JP2011007125A - 遠心圧縮機及びターボチャージャ - Google Patents

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Abstract

【課題】気体の流動の損失を低減させ、効率をさらに向上させることのできる遠心圧縮機及びターボチャージャを提供する。
【解決手段】本発明の遠心圧縮機4は、回転翼42を収容し開口部41aを備えるハウジング41と、開口部41aを覆う蓋部33と、回転翼42を囲んで略環状に形成された環状流路46、47とを有する遠心圧縮機であって、ハウジング41と蓋部33との接続部Kに設けられ、環状流路46、47の一部を形成する環状部材43を有するという構成を採用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、遠心圧縮機及びターボチャージャに関するものである。
従来から、回転翼の回転により空気や冷媒ガス等の気体を圧縮する遠心圧縮機が、内燃機関の性能を向上させるターボチャージャや冷蔵・冷凍装置等に用いられている。
遠心圧縮機に導入された気体は、回転翼の回転により、回転翼を囲んで設けられる環状流路に送り出され、環状流路内を流動すると共に圧縮される。
環状流路を備え遠心圧縮機の外殻を構成する部材であるハウジングは、一般的に鋳造法を用いて成形されている。また、ハウジングを均一な品質で大量に成形するために、繰り返し使用可能な金型を用いた金型鋳造法、特にダイキャスト法が多く用いられている。
金型鋳造法においては、成形される部材に金型からの離型を妨げる部分、いわゆるアンダーカットを設けることはできない。そのため、閉じられた空間である環状流路を1つの部材から形成することはできず、開口部を有するハウジングと、開口部を覆う蓋部とを組み合わせることで、環状流路を形成している(例えば、特許文献1参照)。
特開昭62−41998号公報
しかしながら、上述した従来技術には、以下のような課題が存在する。
上述した遠心圧縮機では、ハウジングと蓋部とが接続して環状流路を形成しているため、これらの部材の接続部を気体の流動に適した形状とすることが難しく、その接続部で損失が生じて遠心圧縮機の効率を低下させるという課題があった。
また、特許文献1に開示されている遠心圧縮機では、蓋部の周縁部からハウジング側に突出する突出部を設けることで、接続部での損失が生じにくい形状としているものの、その損失を大きく低減させることはできなかった。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、気体の流動の損失を低減させ、効率をさらに向上させることのできる遠心圧縮機及びターボチャージャを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明の遠心圧縮機は、回転翼を収容し開口部を備えるハウジングと、開口部を覆う蓋部と、回転翼を囲んで略環状に形成された環状流路とを有する遠心圧縮機であって、ハウジングと蓋部との接続部に設けられ、環状流路の一部を形成する環状部材を有するという構成を採用する。
このような構成を採用する本発明では、ハウジングと蓋部との接続部に環状部材が設けられることで、上記接続部が気体の流動に適した形状となり、流動の損失が低減する。
また、本発明の遠心圧縮機は、環状流路を形成する環状部材の流路形成面における、回転翼の中心軸を含む所定の面での断面形状が、略円弧状に形成されているという構成を採用する。
このような構成を採用する本発明では、環状流路内を流動する気体が、環状部材の流路形成面に沿って円滑に流動するため、流動の損失が生じにくい。
また、本発明の遠心圧縮機は、環状流路を形成する環状部材の流路形成面における、蓋部と隣接する隣接面が、環状流路を形成する蓋部の第2流路形成面と略面一に形成され、流路形成面における、ハウジングと隣接する第2隣接面が、環状流路を形成するハウジングの第3流路形成面と略面一に形成されているという構成を採用する。
このような構成を採用する本発明では、環状流路内を流動する気体が、第2流路形成面から隣接面に沿って進むとき、及び第2隣接面から第3流路形成面に沿って進むときに円滑に流動できるため、流動の損失が生じにくい。
また、本発明の遠心圧縮機は、環状部材の周方向での環状部材と蓋部との位置決めを行う位置決め部と、上記周方向での環状部材とハウジングとの位置決めを行う第2位置決め部とを有するという構成を採用する。
このような構成を採用する本発明では、蓋部とハウジングとが環状部材を介することで周方向に関して適切な位置関係に保持される。
また、本発明の遠心圧縮機は、環状流路を形成する環状部材の流路形成面が、回転翼の中心軸周りに形成されているという構成を採用する。
このような構成を採用する本発明では、環状部材の形状が回転翼の中心軸周りで軸対称となることから、環状部材の成形が容易であり、その製造の手間及びコストが抑制される。
また、本発明の遠心圧縮機は、環状部材が、環状流路の流路形状に応じた形状で形成されているという構成を採用する。
このような構成を採用する本発明では、環状流路と同様に、環状部材が周方向に関して漸次変化する形状で形成されているため、環状流路がさらに気体の流動に適した形状となり、遠心圧縮機の効率が向上する。
また、本発明の遠心圧縮機は、回転翼に対向しつつハウジングに設けられ、略環状に形成された第2環状部材を有し、環状部材の内径は、第2環状部材の外径よりも大きく形成されているという構成を採用する。
このような構成を採用する本発明では、環状部材及び第2環状部材を共にハウジングに接続した後に、環状部材及び第2環状部材の蓋部側の表面をまとめて加工することができるため、加工の手間及びコストが抑制される。
また、本発明のターボチャージャは、請求項1から7のいずれか一項に記載の遠心圧縮機を有するという構成を採用する。
このような構成を採用する本発明では、ハウジングと蓋部との接続部に環状部材が設けられることで、上記接続部が気体の流動に適した形状となり、流動の損失が低減する。
本発明によれば、以下の効果を得ることができる。
ハウジングと蓋部との接続部に環状部材を設けることで、接続部を気体の流動に適した形状とすることができ、気体の流動の損失を低減させることができる。したがって、本発明によれば、遠心圧縮機の効率をさらに向上させることができるという効果がある。
ターボチャージャ1の全体構成図である。 図1における環状部材43及び第2環状部材44の拡大図である。 環状部材43の概略図である。 図1におけるコンプレッサ部4の拡大図である。
以下、本発明の遠心圧縮機に係る実施の形態を、図1から図4を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。また、各図面における矢印Fは、前方向を示している。
本実施形態では、遠心圧縮機を備えるターボチャージャの例を示す。
図1は、本実施形態に係るターボチャージャ1の全体構成図である。
ターボチャージャ1は、車両等に設けられ、内燃機関から排出される排気ガスのエネルギーを用いて空気を圧縮し、圧縮された空気を内燃機関に過給することで内燃機関の性能を向上させるものである。ターボチャージャ1は、タービン部2と、軸受部3と、コンプレッサ部(遠心圧縮機)4とを有しており、タービン部2、軸受部3及びコンプレッサ部4は、前方より順次配置され一体的に設けられている。
タービン部2は、内燃機関の排気ガスのエネルギーを、後述するタービンインペラ22の回転駆動力に変換するものであって、タービンハウジング21と、タービンインペラ22とを有している。
タービンハウジング21は、タービン部2の外殻を構成する部材であって、その内部にはタービンインペラ22が設けられている。
タービンインペラ22は、タービンハウジング21の内部に前後方向で延びる所定の軸周りで回転自在に設けられ、排気ガスの流動によって回転する回転翼である。タービンインペラ22は、略円錐形に形成されたタービンホイールの外周面に、複数の翼が周方向に並んで配設された構成となっており、後述する回転軸32と一体的に接続されている。
また、タービンハウジング21は、タービンスクロール流路23と、タービン出口24とを有している。
タービンスクロール流路23は、タービンインペラ22を囲んで略環状に形成された流路であって、内燃機関の排気口と連通する不図示のガス導入口と接続され、その径方向内側の部分でタービンインペラ22の設置箇所と連通している。
タービン出口24は、前方に向けて開口する排気ガスの吐出口であって、タービンインペラ22の設置箇所と連通している。また、タービン出口24は、不図示の排気ガス浄化装置と接続している。
軸受部3は、タービンインペラ22や後述するコンプレッサインペラ42を回転自在に軸支するものであって、軸受ハウジング31と、回転軸32とを有している。
軸受ハウジング31の後側には、略円板状に形成された蓋部33が設置されている。蓋部33には、後述する環状部材43との間の密着性を高めるためのシール部材34が設けられている。
回転軸32は、前後方向で延びる軸部材であって、軸受35を介して軸受ハウジング31に回転自在に軸支されている。また、回転軸32の前端部にはタービンインペラ22が一体的に接続され、後端部には後述するコンプレッサインペラ42が一体的に接続されており、タービンインペラ22及びコンプレッサインペラ42は、回転軸32及び軸受35を介して軸受ハウジング31に回転自在に軸支されている。
コンプレッサ部(遠心圧縮機)4は、タービンインペラ22の回転駆動力を用いて、外部から導入された空気を圧縮するものであって、コンプレッサハウジング(ハウジング)41と、コンプレッサインペラ(回転翼)42と、環状部材43と、第2環状部材44とを有している。
コンプレッサハウジング(ハウジング)41は、コンプレッサ部4の外殻を構成する部材であって、その内部にはコンプレッサインペラ42が設けられている。また、コンプレッサハウジング41は、前側に開口する開口部41aを有している。開口部41aには蓋部33が開口部41aを覆うように嵌合し、ボルト41bを用いて蓋部33とコンプレッサハウジング41とが一体的に接続されている。
コンプレッサインペラ(回転翼)42は、タービンインペラ22と同様の構成となっており、回転軸32の後端部に一体的に接続されている。すなわち、コンプレッサインペラ42は、コンプレッサハウジング41の内部に、回転軸32の軸周りで回転自在に設けられている。
また、コンプレッサハウジング41は、コンプレッサ入口45と、ディフューザ流路(環状流路)46と、コンプレッサスクロール流路(環状流路)47とを有している。
コンプレッサ入口45は、後側に向けて開口する空気の導入口であって、不図示のエアクリーナと接続されている。また、コンプレッサ入口45は、コンプレッサインペラ42の設置箇所と連通している。
ディフューザ流路(環状流路)46は、コンプレッサインペラ42を囲んで略環状に形成された流路であって、蓋部33と第2環状部材44との間に設けられている。また、ディフューザ流路46は、その径方向内側の部分でコンプレッサインペラ42の設置箇所と連通している。
コンプレッサスクロール流路(環状流路)47は、コンプレッサインペラ42を囲んで略環状に形成された流路であって、その前端部でディフューザ流路46と連通している。また、コンプレッサスクロール流路47は、周方向に関して漸次変化する形状となっており、不図示の空気吐出口と接続され、この空気吐出口は内燃機関の吸気口と接続されている。
環状部材43は、コンプレッサインペラ42を囲んで略環状に形成された部材であって、蓋部33とコンプレッサハウジング41との接続部Kにおける、コンプレッサハウジング41の内部側に設けられている。なお、環状部材43の詳細は後述する。
第2環状部材44は、コンプレッサインペラ42を囲んで略環状に形成された部材であって、コンプレッサインペラ42に対向しつつコンプレッサハウジング41に設けられている。なお、第2環状部材44の詳細は後述する。
次に、環状部材43及び第2環状部材44の詳細を、図2から図4を参照して説明する。
図2は、図1における環状部材43及び第2環状部材44の拡大図である。
図3は、環状部材43の概略図であって、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
図4は、図1におけるコンプレッサ部4の拡大図である。
図2に示すように、環状部材43は、蓋部33とコンプレッサハウジング41との接続部Kにおける、コンプレッサハウジング41の内部側に設けられている。すなわち、環状部材43は、ディフューザ流路46及びコンプレッサスクロール流路47に臨んで設けられ、ディフューザ流路46及びコンプレッサスクロール流路47の一部を形成する流路形成面43aを有している。なお、環状部材43が接続部Kに設けられていることから、接続部Kを空気の流動に適した形状とすることが可能となる。
また、流路形成面43aにおける、コンプレッサインペラ42の中心軸Cを含む所定の面での断面形状は、略円弧状に形成されている。
さらに、流路形成面43aは、中心軸C周りに形成されている。そのため、環状部材43の形状が中心軸C周りで軸対称となることから、環状部材43の成形が容易であり、その製造の手間及びコストを抑制することができる。
加えて、流路形成面43aにおける、蓋部33と隣接する隣接面43bは、ディフューザ流路46を形成する蓋部33の第2流路形成面33aと略面一に形成され、同じく流路形成面43aにおける、コンプレッサハウジング41と隣接する第2隣接面43cは、コンプレッサスクロール流路47を形成するコンプレッサハウジング41の第3流路形成面41bと略面一に形成されている。
図3に示すように、環状部材43の前側に臨む面である端面43dには、前側に向けて突出する凸部(位置決め部)43eが設けられている。また、蓋部33には、凸部43eが挿入される凹部(位置決め部)33bが設けられている(図1参照)。なお、端面43dは、蓋部33及びシール部材34との密着性を高めるために、環状部材43がコンプレッサハウジング41に接続された後に、略平面となるように加工されている。
環状部材43の後側の縁部には、第2凹部(第2位置決め部)43fが設けられている。また、コンプレッサハウジング41の開口部41aには、第2凹部43fに挿入される不図示の第2凸部(第2位置決め部)が設けられている。
図2に示すように、第2環状部材44は、ディフューザ流路46に臨み且つコンプレッサインペラ42に対向しつつ、コンプレッサハウジング41に設けられている。すなわち、第2環状部材44は、ディフューザ流路46を形成し、コンプレッサインペラ42に対向する第4流路形成面44aを有している。
第4流路形成面44aは、空気が圧縮されながら流動するディフューザ流路46を形成し、コンプレッサインペラ42の翼と極僅かな隙間を残して設けられることから、その表面は高い精度で滑らかな面に加工されている。そのため、第4流路形成面44aは、第2環状部材44がコンプレッサハウジング41に一体的に接続された後に加工される。
上述の通り、環状部材43の前側に臨む端面43eも、第4流路形成面44aと同様に、環状部材43がコンプレッサハウジング41に一体的に接続された後に加工される。
ここで、図4に示すように、環状部材43の内径D1と、第2環状部材44の外径D2とを比較すると、内径D1は外径D2よりも大きく形成されている。そのため、環状部材43及び第2環状部材44を共にコンプレッサハウジング41に接続したとしても、それらの要加工面はいずれも前方に対して露出している。よって、環状部材43及び第2環状部材44を共にコンプレッサハウジング41に接続した後に、それらの要加工面をまとめて加工して端面43e及び第4流路形成面44aを形成することができるため、加工に関する手間及びコストを抑制することができる。
なお、環状部材43及び第2環状部材44の、コンプレッサハウジング41との接続の方法は、圧入法又は温嵌め法(外側の部材を加熱し熱膨張させた状態で、加熱していない内側の部材を挿入し、外側の部材を冷却し収縮させることで、両部材を一体的に接続する方法)等が用いられる。
続いて、本実施形態に係るターボチャージャ1の動作を説明する。
まず、内燃機関から排出される排気ガスの流動によって、タービンインペラ22が回転する。
内燃機関の作動と共に排出された排気ガスが、不図示のガス導入口を介してタービン部2のタービンスクロール流路23に導入される。タービンスクロール流路23に導入された排気ガスは、タービンスクロール流路23内でタービンインペラ22周りを旋回して流動し、タービンインペラ22へ旋回しつつ導入される。排気ガスの導入によってタービンインペラ22の複数の翼が付勢され、タービンインペラ22は回転する。その後、排気ガスはタービン出口24から排出され、不図示の排気ガス浄化装置によって浄化される。
次に、タービンインペラ22の回転駆動力を用いて、コンプレッサ部4が空気を圧縮する。
タービンインペラ22が回転することで、回転軸32を介して接続されたコンプレッサインペラ42が回転する。コンプレッサインペラ42が回転することで、コンプレッサ入口45を介して外部から導入された空気が吸引され、その後空気はコンプレッサインペラ42の径方向外側に設けられたディフューザ流路46に送り出される。空気はディフューザ流路46内を流動すると共に圧縮され、環状部材43の流路形成面43aに沿って流動することで、その流動の方向が後側に変更され、コンプレッサスクロール流路47へ導入される。
ここで、流路形成面43aの断面形状は、上述の通り略円弧状に形成されているため、空気は流路形成面43aに沿って円滑に流動し、大きな損失を生じることなく空気の流動の方向が後側に変更される。
また、上述の通り、流路形成面43aの隣接面43bと蓋部33の第2流路形成面33aとが互いに略面一に形成され、流路形成面43aの第2隣接面43cとコンプレッサハウジング41の第3流路形成面41bとが互いに略面一に形成されている。そのため、空気が第2流路形成面33aから隣接面43bに沿って進むとき、及び第2隣接面43cから第3流路形成面41bに沿って進むときに円滑に流動できるため、流動の損失が生じにくい。
よって、空気が蓋部33とコンプレッサハウジング41との接続部K近傍を流動するにあたり、発生する流動の損失を低減させることができる。
圧縮された空気は、コンプレッサスクロール流路47へ導入された後、不図示の空気吐出口を介して内燃機関に導入される。内燃機関に圧縮された空気が過給されることで、内燃機関の性能を向上させることができる。
以上で、ターボチャージャ1の動作が終了する。
したがって、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態によれば、蓋部33とコンプレッサハウジング41との接続部Kに環状部材43を設けることで、接続部Kを空気の流動に適した形状とすることができ、空気の流動の損失を低減させることができる。したがって、本実施形態によれば、コンプレッサ部4及びターボチャージャ1の効率をさらに向上させることができるという効果がある。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、遠心圧縮機であるコンプレッサ部4はターボチャージャ1に設けられているが、これに限定されるものではなく、コンプレッサ部4を冷蔵・冷凍装置に設け、冷媒ガス等を圧縮するものとして用いてもよい。
また、上記実施形態では、環状部材43の形状は中心軸C周りで軸対象となっているが、これに限定されるものではなく、環状部材43が、コンプレッサスクロール流路47の流路形状に応じた形状で形成されていてもよい。
この場合、コンプレッサスクロール流路47と同様に、環状部材43が周方向に関して漸次変化する形状となっているため、コンプレッサスクロール流路47の流路形状がさらに気体の流動に適した形状となり、コンプレッサ部4の効率を向上させることができる。
また、上記実施形態では、蓋部33は軸受ハウジング31と一体的に形成されていたが、これに限定されるものではなく、軸受ハウジング31と独立した個別の部材であってもよい。
1…ターボチャージャ、33…蓋部、33a…第2流路形成面、33b…凹部(位置決め部)、4…コンプレッサ部(遠心圧縮機)、41…コンプレッサハウジング、41a…開口部、41b…第3流路形成面、42…コンプレッサインペラ(回転翼)、43…環状部材、43a…流路形成面、43b…隣接面、43c…第2隣接面、43e…凸部(位置決め部)、43f…第2凹部(第2位置決め部)、44…第2環状部材、46…ディフューザ流路(環状流路)、47…コンプレッサスクロール流路(環状流路)、C…中心軸、K…接続部

Claims (8)

  1. 回転翼を収容し開口部を備えるハウジングと、前記開口部を覆う蓋部と、前記回転翼を囲んで略環状に形成された環状流路とを有する遠心圧縮機であって、
    前記ハウジングと前記蓋部との接続部に設けられ、前記環状流路の一部を形成する環状部材を有することを特徴とする遠心圧縮機。
  2. 請求項1に記載の遠心圧縮機において、
    前記環状流路を形成する前記環状部材の流路形成面における、前記回転翼の中心軸を含む所定の面での断面形状が、略円弧状に形成されていることを特徴とする遠心圧縮機。
  3. 請求項1又は2に記載の遠心圧縮機において、
    前記環状流路を形成する前記環状部材の流路形成面における、前記蓋部と隣接する隣接面が、前記環状流路を形成する前記蓋部の第2流路形成面と略面一に形成され、
    前記流路形成面における、前記ハウジングと隣接する第2隣接面が、前記環状流路を形成する前記ハウジングの第3流路形成面と略面一に形成されていることを特徴とする遠心圧縮機。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の遠心圧縮機において、
    前記環状部材の周方向での、前記環状部材と前記蓋部との位置決めを行う位置決め部と、
    前記周方向での、前記環状部材と前記ハウジングとの位置決めを行う第2位置決め部とを有することを特徴とする遠心圧縮機。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の遠心圧縮機において、
    前記環状流路を形成する前記環状部材の流路形成面は、前記回転翼の中心軸周りに形成されていることを特徴とする遠心圧縮機。
  6. 請求項1から4のいずれか一項に記載の遠心圧縮機において、
    前記環状部材は、前記環状流路の流路形状に応じた形状で形成されていることを特徴とする遠心圧縮機。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の遠心圧縮機において、
    前記回転翼に対向しつつ前記ハウジングに設けられ、略環状に形成された第2環状部材を有し、
    前記環状部材の内径は、前記第2環状部材の外径よりも大きく形成されていることを特徴とする遠心圧縮機。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の遠心圧縮機を有することを特徴とするターボチャージャ。
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