JPH10114156A - 熱転写層用コーティング剤 - Google Patents

熱転写層用コーティング剤

Info

Publication number
JPH10114156A
JPH10114156A JP9168291A JP16829197A JPH10114156A JP H10114156 A JPH10114156 A JP H10114156A JP 9168291 A JP9168291 A JP 9168291A JP 16829197 A JP16829197 A JP 16829197A JP H10114156 A JPH10114156 A JP H10114156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photochromic
thermal transfer
wax
present
transfer layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9168291A
Other languages
English (en)
Inventor
Joseph D Roth
ディー ロス ジョセフ
Yaoping Tan
タン ヤオピン
Maurice W Lewis
ダブリュ ルイス モーリス
John C Rosenbaum
シー ローゼンバウム ジョン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NCR International Inc
Original Assignee
NCR International Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NCR International Inc filed Critical NCR International Inc
Publication of JPH10114156A publication Critical patent/JPH10114156A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/40Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
    • B41M5/46Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography characterised by the light-to-heat converting means; characterised by the heat or radiation filtering or absorbing means or layers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/385Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by the transferable dyes or pigments
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/392Additives, other than colour forming substances, dyes or pigments, e.g. sensitisers, transfer promoting agents
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/385Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by the transferable dyes or pigments
    • B41M5/3852Anthraquinone or naphthoquinone dyes

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外線に照射されたとき、変色する映像(1
00)を形成する熱転写リボン(20)用のコーティン
グ調剤を提供する。 【解決手段】 コーティング調剤が、フォトクロミック
顔料、何種類かのフォトクロミック・顔料の混合物、フ
ォトクロミック・ダイ、何種類かのフォトクロミック・
ダイの混合物、または紫外線で照射された時、映像基層
の色を変化させれるのに十分な量の一つまたはそれ以上
の種類のフォトクロミック・ダイおよび一つまたはそれ
以上の種類のフォトクロミック顔料との組み合わせを含
む、ワックス、バインダ樹脂、溶媒および感熱材からな
り、熱接触によって映像基層をレシーバ基板に転写す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄いフィルム抵抗
体を持つ印刷リボンの非常に正確な部位を加熱すること
によって、レシーバ基板上に映像を形成する熱転写印刷
に関する。局部を上記のように加熱することにより、イ
ンクまたは他の感熱材はリボンから、レシーバ基板に転
写される。感熱材は、通常光学的または磁気的に検出す
ることができる顔料またはダイである。
【0002】特に、本発明は、フォトクロミック特性を
持つ印刷映像を形成するためのコーティング用調剤(熱
転写インク調剤)、およびそれから得られる熱転写媒体
(リボン)に関する。
【0003】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】印
刷作業中のノイズ・レベルが比較的低いというようない
くつかの利点を持っているので、多くの用途で衝撃印刷
の代わりに熱転写印刷が用いられている。熱転写印刷
は、機械が読むことができるバーコードおよび磁気英数
字の印刷のような特殊用途に広く使用されている。熱転
写プロセスを使用すると、映像を非常に柔軟に作ること
ができ、非常に種々様々なスタイル、サイズおよびカラ
ーの印刷映像を作ることができる。
【0004】フォトクロミック化合物は、窓ガラス、サ
ングラス、フィルムのような種々の製品に使用されてき
た。熱転写印刷により作られるフォトクロミック特性
(フォトクロミズム)を持つ映像は優れた性質を持って
いる。
【0005】フォトクロミズムというのは、紫外線のよ
うな励起光線を照射すると発色し、光線の照射を止めて
放置すると元の色に戻るという材料の特徴である。すな
わち、フォトクロミズムとは、何回でも発色し、元の色
に戻ることができる材料の性質のことである。
【0006】本発明の一つの目的は、熱転写印刷により
製品の上に映像を印刷することである。上記映像は、保
安および識別のために肉眼で見ることができないように
なっているが、特殊な条件下では検出することができ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の場合には、熱に
曝されたとき、レシーバ基板に対して映像基層を転写す
る熱転写層を形成するためのコーティング調剤に関す
る。その特徴は、上記コーティング調剤がワックス、バ
インダ樹脂、溶媒およびフォトクロミック顔料、何種類
化のフォトクロミック顔料の混合物、フォトクロミック
・ダイ、何種類かのフォトクロミック・ダイの混合物、
または紫外線により照射されたとき、映像基層の色を変
化させるのに十分な量の一つまたはそれ以上の種類のフ
ォトクロミック顔料の組み合わせおよび一つまたはそれ
以上の種類のフォトクロミック・ダイの組み合わせを含
む感熱材からなっていることである。
【0008】本発明の熱転写媒体は、柔軟な基板とその
上に塗布されている熱転写層を含み、上記熱転写層は、
40℃−250℃の温度範囲内に軟化点を持ち、また上
記の特許請求の範囲の中の任意の請求項記載のコーティ
ング調剤を含む。
【0009】さらに、本発明の製品は映像用基層を含
み、映像を作るために後で紫外線を照射すると、上記映
像基層の色が変化する。
【0010】添付の図面を参照しながら以下に本発明を
説明するが、この説明は単に例示としてのものに過ぎな
い。
【0011】
【発明の実施の形態】図1および図2に示す熱転写リボ
ン20は、好適には薄く平滑な紙またはプラスチックの
ような材質であることが好ましい、柔軟な材質からでき
ている基板22を含む。グラッツ社製の30−40番の
キャパシタ・ティッシュのようなティッシュタイプの
紙、またはデュポン社製のマイラ(登録商標)という商
品名の14−35番のポリエステル・フィルムが使用に
適している。ポリエチレン・ナフタレート・フィルム、
ナイロンのようなポリアミド・フィルム、ポリプロピレ
ン・フィルムのようなポリオレフィン・フィルム、トリ
アセテート・フィルムのようなセルロース・フィルム、
ポリカーボネート・フィルムも使用に適している。容易
に取り扱えるように、また容易にコーティングすること
ができるように、基板は高い引っ張り強さを持つもので
なければならないし、好適には、最低の厚みでも上記特
性を持ち、熱プリントヘッド内の加熱部材が長持ちする
ように、熱抵抗が低いものでなければならない。厚さ
は、好適には3−10ミクロンであることが好ましい。
基板フィルムまたは基層フィルムの熱転写層の裏の面上
には、裏面コーティング(図示せず)を行うことができ
る。基板22上には、機能層とも呼ぶことがある熱転写
層24が設けられている。熱転写層24の感度は、その
中に含まれるワックスおよびバインダ樹脂の軟化点によ
って決まる。本発明の熱転写層の軟化点は250℃以下
であるが、好適には、200℃、最も好適には50℃−
125℃であることが好ましい。上記範囲内に軟化温度
があれば、通常は50℃−300℃、もっと一般的に
は、60℃−125℃の範囲内の温度で動作するプリン
トヘッドを内蔵している従来の熱転写プリンタ内で、本
発明の熱転写媒体を使用することができる。熱転写層2
4は、プリントヘッド30からの熱に触れた場合、基板
22から合成樹脂のレシーバ基板28に熱転写層24を
均一に転写し、映像32を形成するために、好適には互
換性を持つワックスおよびバインダ樹脂を含む。
【0012】本発明のコーティング調剤は、一つまたは
それ以上の種類のワックス、バインダ樹脂および溶媒の
ような従来のコーティング調剤の成分を含む。しかし、
使用する感熱材(顔料またはダイ)は、フォトクロミッ
ク・ダイ、何種類かのフォトクロミック・ダイの混合
物、フォトクロミック顔料、何種類かのフォトクロミッ
ク顔料の混合物、または一つまたはそれ以上の種類のフ
ォトクロミック・ダイおよび一つまたはそれ以上の種類
のフォトクロミック顔料との組み合わせである。本発明
での使用に適しているフォトクロミック化合物は、有機
フォトクロミック化合物である。上記化合物の多くは、
周知のようにフォトクロミック・フィルムおよびラミネ
ートの調剤中に含まれている有機高分子化合物と一様に
混合している。適当なフォトクロミック化合物は、高橋
他の米国特許第5,266,447号に開示されている
化学式Vのスピロ化合物を含む。上記化合物は、米国特
許第5,266,447号のコラム5−6の化学式で表
されるスピロキサジン化合物、スピロピラン化合物およ
びチオピラン化合物を含む。
【0013】適当なフォトクロミック化合物の他の例と
しては、米国特許第5,429,774号にクマールが
開示しているベンゾピラン化合物、米国特許第5,17
7,218号にフイッシャ他が開示している酸化ベンゾ
チオキサントン類、米国特許第5,155,230号に
日比野他が開示しているデナイトレーテッド・スピロピ
ラン類、米国特許第5,206,395号および米国特
許第5,407,885号にフイッシャ他が開示してい
るナフサセネキノン類、米国特許第5,384,077
号にノールズが開示しているナフソピラン化合物、米国
特許第5,405,958号にバンガーネットが開示し
ているスピロ(インドリン)ナフソキサジン化合物、米
国特許第5,106,988号に田中他が開示している
環状化合物、および米国特許第5,446,151号に
リックウッド他が開示しているスピロ−ベンゾキサジン
化合物等がある。好適には、上記化合物を混合したもの
を使用することが好ましい。そのような化合物は、イリ
ノイ州のカラー・チャンジ社およびカリフォルニア州、
サンディエゴのキシトロニクス社のようなメーカーが市
販している。上記混合物は、通常色を変化させるのに使
用される。
【0014】フォトクロミック顔料/ダイは、好適に
は、従来の顔料またはダイを導入する際に使用される従
来の方法と同じ方法で調剤に加えることが好ましい。し
かし、本発明のコーティング調剤の別の(従来とは異な
る)製造方法も使用することができる。使用されるフォ
トクロミック・ダイ/顔料の量は、紫外線により照射さ
れた時、上記ダイ/顔料から形成された熱転写層の色を
変化させるのに十分な量である。使用されるフォトクロ
ミックダイ/顔料の量は、通常0.01−50重量%で
あり、好適には乾燥化合物の重量の0.1−25重量%
であることが好ましい。より好適には、乾燥化合物の1
−10重量%、最も好適には約1重量%を使用すること
が好ましい。
【0015】本発明のコーティング調剤は、従来の装置
で作ることができる。好適な方法としては、高温で、好
適には約65℃で、溶媒、ワックス化合物およびバイン
ダ樹脂を混合する方法がある。完全に混合したら、フォ
トクロミック顔料/ダイを加え、得られた混合物を高
温、好適には約60℃−65℃で混合する。顔料は通常
アトリタ(attritor)で摩砕する。
【0016】コーティング調剤は、主要乾燥成分として
ワックスを含む。適当なワックスを使用することによ
り、感熱特性と柔軟性が得られる。ワックスの例として
は、カルナウバ蝋、米ぬか蝋、蜜蜂蝋、ラノリン、カン
レリラ蝋、モタン蝋、セレシン蝋のような天然ワック
ス;パラフィン蝋および微結晶蝋のような石油ワック
ス;低分子ポリエチレンおよびフィシャ−トロプシャ蝋
のような合成炭化水素ワックス;ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミティン酸、ステアリン酸およびベヘン酸の
ような高級脂肪酸;ステアリル・アルコールのような高
級脂肪族アルコールおよびサクロース脂肪酸エステル、
ソルビタン脂肪酸エステルのようなエステル類およびア
ミン族などがある。ワックス状の物質は、200℃以下
の融点を持っているが、好適には40℃−130℃温度
範囲に融点を持つものであることが好ましい。コーティ
ング調剤中のワックスの量は、好適には乾燥成分の25
重量%、最も好適には25−85重量%であることが好
ましい。
【0017】本発明のコーティング調剤は、またバイン
ダ樹脂を含む。適当なバインダ樹脂としては、コーティ
ング調剤に従来使用されてきたバインダ樹脂がある。こ
のようなバインダ樹脂としては、熱可塑性樹脂およびエ
ポキシ樹脂のような反応性樹脂等がある。
【0018】適当な熱可塑性バインダ樹脂としては、米
国特許第5,240,781号および第5,348,3
48号開示のものがある。これら熱可塑性バインダ樹脂
は、300℃以下の融点を持つが、好適には40℃−2
25℃の温度範囲内に融点を持つものであることが好ま
しい。適当な熱可塑性樹脂としては、塩化ポリビニー
ル、酢酸ポリビニール、塩化ポリビニール−酢酸ポリビ
ニール共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
アセタル、エチレン−酢酸ビニール共重合体、エチレン
・アルキル・(メタ)アクリレート共重合体、エチレン
−酢酸エチル共重合体、ポリスチレン 、スチレン共重
合体、ポリアミド、エチルセルロース、エポキシ樹脂、
キシレン樹脂、ケトン樹脂、石油樹脂、テルペン樹脂、
ポリウレタン樹脂、ポリビニール・ブチリル、スチレン
−ブタジエンゴム、飽和ポリエステル類、スチレン−ア
ルキル・(メタ)アクリレート共重合体、エチレン・ア
ルキル・(メタ)アクリレート共重合体等がある。米国
特許第4,983,446号に、適当な飽和ポリエステ
ル類についてのさらに詳細な記述がある。熱可塑性樹脂
の好適な使用量は、コーティング調剤の全乾燥成分の2
−35重量%である。
【0019】適当な反応性バインダ成分としては、エポ
キシ樹脂および重合開始材(架橋剤)等がある。適当な
エポキシ樹脂としては、エピクロロヒドリンをフェノー
ル/フォルムアルデヒド縮合物またはクレゾール/フォ
ルムアルデヒド縮合体と反応させて得られるエポキシ・
ノボラック樹脂のような少なくとも二つのオキシラン基
を含むものなどがある。他の好適なエポキシ樹脂は、エ
ピクロロヒドリンを1、4ブタンジオールのようなポリ
ヒドロキシ・モノマと反応させて得られるポリグリシジ
ル・エーテル・ポリマである。適当なエポキシ・ノボラ
ック樹脂の特定の例としては、シェル・ケミカル社が市
販しているイーポン 164がある。ポリグリシジル・
エーテルは、チバ・ガイギ社がアラルダイト(登録商
標)GT7013の商品名で市販している。エポキシ樹
脂は、好適には熱プリントヘッドからの熱に触れると活
性化する架橋剤と一緒に使用することが好ましい。好適
な架橋剤としては、少なくとも二つの一次または二次ア
ミン基を含むポリアミン類等がある。例をあげると、そ
れぞれシェル・ケミカル社およびエア・プロダクト社が
市販しているエピキュール P101およびアンカミン
2014FGがある。反応を促進するために、トリグ
リシジルイソシアヌレートのような促進剤を架橋剤と一
緒に使用することができる。この促進剤を使用した場
合、その低い粘性から見て、エポキシ樹脂は通常乾燥成
分の重量の25重量%以上のコーティング調剤を含む。
反応性エポキシ樹脂がバインダとして働く場合には、ワ
ックスは、通常必要ではない。
【0020】本発明のコーティング調剤には、バインダ
樹脂の溶解度によって、非常に種々様々な溶媒が使用さ
れる。好適な溶媒としては、鉱物性アルコールがある。
他の適当な溶媒としては、エステル類、ケトン類、エー
テル類、アルコール類、脂肪族類および芳香族類等があ
る。コーティング調剤の固体含有量は、通常内部に含ま
れる乾燥成分の粘度によって違ってくるが、15−10
0重量%(高温溶融物)の範囲内である。
【0021】好適であるとはいえないが、コーティング
調剤は、また上記フォトクロミック顔料/ダイの他に、
他の感熱材または顔料を含むことができる。これら感熱
材または顔料は、好適にはフォトクロミック効果に悪影
響を与えないように、充填材として使用される無色また
は色の薄い顔料であることが好ましい。フォトクロミッ
ク顔料は、色の薄い顔料の色を変えるために使用するこ
とができる。追加感熱材は、通常ダイまたは顔料または
磁気粒子のような着色剤である。しかし、従来のインク
・リボンで使用されている、カーボン・ブラックおよび
種々の有機および無機着色顔料およびダイのような着色
剤ならどれでも使用することができる。その例として
は、フタロシアニン・ダイ、蛍光ナフタリミド・ダイお
よびカドミウム、プロムローズ、クロム・イエロー、群
青ブルー、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ニッ
ケル等がある。感熱材の例としては、米国特許第3,6
63,278号および第4,923,749号に記載の
ものなどがある。ロイコ・ダイのような反応性ダイも使
用することができる。磁気熱印刷の場合には、熱転写層
は文字を光学的に人間の目で読めるように、または機械
が読めるように、映像化するために使用する磁気顔料ま
たは粒子を含む。磁気顔料粒子を使用すると、ほとんど
の場合、本発明の目的と問題を生じることが予想される
が、本発明に上記の粒子を使用してもかまわない。追加
感剤材または顔料は、通常コーティング調剤の全乾燥成
分の重量の0−40重量部使用される。
【0022】コーティング調剤は、可塑剤、粘度修正
剤、粘度調整剤等のような従来の添加物を含むことがで
きる。
【0023】好適な調剤は、全乾燥成分の重量の60−
95重量%の範囲の量の米ぬかワックス、エチル−酢酸
ビニール共重合体であるバインダ樹脂およびフォトクロ
ミック顔料を含む。好適な溶媒は鉱物性アルコールであ
る。好適な調剤は、鉱物性アルコールと、米ぬかワック
スおよびエチル−酢酸ビニール共重合体であるバインダ
樹脂の溶液を、15分間約65℃の温度で混合し、その
後約2時間の間に60℃−70℃の温度でフォトクロミ
ック・ダイを加えることにより作ることができる。
【0024】本発明の熱転写リボンは、好適にはポリエ
チレン・テレフタレートであることが好ましい上記基板
と、ワックス、バインダ樹脂、場合によっては残留溶媒
およびフォトクロミック顔料を含む熱転写層からなる。
熱転写層は、好適には、本発明のコーティング調剤から
作ることが好ましい。適当なワックス、バインダ樹脂お
よびフォトクロミック顔料は上記の通りである。熱転写
層(機能層)は、好適には 約100℃−250℃の温
度範囲内、より普通には100℃−150℃の温度範囲
の通常のプリントヘッドのエネルギーで転写することが
でき、約50℃−250℃の温度範囲に軟化点を持つこ
とが好ましい。本発明の熱転写リボンは、溶液、懸濁液
または乳液の形をした本発明の調剤から作ることができ
る。基板に塗布すると、溶液の一部はコーティングとし
て残る。上記リボンは、上記の厚さのコーティングを行
うために、従来の技術および従来のコーティング機械に
設置されているメイヤ・ロッド、すなわち、ドクタ・バ
ーの周囲に卷かれたワイヤのような装置により作ること
ができる。熱転写層のコーティングの重さは、通常1.
9−4.3g/m2である。全コーティング・プロセス
中、温度は約65℃に維持される。コーティング調剤を
塗布した後で、機能層を乾燥させ、基板にしっかりと接
着させるために、コーティングを高温のドライヤを通
す。熱転写層は、75℃−200℃の温度で、紙または
合成樹脂のようなレシーバ基板上に完全に転写すること
ができる。
【0025】本発明の熱転写リボンは、熱印刷のいくつ
かの利点を持っている。熱転写リボンが、熱プリントヘ
ッドの加熱部材に触れると、熱転写層は軟化し、少しの
シリコン樹脂の裏面コーティングと一緒に、リボンから
レシーバ基板に転写される。本発明の映像は、好適には
本発明の熱転写リボンから作ることが望ましく、上記の
ように、熱転写層から基板に転写したワックス、バイン
ダ樹脂およびフォトクロミック顔料/ダイの一つの層を
含む。本発明の映像は、好適には、紫外線によりR照射
されるまで透明であることが好ましいが、それは色付き
顔料を除外することによってそうすることができる。
【0026】図3に示すように、映像は詳細にパタン化
することができる。この図の映像100はは、バーコー
ドである。透明な場合、この映像を、商品または製品の
外観/包装を破らなくても商品を識別したり、製品を確
認ために使用することができる。映像部材100は、図
4に示すように、カード、シャツ等の新規な商品の装飾
的なパターンとしても使用することができる。
【0027】<例> <コーティング調剤>本発明のコーティング調剤は、鉱
物性アルコール、ワックスおよびバインダ樹脂を表1に
示す割合で混合し、得られた混合物を15分間60℃で
加熱することにより作ることができる。キシトロニクス
社が市販しているフォトクロミック・ダイを、表1に示
す分量だけ、140°F−150°Fの温度で約2時間
かけて、得られた混合物に加える。
【0028】
【表1】 <熱転写媒体>本発明の熱転写媒体は、上記調剤を1.
9−4.3g/m2の重さに、E.I.デュポン・デ・
ネムロ社製の、4.5ミクロンの厚さのポリエステル・
マイラ・フィルム上に、コーティングすることによって
作成される。溶液は、ドクタ・バーを使用して、70℃
でマイラ・フィルム上に塗布される。
【0029】上記例で使用したものに対して、本発明の
一般的また特定の例として記述した反応物質および/ま
たは条件を変更して、上記例を反復して行ったが、同じ
ように成功した。
【0030】上記説明から、当業者なら、本発明の本質
的な特徴を容易に認識することができ、その精神および
範囲から逸脱することなしに、種々の用途や条件に適応
するように種々の変更および修正をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 熱転写が行われる前の印刷作業中の、本発明
の熱転写媒体である。
【図2】 熱転写後の印刷作業中の、本発明の熱転写媒
体である。
【図3】 紫外線照射後の基板上の、本発明の透明な映
像である。
【図4】 紫外線照射後の基板上の、本発明の他の透明
な映像である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヤオピン タン アメリカ合衆国 オハイオ州 45342 マ イアミスバーグ、ドレイコット コート 2722 (72)発明者 モーリス ダブリュ ルイス アメリカ合衆国 オハイオ州 45406 デ イトン、アールハム ドライブ 1643 (72)発明者 ジョン シー ローゼンバウム アメリカ合衆国 オハイオ州 45458− 3368 デイトン、コッブルクリーク ドラ イブ 8740

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーティング調剤が、フォトクロミック
    顔料、何種類かのフォトクロミック・顔料の混合物、フ
    ォトクロミック・ダイ、何種類かのフォトクロミック・
    ダイの混合物、または紫外線で照射された時、映像基層
    の色を変化させれるのに十分な量の一つまたはそれ以上
    の種類のフォトクロミック・ダイおよび一つまたはそれ
    以上の種類のフォトクロミック顔料との組み合わせを含
    む、ワックス、バインダ樹脂、溶媒および感熱材からな
    り、熱接触によって映像基層をレシーバ基板に転写する
    ように構成されたことを特徴とする熱転写層用コーティ
    ング剤。
JP9168291A 1996-06-27 1997-06-25 熱転写層用コーティング剤 Pending JPH10114156A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US67105296A 1996-06-27 1996-06-27
US08/671,052 1996-06-27

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10114156A true JPH10114156A (ja) 1998-05-06

Family

ID=24692958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9168291A Pending JPH10114156A (ja) 1996-06-27 1997-06-25 熱転写層用コーティング剤

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP0816116A1 (ja)
JP (1) JPH10114156A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101850671A (zh) * 2010-05-31 2010-10-06 杭州天地数码科技有限公司 热熔涂布的混合基热转印色带及其生产方法
US20110000028A1 (en) * 2008-02-29 2011-01-06 Imperial Chemical Industries Limited Thermal transfer printing

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6613403B2 (en) * 1998-12-21 2003-09-02 Ncr Corporation Ink with near infrared fluorophores and U.V. absorbers
US7645719B2 (en) 2004-10-13 2010-01-12 Ncr Corporation Thermal paper with security features
CA2889690C (en) * 2011-10-27 2018-01-02 Chromatic Technologies, Inc. Photochromic inks

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2634050B2 (ja) * 1987-08-05 1997-07-23 東洋インキ製造株式会社 感熱転写材
JPH0361084A (ja) * 1989-07-28 1991-03-15 Toyo Ink Mfg Co Ltd 感熱転写材
US5244524A (en) * 1990-04-09 1993-09-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Printing method for thermally transferring image section of print sheet to image receiving member
US5516590A (en) * 1993-07-15 1996-05-14 Ncr Corporation Fluorescent security thermal transfer printing ribbons

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110000028A1 (en) * 2008-02-29 2011-01-06 Imperial Chemical Industries Limited Thermal transfer printing
US9873278B2 (en) * 2008-02-29 2018-01-23 Illinois Tool Works Inc. Thermal transfer printing
US10214042B2 (en) 2008-02-29 2019-02-26 Illinois Tool Works Inc. Thermal transfer printing
CN101850671A (zh) * 2010-05-31 2010-10-06 杭州天地数码科技有限公司 热熔涂布的混合基热转印色带及其生产方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0816116A1 (en) 1998-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5322832A (en) Image-receiving sheet for thermal-transfer recording medium
DE69402656T2 (de) Verfahren zur Behandlung eines Bildes, das durch thermische Übertragung erzeugt wird
US6149747A (en) Ceramic marking system with decals and thermal transfer ribbon
US6602594B2 (en) Irreversible heat-sensitive composition
JPH10114156A (ja) 熱転写層用コーティング剤
US6031021A (en) Thermal transfer ribbon with thermal dye color palette
JP4947862B2 (ja) 感温インキおよびそれを用いた温度履歴インジケータ
US5919557A (en) Reactive thermal transfer medium with encapsulated epoxy
JPH1024658A (ja) 遊離した反応相成分を有する熱転写媒体
EP0812704B1 (en) Backcoat for thermal transfer ribbons
JPS61217290A (ja) 階調記録用熱転写シ−ト
JPH09216470A (ja) 低エネルギー熱転写処方および熱転写リボン
JPH09157416A (ja) レ−ザ−マ−キングを施したプラスチック成形品
CN107614276A (zh) 可激光标记组合物、制品和文件
JP2002294123A (ja) 感温インキおよびそれを用いた温度履歴インジケータ
JPH0825809A (ja) レーザーマーキング材
JPH0737185B2 (ja) 感熱記録ラベル
JP2001322360A (ja) 溶融型熱転写インクリボン、印刷物、印刷装置
US20030118834A1 (en) Epoxy curing agent emulsification for TTR application
JP2003118233A (ja) 可逆感熱記録媒体
JP2005220201A (ja) 耐光性の感温変色性組成物
JP2003130733A (ja) 温度履歴インジケータ
JP2539652B2 (ja) 昇華型感熱転写受像紙
JPH01280584A (ja) 感熱記録シート
JPS63151484A (ja) 熱転写シ−ト