JP3707800B2 - コーディングシステム - Google Patents
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Description
本発明は、コーディングシステムに関するものであり、さらに詳しくは、物品を識別するのに役立つ新規のコーディング方式と、識別コードを物品に適用する方法と、またこのように適用したコードの用途に関する。
各種材料を単に廃棄せずに、再生利用(リサイクル)することは現在広く行われている。実際、多くの国では、紙、プラスチック、ガラス及び/又は金属からなる物品を回収し再生利用するよう定めた法的規定や、このような物質でできている新しい物品に、場合によってはゴミ捨て場、埋立て地などに投棄されていたかもしれないような物品から回収した「古い」材料をごく少量でも含めるよう定めた法的規定が存在し、又はまもなく施行されようとしている。用いられる再生利用計画では、一般家庭においてさまざまな分別用ゴミ箱ごとにゴミを分けるよう(ガラスはガラス用のゴミ箱に、プラスチックはプラスチック用のゴミ箱に)求められる。しかし、適切な材料を効率的に再生利用するには、さらに細かく分類する必要がある。例えば、一般に用いられているプラスチックの種類は無数にあるばかりでなく、そのほとんどは、その特性(及びその用途)に関してほとんど互換性がない。さらに、プラスチック製のビンといった単純な物品でさえも多くの色がありまたその内容物も多種多様である。後で利用する者にとっては、ある色の新しいボトルを別の色の回収材料で変色させたくないし、また飲料用や食料用の新しいボトルを以前エンジンオイルや除草剤が入っていたボトルからの回収材料で汚染させたくない。したがって、再生利用計画を成功させるには、回収するさまざまな材料を極めて細かいグループに分けることが重要である。しかし、これには材料の正確な識別が必要であるが、多くの場合これは困難であるか現実的に不可能である。
現在、回収した材料のほとんどの分類は、手作業で行われている。すなわち、回収した廃棄物はベルトコンベアの上を流れ、それに沿って多くの分類作業場が設けられている。それぞれに配置された作業員がコンベアに乗って流れる廃棄物を肉眼で確認し、経験にもとづいてこれを分類していく。しかしこれは困難な作業であり、時間が限られているときには、ある種類の材料を別のものと誤りやすくなる(例えばポリエチレンとポリプロピレン、又はエナメル被覆鋼と樹脂塗布アルミニウム)。結果として、多くの努力により、いくつかの種類の識別・分類装置が開発された。こうした装置では、物品を形成する材料の重要な特性、例えば質量/密度、導電性、磁性、光散乱/反射率が適切な専用装置により調べられ検出される。明らかに、いくつかの大まかな分類作業は、次のようにして容易に行うことができる。すなわち、紙などの軽い材料の物品を「吹飛ばして」金属製の重い物体と分類したり、鋼などの磁性材料を磁石で引寄せ、アルミニウムなどの非磁性材料と分類する方法である。
しかし、プラスチックなどの物体を分類することは困難である。(確かに)一部のプラスチックは容易に識別することができる。例えば塩化ポリビニルは、塩素原子のスペクトル及びその他の特性により検出することができる。しかし一般には、また材料の種類の範囲が極めて広いので、今までのところ、実際に望まれるように、色やこれまでの内容物ごとに非常に細かく分類する方法で満足のいくものはない。
本発明は、ある種の材料、特にプラスチック、それもボトルなどの容器の製造に用いられるプラスチック(最も一般的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、塩化ポリビニル、及びポリエチレンテレフタレート〔PET〕)などの識別困難な材料を識別できる自動式の、また機械を用いた代替方法に関するものである。さらに詳しくは、本発明は、物品の材料ばかりでなく、その色及びこれまでの用途(何を入れていたか)を識別するために、機械が読取り可能なコード化マーキングを容器に備えさせ、それを使用することに関するものである。
物品(例えばボトル)に、物品に関する(また容器の場合には、その内容物についての)いくつかの事実を決定できるような、また機械が読取り可能なコード化マーキングを加えることは(技術上)既知である。したがって、ほとんどすべての商品にはそのラベルに(又は製品に添付された値札などに、又は製品に直接印刷した特殊マーキングとして)製品を(いくつかの国際的に合意され認可されたコーディングシステムの一つを用いて)識別するバーコードが付けられている。また、ほとんどすべての大規模店やスーパーマーケットには、手持ち型又は固定型のバーコード読取装置があり、こうしたコードを走査するのに用いることができる。そして在庫データベースコンピュータと協力し、各コードとその在庫リストを照会し、その製品が何であるか、また価格はいくらかといった表示を出力する。明らかに、同様のコードを利用した廃棄物用の識別及び回収システムを作ることは可能である。しかし、「廃棄された」状態でコード化ラベルを用いると重大な問題が生じる。例えばこれらは必ずしも物品の「標準」位置にないかもしれない。さらに、ほとんどの場合、汚れていたり、損傷していたり、又は紛失していると思われる。また読取装置(手持ちシステムの場合には作業員)がこれらを見出すことができないかもしれない。又はできたとしても、これらを全く読みとれなかったり、別のコードと間違えるかもしれない。さらに、規則により、標準的位置に特別なラベルを使用することが求められていても、このラベルを製造し、添付する特別費用は(それを行う側にとっては)受け入れられないものであろう。本発明では、各製品を定義するコードを物品に組込み、これを製造中に物品に形成するコーディングシステムを用いて、こうした問題を克服するか、又は少なくとも緩和することを提案する。
ボトル、特にガラスビンなどの物品では、(複数の金型を備えた製造工業の出荷物から不完全なボトルが発見された場合、その欠陥の原因がどの金型により生じたのかを決定することが容易となるように)各ボトルを製造した金型を識別するために、一体型コーディングシステムを用いることは(技術上)既知である。このコードは、通常、ボトルの底部又は下端部(底部が壁部と接合する曲線部分)に成形した突起又は凹所の形状をとる。また、これらを読取るための特殊な装置が必要となる。こうした種類のコーディングから、プラスチックボトルの材料の定義に利用できるシステムを作上げることができるかもしれないが、廃棄物を回収した状態では読取りの際に高い信頼性は得られないようである。したがって、本発明は、物品、例えばボトルなどの容器に組込んだコード化マーキングを形成する全く異なる方法であって、マーキングが物品の表面上又はその中に実際に組込まれた光散乱/反射率特性が著しく異なる連続部分(又は同様の構成)の形をとる方法を提供するものである。このコントラストは、相対的に平滑度の異なる(荒いか滑らかな)表面、又は相対的に凹凸を有する(突き出ているかへこんだ)表面などを用いるいくつかの異なる方法の一つ又は複数の方法を用いて得ることができる。このような連続マーキングは、スキャナ/読取装置でバーコードを走査し読取る場合と同様に走査し読取ることができる。この出力を適切なデータベースに送って照会し、少なくともボトルの材料を、またおそらくそのボトルの色とこれまでの内容物を識別することができる。
したがって本発明の一つの態様では、成形したプラスチック物品、及び特にボトルなどの容器にその物品のいくつかの特性(又はその内容物)を識別するコード化マーキングを備える方法であって、光散乱/反射率特性が著しく異なるコードを定義した連続部分(又は同様の構成)を、物品自体を成形する成形工程中に物品の表面上又は中に物品に組込ませる方法を提供する。
本発明により、物品はコード化マーキングを備えることができる。概念上、この物品は、種類、用途、及び材料を問わない。しかし本発明の方法は、容器、また特にボトルなどの(すべての用途の)プラスチック容器、フラスコ、蓋付きビン、缶、キャニスター(小型密閉容器)、ジャー(広口ビン)、バケツの(一部の再生利用設備で回収し再使用するため)識別及び分類用として特に開発されている。説明に便利なように、以下ほとんどの場合、物品は単に「容器」とする。
物品には、その物品のいくつかの特性を識別するコード化マーキングを加える(表示する)。これらのマーキングは、どの種類のコーディングシステムを用いたものでもよく、またこの物品の特性に関するものでもよい。一つの典型的なコーディングシステムは、幅の異なるバーコード(一群の平行線、すなわちバー)を(幅の異なる)空白領域で分離した物理的形状を有するものである。バーコードを端から端まで走査/読取りを行うと、それ独特の2進法数列が得られる(バーと空白は、それぞれ1及び0に、又はONとOFFに対応しており、用いるプロトコルに従って、こうした組合わせで数字又は文字を表すことができる)。この種のコードの例を挙げると、欧州物品番号(EAN)13、INTERLVD 2/5、CODE 128、及びCODE 39として知られているものがある。
バーコードは基本的に線形すなわち一次元であり、このため所定の領域で提供できる情報量には限りがある。この制限を克服し、はるかに多くの情報を提供できるコーディングシステムとしては、2次元コーディングシステムが技術上知られている。このようなコーディングは、DATA MATRIX、MAXI CODE、及びAZTECとして知られている方法により実施される。こうしたシステムでは、データは列をなした平行バー/空白としてでなく、隣接するブロック/空白として配置され、これらは中心に位置する目標の周囲に一連の円形又は正方形として配置され、いわばデータの層を形成している。使用に当たっては、スキャナ/読取装置でまず目標を識別し、次にこの周囲の円形を層ごとに走査し、コードされた情報を集める。この種の2次元コードは、特に本発明で用いるのに好ましい。実際、現在まで見出されている最適のコードは、以下に説明するようなAZTECの改良型である。
本発明では、光散乱/反射率特性が著しく異なるコーディング構成を物品の表面の上又は中に組込んでいる。必要とされるコントラストは、多くの異なる方法で得ることができる。現在好ましいと考えられているものには、相対的に平滑度の異なる(荒いか滑らかな)表面か、又は相対的に凹凸を有する(突き出ているかへこんだ)表面を用いた方法がある(このような相対的に突き出た領域は、その表面が、物品のその領域とおおむね平行なフラットトップ(上部が平たい突起)であると便利である。実際、これらの組合わせは特に好ましく、光散乱が強いのは、順に、(光が散乱/反射する)相対的に突き出たフラットトップ領域、(光の散乱/反射が少ない)相対的にへこんだ領域、荒い突起領域、(滑らかなままの)へこんだ領域となる。
上記のように、コーディングシステムの好ましい種類は改良型のAZTECコードであり、これを以下に説明する。現在のAZTEC型の2次元コードは、ウェルフェイリン(Whelch Allyn)の米国特許第5591956号明細書に記載されていて、かつ説明したように、中心の目標領域を二つ又は三つの同心の連続マーキング、すなわちリング(通常正方形)が囲んでおり、これらは、城の要塞化に用いられる複数の「層」のようになっている。目標の外側に本来のコードがあり、これは多数の「小斑点」である。こうした小斑点は、(場合によっては10層又はそれ以上の)連続した層を成すように、目標と同心の一連のマーキングとして配置されている。ほとんどの場合、各小斑点は、四隅を除けば、他の小斑点とも目標とも接触しておらず、島のように独立している。しかし、小斑点の中には、他の小斑点と辺に沿って接合し接触しており、大きな島を形成しているものもある(しかし、それでも島のままである)。また目標の最も外側のリングと接触し(辺と辺を接合し)、砂嘴(島の突出部で陸地に接続した部分)のような形状となっているものもある。残念ながら、本発明の目的のために、現在入手可能な装置を用いて物品の表面に突き出ているか荒い材料の島を正確に形成することは容易ではない。またこのような島を含むコードを読取ることも容易ではない。
したがって、本発明で用いるために、この種のコーディングシステムの改良型が提案される。この改良型では、コーディング要素のそれぞれ、すなわち、それらの間の「空白」部分と併せてコード化データを定義する小斑点が、目標の最も外側のリングと、またそのように接触している小斑点と辺と辺で接触している。さらに詳しくは、このように接触しているのは突き出ているか(物品の表面から突き出ているかへこんでいるかに関係なく)荒いコーディング要素である。城の要塞化のたとえで話を進めると、これにより小斑点は(突き出ている場合には)城の最も外側の壁に対するバットレス(控え壁)となり、またこの壁から突き出た砦のようになる。(それ自体発明性を有する)この単純な改良によって、本発明では、できれば求められる小斑点により定義された凹凸のある(突き出た/へこんだ)及び/又は平滑度の異なる(荒い/滑らかな)コード化マーキングを形成し、また読取ることがはるかに容易となる。
中心の目標の周囲の小斑点の層の数は、当然、表示すべき情報量によって定まる。しかし、一般に、本発明の目的では、2層、3層、又はせいぜい4層で充分である。
コード化マーキングにより識別される物品の特性は、物品に関連した特性であってもよい。しかし、本発明の方法の第一の目的は、物品の材料を識別するか、又は識別を可能にするようなマーキングを物品に施すことである。また上記に述べたように、その色及びこれまでの用途について(物品がボトルなどの容器の場合には、これまでの内容物について)物品にコードを付けることが強く望まれる。
本発明の方法では、光散乱/反射率特性が著しく異なる連続部分(又は同様の構成)が物品の表面の上又は中に組込まれている。コード用マーキングは物品の表面の上又は中に組込まれており、すなわちこれらは、物品自体の表面の一部として製造される。この組込型成形は、ラベルの使用とは全く異なる。ラベルは物品の製造とは別の段階で添付されなければならず、また外れやすく、損傷しやすく、また汚れによって読取りにくくなりやすい。この組込み方式は、重要な特徴ではないが、(以下に説明するように)製造工程に新たな工程を加えることなく実行することができ、耐損耗性があり、読取りができなくなるほど損傷をうけることはほとんどあり得ない。また汚れなどによって永久的に不鮮明となる可能性も低い。
コーディングマークは物品の表面の上又は中に表示される。すなわち、これらは物品の表面の残りの部分と基本的に同一平面上にあるか、又は表面よりやや上又は下(又はその両方)にある。一般に、以下に説明するように、コード化マーキングは物品全体の表面の上及び/又は下にあることが好ましい。これにより損傷に対する耐性がはるかに優れたものとなる。また現在利用できる走査/読取装置による読取りがさらに容易となる。
マーキングがこのように他の表面よりどの程度上に又は下にあるかは重大ではないようであるが、この値が小さいと、望ましい利点をほとんど得られず、またこの値が大きいと物理的に突出したものとなると考えられる。(材料の厚みが場所によって1〜3mmしかない)PETボトルのようなものでは、高さ/深さが0.1mmのマーキングで充分と考えられるが、高さ/深さが0.9mmのマーキングを用いても成功している。
例えば相対的に(表面の)荒い領域を相対的に(表面の)滑らかな領域で分離したマーキングは、「正」又は「負」として所望のコーディングを定義することができる。したがって、例証のために2進法ディジタルシステムを用いると、2進法の数「1」及び「0」について、1を荒い領域で表し、0を滑らかな領域で表すことができる。また逆に1を滑らかな領域で、0を荒い領域で表すこともできる。(どちらにしても)実質的な差はないと考えられる。
もちろん理論上、マーキングは物品の表面のどこにでも位置させることができる。どこを選択するかは、物品がどのようなものであるか、どのようにして成形されるか、又はその場所のマーキングが読取りやすいか、又は別の箇所のマーキングよりあまり突き出ていないかどうか、などにより定まる。しかし、容器については、底部又はその近くに位置していると便利である。ここは通常見ることはないが、容易に位置を定め、読取ることができる。
上記に述べたように、必要なコントラストを得る一つの好ましい方法は、表面を相対的に平滑度の異なる(荒いか滑らかな)表面にすることである。荒い表面は、多くの異なる方法で形成することができる。また荒い表面と滑らかな表面の連続部分は、通常滑らかな表面の一部を荒くすることによって、又は荒い表面の一部を滑らかにすることによって明らかに製造することができる。しかし、大多数のプラスチック物品、及び(PETボトルなど)ほとんどすべての容器の表面は滑らかであり、表面の適切な部分を荒くすることによって望ましい効果を得ることができる。
本発明では、光散乱/反射率特性が著しく異なる領域が、物品自体が成形される成形工程で形成される。したがって、例えば表面を相対的に平滑度の異なる(荒いか滑らかな)表面に、及び/又は相対的に凹凸のある(突き出た又はへこんだ)表面に成形する。これを実施するには多くの技術がある。しかし、できれば必要なマーキングが付いた押し型を用いて、マーキングを物品の表面に刻印することが好ましい。さらに、この押し型が適切に形作られマーキングされたインサート(埋金)であり、物品自体を作るのに用いられる金型内に収まるものであることが最も好ましい。これについてさらに説明する。
物品、例えば成形工程(一般には射出成形又は吹込成形)で製造されるPETボトルなどの容器については、まずその表面に(荒い部分と滑らかな部分で構成されるか、突き出た部分とへこんだ部分で構成される)コードを有する金型インサートを製造する。次に、このインサートを物品の製造に用いられる金型に配置する。物品を成形すると、インサート表面のコード用マーキングが、成形工程により物品の表面に正確に複写される。この方法の大きな利点は、部分的にはすでに試験済みの技術を用いていることである。多くの射出成形工程では、製造された物品に特別な、又はバッチごとに変更可能な形状(例えばメーカーのロゴ、又はバッチ番号)を加えられるよう、(ボトルの底部を形成するような)主金型内の定められた位置に容易に配置できる金型の小さな追加部分として金型インサートをすでに用いている。また明らかに、本発明により必要とされるコード用マーキングをインサートに付けることに問題はない。もちろん、物品にコード用マーキングを表示するのにインサートを使用する場合、刻印が適切に行われるかどうかは物品の材料が金型内にうまく流れ込むかどうかに左右される。幸いなことに、PETボトルなどの容器の材料は(通常、PET層自体とさまざまな酸素不透過層、及び粘着層などを含む多重積層構造であり)流動性に優れており、マーキングを充分に複写することができる。
もちろん、コード用マーキングを形成する金型インサート法を用いる場合、インサート自体が適切にマーキング/粗面化される材料であり、また金型内の条件に繰返し耐える材料でなくてはならない。明らかに、インサートは、金型自体と同じ材料を用いることができる。ほとんどの金型は研磨鋼又はアルミニウムなどの金属でできており、そのためインサートとしては適切に粗面化され研磨されたこうした材料を用いることができる。
本発明の方法では、光散乱/反射率特性が著しく異なり、コード化マーキングを構成する連続部分が物品の表面の上又は中に組込まれる。明らかに、スキャナ/読取装置が2種類の領域の差を区別できるような、またコードを正確に読取ることができるようなコントラストが必要である。コントラストを得る方法は、これらの領域を相対的に凹凸のある(突き出た/へこんだ)表面に、又は相対的に平滑度の異なる(荒い/滑らかな)表面にすることである。前者に関しては、突き出た領域はへこんだ領域より多くの光を散乱又は反射する。この理由は、突き出ていると、途中で光を遮断するものがないが、へこんだ領域ではまずそこに到達する光の量が少ないばかりでなく、隣接する突起領域の陰にあり、これらが妨げとなって散乱/反射後に外に出る光の量も少なくなるからである。相対的に見て、へこんだ領域が深くなるほど、コントラストは大きくなる。しかし、へこんだ領域を深くできる程度には明らかに限界がある。これは物品を製造する材料の厚さや成形適性、またコードの実際の物理的大きさなどの要因により定まる。簡単な実験を行えば、特定の場合での最適の深さを決定することができるが、一般的な深さと間隔は約0.1〜1mmである。
平滑度の異なる(荒い/滑らかな)領域を用いる場合、光散乱/反射率特性で所望のコントラストを得るのに必要な荒さの程度は、材料ごとに異なる。またしたがって、慎重に適合させるべきである(この場合も、通常、簡単な実験で調べることができる)。しかし、一般的には、滑らかな表面の反射率は高い。このため、一方から見ると、どのような光が差し込んできても鏡のように反射するので非常に明るいが、別の角度から見ると、(光を別の方向へ反射しているため)極めて暗い。しかし、荒い表面は、周囲の光を拡散状に非鏡面反射的に反射し、限度があるが、どの角度から見てもある程度コントラストがある。表面を荒くすると透明材料が半透明になる別の種類の表面では、コード用マーキングを照らすのに後方の光源からの光を用いることができる。
極めて荒い表面は、多重鏡面反射する傾向がある。荒さの程度がごくわずかしかない表面は鏡面反射性(正反射性)である傾向がある。一般に、荒さが約21〜42VDIの表面では、また特に限定した範囲の約30〜33VDIの表面では(それぞれ1.12〜12.5及び3.5〜4.5RA)、最も一般的な照明条件で満足なコントラストが得られると考えられる。表面がさらに粗かったり平滑である場合には(特に表面が非常に小さいときには)、コントラストや均等性(一様性)が不充分となり、またマーキングを容易にまた正確に読取れないことが多い。
本発明のコーディングシステムを使用すると、すべての適度な条件下で優れた結果が得られるが、場合により、特に周囲の照明のレベルが低いと、完全に満足のいくものとはならない。このような場合、物品上の表面マーキングを目立たせるのに二つの技術が一般的に用いられ、この一方又は両方を利用することが望ましい。すなわち、マーキングの周囲に「平坦部分(QUIET SPACE)」を設ける技術と、「タンポ(TAMPO)」印刷を行う技術である。
「平坦部分」とは、マーキングの周囲の全く平坦な(マーキングのない)表面であり、マーキングは平坦部分の海に浮かぶ一つのアイテム(島)としてはっきりと認められる。通常平坦部分自体は、境界線に囲まれ、境界のついた空白部分とその中に孤立したマーキングという組合わせとなる。このような構造を、現在使用されている各種スキャナ/コード読取装置で位置確認し、解釈するのは極めて容易である。
「タンポ印刷」は、マーキングした領域の残りの部分の色と著しく異なる色のインクで、表面に浮彫りとなったマーキングの突起領域を印刷する方法である(これは画像をエッチングした従来型の版画を用いて行われる方法に似ている。インクを付けたローラーを表面上で転がすと、インクはエッチングしへこんだ領域ではなく、上部領域(突き出た部分)に移り、紙をこのプレートに押しつけるとインクは上部からだけ紙に写し取られる)。本発明では、この技術は突き出た領域とへこんだ領域の間の、又は荒い領域と滑らかな領域の間のコントラストを増すのに用いることができる。どちらかが(どれかは重要ではない)他と比較して突き出る。そのためインクは、この部分のみに写り、他の部分とのコントラストが強まる。
本発明は、物品、特にボトルなどの容器がその物品のいくつかの特性(又は該当する場合にはその内容物)を識別するコード化マーキングを表示できる方法を提供する。この方法では、光散乱/反射率特性が著しく異なる連続部分(又は同様の構成)が物品に組込まれる。このような連続部分は、スキャナ/読取装置によって、バーコードを走査し読取る場合と同様に走査し読取ることができる。この出力を適切なデータベースに送って照会し、ボトルの材料を、またおそらくそのボトルの色とこれまでの内容物を表す表示を出力する。
成形工程で物品の表面の上又は中に組込まれたコード化マーキングを有する場合、また光散乱/反射率特性が著しく異なる連続部分(又は同様の構成)の形状をとる場合、また特に相対的に平滑度の異なる表面か、又は相対的に凹凸のある表面によりコントラストが得られる場合には、もちろん本発明は常に、成形されたプラスチック物品に拡張して適用され、また特にボトルなどの容器にも適用される。
さらに、光散乱/反射率特性が著しく異なる連続部分(又は同様の構成)として、その物品のいくつかの特性(又は該当する場合にはその内容物)を識別するコード化マーキングを物品の表面の上又は中に組込んでいる物品をその含まれる情報に基づいて分別を行う再生利用方法にも本発明は拡張して適用される。
さらに本発明は、本書に説明した改良型AZTECコーディング構成に拡張して適用され、したがって、(適切な機械的及び/又は電子的走査装置で読取り可能な表示方法で)コーディングを適用する物品のいくつかの特性を識別するコーディング構成であって、読取られる情報が中心となる目標点の周りに、層化された多数の円形又は正方形の隣接するブロック及び空白部分として配置され、使用に当たっては、コード読取り走査/装置が目標領域を識別し、次にその周りの円形を層ごとに走査し、コードされた情報を集めるコーディング構成に拡張して適用され、またその間の「空白」部分とともにコード化データを定義するブロックであるコーディング要素のそれぞれが、目標の最も外側のリングと、又はそのように接触しているブロックと辺と辺で接しているという改良を含んでいるコーディング構成にも拡張して適用される。
「辺と辺で接触している」という表現は、ブロックが、外側のリングと、又は隣接するブロックとその辺全体で接合しており、したがって、ブロックが一つの角(コーナー)でのみ他のブロックの一部と「接合して」いる場合を除外することを意味している。
さらに本発明は、本書に説明した改良型AZTECコーディング構成に拡張して適用され、したがって、(適切な機械的及び/又は電子的走査装置で読取り可能な表示方法で)コーディングを適用する物品のいくつかの特性を識別するコーディング構成であって、読み取られる情報が中心となる目標の周りに、層化された多数の円形又は正方形の隣接するブロック及び空白部分として配置され、使用に当たっては、コード読取り走査/装置が目標領域を識別し、次にその周りの円形を層ごとに走査し、コードされた情報を集めるコーディング構成に拡張して適用され、またその間の「空白」部分とともにコード化データを定義するブロックであるコーディング要素のそれぞれが、目標の最も外側のリングと、又はそのように接触しているブロックと辺と辺で接しているという改良を含んでいるコーディング構成にも拡張して適用される。
本発明のさまざまな態様を、添付の図面を参照して、例を挙げて説明する。
図1は、吹込成形工程でプラスチックボトルを成形する際の3段階を示す図である。
図2は、本発明にもとづく成形インサートの使用を示す図である。
図3は、AZTECコーディングの二つの実施例を示す図である。
図4は、本発明により好ましいとされる改良型AZTECコーディング構成を示す図である。
図1では、プラスチックボトルの吹込成形における3段階を示している。図1Aは、金型11aと11b、全体として11と、上方から金型内に挿入され、圧縮ガスをガス源13から金型内に送り込む送気管12を示している。送気管12は、吹込まれて所望の形状のボトルに成形されることになるプラスチックの層に「囲まれて」いる。プラスチック14は、熱く、また図示していない手段により高温に維持され、流れやすくなっている。しかし、金型は、図示していない手段により相対的に低温に維持され、高温のプラスチックを吹込んで金型と接触させると、冷却され、必要な形状に固まる。
すべての準備を終えたら、圧縮ガスをガス源13から送気管12に送り、風船を膨らますようにプラスチック層14を膨らませる。結果を図1Bに示す。プラスチック15は、必要なボトルの形状となっている。
プラスチック15を充分冷却したら、金型を外しボトルを取出す。
本発明の方法では、必要なコード用マーキングを備えた金型インサートを用い、プラスチックボトルの形状に膨らまされるにつれてプラスチックにこれらのマーキングが刻印されるようにこのインサートを金型内部に配置する。配置したインサートの詳細図を図2に示す(その位置は図1Cでは「M」で示している。金型には底部に小さい凹部21が設けてあり、ここには金型の外部とつながるインサート保持ねじ23のためのチャンネル22がある。インサート24は、金型に面しているコード化マーキングとともに凹部21に適切な方向に配置され、ネジ23で保持される。
図から容易に分かるように、柔らかい流動性のプラスチック14は金型の壁と接触するようにまた金型の基部にあるインサート24と接するように広がる。またマーキング25に流れ込み、望み通りにこれにより刻印される。
図3Aと3Bには、それぞれAZTEC型コードの単純な例と、より複雑な例についてのマーキングを示す各マーキングは、正方形のリング31(図3Aでは二つ、図3Bでは三つ)で形成された中心目標領域があり、その中央に点32がある。またこの目標領域はコード化マーキングのリング33によって囲まれている(図3Aではリングは三つ、図3Bでは14)。
図4には、本発明の方法で用いられるのが最も好ましいこのコーディングシステムの改良「集密」型を示す。
各種材料を単に廃棄せずに、再生利用(リサイクル)することは現在広く行われている。実際、多くの国では、紙、プラスチック、ガラス及び/又は金属からなる物品を回収し再生利用するよう定めた法的規定や、このような物質でできている新しい物品に、場合によってはゴミ捨て場、埋立て地などに投棄されていたかもしれないような物品から回収した「古い」材料をごく少量でも含めるよう定めた法的規定が存在し、又はまもなく施行されようとしている。用いられる再生利用計画では、一般家庭においてさまざまな分別用ゴミ箱ごとにゴミを分けるよう(ガラスはガラス用のゴミ箱に、プラスチックはプラスチック用のゴミ箱に)求められる。しかし、適切な材料を効率的に再生利用するには、さらに細かく分類する必要がある。例えば、一般に用いられているプラスチックの種類は無数にあるばかりでなく、そのほとんどは、その特性(及びその用途)に関してほとんど互換性がない。さらに、プラスチック製のビンといった単純な物品でさえも多くの色がありまたその内容物も多種多様である。後で利用する者にとっては、ある色の新しいボトルを別の色の回収材料で変色させたくないし、また飲料用や食料用の新しいボトルを以前エンジンオイルや除草剤が入っていたボトルからの回収材料で汚染させたくない。したがって、再生利用計画を成功させるには、回収するさまざまな材料を極めて細かいグループに分けることが重要である。しかし、これには材料の正確な識別が必要であるが、多くの場合これは困難であるか現実的に不可能である。
現在、回収した材料のほとんどの分類は、手作業で行われている。すなわち、回収した廃棄物はベルトコンベアの上を流れ、それに沿って多くの分類作業場が設けられている。それぞれに配置された作業員がコンベアに乗って流れる廃棄物を肉眼で確認し、経験にもとづいてこれを分類していく。しかしこれは困難な作業であり、時間が限られているときには、ある種類の材料を別のものと誤りやすくなる(例えばポリエチレンとポリプロピレン、又はエナメル被覆鋼と樹脂塗布アルミニウム)。結果として、多くの努力により、いくつかの種類の識別・分類装置が開発された。こうした装置では、物品を形成する材料の重要な特性、例えば質量/密度、導電性、磁性、光散乱/反射率が適切な専用装置により調べられ検出される。明らかに、いくつかの大まかな分類作業は、次のようにして容易に行うことができる。すなわち、紙などの軽い材料の物品を「吹飛ばして」金属製の重い物体と分類したり、鋼などの磁性材料を磁石で引寄せ、アルミニウムなどの非磁性材料と分類する方法である。
しかし、プラスチックなどの物体を分類することは困難である。(確かに)一部のプラスチックは容易に識別することができる。例えば塩化ポリビニルは、塩素原子のスペクトル及びその他の特性により検出することができる。しかし一般には、また材料の種類の範囲が極めて広いので、今までのところ、実際に望まれるように、色やこれまでの内容物ごとに非常に細かく分類する方法で満足のいくものはない。
本発明は、ある種の材料、特にプラスチック、それもボトルなどの容器の製造に用いられるプラスチック(最も一般的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、塩化ポリビニル、及びポリエチレンテレフタレート〔PET〕)などの識別困難な材料を識別できる自動式の、また機械を用いた代替方法に関するものである。さらに詳しくは、本発明は、物品の材料ばかりでなく、その色及びこれまでの用途(何を入れていたか)を識別するために、機械が読取り可能なコード化マーキングを容器に備えさせ、それを使用することに関するものである。
物品(例えばボトル)に、物品に関する(また容器の場合には、その内容物についての)いくつかの事実を決定できるような、また機械が読取り可能なコード化マーキングを加えることは(技術上)既知である。したがって、ほとんどすべての商品にはそのラベルに(又は製品に添付された値札などに、又は製品に直接印刷した特殊マーキングとして)製品を(いくつかの国際的に合意され認可されたコーディングシステムの一つを用いて)識別するバーコードが付けられている。また、ほとんどすべての大規模店やスーパーマーケットには、手持ち型又は固定型のバーコード読取装置があり、こうしたコードを走査するのに用いることができる。そして在庫データベースコンピュータと協力し、各コードとその在庫リストを照会し、その製品が何であるか、また価格はいくらかといった表示を出力する。明らかに、同様のコードを利用した廃棄物用の識別及び回収システムを作ることは可能である。しかし、「廃棄された」状態でコード化ラベルを用いると重大な問題が生じる。例えばこれらは必ずしも物品の「標準」位置にないかもしれない。さらに、ほとんどの場合、汚れていたり、損傷していたり、又は紛失していると思われる。また読取装置(手持ちシステムの場合には作業員)がこれらを見出すことができないかもしれない。又はできたとしても、これらを全く読みとれなかったり、別のコードと間違えるかもしれない。さらに、規則により、標準的位置に特別なラベルを使用することが求められていても、このラベルを製造し、添付する特別費用は(それを行う側にとっては)受け入れられないものであろう。本発明では、各製品を定義するコードを物品に組込み、これを製造中に物品に形成するコーディングシステムを用いて、こうした問題を克服するか、又は少なくとも緩和することを提案する。
ボトル、特にガラスビンなどの物品では、(複数の金型を備えた製造工業の出荷物から不完全なボトルが発見された場合、その欠陥の原因がどの金型により生じたのかを決定することが容易となるように)各ボトルを製造した金型を識別するために、一体型コーディングシステムを用いることは(技術上)既知である。このコードは、通常、ボトルの底部又は下端部(底部が壁部と接合する曲線部分)に成形した突起又は凹所の形状をとる。また、これらを読取るための特殊な装置が必要となる。こうした種類のコーディングから、プラスチックボトルの材料の定義に利用できるシステムを作上げることができるかもしれないが、廃棄物を回収した状態では読取りの際に高い信頼性は得られないようである。したがって、本発明は、物品、例えばボトルなどの容器に組込んだコード化マーキングを形成する全く異なる方法であって、マーキングが物品の表面上又はその中に実際に組込まれた光散乱/反射率特性が著しく異なる連続部分(又は同様の構成)の形をとる方法を提供するものである。このコントラストは、相対的に平滑度の異なる(荒いか滑らかな)表面、又は相対的に凹凸を有する(突き出ているかへこんだ)表面などを用いるいくつかの異なる方法の一つ又は複数の方法を用いて得ることができる。このような連続マーキングは、スキャナ/読取装置でバーコードを走査し読取る場合と同様に走査し読取ることができる。この出力を適切なデータベースに送って照会し、少なくともボトルの材料を、またおそらくそのボトルの色とこれまでの内容物を識別することができる。
したがって本発明の一つの態様では、成形したプラスチック物品、及び特にボトルなどの容器にその物品のいくつかの特性(又はその内容物)を識別するコード化マーキングを備える方法であって、光散乱/反射率特性が著しく異なるコードを定義した連続部分(又は同様の構成)を、物品自体を成形する成形工程中に物品の表面上又は中に物品に組込ませる方法を提供する。
本発明により、物品はコード化マーキングを備えることができる。概念上、この物品は、種類、用途、及び材料を問わない。しかし本発明の方法は、容器、また特にボトルなどの(すべての用途の)プラスチック容器、フラスコ、蓋付きビン、缶、キャニスター(小型密閉容器)、ジャー(広口ビン)、バケツの(一部の再生利用設備で回収し再使用するため)識別及び分類用として特に開発されている。説明に便利なように、以下ほとんどの場合、物品は単に「容器」とする。
物品には、その物品のいくつかの特性を識別するコード化マーキングを加える(表示する)。これらのマーキングは、どの種類のコーディングシステムを用いたものでもよく、またこの物品の特性に関するものでもよい。一つの典型的なコーディングシステムは、幅の異なるバーコード(一群の平行線、すなわちバー)を(幅の異なる)空白領域で分離した物理的形状を有するものである。バーコードを端から端まで走査/読取りを行うと、それ独特の2進法数列が得られる(バーと空白は、それぞれ1及び0に、又はONとOFFに対応しており、用いるプロトコルに従って、こうした組合わせで数字又は文字を表すことができる)。この種のコードの例を挙げると、欧州物品番号(EAN)13、INTERLVD 2/5、CODE 128、及びCODE 39として知られているものがある。
バーコードは基本的に線形すなわち一次元であり、このため所定の領域で提供できる情報量には限りがある。この制限を克服し、はるかに多くの情報を提供できるコーディングシステムとしては、2次元コーディングシステムが技術上知られている。このようなコーディングは、DATA MATRIX、MAXI CODE、及びAZTECとして知られている方法により実施される。こうしたシステムでは、データは列をなした平行バー/空白としてでなく、隣接するブロック/空白として配置され、これらは中心に位置する目標の周囲に一連の円形又は正方形として配置され、いわばデータの層を形成している。使用に当たっては、スキャナ/読取装置でまず目標を識別し、次にこの周囲の円形を層ごとに走査し、コードされた情報を集める。この種の2次元コードは、特に本発明で用いるのに好ましい。実際、現在まで見出されている最適のコードは、以下に説明するようなAZTECの改良型である。
本発明では、光散乱/反射率特性が著しく異なるコーディング構成を物品の表面の上又は中に組込んでいる。必要とされるコントラストは、多くの異なる方法で得ることができる。現在好ましいと考えられているものには、相対的に平滑度の異なる(荒いか滑らかな)表面か、又は相対的に凹凸を有する(突き出ているかへこんだ)表面を用いた方法がある(このような相対的に突き出た領域は、その表面が、物品のその領域とおおむね平行なフラットトップ(上部が平たい突起)であると便利である。実際、これらの組合わせは特に好ましく、光散乱が強いのは、順に、(光が散乱/反射する)相対的に突き出たフラットトップ領域、(光の散乱/反射が少ない)相対的にへこんだ領域、荒い突起領域、(滑らかなままの)へこんだ領域となる。
上記のように、コーディングシステムの好ましい種類は改良型のAZTECコードであり、これを以下に説明する。現在のAZTEC型の2次元コードは、ウェルフェイリン(Whelch Allyn)の米国特許第5591956号明細書に記載されていて、かつ説明したように、中心の目標領域を二つ又は三つの同心の連続マーキング、すなわちリング(通常正方形)が囲んでおり、これらは、城の要塞化に用いられる複数の「層」のようになっている。目標の外側に本来のコードがあり、これは多数の「小斑点」である。こうした小斑点は、(場合によっては10層又はそれ以上の)連続した層を成すように、目標と同心の一連のマーキングとして配置されている。ほとんどの場合、各小斑点は、四隅を除けば、他の小斑点とも目標とも接触しておらず、島のように独立している。しかし、小斑点の中には、他の小斑点と辺に沿って接合し接触しており、大きな島を形成しているものもある(しかし、それでも島のままである)。また目標の最も外側のリングと接触し(辺と辺を接合し)、砂嘴(島の突出部で陸地に接続した部分)のような形状となっているものもある。残念ながら、本発明の目的のために、現在入手可能な装置を用いて物品の表面に突き出ているか荒い材料の島を正確に形成することは容易ではない。またこのような島を含むコードを読取ることも容易ではない。
したがって、本発明で用いるために、この種のコーディングシステムの改良型が提案される。この改良型では、コーディング要素のそれぞれ、すなわち、それらの間の「空白」部分と併せてコード化データを定義する小斑点が、目標の最も外側のリングと、またそのように接触している小斑点と辺と辺で接触している。さらに詳しくは、このように接触しているのは突き出ているか(物品の表面から突き出ているかへこんでいるかに関係なく)荒いコーディング要素である。城の要塞化のたとえで話を進めると、これにより小斑点は(突き出ている場合には)城の最も外側の壁に対するバットレス(控え壁)となり、またこの壁から突き出た砦のようになる。(それ自体発明性を有する)この単純な改良によって、本発明では、できれば求められる小斑点により定義された凹凸のある(突き出た/へこんだ)及び/又は平滑度の異なる(荒い/滑らかな)コード化マーキングを形成し、また読取ることがはるかに容易となる。
中心の目標の周囲の小斑点の層の数は、当然、表示すべき情報量によって定まる。しかし、一般に、本発明の目的では、2層、3層、又はせいぜい4層で充分である。
コード化マーキングにより識別される物品の特性は、物品に関連した特性であってもよい。しかし、本発明の方法の第一の目的は、物品の材料を識別するか、又は識別を可能にするようなマーキングを物品に施すことである。また上記に述べたように、その色及びこれまでの用途について(物品がボトルなどの容器の場合には、これまでの内容物について)物品にコードを付けることが強く望まれる。
本発明の方法では、光散乱/反射率特性が著しく異なる連続部分(又は同様の構成)が物品の表面の上又は中に組込まれている。コード用マーキングは物品の表面の上又は中に組込まれており、すなわちこれらは、物品自体の表面の一部として製造される。この組込型成形は、ラベルの使用とは全く異なる。ラベルは物品の製造とは別の段階で添付されなければならず、また外れやすく、損傷しやすく、また汚れによって読取りにくくなりやすい。この組込み方式は、重要な特徴ではないが、(以下に説明するように)製造工程に新たな工程を加えることなく実行することができ、耐損耗性があり、読取りができなくなるほど損傷をうけることはほとんどあり得ない。また汚れなどによって永久的に不鮮明となる可能性も低い。
コーディングマークは物品の表面の上又は中に表示される。すなわち、これらは物品の表面の残りの部分と基本的に同一平面上にあるか、又は表面よりやや上又は下(又はその両方)にある。一般に、以下に説明するように、コード化マーキングは物品全体の表面の上及び/又は下にあることが好ましい。これにより損傷に対する耐性がはるかに優れたものとなる。また現在利用できる走査/読取装置による読取りがさらに容易となる。
マーキングがこのように他の表面よりどの程度上に又は下にあるかは重大ではないようであるが、この値が小さいと、望ましい利点をほとんど得られず、またこの値が大きいと物理的に突出したものとなると考えられる。(材料の厚みが場所によって1〜3mmしかない)PETボトルのようなものでは、高さ/深さが0.1mmのマーキングで充分と考えられるが、高さ/深さが0.9mmのマーキングを用いても成功している。
例えば相対的に(表面の)荒い領域を相対的に(表面の)滑らかな領域で分離したマーキングは、「正」又は「負」として所望のコーディングを定義することができる。したがって、例証のために2進法ディジタルシステムを用いると、2進法の数「1」及び「0」について、1を荒い領域で表し、0を滑らかな領域で表すことができる。また逆に1を滑らかな領域で、0を荒い領域で表すこともできる。(どちらにしても)実質的な差はないと考えられる。
もちろん理論上、マーキングは物品の表面のどこにでも位置させることができる。どこを選択するかは、物品がどのようなものであるか、どのようにして成形されるか、又はその場所のマーキングが読取りやすいか、又は別の箇所のマーキングよりあまり突き出ていないかどうか、などにより定まる。しかし、容器については、底部又はその近くに位置していると便利である。ここは通常見ることはないが、容易に位置を定め、読取ることができる。
上記に述べたように、必要なコントラストを得る一つの好ましい方法は、表面を相対的に平滑度の異なる(荒いか滑らかな)表面にすることである。荒い表面は、多くの異なる方法で形成することができる。また荒い表面と滑らかな表面の連続部分は、通常滑らかな表面の一部を荒くすることによって、又は荒い表面の一部を滑らかにすることによって明らかに製造することができる。しかし、大多数のプラスチック物品、及び(PETボトルなど)ほとんどすべての容器の表面は滑らかであり、表面の適切な部分を荒くすることによって望ましい効果を得ることができる。
本発明では、光散乱/反射率特性が著しく異なる領域が、物品自体が成形される成形工程で形成される。したがって、例えば表面を相対的に平滑度の異なる(荒いか滑らかな)表面に、及び/又は相対的に凹凸のある(突き出た又はへこんだ)表面に成形する。これを実施するには多くの技術がある。しかし、できれば必要なマーキングが付いた押し型を用いて、マーキングを物品の表面に刻印することが好ましい。さらに、この押し型が適切に形作られマーキングされたインサート(埋金)であり、物品自体を作るのに用いられる金型内に収まるものであることが最も好ましい。これについてさらに説明する。
物品、例えば成形工程(一般には射出成形又は吹込成形)で製造されるPETボトルなどの容器については、まずその表面に(荒い部分と滑らかな部分で構成されるか、突き出た部分とへこんだ部分で構成される)コードを有する金型インサートを製造する。次に、このインサートを物品の製造に用いられる金型に配置する。物品を成形すると、インサート表面のコード用マーキングが、成形工程により物品の表面に正確に複写される。この方法の大きな利点は、部分的にはすでに試験済みの技術を用いていることである。多くの射出成形工程では、製造された物品に特別な、又はバッチごとに変更可能な形状(例えばメーカーのロゴ、又はバッチ番号)を加えられるよう、(ボトルの底部を形成するような)主金型内の定められた位置に容易に配置できる金型の小さな追加部分として金型インサートをすでに用いている。また明らかに、本発明により必要とされるコード用マーキングをインサートに付けることに問題はない。もちろん、物品にコード用マーキングを表示するのにインサートを使用する場合、刻印が適切に行われるかどうかは物品の材料が金型内にうまく流れ込むかどうかに左右される。幸いなことに、PETボトルなどの容器の材料は(通常、PET層自体とさまざまな酸素不透過層、及び粘着層などを含む多重積層構造であり)流動性に優れており、マーキングを充分に複写することができる。
もちろん、コード用マーキングを形成する金型インサート法を用いる場合、インサート自体が適切にマーキング/粗面化される材料であり、また金型内の条件に繰返し耐える材料でなくてはならない。明らかに、インサートは、金型自体と同じ材料を用いることができる。ほとんどの金型は研磨鋼又はアルミニウムなどの金属でできており、そのためインサートとしては適切に粗面化され研磨されたこうした材料を用いることができる。
本発明の方法では、光散乱/反射率特性が著しく異なり、コード化マーキングを構成する連続部分が物品の表面の上又は中に組込まれる。明らかに、スキャナ/読取装置が2種類の領域の差を区別できるような、またコードを正確に読取ることができるようなコントラストが必要である。コントラストを得る方法は、これらの領域を相対的に凹凸のある(突き出た/へこんだ)表面に、又は相対的に平滑度の異なる(荒い/滑らかな)表面にすることである。前者に関しては、突き出た領域はへこんだ領域より多くの光を散乱又は反射する。この理由は、突き出ていると、途中で光を遮断するものがないが、へこんだ領域ではまずそこに到達する光の量が少ないばかりでなく、隣接する突起領域の陰にあり、これらが妨げとなって散乱/反射後に外に出る光の量も少なくなるからである。相対的に見て、へこんだ領域が深くなるほど、コントラストは大きくなる。しかし、へこんだ領域を深くできる程度には明らかに限界がある。これは物品を製造する材料の厚さや成形適性、またコードの実際の物理的大きさなどの要因により定まる。簡単な実験を行えば、特定の場合での最適の深さを決定することができるが、一般的な深さと間隔は約0.1〜1mmである。
平滑度の異なる(荒い/滑らかな)領域を用いる場合、光散乱/反射率特性で所望のコントラストを得るのに必要な荒さの程度は、材料ごとに異なる。またしたがって、慎重に適合させるべきである(この場合も、通常、簡単な実験で調べることができる)。しかし、一般的には、滑らかな表面の反射率は高い。このため、一方から見ると、どのような光が差し込んできても鏡のように反射するので非常に明るいが、別の角度から見ると、(光を別の方向へ反射しているため)極めて暗い。しかし、荒い表面は、周囲の光を拡散状に非鏡面反射的に反射し、限度があるが、どの角度から見てもある程度コントラストがある。表面を荒くすると透明材料が半透明になる別の種類の表面では、コード用マーキングを照らすのに後方の光源からの光を用いることができる。
極めて荒い表面は、多重鏡面反射する傾向がある。荒さの程度がごくわずかしかない表面は鏡面反射性(正反射性)である傾向がある。一般に、荒さが約21〜42VDIの表面では、また特に限定した範囲の約30〜33VDIの表面では(それぞれ1.12〜12.5及び3.5〜4.5RA)、最も一般的な照明条件で満足なコントラストが得られると考えられる。表面がさらに粗かったり平滑である場合には(特に表面が非常に小さいときには)、コントラストや均等性(一様性)が不充分となり、またマーキングを容易にまた正確に読取れないことが多い。
本発明のコーディングシステムを使用すると、すべての適度な条件下で優れた結果が得られるが、場合により、特に周囲の照明のレベルが低いと、完全に満足のいくものとはならない。このような場合、物品上の表面マーキングを目立たせるのに二つの技術が一般的に用いられ、この一方又は両方を利用することが望ましい。すなわち、マーキングの周囲に「平坦部分(QUIET SPACE)」を設ける技術と、「タンポ(TAMPO)」印刷を行う技術である。
「平坦部分」とは、マーキングの周囲の全く平坦な(マーキングのない)表面であり、マーキングは平坦部分の海に浮かぶ一つのアイテム(島)としてはっきりと認められる。通常平坦部分自体は、境界線に囲まれ、境界のついた空白部分とその中に孤立したマーキングという組合わせとなる。このような構造を、現在使用されている各種スキャナ/コード読取装置で位置確認し、解釈するのは極めて容易である。
「タンポ印刷」は、マーキングした領域の残りの部分の色と著しく異なる色のインクで、表面に浮彫りとなったマーキングの突起領域を印刷する方法である(これは画像をエッチングした従来型の版画を用いて行われる方法に似ている。インクを付けたローラーを表面上で転がすと、インクはエッチングしへこんだ領域ではなく、上部領域(突き出た部分)に移り、紙をこのプレートに押しつけるとインクは上部からだけ紙に写し取られる)。本発明では、この技術は突き出た領域とへこんだ領域の間の、又は荒い領域と滑らかな領域の間のコントラストを増すのに用いることができる。どちらかが(どれかは重要ではない)他と比較して突き出る。そのためインクは、この部分のみに写り、他の部分とのコントラストが強まる。
本発明は、物品、特にボトルなどの容器がその物品のいくつかの特性(又は該当する場合にはその内容物)を識別するコード化マーキングを表示できる方法を提供する。この方法では、光散乱/反射率特性が著しく異なる連続部分(又は同様の構成)が物品に組込まれる。このような連続部分は、スキャナ/読取装置によって、バーコードを走査し読取る場合と同様に走査し読取ることができる。この出力を適切なデータベースに送って照会し、ボトルの材料を、またおそらくそのボトルの色とこれまでの内容物を表す表示を出力する。
成形工程で物品の表面の上又は中に組込まれたコード化マーキングを有する場合、また光散乱/反射率特性が著しく異なる連続部分(又は同様の構成)の形状をとる場合、また特に相対的に平滑度の異なる表面か、又は相対的に凹凸のある表面によりコントラストが得られる場合には、もちろん本発明は常に、成形されたプラスチック物品に拡張して適用され、また特にボトルなどの容器にも適用される。
さらに、光散乱/反射率特性が著しく異なる連続部分(又は同様の構成)として、その物品のいくつかの特性(又は該当する場合にはその内容物)を識別するコード化マーキングを物品の表面の上又は中に組込んでいる物品をその含まれる情報に基づいて分別を行う再生利用方法にも本発明は拡張して適用される。
さらに本発明は、本書に説明した改良型AZTECコーディング構成に拡張して適用され、したがって、(適切な機械的及び/又は電子的走査装置で読取り可能な表示方法で)コーディングを適用する物品のいくつかの特性を識別するコーディング構成であって、読取られる情報が中心となる目標点の周りに、層化された多数の円形又は正方形の隣接するブロック及び空白部分として配置され、使用に当たっては、コード読取り走査/装置が目標領域を識別し、次にその周りの円形を層ごとに走査し、コードされた情報を集めるコーディング構成に拡張して適用され、またその間の「空白」部分とともにコード化データを定義するブロックであるコーディング要素のそれぞれが、目標の最も外側のリングと、又はそのように接触しているブロックと辺と辺で接しているという改良を含んでいるコーディング構成にも拡張して適用される。
「辺と辺で接触している」という表現は、ブロックが、外側のリングと、又は隣接するブロックとその辺全体で接合しており、したがって、ブロックが一つの角(コーナー)でのみ他のブロックの一部と「接合して」いる場合を除外することを意味している。
さらに本発明は、本書に説明した改良型AZTECコーディング構成に拡張して適用され、したがって、(適切な機械的及び/又は電子的走査装置で読取り可能な表示方法で)コーディングを適用する物品のいくつかの特性を識別するコーディング構成であって、読み取られる情報が中心となる目標の周りに、層化された多数の円形又は正方形の隣接するブロック及び空白部分として配置され、使用に当たっては、コード読取り走査/装置が目標領域を識別し、次にその周りの円形を層ごとに走査し、コードされた情報を集めるコーディング構成に拡張して適用され、またその間の「空白」部分とともにコード化データを定義するブロックであるコーディング要素のそれぞれが、目標の最も外側のリングと、又はそのように接触しているブロックと辺と辺で接しているという改良を含んでいるコーディング構成にも拡張して適用される。
本発明のさまざまな態様を、添付の図面を参照して、例を挙げて説明する。
図1は、吹込成形工程でプラスチックボトルを成形する際の3段階を示す図である。
図2は、本発明にもとづく成形インサートの使用を示す図である。
図3は、AZTECコーディングの二つの実施例を示す図である。
図4は、本発明により好ましいとされる改良型AZTECコーディング構成を示す図である。
図1では、プラスチックボトルの吹込成形における3段階を示している。図1Aは、金型11aと11b、全体として11と、上方から金型内に挿入され、圧縮ガスをガス源13から金型内に送り込む送気管12を示している。送気管12は、吹込まれて所望の形状のボトルに成形されることになるプラスチックの層に「囲まれて」いる。プラスチック14は、熱く、また図示していない手段により高温に維持され、流れやすくなっている。しかし、金型は、図示していない手段により相対的に低温に維持され、高温のプラスチックを吹込んで金型と接触させると、冷却され、必要な形状に固まる。
すべての準備を終えたら、圧縮ガスをガス源13から送気管12に送り、風船を膨らますようにプラスチック層14を膨らませる。結果を図1Bに示す。プラスチック15は、必要なボトルの形状となっている。
プラスチック15を充分冷却したら、金型を外しボトルを取出す。
本発明の方法では、必要なコード用マーキングを備えた金型インサートを用い、プラスチックボトルの形状に膨らまされるにつれてプラスチックにこれらのマーキングが刻印されるようにこのインサートを金型内部に配置する。配置したインサートの詳細図を図2に示す(その位置は図1Cでは「M」で示している。金型には底部に小さい凹部21が設けてあり、ここには金型の外部とつながるインサート保持ねじ23のためのチャンネル22がある。インサート24は、金型に面しているコード化マーキングとともに凹部21に適切な方向に配置され、ネジ23で保持される。
図から容易に分かるように、柔らかい流動性のプラスチック14は金型の壁と接触するようにまた金型の基部にあるインサート24と接するように広がる。またマーキング25に流れ込み、望み通りにこれにより刻印される。
図3Aと3Bには、それぞれAZTEC型コードの単純な例と、より複雑な例についてのマーキングを示す各マーキングは、正方形のリング31(図3Aでは二つ、図3Bでは三つ)で形成された中心目標領域があり、その中央に点32がある。またこの目標領域はコード化マーキングのリング33によって囲まれている(図3Aではリングは三つ、図3Bでは14)。
図4には、本発明の方法で用いられるのが最も好ましいこのコーディングシステムの改良「集密」型を示す。
Claims (12)
- 適切な機械的及び/又は電子的走査装置で読取り可能な可視的方法によって、コーディングを適用する物品のいくつかの特性を識別するコーディング構成であって、読取られる情報が、中心となる目標の周り及び外側に、一連の同心の連続マーキング又はリングを形成し一連の層を形成するような隣接するブロック及び空白部分として配置されており、また使用に当たっては、コード読取り走査装置が目標を識別し、次にその周りを各層ごとに走査し、コード化された情報を集めるコーディング構成であり、
ブロックのそれぞれが、目標の最も外側のリングか、又は手前の層のブロックと、辺と辺で接している改良を含むコーディング構成。 - 中心の目標の周囲のコーディング要素である各ブロック層が2層、3層、又は4層ある請求項1に記載のコーディング構成。
- コーディングが、物品自体を成形する成形工程中に、成形方法によって物品の表面上又は中に物品と一体に成形された、光散乱/反射率特性が著しく異なる領域を有することを特徴とする請求項1または2に記載のコーディング構成。
- 物品がプラスチック容器である、請求項3に記載のコーディング構成。
- 用いられるコードがAZTECコードの改良型である、請求項3または4に記載のコーディング構成。
- コーディングが、物品の表面にある、すなわち、コーディングがコーディングを囲む表面よりやや上にあるか又は下、又はその両方にある、請求項3〜5のいずれかに記載のコーディング構成。
- コーディングが、物品の底部の下側又はその近くに位置している、請求項3〜6のいずれかに記載のコーディング構成。
- コーディングが、適切に形成されマーキングされた金型インサートを用いることによって物品の表面の上又は中に形成されている、請求項3〜7のいずれかに記載のコーディング構成。
- 必要なコントラストが、表面を相対的に平滑度の異なる(荒いか滑らかな)表面に、又は相対的に凹凸を有する(突き出ているかへこんだ)表面にすることによって、又は相対的に突き出て荒い表面やへこんで滑らかな表面にすることによって得られる、請求項3〜8のいずれかに記載の方法。
- コーディングの荒い部分が、約21〜42VDIの荒さである、請求項9に記載のコーディング構成。
- コーディングの周囲に平坦部分を設ける、請求項3〜10のいずれかに記載のコーディング構成。
- コーディングが、タンポ印刷されている、請求項3〜11のいずれかに記載のコーディング構成。
Applications Claiming Priority (3)
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