吸収剤、増感剤、その他の添加剤を配合し、水お
よび/または有機溶剤(例えば、アルコール系など)を
分散媒として、ボールミル、アトライター、サンドグラ
インダーなどの分散機を用いて分散せしめることによつ
て調製することができる。また、上記レーザー光線を吸
収する無機化合物や各種助剤は別個に分散させておいて
も差支えない。これらの各成分の分散化後の平均粒径は
通常2μ以下、特に1μ以下が好ましい。
【0020】また、該インキ(b)には、その塗膜を有
色にし、また美粧性を付与するために、無機または有機
の顔料を配合することができる。無機顔料としては例え
ば、二酸化チタン、酸化鉄、黄鉛、酸化亜鉛などが、そ
して有機顔料としては例えば、フタロシアニンブルー、
フタロシアニングリーン、アゾ系顔料、キナクリドン、
ペリノン、チオインジゴなどを用いることができる。さ
らに、アルミニウム粉などを使用することによりメタリ
ツク調に仕上げることができる。
【0021】本発明において、このレーザーマーキング
インキ(b)は透明フイルム(a)の片面に塗布され
る。該透明フイルム(a)は上記インキ(b)の塗膜
(発色層)を支持し、保護するためのものであり、レー
ザー光線をよく透過し、かつそれによつて変質しないも
のであればその材質は特に制限はない。例えば、ポリオ
レフイン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンな
ど)、ポリエステル(例えばPET、ポリブチレンテレ
フタレートなど)、ポリアミド、ポリアセタール、ポリ
カーボネート、ポリフエニレンサルフアイド、変性ポリ
フエニレンエーテル、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、
ポリスチレンなどが適している。このうち、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンおよびポリエステルが好ましい。該
フイルム(a)の厚さは30μm以下、好ましくは0.
1〜20μm、特に好ましくは1〜15μmである。3
0μmより厚くなると、レーザー光線の透過が困難にな
つたり、貼付作業が煩雑になることがある。
【0022】透明フイルム(a)の片面にレーザーマー
キングインキ(b)を塗布(印刷)する方法は特に限定
されず、既知の方法で行うことができ、例えば、シルク
印刷、グラビアコーター、ロールコーター、オフセツト
印刷、フレキソ印刷などがあげられる。インキ(b)の
塗装膜厚は特に制限されないが、乾燥塗膜に基いて通常
1〜15μmの範囲内が好ましい。該塗膜は室温でもし
くは加熱により硬化させることができる。該インキ
(b)はフイルム(a)の片面の全面に塗布してよい
が、通常、マーク等をほどこす部分のみに塗装すること
が好ましい。
【0023】インキ(b)を塗装後、必要に応じてさら
に、該インキ(b)塗面側の、該インキ(b)の塗面を
含むフイルム(a)の片面の任意の部分に着色インキ
(c)を印刷することができる。着色インキ(c)によ
つて、文字、記号、マーク、模様、デザイン、図柄など
を単色もしくは複数色で印刷することができ、それによ
つて美観向上、情報伝達などが行われる。該インキ
(c)としては、水性もしくは油性のグラビアインキ、
オフセツトインキ、シルクインキ、フレキソインキなど
を使用することができる。印刷する膜厚は硬化印刷膜に
基いて例えば0.5〜10μmの範囲内が好ましい。こ
の着色インキ(c)は、インキ(b)の塗膜を硬化させ
てから印刷することが好ましいが、未硬化のままであつ
てもさしつかえない。着色インキ(c)の印刷膜は室温
でもしくは加熱により硬化させることができる。
【0024】上記のようにして透明フイルム(a)の片
面にレーザーマーキングインキ(b)を塗布し、必要な
らばさらに該インキ(b)塗面側に着色インキ(c)で
印刷した後、該インキ(b)塗面側に接着剤(d)を塗
布することによつてマーキングフイルム(A)が得られ
る。
【0025】接着剤(d)は、該マーキングフイルム
(A)を基材(B)に貼着せしめるためのものであり、
具体的には、例えば、水性もしくは有機溶剤型のウレタ
ン樹脂系、エポキシ樹脂系、アクリル樹脂系、ポリエス
テル樹脂系、ポリフエノール樹脂系、ポリ酢酸ビニル
系、酢酸ビニル−エチレン共重合体系を主成分とするも
のが挙げられる。これらは乾燥塗膜に基いて1〜15μ
mの範囲内で塗装するのが好ましい。該塗膜は室温放
置、加熱、紫外線照射、電子線照射などにより硬化させ
ることができる。
【0026】基材(B)は例えば、アルミニウム、鉄、
ブリキ、銅などの金属;ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ナイロン、ABS、金属蒸着プラスチツクなどのプ
ラスチツク;紙、合成紙などの材質からなることがで
き、その形状としては例えば、フイルム、シート、缶、
容器、箱、袋などがあげられる。
【0027】本発明のレーザーマーキング材(Y)は、
上記マーキングフイルム(A)を基材(B)に貼着させ
ることにより得られる。該マーキング材(Y)の構成を
基材(B)の側から見ると、本発明のマーキング材
(Y)は、基材(B)、接着剤(d)層、着色インキ
(c)層(これは省略することができる)、レーザーマ
ーキングインキ(b)層および透明フイルム(a)から
なる複層体である。透明フイルム(a)の側から見る
と、レーザーマーキングインキ(b)層を目視すること
ができ、その周囲に着色インキ(c)層が見えることが
ある。
【0028】さらに、本発明のレーザーマーキング材
(Z)は、マーキングフイルム(A)を基材(B)に貼
着させてなるマーキング材(Y)の最上層の透明フイル
ム(a)側からレーザー光線をレーザーマーキングイン
キ(b)層に到達するように照射して、該インキ(b)
層を発色(マーキングすること)することによつて得ら
れる。
【0029】上記の照射に使用するレーザー光線として
は、例えば、出力が0.4J/cm2・パルス以上のパル
ス型レーザー、0.4J/cm2・以上のノスキヤニング
型レーザーなどが好ましい。用いられるレーザー光源と
しては、例えば、炭酸ガスレーザーなどの遠赤外線レー
ザー、YAGレーザーなどの近赤外線レーザー、エキシ
マレーザーなどの紫外線レーザーなどがあげられるが、
TEA型炭酸ガスレーザーなどの近赤外線レーザーが特
に好ましい。このレーザー光線の照射によつて、レーザ
ーマーキングインキ(b)層の被照射部分のみが化学的
に変化し発色する。この発色によつて、例えば、製造ロ
ツト番号、製造年月日、機種、メーカー名などが、文
字、記号、マーク、図、バーコードなどのマーク等で表
示される。
【0030】
【実施例】実施例によつて、本発明を更に具体的に説明
するが、本発明がこれらの実施例のみに限定されるもの
ではない。なお、「部」及び「%」はいずれも重量基準
である。
【0031】参考例1 3−ジエチルアミノ−7−o−フルオロフエニルフルオ
ラン35.0部、10%ポリビニルアルコール水溶液5
0.0部及び水15.0部から成る混合物をサンドグライ
ンダーを用いて2時間処理して平均粒径約0.8μに分
散化し、発色剤の分散液(1)を得た。
【0032】参考例2 3−ジエチルアミノ−7−o−クロロフエニルフルオラ
ン35.0部。10%ポリビニルアルコール水溶液50.
0部、水15.0部から成る混合物をサンドグラインダ
ーを用いて2時間処理して平均粒径約0.8μに分散化
し、発色剤の分散液(2)を得た。
【0033】参考例3 2,2−ビス(4−(6′−(N−シクロヘキシル−N
−メチルアミノ)−3−メチルスピロ(フタリド−3,
9′−キサンテン)−2′−イルアミノ)フエニル)プ
ロパン35.0部、10%ポリビニルアルコール水溶液
50.0部及び水15.0部から成る混合物をサンドグラ
インダーを用いて2時間処理して平均粒径約0.8μに
分散化し、発色剤の分散液(3)を得た。
【0034】参考例4 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−フエニルフルオ
ラン35.0部、10%ポリビニルアルコール水溶液5
0.0部及び水15.0部から成る混合物をサンドグライ
ンダーを用いて2時間処理して平均粒径約0.8μに分
散化し、発色剤の分散液(4)を得た。
【0035】参考例5 3−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)−6−
メチル−7−フエニルアミノフルオラン35.0部、1
0%ポリビニルアルコール水溶液50.0部及び水15.
0部から成る混合物をサンドグラインダーを用いて2時
間処理して平均粒径約0.8μに分散化し、発色剤の分
散液(5)を得た。
【0036】参考例6 2,2′,6,6′−テトラメチル−4,4′−スルフオニ
ルジフエノール35.0部、10%ポリビニルアルコー
ル50.0部及び水15.0部からなる混合物をサンドグ
ラインダーを用いて2時間処理して平均粒径約0.8μ
に分散化し、顕色剤の分散液(6)を得た。
【0037】参考例7 2,2′,6,6′−テトラブロモ−4,4′−スルフオニ
ルジフエノール35.0部、10%ポリビニルアルコー
ル50.0部及び水15.0部からなる混合物をサンドグ
ラインダーを用いて2時間処理して平均粒径約0.8μ
に分散化し、顕色剤の分散液(7)を得た。
【0038】参考例8 ビスフエノールS 35.0部、10%ポリビニルアルコ
ール50.0部及び水15.0部からなる混合物をサンド
グラインダーを用いて2時間処理して平均粒径約0.8
μに分散化し、顕色剤の分散液(8)を得た。
【0039】参考例9 水酸化アルミニウム60.0部及び12.5%ポリビニル
アルコール40.0部からなる混合物をサンドグライン
ダーを用いて2時間処理して平均粒径約1μに分散化
し、水酸化アルミニウムの分散液(9)を得た。
【0040】参考例10 白雲母40.0部、10%ポリビニルアルコール50.0
部及び水10.0部からなる混合物をサンドグラインダ
ーを用いて2時間処理して平均粒径約1μに分散化し、
白雲母の分散液(10)を得た。
【0041】参考例11 二酸化チタン50部および12.5%ポリビニルアルコ
ール水溶液100部をサンドグラインダーを用いて2時
間分散して、平均粒径約1μmの白エナメル液(11)
を得た。
【0042】参考例12 フタロシアニングリーン5部、40%アクリルエマルジ
ヨン50部および水20部をサンドグラインダーを用い
て2時間分散して、平均粒径約1μmの緑エナメル液
(12)を得た。
【0043】参考例13 キナクリドンレツド5部、40%アクリルエマルジヨン
50部および水20部をサンドグラインダーを用いて2
時間分散して、平均粒径約1μmの赤エナメル液(1
3)を得た。
【0044】参考例14 オーカー(酸化鉄黄)30部、40%アクリルエマルジ
ヨン70部および水20部をボールミルを用いて平均粒
径約1μmになるように分散して黄エナメル液(14)
を得た。
【0045】参考例15 フタロシアニンブルー8部および12.5%ポリビニル
アルコール水溶液60部をサンドグラインダーを用いて
平均粒径約1μmになるように分散して青エナメル液
(15)を得た。
【0046】実施例1 分散液(1)240部、分散液(6)550部、分散液
(9)200部および40%アクリルエマルジヨン40
0部を混合してレーザーマーキングインキ(b−1)を
得た。
【0047】厚さ約15μmのポリエチレンフイルムに
グラビアコーターでレーザーマーキングインキ(b−
1)を膜厚3μmになるように塗工した。室温で乾燥
後、その塗面にアクリル樹脂タイプの水性エマルジヨン
接着剤を膜厚10μmになるように塗工して、100℃
で2分間乾燥した。この塗工フイルムを、厚さ0.3m
mのアルミニウム板に200℃の熱ロールで圧力10k
g/cm2で瞬時にラミネートした。
【0048】このラミネート板にポリエチレンフイルム
側から炭酸ガスレーザーにより1J/cm2のレーザー
をマスキング法により数字を印字した。その結果、加熱
による変色は殆ど認められず、レーザーマーキング性も
良好で鮮明なマーキングが得られた。
【0049】実施例2 分散液(1)200部、分散液(6)600部、白エナ
メル液(11)100部、青エナメル(16)40部お
よび40%アクリルエマルジヨン200部を混合してラ
イトブルーのレーザーマーキングインキ(b−2)を得
た。
【0050】厚さ約25μmのポリプロピレンフイルム
にグラビアコーターでレーザーマーキングインキ(b−
2)を膜厚5μmになるように塗工した。室温で乾燥
後、その塗面に水性白色インキをグラビアコーターによ
り膜厚5μmになるように塗工した。室温で乾燥後、該
塗面に、ウレタン樹脂タイプの接着剤を膜厚15μmに
なるように塗工して、80℃で1分間乾燥した。この塗
工フイルムを、厚さ0.2mmのアルミニウム板に17
0℃の熱ロールで瞬時にラミネートした。
【0051】このラミネート板にポリプロピレンフイル
ム側から炭酸ガスレーザーにより1J/cm2のレーザ
ーをマスキング法により英字を印字した。その結果、加
熱による変色は殆ど認められず、レーザーマーキング性
も良好で鮮明なマーキングが得られた。
【0052】実施例3 分散液(2)250部、分散液(7)550部、40%
アクリルエマルジヨン300部および緑エナメル液(1
2)50部を混合して緑色のレーザーマーキングインキ
(b−3)を得た。
【0053】厚さ約12μmのポリプロピレンフイルム
にグラビアコーターでレーザーマーキングインキ(b−
3)を膜厚5μmになるように塗工した。室温で乾燥
後、その塗面に水性白色インキをグラビアコーターによ
り膜厚7μmになるように塗工した。室温で乾燥後、該
塗面に、ポリエステルタイプの接着剤を膜厚10μmに
なるように塗工して、100℃で2分間乾燥した。この
塗工フイルムを、真空蒸着した厚さ0.5mmのポリプ
ロピレンフイルムに160℃の熱ロールで瞬時にラミネ
ートした。
【0054】このラミネート板にレーザーマーキングイ
ンキを塗布したフイルム側から炭酸ガスレーザーにより
0.8J/cm2のレーザーをドツト法により英字を印字
した。その結果、加熱による変色は殆ど認められず、レ
ーザーマーキング性も良好で鮮明なマーキングが得られ
た。
【0055】実施例4 分散液(3)240部、分散液(8)550部、分散液
(10)200部、白エナメル液(11)100部、赤
エナメル液(13)10部および40%アクリルエマル
ジヨン250部を混合して桃色のレーザーマーキングイ
ンキ(b−4)を得た。
【0056】厚さ約20μmのコロナ放電処理した延伸
ポリプロピレン(OPP)フイルムにグラビアコーター
でレーザーマーキングインキ(b−4)を膜厚3μmに
なるように塗工した。室温で乾燥後、その塗面にアクリ
ル樹脂タイプの接着剤を膜厚20μmになるように塗工
して、100℃で20秒間乾燥した。この塗工フイルム
を、ブリキ板に150℃の熱ロールで瞬時にラミネート
した。
【0057】このラミネート板にOPPフイルム側から
炭酸ガスレーザーにより1.2J/cm2のレーザー量を
マスキング法により英字を印字した。その結果、加熱に
よる変色は殆ど認められず、レーザーマーキング性も良
好で鮮明なマーキングが得られた。
【0058】実施例5 分散液(4)240部、分散液(6)550部、分散液
(9)200部および40%アクリルエマルジヨン30
0部を混合してレーザーマーキングインキ(b−5)を
得た。
【0059】厚さ約12μmのPETフイルムにグラビ
アコーターでレーザーマーキングインキ(b−5)を膜
厚4μmになるように塗工した。室温で乾燥後、その塗
面に水性タイプの電子線硬化型の接着剤を膜厚10μm
になるように塗工して、100℃で1分間乾燥した。こ
の塗工フイルムを、厚さ0.2mmのアルミニウム板に
170℃の熱ロールで瞬時にラミネートした。このラミ
ネート板に電子線を3Mrad照射して接着剤を硬化さ
せた。
【0060】このラミネート板にPETフイルム側から
炭酸ガスレーザーにより1J/cm2のレーザー量をマ
スキング法により英字を印字した。その結果、加熱によ
る変色は殆ど認められず、レーザーマーキング性も良好
で鮮明なマーキングが得られた。
【0061】実施例6 分散液(4)240部、分散液(6)400部、黄色エ
ナメル(14)100部および40%アクリルエマルジ
ヨン200部を混合して黄色のレーザーマーキングイン
キ(b−6)を得た。
【0062】厚さ約15μmのPBT(ポリブチレンテ
レフタレート)フイルムにグラビアコーターでレーザー
マーキングインキ(b−6)を膜厚3μmになるように
塗工した。室温で乾燥後、その塗面にアクリル樹脂タイ
プの接着剤を膜厚8μmになるように塗工して、120
℃で20秒間乾燥した。この塗工フイルムを、塩化ビニ
ル樹脂シートに180℃の熱ロールで瞬時にラミネート
した。
【0063】このラミネート板にPBTフイルム側から
炭酸ガスレーザーにより1.5J/cm2のレーザー量を
マスキング法により英字を印字した。その結果、加熱に
よる変色は殆ど認められず、レーザーマーキング性も良
好で鮮明なマーキングが得られた。
【0064】実施例7 分散液(5)200部、分散液(7)500部および4
0%アクリルエマルジヨン300部を混合してレーザー
マーキングインキ(b−7)を得た。
【0065】厚さ約25μmのPETフイルムにグラビ
アコーターでレーザーマーキングインキ(b−7)を膜
厚5μmになるように塗工した。室温で乾燥後、その塗
面にウレタン樹脂タイプの接着剤を膜厚15μmになる
ように塗工して、100℃で2分間乾燥した。この塗工
フイルムを、銅板に180℃の熱ロールで瞬時にラミネ
ートした。
【0066】このラミネート板にPETフイルム側から
炭酸ガスレーザーにより1.5J/cm2のレーザー量を
マスキング法により英字を印字した。その結果、加熱に
よる変色は殆ど認められず、レーザーマーキング性も良
好で鮮明なマーキングが得られた。
【0067】実施例8 分散液(1)240部、分散液(6)500部および4
0%アクリルエマルジヨン300部を混合してレーザー
マーキングインキ(b−8)を得た。
【0068】厚さ約15μmのコロナ放電処理したPE
Tフイルムにマイクログラビアコーターでレーザーマー
キングインキ(b−8)を膜厚3μmになるように塗工
した。室温で乾燥後、その塗面を、青、赤および黄色の
3色のポリエステルインキでグラビア印刷を行ない、室
温で乾燥後、ついでポリエステル樹脂タイプの白インキ
で全面印刷した。さらにその印刷面にポリエステル樹脂
タイプの接着剤を膜厚10μmになるように塗工して、
100℃で1分間乾燥した。この塗工フイルムを、アル
ミニウム板に180℃の熱ロールで瞬時にラミネートし
た。
【0069】このラミネート板にPETフイルム側から
炭酸ガスレーザーにより1.2J/cm2のレーザー量を
マスキング法により英字を印字した。その結果、加熱に
よる変色は殆ど認められず、レーザーマーキング性も良
好で鮮明なマーキングが得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新本 昭樹 埼玉県与野市鈴谷7−6−2−906 (72)発明者 林原 昌一 埼玉県与野市落合1090 (56)参考文献 特開 昭58−145493(JP,A) 特開 平1−130972(JP,A) 特開 平2−16081(JP,A) 特開 平2−29393(JP,A) 特開 平5−58031(JP,A) 実開 平4−107075(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/28 - 5/40

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚さ30μm以下の透明フイルムの片面
    に発色剤および融点200℃以上の顕色剤を主成分とす
    るレーザーマーキングインキを塗布し、必要ならばさら
    に、該インキ塗面側を着色インキで印刷した後、該イン
    キ塗面側に接着剤を塗布してなるマーキングフイルム
    を、基材に貼着してなることを特徴とするレーザーマー
    キング材。
  2. 【請求項2】 透明フイルムが、熱可塑性樹脂からなる
    ことを特徴とする請求項1のレーザーマーキング材。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂が、ポリエチレン、ポリプ
    ロピレンおよびポリエステルから選ばれることを特徴と
    する請求項1のレーザーマーキング材。
  4. 【請求項4】 請求項1のレーザーマーキング材の透明
    フイルム側からレーザー光線を照射して、レーザーマー
    キングインキの発色層を発色させてマーキングしてなる
    レーザーマーキング材。
  5. 【請求項5】 請求項1のレーザーマーキング材のレー
    ザーマーキングインキを塗布した透明フイルム側からレ
    ーザー光線を照射して、レーザーマーキングインキの発
    色層を発色させることを特徴とするレーザーマーキング
    方法。
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