JP2011019492A

JP2011019492A - 釣用魚籠（びく）タモ網

Info

Publication number: JP2011019492A
Application number: JP2009169933A
Authority: JP
Inventors: Toshiaki Ishii; 利明石井; Shinichi Watanabe; 真一渡邊
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2009-07-21
Filing date: 2009-07-21
Publication date: 2011-02-03

Abstract

【課題】釣りに使われるタモ網と魚籠は従来別々に作られていたので、釣りをする際には、常に両方を用意しなければならないという問題があった。これは、魚を掬うタモ網と魚を入れる魚籠が、網という共通の素材を用いながら、その形状や機能が全く異なるためである。
【解決手段】タモ網と魚籠を一体化させれば、装備の簡略化、簡略化による移動の容易さ、及び、一体化させたことによって魚を傷つけず確実に魚籠に収めることなどが達成できる。一体化には、枠部１に取り付けられた網部２に袋状のベルト７を縫込み、その中に係止具５をつけた紐６を通し、その紐を絞ることで１つの網でも網部分と魚籠の部分の２つの機能を一体化させ装備の簡略化と移動の容易さを可能にし、且つ、紐を緩めることで、魚に手を触れることなく確実に魚籠に収めることができる。
【選択図】図１

Description

本発明は、魚を掬うタモ網及び魚を入れる魚籠に関するものである。

釣りをする場合において、魚を掬うタモ網と魚を入れる魚籠は別々に用意されていた。

特開２００１−２０４２９９号公報

タモ網と魚籠を別々に用意することは、移動の際の障害になることや、タモ網で掬った魚を魚籠に移す際に逃げられるという問題を抱えていた。

本発明の課題は、タモ網の機能と魚籠の機能を一体化させることができる釣用魚籠タモ網を提供することにある。また、一体化させることにより、直接、魚に触れずにタモ網から魚籠に移動できるので魚を傷つけることもないという効果もある。

本発明は、タモ網部と魚籠部分を兼ねられる一定の長さを持った袋状の網の高さの途中に、円周方向に筒状のベルトを縫いこみ、その中に紐を通す。この紐を絞ることにより、網は魚を掬うたも網と魚を入れる魚籠に分けることができ、且つ、紐を緩めることにより、その機能を開放できる。このことにより上記の問題点を解決している。

また、この網の円周方向のベルトの中を通す紐に係止具を付けることにより、簡易且つ確実に、上記の問題点を解決している。

前述のように、本発明の釣用魚籠タモ網は、魚を掬うタモ網と魚を入れる魚籠の機能を一体化させ用具を減らすことが可能になったため、釣りの場所を移動することが容易になった。この効果は、用具を手で持ち徒歩で移動する際には、特に顕著に現れる。また、タモ網から魚籠に魚を移す行為が、紐に付いている係止具を緩めるだけなので魚を逃がすことが殆どないばかりか、魚に触れずに移すことができるため魚を傷つけることが無い。

本発明の一実施形態を採用した魚籠タモ網の全体図。図１の魚籠タモ網の枠部と柄部の連結状態を示す拡大図。図１の魚籠タモ網の側面図。図１の釣用魚籠タモ網の網とベルト部、及び紐の拡大図。側面図３におけるA−A線断面図。図１の魚籠タモ網の紐を絞り魚をタモ網に収めた状態と、前記の紐を緩め魚を魚籠部に落とす状態図。

本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。本発明の一実施形態を採用した釣用の魚籠タモ網は、図１に示すように、環状の枠部１と枠部１に取り付けられた網部２と、中空の柄部３と柄の後端に取り付けられ柄を被覆するハンドル部４とを有している。

枠部１と柄部３の連結の一方法を図２に示す。枠部１は耐久性のあるアルミ等適宜素材の金属製線状部材を環状に折り曲げて形成したものである。この枠部１の両端部はそれぞれ外周方向に折り曲げられており、この折曲げられた両端部を耐久性のあるアルミ等適宜素材による中空の柄部３に挿入され連結固定される。連結の方法としては、その他に、柄部１の外周方向に伸ばした端部を延長しハンドル部４を被覆した形などがある。

網部２は、ナイロン繊維等からなる糸を網目状に編みこんだ袋状の部材である。この網部２の構造を図３に示す。網部２の高さ方向の途中に、網部２の円周方向に沿って筒状のベルト７を縫いこむ。そして、この筒状のベルト７の中に紐６を通す。この紐を絞ったり、緩めたりすることで網と魚籠の機能を保持、開放する。

この紐６を締めたり緩めたりすることは、紐を結んだり解いたりすることで実現できるが、より簡易、且つ確実に行うために、係止具５を用いる。

網部２に紐６を取り付ける方法としては、網部２の網目の内側と外側に交互に紐６を通し編みこむ方法もあるが、網目が細かくなるほど魚を傷める傾向が減るため、図４及び図５に示すように、網部２に筒状のベルト７を縫込み、その中に紐６を通す。この方法は紐を編みこむ方法に比べて、網を絞ったり緩めたりする際の抵抗が少なくなる。

図６は上部に紐を絞りタモも網と魚籠の部分に分けた状態、下部に紐を緩めタモ網部を開放し、魚を魚籠部分に移動させる状態を示したものである。
この紐６を締めたり、緩めたりする際には、直接魚と触れることが無い。これにより、魚を傷つけることなく、且つ確実に魚を魚籠に確保することができる。

１枠部
２網部
３柄部
４ハンドル部
５係止具
６紐
７ベルト部

Claims

魚釣りに用いる魚籠タモ網であって、枠部と前記枠部に連結された柄部、前記枠部に固定されている袋状の網材とから成り、該網材の高さ方向の任意の位置において円周方向に紐を通し絞ることのできるベルト部を備えた釣り用の魚籠タモ網。
袋状の網の円周方向に通した紐を係止具できる請求項１の釣り用の魚籠タモ網。