JP2011010209A - 差動信号線路及び配線基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】高密度配線基板における所望の周波数での反射特性を改善し、かつ、配線の形状変化を少なくし、設計自由度を向上させることが可能な差動信号線路を提供すること。
【解決手段】第1、第2配線部から構成された第1差動信号線路と、第1、第2配線部から構成されるとともに、前記第1差動信号線路の差動インピーダンスと異なる第2差動信号線路と、前記第2差動信号線路の前記第1配線部から延在した第1配線部、及び前記第1差動信号線路の前記第2配線部から延在した第2配線部から構成された第3差動信号線路と、前記第1差動信号線路の前記第1配線部、及び前記第3差動信号線路の前記第1配線部を接続する第1接続配線部と、前記第2差動信号線路の前記第2配線部、及び前記第3差動信号線路の前記第2配線部を接続する第2接続配線部と、を備え、前記第3差動信号線路の長さは、実効波長の1/4である。
【選択図】図1

Description

本発明は、差動信号が流れる差動信号線路及び配線基板に関し、特に、配線中のインピーダンス不整合を解消するインピーダンス変換部を有する差動信号線路及び配線基板に関する。
近年、配線基板においては、高速データ転送の要求に伴う駆動周波数の高周波数化や、バス幅の増大化に対して、不要輻射ノイズ抑制や、外来ノイズに対する耐性の観点から、差動信号伝送技術が利用されるケースが増えている。差動信号伝送技術では、差動信号が流れる2本の信号線路間に逆相の差動モード電流だけが流れるように差動ドライバICが設計されており、信号が互いに磁界を打ち消すため、シングルエンド信号に比べて放射するノイズが小さい。また、差動信号伝送技術では、低電圧差動信号伝送(LVDS:Low Voltage Differential Signaling)に代表されるように、電圧振幅が受信端のアンプで合成されるため、配線ごとの電圧振幅をより小さく設計することができる。このように、差動信号伝送技術は高速データ転送において優れた特性を有している。
しかしながら、チャネル数の多い高密度配線基板において差動信号伝送技術を用いた場合、基板上に実装されるインターポーザのバンプや、貫通ビアなどの障害物間を配線する必要が生じている。このことにより、差動配線の線幅や配線間隔などの形状を変化させているため、インピーダンスが整合せず、反射特性が劣化するという問題があった。
上記問題を解決する技術として、例えば、特許文献1において、配線幅がテーパー状に変化した配線が複数形成されてなる伝送線路であって、配線領域を確保することが困難な配線領域外で、前記配線の配線幅、及び、配線と配線との配線間隔を段階的に広げるように設計し、前記配線の特性インピーダンスを段階的に低減させた配線と、前記配線の配線幅、及び、配線と配線との配線間隔を段階的に狭めるように設計し、前記配線の特性インピーダンスを段階的に増幅させた配線と、が形成されてなる伝送線路が開示されている(図10参照)。この伝送経路では、配線面積の取れない領域における差動線路との接続において、線路形状をテーパー状とし、インピーダンス変化を連続的にすることによって、反射特性の劣化を抑制している。また、この伝送経路では、配線面積の確保できる領域では、配線幅をできるだけ広くとることによって、伝送損失を低減している。
特開2006−245291号公報
特許文献1に記載の伝送線路のようなテーパー構造を、差動インピーダンスの異なる差動信号線路に適用した場合、インピーダンス変化を緩やかにするためにはテーパー部を長く形成することが考えられるが、テーパー部を長くすると線幅が減少してしまう。線幅が減少すると挿入損失の劣化を引き起こすため、トレードオフの関係となってしまう。
また、伝送損失を低くするために、特許文献1に記載の伝送線路の配線幅を広げると、基準インピーダンスを保つためには配線間隔も広げる必要がある。そのため、近年の高密度基板の設計トレンドに適応しえないおそれがある。
さらに、特許文献1に記載の伝送線路は、設計自由度の制限により、差動信号線路が理想的な対称形に設計できない状況では適用することができないおそれがある。
本発明の主な課題は、高密度配線基板における所望の周波数での反射特性を改善し、かつ、配線の形状変化を少なくし、設計自由度を向上させることが可能な差動信号線路及び配線基板を提供することである。
本発明の第1の視点においては、差動信号線路において、所定間隔をおいて伝送方向に延在した第1配線部及び第2配線部から構成された第1差動信号線路と、所定間隔をおいて前記伝送方向に延在した第1配線部及び第2配線部から構成されるとともに、前記第1差動信号線路の差動インピーダンスと異なる第2差動信号線路と、前記第1差動信号線路と前記第2差動信号線路との間に配されるとともに、前記第2差動信号線路の前記第1配線部から同じ配線幅で前記伝送方向に延在した第1配線部、及び前記第1差動信号線路の前記第2配線部から同じ配線幅で前記伝送方向に延在した第2配線部から構成された第3差動信号線路と、前記第1差動信号線路の前記第1配線部、及び前記第3差動信号線路の前記第1配線部を接続する第1接続配線部と、前記第2差動信号線路の前記第2配線部、及び前記第3差動信号線路の前記第2配線部を接続する第2接続配線部と、を備え、前記第3差動信号線路の前記伝送方向の長さは、実効波長の1/4であることを特徴とする。
本発明の前記差動信号線路において、前記第1差動信号線路における前記第1配線部及び前記第2配線部の各配線幅は一致し、前記第2差動信号線路における前記第1配線部及び前記第2配線部の各配線幅は一致し、前記第1差動信号線路の前記第1配線部の配線幅は、前記第2差動信号線路における前記第1配線部と一致していなくてもよい。
本発明の前記差動信号線路において、前記第1差動信号線路における前記第1配線部及び前記第2配線部の各配線幅は一致し、前記第2差動信号線路における前記第1配線部及び前記第2配線部の各配線幅は一致し、前記第1差動信号線路の前記第1配線部の配線幅は、前記第2差動信号線路における前記第1配線部と一致していることが好ましい。
本発明の前記差動信号線路において、前記第1差動信号線路の配線間隔は、前記第2差動信号線路の配線間隔よりも大きくてもよい。
本発明の前記差動信号線路において、前記第1差動信号線路の配線間隔は、前記第2差動信号線路の配線間隔と一致していることが好ましい。
本発明の前記差動信号線路において、前記第1差動信号線路における前記第1配線部及び前記第2配線部の対称線は、前記第2差動信号線路における前記第1配線部及び前記第2配線部の対称線と一致していることが好ましい。
本発明の前記差動信号線路において、前記第1差動信号線路の前記第1配線部、前記第1接続配線部、前記第3差動信号線路の前記第1配線部、及び前記第2差動信号線路の前記第1配線部から構成される第1配線の配線長は、前記第1差動信号線路の前記第2配線部、前記第2接続配線部、前記第3差動信号線路の前記第2配線部、及び前記第2差動信号線路の前記第2配線部から構成される第2配線の配線長と一致していることが好ましい。
本発明の前記差動信号線路において、前記第1差動信号線路、前記第2差動信号線路、前記第3差動信号線路、前記第1接続配線部、及び前記第2接続配線部は、同じ配線層に形成されたマイクロストリップ線路であることが好ましい。
本発明の前記差動信号線路において、前記マイクロストリップ線路と接する基板の厚をHとし、前記第1差動信号線路の配線間隔をSとし、前記第2差動信号線路の配線間隔をSとし、前記第1差動信号線路の前記第1配線部、及び前記第3差動信号経路の前記第1配線部の前記第2配線部側の各端面の変化量をmとし、前記第3差動信号線路の前記第2配線部、及び前記第2差動信号経路の前記第2配線部の前記第1配線部側の各端面の変化量をnとすると、下記[式1]を満たすことが好ましい。
[式1]
Figure 2011010209
本発明の前記差動信号線路において、前記第1差動信号線路、前記第2差動信号線路、前記第3差動信号線路、前記第1接続配線部、及び前記第2接続配線部は、同じ配線層に形成されたストリップ線路であってもよい。
本発明の前記差動信号線路において、前記ストリップ線路と接する基板の厚をHとし、前記第1差動信号線路の配線間隔をSとし、前記第2差動信号線路の配線間隔をSとし、前記第1差動信号線路の前記第1配線部、及び前記第3差動信号経路の前記第1配線部の前記第2配線部側の各端面の変化量をmとし、前記第3差動信号線路の前記第2配線部、及び前記第2差動信号経路の前記第2配線部の前記第1配線部側の各端面の変化量をnとすると、下記[式2]を満たすことが好ましい。
[式2]
Figure 2011010209
本発明の第2の視点においては、配線基板において、誘電体基板と、前記誘電体基板の一方の面上の同じ配線層に形成された前記差動信号線路と、前記誘電体基板の他方の面上に形成されたグランドパタンと、を備えることを特徴とする。
本発明の第3の視点においては、配線基板において、誘電体基板と、前記誘電体基板の中の同じ配線層に形成された前記差動信号線路と、前記誘電体基板の両面上に形成されたグランドパタンと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、目的とする実効波長での反射特性を改善する、λ/4インピーダンス変換器の差動信号線路への適用において、特別なインピーダンス変換構造を挿入することなく、連続的な配線でインピーダンス変換器を構成できる。また、差動信号線路において非対称構造であることによって、配線上の制約の厳しい高密度配線においても容易に適用可能である。
本発明の実施例1に係る差動信号線路の構造を模式的に示した平面図である。 本発明の実施例1に係る差動信号線路の構造を模式的に示した図1のX−X´間、Y−Y´間、及びZ−Z´間の断面図である。 差動マイクロストリップ線路の構造を模式的に示した断面図である。 差動マイクロストリップ線路における差動インピーダンスの配線幅、および配線間隔の依存性を模式的に示したグラフである。 本発明の実施例2に係る差動信号線路の構造を模式的に示した平面図である。 本発明の実施例3に係る差動信号線路の構造を模式的に示した平面図である。 本発明の実施例4に係る差動信号線路の構造を模式的に示した平面図である。 差動ストリップ線路の構造を模式的に示した断面図である。 参考例に係る無損失単相線路の単相λ/4インピーダンス変換器の構造を模式的に示した平面図である。 従来例に係る異種配線接続における差動配線の構造を模式的に示した平面図である。
本発明の実施形態に係る差動信号線路では、所定間隔をおいて伝送方向に延在した第1配線部(図1の11)及び第2配線部(図1の21)から構成された第1差動信号線路(図1の1)と、所定間隔をおいて前記伝送方向に延在した第1配線部(図1の12)及び第2配線部(図1の22)から構成されるとともに、前記第1差動信号線路(図1の1)の差動インピーダンスと異なる第2差動信号線路(図1の2)と、前記第1差動信号線路と前記第2差動信号線路との間に配されるとともに、前記第2差動信号線路の前記第1配線部から同じ配線幅で前記伝送方向に延在した第1配線部(図1の12)、及び前記第1差動信号線路の前記第2配線部から同じ配線幅で前記伝送方向に延在した第2配線部(図1の21)から構成された第3差動信号線路(図1の3a)と、前記第1差動信号線路の前記第1配線部、及び前記第3差動信号線路の前記第1配線部を接続する第1接続配線部(図1の13)と、前記第2差動信号線路の前記第2配線部、及び前記第3差動信号線路の前記第2配線部を接続する第2接続配線部(図1の23)と、を備え、前記第3差動信号線路の前記伝送方向の長さは、実効波長の1/4である。
本発明の実施例1に係る差動信号線路について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施例1に係る差動信号線路の構造を模式的に示した平面図である。図2は、本発明の実施例1に係る差動信号線路の構造を模式的に示した図1のX−X´間、Y−Y´間、及びZ−Z´間の断面図である。図3は、差動マイクロストリップ線路の構造を模式的に示した断面図である。図4は、差動マイクロストリップ線路における差動インピーダンスの配線幅、および配線間隔の依存性を、後述する基板条件と解析式を用いて、模式的に示したグラフである。なお、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。
実施例1に係る差動信号線路は、差動信号が流れる第1配線10及び第2配線20で構成される(図1参照)。第1配線10及び第2配線20は、誘電体基板30と接する同一配線層に設けられている(図3参照)。差動信号線路は、差動インピーダンスが異なる第1差動信号線路1及び第2差動信号線路2を有し、第1差動信号線路1と第2差動信号線路2との間に配線10、20中のインピーダンス不整合を解消するインピーダンス変換部となる第3差動信号線路3を有する(図1参照)。
第1配線10は、第11配線部11及び第12配線部12のが第1ベンド配線部13によって接続された信号線路である。
第11配線部11は、伝送方向(図1の左右方向)に延在した配線部であり、第1差動信号線路1の構成部である。第11配線部11は、第2配線20の第21配線部21に対して配線間隔Sを介して配されている(図1、図2参照)。第11配線部11の配線幅Wは、第21配線部21の配線幅Wと一致している。第11配線部11の一端は、第1ベンド配線部13と接続されている。
第12配線部12は、伝送方向(図1の左右方向)に延在した配線部であり、第2差動信号線路2及び第3差動信号線路3の構成部である。第12配線部12は、差動信号線路3aから第2差動信号線路2の領域にわたって、一定の配線幅Wで連続的に配されている。第12配線部12は、第11信号線路の一端(第1ベンド配線部13との接続部)よりも先側(図1の右側)に配されている。第12配線部12の中心線C12は、第11配線部11の中心線C11よりも第2配線20側にずれている。第12配線部12の第2配線20側の端面は、第11配線部11の第2配線20側の端面に対して、第1差動信号線路1の配線間隔Sと第3差動信号線路3aの配線間隔Sとの差(S−S)に相当するΔS分ずれている。なお、配線間隔は「S>S>S」の関係にある。第12配線部12は、第2配線20の第21配線部21に対して配線間隔Sを介して配されるとともに、第2配線20の第22配線部22に対して配線間隔Sを介して配されている(図1、図2参照)。第12配線部12の配線幅Wは、第11配線部11の配線幅Wよりも小さく(W<W)、第22配線部22の配線幅Wと一致している。第12配線部12の一端は、第1ベンド配線部13と接続されている。
第1ベンド配線部13は、第11配線部11と第12配線部12との間を接続する配線である。第1ベンド配線部13の配線幅は、第2差動信号線路2に係る第22配線部22の配線幅Wと一致している。
第2配線20は、第21配線部21及び第22配線部22のが第2ベンド配線部23によって接続された信号線路である。
第21配線部21は、伝送方向(図1の左右方向)に延在した配線部であり、第1差動信号線路1及び第3差動信号線路3の構成部である。第21配線部21は、第1差動信号線路1から差動信号線路3aの領域にわたって、一定の配線幅Wで連続的に配されている。第21配線部21は、第1配線10の第11配線部11に対して配線間隔Sを介して配されるとともに、第1配線10の第12配線部12に対して配線間隔Sを介して配されている(図1、図2参照)。第21配線部21の配線幅Wは、第11配線部11の配線幅Wと一致している。第21配線部21の一端は、第2ベンド配線部23と接続されている。
第22配線部22は、伝送方向(図1の左右方向)に延在した配線部であり、第2差動信号線路2の構成部である。第22配線部22は、第21信号線路の一端(第2ベンド配線部23との接続部)よりも先側(図1の右側)に配されている。第22配線部22の中心線C22は、第21配線部11の中心線C21よりも第1配線10側にずれている。第22配線部22の第1配線10側の端面は、第21配線部21の第1配線10側の端面に対して、第3差動信号線路3aの配線間隔Sと第2差動信号線路2の配線間隔Sとの差(S−S)に相当するΔS分ずれている。なお、配線間隔は「S>S>S」の関係にある。第22配線部22は、第1配線10の第12配線部12に対して配線間隔Sを介して配されている(図1、図2参照)。第22配線部22の配線幅Wは、第21配線部21の配線幅Wよりも小さく(W<W)、第12配線部12の配線幅Wと一致している。第22配線部22の一端は、第2ベンド配線部23と接続されている。
第2ベンド配線部23は、第21配線部21と第22配線部22との間を接続する配線である。第2ベンド配線部23の配線幅は、第2差動信号線路2に係る第12配線部12の配線幅Wと一致している。
ここで、ベンド配線部13、23は伝送方向(図1の左右方向)に対し直角ではなく、斜角の45度で配線されているが、ベンド配線部13、23の形状は任意でよい。ベンド配線部13、23の配線長の合計は、45度のとき、[数1]となり、高密度配線基板で用いられる配線密度を考慮すると、目的とする実効波長に対して十分短いのが通常である。
Figure 2011010209
第1差動信号線路1は、平行に配された第1配線10の第11配線部11、及び第2配線20の第21配線部21で構成される。第1差動信号線路1の配線幅は、第11配線部11及び第21配線部21のそれぞれが配線幅Wで対称になっている。第1差動信号線路1の配線間隔は、第11配線部11と第21配線部21との配線間隔Sである。第1差動信号線路1の差動インピーダンスZd1は、第2差動信号線路2の差動インピーダンスZd2、及び第3差動信号線路3aの差動インピーダンスZdtと異なる。第1差動信号線路1における第11配線部11は、第3差動信号線路3a側の端部にて第1ベンド配線部13に接続されている。第1差動信号線路1における第21配線部21は、第3差動信号線路3aの領域まで延在している。
第2差動信号線路2は、平行に配された第1配線10の第12配線部12、及び第2配線20の第22配線部22で構成される。第2差動信号線路2の配線幅は、第12配線部12及び第22配線部22のそれぞれが配線幅Wで対称になっている。第2差動信号線路2の配線間隔は、第12配線部12と第22配線部22との配線間隔Sである。第2差動信号線路2の差動インピーダンスZd2は、第1差動信号線路1の差動インピーダンスZd1、及び第3差動信号線路3aの差動インピーダンスZdtと異なる。第2差動信号線路2における第12配線部12は、第3差動信号線路3aの領域まで延在している。第2差動信号線路2における第22配線部22は、第3差動信号線路3a側の端部にて第2ベンド配線部23に接続されている。
第3差動信号線路3aは、平行に配された第1配線10の第12配線部12、及び第2配線20の第21配線部21で構成される。第3差動信号線路3aの配線幅は、第12配線部12が配線幅Wで、第21配線部21が配線幅Wで、非対称になっている。第3差動信号線路3aの配線間隔は、第12配線部12と第21配線部21との配線間隔Sである。第3差動信号線路3aの差動インピーダンスZdtは、第1差動信号線路1の差動インピーダンスZd1、及び第2差動信号線路2の差動インピーダンスZd2と異なる。第3差動信号線路3aにおける第12配線部12は、第2差動信号線路2の領域まで延在しており、第1差動信号線路1側の端部にて第1ベンド配線部13に接続されている。第3差動信号線路3aにおける第21配線部21は、第1差動信号線路1の領域まで延在しており、第2差動信号線路2側の端部にて第2ベンド配線部23に接続されている。
ここで、異なるインピーダンスを有する平面線路のインピーダンス変換の例として、図9の無損失単相線路の単相λ/4インピーダンス変換器の構成がよく知られている。インピーダンス変換単相線路203は、特性インピーダンスがそれぞれZ、Zである単相平面線路201、202間に挿入される。インピーダンス変換単相線路203の特性インピーダンスZが[数2]を満たす配線幅Wを設計し、配線長を所望の実効波長λの1/4の長さとすることによって、信号の反射を相殺する。
Figure 2011010209
第3差動信号線路部3aは、差動インピーダンスが[数2]を満たすように設計されており、目的とする実効波長λの1/4となる長さを有することで、インピーダンス変換器を構成している。
平面差動信号線路として、図3の差動マイクロストリップ構造を例に、実施例1を詳細に説明する。
誘電体基板30の比誘電率をεとし、基板厚をHとし、配線10、20の配線厚をTとし、配線幅をWとし、配線間隔をSとすると、単相マイクロストリップ線路の特性インピーダンスZの近似式は、[数3]のように表される。
Figure 2011010209
[数3]より、単相マイクロストリップ線路におけるパターン設計では線幅Wを調整することで、インピーダンス変換器を設計することができる。
差動マイクロストリップ線路の差動インピーダンスZは、配線間隔S、単相マイクロストリップ線路での特性インピーダンスをZとしたとき、[数4]の近似式が知られている。
Figure 2011010209
[数3]、[数4]から算出した差動マイクロストリップ線路の差動インピーダンスZの配線幅W、および配線間隔Sの依存性を、図4に示す。ただし、設計条件を比誘電率ε=3.32、配線厚T=18μm、基板厚H=150μmとした。
差動マイクロストリップ線路では、配線幅Wと配線間隔Sが設計パラメータとなる。[数4]より、十分距離の離れた差動信号線路では、単相マイクロストリップ線路の特性インピーダンスの2倍が差動マイクロストリップ線路の差動インピーダンスとなり、配線間隔が近づくに従って差動インピーダンスは低下することがわかる。実施例1では、配線間隔Sは300μm以下の高密度基板を想定している。
第1差動信号線路1の配線幅Wと、第2差動信号線路2の線幅Wとが異なる場合、インピーダンス変換部となる第3差動信号線路3aは非対称となる。非対称な第3差動信号線路3aにおいて、解析的にインピーダンスを求めるのは困難であるが、2次元電磁界解析を用いることにより、[数2]を満たす第3差動信号線路3aの配線間隔Sは容易に決定できる。
実際の誘電体基板30では、外層配線にはソルダーレジスト膜が塗布され、エンベディッドな(組み込んだ)差動マイクロストリップ線路となることから、[数3]、[数4]より求めた値と実測値は一致しない。実効誘電率を考慮することで[数3]の補正が可能であるが、より精確な計算には2次元電磁界解析を用いて数値解を求めることが望ましい。
実施例1によれば、目的とする実効波長での反射特性を改善する、λ/4インピーダンス変換器の差動信号線路への適用において、特別なインピーダンス変換構造を挿入することなく、連続的な配線でインピーダンス変換器を構成できる。また、非対称構造であることによって、配線上の制約の厳しい高密度配線においても容易に適用可能である。
本発明の実施例2に係る差動信号線路について図面を用いて説明する。図5は、本発明の実施例2に係る差動信号線路の構造を模式的に示した平面図である。
実施例2では、第1差動信号線路1および第2差動信号線路2の配線幅Wを一定としたものである。第3差動信号線路3bの配線幅、及びベンド配線部13の配線幅もWである。言い換えると、第1配線10及び第2配線20の配線幅はWで一定である。その他の構成は、実施例1と同様である。
配線幅Wを一定としたことにより、差動インピーダンスを決定するパラメータは配線間隔Sのみとなるため、[数4]より「S>S>S」のとき「Z>Z>Z」となる。
第1差動信号線路1および第2差動信号線路2の配線幅Wが一定という条件下では、インピーダンス変換部となる第3差動信号線路3bが対称となるため、電界分布もひずみの無い対称形となり、放射ノイズを低く抑えることが可能である。
このとき、インピーダンス変換部となる第3差動信号線路3bが対称構造となることから、第3差動信号線路3bの差動インピーダンスZdtを[数4]により表現できるため、[数2]により解析的に設計条件式が導出できる。[数2]は[数5]のように近似する。
Figure 2011010209
PCI(Peripheral Component Interconnect) Express(IOシリアルインタフェース)の基板設計仕様を例に挙げると、差動インピーダンスは100±20Ωに規定されている。基準インピーダンス100Ω、インピーダンス偏差20%のとき、[数5]の近似による誤差は、最大0.61%となり、ほぼ等価とみなしても問題ないことが判る。
[数4]を[数5]に代入して整理すると、[数6]を得る。
Figure 2011010209
ここで、第1差動信号配線1から第3差動信号線路3bへの配線間隔の変化量ΔSと、第3差動信号線路3bから第2差動信号配線2への配線間隔の変化量ΔSにおいて、「ΔS:ΔS=m:n」とおくと、第3差動信号線路3bでの配線間隔S、およびΔS、ΔSは、[数7]のように表せる。
Figure 2011010209
以上により、[数7]における第3差動信号線路3bの配線間隔Sを[数6]に代入すると、[数8]を得る。
Figure 2011010209
[数8]を用いることにより、配線幅Wを一定としたときの設計条件が解析的に求められる。設計条件の例として、比誘電率ε=3.32、配線厚T=18μm、基板厚H=150μm、第1差動信号線路1の配線間隔S=100μ、m:n=10:9とする。このとき、「A=Exp(−0.96×100/150)=0.5276」より、[数8]を用いて「B=65.11」が求まる。ゆえに、S=64.36μm、S=81.24μmとなる。
ここで、第1差動信号線路1の差動インピーダンスを「Zd1=100Ω」とすると、配線幅W=187.93μm、単相マイクロストリップ線路の特性インピーダンスZ=66.90Ω、第3差動信号線路3bの差動インピーダンスZd2=92.90、Zdt=96.38となる。
差動信号配線1、2の差動インピーダンスZd1、Zd2を決定後に第3差動信号線路3bの配線間隔Sを求めてもよい。その場合、[数4]を用いることにより、インピーダンス変換器となる第3差動信号線路3bの配線間隔Sが容易に決定できる。
実施例2によれば、実施例1と同様な効果を奏するとともに、配線幅Wを一定にすることで、電界分布もひずみの無い対称形となり、放射ノイズを低く抑えることが可能である。
本発明の実施例3に係る差動信号線路について図面を用いて説明する。図6は、本発明の実施例3に係る差動信号線路の構造を模式的に示した平面図である。
実施例3では、実施例1(図1参照)の配線間隔の変化量ΔS及びΔSを等しい量ΔSとし、第1配線10の配線長と第2配線20の配線長を一致させたものである。第1差動信号線路1の対称線Lと、第2差動信号線路2の対称線Lとは一致している。その他の構成は、実施例1と同様である。
なお、実施例1(図1参照)では、第1差動信号線路1から第3差動信号線路3aへの配線間隔の変化量ΔSと、第3差動信号線路3aから第2差動信号線路2への配線間隔の変化量ΔSとが異なるため、その差分だけ配線長が異なっていた。
[数1]で示したように、ベンド配線部13、23の配線長は、第1差動信号線路1の配線間隔Sと第2差動信号線路2の配線間隔Sとの差が小さいほど短くなるため、ベンド配線部13、23の配線長の差も非常に短いのが通常である。しかしながら、配線形状の変化が多数存在する場合、問題となる可能性がある。
そこで、実施例3では、差動信号線路における第1配線10の配線長と第2配線20の配線長とを一致させることによって、スキュー(ゆがみ)のない構造となるため、コモンモードノイズの少ない構造となっている。このとき、インピーダンス変換部の配線間隔が、[数9]を満たすことが条件となる。
Figure 2011010209
実施例2(図5参照)で示したように、配線幅Wが一定の条件では「S=S、A=B」となってしまうため、設計は不可能である。[数5]の条件を満たすためには、第1差動信号線路1、および第2差動信号線路2のどちらか一方のインピーダンスが固定されていない必要がある。
実施例1(図1参照)と同様に、インピーダンス変換部となる第3差動信号線路3aが非対称となるため、設計寸法を決定する際は数値解析手法を用いることが望ましい。
実施例3によれば、実施例1と同様な効果を奏するとともに、差動信号線路における第1配線10の配線長と第2配線20の配線長とを一致させることによって、スキューのない構造となるため、コモンモードノイズの少なくすることができる。
本発明の実施例4に係る差動信号線路について図面を用いて説明する。図6は、本発明の実施例4に係る差動信号線路の構造を模式的に示した平面図である。
実施例4では、第1配線10と第2配線20との配線間隔Sを一定とし、配線幅Wのみを変化させたものである。第1差動信号線路1の対称線Lと、第2差動信号線路2の対称線Lとは一致している。その他の構成は、実施例1と同様である。
なお、配線間隔を一定としたことにより、差動インピーダンスZを決定するパラメータは、配線幅Wのみとなるため、W>WのときZd1<Zdt<Zd2となる。
実施例4では、実施例1(図1参照)と同様に、インピーダンス変換部となる第3差動信号線路3dの配線部12、21が非対称となるため、設計寸法を決定する際は数値解析手法を用いることが望ましい。
実施例4によれば、実施例1と同様な効果を奏するとともに、配線間隔Sを一定としたことで配線10、20がより連続的に形成でき、構造不連続による寄生容量の影響が少ないため、高周波領域での特性を良くすることができる。
なお、本発明の差動信号線路構造は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
また、上記実施例では差動マイクロストリップ線路を例に説明したが、本発明が適用可能な信号線路基板はこれに限定されるものではない。例えば、図8に示したような、配線10、20と上下のグランドパタン40(グランド電位の導体)との間の距離hが等しい差動ストリップ線路では、単相マイクロストリップ線路での特性インピーダンスZ、および差動ストリップ線路の差動インピーダンスZの近似式として、[数10]、[数11]が知らており、同様の技術思想で適用が可能である。
Figure 2011010209
Figure 2011010209
また、実施例2と同様に、差動ストリップ線路において、配線幅Wを一定としたときの配線間隔Sの設計条件が求まる。[数8]のA、およびBにおいて、指数部の係数を変更することで[数12]を得る。
Figure 2011010209
また、ブロードサイド型の差動信号線路においても、上下の配線幅Wを変更することによって適用が可能である。ブロードサイド型の差動信号線路では、配線間隔Sが一定となっているため、差動インピーダンスZを決定するパラメータは配線幅Wのみとなる。したがって、実施例4と同様に、上下の配線幅Wの各形状変化部を伝播方向に対して、目的とする実効波長λの1/4の長さだけ離すことによって実施される。
1、101 第1差動信号線路
2、102 第2差動信号線路
3a、3b、3c、3d、103 第3差動信号線路
10、110 第1配線
11、111 第11配線部(第1差動信号線路の第1配線部)
12、112 第12配線部(第2、第3差動信号線路の第1配線部)
13、113 第1ベンド配線部(第1接続配線部)
20、120 第2配線
21、121 第21配線部(第1、第3差動信号線路の第2配線部)
22、122 第22配線部(第2差動信号線路の第2配線部)
23、123 第2ベンド配線部(第2接続配線部)
30 誘電体基板
40 グランドパタン
201 第1単相平面線路
202 第2単相平面線路
203 インピーダンス変換単相線路

Claims (13)

  1. 所定間隔をおいて伝送方向に延在した第1配線部及び第2配線部から構成された第1差動信号線路と、
    所定間隔をおいて前記伝送方向に延在した第1配線部及び第2配線部から構成されるとともに、前記第1差動信号線路の差動インピーダンスと異なる第2差動信号線路と、
    前記第1差動信号線路と前記第2差動信号線路との間に配されるとともに、前記第2差動信号線路の前記第1配線部から同じ配線幅で前記伝送方向に延在した第1配線部、及び前記第1差動信号線路の前記第2配線部から同じ配線幅で前記伝送方向に延在した第2配線部から構成された第3差動信号線路と、
    前記第1差動信号線路の前記第1配線部、及び前記第3差動信号線路の前記第1配線部を接続する第1接続配線部と、
    前記第2差動信号線路の前記第2配線部、及び前記第3差動信号線路の前記第2配線部を接続する第2接続配線部と、
    を備え、
    前記第3差動信号線路の前記伝送方向の長さは、実効波長の1/4であることを特徴とする差動信号線路。
  2. 前記第1差動信号線路における前記第1配線部及び前記第2配線部の各配線幅は一致し、
    前記第2差動信号線路における前記第1配線部及び前記第2配線部の各配線幅は一致し、
    前記第1差動信号線路の前記第1配線部の配線幅は、前記第2差動信号線路における前記第1配線部と一致していないことを特徴とする請求項1記載の差動信号線路。
  3. 前記第1差動信号線路における前記第1配線部及び前記第2配線部の各配線幅は一致し、
    前記第2差動信号線路における前記第1配線部及び前記第2配線部の各配線幅は一致し、
    前記第1差動信号線路の前記第1配線部の配線幅は、前記第2差動信号線路における前記第1配線部と一致していることを特徴とする請求項1記載の差動信号線路。
  4. 前記第1差動信号線路の配線間隔は、前記第2差動信号線路の配線間隔よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の差動信号線路。
  5. 前記第1差動信号線路の配線間隔は、前記第2差動信号線路の配線間隔と一致していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の差動信号線路。
  6. 前記第1差動信号線路における前記第1配線部及び前記第2配線部の対称線は、前記第2差動信号線路における前記第1配線部及び前記第2配線部の対称線と一致していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の差動信号線路。
  7. 前記第1差動信号線路の前記第1配線部、前記第1接続配線部、前記第3差動信号線路の前記第1配線部、及び前記第2差動信号線路の前記第1配線部から構成される第1配線の配線長は、前記第1差動信号線路の前記第2配線部、前記第2接続配線部、前記第3差動信号線路の前記第2配線部、及び前記第2差動信号線路の前記第2配線部から構成される第2配線の配線長と一致していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載の差動信号線路。
  8. 前記第1差動信号線路、前記第2差動信号線路、前記第3差動信号線路、前記第1接続配線部、及び前記第2接続配線部は、同じ配線層に形成されたマイクロストリップ線路であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載の差動信号線路。
  9. 前記マイクロストリップ線路と接する基板の厚をHとし、
    前記第1差動信号線路の配線間隔をSとし、
    前記第2差動信号線路の配線間隔をSとし、
    前記第1差動信号線路の前記第1配線部、及び前記第3差動信号経路の前記第1配線部の前記第2配線部側の各端面の変化量をmとし、
    前記第3差動信号線路の前記第2配線部、及び前記第2差動信号経路の前記第2配線部の前記第1配線部側の各端面の変化量をnとすると、
    下記[式1]を満たすことを特徴とする請求項8記載の差動信号線路。
    [式1]
    Figure 2011010209
  10. 前記第1差動信号線路、前記第2差動信号線路、前記第3差動信号線路、前記第1接続配線部、及び前記第2接続配線部は、同じ配線層に形成されたストリップ線路であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載の差動信号線路。
  11. 前記ストリップ線路と接する基板の厚をHとし、
    前記第1差動信号線路の配線間隔をSとし、
    前記第2差動信号線路の配線間隔をSとし、
    前記第1差動信号線路の前記第1配線部、及び前記第3差動信号経路の前記第1配線部の前記第2配線部側の各端面の変化量をmとし、
    前記第3差動信号線路の前記第2配線部、及び前記第2差動信号経路の前記第2配線部の前記第1配線部側の各端面の変化量をnとすると、
    下記[式2]を満たすことを特徴とする請求項10記載の差動信号線路。
    [式2]
    Figure 2011010209
  12. 誘電体基板と、
    前記誘電体基板の一方の面上の同じ配線層に形成された請求項1乃至9のいずれか一に記載の差動信号線路と、
    前記誘電体基板の他方の面上に形成されたグランドパタンと、
    を備えることを特徴とする配線基板。
  13. 誘電体基板と、
    前記誘電体基板の中の同じ配線層に形成された請求項1乃至7、10、11のいずれか一に記載の差動信号線路と、
    前記誘電体基板の両面上に形成されたグランドパタンと、
    を備えることを特徴とする配線基板。
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