JP2539652B2 - 昇華型感熱転写受像紙 - Google Patents

昇華型感熱転写受像紙

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JP2539652B2 JP62330193A JP33019387A JP2539652B2 JP 2539652 B2 JP2539652 B2 JP 2539652B2 JP 62330193 A JP62330193 A JP 62330193A JP 33019387 A JP33019387 A JP 33019387A JP 2539652 B2 JP2539652 B2 JP 2539652B2
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    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • B41M5/529Macromolecular coatings characterised by the use of fluorine- or silicon-containing organic compounds

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、昇華型感熱転写記録に用いられる昇華型感
熱転写受像紙で、特にプリント濃度が高く、離型性,保
存性に優れた昇華型感熱転写受像紙に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
熱転写による感熱記録方法の中で、特に昇華型染料を
用いた昇華型感熱転写方式は優れた中間調の記録を得る
ことが出来る。
而して、この記録に用いられる受像紙としては、従来
種々のものが提案されている。
基材の上に昇華型染料との親和性に優れた樹脂、例え
ばポリエステル樹脂,ポリ塩化ビニル樹脂,ポリビニル
ブチラール樹脂等の熱可塑性樹脂を染着層に設けたも
の、或いは放射線硬化型のオリゴマー,モノマーを硬化
させて得られる層を染着層として設けたものなどがそれ
である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
然し乍ら、上記の受像紙においては、プリント時に受
像紙とカラーシートとが融着するという問題点があっ
た。これは染着層に用いた樹脂がプリント時に熱及び圧
力により熱融着性を帯びるからであって、これを防止す
るため、染着層若しくは染着層上に設けた離型層に離型
性の良いシリコーンを含有させる等の方法が採用されて
きたが、なお、充分満足すべき結果は得られていない。
即ち、プリント濃度を高くすると、離型性に問題があ
り、離型性を良くすると、プリント濃度が低下するとい
う問題がある。
即ち、反応基を持たないシリコーンを用いたものは、
プリント濃度は高くなるが、離型性はあまり向上せず、
カラーシート中の染料が再結晶,凝集等により塊状とな
り、この塊状物がプリント時に受像紙に付着して地よご
れが生じ、また、反応機を持ったシリコーンを用いたも
のやUV樹脂を用いたものは、地よごれはないが、プリン
ト濃度が低く、メラミン樹脂を用いたものは、プリント
濃度が低い上に地よごれが生じるという問題点があった
のでのである。
一方、受像紙の染着性の感度を良好にするために、染
着層に可塑剤,ポリエチレングリコール等の物質を溶解
又は分散させることにより、高濃度の画像を得られるこ
とを、実験の結果知ったが、この方法によって染着濃度
を高めた場合、一旦染着された画像に、後日、にじみ,
退色が発生するという問題が生じた。
上記のように、カラーシートとの離型性,染着性及び
画質保存性について、すべて満足させ得る受像紙は未だ
出現していないといっても過言ではない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこれらの問題点を一挙に解決し、離型性が良
好でプリント濃度が高く、高画質で然も保存性に優れた
昇華型感熱転写受像紙を提供することを目的としてなさ
れたもので、その構成は、基材の表面に昇華した昇華型
染料を染着させる染着層を積層した昇華型感熱転写受像
紙において、前記染着層中及び/又は染着層上に設けた
離型層中にシランカップリング剤の反応物を含有させた
ことを特徴とするものである。
次に本発明について詳細に説明する。
本発明における受像紙の基材には、適宜の平坦な素
材、例えばポリプロピレン,ポリエステル等の平坦なフ
ィルム、予め白色性不透明性を付与したフィルム、多孔
化し、クッション性と平坦性の良好な合成紙,一般紙が
用いられる。
染着層としては、昇華型染料の染着され易い樹脂、
例えばポリエステル,ポリ塩化ビニル,ポリビニルブチ
ラール等を溶剤に溶解して塗布後、乾燥させたもの、水
分散ポリエステル樹脂等水系の樹脂を塗布後、乾燥させ
たもの、或いは昇華型染料の染着され易いオリゴマー,
モノマーを塗布後、放射線硬化させて染着層としたもの
等が用いられ、また、それらの上に離型層を設けたもの
も用いられる。
一方、シランカップリング剤としては、 ・エポキシ基を有するシランカップリング剤エポキシシ
ラン、例えば、 β−(3,4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン,γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン,γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン
等、 ・アミノ基を有するシランカップリング剤 アミノシラン、例えばN−β(アミノエチル)γ−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン,N−β(アミノエチル)
β−アミノプロピルメチルジメトキシシラン,γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン,N−フェニル−γ−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン,γ−(2−ウレイドエ
チル)アミノプロピルトリメトキシシラン,β−ウレイ
ドプロピルトリエトキシシラン等、 ・メルカプト基を有するシランカップリング剤メルカプ
トシラン、例えば、γ−メルカプトプロピルトリメトキ
シシラン,γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシ
ラン等、 などが用いられる。
前記シランカップリング剤と反応する物質として
は、 ・エポキシシラン…アミノ化合物,アミノシラン,アミ
ノ変性シリコーン,メルカプトシラン,メルカプト変性
シリコーン等、 ・アミノシラン…エポキシ化合物,エポキシシラン,エ
ポキシ変性シリコーン等、 ・メルカプトシラン…エポキシ化合物,エポキシシラ
ン,エポキシ変性シリコーン等、 などが用いられ、アミノ化合物,エポキシ化合物として
は、次のようなものが挙げられる。
・アミノ化合物 イミノビスプロピルアミン,モノメチルアミノプロピ
ルアミン,2−ヒドロキシエチルアミノプロピルアミン等 ・エポキシ化合物 グリセロールポリグリシジルエーテル,ポリプロピレ
ングリコールジグリシジルエーテル等 また、シランカップリング剤が染着層の成分であるポ
リエステル等と反応することも考えられる。
シランカップリング剤は、それと反応する化合物と
共に染着層又は染着層上に設けた離型層に含有させても
よく、染着層と離型層の両層に含有させてもよい。ま
た、複数のシランカップリング剤を併用することも可能
である。而して、シランカップリング剤の反応は主にそ
れを含む塗布液を塗布した後に起る。
更に、滑り性を改善するために滑性物質を加えるこ
とも可能である。
〔発明の作用及び効果〕
本発明は上述の通りであって、シランカップリング剤
を含有させることにより、プリント濃度が高く、高画質
で保存性に優れた受像紙を得ることが出来る。
而して、その作用は明らかでないが、次のように推定
される。
アミノシランとエポキシ化合物の反応物について考
えると、アミノシランには次のような構造をとるものが
ある。
このとき が融着を防ぐと考えられる。
アミノシランを加えることにより、融着は防げる
が、地よごれは防げない。
しかし、エポキシ化合物を加え、アミノシランと反応
させることにより、地よごれを防げる。エポキシ化合物
としては、次のような構造のものがある。
地よごれを防げる理由としては定かでないが、アミノ
シランとエポキシ化合物が塗布後、反応して一種の架橋
構造をとり、耐熱性が上がるためであると考えられる。
アミノ基とエポキシ基の反応を用いて離型性を持た
せた例は、特開昭60−34898号公報に開示されている。
この場合はアミノ変性シリコーンとエポキシ変性シリ
コーンを用いたものであって、分散が問題となり、架橋
密度も高くなく、効果を得るためには多量に用いなけれ
ばならない。
一般にシリコーンは染着性が低いので、上記の場合濃
度が下がってしまう。
しかし、シランを用いたものは、分散性がよく架橋も
均一且つ高密度にでき、濃度を落さずに離型でき、融着
や地汚れを防止することができる。
〔実施例〕
次に本発明の実施例について説明する。
実施例 1 100μポリプロピレンフィルムの上に下記組成の塗布
液を塗布し、水中で凝固させた後、乾燥してシート1を
得た。
塗布液−1 塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂(積水化学製 エスレ
ックC) 100部 ジメチルホルムアミド 300部 酸化チタン 20部 次いで上記シートの上に下記組成の塗布液を塗布した
後、乾燥させた染着層とし、受像紙−1を得た。
塗布液−2 水性ポリエステル樹脂(東洋紡製 バイロナールMD−12
00) 100部 N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキ
シシラン 4部 エチレングリコールジグリシジルエーテル 10部 一方、赤色分散染料をエチルセルロースをバインダー
として8μのポリエステルフィルムに塗工し、カラーシ
ートを得た。
次に上記受像紙1上に前記カラーシートを重ねて、1c
m角の熱ヘッドを用い、温度を変えてプリントを行なっ
たところ、地よごれがなく、濃度が高い画像が得られ
た。
次いで、この記録画像を70℃×100%相対湿度中に2
週間放置し、取り出して観察したところ、画像に退色,
にじみがなく、鮮明さは失われなかった。
実施例 2 実施例−1のシート1の上に下記組成の塗布液を塗布
して乾燥し受像紙−2を得た。
塗布液−3 水性ポリエステル樹脂(東洋紡製 バイロナールMD−12
00) 100部 N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキ
シシラン 8部 β−(3,4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン 4部 次いで、この受像紙に、実施例−1と同様にしてプリ
ントし、保存試験を行なったところ、地よごれがなく濃
度が高いプリントができ、退色,にじみはなかった。
実施例 3 実施例−1のシート1に上に下記組成の塗布液を塗布
して乾燥し、受像紙−3を得た。
塗布液−4 水性ポリエステル樹脂(東洋紡製 バイロナールMD−12
00) 100部 γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン 10部 ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル 6部 次いで、この受像紙に実施例1と同様にしてプリント
し、保存試験を行なったところ、地よごれがなく、濃度
の高い画像が得られ、この画像に退色,にじみはなかっ
た。
実施例 4 実施例1のシート1の上に下記組成の塗布液を塗布し
て乾燥し、受像紙−4を得た。
塗布液−5 水性ポリエステル樹脂(東洋紡製 バイロナールMD−12
00) 100部 γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン 3部 γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン 8部 γ−アミノプロピルトリエトキシシラン 3部 次いで、この受像紙に実施例1と同様にしてプリント
し、保存試験を行なったところ、地よごれがなく、濃度
の高い画像が得られ、この画像に退色,にじみはなかっ
た。
実施例 5 実施例1のシート1の上に下記組成の塗布液を塗布し
て乾燥し、受像紙−5を得た。
塗布液−6 水性ポリエステル樹脂(東洋紡製 バイロナールMD−12
00) 100部 2−ヒドロキシエチルアミノプロピルアミン 4部 γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン6部 次いで、この受像紙に実施例1と同様にしてプリント
し、保存試験を行なったところ、地よごれがなく、濃度
の高い画像が得られ、この画像に退色,にじみはなかっ
た。
実施例 6 125μ乳白ポリエステルフィルムの上に、下記組成の
塗布液を塗布し、乾燥して、受像紙を得た。
塗布液 飽和ポリエステル樹脂(東洋紡積製バイロン200 25部 N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメ
トキシシラン 2部 γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン 2部 トルエン 50部 酢酸エチル 25部 メチルエチルケトン 25部 この受像紙に実施例1と同様にしてプリントし、保存
試験を行なったところ、地よごれがなく、濃度の高い画
像が得られ、この画像に退色,にじみはなかった。
比較例−1 実施例1のシートの上に下記組成の塗布液を塗布して
乾燥し、受像紙を得た。
塗布液 水性ポリエステル樹脂(東洋紡製 バイロナールMD−12
00) 100部 N−フェニル−γアミノプロピルトリメトキシシラン8
部 次いで、実施例1と同様にプリントと保存試験を行な
ったところ、濃度は高かったが、地よごれがあり、ま
た、にじみも発生していた。
比較例−2 実施例1のシートの上に下記組成の塗布液を塗布して
乾燥し、受像紙を得た。
塗布液 水性ポリエステル樹脂(東洋紡製 バイロナールMD−12
00) 100部 アミノ変性シリコーンエマルジョン(信越シリコン製 P
olon MF−14) 12部 エポキシ変性シリコーンエマルジョン(信越シリコン製
Polon MF−11B) 12部 次いで、実施例1と同様にプリントと保存試験を行な
ったところ、地よごれはなかったが、濃度は低かった。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材の表面に昇華した昇華型染料を染着さ
    せる染着層を積層した昇華型感熱転写受像紙において、
    前記染着層中及び/又は染着層上に設けた離型層中にシ
    ランカップリング剤の反応物を含有させたことを特徴と
    する昇華型感熱転写受像紙。
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