JP2011201669A - 画像形成システムおよび記録材後処理装置 - Google Patents

画像形成システムおよび記録材後処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011201669A
JP2011201669A JP2010071643A JP2010071643A JP2011201669A JP 2011201669 A JP2011201669 A JP 2011201669A JP 2010071643 A JP2010071643 A JP 2010071643A JP 2010071643 A JP2010071643 A JP 2010071643A JP 2011201669 A JP2011201669 A JP 2011201669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording material
binding
unit
image forming
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010071643A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5494106B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Ikeuchi
博幸 池内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2010071643A priority Critical patent/JP5494106B2/ja
Publication of JP2011201669A publication Critical patent/JP2011201669A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5494106B2 publication Critical patent/JP5494106B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

【課題】記録材各々が相互に圧着された記録材束を給紙するに際して、給紙不良が発生するのを抑制する。
【解決手段】後処理装置に備えられた記録材束Pの厚さ方向から圧力を加えることにより記録材束Pを綴じる綴じ機構部は、綴じ機構部にて綴じられた記録材束Pが画像形成装置の用紙収容部110A〜110Cに収容され用紙収容部110A〜110Cから画像形成部に向けて給紙される際に、記録材束Pを綴じる圧着綴じ部Sがフィードロール112およびリタードロール113の配置領域内またはこの配置領域の一部を通過するように、圧着綴じ部Sの形成位置を設定する。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成システムおよび記録材後処理装置に関する。
プリンタや複写機等の画像形成装置には、画像形成された記録材を後処理する記録材後処理装置が接続されたものが存在する。この記録材後処理装置は、一般に、例えばステープル(U字状針)によって記録材束を綴じる綴じ機構や、記録材束の予め定められた位置にパンチ孔(穴)を開けるパンチ機構等が搭載されている。
例えば特許文献1には、記録材搬送方向に沿って、記録材にパンチ孔を開けるためのパンチユニット、記録材に折り目をつけるために折りユニット、記録材束の折り目にステープルを打ち込んで綴じ処理を行うためのステープラ等が配置された記録材後処理装置が記載されている。
特開2004−277036号公報
ここで一般に、画像形成装置においては、記録材後処理装置にて厚さ方向への局所的な加圧等によって圧着綴じされた記録材束が、例えば、画像形成される再度の記録材や画像読取りされる原稿として使用される場合がある。そのような場合に、圧着綴じ部分をそのまま残した状態で記録材束が給紙されると、圧着綴じ部分での記録材相互の結合によって給紙動作が阻害され、給紙不良が生じることがあった。
本発明は、記録材各々が相互に圧着された記録材束を給紙するに際して、給紙不良が発生するのを抑制することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、複数の記録材が収容される用紙収容部と、記録材を当該用紙収容部から給紙する給紙手段と、当該給紙手段によって当該用紙収容部から給紙された記録材に画像を形成する画像形成部とを有する画像形成装置と、前記画像形成装置にて画像が形成された複数の記録材が順に集積されて記録材束が形成される記録材集積部材と、当該記録材集積部材に集積された当該記録材束に対し、当該記録材束の厚さ方向から圧力を加えることにより当該記録材束を綴じる綴じ手段とを有する記録材後処理装置とを備え、前記記録材後処理装置の前記綴じ手段は、当該綴じ手段にて綴じられた前記記録材束が前記画像形成装置の前記用紙収容部に収容され当該用紙収容部から前記画像形成部に向けて給紙される際に、当該記録材束を綴じる綴じ部が前記給紙手段の配置領域内または当該配置領域の一部を通過するように、当該綴じ部の形成位置を設定することを特徴とする画像形成システムである。
請求項2に記載の発明は、前記画像形成装置の前記給紙手段は、前記用紙収容部から記録材を取り出す記録材取出し部材と、当該記録材取出し部材により当該用紙収容部から取り出された記録材を1枚ずつに捌く捌き部材とからなり、前記記録材後処理装置の前記綴じ手段は、前記記録材束を綴じる前記綴じ部を、当該綴じ手段にて綴じられた前記記録材束が前記画像形成装置の前記用紙収容部に収容され当該用紙収容部から前記画像形成部に向けて給紙される際に、前記記録材取出し部材および前記捌き部材の双方の配置領域内または当該配置領域各々の一部を通過する位置に形成することを特徴とする請求項1記載の画像形成システムである。
請求項3に記載の発明は、前記綴じ手段は、前記記録材集積部材への記録材搬入方向と直交する方向に移動し、前記綴じ部が形成される前記位置にて停止するように構成されたことを特徴とする請求項2記載の画像形成システムである。
請求項4に記載の発明は、記録材に画像を形成する画像形成部を有する画像形成装置と、前記画像形成装置にて画像が形成された複数の記録材が順に集積されて記録材束が形成される記録材集積部材と、当該記録材集積部材に集積された当該記録材束に対し、当該記録材束の厚さ方向から圧力を加えることにより当該記録材束を綴じる綴じ手段とを有する記録材後処理装置と、原稿を収容する原稿収容部を有し、当該原稿収容部から原稿を給紙する原稿給紙手段によって当該原稿収容部に収容された原稿を給紙し、給紙された原稿を読み取って前記画像形成装置にて画像を形成する際に使用される読取画像データを生成する画像読取装置とを備え、前記記録材後処理装置の前記綴じ手段は、当該綴じ手段にて綴じられた前記記録材束が前記画像読取装置の前記原稿収容部に収容され当該原稿収容部から給紙される際に、当該記録材束を綴じる綴じ部が前記原稿給紙手段の配置領域内または当該配置領域の一部を通過するように、当該綴じ部の形成位置を設定することを特徴とする画像形成システムである。
請求項5に記載の発明は、複数の記録材が収容される用紙収容部と、記録材を当該用紙収容部から給紙する給紙手段と、当該給紙手段によって当該用紙収容部から給紙された記録材に画像を形成する画像形成部とを有する画像形成装置から、画像が形成された記録材が搬入される記録材搬入部と、前記記録材搬入部から搬入された複数の記録材が順に集積されて記録材束が形成される記録材集積部材と、前記記録材集積部材に集積された前記記録材束に対し、当該記録材束の厚さ方向から圧力を加えることにより当該記録材束を綴じる綴じ手段とを備え、前記綴じ手段は、当該綴じ手段にて綴じられた前記記録材束が前記画像形成装置の前記用紙収容部に収容され当該用紙収容部から前記画像形成部に向けて給紙される際に、当該記録材束を綴じる綴じ部が前記給紙手段の配置領域内または当該配置領域の一部を通過するように、当該綴じ部の形成位置を設定することを特徴とする記録材後処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記画像形成装置の前記給紙手段は、前記用紙収容部から記録材を取り出す記録材取出し部材と、当該記録材取出し部材により当該用紙収容部から取り出された記録材を1枚ずつに捌く捌き部材とからなり、前記綴じ手段は、前記記録材束を綴じる前記綴じ部を、当該綴じ手段にて綴じられた前記記録材束が前記画像形成装置の前記用紙収容部に収容され当該用紙収容部から前記画像形成部に向けて給紙される際に、前記記録材取出し部材および前記捌き部材の双方の配置領域内または当該配置領域各々の一部を通過する位置に形成することを特徴とする請求項5記載の記録材後処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記綴じ手段は、前記記録材集積部材への記録材搬入方向と直交する方向に移動し、前記綴じ部が形成される前記位置にて停止するように構成されたことを特徴とする請求項6記載の記録材後処理装置である。
請求項8に記載の発明は、記録材に画像を形成する画像形成部と、原稿を収容する原稿収容部を有し、当該原稿収容部から原稿を給紙する原稿給紙手段によって当該原稿収容部に収容された原稿を給紙し、給紙された原稿を読み取って当該画像形成部にて画像を形成する際に使用される読取画像データを生成する画像読取部とを有する画像形成装置から、当該画像形成部にて画像が形成された当該記録材が搬入される記録材搬入部と、前記記録材搬入部から搬入された複数の記録材が順に集積されて記録材束が形成される記録材集積部材と、前記記録材集積部材に集積された前記記録材束に対し、当該記録材束の厚さ方向から圧力を加えることにより当該記録材束を綴じる綴じ手段とを備え、前記綴じ手段は、当該綴じ手段にて綴じられた前記記録材束が前記画像形成装置における前記画像読取部の前記原稿収容部に収容され当該原稿収容部から給紙される際に、当該記録材束を綴じる綴じ部が前記原稿給紙手段の配置領域内または当該配置領域の一部を通過するように、当該綴じ部の形成位置を設定することを特徴とする記録材後処理装置である。
請求項1の発明によれば、記録材各々が相互に圧着された記録材束を給紙するに際して、本発明を採用しない場合に比較して、給紙不良が発生するのを抑制することができる。
請求項2の発明によれば、本発明を採用しない場合に比較して、給紙不良の発生をさらに低減することができる。
請求項3の発明によれば、綴じ手段が綴じ処理を実行する部分についての給紙手段の配置領域に応じた設定変更を、本発明を採用しない場合に比較して容易に行うことができる。
請求項4の発明によれば、画像読取装置において記録材各々が相互に圧着された原稿を給紙するに際して、本発明を採用しない場合に比較して、給紙不良が発生するのを抑制することができる。
請求項5の発明によれば、記録材各々が相互に圧着された記録材束を給紙するに際して、本発明を採用しない場合に比較して、給紙不良が発生するのを抑制することができる。
請求項6の発明によれば、本発明を採用しない場合に比較して、給紙不良の発生をさらに低減することができる。
請求項7の発明によれば、綴じ手段が綴じ処理を実行する部分についての給紙手段の配置領域に応じた設定変更を、本発明を採用しない場合に比較して容易に行うことができる。
請求項8の発明によれば、画像形成装置の画像読取部において記録材各々が相互に圧着された原稿を給紙するに際して、本発明を採用しない場合に比較して、給紙不良が発生するのを抑制することができる。
本実施の形態が適用される画像形成装置の構成を示した図である。 実施の形態1の後処理装置の構成を示した図である。 パンチ機構部から送り出された用紙がコンパイルトレイに集積される状態を説明する図である。 コンパイルトレイにて後端部が揃えられた用紙束の端部に綴じ機構部が綴じ処理を実行する状態を説明する図である。 綴じ機構部の構成を説明する図である。 綴じ機構部での綴じ動作を説明する図である。 綴じ機構部が圧着歯によって用紙束を綴じる用紙束上での位置を説明する図である。 綴じ機構部が圧着歯によって用紙束を綴じる用紙束上での位置を説明する更なる図である。 フィードロールおよびリタードロールが用紙を1枚ごと強制的に剥離させる様子を説明する図である。 コンパイルトレイのスライド移動部によって用紙束の先端部が搬出ロールの配置位置まで搬送された状態を示した図である。 搬出ロールおよび可動ロールが端綴じされた用紙束をコンパイルトレイから搬出する状態を説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<画像形成装置の全体構成の説明>
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置1の全体構成を示した図である。図1に示す画像形成装置1は、例えば電子写真方式によるプリント機能や複写機能等を備えた画像形成装置1と、画像形成装置1にて画像形成された後の記録材(以下、「用紙」)に対して綴じ等の後処理を行う記録材後処理装置の一例としての後処理装置2とを備えている。
<画像形成装置の説明>
画像形成装置1は、所謂「タンデム方式」で構成され、各色画像データに基づき画像を形成する画像形成部10、原稿から画像を読み取って画像形成部10にて画像を形成する際に使用される読取画像データを生成する画像読取装置(画像読取部)の一例としての画像読取部11、画像形成部10に用紙を供給する用紙供給部12、画像形成装置1全体の動作を制御する主制御部13を備えている。
画像形成装置1の画像形成部10は、予め定められた間隔を置いて並列的に配置された、例えば4つの画像形成ユニット100Y,100M,100C,100K(以下、「画像形成ユニット100」とも総称する)、各画像形成ユニット100に設けられた感光体ドラム107を露光するレーザ露光部101を備えている。さらには、各画像形成ユニット100にて形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト102、各画像形成ユニット100にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト102に順次転写(一次転写)する一次転写ロール103、中間転写ベルト102上に転写された各色トナー像を記録材(用紙)に一括転写(二次転写)する二次転写ロール104、二次転写された各色トナー像を用紙上に定着する定着部105を備えている。
画像形成装置1の各画像形成ユニット100では、感光体ドラム107への帯電工程、レーザ露光部101からの走査露光による感光体ドラム107での静電潜像形成工程、感光体ドラム107に形成された静電潜像への各色トナーの現像工程等を経て、各色トナー像が形成される。各画像形成ユニット100に形成された各色トナー像は、一次転写ロール103により中間転写ベルト102上に順次静電転写される。そして、中間転写ベルト102上の各色トナー像は、中間転写ベルト102の移動に伴って二次転写ロール104が配置された領域に向けて搬送される。
画像形成装置1の用紙供給部12は、異なるサイズや異なる紙種からなる複数の用紙P1〜P3(以下、「用紙P」や「用紙束P」とも総称する)をそれぞれ収容する用紙収容部110A〜110Cを備えている。用紙供給部12では、例えばユーザにより用紙P1が指定された場合には、主制御部13による制御の下で、給紙手段および記録材取出し部材の一例であるピックアップロール111により用紙収容部110Aから用紙P1が取り出され、ピックアップロール111の用紙搬送方向下流側に配置された給紙手段および捌き部材の一例であるフィードロール112およびリタードロール113によって1枚ずつに捌かれる。そして、用紙搬送路(図1中の破線)に沿って配置された搬送ロール114により、用紙Pが1枚ごと画像形成部10内のレジストロール115まで搬送される。用紙P2、P3が指定された場合にも、それぞれ同様である。
そして、画像形成部10では、中間転写ベルト102上の各色トナー像が二次転写ロール104の配置位置に搬送されるタイミングに合わせて、用紙Pがレジストロール115から二次転写ロール104に向けて供給される。それにより、各色トナー像は、二次転写ロール104により形成された転写電界の作用によって用紙P上に一括して静電転写(二次転写)される。
その後、各色トナー像が二次転写された用紙Pは、中間転写ベルト102から剥離されて定着部105に搬送される。定着部105では、熱および圧力による定着処理により各色トナー像が用紙P上に定着され、画像が形成される。そして、カラー画像が形成された用紙Pは、搬送ロール116によって画像形成装置1の用紙排出部Tから排出され、画像形成装置1に接続された後処理装置2に搬入される。
なお、画像形成部10、画像読取部11、および用紙供給部12、さらには必要に応じて他の機能部が、画像形成機能部を構成する。
<後処理装置の説明>
後処理装置2は、画像形成装置1の用紙排出部Tの下流側に配置され、画像が形成された用紙Pに対して穴あけや綴じ等の後処理を行う。後処理装置2は、図1に示したように、画像形成装置1の用紙排出部Tに接続されて画像形成された用紙Pを順に搬入する記録材搬入部の一例としてのトランスポートユニット21、トランスポートユニット21から搬入された用紙Pに対して後処理を施すフィニッシャユニット22、後処理装置2の各機構部を制御する用紙処理制御部24を備えている。用紙処理制御部24は、不図示の信号ラインで画像形成装置1内の主制御部13と接続され、相互に制御信号等の送受信を行う。なお、図1の後処理装置2では、用紙処理制御部24がフィニッシャユニット22の筐体内に設けられた構成を示したが、用紙処理制御部24を画像形成装置1の筐体内に設けてもよい。また、画像形成装置1の主制御部13が用紙処理制御部24の制御機能を兼ね備えた構成としてもよい。
次の図2は、本実施の形態の後処理装置2の構成を示した図である。図2に示したように、後処理装置2のトランスポートユニット21は、画像形成装置1にて画像形成された後の用紙Pをフィニッシャユニット22に向けて搬送する複数の搬送ロール211を備えている。
また、フィニッシャユニット22は、2穴や4穴等の穴あけ(パンチ)を施す穴あけ手段の一例としてのパンチ機構部40、用紙Pを予め定められた枚数だけ集積させて用紙束Pを生成する記録材集積部材の一例としてのコンパイルトレイ60、用紙束Pの端部に綴じ(端綴じ)を実行する綴じ手段の一例としての綴じ機構部50、用紙束Pを保持し、保持する用紙束Pの量に応じて上下移動するスタッカートレイ23を備えている。
さらに、フィニッシャユニット22は、コンパイルトレイ60に集積された用紙束Pを搬出する搬出部材を構成する搬出ロール61、回転軸62aを移動中心として、用紙Pをコンパイルトレイ60に集積させる際には搬出ロール61から退避した位置に移動し、用紙Pをコンパイルトレイ60から搬出する際には搬出ロール61を圧接する位置に移動する搬出部材を構成する可動ロール62を備えている。
<後処理の説明>
続いて、後処理装置2にて行われる用紙Pに対する後処理について説明する。
後処理装置2は、主制御部13から用紙処理制御部24に対し、画像形成装置1にて画像形成された後の用紙Pに対する後処理を実行する旨の制御信号が出力されることにより、用紙Pに対する各種の後処理を実行する。ここでは、主制御部13から用紙処理制御部24に対して用紙Pに対する綴じ処理を実行する旨の制御信号が出力された場合について述べる。
まず、画像形成装置1から後処理装置2のトランスポートユニット21に向けて、画像形成装置1にて画像形成された後の用紙Pが搬入される。トランスポートユニット21では、用紙搬送路(図2中の破線)に沿って配置された搬送ロール211により、画像形成装置1からの用紙Pがフィニッシャユニット22に送られる。
用紙Pがフィニッシャユニット22に送られると、パンチ機構部40は、用紙処理制御部24からの穴あけ処理を指示する制御信号がある場合に、用紙P各々に対して予め定められた1または複数の位置に穴あけ処理を施す。そして、フィニッシャユニット22は、パンチ機構部40にて穴あけ処理が施された用紙Pをコンパイルトレイ60に向けて搬送する。
一方、用紙処理制御部24からの穴あけ処理を指示する制御信号がない場合には、パンチ機構部40による穴あけ処理は行われず、用紙Pはそのままの状態でパンチ機構部40を通過し、コンパイルトレイ60に向けて搬送される。
図3は、パンチ機構部40から送り出された用紙Pがコンパイルトレイ60に集積される状態を説明する図である。図3に示したように、フィニッシャユニット22には、パンチ機構部40の用紙搬送方向下流側に、パンチ機構部40を通過した用紙Pをスタッカートレイ23側に向けて搬送する搬送ロール44,45が配置されている。搬送ロール44,45は、パンチ機構部40にて穴あけ処理が施されている間は停止状態に設定され、パンチ機構部40での穴あけ処理が完了すると、搬送動作を開始する。そして、搬送ロール44,45による用紙Pの送り出しが開始されると、パンチ機構部40から搬出された用紙Pの先端部A(用紙Pの搬送方向における先端部:以下、同様)は重力によって鉛直下方に向かう。その際に、用紙Pはそれぞれ剛性(所謂「コシ」)を有しているため、まず、用紙Pの先端部Aが、用紙Pが落下する位置(鉛直下方)に配置されたコンパイルトレイ60上であって、用紙P搬送方向前方側(搬出ロール61側)の領域に支持される。
ここで、本実施の形態のコンパイルトレイ60は、用紙Pの搬送方向前方側(搬出ロール61側)が水平面に対して上方に向けて約35°程度傾斜した状態で配置されている。それにより、搬送ロール45の用紙排出位置と、コンパイルトレイ60の用紙搬送方向前方側端部との落差hは小さく、用紙Pの先端部Aが鉛直方向に落下する距離は短い。そのため、用紙Pがコンパイルトレイ60に順次集積される際に、用紙Pの姿勢が水平面に対して大きく傾くことが抑制される。さらには、コンパイルトレイ60は、パンチ機構部40から用紙Pが搬出されて落下する位置に配置されているので、用紙Pの先端部Aは、搬送ロール45に保持された状態でコンパイルトレイ60に支持される。このことによって、用紙Pに関するコンパイルトレイ60上での集積位置のばらつきが小さく抑えられる。
用紙Pの先端部Aがコンパイルトレイ60に支持された後には、用紙Pの後端部B(用紙Pの搬送方向における後端部:以下、同様)が搬送ロール45を通過する。そして、用紙Pの先端部Aに引き続いて用紙Pの後端部Bが鉛直下方に落下する。その際に、用紙Pの後端部Bは、用紙Pの先端部Aがコンパイルトレイ60に支持された状態で下方に落下する。そのため、用紙Pは、幅方向の位置ばらつきが小さく抑えられながらコンパイルトレイ60上に集積される。なお、用紙Pの「幅方向」とは、用紙Pの搬送方向に対して直交する方向を意味する。以下、同様である。
その後、用紙Pの全体がコンパイルトレイ60上に載ると、用紙Pは、コンパイルトレイ60に設けられた傾斜角によって、コンパイルトレイ60の端部に設けられた位置決めストッパ60aに向けてスライド落下する。また、本実施の形態のフィニッシャユニット22には、コンパイルトレイ60に設けられた傾斜角に加えて、パンチ機構部40の用紙搬出部下方に、用紙Pをコンパイルトレイ60の位置決めストッパ60aに向けて揃えるために回転するパドル63が配置されている。そのため、用紙Pの後端部Bは、コンパイルトレイ60に向けて落下しながら、パドル63により位置決めストッパ60a側に向けて送られる。それにより、コンパイルトレイ60にて用紙Pの後端部Bが位置決めストッパ60aにて揃えられた状態の用紙束Pが形成される。
また、コンパイルトレイ60の幅方向両端部には、搬送される用紙Pのサイズに合わせて用紙束Pの幅方向位置を揃える用紙幅位置揃え機構65が設けられている。それにより、用紙Pがコンパイルトレイ60に順次集積されるに際して、用紙P(用紙束P)の幅方向位置も揃えられる。
一方、用紙Pがパンチ機構部40の下流側に位置する搬送ロール45から送り出される際には、可動ロール62は搬出ロール61から退避した位置に移動している。それにより、搬送ロール45からコンパイルトレイ60への用紙Pの送り出しが、可動ロール62によって阻害されることはない。
<綴じ処理の説明>
コンパイルトレイ60に用紙Pが予め定められた枚数だけ集積され、用紙束Pが形成されると、綴じ機構部50による用紙束Pの端部に対する綴じ(端綴じ)処理が実行される。
図4は、コンパイルトレイ60にて揃えられた用紙束Pの端部(後端部B)に綴じ機構部50が綴じ(端綴じ)処理を実行する状態を説明する図である。本実施の形態の綴じ機構部50は、凹凸形状に形成された歯(圧着歯)を、用紙束Pに対して上下方向(厚さ方向)から相互に噛み合うように圧着(加圧)させる構成を有している。それにより、用紙束Pを構成する用紙P各々を局所的に変形させ、変形した部分(綴じ部、圧着綴じ部)での用紙P相互の噛み合いにより用紙束Pを綴じている。このような構成からなる綴じ機構部50は、ステープル(U字状針)を必要としない。そのため、綴じ機構部50において、消耗品であるステープルを補充する必要がない。また、ステープルを用いる場合と比較して、綴じられた用紙束Pから用紙P各々をばらばらに取り外すことも容易である。さらには、ステープル部分による嵩張りが生じないため、複数の用紙束Pを積載しても嵩高が低く抑えられる。加えて、そのまま粉砕することができ、その際のステープルを取り外す手間もなくなる。
<綴じ機構部の説明>
次の図5は、綴じ機構部50の構成を説明する図である。図5(a)が用紙束Pを受け入れる状態、図5(b)が用紙束Pを綴じる状態、図5(c)が綴じ機構部50の凹凸形状に形成された圧着歯、をそれぞれ示している。
まず図5(a),(b)に示したように、綴じ機構部50は、回転中心軸(支点)51によって揺動自在に支持された下部レバー52および上部レバー53と、下部レバー52および上部レバー53各々のコンパイルトレイ60側の端部(作用点)に配置された圧着歯54とを備えている。さらに、綴じ機構部50は、回転中心軸51の圧着歯54側に、下部レバー52と上部レバー53とを離隔させるような押圧力を作用させるバネ部材55を備え、回転中心軸51の圧着歯54側とは反対側には、回転軸56を中心に回転することによって、下部レバー52および上部レバー53各々に配置された圧着歯54を接離させるカム57(力点)を備えている。
図5(b)に示したように、カム57は、回転軸56に接続された駆動モータ(不図示)からの駆動力によって予め定められた角度だけ回転することにより、回転中心軸51の圧着歯54側とは反対側において下部レバー52および上部レバー53相互を押し広げる。それにより、下部レバー52および上部レバー53は、圧着歯54を圧着させる。一方、下部レバー52および上部レバー53相互を押し広げた状態からカム57が回転すると、バネ部材55からの押圧力によって、下部レバー52および上部レバー53は圧着歯54が離間する位置(図5(a)に示した状態)に戻ることとなる。
圧着歯54は、図5(c)に示したように、下部レバー52および上部レバー53の双方側にて例えば複数の三角形状の突起(歯)が規則的に配列されて構成され、下部レバー52側および上部レバー53側の突起が互いに噛み合うように設定されている。すなわち、圧着歯54の圧着時には、上部レバー53側の突起が下部レバー52側の突起と突起との間に位置するようにそれぞれ配列されている。それにより、用紙束Pは上部レバー53側の突起と下部レバー52側の突起とに挟まれることによって局所的に変形し、変形した部分(圧着綴じ部)での用紙P相互の噛み合いにより用紙束P全体が綴じられる。
なお、圧着歯54の歯の形状は、下部レバー52側および上部レバー53側相互が噛み合うことで用紙Pに局所的な変形を形成できれば如何なる形状であってもよく、例えばバーコード形状のようなものであってもよい。
<綴じ機構部の綴じ動作の説明>
次の図6は、綴じ機構部50での綴じ動作を説明する図である。図6(a)に示したように、画像形成装置1から用紙束Pを構成する先頭ページから最終ページまでの用紙Pが順にコンパイルトレイ60上に積載されると、カム57(上記図5参照)が回転し、下部レバー52および上部レバー53が圧着歯54を圧着させるように移動する。それにより、図6(b)に示したように、圧着歯54が用紙束Pの端部の予め定められた位置を圧着し、圧着綴じ部Sを形成して用紙束Pを綴じる(上記図4参照)。その後、図6(c)に示したように、カム57が回転し、下部レバー52および上部レバー53が圧着歯54を離間させるように移動する。
このように、本実施の形態の綴じ機構部50は、用紙束Pを構成する用紙P各々を局所的に変形させ、変形した部分(圧着綴じ部S)での用紙P相互の噛み合いにより用紙束Pを綴じる。
<綴じ機構部による綴じ位置の説明>
ここで、本実施の形態の後処理装置2においては、綴じ機構部50が圧着歯54によって用紙束Pを綴じる用紙束P上での位置(圧着綴じ部Sの位置)は、綴じ機構部50にて綴じ処理された用紙束Pが画像形成装置1の用紙供給部12に備えられた用紙収容部110A〜110Cに収容された際に、用紙供給部12に設けられた給紙手段および捌き部材を構成するフィードロール112およびリタードロール113の配置領域と重なるように設定されている。なお、ここでの「位置」とは、用紙Pの搬送方向(コンパイルトレイ60への搬入方向)と直交する方向(用紙Pの幅方向、後段図7,8のy方向)における位置をいう(以下、同様である。)。
図7は、綴じ機構部50が圧着歯54によって用紙束Pを綴じる用紙束P上での位置を説明する図であって、コンパイルトレイ60を上方(パンチ機構部40側)から見たものである。
綴じ機構部50は、コンパイルトレイ60の位置決めストッパ60aに沿って移動可能に構成されている。ここでの「位置決めストッパ60aに沿う方向」は、用紙Pの搬送方向と直交する方向(用紙Pの幅方向:y方向)であり、コンパイルトレイ60に用紙Pが搬入される方向は、用紙Pの搬送方向(x方向)となる。そして、図7に示したように、綴じ機構部50は、用紙束Pの後端部B側におけるy方向に沿った2箇所(図7のS1位置とS2位置)の2点を綴じる。この綴じ機構部50が用紙束Pに対して綴じ処理を実行する部分(綴じ部:S1位置およびS2位置)は、綴じ機構部50により綴じ処理された用紙束Pが用紙供給部12に備えられた用紙収容部110A〜110Cに収容された際に、用紙供給部12に設けられたフィードロール112およびリタードロール113の配置領域と全部または一部が重なる領域に設定されている。
なお、綴じ機構部50は、コンパイルトレイ60の位置決めストッパ60aに沿った位置(例えば、図7のS1位置とS2位置)に固定して配置した構成としてもよい。また、綴じ機構部50を固定配置し、コンパイルトレイ60が位置決めストッパ60aに沿って移動可能に構成されていてもよい。
綴じ機構部50またはコンパイルトレイ60を位置決めストッパ60aに沿って移動可能とした構成では、綴じ処理時には、綴じ機構部50が図7のS1位置およびS2位置まで移動し、停止して綴じ処理を行う。このように、綴じ機構部50またはコンパイルトレイ60を位置決めストッパ60aに沿って移動可能に構成することにより、画像形成装置1の用紙供給部12に設置されるフィードロール112およびリタードロール113の配置領域が変更された場合に、変更されたフィードロール112およびリタードロール113の配置領域に合わせて、綴じ処理を実行する位置の設定変更が容易となる。
図8は、綴じ機構部50が圧着歯54によって用紙束Pを綴じる用紙束P上での位置を説明する更なる図であって、綴じ機構部50により綴じ処理された用紙束Pが用紙収容部110Aに収容された状態を用紙収容部110Aの上方から見たものである。
図8に示したように、綴じ機構部50により綴じ処理された用紙束Pが用紙収容部110Aに収容されると、かかる用紙束Pを構成する用紙Pが用紙収容部110Aからピックアップロール111によって図中K方向に取り出され、フィードロール112およびリタードロール113によって1枚ずつに捌かれる。本実施の形態では、かかる用紙Pが用紙収容部110Aから搬送される際には、S1位置およびS2位置に設定された用紙束Pの圧着綴じ部Sの移動軌跡Trの全部または一部が、フィードロール112およびリタードロール113の配置領域と重なるように設定されている。すなわち、用紙束Pの圧着綴じ部S(S1位置およびS2位置)の全部または一部は、用紙収容部110Aに収容された用紙束Pを構成する用紙Pが搬送される際に、フィードロール112およびリタードロール113の配置領域を通過する位置(綴じ部の形成位置)に設定されている。用紙Pが用紙収容部110B,110Cに収容された場合も同様である。
ここでの用紙収容部110Aの上方から見た図8では、リタードロール113の配置領域はフィードロール112の配置領域と重なっており、実際にはリタードロール113はフィードロール112の後方に位置している。しかし、図8ではリタードロール113の配置領域を明確にするため、便宜上、リタードロール113とフィードロール112とを同じように記載している。
上記したように、本実施の形態の綴じ機構部50は、凹凸形状に形成された圧着歯54を、用紙束Pに対して厚さ方向から相互に噛み合うように圧着させる。それにより、用紙束Pを構成する用紙P各々を局所的に変形させ、変形した部分(圧着綴じ部S)での用紙P相互の噛み合いにより用紙束Pを綴じている。このように、本実施の形態の綴じ機構部50では、例えばステープル(U字状針)のような綴じ部材を用いていない。そのため、使用者は用紙束Pが綴じられていることを認識し難いことから、使用者が例えば用紙束Pの裏面を画像形成用の用紙Pとして再度使用する場合に、用紙束Pが綴じられていることを忘れ、そのまま用紙収容部110A〜110Cに収容してしまうことがある。このことは、用紙束Pを複写対象である原稿とし、画像形成装置1の画像読取部11の原稿収容部120(上記図1参照)に設置した場合においても、同様に発生することがある。このような場合には、用紙束Pの圧着綴じ部Sが用紙P1枚ごとの給紙を阻害して、給紙不良を生じさせ易い。
しかし、その一方で、用紙P各々の局所的な変形部分(圧着綴じ部S)による用紙束Pの綴じは、ステープル等の綴じ部材を用いる場合に比較して、圧着綴じ部Sにて紙面を相互に平行にずらすようなせん断方向の力を加えることで取り外すことも可能であるという特性も有している。
そこで、本実施の形態の後処理装置2においては、綴じ機構部50が用紙束Pに対して綴じ処理を実行する圧着綴じ部S(S1位置およびS2位置)を、綴じ機構部50により綴じ処理された用紙束Pが用紙供給部12に備えられた用紙収容部110A〜110Cに収容された際に、用紙供給部12に設けられたフィードロール112およびリタードロール113の配置領域と重なる位置に設定している。それにより、用紙束Pの圧着綴じ部S(S1位置およびS2位置)をフィードロール112およびリタードロール113を通過させることによって、フィードロール112およびリタードロール113からの押圧力によって平坦に均す。それとともに、フィードロール112およびリタードロール113によって圧着綴じ部Sにて重なり合った紙面を相互に平行にずらすようなせん断方向の力を加える。それにより、用紙収容部110A〜110Cに圧着綴じ部Sによって綴じられた用紙束Pが収容された場合にも、綴じ処理された用紙束Pをフィードロール112およびリタードロール113によって用紙P1枚ごとに強制的に剥離させ、1枚ずつの安定的な搬送を実現して、給紙不良の発生を低減している。
<フィードロールおよびリタードロールによって用紙束に加わる作用の説明>
本実施の形態の画像形成装置1の用紙供給部12において、フィードロール112およびリタードロール113が圧着綴じ部Sによって綴じられた用紙束Pに加える作用を説明する。
図9は、フィードロール112およびリタードロール113が用紙Pを1枚ごと強制的に剥離させる様子を説明する図である。図9(a)に示したように、例えば用紙収容部110Aに圧着綴じ部Sによって綴じられた用紙束Pが収容された場合であっても、ピックアップロール111が回転し、用紙束Pの最上部に位置する用紙Pに対する用紙収容部110Aからの取り出し動作(x方向)を行う。ところが、用紙束Pが圧着綴じ部Sによって綴じられている場合には、図9(b)に示したように、圧着綴じ部Sによる結合力によって用紙束P全体が用紙収容部110Aから取り出され(x方向)、フィードロール112およびリタードロール113の配置領域まで搬送される。
用紙束P全体がフィードロール112およびリタードロール113の配置領域まで搬送されると、用紙束Pの圧着綴じ部Sは、フィードロール112およびリタードロール113からの押圧力によって変形状態からより平坦な状態に均される。それによって、圧着綴じ部Sでの用紙P相互の噛み合いが弱まり、用紙P相互間の結合力が低下する。
さらには、リタードロール113は、フィードロール112によって搬送される用紙束Pに対し、不図示のトルクリミッタを介して用紙束Pを引き戻す方向(−x方向)へ予め定められたトルクで回転する。それにより、フィードロール112は、ピックアップロール111によって取り出された用紙束Pの最上部の用紙Pに対しては、搬送方向(x方向)への搬送力を作用させるが、リタードロール113は、用紙束Pの最下部の用紙Pに対して、搬送方向とは逆方向(−x方向)への引き戻し力を作用させる。そのため、このフィードロール112とリタードロール113とによる相反する方向の力が、圧着綴じ部Sに直接的に作用する。それによって、用紙束Pの圧着綴じ部Sには、紙面を相互に平行にずらすようなせん断方向の力(せん断力)Fが加わる。特に、リタードロール113よりも強い搬送力で用紙Pを搬送しようとするフィードロール112からの力が加わる最上部の用紙Pと、それと接する用紙Pとの間でのせん断力Fが最も強く働くこととなり、最上部の用紙Pが捌かれて、フィードロール112により搬送される。
このように、フィードロール112およびリタードロール113では、フィードロール112およびリタードロール113からの押圧力によって圧着綴じ部Sが変形状態からより平坦な状態に均される。それによって、圧着綴じ部Sでの用紙P相互の噛み合いが弱まり、用紙P相互間の結合力が低下する。そのことに加え、フィードロール112とリタードロール113とによる相反する方向の力によって、最上部の用紙Pとそれと接する用紙Pとの間でせん断力Fが相対的に強く作用する。それによって、最上部の用紙Pが強制的に剥離され、フィードロール112およびリタードロール113によって用紙Pが1枚ごとに搬送されることとなる。
また、ここでは用紙束Pがそのまま収容された場合で説明したが、手動などにより分離済みの用紙が収容された場合においても、噛み合っていた局所変形部分が少なからず残るため、複数の用紙P間で再度変形部分が引っかかり給紙不良が発生してしまうことを抑制することは言うまでもない。
<用紙束の搬出の説明>
次に、後処理装置2のコンパイルトレイ60にて用紙束Pが綴じ機構部50により綴じ処理された後の動作について述べる。
綴じ機構部50による用紙束Pに対する綴じ処理が完了すると、コンパイルトレイ60に設けられたスライド移動部60bが搬出ロール61の方向に移動する。すなわち、上記した図7に示したように、コンパイルトレイ60に設けられたスライド移動部60bが破線矢印の方向(−x方向)に移動して、用紙束Pを先端部Aが搬出ロール61の配置位置に到達するまで搬送する。それにより、綴じ処理された用紙束Pは、先端部Aが搬出ロール61の配置位置まで搬送される。
ここで、図10は、コンパイルトレイ60のスライド移動部60bによって用紙束Pの先端部Aが搬出ロール61の配置位置まで搬送された状態を示した図である。図10に示したように、用紙束Pの先端部Aが搬出ロール61の配置位置まで搬送されるのに合わせて、可動ロール62は、回転軸62aを回転中心として搬出ロール61に圧接する位置まで移動する。そして、搬出ロール61および可動ロール62が回転を開始し、端綴じされた用紙束Pをコンパイルトレイ60からスタッカートレイ23に向けて搬送する。この場合の搬出ロール61および可動ロール62は、用紙束Pをスタッカートレイ23に搬送する搬送手段として機能する。
次の図11は、搬出ロール61および可動ロール62が端綴じされた用紙束Pをコンパイルトレイ60から搬出する状態を説明する図である。図11に示したように、端綴じされた用紙束Pは、搬出ロール61および可動ロール62によって搬送され、スタッカートレイ23に積載される。スタッカートレイ23は、用紙束Pの積載量に応じて、下方に移動するように構成されている。このように移動することで、スタッカートレイ23における積載量の大容量化を図っている。
なお、主制御部13から用紙Pに対する後処理を実行する旨の制御信号が出力されない場合には、後処理装置2は、画像形成装置1にて画像形成された後の用紙Pに対する後処理を実行せず、そのままの状態で用紙Pをスタッカートレイ23に積載する。そのため、スタッカートレイ23では、端綴じ処理された用紙束Pに混在して、後処理が実行されていない用紙Pが積載される場合もある。
ところで、本実施の形態では、綴じ機構部50が用紙束Pに対して綴じ処理を実行する圧着綴じ部S(S1位置およびS2位置)を、綴じ機構部50により綴じ処理された用紙束Pが用紙供給部12に備えられた用紙収容部110A〜110Cに収容された際に、用紙供給部12に設けられたフィードロール112およびリタードロール113の配置領域と重なる位置に設定した構成について述べた。このような構成に代えて、またはこのような構成に加えて、綴じ機構部50による圧着綴じ部S(S1位置およびS2位置)を、綴じ機構部50により綴じ処理された用紙束Pが画像形成装置1の画像読取部11(上記図1参照)に設置された際に、画像読取部11に設けられた原稿収容部120から給紙する原稿給紙手段の一例であるフィードロール122およびリタードロール123の配置領域と重なる位置に設定してもよい。
また、綴じ機構部50が用紙束Pに対して綴じ処理を実行する圧着綴じ部S(S1位置およびS2位置)を、綴じ機構部50により綴じ処理された用紙束Pが用紙供給部12に備えられた用紙収容部110A〜110Cに収容された際に、用紙供給部12に設けられたフィードロール112およびリタードロール113の配置領域と重なる位置に設定する構成に代えて、またはこれに加えて、綴じ機構部50による圧着綴じ部S(S1位置およびS2位置)を、用紙束Pが用紙収容部110A〜110Cに収容された際に、用紙供給部12に設けられたピックアップロール111の配置領域と重なる位置に設定してもよい。
圧着綴じ部S(S1位置およびS2位置)の移動軌跡Tr(上記図8参照)上に配置されたピックアップロール111も、用紙収容部110A〜110Cから用紙Pを取り出す際に、用紙束Pの圧着綴じ部Sに対して押圧力を作用させるので、圧着綴じ部Sを変形状態からより平坦な状態に均す。さらには、このようなピックアップロール111も、用紙束Pの最上部の用紙Pに対して搬送方向(x方向)への搬送力を作用させ、その際に、最上部の用紙Pと接する用紙Pとの間でせん断力Fを作用させる。それにより、フィードロール112およびリタードロール113と同様に、ピックアップロール111は最上部の用紙Pを強制的に剥離させるように機能する。
特に、綴じ機構部50による圧着綴じ部(S1位置およびS2位置)を、フィードロール112およびリタードロール113の配置領域と、ピックアップロール111の配置領域との双方に重なる位置に設定することにより、双方からの剥離作用が得られる。それにより、給紙不良の発生がさらに低減される。
また、給紙手段として、リタードロール113に代えて、パッド状の捌き部材を用いてもよい。
以上説明したように、本実施の形態の後処理装置2においては、綴じ機構部50が圧着歯54によって用紙束Pを綴じる用紙束P上での位置(圧着綴じ部Sの位置)は、綴じ機構部50にて綴じ処理された用紙束Pが画像形成装置1の用紙供給部12や画像読取部11に収容された際に、用紙供給部12や画像読取部11に設けられた給紙手段の配置領域と重なるように設定されている。それによって、圧着綴じ部Sにより綴じられた用紙束Pが給紙される際にも、給紙不良の発生を低減している。
1…画像形成装置、2…後処理装置、10…画像形成部、11…画像読取部、12…用紙供給部、13…主制御部、21…トランスポートユニット、22…フィニッシャユニット、23…スタッカートレイ、40…パンチ機構部、50…綴じ機構部、60…コンパイルトレイ、61…搬出ロール、62…可動ロール、110A〜110C…用紙収容部、111…ピックアップロール、112…フィードロール、113…リタードロール

Claims (8)

  1. 複数の記録材が収容される用紙収容部と、記録材を当該用紙収容部から給紙する給紙手段と、当該給紙手段によって当該用紙収容部から給紙された記録材に画像を形成する画像形成部とを有する画像形成装置と、
    前記画像形成装置にて画像が形成された複数の記録材が順に集積されて記録材束が形成される記録材集積部材と、当該記録材集積部材に集積された当該記録材束に対し、当該記録材束の厚さ方向から圧力を加えることにより当該記録材束を綴じる綴じ手段とを有する記録材後処理装置とを備え、
    前記記録材後処理装置の前記綴じ手段は、当該綴じ手段にて綴じられた前記記録材束が前記画像形成装置の前記用紙収容部に収容され当該用紙収容部から前記画像形成部に向けて給紙される際に、当該記録材束を綴じる綴じ部が前記給紙手段の配置領域内または当該配置領域の一部を通過するように、当該綴じ部の形成位置を設定することを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記画像形成装置の前記給紙手段は、前記用紙収容部から記録材を取り出す記録材取出し部材と、当該記録材取出し部材により当該用紙収容部から取り出された記録材を1枚ずつに捌く捌き部材とからなり、
    前記記録材後処理装置の前記綴じ手段は、前記記録材束を綴じる前記綴じ部を、当該綴じ手段にて綴じられた前記記録材束が前記画像形成装置の前記用紙収容部に収容され当該用紙収容部から前記画像形成部に向けて給紙される際に、前記記録材取出し部材および前記捌き部材の双方の配置領域内または当該配置領域各々の一部を通過する位置に形成することを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 前記綴じ手段は、前記記録材集積部材への記録材搬入方向と直交する方向に移動し、前記綴じ部が形成される前記位置にて停止するように構成されたことを特徴とする請求項2記載の画像形成システム。
  4. 記録材に画像を形成する画像形成部を有する画像形成装置と、
    前記画像形成装置にて画像が形成された複数の記録材が順に集積されて記録材束が形成される記録材集積部材と、当該記録材集積部材に集積された当該記録材束に対し、当該記録材束の厚さ方向から圧力を加えることにより当該記録材束を綴じる綴じ手段とを有する記録材後処理装置と、
    原稿を収容する原稿収容部を有し、当該原稿収容部から原稿を給紙する原稿給紙手段によって当該原稿収容部に収容された原稿を給紙し、給紙された原稿を読み取って前記画像形成装置にて画像を形成する際に使用される読取画像データを生成する画像読取装置とを備え、
    前記記録材後処理装置の前記綴じ手段は、当該綴じ手段にて綴じられた前記記録材束が前記画像読取装置の前記原稿収容部に収容され当該原稿収容部から給紙される際に、当該記録材束を綴じる綴じ部が前記原稿給紙手段の配置領域内または当該配置領域の一部を通過するように、当該綴じ部の形成位置を設定することを特徴とする画像形成システム。
  5. 複数の記録材が収容される用紙収容部と、記録材を当該用紙収容部から給紙する給紙手段と、当該給紙手段によって当該用紙収容部から給紙された記録材に画像を形成する画像形成部とを有する画像形成装置から、画像が形成された記録材が搬入される記録材搬入部と、
    前記記録材搬入部から搬入された複数の記録材が順に集積されて記録材束が形成される記録材集積部材と、
    前記記録材集積部材に集積された前記記録材束に対し、当該記録材束の厚さ方向から圧力を加えることにより当該記録材束を綴じる綴じ手段とを備え、
    前記綴じ手段は、当該綴じ手段にて綴じられた前記記録材束が前記画像形成装置の前記用紙収容部に収容され当該用紙収容部から前記画像形成部に向けて給紙される際に、当該記録材束を綴じる綴じ部が前記給紙手段の配置領域内または当該配置領域の一部を通過するように、当該綴じ部の形成位置を設定することを特徴とする記録材後処理装置。
  6. 前記画像形成装置の前記給紙手段は、前記用紙収容部から記録材を取り出す記録材取出し部材と、当該記録材取出し部材により当該用紙収容部から取り出された記録材を1枚ずつに捌く捌き部材とからなり、
    前記綴じ手段は、前記記録材束を綴じる前記綴じ部を、当該綴じ手段にて綴じられた前記記録材束が前記画像形成装置の前記用紙収容部に収容され当該用紙収容部から前記画像形成部に向けて給紙される際に、前記記録材取出し部材および前記捌き部材の双方の配置領域内または当該配置領域各々の一部を通過する位置に形成することを特徴とする請求項5記載の記録材後処理装置。
  7. 前記綴じ手段は、前記記録材集積部材への記録材搬入方向と直交する方向に移動し、前記綴じ部が形成される前記位置にて停止するように構成されたことを特徴とする請求項6記載の記録材後処理装置。
  8. 記録材に画像を形成する画像形成部と、原稿を収容する原稿収容部を有し、当該原稿収容部から原稿を給紙する原稿給紙手段によって当該原稿収容部に収容された原稿を給紙し、給紙された原稿を読み取って当該画像形成部にて画像を形成する際に使用される読取画像データを生成する画像読取部とを有する画像形成装置から、当該画像形成部にて画像が形成された当該記録材が搬入される記録材搬入部と、
    前記記録材搬入部から搬入された複数の記録材が順に集積されて記録材束が形成される記録材集積部材と、
    前記記録材集積部材に集積された前記記録材束に対し、当該記録材束の厚さ方向から圧力を加えることにより当該記録材束を綴じる綴じ手段とを備え、
    前記綴じ手段は、当該綴じ手段にて綴じられた前記記録材束が前記画像形成装置における前記画像読取部の前記原稿収容部に収容され当該原稿収容部から給紙される際に、当該記録材束を綴じる綴じ部が前記原稿給紙手段の配置領域内または当該配置領域の一部を通過するように、当該綴じ部の形成位置を設定することを特徴とする記録材後処理装置。
JP2010071643A 2010-03-26 2010-03-26 画像形成システムおよび記録材後処理装置 Expired - Fee Related JP5494106B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010071643A JP5494106B2 (ja) 2010-03-26 2010-03-26 画像形成システムおよび記録材後処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010071643A JP5494106B2 (ja) 2010-03-26 2010-03-26 画像形成システムおよび記録材後処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011201669A true JP2011201669A (ja) 2011-10-13
JP5494106B2 JP5494106B2 (ja) 2014-05-14

Family

ID=44878770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010071643A Expired - Fee Related JP5494106B2 (ja) 2010-03-26 2010-03-26 画像形成システムおよび記録材後処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5494106B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014136627A (ja) * 2013-01-16 2014-07-28 Ricoh Co Ltd 用紙後処理装置および画像形成システム
JP6108014B1 (ja) * 2016-07-14 2017-04-05 富士ゼロックス株式会社 綴じ装置および画像処理装置
JP6187643B1 (ja) * 2016-07-14 2017-08-30 富士ゼロックス株式会社 綴じ装置および画像処理装置
JP6210137B1 (ja) * 2016-07-14 2017-10-11 富士ゼロックス株式会社 綴じ装置および画像処理装置
JP2018008801A (ja) * 2016-07-14 2018-01-18 富士ゼロックス株式会社 綴じ装置および画像処理装置
WO2018012037A1 (ja) * 2016-07-14 2018-01-18 富士ゼロックス株式会社 綴じ装置および画像処理装置
CN107618930A (zh) * 2016-07-14 2018-01-23 富士施乐株式会社 片材处理装置和图像形成系统
CN107618932A (zh) * 2016-07-14 2018-01-23 富士施乐株式会社 片材装订装置和片材后处理设备
JP2019011199A (ja) * 2013-05-31 2019-01-24 キヤノン株式会社 シート処理装置及び画像形成装置
JP2020179530A (ja) * 2019-04-23 2020-11-05 キヤノンファインテックニスカ株式会社 綴じ部平坦化装置、シート後処理装置及び画像形成装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09142724A (ja) * 1995-11-16 1997-06-03 Nisca Corp シート処理装置
JP2004155537A (ja) * 2002-09-10 2004-06-03 Sharp Corp 用紙後処理装置及び画像形成システム
JP2006078852A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Canon Inc 画像形成装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09142724A (ja) * 1995-11-16 1997-06-03 Nisca Corp シート処理装置
JP2004155537A (ja) * 2002-09-10 2004-06-03 Sharp Corp 用紙後処理装置及び画像形成システム
JP2006078852A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Canon Inc 画像形成装置

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10585383B2 (en) 2006-07-14 2020-03-10 Fuji Xerox Co., Ltd. Binding apparatus and image forming apparatus
JP2014136627A (ja) * 2013-01-16 2014-07-28 Ricoh Co Ltd 用紙後処理装置および画像形成システム
JP2019011199A (ja) * 2013-05-31 2019-01-24 キヤノン株式会社 シート処理装置及び画像形成装置
CN107618932A (zh) * 2016-07-14 2018-01-23 富士施乐株式会社 片材装订装置和片材后处理设备
CN109476434A (zh) * 2016-07-14 2019-03-15 富士施乐株式会社 装订设备和图像处理设备
JP2018008801A (ja) * 2016-07-14 2018-01-18 富士ゼロックス株式会社 綴じ装置および画像処理装置
WO2018012037A1 (ja) * 2016-07-14 2018-01-18 富士ゼロックス株式会社 綴じ装置および画像処理装置
JP2018008800A (ja) * 2016-07-14 2018-01-18 富士ゼロックス株式会社 綴じ装置および画像処理装置
JP2018008802A (ja) * 2016-07-14 2018-01-18 富士ゼロックス株式会社 綴じ装置および画像処理装置
CN107618930A (zh) * 2016-07-14 2018-01-23 富士施乐株式会社 片材处理装置和图像形成系统
JP6210137B1 (ja) * 2016-07-14 2017-10-11 富士ゼロックス株式会社 綴じ装置および画像処理装置
JP6187643B1 (ja) * 2016-07-14 2017-08-30 富士ゼロックス株式会社 綴じ装置および画像処理装置
JP2018008459A (ja) * 2016-07-14 2018-01-18 富士ゼロックス株式会社 綴じ装置および画像処理装置
US10579004B2 (en) 2016-07-14 2020-03-03 Fuji Xerox Co., Ltd. Binding apparatus and image processing apparatus
JP6108014B1 (ja) * 2016-07-14 2017-04-05 富士ゼロックス株式会社 綴じ装置および画像処理装置
US10705470B2 (en) 2016-07-14 2020-07-07 Fuji Xerox Co., Ltd. Binding apparatus and image processing apparatus
CN109476434B (zh) * 2016-07-14 2021-12-24 富士胶片商业创新有限公司 装订设备和图像处理设备
CN107618930B (zh) * 2016-07-14 2020-12-29 富士施乐株式会社 片材处理装置和图像形成系统
JP2020179530A (ja) * 2019-04-23 2020-11-05 キヤノンファインテックニスカ株式会社 綴じ部平坦化装置、シート後処理装置及び画像形成装置
JP7311302B2 (ja) 2019-04-23 2023-07-19 キヤノンファインテックニスカ株式会社 綴じ部平坦化装置、シート後処理装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5494106B2 (ja) 2014-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5494106B2 (ja) 画像形成システムおよび記録材後処理装置
JP5447075B2 (ja) 画像形成システムおよび記録材後処理装置
US9744740B2 (en) Sheet processing apparatus and image forming apparatus
JP6632667B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP5682700B2 (ja) 画像形成システムおよび記録材後処理装置
JP5560822B2 (ja) 記録材後処理装置および画像形成システム
JP2011201652A (ja) 記録材処理装置および画像形成システム
JP2010018437A (ja) 用紙後処理装置、画像形成装置、及び用紙後処理方法
US10386773B2 (en) Projection arrangement for binding device
US10234808B2 (en) Sheet bundle binding device and image forming system having the same
US8042808B2 (en) Image forming system and paper sheet output method
JP2007145515A (ja) シート整合装置、シート処理装置、および画像形成装置
JP2008265973A (ja) 画像形成システム
JP2009120306A (ja) 記録材後処理装置および画像形成システム
JP4888349B2 (ja) 記録材後処理装置および画像形成システム
JP6889536B2 (ja) シート処理装置およびこれを備える画像形成装置
JP5251525B2 (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP2008012756A (ja) 画像形成システム及び画像形成方法
US11351808B2 (en) Recording medium post-processing device
JP5440185B2 (ja) 用紙排出装置、後処理装置、画像形成装置及び画像形成システム
JP5233680B2 (ja) 後処理装置および画像形成システム
JP2008268631A (ja) 画像形成システム
US10274887B2 (en) Binding apparatus and image forming system
JP7013742B2 (ja) 綴じ装置、画像処理装置および画像処理システム
JP6971556B2 (ja) シート処理装置およびこれを備える画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5494106

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees