JP5258603B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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本発明はFFS(Fringe Field Switching)モードの液晶表示装置に関し、特に、カラ
ーフィルター基板の内面側に静電気防止用の透明導電性電極を形成しても透過率低下を抑
制することができるFFSモードの液晶表示装置に関する。
液晶表示装置はCRT(陰極線管)と比較して軽量、薄型、低消費電力という特徴があ
るため、表示用として多くの電子機器に使用されている。液晶表示装置は、所定方向に整
列した液晶分子の向きを電界により変えて、液晶層の光の透過量を変化させて画像を表示
させるものである。これには外光が液晶層に入射し、反射板で反射されて再び液晶層を透
過して出射される反射型のものと、バックライト装置からの入射光が液晶層を透過する透
過型のものと、その両方の性質を備えた半透過型のものとがある。
また、液晶表示装置の液晶層に電界を印加する方法として、縦電界方式のものと横電界
方式のものとがある。縦電界方式の液晶表示装置は、液晶層を挟んで配置される一対の電
極により、概ね縦方向の電界を液晶分子に印加するものである。この縦電界方式の液晶表
示装置としては、TN(Twisted Nematic)モード、VA(Vertical Alignment)モード
、MVA(Multi-domain Vertical Alignment)モード等のものが知られている。横電界
方式の液晶表示装置は、液晶層を挟んで配置される一対の基板のうちの一方の内面側に一
対の電極が互いに絶縁して設けられており、概ね横方向の電界を液晶分子に対して印加す
るものである。この横電界方式の液晶表示装置としては、一対の電極が平面視で重ならな
いIPS(In-Plane Switching)モードのものと、重なるFFSモードのもの(下記特許
文献1参照)とが知られている。横電界方式の液晶表示装置は広い視野角を得ることがで
きるという効果があるので、近年、多く用いられるようになってきている。
また、縦電界方式の液晶表示装置には表示面側の透明基板に共通電極が形成されている
が、FFSモードの液晶表示装置の表示面側の透明基板には、この共通電極が形成されて
いないために人の指等からの静電気に起因して液晶分子の配向が乱れることがある。そこ
で、FFSモードの液晶表示装置において、静電気による画像の乱れを防止するために、
下記特許文献2にはカラーフィルター基板の外表面(表示面側)に静電気防止用の透明導
電性電極を形成したものが、また、下記特許文献3にはカラーフィルター基板の内面(液
晶層側)に静電気防止用の透明導電性電極を形成したものが、それぞれ開示されている。
特開2001−056476号公報 特開2005−043901号公報 特開2008−129405号公報
静電気防止用の透明導電性電極は、ITO(Indium Thin Oxide)ないしIZO(Indiu
m Zinc Oxide)等からなり、通常はスパッタリング法によって形成される。そのため、静
電気防止用の透明導電性電極をカラーフィルター基板の外表面に形成するためには、液晶
を封入した液晶表示装置を真空雰囲気下に配置する必要がある。そのため、上記特許文献
2に開示されているFFSモードの液晶表示装置においては、静電気防止用の透明導電性
電極を形成する際にパネル割れなどの歩留まり低下を起こすという問題点が存在している
。加えて、カラーフィルター基板の外表面には偏光板が貼付されるが、この偏光板の形成
材料によっては静電気防止用の透明導電性電極が溶けてしまうことがあり、その場合には
所定のシールド効果を奏さなくなる可能性がある。
しかも、静電気防止用の透明導電性電極をカラーフィルター基板の外表面に形成した場
合、この透明導電性電極を特定の外部電位と電気的に接続するために導電性ペーストを塗
布する必要があるため、ペースト塗布部を形成する必要上、額縁領域が大きくなるという
問題点が生じる。加えて、外部電位と静電気防止用の透明導電性電極との間の電気的導通
チェック工程が必要となり、工程増によるコスト増加及び製造歩留まり低下という問題点
も存在している。
そのため、静電気防止用の透明導電性電極は、上記特許文献3に開示されているように
、カラーフィルター基板の内面側に形成することが望ましいことになる。しかしながら、
本発明者等の研究によると、従来のFFSモードの液晶表示装置において、静電気防止用
の透明導電性電極をカラーフィルター基板の内面側に形成すると、アレイ基板側に形成さ
れている上電極のスリット状開口の端部でのリバースツイストドメイン増加や面内輝度分
布の幅の増大による透過率低下が生じるという問題点が存在していることが見出された。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、静電気防
止用の透明導電性電極をカラーフィルター基板の内面に形成すると共に、アレイ基板側に
形成されている上電極のスリット状開口の形状を最適化することにより透過率低下を抑え
たFFSモードの液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の液晶表示装置は、
液晶層を挟持して対向配置された第1基板及び第2基板を有し、
前記第1基板には、
互いに絶縁された状態でマトリクス状に形成された複数の信号線及び走査線と、前記走査線及び信号線によって区画されたサブ画素領域毎に形成された複数のスリット状開口を有する上電極と、前記上電極と絶縁層を介して前記第1基板側に形成された下電極とを備え、
前記第2基板には、前記液晶層側に静電気防止用の透明導電性電極を備えた液晶表示装置において、
前記静電気防止用の透明導電性電極は、平面視で前記上電極に形成されているスリット状開口の端部を除いた領域に形成され、
前記上電極のスリット状開口の幅をW、前記スリット状開口間に位置する線状の上電極部分の幅をLとしたとき、
L≧W
の条件を満たしている。
本発明の液晶表示装置は、第1基板には、走査線及び信号線によって区画されたサブ画
素領域毎に形成された複数のスリット状開口を有する上電極と、前記上電極と絶縁層を介
して前記基板側に形成された下電極とを備えており、FFSモードの液晶表示装置となる
。しかも、従来のFFSモードの液晶表示装置では、上電極のスリット状開口の幅をW、
スリット状開口間に位置する線状の上電極部分の幅をLとしたとき、L<Wとなっていた
。そのため、第2基板の液晶層側に静電気防止用の透明導電性電極を形成すると、スリッ
ト状開口の端部でリバースツイストドメインが増加すると共に、表示面内で輝度部分布の
不均一性が増大するために透過率が低下していた。
このような現象が生じる理由は、静電気防止用の透明導電性電極と上電極との間に形成
される電界によって、上電極と下電極との間に生じる電界分布が変化し、上電極と下電極
との間、スリット状開口の端部及び上電極の上面における液晶分子のツイスト量が変化し
てしまうためである。
それに対し、本発明の液晶表示装置によれば、上記WとLとの関係をL≧Wとなるようにしたため、以下に示す実施例及び比較例の測定結果から明確に確認できるように、スリット状開口の端部でリバースツイストドメインが増加することがなく、しかも、表示面内で輝度部分布の不均一性が増大しないために、透過率の低下が抑制された液晶表示装置が得られる。しかも、本発明の液晶表示装置では、静電気防止用の透明導電性電極を第2基板の内面側に形成したため、静電気防止用の透明導電性電極を第2基板の外面に形成した場合に比すると、低コスト及び短工程を実現できる。なお、本発明の液晶表示装置においては、カラーフィルター層は必要に応じて形成すればよいものであり、必ずしも必要な構成ではない。
さらに、FFSモードの液晶表示装置では、第2基板の内面側に液晶表示装置の静電気防止用の透明導電性電極を形成すると、上電極に形成されているスリット状開口の端部でリバースツイストドメインが発生し易くなる。それに対し、本発明の液晶表示装置では、平面視で上電極に形成されているスリット状開口の端部には静電気防止用の透明導電性電極が形成されないので、リバースツイストドメインが発生し難くなるため、より上記効果を奏する液晶表示装置が得られる。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記スリット状開口は、単位画素を形成する
複数の前記サブ画素間で互いに連結されていることが好ましい。
FFSモードの液晶表示装置においては、上電極に形成されるスリット状開口を単位画
素を形成する複数の前記サブ画素間で互いに連結すると、単位画素内でのスリット状開口
の端部の数が減少するので、リバースツイストドメインの発生が減少する。そのため、本
発明の液晶表示装置によれば、上記WとLとの関係をL≧Wとなるようにしたことによる
効果と単位画素内でのスリット状開口の端部の数が減少したことによる効果とが相まって
、よりリバースツイストドメインが発生し難くなると共に、透過率の低下が抑制される。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記スリット開口は、複数の単位画素を形成
する複数の前記サブ画素間で互いに連結されているものとしてもよい。
FFSモードの液晶表示装置においては、上電極に形成されるスリット状開口を複数の
単位画素を形成する複数の前記サブ画素間で互いに連結すると、複数の単位画素内でのス
リット状開口の端部の数がより減少する。そのため、本発明の液晶表示装置によれば、上
記WとLとの関係をL≧Wとなるようにしたことによる効果と複数の単位画素内でのスリ
ット状開口の端部の数が減少したことによる効果とが相まって、よりリバースツイストド
メインが発生し難くなると共に、透過率の低下が抑制される。
実施例のアレイ基板側の3サブ画素分の模式平面図である。 比較例のアレイ基板側の3サブ画素分の模式平面図である。 図1のIII−III線の断面図である。 実施例、比較例及び従来例の液晶表示装置の輝度分布を示す図である。 実施例、比較例及び従来例の液晶表示装置の電位−透過率曲線を示す図である。 変形例1のアレイ基板側の3サブ画素分の模式平面図である。 変形例2のアレイ基板側の3サブ画素分の模式平面図である。 変形例3において静電気保護用の透明導電性電極と重ねて表したアレイ基板側の3サブ画素分の模式平面図である。 変形例4において静電気保護用の透明導電性電極と重ねて表したアレイ基板側の3サブ画素分の模式平面図である。
以下、実施例及び比較例により図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態
を説明するが、以下に示す実施例は、本発明をここに記載したものに限定することを意図
するものではなく、本発明は特許請求の範囲に示した技術的思想を逸脱することなく種々
の変更を行ったものにも均しく適用し得るものである。なお、この明細書における説明の
ために用いられた各図面においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさと
するため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせて表示しており、必ずしも実際の寸法に比例
して表示されているものではない。
図1は実施例のアレイ基板側の3サブ画素分の模式平面図である。図2は比較例のアレ
イ基板側の3サブ画素分の模式平面図である。図3は図1のIII−III線の断面図である。
図4は実施例、比較例及び従来例の液晶表示装置の輝度分布を示す図である。図5は実施
例、比較例及び従来例の液晶表示装置の電位−透過率曲線を示す図である。図6は変形例
1のアレイ基板側の3サブ画素分の模式平面図である。図7は変形例2のアレイ基板側の
3サブ画素分の模式平面図である。図8は変形例3において静電気保護用の透明導電性電
極と重ねて表したアレイ基板側の3サブ画素分の模式平面図である。図9は変形例4にお
いて静電気保護用の透明導電性電極と重ねて表したアレイ基板側の3サブ画素分の模式平
面図である。
[実施例]
実施例の液晶表示装置10AはFFSモードで動作するものであり、この液晶表示装置
10Aの要部の構成を図1及び図3を用いて説明する。図1に示すように、液晶表示装置
10Aの単位画素11は、光の三原色である赤色のサブ画素12R、緑色のサブ画素12
G及び青色のサブ画素12Bで構成されており、これら3つのサブ画素の混色によって単
位画素11の色が定まる。
図3に示すように、液晶表示装置10Aの背面側には第1偏光板13が貼付され、表示
面側には第2偏光板14が貼付され、第1偏光板13の背面側には液晶表示装置10Aに
光を照射するバックライト装置(図示省略)が配設されている。
液晶表示装置10Aは、液晶層LCがアレイ基板ARとカラーフィルター基板CFで挟
持される構成となっている。アレイ基板ARは透明な絶縁性を有するガラスや石英、プラ
スチック等からなる第1透明基板16を基体としている。第1透明基板16上には、液晶
LCに面する側に、アルミニウムやモリブデン等の金属からなる走査線17が図1の行方
向(横方向)に延在するように形成されている。この走査線17の一部はゲート電極Gと
されている。
また、走査線17とゲート電極Gを覆うようにして窒化ケイ素や酸化ケイ素等からなる
透明なゲート絶縁膜18が積層されている。そして、平面視でゲート電極Gと重なるゲー
ト絶縁膜18上には非晶質シリコンや多結晶シリコンなどからなる半導体層19が形成さ
れている。ゲート絶縁膜18上にはアルミニウムやモリブデン等の金属からなる複数の信
号線20が図1の列方向(縦方向)に延在するように形成されている。これらの走査線1
7及び信号線20によって区画される領域のそれぞれが1サブ画素を形成する。この信号
線20からはソース電極Sが延在され、このソース電極Sは半導体層19の表面と部分的
に接触している。
更に、信号線20及びソース電極Sと同一の材料で同時に形成されたドレイン電極Dが
ゲート絶縁膜18上に設けられており、このドレイン電極Dはソース電極Sと近接配置さ
れて半導体層19と部分的に接触している。1単位画素は略正方形であるので、これを3
等分するサブ画素12R、12G、12Bは走査線17側が短辺で信号線20側が長辺の
長方形となる。ゲート電極G、ゲート絶縁膜18、半導体層19、ソース電極S、ドレイ
ン電極Dによってスイッチング素子となる薄膜トランジスターTFTが構成され、それぞ
れのサブ画素12R、12G、12BにこのTFTが形成されている。
更に、信号線20、TFT及びゲート絶縁膜18の露出部分を覆うようにして例えば窒
化ケイ素や酸化ケイ素等からなる透明なパッシベーション膜21が積層されている。そし
て、パッシベーション膜21を覆うようにして、例えばフォトレジスト等の透明樹脂材料
からなる平坦化樹脂層22が積層されている。そして、平坦化樹脂層22を覆うようにし
てITOないしIZO等の透明導電性材料からなる下電極23が形成されている。平坦化
樹脂層22とパッシベーション膜21を貫通してドレイン電極Dに達するコンタクトホー
ル24が形成されており、このコンタクトホール24を介して下電極23とドレイン電極
Dとが電気的に接続されている。そのため、ここでは下電極23は画素電極として作動す
る。
下電極23を覆うようにして例えば窒化ケイ素や酸化ケイ素等からなる透明な電極間絶
縁膜25が積層されている。そして、電極間絶縁膜25を覆うようにしてITOないしI
ZO等の透明導電性材料からなる上電極26Aが形成されている。各サブ画素12R、1
2G、12Bの上電極26Aは一体に形成されており、共通電極として作動する。図1に
示すように、上電極26Aには複数のスリット状開口27Aが形成されている。スリット
状開口27Aは方形状であり、その長手方向は走査線17の延在方向に対して右下がりに
約5度傾斜しているものと、右上がりに約5度傾斜しているものの2種類形成されている
。そして、中央部の2種類のスリット状開口27Aは、一方側の端部が連結されて横V字
状となるようにされている。このようにスリットの延在方向が異なる領域を備えることに
より、それぞれの側でVT(電圧−透過率)特性が異なるようになるので、視野角による
色の差を低減することができる。
そして、この実施例の液晶表示装置10Aでは、スリット状開口27Aの幅Wと、スリ
ット状開口27A間の上電極26A部分の幅Lとの関係は、L≧Wとなるようになされて
いる。また、上電極26A及びスリット状開口27A部分を覆って例えばポリイミドから
なる配向膜28が積層されている。この配向膜28には信号線20の延在方向と平行に液
晶方向配向処理(ラビング処理)が施されている。
カラーフィルター基板CFは透明な絶縁性を有するガラスや石英、プラスチック等から
なる第2透明基板29を基体としている。第2透明基板29には、遮光層30と、サブ画
素毎に異なる色の光(例えば、R、G、B)を透過するカラーフィルター層31が形成さ
れている。遮光層30は走査線17、信号線20、TFT、ドレイン電極Dと平面視で重
畳するように形成されている。サブ画素12R、12G、12Bの遮光層30が形成され
ていない領域が実効表示領域であり、そこにはカラーフィルター層31が形成されている
遮光層30とカラーフィルター層31を覆うようにして例えばフォトレジスト等の透明
樹脂材料からなるオーバーコート層32が積層されている。このオーバーコート層32は
異なる色のカラーフィルター層31による段差を平坦にし、また、遮光層30やカラーフ
ィルター層31から流出する不純物が液晶層LCに入らないように遮断するために設けら
れているものである。オーバーコート層32を覆うようにして例えばポリイミドからなる
配向膜33が形成されている。この配向膜33にはアレイ基板ARに形成された配向膜2
8と逆方向の液晶方向配向処理が施されている。更に、実施例の液晶表示装置10Aでは
、カラーフィルター基板CFの第2透明基板29と遮光層30及びカラーフィルター層3
1との間に、ITOないしIZOからなる静電気防止用の透明導電性電極34が形成され
ている。
このようにして形成されたアレイ基板AR及びカラーフィルター基板CFを互いに対向
させ、両基板の周囲にシール材(図示省略)を設けることにより両基板を貼り合せ、両基
板間に液晶を充填することにより第1実施例に係る液晶表示装置10Aが得られる。なお
、液晶層LCを所定の厚みに保持するためのスペーサー(図示省略)がカラーフィルター
基板CFに形成されている。
また、上述のアレイ基板AR及びカラーフィルター基板CFを貼り合わせた際に、静電
気防止用の透明導電性電極34は、液晶表示装置10Aの周辺部の額縁領域(図示省略)
で、両基板間の導通手段、例えばトランスファ電極を介して、グラウンド電位、コモン配
線、前記上電極及び前記下電極から選択された一つに電気的に接続されている。なお、グ
ラウンド電位は、液晶表示装置を駆動するためのドライバー回路の基準電位として何れの
液晶表示装置にも存在している電位であり、また、コモン配線は液晶表示装置の一対の電
極に印加される電圧の基準となる電圧が印加されている何れの液晶表示装置も存在してい
る配線であり、これらの具体的な構成については図示省略した。
上述の構成により、TFTがON状態になって下電極23と上電極26A間に電圧が印
加されると、両電極23、26A間に電界が発生して液晶層LCの液晶分子の配向が変化
する。これにより、液晶層LCの光透過率が変化して画像を表示することとなる。この実
施例の液晶表示装置10Aの図1のIVa−IVa部分の輝度分布を図4の曲線aに、また、
実施例の液晶表示装置10Aの下電極23と上電極26Aとの間に印加された電圧と透過
率との関係を図5の曲線aに示した。
[比較例]
次に、比較例の液晶表示装置50の構成を、図2を用いて説明する。比較例の液晶表示
装置50が第1実施形態の液晶表示装置10Aと構成が相違する点は、スリット状開口2
7の幅W及びスリット状開口間に位置する上電極26の幅Lのみであり、その他の構成は
同一である。そのため、比較例の液晶表示装置50においては、第1実施形態の液晶表示
装置10Aと構成が同一の箇所には同一の参照符号を付与してその詳細な説明は省略する
比較例の液晶表示装置50は、実施例の液晶表示装置10Aとは異なり、従来例のFF
Sモードの液晶表示装置で普通に採用されているように、スリット状開口27の幅W及び
スリット状開口間に位置する上電極26の幅Lとの間の関係がL<Wとされている。この
比較例の液晶表示装置50の図2のIVb−IVb部分の輝度分布を図4の曲線bに、また、
比較例の液晶表示装置50の下電極23と上電極26との間に印加された電圧と透過率と
の関係を図5の曲線bに示した。
なお、従来例の液晶表示装置は、静電気防止用の透明導電性電極がカラーフィルター基
板CFの表示面側(具体的には、カラーフィルター基板CFの第2透明基板と偏光板との
間)に形成されている以外は、比較例の液晶表示装置50と同様の構成を備えている。す
なわち、従来例の液晶表示装置では、スリット状開口の幅W及びスリット状開口間に位置
する上電極の幅Lとの間の関係は、比較例の液晶表示装置50の場合と同様に、L<Wと
されている。この従来例の液晶表示装置における図2のIVb−IVb部分に対応する部分の
輝度分布を図4の曲線cに、また、同じく下電極と上電極との間に印加された電圧と透過
率との関係を図5の曲線cに示した。
図4及び図5に示した結果から、以下のことが分かる。すなわち、従来例の液晶表示装
置では、図4の曲線c及び図5の曲線cに示すように、面内の輝度分布の幅が最も小さく
なっていると共に輝度が最も高くなっている。これに対し、比較例の液晶表示装置50で
は、図4の曲線b及び図5の曲線bに示すように、面内の輝度分布の幅が最も大きくなっ
ていると共に輝度が最も低くなっている。
従来例の液晶表示装置と比較例の液晶表示装置50との間の構成の差異は、静電気防止
用の透明導電性電極がカラーフィルター基板CFの液晶層LC側に形成されているか表示
面側に形成されているかのみである。そのため、従来例の液晶表示装置においては、単に
静電気防止用の透明導電性電極がカラーフィルター基板CFの液晶層LC側に形成したの
みでは、アレイ基板側に形成されている上電極のスリット状開口の端部でのリバースツイ
ストドメインが増加するために面内輝度分布の幅が増大し、これによって透過率が低下し
ていることが分かる。このような現象は、静電気防止用の透明導電性電極と上電極との間
に形成される電界によって、上電極と下電極との間に生じる電界分布が変化し、上電極と
下電極との間、スリット状開口の端部及び上電極の上面における液晶分子のツイストが変
化してしまうためと考えられる。
それに対し、実施例の液晶表示装置10Aでは、スリット状開口27Aの幅Wとスリッ
ト状開口27A間の上電極26A部分の幅Lとの関係はL≧Wとなるようになされている
ので、図4の曲線a及び図5の曲線aに示すように、従来例の液晶表示装置と比較例の液
晶表示装置50との中間の特性が得られている。すなわち、実施例の液晶表示装置10A
では、従来例の液晶表示装置よりは面内の輝度分布の幅が大きくなっていると共に輝度が
低くなっているが、比較例の液晶表示装置50よりは面内の輝度分布の幅が小さくなって
いると共に輝度が高くなっている。
実施例の液晶表示装置10Aと比較例の液晶表示装置50との間の構成の差異は、スリ
ット状開口の幅Wとスリット状開口間の上電極部分の幅Lとの間の関係が、L≧W(実施
例)となっているか、或いは、L<W(比較例)となっているかの違いのみである。その
ため、実施例の液晶表示装置10Aでは、静電気防止用の透明導電性電極と上電極との間
に形成される電界によって上電極と下電極との間に電界分布の変化が生じても、比較例の
液晶表示装置50よりもアレイ基板側に形成されている上電極のスリット状開口の端部で
のリバースツイストドメインが増加し難くなっているものと推測される。なお、上記実施
例では、スリット状開口として方形状のものを用いた例を示したが、長円形状のものや、
先端部が先細ったバナナ形状となっているものも使用し得る。
[変形例1]
次に、実施例の液晶表示装置10Aに対する変形例1の液晶表示装置10Bを図6を用
いて説明する。なお、変形例1の液晶表示装置10Bにおいては、実施例の液晶表示装置
10Aと構成が同一の箇所には同一の参照符号を付与してその詳細な説明は省略する。
実施例の液晶表示装置10Aでは、図1に示したように、スリット状開口27Aの長手
方向は走査線17の延在方向に対して右下がりに約5度傾斜しているものと、右上がりに
約5度傾斜しているものの2種類形成されており、中央部の2種類のスリット状開口27
Aは一方側の端部が連結されて横V字状となるようにされている。このような構成の液晶
表示装置10Aにおいては、スリット状開口27Aはそれぞれのサブ画素12R、12G
、12B内において両端に端部が存在している。スリット状開口27Aの端部は、リバー
スツイストドメインとなるため、輝度の低下に繋がる。
そこで、変形例1の液晶表示装置10Bでは、図6に示すように、1単位画素を形成す
る3つのサブ画素12R、12G及び12B間でスリット状開口27Bを連結することに
よって、スリット状開口27Bの端部の数を減少させたものである。このような構成の変
形例1の液晶表示装置10Bによれば、スリット状開口27Bの幅Wとスリット状開口2
7B間の上電極26B部分の幅Lとの間の関係がL≧Wとなっていることと、スリット状
開口27Bの端部の数が減少したことと相まって、実施例の液晶表示装置10Aよりもリ
バースツイストドメインが減少して輝度が高い液晶表示装置10Bが得られる。
[変形例2]
次に、実施例の液晶表示装置10Aに対する変形例2の液晶表示装置10Cを図7を用
いて説明する。なお、変形例2の液晶表示装置10Cにおいては、実施例の液晶表示装置
10Aと構成が同一の箇所には同一の参照符号を付与してその詳細な説明は省略する。
変形例2の液晶表示装置10Cでは、図7に示すように、行方向に隣接する全てのサブ
画素間でスリット状開口27Cを連結することによって、スリット状開口27Cの端部の
数を変形例1の液晶表示装置10Bよりも減少させたものである。このような構成の変形
例2の液晶表示装置10Cによれば、スリット状開口27Cの幅Wとスリット状開口27
C間の上電極26C部分の幅Lとの間の関係がL≧Wとなっていることと、スリット状開
口27Cの端部の数がより減少したことと相まって、実施例の液晶表示装置10Aよりも
リバースツイストドメインが減少してより輝度が高い液晶表示装置10Cが得られる。
[変形例3及び4]
実施例の液晶表示装置10A及び比較例の液晶表示装置50との対比から、静電気防止
用の透明導電性電極をカラーフィルター基板CFの液晶層LC側に形成すると、上電極に
形成されたスリット状開口の端部のリバースツイストドメインが増加することが分かる。
そのため、上電極の端部に対応する位置に静電気防止用の透明導電性電極が存在せず、そ
の他の部分にのみ静電気防止用の透明導電性電極が存在するようにすれば、静電気防止用
の透明導電性電極を形成したことによるリバースツイストドメインの発生を抑制できるこ
とになる。
このような上電極の端部に対応する位置に静電気防止用の透明導電性電極が存在せず、
その他の部分にのみ静電気防止用の透明導電性電極が存在するように静電気防止用の透明
導電性電極を形成した変形例3及び4の液晶表示装置10D及び10Eを図8及び図9を
用いて説明する。なお、図8及び図9においては、静電気防止用の透明導電性電極をも重
ねて表してある。また、実施例の液晶表示装置10Aと構成が同一の箇所には同一の参照
符号を付与してその詳細な説明は省略する。
変形例3の液晶表示装置10Dは、図8に示したように、上電極26Dに形成されたス
リット状開口27Dは縦「く」字状とされていると共に、スリット状開口27Dの端部が
露出するように静電気防止用の透明導電性電極34Dを形成したものである。このような
構成の変形例3の液晶表示装置10Dにおいても、スリット状開口27Dの幅Wとスリッ
ト状開口27D間の上電極26D部分の幅Lとの間の関係がL≧Wとなっていることと、
スリット状開口27Dの端部でリバースツイストドメインが発生し難くなっていることと
相まって、実施例の液晶表示装置10Aよりも輝度が高い液晶表示装置10Dが得られる
また、変形例4の液晶表示装置10Eは、図9に示したように、上電極26Eに形成さ
れたスリット状開口27Eは実施例の液晶表示装置10Aの場合と同様に形成されている
と共に、スリット状開口27Eの端部が露出するように静電気防止用の透明導電性電極3
4Eを形成したものである。このような構成の変形例4の液晶表示装置10Eにおいても
、スリット状開口27Eの幅Wとスリット状開口27E間の上電極26E部分の幅Lとの
間の関係がL≧Wとなっていることと、スリット状開口27Eの端部でリバースツイスト
ドメインが発生し難くなっていることと相まって、実施例の液晶表示装置10Aよりも輝
度が高い液晶表示装置10Eが得られる。
10A〜10E…液晶表示装置 11…単位画素 12B、12G、12R…サブ画
素 13…偏光板 14…偏光板 16…透明基板 17…走査線 18…ゲート絶縁膜
19…半導体層 20…信号線 21…パッシベーション膜 22…平坦化樹脂層 2
3…下電極 24…コンタクトホール 25…電極間絶縁膜 26、26A〜26E…上
電極 27、27A〜27E…スリット状開口 28…配向膜 29…透明基板 30…
遮光層 31…カラーフィルター層 32…オーバーコート層 33…配向膜 34A、
34D、34E…透明導電性電極 AR…アレイ基板 CF…カラーフィルター基板 C
L…液晶層

Claims (3)

  1. 液晶層を挟持して対向配置された第1基板及び第2基板を有し、
    前記第1基板には、
    互いに絶縁された状態でマトリクス状に形成された複数の信号線及び走査線と、前記走査線及び信号線によって区画されたサブ画素領域毎に形成された複数のスリット状開口を有する上電極と、前記上電極と絶縁層を介して前記第1基板側に形成された下電極とを備え、
    前記第2基板には、前記液晶層側に静電気防止用の透明導電性電極を備えた液晶表示装置において、
    前記静電気防止用の透明導電性電極は、平面視で前記上電極に形成されているスリット状開口の端部を除いた領域に形成され、
    前記上電極のスリット状開口の幅をW、前記スリット状開口間に位置する線状の上電極部分の幅をLとしたとき、
    L≧W
    の条件を満たしている液晶表示装置。
  2. 前記スリット状開口は、単位画素を形成する複数の前記サブ画素間で互いに連結されている請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記スリット開口は、複数の単位画素を形成する複数の前記サブ画素間で互いに連結されている請求項1に記載の液晶表示装置。

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