JP2011020585A - 車両用空気ばね及びその吊治具装着方法 - Google Patents

車両用空気ばね及びその吊治具装着方法 Download PDF

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Abstract

【課題】運搬に便利な吊治具が装着可能でありながら、吊下げ構成故に生じる上支持部と下支持部とが当接する不都合が生じないようにして、ストッパーとしての耐久性の不利を招くことなく吊下げ移動に好適となるように改善された車両用空気ばねを提供する。
【解決手段】車体側の上支持部1と、その下方に配置される台車側の下支持部2とに亘ってゴム製のダイヤフラム3を設けて成る車両用空気ばねにおいて、上支持部1と下支持部2とのそれぞれに互いに共通の縦軸心Pを有する雌ねじ16,17を設け、下支持部2の雌ねじ17が、空気ばね吊り下げ用で略棒状を呈する吊治具Bの下端部に形成される下雄ねじ22に螺着可能に構成され、かつ、上支持部1の雌ねじ16が、吊治具Bにおける下雄ねじ22から上方に離れて形成される上雄ねじ21に螺着可能に構成されるとともに、上支持部1の雌ねじ16が、これを下雄ねじ21が通過可能な状態に設定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用空気ばね及びその吊治具装着方法に係り、詳しくは、車体側の上支持部と、その下方に配置される台車側の下支持部とに亘って弾性材製のダイヤフラムを設けて成る車両用空気ばね、並びに車両用空気ばねの吊治具装着方法に関するものである。
従来、この種の車両用空気ばね、例えば図4に示すように、積層ゴム構造のストッパーsを下支持部2の下部に有する鉄道車両用空気ばねAを運搬する場合がある。即ち、クレーンフック(図示省略)の引掛けが可能なループ部23を上端に有し、かつ、下端に雄ねじ22を有する棒状吊治具Bを用いて、まず、上支持部1の中心に開けられているエア給排孔31を通して吊治具Bを差込み、その下端の雄ねじ22を空気ばねAの下支持部2であるビードシート5の中心に形成されている雌ねじ17に螺着させる。それから、上端のループ部23にクレーンフックを引っ掛けて空気ばねAを吊上げ、そしてその吊下げ状態で横移動させる、という具合になる。
また、図5に示すように、積層ゴム構造のストッパーsを予圧縮させた状態で下支持部2に内装する鉄道車両用空気ばねAにおいては、上支持部1の筒ボス部1eの中央に形成されている通し孔32を用いて棒状の吊治具Bを差込み、予圧縮させるためのカバー蓋状の押え蓋5の中心に形成されている雌ねじ17に先端の雄ねじ22を螺着させて吊治具Bを装着する。それ以降は前述の場合(図4に示す空気ばね)と同様である。尚、図4,5において、3はダイヤフラム、Pは軸心、6は上支持部1に一体化される被滑り板、12は下支持部2に一体化される滑り板である。このように、吊治具を用いての移動が可能な車両用空気ばねの例としては、特許文献1,2,3,4において開示されるもの等が知られている。
一般に、ダイヤフラムがエアレス状態になった場合の上支持部とした支持部との当接を円滑に行わすべく、滑り板と被滑り板とが上支持部の下面側と下支持部の上面側に振り分けて装備されている。例えば、フッ素樹脂製の板材で滑り板が、かつ、ステンレス板で被滑り板がそれぞれ構成され、低摩擦係数によって上支持部と下支持部との当接によるダメージがまず生じないように設定されている。
ところが、ダイヤフラムがエアレス状態における前述の吊治具を用いての吊下げ運搬手段では、吊治具の棒状部と上支持部とは単に遊嵌合しているだけであるから、吊上げている間は上支持部が下方移動して下支持部に常時当接している。従って、パンクやエアレス状態での若干の車両移動といった臨時用としての滑り板と被滑り板との当接並びに擦れが、想定外の吊下げ移動中にも生じる問題がある。また、吊治具を装着したままで貨物鉄道やトラックで運搬されるような場合には、長時間に亘って滑り板と被滑り板とが擦れ合い、商品として使用前に既に摩滅している不都合の可能性も考えられる。
特開2001−355667号公報 特開2005−231464号公報 特開2008−115959号公報 特開2008−304027号公報
本発明の目的は、構造の見直しや工夫を凝らすことにより、運搬に便利な吊治具が適用できるように構成されていながらも、その吊下げ構成故に生じる上支持部の下面と下支持部の上面とが当接する不都合が極力生じないようにして、ストッパーとしての耐久性の不利を招くことなく吊下げ移動に好適となるように改善される車両用空気ばねを提供する点にある。
請求項1に係る発明は、車体側の上支持部1と、その下方に配置される台車側の下支持部2とに亘って弾性材製のダイヤフラム3を設けて成る車両用空気ばねにおいて、前記上支持部1と前記下支持部2とのそれぞれに互いに共通の縦軸心Pを有する雌ねじ16,17を設け、前記下支持部2の雌ねじ17が、空気ばね吊り下げ用で略棒状を呈する吊治具Bの下端部に形成される下雄ねじ22に螺着可能に構成され、かつ、前記上支持部1の雌ねじ16が、前記吊治具Bにおける前記下雄ねじ22から上方に離れて形成される上雄ねじ21に螺着可能に構成されるとともに、前記上支持部1の雌ねじ16が、これを前記下雄ねじ21が通過可能な状態に設定されていることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両用空気ばねにおいて、前記下支持部2が、前記ダイヤフラム3の下ビード部3dを載置支持し、かつ、前記台車側に支持される下部台受4と、前記下部台受4に載置される弾性部aと、前記弾性部aを予圧縮させた状態で前記下部台受4に係止され、かつ、前記上支持部1を載置支持可能な押え蓋5とを有する弾性ストッパーとして構成されており、前記下支持部2の雌ねじ17が前記下部台受4に形成されるとともに、吊治具Bの下雄ねじ22が前記雌ねじ17に螺合することを許容するための通し孔19,11が前記押え蓋5及び前記弾性部aに形成されていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の車両用空気ばねにおいて、前記押え蓋5の通し孔19と、その内側に位置する前記吊治具Bとが密嵌合構造に構成されていることを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用空気ばねにおいて、前記上支持部1の下面と前記上支持部2の上面とに、滑り板12と被滑り板6とを振分けて配置し、前記ダイヤフラム3がエアレス状態になったときには前記滑り板12と前記被滑り板6とが当接する構造とされていることを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、車体側の上支持部1と、その下方に配置される台車側の下支持部2とに亘って弾性材製のダイヤフラム3を設けて成る車両用空気ばねAを吊上げるべく、略棒状の吊治具Bを前記車両用空気ばねAに着脱可能に装備させる車両用空気ばねの吊治具装着方法において、
前記上支持部1と前記下支持部2とのそれぞれに互いに共通の縦軸心Pを有する雌ねじ16,17を形成するとともに、前記吊治具Bの下端部に下雄ねじ22を、かつ、上下中間部に上雄ねじ21をそれぞれ形成しておき、
前記上支持部1の雌ねじ16をやり過ごして挿入される前記下雄ねじ22を前記下支持部2の雌ねじ17に螺着させるとともに、前記上雄ねじ21を前記上支持部1の雌ねじ16に螺着させることにより、前記車両用空気ばねAに吊治具Bを装備させることを特徴とするものである。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の車両用空気ばねの吊治具装着方法において、前記車両用空気ばねAとして、前記ダイヤフラム3の下ビード部3dを載置支持し、かつ、前記台車側に支持される下部台受4と、前記下部台受4に載置される弾性部aと、前記弾性部aを予圧縮させた状態で前記下部台受4に係止され、かつ、前記上支持部1を載置支持可能な押え蓋5とを有する弾性ストッパーとして構成される前記下支持部2を有するとともに、前記下支持部2の雌ねじ17が前記下部台受4に形成され、かつ、吊治具Bの下雄ねじ22が前記雌ねじ17に螺合することを許容するための通し孔19,11が前記押え蓋5及び前記弾性部aに形成されたものを用意し、前記上支持部1の雌ねじ16及び前記各通し孔19,11をやり過ごして挿入される前記下雄ねじ22を前記下支持部2の雌ねじ17に螺着させることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、詳しくは実施形態の項にて説明するが、吊治具と螺合されるねじ部が上支持部と下支持部との双方に設けられているので、空気ばねがエアレス状態であっても上支持部と下支持部との間に間隙を設けた状態で吊治具を装着することが可能になる。故に、吊り下げ移動や保管するべく吊治具が装着されている車両用空気ばねにおいては、上支持部と下支持部とが不要に当接したり擦れ合うことが生じないようになる。加えて、車両用空気ばねが従来の1箇所から2箇所で吊治具に支えられるので、空気ばねの重量が分散支持され、変形や歪の可能性がより少なくした安定支持状態で移動させることが可能になる。その結果、運搬に便利な吊治具が適用できるように構成されていながらも、その吊下げ構成故に生じる上支持部の下面と下支持部の上面とが当接する不都合が極力生じないように、かつ、より安定的に支持される状態で、ストッパーとしての耐久性の不利を招くことなく吊下げ移動に好適となるように改善される車両用空気ばねを提供することができる。
請求項2の発明によれば、吊治具の下雄ねじに螺合する下雌ねじが下部台受に形成されていて、空気ばねの吊り下げ時にはストッパーである下支持部をその下部から持上げ支持する状態となる。従って、押え蓋を下部台受に係止させる手段(ボルト13等)に吊下げによる荷重が作用しない状態にすることができ、その「係止させる手段」に不要な強度を持たせなくて済むスマートな構成(設計)の車両用空気ばねを提供することができる。
請求項3の発明によれば、押え蓋の通し孔と吊治具とが密嵌合される設定であるから、吊治具の空気ばねへの装着により、上支持部と下支持部とのそれぞれの軸心の位置を互いに合致させることが可能になる。これにより、ダイヤフラムを上下の支持部に組付ける際に、吊治具を用いて上支持部と下支持部とをそれぞれの軸心(芯)が一致する状態で仮固定できるので、ダイヤフラムの上下支持部への組付け作業が行い易いとか、組付け作業効率が向上するといった利点を得ることが可能になる。
請求項4の発明によれば、上支持部の下面と上支持部の上面とに振分け配置される滑り板と被滑り板とにより、空気ばねがエアレス状態になったときの上支持部と下支持部とが摩擦少なく円滑に当接する好ましい状態にすることができる。そして、エアレス状態になったときのみ、換言すれば、臨時に当接されるべき滑り板と被滑り板とが、吊治具の装着により、吊下げ移動や運搬中等の非臨時状態に不用意に当接することが防止されるようになり、滑り板と被滑り板との耐久性向上が期待できる利点が得られる。
請求項5の発明は、吊治具の車両用空気ばねへの装着方法を規定するものであり、請求項1の発明による前記効果と同等の効果を得ることが可能な車両用空気ばねの吊治具装着方法を提供することができる。
請求項6の発明によれば、請求項5と同様に吊治具の車両用空気ばねへの装着方法を規定するものであり、請求項2の発明による前記効果と同等の効果を得ることが可能な車両用空気ばねの吊治具装着方法を提供することができる。
鉄道車両用空気ばねの構造を示す断面図(実施例1) 吊治具がセットされた図1の鉄道車両用空気ばね 吊治具を示す正面図 従来の鉄道車両用空気ばねその1を示す断面図 従来の鉄道車両用空気ばねその2を示す断面図
以下に、本発明による車両用空気ばねの実施の形態を、鉄道車両用のものに適用した場合について図面を参照しながら説明する。本発明は、トラックやバス等の自動車や産業車両に適用される車両用空気ばねとすることが可能である。
〔実施例1〕
図1,2に鉄道車両用空気ばね(以下、単に「空気ばね」と略称する)Aが示されている。この空気ばねAは、車体側の上支持部1と、その下方に配置される台車側の下支持部2と、これら上支持部1と下支持部2とに亘って設けられるゴム(弾性材の一例)製のダイヤフラム3と、を有して構成されている。下支持部2は、台車に支持される下受台部4と、積層ゴム構造の弾性部aと、押え蓋(ビードシートとも言う)5とを有する弾性ストッパーとして構成されている。
上支持部1は、上下方向視で円形を呈する鋼板製の支持座1a、これの下面に固着される深皿状で鋼板製の有底筒部1b、これら両者1a,1bに亘って固定される上下軸心Pを有する筒状で孔付のスペーサ1c、有底筒部1bの径外側において支持座1aの下面側に一体化されるリング状でゴム製の上受座1d、軸心Pを有して支持座1aの上面に一体化される筒ボス部1e、及び支持座1aの対向する部位に一体化される一対の給排ボス1f,1gを有して構成されている。上受座1dは、有底筒部1bの外周面には薄膜状で支持座1aの下面内側には厚肉状に形成され、かつ、径外側ほど下方に厚くなる形状(略鉢伏形状)に形成されている。有底筒部1bの下面には、ステンレス材製で円環状を呈する被滑り板6が接着等によって一体化されている。
ダイヤフラム3は、支持座1aと有底筒部1bとで形成される上隅角部に圧入的に嵌合される上ビード部3a、広い面積でもって上受座1dで受け止められる円板上部3b、最も横方向に張り出す本体部3c、及び、下支持部2の上端外周壁4aの外周面とフランジ部4bの上面とで形成される下隅角部にアタッチメントリング7を介して圧入的に嵌合される下ビード部3dを有して形成されている。つまり、自動車のタイヤとホイールとの関係のように、上支持部1と下支持部2との双方にダイヤフラム3がボルト等の締結構造無しに嵌合装着される構造、いわゆる「セルフシール型ダイヤフラム」を持つ構造に構成されている。
下支持部2は、前述の上端外周壁4a、前述のフランジ部4b、及びフランジ部4bに続く略深皿状の底壁部4cを有して成る下受台部4と、この下受台部4に搭載される弾性部aと、フランジ部4bの内周側にボルト止めされる押えリング8で抜け止め支持される押え蓋5と、を有して構成されている。押え蓋5は、フッ素樹脂等の低摩擦材で成り円環状を呈する滑り板12が一体装備される上壁5aと、上壁5aの外周から下方に延びる側周壁5bと、側周壁5bの下端から径外側に拡がり形成される係止フランジ5cとを有する金属板から構成されている。
弾性部aは、4枚の円環状金属板9と3個の円筒状ゴム層10とを交互に上下に積層一体化して成り、その中心孔(通し孔の一例)11は軸心Pを共有している。再下段の金属板9は、底壁部4cの上面側に形成される突出外周部4dに内嵌され、かつ、再上段の金属板9は、押え蓋5の隆起中心部5dに外嵌されることにより、位置決め状態で底壁部4cと押え蓋5との上下間に介装されている。
下支持部2を組付状態にするには、弾性部aを底壁部4cに載置してその上に押え蓋5を載せて蓋をするように被せる。そして、押えリング8を、押え蓋5を通過させて上端外周壁4aの内側に落し込んでフランジ部4bの内周側の上に位置させ、その状態で複数のボルト13を用いてフランジ部4bに螺着させて絞め込んでゆくことにより、弾性部aを所定量上下に圧縮させた状態で下受台部4に装備させることができる。尚、押えリング8の内周面には、弾性部aの横移動、即ち押え蓋5の横移動をソフトに規制するためのゴム層8aが焼付けや加硫接着等にの手段によって一体装備されている。
要するに、下支持部2が、ダイヤフラム3の下ビード部3dを載置支持し、かつ、台車側に支持される下部台受4と、下部台受4に載置される弾性部aと、弾性部aを予圧縮させた状態で下部台受4に係止され、かつ、上支持部1を載置支持可能な押え蓋5とを有する弾性ストッパーとして構成されている。そして、下支持部2の雌ねじ17が下部台受4に形成されるとともに、吊治具Bの下雄ねじ22が下雌ねじ17に螺合することを許容するための通し孔19及び中心孔11が押え蓋5及び弾性部aに形成されている。
アタッチメントリング7は、図1,図2に示すように、フランジ部4bに載せ付けられるプレス鋼板製の支持円板14と、その上面側に加硫接着等によって一体化される環状ゴム15とで形成されている。環状ゴム15は、下ビード部3dに嵌合するような形状に形成されるSBR(スチレン・ブタジエン・ゴム)やNR等であって、その上面部分15Aを、アラミド短繊維入りゴム、即ち複合ゴムに形成すれば好都合である。即ち、環状ゴム15における下ビード部3dを受止める部分である上面部分15Aが合成繊維短繊維入りゴムで補強形成され、その複合ゴム部15Aを設けることにより、下支持部2とダイヤフラム3との摩擦を低減可能になるからである。
尚、実施例1による空気ばねAにおいては、ダイヤフラム3内部への空気の給排は一対の給排ボス1f,1gを用いて行われるので、空気ばねAとしての使用時には、テーパー栓(図示省略)で筒ボス部1eの上雌ねじ16を閉塞することになる。
次に、吊治具B、並びに空気ばねAの吊治具装着構造及び方法について説明する。図3に示すように、吊治具Bは、軸状の吊本体20と、その上端に螺着されるループ部23と、ロックナット24とを有して成る略棒状で金属製のものに構成されている。吊本体20の一端には上雄ねじ21が形成され、他端には上雄ねじ21より小径の下雄ねじ22が形成されており、ロックナット24を伴ってループ部23が上雄ねじ21に螺着されている。
一方、空気ばねAにおいては、上雄ねじ21に螺合可能な上雌ねじ16が筒ボス部1eに形成され、下雄ねじ22に螺合可能な下雌ねじ17が底壁部4cに形成されており、吊本体20の通過が可能な挿通孔18が支持座1a有底筒部1bに、かつ、吊本体20の通過が可能な通し孔19が上壁5aには吊本体20の通過が可能な挿通孔18,18,19が形成されている。下雄ねじ17は、底壁部4cの中央に一体突設される隆起部4eに主として形成されている。
つまり、上支持部1と下支持部2とのそれぞれに互いに共通の軸心(縦軸心)Pを有する上雌ねじ16と下雄ねじ17が設けられている。下雌ねじ17が、空気ばね吊り下げ用で略棒状を呈する吊治具B(図2,3参照)の下端部に形成される下雄ねじ22に螺着可能に構成され、かつ、上雌ねじ16が、吊治具Bにおける下雄ねじ22から上方に離れて形成される上雄ねじ21に螺着可能に構成されている。そして、吊本体における上雄ねじ21を除く部分の外径が、上雌ねじ16の最小内径よりも若干小さく設定されており、これによって、上支持部1の雌ねじ16が、これを下雄ねじ22が通過可能な状態に設定されている。
空気ばねAを吊上げるべく、吊治具Bを空気ばねAに着脱可能に装備させる車両用空気ばねの吊治具装着方法について説明する。図3に示す吊治具Bを持上げて空気ばねAの軸心P上に位置させてから下方に移動させ、下雄ねじ22を上支持部1の上雌ねじ16に差込む挿入工程を行う。すると、吊本体20における上雄ねじ21以外の部分は、上雌ねじ16、上下の挿通孔18,18、通し孔、及び中心孔11を通過し、雌ねじ16をやり過ごして挿入される下雄ねじ22を下雌ねじ17に螺着させるべく、吊治具Bを回して締め込む締込工程を行う。この締込工程により、上雄ねじ21と上雌ねじ16との螺合による上ねじ部naと、下雄ねじ22と下雌ねじ17との螺合による下ねじ部nbとが新たに形成される。
下雄ねじ22の下雌ねじ17への螺合が開始されるとすぐに上雄ねじ21の上雌ねじ16への螺合も開始される。このとき、下ねじ部nbのネジピッチよりも上ねじ部naのネジピッチの方が大きいので、エアレス状態であって被滑り板6と滑り板12とが当接するまで下降している上支持部1が、下支持部2に対して持ち上がり移動する。下ねじ部nbが所定量螺合されて、被滑り板6と滑り板12との間に所定の上下間隔が形成される装着状態になると吊治具Bの回し操作を止め、図2に示すように、吊治具Bの空気ばねAへの螺合による組付け(螺装)が完了する。吊治具Bがセットされていれば被滑り板6と滑り板12とは上下に離れており、移動中や運搬中に振動や横揺れがあっても、それら両者6,12が擦れ合うことは生じない。
図2に示す吊治具Bがセットされた空気ばねAを移動するには、クレーンのフック(図示省略)をループ部23に引掛けてから前記フックを上昇さて空気ばねAを吊上げ、その吊下げ状態の空気ばねAを所定の場所に移動するようになる。トラックや貨物列車等の移動手段で運ばれた先において吊治具Bを空気ばねAから外すには、吊時具Bを緩み方向に回して上下のねじを解除し、それから吊治具Bのみを上昇移動させれば良い。
以上のように、実施例1による車両用空気ばね及びその吊治具装着方法によれば、次のような作用効果が得られる。1.上下にねじ部na,nbが設けられているので、空気ばねAがエアレス状態であっても吊治具Bの空気ばねAへの装着操作により、自動的に上支持部1と下支持部2、つまりは被滑り板6と滑り板12との間に、上下の隙間を空けることが可能である。そして、空気ばねAの重量が従来の1箇所から2箇所で吊治具Bに支えられるので、空気ばねの重量が分散支持され、変形や歪なく安定支持状態で移動させることが可能になる。
2.下ねじ部nbよりも上ねじ部naの方がネジピッチが大きいので、空気ばねAに装着すべく吊治具Bを締付け方向に回すだけで、上支持部1を下支持部2に対して上昇移動させることができる。従って、吊治具Bを回し操作するだけで、空気ばねAへの治具装着動作と上支持部1と下支持部2との引き離し及び維持動作との双方が一挙に行え、エアレス状態の空気ばねAであっても簡単で便利に吊治具Bの装着が行える利点がある。
3.押え蓋5の通し孔19と吊本体20とが密嵌合(圧入ではなく隙間の極小さな遊嵌合)されるように設定されているので、吊治具Bの空気ばねAへのセット(装着)により、上支持部1と下支持部2との軸心Pの位置を合わせることが可能である。この現象を利用すれば、ダイヤフラム3を上下の支持部1,2に組付ける際に、吊治具Bを用いて上支持部1と下支持部2とをそれぞれの軸心(芯)が一致する状態で仮固定できるので、上下のビード部3a,3dそれぞれの嵌め込み装着作業が行い易いとか、組付け作業効率が向上するといった利点を得ることが可能になる。
4.下ねじ部nbが壁部4cに形成されていて、空気ばねAの吊り下げ時にはストッパーである下支持部2がその下部から持上げられる状態となり、押えリング8を止めるボルト13に張力が作用しない。従来(図4,5に示す空気ばねA)では、押え蓋5と吊本体20とが螺着されていたので、空気ばねの吊上げ時には、下支持部2の殆どの重量を複数のボルト13が受け持つことになり、想定外の軸力がボルト13に作用する。従って従来ではボルト13を、吊下げ移動にも耐える強度を有する丈夫なボルトにする必要があったが、実施例1の空気ばねAでは、弾性部aの予備圧縮に耐えるだけの強さ(本来の強さ)を有するボルトで済む利点がある。
5.上記利点1.〜4.により、空気ばねAの吊下げ移動や運搬が不都合なく円滑に行えるようになり、空気ばねAに関する組立、検査、梱包等の生産に纏わる作業の簡単化や、それによる効率化が可能となる利点もある。
〔別実施例〕
図示は省略するが、押え蓋5を取り付けるためのボルト13を丈夫なものにして、下雄ねじ22に螺合する下雌ねじ17が押え蓋5に形成される空気ばねでも良い。この場合、吊治具Bは、図3に示すものより長さを短くした小型のものにできる利点がある。
1 上支持部
2 下支持部
3 ダイヤフラム
3d 下ビード部
4 下部台受
5 押え蓋
6 被滑り板
11 弾性部の通し孔
12 滑り板
16 上支持部の雌ねじ
17 下支持部の雌ねじ
19 押え蓋の通し孔
21 上雄ねじ
22 下雄ねじ
A 車両用空気ばね
B 吊治具
P 縦軸心
a 弾性部

Claims (6)

  1. 車体側の上支持部と、その下方に配置される台車側の下支持部とに亘って弾性材製のダイヤフラムを設けて成る車両用空気ばねであって、
    前記上支持部と前記下支持部とのそれぞれに互いに共通の縦軸心を有する雌ねじを設け、前記下支持部の雌ねじが、空気ばね吊り下げ用で略棒状を呈する吊治具の下端部に形成される下雄ねじに螺着可能に構成され、かつ、前記上支持部の雌ねじが、前記吊治具における前記下雄ねじから上方に離れて形成される上雄ねじに螺着可能に構成されるとともに、前記上支持部の雌ねじが、これを前記下雄ねじが通過可能な状態に設定されている車両用空気ばね。
  2. 前記下支持部が、前記ダイヤフラムの下ビード部を載置支持し、かつ、前記台車側に支持される下部台受と、前記下部台受に載置される弾性部と、前記弾性部を予圧縮させた状態で前記下部台受に係止され、かつ、前記上支持部を載置支持可能な押え蓋とを有する弾性ストッパーとして構成されており、前記下支持部の雌ねじが前記下部台受に形成されるとともに、吊治具の下雄ねじが前記雌ねじに螺合することを許容するための通し孔が前記押え蓋及び前記弾性部に形成されている請求項1に記載の車両用空気ばね。
  3. 前記押え蓋の通し孔と、その内側に位置する前記吊治具とが密嵌合構造に構成されている請求項2に記載の車両用空気ばね。
  4. 前記上支持部の下面と前記上支持部の上面とに、滑り板と被滑り板とを振分けて配置し、前記ダイヤフラムがエアレス状態になったときには前記滑り板と前記被滑り板とが当接する構造とされている請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用空気ばね。
  5. 車体側の上支持部と、その下方に配置される台車側の下支持部とに亘って弾性材製のダイヤフラムを設けて成る車両用空気ばねを吊上げるべく、略棒状の吊治具を前記車両用空気ばねに着脱可能に装備させる車両用空気ばねの吊治具装着方法であって、
    前記上支持部と前記下支持部とのそれぞれに互いに共通の縦軸心を有する雌ねじを形成するとともに、前記吊治具の下端部に下雄ねじを、かつ、上下中間部に上雄ねじをそれぞれ形成しておき、
    前記上支持部の雌ねじをやり過ごして挿入される前記下雄ねじを前記下支持部の雌ねじに螺着させるとともに、前記上雄ねじを前記上支持部の雌ねじに螺着させることにより、前記車両用空気ばねに吊治具を装備させる車両用空気ばねの吊治具装着方法。
  6. 前記車両用空気ばねとして、前記ダイヤフラムの下ビード部を載置支持し、かつ、前記台車側に支持される下部台受と、前記下部台受に載置される弾性部と、前記弾性部を予圧縮させた状態で前記下部台受に係止し、かつ、前記上支持部を載置支持可能な押え蓋とを有する弾性ストッパーとして構成される前記下支持部を有するとともに、前記下支持部の雌ねじが前記下部台受に形成され、かつ、吊治具の下雄ねじが前記雌ねじに螺合することを許容するための通し孔が前記押え蓋及び前記弾性部に形成されたものを用意し、前記上支持部の雌ねじ及び前記各通し孔をやり過ごして挿入される前記下雄ねじを前記下支持部の雌ねじに螺着させる請求項5に記載の車両用空気ばねの吊治具装着方法。
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