JPH08295451A - 用紙綴じ装置 - Google Patents

用紙綴じ装置

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Publication number
JPH08295451A
JPH08295451A JP10337595A JP10337595A JPH08295451A JP H08295451 A JPH08295451 A JP H08295451A JP 10337595 A JP10337595 A JP 10337595A JP 10337595 A JP10337595 A JP 10337595A JP H08295451 A JPH08295451 A JP H08295451A
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JP
Japan
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staple
sheet
needle
binding
paper
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Pending
Application number
JP10337595A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Morigami
祐介 森上
Tadashi Kobayashi
正 小林
Shinji Wakamatsu
真司 若松
Misao Nishikawa
操 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08295451A publication Critical patent/JPH08295451A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステープル針を用紙束に打ち込む動作が確実
かつ安定した用紙綴じ装置を得る。 【構成】 針打ち部443と針受け部444とからなる
ステープルユニット。針打ち部443にはその両側に紙
押さえ部材479がばね553で弾性的に付勢されて設
置され、針打ち動作に伴って、ステープル針の先端が用
紙Pに当接する直前に用紙Pに圧接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙綴じ装置、特に電
子写真複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置から排
出され、かつ、積み重ねられた用紙をステープル針で綴
じる用紙綴じ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の用紙綴じ装置では、用紙
束のコーナー部あるいは一端部にステープル針を打ち込
む方式が採用されていた。この場合、針打ち部材と針受
け部材とは一体的に一つのブロックで構成されていた。
ところが、ユーザーの要求の多様化に伴って、週刊誌の
ように用紙の中央部で綴じる(中綴じ)方式が要求され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】中綴じモードの場合、
針打ち部材と針受け部材の間に用紙束が深く進入するた
め、両者を別体で独立的に設置することが装置のコンパ
クト化を図るために必要となる。また、少数から多数の
用紙に幅広く対応させるには綴じ処理後のステープル針
はフラットであることが好ましい。
【0004】そこで、本発明の目的は、針打ち時に用紙
束を確実に保持でき、安定した綴じ処理が可能な用紙綴
じ装置を提供することにある。本発明の他の目的は、ス
テープル針を確実に屈曲させて綴じることのできる用紙
綴じ装置を提供することにある。本発明の他の目的は、
針打ち部材と針受け部材が別体で独立的に設置されて
も、ずれることなく綴じ処理が可能な用紙綴じ装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】以上の目
的を達成するため、本発明に係る用紙綴じ装置は、針打
ち部材の側部に紙押さえ部材を弾性的に保持された状態
で設置した。この紙押さえ部材はステープル針の先端が
用紙に当接する前に用紙に圧接し、用紙をステープル位
置に保持する。紙押さえ部材はステープル位置に隣接し
て針打ち動作の直前に用紙を押さえるため、安定した綴
じ処理が可能となる。
【0006】さらに、本発明に係る用紙綴じ装置は、用
紙を貫通したステープル針の先端部を用紙に密着させる
針綴じ部材を、針打ち部材に対向して設置した。これに
て、ステープル針を確実に屈曲させて用紙を綴じるこ
と、好ましくはフラット形状に屈曲させることができ
る。さらに、本発明に係る用紙綴じ装置は、針打ち部材
と針受け部材とに互いに係合する凹凸状のガイド機構を
設けた。ガイド機構は別体で独立して設けられた針打ち
部材と針受け部材を、針打ち動作時に互いにガイドす
る。これにて、ずれなく確実に綴じ処理を行うことがで
きる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る用紙綴じ装置の実施例に
ついて添付図面を参照して説明する。 (第1実施例、図1〜図9)本第1実施例は、複写機に
付設されるフィニッシャに搭載された用紙綴じ装置であ
る。
【0008】図1に示すように、フィニッシャ40は複
写機10に接続されている。複写機10は周知の電子写
真法によって用紙上に画像を形成し、排紙部11からコ
ピー済み用紙を画像形成面を上方に向けて1枚ずつ排出
する。複写機10の上部に搭載されているのは自動原稿
搬送装置20(以下、ADFと記す)である。ADF2
0によって自動的に、あるいはオペレータによってマニ
ュアルでプラテンガラス上にセットされた原稿は複写機
10に内蔵されているイメージリーダ(図示せず)によ
ってその画像を読み取られ、デジタルデータに変換され
て制御部のメモリに格納される。コピー動作はこの画像
データを読み出すことにより、必要な編集を加えて実行
される。
【0009】フィニッシャ40は、複写機10から排出
された用紙を積載/収容するノンソートトレイ401
と、用紙を集積した後ステープル処理する処理部41
と、ステープル処理後の用紙束を収容する収容部46
と、複写機10から排出された用紙をノンソートトレイ
401、処理部41又は収容部46へ選択的に搬送する
用紙搬送部47とで構成されている。
【0010】用紙搬送部47は、複写機10の排紙部1
1から用紙を受け取って下方へ搬送する搬送路48と、
用紙を前後/表裏に反転させるスイッチバック搬送路4
9と用紙をノンソートトレイ401へ搬送する搬送路5
0と、搬送路50から分岐して用紙を処理部41へ搬送
する搬送路51と、搬送路50から分岐して用紙を収容
部46へ搬送する搬送路52とで構成されている。
【0011】ノンソートモードにおいて、複写機10か
ら排出された用紙は搬送路48を経てスイッチバック搬
送路49でスイッチバックされ、搬送路50を経てノン
ソートトレイ401上に画像形成面を下方に向けて収容
される。大量のコピーが実行されるとき、ノンソートト
レイ401が満杯になると、以後の用紙は搬送路52へ
導入され、収容トレイ475上に収容される。なお、収
容トレイ475は積載量の増加に応じて下降する。
【0012】ステープルモードにおいて、用紙は前記同
様に搬送路48,49を経て搬送路50へ導入され、搬
送路50の途中から搬送路51へ送り込まれ、集積トレ
イ411上へ画像形成面を下方に向けて収容される。な
お、用紙搬送部47の下部には用紙を二つ折りにした
り、Z折りにしたり、あるいは二つ折りにした用紙を開
けて中央部に折り目を付ける機能を有する折りローラ3
51,352,353を含む紙折り機構30が設置され
ている。この紙折り機構30の詳細については省略す
る。また、用紙搬送部47において、用紙の搬送経路を
切り換える手段やスイッチバックさせる手段が付設され
ているが、これらは周知であり、この説明は省略する。
【0013】次に、ステープル処理部41について説明
する。ステープル処理部41は、図2、図3に示すよう
に、用紙集積部410とステープル部440にて構成さ
れている。用紙集積部410は、傾斜して設置された集
積トレイ411と、該トレイ411の先端部に設置され
た先端ストッパ412と用紙の側部整合板413と、用
紙の側部をチャック可能な第1及び第2チャック手段4
15,416とで構成されている。
【0014】集積トレイ411は前記搬送路51から画
像形成面を下方に向けて排出された用紙をステープル処
理のために一時的に積載/収容する。先端ストッパ41
2はトレイ411上に排出された用紙の先端(排出方向
から見れば後端)を受け止めて用紙をステープル部44
0への搬送方向(矢印h)に整合する。側部整合板41
3は搬送方向に対して直交する方向(矢印i)に往復移
動可能であり、1枚の用紙が収容されるごとに用紙サイ
ズに対応した位置まで矢印i方向に移動し、用紙をトレ
イ411上で横方向に整合する。第1チャック手段41
5はトレイ411の正面側に設置され、第2チャック手
段416はトレイ411の奥側に設置され、それぞれ用
紙の側部を交互に把持し、用紙の浮き上がりを防止す
る。第2チャック手段416はそのホームポジションH
2から用紙のサイズに対応した位置まで矢印i方向に移
動可能である。第1チャック手段415はホームポジシ
ョンH1から矢印h方向へ移動可能であり、用紙束を把
持して矢印h方向へ移動することにより、用紙束をステ
ープル部440へ送り出す機能をも有している。ステー
プル部440は、図2に示すように、ステープルユニッ
ト441と、図示しないユニット移動部と、用紙束搬送
部465とで構成されている。
【0015】ステープルユニット441は、図4、図
7、図8に示すように、針カートリッジ442と、針打
ち部443と、針受け部444と、この針打ち部443
と針受け部444とを連結する連結部445とを備えて
いる。針カートリッジ442はステープルユニット44
1に対して着脱自在であり、ステープル針603を収容
した周知のものである。ステープル針603は1本ずつ
の針金を並べて接着剤で板状に接着したもの、針カート
リッジ442内に巻かれた状態で収容されている。
【0016】針打ち部443はブラケット450上に、
針送り部材535と針切断部材536と針曲げ部材53
7とを備え、支軸446を始点として回動可能である。
針打ち部443が支軸446を支点として図4中時計回
り方向に回動することにより、ステープル針603を1
本ずつ切断/分離し、コ字形状に折り曲げ、用紙束Pに
打ち込む。針送り部材535はこの針打ち動作に連動し
て間欠的に回動し、ステープル針603を1ピッチずつ
送り出す。また、針打ち部443には針カートリッジ4
42内のステープル針の有無を検出するためのセンサ
(図示せず)を有している。
【0017】さらに、針打ち部443には紙押さえ部材
479を両側に備え、針打ち動作と同期して、かつ、ス
テープル針603が用紙束に当接するよりも僅かに早い
タイミングで、針打ち部443と針受け部444の間に
挿入された用紙束Pを圧接し(図5参照)、用紙のずれ
を防止するようになっている。この紙押さえ部材479
はばね553によって弾性的に付勢されており、針打ち
部443と一体的に移動して用紙束Pを針受け部444
との間で挟着し、かつ、針打ち後は針打ち部443と同
期して後退する。なお、針打ち部443の駆動機構につ
いては周知であり、その詳細な説明は省略する。
【0018】針受け部444は、用紙束Pを打ち抜いた
ステープル針を内側に折り曲げるための針受け部材44
8と、針打ち部443による針打ち動作時の衝撃を緩和
するための支持板449とで構成されている。連結部4
45は第1及び第2支持板451,453にて構成され
ている。第1支持板451は針打ち部443のブラケッ
ト450と一体的に設置されている。第2支持板453
は先端に前記針受け部444を取り付け、後端が支軸4
52を介して第1支持板451と結合されている。
【0019】さらに、この連結部445は、図9に示す
ように、支軸452による結合部452aと針打ち部4
43及び針受け部444とが用紙束搬送方向(矢印h)
と直交する方向にずらして配置されている。図9に実線
に示す位置Hはステープルユニット441のホームポジ
ションであり、このホームポジションHにおいて、結合
部452aは通紙経路の外側に位置し、針打ち部443
及び針受け部444は用紙束のコーナーを綴じる位置に
セットされている。
【0020】ステープルユニット441はホームポジシ
ョンHからスパイラル軸455に沿って搬送方向hと直
交する方向に往復移動可能であり、移動中必要な位置で
一旦停止してステープル動作を実行する。ステープルユ
ニット441によるステープル処理は、用紙束に対して
その搬送方向先端部のコーナー部あるいは先端部を複数
箇所で綴じる先端綴じモード、搬送方向後端部のコーナ
ー部あるいは後端部を複数箇所で綴じる後端綴じモー
ド、用紙束Pの中央部を綴じる中綴じモードの三種類で
ある。
【0021】一方、用紙束搬送部465は、図2に示す
ように、前記支持板451の内側に固定されたガイド板
466と、前記支持板453の内側に支軸452を支点
として回動可能に取り付けられたガイド板468と、用
紙束搬送方向に回転駆動される搬送ローラ469、47
0とで構成されている。搬送ローラ469は図示しない
ソレノイドによって搬送ローラ470に対して接離可能
であり、前記第1チャック手段415によって用紙束が
搬入されてくるときは搬送ローラ470から離間して用
紙束を受け入れ、後はその搬送ローラ470とで用紙束
を挟着して搬送する。
【0022】先端綴じモードにおいて、集積トレイ41
1上で収容/整合された用紙束は第1チャック手段41
5で把持され、第1チャック手段415によって先端部
がステープル位置Xに到達するまで搬送され、ここで一
旦停止されてステープル処理が行われる。その後、用紙
束は第1チャック手段415によって搬送され、搬送ロ
ーラ469,470に受け渡される。搬送ローラ46
9,470によって用紙束は搬送部465内を搬送さ
れ、前記搬送路52を通じて収容トレイ475へ排出さ
れる。
【0023】後端綴じモードにおいて、用紙束は第1チ
ャック手段415で把持されて搬送され、さらに搬送ロ
ーラ469,470で後端部がステープル位置Xに到達
するまで搬送され、ここで一旦停止されてステープル処
理が行われる。その後、用紙束は搬送ローラ469、4
70によって搬送部465内を搬送され、搬送路52を
通じて収容トレイ475へ排出される。
【0024】中綴じモードにおいて、用紙束は第1チャ
ック手段415で把持されて搬送され、さらに搬送ロー
ラ469,470で中央部がステープル位置Xに到達す
るまで搬送され、ここで一旦停止されてステープル処理
が行われる。その後、用紙束は搬送ローラ469,47
0によて搬送部465内を搬送され、搬送路52を通じ
て収容トレイ475へ排出される。
【0025】前記後端綴じモード及び中綴じモードにお
いて、用紙束は第1チャック手段415から解放されて
いるためにばらけやすいが、針打ち動作の直前で紙押さ
え部材479によって圧接されるため、安定した状態で
ステープルされる。
【0026】(第2実施例、図10、図11)本第2実
施例は、前記第1実施例に示した紙押さえ部材479
を、図10、図11に示す紙押さえ部材540に代えた
ものであり、他の構成は第1実施例と同様である。
【0027】紙押さえ部材540は針打ち部443の両
側に設置されており、ピン542を支点として回動自在
に取り付けたレバー541の先端に装着されている。レ
バー541の後端はソレノイドSL11のプランジャ5
43及びばね544が連結されている。
【0028】ソレノイドSL11は通常オフされてお
り、このときレバー541はばね544に付勢されてピ
ン542を支点として図10中反時計回り方向に回動
し、紙押さえ部材540は針受け部444から離間して
いる。用紙束Pが挿入されると、ソレノイドSL11が
オンされ、プランジャ543が後退すると共に、レバー
541が時計回り方向に若干回動し、紙押さえ部材54
0が用紙束Pに圧接する(図11参照)。
【0029】ソレノイドSL11を針打ち部443が動
作するよりも早くオンすることにより、針打ち動作時に
は紙押さえ部材540と針受け部444とで確実に用紙
束Pを挟着することができ、ステープル動作が一層安定
化する。
【0030】(第3実施例、図12〜図15)本第3実
施例において、ステープルユニット600は、針打ち部
601と針受け部602とで構成されている。針打ち部
601は、針送り部材612と、針切断部材613と針
曲げ部材614と、これらを支持するケーシング617
とで構成されている。カートリッジ611はケーシング
617に着脱可能である。ステープル針603はカート
リッジ611に収容されており、その収容状態は図7に
示したとおりである。針打ち部601は支軸616を支
点として図示しない駆動源(モータ)とばね618の作
用によって回動可能である。
【0031】針受け部602は、図14に示すように、
コピー済み用紙を積み重ねた状態で保持する保持台62
1の開口部622に形成された一対の傾斜面624,6
24と、開口部622内で上下動可能な針綴じ部材62
3とで構成されている。
【0032】図13に示すように、針打ち部601と針
受け部602との間に用紙束Pが挿入されると、針打ち
部601は、ステープル信号に基づいて図示しないモー
タによって針送り部材612と針切断部材613と針曲
げ部材614が動作し、1ピッチ送られたステープル針
603をコ字形状(図14参照)に折り曲げ、針打ち部
601から押し出す。押し出されたステープル針603
の先端は用紙束Pを貫通し(図15(a)参照)、保持
台621の傾斜面624,624に当接して内方に屈曲
する(図15(b)参照)。次に、針綴じ部材623が
上動する。針綴じ部材623の上面は円弧状の凹部62
3a,623aが形成されており、この凹部623a,
623aによってステープル針603の先端部が用紙束
Pの下面側に密着するように最終的に折り曲げられる。
【0033】(第4実施例、図16、図17)本第4実
施例において、針打ち部601は前記第3実施例と同様
の構成を有している(図12参照)。針受け部631
は、図16に示すように、用紙を集積するトレイ632
に組み込まれており、一対の針綴じ部材634と一対の
レバー635とで構成されている。針綴じ部材634は
互いに内方に傾斜した傾斜面634aを有し、トレイ6
32に針打ち部601と対向する位置に形成した開口部
633内で左右方向にスライド自在に設置されている。
レバー635はピン636を支点として回動自在に設置
され、その先端部は針綴じ部材634に係合している。
レバー635の後端部はばね667によって連結され、
かつ、カム板668の外周面に当接している。カム板6
68は図示しない駆動源によって180゜ずつ間欠的に
回転駆動可能である。
【0034】初期状態において、カム板668は小径部
がレバー635,635と対向する位置にあり、レバー
635,635はその先端部が外方に開いた位置にセッ
トされ、針綴じ部材634,634は若干外側で待機し
ている(図17(a)参照)。用紙束Pがトレイ632
上の所定位置に整合されると、ステープル信号に基づい
て針打ち部601が下動し、ステープル針603を用紙
束Pに打ち込む。これとほぼ同時にカム板668がその
大径部がレバー635,635と対向するまで180゜
回転する。これにて、レバー635,635が内側に回
動すると共に、針綴じ部材634,634が内側にスラ
イドする。用紙束Pを貫通したステープル針603の先
端部は針綴じ部材634,634の傾斜面634a,6
34aに当接して内側に屈曲され(図17(b)参
照)、さらに内側へのスライドに伴って用紙束Pの下面
側に密着するように最終的に折り曲げられる。
【0035】(第5実施例、図18、図19)本第5実
施例は、前記第4実施例に示した針綴じ部材634,6
34を外側にスライドさせることによってステープル針
603を綴じるようにしたものである。レバー635,
635は互いにクロスしてその先端部が綴じ部材63
4,634に係合している。他の構成は図16と同様で
ある。
【0036】初期状態において、針綴じ部材634,6
34は内側で重なって待機している(図19(a)参
照)。針打ち部601が下動し、ステープル針603が
用紙束Pに打ち込まれると同時にカム板638が180
゜回転し、針綴じ部材634,634が外側にスライド
する。用紙束Pを貫通したステープル針603の先端部
は傾斜面634a,634aに当接して外側に屈曲され
(図19(b)参照)、さらに外側へのスライドに伴っ
て用紙束Pの下面側に密着するように最終的に折り曲げ
られる。
【0037】(第6実施例、図20、図21)本第6実
施例において、針打ち部601は前記第3実施例と同様
の構成を有している(図12参照)。針受け部642
は、図20に示すように、用紙を集積するトレイ650
に組み込まれており、受け台652と一対の針綴じ部材
645,645とで構成されている。受け台652はト
レイ650の開口部651に設置され、針打ち部601
に対向する開口部653を有し、床板643から突出し
たガイド棒647,647の上端に固定されている。ガ
イド棒647は床板643に対して上下動自在であっ
て、ばね646が巻き付けられている。受け台652は
ばね646によって常時上方に付勢され、ガイド棒64
7の頭部647a(図21(a)参照)が床板643の
裏面に当接することにより上動位置を規制されている。
このとき、受け台652の高さはトレイ650と同一で
ある。針綴じ部材645,645は、略円弧形状をな
し、湾曲した綴じ面645a,645aを有している。
この針綴じ部材645は上端で受け台652の裏面でピ
ン644によって回動自在に支承され、自重で下方に回
動し、前記床板643に当接している。
【0038】用紙束Pがトレイ650上の所定位置に整
合されると、ステープル信号に基づいて針打ち部601
が下動し、ステープル針603を受け台652の開口部
653を通じて用紙束Pに打ち込む(図21(a)参
照)。この針打ち動作によって、受け台652が下動す
ると共に、床板643で下端が規制されている針綴じ部
材645、645がピン644を支点として相対的に内
側に回動する。用紙束Pを貫通したステープル針603
の先端部は針綴じ部材645,645の綴じ面645
a,645aに当接して内側に屈曲され、用紙束Pの下
面側に密着する(図21(b)参照)。
【0039】(第7実施例、図22、図23)本第7実
施例において、針打ち部601は前記第3実施例と同様
の構成を有している(図12参照)。針受け部656
は、図22に示すように、用紙を集積するトレイ657
に組み込まれており、トレイ657に設けた開口部65
8,658の縁部に形成した円弧状をなす一対の針受け
面659,659と、一対の針綴じ部材660,660
とで構成されている。
【0040】針綴じ部材660は、略L字形状をなし、
先端部に傾斜した綴じ面660aを有し、トレイ657
の裏面側において後端部で支軸661によって回動自在
に支承されている。この針綴じ部材660,660に対
しては下方からカム板665,665が当接し、このカ
ム板665が支軸666によって180゜ずつ回転する
ことにより、針綴じ部材660が上下方向に回動するこ
とになる。
【0041】初期状態において、カム板665,665
は小径部が針綴じ部材660,660の下面に当接し、
針綴じ部材660,660はその先端部がトレイ657
の開口部658,658の下部で待機している(図23
(a)参照)。用紙束Pがトレイ657上の所定位置に
整合されると、ステープル信号に基づいて針打ち部60
1が下動し、ステープル針603を用紙束Pに打ち込
む。これとほぼ同時にカム板665,665がその大径
部が針綴じ部材660,660に当接するまで180゜
回転し、針綴じ部材660,660が上方へ回動する。
用紙束Pを貫通したステープル針603の先端部は、ま
ず、針受け面659,659で外方に屈曲し、次に針綴
じ部材660,660の綴じ面660a,660aによ
って用紙束Pの下面側に突出するように密着する。
【0042】(第8実施例、図24、図25)本第8実
施例において、針打ち部601は前記第3実施例と同様
の構成を有している(図12参照)。針受け部671
は、図24に示すように、用紙を集積するトレイ672
に組み込まれており、一対の針ガイド部材675,67
5と針綴じ部材679とで構成されている。針ガイド部
材675,675は傾斜面676,676を有し、トレ
イ672の溝部673にスライド自在に装着され、ばね
677,677によって内方に付勢されている。針綴じ
部材679はトレイ672の溝部673の底部に形成さ
れた開口部674内で上下動可能とされ、上動時には針
ガイド部材675,675を外方に押し広げる機能を有
している(図25(b)参照)。
【0043】初期状態において、針綴じ部材679は針
ガイド部材675の下方で待機し、用紙束Pがトレイ6
72上の所定位置に整合されると、ステープル信号に基
づいて針打ち部601が下動し、ステープル針603を
用紙束Pに打ち込む(図25(a)参照)。これとほぼ
同時に針綴じ部材679が上動する。用紙束Pを貫通し
たステープル針603の先端部は、まず、針ガイド部材
675,675の傾斜面676,676で内方に屈曲
し、次に針綴じ部材679の綴じ面(上面)679aに
よって用紙束Pの下面側に密着するように折り曲げられ
る。
【0044】(第9実施例、図26、図27)本第9実
施例において、針打ち部601は前記第3実施例と同様
の構成を有している(図12参照)。針受け部683
は、図26に示すように、用紙を集積するトレイ690
に組み込まれており、針ガイド部材685と針綴じ部材
693とで構成されている。針綴じ部材693は支持板
692上に取り付けられ、トレイ690と略同一高さに
固定されている。針ガイド部材685は用紙束の搬送を
ガイドするための傾斜面686,686とステープル針
603を内方に屈曲されるための傾斜面687,687
及び凹部688を有している。この針ガイド部材685
は、床板684から突出したガイド棒695,695の
上端に固定され、トレイ690の開口部691に前記針
綴じ部材693が凹部688に位置するように設置され
ている。ガイド棒695は床板684に対して上下動自
在であって、ばね696が巻き付けられている。針ガイ
ド部材685はばね696によって常時上方に付勢さ
れ、凹部688が前記支持板692に当接することによ
り上動位置を規制されている。
【0045】用紙束Pはトレイ690上で矢印h方向に
搬送され所定のステープル位置にセットされる。このと
き、用紙束Pは針ガイド部材685の傾斜面686,6
86によってガイドされる。ステープル信号に基づいて
針打ち部601が下動すると、ステープル針603が用
紙束Pに打ち込まれる(図27(a)参照)。この針打
ち動作によって、針ガイド部材685が若干下動すると
共に、用紙束Pを貫通したステープル針603の先端部
が傾斜面687,687に当接した内側に屈曲される
(図27(a)参照)。針打ち部601が最終位置まで
下動すると、ステープル針603の先端部が針綴じ部材
693の上面によって用紙束Pの下面側に密着状態に折
り曲げられる(図27(b)参照)。
【0046】(第10実施例、図28、図29)本第1
0実施例としてのステープルユニット700は針打ち部
701と針受け部702とからなり、針打ち部701の
内部構成及びステープル針603で用紙束Pを綴じる動
作は周知である。針受け部702は用紙保持台704上
に針受け部材705を備え、その両側に一対のガイド棒
706,706が突設されている。一方、針打ち部70
1に固定した突片707,707にはガイド棒706と
係合可能なガイド孔708が形成されている。
【0047】ステープル動作には針打ち部701が下動
することによって行われ、ステープル針603の先端部
が用紙束Pに打ち込まれると、ガイド棒706,706
がガイド孔708,708に突入する。針打ち部701
が最終位置まで下動すると、用紙束Pを貫通したステー
プル針603の先端部が、針受け部材705の円弧状凹
部705a,705aによって、用紙束Pの下面側に密
着するように折り曲げられる。
【0048】本第10実施例にあっては、針打ち部70
1と針受け部702とはガイド棒706とガイド孔70
8によって位置決めされるため、確実なステープル処理
が可能となる。なお、ガイド用の凹凸部は、針打ち部7
01又は針受け部702のいずれに設けられてもよく、
その形状は任意である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるステープルユニット
を内蔵したフィニッシャを含む複写システムの概略構成
図。
【図2】フィニッシャのステープル処理部を示す正面
図。
【図3】集積トレイを示す平面図。
【図4】第1実施例であるステープルユニットの正面
図、用紙束搬入時を示す。
【図5】ステープルユニットの動作説明図、用紙束を押
さえる状態を示す。
【図6】ステープルユニットの動作説明図、針打ち時を
示す。
【図7】ステープルユニットの内部構造を示す正面図。
【図8】ステープルユニットを示す概略側面図。
【図9】ステープルユニットの移動状態を示す説明図。
【図10】第2実施例であるステープルユニットの正面
図、用紙束搬入時を示す。
【図11】ステープルユニットの動作説明図、用紙束を
押さえる状態を示す。
【図12】第3実施例であるステープルユニットを示す
正面図。
【図13】針打ち部の動作説明図。
【図14】針打ち動作を示す斜視図。
【図15】針打ち動作の説明図。
【図16】第4実施例であるステープルユニットを示す
斜視図。
【図17】その動作説明図。
【図18】第5実施例であるステープルユニットを示す
斜視図。
【図19】その動作説明図。
【図20】第6実施例であるステープルユニットを示す
斜視図。
【図21】その動作説明図。
【図22】第7実施例であるステープルユニットを示す
斜視図。
【図23】その動作説明図。
【図24】第8実施例であるステープルユニットを示す
斜視図。
【図25】その動作説明図。
【図26】第9実施例であるステープルユニットを示す
斜視図。
【図27】その動作説明図。
【図28】第10実施例であるステープルユニットを示
す側面図。
【図29】その動作説明図。
【符号の説明】
10…複写機 40…フィニッシャ 440…ステープル部 441,600,700…ステープルユニット 443,601,701…針打ち部 444,602,631,642,656,671,6
83,702…針受け部 448,705…針受け部材 479,540…紙押さえ部材 621,704…保持台 623,634,645,660,679,693…針
綴じ部材 632,650,657,672,690…トレイ 652…受け台 675,685…針ガイド部材 706…ガイド棒 708…ガイド孔
フロントページの続き (72)発明者 若松 真司 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 西川 操 岐阜県可児市土田1945番地 株式会社甲山 製作所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置から排出され、かつ、積み
    重ねられた用紙をステープル針で綴じる用紙綴じ装置、
    以下の構成からなることを特徴とする:ステープル針を
    用紙に打ち込むための針打ち部材;用紙を貫通したステ
    ープル針の先端部を受け止めて該先端部を屈曲させる針
    受け部材;針打ち部材の側部に設置された紙押さえ部
    材、この紙押さえ部材は弾性的に保持され、ステープル
    針の先端が用紙に当接する前に用紙に圧接する。
  2. 【請求項2】 用紙綴じ装置、以下の構成からなること
    を特徴とする:画像形成装置から排出された用紙を積み
    重ねた状態で保持する用紙保持台;ステープル針を用紙
    に打ち込むための針打ち部材;用紙を貫通したステープ
    ル針の先端部を受け止めて該先端部を屈曲させる針受け
    部、この針受け部は前記保持台の床面に形成されてい
    る;前記針受け部で屈曲されたステープル針の先端部を
    用紙に密着させる針綴じ部材。
  3. 【請求項3】 用紙綴じ装置、以下の構成からなること
    を特徴とする:画像形成装置から排出された用紙を積み
    重ねた状態で保持する用紙保持台;ステープル針を用紙
    に打ち込むための針打ち部材;用紙を貫通したステープ
    ル針の先端部を受け止めて該先端部を屈曲させる一対の
    針綴じ部材、一対の針綴じ部材はステープル針の先端部
    が当接する傾斜面を有し、互いに同期してスライド可能
    であり、スライドすることによって傾斜面がステープル
    針の先端部を屈曲させる。
  4. 【請求項4】 用紙綴じ装置、以下の構成からなること
    を特徴とする:画像形成装置から排出された用紙を積み
    重ねた状態で保持する用紙保持台;ステープル針を用紙
    に打ち込むための針打ち部材;前記針打ち部材に対向し
    て用紙を支持する受け台、この受け台は前記用紙保持台
    に形成した開口部に針打ち部材の動作に連動して上下動
    可能である;用紙を貫通したステープル針の先端部を受
    け止めて該先端部を屈曲させる針綴じ部材、この針綴じ
    部材は前記受け台の下動に連動して上動し、ステープル
    針を屈曲させる。
  5. 【請求項5】 用紙綴じ装置、以下の構成からなること
    を特徴とする:画像形成装置から排出された用紙を積み
    重ねた状態で保持する用紙保持台;ステープル針を用紙
    に打ち込むための針打ち部材;用紙を貫通したステープ
    ル針の先端部を受け止めて該先端部を屈曲させる針受け
    部、この針受け部は前記用紙保持台に設けた開口部に形
    成されている;前記針受け部で屈曲されたステープル針
    の先端部を用紙に密着させる針綴じ部材、この針綴じ部
    材は前記開口部内で上下動可能である。
  6. 【請求項6】 用紙綴じ装置、以下の構成からなること
    を特徴とする:画像形成装置から排出された用紙を積み
    重ねた状態で保持する用紙保持台;ステープル針を用紙
    に打ち込むための針打ち部材;用紙を貫通したステープ
    ル針の先端部を受け止めて該先端部を屈曲させる一対の
    針ガイド部材、一対の針ガイド部材はステープル針の先
    端部が当接する傾斜面を有する;前記針ガイド部材で屈
    曲されたステープル針の先端部を用紙に密着させる針綴
    じ部材、この針綴じ部材は前記針打ち部材に対向して上
    下動可能である。
  7. 【請求項7】 用紙綴じ装置、以下の構成からなること
    を特徴とする:画像形成装置から排出された用紙を積み
    重ねた状態で保持する用紙保持台;ステープル針を用紙
    に打ち込むための針打ち部材;用紙を貫通したステープ
    ル針の先端部を受け止めて該先端部を屈曲させるガイド
    部材、このガイド部材はステープル針の先端部が当接す
    る傾斜面を有し、前記用紙保持台に上下動自在に設置さ
    れている;前記針ガイド部材で屈曲されたステープル針
    の先端部を用紙に密着させる針綴じ部材、この針綴じ部
    材は前記針打ち部材と対向する位置に固定されている。
  8. 【請求項8】 画像形成装置から排出され、かつ、積み
    重ねられた用紙をステープル針で綴じる用紙綴じ装置、
    以下の構成からなることを特徴とする:ステープル針を
    用紙に打ち込むための針打ち部材;用紙を貫通したステ
    ープル針の先端部を受け止めて該先端部を屈曲させる針
    受け部材;前記針打ち部材又は針受け部材の一方に設置
    された凸部と、他方に形成された凹部とからなるガイド
    機構、この凸部と凹部は互いに係合し、針打ち動作をガ
    イドする。
JP10337595A 1995-04-27 1995-04-27 用紙綴じ装置 Pending JPH08295451A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014037310A (ja) * 2012-08-20 2014-02-27 Ricoh Co Ltd 用紙後処理装置、および画像形成システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014037310A (ja) * 2012-08-20 2014-02-27 Ricoh Co Ltd 用紙後処理装置、および画像形成システム

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