JP2011011906A - 用紙処理装置および画像形成システム - Google Patents

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Yoshitaka Matsuzaki
貴剛 松崎
Yoshihiko Ichikawa
与志彦 市川
Koichi Kumeta
浩一 粂田
Hiroyuki Ikeuchi
博幸 池内
Shinji Masaki
慎治 正木
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Abstract

【課題】用紙処理装置の穿孔装置にて、穿孔処理が行われる際に発生する音を小さくする。
【解決手段】穿孔ピン350のフランジ353が下降するとともに、穿孔ピン350の下降に連動してばね部材351が圧縮される。この圧縮されたばね部材351は、案内部材311の下面が用紙に接触するように、案内部材311を撓ませる。そして、ばね部材351は、撓んだ案内部材311を介して、用紙を形成部材301の下面301aに押圧する。この押圧によって、用紙と下面301aとの間に存在していた間隙が無くなり、用紙と下面301aとが密着するようになる。
【選択図】図4

Description

本発明は、用紙処理装置および画像形成システムに関する。
従来、記録材を位置決めした後に穿孔する記録材処理装置が提案されている。例えば特許文献1には、穿孔処理工程における用紙曲がり矯正時に押圧部材の予備整合動作を行う事により後処理の生産性を確保するとともに、穿孔位置を任意に調整可能となし、且つ、用紙曲がりのばらつきをなくすようにした後処理装置が提案されている。
特開2005−138972号公報
ここで、支持面により用紙を支持したうえで穿孔処理を行う用紙処理装置では、搬送されてきた用紙を誘導部材を用いて支持面側に誘導する場合がある。この誘導部材により支持面との間に間隙を形成することで、用紙の詰まりなどを抑制することが可能となるが、間隙の存在によって支持面から用紙が浮いた状態で穿孔処理が行われやすくなり、用紙が支持面に密着している場合に比べ、穿孔処理が行われる際の音が大きくなる。
請求項1に記載の発明は、搬送される用紙を支持する支持面と、前記支持面との間に間隙を有して配置され、搬送される用紙を当該間隙に誘導する誘導部材と、前記誘導部材により前記間隙に誘導された用紙に対して進出し、用紙に穿孔処理を行う穿孔部材と、進出する前記穿孔部材に連動し、前記誘導部材を前記支持面に向けて押圧する押圧手段と、を含む用紙処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記誘導部材は、弾性を有する薄板で構成されることを特徴とする請求項1記載の用紙処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記誘導部材は、用紙搬送方向上流側から用紙搬送方向下流側に向かうに従い前記支持面に向けて近づく面を形成し、用紙を案内する案内部と、前記案内部の用紙搬送方向下流側における端部に接続され且つ前記支持面に沿うように設けられ、前記押圧手段によって押圧されることで当該支持面に向けて移動する移動部と、を有し、前記案内部と前記移動部との間であって前記支持面に対峙する部位は、曲面で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記誘導部材は、前記穿孔部材が通過する孔を有し、前記押圧手段は、前記誘導部材に設けられた前記孔の周囲を押圧することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の用紙処理装置である。
請求項5に記載の発明は、記録材に画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置にて画像が形成された記録材に予め定められた処理を施す記録材処理装置と、を含み、前記記録材処理装置は、画像が形成され搬送される記録材を支持する支持面と、前記支持面との間に間隙を有して配置され、搬送される前記記録材を当該間隙に誘導する誘導部材と、前記誘導部材により前記間隙に誘導された前記記録材に対して進出し、当該記録材に穿孔処理を行う穿孔部材と、進出する前記穿孔部材に連動し、前記誘導部材を前記記録材に対して押圧する押圧手段と、を備えることを特徴とする画像形成システムである。
請求項6に記載の発明は、前記押圧手段は、進出する前記穿孔部材により押圧されることで前記誘導部材に向けて移動し当該誘導部材を前記支持面に向けて押圧する押圧部材であり、前記押圧部材は、弾性を有して形成されていることを特徴とする請求項5記載の画像形成システムである。
請求項7に記載の発明は、前記押圧手段は、前記誘導部材と一体で形成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成システムである。
本発明の請求項1によれば、本発明を採用しない場合に比べて、用紙に対する穿孔処理を行う際に発生する音をより小さくすることができる。
本発明の請求項2によれば、本発明を採用しない場合に比べて、搬送される用紙の種類を問わず押圧手段が用紙を押圧するまでの移動距離を小さくし、押圧時の発生音を小さくすることができる。
本発明の請求項3によれば、本発明を採用しない場合に比べて、用紙をより円滑に搬送することができる。
本発明の請求項4によれば、本発明を採用しない場合に比べて、穿孔部材の周囲で用紙を支持面に密着させることができ、穿孔時の用紙が浮いた部分の面積を小さくすることにより発生音を小さくできる。
本発明の請求項5によれば、本発明を採用しない場合に比べて、用紙に対する穿孔処理を行う際に発生する音をより小さくすることができる。
本発明の請求項6によれば、本発明を採用しない場合に比べて、用紙穿孔時に大きな拘束力を発生させることができる。
本発明の請求項7によれば、本発明を採用しない場合に比べて、穿孔処理を行う際に発生する音をより簡易な構成で小さくすることができる。
本実施の形態における画像形成システムの構成を示した図である。 シート後処理装置の構成を示した図である。 穿孔装置の構成を示した図である。 穿孔装置の動作を示す図である。 穿孔動作時の穿孔ピンおよびばね部材の状態変化を示す図である。 実施の形態2における案内部材を示す図である。 実施の形態3における案内部材を示す図である。
〔実施の形態1〕
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態における画像形成システムの構成を示した図である。図1に示す画像形成システムは、例えば電子写真方式によってカラー画像を形成するプリンタや複写機等の画像形成装置1と、画像形成装置1にて画像形成された後の記録材(用紙、シート)に対して綴じ等の後処理を行う記録材処理装置の一例としてのシート後処理装置2とで構成される。
画像形成装置1は、所謂タンデム方式で構成され、各色画像データに基づいて画像形成を行う4つの画像形成ユニット100Y,100M,100C,100K(「画像形成ユニット100」とも総称する)を備えている。また、この画像形成装置1は、各画像形成ユニット100に設けられた感光体ドラム107を露光するレーザ露光装置101を備えている。
また、画像形成装置1は、各画像形成ユニット100にて形成された各色のトナー像が多重転写される中間転写ベルト102、各画像形成ユニット100にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト102に順次転写(一次転写)する一次転写ロール103、中間転写ベルト102上に転写された各色トナー像を記録材(用紙)に一括転写(二次転写)する二次転写ロール104、二次転写された各色トナー像を用紙上に定着する定着装置105、さらには、画像形成装置1の動作を制御する本体制御部106を備えている。
画像形成装置1の各画像形成ユニット100では、感光体ドラム107への帯電工程、レーザ露光装置101からの走査露光による感光体ドラム107での静電潜像形成工程、形成された静電潜像への各色トナーの現像工程等を経て、各色のトナー像が形成される。各画像形成ユニット100に形成された各色トナー像は、一次転写ロール103により中間転写ベルト102上に順次静電転写される。そして、各色トナー像は、中間転写ベルト102の移動に伴って二次転写ロール104が配設された位置に向けて搬送される。
一方、画像形成装置1には、異なるサイズや異なる紙種の複数の用紙P1〜P4が、それぞれ用紙収容部110A〜110Dに収容されている。そして、本体制御部106により例えば用紙P1が指定された場合には、ピックアップロール111により用紙収容部110Aから用紙P1が取り出され、搬送ロール112によって1枚ずつレジストロール113の位置まで搬送される。本体制御部106により用紙P2〜P4が指定された場合にも、それぞれ同様である。
そして、中間転写ベルト102上の各色トナー像が二次転写ロール104の配置位置に搬送されるタイミングに合わせて、レジストロール113から用紙が供給される。それにより、各色トナー像は、二次転写ロール104により形成された転写電界の作用によって用紙上に一括して静電転写(二次転写)される。
その後、各色トナー像が二次転写された用紙は、中間転写ベルト102から剥離されて定着装置105に搬送される。定着装置105では、熱および圧力による定着処理により各色トナー像が用紙上に定着され、画像が形成される。そして、画像が形成された用紙は、搬送ロール114によって画像形成装置1の用紙排出部Tから排出され、画像形成装置1に接続されたシート後処理装置2に搬送される。
シート後処理装置2は、画像形成装置1の用紙排出部Tの下流側に配置され、画像が形成された用紙に対して孔あけや綴じ等の後処理を行う。
図2は、シート後処理装置2の構成を示した図である。図2に示したように、シート後処理装置2は、画像形成装置1の用紙排出部Tに接続されたトランスポートユニット21と、トランスポートユニット21に取り込まれた用紙に対して予め定められた後処理を施すフィニッシャユニット22と、を備えている。また、シート後処理装置2は、シート後処理装置2の各機構部を制御する用紙処理制御部23を備えている。用紙処理制御部23は、不図示の信号ラインで本体制御部106と接続され、相互に制御信号等の送受信を行う。なお、図1のシート後処理装置2では、用紙処理制御部23がフィニッシャユニット22の筐体内に設けられているが、用紙処理制御部23は画像形成装置1の筐体内に設けてもよい。また、画像形成装置1の本体制御部106が用紙処理制御部23の制御機能を備えた構成としてもよい。
シート後処理装置2のトランスポートユニット21には、2穴や4穴等の孔あけを施す穿孔装置30と、画像形成装置1にて画像形成された後の用紙をフィニッシャユニット22に向けて搬送する複数の搬送ロール211と、が備えられている。
一方、フィニッシャユニット22には、用紙の中央部分に折り目を形成する折り機能部40と、用紙を必要枚数だけ集積させて用紙束を生成する用紙集積部60と、が備えられている。また、フィニッシャユニット22には、用紙束の端部にステープル綴じ(端綴じ)を実行する端綴じステープル機能部50が備えられている。また、フィニッシャユニット22には、折り機能部40にて折り目が施された用紙束の中央部分にステープル綴じ(中綴じ)を実行する中綴じステープル機能部70と、用紙束を保持し、保持する用紙束の量に応じて上下移動する用紙束積載部80と、が備えられている。
さらに、フィニッシャユニット22には、用紙集積部60に集積された用紙束を搬出する搬出ロール61が備えられている。また、フィニッシャユニット22には、回転軸62aを移動中心として、用紙を用紙集積部60に集積させる際には搬出ロール61から退避した位置に移動し、用紙を用紙集積部60から搬出する際には搬出ロール61に圧接する位置に移動する可動ロール62が備えられている。
続いて、シート後処理装置2の穿孔装置30について説明する。
図3は、穿孔装置30の構成を示した図である。図3(A)は、穿孔装置30の全体構成を示した図である。図3(B)は、穿孔ピン周辺を拡大した図である。図3(C)は、案内部材311(後述)を詳細に示した図である。
穿孔装置30は、同図(A)および(B)に示すように、上下動する穿孔部材の一例としての穿孔ピン350、この穿孔ピン350が進入するダイス352、搬送される用紙を案内する誘導部材の一例としての案内部材311、用紙後端が突き当てられる突き当て部材321、突き当て部材321に突き当てられた用紙を、案内部材311を介して上方から押圧するばね部材351を備えている。
また、穿孔装置30は、上流または下流方向に用紙を搬送する搬送ロール303と、突き当て部材321に突き当てられた用紙を撓ませるための空間を形成するループ部302を備えている。さらに、穿孔装置30は、下面301a(支持面の一例)および上面301bとで用紙搬送路を形成する形成部材301を備えている。
穿孔ピン350およびダイス352は、搬送されてきた用紙を穿孔するための刃物である。穿孔ピン350およびダイス352は、互いに対向して配置されている。また、用紙搬送方向と直交する方向(用紙搬送方向と交差する方向)において、複数設けられている。たとえば、2つの孔を穿孔する場合には2組の穿孔ピン350およびダイス352が設けられ、4つの孔を穿孔する場合には、4組の穿孔ピン350およびダイス352が設けられる。そして、穿孔ピン350が上下方向に往復移動することによって、穿孔ピン350とダイス352に挟まれた用紙が穿孔される。なお、穿孔ピン350は、ばね部材351(後述)を保持するためのフランジ353を備えている。
案内部材311は、薄板状の弾性部材であり、例えば、マイラーシート(マイラーは登録商標)等のポリエステルシートで構成される。この案内部材311は、穿孔ピン350よりも用紙搬送方向上流側に設けられ形成部材301の上面301bに固定された案内部の一例としての固定部311aと、後述するばね部材351によって押圧されて押圧方向に移動する移動部311bとで構成されている。固定部311aは、用紙搬送方向上流側から用紙搬送方向下流側に向うに従い、形成部材301の下面301aに向けて近づく面を形成している。また、移動部311bは、固定部311aの用紙搬送方向下流側の端部に接続されている。また、この移動部311bは、穿孔ピン350とダイス352との間にて形成部材301の下面301aに沿うように設けられている。
ここで、移動部311bは、固定部311aに対し角度を有して接続され、また、形成部材301の下面301aに沿うように設けられている。ここで、移動部311bが形成部材301の下面301aの方向に押圧された状態で接触していると、用紙が通過できずに紙詰まりの原因となる場合がある。そのため、移動部311bは、薄紙から厚紙まで紙種を問わず案内できるよう、形成部材301の下面301aとの間に例えば1mm弱程度の間隙を介して設けられている。
さらに、移動部311bには、同図(C)に示すように、上下動する穿孔ピン350との干渉を避けるための、穿孔ピン350の外径よりも大きな径を有する孔313が形成されている。
また、案内部材311には、突き当て部材321(後述)が回転できるように、突き当て部材321の動作領域よりも大きく切り欠かれた切り欠き312が形成されている。
なお、案内部材311は、複数ある穿孔ピン350およびダイス352の各々に対応させて複数設けることができる。
突き当て部材321は、その一端が形成部材301の上面301bに設けられた回転軸322に取り付けられている。そのため、突き当て部材321は、回転軸322周り(図3(B)、(C)の矢印方向)に回転可能である。ただし、突き当て部材321の先端部が形成部材301の下面301aに形成された孔304の縁に接触することで、突き当て部材321は時計回り方向の回転が制限される。
押圧手段、押圧部材の一例としてのばね部材351は、例えば、圧縮ばねで構成される。ただし、ばね部材351の材質は、金属だけでなく、樹脂等任意のものでよい。例えば、スポンジのような樹脂材料で構成してもよい。このばね部材351は、その内側を穿孔ピン350が上下動できるように、内径が穿孔ピン350の外径よりも大きく形成されている。また、ばね部材351は、一端351aが穿孔ピン350のフランジ353に保持され、他端(先端)351bが移動部311bの上面に固定されている。詳細には、この他端351bは、図3(C)の2点鎖線で示すように、移動部311bに形成された孔313の周囲314において移動部311bに接着されて固定されている。さらに、他端351bは、穿孔ピン350の先端よりも形成部材301の下面301a側に位置している。ここで、ばね部材351の一端351aが穿孔ピン350のフランジ353に保持されているので、ばね部材351は、穿孔ピン350の下降に連動して下降するとともに、移動部311bが下面301aに接触することにより圧縮される。
搬送ロール303は、上流側(図3(A)左側)から搬送される用紙を下流側(図3(A)右側)へ搬送する。また、上流側から搬送される用紙の搬送方向を反転(スイッチバック)し、突き当て部材321に用紙後端を突き当てる。このとき、ループ部302で用紙が撓むことによって、用紙の搬送方向に対する傾き(スキュー)が補正される。
次に、穿孔装置30の動作について説明する。図4は、穿孔装置30の動作を示す図である。
(1)まず、上流側(図4(A)の左側)より、画像が形成された用紙が搬送されてくる。そして搬送されてきた用紙が、突き当て部材321に接触すると、突き当て部材321は回転軸322を中心に反時計回り方向(図4(A)の矢印方向)に回転する。そして、用紙は、案内部材311によって案内されながら更に下流側へと搬送される。詳細には、案内部材311の移動部311bの下面と形成部材301の下面301aとによって誘導されながら下流側へと搬送される。
(2)そして、用紙がさらに下流側(図4(B)の右側)に搬送され、用紙後端が突き当て部材321よりも下流側へ進むと、突き当て部材321は回転軸322を中心に時計回り方向(図4(B)の矢印方向)に回転する。そして、突き当て部材321の先端部が孔304の縁に接触し、突き当て部材321は静止する。
(3)次に、搬送ロール303によって用紙が反転(スイッチバック)して搬送される。これにより、用紙は、案内部材311の下側の面と形成部材301の下面301aとで形成される間隙内を移動し、用紙の後端が突き当て部材321に突き当たる(図4(C))。これにより用紙の位置決めが行われる。なお、突き当て部材321は、孔304の縁に接触しているので、用紙が突き当たってもそれ以上は時計回りの方向に回転しない。
(4)その後、穿孔ピン350が下降する(用紙に対して進出する)。このとき、穿孔ピン350のフランジ353が下降するとともに、穿孔ピン350の下降に連動してばね部材351が圧縮される(図4(D)参照)。この圧縮されたばね部材351は、案内部材311の下面が用紙に接触するように、案内部材311を撓ませる。すなわち、穿孔ピン350の下降に連動して、ばね部材351は、案内部材311を形成部材301の下面301aに向けて押圧する。そして、ばね部材351は、撓んだ案内部材311を介して、用紙を形成部材301の下面301aに押圧する。この押圧によって、用紙と下面301aとの間に存在していた間隙が無くなり、用紙と下面301aとが密着するようになる。
また、穿孔ピン350の下降動作による用紙の穿孔が行われる。ここで、ばね部材351の他端351bが案内部材311に形成された孔313の周囲で接着されているため、ばね部材351は、穿孔ピン350の周囲を押圧して用紙を拘束する。
ここで、穿孔動作についてさらに詳細に説明する。図5は、穿孔動作時の穿孔ピン350およびばね部材351の状態変化を示す図である。図5(A)において、実線xは穿孔ピン350の先端位置を示している。点線yは案内部材311の下面位置を示している。1点鎖線dは、形成部材301の上面301bの位置dを示している。なお、これらの位置については、用紙の上面を基準位置0としている(図5(B))。また、2点鎖線Fは、ばね部材351が案内部材311を介して用紙を押圧する力を示している。
以下、図5(A)に示した期間A〜Dごとに説明する。
まず、期間Aは、穿孔動作が行われる前の期間である。穿孔ピン350の先端位置は、形成部材301の上面301bの位置dよりも高い位置にある。案内部材311の下面位置は、形成部材301の下面301aと形成部材301の上面301bとの間にある(図5(B))。また、案内部材311の下面は、用紙から離間している。押圧力Fは、ばね部材351が圧縮されていないので、発生していない。
次に、期間Bは、穿孔動作が開始され、穿孔ピン350が下降する期間である。図5(A)の実線xに示すように、穿孔ピン350の先端位置が低くなっていき、基準位置0で穿孔ピン350が用紙に接触する状態となる(図5(A)の点R参照)。そして穿孔ピン350の先端位置はさらに低くなり、用紙が穿孔される。また穿孔ピン350は、予め定められた位置までさらに下降する。また、案内部材311の下面位置は、穿孔ピン350の移動に伴い下降する。そして、この下面位置が0となったとき(図5(A)に示す点P)、案内部材311の下面が用紙に接触する。ここで、ばね部材351は、案内部材311を介し、穿孔ピン350よりも早く用紙に接触する。すなわち、ばね部材351は、穿孔ピン350が用紙に接触する前に、用紙を押圧し始める。さらに説明すると、ばね部材351は、上記点Rよりも早いタイミングで用紙に接触する。押圧力Fは、ばね部材351が案内部材311を介して用紙に接触することにより発生する(図5(A)に示す点P)。そして押圧力Fは、穿孔ピン350の下降とともに増加し、穿孔時にほぼ最大に近い値となる。
次に、期間Cは、穿孔後の期間である。穿孔ピン350は、予め定められた位置で停止している。そのため、穿孔ピン350の先端位置は変化しない。また、案内部材311の下面位置は、案内部材311の移動が用紙を介した形成部材301の下面301aにより規制され基準位置よりも低くなることはないので、変化しない。押圧力Fは、穿孔ピン350が停止し、ばね部材351の更なる圧縮が行われないため、変化しない。
最後に、期間Dは、穿孔動作が行われる前の状態に復帰するために穿孔ピン350が上昇する期間である。穿孔ピン350の先端位置が高くなっていき、穿孔動作が開始される前の先端位置に戻る。案内部材311の下面位置は、穿孔ピン350の上昇に伴い変化する。詳細には、穿孔ピン350が上昇し穿孔ピン350が予め定められた位置まで達した際に、変化を開始する。より具体的には、穿孔ピン350の上昇に伴いばね部材351の圧縮が解かれる。その後、案内部材311が上方へ移動することでその下面位置が上昇する。そして最終的に、案内部材311の下面位置は、穿孔動作が開始される前の下面位置に戻る。押圧力Fは、穿孔ピン350の上昇とともに減少し、案内部材311の下面が用紙から離れたとき(図5(A)に示す点Q)に0となる。
〔実施の形態2〕
図6は、実施の形態2における案内部材311を示す図である。図6(A)は用紙穿孔前の状態、図6(B)は用紙穿孔時の状態を示している。なお、本実施の形態2において、実施の形態1と同様のものについては、同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態における案内部材311は、上記固定部311aおよび移動部311bに加え、移動部311bの用紙搬送方向下流側における端部から上方に延びて形成された弾性部311cを更に備えている。また弾性部311cをフランジ353に対して固定する第2固定部311dを更に備える。ここで、押圧手段として機能する弾性部311cおよび第2固定部311dは、移動部311bおよび固定部311aと一体で形成されている。なお、弾性部311cは、形成部材301の上面301bに設けられた孔305を通って、用紙搬送路の外部に延びている。第2固定部311dには、穿孔ピン350の外径よりも大きく、穿孔ピン350に設けられたフランジ353の外径よりも小さい孔(不図示)が形成されている。穿孔ピン350は、この孔に通されている。
次に、穿孔ピン350および案内部材311の動作について説明する。なお、上流側より搬送される用紙が案内部材311によって案内され、反転(スイッチバック)されて突き当て部材321に突き当てられる点については実施の形態1と同様であるので、穿孔動作を中心に説明する。
穿孔ピン350が下降すると、フランジ353が第2固定部311dを下方へ押し下げる。第2固定部311dが押し下げられると、弾性部311cが撓むとともに、フランジ部353から第2固定部311dに作用した荷重がこの弾性部311cを介して移動部311bに伝達される。これにより、この移動部311bは、用紙を形成部材301の下面301aに押圧する。その後、穿孔ピン350がさらに下降し用紙の穿孔が行われる。
〔実施の形態3〕
図7は、実施の形態3における案内部材311を示す図である。なお、本実施の形態3において、実施の形態1と同様のものについては、同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態では、案内部材311の固定部311aおよび移動部311bの接続部(A部)のうち用紙(形成部材301の下面301a)に対峙する部位が曲面で形成されている。このため、用紙がより円滑に搬送される。
301…形成部材、311…案内部材、321……突き当て部材、350…穿孔ピン、351…ばね部材、352…ダイス

Claims (7)

  1. 搬送される用紙を支持する支持面と、
    前記支持面との間に間隙を有して配置され、搬送される用紙を当該間隙に誘導する誘導部材と、
    前記誘導部材により前記間隙に誘導された用紙に対して進出し、用紙に穿孔処理を行う穿孔部材と、
    進出する前記穿孔部材に連動し、前記誘導部材を前記支持面に向けて押圧する押圧手段と、
    を含む用紙処理装置。
  2. 前記誘導部材は、弾性を有する薄板で構成されることを特徴とする請求項1記載の用紙処理装置。
  3. 前記誘導部材は、
    用紙搬送方向上流側から用紙搬送方向下流側に向かうに従い前記支持面に向けて近づく面を形成し、用紙を案内する案内部と、
    前記案内部の用紙搬送方向下流側における端部に接続され且つ前記支持面に沿うように設けられ、前記押圧手段によって押圧されることで当該支持面に向けて移動する移動部と、
    を有し、
    前記案内部と前記移動部との間であって前記支持面に対峙する部位は、曲面で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙処理装置。
  4. 前記誘導部材は、前記穿孔部材が通過する孔を有し、
    前記押圧手段は、前記誘導部材に設けられた前記孔の周囲を押圧することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の用紙処理装置。
  5. 記録材に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置にて画像が形成された記録材に予め定められた処理を施す記録材処理装置と、
    を含み、
    前記記録材処理装置は、
    画像が形成され搬送される記録材を支持する支持面と、
    前記支持面との間に間隙を有して配置され、搬送される前記記録材を当該間隙に誘導する誘導部材と、
    前記誘導部材により前記間隙に誘導された前記記録材に対して進出し、当該記録材に穿孔処理を行う穿孔部材と、
    進出する前記穿孔部材に連動し、前記誘導部材を前記記録材に対して押圧する押圧手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  6. 前記押圧手段は、進出する前記穿孔部材により押圧されることで前記誘導部材に向けて移動し当該誘導部材を前記支持面に向けて押圧する押圧部材であり、
    前記押圧部材は、弾性を有して形成されていることを特徴とする請求項5記載の画像形成システム。
  7. 前記押圧手段は、前記誘導部材と一体で形成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成システム。
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