JP2011018026A - 光偏向器、光走査装置、画像形成装置及び画像投影装置 - Google Patents

光偏向器、光走査装置、画像形成装置及び画像投影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】小型で駆動効率がよく、大きな角度振幅が得られる光偏向器を提供する。
【解決手段】固定ベース40と、光反射面を有するミラー部10と、ミラー部を揺動可能に支持する一対の弾性支持部材20a,20bと、それぞれ梁状部材31a,31bに圧電部材32a,32bが固着された一対の駆動梁30a,30bとを備え、弾性支持部材20a,20bの長手方向と駆動梁30a,30bの長手方向とを略直交して配置して、両者を接続し、駆動梁30a,30bの他端は固定ベース40に固定して、一対の駆動梁30a,30bで、ミラー部10と一対の弾性支持部材20a,20bとを固定ベース40に対して片持ち支持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ光等の光ビームを偏向・走査する光偏向器、詳しくは圧電力を用いた光偏向器に関し、さらに、この光偏向器を備えた光走査装置、この光走査装置を光書込みユニットとして備える画像形成装置、この光偏向器を投影面の走査ユニットとして備える画像投影装置に関する。
レーザ光等の光ビームを偏向・走査する光偏向器は、複写機等の画像形成装置、画像投影装置、さらには、レーザビームプリンタ、バーコードスキャナなどに広く用いられている。従来、この種の光偏向器として、静電力を用いたもの、電磁力を用いたもの、圧電力を用いたものなどが知られている。
静電力を用いた光偏向器は、電極の形状が平行平板型と櫛歯型のものがあり、櫛歯型の電極では近年の微細加工技術の向上によって比較的大きな駆動力を発生できるようにはなったが、十分な光ビームの偏向角が得られないため、駆動電圧を大きくして補うしかない。しかし、駆動電圧を大きくしようとすると、電源系の部品が大きくなり、全体として大型化したり、コストが増加することとなる。
電磁力を用いた光偏向器は、大きな偏向角を得るためには、永久磁石の磁力を強めるか、コイルの電流を大きくする必要があり、大型化や消費電力の増大を招くこととなる。小型化のため磁歪膜などを用いたものも検討されているが、磁性体としての特性が劣る問題がある。また、コイルに電流を流すと余分な熱が発生し、この点からも消費電力が大きくなってしまう。
一方、圧電力を用いた場合は、比較的大きな駆動電圧が必要ではあるが、小さな電力で大きな力を発生させることが可能である。また、圧電材料を梁状弾性部材に張り合わせてユニモルフ構造、バイモルフ構造とすることで、圧電力による面内方向のわずかな歪みを反りに変えることで大きな変形を得ることも可能である。しかし、従来の圧電力を用いた光偏向器には、まだ種々の問題がある。
例えば、特許文献1には、マイクロミラーが揺動可能に支持された枠体全体をバルク圧電素子により加振することで、マイクロミラーを回転振動させる光偏向器が記載されている。しかしながら、バルク圧電素子を使用しているため、加振振幅が小さく、また、小型化が困難で、コストがかかること云う問題がある。
また、特許文献2には、一対の圧電バイモルフの各一端を基体に片持ち梁状に固定し、自由端同士を連結部材で接続し、該連結部材の中央部から圧電バイモルフと平行に延出したねじり変形部材にミラー部を設けた構成の光偏光器が記載されている。この光偏光器では、ねじり変形部は一端を自由端としているので、ねじり変形方向だけではなく曲げ方向にも変形ができ、ミラー部は2軸方向の回転動作が可能になっている。しかしながら、ねじり変形部材は圧電バイモルフと平行に配置されているため、バイモルフの曲げによるモーメントが十分に生かされてない問題がある。また、ねじりと直交する曲げ方向の動作についても、圧電バイモルフの変形量は非常に小さいため、周波数を高くしようとした場合、ねじり部材の剛性を上げると、曲げ方向に変形しにくくなるため、曲げ方向の動作は大きな振幅を得ることが難しい問題がある。
また、特許文献3には、ミラー部の両側に接続されて、ミラー部を揺動可能に支持する一対の弾性支持部材をそれぞれ、圧電材料を梁状弾性部材に張り合わせた一対の駆動梁(カンチレバー)で、該弾性支持部材の軸と直角に固定ベースの両方から支持し、これから一対の駆動梁を互い逆方向に駆動(逆相駆動)することで、ミラー部を回転振動させる光偏向器が記載されている。しかしながら、ミラー部と該ミラー部の支持部材は、その両端がそれぞれ一対の駆動梁で固定ベースの両方向から支持される構成であるため、ミラー部の回転振幅には限界があり、また、一方向の回転振幅に計4個の駆動梁を配置する必要があるため、小型化も困難であり、コスト高になる問題がある。
また、特許文献4には、一対の円弧状に湾曲した板状の変形部材の各一端を固定部に固定し、各他端に支持部材を介してミラー部を支持し、該一対の変形部材を弾性変形することでミラー部を偏向させるようにした光走査装置が記載されている。特許文献4の構造の場合、構造体をポリイミドのような軟らかい材料で形成した場合には比較的大きな振幅角度が得られるが、構造体をシリコンのような材料で形成する場合には、圧電材料の電圧印加による圧電ユニモルフ構造の変形量は非常に小さいため、微小な振幅角度しか得ることが出来ない。また、該文献中の図17や図18のような構造は変形を累積し大振幅が得られる反面、寸法が大きくなってしまうため、高速動作には向かない問題がある。
本発明は、従来の圧電力を用いる光偏向器の上記のような問題を解決し、小型で駆動効率が良く、大きな回転振幅が得られる光偏向器を提供することにある。
また、本発明は、小型で駆動効率がよく、大振幅が得られる光偏向器を用いて、特性の良い光走査装置を提供することにある。
また、本発明は、小型で駆動効率がよく、大振幅が得られる光偏向器を用いた光走査装置を光書込みユニットに用いて、性能の良い画像形成装置を提供することにある。
さらに、本発明は、小型で駆動効率がよく、大振幅が得られる光偏向器を用いて、消費電力が小さく、広画角な投影が得られる画像投影装置を提供することにある。
請求項1の発明の光偏向器は、固定ベースと、光反射面を有するミラー部と、前記ミラー部を揺動可能に支持する一対の弾性支持部材と、梁状部材に圧電部材が固着された一対の駆動梁とを有し、前記弾性支持部材の長手方向と前記駆動梁の長手方向とが略直交して配置されて、両者が接続され、前記駆動梁の他端は固定ベースに固定されて、一対の前記駆動梁で、前記ミラー部と一対の前記弾性支持部材とが前記固定ベースに対して片持ち支持され、前記駆動梁が曲げ振動することで、前記弾性支持部材に捻り変形が発生して、前記ミラー部が回転振動することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の光偏向器において、前記駆動梁の一次の曲げ変形のモードの固有周波数が、前記弾性支持部材の1次の捻り変形のモードの固有周波数の近傍に設定されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載の光偏向器において、前記駆動梁の1次の曲げ変形および前記弾性支持部材の1次の曲げ変形を有する第1のモードの固有周波数が、前記弾性支持部材の1次の捻り変形を有する第2のモードの固有周波数よりも低いことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項記載の光偏向器において、前記ミラー部の重心が、前記弾性支持部材の中心軸に対して、前記駆動梁と前記固定ベースとの接続部側に近接する方向にオフセットされていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4項記載の光偏向器において、前記第2のモードの変形形状において、ミラー部がミラー部中心で回転することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項3乃至5のいずれか1項記載の光偏向器において、前記駆動梁の1次の曲げ変形及び前記弾性支持部材の1次の曲げ変形を有する第1のモードの固有周波数が、前記弾性支持部材の1次の捻り変形を有する第2のモードの固有周波数の近傍にあり、
前記第2のモードの形状において、前記ミラー部と前記弾性支持部材との接続点の、前記光反射面と垂直な方向の変形量か、前記駆動梁の可動端の変形量と略等しいことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項記載の光偏向器において、前記弾性支持部材と前記駆動梁の接続部分に、前記光反射面と垂直な方向の厚さが部分的に薄くなるように窪みが形成されていることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項記載の光偏向器において、前記駆動梁のミラー部側の端面が、前記弾性支持部材のミラー部と反対側の端部よりもミラー部側に近接するように、前記駆動梁と前記弾性支持部材の接続部分に切り込みが形成されていることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8記載の光偏向器において、前記駆動梁のミラー部側の先端部が他の部分より厚く形成されていることを特徴とする。
請求項10の発明の光偏向器は、可動枠と、光反射面を有するミラー部と、前記ミラー部を揺動可能に支持する一対の第1の弾性支持部材と、梁状部材に圧電部材が固着された一対の第1の駆動梁と、前記可動枠を揺動可能に支持する一対の第2の弾性支持部材と、梁状部材に圧電部材が固着された一対の第2の駆動梁と、固定ベースとを有し、前記第1の弾性支持部材の長手方向と前記第1の駆動梁の長手方向とが略直交して配置されて、両者が接続され、前記第1の駆動梁の他端は可動枠に固定されて、一対の前記第1の駆動梁で、前記ミラー部と前記一対の第1の弾性支持部材とが前記可動枠に対して片持ち支持され、前記第2の弾性支持部材の長手方向と前記第2の駆動梁の長手方向とが略直交して配置されて、両者が接続され、前記第2の駆動梁の他端は固定ベースに固定されて、一対の前記第2の駆動梁で、前記可動枠と一対の前記第2の弾性支持部材とが前記固定ベースに対して片持ち支持され、前記第1の駆動梁が曲げ振動することで、前記第1の弾性支持部材に捻り変形が発生して、前記ミラー部が第1の方向に回転振動し、前記第2の駆動梁が曲げ振動することで、前記第2の弾性支持部材に捻り変形が発生して、前記可動枠が回転振動し、前記ミラー部が第2の方向に回転振動することを特徴とする。
請求項11の発明の光偏向器は、可動枠と、光反射面を有するミラー部と、前記ミラー部を揺動可能に支持する一対の第1の弾性支持部材と、前記可動枠を揺動可能に支持する一対の第2の弾性支持部材と、梁状部材に圧電部材が固着された一対の駆動梁と、固定ベースとを有し、一対の前記第1の弾性支持部材は、その一端が前記ミラー部に接続され、他端が可動枠に固定されて、前記ミラー部が揺動可能に支持され、前記第2の弾性支持部材の長手方向と前記駆動梁の長手方向とが略直交して配置されて、両者が接続され、前記駆動梁の他端は固定ベースに固定されて、一対の前記駆動梁で、前記可動枠と一対の前記第2の弾性支持部材とが前記固定ベースに対して片持ち支持され、一対の前記駆動梁が逆位相で曲げ振動することで、一対の前記第1の弾性支持部材の軸周りに回転振動が発生して、前記ミラー部が第1の方向に回転振動し、一対の前記振動梁が同位相で曲げ振動することで、前記第2の弾性支持部材に捻り変形が発生して、前記可動枠が回転振動し、前記ミラー部が第2の方向に回転振動することを特徴とする。
請求項12の発明の光走査装置は、光源と、光源からの光ビームを偏向させる請求項1乃至9のいずれか1項記載の光偏向器と、偏向された光ビームを被走査面にスポット状に結像する結像光学系とを備えることを特徴とする。
請求項13の発明の画像形成装置は、請求項12記載の光走査装置と、光ビームの走査により潜像を形成する感光体と、潜像をトナーで顕像化する現像手段と、トナー像を記録紙に転写する転写手段とを有することを特徴とする。
請求項14の発明の画像投影装置は、光源と、前記光源からの光ビームを画像信号に応じて変調する変調器と、前記光ビームを略平行光とするコリメート光学系と、前記略平行光とされた光ビームを偏向して投影面に投射する請求項1乃至11のいずれか1項記載の光偏向器とを有することを特徴とする。
本発明の光偏向器によれば、駆動梁は、ミラー部と該ミラー部を揺動可能に支持する弾性支持部材を固定ベースに対して片持ち支持する構成であるため、小型で、駆動効率がよく、大きな回転振幅が得られる。具体的には、駆動梁の微小な曲げ振動で、弾性支持部材に大きな捻り変形が発生して、効率よくミラーが回転し、大きな回転振幅が得られる。したがって、本発明の光偏向器を用いて、特性の良い光走査装置を提供でき、該光走査装置を光書込みユニットに用いて、性能の良い画像形成装置を提供することができる。さらに、本発明の光偏向器を用いて、消費電力が小さく、広画角投影が可能な画像投影装置を提供することができる。
なお、本発明の光偏向器のさらなる作用効果は、後述の実施の形態の説明で明らかになる。
本発明の実施例1の光偏向器の斜視図である。 図1の光偏向器の平面図である。 図1の光偏向器の駆動梁の構成を説明する図である。 図1の光偏向器のミラー部の回転振幅の周波数応答特性を示す図である。 図1の光偏向器のミラー部の2種類の固有振動モード形状を示す図である。 本発明の実施例2の光偏向器の斜視図である。 図6の光偏向器の平面図である。 図6の光偏向器のミラー部の回転振幅の周波数応答特性を示す図である。 図6の光偏向器のミラー部の2種類の固有振動モード形状を示す図である。 図6の光偏向器の駆動梁の撓み変形とミラー部の回転の関係を説明する図である。 本発明の実施例3の光偏向器の斜視図である。 図11の光偏向器のトーションバースプリングと駆動梁の接続部の詳細を示す一部拡大斜視図である。 本発明の実施例4の光偏向器の斜視図である。 図13の光偏向器の平面図である。 本発明の実施例5の光偏向器の斜視図である。 図15の光偏向器を裏側から見た一部拡大斜視図である。 本発明の実施例6の光偏向器の平面図である。 図17の光偏向器のミラー部の回転振幅の周波数応答特性の一例を示す図である。 図17の光偏向器のミラー部の2種類の固有振動モード形状を示す図である。 図17の光偏向器において駆動梁の長さをパラメータとして駆動周波数を変化させたときのミラー回転振幅の周波数応答特性を示す図である。 駆動梁の長さとモード2におけるミラー部の回転振幅の関係を示す図である。 本発明の光偏向器の実施例7を説明するための概念図である。 本発明の光偏向器の実施例8を説明するための概念図である。 駆動梁の長さをパラメータとして駆動周波数を変化させたときのトーションバースプリングとミラー接続点と駆動梁先端の相対変位量の周波数応答特性を示す図である。 駆動梁の長さをパラメータとしてミラー回転振幅の周波数応答特性を比較した図である。 本発明の実施例9の光偏向器の斜視図である。 本発明の実施例10の光偏向器の斜視図である。 本発明の光偏向器を用いた光走査装置の一例の全体構成図である。 図28の光装置の光偏向器と駆動手段の接続を示す図である。 図28の光走査装置を光書込みユニットとして実装した画像形成装置の一例の全体構成図である。 本発明の光偏向器を用いた画像形成装置の一例の全体斜視図である。 図31の画像投影装置を駆動系も含めて示した概略構成図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1に、本発明の光偏向器の実施例1の全体斜視図、図2に平面図を示す。図1,図2において、10は光を反射させる反射面を有するミラー部であり、このミラー部10の両端には、該ミラー部10を回転(揺動)可能に支持する一対の弾性支持部材としてのトーションバースプリング20a,20bが接続されている。なお、実施例1では、ミラー部10の中心(重心)は、トーションバースプリング20a,20bの中心軸に対して一致させる。このトーションバースプリング20a,20bのミラー部10と反対側の端部は、該トーションバースプリング20a,20bの長手方向と略直交する向きを長手方向として一対の梁状部材31a,31bの一端と接続されている。この梁状部材31a,31bの他端は固定ベース40に接続されている。
梁状部材31a,31bは、トーションバースプリング20a,20bの片側にのみ配置されており、この梁状部材31a,31bでミラー部10とトーションバースプリング20a,20bとを固定ベース40に対して片持ち支持した構成となっている。この梁状部材31a,31bの片面に、圧電部材32a,32bが積層され、梁状部材と圧電部材とで、平板短柵状のユニモルフ構造の駆動梁30a,30bを形成している。
例えば、MEMS(micro electro mechanical systems)プロセスによって加工することで、ミラー部10、トーションバースプリング20a,20b、駆動梁30a,30bを一体で形成する。ミラー部10は、シリコン基板の表面にアルミニウムや金などの金属の薄膜を形成することによって反射面を形成する。
ここで、図3により駆動梁の詳細な構成を説明する。図3は、駆動梁30aとその近傍の固定ベース40を拡大して示した模式図で、(a)は絶縁層で覆う前の平面図、(b)は絶縁層で覆った後の平面図、(c)は(b)のA−A’線部分の断面図である。なお、駆動梁30bも同様の構成であるので、図示は省略する。
図3に示すように、駆動梁30aは、固定ベース40から突出して形成された梁状部材31aの上に、接着層33a、下部電極35a、圧電材料(圧電部材)32a、上部電極34a、絶縁層36aの順でスパッタにより成膜し積層して構成され、ランド部37a,38aなどの必要な部分だけが残るようにエッチング加工されている。接着層33aの材料はチタン(Ti)、上部電極34a、下部電極35aは白金(Pt)、圧電材料32aはチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)などが使用される。
ランド部37a,38aから配線を引き出し、上部電極34aと下部電極35aの間に電圧を印加すると、圧電材料32aは、その電歪特性により、梁状部材31a表面の面内方向に伸縮することで、駆動梁30a全体が反って、曲げ変形する。駆動梁30bについても、圧電部材32aと同相の電圧を印加することで、駆動梁30b全体が、駆動梁30aと同一方向に曲げ変形する。駆動梁30a.30bの圧電部材32a,32bに印加する電圧の波形は、パルス波や正弦波などのいずれでもよい。
ここで、図1、図2に示すように、トーションバースプリング20a,20bと駆動梁30a,30bの長手方向が略直交して配置されて接続されていることにより、駆動梁30a,30bの曲げ振動による該駆動梁30a,30bの先端の上下振動がトーションバースプリング20a,20bの捻り中心軸に対して垂直に働くため、駆動梁30a,30bの曲げ振動がトーションバースプリング20a,20bの回転振動(捻り振動)に効率よく変換され、ミラー部10が大きく回転振動する。また、駆動梁30a,30bはトーションバースプリング20a,20bとミラー部10を片持ちした構成となっているため、駆動梁30a,30bの先端は自由に振動することができ、ミラー部10はより大きな角度振幅を得ることができる。さらに、梁状部材31a,31bは、トーションバースプリング20a,20bの片側にのみ配置されているため、小型化が可能である。これらの作用・効果は、以後の各実施例においても基本的に同様である。
図4に、本実施例の光偏向器における駆動梁30a,30bの圧電部材32a,32bへの印加電圧に対するミラー部10の回転角度の振幅の周波数応答特性を示す。図4において、aとbはそれぞれ共振点であるが、aとbとでは、ミラー部10はそれぞれ異なる固有振動モード形状を示す。ここでは、aの共振点での固有振動モード形状をモード1、bの共振点での固有振動モードをモード2と称す。
図5は、図4の周波数応答特性中の共振点a,bにおけるミラー部10の固有振動モード形状(モード1、モード2)を示したものである。図5(a)に示すように、モード1では、トーションバースプリング20a,20bの曲げ変形が発生し、ミラー部10全体が図中Z方向に変動する。一方、モード2では、図5(b)に示すように、トーションバースプリング20a,20bの曲げ変形がほとんどなく、トーションバースプリング20a,20bが大きく捻じれて、ミラー部10はミラー中心近傍で大きく回転する。光偏向器では、ミラー部全体のZ方向の変動を阻止し、ミラー部10の中心近傍で回転させる必要があるため、モード2の固有振動モードでの周波数を使用すればよいことが分かる。モード2の固有周波数で、駆動梁30a,30bの圧電部材32a,32bへ印加電圧を与えることによって、ミラー部10は大きな角度振幅を得ることができ、かつ、ミラー部10全体のZ方向の変動を阻止することができる。
具体的には、ミラー部形状(質量)と共振周波数から、トーションバースプリング20a,20bの形状を決定し、駆動梁30a,30bの1次の曲げ変形のモードの固有周波数が、トーションバースプリング20a,20bの1次の捻り変形のモードの固有周波数の近傍に設定する。こうすることで、ミラー部10は大きな角度振幅で振動する。
なお、先に述べたように、駆動梁30a,30bの圧電部材32a,32bへの印加電圧の波形は、パルス波形でも、正弦波などの波状のいずれでもよく、その周波数がモード1の固有周波数近傍であればよい。
なお、本実施例では、下部電極、上部電極と共に、スパッタにより圧電材料を成膜した構成を示したが(図3)、圧電材料はバルク材料を所定のサイズに切断したものを接着剤により貼り付けても良いし、またエアロゾルデポジション法(AD法)で形成しても良い。また、駆動梁は、梁状部材の片面に圧電材料が配置されたユニモルフ構造としたが、梁状部材の両面に圧電材料を配置したバイモルフ構造としてもよい。これは、以後の各実施例においても同様である。
図6に本発明の光偏向器の実施例2の全体斜視図、図7に平面図を示す。図6、図7において、図1と図2と同一部分には同一の符号が付与されている。
図7に示すように、実施例2では、ミラー部10の中心(重心)Oが、トーションバースプリング20a,20bと固定ベース40との接続部に近接する方向に距離ΔSだけオフセットされている。こうすることで、先の実施例1の場合と比較して、駆動梁30a,30bのたわみ変形を利用してミラー部10を大きく回転振動させることができる。駆動の仕方は実施例1の場合と同様である。
図8に、本実施例のミラー部10の重心をオフセットしている構造の場合における、駆動梁30a,30bの圧電部材32a,32bへの印加電圧に対するミラー部10の回転角度の振幅の周波数応答特性を示す。また、図9に、図8の周波数応答特性中の共振点a,bにおけるミラー部10の固有振動モード形状(モード1,モード2)を示す。
本実施例においても、モード2の固有周波数で、駆動梁30a,30bの圧電部材32a,32bへ印加電圧を与えることによって、ミラー部10は大きな角度振幅を得ることができ、かつ、ミラー部10全体のZ方向の変動を阻止することができる。しかも、先の実施例1の場合と比較して、ミラー部10は、より大きな角度振幅を得ることができる。
図10は、本実施例のモード2の場合の駆動梁の撓み変形とミラー部の回転の関係を示したものである。トーションバースプリング20a,20bが捩じれるモード2において、ミラー部10と、トーションバースプリング20a,20bの接続部pとミラー部10の回転中心qとの距離ΔS、ミラー部10の回転角度をθとしたとき、駆動梁30a,30bのミラー反射面と垂直方向(Z方向)の撓み変形分dがΔS・sinθとなるように設定することで、ミラー部10が回転する際に、ミラー部10の回転中心bがZ方向に変動しない構成とすることができる。また、ミラー部10の回転中心がミラー部10の重心Oに近くなるため、慣性モーメントが小さくなり、固有周波数を高くすることが可能となる。すなわち、より高速駆動が可能になる。
なお、ミラー部10の重心とは、トーションバースプリング20a,20bで支持されている回転部全体の重心であり、ミラー裏面のリブ構造なども含めて重心をオフセットしてもよい。ミラー部全体が等質量の場合には、ミラー部10の中心=重心である。
図11に、本発明の光偏向器の実施例3の全体斜視図を示す。図11において、図1と同一部分には同一の符号が付されている。全体の構成は実施例1と同じであるが、本実施例では、駆動梁30a,30bとトーションバースプリング20a,20bの接続部分に、ミラー部10のミラー面と垂直方向(Z方向)の厚さが部分的に小さくなるように、くぼみ50a,50bが形成されている。こうすることによって、駆動梁30a,30bの撓み変形で、トーションバースプリング20a,20bの根元から回転するため、ミラー部10の回転振幅を更に増大させることができる。
図12は、駆動梁30bとトーションバースプリング20bの接続部分を拡大して示したものである。図12に示すように、梁状部材31bとトーションバースプリング20bの接続部分に段差を付けることで、容易に窪み50bを形成することができる。梁状部材31aのトーションバースプリング20aの接続部分についても同様である。
なお、本実施例においても、ミラー部10の中心(重心)は、トーションバースプリング20bの20a,20bの中心部に対して、駆動梁30a,30bと固定ベース40との接続部に近接する方向にオフセットすることでもよく、こうすることによって、ミラー部10の回転振幅を更に増大させることができる。
図13に本発明の光偏向器の実施例4の全体斜視図、図14に平面図を示す。図13、図14において、図1、図2と同一部分には同一の符号が付されている。全体の構成は実施例1と基本的に同じであるが、本実施例では、図14に示すように、駆動梁30a,30bとトーションバースプリング20a,20bの接続部分に切り込み60a,60bが形成されている。詳しくは、駆動梁30a,30bのミラー部10側の端部が、トーションバースプリング20a,20bのミラー部10と反対側の端部よりもミラー部10側に近接するように、駆動梁30a,30bとトーションバースプリング20a,20bの接続部分に切り込み60a,60bが形成されている。
トーションバースプリング20a,20bはバネの特性として非線形性が大きいが、長さが短くなるほど非線形が大きくなり設計が難しくなる。また、トーションバースプリング20a,20bが長いほど、許容変位角度が大きくなる。
本実施例は、トーションバースプリング20a,20bの長さを所望範囲に維持しつつ、スペースが空いた部分に駆動梁30a,30bが配置されることにより、すなわち、駆動梁30a,30bが内側にオフセットされることにより、光偏向器全体を更に小型化できる。これにより、光偏向器をMEMSプロセスで製作する場合、一枚のウエハにおけるとり数が増加するため、低コスト化も可能である。
図15に、本発明の光偏向器の実施例5の全体斜視図を示す。また、図16に本実施例の光偏向器を裏側から見た一部の拡大斜視図を示す。全体の構成は実施例4と同じであるが、本実施例では、駆動梁30a,30bの先端部(梁状部材31a,31bの先端部)
を一部分だけ厚い形状70a,70bに形成されている。
図13、図14に示した実施例4の構成において、駆動梁30a,30bの幅が広くなると、駆動梁30a,30bが捩じれる形となり、トーションバースプリング20bとの接続部から離れた部分の力が伝わらなくなってしまう。本実施例は、これを防ぐようにしたもので、駆動梁30a,30bの先端部を一部分だけ厚くすることで、全ての力を有効に使うことが可能になる。図16では、駆動梁30a,30bの梁状部材31a,31bの先端部をL字状にした例を示したが、要は駆動梁30a,30bの捩じれが防止できれはよく、その形状は何でもよい。
なお、実施例4,5においても、ミラー部10の中心(重心)は、トーションバースプリング20bの20a,20bの中心部に対して、駆動梁30a,30bと固定ベース40との接続部に近接する方向にオフセットすることでもよく、こうすることによって、ミラー部10の回転振幅を増大させることができる。
図17に、本発明の光偏向器の実施例6の平面図を示す。全体の構成は、図1、図2と基本的に同じである。図17において、10は光を反射させる反射面を有するミラー部であり、このミラー部10の両端には、該ミラー部10を回転(揺動)可能に支持する一対の弾性支持部材としてのトーションバースプリング20a,20bが接続されている。図17では、図7と同様にミラー部10の中心(重心)Oがオフセットとしている場合を示したが、図1のように、ミラー部10の中心(重心)Oはトーションバースプリング20a,20bの中心軸に対して一致させてもよい。また、ミラー部10の形状も、図17に示すような形状とする必要はなく、図1のように円形でもよい。
トーションバースプリング20a,20bのミラー部10と反対側の端部は、該トーションバースプリング20a,20bの長手方向と略直交する向きを長手方向とする一対の梁状部材31a,31bの一端と接続されている。梁状部材31a,31bの他端は固定ベース40に一体的に接続されている。
梁状部材31a,31bは、固定ベース40からそれぞれ同一方向に突出するようにトーションバースプリング20a,20bに接続され、且つ、該トーションバースプリング20a,20bの片側にのみ配置されて、該梁状部材31a,31bでミラー部10とトーションバースプリング20a,20bとを固定ベース40に対して片持ち支持した構成となっている。この梁状部材31a,31bの片面に、圧電部材32a,32bが積層され、梁状部材と圧電部材(31aと32a、31bと32b)とで、平板短冊状のユニモルフ構造の駆動梁30a,30bを形成している。駆動梁30a,30bの具体的構成は図3と同様であるため、図示は省略するが、圧電部材32a,32bに設けられた上部電極と下部電極の間に電圧を印加すると、圧電部位32a,32bの電歪特性により体積が変化し、梁状部材31a,31b表面の面内方向に伸縮することで、駆動梁30a,30b全体が反って曲げ変形する。
本実施例においても図1、図2と同様に、トーションバースプリング20a,20bと駆動梁30a,30bの長手方向が略直交して配置されて接続されているため、駆動梁30a,30bの曲げ変形で発生する回転力を効率よくトーションバースプリング20a,20bの捻り方向の変形に変換することができる。また、駆動梁30a,30bはトーションバースプリング20a,20bとミラー部10を片持ちした構造となっているため、駆動梁30a,30bの先端は自由に振動することができ、大きな角度振幅を得ることができる。
後述するように、先の実施例1と本実施例6の相違は、曲げモードと捻りモードの固有周波数の関係にある。
本実施例の光偏向器において、駆動梁30a,30bの圧電部材32a,32bに同相の正弦波を印加して周波数を変化させたときのミラー部10の回転角度の振幅の周波数応答特性を図18に示す。図18において、aとbとでは、ミラー部10はそれぞれ異なる固有振動モード形状を示す。ここでは、aの共振点での固有振動モード形状をモード1、bの共振点での固有振動モードをモード2と称す。
図19は、図13の周波数応答特性中の共振点a,bにおけるミラー部10の固有振動モード形状(モード1,モード2)を示したものである。図19(a)に示すように、モード1では、振動梁30a,30bの1次の曲げ変形とトーションバースプリング20a,20bの1次の曲げ変形が主体となっており(曲げモード)、ミラー部10全体が図中Z方向に変動する。一方、モード2では、図19(b)に示すように、トーションバースプリング20a,20bの捻り変形が主体となっており(捻りモード)、ミラー部10は図中X方向周りに大きく回転する。したがって、先の実施例1と同様に実際に利用するのは、ミラー部10の回転振幅が大きいモード2ということになる。
ここで、モード1とモード2の固有周波数は、構造体の寸法によって変化する。光偏向器としてはミラー部10の振幅角度が大きい程よいことになるが、本発明者らは、モード1の固有周波数がモード2の固有周波数より低くなる場合において、モード2におけるミラー部10の振幅角度が特に大きくなることを発見した。
モード1とモード2の固有周波数と構造体の寸法との関係について、更に詳しく説明する。モード1は、駆動梁30a,30bの1次の曲げ変形が主体となっているので、例えば駆動梁30a,30bの長手方向の長さ(以下、単に長さ)を変えることで、モード1の固有周波数だけを変化させることができる。図20は、駆動梁30a,30bの長さをパラメータとして駆動周波数を変化させたときのミラー部10の角度振幅の周波数特性を示したものである。また、図21は図20の周波数応答特性をもとに、駆動梁30a,30bの長さに対して、利用するモード2におけるミラー部10の角度振幅がどのように変化するかを示したものである。
図21によると、駆動梁30a,30bの長さを変化させていくと、所定の長さ以上(図21では、約800μm以上)では、モード2の角度振幅(共振振幅)が一律に大きな振幅の得られることが分かる。この条件が丁度、モード1の固有周波数がモード2の固有周波数より低くなる場合に相当する。なお、図21において、駆動梁30a,30bの長さが約800μm以下の領域が、モード1の固有周波数がモード2の固有周波数より大になる領域であり、モード2で大きな振幅が得られない。
先の図18の周波数応答特性は、駆動梁30a,30bの長さが900μmの場合であり、モード1の固有周波数がモード2の固有周波数より低くなっており、ミラー部10で大きな角度振幅が得られていることが分かる。
このように、本実施例では、駆動梁30a,30bの1次の曲げ変形及びトーションバースプリング20a,20bの1次の曲げ変形が主体のモード1の固有周波数が、トーションバー20a,20bの1次の捻り変形が主体のモード2の固有周波数より低くなるようしているため、モード2の固有周波数の駆動信号を駆動梁30a,30bに与えることによって、小さな駆動電圧でミラー部10での大きな角度振幅が得られる。なお、振動信号の波形はパルス上でも正弦波でもよく、周波数がモード2の固有周波数近傍であればよい。
また、図17の構成例では、図7と同様にミラー部10の中心(重心)が、トーションバースプリング20の中心軸に対して、駆動梁30a,30bと固定ベース40との接続部に近接する方向にオフセットされている。これによって、先の実施例2と同様に、より大きな回転力がトーションバースプリング20a,20bに発生し、ミラー部10の回転角度を更に大きくすることができる。
更に、本実施例でも先の実施例3〜5の構成を利用することが可能である。便宜上、図17の構成例は実施例4を利用したものである。
本実施例7の光偏向器の基本構成は、実施例6と同じである。図22に本実施例7の概念図を示す。
図22(a)は、図17の構成例におけるモード2の変形形状をx軸方向から見た図である。ミラー部10の中心(重心)がトーションバースプリング20a,20bの中心軸に対して、駆動梁30a,30bと固定ベース40との接続部に近接する方向にオフセットされている構造の場合、図22(a)に示すように、モード2でのミラー部10の固有振動モード形状(図19(b))において、ミラー部10に並進方向への振動が加わる。図22(a)中、pはミラー部10とトーションバースプリング20a,20bの接続部、qがミラー部10の回転軸中心、rがミラー部10の中心を表している。
図22(b)は、本実施例7におけるモード2の変形形状をx軸方向から見た図である。図22(b)に示すように、本実施例7では、モード2の変形形状において、ミラー部10がミラー部の幾何学的中心を中心として回転するように設定することで(ミラー部回転中心qをミラー部中心rと一致させる)、ミラー部10が並進方向に振動しないようにする。このようにすることで、該光偏向器を後述の光走査装置に適用した場合、光走査ビームの位置ずれを抑制することができる。また、ミラー部10の慣性モーメントが最小となり、高速動作が可能になるとともにミラー部10の振幅角度θを増大させることが可能になる。
実施例8の光偏向器の基本構成は、実施例6と同じである。ここで、仮に実施例7を適用したとしても、モード2の固有振動モード形状(図19(b))においては、トーションバースプリング20a,20bには捻りだけでなく、曲げ変形も発生しており、光偏向器の動作時、この曲げ変形による応力によってトーションバースプリング20a,20bが破壊してしまう問題がある。そこで、本実施例では、モード2の固有振動モード形状において、トーションバースプリング20a,20bの曲げ変形をなくした構成を提案するものである。図23に本実施例5の概念図を示す。
図23(a)は、先の図22(b)と同じ図である。ここで、モード2の固有振動モード形状では、駆動梁30a,30bの曲げ変形量が大きく、トーションバースプリング20a,20bは捻り変形だけでなく曲げ変形が生じてしまっている。図23(a)において、dは駆動梁30a,30bの曲げ変形量(撓み量)、zはミラー部10とトーションバースプリング20a,20bとの接続点の振幅量を示している。
図23(b)は、本実施例8におけるモード2の変形形状をx軸方向からみたものである。このように、本実施例では、モード2の固有振動モード形状において、振動梁30a,30bの曲げ変形量(撓み量)dと、ミラー部10とトーションバースプリング20a,20bとの接続の振幅量zが略等しくなるようにする。これにより、トーションバースプリング20a,20bの曲げ変形をなくすことが可能となる。
ここで、本発明者らは、先の実施例6において、駆動梁30a,30bの1次の曲げ変形とトーションバースプリング20a,20bの1次の曲げ変形が主体のモード1の固有周波数が、トーションバースプリングの捻り変形が主体のモード2の固有周波数に略一致する場合に、図23(b)に示すように、駆動梁30a,30bの曲げ変形量と、ミラー部10とトーションバースプリング20a,20bとの接続点の振幅量(接続点のミラー反射面と垂直な方向の変形量)とが略等しくなることを見出した。
これについて図24を用いて詳しく説明する。先に述べたように、モード1は駆動梁30a,30bの1次の曲げ変形が主体になっているので、例えば駆動梁30a,30bの長さを変えることで、モード1の固有周波数だけを変化させることができる。図24は、駆動梁30a,30bの長さをパラメータとして駆動周波数を変化させたときの、ミラー部10とトーションバースプリング20a,20bの接続点と、駆動梁30a,30bの可動端の相対変位量の周波数応答特性である。便宜上、図24では、駆動梁30a,30bの長さが600μm,800μm,900μmの場合のみを示している。ここで、駆動梁30a,30bの長さが800μmの場合に、図23(b)のような関係になることが分かる。先の図20、図21より、駆動梁30a,30bの長さが800μm近傍でちょうど、モード1の固有周波数とモード2の固有周波数が略一致する。
図25は、図24に対応して、図20から駆動梁30a,30bの長さが600μm,800μm,900μmの場合のミラー角度振幅の周波数応答特性のものを抽出して示した図である。図25(a)は、駆動梁30a,30bの長さが600μmの場合であり、モード1の固有周波数がモード2の固有周波数より大きくなる。図25(b)は、駆動梁30a,30bの長さが800μmの場合であり、モード1の固有周波数がモード2の固有周波数と略等しくなる。本実施例8は、これに対応する。図25(c)は、駆動梁30a,30bにの長さが900μmの場合であり、モード1の固有周波数がモードの固有周波数より低くなる。先の実施例6は、これに対応する。
ここでは、駆動梁30a,30bの長さを変えてモード1の固有周波数を変化させるようにしたが、トーションバースプリング20a,20bの長さの方を変えてもよく、また、駆動梁30a,30bとトーションバースプリング20a,20bの両方の長さを変えてもよい。このようにして、モード1や2の固有周波数を変えていくことで、モード2の最適な変形形状とすることが可能となる。
図26に、本発明の光偏向器の実施例9の全体斜視図を示す。これまで説明した光偏向器は、いずれも1軸方向に光を偏向するものであったが、本実施例は2軸方向に光を偏向する構成としたものである。
図26において、10は光を反射させる反射面を有するミラー部であり、このミラー部10の両側には、該ミラー部10を揺動可能に支持する一対の第1の弾性指示部材としての第1のトーションバースプリング120a,120bが接続されている。この第1のトーションバースプリング120a,120bのミラー部10と反対側の端部は、該第1のトーションバースプリング120a,120bの長手方向と略直交する向きを長手方向として一対の第1の駆動梁130a,130bが接続されている。第1の駆動梁130a,130bは、梁状部材の片面に圧電材料が積層され、平板短冊状のユニモルフ構造を形成している。この第1の駆動梁130a,130bは、中央に穴が開いている枠状の可動枠140の内側の一辺から同一方向に突出するように接続され、第1のトーションバースプリング120a,120bの片側にのみ配置され、該駆動梁130a,130bでミラー部10と第1のトーションバースプリング120a,120bを可動枠140に対して片持ち支持した構成となっている。
さらに、可動枠140の両側には、該可動枠140を揺動可能に支持する一対の第2の弾性支持部材としてのトーションバースプリング220a,220bが接続されている。第2のトーションバースプリング220a,220bの可動枠42と反対側の端部は、第2のトーションバースプリング220a,220bの長手方向と略直交する向きを長手方向として一対の第2の駆動梁230a,230bが接続されている。第2の駆動梁230a,230bも梁状部材の片面に圧電材料が積層され、平板短冊状のユニモルフ構造を形成している。この第2の駆動梁230a,230bは、固定ベース240から同一方向に突出するように接続され、第2のトーションバースプリング220a,220bの片側にのみ配置されており、該第2の駆動梁230a,230bで、可動枠240と第2のトーションバースプリング220a,220bを固定ベース240に対して片持ち支持した構成となっている。
本実施例では、第1の駆動梁130a,130bで第1のトーションバースプリング120a,120bに振動を与えることで、ミラー部10を第1のトーションバースプリング120a,120bの軸周りに回転させ、第2の駆動梁230a,230bで第2のトーションバースプリング220a,220bに振動を与えることで、可動枠240を第2のトーションバースプリング220a,220bの軸周りに回転させ回転させる。ここで、第1のトーションバースプリング120a,120bの軸周りの第1の回転方向と第2のトーションバースプリング220a,220bの軸周りの第2の回転方向の振動モードの固有周波数を異ならせておき、それぞれの周波数で第1の駆動梁130a,130bと第2の駆動梁220a,220bを駆動することで、ミラー部10を2軸方向に大きく回転させることができる。
図27に、本発明の光偏向器の実施例10の全体斜視図を示す。本実施例の光偏向器も2軸方向に光を偏向するものであるが、実施例9とは構成及び駆動の仕方が異なる。
図27において、10は、光を反射させる反射面を有するミラー部であり、このミラー部10の両側には、該ミラー部10を揺動可能に支持する一対の第1の弾性支持部材としての第1のトーションバースプリング120a,120bが接続されている。この第1のトーションバースプリング120a,120bのミラー部10と反対側の端部は、中央に穴が開いている枠状の可動枠140の2辺の内部に接続されている。可動枠140の他の2辺の外側には、第1のトーションバースプリング120a,120bに対して直交する向きを長手方向とする第2のトーションバースプリング(第2の弾性支持部材)220a,220bが接続されている。この第2のトーションバースプリング220a,220bの可動枠140と反対側の端部は、該第2のトーションバースプリング220a,220bの長手方向と略直交する向きを長手方向とする駆動梁230a,230bが接続されている。この駆動梁230a,230bは、固定ベース240から同一方向に突出するように接続され、第2のトーションバースプリング220a,220bの片側にのみ配置されており、該駆動梁220a,220bでミラー部10と第2のトーションバースプリング202を固定ベース240に対して片持ち支持した構成となっている。駆動梁230a,230bは梁状部材の片面に圧電材料が積層され、平板短冊状のユニモルフ構造を形成している。
本実施例では、駆動梁230a,230bで第2のトーションバースプリング220a,220bに同相の振動を与えることで、可動枠140を第2のトーションバースプリング220a,220bの軸周りに回転させる。さらに、駆動梁230a,230bで、該第2のトーションバースプリング220a,220bの両側それぞれを逆位相で振動させることで、第1のトーションバースプリング120a,120bの軸を中心とする回転動作をするようにしている。これによって、ミラー部10は、第1のトーションバースプリング120a,120bの軸周りの第1の回転方向と第2のトーションバースプリング220a,220bの軸周りの第2の回転方向に回転する。
具体的に、第1の回転方向と第2の回転方向の振動モードの固有周波数を異ならせておき、それぞれの周波数成分を含んだ信号で駆動梁220a,220bを同相および逆相で駆動することで、ミラー部10を2軸方向に大きく回転させることができる。本実施例では、実施例9の第1の駆動梁120a,120bが不要であり、製作が簡単で低コスト化が可能である。
本実施例は、実施例1〜8の1軸方向に光を偏向する光偏向器を用いて画像形成装置の光書き込みユニットとしての光走査装置を提供するものである。
図28に本実施例の光走査装置の全体構成図、図29に該光走査装置に用いる光偏向器と駆動手段の接続図を示す。
図28において、レーザ素子1020からのレーザ光は、コリメータレンズ系1021を経た後、光偏向器1022により偏向される。この光偏向器1022として、実施例1〜5のいずれかの構成の光偏向器が用いられる。光偏向器1022で偏向されたレーザ光は、その後、第一レンズ1023aと第二レンズ1023b、反射ミラー1023cからなる走査光学系1023を経て感光ドラム等のビーム走査面1022に照射される。
図29に示すように、光偏向器1022は駆動手段1024と電気的に連結されている。この駆動手段1024が、光偏向器1022の下部電極と上部電極間に駆動電圧を印加する。これにより、光偏向器1022のミラー部が回転してレーザ光が偏向され、ビーム走査面1022上が光走査される。
このように、本発明の光偏向器を利用した光走査装置は写真印刷方式のプリンタや複写機などの画像形成装置のための光書込ユニットの構成部材として最適である。
本実施例は、実施例11の光走査装置を光書込みユニットの構成部材として実装した画像形成装置を提供するものである。
図30に本実施例の画像形成装置の一例の全体構成図を示す。図30において、1001が光書込みユニットであり、レーザビームを被走査面に出射して画像を書き込む。1002は光書込みユニット1001による走査対象としての被走査面を提供する像担持体としての感光体ドラムである。
光書込みユニット1001は、記録信号によって変調された1本又は複数本のレーザビームで感光体ドラム1002の表面(被走査面)を同ドラムの軸方向に走査する。感光体ドラム1002は矢印1003方向に回転駆動され、帯電手段1004により帯電された表面に、光書込みユニット1001により光走査されることによって、静電潜像が形成される。この静電潜像は現像手段1005でトナー像に顕像化され、このトナー像は転写手段1006で記録紙1007に転写される。転写されたトナー像は定着手段1008によって記録紙1007に定着される。感光体ドラム1002の転写手段1006対向部を通過した感光体ドラムの表面部分はクリーニング部1009で残留トナーを除去される。
なお、感光体ドラム1002に代えてベルト状の感光体を用いる構成も可能である。また、トナー像を記録紙以外の転写媒体に一旦転写し、この転写媒体からトナー像を記録紙に転写して定着させる構成とすることも可能である。
光書込みユニット1001は記録信号によって変調された1本又は複数本のレーザビームを発するレーザ素子としての光源部1020と、レーザビームを変調する光源駆動手段1500と、これまで説明した本発明の1軸方向にレーザビームを偏向する光偏向器1002と、この光偏向器1022のミラー基板のミラー面に光源部1020からの、記録信号によって変調されたレーザビーム(光ビーム)を結像させるための結像光学系1021と、ミラー面で反射・偏向された1本又は複数本のレーザビームを感光体ドラム1002の表面(被走査面)に結像させるための手段である走査光学系1023などから構成される。光偏向器1022は、その駆動のための集積回路(駆動手段)1024とともに回路基板1025に実装された形で光書込みユニット1001に組み込まれている。
光偏向器1022は、従来の回転多面鏡に比べ駆動のための消費電力が小さいため、画像形成装置の省電力化に有利である。また、光偏向器1022のミラー基板の振動時の風切り音は回転多面鏡に比べ小さいため、画像形成装置の静粛性の改善に有利である。さらに、光偏向器1022は、回転多面鏡に比べ設置スペースが圧倒的に少なくて済み、また、発熱量もわずかであるため、小型化が容易であり、したがって画像形成装置の小型化に有利である。
なお、記録紙1007の搬送機構、感光体ドラム1002の駆動機構、現像手段1005、転写手段1006などの制御手段、光源部1020の駆動系などは、従来の画像形成装置と同様でよいため図21では省略されている。
本実施例は、実施例9、10のような2軸方向に光を偏向する光偏向器を実装した画像投影装置を提供するものである。
図31に本実施例の画像投影装置の全体構成図を示す。図31において、筐体2000に赤(R)、緑(G)、青(B)の異なる3波長のレーザ光を出射するレーザ光源2001−R,2001−G,2001−Bが取り付けられ、これらレーザ光源2001−R,2001−G,2001−Bの出射端近傍には、該レーザ光源2001−R,2001−G,2001−Bからの出射光を略平行光に集光する集光レンズ2002−R,2002−,002−Bが配置されている。集光レンズ2002−R,2002−,002−Bで略平行になったR,G,Bのレーザ光は、ミラー2003やハーフミラー2004を経て、合成プリズム2005によって合成され、光偏向器2006のミラー面に入射される。光偏向器2006には、実施例7や8のような2軸方向に光を偏向する構成の光偏向器(二次元反射角度可変ミラー)が使用される。光偏向器2006のミラー面に入射した合成レーザ光は、光偏向器2006によって二次元偏向走査されて投影面に投射され、画像を投影する。
図32は、本実施例の画像投影装置の制御系も含めた概略構成図である。なお、図32では、3波長のレーザ光源や集光レンズは一つにまとめて示し、また、ミラー、ハーフミラー、合成プリズムは省略してある。
画像情報に応じて画像生成部2011で画像信号を生成し、この画像信号が変調器2012を介して光源駆動回路2013に送られると共に、スキャナ駆動回路2014に画像同期信号が送られる。スキャナ駆動回路2014は、画像同期信号に応じて駆動信号を光偏向器2006に与える。この駆動信号によって、光偏向器2006のミラー部10は、直交した2つの方向に所定角度(例えば10deg程度)の振幅で共振振動し、入射したレーザ光が二次元偏向走査される。一方、レーザ光源2001から出射されるレーザ光は、光源駆動回路2013により、光偏向器2006の二次元偏向走査のタイミングに合わせて強度変調されており、これによって、投影面2007に二次元の画像情報が投影される。強度変調はパルス幅を変調してもよいし、振幅を変調してもよい。変調器2012は画像信号をパルス幅変調あるいは振幅変調し、この変調された信号を光源駆動回路2013によりレーザ光源2001を駆動できる電流に変調してレーザ光源2001を駆動する。
ここで、光偏向手段には、ポリゴンミラーなどの回転走査ミラーを使用することもできるが、本発明の実施例7、8の構成の光偏向器(二次元反射角度可変ミラー)2006は、回転走査ミラーに比べ駆動のための消費電力が小さいため、画像投影装置の省電力に有利である。また、光偏向器2006のミラー基板の振動時の風切り音は回転走査ミラーに比べて小さいため、画像投影装置の静粛性の改善に有利である。さらに光偏向器2006は、回転走査ミラーに比べ設置スペースが圧倒的に少なくて済み、また、発熱量もわずかであるため、小型化が容易であり、したがって、画像投影装置の小型化に有利である。
10 ミラー部
20a,20b トーションバースプリング(弾性支持部材)
30a,30b 駆動梁
31a,31b 梁状部材
32a,32b 圧電部材
40 固定ベース
50a,50b 窪み部
60a,60b 切れ込み部
70a,70b 厚み部
120a,120b 第1のトーションバースプリング
130a,130b 第1の駆動梁
140 可動枠
220a,220b 第2のトーションバースプリング
230a,230b 第2の駆動梁(駆動梁)
240 固定ベース
特許第3129219号公報 特許第3246106号公報 特開2008−083603号公報 特開2004−252337号公報

Claims (14)

  1. 固定ベースと、光反射面を有するミラー部と、前記ミラー部を揺動可能に支持する一対の弾性支持部材と、梁状部材に圧電部材が固着された一対の駆動梁とを有し、
    前記弾性支持部材の長手方向と前記駆動梁の長手方向とが略直交して配置されて、両者が接続され、前記駆動梁の他端は固定ベースに固定されて、一対の前記駆動梁で、前記ミラー部と一対の前記弾性支持部材とが前記固定ベースに対して片持ち支持され、
    前記駆動梁が曲げ振動することで、前記弾性支持部材に捻り変形が発生して、前記ミラー部が回転振動することを特徴とする光偏向器。
  2. 前記駆動梁の1次の曲げ変形のモードの固有周波数が、前記弾性支持部材の1次の捻り変形のモードの固有周波数の近傍に設定されていることを特徴とする請求項1記載の光偏向器。
  3. 前記駆動梁の1次の曲げ変形および前記弾性支持部材の1次の曲げ変形を有する第1のモードの固有周波数が、前記弾性支持部材の1次の捻り変形を有する第2のモードの固有周波数よりも低いことを特徴とする請求項1項記載の光偏向器。
  4. 前記ミラー部の重心が、前記弾性支持部材の中心軸に対して、前記駆動梁と前記固定ベースとの接続部側に近接する方向にオフセットされていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の光偏向器。
  5. 前記第2のモードの変形形状において、ミラー部がミラー部中心で回転することを特徴とする請求項4項記載の光偏向器。
  6. 前記駆動梁の1次の曲げ変形および前記弾性支持部材の1次の曲げ変形を有する第1のモードの固有周波数が、前記弾性支持部材の1次の捻り変形を有する第2のモードの固有周波数の近傍にあり、
    前記第2のモード形状において、前記ミラー部と前記弾性支持部材との接続点の、前記光反射面と垂直な方向の変形量が、前記駆動梁の可動端の変形量と略等しいことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項記載の光偏向器。
  7. 前記弾性支持部材と前記駆動梁の接続部分に、前記光反射面と垂直な方向の厚さが部分的に薄くなるように窪みが形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の光偏向器。
  8. 前記駆動梁のミラー部側の端面が、前記弾性支持部材のミラー部と反対側の端部よりもミラー部側に近接するように、前記駆動梁と前記弾性支持部材の接続部分に切り込みが形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の光偏向器。
  9. 前記駆動梁のミラー部側の先端部が他の部分より厚く形成されていることを特徴とする請求項8記載の光偏向器。
  10. 可動枠と、光反射面を有するミラー部と、前記ミラー部を揺動可能に支持する一対の第1の弾性支持部材と、梁状部材に圧電部材が固着された一対の第1の駆動梁と、前記可動枠を揺動可能に支持する一対の第2の弾性支持部材と、梁状部材に圧電部材が固着された一対の第2の駆動梁と、固定ベースとを有し、
    前記第1の弾性支持部材の長手方向と前記第1の駆動梁の長手方向とが略直交して配置されて、両者が接続され、前記第1の駆動梁の他端は可動枠に固定されて、一対の前記第1の駆動梁で、前記ミラー部と前記一対の第1の弾性支持部材とが前記可動枠に対して片持ち支持され、
    前記第2の弾性支持部材の長手方向と前記第2の駆動梁の長手方向とが略直交して配置されて、両者が接続され、前記第2の駆動梁の他端は固定ベースに固定されて、一対の前記第2の駆動梁で、前記可動枠と一対の前記第2の弾性支持部材とが前記固定ベースに対して片持ち支持され、
    前記第1の駆動梁が曲げ振動することで、前記第1の弾性支持部材に捻り変形が発生して、前記ミラー部が第1の方向に回転振動し、
    前記第2の駆動梁が曲げ振動することで、前記第2の弾性支持部材に捻り変形が発生して、前記可動枠が回転振動し、前記ミラー部が第2の方向に回転振動することを特徴とする光偏向器。
  11. 可動枠と、光反射面を有するミラー部と、前記ミラー部を揺動可能に支持する一対の第1の弾性支持部材と、前記可動枠を揺動可能に支持する一対の第2の弾性支持部材と、梁状部材に圧電部材が固着された一対の駆動梁と、固定ベースとを有し、
    一対の前記第1の弾性支持部材は、その一端が前記ミラー部に接続され、他端が可動枠に固定されて、前記ミラー部が揺動可能に支持され、
    前記第2の弾性支持部材の長手方向と前記駆動梁の長手方向とが略直交して配置されて、両者が接続され、前記駆動梁の他端は固定ベースに固定されて、一対の前記駆動梁で、前記可動枠と一対の前記第2の弾性支持部材とが前記固定ベースに対して片持ち支持され、
    一対の前記駆動梁が逆位相で曲げ振動することで、一対の前記第1の弾性支持部材の軸周りに回転振動が発生して、前記ミラー部が第1の方向に回転振動し、
    一対の前記振動梁が同位相で曲げ振動することで、前記第2の弾性支持部材に捻り変形が発生して、前記可動枠が回転振動し、前記ミラー部が第2の方向に回転振動することを特徴とする光偏向器。
  12. 光源と、光源からの光ビームを偏向させる請求項1乃至9のいずれか1項記載の光偏向器と、偏向された光ビームを被走査面にスポット状に結像する結像光学系とを備えることを特徴とする光走査装置。
  13. 請求項12記載の光走査装置と、光ビームの走査により潜像を形成する感光体と、潜像をトナーで顕像化する現像手段と、トナー像を記録紙に転写する転写手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  14. 光源と、
    前記光源からの光ビームを画像信号に応じて変調する変調器と、
    前記光ビームを略平行光とするコリメート光学系と、
    前記略平行光とされた光ビームを偏向して投影面に投射する請求項1乃至11のいずれか1項記載の光偏向器とを有することを特徴とする画像投影装置。
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