JP2011017930A - レンズ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズ同士の衝突によるレンズの破損を防止することができるレンズ装置を提供する。
【解決手段】ズーム(変倍)レンズ32が取り付けられたレンズ枠42を、レンズ鏡胴本体に対して光軸方向に移動自在に配設される移動枠46に挿入し、押え環44を移動枠46に螺合させて固定する。上記構成のレンズ保持構造は、ズームレンズ32がその直前の固定レンズ30に最も接近する位置に移動したときに、押え環44のフランジ部45のコーナー部45Cの表面(衝突面)が、固定レンズ30に最も接近するように構成されている。従って、落下等による大きな衝撃によりズームレンズ32が機械的な移動限界を超えて移動しても、押え環44が固定レンズ30と線当り又は面当りし、レンズ同士が光軸上の一点で衝突することを防止するストッパーとなる。
【選択図】 図3

Description

本発明はレンズ装置に係り、特にレンズ装置のレンズ保持構造に関する。
従来、テレビの取材等で使用される持ち運び可能なENG(Electronic News Gathering)カメラに用いられるレンズ装置として、インナーフォーカス方式のレンズ装置やリアフォーカス方式のレンズ装置が知られている(特許文献1、2)。
図4は上記従来のレンズ装置の要部を側面から見た断面図である。同図に示すように、第1群レンズ(フォーカスレンズ又は固定レンズ)1−1と、第2群レンズ(ズーム(変倍)レンズ)1−2とは、レンズ鏡胴本体内で相対的に光軸O方向に移動し、例えば1mm程度まで接近するように設計されており、特に光軸O上で最も接近するようになっている。
特開平9−211303号公報 特開2007−148021号公報
上記従来のレンズ装置は、第1群レンズ1−1と第2群レンズ1−2とが接近している状態で、例えば落下等による大きな衝撃が加わると、第2群レンズ1−2が機械的な移動限界を超えて移動し、第1群レンズ1−1と第2群レンズ1−2とが衝突してレンズ(ガラス)が割れるという問題があった。特に、レンズ同士が光軸O上の一点で衝突するため、レンズが割れやすいという問題があった。
また、図4に示すように第2群レンズ1−2は、プラスチック製のレンズ枠2に取り付けられているが、このレンズ枠2の周囲の平坦面に集光する場合がある。そして、集光している状態でカメラが長時間放置されると、レンズ枠2が加熱されて溶けるという問題があった。従来、この集光対策として、レンズ枠2の周囲の平坦面上に薄いアルミ板3を接着していた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、レンズ同士の衝突によるレンズの破損を防止することができるとともに、レンズ枠への集光対策を部品点数の増加を招かずに実現することができるレンズ装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に係る発明は、レンズ鏡胴本体に配設された第1のレンズと、前記レンズ鏡胴本体に対して光軸方向に移動自在に配設された第2のレンズとを含むレンズ装置において、前記第2のレンズが取り付けられたレンズ枠と、前記レンズ鏡胴本体に対して光軸方向に移動自在に配設された略円筒状の移動枠であって、外周面に雄ねじが形成された移動枠と、前記レンズ枠を前記移動枠に固定する押え環であって、内周面に前記移動枠の雄ねじと螺合する雌ねじが形成されるとともに、前記レンズ枠を前記移動枠との間で挟持するためのフランジ部を有する押え環と、からなるレンズ保持構造を備え、前記レンズ保持構造は、前記第2のレンズが前記第1のレンズに最も接近する位置に移動したときに、前記押え環のフランジ部が前記第1のレンズに最も接近するように構成されていることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、落下等による大きな衝撃により前記第2のレンズが機械的な移動限界を超えて移動しても、前記レンズ保持構造を構成する押え環が前記第1のレンズと線当り又は面当りし、前記押え環が前記第1、第2のレンズ同士が光軸上の一点で衝突することを防止するストッパーとなり、これにより第1、第2のレンズの割れを防止することができる。
請求項2に示すように請求項1に記載のレンズ装置において、前記押え環のフランジ部は、前記第1のレンズに最も接近する位置における表面が、これに対向する前記第1のレンズの曲面と近似する形状に形成されていることを特徴としている。前記押え環のフランジ部の表面(衝突面)が、これに対向する前記第1のレンズの曲面と近似する形状に形成されているため、衝突時に押え環が前記第1のレンズに面当りし、前記第1のレンズへの影響を最小限にすることができる。
請求項3に示すように請求項1又は2に記載のレンズ装置において、前記レンズ枠はプラスチックにより形成され、前記押え環は金属により形成され、前記押え環のフランジ部は、前記レンズ枠の周囲の平坦面を覆うように内径側に延びる延出部が形成されていることを特徴としている。前記押え環のフランジ部(延出部)により前記レンズ枠の周囲の平坦面を遮光することができ、前記第1のレンズ等による集光により前記レンズ枠が溶けるといった問題を解消することができる。また、前記フランジ部の延出部は、一体部品であるため、部品点数が増加することがない。
請求項4に示すように請求項1から4のいずれかに記載のレンズ装置において、前記押え環のフランジ部の表面には、前記押え環を回転させるための治具が入る凹部が形成されていることを特徴としている。
請求項5に示すように請求項1から4のいずれかに記載のレンズ装置において、前記第1のレンズは前記レンズ鏡胴本体に固定された前玉レンズであり、前記第2のレンズは変倍レンズであることを特徴としている。
請求項6に示すように請求項1から4のいずれかに記載のレンズ装置において、前記第1のレンズは前記レンズ鏡胴本体に対して光軸方向に移動自在に配設されたフォーカスレンズであり、前記第2のレンズは変倍レンズであることを特徴としている。
本発明によれば、落下等による大きな衝撃により第2のレンズが機械的な移動限界を超えて移動しても、前記第2のレンズの押え環が第1のレンズと線当り又は面当りしてストッパーとして機能し、第1、第2のレンズ同士が直接衝突することを防止することができ、これにより第1、第2のレンズの割れ等の破損を防止することができる。
また、金属製の押え環のフランジ部から内径側に延びる延出部により、プラスチック製のレンズ枠の周囲の平坦面を遮光するようにしたため、部品点数の増加を招くことなく、第1のレンズ等による集光によりレンズ枠が溶けるといった問題を解消することができる。
本発明に係るレンズ装置を側面から見た断面図 本発明に係るレンズ装置のズーム(変倍)レンズの保持構造を示す斜視図 本発明に係るレンズ装置の要部を側面から見た断面図 従来のレンズ装置の要部を側面から見た断面図
以下、添付図面に従って本発明に係るレンズ装置の実施の形態について説明する。
[レンズ装置の全体構成]
図1は、本発明が適用された例えば民生用のビデオカメラ、テレビ放送用のENGカメラ、監視用カメラ等に適用されるリアフォーカス式で可変焦点距離のレンズ装置を側面から見た断面図であり、光軸Oから上半分に関して示している。
図1において、レンズ装置1のレンズ鏡胴本体は、主として前枠10、前固定環12、第1本体環14、第2本体環16、後固定環18、マウント取付枠20、及びマウント環22によって略円筒状に構成されている。
第1本体環14は、レンズ鏡胴本体の最内周の構成部材であり、この第1本体環14の外周前方側に前固定環12がねじにより固定され、前固定環12の前方に前枠10がねじにより固定されている。また、第1本体環14の外周後方側に第2本体環16がねじにより固定され、第2本体環16の後方に後固定環18が、後固定環18の後方にマウント取付枠20が、マウント取付枠20の後方にマウント環22がそれぞれねじにより固定されている。
尚、前枠10には、レンズフード24が装着できるようになっている。また、レンズ装置1は、マウント環22を介してレンズ交換式のカメラ本体に装着される。
このレンズ装置1における光学系は、物体側から順に、固定レンズ(第1群レンズ)30、ズーム(変倍)レンズ(第2群レンズ)32、前マスターレンズ(第3群レンズ)34、フォーカスレンズ(第4群レンズ)36、及び後マスターレンズ(第5群レンズ)38の5群から構成されている。また、前マスターレンズ34の直前には、虹彩絞り40が設けられている。
ズームレンズ32が取り付けられたレンズ枠42は、押え環44により移動枠46に固定されている。第1本体環14の内周部にはカム筒48が回動可能に保持されており、移動枠46は、カムピン46Aを介してカム筒48の内周部に保持されている。
即ち、第1本体環14の内周面には光軸O方向の直進溝14Aが形成されるとともに、カム筒48にはカム溝(カム形状の孔)48Aが形成されており、移動枠46に固定されたカムピン46Aが、カム筒48のカム溝48Aを挿通して第1本体環14の直進溝14Aに係合されている。これによって移動枠46は、回転が規制された状態で光軸O方向に直進可能に保持されるとともに、カムピン46Aがカム溝48Aに係合する位置に保持される。
従って、カム筒48が回動すると、カム筒48のカム溝48Aと第1本体環14の直進溝46Aとの交差位置がカム形状に応じた位置に変化し、その交差位置へのカムピン46Aの移動によって移動枠46が光軸O方向に進退移動する。
一方、第2本体環16の外周部には、ズームリング50が回動可能に配置されており、そのズームリング50の内周面の径方向内向きに棒状の連結軸52が取り付けられている。この連結軸52は、第1本体環14に形成された周方向の長孔(図示せず)を挿通してカム筒48に連結されている。これにより、ズームリング50を回動操作すると、それに連動してカム筒48が回動する。カム筒48が回動すると、上述のように移動枠46が進退移動し、移動枠46と連動してズームレンズ32が光軸O方向に移動する。従って、ズームリング50の回動操作によりズーム倍率が変更されるようになっている。
虹彩絞り40は、主としてプラスチック製の地板(絞り枠)54と、菊座(カム板)56と、絞り枠54とカム板56との間に配置された複数枚の絞り羽根58とによって構成されている。後固定環18とマウント取付枠20との間には、アイリスリング60が回動可能に配設され、このアイリスリング60には、カム板56から延出する連結軸56Aが連結されている。これにより、アイリスリング60の回動によりカム板56が回動し、絞り羽根58が開閉動作するようになっている。
フォーカスレンズ36は、光学系の焦点位置を変更するもので、前マスターレンズ34等を保持する保持枠62と、この保持枠62の後端に配設される後マスターレンズ38のレンズ枠64との間に保持されているガイド軸及び回り止め(図示せず)により、光軸O方向に移動可能に支持されている。また、保持枠62には、ガイド軸を挟んで一対のボイスコイルモータ(VCM)66が配設されており、フォーカスレンズ36は、このVCM66の動力によって電動で駆動されるようになっている。
前固定環12の外周部には、第1フォーカスリング70、及び第2フォーカスリング72がそれぞれ回動可能に配置されている。第1フォーカスリング70は、回動範囲が規制されておらず、エンドレスに回転させることができるとともに、光軸方向にスライド可能に配設されている。また、第2フォーカスリング72は、ストッパー軸74により約120度の範囲内で回動できるように規制されている。
第1フォーカスリング70と第2フォーカスリング72とが対向する端面には、それぞれ鋸歯状のクラッチ部70A、72Aが形成されており、図1に示す状態では、クラッチ部70A,72Aが連結(噛合)し、第1フォーカスリング70と第2フォーカスリング72とが一体的に回動する。従って、この状態で、第1フォーカスリング70を手動で回動させる場合には、約120度の範囲内でのみ回動させることができる。
一方、第1フォーカスリング70を、クリック用弾性部材76を乗り越えるように前方にスライドさせると、前記クラッチ部70A、72Aの連結が外れる。これにより第1フォーカスリング70は、エンドレスで回転できるようになる。
上記構成のレンズ装置1の側面には、ねじ孔80、82を介してグリップ部を兼ねた駆動部(図示せず)が取り付けられる。
駆動部は、ズームリング50、アイリスリング60を駆動するための駆動手段を有するとともに、内部に制御基板が配設され、シーソー式のズームスイッチにより電動でズームレンズ32等を駆動制御するとともに、フォーカスレンズ36や虹彩絞り40を制御する。
<各種の検出手段>
第1本体環14の外周面には、光軸方向に沿ってリニアポテンショメータが配設されており、このリニアポテンショメータ(ズームリニアPOT)は、カム筒48の回転によりズームレンズ32が光軸方向に移動すると、その移動位置に対応した位置信号(絶対位置を示す信号)をリード線を介して駆動部に出力する。
カム筒48の後端面には、N極、S極が着磁された磁気リング84が接着されており、第1本体環14には、前記磁気リング84に対向して磁気センサ(MRセンサ)が配設されている。カム筒48とともに磁気リング84が回転すると、MRセンサはその回転量に対応するパルス数のパルス信号(相対位置を示す信号)をリード線を介して駆動部に出力する。
尚、ズームリニアPOTの出力は、電源投入時に使用され、その後は、ズーム位置検出用のMRセンサの出力が使用される。
フォーカスレンズ36のガイド軸に対向する保持枠62には、フォーカスレンズ位置検出用のMRセンサが配設されており、このMRセンサは、フォーカスレンズ36の移動量に対応するパルス数のパルス信号(相対位置を示す信号)をリード線を介して駆動部に出力する。また、フォーカスレンズ36の基準位置を検出するためのホームポジションセンサ(フォトインタラプタ)が保持枠62内に配設されており、駆動部は、ホームポジションセンサによって検出されたフォーカスレンズ36の基準位置を基準にしてMRセンサの出力信号をカウントすることによりフォーカスレンズ36の絶対位置を検知している。
第1フォーカスリング70及び第2フォーカスリング72の周囲には、それぞれ歯車70B,72Bが形成されており、これらの歯車70B,72Bは、それぞれ駆動部側に設けられた相対位置検出型センサ(インクリメンタルエンコーダ)、及び絶対位置検出型センサ(アブソリュートエンコーダ)の検出軸の歯車に連結している。
これにより、駆動部は、第1フォーカスリング70の相対的な回転量を検知することができるとともに、第2フォーカスリング72の絶対的な回転位置を検知することができる。
また、前固定環12の先端部には、フォトインタラプタ86が配設されており、一方、第1フォーカスリング70の先端には、遮光板70Cが設けられている。このフォトインタラプタ86は、遮光板70Cの有無を示す検出信号を駆動部に出力する。これにより駆動部は、フォトインタラプタ86からの検出信号により第1フォーカスリング70が第2フォーカスリング72に連結しているか否かを検知することができる。
[レンズ制御]
マウント取付枠20の側面には、スライド式のマクロON/OFFスイッチと、AF/MF切替えスイッチと、ノンロック式のAFプッシュスイッチとが配設されており、これらのスイッチの操作に伴う出力信号は、リード線を介して駆動部に加えられるようになっている。
ここで、マクロON/OFFスイッチは、マクロ撮影モードをON/OFFさせるスイッチである。AF/MF切替えスイッチは、被写体像のコントラストが最大になるように自動的にフォーカスレンズ36を移動させて焦点調節を行うオートフォーカス(AF)モードと、第1フォーカスリングを手動で回動操作することによりフォーカスレンズ36を移動させて焦点調節を行うマニュアルフォーカス(MF)モードとを切り替えるスイッチである。AFプッシュスイッチは、AF/MF切替えスイッチによりMFモードに切り替えられている場合に、キートップが押下(プッシュ)されている期間だけAFモードに切り替えるスイッチである。
<フォーカス制御>
AF/MF切替えスイッチによりAFモードに切り替えられている場合には、駆動部は、第1フォーカスリング70、第2フォーカスリング72の操作にかかわらず、自動的にフォーカスレンズ36を合焦位置に移動させるAF制御を行う。
一方、AF/MF切替えスイッチによりMFモードに切り替えられている場合には、第1フォーカスリング70のスライド位置に応じて、フルMFモード(端付き)とAF/MFモード(エンドレス)とが切り替えられるようになっている。
即ち、駆動部は、前述したフォトインタラプタ86からの検出信号により第1フォーカスリング70のスライド位置(第1フォーカスリング70が第2フォーカスリング72に連結しているか否か)を検知することができ、第1フォーカスリング70が第2フォーカスリング72に連結している場合にはフルMFモードに切り替え、第1フォーカスリング70が第2フォーカスリング72に連結していない場合にはAF/MFモードに切り替える。
駆動部は、第1フォーカスリング70が第2フォーカスリング72に連結しているフルMFモード時には、第2フォーカスリング72の歯車72Bに連結している絶対位置検出型センサからの絶対位置信号(至近から無限遠の範囲内の撮影距離を指令する信号)と、電源投入時のズームリニアPOTの出力及びその後のズーム位置検出用のMRセンサの出力から得られるズーム位置の絶対位置を示す信号(ズーム倍率を示す信号)とに基づいてフォーカスレンズ36を駆動制御する。即ち、撮影距離に対応するフォーカスレンズ36の移動すべき位置は、ズームレンズ32の現在のズーム位置(ズーム倍率)に応じて予め設定されており、駆動部は、第1フォーカスリング70の手動操作に連動して第2フォーカスリング72が回動すると、その回動位置を示す信号(撮影距離を指令する信号)と現在のズーム倍率とに基づいてフォーカスレンズ36を対応する位置に移動させる。
このようにフルMFモードに切り替えられると、第1フォーカスリング70を手動で操作することにより、フォーカスレンズ36を所望の撮影距離に対応する位置に移動させることができる。尚、第1フォーカスリング70は、ストッパー軸74によって回動範囲が規制されている端付きの第2フォーカスリング72に連結しているため、その回動範囲が第2フォーカスリング72と同様に規制され、至近端から無限遠端に対応する回動範囲内で回動できるようになっている。
上記フルMFモードは、第1フォーカスリング70が第2フォーカスリング72を介して回動範囲が制限されており、操作者は、第1フォーカスリング70が端に到達したときの操作感によってフォーカスレンズ36が至近端又は無限遠端に到達したことを認識することができる。このような第1フォーカスリング70のみによるフォーカス操作は、本職のカメラマン等が使い慣れた方式である。
一方、第1フォーカスリング70が第2フォーカスリング72に連結していないAF/MFモード時には、第1フォーカスリング70を回動させることによりフォーカスレンズ36を移動させるMFモードと、前述したAFプッシュスイッチの押下によるAFモードとを適宜使い分けてフォーカス制御を行うことができる。
即ち、駆動部は、AF/MFモード時に第1フォーカスリング70が操作され、第1フォーカスリング70の歯車70Bに連結している相対位置検出型センサからの相対位置信号を入力すると、その相対位置信号に基づいてフォーカスレンズ36を駆動制御し、第1フォーカスリング70の回動量に対応した移動量だけフォーカスレンズ36を移動させる。
尚、AF/MFモード時には第1フォーカスリング70は、第2フォーカスリング72に連結していないため、その回動範囲が規制されずエンドレスで回転できるが、駆動部は、フォーカスレンズ36が無限遠端又は至近端の位置まで移動すると、その端を超える移動指令は出力しないようにしている。
また、AF/MFモード時にAFプッシュスイッチの押下によりAFモードに一時的に切り替え、その後、AFプッシュスイッチから手を離してMFモードに切り替えると、AFモードによって自動的に合焦したフォーカスレンズ36の位置を引き継いで、第1フォーカスリング70を操作した分だけフォーカスレンズ36を変位させることができ、使い勝手がよくなる。
<ズーム制御>
駆動部に設けられているシーソー式のズームスイッチを操作すると、駆動部内の電動モータからズームリング50の周囲に形成されている歯車50Aに回転駆動力が伝達され、これによりズームリング50を回動させることができるようになっている。また、ズームリング50(ズームリング50に植設された図示しないズームレバー)を手動で操作することにより、ズームリング50を回動させることができるようになっている。
ズームリング50が回動すると、連結軸52を介して連結されているカム筒48が回動し、カム筒48が回動すると、第1本体環14に形成されている直進溝14A及びカム筒48のカム溝48Aに係合しているカムピン46Aを介して移動枠46が光軸O方向に進退移動する。このようにズームリング50を回動させると、ズームレンズ32を光軸O方向に移動させることができ、ズーム倍率を変更させることができる。
上記のようにしてズームレンズ32の移動によりズーム倍率が変化すると、焦点面が移動するが、駆動部は、ズーム倍率の変化に伴う焦点面の移動を補正する補正光学系としてフォーカスレンズ36を兼用し、ズーム倍率にかかわらず焦点面が移動しないようにフォーカスレンズ36の位置を制御している。
即ち、駆動部は、ズーム操作前の現在のズームレンズ32のズーム位置を、電源投入時のズームリニアPOTの出力及びその後のズーム位置検出用のMRセンサの出力から取得するとともに、現在のフォーカスレンズ36の位置をフォーカスレンズ位置検出用のMRセンサから取得し、予め撮影距離毎に準備されている焦点面を移動させないズーム位置とフォーカスレンズ位置との関係を示す補正曲線から、前記取得したズーム位置及びフォーカスレンズ位置に基づいて対応する補正曲線を選択し、その後、ズームレンズ32の移動量が、ズームレンズ位置検出用のMRセンサの出力信号に基づいて検出されると、この検出されたズーム位置に対応するフォーカスレンズ位置(焦点面を移動させないフォーカスレンズ位置)を前記選択した補正曲線から読み出し、読み出したフォーカスレンズ位置にフォーカスレンズ36を移動させる。
これにより、フォーカス制御により焦点面が、レンズ装置1が装着されたカメラ本体の撮像素子上に位置するようにピント調整した後、ズーム倍率を変更しても焦点面が移動しないようにする(ピントがずれないようにする)ことができる。
これにより、ズーム倍率を変更しても焦点面が移動しないようにすることができる。従って、一旦、フォーカス制御により焦点面がレンズ装置1が装着されたカメラ本体の撮像素子上に位置するようにピント調整すると、その後、ズーム操作してもピントがずれないようにすることができる。
[実施の形態]
次に、上記構成のレンズ装置1に適用されたズームレンズ32の保持構造について詳述する。
図2は、レンズ装置1のズームレンズ32を移動枠46に保持するレンズ保持構造を示す斜視図であり、図2(A)はレンズ保持構造を示す分解斜視図、図2(B)はレンズ保持構造を示す組立後の斜視図である。
また、図3は本発明に係るレンズ装置の要部を側面から見た断面図であり、特にズームレンズ32がズーム移動範囲の一端(物体側のズーム端(ワイド端))に移動した状態のズームレンズ近傍の断面に関して示している。
ズームレンズ32は、複数枚のレンズ(図示せず)から構成されており、プラスチック製のレンズ枠42に取り付けられている。即ち、複数枚のレンズは、後方側(像面側)のレンズから順次レンズ枠42に挿入され、また、必要に応じてレンズ間にスペーサを介在させて挿入される。レンズ枠42内に全てのレンズが挿入されると、先頭のレンズを固定すべく熱カシメが行われる。
円筒状の移動枠46の外周後方側には、3本のカムピン46Aが等間隔で植設可能になっており、また、外周前方側には、押え環44が螺合する雄ねじ46Bが形成されている。
一方、押え環44は、金属により形成されており、円筒状の内周面に移動枠46Bの雄ねじと螺合する雌ねじ44Aが形成されるとともに、レンズ枠42を移動枠46との間で挟持するためのフランジ部45が形成されている。
押え環44のフランジ部45の表面には、押え環44を回転させるための治具が入る凹部45Aが2箇所形成され(図2参照)、また、フランジ部45には、レンズ枠42の周囲の平坦面42Aを覆うように内径側に延びる延出部45Bが一体的に形成されている(図3参照)。
更に、図3に示すようにフランジ部45の表面の一部(コーナー部)45Cには、このコーナー部45Cに対向する固定レンズ30の出射面の曲面と近似する形状になるようにRが形成され、又は面取りが施されている。
ズームレンズ32が取り付けられたレンズ枠42は、押え環44により移動枠46に固定される。
即ち、ズームレンズ32が取り付けられたレンズ枠42を移動枠46に挿入し、その後、押え環44を回転させて移動枠46に螺合させることにより、移動枠46と押え環44のフランジ部45との間でレンズ枠42が固定される。
このようにしてズームレンズ32が固定された移動枠46は、カム筒48内に挿入され、カム筒48に形成されたカム溝48Aを介して3本のカムピン46Aがそれぞれ移動枠46に取り付けられる。その後、移動枠46が取り付けられたカム筒48が、第1本体環14内に挿入される。このとき、3本のカムピン46Aは、第1本体環14の内周面に形成された3本の直進溝14Aにそれぞれ挿入される(図1参照)。
これにより移動枠46は、第1本体環14の直進溝14Aにより回転が規制された状態で光軸O方向に直進可能に保持されるとともに、カムピン46Aがカム溝48Aに係合する位置に保持される。
従って、カム筒48が回動すると、カム筒48のカム溝48Aと第1本体環14の直進溝46Aとの交差位置がカム形状に応じた位置に変化し、その交差位置へのカムピン46Aの移動によって移動枠46が光軸O方向に進退移動する。
図3は、前述したようにズームレンズ32が物体側のズーム端(ワイド端)に移動した状態を示しているが、このとき押え環44のフランジ部45のコーナー部45Cが、その直前の固定レンズ30の出射面と最も接近するように、レンズ枠42、押え環44及び移動枠46等のズームレンズ32のレンズ保持構造が構成されている。
即ち、図3に示す状態において、固定レンズ30の出射面と押え環44の表面のコーナー部45Cとの間隔をA、固定レンズ30の出射面とズームレンズ32の入射面との間隔(光軸O上で最も接近する間隔)をBとすると、A<Bとなるようにレンズ保持構造の各部の寸法等が設計されている。尚、この実施の形態では、A=1.0mm、B=1.25mmになっているが、本発明はこれに限定されない。
上記構成のレンズ装置1において、ズームレンズ32は、ズームリング50に連結した連結軸52がストッパーに当接することにより、ワイド端からテレ端までの機械的な可動範囲が規制されているが、落下による大きな衝撃等が加わると、ズームレンズ32が機械的な移動限界を超えて移動することがある。
この場合、固定レンズ30の出射面に、押え環44のコーナー部45C(衝突面)が面当り又は線当りし、押え環44がレンズ同士が光軸O上の一点で衝突することを防止するストッパーとなる。これにより、固定レンズ30、ズームレンズ32の割れ等の破損を防止することができる。
また、押え環44は、そのフランジ部45から内径側に延びる延出部45Bにより、レンズ枠42の周囲の平坦面42Aを覆うことができる。これにより、固定レンズ30によりレンズ枠44の周囲の平坦面42Aに集光する場合でも、押え環44に一体形成された延出部45Bにより遮光することができ、集光によりレンズ枠42の平坦面42Aが溶けるといった問題を解消することができる。
[その他]
この実施の形態では、固定レンズ30とズームレンズ32とのレンズ間の衝突防止について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、特許文献1に記載のインナーフォーカス方式のレンズ装置におけるフォーカスレンズとズームレンズとのレンズ間の衝突防止にも適用できる。
また、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
1…レンズ装置、14…第1本体環、30…固定レンズ、32…ズーム(変倍)レンズ、42…レンズ枠、42A…平坦面、44…押え環、44A…雌ねじ、45…フランジ部、45A…凹部、45B…延出部、45C…コーナー部(衝突面)、46…移動枠、46A…カムピン、46B…雄ねじ

Claims (6)

  1. レンズ鏡胴本体に配設された第1のレンズと、前記レンズ鏡胴本体に対して光軸方向に移動自在に配設された第2のレンズとを含むレンズ装置において、
    前記第2のレンズが取り付けられたレンズ枠と、
    前記レンズ鏡胴本体に対して光軸方向に移動自在に配設された略円筒状の移動枠であって、外周面に雄ねじが形成された移動枠と、
    前記レンズ枠を前記移動枠に固定する押え環であって、内周面に前記移動枠の雄ねじと螺合する雌ねじが形成されるとともに、前記レンズ枠を前記移動枠との間で挟持するためのフランジ部を有する押え環と、からなるレンズ保持構造を備え、
    前記レンズ保持構造は、前記第2のレンズが前記第1のレンズに最も接近する位置に移動したときに、前記押え環のフランジ部が前記第1のレンズに最も接近するように構成されていることを特徴とするレンズ装置。
  2. 前記押え環のフランジ部は、前記第1のレンズに最も接近する位置における表面が、これに対向する前記第1のレンズの曲面と近似する形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 前記レンズ枠はプラスチックにより形成され、前記押え環は金属により形成され、
    前記押え環のフランジ部は、前記レンズ枠の周囲の平坦面を覆うように内径側に延びる延出部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ装置。
  4. 前記押え環のフランジ部の表面には、前記押え環を回転させるための治具が入る凹部が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のレンズ装置。
  5. 前記第1のレンズは前記レンズ鏡胴本体に固定された前玉レンズであり、前記第2のレンズは変倍レンズであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のレンズ装置。
  6. 前記第1のレンズは前記レンズ鏡胴本体に対して光軸方向に移動自在に配設されたフォーカスレンズであり、前記第2のレンズは変倍レンズであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のレンズ装置。
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