JP2855192B2 - 被熱転写シート - Google Patents

被熱転写シート

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JP2855192B2 JP63057994A JP5799488A JP2855192B2 JP 2855192 B2 JP2855192 B2 JP 2855192B2 JP 63057994 A JP63057994 A JP 63057994A JP 5799488 A JP5799488 A JP 5799488A JP 2855192 B2 JP2855192 B2 JP 2855192B2
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    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/40Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、離型性に優れた被熱転写シートに関する。
〔従来の技術〕
被熱転写シートは、熱転写記録時に熱転写層を有する
熱転写シートと重ね合わせられ、サーマルヘッド等の感
熱手段による熱転写シート側からの画像情報に応じた加
熱がなされた際、熱転写層と被熱転写シートの受像層と
の間で熱融着が起こる等の理由から熱転写シートとの離
型性が損なわれる問題があった。
そのため、従来の被熱転写シートは熱転写記録時等に
おいて熱転写シートとの良好な離型性を確保するため
に、例えば、受像層形成用樹脂中に一般の離型剤を含有
せしめて受像層を形成していた。これは、離型剤を含有
した受像層形成用樹脂組成物を塗布した後に離型剤を受
像層の表面側にブリードさせて結果的に受像層表面に離
型剤層を形成することにより、被熱転写シートに離型性
を付与せしめたものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の如き離型剤層の形成に使用され
ていた離型剤は、相互に反応可能な2種の反応硬化型の
離型性樹脂であり、しかも、両離型性樹脂の分子量/1分
子当たりの反応基の数で表される、いわゆる反応基当量
が互いに等しいものどうしを組み合わせたものであった
ため、充分に反応硬化させた離型層を得るためにはかな
りの時間を要し高温の加熱処理が必要とされ、しかも熱
転写シートとの熱融着もしばしばあり、離型層による離
型効果が未だ不十分なものであった。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、効率の良い
形成が可能であり、優れた離型効果のある離型層を有す
る被熱転写シートを提供することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、 「(1)シート基材と、該基材上に形成され且つ熱転写
シートから加熱により移行する染料を受容する受像層
と、該受像層表面に形成された離型層とからなる被熱転
写シートであって、離型性樹脂と受像層形成用樹脂とを
含む受像層形成用インキ組成物をシート基材に塗布し、
離型性樹脂を表面にブリードさせることによりシート基
材上に受像層形成用樹脂からなる受像層を形成すると共
に該受像層の表面に離型性樹脂からなる離型層を形成し
てなり、上記離型性樹脂として、反応硬化型の2種の離
型性樹脂を組み合わせて用い、且つ少なくとも一方の離
型性樹脂は2種以上の互いに異なる反応基当量の離型性
樹脂を併用することにより、3種以上の離型性樹脂を組
み合わせて用いてなるものであることを特徴とする被熱
転写シート。
(2)シート基材と受像層との間に中間層を設けた請求
項1記載の被熱転写シート。」 を要旨とするものである。
本発明におけるシート基材としては、プラスチックフ
ィルム、合成紙、セルロース繊維紙等が使用される。プ
ラスチックフィルムとしてはポリエステル、ポリ塩化ビ
ニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネー
ト、ポリアミド等からなるフィルムが使用でき、またこ
れらのフィルムに充填剤を加えて製膜した白色フィルム
や微細な発泡を行わせた発泡フィルムも使用できる。
合成紙としてはポリオレフィン樹脂もしくはその他の
合成樹脂を樹脂成分として、これに無機質充填剤などを
添加して混合し、押出して製造したもの、またはポリス
チレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂等
のフィルムの表面に体質顔料を塗工して製造したもの等
が用いられる。セルロース繊維紙としては、上質紙、コ
ート紙、キャストコート紙、合成ゴムラテックス又は合
成樹脂エマルジョン含浸紙等が使用できる。
またシート基材として透明性を要する用途(オーバー
ヘッドプロジェクター用等)又はカード、布等の物品に
熱転写させる用途の場合には、透明なプラスチックフィ
ルムの受像層と反対側面に粘着剤などを塗布した支持体
又は遮蔽性付与材として、白色フィルム、発泡フィル
ム、合成紙又はセルロース繊維紙を貼合わせることもで
きる。更に、プラスチックフィルムどうし、合成紙どう
し又はセルロース繊維紙どうしを接着剤により貼合わせ
たシート基材を使用できる。
シート基材は受像層との密着力が乏しい場合、その表
面にプライマー処理又はコロナ処理を施すことが望まし
い。
受像層は、熱転写時に熱転写シートから移行してくる
染料を受容するものであり、該染料を受容可能な受像層
形成用樹脂にて構成される。その形成用樹脂としては例
えば、下記(a)〜(e)の合成樹脂が単独若しくは2
種以上の混合により使用できる。
(a)エステル結合を有するもの。
ポリエステル樹脂(フェニル変性以外のもの)、ポリ
アクリル酸エステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ
酢酸ビニル樹脂、スチレンアクリレート樹脂、ビニルト
ルエンアクリレート樹脂等。
(b)ウレタン結合を有するもの。
ポリウレタン樹脂等。
(c)アミド結合を有するもの。
ポリアミド樹脂(ナイロン)等。
(d)尿素結合を有するもの。
尿素樹脂等。
(e)その他極性の高い結合を有するもの。
ポリカプロラクトン樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ
塩化ビニル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂等。
その他にも、受像層形成用樹脂として飽和ポリエステ
ルと塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体との混合樹脂が用
いられる。塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体は塩化ビニ
ル成分含有量85〜97重量%で、重合度200〜800程度のも
のが好ましい。塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体は必ず
しも塩化ビニル成分と酢酸ビニル共重合体成分のみの共
重合体である場合に限らず、ビニルアルコール成分、マ
レイン酸成分等を含むものであってもよい。
離型層は、離型性樹脂を受像層形成用樹脂等と混練し
て調製してなる受像層形成用インキ組成物をシート基材
に塗布し、離型性樹脂を表面にブリードさせて硬化させ
ることにより受像層表面に形成されるものである。本発
明における離型層は反応硬化型の2種の離型性樹脂にて
形成してなる。また離型層は、2種の反応硬化型の離型
性樹脂のうち少なくとも一方の樹脂として反応基当量
(=分子量/1分子当たりの反応基の数)が2種以上異な
ったものを併用して形成されたものである。離型性樹脂
として上記の如く少なくとも一方を2種以上異なる反応
基当量のものを併用することにより、離型層形成時にお
ける離型性性樹脂の反応性が著しく向上し、その結果、
短時間で強固に硬化した離型層が得られる。
離型層形成に使用する2種の離型性樹脂の組み合わせ
態様としては、A、Bの2種の反応硬化型のものを使用
する場合、 i)Aとして1種の反応基当量のものを用い、Bとして
2種以上の相異なる反応基当量のものを併用する。
ii)Bとして1種の反応基当量のものを用い、Aとして
2種以上の相異なる反応基当量のものを併用する。
iii)A及びBとして共に各々2種以上異なる反応基当
量のものを併用する。
本発明に使用される反応硬化型の離型性樹脂としては
例えば、以下に述べるような反応基を有する変性シリコ
ーンオイルが挙げられる。
(a)アミノ基を有するアミノ変性シリコーン。
(b)エポキシ基を有するエポキシ変性シリコーン。
(c)その他の反応基を有する変性シリコーン。
下記の一般式で表され、反応基:R6により定まる変性
シリコーン。
R6:−NCOのイソシア変性シリコーン、 R6:−OHのアルコール変性シリコーン、 R6:−COOHのカルボキシル変性シリコーン。
尚、上記(a)〜(c)の一般式(構造式)におい
て、R1〜R5は有機基を示し、主にメチル基から構成され
るが、メチル基以外のアルキル基、又はフェニル基であ
ってもよい。l、m、n、x、yは離型性樹脂の分子量
によって適宜設定される1以上の整数を示す。またl及
びnの部分の原子団はランダムに共重合されている。
以上の如きシリコーンは反応硬化させるためその反応
形態により2種のものを適宜組み合わせて使用する。そ
の反応形態としては、アミノ基又は水酸基を有する変性
シリコーンが、エポキシ基、イソシア基又はカルボキシ
ル基を有する変性シリコーンと各々反応する。
離型性樹脂の添加量は、受像層形成用樹脂に対して0.
5〜20重量%が好ましい。
尚、本発明において効率の良い形式ができるとともに
離型効果に優れた離型層を得るためには、前述の如き2
種以上異なる反応基当量のものを少なくとも併用すると
いう条件を前提として、以下に述べるような条件を更に
付加させた反応硬化型の離型性樹脂を使用することによ
っても容易に達成することができる。
分子量を増加させる。
即ち、分子量が3500〜20000、好ましくは5000〜15000
の離型性樹脂を使用する。これにより、離型層形成時の
おける離型性樹脂のブリード性を向上せしめ、離型性樹
脂が充分に表面へ表出した状態で硬化して形成された離
型層が得られる。尚、分子量が20000を超える場合は離
型性樹脂が受像層形成用樹脂と相溶し難くなりインキ組
成物の調製が困難となる。
反応基を偏在化させたものを併用する。
即ち、主鎖の一末端部、両末端部又は中央部に反応基
を偏在化させた離型性樹脂と、主鎖の不特定位置にラン
ダムに反応基が存在する離型性樹脂とを併用する。これ
により反応基がランダムに存在している離型性樹脂のみ
で形成された離型層に比べて離型効果に著しく優れ堅牢
な離型層が得られる。以下に、反応基を例えば一末端部
若しくは中央部に偏在化させる態様を挙げて説明する。
まず、反応硬化型又は触媒硬化型のシリコーンからな
る離型性樹脂における反応基の偏在化の態様、 (イ)一末端部に偏在化させる場合、 R1が反応基であり、1≦l≦10、 m+n≧20、R2=メチル基、メチル基以外のアルキル
基又はフェニル基である。
(ロ)中央部に偏在化させる場合、 R2が反応基であり、1≦m≦10、 l≧5、n≧5、l+n≧20、R1=メチル基、メチル
基以外のアルキル基又はフェニル基である。
ここで、反応基はアミノ基、エポキシ基、イソシア
基、カルボキシル基、水酸基、ビニル基等である。但
し、反応基がビニル基の場合は、有機基の位置に−Hか
或いは水酸基を有するシリコーンと組み合わせて使用す
る。
また、長鎖アルキル基を側鎖の一部に有する鎖状ポリ
マーからなる離型性樹脂における反応基の偏在化の態
様、 尚、上記(………)は前記(f)〜(i)の鎖状ポリ
マーにおける主鎖部分を示す略記号であり、 R=−(CH2−CH3(n≧16)を示す。
(イ)一末端部に偏在化させる場合、 R1が反応基であり、1≦l≦10、 m+n≧20、R2=Hである。
(ロ)中央部に偏在化させる場合、 R2が反応基であり、1≦m≦10、 l≧5、n≧5、l+n≧20、R1=Hである。
ここで、反応基は脂肪族又は芳香族の鎖に結合した反
応基である。
受像層形成用樹脂に対して相溶性の良好な置換基を
有するものとする。
即ち、受像層形成用樹脂に対して相溶性の良好な置換
基を有する離型性樹脂を使用する。離型性樹脂では、特
に反応基以外の有機基の種類や量によって受像層形成用
樹脂との相溶性が左右されるため、この有機基を受像層
形成用樹脂に対して相溶性の良好な置換基と置き換える
ことができる。従って、受像層形成用樹脂の種類に応じ
て、該樹脂と相溶性の良好な置換基を選択し、これを所
定の割合で有機基と置き換えた離型性樹脂を使用するも
のである。これにより、受像層形成用インキ組成物を調
製する際に離型性樹脂と受像層形成用樹脂におけるイン
キ組成物としての相溶性が良好なものとなり、離型性樹
脂が受像層形成用樹脂と均一に相溶し易くなる。その結
果、離型性樹脂が均一に混練された受像層形成用インキ
組成物を使用して形成することにより得られる離型層も
一様な層として形成され、離型効果も層全体に亘ってバ
ラツキがなく均一に発現されるものとなる。
上記の1例としてポリエステル樹脂を受像層形成用樹
脂として用い、これに対してシリコーン系の離型性樹脂
を用いる場合について説明する。
尚、上記式においてXは、アミノ基、エポキシ基、イ
ソシア基、カルボキシル基、水酸基又はビニル基からな
る反応基を示す。Rはメチル基又はメチル基以外のアル
キル基からなる有機基を示す。l、m、nは整数を示
し、またl、m、nの部分の原子団はランダムに共重合
している。
ここでポリエステル樹脂に対しては例えば、フェニル
基が相溶性の良い置換基であるため、Rの一部をフェニ
ル基と置き換える。このフェニル基の置き換える割合と
しては、Rがメチル基の場合、 メチル基/フェニル基=95〜5/5〜95、好ましくは70
〜20/30〜80である。
上記のように離型性樹脂として、受像層形成用樹脂と
相溶性の良好な置換基を有するものを用いることによっ
て、受像層形成用インキ組成物中での離型性樹脂と受像
層形成用樹脂との相溶性が向上し、インキ組成物のポッ
トライフが長くなり分離が生じない。
反応基当量を低下させる。
即ち、反応基当量(=分子量/一分子当たりの反応基
の数)が300以下、好ましくは100〜250の離型性樹脂を
使用する。これにより離型性樹脂が有する反応基の数が
多くなるため離型層形成時における離型性樹脂の反応性
が向上し、その結果、短時間で強固に硬化した離型層が
得られる。
受像層及び離型層の形成に当たっては、受像層形成用
樹脂、離型性樹脂を溶剤にて調製した受像層形成用イン
キ組成物を準備し、このインキ組成物を従来周知の印刷
方法やコーティング方法等にてシート基材上に塗布して
加熱処理することにより、受像層とその表面に位置する
離型層が形成される。受像層の厚みは2〜20μm程度が
好ましい。また離型層を形成するための加熱処理は80〜
130℃の温度で0.5〜20分の処理を行うことが好ましい。
本発明被熱転写シートは、シート基材と受像層との間
にクッション性層、多孔層等からなる中間層が設けられ
る。この中間層を設けるとノイズが少なく画像情報に対
応した画像を再現性良く熱転写記録することができる。
中間層を構成する材質としては例えばウレタン樹脂、ア
クリル樹脂、エチレン系樹脂、ブタジエンラバー、エポ
キシ樹脂等が挙げられる。中間層の厚さは2〜20μm程
度が好ましい。
また、本発明の被熱転写シートはその表側の面若しく
は裏側の面に帯電防止処理を施すことができる。この帯
電防止処理は帯電防止剤を例えば、表側の面となる受像
層中に含有せしめたり或いは帯電防止剤層として受像層
面に設けることによって行われ、裏側の面おいても同様
の処理を行うことができる。この処理により被熱転写シ
ートどうしの滑りを円滑にすることができるとともに、
被熱転写シートへのほこり等の付着を防止する効果があ
る。
更に被熱転写シートは、シート基材の裏面に滑性層を
設けることもできる。滑性層の材質としては、メチルメ
タクリレート等のメタクリレート樹脂もしくは対応する
アクリレート樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等
のビニル系樹脂等が挙げられる。
更にまた、被熱転写シートの所定箇所に検知マークを
設けることも可能である。検知マークは熱転写シートと
被熱転写シートとの位置決めを行う際等に極めて便利で
あり、例えば、光電管検知装置により検知しうる検知マ
ークをシート基材裏面等に印刷等により設けることがで
きる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
実施例 シート基材として厚さ150μmの合成紙(王子油化
製:ユポFPG150)を用い、この基材上に下記組成の受像
層形成用インキ組成物を、ワイヤーバーコートにて乾燥
時塗布量が1.0g/m2になるように塗布し、乾燥して受像
層及び離型層を形成し、被熱転写シートを作成した。
尚、離型層は130℃、3分間の加熱処理で形成された。
受像層形成用インキ組成物 ・受像層形成用樹脂 ポリエステル樹脂 100重量部 (東洋紡製:バイロン290) ・離型性樹脂 エポキシ変性シリーン 2重量部 (エポキシ基当量=200) (信越化学工業製:X−22−3000E) エポキシ変性シリーン 7重量部 (エポキシ基当量=350) (信越化学工業製:X−22−343) アミノ変性シリコーン 7重量部 (アミノ基当量=200) (信越化学工業製:X−22−3050C) ・溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1) 400重量部 一方、上記被熱転写シートと組み合わせて用いる熱転
写シートの製造は次のように行った。
厚さ4.5μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
の片面に、下記組成の熱転写層形成用インキ組成物を調
整し、ワイヤーバーにより塗布し(乾燥時塗布量約1.0g
/m2)温風乾燥して熱転写層を形成し、熱転写シートを
得た。
熱転写層形成用インキ組成物 分散染料 7重量部 (日本化薬製:カヤセットブルー714) ポリビニルブチラール樹脂 35重量部 (積水化学製:BX−1) 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/1) 90重量部 上記で得られた被熱転写シートと熱転写シートとを、
受像層と熱転写層とが接するように重ね合わせ、熱転写
シート側から出力:1w/ドット、パルス幅:0.3〜0.45m/se
c、ドット密度:6ドット/mmの印字条件によりサーマルヘ
ッドにて画像形成を行った。
その結果、被熱転写材は印字時の熱転写シートとの離
型性にも優れたものであった。
比較例 実施例の受像層形成用インキ組成物における離型性樹
脂としてアミノ基当量が350のアミノ変性シリコーン(K
F393)12重量部と、エポキシ基当量が350のエポキシ変
性シリコーン(X−22−343)12重量部を代えて用いた
他は、実施例と同様にして被熱転写シートを作成し、し
かる後、実施例と同様の熱転写シートを用いて同一の印
字条件にて画像形成を行ったところ、この被熱転写シー
トは実施例に比べて熱転写シートとの離型性に劣るもの
であった。また離型層形成のための加熱処理は130℃で1
5分間を要した。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明被熱転写シートは離型層
を反応硬化型の2種の離型性樹脂にて形成してなり且つ
少なくとも一方は2種以上の異なる反応基当量からなる
離型性樹脂を組み合わせてなるため、離型性樹脂の反応
性が著しく向上し、短時間で強固に反応硬化した離型効
果に優れた離型層が得られ、その結果、特に印字時等に
おける熱転写シートとの離型性に優れたものとなる効果
を有する。
また、本発明によればシート基材と受像層の間に中間
層を設けることにより再現性良好な熱転写が可能とな
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−27290(JP,A) 特開 昭61−144394(JP,A) 特開 昭62−198497(JP,A) 特開 昭62−189195(JP,A) 特開 昭62−240588(JP,A) 特開 平1−136784(JP,A) 特開 平1−229689(JP,A) 特開 平1−229690(JP,A) 特開 平1−229691(JP,A) 特開 平1−229695(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41M 5/38 - 5/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート基材と、該基材上に形成され且つ熱
    転写シートから加熱により移行する染料を受容する受像
    層と、該受像層表面に形成された離型層とからなる被熱
    転写シートであって、離型性樹脂と受像層形成用樹脂と
    を含む受像層形成用インキ組成物をシート基材に塗布
    し、離型性樹脂を表面にブリードさせることによりシー
    ト基材上に受像層形成用樹脂からなる受像層を形成する
    と共に該受像層の表面に離型性樹脂からなる離型層を形
    成してなり、上記離型性樹脂として、反応硬化型の2種
    の離型性樹脂を組み合わせて用い、且つ少なくとも一方
    の離型性樹脂は2種以上の互いに異なる反応基当量の離
    型性樹脂を併用することにより、3種以上の離型性樹脂
    を組み合わせて用いてなるものであることを特徴とする
    被熱転写シート。
  2. 【請求項2】シート基材と受像層との間に中間層を設け
    た請求項1記載の被熱転写シート。
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