JP2011006854A - 目隠しルーバー - Google Patents

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Abstract

【課題】通風性、採光性および目隠し性に優れた目隠しルーバーを提供することである。
【解決手段】方形状の枠体1の対向一対の縦框2間にパンチングメタルからなる複数の外パネル20を上下方向に等間隔に設け、隣接する外パネル20の対向部間に光拡散性樹脂板からなる化粧パネル30を設ける。複数の外パネル20のそれぞれ背部に間隔をおいて光拡散性樹脂板からなる内パネル40を設け、外パネル20の孔21から入射する光を内パネル40により拡散させ、一方、化粧パネル30への入射光もその化粧パネル30で拡散させて、屋内側に光を採り込み、また、外パネル20の孔21および外パネル20と化粧パネル30の対向部間に形成された隙間から入り込む風を化粧パネル30と内パネル40の対向部間に形成された隙間から屋内側に採り込むようにする。
【選択図】図2

Description

この発明は、窓の目隠し用として、あるいは、中・高層住宅の境界塀やベランダのフェンスとして用いることができる目隠しルーバーに関する。
防犯を目的として、窓の屋外側に面格子を設けることは一般に行なわれている。この面格子においては、採光および通風性に優れているものの、屋内外方向への透視性が高いため、昼夜を問わずプライバシーを侵害されるおそれが極めて高い。
これに対し、特許文献1に記載されているように、左右方向に長く延び、屋外方向に下り勾配をもって傾斜する複数のパネルを上下方向に間隔をおいて設けたルーバーにおいては、透視性が低いため、プライバシーを侵害されるおそれが低い。
実開平5−17040号公報
ところで、上記ルーバーには、特許文献1に記載のように、パネルが固定された固定式ルーバーと、パネルが回動自在に支持された開閉式ルーバーとが存在するが、固定式ルーバーにおいては、遮光性が高いため、屋外の光を屋内に充分に採り入れることができないという不都合がある。
一方、開閉式ルーバーにおいては、屋内からの操作によりパネルを開閉させる必要があり、手数がかかるという不都合がある。
この発明の課題は、通風性、採光性および目隠し性に優れた目隠しルーバーを提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、方形状の枠体と、その枠体の対向一対の縦框間に渡されて上下方向に間隔をおいて設けられたパンチングメタルからなる複数の外パネルと、隣接する外パネルの対向部間に配置された化粧パネルと、前記外パネルとほぼ同じ大きさとされて複数の外パネルのそれぞれ背部に間隔をおいて配置された内パネルとからなり、前記化粧パネルの上部および下部のそれぞれに前記外パネルと内パネル間に間隔をおいて配置されるフランジを設け、その化粧パネルおよび前記内パネルが、光拡散性を有する樹脂板からなる構成を採用したのである。
ここで、光拡散性を有する樹脂板とは、樹脂成形されたパネルの表面に、シボ加工やローレット加工、研摩加工等の光拡散処理を施した半透明の樹脂板、あるいは、光拡散材が混合された樹脂の押出し成形等による成形品をいう。
上記の構成からなる目隠しルーバーは、建屋における窓の目隠しとして使用する場合は、その窓の屋外側に取付ける。その場合、内パネルが窓と対向する取付けとする。そのような取付けによって、昼間においては、外パネルの孔から差し込む光は、光拡散性の樹脂板からなる内パネルにより拡散される。
このとき、外パネルと内パネルとの間には間隔が設けられているため、外パネルに形成された孔を通過した光は拡散する状態で内パネルに入射し、その内パネルにより拡散される。このため、屋内から内パネルを見た際、上記孔の輪郭は殆ど映し出されず、内パネルは全体にわたって均一に明るくなる。
一方、光拡散性を有する樹脂板からなる化粧パネルへの入射光も、その化粧パネルにより拡散され、上記光の拡散により、化粧パネルも全体にわたって均一に明るくなる。このため、内パネルと化粧パネルによって陰影のない採光部が形成されることになり、屋内側に防眩性を有する柔らかい多くの光が採り入れられることになる。
ここで、目隠しルーバーに向けて風が吹くと、その風は外パネルの孔および外パネルと化粧パネルとの間に形成された隙間を通過して、内パネルの表面に沿って上下方向に流れ、化粧パネルと内パネルとの間に形成された隙間から屋内側に流れ込む。
ここで、内パネルの上下両側縁間の幅方向中央部が上下両側縁より外側に位置するようその内パネルを湾曲させておくと、その湾曲状表面に沿って風は上下方向にスムーズに流れることになり、多くの風を屋内側に採り込むことができる。また、化粧パネルの背面側の上下部に、内パネルの表面に沿って上下方向に流れる風を屋内側に誘導する通風ガイド片を設けておくと、上記と同様に、多くの風を屋内側に採り込むことができる。
さらに、内パネルに複数のスリット群または多数の小孔群からなる透孔部を設けておくと、その透孔部から屋外の景色を見ることができ、また、風の採り込みをさらに高めることができる。
この発明に係る目隠しルーバーにおいて、枠体の内側に、上下方向に長く延びて上下端部が枠体の上框および下框に連結される複数のストリンガを、そのストリンガに設けられたパネル支持板の外周側面を前側として設け、そのストリンガのパネル支持板のそれぞれ前側に、前記外パネルを支持する複数の係合突片を上下方向に等間隔に設けて、隣接する係合突片間に前記化粧パネルが収容可能な大きさの切欠部を形成し、前記係合突片の上下部に、係合突片の前面と滑らかに連続して、外パネルの上下両側縁に形成された対向一対のフランジの先端の内向き折曲げ片が係合可能な凸円弧状の案内面を設け、前記切欠部の上下部には、前記化粧パネルの上部および下部のフランジが係合可能な係合溝を形成し、前記パネル支持板には、前記係合突片の背部に前記内パネルが挿入されるスロットを形成しておくと、枠体の外部において、外パネル、内パネルおよび化粧パネルのパネル組立体を形成することができる。
そのパネル組立体の形成に際しては、化粧パネルの左右両端部を一対のストリンガのそれぞれに形成された切欠部に嵌合し、かつ、上下のフランジの左右両端部を係合溝に嵌合する。また、内パネルの左右両端部を一対のストリンガのそれぞれに形成されたスロット内に嵌合する。
化粧パネルおよび内パネルの組付け後、左右一対のストリンガを化粧パネルおよび内パネルの長さ方向にスライドさせて、対向間隔を調整し、その調整後において、左右方向に並ぶ係合突片の上下の案内面に外パネルの上下両側縁に形成された対向一対のフランジの先端の内向き折曲げ片を当接して押し込むようにする。その押し込みにより、外パネルの一対のフランジが外方に弾性変形し、そのフランジ間に係合突片が収容される状態まで外パネルを押し込むと、フランジに形成された内向きの折曲げ片が案内面の背部に係合して外パネルを取付けることができ、枠体の外部において、外パネル、内パネルおよび化粧パネルのパネル組立体を簡単に形成することができる。
その結果、そのパネル組立体を枠体内に収容し、ストリンガの上下端部を上框および下框に連結することによって、目隠しルーバーを組立てることができ、目隠しルーバーの組立ての容易化を図ることができる。
上記のように、この発明においては、パンチングメタルからなる複数の外パネルのそれぞれ背部に光拡散性を有する樹脂板製の内パネルを設け、隣接する外パネル間に光拡散性を有する樹脂板製の化粧パネルを設けたので、窓への取付けにおいて、その窓を完全に遮蔽することができる。そして、その窓を遮蔽する目隠し状態において、昼間では、外パネルの孔から差し込む光が、そのパネルの背部に間隔をおいて設けられた内パネルにより拡散され、また、外パネル間に設けられた化粧パネルへの入射光もその化粧パネルにより拡散されて、内パネルおよび化粧パネルのそれぞれが陰影のない状態で全体に均一に明るくなり、屋内側に防眩性に優れる柔らかい光を充分に採り込むことができる。
また、外パネルの孔および外パネルと化粧パネル間に形成された隙間から侵入する風は、内パネルの表面に沿って上下方向に流れて、その内パネルと化粧パネル間に形成された隙間から屋内側に流れ込むため、風も充分に採り込むことができる。
さらに、内パネルは半透明であるため、夜間において、屋内の照明灯の光により内パネルに人物のシルエットが映し出されても、そのシルエットはぼんやりとしたものとなり、しかも、内パネルと外パネルとの間には間隔があるため、外パネルの孔を通して見えるシルエットはさらにぼんやりとしたものとなってプライバシーを侵害されるおそれは殆どない。
この発明に係る目隠しルーバーの実施の形態を示す一部切欠正面図 図1のII−II線に沿った断面図 図1のIII−III線に沿った断面図 外パネル、内パネル、化粧パネルおよびストリンガのそれぞれ一部分を示す分解斜視図 図1に示す目隠しルーバーの一つのコーナ部を拡大して示す一部切欠正面図 図5の一部切欠側面図 図5に示す上框、縦框およびその框を接続する接続具の分解斜視図
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、方形状の枠体1は、対向一対の縦框2、2と、その一対の縦框2の上端部間にわたされた上框3および一対の縦框2の下端部間にわたされた下框4とからなる。
図7に示すように、縦框2は、ウェブ2aの前後両側に対向一対のフランジ2bを形成した断面がコの字とされ、上記一対のフランジ2bの内面には上記ウェブ2aに平行して平板状のリブ2cが形成され、そのリブ2cとウェブ2a間に挿入孔2dが設けられている。
一方、上框3は、ウェブ3aの前後両側に対向一対のフランジ3bを形成した断面がコの字形とされ、上記ウェブ3aの下側内面にはねじ孔3cが形成されたリブ3dが設けられている。ウェブ3aの前後方向の幅寸法は縦框2の前後方向の幅寸法より大きくなっている。
図5および図6に示すように、上框3は、その下面両端部が縦框2の上端面に重なり、一方のフランジ3bが縦框2の一方のフランジ2bと同一面を形成する組み合わせとされ、接続具5を介して結合される。ここで、接続具5は、図7に示すように、上框3の両端開口を閉塞する閉塞板部5aに挿入片部5bを設けた構成とされ、上記挿入片部5bは縦框2の挿入孔2dに差し込まれ、上框3の両端に衝合されてその端部開口を閉塞する閉塞板部5aをリブ3dのねじ孔3cにねじ込まれるビス6を締め付けることによって縦框2と上框3は連結される。
なお、下框4は、図ではその詳細を省略したが、上框3と同一の断面形状とされ、その上框3と上下対象の配置となるようにして一対の縦框2の下端面間に渡され、図7に示す接続具5を介して縦框2に結合される。
図1乃至図3に示すように、枠体1の内側には上下方向に長く延びる左右一対のストリンガ10が組込まれている。図4に示すように、ストリンガ10は、断面がコの字とされて対向する一対のパネル支持板10aを有する。このストリンガ10は、パネル支持板10aの外周側面が前側に位置し、上下の両端部が上框3の一対のフランジ3b間および下框4のフランジ4b間に位置する組込みとされ、上框3および下框4の後側のフランジ3b、4bと衝合する重なり部がねじの締め付けにより固定されている。
図2および図4に示すように、ストリンガ10の対向する一対のパネル支持板10aには、取付け状態における前面に複数の係合突片11が上下方向に等間隔に形成され、隣接する係合突片11間に切欠部12が設けられている。
係合突片11の上下面における前側には、前面と滑らかに連続する凸円弧状の案内面13が形成されている。一方、係合突片11間に形成された切欠部12の上下面の後部には係合溝14が設けられている。また、切欠部12の閉塞端面には嵌合凹部16が形成され、その嵌合凹部16の上下端に円弧状面17が設けられている。
また、パネル支持板10aには、係合突片11の背部に、上下方向に長く延びるスロット15が形成され、そのスロット15の上下両端間の長さは係合突片11の上下方向の長さとほぼ等しくされて、上下両端部が係合溝14の後方に位置している。また、スロット15は上下方向に湾曲して上下端の中央部が上下両端より前側に位置している。
一対のストリンガ10の左右で対向する係合突片11間には外パネル20が渡されている。外パネル20は、パンチングメタルから形成されて、千鳥状に配置された多数の孔21を前面に有し、その上下の側縁には後方に向く一対のフランジ22が形成され、各フランジ22の後端に内向きの折曲げ片23が設けられている。この外パネル20は一対の縦框2のリブ2cの対向内面間にわたる長さとされている。
上記外パネル20は、ストリンガ10が枠体1内に取付けられる前段において、一対のストリンガ10に組付けられる。その組付けに際しては、一対のストリンガ10が平行に配置される状態において、左右で対向する係合突片11の上下の案内面13に内向きの折曲げ片23の先端を当接して押し込むようにする。その押込みにより、内向きの折曲げ片23の先端が案内面13に案内されて、一対のフランジ22が外方に弾性変形し、その一対のフランジ22間に係合突片11が納まるまで外パネル20を押し込むことにより、一対のフランジ22が形状復元して、内向き折曲げ片23が案内面13の後部に係合する。その係合によって外パネル20は取付け状態とされる。
ストリンガ10の切欠部12内には、化粧パネル30が組込まれ、また、スロット15には内パネル40が挿入されている。
化粧パネル30は、断面がコの字形のパネル本体31の両端部に外向きのフランジ32を設け、その各フランジ32の内端に断面円弧状の通風ガイド片33を設けた構成とされ、光拡散性を有する樹脂板からなっている。
ここで、光拡散性を有する樹脂板とは、樹脂成形されたパネルの表面に、シボ加工やローレット加工、研摩加工、艶消し等の光拡散処理を施した半透明の樹脂板、あるいは、光拡散材が混合された樹脂の押出し成形等による成形品をいう。
化粧パネル30は、外パネル20と同一の長さとされている。この化粧パネル30は、外パネル20がストリンガ10に組み付けられる前段に、そのストリンガ10に組み付けられる。
その化粧パネル30の組付けに際しては、化粧パネル30の左右両端部を一対のストリンガ10のそれぞれに形成された切欠部12に嵌合し、かつ、上下のフランジ32の左右両端部を係合溝14に嵌合し、さらに、嵌合凹部16に通風ガイド片33を嵌合し、その通風ガイド片33を嵌合凹部16の上下の円弧状面17に接触させるようにする。
内パネル40は、外パネル20と同一の長さとされている。また、内パネル40は、両側縁間の幅方向中央部が外方に位置する湾曲状とされて、スロット15に沿う形状とされ、前述の化粧パネル30と同様に、光拡散性を有する樹脂板からなっている。
なお、内パネル40は、平板とし、スロット15に対する挿入により、そのスロット15の形状に沿うよう弾性変形させるようにしてもよい。
実施の形態で示す目隠しルーバーは上記の構造からなり、その目隠しルーバーの組立てに際しては、一対のストリンガ10、外パネル20、化粧パネル30および内パネル40のパネル組立体を予め形成する。
そのパネル組立体の形成に際しては、先ず、化粧パネル30の両端部を一対のストリンガ10の切欠部12に嵌合して、通風ガイド片33を嵌合凹部16の円弧状面17に接触させ、また、内パネル40の両端部をストリンガ10のスロット15に嵌合する。
化粧パネル30および内パネル40の組付け後、一対のストリンガ10の間隔を調整し、その調整後、一対のストリンガ10の左右で対向する係合突片11の上下の案内面13に外パネル20の内向きの折曲げ片23の先端を当接して、外パネル20を押し込むようにする。
外パネル20の押し込みにより、内向きの折曲げ片23の先端が案内面13に案内されて、一対のフランジ22が外方に弾性変形し、一対のフランジ22間に係合突片11が納まるまで外パネル20を押し込むことにより、一対のフランジ22が形状復元して、上記内向き折曲げ片23が案内面13の後部に係合し、その係合により、外パネル20は組付け状態とされて、複数の外パネル20が上下方向に等間隔に並び、隣接する外パネル20の対向部間に化粧パネル30が配置され、複数の外パネル20の背部に間隔をおいて内パネル40が配置され、その内パネル40と外パネル20の上下の対向部間に化粧パネル30のフランジ32が配置されたパネル組立体が形成される。
上記のように、パネル組立体は、ストリンガ10の切欠部12に対する化粧パネル30の端部の嵌合と、スロット15に対する内パネル40の端部の嵌合および係合突片11に対する外パネル20の押し込みによって組立てることができるため、パネル組立体を極めて簡単に組立てることができる。
上記のようなパネル組立体の形成後、一対の縦框2の下端部に接続具5を介して下框4の両端部を連結して3方枠を形成し、その3方枠の上部開口から内部に上記パネル組立体を落とし込み、3方枠の内部にパネル組立体が収容される状態で上框3の両端を縦框2の上端部に連結し、ストリンガ10の上下両端部と上框3のフランジ3bの重なり部および下框4のフランジ4bの重なり部のそれぞれをビスのねじ込みにより固定することにより、目隠しルーバーが組立てられる。
なお、パネル組立体の形成後、そのパネル組立体の上下に上框3および下框4を沿わせて、一対の縦框2を取り付けるようにしてもよい。
上記の構成からなる目隠しルーバーは、窓の目隠し用として、あるいは、中・高層住宅の境界塀やベランダのフェンスとして用いる。
建屋における窓の目隠し用として用いる場合は、その窓の屋外側に設置する。その場合、内パネル40が窓と対向する取付けとする。このとき、目隠しルーバーは、パンチングメタルからなる複数の外パネル20のそれぞれ背部に半透明からなる内パネル40が設けられ、隣接する外パネル20間に半透明からなる化粧パネル30が設けられているため、窓は完全に遮蔽されることになり、外部から屋内が覗き見されるようなことはない。
上記のような目隠しルーバーの取付け状態において、昼間においては、パンチングメタルからなる外パネル20により入射光の多くが遮られることになり、その外パネル20の孔から差し込む光は、光拡散性樹脂板からなる内パネル40により拡散される。
このとき、外パネル20と内パネル40との間には間隔が設けられているため、外パネル20に形成された孔21を通過した光は拡散されて内パネル40に入射し、その内パネル40によって拡散される。このため、屋内から内パネル40を見た際、上記孔21の輪郭は殆ど映し出されず、内パネル40は全体にわたって均一に明るくなる。
一方、半透明の樹脂からなる化粧パネル30への入射光も、その化粧パネル30により拡散され、その拡散によって化粧パネル30も全体がほぼ均一に明るくなる。このため、内パネル40および化粧パネル30のそれぞれは陰影のない採光部を形成し、上記化粧パネル30および内パネル40のそれぞれから屋内側に防眩性を有する柔らかい光が充分に採り入れられることになる。
ここで、目隠しルーバーに向けて風が吹くと、その風は外パネル20の孔21および外パネル20と化粧パネル30との間に形成された隙間を通過して、内パネル40の湾曲状の表面に沿って上下方向に流れ、化粧パネル30に設けられた通風ガイド片33に案内されて屋内側に向けて流れ込み、屋内に風が採り込まれることになる。
この場合、外パネル20に形成された孔21が必要以上に小さく、また、縦一列および横一列に並ぶ孔21のピッチが大きく成り過ぎると、風の採り込みが不十分になるため、孔21は内径がφ1mm〜φ10mm程度とし、φ1mmの孔21の場合、ピッチを2mm程度とし、φ10mmの孔21の場合、ピッチを15mm程度とするのが好ましい。
ここで、図1に示すように、内パネル40に複数のスリット群からなる透孔部41を設けておくと、屋内側に多くの風を採り込むことができ、また、その透孔部41および外パネル20の孔21を介して屋外の景色を見ることができる。
なお、透孔部41はスリット群に限定されず、小孔群であってもよい。
1 枠体
2 縦框
3 上框
4 下框
10 ストリンガ
10a パネル支持板
11 係合突片
12 切欠部
13 案内面
14 係合溝
15 スロット
20 外パネル
21 孔
22 フランジ
23 内向き折曲げ片
30 化粧パネル
32 フランジ
33 通風ガイド片
40 内パネル
41 透孔部

Claims (5)

  1. 方形状の枠体と、その枠体の対向一対の縦框間に渡されて上下方向に間隔をおいて設けられたパンチングメタルからなる複数の外パネルと、隣接する外パネルの対向部間に配置された化粧パネルと、前記外パネルとほぼ同じ大きさとされて複数の外パネルのそれぞれ背部に間隔をおいて配置された内パネルとからなり、前記化粧パネルの上部および下部のそれぞれに前記外パネルと内パネル間に間隔をおいて配置されるフランジを設け、その化粧パネルおよび前記内パネルが、光拡散性を有する樹脂板からなる目隠しルーバー。
  2. 前記内パネルに複数のスリット群または多数の小孔群からなる透孔部を設けた請求項1に記載の目隠しルーバー。
  3. 前記内パネルを上下両側縁間の幅方向中央部が上下両側縁より外側に位置するよう湾曲させた請求項1又は2に記載の目隠しルーバー。
  4. 前記化粧パネルの背面側の上下部に、内パネルの外面に沿って上下方向に流れる風を屋内側に誘導する通風ガイド片を設けた請求項1乃至3のいずれかの項に記載の目隠しルーバー。
  5. 枠体の内側に、上下方向に長く延びて上下端部が枠体の上框および下框に連結される複数のストリンガを、そのストリンガに設けられたパネル支持板の外周側面を前側として設け、そのストリンガのパネル支持板のそれぞれ前側に、前記外パネルを支持する複数の係合突片を上下方向に等間隔に設けて、隣接する係合突片間に前記化粧パネルが収容可能な大きさの切欠部を形成し、前記係合突片の上下部に、係合突片の前面と滑らかに連続し、外パネルの上下両側縁に形成された対向一対のフランジの先端の内向き折曲げ片が係合可能な凸円弧状の案内面を設け、前記切欠部の上下部には、前記化粧パネルの上部および下部のフランジが係合可能な係合溝を形成し、前記パネル支持板には、前記係合突片の背部に前記内パネルが挿入されるスロットを形成した請求項1乃至4のいずれかの項に記載の目隠しルーバー。
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