JP2011001675A - 葉書の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信面にインクジェット記録層が設けられた葉書の、プリンター内の通紙適性及び投函後の自動区分機の走行性に優れ、更に、宛名面のインクジェットプリンター印字適性とペン書き適性を両立する葉書の製造方法である。
【解決手段】坪料170〜300g/mの紙基材の片面に、記録層を塗工、乾燥した後、他面に澱粉を主成分とし、ポリビニルアルコール及び表面サイズ剤を含有する処理液を塗工し、乾燥した後、断裁する葉書の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、通信面(宛名面の反対面)に記録層が設けられた葉書の製造方法に関する。
近年、通信面にインクジェット記録層を設けて、フルカラーのインクジェット記録が可能な葉書がある。しかし、インクジェット記録層を片面に塗工した用紙構成では、製造後のカールがインクジェット記録層側にカールし易い。また、葉書に仕上げた後もプリンターのトレイに置いておくとインクジェット記録層側にカールし易く、プリンターで印字時に用紙がプリンターのヘッドに接触してしまい、印字不良や紙つまりが発生する。更に投函後の自動区分機で仕分け処理する時に、大きくカールしていると紙つまりが発生するという問題がある。
そこで、従来から宛名面に、カールを防止するために、インクジェット記録層を塗工、乾燥した後、宛名面の加湿塗布処理液が行われていた(特許文献1)。しかし、加湿によるカール矯正では、印字環境の変化に伴う用紙の吸湿、脱湿によるカールを抑えることが出来ない。澱粉を宛名面に塗布してカールを抑えることも検討されているが、この頃は、宛名面も、ペンで宛名を書くだけでなく、インクジェットプリンターで印字されることがよく行なわれてきており、澱粉を主とする処理液では、宛名面のペン書き適性並びにインクジェット記録適性を満足できないのが現状である。更に、プリンターの印字速度や自動区分機の処理も速くなり、通信面にインクジェット記録層を有する葉書では、給紙時の重送トラブルが発生し易くなっているのが現状である。
特開2005−28671号公報
本発明は、紙基材の片面にインクジェット記録層をはじめとする記録層が設けられた葉書の製造方法において、製造後のカールやプリンター印字時のカールによる紙詰まりやヘッド破損、並びに、重送の発生を防止し、優れた事務適性並びに宛名面のインクジェットプリンター印字適性を有する葉書の製造方法を提供することにある。更に、本発明は、葉書投函後の自動区分機による紙詰まりを防止する葉書の製造方法を提供することにある。
製造後のカールやプリンター印字時のカールによる紙詰まりやヘッド破損、並びに、重送の発生を防止し、優れた事務適性並びに宛名面のインクジェットプリンター印字適性を有する葉書の製造方法を提供する課題を解決するために、発明者らは鋭意研究を行なった結果、宛名面を特定の材料を併用した処理液で処理する製造方法を採用することに解決できることを見出したのである。
(1)坪料170〜300g/mの紙基材の片面に、記録層を塗工、乾燥した後、他面に澱粉を主成分とし、ポリビニルアルコール及び表面サイズ剤を含有する処理液を塗工し、乾燥した後、断裁することを特徴とする葉書の製造方法。
(2)処理液が、澱粉100質量部に対し、ポリビニルアルコールを5〜20質量部、表面サイズ剤を2〜15質量部含有する液である(1)記載の葉書の製造方法。
更に、本発明者らは、葉書投函後の自動区分機において生じることがある紙詰まりについて、検討を重ねた結果、自動区分機による仕分けで使用されるベルトやロールなどと葉書の剥離帯電が発生し、紙詰まりが生じることを見出し、解決する手段を見出したのである。
(3)澱粉100質量部に対し、導電剤を1〜20質量部含有する処理液である(1)又は(2)記載の葉書の製造方法。
(4)処理液を塗布した面のISO環境下の用紙の表面電気抵抗値が1×10〜1×1011でΩ/□、体積電気抵抗値が1×10〜1×1012でΩcmである(1)〜(3)記載のいずれか一に記載の葉書の製造方法。
(5)処理液を塗布した面のペン書きサイズ度が4以上である(1)〜(4)のいずれか一に記載の葉書の製造方法。
(6)紙基材が、3層以上の多層抄き合わせにより抄造された紙基材である(1)乃至(5)のいずれか一に記載の葉書の製造方法。
(7)紙基材が、古紙パルプを用紙中に40質量%以上含有した、3層以上の多層抄き合わせにより抄造された紙基材である(1)乃至(6)のいずれか一に記載の葉書の製造方法。
(8)前記古紙パルプは、古紙が蛍光消色処理されたパルプを含有する(7)記載の葉書の製造方法。
(9)断裁が、処理液を塗布した面からギロチン刃を挿入する(1)乃至(8)のいずれか一に記載の葉書の製造方法。
(10)記録層が、顔料として非晶質シリカ及び炭酸カルシウムを含有し、バインダーとしてポリビニルアルコールを含有するインクジェット記録層である(1)乃至(9)のいずれか一に記載の葉書の製造方法。
本発明は、紙基材の片面に記録層が設けられた葉書の製造において、記録層の反対側の面(宛名面)に、澱粉、ポリビニルアルコール、表面サイズ剤を有する処理液で処理を行うことにより、カール矯正だけでなく、プリンターの給紙適性を有し、且つ宛名面のインクジェット記録適性とペン書き適性を両立する葉書を製造することができる。更に、投函後の自動区分機での葉書の給紙適性に優れた葉書を製造することができる。
本発明は、坪料170〜300g/mの紙基材の片面に、記録層を塗工、乾燥した後、他面に澱粉を主成分とし、ポリビニルアルコール及び表面サイズ剤を含有する裏面処理液を塗工し、乾燥することを特徴とするものである。
澱粉の使用は、カール矯正の効果はあるものの、その塗工面(宛名面)にインクジェット記録を行なった場合、膨潤性が乏しく、インクジェット記録適性が劣ってしまう。そこで、ポリビニルアルコールを配合することにより、該ポリビニルアルコールがインクジェットインクを吸収し、膨潤するため、インクジェット記録適性が改善されることとなる。
しかし、ポリビニルアルコールの配合は、インクジェットのインクだけでなく、水性ペンでも膨潤してしまし、ペン書きの際に滲むという課題が判った。また、ポリビニルアルコールは水分の吸着が多く、宛名面と通信面とが密着し易いため、インクジェットプリンターの給紙時や自動区分機で重送が発生し易い課題も判った。
そこで、第三の成分として表面サイズ剤の配合することで、水性インクの膨潤性を抑えることができ、ペン書き適性を得ることができる。更に、表面サイズ剤を用いると、用紙の水分の吸湿を抑える効果もあり、カールを抑える効果も発現する。
本発明は、澱粉とポリビニルアルコールと表面サイズ剤を配合した処理液で、記録層の反対面を処理することが特徴である。
澱粉とポリビニルアルコールと表面サイズ剤の配合量は、澱粉100質量部に対し、ポリビニルアルコールが5〜20質量部、表面サイズ剤が2〜15質量部が好ましい。塗工量は0.01〜1.0g/m(固形分)が好ましい。更に好ましくは0.04〜0.50g/mである。ポリビニルアルコールが5質量部より少ないと、インクジェット記録で、インクの吸収性が悪く、乾燥が遅くなる。20質量部より多い場合、インクジェット記録層と密着性が強くなり、重送が発生し易くなる。表面サイズ剤は、2質量部より少ない場合、ペンで書いた時に滲みが発生する。15質量部を超えるとペン書き適性は良好であるが、インクジェット印字でインクの乾燥性が悪くなる。また、塗工量については、0.01g/m未満であると目標の効果を達成出来ない。1.0g/mを超えると価格アップになり好ましくない。
上記製造方法により製造された葉書は、カール矯正、給紙適正、インクジェット記録適性、ペン書き適性を満足するものであるが、葉書を投函後、自動区分機による仕分けする際に、紙詰まりを生じることが、時々発生する場合があることが判った。
自動区分機では、搬送に使用されているベルトやロールが使用されているが、このベルトやロールと葉書の剥離帯電が発生するため、紙詰まりの原因となっていることが判った。本発明では、剥離帯電を防止するために、導電剤を澱粉100質量部に対して、1〜20質量部含有せしめることにより改善できることが判った。また、ISO環境下の葉書の表面電気抵抗値が1×10〜1×1011Ω/□、体積電気抵抗値が1×10〜1×1012Ωcmとすると、自動区分け機での用紙の給紙の向上にするため好ましい。因みに、表面電気抵抗値が1×1011Ω/□、体積電気抵抗値が1×1012Ωcmを超える場合、自動区分機の中で剥離帯電により、搬送系内で紙詰まりが発生し易くなる。
以下に、本発明の葉書の製造方法で使用する材料等について説明する。
<紙基材>
本発明では、坪料170〜300g/mの紙基材を使用する。坪量を満足していれば一層抄きでも構わないが、3層以上の多層抄き合わせにより抄造された紙基材を使用することが好ましい。
本発明で使用するパルプについては、製法や種類等について、特に限定するものではなく、KP、SGP、RGP、BCTMP、CTMP等の機械パルプや、脱墨パルプ等の古紙パルプ、あるいはケフナ、竹、藁、麻等のような非木材パルプ、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリノジック繊維等の有機合成繊維、さらにはガラス繊維、セラミック繊維、カーボン繊維等の無機質繊維も使用出来る。多層抄き合わせの場合、各層において使用するパルプが異なっていてもよい。パルプとして、古紙パルプを多く用いた紙基材の使用は環境面から好ましい。例えば、少なくとも白色度の低い古紙パルプを中層とし、白色度の高いパルプを表層及び裏層とする3層以上の多層抄き合わせ紙は、40質量%以上という多くの古紙パルプの配合できるため、環境面からも好ましい構成の一つである。
また、表層にも古紙パルプを用いる場合、蛍光消色処理を施した古紙パルプを用いることが好ましい。葉書の仕分けなどの際、葉書にステルスバーコードを印刷しておき、自動区分機で選別しているが、蛍光消色処理を施した古紙パルプを用いるとステルスバーコードの読み取りをより確実にすることができるので好ましい。
古紙パルプの蛍光消色処理とは、脱墨処理後の古紙パルプをチオ硫酸ナトリウム五水和物(ハイポ)、二酸化塩素、亜塩素酸ナトリウムのいずれかをパルプ濃度10%以上で添加率1%以上、温度40度以上、反応時間60分以上で処理することである。中でも作業環境の安全性から二酸化塩素が好ましい。前記処理により、古紙パルプの蛍光強度を90%以上下げることが可能となり、表層にも古紙パルプを配合することが可能となり、古紙パルプの配合率を上げることが可能となる。但し、古紙100%では自動区分処理機で剛度不足による問題が発生する恐れがあるので現状では古紙パルプは80質量%程度が上限と考える。
蛍光消色処理の方法は上記以外にも、多価金属処理、酵素処理、過酸化物処理、オゾン処理、マスキング処理などがあり、本発明では、いずれの処理も使用できる。具体的には、多価金属処理は、古紙パルプスラリーに、例えばアルミニウム箔を挿入に20℃で24時間処理することで、蛍光を消すことが出きる。酵素処理は、レドックスメディエーターの存在化pH2〜12、および常温〜70℃の範囲の温度で、ラッカーゼを更に含有することで、蛍光増白剤を分解できる。過酸化物処理は、2%濃度の古紙パルプスラリーに、過硫酸アンモニウム1%と硫酸鉄0.2%を配合し、反応温度60℃以上、反応時間2時間以上、pH8以下の条件で反応させると、酸化分解で蛍光が消される。オゾン処理は、パルプ濃度0.5〜3重量%のスラリーをpH9〜11.5に保持した状態で、オゾンの存在下で、スラリーを攪拌することで、脱色できる。マスキング処理は、約1%濃度の古紙スラリーのpHを7以下に保持した状態で、ポリアルキレンポリアミン・ジカルボン酸縮合物のポリアルキル4級アンモニウム塩を適量添加、攪拌することにより蛍光を消すことが出きる。
また、各層中には、必要に応じて、填料が配合出来る。この場合の填料としては、特に限定するものではないが、一般に上質紙に用いられる各種の顔料、例えばカオリン、焼成カオリン、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、タルク、酸化亜鉛、アルミナ、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、シリカ、ホワイトカーボン、ベントナイト、ゼオライト、セリサイト、スメクタイト等の鉱物質顔料や、ポリスチレン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニリデン樹脂並びにそれらの微小中空粒子等の有機顔料が挙げられる。
なお、紙料中にはパルプ繊維や填料の他に、各種のアニオン性、ノニオン性、カチオン性あるいは両性の歩留向上剤、濾水性向上剤、紙力増強剤や内添サイズ剤等の各種抄紙用内添助剤が必要に応じて適宜選択して使用することができる。さらに染料、蛍光増白剤、pH調整剤、消泡剤、ピッチコントロール剤、スライムコントロール剤等の抄紙用内添助剤も紙の用途に応じて適宜添加することができる。特に、層間強度を500〜700KPaに調整する為に、層内の強度を高める手法として紙力増強剤の添加が効果ある。また、各層間の接着強度を高める為に、スプレーで澱粉を吹付けることも効果ある。
抄紙方法については特に限定するものではなく、例えば抄紙pHが4.5付近である酸性抄紙法、炭酸カルシウム等のアルカリ性填料を主成分として含み抄紙pH約6の弱酸性から抄紙pH約9の弱アルカリ性の中性抄紙法等の全ての抄紙方法に適用することができ、抄紙機も長網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、丸網抄紙機、ヤンキー抄紙機を適宜使用することができる。
<記録層>
紙基材の片面に設けられる記録層は、各種公知の記録層が採用できる。記録層の代表としてインクジェット記録層を代表例として以下に例示するが、これに限定するものではなく、例えば、電子写真記録層、オフセット印刷層、熱転写記録層なども含まれる。この場合、電子写真記録適性、オフセット印刷層適性、熱転写記録適性などを有し、且つ、カールが矯正され、宛名面のインクジェット記録適性、ペン書き適性を両立した葉書となる。
インクジェット記録層としては、公知のインクジェット記録体の記録層が採用できる。中でも、顔料を主成分として含有する記録層がインクの乾燥性が優れるため好ましい。
インクジェット記録層に用いる顔料としては、非晶質シリカ、炭酸カルシウム、アルミナ、焼成カオリン、デラミカオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナ、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、アルミノ珪酸マグネシウム、微粒子状炭酸マグネシウム、ホワイトカーボン、ベントナイト、ゼオライト、セリサイト、スメクタイト等の鉱物質顔料や、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合体系樹脂、尿素系樹脂、メラミン系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、ベンゾグアナミン系樹脂等の中空型、密実型並びに貫通孔型樹脂等の有機顔料も用いることが可能であり、これらの中から1種あるいは2種以上が適宜選択して用いられる。
中でも、非晶質シリカ、炭酸カルシウムはインク吸収性に優れ、滲みが発生しないため好ましい。特に、非晶質シリカと炭酸カルシウムを併用することがインク吸収性や印字濃度の面から好ましい。
インクジェット記録層には、上記顔料を紙基材に保持するための接着剤を含有する。
接着剤としては、水溶性及び/または水分散性の高分子化合物を用いることが出来、例えば、カチオン性澱粉、両性澱粉、酸化澱粉、酵素変性澱粉、熱化学変性澱粉、エステル化澱粉、エ−テル化澱粉等の澱粉類、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、ゼラチン、カゼイン、大豆蛋白、天然ゴム等の天然あるいは半合成高分子化合物、ポリビニルアルコール、イソプレン、ネオプレン、ポリブタジエン等のポリジエン類、ポリブテン、ポリイソブチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリアルケン類、ビニルハライド、酢酸ビニル、スチレン、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリルアミド、メチルビニルエーテル等のビニル系重合体や共重合体類、スチレン−ブタジエン系、メチルメタクリレート−ブタジエン系等の合成ゴムラテックス、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、オレフィン−無水マレイン酸系樹脂、メラミン系樹脂等の合成高分子化合物等が例示できる。これらの中から目的に応じて1種あるいは2種以上が適宜選択して使用される。
接着剤の配合割合は、顔料100重量部(固型分)に対して、5〜50重量部(固型分)の範囲である。ちなみに5重量部未満では、塗被層の塗膜の強度が弱く、塗被層が剥がれる原因となることがある。一方、これが50重量部を越えると、インク滲みが悪くなることがある。
インクジェット記録層には、画像に水が付着してもインクジェットインクが滲まない様に、インク定着剤を配合することができる。インク定着剤としては、有機系、無機系の定着剤が使用できる。有機系インク定着剤としては、例えば、1)ポリエチレンポリアミンやポリプロピレンポリアミンなどのポリアルキレンポリアミン類またはその誘導体、2)第2級アミノ基、第3級アミノ基や第4級アンモニウム基を有するアクリル重合体、3)ポリビニルアミン、ポリビニルアミジン、5員環アミジン類、4)ジメチルアミン−エピクロルヒドリン共重合物、5)ジアリルジメチルアンモニウム−SO共重合物、6)ジアリルアミン塩−SO共重合物、7)ジメチルジアリルアンモニウムクロライド重合物、8)アリルアミン塩の重合物、9)ジアルキルアミノエチル(メタ)アクリレート4級塩共重合物、10)アクリルアミド−ジアリルアミン共重合物等の一般に市販されるカチオン性樹脂が挙げられる。無機系インク定着剤としては、例えばマグネシウム、アルミニウム、カルシウム、スカンジウム、チタン、バナジウム、マンガン、鉄、ニッケル、銅、亜鉛、ガリウム、ゲルマニウム、ストロンチウム、イットリウム、ジルコニウム、モリブデン、インジウム、バリウム、ランタン、セリウム、プラセオジミウム、ネオジミウム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、ジスロプロシウム、エルビウム、イッテルビウム、ハフニウム、タングステン、ビスマスから選択される金属の塩又は錯体が挙げられる。このようなインク定着剤の配合量は、特に定めるものでなく、用途によって適宜調整される。目安としては、インクジェット記録層の顔料100質量部に対して5〜20質量部配合が好ましい。5質量部未満では、画像部に水が付着した場合、インクが滲む虞があり、20質量部を超える場合、コスト高となる。
インクジェット記録層は、上記顔料、接着剤、インク定着剤を含有する塗被液を紙基材の片面に塗工することにより形成するが、この塗被液中には、他に各種助剤、例えば界面活性剤、pH調節剤、粘度調節剤、柔軟剤、光沢付与剤、ワックス類、分散剤、流動変性剤、導電防止剤、安定化剤、帯電防止剤、架橋剤、サイズ剤、蛍光増白剤、着色剤、紫外線吸収剤、消泡剤、耐水化剤、可塑剤、滑剤、防腐剤、香料等が必要に応じて適宜使用することも可能である。
インクジェット記録層の塗工量は、1〜20g/m程度、好ましくは1〜10g/mである。塗工量が1g/m未満では、紙基材の表面の凹凸を十分に覆うことが出来ないため、インクジェットインクの受理性が著しく低下することがある。一方、20g/mを越えると、塗工時の乾燥性が悪くなるなどの操業性が低下し、製造原価も高くなることがある。
インクジェット記録層を形成する塗被方法としては、一般に公知の塗被装置、例えばブレードコータ、エヤーナイフコータ、ロールコータ、リバースロールコータ、バーコータ、カーテンコータ、ダイスロットコータ、グラビアコータ、チャンプレックスコータ、ブラシコータ、ツーロールあるいはメータリングブレード式のサイズプレスコータ、ビルブレードコータ、ショートドウェルコータ、ゲートロールコータ等の装置が適宜用いられる。
インクジェット記録層は、必要に応じ、1層あるいは必要に応じて2層以上の中間層を設け、多層構造にすることも可能である。なお多層構造にする場合、各々の塗被液が同一または同一塗工量である必要はなく、所要の品質レベルに応じて適宜調整して配合すればよく、特に限定されるものではない。
また、インクジェット記録層は、キャスト処理やカレンダ処理を施すことにより、光沢感を高めることができる。特に、キャスト処理は、インクジェット記録層の空隙を潰すことなく光沢を付与することができるので、好ましい方法である。キャスト処理とは、インクジェット記録層を形成する塗工液を塗設し、該塗設面が湿潤状態にある間に、該塗設面を加熱した鏡面ロール(キャストドラム)に圧着、乾燥して剥がし、塗設層表面に鏡面ロールの表面形状を写し取ることにより光沢を得る方法で、キャストドラムに圧着する際の塗設層の乾燥・凝固状態により、ウェット法、ゲル化法、リウェット法に分類できる。本発明にはいずれのキャスト法も適用可能だが、特に美しい光沢面を得るためには、ゲル化法を用いることが好ましい。また、高速処理が可能で低コスト化には、リウェット法が好ましく、目的に応じて適宜選択される。
<他面(処理面)>
本発明は、坪料170〜300g/mの紙基材の片面に、インクエジェット記録層を塗工、乾燥した後、他面に澱粉を主成分とし、ポリビニルアルコール及び表面サイズ剤を含有する、或いは更に導電剤を含有する処理液を塗工し、乾燥するものである。処理液の塗工量は0.01〜1.0g/m(固形分)が好ましい。更に好ましくは0.04〜0.50g/mである。0.01g/m未満であると目標の効果を達成出来ない。1.0g/mを超えると価格アップになり好ましくない。
処理液に配合される澱粉、ポリビニルアルコール、表面サイズ剤、導電剤については、特に限定するものではなく、一般に市販されているものを使用出きる。澱粉については、カチオン性澱粉、両性澱粉、酸化澱粉、酵素変性澱粉、熱化学変性澱粉、エステル化澱粉、エ−テル化澱粉等の澱粉類、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、ゼラチン、カゼイン、大豆蛋白等も使用出来る。ポリビニルアルコールについては、ケン化度、重合度、更にシリルカ変性等も使用できる。表面サイズ剤については、スチレン―アクリル系,スチレン―マレイン酸系ポリマー、オレフィン系の表面サイズ剤が最も一般的に用いられている。導電剤については、ポリオキシエチレン型、ソルビタン型、スルホネート型、第四級アンモニウム塩、ベタイン型などの界面活性剤、帯電防止剤、また食塩、ボウショウが使用出来る。これらの材料を適宜配合することが出来る。
処理液には、その他の成分として、天然ゴム等の天然あるいは半合成高分子化合物、ポリイソプレン、ポリネオプレン、ポリブタジエン等のポリジエン類、ポリブテン、ポリイソブチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリアルケン類、ビニルハライド、酢酸ビニル、スチレン、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリルアミド、メチルビニルエーテル等のビニル系重合体や共重合体類、スチレン−ブタジエン系、メチルメタクリレート−ブタジエン系等の合成ゴムラテックス、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、オレフィン−無水マレイン酸系樹脂、メラミン系樹脂等の合成高分子化合物等を、適宜配合することが出来る。
処理液を形成する塗被方法としては、一般に公知の塗被装置、例えばブレードコータ、エヤーナイフコータ、ロールコータ、リバースロールコータ、バーコータ、カーテンコータ、ダイスロットコータ、グラビアコータ、チャンプレックスコータ、ブラシコータ、ツーロールあるいはメータリングブレード式のサイズプレスコータ、ビルブレードコータ、ショートドウェルコータ、ゲートロールコータ等の装置が適宜用いられる。
処理液を塗工した後は、通常の乾燥工程により乾燥され水分が3〜10%、好ましくは5〜8.5%程度となるように調整して仕上げられる。また、併せて表面処理工程等で平滑化処理することができる。平滑化処理する際は、通常のスーパーキャレンダ、グロスキャレンダ、ソフトキャレンダ等の平滑化処理装置で行われ、オンマシンやオフマシンで適宜用いられ、加圧装置の形態、加圧ニップの数、加温等も通常の平滑化処理装置に準じて適宜調節される。
処理液を処理した面は、ペン書きサイズ度は4以上有することが、ペン書き適性が優れるため好ましい。また、ISO環境下の用紙の表面電気抵抗値が1×10〜1×1011でΩ/□、体積電気抵抗値が1×10〜1×1012でΩcmであることが、自動区分機により仕分けする際の紙詰まりを防ぐことができ、好ましい。
本発明は、上記の如くで作成された用紙を、断裁して葉書にするものであるが、断裁は、処理液を塗工した面からギロチン刃を挿入することが好ましい。処理液を塗工した面からギロチン刃を挿入することにより、インクジェット記録層のひび割れを防止する効果がある。
以下に、本発明の実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。また、実施例において示す「部」および「%」は、特に明示しない限り、質量部および質量%を示す。
<古紙パルプの製造方法>
(古紙パルプA)
パルパーにてケント古紙(灰分33.2%)を離解し、除塵装置(クリーナー及びスクリーン)を通過させた後、傾斜エキストラクター及びスクリュープレス脱水機で固形分濃度30%程度まで濃縮し、フォスフォスルフォンアミジン(FAS)を添加し漂白を行いながらディスパーザーを用いて分散処理を行い、さらに水で希釈しながらパルプ洗浄機(DNTウォッシャー:相川鉄工社製)に通した後、フリーネスを300mlに調整し、古紙パルプAを得た。このパルプの灰分は11.8%、0.1mm以下の微細繊維は14.5%であった。
(古紙パルプB)
パルパーにて雑誌古紙(灰分20.3%)を離解し、除塵装置(クリーナーおよびスクリーン)を通過させた後、ダブルデイスクリファイナーにより、フリーネスを350mlに調整し、古紙パルプBを得た。このパルプの灰分は18.8%、0.1mm以下の微細繊維は9.8%であった。
(古紙パルプC)
古紙パルプAをパルプ濃度10%に調整した後、二酸化塩素を対パルプ1%となるように添加し、60℃1時間処理することにより蛍光強度を97%低下させた古紙パルプCを得た。
(古紙パルプD)
古紙パルプAをパルプ濃度2%に調整した後、過硫酸アンモニウムを対パルプ1%(Kayaclean AW:日本化薬社製)と硫酸鉄を対パルプ0.4%(Kayaclean IK:日本化薬社製)配合し、pH2.5の条件下、60℃、5時間処理することにより蛍光強度を97%低下させた古紙パルプDを得た。
(古紙パルプE)
古紙パルプAをパルプ濃度1%に調整した後、硫酸バンドと苛性カリ水溶液でpHを7以下に保持した状態で、ポリアルキレンポリアミン・ジカルボン酸縮合物のポリアルキル4級アンモニウム塩(OP−603:一方社油脂工業社製)を対パルプ1重量%添加し、室温(20℃)1時間処理することにより蛍光強度を97%低下させた古紙パルプEを得た。
実施例1
「紙基材の作成」
以下のような手抄紙作製方法により紙基材を作成した。
(処方)
パルプ配合:広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)100%。
サイズ剤 :ロジンエマルジョンサイズ剤を有姿で対パルプ1.5%添加。
紙力増強剤:ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ2.0%添加。
歩留向上剤:高分子量ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ0.8%添加。
硫酸バンド:Alとして8%の水溶液品を有姿で対パルプ2.5%添加。
上記のように処方した原料を150メッシュワイヤーの角型シートマシンで、目標坪量190g/mに手抄き紙を得た。
表裏面サイズ処理用紙表裏面のサイズ液として酸化デンプン5.0%水溶液を作成した。この表裏面サイズ液をマイヤーバーで表面(宛名面)に絶乾固形分で2g/m,裏面に2g/m塗布した後に風乾し、小型キャレンダーで平滑化処理した。
「葉書の作成」
得られた紙基材の裏面に、下記処方のインクジェット記録層の塗被液を15%に調整し、マイヤーバーを用いて絶乾固形分で5g/m設けた。
<インクジェット記録層塗被液の処方>
非晶質シリカ(商品名:ファインシール(R)X−30、トクヤマ社製) :80部
軽質炭酸カルシウム(商品名:タマパールTP121、奥多摩工業社製) :20部
カチオン樹脂(商品名:ユニセンスCP103、センカ社製) :10部
界面活性剤(商品名:エマルゲンA−60、花王社製) :0.3部
酢酸ビニル系接着剤(商品名:ポリゾールAM3150、昭和高分子社製):15部
インクジェット記録層を設けた反対面(宛名面)に、下記処方の処理液を2%に調整し、マイヤーバーを用いて絶乾固形分で0.5g/m設けた。
<処理液の処方>
澱粉(商品名:エースA、王子コーンスターチ社製) :100部
ポリビニルアルコール(商品名:PVA117、クラレ社製) :13.5部
表面サイズ剤(商品名:ポリマロン1329K、荒川化学工業社製) :13.5部
NaCl(導電剤) :6.5部
上記方法で得た用紙を、宛名面からギロチン断裁して葉書を作成した。なお、葉書の水分は6.5%であった。
実施例2
「紙基材の作成」
以下のような手抄紙作製方法により3層貼り合せた紙基材を作成した。
(表層、裏層の処方)
パルプ配合:広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)100%。
サイズ剤 :ロジンエマルジョンサイズ剤を有姿で対パルプ1.5%添加。
紙力増強剤:ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ2.0%添加。
歩留向上剤:高分子量ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ0.8%添加。
硫酸バンド:Alとして8%の水溶液品を有姿で対パルプ2.5%添加。
(中層の処方)
パルプ配合:古紙パルプA 100%
紙力増強剤:ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ2.0%添加。
硫酸バンド:Alとして8%の水溶液品を有姿で対パルプ2.5%添加。
上記のように処方した各層の原料を150メッシュワイヤーの角型シートマシンで表層,裏層は目標坪量50g/m,中層は目標坪量90g/mに手抄きした。この湿紙を表層、中層、裏層の層間には酸化デンプン2.5%の水溶液を絶乾固形分で0.3g/m塗布して重ね合わせて、105℃のドラムドライヤーで3分間乾燥させて手抄き紙を得た。
表裏面サイズ処理用紙表裏面のサイズ液として酸化デンプン2.5%、ポリビニルアルコール1.1%、オレフィン系表面サイズ剤有姿で0.4%の混合水溶液を作成した。この表裏面サイズ液をマイヤーバーで表面(宛名面)に絶乾固形分で2g/m,裏面に2g/m塗布し、風乾したものを小型キャレンダーで平滑化処理した。
「葉書の作成」
得られた紙基材を用いて、実施例1と同様にインクジェット記録層、宛名面処理層を設け、更に宛名面からギロチン断裁して葉書を作成した。
実施例3
「紙基材の作成」
以下のような手抄紙作製方法により5層貼り合わせた紙基材を作成した。
(表層、裏層の処方)
パルプ配合:広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)100%。
サイズ剤 :ロジンエマルジョンサイズ剤を有姿で対パルプ1.5%添加。
紙力増強剤:ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ2.0%添加。
歩留向上剤:高分子量ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ0.8%添加。
硫酸バンド:Alとして8%の水溶液品を有姿で対パルプ2.5%添加。
(表下,裏下の処方)
パルプ配合:古紙パルプA 100%。
サイズ剤 :ロジンエマルジョンサイズ剤を有姿で対パルプ1.5%添加。
紙力増強剤:ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ2.0%添加。
歩留向上剤:高分子量ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ0.8%添加。
硫酸バンド:Alとして8%の水溶液品を有姿で対パルプ2.5%添加。
(中層の処方)
パルプ配合:古紙パルプB 100%
紙力増強剤:ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ2.0%添加。
硫酸バンド:Alとして8%の水溶液品を有姿で対パルプ2.5%添加。
上記のように処方した各層の原料を150メッシュワイヤーの角型シートマシンで表層,裏層は目標坪量35g/m,表下層,裏下層は目標坪量35g/m、中層は目標坪量40g/mに手抄きした。この湿紙を表層、表下層、中層、裏下層、裏層の層間には酸化デンプン2.5%の水溶液を絶乾固形分で0.3g/m塗布して重ね合わせて、105℃のドラムドライヤーで3分間乾燥させて手抄き紙を得た。
表裏面サイズ処理用紙表裏面のサイズ液として酸化デンプン2.5%、ポリビニルアルコール1.1%、オレフィン系表面サイズ剤有姿で0.4%の混合水溶液を作成した。この表裏面サイズ液をマイヤーバーで表面(宛名面)に絶乾固形分で2g/m,裏面に2g/m塗布し、風乾したものを小型キャレンダーで平滑化処理した。
「葉書の作成」
得られた紙基材を用いて、実施例1と同様にインクジェット記録層、宛名面処理層を設け、更に宛名面からギロチン断裁して葉書を作成した。
実施例4
実施例3で処理液の塗布量を0.9g/m(絶乾固形分)に変更した以外は、実施例3と同様にして葉書を作成した。
実施例5
実施例3で処理液の塗布量を0.08g/m(絶乾固形分)に変更した以外は、実施例3と同様にして葉書を作成した。
実施例6
実施例3で処理液に含まれるポリビニルアルコール(商品名:PVA117、クラレ社製)の配合量を7質量部に変更した以外は、実施例3と同様にして葉書を作成した。
実施例7
実施例3で処理液に含まれるポリビニルアルコール(商品名:PVA117、クラレ社製)の配合量を17質量部に変更した以外は、実施例3と同様にして葉書を作成した。
実施例8
実施例3で処理液に含まれる表面サイズ剤(商品名:ポリマロン1329K、荒川化学工業社製)の配合量を5質量部に変更した以外は、実施例3と同様にして葉書を作成した。
実施例9
実施例3で処理液に含まれる導電剤(NaCl)の配合量を15質量部に変更した以外は、実施例3と同様にして葉書を作成した。
実施例10
実施例3で、インクジェット記録層の塗被液の処方を下記に変更した以外は、実施例3と同様にして葉書を作成した。
<塗工層>
非晶質シリカ(商品名:ファインシール(R)X−30、トクヤマ社製) :80部
軽質炭酸カルシウム(商品名:タマパールTP121、奥多摩工業社製) :10部
カオリン(商品名:アマゾンSD、エンゲルハード社製) :10部
カチオン樹脂(商品名:ユニセンスCP103、センカ社製) :10部
界面活性剤(商品名:エマルゲンA−60、花王社製) :0.3部
酢酸ビニル系接着剤(商品名:ポリゾールAM3150、昭和高分子社製):15部
実施例11
各層の処方を以下に変更した以外は実施例3と同様にして5層貼り合わせた紙基材を作成し、実施例3と同様にして葉書を作成した。
(表層、裏層の処方)
パルプ配合:広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)50%、古紙パルプC50%。
サイズ剤 :ロジンエマルジョンサイズ剤を有姿で対パルプ1.5%添加。
紙力増強剤:ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ2.0%添加。
歩留向上剤:高分子量ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ0.8%添加。
硫酸バンド:Alとして8%の水溶液品を有姿で対パルプ2.5%添加。
(表下、裏下の処方)
パルプ配合:広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)50%、古紙パルプC50%。
サイズ剤 :ロジンエマルジョンサイズ剤を有姿で対パルプ1.5%添加。
紙力増強剤:ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ2.0%添加。
歩留向上剤:高分子量ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ0.8%添加。
硫酸バンド:Alとして8%の水溶液品を有姿で対パルプ2.5%添加。
(中層の処方)
パルプ配合:古紙パルプB 100%
紙力増強剤:ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ2.0%添加。
硫酸バンド:Alとして8%の水溶液品を有姿で対パルプ2.5%添加。
実施例12
各層の処方を以下に変更した以外は実施例3と同様にして5層貼り合わせた紙基材を作成し、実施例3と同様にして葉書を作成した。
(表層、裏層の処方)
パルプ配合:広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)50%、古紙パルプD50%。
サイズ剤 :ロジンエマルジョンサイズ剤を有姿で対パルプ1.5%添加。
紙力増強剤:ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ2.0%添加。
歩留向上剤:高分子量ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ0.8%添加。
硫酸バンド:Alとして8%の水溶液品を有姿で対パルプ2.5%添加。
(表下、裏下の処方)
パルプ配合:広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)50%、古紙パルプD50%。
サイズ剤 :ロジンエマルジョンサイズ剤を有姿で対パルプ1.5%添加。
紙力増強剤:ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ2.0%添加。
歩留向上剤:高分子量ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ0.8%添加。
硫酸バンド:Alとして8%の水溶液品を有姿で対パルプ2.5%添加。
(中層の処方)
パルプ配合:古紙パルプB 100%
紙力増強剤:ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ2.0%添加。
硫酸バンド:Alとして8%の水溶液品を有姿で対パルプ2.5%添加。
実施例13
各層の処方を以下に変更した以外は実施例3と同様にして5層貼り合わせた紙基材を作成し、実施例3と同様にして葉書を作成した。
(表層、裏層の処方)
パルプ配合:広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)50%、古紙パルプE50%。
サイズ剤 :ロジンエマルジョンサイズ剤を有姿で対パルプ1.5%添加。
紙力増強剤:ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ2.0%添加。
歩留向上剤:高分子量ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ0.8%添加。
硫酸バンド:Alとして8%の水溶液品を有姿で対パルプ2.5%添加。
(表下、裏下の処方)
パルプ配合:広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)50%、古紙パルプE50%。
サイズ剤 :ロジンエマルジョンサイズ剤を有姿で対パルプ1.5%添加。
紙力増強剤:ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ2.0%添加。
歩留向上剤:高分子量ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ0.8%添加。
硫酸バンド:Alとして8%の水溶液品を有姿で対パルプ2.5%添加。
(中層の処方)
パルプ配合:古紙パルプB 100%
紙力増強剤:ポリアクリルアミドを有姿で対パルプ2.0%添加。
硫酸バンド:Alとして8%の水溶液品を有姿で対パルプ2.5%添加。
実施例14
実施例11で用いた紙基材を用い、その裏面に、5%のホウ砂液を乾燥重量が1g/mとなるようにバーで塗工、乾燥させた。次いで、下記のインクジェット記録層の塗被液を乾燥質量で12g/mになるように塗布し、湿潤状態にある間に、加熱された鏡面ドラムに圧接、乾燥して仕上げた。
<インクジェット記録層(キャスト)塗被液の調整>
「シリカゾルの調製」
市販気相法シリカ(商品名:レオロシールQS−30、平均一次粒子径9nm、比表面積300m/g、(株)トクヤマ製)をサンドグラインダーにより水分散粉砕した後、ナノマイザー(商品名:ナノマイザー、ナノマイザー社製)を用いて、粉砕分散を繰り返し、分級後、平均二次粒子径80nmからなる10%分散液を調製した。
該分散液にカチオン性化合物として、ジアリルジメチルアンモニウムクロライド−アクリルアミド共重合体(商品名:PAS−J−81、日東紡績(株)製)10部を添加し、顔料の凝集と、分散液の増粘を起こさせた後、再度ナノマイザーを用いて、粉砕分散を繰り返し、平均二次粒子径300nmからなる8%分散液を調製しシリカゾルを得た。
「塗被液の調製」
上記シリカゾル100部、ポリビニルアルコール(商品名:PVA135、クラレ(株)製)15部を添加・攪拌し、更に水を添加し、固形分濃度18%の塗工液を得た。
インクジェット記録層を設けた反対面(宛名面)に、下記処方の処理液を2%に調整し、マイヤーバーを用いて絶乾固形分で0.5g/m設けた。
<処理液の処方>
澱粉(商品名:エースA、王子コーンスターチ社製) :100部
ポリビニルアルコール(商品名:PVA117、クラレ社製) 13.5部
表面サイズ剤(商品名:ポリマロン1329K、荒川化学工業社製) 13.5部
NaCl(導電剤) 6.5部
上記方法で得た用紙を、宛名面からギロチン断裁して葉書を作成した。なお、葉書の水分は6.5%であった。
比較例1
実施例3で処理液を澱粉単独に変更した以外は、実施例3と同様にして葉書を作成した。
比較例2
実施例3で処理液に含まれるポリビニルアルコール(商品名:PVA117、クラレ社製)の配合量を30質量部に変更した以外は、実施例3と同様にして葉書を作成した。
比較例3
実施例3で処理液に含まれる表面サイズ剤(商品名:ポリマロン1329K、荒川化学工業社製)の配合量を1質量部に変更した以外は、実施例3と同様にして葉書を作成した。
比較例4
実施例3で処理液に含まれる表面サイズ剤(商品名:ポリマロン1329K、荒川化学工業社製)の配合量を20質量部に変更した以外は、実施例3と同様にして葉書を作成した。
比較例5
実施例3で処理液に含まれる導電剤(NaCl)の配合量を30質量部に変更した以外は、実施例3と同様にして葉書を作成した。
比較例6
実施例3で裏面処理液の塗布量を0.02g/m(絶乾固形分)に変更した以外は、実施例3と同様にして葉書を作成した。
上記実施例、比較例により得られた葉書について、下記評価を行いその結果を表1及び表2に示す。
「カール評価方法」
本発明で得られた葉書を3環境で一昼夜調湿後、机上に置き、4隅の高さを測定し、4隅の高さの平均を記載。インクジェット記録層側にカールした場合プラズ、宛名面側にカールした場合をマイナスで表記。
カール測定環境:15℃−10%R.H、23℃−50%R.H、30℃−80%R.H
「ペン書きサイズ度評価方法」
JAPAN TAPPI No.12に準拠して測定した。
「電気抵抗測定方法」
JIS K6911に準拠して測定した。
葉書を、23℃/50%RHの環境下にて一昼夜調湿した後、表面電気抵抗値を電気抵抗計R12704(Advantest社製)にて測定した。なお表1および表2中、1×E+10Ω/□は1×1010Ω/□であることを表す。
「摩擦係数測定方法」
ISO153591に準拠して測定した。
測定環境 : 23℃−50%R.H
試験サンプル処理 : 一昼夜調湿処理
測定器: Mμ Measurements Co社製(AMONTONS II)
試験速度 : 1200mm/min
試験サンプル: 縦目−縦目 で測定
静摩擦係数の値は、第1回PASSのデータ。
(インクジェット印字評価)
「インクジェット記録層印字時の評価」
染料インクタイプのインクジェットプリンター(セイコーエプソン社製G860)と顔料インクタイプのインクジェットプリンター(セイコーエプソン社製PC−G930)で、本発明の葉書100枚について、インクジェット記録層に、フルカラー印字して、滲みの状態を目視観察し、また重送、不送り、カールによる紙詰まりを確認し下記基準で評価した。
(1)インクジェット記録層のインクジェット印字品質評価
○:全く滲みがみられなく良好。
△:若干滲みがみられるが、実用上問題ない。
×:滲みが酷く、実用上問題となる。
(2)インックジェット印字時の重送、不送りトラブル発生評価
○:全くトラブルの発生はみられない。
△:トラブルが5枚みられるが、実用上問題ない。
×:トラブルが5枚を超えて発生、実用上問題となる。
(3)インクジェット印字時のカールによる紙詰まりや印字汚れ発生
○:全くトラブルの発生はみられない。
×:トラブルが5枚を超えて発生、実用上問題となる。
「宛名面のインクジェット印字時の評価」
染料インクタイプのインクジェットプリンター(セイコーエプソン社製G860)と顔料インクタイプのインクジェットプリンター(セイコーエプソン社製PC−G930)で、本発明の葉書100枚について、宛名面に、モノカラー印字して、滲みの状態を目視観察し、また重送、不送り、カールによる紙詰まりを確認し下記基準で評価した。
(1)宛名面のインクジェット印字品質評価
◎:全く滲みがみられなく良好。
○:若干滲みがみられる。
△:やや滲みがみられるが、実用上問題ない。
×:滲みが酷く、実用上問題となる。
(2)宛名面印字時の重送、不送りトラブル発生評価
○:全くトラブルの発生はみられない。
△:トラブルが5枚みられるが、実用上問題ない。
×:トラブルが5枚を超えて発生、実用上問題となる。
(3)宛名面印字時のカールによる紙詰まりや印字汚れ発生
○:全くトラブルの発生はみられない。
×:トラブルが5枚を超えて発生、実用上問題となる。
(自動区分機処理時の走行性評価)
葉書100枚を自動区分機処理し、走行性を確認し、下記基準で評価した。
(1)給紙部での重送、不送りのトラブル発生評価、
○:全くトラブルの発生はみられない。
△:トラブルが5枚みられるが、実用上問題ない。
×:トラブルが5枚を超えて発生、実用上問題となる。
(2)搬送部での紙詰まりのトラブル発生評価、
○:全くトラブルの発生はみられない。
△:トラブルが5枚みられるが、実用上問題ない。
×:トラブルが5枚を超えて発生、実用上問題となる。
Figure 2011001675
Figure 2011001675
表1、2から明らかなように、インクジェット記録層の裏面に、澱粉、ポリビニルアルコール、表面サイズ剤並びに導電剤を有する処理液で処理を行うことにより、カール矯正だけでなく、給紙性に優れ、両立が困難であったインクジェット記録適性とペン書き適性を両立した葉書を製造することができる。

Claims (10)

  1. 坪料170〜300g/mの紙基材の片面に、記録層を塗工、乾燥した後、他面に澱粉を主成分とし、ポリビニルアルコール及び表面サイズ剤を含有する処理液を塗工し、乾燥した後、断裁することを特徴とする葉書の製造方法。
  2. 処理液が、澱粉100質量部に対し、ポリビニルアルコールを5〜20質量部、表面サイズ剤を2〜15質量部含有する液である請求項1記載の葉書の製造方法。
  3. 澱粉100質量部に対し、導電剤を1〜20質量部含有する処理液である請求項1又は2記載の葉書の製造方法。
  4. 処理液を塗布した面のISO環境下の用紙の表面電気抵抗値が1×10〜1×1011でΩ/□、体積電気抵抗値が1×10〜1×1012でΩcmである請求項1〜3記載のいずれか一項に記載の葉書の製造方法。
  5. 処理液を塗布した面のペン書きサイズ度が4以上である請求項1〜4記載のいずれか一項に葉書の製造方法。
  6. 紙基材が、3層以上の多層抄き合わせにより抄造された紙基材である請求項1乃至5のいずれか一項に記載の葉書の製造方法。
  7. 紙基材が、古紙パルプを用紙中に40質量%以上含有した、3層以上の多層抄き合わせにより抄造された紙基材である請求項1乃至6のいずれか一項に記載の葉書の製造方法。
  8. 古紙パルプは、古紙が蛍光消色処理されたパルプを含有する請求項7記載の葉書の製造方法。
  9. 断裁が、処理液を塗布した面からギロチン刃を挿入する請求項1乃至8のいずれか一項に記載の葉書の製造方法。
  10. 記録層が、顔料として非晶質シリカ及び炭酸カルシウムを含有し、バインダーとしてポリビニルアルコールを含有するインクジェット記録層である請求項1乃至9のいずれか一項に記載の葉書の製造方法。
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