JP2014158459A - 頭足類捕獲用釣具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】頭足類捕獲用釣具に関するものであって、錘100と、錘の上側に配置されて、錘を支持する錘支持部材200と、錘支持部材に設けられて、釣糸が連結される通し孔510と、錘の周りに沿って配置されて、錘支持部材に着脱可能に結合される複数の針アセンブリー300と、を含むことを特徴とする。
【効果】飯蛸などのような頭足類の離脱を防止して確実に捕獲することができ、交換及び再使用による費用の大幅な節減をはかることができる。
【選択図】図3
【効果】飯蛸などのような頭足類の離脱を防止して確実に捕獲することができ、交換及び再使用による費用の大幅な節減をはかることができる。
【選択図】図3
Description
本発明は頭足類捕獲用釣具に関するもので、さらに詳しくは、飯蛸などのような頭足類を確実に捕獲することができ、また、交換及び再使用による費用を大幅に低減することができる頭足類捕獲用釣具に関する。
飯蛸、たこのような頭足類は通常岩間または貝殻内に棲息する習性を有するので、採集の時貝殻を利用するか、延縄、筌などの方法を利用して捕獲する。
即ち、飯蛸などの頭足類は、空のさざえの貝殻などの内部空間に体を隠す特性を有するので、捕獲にこのような空のさざえの貝殻などのような空の貝殻を広く使っているが、このような空の貝殻は破損、毀損されやすく、繰り返し使用が容易でない短所がある。
このような観点から図9のような頭足類捕獲用の釣具を使うようになる。
従来の釣具は、図示したように、下側に周り方向に釣針30が所定間隔で配置されて一体に結合されて形成され、中心に上下に貫通される中孔22が形成される錘20と、錘20の上面24に位置するボール40と、ボール40と錘20が固定されるようにする通し孔50とを含む。
ところが、このような従来の釣具は、頭足類が釣針30についている餌だけとって逃げやすいため、頭足類が釣針30にかかっても、先が尖っているだけの釣針30から簡単に体を抜き取って逃げる虞がある。
また、このような従来の釣具は、釣針30が錘20に一体に固定されているため、釣針30が海藻類や網または海底の岩間に挟まれる場合、無理矢理に力を加えて釣糸を繰り上げることから、錘20と錘支持部材40を含む釣具全体が釣糸から離れるか損傷されて、釣具を再使用することができなくなり、頻繁に新しい製品に交替する必要があり、費用の負担も増大されるという問題がある。
本発明は上記のような問題点を改善するために発明されたもので、飯蛸などのような頭足類の離脱を防止して、確実に捕獲することができる構造の頭足類捕獲用釣具を提供することを目的とする。
また、本発明は交換及び再使用による費用を大幅に節減することができる頭足類捕獲用釣具を提供することを目的とする。
上記のような目的を達するために、本発明は、錘と;前記錘の上側に配置されて、前記錘を支持する錘支持部材と;前記錘支持部材に設けられて、釣糸が連結される通し孔と;前記錘の周りに沿って配置され、前記錘支持部材に着脱可能に結合される複数の針アセンブリーと;を含むことを特徴とする頭足類捕獲用釣具を提供する。
ここで、前記針アセンブリーは、前記錘支持部材に着脱可能に挿入される締結部と;一端部が前記締結部から傾斜するように折曲延長され、他端部が前記錘の上側に湾曲されるように折曲延長されて、前記錘に密着支持される針本体と;前記針本体の端部から前記錘の上側に先端が尖っている針部と;を含むことを特徴とする。
前記錘の外周面には前記針本体の一領域が密着収容される複数の密着支持溝が凹まれて形成されていることを特徴とする。
前記錘支持部材には前記締結部が挿入結合される複数の締結溝が形成されていることを特徴とする。
前記針部の先端に下向きに傾斜されるように突出された鉤をさらに含むことができる。
前記錘支持部材は球形状を有することを特徴とする。
また、前記錘は、セラミックス、ステンレススチール、ステンレススチール合金の中の何れか一つで形成されることが望ましい。
前記錘支持部材には、前記締結溝のそれぞれに挿入される金属材の保護管がさらに備えられ、前記締結部の外周面は前記保護管の内周面に密着固定されるようにしても構わない。
一方、本発明は他の実施例として、錘と;前記錘の上面から突出されるネック部と;前記ネック部の上端部に配置されて、前記錘を支持する錘支持部材と;前記錘支持部材に設けられて、釣糸が連結される通し孔と;前記ネック部に貫通して結合されて、前記錘の上側を覆う弾性材質のキャップと;前記錘の周りに沿って配置され、上端部が前記キャップで固定され、前記錘支持部材に着脱可能に結合される複数の針アセンブリーと;を含むことを特徴とする頭足類捕獲用釣具を提供することもできることは勿論である。
本発明によれば、以下のような効果を奏することができる。
まず、本発明は錘と錘支持部材の結合部位に沿って錘支持部材に着脱可能に結合される複数の針アセンブリーを含む構造を適用することによって、従来の釣具に比べて岩間や網または海藻類などに釣具がかかっても、複数の針アセンブリーの中から当該針アセンブリーのみ錘支持部材及び錘から分離されるので、新しい製品の交換による不必要な作業と費用及び時間を節約することができる。
また、本発明は、新しい針アセンブリーを結合させるだけで、何度も再使用が可能であるので、原資材の節減の側面で効率的である。
また、本発明は、針アセンブリーを形成する針部の先端に突出された鉤を備えることによって、頭足類が餌だけ奪取して逃げることと、捕獲されても簡単に体を抜き取って逃走することを防止して、確かな捕獲状態を保持することができるので、漁獲量の増大に役に立つことができる。
また、本発明は、従来の鉛で形成される錘の代りにセラミックス、ステンレススチールまたはステンレススチール合金中の一つまたは一つ以上の組合せで形成されるように製作することによって、耐腐食性も向上させることもでき、且つ、環境にやさしい製品の提供が可能である。
以下、添付された図面を参照して本発明の望ましい実施例について説明する。
説明に先立ち、各実施例において、同じ構成を有する構成要素に対しては同じ符号を用いて代表的に一実施例を説明し、それ以外の実施例では一実施例と異なる構成のみについて説明する。
図1は本発明の一実施例による頭足類捕獲用釣具の全体構造を示す斜視図である。
本発明の一実施例による頭足類捕獲用釣具は、錘100の上部に装着された錘支持部材200に複数の針アセンブリー300が着脱可能に結合される構造であることを把握することができる。
錘100は円筒状または針アセンブリー300の確かな結合状態を保持するために、下部側に行くほど漸次に広くなる円錐状に製作されるようにし、頭足類を捕獲するための釣具の重量中心を取って海底面に安着されることができるようにする。
錘支持部材200は錘100の上側に配置されて、錘100を支持する。
本実施例では、球形の錘支持部材200が示されているが、錘支持部材200の形状はこれに限定されない。
錘支持部材200は、飯蛸、たこのような頭足類のよじ登る習性を利用して、容易に乗っかることができるように誘引する役割を果たす。
針アセンブリー300は弾性力を有する棒状で、錘100の周りに沿って配置されて、錘支持部材200に着脱可能に結合される。
本実施例では、針アセンブリー300が錘100の周りに沿って等間隔に配置されて、錘100の外周面に弾性反撥力で密着支持される。
そこで、複数の針アセンブリー300の中の一つが海藻類や網または岩間にかかって抜けられない困難な状況に直面した場合、錘支持部材200との結合力より強い外力で引っ張れば、海藻類や網または岩間にかかって抜けない針アセンブリー300のみ錘支持部材200から分離されることができる。
従って、上述したような困難な状況で、釣糸400を切って釣具を全部捨てるか、釣糸400が切れて釣具全部をなくしてしまうなどの問題の発生を予め防止することができる。
本発明は上記のような実施例の適用が可能であり、次のような多様な実施例の適用も可能であることは勿論である。
錘100は、環境的な側面を考慮して、既存の鉛の代りに耐腐食性に強いながらも耐久性及び強度も優れたステンレススチール、ステンレススチール合金、セラミックス材質の中の何れか一つで製作されることができる。
一方、錘支持部材200は合成樹脂で形成されるか、錘100より硬度の低い材質で形成するようにし、合成樹脂で形成された表面に発光顔料を塗布するか、合成樹脂に発光顔料を混合して射出成形して製作されることができる。
針アセンブリー300は、図2及び図3に示したように、締結部310と、針本体320と、針部330とを含む。
締結部310は錘支持部材200に着脱可能に挿入されるもので、具体的には、錘支持部材200と錘100とが結合された部位に沿って、所定深さで錘支持部材200の外周面に等間隔で凹まれて形成された締結溝210に結合される。
締結部310を締結溝210に挿入して容易に着脱可能に結合させることができるように、締結部310が錘100の上面と成す角度θ1は60〜70度の範囲内で適切に設計することができる。
針本体320は、締結部310の端部から延長されて、弾性変形を許容しながら、錘100の外周面に密着して固定され、第1連結部321と第2連結部322とを含む。
第1連結部321は直線状に形成され、締結棒310の端部から傾斜するように折曲延長されて、締結溝210に結合された締結部310に対して弾性変形を許容しながら、錘100の外周面の上側に密着して固定される。
そして、第2連結部322は、第1連結部321から錘100の上側へ円弧状に折曲して延長される。
針本体320の密着固定のために、錘100の外周面の下側から錘100の外周面下側辺縁まで錘100の上下長さ方向に沿って密着支持溝110が凹まれて形成される。
従って、図2に示したように、針アセンブリー300の締結部310は締結溝210に着脱可能に結合され、針本体320の第1連結部321は密着支持溝110に密着して収容され、締結溝210と密着支持溝110は一直線を成すことが望ましい。
密着支持溝110の下端部112は、図2及び図3に示したように、密着支持溝110の上端部111に対して錘100の外周面から内側に向かって傾斜するように形成される。
また、針部330は針本体320の端部から錘100の上側に先端が尖っている。
また、針部330には体の中の何れの部位がかかった頭足類が離脱されずに捕獲された状態を保持するように、針部330の先端から錘100の外周面側を向けて下向きに傾斜するように突出された鉤340が形成されている。
このような錘100と錘支持部材200は、図3に示したように、錘100の上下方向に貫通された第1連通孔101と、錘支持部材200を貫通して形成される第2連通孔202を通過し、上端部に釣糸400と連結される通し孔510を形成した軸棒500によって相互固定される。
ここで、軸棒500の下端部には錘100と錘支持部材200との締結状態を保持するために折曲された仕上げ部520を形成することができる。
一方、本実施例では、錘100と錘支持部材200が軸棒500によって相互連結され、釣糸400と連結される通し孔510は軸棒500に形成されることで説明している。他の実施例で図示していないが、錘100と錘支持部材200とが溶接、融着などのような接合方法によって相互連結され、釣糸400が連結される別途の通し孔510が錘支持部材200に装着することもできる。
図3に示したように、密着支持溝110に固定される前(321i)と後(321f)の針本体320の第1連結部321が締結部310に対して成す傾斜角度の差θ2は、錘100の外周面に対して上端部111から下端部112に行くほど錘100の内側に向かって傾斜するように形成された密着支持溝110が成す傾斜角度θ3より大きいことが望ましい。
これは、針本体320の弾性反撥力及び弾性復元力で、密着支持溝110に堅固に安着された状態を保持することができるようにするためである。
従って、作業者は針アセンブリー300の締結部310を、図4に示したように、錘支持部材200の締結溝210に向かって狙って、図5に示したように挿入した状態で締結溝210に挿入された締結部310を回転軸にして針本体320を把持し、図5の透明な矢印方向に回転させる。
この時、回転した針本体320は錘100の外周面に接触され、錘100の外周面に接触された針本体320の第1連結部321は、図3に示したように、密着支持溝110に密着して収容される前(321i)と後(321f)の弾性変形を許容する挙動を見せながら、図6に示したように、密着支持溝110に安着されて支持される。
一方、本発明の他の実施例による釣具は、図7に示したように、前述した一実施例とは異なって、錘支持部材200には締結溝210のそれぞれに挿入される金属材の保護管250がさらに備えられ、締結部310の外周面は保護管250の内周面に密着して固定されるようにしても構わない。
これは、一般的に錘支持部材200が合成樹脂で形成される点を勘案すれば、突然の外力によって締結部310が錘支持部材200の締結溝210から無理矢理に抜けられる場合に、締結溝210の周辺が変形及び破損されることを防止するための技術的手段と言える。
一方、本発明のまた他の実施例による釣具は、図8に示したように、前述した実施例とは異なって、錘100の上面から突出されるネック部150を備えた構造の実施例を適用することもできることは勿論である。
即ち、錘支持部材200は、図示したように、ネック部150の上端部に嵌合またはねじ結合または接着結合されることができる。
針アセンブリー300の結合は弾性材質のキャップ600によって行われる。
具体的には、キャップ600はネック部150に貫通して結合されて、錘100の上側を覆う弾性を有する金属材質、ゴム材質で形成されることができる。キャップ600はネック部150に嵌合またはねじ結合または接着結合されることができる。
針アセンブリー300は、このような錘100の周りに沿って複数配置され、針アセンブリー300の上端部、即ち締結部310がキャップ600によって支持され、そこで錘支持部材200に着脱可能に結合される。
このように、本発明は、錘と錘支持部材の結合部位に沿って等間隔で錘支持部材に着脱可能に結合される複数の針アセンブリーを含む構造を適用することによって、従来の釣具に比べて、岩間や網または海藻類などに釣具がかかっても、複数の針アセンブリーの中で、当該針アセンブリーのみ錘支持部材及び錘から分離されるので、新しい製品の交換による不必要な作業と費用及び時間を節約することができる。
また、本発明は、新しい針アセンブリーを結合させるだけで何回も再使用が可能であるので、原資材の節減の側面で効率的である。
そして、本発明は、針アセンブリーを形成する針部の先端に突出された鉤を備えることによって、頭足類が餌だけ奪取して逃げることと、捕獲されても簡単に体を抜き取って逃走することを防止して、確かな捕獲状態を保持することができるので、漁獲量の増大に役に立つ。
また、本発明は、既存の鉛で形成される錘の代りに、セラミックス、ステンレススチールまたはステンレススチール合金の中の一つまたは一つ以上の組合せで形成されるように製作することによって、耐腐食性も向上させることもできることは勿論、環境にやさしい製品の提供が可能である。
そして、本発明の基本的な技術的思想の範疇内で、当該技術分野における技術者であれば多様な変形及び応用が可能であることは勿論である。
100 錘
110 密着支持溝
150 ネック部
200 錘支持部材
210 締結溝
300 針アセンブリー
310 締結部
320 針本体
330 針部
340 鉤
500 軸棒
510 通し孔
600 キャップ
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Claims (8)
- 錘と;
前記錘の上側に配置されて、前記錘を支持する錘支持部材と;
前記錘支持部材に設けられて、釣糸が連結される通し孔と;
前記錘の周りに沿って配置されて、前記錘支持部材に着脱可能に結合される複数の針アセンブリーと;を含むことを特徴とする頭足類捕獲用釣具。 - 前記針アセンブリーは、
前記錘支持部材に着脱可能に挿入される締結部と;
一端部が前記締結部から傾斜するように折曲延長され、他端部が前記錘の上側に湾曲されるように折曲延長されて、前記錘に密着支持される針本体と;
前記針本体の端部から前記錘の上側へ先端が尖っている針部と;を含むことを特徴とする請求項1に記載の頭足類捕獲用釣具。 - 前記錘の外周面には前記針本体の一領域が密着収容される複数の密着支持溝が凹まれて形成されていることを特徴とする請求項2に記載の頭足類捕獲用釣具。
- 前記錘支持部材には前記締結部が挿入結合される複数の締結溝が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の頭足類捕獲用釣具。
- 前記針部の先端に下向きに傾斜するように突出された鉤をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の頭足類捕獲用釣具。
- 前記錘はセラミックス、ステンレススチール、ステンレススチール合金の中の何れか1つで形成されることを特徴とする請求項1に記載の頭足類捕獲用釣具。
- 前記錘支持部材には前記締結溝のそれぞれに挿入される金属材の保護管がさらに備えられ、
前記締結部の外周面は前記保護管の内周面に密着して固定されることを特徴とする請求項4に記載の頭足類捕獲用釣具。 - 錘と;
前記錘の上面から突出されるネック部と;
前記ネック部の上端部に配置されて前記錘を支持する錘支持部材と;
前記錘支持部材に設けられて、釣糸が連結される通し孔と;
前記ネック部に貫通して結合されて、前記錘の上側を覆う弾性材質のキャップと;
前記錘の周りに沿って配置され、上端部が前記キャップに固定され、前記錘支持部材に着脱可能に結合される複数の針アセンブリーと;を含むことを特徴とする請求項1に記載の頭足類捕獲用釣具。
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