JP2011011000A - 針管、医療器具および医療器具の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】針管や針管を保持する保持部材に表面処理を施さなくても、針管が保持部材から抜けないようにすること。
【解決手段】注射針組立体1は、針管2と、ハブ3とを備えている。針管2は、針管本体4と膨出部5を有している。針管本体4には、生体に穿刺可能な針先が設けられている。膨出部5は、針管本体4を軸方向にプレス加工することにより、針管本体4の周方向に連続する環状に形成されている。ハブ3は、針管2の膨出部5が係合される係合部38aを有し、針管2を保持する。
【選択図】図1
【解決手段】注射針組立体1は、針管2と、ハブ3とを備えている。針管2は、針管本体4と膨出部5を有している。針管本体4には、生体に穿刺可能な針先が設けられている。膨出部5は、針管本体4を軸方向にプレス加工することにより、針管本体4の周方向に連続する環状に形成されている。ハブ3は、針管2の膨出部5が係合される係合部38aを有し、針管2を保持する。
【選択図】図1
Description
本発明は、生体に穿刺される針管、その針管を用いた医療器具及び医療器具の製造方法に関する。
薬液の注入または体液の採取等を行う場合に使用される注射針(針管)の材質としては、一般的にステンレス鋼が用いられている。そして、針管の一端には、生体に穿刺可能な針先が設けられている。このような針管は、樹脂によって形成されたハブなどの保持部材に固定され、医療器具を構成する。
針管を保持部材に固定する方法としては、例えば、インサート成形によって固定する方法が知られている(特許文献1)。そして、インサート成形を行う場合に、針管の外周に酸処理、プラズマ処理のような化学処理や、ブラスト処理のような粗面加工等を行なって、針管と保持部材との密着性を向上させることが知られている(特許文献2)。また、針管を保持部材に固定するその他の方法としては、接着剤を用いた方法が知られている。
しかしながら、特許文献1に記載されているようなインサート成形を用いる方法では、針管の表面は滑らかであるため、針管が保持部材から外れてしまうという心配があった。そこで、特許文献2に記載されているように、針管に表面処理を施して針管と保持部材の密着性を向上させると、作業工数が増加し、生産効率の低下を招いてしまう。
また、接着剤を用いて針管と保持部材を固定する場合においても、針管又は保持部材に接着剤の密着性を向上させるための表面処理を施す必要があった。
針管は一般的にステンレスなどの金属により形成され、保持部材はポリプロピレン、ポリエチレンなどの樹脂により形成される。一般的な接着剤は、金属に対する接着特性が優れていると、樹脂に対する接着特性が弱く、樹脂に対する接着特性が優れていると、金属に対する接着特性が弱くなる。そのため、使用する接着剤に応じて針管又は保持部材に接着剤の密着性を向上させるための表面処理を施す必要があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、針管や針管を保持する保持部材に表面処理を施さなくても、針管が保持部材から抜けないようにすることを目的とする。
本発明の医療器具は、針管と、保持部材とを備えている。針管は、針管本体と膨出部を有している。針管本体には、生体に穿刺可能な針先が設けられている。膨出部は、針管本体を軸方向にプレス加工することにより、針管本体の周方向に連続する環状に形成されている。保持部材は、針管の膨出部が係合される係合部を有し、針管を保持する。
本発明の医療器具の製造方法は、プレス工程と、器具形成工程とを有している。プレス工程は、生体に穿刺可能な針先が設けられた針管本体を軸方向にプレス加工し、針管本体の周方向に連続する環状の膨出部を形成する。器具形成工程は、針管の前記膨出部が係合される係合部を有する保持部材に、前記針管を保持させる。
本発明の針管、医療器具および医療器具の製造方法では、針管本体を軸方向にプレス加工することにより、針管本体の周方向に連続する環状の膨出部を針管に形成する。この針管の膨出部は、保持部材の係合部に係合する。これにより、保持部材に対する針管の移動が係止され、針管が保持部材から抜けることを防止することができる。
本発明の針管、医療器具および医療器具の製造方法によれば、針管や保持部材に表面処理を施さなくても、針管が保持部材から抜けないようにすることができる。
以下、本発明の針管、医療器具および医療器具の製造方法を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
また、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.第3の実施の形態
4.第4の実施の形態
また、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.第3の実施の形態
4.第4の実施の形態
1.第1の実施の形態
[医療器具の構成例]
まず、本発明の医療器具の第1の実施の形態の構成例について、図1を参照して説明する。
図1は、本発明の医療器具の第1の実施の形態を示す断面図である。
[医療器具の構成例]
まず、本発明の医療器具の第1の実施の形態の構成例について、図1を参照して説明する。
図1は、本発明の医療器具の第1の実施の形態を示す断面図である。
医療器具1は、薬液の注入または体液の採取等を行う場合に用いられる注射針組立体である。この医療器具(以下、「注射針組立体」という)1は、中空の針管2と、針管2を保持するハブ3を備えている。なお、注射針組立体1のハブ3に破線で示すシリンジ9を接続することによって、薬剤注射装置が構成される。
[針管]
針管2は、針管本体4と、この針管本体4と一体に形成される膨出部5を有している。針管本体4は、10G(外径約3.4mm)から36G(外径約0.1mm)のサイズのものを使用し、好ましくは14G(外径約2.1mm)から36G、さらに好ましくは28G(外径約0.36mm)から36Gのサイズのものを用いることができる。この針管本体4の一端には、針先を鋭角にするための刃面4aが形成されている。
針管2は、針管本体4と、この針管本体4と一体に形成される膨出部5を有している。針管本体4は、10G(外径約3.4mm)から36G(外径約0.1mm)のサイズのものを使用し、好ましくは14G(外径約2.1mm)から36G、さらに好ましくは28G(外径約0.36mm)から36Gのサイズのものを用いることができる。この針管本体4の一端には、針先を鋭角にするための刃面4aが形成されている。
針管本体4の材料としては、例えば、ステンレス鋼を挙げることができるが、これに限定されるものではなく、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン、チタン合金その他の金属を用いることができる。また、針管2は、ストレート針だけでなく、両刀針や少なくとも一部がテーパー状となっているテーパー針を用いることができる。テーパー針としては、針先端部に比べて基端部が太い径を有しており、その中間部分をテーパー構造とすればよい。また、針管2の断面形状は、円形だけでなく、三角形等の多角形であってもよい。
膨出部5は、針管本体4の任意の位置に設けられている。この膨出部5は、針管本体4を軸方向にプレス加工することにより、針管本体4の周方向に連続する環状の突部として形成されている。膨出部5の直径は、針管本体4の外径の1.1倍から3倍が好ましい。この膨出部5を有する針管2の製造方法については、後で詳しく説明する。膨出部5の一方の端面5aは、針管本体の基端側を向いており、他方の端面5bは、針先側を向いている。膨出部5の端面5a,5bは、針管本体4の軸方向に略直交する平らな面となっている。なお、本実施の形態においては、膨出部5を針管本体4の任意の位置に設けているが、膨出部5は、針管本体4をハブ3の針保持部8に固定することができるように針保持部8と対応する位置に設けなければならない。なお、針保持部8と対応する範囲内であれば、膨出部5は任意の位置に設けることができる。
[ハブ]
ハブ3は、針管2を保持する保持部材の一具体例を示すものである。このハブ3は、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂によって形成されており、インサート成形又は溶着により針管2と一体成形されている。
ハブ3は、針管2を保持する保持部材の一具体例を示すものである。このハブ3は、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂によって形成されており、インサート成形又は溶着により針管2と一体成形されている。
ハブ3は、略円筒状に形成されており、筒部6と、フランジ部7と、針保持部8とを有している。筒部6の筒孔6aは、針管2の針孔4bに連通している。シリンジ9は、筒部6の一端から筒孔6aに挿入され、ハブ3に着脱可能に接続される。フランジ部7は、筒部6の一端に設けられている。このフランジ部7は、シリンジ9に接触してもよい。
針保持部8は、筒部6の他端に連続して設けられており、先端側が細くなるような略円錐台形に形成されている。この針保持部8は、針管2(針管本体4)の中間部を包んで固定している。針保持部8の中間部は、針管2の膨出部5に密着して係合する係合部8aになっている。係合部8aに針管2の膨出部5を係合させることにより、針管2は、針保持部8に対する移動が阻止される。その結果、ハブ3から針管2が抜けることを防止することができる。
[シリンジ]
シリンジ9は、薬剤注射装置を使用する際に薬剤を充填させるものでもよく、予め薬剤が充填されたプレフィルドシリンジであってもよい。また、シリンジ9に充填される薬剤としては、ワクチンを挙げることができるが、サイトカインなどの高分子物質を用いたものや、ホルモンであってもよい。また、針管本体4の他端にも刃面を設けることにより、針管2を両刀針とし、その他端がプレフィルドシリンジの栓体を貫通して薬液槽に連通するように構成することもできる。
シリンジ9は、薬剤注射装置を使用する際に薬剤を充填させるものでもよく、予め薬剤が充填されたプレフィルドシリンジであってもよい。また、シリンジ9に充填される薬剤としては、ワクチンを挙げることができるが、サイトカインなどの高分子物質を用いたものや、ホルモンであってもよい。また、針管本体4の他端にも刃面を設けることにより、針管2を両刀針とし、その他端がプレフィルドシリンジの栓体を貫通して薬液槽に連通するように構成することもできる。
[膨出部を有する針管の製造方法]
次に、膨出部5を有する針管2の製造方法について、図2を参照して説明する。
図2(a)は、上金型と下金型によって針管2を挟持する状態を説明する説明図である。図2(b)は、上金型と下金型を用いて針管2を軸方向にプレス加工した状態の説明図である。図2(c)は、プレス加工によって膨出部が形成された状態の説明図である。
次に、膨出部5を有する針管2の製造方法について、図2を参照して説明する。
図2(a)は、上金型と下金型によって針管2を挟持する状態を説明する説明図である。図2(b)は、上金型と下金型を用いて針管2を軸方向にプレス加工した状態の説明図である。図2(c)は、プレス加工によって膨出部が形成された状態の説明図である。
膨出部5は、針管本体4を軸方向にプレス加工することによって形成される。このプレス加工を行う装置は、一対の上金型11A,11Bと、一対の下金型12A,12Bを備えている。
一対の上金型11A,11Bは、第1の方向Xに並べて設けられており、それぞれ第1の方向Xと、この第1の方向Xに直交する第2の方向Yに移動可能になっている。上金型11Aの下面には、係合溝14Aが設けられており、上金型11Bの下面には、係合溝14Bが設けられている。これら係合溝14A,14Bは、それぞれ第1の方向Xに延びており、互いに第1の方向Xに対向している。係合溝14A,14Bは、それぞれ断面形状が三角形の同一の形状に形成されている。一対の上金型11A,11Bの係合溝14A,14Bには、針管本体4の周面が係合される。
一対の下金型12A,12Bは、一対の上金型11A,11Bと同様に、第1の方向Xに並べて設けられている。下金型12Aの上面は、上金型11Aの下面と第2の方向Yに対向しており、下金型12Bの上面は、上金型11Bの下面と第2の方向Yに対向している。下金型12Aは、上金型11Aと一緒に第1の方向Xへ移動するようになっている。また、下金型12Bは、上金型11Bと一緒に第1の方向Xへ移動するようになっている。
下金型12Aの上面には、係合溝15Aが設けられており、下金型12Bの上面には、係合溝15Bが設けられている。これら係合溝15A,15Bは、それぞれ第1の方向Xに延びており、互いに第1の方向Xに対向している。また、係合溝15Aは、上金型11Aの係合溝14Aと第2の方向Yに対向しており、係合溝15Bは、上金型11Bの係合溝14Bと第2の方向Yに対向している。係合溝15A,15Bは、それぞれ断面形状が三角形の同一の形状に形成されている。
一対の下金型12A,12Bの係合溝15A,15Bには、針管本体4の周面が係合される。つまり、針管本体4は、上金型11A及び下金型12Aに挟持されると共に、上金型11B及び下金型12Bに挟持される。
針管本体4に膨出部5を一体形成するには、まず、上金型11A(下金型12A)と上金型11B(下金型12B)との離間距離をK1(以下、「距離K1」という)に設定する。次に、下金型12A,12Bの係合溝15A,15Bに針管本体4を挿入する(図3(a)参照)。
次に、上金型11A,11Bを第2の方向Yに移動させ、それぞれ下金型12A,12Bに当接させる。これにより、針管本体4は、上金型11A及び下金型12Aから構成される第1の挟持部18によって挟持されると共に、この第1の挟持部18から距離K1離れた位置で上金型11Bと下金型12Bから構成される第2の挟持部19によって挟持される。
このとき、針管本体4は、係合溝14A,14Bと係合溝15A,15Bによって形成される断面が四角形の嵌合部17に嵌合される。つまり、針管本体4は、嵌合部17の4つの平面に押圧されて固定されている。したがって、上金型11A,11B及び下金型12A,12Bに針管本体4を確実に固定することができる。
次に、第1の挟持部18と第2の挟持部19を互いに接近させ、針管本体4をその軸方向にプレス加工する(図3(b)参照)。これにより、針管本体4において第1の挟持部18と第2の挟持部19との間に位置する部分が周方向に盛り上がるように膨出する。
そして、第1の挟持部18と第2の挟持部19の離間距離がK2(以下、「距離K2」という)になると、第1の挟持部18及び第2の挟持部19の移動を停止する(図3(c)参照)。なお、距離K2は、距離K1よりも短い(K1>K2)。その結果、針管本体4の周方向に連続する環状の膨出部5が形成される。
膨出部5の直径及び厚みは、針管本体4の外径及び肉厚、並びに距離K1,K2によって変化する。また、プレス圧は、針管本体4の材質、外径及び肉厚、並びに距離K1,K2によって異なる。つまり、所定の針管に対して、プレス圧、距離K1,K2を適宜選択することで膨出部5の大きさを調整することができる。例えば、ステンレス製であって30G(外径約0.3mm、肉厚約0.08mm)の針管本体を使用し、距離K1を0.5mm、距離K2を0.16mmに設定して約30kN(3トン)の力でプレス加工すると、直径約0.56mmの膨出部を形成することができる。
なお、膨出部5を形成する位置は、針管本体4に対する第1の挟持部18及び第2の挟持部19の位置によって任意に設定することができる。
[膨出部]
次に、膨出部5について、図3を参照して説明する。
図3は、針管2における膨出部5の断面図である。
次に、膨出部5について、図3を参照して説明する。
図3は、針管2における膨出部5の断面図である。
膨出部5は、針管本体4の周方向に盛り上がる第1の膨出片21と、この膨出片に連続し、かつ折り返されて重ね合わされる第2の膨出片22からなっている。第1の膨出片21は、針管本体4の一側に配置されており、上述した端面5bを形成している。また、第2の膨出片22は、針管本体4の他側(ハブ側)に配置されており、上述した端面5aを形成している。
第1の膨出片21と第2の膨出片22は、針管本体4の軸方向に重ね合わされている。そして、第1の膨出片21と第2の膨出片22との間には、間隙が生じていない。また、第1の膨出片21及び第2の膨出片22の形成によって、針管本体4の針孔4bが狭められることはない。したがって、膨出部5を形成しても、針管本体4の針孔4bを通る薬剤の流動を妨げる心配がない。
[医療器具の製造方法]
次に、医療器具である注射針組立体1の製造方法について説明する。
注射針組立体1の製造方法では、プレス工程と、器具形成工程が行われる。
次に、医療器具である注射針組立体1の製造方法について説明する。
注射針組立体1の製造方法では、プレス工程と、器具形成工程が行われる。
プレス工程では、針先が設けられた針管本体4を軸方向にプレス加工し、針管本体4の周方向に連続する環状の膨出部5を形成する。このプレス工程については、上述の膨出部を有する針管の製造方法において詳細に説明したため、ここでの説明を省略する。
器具形成工程では、保持部材であるハブ3に針管2を保持させる。本実施の形態では、インサート成形又は溶着により針管2とハブ3を一体成形する。これにより、針管2の膨出部5が針保持部8の係合部8aに係合される。膨出部5と針保持部8の係合部8aとの係合位置は、任意に選択可能であるが、インサート成形が可能な位置が望ましく、係合がより強固となる位置がより好ましい。その結果、ハブ3から針管2が抜けることを防止することができる。したがって、針管2にハブ3との密着性を向上させるため表面処理を施さなくても、針管が保持部材から抜けないようにすることができる。
2.第2の実施の形態
[医療器具の構成例]
次に、本発明の医療器具の第2の実施の形態の構成例について、図4を参照して説明する。
図4は、本発明の医療器具の第2の実施の形態を示す断面図である。
[医療器具の構成例]
次に、本発明の医療器具の第2の実施の形態の構成例について、図4を参照して説明する。
図4は、本発明の医療器具の第2の実施の形態を示す断面図である。
医療器具31は、薬液の注入または体液の採取等を行う場合に用いられる注射針組立体である。この医療器具(以下、「注射針組立体」という)31は、第1の実施の形態の注射針組立体1(図1参照)と同様な構成を有している。
注射針組立体31が注射針組立体1と異なるところは、針管32の2つの膨出部35A,35Bと、ハブ33の針保持部38のみである。そのため、ここでは、2つの膨出部35A,35Bと針保持部38について説明し、注射針組立体1と共通する部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
針管32の2つの膨出部35A,35Bは、針管本体4の中間部に所定の間隔をあけて配置されている。この膨出部35Aと膨出部35Bとの間隔は、任意に設定することができる。なお、膨出部35Aと膨出部35Bとの間隔の最小の距離は、上述した第1の挟持部18又は第2の挟持部19の係合溝14A,14B,15A,15Bの長さによって決定される。
2つの膨出部35A,35Bは、第1の実施の形態に係る膨出部5と同様に、針管本体4を軸方向にプレス加工することにより、針管本体4の周方向に連続する環状の突部として形成されている。このプレス加工は、例えば、膨出部35Aを形成するための第1のプレス加工と、膨出部35Bを形成するための第2のプレス加工からなる。
膨出部35Aの一方の端面36aは、針管本体の基端側を向いており、他方の端面36bは、針先側を向いている。また、膨出部35Bの一方の端面37aは、針管本体の基端側を向いており、他方の端面37bは、針先側を向いて膨出部35A端面の36aに対向している。膨出部35A,35Bの端面36a,36b,37a,37bは、針管本体4の軸方向に略直交する平らな面となっている。
ハブ33の針保持部38は、筒部6の他端に連続して設けられており、先端側が細くなるような略円錐台形に形成されている。この針保持部38は、針管32(針管本体4)の中間部を包んで固定している。針保持部38の中間部は、針管32の膨出部35A,35Bに密着して係合する係合部38aになっている。係合部38aに針管32の膨出部35A,35Bを係合させることにより、針管32は、針保持部38に対する移動が阻止される。その結果、ハブ33から針管32が抜けることを防止することができる。
注射針組立体31では、ハブ33の係合部38aに対して針管32の膨出部35A,35Bがそれぞれ係合される。つまり、針管32の抜け止めが2つ設けられている。そのため、ハブ33から針管32が抜けることに対する抵抗力を増加させることができ、針管32の抜け防止効果を向上させることができる。なお、本実施の形態に係る針管としては、3つ以上の膨出部を設ける構成にすることもできる。
注射針組立体31の製造方法については、上述した注射針組立体1の製造方法と同様であるため、説明を省略する。
3.第3の実施の形態
[医療器具の構成例]
次に、本発明の医療器具の第3の実施の形態の構成例について、図5を参照して説明する。
図5は、本発明の医療器具の第3の実施の形態を示す断面図である。
[医療器具の構成例]
次に、本発明の医療器具の第3の実施の形態の構成例について、図5を参照して説明する。
図5は、本発明の医療器具の第3の実施の形態を示す断面図である。
医療器具41は、薬液の注入または体液の採取等を行う場合に用いられる注射針組立体である。この医療器具(以下、「注射針組立体」という)41は、第1の実施の形態の注射針組立体1(図1参照)と同様な構成を有している。
注射針組立体41が注射針組立体1と異なるところは、針管42の膨出部45と、ハブ43の針保持部48のみである。そのため、ここでは、膨出部45と針保持部48について説明し、注射針組立体1と共通する部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
針管42の膨出部45は、第1の実施の形態に係る膨出部5と同一の形状になっており、端面45a,45bを有している。この膨出部45が膨出部5と異なるところは、針管本体4に設けられる位置のみである。膨出部45は、針管本体4の中間部から基端側(針先と反対側)にずれた位置に設けられている。
ハブ43は、第1の実施の形態に係るハブ3と同様に、略円筒状に形成されており、筒部6と、フランジ部7と、針保持部48とを有している。このハブ43には、別体として設けられた針管42が固定される。ハブ43の材質としては、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂を用いてもよく、また、ステンレス、アルミニウム等の金属を用いてもよい。
ハブ43の針保持部48は、筒部6の他端に連続して設けられており、先端側が細くなるような略円錐台形に形成されている。この針保持部48には、針管42の中間部が貫通している。また、針保持部48には、筒部6の筒孔6aに連通する係合凹部49が設けられている。係合凹部49の底面49aは、ハブ43の軸方向に対して略直交する平らな面になっている。この係合凹部49の底面49aには、針管42に設けた膨出部45の端面45bが係合する。
針管42は、針保持部48を貫通した状態で係合凹部49に接着剤50を塗布することにより、ハブ43に固定されている。接着剤50としては、ハブ43に対する接着特性が優れているものを使用する。この接着剤50としては、シアノアクリレートやエポキシ樹脂、光硬化性樹脂等を挙げることができるが、その他の樹脂によって生成されたものであってもよい。
膨出部45の端面45bを係合凹部49の底面49aに係合させることにより、針管42は、針保持部48の先端から抜ける方向への移動が阻止される。そして、係合凹部49に接着剤50を塗布することにより、針管42は、針保持部48の先端から抜ける方向以外の全方向への移動が阻止される。その結果、ハブ43から針管42が抜けることを防止することができる。
また、針管42に対する接着剤50の接着力が弱くても、針管42の膨出部45が硬化した接着剤50に係合するため、針管42の移動が阻止される。したがって、針管42やハブ43に接着剤の密着性を向上させるための表面処理を施さなくても、ハブ43から針管42が抜けることを防止することができる。
[医療器具の製造方法]
次に、医療器具である注射針組立体41の製造方法について説明する。
注射針組立体41の製造方法では、注射針組立体1の製造方法と同様に、プレス工程と、器具形成工程が行われる。
次に、医療器具である注射針組立体41の製造方法について説明する。
注射針組立体41の製造方法では、注射針組立体1の製造方法と同様に、プレス工程と、器具形成工程が行われる。
プレス工程では、針先が設けられた針管本体4を軸方向にプレス加工し、針管本体4の周方向に連続する環状の膨出部45を形成する。このプレス工程については、上述の膨出部を有する針管の製造方法において詳細に説明したため、ここでの説明を省略する。
器具形成工程では、保持部材であるハブ43に針管42を保持させる。本実施の形態では、まず、ハブ43の針保持部48に針管42の中間部を貫通させ、膨出部45の端面45bを係合凹部49の底面49aに係合させる。次に、ハブ43の係合凹部49に接着剤50を塗布し、針保持部48に針管42を固定する。
これにより、針保持部48に対する針管42の移動が阻止される。したがって、針管42やハブ43に接着剤の密着性を向上させるための表面処理を施さなくても、ハブ43から針管42が抜けることを防止することができる。
4.第4の実施の形態
[医療器具の構成例]
次に、本発明の医療器具の第4の実施の形態の構成例について、図6を参照して説明する。
図6は、本発明の医療器具の第4の実施の形態を示す断面図である。
[医療器具の構成例]
次に、本発明の医療器具の第4の実施の形態の構成例について、図6を参照して説明する。
図6は、本発明の医療器具の第4の実施の形態を示す断面図である。
医療器具51は、薬液の注入または体液の採取等を行う場合に用いられる注射針組立体である。この医療器具(以下、「注射針組立体」という)51は、第3の実施の形態の注射針組立体41(図1参照)と同様な構成を有している。
注射針組立体51が注射針組立体41と異なるところは、ハブ53の針保持部58のみである。そのため、ここでは、針保持部58について説明し、注射針組立体41と共通する部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
ハブ53は、筒部6と、フランジ部7と、針保持部58とを有している。このハブ53には、別体として設けられた針管42固定される。ハブ53の材質としては、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂を用いてもよく、また、ステンレス、アルミニウム等の金属を用いてもよい。
ハブ53の針保持部58は、筒部6の他端に連続して設けられており、先端側が細くなるような略円錐台形に形成されている。この針保持部58には、針管42の中間部が貫通している。また、針保持部58には、先端面に開口する係合凹部59が設けられている。係合凹部59の底面59aは、ハブ53の軸方向に対して略直交する平らな面になっている。この係合凹部59の底面59aには、針管42に設けた膨出部45の端面45aが係合する。
針管42は、針保持部58を貫通した状態で係合凹部59に接着剤50を塗布することにより、ハブ53に固定されている。このとき、膨出部45の端面45aを係合凹部59の底面59aに係合させることにより、針管42は、針保持部58の後端(筒部6側)から抜ける方向への移動が阻止される。したがって、皮膚等に穿刺するときに針管に加えられる抵抗によって針管42がハブ53から抜ける(離脱する)ことを確実に防止することができる。
[医療器具の製造方法]
次に、医療器具である注射針組立体51の製造方法について説明する。
注射針組立体51の製造方法では、注射針組立体1の製造方法と同様に、プレス工程と、器具形成工程が行われる。なお、プレス工程は、上述の膨出部を有する針管の製造方法において詳細に説明したため、ここでの説明を省略する。
次に、医療器具である注射針組立体51の製造方法について説明する。
注射針組立体51の製造方法では、注射針組立体1の製造方法と同様に、プレス工程と、器具形成工程が行われる。なお、プレス工程は、上述の膨出部を有する針管の製造方法において詳細に説明したため、ここでの説明を省略する。
器具形成工程では、保持部材であるハブ53に針管42を保持させる。本実施の形態では、まず、針管42の他端部を針保持部58の先端側から挿入し、膨出部45の端面45aを係合凹部59の底面59aに係合させる。次に、ハブ53の係合凹部59に接着剤50を塗布し、針保持部58に針管42を固定する。
これにより、針保持部58に対する針管2の移動が阻止される。このとき、針管42に対する接着剤50の接着力が弱くても、針管42の膨出部45が硬化した接着剤50に係合するため、針管42の移動が阻止される。したがって、針管42やハブ53に接着剤の密着性を向上させるための表面処理を施さなくても、ハブ53から針管42が抜けることを防止することができる。
以上、本発明の針管、医療器具および医療器具の製造方法の実施の形態について、その作用効果も含めて説明した。しかしながら、本発明の針管、医療器具および医療器具の製造方法は、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、注射針組立体としては、一般的な注射針の他に翼付静注針(翼状針)、留置針、薬液が予め充填された針付きプレフィルドシリンジやインスリン用注射針(ペンニードル)等が挙げられる。また、本発明の医療器具は、注射針に限定されず、採血針にも適用可能である。
上述の実施の形態では、針管をハブに固定した注射針組立体を医療器具の例として説明したが、本発明の医療器具は、これに限定されるものではない。本発明の医療器具としては、針管と、その針管を保持する保持部材を備えていればよく、例えば、針管と、この針管を保持するシリンジを備えたものであってもよい。
1,31,41…注射針組立体(医療器具)、 2…針管、 3…ハブ(保持部材)、 4…針管本体、 5…膨出部、 6…筒部、 7…フランジ部、 8…針保持部、 8a…係合部、 9…シリンジ、 11A,11B…上金型、 12A,12B…下金型、 14A,14B,15A,15B…係合溝、 18…第1の挟持部、 19…第2の挟持部、 21…第1の膨出片、 22…第2の膨出片
Claims (10)
- 生体に穿刺可能な針先が設けられた針管本体と、前記針管本体を軸方向にプレス加工することにより形成され、前記針管本体の周方向に連続する環状の膨出部とを有する針管と、
前記膨出部が係合される係合部を有し、前記針管を保持する保持部材と、
を備えることを特徴とする医療器具。 - 前記針管本体の外径は、10G〜36Gである
ことを特徴とする請求項1に記載の医療器具。 - 前記膨出部は、前記針管本体の周方向に盛り上がる第1の膨出片と、前記第1の膨出片に連続し、かつ折り返されて重ね合わされる第2の膨出片とを有する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の医療器具。 - 前記膨出部の前記針先側の端面は、前記針管本体の軸方向に略直交する平面である
ことを特徴とする請求項1〜3に記載の医療器具。 - 前記針管は、前記膨出部を2つ以上有する
ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の医療器具。 - 生体に穿刺可能な針先が設けられた針管本体を軸方向にプレス加工し、前記針管本体の周方向に連続する環状の膨出部を形成するプレス工程と、
前記針管の前記膨出部が係合される係合部を有する保持部材に、前記針管を保持させる器具形成工程と、
を有することを特徴とする医療器具の製造方法。 - 前記プレス工程は、前記針管本体の軸方向に所定の間隔をあけて配置された第1の挟持部及び第2の挟持部により前記針管本体を挟持し、前記第1の挟持部と前記第2の挟持部を前記針管本体の軸方向に接近させて前記膨出部を形成する
ことを特徴とする請求項6記載の医療器具の製造方法。 - 前記器具形成工程は、前記保持部材と前記針管を一体成形する
ことを特徴とする請求項6又は7記載の医療器具の製造方法。 - 前記器具形成工程は、接着剤を用いて前記保持部材に前記針管を固定する
ことを特徴とする請求項6又は7記載の医療器具の製造方法。 - 生体に穿刺可能な針先が設けられた針管本体と、
前記針管本体を軸方向にプレス加工することにより形成され、前記針管本体の周方向に連続する環状の膨出部と、を備える
ことを特徴とする針管。
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