JPS582878Y2 - 目隠し板付面格子 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、窓枠等の前面に装着する面格子に防犯、目
隠し、採光１通風及び日除等を兼備せしめる事を目的と
した目隠し板付面格子に関するものである。

近年の都市部では、住宅の密集化が急速に進展している
為、隣家の窓と近接する窓１人通りの多い道路に直面し
た窓及び風呂場、トイレの窓等は内部を透視されやすい
ものである。

そこで、これ等の窓に装着される面格子は、防犯機能以
外に。

目隠し機能をも兼備した面格子を取着することが急務な
情勢となっている。

その為にこれまでにも窓手摺や塀等には各種の連間板を
固着せしめたものが散見されている。

然し、従来に於けるこれ等のものは、連間板に金属板を
用いたり、金属と合成樹脂の複合板や、全く不透明な合
成樹脂板等を用いたものである為に、室内が大変に薄暗
くなり。

圧迫感を感する等の欠点があった。

そこで、この考案は従来に於ける叙上の如き欠点を改善
せしめたものであって１面格子の縦棒に凹条溝を形成し
、との凹条溝に合成樹脂製よりなる目隠し用翼片を嵌装
すると共に、該目隠し翼片には横枠に当接する取付底板
を一体に形成し、且つ、相対向する目隠し用具片との間
に所定間隔の通風隙間を形成せしめたものであって、従
って。

面格子に各目隠し翼片を容易、且つ確実強固に取付けで
き、また、適度の採光性と通風性とを兼備せしめると共
に、十分に目隠しの役目を果し、且つ各目隠し用翼片を
各種の色彩及び形状に製作すれば大変に美麗な面格子が
得られ、ニックステリヤ等の効果を元号に果すことがで
きるものである。

この考案の１実施例を図面について説明すると。

各種家屋等に於けるガラス窓の前面に各取付脚１０．１
０・・・を以って壁面に固定する面格子本体１は、上下
の横枠２，２に所定間隔を設けて縦列せしめた多数の縦
枠３，３・・・より組枠される。

前記縦枠３，３の隣設する対向側面には、その長手方向
に少なくとも１条の凹条溝４，４を形成せしめる。

硬質合成樹脂製で透視できなくした透明又は半透明より
なる目隠し用翼片５，５は長手帯状に成型されている。

そして、この翼片５，５は断面より見て第４図、第５図
に示す如くの各種の形状に成型され、且つ表裏面の１方
又は両方に凹凸条を形成する事もある。

該目隠し用翼片５，５には、その長手端部に該凹条溝４
，４に嵌装される係合部６を形成すると共に、該横枠２
，２に当接する取付底板８を１体に形成せしめである。

符号７は、目隠し用翼片５，５の先端間に設けた通風隙
間を示し、これによって通風性を十分に可能とするもの
である。

９は、該横枠２に縦枠３を固定する取付螺子を示したも
のである。

この考案は上述の如く、横枠２，２と縦枠３゜３．３と
を枠組して簡単に面格子本体１を構成した後、目隠し用
翼片５，５の係合部６を縦枠３゜３に設けた凹条溝４，
４に容易に嵌装し、その後縦枠３，３の上下端部に蓋体
１１，１１を嵌着せしめればよいものである。

次に、この考案によれば、従来防犯用のみに利用されて
いた面格子を、採光、目隠し及び通風等の各目的を同時
に兼用すると云う優れた効果がある。

更にこの考案は、各縦枠の隣設する対向側面に少なくと
も１条の凹条溝を形成し１合成樹脂製の目隠し用翼片は
、その長手端部に該凹条溝に嵌装する係合部を形成せし
めたので、目隠し用翼片の係合部は簡便に凹条溝に嵌合
係止され１組立作業が大変に敏速にできる。

そして、縦枠間には目隠゛し用翼片の相対向する端面と
の間に所定間隔の通風隙間を形成せしめたから、室内外
との通風を順調にすると共に、該通風隙間から採光も十
分に取り入れられる効果と、縦枠間に隙間を設けて各目
隠し用翼片を各種形状に形成して取付けられるので、従
来のものと比較して大変に美観上優れた効果がある。

そして、目隠し用翼片には係合部と取付底板とを形成し
、その係合部を縦枠の凹条溝に嵌合係止すると共に、取
付底板は横枠に当接させた後に、取付螺子を以て固定す
るようにしたので。

取付が容易、且つ、確実強固にできるので９強風に対し
ても安定的に保持されて離脱するようなこともない等の
効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の１実施例を示すもので、第１図はこの
考案の斜面図、第２図は１部欠除した横断平面図、第３
図は分解した横断面、第４図は目隠し用翼片の斜面図、
第５図イ乃至二図は他の翼片の実施例を示した斜面図、
第６図は各翼片間の通風隙間を示した他の実施例の横断
面である。 符号１は面格子本体、２は横枠、３は縦枠、４は凹条溝
、５は目隠し用翼片、６は係合部、７は通風隙間である
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 家屋等のガラス窓の前面に取付脚を以て固定される面゛
   格子本体は、上下の横枠に所定間隔を設けて縦列した多
   数の縦枠より組枠され、該縦棒の隣接する対向側面には
   、その長手方向に少なくとも一条の凹条溝を形成すると
   共に、該凹条溝に嵌装される合成樹脂製の目隠し用翼片
   は、その長手端部に該凹条溝に嵌装される係合部と、該
   横枠に当接する取付底板を各々一体に形成する一方、前
   記縦枠間に嵌装された各目隠し用翼片の相対向する先端
   との間に所定間隔の通風隙間を形成したことを特徴とす
   る目隠し板付面格子。