JP7481093B2 - 蓋付き包装用容器、蓋付き包装用容器の蓋及び包装用容器 - Google Patents

蓋付き包装用容器、蓋付き包装用容器の蓋及び包装用容器 Download PDF

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本発明は、例えば食品売り場で多段に積み重ねて使用される蓋付き包装用容器、蓋付き包装用容器の蓋及び包装用容器に関する。
従来、食品売り場で食品、食材等が収容され、多段に積み重ねて使用される蓋付き包装用容器が知られている。この蓋付き包装用容器の多くは、熱可塑性樹脂を成型して形成されており、容器本体に食品、食材等が収容され、収容物を視認可能とする透明な蓋が容器本体に開閉可能に嵌合される構造になっている。
この種の蓋付き包装用容器には、多段に積み重ねた状態で潰れないように天地圧縮強度を向上することが求められており、斯様な天地圧縮強度の向上を意図した蓋付き包装用容器として特許文献1の容器がある。特許文献1の蓋付き包装用容器は、透明な蓋の周壁部の内側に設けられる凹部に容器本体の底面部の凸部を入り込ませ凹部の平坦面に載置した状態で多段に積み重ねることが可能な包装用容器であり、蓋の凹部の周縁に蓋内に突出する屈曲部の凸条が形成され、凸条のうち外側に位置する外側壁部が凹部の内壁を構成し、この凹部の内壁を構成する外側壁部が容器が多段に積み重ねられた状態で上段の容器の凸部に当接し、上段と下段の容器の横ずれを防止する構造になっている。
この特許文献1の蓋付き包装用容器では、容器の積み重ねで上からの力が蓋の凹部に加わって凹部が下方に若干変位したとしても、屈曲部の凸条の緩衝により、蓋の周壁部への力の伝達、蓋の周壁部の変形が生ずることがなく、蓋を潰れにくくすることができるとされている。
特許第5254707号公報
ところで、多段に積み重ねて使用される蓋付き包装用容器では、スーパーマーケットやコンビニエンスストアにおける段積み陳列の際に段積み陳列を安定して行うため、収容物が収容された商品の補充時により多くの容器を段積みして安定した状態で移動するため、或いは消費者が手に取った時や袋に入れて持ち運ぶ途中に潰れることを防止するために、一層高い天地圧縮強度を有し、より圧潰を防止できる容器が求められている。
本発明は上記課題に鑑み提案するものであり、非常に高い天地圧縮強度を有し、より確実に圧潰を防止することができる蓋付き包装用容器、蓋付き包装用容器の蓋及び包装用容器を提供することを目的とする。
本発明の蓋付き包装用容器は、容器本体と全体が板状の蓋を有し、前記蓋に、前記容器本体の脚部を載置可能な基板と、前記基板の端縁から上方に向かって隆起し且つ前記基板に載置された前記容器本体の脚部の横方向への移動を規制可能な側部が、平面視で全周に亘って周方向に延びて設けられ、前記基板の端縁から離間した近傍位置の前記基板に下方に突出する凸条が平面視で全周に亘って周設されて形成されていることを特徴とする。例えば本発明の蓋付き包装用容器は、容器本体と全体が板状の蓋を有し、前記容器本体の脚部を収納可能な上面開放の凹部が前記蓋に設けられ、前記凹部が、基板と、前記基板の端縁から上方外側に向かって隆起する側部とから構成され、前記基板の端縁から内方に離間した近傍位置に下方に突出する凸条が形成されている構成とすると良好である。
これによれば、凹部の基板の端縁から離間した近傍位置に形成される下方に突出する凸条と、基板の端縁から側部に至る曲がり部の双方で、基板や隆起した側部に負荷される荷重を緩衝し、緩衝作用をより高めることができる。即ち、天地圧縮強度を非常に高め、より確実に圧潰を防止することができる。従って、スーパーマーケットやコンビニエンスストアにおける段積み陳列の際に容器圧潰を生ずることがなく段積み陳列を安定して行うことができる、収容物が収容された商品の補充時により多くの蓋付き包装用容器を段積みして安定した状態で移動することができる、消費者が手に取った時や袋に入れて持ち運ぶ途中に蓋付き包装用容器が潰れることをより確実に防止することができ、顧客満足度の向上やクレームの抑制を図ることができる、店内で蓋付き包装用容器が潰れることによる商品価値の低下を一層抑制することができる等の派生的効果を得ることができる。
本発明の蓋付き包装用容器は、前記蓋の全体が薄肉板状の熱可塑性樹脂で形成されていることを特徴とする。
これによれば、薄肉板状の熱可塑性樹脂の蓋の天地圧縮強度を非常に高め、より確実に圧潰を防止することができる。また、凸条の外側壁部が隆起する側部を構成する形状、換言すれば特許文献1のように凸条の外側に位置する外側壁部が凹部の内壁を構成し、外側壁部を介して凸条の先端から隆起した側部の上端まで湾曲しながら延びる形状では、凸条から側部の上端に亘って熱成型時に大きな引張応力が負荷され、当該領域の肉厚が薄くなり易く、強度が低下し易くなる。これに対して、下方に突出する凸条が基板の端縁から離間した近傍位置に形成される場合には、熱成型時に斯様な薄肉化した領域が発生することを防止し、確実に必要な強度を得ることができる。
本発明の蓋付き包装用容器は、前記蓋の平面視面積が12000~90000mmである場合に、前記凸条の前記基板の下面からの高さが0.5~6mm、前記凸条の幅が1~5mm、前記基板の端縁と前記基板の端縁側の前記凸条の端部との間の距離が0.5~6mmであることを特徴とする。
これによれば、蓋付き包装用容器の天地圧縮強度をより一層高めることができると共に、天地圧縮強度を向上する効果をより確実に得ることができる。
本発明の蓋付き包装用容器の蓋は、全体が板状で形成され、容器本体に開閉可能に嵌合され、前記容器本体の脚部を載置可能な基板と、前記基板の端縁から上方に向かって隆起し且つ前記基板に載置された前記容器本体の脚部の横方向への移動を規制可能な側部が、平面視で全周に亘って周方向に延びて設けられ、前記基板の端縁から離間した近傍位置の前記基板に下方に突出する凸条が平面視で全周に亘って周設されて形成されていることを特徴とする。例えば本発明の蓋付き包装用容器の蓋は、全体が板状で形成され、容器本体に開閉可能に嵌合され、前記容器本体の脚部を収納可能な上面開放の凹部が設けられ、前記凹部が、基板と、前記基板の端縁から上方外側に向かって隆起する側部とから構成され、前記基板の端縁から内方に離間した近傍位置に下方に突出する凸条が形成されている構成とすると良好である。
これによれば、凹部の基板の端縁から離間した近傍位置に形成される下方に突出する凸条と、基板の端縁から側部に至る曲がり部の双方で、基板や隆起した側部に負荷される荷重を緩衝し、緩衝作用をより高めることができる。即ち、天地圧縮強度を非常に高め、より確実に圧潰を防止することができる。従って、スーパーマーケットやコンビニエンスストアにおける段積み陳列の際に容器圧潰を生ずることがなく段積み陳列を安定して行うことができる、収容物が収容された商品の補充時により多くの蓋付き包装用容器を段積みして安定した状態で移動することができる、消費者が手に取った時や袋に入れて持ち運ぶ途中に蓋付き包装用容器が潰れることをより確実に防止することができ、顧客満足度の向上やクレームの抑制を図ることができる、店内で蓋付き包装用容器が潰れることによる商品価値の低下を一層抑制することができる等の派生的効果を得ることができる。
本発明の包装用容器は、全体が板状で形成され、下面開放の底凹部が底部に設けられ、前記底凹部が、底基板と、前記底基板の端縁から下方外側に向かって隆起し且つ平面視で全周に亘って周設された脚部とから構成され、前記底基板の端縁から内方に離間した近傍位置に上方に突出する底凸条が、平面視で全周に亘って周設されていることを特徴とする。
これによれば、底凹部の底基板の端縁から内方に離間した近傍位置に形成される上方に突出する底凸条と、底基板の端縁から脚部に至る曲がり部の双方で、隆起した脚部や底基板に負荷される荷重を緩衝し、緩衝作用をより高めることができる。即ち、天地圧縮強度を非常に高め、より確実に圧潰を防止することができる。従って、消費者が手に取った時や袋に入れて持ち運ぶ途中に包装用容器が潰れることをより確実に防止することができ、顧客満足度の向上やクレームの抑制を図ることができる、店内で包装用容器が潰れることによる商品価値の低下を一層抑制することができる等の派生的効果を得ることができる。また、本発明の蓋付き包装用容器の蓋など、天地圧縮強度に優れる蓋を開閉可能に嵌合して組み合わせて使用する場合には、スーパーマーケットやコンビニエンスストアにおける段積み陳列の際に容器圧潰を生ずることがなく段積み陳列を安定して行うことができる、収容物が収容された商品の補充時により多くの蓋付き包装用容器を段積みして安定した状態で移動することができる等の派生的効果を得ることもできる。
本発明の容器や蓋によれば、天地圧縮強度を非常に高め、より確実に圧潰を防止することができる。
本発明による第1実施形態の蓋付き包装用容器の容器本体と蓋を示す斜視図。 (a)は第1実施形態の蓋付き包装用容器における蓋を示す端面図、(b)はその容器本体を示す端面図、(c)は第1実施形態の蓋付き包装用容器の端面図。 (a)は図2(a)のA部の拡大端面図、(b)は図3(a)のB部の拡大端面図。 比較例の蓋の一部を示す部分拡大端面図。 (a)は本発明による第2実施形態の包装用容器の斜視図、(b)はその端面図。 図5(b)のC部の拡大端面図。 (a)は本発明による第3実施形態の蓋付き包装用容器の図3(a)の部分に相当する拡大端面図、(b)は同図(a)の要部拡大図。 (a)は強度試験〈1〉の内容を説明する説明図、(b)は強度試験〈2〉の内容を説明する説明図。 (a)、(b)は実施例の蓋付き包装用容器と比較例の蓋付き包装用容器の強度試験の結果を示すグラフ。
〔第1実施形態の蓋付き包装用容器〕
本発明による第1実施形態の蓋付き包装用容器1は、図1~図3に示すように、平面視略矩形で上方に開口する箱型の容器本体2と、容器本体2に開閉可能に嵌合されて容器本体2を閉じる蓋3とから構成される。尚、図示例の蓋付き包装用容器1の容器本体2と蓋3は平面視略矩形であるが、平面視略円形、平面視略楕円形、矩形以外の平面視略多角形など適宜の平面視形状とすることが可能である。
蓋3は全体が板状で形成されるが、本実施形態では容器本体2と蓋3の双方が薄肉板状で形成されており、熱可塑性樹脂を材料として熱成型されて形成されている。使用する熱可塑性樹脂は、例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET) 、ポリスチレン(PS)或いはこれらの混合物など適用可能な範囲で適宜である。また、蓋3は、収容物の視認性を確保するため、透明なものとすると好適である。蓋3を透明な熱可塑性樹脂の薄肉板状とする場合、その板厚は0.1~0.5mmとすると良好であり、0.14~0.3mmとするとさらに良好である。
容器本体2は台やテーブル等に接地される脚部21を有し、本実施形態では容器本体2の周縁に近い位置で下方に突出すると共に、平面視における周方向に延びるようにして脚部21が形成されている。蓋3には、容器本体2の脚部21を収納可能な上面開放の凹部31が設けられており、蓋付き包装用容器1を積み重ねた際に、上段の蓋付き包装用容器1の容器本体2の脚部21が、下段の蓋付き包装用容器1の蓋3の凹部31に収納されるようになっている。
凹部31は、平面視略矩形で脚部21を載置可能な略平坦面で形成されている基板32と、基板32の端縁P1から上方外側に向かって湾曲するように隆起する側部33とから構成され、端縁P1に対応して基板32から側部33に至る曲がり部34が設けられている。第1実施形態では、この基板32が容器本体2の脚部21を載置可能な基板に相当し、又、この側部33が基板32の端縁から上方に向かって隆起し且つ基板32に載置された容器本体2の脚部21の横方向への移動を規制可能な側部に相当する。側部33は平面視における周方向に延びるようにして形成されていると共に、上端で折り返されて外周壁35へ連なって形成されている。尚、基板32の平面視形状は、蓋付き包装用容器1の容器本体2と蓋3は平面視形状に対応して適宜の形状とすることが可能である。
凹部31の側部33は、平面視における全周に亘って周設すると好適であるが、下段の蓋付き包装用容器1の凹部31に収納された上段の蓋付き包装用容器1の脚部21が凹部31から外れることを規制できる範囲において、側部33が周方向の一部に形成されていない形状とすることも可能である。また、凹部31の側部33は、収納された上段の蓋付き包装用容器1の脚部21に当接する位置に形成してもよく、又、上段の蓋付き包装用容器1と下段の蓋付き包装用容器1の横ずれを実用上必要な範囲で規制できれば、収納された上段の蓋付き包装用容器1の脚部21が下段の蓋付き包装用容器1の凹部31に遊嵌されて、上段の蓋付き包装用容器1の脚部21が下段の蓋付き包装用容器1の凹部31内で基板32上を若干移動可能な構成としてもよい。
凹部31の基板32の端縁P1から内方に離間した近傍位置には、下方に突出するようにして凸条36が形成されている。第1実施形態では、この凸条36が基板32の端縁から離間した近傍位置の基板32に下方に突出するように形成されている凸条に相当する。凸条36は、平面視における周方向に延びるようにして形成されており、平面視における全周に亘って周設すると好適であるが、平面視における周方向の一部に凸条36が形成されていない形状とすることも可能である。
凸条36は、基板32を下方に屈曲して折り返すようにして形成されている。凸条36には、その外端P2から下方に向かって屈曲されて側壁361が形成され、その内端P3から下方に向かって屈曲されて側壁362が形成されており、側壁361の下端と側壁362の下端との間を架橋するようにして下端部363が設けられている。
蓋付き包装用容器1の天地圧縮強度のより確実な向上の観点から、凸条36のサイズは、例えば蓋の平面視面積が12000~90000mmである場合に、凸条36の基板32の下面からの高さH1を0.5~6mm、より好ましくは0.5~2.5mm、さらに好ましくは1.0~2.0mmとし、凸条36の幅を0.5~5mm、より好ましくは1~2mm(凸条36の上端位置の幅Waを1~5mm、より好ましくは2~4mmとし、凸条36の下端位置の幅Wbを0.5~2.5mm、より好ましくは1~2mm)とすると良く、又、基板32の端縁P1と凸条36の外端P2との間の距離W1を0.5~6mm、より好ましくは0.5~3mm、さらに好ましくは0.8~2.5mmとすると良い。更に、凸条36における、略水平な下端部363の側壁362側への延長面と側壁362との間の角度αは好ましくは70~85°、さらに好ましくは75~80°とすると良く、又、下端部363を挟んで角度αと対称の位置にある、略水平な下端部363の側壁361側への延長面と側壁361との間の角度も同様に、好ましくは70~85°、さらに好ましくは75~80°とすると良い。尚、天地圧縮強度は、垂直方向の圧縮強度を意味する。
第1実施形態によれば、凹部31の基板32の端縁P1から内方に離間した近傍位置に形成される下方に突出する凸条36と、基板32の端縁P1から側部33に至る曲がり部の双方で、基板32や隆起した側部32に負荷される荷重を緩衝し、緩衝作用をより高めることができる。即ち、天地圧縮強度を非常に高め、より確実に蓋付き包装用容器1の圧潰を防止することができる。従って、スーパーマーケットやコンビニエンスストアにおける段積み陳列の際に容器圧潰を生ずることがなく段積み陳列を安定して行うことができる、収容物が収容された商品の補充時により多くの蓋付き包装用容器1を段積みして安定した状態で移動することができる、消費者が手に取った時や袋に入れて持ち運ぶ途中に蓋付き包装用容器1が潰れることをより確実に防止することができ、顧客満足度の向上やクレームの抑制を図ることができる、店内で蓋付き包装用容器1が潰れることによる商品価値の低下を一層抑制することができる等の派生的効果を得ることができる。
また、蓋3の全体を薄肉板状の熱可塑性樹脂で形成することにより、薄肉板状の熱可塑性樹脂の蓋3の天地圧縮強度を非常に高め、より確実に圧潰を防止することができる。また、図4のように蓋3iの基板32iに形成された凸条36iの外側壁部が隆起する側部33iを構成する形状、換言すれば凸条36iの外側に位置する外側壁部が凹部31iの内壁を構成し、外側壁部を介して凸条36iの先端から隆起した側部33iの上端まで湾曲しながら延びる形状では、凸条36iから側部33iの上端に亘って熱成型時に大きな引張応力Tiが負荷され、当該領域の肉厚が薄くなり易く、強度が低下し易くなる。これに対して、下方に突出する凸条36が基板32の端縁P1から内方に離間した近傍位置に形成される場合には、熱成型時に斯様な薄肉化した領域が発生することを防止し、確実に必要な強度を得ることができる。
〔第2実施形態の包装用容器〕
本発明による第2実施形態の包装用容器6は、図5及び図6に示すように、平面視略矩形で上方に開口する箱型である。尚、図示例の包装用容器6は平面視略矩形であるが、平面視略円形、平面視略楕円形、矩形以外の平面視略多角形など適宜の平面視形状とすることが可能である。また、包装用容器6には、第1実施形態の蓋3と同一構成の蓋など、天地圧縮強度に優れる蓋を開閉可能に嵌合する構成とすると好適であるが、包装用容器6を蓋を設けずに使用することも可能であり、又、第2実施形態の包装用容器6を第1実施形態の蓋付き包装用容器1における容器本体2として用いても好適である。
包装用容器6は全体が板状で形成されるが、本実施形態では薄肉板状で形成されており、熱可塑性樹脂を材料として熱成型されて形成されている。使用する熱可塑性樹脂は、例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET) 、ポリスチレン(PS)或いはこれらの混合物など適用可能な範囲で適宜である。包装用容器6を透明な熱可塑性樹脂の薄肉板状とする場合、その板厚は0.1~0.5mmとすると良好である。
包装用容器6の底部61には台やテーブル等に接地される脚部62が設けられ、本実施形態では包装用容器6の周縁に近い位置で下方に突出すると共に、平面視における周方向に延びるようにして脚部62が形成されている。また、包装用容器6の底部61には、下面開放の底凹部63が設けられており、底凹部63は、第1実施形態の蓋付き包装用容器1の蓋3における凹部31を逆さにした形状に略対応している。
底凹部63は、平面略矩形の底基板64と、底基板64の端縁P1’から下方外側に向かって湾曲するように隆起する脚部62とから構成され、端縁P1’に対応して底基板64から脚部62に至る曲がり部65が設けられている。脚部62は、下端で折り返されて外周壁66へ連なって形成されている。底凹部63を構成する脚部62は、平面視或いは底面視における全周に亘って周設すると好適であるが、脚部62が周方向の一部に形成されていない形状とすることも可能である。尚、底基板64の平面視形状は、包装用容器6の平面視形状に対応して適宜の形状とすることが可能である。
底凹部63の底基板64の端縁P1’から内方に離間した近傍位置には、上方に突出するようにして底凸条67が形成されている。底凸条67は、平面視における周方向に延びるようにして形成されており、平面視における全周に亘って周設すると好適であるが、平面視における周方向の一部に底凸条67が形成されていない形状とすることも可能である。
底凸条67は、底基板64を上方に屈曲して折り返すようにして形成されている。底凸条67には、その外端P2’から上方に向かって屈曲されて側壁671が形成され、その内端P3’から上方に向かって屈曲されて側壁672が形成されており、側壁671の上端と側壁672の上端との間を架橋するようにして上端部673が設けられている。
包装用容器6の天地圧縮強度のより確実な向上の観点から、底凸条67のサイズは、例えば包装用容器6の平面視面積が12000~90000mmである場合に、底凸条67の底基板64の上面からの高さH1’を0.5~6mm、より好ましくは0.5~2.5mm、さらに好ましくは1.0~2.0mmとし、底凸条67の幅を0.5~5mm、より好ましくは1~2mm(底凸条67の下端位置の幅Wa’を1~5mm、より好ましくは2~4mmとし、底凸条67の上端位置の幅Wb’を0.5~2.5mm、より好ましくは1~2mm)とすると良く、又、底基板64の端縁P1’と底凸条67の外端P2’との間の距離W1’を0.5~6mm、より好ましくは0.5~3mm、さらに好ましくは0.8~2.5mmとすると良い。更に、底凸条67における、略水平な上端部673の側壁672側への延長面と側壁672との間の角度α’は好ましくは70~85°、さらに好ましくは75~80°とすると良く、又、上端部673を挟んで角度α’と対称の位置にある、略水平な上端部673の側壁671側への延長面と側壁671との間の角度も同様に、好ましくは70~85°、さらに好ましくは75~80°とすると良い。
第2実施形態によれば、底凹部63の底基板64の端縁P1’から内方に離間した近傍位置に形成される上方に突出する底凸条67と、底基板64の端縁P1’から脚部62に至る曲がり部65の双方で、隆起した脚部62や底基板64に負荷される荷重を緩衝し、緩衝作用をより高めることができる。即ち、天地圧縮強度を非常に高め、より確実に包装用容器6の圧潰を防止することができる。従って、消費者が手に取った時や袋に入れて持ち運ぶ途中に包装用容器6が潰れることをより確実に防止することができ、顧客満足度の向上やクレームの抑制を図ることができる、店内で包装用容器6が潰れることによる商品価値の低下を一層抑制することができる等の派生的効果を得ることができる。
また、第1実施形態の蓋付き包装用容器1の蓋3など、天地圧縮強度に優れる蓋を開閉可能に嵌合して包装用容器6と組み合わせて使用する場合には、スーパーマーケットやコンビニエンスストアにおける段積み陳列の際に容器圧潰を生ずることがなく段積み陳列を安定して行うことができる、収容物が収容された商品の補充時により多くの蓋付き包装用容器を段積みして安定した状態で移動することができる等の派生的効果を得ることもできる。
また、包装用容器6の全体を薄肉板状の熱可塑性樹脂で形成することにより、薄肉板状の熱可塑性樹脂の包装用容器6の天地圧縮強度を非常に高め、より確実に圧潰を防止することができる。また、包装用容器の底基板に形成された底凸条の外側壁部が下方に隆起して延びる脚部の内壁を構成する形状に対して、上方に突出する底凸条67が底基板64の端縁P1’から内方に離間した近傍位置に形成される構成により、熱成型時に薄肉化した領域が発生することを防止し、確実に必要な強度を得ることができる。
〔第3実施形態の蓋付き包装用容器〕
本発明による第3実施形態の蓋付き包装用容器1aは、図7に示すように、第1実施形態と基本的に同一構成の容器本体2に開閉可能に嵌合されて閉じられる蓋3aを備える。蓋3aは全体が板状で形成され、本実施形態では薄肉板状で形成されており、熱可塑性樹脂を材料として熱成型されて形成されている。使用する熱可塑性樹脂は第1実施形態の蓋3と同一であり、又、蓋3aの板厚も第1実施形態の蓋3と同一である。また、蓋3aも、収容物の視認性を確保するため、透明なものとすると好適である。
蓋3aには、容器本体2の脚部21を載置可能な平坦面の基板32aと、基板32aの端縁から上方に向かって隆起し且つ基板32aに載置された容器本体2の脚部21の横方向への移動を規制可能な側部33aが設けられている。側部33aは、蓋3aの略中央で盛り上がるように形成されている位置規制突部37aの側部を構成しており、基板32aは位置規制突部37aの外周に帯状に設けられている。位置規制突部37aは、基板32aに載置された容器本体2の略周状に配置された脚部21の内側に嵌合され、容器本体2の脚部21の横方向への移動が規制されるようになっている。側部33aは、基板32aの内側の端縁P4から上方内側に向かって隆起するように形成され、端縁P4に対応して基板32aから側部33aに至る曲がり部34aが設けられていると共に、側部33aは平面視における周方向に延びるようにして形成されている。
側部33aは、平面視における全周に亘って周設すると好適であるが、下段の蓋付き包装用容器1aの基板32aに載置された上段の蓋付き包装用容器1aの脚部21の横方向への移動を規制可能な範囲において、側部33aが周方向の一部に形成されていない形状とすることも可能である。また、側部33aは、基板32aに載置された上段の蓋付き包装用容器1aの脚部21に当接する位置に形成してもよく、又、上段の蓋付き包装用容器1aと下段の蓋付き包装用容器1aの横ずれを実用上必要な範囲で規制できれば、下段の蓋付き包装用容器1aの基板32aに載置された上段の蓋付き包装用容器1aの容器本体2の脚部21の内側に側部33aが遊嵌されて、上段の蓋付き包装用容器1aの脚部21が下段の蓋付き包装用容器1aの基板32a上を若干移動可能な構成としてもよい。
基板32aの端縁P4から外方に離間した近傍位置には、下方に突出するようにして凸条36aが形成されている。第3実施形態では、この凸条36aが基板32aの端縁から離間した近傍位置の基板32aに下方に突出するように形成されている凸条に相当する。凸条36aは、平面視における周方向に延びるようにして形成されており、平面視における全周に亘って周設すると好適であるが、平面視における周方向の一部に凸条36aが形成されていない形状とすることも可能である。
凸条36aは、基板32aを下方に屈曲して折り返すようにして形成されている。凸条36aには、その外端P5から下方に向かって屈曲されて側壁361aが形成され、その内端P6から下方に向かって屈曲されて側壁362aが形成されており、側壁361aの下端と側壁362aの下端との間を架橋するようにして下端部363aが設けられている。
蓋付き包装用容器1aの天地圧縮強度のより確実な向上の観点から、凸条36aのサイズは、例えば蓋の平面視面積が12000~90000mmである場合に、凸条36aの基板32aの下面からの高さH1”を0.5~6mm、より好ましくは0.5~2.5mm、さらに好ましくは1.0~2.0mmとし、凸条36aの幅を0.5~5mm、より好ましくは1~2mm(凸条36aの上端位置の幅Wa”を1~5mm、より好ましくは2~4mmとし、凸条36aの下端位置の幅Wb”を0.5~2.5mm、より好ましくは1~2mm)とすると良く、又、基板32aの端縁P4と凸条36aの内端P6との間の距離W1”を0.5~6mm、より好ましくは0.5~3mm、さらに好ましくは0.8~2.5mmとすると良い。更に、凸条36aにおける、略水平な下端部363aの側壁361側への延長面と側壁361との間の角度α”は好ましくは70~85°、さらに好ましくは75~80°とすると良く、又、下端部363aを挟んで角度α”と対称の位置にある、略水平な下端部363aの側壁362側への延長面と側壁362との間の角度も同様に、好ましくは70~85°、さらに好ましくは75~80°とすると良い。
第3実施形態によれば、第1実施形態と対応する構成から対応する効果を得ることができる。
〔本明細書開示発明の包含範囲〕
本明細書開示の発明は、発明として列記した各発明、各実施形態の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な内容を本明細書開示の他の内容に変更して特定したもの、或いはこれらの内容に本明細書開示の他の内容を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な内容を部分的な作用効果が得られる限度で削除して上位概念化して特定したものを包含する。そして、本明細書開示の発明には下記変形例や追記した内容も含まれる。
例えば第1~第3実施形態では、蓋3、3a、容器本体2、包装用容器6が、それぞれ全体が薄肉板状の熱可塑性樹脂で形成されている場合について説明したが、本発明の蓋付き包装用容器における蓋、容器本体の一方又は双方、或いは本発明の包装用容器が、発泡樹脂或いは別材料で形成される全体が板状の構成のものも本発明に包含される。また、本発明の蓋付き包装用容器における蓋が透明でない構成のものも本発明に包含される。
また、第1実施形態における、凸条36よりも内側の基板32の高さと、凸条36よりも外側の基板32の高さ(基板32の端縁P1と凸条36の外端P2との間の基板32の領域の高さ)は、略同一高さで略面一になるように形成すると好適であるが、例えば上段の蓋付き包装用容器1の脚部21を下段の蓋付き包装用容器1の凹部31の基板32に載置し、凹部31に安定して収容可能な範囲等で、凸条36よりも内側の基板32の高さと、凸条36よりも外側の基板32の高さを若干異なるようにすることも可能であり、又、凸条36よりも外側の基板32の領域(基板32の端縁P1と凸条36の外端P2との間の基板32の領域)は、例えば内側に向かって僅かに漸次低くなる傾斜面など、傾斜面の形状とすることも可能である。また、第2実施形態における、底凸条67よりも内側の底基板64の高さと、底凸条67よりも外側の底基板64の高さ(底基板64の端縁P1’と底凸条67の外端P2’との間の底基板64の領域の高さ)の関係、底凸条67よりも外側の底基板64の領域(底基板64の端縁P1’と底凸条67の外端P2’との間の底基板64の領域)の形状も、前述の第1実施形態の場合と同様の構成、変形例とすることが可能である。また、第3実施形態における、凸条36aよりも外側の基板32aの高さと、凸条36aよりも内側の基板32aの高さ(基板32aの端縁P4と凸条36aの内端P6との間の基板32aの領域の高さ)は、略同一高さで略面一になるように形成すると好適であるが、例えば上段の蓋付き包装用容器1aの脚部21を下段の蓋付き包装用容器1a基板32aに安定して載置できる範囲で、両者の高さを若干異なるようにすることも可能である。
〔蓋付き包装用容器の強度試験〕
次に、第1実施形態の蓋付き包装用容器1と比較例の蓋付き包装用容器の強度試験の内容と結果について説明する。後述する強度試験〈1〉のために、第1実施形態の蓋付き包装用容器1の図示例を実施例の試作品1として作成した。試作品1の蓋付き包装用容器1は、容器本体2はポリプロピレン(PP)と無機充填材としてのタルク30重量%とを配合して得られたシートを熱成型して形成し、蓋3は延伸ポリスチレン(OPS)のシートを熱成型して形成し、サンプル数:5組(4個×5個)の試作品1を同一形状で、且つ基本的に同一サイズ、同一重量で形成した。合計20個の試作品1の蓋付き包装用容器1の平均重量は11.5g、最小重量は11.2g、最大重量は11.6gである(下記表1参照)。
試作品1の蓋付き包装用容器1における蓋3の板厚は0.15mm、蓋3の平面視面積は43000mm、凸条36の基板21の下面からの高さH1を2mm、凸条36の上端位置の幅Waを1.7mm、凸条36の下端位置の幅Wbを1mm、基板21の端縁P1と凸条36の外端P2との間の距離W1を2.4mmとした。また、試作品1の蓋付き包装用容器1の蓋3が開閉可能に嵌合される容器本体2の板厚は0.32mmとした。
また、強度試験〈1〉のために比較例の試作品2の蓋付き包装用容器を作成した。試作品2の蓋付き包装用容器は、その蓋の凸条が図4の凸条36iのように外側側部が側部33iを構成するように形成されている以外は試作品1と基本的に同一構成である。試作品2の容器本体はポリプロピレン(PP)と無機充填材としてのタルク30重量%とを配合して得られたシートを熱成型して形成し、蓋は延伸ポリスチレン(OPS)のシートを熱成型して形成し、サンプル数:5組(4個×5個)の試作品2を同一形状で、且つ基本的に同一サイズ、同一重量で形成した。合計20個の試作品2の蓋付き包装用容器の平均重量は11.3g、最小重量は11.2g、最大重量は11.4gである(下記表1参照)。試作品2の蓋付き包装用容器における蓋の板厚、蓋の平面視面積、蓋の凸条の基板の下面からの高さ、凸条の上端位置の幅、凸条の下端位置の幅は試作品1と同一であり、蓋が開閉可能に嵌合される容器本体は試作品1の容器本体2と同一のものである。
そして、強度試験〈1〉では、図8(a)に示すように、載置面101の上に試作品1の蓋付き包装用容器1を4段で積み重ねて設置し、最上段の蓋付き包装用容器1の蓋3の上に接触部分に等価荷重が加わるように荷重を分散する機能を有する圧縮板102を配置し、試作品1の蓋付き包装用容器1及び圧縮板102の平面視における略中央位置に、積み重ねた試作品1の蓋付き包装用容器1に圧潰が発生するまで負荷荷重FL1を加え、圧潰が発生した時の負荷荷重FL1(強度(N))を取得した。同様に、載置面101の上に試作品2の蓋付き包装用容器を4段で積み重ねて設置し、最上段の蓋付き包装用容器の蓋の上に圧縮板102を配置し、試作品2の蓋付き包装用容器1及び圧縮板102の平面視における略中央位置に、積み重ねた試作品2の蓋付き包装用容器1に圧潰が発生するまで負荷荷重FL1を加え、圧潰が発生した時の負荷荷重FL1(強度(N))を取得した。負荷荷重を加える圧縮強度試験機の圧縮板102のストロークは10mmであり、負荷荷重FL1を加える圧縮速度は50mm/minとした。また、同様の試験を試作品1と試作品2の各5組について各5回行った。
強度試験〈1〉の結果を下記表1及び図9(a)に示す。蓋付き包装用容器を多段で積み重ねた状態の天地圧縮強度に対応する強度試験〈1〉では、実施例の試作品1の蓋付き包装用容器1の圧縮強度が平均で25.8(N)、比較例の試作品2の蓋付き包装用容器の圧縮強度が平均で20.6(N)であり、第1実施形態の蓋付き包装用容器1の圧縮強度が比較例に比して約25%以上高くなることが確認された。
Figure 0007481093000001
また、上述の試作品1の蓋付き包装用容器1と、試作品2の蓋付き包装用容器を別途5個ずつ作成し、後述の強度試験〈2〉を行った。強度試験〈2〉で用いた5個の試作品1の蓋付き包装用容器1の平均重量は11.5g、最小重量は11.3g、最大重量は11.6gであり(下記表2参照)、又、試作品2の蓋付き包装用容器の平均重量は11.3g、最小重量は11.3g、最大重量は11.4gである(下記表2参照)。
強度試験〈2〉では、図8(b)に示すように、載置面103の上に試作品1の蓋付き包装用容器1を設置し、消費者が親指で保持し易い蓋3の局所的な箇所に蓋付き包装用容器1に圧潰が発生するまで負荷荷重FL2を加え、圧潰が発生した時の負荷荷重FL2(強度(N))を取得した。同様に、載置面103の上に試作品2の蓋付き包装用容器を設置し、消費者が親指で保持し易い蓋の局所的な箇所(試作品1の場合と同じ箇所)に蓋付き包装用容器に圧潰が発生するまで負荷荷重FL2を加え、圧潰が発生した時の負荷荷重FL2(強度(N))を取得した。負荷荷重を加える圧縮強度試験機のヘッドのストロークは10mmであり、負荷荷重FL2を加える圧縮速度は50mm/minとした。また、同様の試験を試作品1と試作品2について各5回行った。
強度試験〈2〉の結果を下記表2及び図9(b)に示す。消費者が親指で保持し易い蓋の局所的な箇所に圧潰が生ずる強度を確認する強度試験〈2〉では、実施例の試作品1の蓋付き包装用容器1の圧縮強度が平均で3.7(N)、比較例の試作品2の蓋付き包装用容器の圧縮強度が平均で2.6(N)であり、第1実施形態の蓋付き包装用容器1の圧縮強度が比較例に比して約40%以上高くなることが確認された。
Figure 0007481093000002
本発明は、例えば食品、食材等を収容する包装用容器として利用することができる。
1、1a…蓋付き包装用容器 2…容器本体 21…脚部 3、3a…蓋 31…凹部 32、32a…基板 33、33a…側部 34、34a…曲がり部 35…外周壁 36、36a…凸条 361、362、361a、362a…側壁 363、363a…下端部 37a…位置規制突部 3i…蓋 31i…凹部 32i…基板 33i…側部 36i…凸条 6…包装用容器 61…底部 62…脚部 63…底凹部 64…底基板 65…曲がり部 66…外周壁 67…底凸条 671、672…側壁 673…上端部 P1、P4…基板の端縁 P1’…底基板の端縁 P2、P2’、P5…外端 P3、P3’、P6…内端 H1、H1”…凸条の基板の下面からの高さ Wa、Wa”…凸条の上端位置の幅 Wb、Wb”…凸条の下端位置の幅 W1…基板の端縁と凸条の外端との間の距離 W1”…基板の端縁と凸条の内端との間の距離 Ti…引張応力 H1’…底凸条の底基板の上面からの高さ Wa’…底凸条の下端位置の幅 Wb’…底凸条の上端位置の幅 W1’…底基板の端縁と底凸条の外端との間の距離 α、α’、α”…角度101、103…載置面 102…圧縮板 FL1、FL2…負荷荷重

Claims (5)

  1. 容器本体と全体が板状の蓋を有し、
    前記蓋に、前記容器本体の脚部を載置可能な基板と、前記基板の端縁から上方に向かって隆起し且つ前記基板に載置された前記容器本体の脚部の横方向への移動を規制可能な側部が、平面視で全周に亘って周方向に延びて設けられ、
    前記基板の端縁から離間した近傍位置の前記基板に下方に突出する凸条が平面視で全周に亘って周設されて形成されていることを特徴とする蓋付き包装用容器。
  2. 前記蓋の全体が薄肉板状の熱可塑性樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1記載の蓋付き包装用容器。
  3. 前記蓋の平面視面積が12000~90000mmである場合に、前記凸条の前記基板の下面からの高さが0.5~6mm、前記凸条の幅が1~5mm、前記基板の端縁と前記基板の端縁側の前記凸条の端部との間の距離が0.5~6mmであることを特徴とする請求項1又は2記載の蓋付き包装用容器。
  4. 全体が板状で形成され、
    容器本体に開閉可能に嵌合され、
    前記容器本体の脚部を載置可能な基板と、前記基板の端縁から上方に向かって隆起し且つ前記基板に載置された前記容器本体の脚部の横方向への移動を規制可能な側部が、平面視で全周に亘って周方向に延びて設けられ、
    前記基板の端縁から離間した近傍位置の前記基板に下方に突出する凸条が平面視で全周に亘って周設されて形成されていることを特徴とする蓋付き包装用容器の蓋。
  5. 全体が板状で形成され、
    下面開放の底凹部が底部に設けられ、
    前記底凹部が、底基板と、前記底基板の端縁から下方外側に向かって隆起し且つ平面視で全周に亘って周設された脚部とから構成され、
    前記底基板の端縁から内方に離間した近傍位置に上方に突出する底凸条が、平面視で全周に亘って周設されていることを特徴とする包装用容器。
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