JP2011017887A - 液晶表示パネル - Google Patents
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Abstract
ット状開口の形状が、透過率Tが大きく、駆動電圧Vがあまり大きくならない範囲となる
ようにすること。
【解決手段】本発明の内面シールド型のFFSモードの液晶表示パネルは、上電極に形成
される隣接する前記スリット状開口のピッチをPとし、隣接するスリット状開口間の上電
極の幅をLとするとき、L/Pが45%〜55%となるようにする。この数値範囲では、
透過率Tが大きく、駆動電圧Vがあまり高くならず、かつ効率値E(T3/V)が大きい
内面シールド型のFFSモードの液晶表示パネルが得られる。
【選択図】 図4
Description
基板の液晶層側に形成され、透過率が良好で、駆動電圧があまり高くならないFFS(Fr
inge Field Switching)モードの液晶表示パネルに関する。
あるため、表示用として多くの電子機器に使用されている。液晶表示パネルは、所定方向
に整列した液晶分子の向きを電界により変えて、液晶層の光の透過量を変化させて画像を
表示させるものである。このような液晶表示パネルには、外光が液晶層に入射し、反射板
で反射されて再び液晶層を透過して出射する反射型のものと、バックライト装置からの入
射光が液晶層を透過する透過型のものと、その両方を備えた半透過型のものとが存在して
いる。
のものとが知られている。縦電界方式の液晶表示パネルは、液晶層を挟んで配置される一
対の電極により、概ね縦方向の電界を液晶分子に印加するものである。この縦電界方式の
液晶表示パネルとしては、TN(Twisted Nematic)モード、VA(Vertical Alignment
)モード、MVA(Multi-domain Vertical Alignment)モード等のものが知られている
。横電界方式の液晶表示パネルは、液晶層を挟んで配設される一対の基板のうちの一方の
内面側に一対の電極を互いに絶縁して設け、概ね横方向の電界を液晶分子に対して印加す
るものである。この横電界方式の液晶表示パネルとしては、一対の電極が平面視で重なら
ないIPS(In-Plane Switching)モードのものと、重なるFFSモードのものとが知ら
れている。
極をそれぞれ互いに電気的に絶縁された状態で噛み合うようにくし歯状に形成し、画素電
極と共通電極との間に横方向の電界を液晶に印加するものである。このIPSモードの液
晶表示パネルは、縦電界方式の液晶表示パネルよりも視野角が広いという利点を有してい
る。
る一対の電極をそれぞれ異なる層に配置し、液晶層側の共通電極又は画素電極にスリット
状開口を設け、このスリット状開口を通る概ね横方向の電界を液晶層に印加するものであ
る。このFFSモードの液晶表示パネルは、広い視野角を得ることができると共に画像コ
ントラストを改善できるという効果があるので、近年、多く用いられるようになってきて
いる。このFFSモードの液晶表示パネルには、共通電極及び画素電極がスイッチング素
子としての薄膜トランジスターTFT(Thin Film Transistor)と実質的に同一の平面に
形成されたものと、共通電極及び画素電極が共にTFTの上方に配置されたものとが知ら
れている。
表示パネルは、TFT等の表面が層間樹脂膜で被覆され、この層間樹脂膜の表面に電極間
絶縁膜をはさんで透明導電性材料からなる下電極とスリット状開口を有するが上電極とが
形成されている。この上電極及び下電極は、共に画素電極及び共通電極の何れとしても作
動させることが可能である。
ているが、横電界方式の液晶表示パネルでは電極が形成されていない。そのため、横電界
方式の液晶表示パネルでは、人の指等、外部からの静電気に起因して液晶分子の配向が乱
れることがある。そこで、横電界方式の液晶表示パネルでは、下記特許文献1に示されて
いるように、静電気による画像の乱れを防止するため等の目的でカラーフィルター基板の
透明基板の表示面側に静電気防止用の透明導電性電極(以下、「シールド電極」と称する
。)を成形した液晶表示パネルが知られている。
ィルター基板の透明基板の液晶層側にシールド電極を成形した液晶表示パネルも知られて
いる。以下では、シールド電極を透明基板の表示面側に成形したものを「外面シールド」
と称し、シールド電極を透明基板の液晶層側に成形したものを「内面シールド」と称する
。
との間が透明基板の厚み以上離間するため、シールド電極と画素電極との間に形成された
縦電界が液晶層に印加されても透過率に及ぼす影響が少ないという利点がある。したがっ
て、外面シールドの場合は、透過率が高く、また、サブ画素内での電界の掛かり方のばら
つきが少ないので、駆動電圧を低めにすることができる。
通電極の形成工程と同様な工程で透明基板の液晶層側にシールド電極を形成することがで
きるという利点がある。したがって、内面シールドの場合、大板用の液晶表示パネルの場
合であっても、特に内面シールド電極形成用の大掛かりな装置を新設する必要がなくなる
。また、内面シールドの場合は、シールド電極が外部に露出していないため、シールド電
極が傷つきにくいという利点があり、とくに、指が触れることがある液晶表示パネルに有
効である。このように、外面シールドと内面シールドには夫々に利点及び欠点があるため
に、両者共に適宜選択されて製造されている。
にあるかの相違のみである。しかしながら、シールド電極の形成位置を変更することによ
って透過率や駆動電圧が変化するという問題が生じる。この原因は、シールド電極と画素
電極との間に生じる縦電界によるものである。すなわち、内面シールドの場合のように、
シールド電極と画素電極との間の距離が近くなって縦電界が大きくなると、透過率が低下
し、高い駆動電圧が必要となる。外面シールドの場合は、シールド電極と画素電極との間
が透明基板の板厚以上離間するため、シールド電極追加による縦電界の影響が少なく、そ
の対策は大きな課題ではなかった。しかしながら、内面シールドの場合は、シールド電極
と画素電極との間の距離が短いため、シールド電極追加による縦電界の影響が大きいため
に対策が必要となる。
示パネルに関する従来技術の問題点を解決すべくなされたものである。すなわち、本発明
は、内面シールド型のFFSモードの液晶表示パネルにおいて、種々のスリット状開口の
形状に対する透過率と駆動電圧との関係を調査することによって、良好な透過率と駆動電
圧があまり高くならないFFSモードの液晶表示パネルを提供することを目的とする。
た一対の基板を有し、前記一対の基板の一方には、表示領域に形成された複数のサブ画素
のそれぞれに複数のスリット状開口が並設された上電極と、前記上電極と絶縁膜を介して
前記基板側に形成された下電極とを備え、前記他方の基板には前記液晶層側にシールド電
極が形成された液晶表示パネルにおいて、隣接する前記スリット状開口のピッチをPとし
、隣接する前記スリット状開口間の上電極の幅をLとするとき、L/Pが45%〜55%
であることを特徴とする。
開口のまま内面シールド型に変更すると、透過率が低下し、駆動電圧が高くなる。本発明
の液晶表示パネルによれば、内面シールド型のFFSモードの液晶表示パネルであっても
、種々のスリット状開口のL/Pについて取得された透過率と駆動電圧との関係から確認
できるように、良好な透過率と低駆動電圧の液晶表示パネルとなる。なお、L/Pが45
%未満であると駆動電圧は低くなるが透過率の低下度合いが大きくなり、また、L/Pが
55%を超えると透過率は良好であるが駆動電圧が高くなりすぎるため、共に好ましくな
い。
間に印加される駆動電圧をVとしたとき、T3/Vで表される効率値Eが極大値の95%
以上であり、かつ、透過率Tが極大値の98%以上であることが好ましい。
値Eが極大値の95%以上の範囲が得られるL/Pの範囲は38%〜55%となるが、L
/Pが45%未満であると透過率Tが98%未満となってしまうので、好ましくない。ま
た、効率値Eが極大値の95%未満であると透過率に対する印加電圧の有効割合が低くな
るので、好ましくない。
い。
動させることができる。本発明の液晶表示パネルでは、上電極を共通電極として作動させ
るようにしているので、上電極を画素電極として作動させるようにした場合と比すると、
内面シールドとして形成されたシールド電極と画素電極との間の距離が長くなるので、よ
りシールド電極によって生じた縦電界に起因する透過率の低下が減少する。
、以下に示す実施形態は、本発明をここに記載したものに限定することを意図するもので
はなく、本発明は特許請求の範囲に示した技術思想を逸脱することなく種々の変更を行っ
たものにも均しく適用し得るものである。
成された面ないしは液晶と対向する側の面を示すものとする。また、この明細書における
説明のために用いられた各図面においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大
きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせて表示しており、必ずしも実際の寸法
に比例して表示されているものではない。
する。図2、図3に示すように、液晶表示パネル10は液晶LCがアレイ基板ARとカラ
ーフィルター基板CFで挟持される構成となっている。図示省略したが、液晶表示パネル
10は行方向及び列方向に複数個整列したサブ画素を有しており、1サブ画素は、例えば
R(赤)・G(緑)・B(青)の3色のサブ画素で構成され、これらの色の光の混色によ
って各画素の表示色が定められる。
ニウムやモリブデン等の不透明な金属からなる走査線12と、Y軸方向に延在するアルミ
ニウムやモリブデン等の不透明な金属からなる信号線13と、走査線12と信号線13の
交差部近傍に配設されるTFTを備えている。
明基板14を基体としている。第1透明基板14上には、液晶LCに面する側に、走査線
12が形成されている。走査線12からはゲート電極Gが延設されている。走査線12及
びゲート電極Gを覆うようにして窒化ケイ素や酸化ケイ素等からなる透明なゲート絶縁膜
15が積層されている。そして、平面視でゲート電極Gと重なるゲート絶縁膜15上には
非晶質シリコンや多結晶シリコンなどからなる半導体層16が形成されている。また、ゲ
ート絶縁膜15上にはアルミニウムやモリブデン等の金属からなる複数の信号線13が、
図1のY軸方向(列方向)に形成されている。これらの走査線12及び信号線13によっ
て区画された領域のそれぞれがサブ画素領域となる。この信号線13からはソース電極S
が延設され、このソース電極Sは半導体層16の表面と部分的に接触している。
がゲート絶縁膜15上に設けられており、このドレイン電極Dはソース電極Sと近接配置
されて半導体層16の表面と部分的に接触している。R(赤)・G(緑)・B(青)の3
つのサブ画素で略正方形の1画素(図示せず)を構成するので、これを3等分する1サブ
画素は、図1に示したように、走査線12側が短辺で信号線13側が長辺の長方形となる
。ゲート電極G、ゲート絶縁膜15、半導体層16、ソース電極S、ドレイン電極Dによ
ってスイッチング素子となるTFTが構成され、それぞれのサブ画素にこのTFTが形成
されている。
うようにして例えば窒化ケイ素や酸化ケイ素等からなる透明なパッシベーション膜17が
積層されている。そして、パッシベーション膜17を覆うようにして、例えばフォトレジ
スト等の透明樹脂材料からなる層間樹脂膜18が積層されている。そして、層間樹脂膜1
8を覆うようにしてITO(Indium Thin Oxide)ないしIZO(Indium Zinc Oxide)等
の透明導電性材料からなる下電極19が形成されている。層間絶縁膜18及びパッシベー
ション膜17を貫通してドレイン電極Dに達するコンタクトホール20が形成されており
、このコンタクトホール20を介して下電極19とドレイン電極Dとが電気的に接続され
ている。そのため、下電極19は画素電極として作動する。
絶縁膜21が積層されている。そして、電極間絶縁膜21を覆うようにしてITOないし
IZO等の透明導電性材料からなる上電極22が形成されている。本実施形態の液晶表示
パネル10では、この上電極22は、表示領域の周辺部でコモン配線に接続されており(
図示せず)、共通電極として作動する。
リット状開口23はフォトリソグラフィー法によって上電極22の表面に塗布されたフォ
トレジスト材料を露光及び現像した後、エッチングすることによって形成される。上電極
22を覆ってポリイミドからなる第1配向膜24が積層されている。第1配向膜24には
図1のY軸方向(信号線13の延在方向と略平行な方向)に液晶方向配向処理すなわちラ
ビング処理が施されている。
は、上電極22に信号線13の延在方向に延在する「く」字状のスリット状開口23が等
間隔で複数本形成されている。図1に示すように、スリット状開口23の間隔(ピッチ)
はPであり、スリット幅はSである。したがって、隣接するスリット状開口23の間の上
極22の幅L=P−Sとなる。サブ画素は縦長であるため、スリット状開口23を横方向
に延在させるとスリット状開口23の両端の数が多くなる。このスリット状開口23の端
部は液晶分子の異常配向領域となる。そこで、本実施形態の液晶表示パネル10では、図
1に示すように、スリット状開口23の延在方向をY軸方向にすることにより、スリット
状開口23の端部の数を少なくし、開口率の低下を低減している。
5度傾斜している。全てのスリット状開口23をラビング方向に対して時計方向あるいは
反時計方向に傾くようにすると、液晶分子が一方向にねじれるため視角方向によって色が
変化する現象が現れる。これは、液晶分子を見る方向によって見かけのリタデ−ションが
変化するためである。これを低減するために、第1の実施形態の液晶表示パネル10では
スリット状開口23の延在方向が時計方向に対して約+5度傾くドメインと約−5度傾く
ドメインを設けている。
スや石英、プラスチック等からなる第2透明基板25を基体としている。第2透明基板2
5の最下層、すなわち、第2基板25の最も表面側には、ITOないしIZO等の透明導
電性材料からなるシールド電極26がサブ画素の全領域に亘って形成されている。シール
ド電極26は、人の指等、外部からの静電気に起因して液晶分子の配向が乱れることを防
止する電極として作動する。そして、この実施形態の液晶表示パネル10では、シールド
電極26上に、走査線12、信号線13および薄膜トランジスターTFTに対向する位置
に例えば遮光性を有する樹脂からなる遮光層27が形成され、また、サブ画素毎に異なる
色の光(たとえば、R、G、Bあるいは無色)を透過するカラーフィルター層28が形成
されている。
スト等の透明樹脂材料からなるオーバーコート層29が積層されている。オーバーコート
層29は異なる色のカラーフィルター層28による段差を平坦にし、また、遮光層27や
カラーフィルター層28から流出する不純物が液晶LC内に入らないように遮断するため
に形成されている。そして、オーバーコート層29を覆うようにして、例えばポリイミド
からなる第2配向膜30が形成されている。第2配向膜30には第1配向膜24とは逆方
向のラビング処理が施されている。
させ、両基板の周囲にシール材(図示省略)を設けることにより両基板を貼り合せ、両基
板間にホモジニアス配向の液晶を充填することにより本実施形態に係る液晶表示パネル1
0が得られる。なお、液晶LCを所定の厚みに保持するための柱状スペーサ(図示省略)
が例えばカラーフィルター基板CFに形成されている。
状態になると、下電極19と上電極22との間に電界が発生し、液晶LCの液晶分子の配
向が変化する。これにより、液晶LCの光透過率が変化してFFSモードで画像を表示す
ることとなる。また、下電極19と上電極22が電極間絶縁膜21を挟んで対向する領域
は、補助容量を形成し、TFTがOFF状態になったときに下電極19と上電極22との
間の電界を所定時間保持する。
ィルター基板CFの背面側に形成した以外は上述の実施形態の液晶表示パネル10の場合
と同様の構成とした外面シールド型の比較例の液晶表示パネルについて、L/Pを種々変
更した際の各種特性を測定した。ただし、ピッチP=8μmの一定値に維持した。その結
果を図4及び図5に示した。
幅)/(スリット状開口のピッチ)=L/Pに対する透過率Tと駆動電圧Vを示すグラフ
である。図4Bは電極幅L/スリット状開口23のピッチPに対する効率を示すグラフで
ある。また、図4A比較例の液晶表示パネルにおけるスリット状開口間の(電極幅)/(
スリット状開口のピッチ)=L/Pに対する透過率Tと駆動電圧Vを示すグラフである。
図5Bは電極幅L/スリット状開口23のピッチPに対する効率を示すグラフである。
T3/Vで表されるパラメーターを導入した。この効率値Eというパラメーターを導入し
た理由は、液晶表示パネルでは消費電力よりも輝度が重要視されることが多いので、透過
率Tを3乗することにより駆動電圧Vよりも透過率Tを重要視する総合評価をできるよう
にするためである。
対値であり、同じく駆動電圧VはL/P=45%における駆動電圧に対する割合を示す相
対値であり、更に、図4Bにおける効率値EはL/P=48%における極大値に対する割
合を示す相対値である。また、図5Aにおける透過率TはL/P=40%における極大値
に対する割合を示す相対値であり、同じく駆動電圧VはL/P=40%における極大値に
対する割合を示す相対値であり、更に、図5Bにおける効率値EはL/P=40%におけ
る極大値に対する割合を示す相対値である。
%までの範囲ではL/Pの増大と共に透過率Tは増大するが、L/Pが55%を超えると
却って透過率Tは減少し出すことが分かる。図4Aに示した結果によれば、透過率Tが9
8%以上となるのはL/Pが45%以上55%以下である。また、駆動電圧Vは、L/P
=35%付近に極小値が存在し、L/P=35%よりも小さくなると却って駆動電圧Vが
増大し出し、更にL/P=35%よりも大きくなるとL/Pの増大に比例して大きく駆動
電圧Vが増大していることが分かる。
/Pが45%よりも小さくなっても大きくなっても効率値Eは低下することが分かる。な
お、図4Bに示した結果によれば、効率値Eが95%以上となるのはL/Pが38%以上
55%以下である。
動電圧値Vがあまり大きくならない範囲であり、かつ効率値Eが95%以上となる範囲の
L/Pは45%以上、55%以下であることが分かる。したがって、内面シールド型のF
FSモードの液晶表示パネルでは、L/Pが45%〜55%であれば、透過率Tが高く、
効率値Eが大きく、しかも駆動電圧Vがあまり高くならないものが得られることが分かる
。
び図5Bに示したように、L/P=40%付近で、透過率Tに極大値が存在し、駆動電圧
Vに極小値が存在し、更に、効率値Eに極大値が存在している。従って、外面シールド型
のFFSモードの液晶表示パネルでは、L/P=40%程度とすると、最も透過率Tが高
く、最も駆動電圧Vが低く、更に、最も効率値Eが高くなることが確認できる。
シールド型の場合とで、透過率T、駆動電圧V及び効率値Eの特性が異なっており、内面
シールド型のFFSモードの液晶表示パネルでは本発明のようにL/Pが45%〜55%
となるようにすると、透過率Tが高く、駆動電圧Vがあまり高くならず、しかも効率値E
が高い液晶表示パネルとなることが分かる。
する形式のものについて述べたが、上電極が画素電極として作動するものでは、画素電極
とシールド電極との間の距離が近くなるので、上述のような傾向がより強調された結果と
なるが、同様の傾向を示すFFSモードの液晶表示パネルが得られる。
ート絶縁膜 16…半導体層 17…パッシベーション膜 18…層間樹脂膜 19…下
電極 20… コンタクトホール 21…電極間絶縁膜 22…上電極 23…スリット
状開口 24…第1配向膜 25…第2透明基板 26…シールド電極 27…遮光層
28…カラーフィルター層 29…オーバーコート層 30…第2配向膜 AR…アレイ
基板 CF…カラーフィルター基板 D…ドレイン電極 G…ゲート電極 LC…液晶層
S…ソース電極 TFT…薄膜トランジスター
Claims (3)
- 液晶層を挟持して対向配置された一対の基板を有し、前記一対の基板の一方には、表示
領域に形成された複数のサブ画素のそれぞれに複数のスリット状開口が並設された上電極
と、前記上電極と絶縁膜を介して前記基板側に形成された下電極とを備え、前記他方の基
板には前記液晶層側にシールド電極が形成された液晶表示パネルにおいて、
隣接する前記スリット状開口のピッチをPとし、隣接する前記スリット状開口間の上電
極の幅をLとするとき、L/Pが45%〜55%であることを特徴とする液晶表示パネル
。 - 透過率をTとし、前記上電極と前記下電極間に印加される駆動電圧をVとしたとき、T
3/Vで表される効率値Eが極大値の95%以上であり、かつ、透過率Tが極大値の98
%以上であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示パネル。 - 前記上電極は共通電極であることを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示パネル
。
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