JP5715746B2 - 脚部を有する容器 - Google Patents

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Description

本発明は、シート成形された容器に関し、特に底壁の一部に脚部を形成した容器に関するものである。
この種のシート成形した容器では、その底壁に脚部を一体的に形成し、この脚部により容器の底壁を、例えば陳列棚の表面から浮かせるようにして、陳列棚での冷却効果を高めるようにしている。また、この種の容器の複数を段積みする際に、底壁に形成した脚部を下側の容器上に嵌合させて、これら複数の容器の段積み状態が安定化するようにされている。そして、この種のシート成形した容器では、特に上記「段積み」した場合の剛性を、各種のリブを形成することによって高めるようにしている。
このようなシート成形した容器の剛性を高めるようにしたものとしては、例えば特許文献1に提案されている。この特許文献1に記載された容器は、「成形性及び機械的強度も良好」にすることを目的としてなされたもので、例えば図15に示すような構成を有するものである。
図15に示した特許文献1の技術では、当該文献の「要約」に記載されている通り、「澱粉質及びプラスチックを混練し、当該混練物を押出成形した後、裁断することにより原料ペレットを形成し、該原料ペレットを乾燥させ、その後加熱しつつ均一に混合することにより融解し、当該融解物を温度120〜180℃で、シート状に成形する」ものである。
また、特許文献2には、「脚部」として「コ字状」のものが提案されているが、このコ字状脚部は「屈曲部」を有しているため、この「屈曲部」で「脚部」自体が折れ曲がることがあった。
国際公開番号WO2004/094509再公表公報 意匠登録第1289123号公報
そして、上記特許文献1のシートで成形した容器では、図15に示したような比較的複雑な形状のものとならざるを得ない。しかも、この特許文献1のシートで成形した容器では、複雑な補強構造を、容器のコーナー部という狭い部分に形成することが困難ではないかと思われる。
特に、補強構造を、前述した「脚部」側に適用しようとした場合、「脚部」に必要な「滑り止め」効果を期待できなくなると考えられるから、上記特許文献1のシートでは補強構造を容器の「脚部」に適用することができない、と考えられる。それだけでなく、所謂「脚部」は、容器の底壁に形成する場合には、この底壁から突出状態で形成しなければならないが、雌型を用いたシート成形では、膨出成形された「脚部」が底壁より薄くなり、その分強度確保がむずかしくなるのである。
容器の脚部において強度確保が十分でないと、中身を入れた容器の複数を上下に積み上げた(所謂、段積み)場合、脚部が変形してしまう。この種の容器を熱可塑性合成樹脂製シートで成形した場合、変形した脚部は、破損しないまでも、白く濁った状態、つまり「白化」現象を現出して、当該容器内に入れた中身についても変質したのではないか、との懸念を使用者や消費者に与えることになる。
特に、この種の合成樹脂製の容器については、近年では所謂「シート成形」がなされるようになってきており、さらに、材料であるシートの厚さをできるだけ薄くして、ゴミの減量を図りながらコスト低減も図る努力がなされてきている。材料のシートが薄くなってくると、シート成形によって「膨出成形」しなければならない「脚部」については、段積みする場合の剛性確保が要求されるにも拘わらず、その「剛性」確保は勿論のこと、脚部が本来的に必要としている「滑り止め効果」確保も、益々困難になってきているのである。
そこで、本発明者等は、容器の棚面等に接触する「脚部」について、脚部の肉厚が薄くなってきても、その「滑り止め」が確実に果たせて、しかも段積みした際の「剛性の確保」も行えるようにするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明の目的とするところは、まず、材料シートが薄くなっても、十分な剛性を有する脚部を備えた容器を、簡単な構成によって提供することにある。また、本発明の次に目的とするところは、十分な滑り止め効果をも有する脚部を備えた容器を、簡単な構成によって提供することにある。
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「シート成形されて、蓋体20を嵌合させたときにおいて、蓋体20を嵌合させた別の容器10が当該容器10の蓋体上に段積み可能な多角形容器10であって、底壁11の隅部に脚部12を脚部12以外の底壁11より下方に膨出形成し、
前記脚部12を、その底壁12aの一部に屈曲部12bを有したものとし、当該屈曲部12bは脚部12の内側と外側で屈曲方向が同じであって、
前記脚部12の底壁12aの屈曲部12bに、当該屈曲部12bの屈曲方向とは逆の屈曲方向を有する曲がり部13aと、当該曲がり部13aの両端から延びる第1補強リブ13を形成し、
さらに、前記脚部12の屈曲部12b以外の底壁12aに、曲がり部13aを有さない直線状の第3補強リブ16を設け、
前記曲がり部13aは、前記第3補強リブ16に接することなく、前記第1補強リブ13のみに接して連結していることを特徴とする容器10。」である。
すなわち、この請求項1に係る容器10は、シート材料を真空または圧空成形したもので、全体形状は勿論、底壁11の一部に脚部12を膨出形成したものである。換言すれば、この容器10は、複数の脚部12によって、その底壁11を、棚や台、あるいは下側の容器10から少し浮かせるものであり、これによって底壁11の下側にできた空間に冷気が通り易くなるようにしたものである。
また、本発明は、脚部12に、例えば図6及び図7の各(a)にて示したように、屈曲部12bが形成されているものをも対象としている。このような屈曲部12bを有する脚部12は、当該容器10全体を曲げようとする力が加わった場合、この屈曲部12bにて屈曲し易いが、本発明の容器10では、この屈曲部12bに交差して、あるいは近傍に曲がり部13aが位置するように第1補強リブ13を設けるものであるから、脚部12の剛性を高めることができるものである。
後述する最良形態に係る容器10では、平面視長方形状のものであるが、本発明は、容器10の形状がこの長方形状の場合だけでなく、平面視多角形状も対象とすることができる。いずれの平面視形状の容器10も、底壁11を台や棚、あるいは下側の容器10等から浮かせた状態にするために脚部12を形成することがあるからである。
そして、この容器10においては、これらの脚部12の底壁12aの一部に、後述する最良形態を示す図6〜図9に示すように、曲がり部13aを有した第1補強リブ13を形成したのである。これらの第1補強リブ13は、上記シート成形時に、当該容器10や脚部12等と同時に形成されるものである。これらの図6〜図9の各第1補強リブ13は、脚部12の底壁12a上の「実線」として示してあるが、これらの第1補強リブ13の実際は、材料シートが引き延ばされて断面形状が「U字状」となっている部分である。
この第1補強リブ13については、曲がり部13aを有している必要があるが、この曲がり部13aの形状としては、図6〜図9に示すように、種々のものが適用できる。これらの図6〜図9に示した最良形態の場合、各第1補強リブ13の曲がり部13aは、脚部12の対角線12c上になるが、この曲がり部13aの位置は必ずしも対角線12c上でなくても構わない。各対角線12cは、図6〜図9に示したような位置になるものであるが、容器10が平面視正方形のものであれば、その隅部(コーナーになっている部分)の頂点を通る二等分線(対角線でもある)であり、容器10が平面視長方形状または多角形状のものであれば、各頂点を通る対角線となる。
各曲がり部13aの形状としては、図6〜図9の各(a)に示すような「直交タイプ」、図6、及び図7の各(b)に示すような「Vの字タイプ」、図6〜図8の各(c)、及び図9の(b)と(c)に示すような「Uの字タイプ」がある。図9の(b)に示した「Uの字タイプ」では、2本の第1補強リブ13が各曲がり部13aの最小曲げ半径の先端にて接触しているものである。
なお、図6〜図9に示した最良形態の各第1補強リブ13は、その端が脚部12の底壁12aの端に位置するように形成してあるが、底壁12aの端に届く直前で消失するものであってもよい。また、各脚部12の底壁12aに対して、図6に示すように、この第1補強リブ13だけを形成して実施してもよいが、図7〜図9に示すように、この第1補強リブ13の他に第3補強リブ16をも形成するようにして実施してもよい。
さて、以上のような第1補強リブ13が脚部12の底壁12aに存在することによって、当該容器10の脚部12には、次のような作用が発揮される。まず、中身を入れる前の容器10では、その複数を積み重ねておいて、これを一枚宛取り出して中身を入れる作業がなされるが、その取り出しの際に、何れかの脚部12において、その対角線12cを中心に内側または外側に曲げようとする力が加わる。しかしながら、本発明に係る容器10では、その脚部12の底壁12aに第1補強リブ13が形成してあるから、この第1補強リブ13がその曲げようとする力を特に曲がり部13aにて吸収する。各曲がり部13aは、直線状体ではなく、直交かVまたはU字状をなしているからである。
特に、脚部12が曲がり易い屈曲部12bを有している場合であっても、この屈曲部12bの近傍に、この屈曲部12bの屈曲方向とは逆の屈曲方向を有する曲がり部13aを有した第1補強リブ13が設けられているため、屈曲部12bの屈曲がこの第1補強リブ13の曲がり部13aによって阻止されることになるのである。この場合、第1補強リブ13の曲がり部13aが、脚部12の屈曲部12bの屈曲箇所から多少ズレていても、補強効果が落ちることはない。
そして、吸収し切れなかった曲げようとする力を、曲がり部13a及びその他の部分を介して脚部12の底壁12aの全体に分散させて、対角線12cにて曲げようとする力を底壁12a全体を曲げようとする力に変換するから、底壁12aの対角線12c近傍だけに力を加えないことになる。
以上の結果、曲がり部13aを有する第1補強リブ13が底壁12aに存在することによって、脚部12は剛性の高いものとなり、当該脚部12は変形したり白化したりすることがなくなるのである。
従って、この請求項1の容器10は、材料シートが薄くなっても、十分な剛性を有して変形や白化がしにくい脚部12を備えたものとなっているのである。
(削除)
(削除)
脚部12における各対角線12cは、前述の図6〜図9に示したものと同様に、容器10が平面視正方形のものであれば、その隅部(コーナーになっている部分)の頂点を通る二等分線(対角線でもある)であり、容器10が平面視長方形状または多角形状のものであれば、各頂点を通る対角線となる。
(削除)
(削除)
(削除)
(削除)
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さらに、上記課題を解決するために、請求項1に係る発明の採った手段は、上記記載の容器10について、
「脚部12の屈曲部12b以外の底壁12aに、曲がり部13aを有さない直線状の第3補強リブ16を設けたこと」
である。
すなわち、この請求項1の容器10では、最良形態を示す図7〜図9に示したように、脚部12の底壁12aに、当該容器10の側壁15面に直交する第3補強リブ16を設けたものである。
(削除)
また、第1補強リブ13の第3補強リブ16は、脚部12の底壁12aにおける剛性を確保するとともに、これを当該容器10の側壁15面に直交する状態で形成することによって、側壁15から受ける力に対抗する摩擦力を台、棚または下側の容器10に対して発生させるものともなっている。
従って、この請求項1の容器10では、当該容器10を台、棚または下側の容器10に対して安定するものとなっているのである。
以上、説明した通り、請求項1に係る発明においては、
「シート成形されて、蓋体20を嵌合させたときにおいて、蓋体20を嵌合させた別の容器10が当該容器10の蓋体上に段積み可能な多角形容器10であって、底壁11の隅部に脚部12を脚部12以外の底壁11より下方に膨出形成し、
前記脚部12を、その底壁12aの一部に屈曲部12bを有したものとし、当該屈曲部12bは脚部12の内側と外側で屈曲方向が同じであって、
前記脚部12の底壁12aの屈曲部12bに、当該屈曲部12bの屈曲方向とは逆の屈曲方向を有する曲がり部13aと、当該曲がり部13aの両端から延びる第1補強リブ13を形成し、
さらに、前記脚部12の屈曲部12b以外の底壁12aに、曲がり部13aを有さない直線状の第3補強リブ16を設け、
前記曲がり部13aは、前記第3補強リブ16に接することなく、前記第1補強リブ13のみに接して連結していること」
にその構成上の特徴があり、これにより、脚部12の肉厚が薄くなっても、十分な剛性を有して変形や白化がしにくい脚部12を備えた容器10を、簡単な構成によって提供することができるのである。
また、請求項1に係る発明は、上記容器10について、
「脚部12の屈曲部12b以外の底壁12aに、曲がり部13aを有さない直線状の第3補強リブ16を設けたこと」にその構成上の特徴があり、これにより、上記容器10と同様な効果を発揮する他、十分な滑り止め効果をも有する脚部12を備えた容器10を、簡単な構成によって提供することができるのである。
次に、上記のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した最良形態である容器10について説明すると、図1には、最良形態に係る容器10の上に蓋体20を嵌合した状態が、断面図で示してある。
これらの容器10も蓋体20も、合成樹脂シートを材料として、真空または圧空成形したものであるが、本最良形態で使用した合成樹脂シートの厚さは、0.1mm〜2.0mmものある。この合成樹脂シートの厚さが0.1mmより薄いと、当該容器10をゴミの減量に役立てることはできるが、上記シート成形によっては設計通りの脚部12が形成できない。(容器10としての最低限の強度が出せない。)また、この合成樹脂シートの厚さが2.0mmより厚い場合には、当該容器10をゴミの減量に役立てることができないだけでなく、上記シート成形によっては設計通りの脚部12が形成できない。以上のことを総合すると、使用する合成樹脂シートの厚さは、0.3mm〜0.5mmものが好適である。
また、図1に示し最良形態の容器10の平面視形状は、長方形状のものであるが、本発明は、平面視形状が多角形状のものについても適用することができるものである。
さて、容器10は、図2の(a)または(b)に示したように、収納物(中身)を載置するための底壁11を平面視ほぼ四角形状にしたものであり、その周囲に形成してある側壁15の上部に、本最良形態では、蓋体20側の嵌合フランジ21が嵌合される嵌合フランジ15aが形成してある。つまり、この容器10は、これ単独で、中身を入れた状態でラップで包み込むようにして使用されることもあるが、蓋体20を嵌合して使用されることもあるものである。
なお、本最良形態に係る容器10の底壁11には、図2に示したように、長辺方向に長く延在する複数の案内リブ17を形成したものであり、これらの案内リブ17の間には第4補強リブ11aが形成してある。各案内リブ17は、図5にも示したように、高さが1mm〜3mmで、その間隔は箸が通せる程度にしてあり、各案内リブ17の間の第4補強リブ11aについてはこれをピッチが5mm〜22mmの波状のものとしてある。これらの案内リブ17及び第4補強リブ11aは、例えば中身である「刺身」を各案内リブ17によって底壁11から少し上げた状態で支持するとともに、この刺身を箸で取り出す際の助けを行うものである。つまり、箸を、その先端が底壁11上に当接した状態で各案内リブ17の間に差し込んでそのまま底壁11上を滑らせると、各案内リブ17がこの箸を案内するとともに、各第4補強リブ11aが動かされている箸を僅かに上下させるから、互いにくっつきあっている刺身を剥がすことになるのである。従って、底壁11に形成してある第4補強リブ11a及び案内リブ17によって、中身の刺身の箸による取り出しが、刺身を崩すことなく、かつ取り出そうとしているのとは別の刺身に傷を付けることなく行えるのである。
この容器10を構成している底壁11の各隅部(長方形状であるから合計4個ある)には、図2に示したように、脚部12が形成してある。各脚部12は、図2の(a)に示したように、各隅部の全てに独立したものとして形成して実施してもよく、また、図2の(b)に示したように、隣接し合う各脚部12が連続して、「コ字状」のものとなるように形成して実施しても良い。
なお、本最良形態の容器10では、各脚部12に対向する側壁15の内側に、図2〜図5及び14に示したように、複数の縦リブ18が形成してある。各縦リブ18は、当該容器10の各隅部の剛性を高める他、図2及び図14に示したように、平らな上端面を有したものとして形成したものであることから、この上端面に、蓋体20側の隅リブ22の下面(これも平らな面に形成してある)が載置できるようにしたものである。つまり、最良形態の容器10は蓋体20が嵌合されるものでもあるが、蓋体20を嵌合した別の容器10が当該容器10の蓋体20上に載置(段積み)されたときに、当該容器10側の縦リブ18と蓋体20側の隅リブ22が当接し合うことにより、これらの蓋体20と隅リブ22とが「柱」あるいは「土台」の役目を果たすことになって、蓋体20や容器10が潰れるのを防止するのである。
さて、これらの縦リブ18に向かう各脚部12の底壁12aには、図6〜図9に示したように、第1補強リブ13のみを形成したり(図6の場合)、第1補強リブ13と第3補強リブ16とを形成したり(図7〜図9の場合)することがなされる。
第1補強リブ13は、脚部12の底壁12aの一部に形成されて、曲がり部13aを有したものであり、また、第3補強リブ16は、脚部12の底壁12aに形成されて、当該容器10の側壁15面に直交するものである。
この第1補強リブ13については、曲がり部13aを有している必要があるが、この曲がり部13aの形状としては、図6〜図9に示したように、種々のものが適用できる。これらの図6〜図9に示した最良形態の場合、各第1補強リブ13の曲がり部13aは、脚部12の対角線12c上になるが、この曲がり部13aの位置は必ずしも対角線12c上でなくても構わない。各対角線12cは、図6〜図9に示したような位置になるものであるが、容器10が平面視正方形状、長方形状または多角形状のものであれば、各頂点を通る対角線となる。
各曲がり部13aの形状としては、図6〜図9の各(a)に示したような「直交タイプ」、図6、及び図7の各(b)に示したような「Vの字タイプ」、図6〜図8の各(c)、及び図9の(b)とに示すような「Uの字タイプ」がある。図9の(b)に示した「Uの字タイプ」では、2本の第1補強リブ13が各曲がり部13aの先端にて接触させたものである。
一方、各対角線12cは、前述の図6〜図9に示したものと同様に、容器10が平面視、正方形状、長方形状または多角形状のものであれば、各頂点を通る対角線となる。
(削除)
さて、以上の容器10に嵌合される蓋体20であるが、図11〜図13に示したように、上記容器10側の嵌合フランジ15aに上方から嵌合されることになる嵌合フランジ21を、当該蓋体20の側壁の下端に形成したものである。なお、この蓋体20における側壁は、図1及び図12にも示したように、容器10側の側壁15よりも高さが高いものとして形成してあり、中身の収納空間を十分となるようにするとともに、中身の外部からの視認が容易になるようにしてある。
また、この蓋体20の側壁の隅部近傍には、図11〜図13に示したように、外端面が天板の端から嵌合フランジ21に向けて傾斜する隅リブ22が形成してある。各隅リブ22は、前述した通り、その下面を平らなものとしたものであり、この下面は、当該蓋体20を容器10に嵌合したとき、容器10側の縦リブ18の平らな上端面に当接することになるものである。
従って、最良形態の容器10に蓋体20が嵌合されたとき等において、蓋体20を嵌合した別の容器10が当該容器10の蓋体20上に載置(段積み)されたときに、上述したように、当該容器10側の縦リブ18と蓋体20側の隅リブ22が当接し合うことにより、これらの蓋体20と隅リブ22とが「柱」あるいは「土台」の役目を果たすことになって、これら容器10側の縦リブ18及び蓋体20側の隅リブ22は、蓋体20や容器10が潰れるのを防止するのである。
本発明に係る容器に蓋体を嵌合したときの拡大縦断面図である。 同容器の平面視を示すもので、(a)は各隅部で独立した脚部を有するものの平面図、(b)はコ字状2箇所の隅部に位置してコ字状に連なった脚部を有するものの平面図である。 同容器の正面図である。 同容器の正面からみた縦断面図である。 同容器の側面からみた縦断面図である。 同容器の各脚部の底壁に単独で形成した第1補強リブを例示するもので、(a)は直交タイプ、(b)はVの字タイプ、(c)はUの字タイプの第1補強リブを示す各部分拡大平面図である。 同容器の各脚部の底壁に第3補強リブとともに形成した第1補強リブを例示するもので、(a)は直交タイプ、(b)はVの字タイプ、(c)はUの字タイプの第1補強リブを示す各部分拡大平面図である。 同容器の各脚部の底壁に一部が第3補強リブに接触する状態で形成した第1補強リブを例示するもので、(a)は直交タイプ、(b)はUの字タイプの第1補強リブを示す各部分拡大平面図である。 同容器の各脚部の底壁に交差または接触するように形成した第1補強リブを例示するもので、(a)は直交タイプ、(b)は先端で接触するUの字タイプ (削除) 同容器に嵌合される蓋体の平面図である。 同蓋体の正面図である。 同蓋体の側面図である。 容器と蓋体とを嵌合させた時の部分拡大断面図である。 従来の技術を示す底面図(a)及び縦断面図(b)である。
10 容器
11 底壁
11a 第4補強リブ
12 脚部
12a 底壁
12b 屈曲部
12c 対角線
13 第1補強リブ
13a 曲がり部
15 側壁
15a 嵌合フランジ
16 第3補強リブ
17 案内リブ
18 縦リブ
20 蓋体
21 嵌合フランジ
22 隅リブ

Claims (1)

  1. シート成形されて、蓋体を嵌合させたときにおいて、蓋体を嵌合させた別の容器が当該容器の蓋体上に段積み可能な多角形容器であって、底壁の隅部に脚部を脚部以外の底壁より下方に膨出形成し、
    前記脚部を、その底壁の一部に屈曲部を有したものとし、当該屈曲部は脚部の内側と外側で屈曲方向が同じであって、
    前記脚部の底壁の屈曲部に、当該屈曲部の屈曲方向とは逆の屈曲方向を有する曲がり部と、当該曲がり部の両端から延びる第1補強リブを形成し、
    さらに、前記脚部の屈曲部以外の底壁に、曲がり部を有さない直線状の第3補強リブを設け、
    前記曲がり部は、前記第3補強リブに接することなく、前記第1補強リブのみに接して連結していることを特徴とする容器。
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