JP2011001195A - シート給送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】帯電ピッチを小さくすることができ、多様なシート種においても、シート積載部材に積載されたシート束から環境変動や経時変動に対して安定し、かつ高速で確実に1枚ずつ給送することができる信頼性の高いシート給送装置およびシート給送装置を備えた画像形成装置を提供すること。
【解決手段】帯電ブレード33が、無端状ベルト32に接触して無端状ベルト32と共にニップ部を形成する先端部33aを有するとともに、帯電ブレード33と無端状ベルト32との間で放電を行うことにより、無端状ベルト32の表層32aの表面に電荷を与える微小空隙Gを有し、ニップ幅Nと微小空隙Gからなる基本帯電幅Hを、無端状ベルト32の周回移動方向に帯電される同一の極性の電荷の帯電幅Wよりも小さくなるように、帯電ブレード33から無端状ベルト32に印加される交番電荷の周期(P)の1/2の幅よりも小さくする。
【選択図】図6

Description

本発明は、シート給送装置および画像形成装置に関し、例えば、静電気を利用してシートを無端状ベルトに吸着して分離するようにしたシート給送装置およびこのシート給送装置を備えた電子写真複写機、ファクシミリ装置、プリンタ装置、インクジェット装置等からなる画像形成装置に関する。
電子写真複写機、ファクシミリ装置、プリンタ装置、インクジェット装置等の画像形成装置のシート給送装置としては、ゴム等の高摩擦係数を有する材料で作られたローラやベルトとして形成されたピックアップ部材による摩擦給紙方式が広く採用されている。
摩擦給紙方式は構成が簡単であるが、大きな摩擦力を得るため、バネ等によりピックアップ部材をシート面に圧接させる必要があり、また、ゴム等の高摩擦係数を有する材料は、経時的または環境により、表面の摩擦係数が変化するので、給紙性能の安定性に欠ける。
特に、プリンタ装置においては、ユーザの多様化により、普通紙だけではなく、コート紙やラベル紙等様々な機能の記録用のシートが用いられてきており、その数、種類共に今後も増加の傾向にある。そのような特殊用途のシートは、表面の摩擦係数が極端に小さいものや、温度により摩擦力が変化するもの、吸湿状態により積載されたシート同士が密着したもの等、様々な特性や状態が存在し、従来の摩擦分離方式だけでは、分離することが難しい場合が多々ある。
このように摩擦による分離が難しいシートの場合でも、空気の吸引により負圧部を作りシートを吸着して搬送する空気吸引方式により解決することが可能な場合もあるが、この方式は摩擦給紙方式に比較して給紙性能は安定しているが、空気吸引時の騒音が大きく、装置も大型化し、さらにコストも掛かるために、事務所等で使用する機器に対しては難点がある。
また、積層されたシート束の進行方向端面に対向する方向から空気を吹き付け、シートをさばき、最上位のシートを摩擦ローラにより分離給紙する方式もあるが、上記同様に騒音、装置の大きさ、コスト等に問題がある。
上記と異なる分離方法としては、静電気を利用しシートを吸着させて分離を行う方式がある。
静電気を利用してシートを吸着させて分離を行う方式の一例としては、誘導体からなり、積載されたシート束の上面に対設された給紙方向に移動する無端状ベルトを有し、この無端状ベルト表面に交番する電圧を印加する帯電部材を設け、この帯電部材が無端状ベルト表面に交番する電荷パターンを形成する帯電機能と、無端状ベルトを除電する除電機能とを有するシート給送装置により、無端状ベルト上に帯電電荷を与え、シートを誘電体ベルトに接触させることにより、シートの電位を上げ、シートに無端状ベルトとは反極性の電荷を形成して吸着力を発生させることで、シート束から最上位のシートを分離し給紙方向に移動させることが可能となるものが知られている。
また、櫛歯状の電極が一定ギャップを設けて交互に噛み合った状態で連続的に形成し、この電極間にそれぞれ正負の電圧を印加することにより電界を発生させ、上記の方法と同様に吸着力を発生させ、シート束から最上位のシートを分離し給紙方向に移動させることが可能となる装置等も既に発明されている。
ところが、無端状ベルト上に発生する電界がシートに作用して吸着力を発生させる上記方式の場合、環境条件やシートの抵抗値等により、分離給紙に必要な吸着力を発生させることができない場合や、無端状ベルトとシートが接触してから、ある一定時間は、最上位シートだけではなく、積載された複数のシートにも、電界による吸着力が発生してしまうこともある。
このように必要な吸着力が得られない場合は、シートの不送りが発生し、また、複数枚のシートに吸着力が働いている状態で、無端状ベルトを給紙方向に移動させると、重送が発生し、確実な分離給紙が行えないこととなる。
このような点に対応するために、分離対象のシート物性値を測定した後、その測定値に応じて、無端状ベルト上に印加する電荷量と電荷間の距離、吸着時間の3つを制御し2枚目以降に作用する吸着力を最小限にするもの(例えば、特許文献1参照)、無端状ベルトにシート搬送経路を挟んで設けられ、静止または反給紙方向に移動可能な阻止部材を有するもの(例えば、特許文献2参照)、または、無端状ベルトとシートを接触させてから分離給紙するまで一定時間経過させた後に動作を行うものが知られている。
しかしながら、特許文献1に記載されたものは、シートを分離してからシート物性値を測定する必要があり、1枚目のシートに対して、制御を行うことが不可能となる。また、物性の異なるシートの混載に対しては、対応することができない。
また、特許文献2に記載されたものは、無端状ベルトに圧接させた阻止部材を設けているため、複数枚目のシートの先端にも上記の電界による吸着力が発生している状態のため、阻止部材で確実にシートを分離することは、幅広い条件を考慮すると困難である。
また、無端状ベルトとシートを接触させてから分離給紙するまで一定時間を経過させた後に動作を行うようにした場合には、接触時間が長い場合には、生産性の低下を招いてしまい、シート給送装置としては商品性に欠けるものとなってしまうおそれがある。
ここで、無端状ベルトとシートを接触させてから分離給紙するまで一定時間を経過させた後に動作を行う場合であるが、この場合、無端状ベルトに与える正電荷と負電荷の間隔が小さい程、シート束の1枚目に作用する吸着力が最大になる時間が早く、また、シート束の2枚目以降に作用する吸着力が最小になる時間が早くなることが、各シートに働く時間毎のマクスウェル応力に基づいて知られている。
ところが、無端状ベルト上に帯電電荷を与える電極が帯電ローラの場合には、この正電荷と負電荷の交番電荷の間隔(帯電ピッチ)の小ピッチ化を行う際に問題になる点がある。
具体的には、帯電電極が、例えば、帯電ローラの場合には、図16に示すように、帯電ローラ1と無端状ベルト2との接触部(以下、この接触部をニップ幅Nと呼ぶ)は、ある幅を持って存在しており、無端状ベルト2と帯電ローラ1の間には、放電を行うための微少隙間Gが2箇所存在(帯電ローラ1と無端状ベルト2が接触する直前と帯電ローラ1と無端状ベルト2が離間した直後)し、帯電ローラ1に交番電圧を印加すると、無端状ベルト2上に帯電された電荷を模式的に示すように、無端状ベルト2上にある一定の帯電幅Wで同一の極性の電荷が交互に帯電されることになる。
ここで、微小空隙Gとニップ幅Nによって構成される基本帯電幅Hが帯電幅Wよりも大きくなるように帯電幅Wに対して帯電ローラ1の直径Dが大きいと、ニップ幅N内では帯電ローラ1が中抵抗、若しくは、低抵抗であるため、帯電ローラ1に対して無端状ベルト2上に帯電した電荷とは逆極性の電位を与えられた場合に(帯電ローラ1に正電圧印加、ニップ幅N内の帯電幅で負電荷が帯電)、符号Aで囲むように無端状ベルト2上に帯電した電荷の移動が起こる可能性がある。
また、帯電ローラ1と無端状ベルト2は、ミクロで考えると接触している部分と接触していない部分が存在すると考えられる。このことから、上記同様に逆極性の電位が与えられた場合、放電現象が起こり、符号Aで囲むように、無端状ベルト2が逆極性に帯電することが考えられる。このため、符号Bで囲むように、ニップ幅Nに対して無端状ベルト2の周回移動方向下流側の帯電幅W上に帯電される電荷が少なくなってしまうおそれがある。
さらに、帯電ローラ1と無端状ベルト2が接触する直前と帯電ローラ1と無端状ベルト2が離間した直後の微小空隙Gにおいて、交番電荷を与えるための電圧の正極と負極の切換時に、上記2箇所の微少空隙Gで放電現象が起こる。
このため、帯電ローラ1に正電圧が印加された場合に、無端状ベルト2の周回移動方向Rに対して上流側の微小隙間Gに位置する帯電領域Wで正電荷が与えられるのに対して、無端状ベルト2の下流側の微小空隙Gに対応する帯電領域Wで逆極性である負電荷が帯電していたにもかかわらず、この下流側の微小空隙Gに対応する帯電領域Wで正電荷が帯電されてしまう可能性がある。
以上の結果、細かい交番電荷を与えることができず、シートを無端状ベルト2に吸着するための十分な吸着力を得られない現象が起こってしまうおそれがあった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、帯電ピッチを小さくすることができ、多様なシート種においても、シート積載部材に積載されたシート束から環境変動や経時変動に対して安定し、かつ高速で確実に1枚ずつ給送することができる信頼性の高いシート給送装置および画像形成装置を提供することである。
本発明のシート給送装置は、上記目的を達成するため、(1)複数枚のシートを積載するシート積載部材と、誘導体からなり、周回移動する無端状ベルトと、前記無端状ベルトの表面に交番電荷を与える帯電部材とを備え、前記無端状ベルトによって前記シート積載部材上の複数枚のシートから最上位に位置するシートを吸着して給送するようにしたシート給送装置において、前記帯電部材が、前記無端状ベルトに接触して前記無端状ベルトと共にニップ部を形成する接触部を有するとともに、前記帯電部材と前記無端状ベルトとの間で放電を行うことにより、前記無端状ベルトの表面に電荷を与える放電領域を構成する微小空隙を有し、前記ニップ部の幅と前記放電領域の幅とを合わせた基本帯電幅が、前記無端状ベルトの周回移動方向に帯電される同一の極性の電荷の帯電幅よりも小さくなるように構成されている。
この構成により、帯電部材の接触部と放電領域の幅とを合わせた基本帯電幅を無端状ベルトの帯電幅よりも小さくしたので、帯電部材と無端状ベルトのニップ部の幅において無端状ベルト上に帯電した電荷の移動が生じたり、帯電部材から無端状ベルトに逆極性の電荷が帯電されてしまうのを抑制することができるとともに、帯電部材の下流側の放電領域での逆極性への帯電等が起こった場合に、無端状ベルトの帯電幅の全てが電荷の移動や逆極性の帯電の影響を受けるのを防止して、正規の帯電状態を保持することができる。
このため、交番電荷の帯電ピッチを小さくして無端状ベルトに充分な吸着力を発生させることができる。
したがって、シート積載部材に積載されたシート束の最上位に位置するシートに対する吸着力の増加を早くすることができるとともに、2枚目以降のシートに作用する吸着力の減少を早くすることができ、分離動作に要する時間短縮を図って、シートの分離動作による生産性の向上を図ることができる。
この結果、多様なシート種においても、シート積載部材に積載されたシート束から環境変動や経時変動に対して安定し、かつ、高速で確実に1枚ずつ給送することができる信頼性の高いシート給送装置を実現することができる。
また、本発明のシート給送装置は、(2)前記帯電部材が帯電ローラから構成され、前記帯電ローラの直径が、前記帯電幅よりも小さく形成されるものから構成されている。
この構成により、帯電部材の接触部と放電領域の幅とを合わせた基本帯電幅を無端状ベルトの帯電幅よりも小さくすることができ、交番電荷の帯電ピッチを小さくして無端状ベルトに充分な吸着力を発生させることができる。したがって、シート積載部材に積載されたシート束の最上位に位置するシートに対する吸着力の増加を早くすることができるとともに、2枚目以降のシートに作用する吸着力の減少を早くすることができ、分離動作に要する時間短縮を図って、シートの分離動作による生産性の向上を図ることができる。
また、本発明のシート給送装置は、(3)前記帯電幅が、前記帯電部材から前記無端状ベルトに印加される交番電荷の1/2周期幅よりも小さいものから構成されている。
この構成により、帯電部材の接触部と放電領域の幅とを合わせた基本帯電幅を無端状ベルトの帯電幅よりも小さくすることができ、交番電荷の帯電ピッチを小さくして無端状ベルトに充分な吸着力を発生させることができる。したがって、シート積載部材に積載されたシート束の最上位に位置するシートに対する吸着力の増加を早くすることができるとともに、2枚目以降のシートに作用する吸着力の減少を早くすることができ、分離動作に要する時間短縮を図って、シートの分離動作による生産性の向上を図ることができる。
また、本発明のシート給送装置は、(4)帯電ローラの直径が、前記帯電部材から前記無端状ベルトに印加される交番電荷の1/2周期幅よりも小さいものから構成されている。
この構成により、帯電部材の接触部と放電領域の幅とを合わせた基本帯電幅を無端状ベルトの帯電幅よりも小さくすることができ、交番電荷の帯電ピッチを小さくして無端状ベルトに充分な吸着力を発生させることができる。したがって、シート積載部材に積載されたシート束の最上位に位置するシートに対する吸着力の増加を早くすることができるとともに、2枚目以降のシートに作用する吸着力の減少を早くすることができ、分離動作に要する時間短縮を図って、シートの分離動作による生産性の向上を図ることができる。
また、本発明の画像形成装置は、上述したシート給送装置を備えた画像形成装置であって、(5)前記シート給送装置によって給送されたシート上に画像を形成する画像形成手段を有するものから構成されている。
この構成により、多様なシート種においても、シート積載部材に積載されたシート束から環境変動や経時変動に対して安定し、かつ、高速で確実に1枚ずつ給送することができる信頼性の高いシート給送装置を備えた画像形成装置を実現することができる。
以上説明したように、帯電ピッチを小さくすることができ、多様なシート種においても、シート積載部材に積載されたシート束から環境変動や経時変動に対して安定し、かつ高速で確実に1枚ずつ給送することができる信頼性の高いシート給送装置およびシート給送装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
本発明に係るシート給送装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、複写機の概略構成図である。 本発明に係るシート給送装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、給紙部の斜視図である。 本発明に係るシート給送装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、シート給送装置の斜視図である。 本発明に係るシート給送装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、シート給送装置の側面図と無端状ベルトへの帯電を行う装置の概略図である。 本発明に係るシート給送装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、(a)は、シートを分離する分離機構を示す図、(b)は、無端状ベルトから分離機構を引き離した状態を示す図である。 本発明に係るシート給送装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、(a)は、帯電ブレードと無端状ベルトの位置関係、帯電ベルトに帯電された電荷の模式図および帯電ブレードに印加される電圧の波形をそれぞれ示す図、(b)は、帯電ブレードの先端部と無端状ベルトの位置関係、微小空隙G、基本帯電幅H、ニップ幅Nを示す図である。 本発明に係るシート給送装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、帯電電圧および除電電圧の波形を示す図である。 本発明に係るシート給送装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、無端状ベルト上に形成される電荷によるシートの状態を示す図である。 本発明に係るシート給送装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、帯電ブレードと無端状ベルトの位置関係、帯電ベルトに帯電された電荷の模式図および帯電ブレードに印加される電圧の他の波形をそれぞれ示す図である。 本発明に係るシート給送装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、シート給送装置の他の形状を示す側面図である。 本発明に係るシート給送装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、シート給送装置の他の形状を示す斜視図である。 本発明に係るシート給送装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、シート給送装置の他の形状を示す側面図である。 本発明に係るシート給送装置および画像形成装置の第2の実施の形態を示す図であり、図12の状態から最上位のシートのめくり操作を行う状態を示すシート給送装置の側面図である。 本発明に係るシート給送装置および画像形成装置の第2の実施の形態を示す図であり、シート給送装置の斜視図である。 本発明に係るシート給送装置および画像形成装置の第2の実施の形態を示す図であり、帯電ブレードと無端状ベルトの位置関係、帯電ベルトに帯電された電荷の模式図および帯電ブレードに印加される電圧の波形をそれぞれ示す図である。 従来の帯電ブレードと無端状ベルトの位置関係および帯電ベルトに帯電された電荷の模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図13は、本発明に係るシート給送装置および画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、画像形成装置を電子写真式の複写機に適用した例を示している。
まず、構成を説明する。
図1において、画像形成装置としての複写機10は、原稿トレイ11aに載置された原稿束から原稿を1枚分離して原稿読取部12上のコンタクトガラスに自動給紙する自動原稿搬送装置11と、自動原稿搬送装置11によってコンタクトガラス上に搬送された原稿を読取る原稿読取部12と、給紙部13から給紙されたシートに対して、原稿読取部12によって読取った画像を形成する画像形成部(画像形成手段)14と、複数のシートが積層されたシート束Sを有し、このシート束Sから最上位に位置するシートS1を画像形成部14に給紙する給紙部13とを備えている。なお、本実施の形態では、画像形成部14と給紙部13とは分割可能となっている。
給紙部13は、複数枚のシートS1を積載するシート積載部材としての給紙カセット15(図2参照)と、給紙カセット15上の複数枚のシートS1から最上位に位置するシートを分離して搬送するシート給送装置としてのシート分離給送装置16とを含んで構成されている。
シート分離給送装置16によって分離給紙されたシートS1は、搬送経路17上を搬送されるようになっており、搬送経路17上を搬送されるシートS1は、搬送ローラ対18により搬送され、転写ローラ19によって画像形成部14で形成されたトナー画像が転写され、このトナー画像が定着器20によって熱転写され、排紙ローラ対21により排紙トレイ22に排出される。
画像形成部14は、4つの作像部23(23Y(イエロー)、23C(シアン)、23M(マゼンタ)、23BK(ブラック))と、転写ベルトである中間転写ベルト24と、露光装置25とから構成されている。
露光装置25は、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等から入力される色分解された画像データや、原稿読取部12によって読取られた原稿の画像データを光源駆動用の信号に変換し、それに従い各レーザ光源ユニット内の半導体レーザを駆動して光ビームを出射するようになっている。
作像部23Y、23C、23M、23BKは、それぞれ異なる色の画像(トナー像)を形成するようになっており、作像部23Y、23C、23M、23BKは、時計回転方向に回転駆動される像担持体である感光体26(26Y、26C、26M、26BK)、感光体26の周囲に配置された帯電部27、現像部28、クリーニング部29等により構成されている。
感光体26は、円筒状に形成され、図示しない駆動源により回転駆動される。感光体26の外周面部には感光層が設けられており、露光装置25から出射された破線で示す光ビームが感光体26の外周面にスポット照射されることにより、感光体26の外周面には画像情報に応じた静電潜像が書き込まれる。
帯電部27は、感光体26の外周面を一様に帯電するもので、感光体26に対して接触方式のものが採用されている。現像部28は、感光体26にトナーの供給を行い、供給されたトナーが感光体26の外周面に書き込まれた静電潜像に付着することにより、感光体26上の静電潜像がトナー像として顕像化させるもので、感光体26に対して非接触方式のものが採用されている。
クリーニング部29は、感光体26の外周面に付着している残留トナーをクリーニングするもので、感光体26の外周面にブラシを接触させるブラシ接触方式のものが採用されている。
中間転写ベルト24は、樹脂フィルム、または、ゴムを基体として形成された無端状ベルトから構成されており、感光体26上に形成されたトナー像が転写され、この中間転写ベルト24に転写されたトナー像が転写ローラ19によってシートS1に転写される。
なお、複写機10として、電子写真方式の他、例えば、インクジェット方式等の他の方式を採用してもよく、また、複写機10として構成する他に、プリンタ装置、ファクシミリ装置、印刷機、または複合機から構成してもよい。
給紙部13は、図2に示すように、複数のシートS1からなるシート束Sを積載する給紙カセット15と、シート分離給送装置16とを備えており、シート分離給送装置16は、シートS1の幅に対して短く、シートS1の幅方向の中心付近に配置されている。
なお、シート分離給送装置16は、シートS1の幅に対して、同等、若しくは、長くてもよい。また、図2において、シート分離給送装置16は、シートS1の幅方向の中心付近に1つだけ設けられているが、シートS1の幅方向に複数個配置されていてもよい。
また、図3に示すように、シート分離給送装置16は、駆動ローラ30と従動ローラ31とに巻掛けられた誘電体からなる無端状ベルト32を備えている。無端状ベルト32は、108Ω・cm以上の抵抗を有する誘電体、例えば、厚さ100μm程度のポリエチレンテレフタレート等のフィルムから構成されている。また、無端状ベルト32には、帯電部材としての所定方向に延在する帯電ブレード33が接している。
図4に示すように、無端状ベルト32は、抵抗が108Ω・cm以上の誘電体からなる表層32aと、抵抗が106Ω・cm以下の導体からなる裏層32bとを有する2層構造から構成されることにより、良好な帯電状態を有している。
帯電ブレード33は、無端状ベルト32の裏層32bを接地された対向電極として使用しているため、無端状ベルト32に電荷を与えるために無端状ベルト32の表層32aに接した位置であれば、無端状ベルト32上のどの位置に設けられていてもよい。また、無端状ベルト32は、シート束Sに対して、最上位に位置するシートS1の吸着面積を充分に取れる位置に設定されている。
駆動ローラ30の表面は、抵抗値が106Ω・cm程度の導電性ゴム層から構成されており、従動ローラ31の表面は、金属から構成されている。また、駆動ローラ30および従動ローラ31は、いずれも接地されている。
駆動ローラ30は、無端状ベルト32からシートS1を曲率により分離するのに適した小径となっている。すなわち、駆動ローラ30の径を小さく設定して曲率を大きくすることにより、無端状ベルト32に吸着されて分離給紙されたシートS1が、駆動ローラ30から離れ、シートS1の搬送方向下流側に設けられた搬送経路17を形成する一対のガイド部材34に搬送できるようになっている。
帯電ブレード33は、無端状ベルト32が駆動ローラ30に巻回された位置の近くで無端状ベルト32に接するように配置されており、帯電ブレード33は、交流を発生する帯電電源35に接続されている。
また、帯電ブレード33の無端状ベルト32の周回移動方向Rの上流側で、かつ、シート束Sと無端状ベルト32の分離位置に対して下流側には、交番電源である除電電源36に接続された除電電極37が無端状ベルト32に当接、または、近接して設置されている。
帯電電源35および除電電源36は、搬送ローラ対18に分離されたシートS1の先端が当接する位置で無端状ベルト32上の吸着力が除去されているように制御されるようになっている。なお、本実施の形態では、除電電極37は必ずしも必要ではないため、省略することもできる。以下、除電電極37を備えないものとして説明を行う。
給紙カセット15の底面とシート束Sの間には、図5(a)に示すように底板38が設けられており、この底板38は、揺動支点部38aを中心にして先端部が揺動自在になっている。また、底板38と給紙カセット15の底面の間には押し上げスプリング39が設けられており、この押し上げスプリング39は、底板38を介してシート束Sが無端状ベルト32に当接するように底板38を上方に付勢している。
また、底板38は、給紙カセット15に設けられた図示しないソレノイド等のアクチュエータによって揺動支点部38aを支点にして揺動される。また、無端状ベルト32は、駆動ローラ30を揺動軸として、矢印R1に示すように従動ローラ31が上下方向に揺動するようになっており、押し上げスプリング39により底板38が押し上げられると、無端状ベルト32が底板38に押し上げられ、従動ローラ31が駆動ローラ30を揺動軸として上方に移動するようになっている。このため、底板38により無端状ベルト32が押し上げられていない状態では、従動ローラ31が駆動ローラ30を揺動軸として自重によって下方に位置している。
一方、図6に示すように、帯電ブレード33の先端部33aは、無端状ベルト32の表面である表層32aに接触して無端状ベルト32と共にニップ部を形成しており、この先端部33aは、接触部を構成している。なお、ニップ部の幅を以下、ニップ幅Nという。
また、帯電ブレード33は、無端状ベルト32に対して右斜め上方向に傾斜して設けられており、帯電ブレード33と無端状ベルト32との間で放電を行うことにより、無端状ベルト32の表面に電荷を与える放電領域を形成する微小空隙Gを有している。
なお、ニップ幅Nは、帯電ブレード33の弾性率や押圧力、無端状ベルト32の撓み等を考慮して設定されており、微小空隙Gの大きさは、帯電電源35から帯電ブレード33に与える印加電圧、無端状ベルト32の厚みと誘電率等を考慮して決定される。
そして、帯電ブレード33の先端部33aと無端状ベルト32のニップ幅Nと放電領域である微小空隙Gの幅(以下、ニップ幅Nと微小空隙Gの幅とを合わせた幅を基本帯電幅Hという)は、無端状ベルト32の周回移動方向Mに帯電される同一の極性の電荷の帯電幅よりも小さくなるように構成されている。
具体的には、図6において、無端状ベルト32の表層32aに付着される正電荷と負電荷を模式的に示すと、正電荷と負電荷が帯電される表層32aの帯電幅Wに対して、基本帯電幅Hの幅が小さく形成されている。
また、帯電電源35から帯電ブレード33に印加される電圧(ここでは正弦波)により無端状ベルト32の表層32aに付着される正電荷と負電荷の電荷パターンの無端状ベルト32の周方向の周期を帯電ピッチPと定義した場合に、基本帯電幅Hが帯電ピッチPの1/2の幅よりも小さく設定されている。
このように構成された給紙部13にあっては、給紙信号により、駆動ローラ30が回転駆動され、周回移動を開始した無端状ベルト32には帯電ブレード33を介して帯電電源35により交番電圧が印加され、帯電ブレード33の微小空隙Gからの放電により無端状ベルト32の表層32aには交流電源周波数と無端状ベルト32の周回移動速度に応じたピッチ(ピッチは、2mm〜15mm程度にするのが好ましい)で交番する電荷パターンが形成される(図6(a)参照)。
帯電電源35は、交流の他直流を高低交互の電位に変化させたものでもよく、本実施の形態では、無端状ベルト32の表層32aに対して3〜4KV(±1.5〜±2)の振幅
を持った交流が印加される(図6(a)参照)。
ここで、電圧を制御して帯電および除電を行う場合には、図7(a)に示すように、印加電圧を低くすることによって、無端状ベルト32上の電荷パターンを除去したり、図7(b)に示すように、電源周波数を高くすることによって、無端状ベルト32上に形成する電荷パターンのピッチを細かくすることで、無端状ベルト32のマクスウェル応力に基づく吸着力を低減させることが考えられる。
図7(a)、(b)は、直流電源を交番させた矩形波であるが、図7(c)、(d)に示すように、正弦波を用いる場合も同様であり、本実施の形態では、図7(c)または(d)に示す正弦波が用いられている。
表層32aに正負の極性の電荷が交互に帯電された電荷パターンが形成された無端状ベルト32は、従動ローラ31に巻回された位置で最上位のシートS1の上面前端部に当接しているので、誘電体であるシートS1には無端状ベルト32の表面の電荷パターンにより形成される不平等電界により、マクスウェル応力が働き、最上位のシートS1のみが無端状ベルト32に吸着、保持されて給紙される。
ここで、図8に基づいて無端状ベルト32にシートS1が静電吸着される原理を説明する。
帯電ブレード33によって、無端状ベルト32の表層32aに正電荷と負電荷が帯電されると、無端状ベルト32の表面には無端状ベルト32上の正電荷から負電荷に向かって電気力線が発生する。
この電気力線の影響で無端状ベルト32に接触するシートS1における無端状ベルト32に接触している側とその反対側には同極の電荷が誘電される。シートS1における無端状ベルト32と接触する側の電気力線(仮想線で示す)の密度は高く、無端状ベルト32と接触しない非ベルト接触面側の密度は疎となる。
このとき、シートS1の下側と上側で電荷の差異が生じて、その差異分が無端状ベルト32と吸着する向きに力として作用する。これがマクスウェル応力と呼ばれるもので、正負の極性の帯電の境目で発生する。
図8では、説明の便宜上、正電荷と負電荷を交互に1つずつ示しているが、実際は、無端状ベルト32の周回移動方向において、正と負の電荷が一定のピッチ(帯電幅W)で帯電されており、この帯電幅が小さいほど、隣り合う電位同士が近接するため、シートS1側に発生するシート束Sの積載方向の電界距離が短くなり、シートS1に吸着力を与えることができる距離が短くなる。このため、帯電幅が小さいほど無端状ベルト32のマクスウェル応力に基づく吸着力を低減させることが考えられる。
一方、無端状ベルト32に吸着されたシートS1は、無端状ベルト32から曲率により分離され、搬送方向に繰り出され、一対のガイド部材34によって形成された搬送経路17を通って搬送ローラ対18に挟持される。搬送ローラ対18に挟持されたシートS1は、無端状ベルト32の影響を受けることなく、搬送ローラ対18の搬送力のみによって画像形成部14に向かって搬送される。
なお、駆動ローラ30は駆動軸を介して、図示しない駆動源との間に図示しないクラッチ等の駆動伝達遮断機構に連結されており、シートS1が搬送ローラ対18に到達した後には、駆動が遮断され回転自由となり、シート分離給送装置16により生じる駆動源の負荷が低減されるようになっている。
ここで、電荷パターンによる吸着力は、無端状ベルト32にシートS1を吸着した瞬間からある一定時間は、最上位のシートS1以外にも作用するが、一定時間経過した後には最上位のシートS1と無端状ベルト32の接触時間が長くなり、最上位のシートS1に対する吸着力が増大し、最上位に位置する以外のシートS1に対する吸着力が減少する。
すなわち、最上位のシートS1の接触時間を長くすることで、重送阻止部材を設けなくてもシート束Sから最上位のシートS1を分離することができる。このため、搬送ローラ対18と無端状ベルト32の線速は同一にし、搬送ローラ対18がタイミングを取って間欠駆動されているような場合には無端状ベルト32も間欠駆動されるように制御されることで、最上位のシートS1と無端状ベルト32の接触時間を長くすることができる。
また、無端状ベルト32はシートS1の後端が従動ローラ31の対向位置に達する前に2枚目のシートS1が無端状ベルト32に吸着されないようにしている。
ここで、シート分離給送装置16の無端状ベルト32に電荷を与えたり除電したりする場合には、無端状ベルト32を周回移動させる必要があるため、無端状ベルト32の周回移動時に、シート束Sに無端状ベルト32が接触していると、帯電動作、除電動作時に最上位のシートS1が送り出されてしまうおそれがある。
本実施の形態では、図5(b)に示すように、ソレノイド等のアクチュエータを作動して揺動支点部38aを中心にして底板38をスプリング39の付勢力に抗して押し下げることにより、シート束Sを無端状ベルト32から離隔させる。
また、底板38により無端状ベルト32が押し上げられていない状態では、従動ローラ31が駆動ローラ30を揺動軸として自重によって下方に位置しているが、この従動ローラ31の下方への移動量を制限して、従動ローラ31を介して無端状ベルト32がシート束Sに当接しないように構成することにより、無端状ベルト32と最上位のシートS1が接触するのを防止して最上位のシートS1が送り出されてしまうのを防止することができる。
このように本実施の形態では、帯電ブレード33が、無端状ベルト32に接触して無端状ベルト32と共にニップ部を形成する先端部33aを有するとともに、帯電ブレード33と無端状ベルト32との間で放電を行うことにより、無端状ベルト32の表層32aの表面に電荷を与える微小空隙Gを有し、ニップ幅Nと微小空隙Gからなる基本帯電幅Hを、無端状ベルト32の周回移動方向に帯電される同一の極性の電荷の帯電幅Wよりも小さくなるように、帯電ブレード33から無端状ベルト32に印加される交番電荷の周期(P)の1/2の幅よりも小さくし、無端状ベルト32の周回移動方向に対して帯電ブレード33の上流側で放電を行うようにしたので、帯電ブレード33と無端状ベルト32のニップ幅Nにおいて無端状ベルト32上に帯電した電荷の移動が生じるのを抑制したり、無端状ベルト32に逆極性の電荷が帯電されてしまうのを抑制することができるとともに、無端状ベルト32に帯電された電荷の極性に対して帯電ブレード33の下流側で逆極性の帯電が生じるのを防止することができる。このため、無端状ベルト32の帯電幅Wの全てが電荷の移動や逆極性の帯電の影響を受けることなく、正規の帯電状態を保持することができる。
このため、交番電荷の帯電ピッチを小さくして無端状ベルト32に充分な吸着力を発生させることができる。
したがって、給紙カセット15に積載されたシート束Sの最上位に位置するシートS1に対する吸着力の増加を早くすることができるとともに、2枚目以降のシートS1に作用する吸着力の減少を早くすることができ、分離動作に要する時間短縮を図って、シートS1の分離動作による生産性の向上を図ることができる。
なお、シート分離給送装置16が採用する静電吸着分離方式は、シートS1の電気抵抗が高い場合に、必要とする吸着力を得るのに時間が掛かることや、2枚目のシートS1以下に作用する吸着力が減少するのに時間が掛かるといった問題があり、シートS1の電気抵抗が低い場合に、吸着力が小さい等の問題が発生するが、本実施の形態では、上述したように交番電荷の帯電ピッチを小さくすることができるため、上述したように給紙カセット15に積載されたシート束Sの最上位に位置するシートS1に対する吸着力の増加を早くすることができるとともに、2枚目以降のシートS1に作用する吸着力の減少を早くすることができる。
この結果、多様なシート種においても、給紙カセット15に積載されたシート束Sから環境変動や経時変動に対して安定し、かつ、高速で確実に1枚ずつ分離給紙することができる信頼性の高いシート分離給送装置16を実現することができる。
なお、環境条件の検知は、例えば、温湿度計を給紙部13に内蔵させることで実現できる。また、シートS1の材質に関する情報の取得は、図示しない操作部からユーザが入力操作または選択操作を行うことにより実現できる。
また、本実施の形態では、無端状ベルト32に対して、帯電ブレード33の先端部33aを押し当てることにより、無端状ベルト32の表層32aの表面に堆積するゴミ、汚れ、放電生成物等を取り除くクリーニング効果を得ることができるため、新たなクリーニング部材を追加することなく、無端状ベルト32の表層32aの表面を正常な状態に保つことができ、経時変化による吸着力の低下を抑制することができる。
なお、帯電ブレード33に印加する電圧としては、図9に示すように、直流電源を交番させた矩形波を用いてもよい。この場合には、無端状ベルト32の周回移動方向に帯電される同一の極性の電荷の帯電幅Wよりも小さくなるように、帯電ブレード33から無端状ベルト32に印加される交番電荷の周期(P)の1/2の幅よりも小さくすればよい。
なお、本実施の形態では、駆動ローラ30の部分の無端状ベルト32からシートS1の分離を曲率分離によって行っているが、分離を一層確実にするために、図10に示すように、分離爪41を設けてもよい。
また、本実施の形態では、静電吸着力を得るために、無端状ベルト32に所定方向に延在する帯電ブレード33を用いて電荷を与えて無端状ベルト32上に電界を発生させるようになっているが、無端状ベルト32に電荷を与える方法はこれに限定されるものではなく、鋸歯状の電極を無端状ベルト32から微小距離だけ離した状態で配置してもよい。
また、図11に示すように、正と負の2つの櫛歯状の電極51を、無端状ベルト32の周回移動方向と直交する方向で向かい合うように無端状ベルト32上に配置してもよい。この場合、無端状ベルト32の幅方向両端には、それぞれパターンを露出した被給電部52を設け、被給電部52を通して正と負の高圧電源53、54によって電極51に正または負の電圧を印加することにより、電界を発生させ、シート束Sから最上位のシートS1を吸着する力を発生させるようにしてもよい。
また、無端状ベルト32からシート束Sを離隔させるものとしては、図5に示すように、底板38、押し上げスプリング39およびソレノイド等のアクチュエータを用いたものに代えて、図12に示す構成としてもよい。
すなわち、給紙カセット15の底面とシート束Sの間には、図12に示すように、底板61が介装されており、この底板61の背面にはラック62が設けられているとともに、図示しないモータによって回転駆動されるピニオン63がラック62に噛合されている。このため、底板61は、平行を保ったまま、ラック62およびピニオン63によって上下に移動されるようになっている。
この場合、無端状ベルト32、駆動ローラ30および従動ローラ31は、給紙部13内に位置が固定された状態としてもよい。また、給紙部13は、最上位のシートS1の上下方向の位置を検知するセンサ64を有し、このセンサ64からの検出情報に基づいて図示しないモータ制御回路がモータを制御することで、無端状ベルト32と最上位のシートS1との間隔や接触圧を適正が制御される。
なお、底板61の給紙カセット15との取付け構造としては、ラック62を底板61から突出する筒状部に摺動自在に係合させることにより、底板61をラック62を介して給紙カセット15に取付けたり、底板61の幅方向両端部を給紙カセット15の幅方向両端部の側板に摺動自在に係合させることにより、底板61をラック62を介して給紙カセット15に取付けるようにすればよい。また、モータは、底板61と給紙カセット15の底面との間に設ければよい。
また、図13に示すように、駆動ローラ30を揺動軸として従動ローラ31を矢印R2で示すように揺動させる構成とし、シート束Sから最上位のシートS1を分離する際に、駆動ローラ30を揺動軸として、従動ローラ31を矢印R2で示すように揺動させるようにしてもよい。
このようにすれば、図12に示すように、無端状ベルト32が最上位のシートS1を吸着した状態から図13に示すように底板61を下方に移動させることにより、駆動ローラ30を揺動軸として従動ローラ31を反時計回転方向に揺動させ、シート束Sから最上位のシートS1をめくることができる。この結果、シート束Sから最上位のシートS1の分離を確実に行ってシートS1が重送されてしまうのを確実に防止することができる。
(第2の実施の形態)
図14、図15は、本発明に係るシート給送装置および画像形成装置の第2の実施の形態を示す図であり、本実施の形態では、帯電部材として第1の実施の形態の帯電ブレードに代えて帯電ローラを用いており、第1の実施の形態と同一の構成には同一番号を付して説明を省略する。
図14、図15において、帯電部材としての帯電ローラ71は、無端状ベルト32に接触して無端状ベルト32と共にニップ部を形成する外周部71aを備えており、この外周部71aは、接触部を構成している。なお、ニップ部の幅を以下、ニップ幅Nという。
また、図15に示すように、帯電ローラ71は、無端状ベルト32の周回移動方向Rに対して帯電ローラ71の上流側と下流側との間で放電を行うことにより、無端状ベルト32の表面に電荷を与える放電領域を形成する2つの微小空隙Gを有している。
なお、ニップ幅Nは、帯電ローラ71の弾性率や押圧力、無端状ベルト32の撓み等を考慮して設定されており、微小空隙Gの大きさは、帯電電源35から帯電ローラ71に与える印加電圧、無端状ベルト32の厚みと誘電率等を考慮して決定される。
そして、帯電ローラ71の外周部71aと無端状ベルト32のニップ幅Nと放電領域である微小空隙Gの幅(以下、ニップ幅Nと微小空隙Gの幅とを合わせた幅を基本帯電幅Hという)は、無端状ベルト32の周回移動方向Mに帯電される同一の極性の電荷の帯電幅よりも小さくなるように構成されている。
具体的には、帯電ローラ71の直径Dは、帯電幅Wよりも小さく形成されており、帯電電源35から帯電ローラ71に印加される電圧の波形(ここでは正弦波)の周期を帯電ピッチPと定義した場合に、帯電ローラ71の直径Dを帯電ピッチPの1/2の幅よりも小さく設定している。この結果、基本帯電幅Hが帯電幅Wよりも小さくなる。
このように構成されるシート分離給送装置16にあっては、帯電ローラ71が、無端状ベルト32に接触して無端状ベルト32と共にニップ部を形成する外周部71aを有するとともに、帯電ローラ71の上流側と下流側との間で放電を行うことにより、無端状ベルト32の表層32aに電荷を与える微小空隙Gを有し、帯電ローラ71の外周部71aと微小空隙Gからなる基本帯電幅Hを、無端状ベルト32の周回移動方向に帯電される同一の極性の電荷の帯電幅Wよりも小さくなるように、帯電ローラ71の直径Dを帯電幅Wよりも小さく形成するとともに、帯電ローラ71の直径Dを帯電ピッチPの1/2の幅よりも小さくした。
このため、帯電ローラ71に交番電圧を印加したときに、帯電ローラ71と無端状ベルト32のニップ幅Nにおいて無端状ベルト32上に帯電した電荷の移動が生じるのを抑制したり、無端状ベルト32に逆極性の電荷が帯電されてしまうのを抑制することができるとともに、無端状ベルト32に帯電した電荷の極性に対して帯電ローラ71の下流側の微小空隙Gで逆極性の帯電が生じた場合であっても(図15において、上流側の微小空隙Gで放電された電荷を符号72で示し、下流側の微小空隙Gで放電された電荷を符号73で示す)、無端状ベルト32の帯電幅Wの全てが電荷の移動や逆極性の帯電の影響を受けることなく、正規の帯電状態を保持することができる。
このため、交番電荷の帯電ピッチを小さくすることができ、無端状ベルト32に充分な吸着力を発生させることができる。
したがって、給紙カセット15に積載されたシート束Sの最上位に位置するシートS1に対する吸着力の増加を早くすることができるとともに、2枚目以降のシートS1に作用する吸着力の減少を早くすることができ、分離動作に要する時間短縮を図って、シートS1の分離動作による生産性の向上を図ることができる。
この結果、多様なシート種においても、給紙カセット15に積載されたシート束Sから環境変動や経時変動に対して安定し、かつ、高速で確実に1枚ずつ分離給紙することができる信頼性の高いシート分離給送装置16を実現することができる。
また、紙粉やその他のごみがシート分離給送装置16の吸着動作に悪影響を与えることを防止するため、無端状ベルト32にクリーニング機構を設けてもよい。
また、N=0の場合もこれら実施の形態に含まれる。N=0の場合には非接触帯電となり、微小空隙Gで放電した領域が基本帯電幅Hとなる。
以上のように、本発明に係るシート給送装置および画像形成装置は、帯電ピッチを小さくすることができ、多様なシート種においても、シート積載部材に積載されたシート束から環境変動や経時変動に対して安定し、かつ高速で確実に1枚ずつ給送することができる信頼性の高いシート給送装置およびシート給送装置を備えた画像形成装置を提供することができるという効果を有し、静電気を利用してシートを無端状ベルトに吸着して分離するようにしたシート給送装置およびこのシート給送装置を備えた電子写真複写機、ファクシミリ装置、プリンタ装置、インクジェット装置等からなる画像形成装置等として有用である。
10 複写機(画像形成装置)
14 画像形成部(画像形成手段)
15 給紙カセット(シート積載部材)
16 シート分離給送装置(シート給送装置)
32 無端状ベルト
33 帯電ブレード(帯電部材)
33a 先端部(接触部)
71 帯電ローラ(帯電部材)
71a 外周部(接触部)
S シート束
S1 シート
G 微小空隙
H 基本帯電幅
W 帯電幅
特許第3927833号公報 特開2002−211777号公報

Claims (5)

  1. 複数枚のシートを積載するシート積載部材と、誘導体からなり、周回移動する無端状ベルトと、前記無端状ベルトの表面に交番電荷を与える帯電部材とを備え、前記無端状ベルトによって前記シート積載部材上の複数枚のシートから最上位に位置するシートを吸着して給送するようにしたシート給送装置において、
    前記帯電部材が、前記無端状ベルトに接触して前記無端状ベルトと共にニップ部を形成する接触部を有するとともに、前記帯電部材と前記無端状ベルトとの間で放電を行うことにより、前記無端状ベルトの表面に電荷を与える放電領域を構成する微小空隙を有し、前記ニップ部の幅と前記放電領域の幅とを合わせた基本帯電幅が、前記無端状ベルトの周回移動方向に帯電される同一の極性の電荷の帯電幅よりも小さくなるように構成されたことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記帯電部材が帯電ローラから構成され、前記帯電ローラの直径が、前記帯電幅よりも小さく形成されることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記帯電幅が、前記帯電部材から前記無端状ベルトに印加される交番電荷の1/2周期幅よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  4. 帯電ローラの直径が、前記帯電部材から前記無端状ベルトに印加される交番電荷の1/2周期幅よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のシート給送装置を備えた画像形成装置であって、
    前記シート給送装置によって給送されたシート上に画像を形成する画像形成手段を有することを特徴とする画像形成装置。
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