JP6258106B2 - 容器 - Google Patents

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Description

本発明は、物品の運搬等に使用される容器に関するものである。
一般に、物品の運搬等に使用される容器は、略矩形状の底壁部と、底壁部の側辺部から上方に延出する側壁部とを備えており、上方の開口部から物品を出し入れする構成となっている。また、油等が付着した工業用部品(例えば、ボルトやねじ)等を収容する容器において、容器に収容された物品が、容器の内面に貼り付いてしまうといった事態を抑制するべく、容器の内面に対して多数の突起を設けるといった技術がある(例えば、特許文献1等参照。)。
特開2006−117288号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の容器(通い箱)は、樹脂製の箱本体の内側に、エンボス加工によって多数の突起が形成された金属製の中箱を装着することによって構成されている。このように、箱本体、及び、中箱をそれぞれ用意し、両者を組付ける必要がある場合には、生産性の低下や、コストアップ等を招くことが懸念される。
これに対し、例えば、中箱を省略し、その代わりに、箱本体の内面に対して直接突起を形成することも考えられる。しかしながら、箱本体の側壁部内面に形成される突起がアンダーカット形状となってしまい、金型構造の複雑化等を招くおそれがある。その一方で、突起の突出量を小さくした場合には、物品の貼り付きを抑制する、といった機能が著しく低下してしまうことが懸念される。
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、全体を一体的に形成することができ、収容された物品が内面に貼り付いてしまうといった事態をより確実に抑制することのできる容器を提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.略板状の底壁部と、前記底壁部の側辺部から上方に延出する側壁部とを具備し、上方に開口する略箱状の容器において、
前記側壁部の内面には、上下方向に延びる凸条部と、上下方向に延びる凹条部とが、前記側壁部の周方向において交互に連続して、前記側壁部の周方向全域にわたり形成され、
前記凸条部は、その突出方向先端側である前記側壁部の内方に向けて縮幅した断面形状をなしており、
前記底壁部の上面には、上方に突出する突起が、前記底壁部の上面全域に複数形成されており、
前記突起は、
平面視略長円形状をなしているとともに、その表面が湾曲形状をなしており、
隣接する行や列の突起に対して半ピッチずれるように形成されており、
前記側壁部の外面には、
前記側壁部の内面に形成された前記凹条部に対応して、上下方向に延びる外面側凸条部が形成されるとともに、
前記側壁部の内面に形成された前記凸条部に対応して、上下方向に延びる外面側凹条部が形成され、
前記外面側凸条部と、前記外面側凹条部とが、前記側壁部の周方向において交互に連続して形成されており、
前記側壁部の外面側には、所定の情報を表示するための平坦な情報表示面が形成され、
前記情報表示面は、前記外面側凹条部の一部を前記外面側凸条部の突出方向先端部と同じ位置となるまで埋めるようにして形成され、
前記外面側凹条部のうち、前記情報表示面の上辺部と連続する部位に関しては、前記情報表示面と面一となるまで、厚みが徐変されていることを特徴とする容器。
手段1によれば、側壁部内面に対して凸条部及び凹条部を形成することにより、容器に収容された物品と、容器側壁部の内面との接触面積を低減させることができる。従って、側壁部内面に対する物品の貼り付きを確実に防止することができる。
また、凸条部及び凹条部は、上下方向、すなわち、側壁部内面や底壁部上面を成形する金型の型抜き方向に沿って延びていることから、例えば、側壁部内面に多数の突起を上下方向にも並ぶようにして形成する場合のようにアンダーカット形状となってしまうといった事態を回避することができる。従って、側壁部の内面に対して、物品の貼り付き防止の形状を有していても、容器全体を一体的に形成することができる。結果として、例えば、容器を複数のパーツで構成するような場合に比べ、容器の生産性の向上や、コストダウン等を図ることができる。
また、手段1によれば、底壁部上面に対する物品の貼り付きについても防止することができる。尚、底壁部上面に形成される突起については、型抜きに関する問題を生じさせることなく、底壁部の上面や側壁部の内面を成形する金型によって形成することができる。
また、手段1によれば、凹条部に対応して(その反対面側に)外面側凸条部が形成され、凸条部に対応して(その反対面側に)外面側凹条部が形成されることで、側壁部の厚みをほぼ一定とすることができる。従って、例えば、側壁部の外面を平坦面に形成した場合のように、側壁部のうち、凸条部に対応する部位が厚肉になり過ぎてしまう、或いは、凹条部に対応する部位が薄肉になり過ぎてしまうといった事態を回避することができる。結果として、容器の軽量化を図りつつ、側壁部の強度を確保することができる。
また、手段1によれば、情報表示面と、その上方に位置する外面側凹条部とが、比較的緩やかに連続するように(段差がなくスロープ状に)なっている。従って、底壁部の下面を成形する金型にとって、情報表示面と、その上方に位置する外面側凹条部との境界部がアンダーカット形状になってしまうといった事態を回避することができ、情報表示面が形成された側壁部の外面を、底壁部の下面を成形する金型と同じ可動型、又は、固定型によって成形することが可能となる。結果として、金型構造の複雑化を抑制することができる。
また、情報表示面の形成位置としても、外面側凹条部及び外面側凸条部の上下中間位置に形成することができる。従って、情報表示面を比較的視認し易い位置に形成することができるとともに、情報表示面が広範囲になり過ぎて容器の軽量化等に反してしまうといった事態を回避することができる。
さらに、情報表示面が形成された側壁部の外面を、底壁部の下面を成形する金型と同じ可動型、又は、固定型によって成形することが可能となることにより、側壁部の外面側において、側壁部から外方に延びるリブの先端側から下方に延びる返しリブを設けることができる。すなわち、可動型の型抜き方向に対して交差する方向に変位するスライド型にとってはアンダーカット形状となってしまうような前記返しリブについても、金型構造の複雑化を招くことなく、その他の部位と一体的に形成することが可能となる。そして、返しリブを設けることによって、容器の強度の向上、容器の持ち運び易さの向上(指先を掛け易くなる)等を図ることができる。
容器の上面側を示す斜視図である。 容器の下面側を示す斜視図である。 容器の断面図である。 図3のJ部を示す部分拡大図である。 容器の一部断面を含む斜視図ある。 容器の一部断面を含む斜視図ある。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1、図2等に示すように、容器1は、相対する一対の長辺部と相対する一対の短辺部とを備える略矩形板状の底壁部2と、底壁部2の側辺部から上方に延出する側壁部3とを備え、上方に開口する略箱状をなしている。また、容器1には、側壁部3の上辺部から側壁部3の外方に延出する上辺リブ5が設けられている。本実施形態の容器1は、ポリプロピレンによって一体的に形成されている。
また、図3等に示すように、本実施形態の側壁部3は、基本的に断面略波(正弦波)形状をなしている。これにより、側壁部3の内面には、上下方向に延びる凸条部11と、上下方向に延びる凹条部12とが、側壁部3の周方向において交互に連続して、側壁部3の周方向全域にわたり形成されている。さらに、側壁部3の外面には、側壁部3の内面に形成された凹条部12に対応して(その反対面側に)、上下方向に延びる外面側凸条部13が形成されるとともに、側壁部3の内面に形成された凸条部11に対応して(その反対面側に)、上下方向に延びる外面側凹条部14が形成され、外面側凸条部13と、外面側凹条部14とが、側壁部3の周方向において交互に連続して形成されている。尚、図3に示すように、本実施形態では、側壁部3の内面側において、容器1のコーナー部が凸条部11となるように構成されている。
また、相対する一対の側壁部3の外面側には、例えば、会社名や収容物品の名称等の情報を有するラベルが貼着されたり、直接印刷等が施されたりする平坦な情報表示面15が形成されている。情報表示面15は、外面側凹条部14の一部を外面側凸条部13の突出方向先端部と同じ位置となるまで埋めるようにして形成されている。本実施形態では、情報表示面15は、外面側凸条部13及び外面側凹条部14の上下方向中間位置に(情報表示面15の上方及び下方に外面側凸条部13及び外面側凹条部14が存在するように)形成されている。
さらに、本実施形態では、側壁部3の断面波形状部分は、基本的に一定肉厚となるように構成されているが、図6に示すように、側壁部3のうち、情報表示面15の上辺部と連続する部位に関しては、外面側凹条部14が情報表示面15と面一となるまで、厚みが徐々に変化するように構成されている。尚、情報表示面15は、外面側凹条部14の一部を埋めるようにして形成されていることから、当該部位は厚肉部となり、結果的に、他の部位に比べて剛性が高くなっている。
加えて、図3〜図5等に示すように、底壁部2の上面には、上方に突出する突起18が、底壁部2の上面全域において規則的に複数形成されている。本実施形態の突起18は、情報表示面15が形成された側壁部3の横幅方向において幅広となる平面視略長円形状(楕円体を半分にしたような形状)をなしている。また、本実施形態では、各突起18は、行列状の配置を基本にして、隣接する行や列の突起18に対して半ピッチ程ずれるように形成されている。さらに、本実施形態では、情報表示面15が形成された側壁部3の横幅方向において隣接する突起18同士、及び、情報表示面15が形成された側壁部3の横幅方向に対して直交する方向において隣接する突起18同士が、情報表示面15が形成された側壁部3の横幅方向、及び、情報表示面15が形成された側壁部3の横幅方向に対して直交する方向において重なるようにして形成されている。
また、図1、図5等に示すように、本実施形態では、凸条部11、及び、凹条部12の形成範囲(以下、「凹凸形成範囲」とも称する)は、上下方向において、側壁部3の下端部から、側壁部3の上端部よりも若干下方位置までとなっている。このため、側壁部3のうち凹凸形成範囲よりも上方部位は平坦面となっている。さらに、側壁部3のうち凹凸形成範囲よりも上方部位は、側壁部3の内外方向において、凹条部12のうち最も側壁部3外方に位置している部位(凹条部12の底部)に位置を合わせるようにして形成されている。これにより、容器1同士を上下に積み重ねた場合に、下側の容器1の内側に、上側の容器1の下部を挿入可能に構成されている。尚、凸条部11の上端部については、図6に示すように、斜めに閉塞されている。
加えて、図2、図3等に示すように、容器1の各コーナー部には、側壁部3の外面から外方に突出するようにして、支持脚部21が形成されている。各支持脚部21は、容器1のコーナー部から外方に突出し、上下に延びるコーナーリブ22と、コーナーリブ22の両側方において上下に延びるサイドリブ23と、一対のサイドリブ23及びコーナーリブ22の下端部間を連結する支持リブ24とを備えている。
図2に示すように、コーナーリブ22及びサイドリブ23は、側壁部3の下端部よりも若干上方位置から、上辺リブ5の下面と連結されるまで延びている。さらに、容器1同士を上下に積み重ねた場合には、上側の容器1の支持リブ24が、下側の容器1の上辺リブ5の上面に支持されるように構成されている。尚、情報表示面15が形成された側壁部3を正面視した場合には、情報表示面15の両側方にサイドリブ23が上下に延在する格好となっている。さらに、情報表示面15の下端部は、支持リブ24よりも上方に位置している。
加えて、図1、図2、図5等に示すように、上辺リブ5のうち各支持脚部21間の部位の先端部から、下方に延出する返しリブ26が設けられている。当該返しリブ26は、各側壁部3の両側部に設けられた一対の支持脚部21のサイドリブ23間を連結するようにして形成されている。さらに、返しリブ26の裏面と、側壁部3の外面と、上辺リブ5の下面との間を連結するようにして補強リブ27が設けられている(図2参照)。当該返しリブ26、及び、補強リブ27によって、側壁部3の上部の剛性が高められるとともに、返しリブ26に指を掛けて容器1を持ち運ぶことが可能となる。
尚、図示は省略するが、本実施形態の容器1を成型するための金型装置は、底壁部2上面、側壁部3内面、及び、上辺リブ5上面を成型する可動型と、支持リブ24、上辺リブ5、コーナーリブ22、及び、サイドリブ23で囲まれる部位を成型するスライド型と、底壁部2下面、側壁部3外面のうち前記スライド型で成形される部位以外の情報表示面15等を含む部位、返しリブ26裏面、返しリブ26に連接する上辺リブ5下面、支持リブ24下面、サイドリブ23外側面、及び、補強リブ27を成型する固定型とを備えている。また、本実施形態の容器1には、側壁部3内面、及び、底壁部2上面において、型抜きを阻害しない程度のシボ加工が施されている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、側壁部3の内面には、上下方向に延びる凸条部11と、上下方向に延びる凹条部12とが、側壁部3の周方向において交互に連続して、側壁部3の周方向全域にわたり形成されている。さらに、本実施形態では、凸条部11は、断面略円弧状をなしている。このため、側壁部3内面に対して形成された凸条部11及び凹条部12により、容器1に収容された物品と、側壁部3の内面との接触面積を低減させることができる。従って、側壁部3内面に対する物品の貼り付きを確実に防止することができる。特に、本実施形態では、側壁部3内面、及び、底壁部2上面にシボ加工が施されていることから、かかる作用効果がより一層奏されることとなる。
また、凸条部11及び凹条部12は、上下方向、すなわち、側壁部3内面や底壁部2上面を成形する金型の型抜き方向に沿って延びていることから、例えば、側壁部3内面に多数の突起を上下方向にも並ぶようにして形成する場合のようにアンダーカット形状となってしまうといった事態を回避することができる。従って、側壁部3の内面に対して、物品の貼り付き防止の形状を有していても、容器1全体を一体的に形成することができる。結果として、例えば、容器1を複数のパーツで構成するような場合に比べ、容器1の生産性の向上や、コストダウン等を図ることができる。
さらに、底壁部2の上面には、上方に突出する突起18が、底壁部2の上面全域において規則的に複数形成されている。このため、底壁部2上面に対する物品の貼り付きについても防止することができる。尚、底壁部2上面に形成される突起18については、型抜きに関する問題を生じさせることなく、底壁部2の上面や側壁部3の内面を成形する金型によって形成することができる。
また、本実施形態によれば、側壁部3内面に形成された凹条部12に対応して、その反対面側に外面側凸条部が形成され、側壁部3内面に形成された凸条部11に対応して、その反対面側に外面側凹条部14が形成されている。このため、側壁部3は、基本的に断面略波形状とされ、側壁部3の厚みをほぼ一定とすることができる。従って、例えば、側壁部3の外面全体を平坦面に形成した場合のように、側壁部3のうち、凸条部11に対応する部位が厚肉になり過ぎてしまう、或いは、凹条部12に対応する部位が薄肉になり過ぎてしまうといった事態を回避することができる。結果として、容器1の軽量化を図りつつ、側壁部3の強度を確保することができる。
また、側壁部3の外面に形成された平坦な情報表示面15は、外面側凹条部14の一部を外面側凸条部13の突出方向先端部と同じ位置となるまで埋めるようにして形成されるとともに、外面側凹条部14のうち、情報表示面15の上辺部と連続する部位に関しては、情報表示面15と面一となるまで、厚みが徐変されている。このため、情報表示面15と、その上方に位置する外面側凹条部14とが、比較的緩やかに連続するように(段差がなくスロープ状に)なっている。従って、底壁部2の下面を成形する金型(本例では固定型)にとって、情報表示面15と、その上方に位置する外面側凹条部14との境界部がアンダーカット形状になってしまうといった事態を回避することができ、情報表示面15が形成された側壁部3の外面を、底壁部2の下面を成形する固定型によって成形することが可能となる。結果として、金型構造の複雑化を抑制することができる。
また、情報表示面15の形成位置としても、外面側凹条部14及び外面側凸条部13の上下中間位置に形成することができる。従って、情報表示面15を比較的視認し易い位置に形成することができるとともに、情報表示面15が広範囲になり過ぎて容器1の軽量化等に反してしまうといった事態を回避することができる。
さらに、情報表示面15が形成された側壁部3の外面を、底壁部2の下面を成形する金型と同じ固定型によって成形することが可能となることにより、側壁部3の外面側において、側壁部3から外方に延びる上辺リブ5の先端側から下方に延びる返しリブ26や、その裏面側に補強リブ27を設けることができる。すなわち、可動型の型抜き方向に対して交差する方向に変位するスライド型にとってはアンダーカット形状となってしまうような返しリブ26等についても、金型構造の複雑化を招くことなく、その他の部位と一体的に形成することが可能となる。そして、返しリブ26や補強リブ27を設けることによって、容器1の強度の向上、容器1の持ち運び易さの向上(指先を掛け易くなる)等を図ることができる。
加えて、本実施形態では、凸条部11が容器1のコーナー部に合致するように構成されている。このため、容器1に収容された物品がコーナー部に入り込んで貼り付いてしまうといった事態をより確実に回避することができる上、コーナーリブ22と協働して、容器1コーナー部の剛性を高めることができる。
また、本実施形態では、側壁部3において凸条部11及び凹条部12が形成される凹凸形成範囲は、側壁部3の上辺部よりも若干下方位置までとなっており、その上方は平坦面とされている。さらに、側壁部3のうち凹凸形成範囲の上方に位置する部位は、側壁部3の内外方向において、凹条部12の底部に位置を合わせるようにして形成されている。このため、底壁部2の下面側において、容器1同士を上下に積み重ねる場合に、上側の容器1の下部を、下側の容器1の内側に挿入させるための形状を別途形成しなくても済む。さらには、容器1同士を上下に積み重ねた場合に、下側の容器1の凸条部11に対して、上側の容器1外面が圧接してしまう、或いは、積み重ねる作業に際して、下側の容器1の凸条部11に対して、上側の容器1下面が衝突してしまうといった事態を回避することができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、側壁部3が断面略正弦波形状をなしているが、特にこのような構成に限定されるものではなく、少なくとも側壁部3内面に対して凸条部11及び凹条部12が形成されるとともに、凸条部11が、その突出方向先端側である側壁部の内方に向けて縮幅した断面形状をなすように構成されていればよい。さらに、凸条部11及び凹条部12のピッチ、断面形状、及び、形成範囲についても用途ごとに適宜設定することができ、例えば、凸条部11を断面略台形状、断面略三角形状としてもよいし、側壁部3の上辺部にまで凸条部11及び凹条部12を延在させることとしてもよい。
(b)また、突起18の形状や配置等についても特に限定されるものではなく、例えば、突起18を略半球形状としてもよいし、突起18を行列状に(ピッチをずらすことなく)形成することとしてもよい。但し、上記実施形態のように、突起18のピッチをずらして形成する、さらには、情報表示面15が形成された側壁部3の横幅方向において隣接する突起18同士、及び、情報表示面15が形成された側壁部3の横幅方向に対して直交する方向において隣接する突起18同士が、情報表示面15が形成された側壁部3の横幅方向、及び、情報表示面15が形成された側壁部3の横幅方向に対して直交する方向において重なるようにして形成することにより、底壁部2上面のうち突起18が形成されていない部位の面積を極力低減させることができる。尚、突起18は、その表面が湾曲形状を成している(上記実施形態では楕円体を半分にしたような形状となっている)ことから、突起18同士を詰めて配置しても問題なく成形することができる。
(c)上記実施形態において、底壁部2上面、及び、側壁部3内面を固定型で成形し、底壁部2下面、側壁部3外面のうちスライド型で成形される部位以外の情報表示面15等を含む部位を可動型で成形する金型装置を用いて容器1を成形するように構成してもよい。
(d)上記実施形態では、容器1はポリプロピレンにより構成されているが、ポリエチレン、PET、ポリアミド等その他の樹脂材料により構成されることとしてもよい。
1…容器、2…底壁部、3…側壁部、5…上辺リブ、11…凸条部、12…凹条部、13…外面側凸条部、14…外面側凹条部、15…情報表示面、18…突起、26…返しリブ。

Claims (1)

  1. 略板状の底壁部と、前記底壁部の側辺部から上方に延出する側壁部とを具備し、上方に開口する略箱状の容器において、
    前記側壁部の内面には、上下方向に延びる凸条部と、上下方向に延びる凹条部とが、前記側壁部の周方向において交互に連続して、前記側壁部の周方向全域にわたり形成され、
    前記凸条部は、その突出方向先端側である前記側壁部の内方に向けて縮幅した断面形状をなしており、
    前記底壁部の上面には、上方に突出する突起が、前記底壁部の上面全域に複数形成されており、
    前記突起は、
    平面視略長円形状をなしているとともに、その表面が湾曲形状をなしており、
    隣接する行や列の突起に対して半ピッチずれるように形成されており、
    前記側壁部の外面には、
    前記側壁部の内面に形成された前記凹条部に対応して、上下方向に延びる外面側凸条部が形成されるとともに、
    前記側壁部の内面に形成された前記凸条部に対応して、上下方向に延びる外面側凹条部が形成され、
    前記外面側凸条部と、前記外面側凹条部とが、前記側壁部の周方向において交互に連続して形成されており、
    前記側壁部の外面側には、所定の情報を表示するための平坦な情報表示面が形成され、
    前記情報表示面は、前記外面側凹条部の一部を前記外面側凸条部の突出方向先端部と同じ位置となるまで埋めるようにして形成され、
    前記外面側凹条部のうち、前記情報表示面の上辺部と連続する部位に関しては、前記情報表示面と面一となるまで、厚みが徐変されていることを特徴とする容器。
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