JP2014037310A - 用紙後処理装置、および画像形成システム - Google Patents

用紙後処理装置、および画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】圧着とじを行った用紙束の圧着部近傍のゆがみを防ぐとともに、用紙搬送時のジャムや積載時の用紙のひっかかりを防ぐ。
【解決手段】用紙後処理装置は、圧着歯列211、221を備えた上押し付け型210、下押し付け型220を備え、両押し付け型210、220の間に用紙束Pを挟んで圧迫して用紙束Pの圧着とじ処理を行う。両押し付け型210に圧着とじ処理時において用紙束Pのとじ部に隣接した部分をはさみ込んで固定する弾性体で形成した押さえ部材212、222を配置した。これにより、圧着とじ処理に際して用紙束Pの圧着とじ部の周囲を押さえ用紙束Pのゆがみを防止する。
【選択図】図6

Description

本発明は、用紙後処理装置、およびこの用紙後処理装置と画像形成装置とを備えた画像形成システムに関する。
従来、画像形成装置に取り付けて画像形成システムを構成する用紙後処理装置として、画像形成した用紙のとじ処理を行うものがある。そして、このとじ処理としては針を用い用紙のとじ処理を行うものと、はりを用いないで用紙のとじ処理を行うものがある。
特許文献1は、針を使わないで用紙束をとじるため、加圧ロッドの下端面と固定ブロックの上端面に、互いにかみ合うように形成された多数の微小歯をそれぞれ形成し、これらの歯の間に、記録紙の折り目と反対側の端部を配置した用紙後処理装置を開示する。この用紙後処理装置では、記録紙を挟んで上下の微小歯がかみ合い、2枚の紙部分に歯型が形成され、これらが互いに絡み合って圧着する(特許文献1、図12(b)参照)。
特許文献2は、針を使わないで用紙束をとじるため、凹凸の高さがかみ合う対面のとじ込みに関わる凹凸部の凹の深さに満たない形状を有するとじ具を備える用紙後処理装置を開示する(特許文献2、請求項3参照)。
しかし、従来の用紙後処理装置では、用紙の圧着とじ処理を行うと、圧着歯の凹凸形状がそのまま用紙に転写されるため、用紙にゆがみが発生してしまうおそれがある。ここで用紙にゆがみが発生すると、用紙束において圧着された部分の両側が持ち上がったり、段差が生じたり、しわが生じてしまったりする。用紙束にゆがみが発生すると、用紙束を搬送するときジャムが発生したり、積載時の用紙の引っかかりが発生したりする。
本発明は上述の点にかんがみてなされたものであり、圧着とじを行った用紙束の圧着部近傍のゆがみを防ぎ、ひいては用紙搬送時のジャムや積載時の用紙の引っかかりを防ぐことができる用紙後処理装置を提供することを目的とする。
本発明に係る用紙後処理装置は、それぞれかみ合う連続する凹凸部を列状に形成した圧着歯列を備えた2つの押し付け型を備え、前記2つの押し付け型の間に用紙束を挟んで圧迫し、前記用紙束のとじ処理を行う用紙後処理装置において、少なくとも一方の押し付け型に、前記一方の押し付け型とともに移動し、前記2つの押し付け型によるとじ処理に先だって、前記用紙束のとじ部に隣接した部分を押さえる押さえ部材を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、圧着とじを行った用紙束の圧着部近傍のゆがみを防ぐことができ、ひいては用紙搬送時のジャムや積載時の用紙の引っかかりを防ぐことができる。
実施形態1に係る用紙後処理装置の構成を示す断面図である。 同用紙後処理装置の制御系を示すブロック図である。 圧着とじを説明する模式図である。 上下の圧着歯の一般的構成を示す断面図である。 圧着とじ部の駆動機構を示す模式図である。 実施形態1に係る用紙後処理装置の圧着とじ部の構成とその動作を示す模式図である。 実施形態2に係る圧着とじ部の構成とその動作を示す模式図である。 図7に示した圧着とじ部の動作を示す模式図である。
本発明を実施するための形態に係る用紙後処理装置、および画像形成システムについて説明する。
<実施形態1>
以下実施形態1に係る画像形成システムについて説明する。まず画像形成システムの概要について説明する。図1は実施形態1に係る用紙後処理装置の構成を示す断面図である。画像形成システム1は、画像形成装置2と、用紙後処理装置3と、を備える。画像形成装置2と用紙後処理装置3とは、相互に通信可能に接続されている。
画像形成システム1では、画像形成装置2が用紙に画像を形成し、用紙後処理装置3が画像形成装置2から用紙を受け入れて、受け入れた用紙に各種の後処理を施す。各種の後処理としては、例えば、端部とじ処理、中折り処理等である。中折り処理は、中とじ処理を含む。実施形態1では、端部とじ処理および中とじ処理を行うにとき、用紙後処理装置3は、用紙束を、針を用いずに用紙束の一部を圧着してとじる。このような各種の後処理を行う用紙後処理装置3は、動作モードとして、排出モードと、端部とじモードと、中折りモードとを有している。
画像形成装置2は、公知の構成を有し、一例としては、電子写真方式のカラー画像形成装置として構成することができる。画像形成装置2は、例えば、制御部や、作像部、光書き込み部、給紙部、給紙搬送路、画像読取部、中間転写部、定着部、排紙搬送路、両面搬送路等(いずれも図示せず)を有して、用紙の両面または片面に画像を形成する。
用紙後処理装置3には、画像形成装置2から排出された用紙を受け入れて当該用紙を第1の排紙トレイ10に排出するための第1の搬送経路Pt1と、第1の搬送経路Pt1から分岐して用紙束に端部とじ処理等を施すための第2の搬送経路Pt2と、第2の搬送経路Pt2と接続していて用紙束に中とじ中折り処理を施すための第3の搬送経路Pt3と、が設けられている。各搬送経路Pt1〜Pt3は、例えばガイド部材(図示せず)等によって形成されている。
第1の搬送経路Pt1には、入口ローラ11、搬送ローラ12、13、排紙ローラ14が第1の搬送経路Pt1の上流部から下流部に向けて順に配置されている。入口ローラ11、搬送ローラ12、13および排紙ローラ14は、モータによって回転駆動されて用紙を搬送する。入口ローラ11の上流には、入口センサー15が配置されている。入口センサー15は、用紙が用紙後処理装置3内へ搬入されたことを検知する。搬送ローラ12の下流には、分岐爪17が配置されている。分岐爪17は、回動してその位置を切り替えすることによって、用紙を、第1の搬送経路Pt1における分岐爪17の下流側の部分と第2の搬送経路Pt2とのいずれか一方へ選択的に案内する。分岐爪17は、例えばモータやソレノイドなどで駆動される。なお、図1中符号49は用紙に孔開け処理を行うパンチ装置を示している。
排出モードでは、画像形成装置2から第1の搬送経路Pt1に搬入された用紙は、入口ローラ11、搬送ローラ12、13および排紙ローラ14によって搬送されて、第1の排紙トレイ10に排出される。一方、端部とじモードおよび中折りモードでは、第1の搬送経路Pt1に搬入された用紙は、入口ローラ11および搬送ローラ12によって搬送されて、分岐爪17で進行方向を変えられて、第2の搬送経路Pt2へ搬送される。
第2の搬送経路Pt2には、搬送ローラ20、21、22と、用紙集積トレイ23と、第1のジョガーフェンス24と、端部とじ部25とが配置されている。搬送ローラ20、21、22は、モータによって駆動されて用紙を搬送する。第1のジョガーフェンス24は、モータによって駆動される。また、用紙集積トレイ23の下流には、分岐爪26、27が配置されている。分岐爪26、27は、回動してその位置を切り替えすることによって、用紙を、第1の搬送経路Pt1における分岐爪17の下流側の部分と第3の搬送経路Pt3とのいずれか一方へ選択的に案内する。分岐爪26、27は、例えばモータやソレノイドなどによって駆動される。
端部とじモードでは、搬送された用紙は順次、用紙集積トレイ23上に集積される。これにより、複数の用紙が積層された用紙束が形成される。この際、用紙は、その後端が用紙集積トレイ23に設けられた第1の可動基準フェンス(図示せず)に接触し、用紙搬送方向位置がそろえられるとともに、第1のジョガーフェンス24によって幅方向位置がそろえられる。第1の可動基準フェンスは、モータによって駆動される。ここで、用紙集積トレイ23、第1のジョガーフェンス24および第1の可動基準フェンスは、複数の用紙を重ねて用紙束とする束化部としての第1の束化部28を構成している。また、第1の束化部28は、第1のジョガーフェンス24を駆動するモータや第1の可動基準フェンスを駆動するモータを含む。そして、用紙束は、第1の可動基準フェンスによって端部とじ部25へ搬送される。
端部とじ部25には、圧着とじ部として構成される。圧着とじ部には、後述するように凹凸形状をした圧着歯列を備える1対の押し付け型が用紙束を挟んで配置されている。用紙束が配置された状態で、一方の圧着歯を他方の圧着歯の方向に力をかける圧着とじ処理により、用紙束がとじられる。なお、とじ方についての詳細は、後述する。
端部がとじられた用紙束は、第1の可動基準フェンスによって第1の搬送経路Pt1に搬送され、その後、搬送ローラ13、排紙ローラ14によって搬送されて第1の排紙トレイ10に排出される。ここで、排紙ローラ14は、端部とじ部25によってとじられた用紙束を排出する排紙部の一例である。一方、中折りモードでは、第2の搬送経路Pt2に搬送された用紙は、搬送ローラ20、21、22および第1の可動基準フェンスによって、第3の搬送経路Pt3へ搬送される。
第3の搬送経路Pt3には、搬送ローラ31、32と、中とじ折り部33とが配置されている。搬送ローラ31、32は、モータに駆動されて用紙を搬送する。中とじ折り部33は、中折り部34と、中とじ部35と第2の束化部36と、を有している。中とじ折り部33は、とじ部形成部の一例である。なお、図中符号16は中折りした用紙束の孔開けをするパンチ加工部を示している。
第3の搬送経路Pt3に搬送された用紙は、搬送ローラ31、32によって、順次、第2の束化部36に集積される。これにより、複数の用紙が積層された用紙束が形成される。つまり、第2の束化部36は、搬送部51によって搬送された複数の用紙を重ねて用紙束とする。この際、用紙は、その前端が第2の可動基準フェンス37に接触し、用紙搬送方向位置がそろえられるとともに、第2のジョガーフェンス(図示せず)によって幅方向位置がそろえられる。そして、用紙束は、中とじ部35によって、用紙搬送方向の中央部近傍がとじられる(中とじされる)。中とじされた用紙束は、第2の可動基準フェンス37によって中折り位置まで戻される。第2の可動基準フェンス37は、モータによって駆動される。中とじ部35には、端とじ部25と同様に圧着とじ部を構成する。
中折り位置に位置した用紙束は、中折り部34によって、用紙搬送方向の中央部で折られる(中折りされる)。中折り部34では、中折り位置に位置した用紙束の用紙搬送方向中央部と対向するブレード38が、図1中の右から左へ移動して、用紙束の用紙搬送方向中央部を折り曲げながら一対の押し付けローラ39、40の間に押し込む。ブレード38は、モータによって駆動される。そして、折り曲げられた用紙束は、一対の押し付けローラ39、40によって上下から押し付けられる。一対の押し付けローラ39、40は、モータによって駆動される、このようにして折り曲げられた用紙束は、押し付けローラ39、40と排紙ローラ41とよって、第2の排紙トレイ42上に排紙される。排紙ローラ41は、モータによって駆動される。
ここで、上記の入口ローラ11、搬送ローラ12、13、20、21、22、31、32、排紙ローラ14、41は、それらを駆動するモータとともに、搬送部51を構成している。また、分岐爪17、26、27は、それらを駆動するモータまたはソレノイドとともに、経路切替部52を構成している。
次に用紙後処理装置3の制御系について説明する。図2は同用紙後処理装置の制御系を示すブロック図である。図2に示すように、用紙後処理装置3は、制御部61を備えている。制御部61は、CPU、記憶部、通信インターフェース等を有するコンピューターである。制御部61の記憶部は、ROM、RAM等によって構成されており、CPUが実行するプログラム等を格納している。制御部61には、入口センサー15、端とじ部25,中とじ部35、第1の束化部28、中とじ折り部33、搬送部51および経路切替部52等が接続されている。制御部61(CPU)は、記憶部に記憶されているプログラムに従って用紙後処理装置3の各部を駆動制御する。また、制御部61は、画像形成装置の制御部とデータ通信可能に接続されている。
次に圧着とじについて説明する。図3は圧着とじを説明する模式図である。圧着とじは互いにかみ合う凹凸を形成した上押し付け型71、下押し付け型72を使用して行う。圧着とじを行うには、上押し付け型71、および下押し付け型72を用紙束Pの両側に配置し、(図3(a))、どちらか一方の押し付け型、もしくは両方の押し付け型を近接させて力をかける(図3(b)〜(c))。押し付ける力を大きくしていくと、用紙束Pに凹凸形状が転写されとじが完了する(図3(d))。圧着とじは、用紙束Pの凹凸のかみ合わせや用紙間の繊維の絡まりや固着により用紙をとじる。
次に端とじ部25および中とじ部35の構成について説明する。以下両者を圧着とじ部としてまとめて説明する。図4は圧着とじ部の一般的構成を示す断面図である。圧着とじ部には、上押し付け型71と下押し付け型72とを配置する。上押し付け型71は、図4(a)に示すように、山部71aと、谷部71bとを交互に形成した形状を備える。また、下押し付け型72は、上押し付け型71の谷部71bに入りこむ山部72aと、上押し付け型71の谷部71bに入り込む山部72aとを備える。そして、各押し付け型71、72は、同じ所定の角度の斜面部73、74を備える。
また、上押し付け型71の山部71aと、下押し付け型72の谷部72bの形状を異なるようにして、両者間に隙間部75を形成するようする。同様に上押し付け型71の谷部71bと、下押し付け型72の山部71aの間にも隙間部75を形成する。これにより、上押し付け型71および下押し付け型72がかみ合ったときに、上押し付け型71の山部71aの頂点と下押し付け型72の谷部が接触しない。それゆえ、図4(b)に示すように、斜面部73、74だけで用紙束Pを圧着することができ、効率よくとじ処理を行うことができる。
次に圧着とじ部における付け型71、72の駆動機構について説明する。図5は圧着とじ部の駆動機構を示す模式図である。駆動機構80は、一端に上押し付け型71を取り付けた上歯アーム82と、一端に下押し付け型72を取り付けた下歯アーム83とをカム装置85で駆動するものである。用紙後処理装置3に固定した台座81に上歯アーム82の他端を固定し、下歯アーム83を軸84で上歯アーム82に対して回転自在に取り付ける。カム装置85は、下歯アーム83の他端を回動させるものであり、下歯アーム83の他端に接触するカム円板86の偏芯軸87を、駆動ギア88と駆動源(図示していない)で駆動する駆動ギア89とで駆動する。これにより、カム円板86が下歯アーム83の下押し付け型72の取り付け側と反対側を押し下げる。その結果、下押し付け型72が上方向に移動し、上押し付け型71に押し付ける。なお、下押し付け型72の位置に戻すため、下歯アーム83と台座81との間に戻しバネ90を設置する。駆動源が駆動ギア89をさらに回転させると、カム円板86はさらに回転して、この回転に伴い戻しバネ90が上歯アーム82を回転させ、下押し付け型72を上押し付け型71から離間させる。
次に実施形態1に係る用紙後処理装置の圧着とじ部の構成とその動作について説明する。図6は実施形態1に係る用紙後処理装置の圧着とじ部の構成とその動作を示す模式図である。実施形態1では、上押し付け型210と、下押し付け型220には、それぞれかみ合う圧着歯列211、221を形成してある。この圧着歯列211、221の両側には用紙束Pのとじ部に隣接した部分を固定する押さえ部材212、222を配置している。
すなわち、上押し付け型210の圧着歯列211の両側には、押さえ部材212、222を配置し、下押し付け型220の圧着歯列221の両側には、押さえ部材222、222を配置している。この押さえ部材212、222は、それぞれ弾力性のある例えばゴム製の部材であり、その先端面が圧着歯列211、圧着歯列221の先端と同じ高さ位置に配置している(図6(a)中の二点鎖線A、B参照)。このため、上押し付け型210および下押し付け型220に用紙束Pを挟んで、押さえ部材212、222は、両押し付け型210、220を圧着すると、圧着歯列211、221と同時に用紙束Pに接触する(図6(b)参照)。
そして、さらに上押し付け型210、および下押し付け型220を圧着すると、押さえ部材212、222が圧縮され、圧着歯列211、221で圧着とじが行われる(図6(c)参照)。このとき、用紙束Pの圧着とじ部分の両側に近接する部分、すなわち圧着歯列211、221で押さえられる部分の両端部分は、押さえ部材212、222で挟まれ押さえ付けられて固定されるので、用紙束Pにゆがみが発生しない。
<実施形態2>
次に実施形態2に係る用紙後処理装置の圧着とじ部について説明する。図7は実施形態2に係る圧着とじ部の構成とその動作を示す模式図、図8は図7に示した圧着とじ部の動作を示す模式図である。
実施形態2では、上押し付け型310の圧着歯列311の両側に押さえ部材330を設ける。この押さえ部材330は、用紙束Pに接触する接触部材331と、この接触部材331を押さえる方向に移動可能に上押し付け型310に配置するスライド機構332と、構成された接触部材331を前記用紙束方向に押し付ける押し付け部材であるぜんまいスプリング333とで構成する。接触部材331は、硬質材である金属または合成樹脂で形成する。
また、下押し付け型320の圧着歯列321の両側に、ゴム等の弾性部材で形成した押さえ部材322、322を配置する。
押さえ部材330は、図8(a)、(b)、(c)に示すように、接触部材331にと取り付けられ、接触部材331を圧着歯列311の両側に保持する保持部材334と、この保持部材334から圧着歯列311に設けた溝部336にはまり込むピン337を備えた枠部材335とを備える。枠部材335は、保持部材334に固定されている。
ここで、押さえ部材330において、ピン337と溝部336とはスライド機構332をなし、接触部材331を取り付けた保持部材334を上押し付け型310に対して、上押し付け型310の移動方向(図8(c)中上下方向)に移動可能に取り付ける。
また、ぜんまいスプリング333は、上押し付け型310と枠部材335との間に配置され、接触部材331を、用紙束P側に押し、上押し付け型310が用紙束Pに近接していくとき、接触部材331が用紙束Pを一定の力で押し付けるようにする。この力は上押し付け型310と下押し付け型320との距離が変動しても、一定になるようにする。このとき、接触部材331と、圧着歯列311の先端との距離S(図7(c)参照)が、用紙束Pの厚み寸法t(図7(b)参照)以下の所定間隔を保持する。このため、
また、接触部材331の用紙束Pとの接触面には、低摩擦素材、例えばシリコン樹脂層を形成しておくことが好ましい。これにより、圧着とじ処理の際、用紙束Pが圧着歯列311側に引き込まれるとき用紙束Pが滑り傷つかないようにできる。このため、用紙束の圧着とじ処理に際して、圧着とじ部以外の用紙束Pの損傷を防止できる。
図7および図8に示すように、用紙束Pを挟んだ状態で、上押し付け型310を下押し付け型320側に押し付けると、上押し付け型310は、押さえ部材330の接触部材331が上押し付け型310から一番離れた状態で用紙束Pに接近する(図7(a)、図8(b)、(c)参照。
そして、接触部材331が下押し付け型320の押さえ部材322上に配置された用紙束Pに接触する(図7(b)、図8(d)参照)。さらに上押し付け型310が押し下げられると、押さえ部材330がスライド機構332に案内されて、接触部材331が一定の力で用紙束Pを押さえ部材322の間で押さえて固定する。
さらに、上押し付け型310が押し下げられ、用紙束Pを圧着歯列311および圧着歯列321の間で圧着し、圧着とじ処理がなされるとき、押さえ部材330は、上押し付け型310の位置にかかわらず接触部材331が一定の力で用紙束Pを押さえ部材322の間で押さえて固定する。
そして、圧着とじ処理が終了すると、上押し付け型310が下押し付け型320から離間していき、押さえ部材330は、ぜんまいスプリング333の力で初期状態(図6(a)の状態に戻る。
以上のように実施形態に係る用紙後処理装置、および画像形成システムによれば、用紙束の圧着とじ処理時における圧着とじ部に近接した部分での浮き上がりを防止することができ、用紙のゆがみを低減できる。
1:画像形成システム
2:画像形成装置
3:用紙後処理装置
80:駆動機構
210:上押し付け型
211:圧着歯列
212:押さえ部材
220:下押し付け型
221:圧着歯列
222:押さえ部材
310:上押し付け型
311:圧着歯列
320:下押し付け型
321:圧着歯列
322:押さえ部材
330:押さえ部材
331:接触部材
332:スライド機構
333:ぜんまいスプリング(押し付け部材)
334:保持部材
335:枠部材
336:溝部
337:ピン
特開平07−165365公報

Claims (8)

  1. それぞれかみ合う連続する凹凸部を列状に形成した圧着歯列を備えた2つの押し付け型を備え、前記2つの押し付け型の間に用紙束を挟んで圧迫し、前記用紙束の圧着とじ処理を行う用紙後処理装置において、
    少なくとも一方の押し付け型に、前記一方の押し付け型とともに移動して、圧着とじ処理時において前記用紙束のとじ部に隣接した部分をはさみ込んで固定する押さえ部材を備えたことを特徴とする用紙後処理装置。
  2. 前記押さえ部材を前記押し付け型の圧着歯列の端部に配置したことを特徴とする請求項1に記載の用紙後処理装置。
  3. 前記押さえ部材は、弾性体で構成されており、先端位置が前記圧着歯列の先端と同じ位置に配置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の用紙後処理装置。
  4. 前記押さえ部材は、硬質材料で形成した接触部材と、前記接触部材を前記押し付け型の移動方向にスライド可能に保持するスライド機構と、前記接触部材を前記用紙束の方向に押し付ける押し付け部材と、を備え、
    前記接触部材が初期状態において前記接触部材の先端部分が前記圧着歯列より前記用紙束の方向側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の用紙後処理装置。
  5. 前記接触部材は、金属または合成樹脂で構成したことを特徴とする請求項4に記載の用紙後処理装置。
  6. 前記接触部材の先端位置は、前記圧着歯列の前記用紙束と接触したときから、前記圧着歯列の先端部との間に前記用紙束の厚み寸法以下の所定間隔を保持することを特徴とする請求項5に記載の用紙後処理装置。
  7. 前記押さえ部材の表面を低摩擦素材で構成したことを特徴とする請求項1、請求項2、または請求項5に記載の用紙後処理装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の用紙後処理装置と、前記用紙後処理装置で処理を行う用紙に画像形成処理を行う画像形成部を備える画像形成装置と、を備えたことを特徴とする画像形成システム。
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