JP2008304027A - 空気ばね装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水平方向において一方向のばね定数と他方向のばね定数とを大きく異ならせるとともに、耐久性の低下を抑制する。
【解決手段】上下一対の面板11、12、およびこれらの面板11、12に両端開口部がそれぞれ気密に連結された筒状のゴム膜13を備えるダイヤフラム14と、下面板11の下面に上端開口部が取り付けられた筒状の積層ゴム部材15と、が備えられ、車体と台車との間に配設される空気ばね装置10であって、積層ゴム部材15の内側には、下面板11の下面と、積層ゴム部材15の下端19とを連結する連結バー20が設けられ、この連結バー20は、その長さ方向における一端部20aが、積層ゴム部材15の下端19に、水平方向に延びる第1軸線回りに回転自在に取り付けられるとともに、他端部20bが下面板11の下面に取り付けられ、前記第1軸線に沿った方向の移動が拘束されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車体と台車との間に配設される空気ばね装置に関するものである。
この種の空気ばね装置として、上下一対の面板、およびこれらの面板に両端開口部がそれぞれ気密に連結された筒状のゴム膜を備えるダイヤフラムと、前記上下一対の面板のうち下側に位置する下面板の下面に上端開口部が取り付けられた筒状の積層ゴム部材と、が備えられた構成が知られている。
ところで近年では、水平方向において一方向のばね定数と他方向のばね定数とを異ならせた異方性の空気ばね装置が提供されている。
このような空気ばね装置として、例えば下記特許文献1には、下面板若しくは積層ゴム部材の上端に、車両前後方向に延在した長穴を形成するとともに、積層ゴム部材の下端に先端が前記長穴に挿入されたストッパーを立設した構成が提案されている。
この空気ばね装置においては、ダイヤフラムと積層ゴム部材とが相対的に車両左右方向に移動させられたときに、ストッパー部材が長穴の内周面に当接してこの移動が抑制されることにより、ばね定数が高くなる一方、ダイヤフラムと積層ゴム部材とが相対的に車両前後方向に移動させられたときに、ストッパー部材が長穴内をその延在した方向に沿って移動させられることにより、ばね定数を低くすることが可能になり、直進走行時に発生する水平方向の振動を抑えて良好な乗り心地性を確保するとともに、旋回走行時における走行可能速度が高められる。
特許第3400551号公報
しかしながら、前記従来の空気ばね装置では、ダイヤフラムと積層ゴム部材とが相対的に車両前後方向に移動したときに、ストッパー部材を、長穴内をその延在した方向に沿って移動させるためには、このストッパー部材の外径を長穴の幅よりも小さくして、これらの間に車両左右方向の隙間を設ける必要があったので、車両左右方向のばね定数を高めて旋回走行時における走行可能速度を高めるのに限界があった。
また、このようにストッパー部材が、長穴内をその延在した方向に沿って移動するときに、これらが互いに摺接することがあるため、摩耗により耐久性が低下するのみならず、車両前後方向のばね定数を低くして良好な乗り心地性を確保するのにも限界があった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、水平方向において一方向のばね定数と他方向のばね定数とを大きく異ならせることが可能になるとともに、耐久性の低下を抑制することもできる空気ばね装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の空気ばね装置は、上下一対の面板、およびこれらの面板に両端開口部がそれぞれ気密に連結された筒状のゴム膜を備えるダイヤフラムと、前記上下一対の面板のうち下側に位置する下面板の下面に上端開口部が取り付けられた筒状の積層ゴム部材と、が備えられ、車体と台車との間に配設される空気ばね装置であって、前記積層ゴム部材の内側には、前記下面板の下面と、前記積層ゴム部材の下端とを連結する連結バーが設けられ、この連結バーは、その長さ方向における一端部が、前記積層ゴム部材の下端に、水平方向に延びる第1軸線回りに回転自在に取り付けられるとともに、他端部が前記下面板の下面に取り付けられ、前記第1軸線に沿った方向の移動が拘束されていることを特徴とする。
この発明では、下面板の下面と積層ゴム部材の下端とを連結する前記連結バーが設けられているので、ダイヤフラムと積層ゴム部材とを相対的に水平方向において第1軸線に直交する方向に移動させる力が作用したときに、当該力に追従させて連結バーを第1軸線回りに揺動させることにより積層ゴム部材をせん断変形させ易くなり、この空気ばね装置のばね定数を小さくすることが可能になる一方、ダイヤフラムと積層ゴム部材とを相対的に水平方向において第1軸線に沿った方向に移動させる力が作用したときに、連結バーの第1軸線に沿った方向の移動が拘束されていることにより、積層ゴム部材のせん断変形を抑えて、この空気ばね装置のばね定数を大きくすることが可能になる。したがって、水平方向において前記第1軸線に直交する方向と第1軸線に沿う方向とでこの空気ばね装置のばね定数を大きく異ならせることができる。
以上より、例えば、前記第1軸線が車両左右方向に延在するようにして、この空気ばね装置を車体と台車との間に配設した場合には、空気ばね装置のばね定数が、車両前後方向では低くなり、車両左右方向では高くなるので、直進走行時に良好な乗り心地性を具備させることが可能になるとともに、旋回走行時における走行可能速度を向上させることができる。
さらに、前記従来の空気ばね装置のように、ストッパー部材を、長穴内をその延在した方向に沿って移動させる構成、つまり摺接部分がないので、耐久性を低下させることなくこの空気ばね装置に良好な異方性を具備させることができる。
ここで、前記連結バーの長さ方向における他端部は、前記下面板の下面に、前記第1軸線に沿って平行に延びる第2軸線回りに回転自在に取り付けられてもよい。
この場合、連結バーの他端部が下面板の下面に前記第2軸線回りに回転自在に取り付けられているので、ダイヤフラムと積層ゴム部材とを相対的に水平方向において第1軸線に直交する方向に移動させる力が作用したとき、および積層ゴム部材を上下方向に変形させる力が作用したときの双方において、この力に追従するように、連結バーを、前記第1軸線回りに揺動させつつ、第2軸線回りにも揺動させることが可能になる。したがって、連結バー、下面板および積層ゴム部材に過度の負荷をかけることなくスムーズにこれらの各部材を動作させて、前述の作用効果を奏功させることができる。これにより、特に、連結バーを設けたことによってこの空気ばね装置の上下方向のばね定数が高くなるのを防ぐことが可能になり、乗り心地性をより一層向上させることができる。
また、前記連結バーは、その長さ方向に分割された複数の分割体により構成され、各分割体は、前記第1軸線に沿って平行に延びる第3軸線回りに回転自在に連結されてもよい。
この場合、連結バーが、第3軸線回りに回転自在に連結された複数の分割体により構成されているので、ダイヤフラムと積層ゴム部材とを相対的に水平方向において第1軸線に直交する方向に移動させる力が作用したとき、および積層ゴム部材を上下方向に変形させる力が作用したときの双方において、連結バー、下面板および積層ゴム部材に過度の負荷がかかるのを確実に防ぐことができる。
この発明によれば、水平方向において一方向のばね定数と他方向のばね定数とを大きく異ならせることが可能になるとともに、耐久性の低下を抑制することもできる。
以下、本発明に係る空気ばね装置の一実施形態を、図1および図2を参照しながら説明する。
この空気ばね装置10は、上下一対の面板11、12、およびこれらの面板11、12に両端開口部がそれぞれ気密に連結された筒状のゴム膜13を備えるダイヤフラム14と、上下一対の面板11、12のうち下側に位置する下面板11の下面に上端開口部が取り付けられた筒状の積層ゴム部材15と、を備え、例えば鉄道車両等の図示されない車体と台車との間に配設されて用いられる。
上下一対の面板11、12のうち上側に位置する上面板12には、その厚さ方向に貫いて空気供給筒16が設けられており、上面板12における上方と下方とが空気供給筒16の内部を通して連通している。また、上面板12には、ゴム膜13の上端開口部が気密に連結されており、このゴム膜13の内部に向けて空気供給筒16が開口している。なお、空気供給筒16において上面板12の上面から上方に突出した上端部には、図示されないコンプレッサ等の空気供給手段に連通した配管が連結される。
下面板11には、ゴム膜13の下端開口部が気密に連結されるとともに、積層ゴム部材15の内側とゴム膜13内とを連通する連通孔18が形成されている。この連通孔18は、空気供給筒16と対向している。
積層ゴム部材15は、互いに同軸上に配置された下部円環基板15aと上部円環基板15bとの間に、円環状のゴム部材15cと金属製の円環板15dとが上下方向に交互に配置され、下部円環基板15a、上部円環基板15bおよび円環板15dと、ゴム部材15cとが加硫接着されて、筒状体に形成されている。
本実施形態では、積層ゴム部材15の上部円環基板15bの上面に、ダイヤフラム14の下面板11がボルト17で固定されることにより、前述のように下面板11の下面に積層ゴム部材15の上端開口部が取り付けられた構成となっている。また、下部円環基板15aの下面には、積層ゴム部材15の内側に向けて開口する連通筒28が垂設されている。
なお、図示の例では、上部円環基板15b、ゴム部材15cおよび円環板15dの各内径は同等になっており、下部円環基板15aの内径が積層ゴム部材15を構成する各部材の内径のうち最小となっている。これにより、積層ゴム部材15の内側における下端は、下部円環基板15aの上面において、ゴム部材15cおよび円環板15dの各内周面から径方向内方に張出した張出し部分19となっている。また、下部円環基板15aおよび円環板15dの各外径は同等になっており、積層ゴム部材15を構成する各部材の外径のうち、上部円環基板15bの外径が最大とされ、ゴム部材15cの外径が最小となっている。
そして、本実施形態では、積層ゴム部材15の内側に、下面板11の下面と、積層ゴム部材15の前記張出し部分(下端)19とを連結する連結バー20が設けられている。
この連結バー20の長さ方向における一端部20aは、積層ゴム部材15の前記張出し部分19に、水平方向に延びる第1軸線O1回りに回転自在に取り付けられている。また、連結バー20の長さ方向における他端部20bは、下面板11の下面に取り付けられている。さらに、この連結バー20は、第1軸線O1に沿った方向の移動が拘束されている。また、本実施形態では、連結バー20の他端部20bも下面板11の下面に第1軸線O1に沿って平行に延びる第2軸線O2回りに回転自在に取り付けられている。
図示の例では、連結バー20の長さ方向における両端部20a、20bはそれぞれブッシュにより構成され、各ブッシュ内に、積層ゴム部材15の前記張出し部分19に固定された第1軸部21、および下面板11の下面に固定された第2軸部22が各別に挿入されている。なお、第1軸部21は、その軸方向両端部がそれぞれ積層ゴム部材15の前記張出し部分19に設けられた一対の台座31上にボルト32で固定されることにより、前記張出し部分19に固定されている。また、第2軸部22は、その軸方向両端部が下面板11の下面に各別にボルト30で固定されることにより、下面板11に固定されている。
さらに、第1軸部21および第2軸部22の外周面にはそれぞれ、例えば各ブッシュの一方の端面が当接する図示されない段部が形成されるとともに、各ブッシュの他方の端面が当接する図示されない止め輪が装着されて、これらの段部と止め輪とによりブッシュがその軸方向に挟まれることによって、連結バー20は第1軸線O1方向の移動が拘束されている。また、図示の例では、連結バー20の一端部20aは、積層ゴム部材15の前記張出し部分19の径方向中央部に配置されるとともに、連結バー20の他端部20bは、下面板11の下面において積層ゴム部材15の前記張出し部分19と対向する部分の外周部に配置されている。これにより、連結バー20は、上下方向に対して傾斜する方向に延在し、かつこの空気ばね装置10の上面視で第1軸線O1に直交する方向に延在している。
以上より、ダイヤフラム14と積層ゴム部材15とを相対的に水平方向において第1軸線O1に直交する方向に移動させる力が作用したとき、および積層ゴム部材15が上下方向に変形したときに、この力に追従するように、連結バー20が、第1軸部21(第1軸線O1)回りに揺動させられるとともに第2軸部22(第2軸線O2)回りにも揺動させられる。
一方、ダイヤフラム14と積層ゴム部材15とを相対的に水平方向において第1軸線O1に沿った方向に移動させる力が作用しても、連結バー20は第1軸線O1に沿った方向に移動しない。
以上説明したように、本実施形態による空気ばね装置10によれば、下面板11の下面と積層ゴム部材15の下端とを連結する連結バー20が設けられているので、ダイヤフラム14と積層ゴム部材15とを相対的に水平方向において第1軸線O1に直交する方向に移動させる力が作用したときに、当該力に追従させて連結バー20を第1軸部21回りに揺動させることにより積層ゴム部材15をせん断変形させ易くなり、この空気ばね装置10のばね定数を小さくすることが可能になる一方、ダイヤフラム14と積層ゴム部材15とを相対的に水平方向において第1軸線O1に沿った方向に移動させる力が作用したときに、連結バー20の第1軸線O1に沿った方向の移動が拘束されていることにより、積層ゴム部材15のせん断変形を抑えて、この空気ばね装置10のばね定数を大きくすることが可能になる。
したがって、水平方向において第1軸線O1に直交する方向と第1軸線O1に沿う方向とでこの空気ばね装置10のばね定数を大きく異ならせることができる。
以上より、例えば、第1軸線O1が車両左右方向に延在するようにして、この空気ばね装置10を車体と台車との間に配設した場合には、空気ばね装置10のばね定数が、車両前後方向では低くなり、車両左右方向では高くなるので、直進走行時に良好な乗り心地性を具備させることが可能になるとともに、旋回走行時における走行可能速度を向上させることができる。
さらに、この空気ばね装置10に以上のような良好な異方性を具備させるための手段として、例えば、長穴内に筒状のストッパー部材を挿入した状態で、このストッパー部材を、長穴内をその延在した方向に沿って移動させるといった摺接部分がないので、この空気ばね装置10の耐久性が低下するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、連結バー20の他端部20bが下面板11の下面に第2軸線O2回りに回転自在に取り付けられているので、ダイヤフラム14と積層ゴム部材15とを相対的に水平方向において第1軸線O1に直交する方向に移動させる力が作用したとき、および積層ゴム部材15を上下方向に変形させる力が作用したときの双方において、この力に追従するように、連結バー20を、第1軸部21回りに揺動させつつ、第2軸部22回りにも揺動させることが可能になる。
したがって、連結バー20、下面板11および積層ゴム部材15に過度の負荷をかけることなくスムーズにこれらの各部材を動作させて、前述の作用効果を奏功させることができる。これにより、特に、連結バー20を設けたことによってこの空気ばね装置10の上下方向のばね定数が高くなるのを防ぐことが可能になり、乗り心地性をより一層向上させることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、連結バー20の他端部20bを下面板11の下面に第2軸線O2回りに回転自在に取り付けたが、固定させて取り付けてもよい。
また、連結バー20の第1軸線O1方向に沿った移動を拘束する手段として、前記実施形態では前記段部および止め輪を示したが、これに限られるものではない。
さらに、連結バー20の長さ方向における両端部20a、20bをそれぞれ、積層ゴム部材15の前記張出し部分19および下面板11の下面に取り付ける手段は、前記実施形態に限られるものではない。さらにまた、連結バー20の両端部20a、20bはそれぞれ、積層ゴム部材15の前記張出し部分19および下面板11の下面に直接取り付けてもよいし、あるいは他の部材を介して取り付けてもよい。
また、ブッシュにより構成された連結バー20の両端部20a、20bの各内周面と、第1軸部21、および第2軸部22の各外周面との間に隙間を設け、水平方向において第1軸線O1および第2軸線O2に直交する方向に沿って、これらの両端部20a、20bと第1軸部21および第2軸部22とを相対的にがたつかせるようにしてもよい。
さらに、連結バー20において両端部20a、20b同士の間に位置する中間部分を、その長さ方向に伸縮可能なテレスコピック構造としてもよい。
また、連結バー20の他端部20b側の部分を変形可能な軟材質で形成し、かつこの他端部20b側の部分を、水平方向において第2軸線O2に沿った方向の両側から挟み込んで、この他端部20b側の部分の、水平方向において第2軸線O2に沿った方向の変形を拘束する拘束部を設けてもよい。
また、前記実施形態の連結バー20に代えて、図3および図4に示されるような、長さ方向に分割された複数の分割体23、24が、第1軸線O1に沿って平行に延びる第3軸線O3回りに回転自在に連結されてなる連結バー25を採用してもよい。
図示の例では、連結バー25は2つの分割体23、24を備えており、このうち下面板11側に配置された上側分割体23の長さ方向における両端部23a、23bがそれぞれブッシュにより構成され、積層ゴム部材15の前記張出し部分19側に配置された下側分割体24において前記張出し部分19に取り付けられた一端部24bがブッシュにより構成されている。
この下側分割体24の一端部24bに第1軸部21が挿入され、上側分割体23の他端部23aに第2軸部22が挿入され、さらに上側分割体23の一端部23bに第1軸線O1に沿って平行に延びる第3軸部26が挿入されている。この第3軸部26において上側分割体23の一端部23bから突出した両端部と、下側分割体24の他端部24aにおける両側部とが一対の連結板27により回転自在に連結されている。なお、下側分割体24の他端部24aと、上側分割体23の一端部23bとの間には隙間が設けられている。
以上の構成では、連結バー25が、第3軸線O3回りに回転自在に連結された複数の分割体23、24により構成されているので、ダイヤフラム14と積層ゴム部材15とを相対的に水平方向において第1軸線O1に直交する方向に移動させる力が作用したとき、および積層ゴム部材15を上下方向に変形させる力が作用したときの双方において、連結バー25、下面板11および積層ゴム部材15に過度の負荷がかかるのを確実に防ぐことができる。
水平方向において一方向のばね定数と他方向のばね定数とを大きく異ならせることが可能になるとともに、耐久性の低下を抑制することもできる。
本発明に係る一実施形態として示した空気ばね装置の縦断面図である。 図1に示す連結バーの概略斜視図である。 本発明に係る他の実施形態として示した空気ばね装置の縦断面図である。 図3に示す連結バーの概略斜視図である。
符号の説明
10 空気ばね装置
11 下面板
12 上面板
13 ゴム膜
14 ダイヤフラム
15 積層ゴム部材
16 空気供給筒
18 連通孔
19 張出し部分(下端)
20、25 連結バー
20a 一端部
20b 他端部
23、24 分割体
O1 第1軸線
O2 第2軸線
O3 第3軸線

Claims (3)

  1. 上下一対の面板、およびこれらの面板に両端開口部がそれぞれ気密に連結された筒状のゴム膜を備えるダイヤフラムと、
    前記上下一対の面板のうち下側に位置する下面板の下面に上端開口部が取り付けられた筒状の積層ゴム部材と、が備えられ、
    車体と台車との間に配設される空気ばね装置であって、
    前記積層ゴム部材の内側には、前記下面板の下面と、前記積層ゴム部材の下端とを連結する連結バーが設けられ、
    この連結バーは、その長さ方向における一端部が、前記積層ゴム部材の下端に、水平方向に延びる第1軸線回りに回転自在に取り付けられるとともに、他端部が前記下面板の下面に取り付けられ、前記第1軸線に沿った方向の移動が拘束されていることを特徴とする空気ばね装置。
  2. 請求項1記載の空気ばね装置であって、
    前記連結バーの長さ方向における他端部は、前記下面板の下面に、前記第1軸線に沿って平行に延びる第2軸線回りに回転自在に取り付けられていることを特徴とする空気ばね装置。
  3. 請求項1または2に記載の空気ばね装置であって、
    前記連結バーは、その長さ方向に分割された複数の分割体により構成され、各分割体は、前記第1軸線に沿って平行に延びる第3軸線回りに回転自在に連結されていることを特徴とする空気ばね装置。
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