JP2011015815A - オープン型キッチン - Google Patents
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Abstract
【課題】キッチンでの騒音を部屋に響き難くでき、かつ、キッチンから部屋の様子が分るオープン型キッチンを提供する。
【解決手段】キッチン1と部屋(ダイニング)2とが連通しているオープン型キッチンにおいて、キッチン1と部屋2とを連通する開口4を開閉可能な引戸10が設けられ、この引戸10は視線透過性および吸音性を有しているので、キッチン1で調理作業や片付け作業を行う場合、開口4を引戸10によって閉じると、キッチン1での騒音の一部が引戸10の有する吸音性によって吸音されるとともに、引戸10によって遮音されるので、キッチン1での騒音が部屋2に響き難くなる。また、引戸10は視線透過性を有しているので、キッチン1から部屋2の様子が分る。
【選択図】図3
【解決手段】キッチン1と部屋(ダイニング)2とが連通しているオープン型キッチンにおいて、キッチン1と部屋2とを連通する開口4を開閉可能な引戸10が設けられ、この引戸10は視線透過性および吸音性を有しているので、キッチン1で調理作業や片付け作業を行う場合、開口4を引戸10によって閉じると、キッチン1での騒音の一部が引戸10の有する吸音性によって吸音されるとともに、引戸10によって遮音されるので、キッチン1での騒音が部屋2に響き難くなる。また、引戸10は視線透過性を有しているので、キッチン1から部屋2の様子が分る。
【選択図】図3
Description
本発明は、キッチンと部屋とが連通しているオープン型キッチンに関する。
キッチンと部屋とが開口によって連通しているオープン型キッチンの一例として、特許文献1に記載のものが知られている。
このオープン型キッチンでは、流し台の正面側はダイニングに対面してあり、流し台の正面側には腰壁部が設けてある。
流し台の正面上方の天井には、この天井と前記腰壁部との間の空間すなわち開放部(開口)を開閉自在な仕切り部材が設けてある。この仕切り部材は、天井に取付けたケーシングに巻き戻し可能なロールカーテン等よりなるものである。
このオープン型キッチンでは、流し台の正面側はダイニングに対面してあり、流し台の正面側には腰壁部が設けてある。
流し台の正面上方の天井には、この天井と前記腰壁部との間の空間すなわち開放部(開口)を開閉自在な仕切り部材が設けてある。この仕切り部材は、天井に取付けたケーシングに巻き戻し可能なロールカーテン等よりなるものである。
ところで、キッチンと、居間やダイニング等の部屋とが開口によって連通しているオープン型キッチンでは、キッチンでの調理作業が片付け作業の際の騒音が、開口を通して居間やダイニング等の部屋に響いてしまう問題がある。
上記従来のオープン型キッチンでは、開口をロールカーテンによって閉じることができるが、騒音を充分に遮断することができなかった。また、ロールカーテンを閉じてしまうと、キッチンから居間やダイニング等の部屋の様子が分り難くなってしまう。
上記従来のオープン型キッチンでは、開口をロールカーテンによって閉じることができるが、騒音を充分に遮断することができなかった。また、ロールカーテンを閉じてしまうと、キッチンから居間やダイニング等の部屋の様子が分り難くなってしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、キッチンと部屋とが連通しているオープン型キッチンにおいて、キッチンでの騒音を部屋に響き難くでき、かつ、キッチンから部屋の様子が分るオープン型キッチンを提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図9に示すように、キッチン1と部屋(ダイニング)2とが連通しているオープン型キッチンにおいて、
前記キッチン1と部屋2とを連通する連通部(開口)4を開閉可能な引戸10が設けられ、
この引戸10は視線透過性および吸音性を有していることを特徴とする。
前記キッチン1と部屋2とを連通する連通部(開口)4を開閉可能な引戸10が設けられ、
この引戸10は視線透過性および吸音性を有していることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、キッチン1で調理作業や片付け作業を行う場合、キッチン1と部屋2とを連通する連通部4を引戸10によって閉じると、キッチン1での騒音の一部が引戸10の有する吸音性によって吸音されるとともに、引戸10によって遮音されるので、キッチン1での騒音が部屋2に響き難くなる。また、引戸10は視線透過性を有しているので、キッチン1から部屋2の様子が分る。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のオープン型キッチンにおいて、
前記引戸10には、その厚さ方向に貫通する複数の開口部10cが設けられ、
前記複数の開口部10cのうちの一部に、吸音材11が設けられていることを特徴とする。
前記引戸10には、その厚さ方向に貫通する複数の開口部10cが設けられ、
前記複数の開口部10cのうちの一部に、吸音材11が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、引戸10に設けられた複数の開口部10cのうちの一部に、吸音材11が設けられているので、この吸音材11によって、キッチン1で生じた騒音の一部を吸音できる。
また、吸音材11が設けられていない開口部10cを通して、キッチン1から部屋2の様子が分る。
また、吸音材11が設けられていない開口部10cを通して、キッチン1から部屋2の様子が分る。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のオープン型キッチンにおいて、
前記引戸10の少なくとも一方の表面側に、透明なガラス板12が前記複数の開口部10cを塞ぐようにして設けられていることを特徴とする。
前記引戸10の少なくとも一方の表面側に、透明なガラス板12が前記複数の開口部10cを塞ぐようにして設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、引戸10に設けられた複数の開口部10cを透明なガラス板12で塞いでいるので、このガラス板12が遮音板となって、キッチン1からの騒音の一部を遮音できる。
また、複数の開口部10cは透明なガラス板12で塞がれているので、開口部10cを通しての視線透過性が阻止されることがなく、キッチン1から部屋2の様子が分る。
また、複数の開口部10cは透明なガラス板12で塞がれているので、開口部10cを通しての視線透過性が阻止されることがなく、キッチン1から部屋2の様子が分る。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のオープン型キッチンにおいて、
前記キッチン1と前記部屋2とを部分的に仕切る仕切壁3aが設けられており、
この仕切壁3aの前記部屋2側の表面側に、前記連通部(開口)4を開放した際の前記引戸が納められるようになっていることを特徴とする。
前記キッチン1と前記部屋2とを部分的に仕切る仕切壁3aが設けられており、
この仕切壁3aの前記部屋2側の表面側に、前記連通部(開口)4を開放した際の前記引戸が納められるようになっていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、仕切壁3aの部屋2側の表面側に、連通部(開口)4を開放した際の引戸10を納めることができる。特に、連通部(開口)4を複数枚の引違い式の引戸10で開閉する場合、これら複数枚の引戸10を重ねた状態で連通部(開口)4の邪魔になることなく、仕切壁3aの表面側に納めることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のオープン型キッチンにおいて、
前記キッチン1のシンク8aに近い側の側壁6に、収納用の凹所13が形成されており、
この凹所13の内壁面に吸音材14が設けられていることを特徴とする。
前記キッチン1のシンク8aに近い側の側壁6に、収納用の凹所13が形成されており、
この凹所13の内壁面に吸音材14が設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、キッチン1で調理作業や片付け作業の際は、シンク8aやその周辺で騒音が発生し易いが、この騒音の一部がキッチン1のシンク8aに近い側の側壁6に形成された凹所13の内壁面に設けられた吸音材14に吸音されるので、吸音性を向上させることができる。
本発明によれば、キッチンと部屋とを連通する連通部を開閉可能な引戸が視線透過性および吸音性を有しているので、連通部を引戸によって閉じることによって、キッチンでの騒音の一部が引戸の有する吸音性によって吸音されるとともに、引戸によって遮音されるので、キッチンでの騒音が部屋に響き難くなり、また、引戸は視線透過性を有しているので、キッチンから部屋の様子が分る。
以下、図面を参照して本発明に係るオープン型キッチンの実施の形態について説明する。
図1および図2は本発明に係るオープン型キッチンの一例を示す平面図、図3は図2におけるA−A線断面図、図4は図2におけるB−B線断面図、図5は図3における要部の拡大図、図6は図1におけるC−C線矢視図、図7は図2におけるD−D線矢視図、図8は図1におけるE−E線矢視図、図9は図1におけるX円部の拡大図である。
これらの図において符号1はキッチン、符号2はダイニング(部屋)を示す。キッチン1とダイニング2とは隣接配置されており、これらの間には仕切壁3が配置されている。
図1および図2は本発明に係るオープン型キッチンの一例を示す平面図、図3は図2におけるA−A線断面図、図4は図2におけるB−B線断面図、図5は図3における要部の拡大図、図6は図1におけるC−C線矢視図、図7は図2におけるD−D線矢視図、図8は図1におけるE−E線矢視図、図9は図1におけるX円部の拡大図である。
これらの図において符号1はキッチン、符号2はダイニング(部屋)を示す。キッチン1とダイニング2とは隣接配置されており、これらの間には仕切壁3が配置されている。
前記仕切壁3には、矩形状の開口(連通部)4が形成されている。この開口4はキッチン1とダイニング2とを連通するものである。仕切壁3の両端部にはそれぞれ内壁5,6が直交して配置されている。
内壁5はキッチン1とダイニング2の側方の壁を構成するものであり、内壁6はキッチン1の側方に配置された側壁6である。なお、側壁6はダイニング2側にも突出している。前記開口4の左右方向の一方の端は前記内壁6の表面に位置しており、他方の端は前記内壁5より内側に位置している。また、開口4の上端は天井より下方に位置しており、開口4の下端は、ダイニング2側に仕切壁3に近接して設置された収納家具7の天板7aの表面に位置している。
内壁5はキッチン1とダイニング2の側方の壁を構成するものであり、内壁6はキッチン1の側方に配置された側壁6である。なお、側壁6はダイニング2側にも突出している。前記開口4の左右方向の一方の端は前記内壁6の表面に位置しており、他方の端は前記内壁5より内側に位置している。また、開口4の上端は天井より下方に位置しており、開口4の下端は、ダイニング2側に仕切壁3に近接して設置された収納家具7の天板7aの表面に位置している。
キッチン1には、シンク8aとコンロ8bを備えた調理台8が前記収納家具7の背面側に設置されている。シンク8aとコンロ8bとは左右に離間して配置されており、シンク8aは、調理台8の左右幅方向中央部より側壁6側に配置されており、コンロ8bは調理台8の左右幅方向中央部より内壁5側に寄せて配置されている。
また、調理台8の天板は前記収納家具7の天板7aより一段低くなっている。また、コンロ8bの上方には、レンジフード9(図3参照)が設けられている。
前記コンロ8bは、図1および図2に示すように、前記仕切壁3のうち、コンロ8bの上方空間とダイニング2とを仕切る仕切壁3aの裏側に配置されている。この仕切壁3aは平面視において、コンロ8bより側壁6側に突出していおり、その端部に前記開口4の左右方向の他方の端が位置している。
また、調理台8の天板は前記収納家具7の天板7aより一段低くなっている。また、コンロ8bの上方には、レンジフード9(図3参照)が設けられている。
前記コンロ8bは、図1および図2に示すように、前記仕切壁3のうち、コンロ8bの上方空間とダイニング2とを仕切る仕切壁3aの裏側に配置されている。この仕切壁3aは平面視において、コンロ8bより側壁6側に突出していおり、その端部に前記開口4の左右方向の他方の端が位置している。
前記仕切壁3の前記ダイニング2側に面する表面側には、図3〜図5に示すように、天井から垂設された下り壁3bが設けられている。この下り壁3bの下端面の位置は、前記開口4の上端の位置とほぼ一致しており、該下り壁3bの下端面と、前記収納家具7の天板7aとの間には、開口4を開閉可能な引戸10が3枚設けられている。3枚の引戸10・・・は引違い式の引戸であり、それぞれ下り壁3bから吊持された吊戸となっている。
引戸10の上下の長さは、前記開口4の上下の長さに等しくなっており、引戸10の左右の幅は前記仕切壁3aの左右の幅より若干短くなっている。
このような3枚の引戸10・・・は、図2に示すように、仕切壁3aのダイニング2側の表面側に、3枚重ねて納められるようになっている。つまり、仕切壁3aの表面側に、開口4を開放した際の3枚の引戸10・・・が納められるようになっている。
図1に示すように、3枚の引戸10・・・はそれらを引き出して、互いに端部が重なるようにして配置して開口4を閉じた際に、前記壁5と側壁6との間の距離と等しい長さとなるように、引戸10の左右の幅(長さ)が決定されている。
引戸10の上下の長さは、前記開口4の上下の長さに等しくなっており、引戸10の左右の幅は前記仕切壁3aの左右の幅より若干短くなっている。
このような3枚の引戸10・・・は、図2に示すように、仕切壁3aのダイニング2側の表面側に、3枚重ねて納められるようになっている。つまり、仕切壁3aの表面側に、開口4を開放した際の3枚の引戸10・・・が納められるようになっている。
図1に示すように、3枚の引戸10・・・はそれらを引き出して、互いに端部が重なるようにして配置して開口4を閉じた際に、前記壁5と側壁6との間の距離と等しい長さとなるように、引戸10の左右の幅(長さ)が決定されている。
前記引戸10は、視線透過性および吸音性を有している。
すなわちまず、図5に示すように、前記引戸10は、框材10aを矩形枠状に組み立てた矩形枠内に、複数の横桟材10b・・・を上下に所定間隔で配置するとともに、横桟材10bの端部を矩形枠の縦方向の框材10aに固定してなる引戸本体を備えている。このような引戸本体は、上下に隣り合う横桟材10b,10b間、および上下の框材10aとこれに隣り合う横桟材10bとの間が横長のスリット状の開口部10cとなっている。このようにして、引戸10には、その厚さ方向に貫通する複数の開口部10c・・・が設けられている。
これら複数の開口部10c・・・のうち、引戸10の高さ方向の略上半分に位置する開口部10cには、吸音材11が設けられている。吸音材11としては、ポリウール(商品名)等のポリエステル不織布等が使用されるが、これに限るものではない。ポリウールは、グラスウールと同じ程度の吸音特性を持っており、しかも断熱性能も極めて優れている。
吸音材11は、前記開口部10cの深さ方向全域に亙って設けられているのではなく、深さ方向の略半分の領域に設けられている。
このように、引戸10の高さ方向の略上半分に位置する開口部10cに吸音材11を充填することによって、引戸10は吸音性を有しており、また、引戸10の高さ方向の略下半分に位置する開口部10cには吸音材11を充填していないので、この開口部10cによって視線透過性を有している。
すなわちまず、図5に示すように、前記引戸10は、框材10aを矩形枠状に組み立てた矩形枠内に、複数の横桟材10b・・・を上下に所定間隔で配置するとともに、横桟材10bの端部を矩形枠の縦方向の框材10aに固定してなる引戸本体を備えている。このような引戸本体は、上下に隣り合う横桟材10b,10b間、および上下の框材10aとこれに隣り合う横桟材10bとの間が横長のスリット状の開口部10cとなっている。このようにして、引戸10には、その厚さ方向に貫通する複数の開口部10c・・・が設けられている。
これら複数の開口部10c・・・のうち、引戸10の高さ方向の略上半分に位置する開口部10cには、吸音材11が設けられている。吸音材11としては、ポリウール(商品名)等のポリエステル不織布等が使用されるが、これに限るものではない。ポリウールは、グラスウールと同じ程度の吸音特性を持っており、しかも断熱性能も極めて優れている。
吸音材11は、前記開口部10cの深さ方向全域に亙って設けられているのではなく、深さ方向の略半分の領域に設けられている。
このように、引戸10の高さ方向の略上半分に位置する開口部10cに吸音材11を充填することによって、引戸10は吸音性を有しており、また、引戸10の高さ方向の略下半分に位置する開口部10cには吸音材11を充填していないので、この開口部10cによって視線透過性を有している。
また、引戸10のキッチン1側を向く表面側には、透明なガラス板12が複数の開口部10cを塞ぐようにして設けられている。つまり、引戸10の前記引戸本体のキッチン1側を向く表面には矩形枠の内側全域に亙ってガラス板12が設けられている。なお、ガラス板12の表面は、框材10aの表面と面一になっている。
また、前記キッチン1のシンク8aに近い側の側壁6には、図1、図2、図4、図9に示すように、収納用の凹所13が形成されている。この凹所13は縦長の矩形状の凹所であり、例えば調理に使用するスパイス等を収納するようになっている。したがって、この凹所13には上下2段の棚13aが設けられている。また、凹所13の奥側の壁面には、吸音材14が貼り付けられている。
また、前記キッチン1のシンク8aに近い側の側壁6には、図1、図2、図4、図9に示すように、収納用の凹所13が形成されている。この凹所13は縦長の矩形状の凹所であり、例えば調理に使用するスパイス等を収納するようになっている。したがって、この凹所13には上下2段の棚13aが設けられている。また、凹所13の奥側の壁面には、吸音材14が貼り付けられている。
本実施の形態のオープン型キッチンでは、キッチン1で調理作業や片付け作業を行う場合、図1、図6、図8等に示すように、仕切壁3aの表面側に納められていた3枚の引戸10・・・のうち、2枚の引戸10,10を引き出して、キッチン1とダイニング2とを連通する開口4を閉じると、キッチン1での騒音の一部が引戸10の表面にあるガラス板12よって遮音され、さらに、このガラス板12を透過した騒音の一部が吸音材11によって吸音される。
また、キッチン1での騒音の一部は引戸10の下半分にある開口部10cを通り抜けるが、開口部10cを通り抜けた際に、この騒音の一部が、引戸10の上半分にある開口部10cに回り込み、この開口部10cに設けられている吸音材11に吸音される。
このように、キッチン1での騒音の殆どは、吸音材11に吸音されるとともに、ガラス板12によって遮音されるので、キッチン1での騒音がダイニング2に響き難くなる。
また、皿洗い等の際にシンク8aで生じる騒音の一部は、側壁6に形成された凹所13の内壁面に設けられた吸音材14に吸音されるので、吸音性をさらに向上させることができる。
また、引戸10の下半分に設けられた開口部10cを通して、キッチン1からダイニング2の様子が分る。この際、引戸10の表面にはガラス板12が設けられているが、このガラス板12は透明であるので、開口部10cを通しての視線透過性が阻止されることがない。
また、キッチン1での騒音の一部は引戸10の下半分にある開口部10cを通り抜けるが、開口部10cを通り抜けた際に、この騒音の一部が、引戸10の上半分にある開口部10cに回り込み、この開口部10cに設けられている吸音材11に吸音される。
このように、キッチン1での騒音の殆どは、吸音材11に吸音されるとともに、ガラス板12によって遮音されるので、キッチン1での騒音がダイニング2に響き難くなる。
また、皿洗い等の際にシンク8aで生じる騒音の一部は、側壁6に形成された凹所13の内壁面に設けられた吸音材14に吸音されるので、吸音性をさらに向上させることができる。
また、引戸10の下半分に設けられた開口部10cを通して、キッチン1からダイニング2の様子が分る。この際、引戸10の表面にはガラス板12が設けられているが、このガラス板12は透明であるので、開口部10cを通しての視線透過性が阻止されることがない。
さらに、引戸10の表面にガラス板12が設けられているので、シンク8a等から水飛沫が上がっても、この水分が引戸10の開口部10cに侵入するのを防止できる。したがって、開口部10cに設けられた吸音材11に水分がしみ込むこともない。
また、仕切壁3aのダイニング2側の表面側に、開口4を開放した際の3枚の引戸10・・・を納めることができるので、引戸10が開口4の邪魔になることがない。
さらに、引戸10・・・によって開口4を閉じることによって、キッチン1をダイニング2側から隠すことができるので、不意の来客等の際に、片づけが終了していないキッチン1を見せずに済む。
また、引戸10・・・によって開口4を閉じることによって、3枚の引戸10・・・の表面全体がダイニング2側に露出するが、引戸10・・・には複数の開口部10cがあり、その一部の開口部10cには吸音材11が設けられているので、ダイニング2で音楽を聞く際の音響効果向上に役立つ。
また、仕切壁3aのダイニング2側の表面側に、開口4を開放した際の3枚の引戸10・・・を納めることができるので、引戸10が開口4の邪魔になることがない。
さらに、引戸10・・・によって開口4を閉じることによって、キッチン1をダイニング2側から隠すことができるので、不意の来客等の際に、片づけが終了していないキッチン1を見せずに済む。
また、引戸10・・・によって開口4を閉じることによって、3枚の引戸10・・・の表面全体がダイニング2側に露出するが、引戸10・・・には複数の開口部10cがあり、その一部の開口部10cには吸音材11が設けられているので、ダイニング2で音楽を聞く際の音響効果向上に役立つ。
なお、本実施の形態では、本発明を、キッチン1とダイニング2とが開口4を有する仕切壁3によって仕切られたセミオープン型のキッチンに適用した場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限ることなく、例えばアイランド型やペニンシュラ型等、仕切壁がなく、キッチンとダイニング等の部屋が繋がったオープン型のキッチンにも適用できる。
この場合、本実施の形態のような開口4はないので、キッチンと部屋とを連通する連通部を引戸によって開閉するように構成すればよい。
この場合、本実施の形態のような開口4はないので、キッチンと部屋とを連通する連通部を引戸によって開閉するように構成すればよい。
1 キッチン
2 ダイニング
3a 仕切壁
4 開口(連通部)
6 側壁
8b シンク
10 引戸
10c 開口部
11,14 吸音材
12 ガラス板
13 凹所
2 ダイニング
3a 仕切壁
4 開口(連通部)
6 側壁
8b シンク
10 引戸
10c 開口部
11,14 吸音材
12 ガラス板
13 凹所
Claims (5)
- キッチンと部屋とが連通しているオープン型キッチンにおいて、
前記キッチンと部屋とを連通する連通部を開閉可能な引戸が設けられ、
この引戸は視線透過性および吸音性を有していることを特徴とするオープン型キッチン。 - 請求項1に記載のオープン型キッチンにおいて、
前記引戸には、その厚さ方向に貫通する複数の開口部が設けられ、
前記複数の開口部のうちの一部に、吸音材が設けられていることを特徴とするオープン型キッチン。 - 請求項2に記載のオープン型キッチンにおいて、
前記引戸の少なくとも一方の表面側に、透明なガラス板が前記複数の開口部を塞ぐようにして設けられていることを特徴とするオープン型キッチン。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のオープン型キッチンにおいて、
前記キッチンと前記部屋とを部分的に仕切る仕切壁が設けられており、
この仕切壁の前記部屋側の表面側に、前記連通部を開放した際の前記引戸が納められるようになっていることを特徴とするオープン型キッチン。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のオープン型キッチンにおいて、
前記キッチンのシンクに近い側の側壁に、収納用の凹所が形成されており、
この凹所の内壁面に吸音材が設けられていることを特徴とするオープン型キッチン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009162296A JP2011015815A (ja) | 2009-07-09 | 2009-07-09 | オープン型キッチン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009162296A JP2011015815A (ja) | 2009-07-09 | 2009-07-09 | オープン型キッチン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011015815A true JP2011015815A (ja) | 2011-01-27 |
Family
ID=43594086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009162296A Pending JP2011015815A (ja) | 2009-07-09 | 2009-07-09 | オープン型キッチン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011015815A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI549172B (zh) * | 2011-10-11 | 2016-09-11 | Disco Corp | Wafer grinding method |
CN110051140A (zh) * | 2019-05-30 | 2019-07-26 | 许�鹏 | 一种半开放式厨房和半开放式厨房内外交互方式 |
-
2009
- 2009-07-09 JP JP2009162296A patent/JP2011015815A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI549172B (zh) * | 2011-10-11 | 2016-09-11 | Disco Corp | Wafer grinding method |
CN110051140A (zh) * | 2019-05-30 | 2019-07-26 | 许�鹏 | 一种半开放式厨房和半开放式厨房内外交互方式 |
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