JP2011000705A - 防振ハンドル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 作業工具に装着可能に構成されたハンドル本体部123と、当該ハンドル本体部123に対し、少なくとも作業工具の振動方向と概ね対応する方向に移動可能に設けられたグリップ部125と、ハンドル本体部123とグリップ部125との間に介在され、当該グリップ部125の移動に対して弾発力を作用させる弾性体139と、を備えた防振ハンドルである。ハンドル本体部は、作業工具を両側から挟むように対向状に配置可能な第1および第2のクランプ部材127,129と、第1および第2のクランプ部材を互いに接近する方向に移動させて作業工具を挟み付け、これによって当該作業工具に第1および第2のクランプ部材を固定する固定手段131,133と、を有する。
【選択図】 図2
Description
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の作業工具において、グリップ部の軸方向一端面には、エンドプレートが止着されており、グリップ部側の球面状凹面は、当該グリップ部の軸方向一端面に形成された凹面と、エンドプレートに形成された凹面とによって構成されている。本発明によれば、球面部に対しグリップ部の軸方向一端側を嵌合させた状態で組み付けることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の作業工具において、グリップ部の作業工具本体に対する相対回動範囲を規制するストッパを有する構成とした。本発明によれば、ストッパによってグリップ部が必要以上に相対回動しないように規制することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれかに記載の作業工具において、弾性体は、作業工具本体に対するグリップ部の回動部位から離間した位置に配置されている。本発明によれば、振動の振幅が大きくなる領域に弾性体を設定することが可能となるため、それに伴い振動の吸収を効率よく行うことができる。
以下、本発明の第1の実施形態につき、図1〜図6を参照しつつ詳細に説明する。本発明の実施の形態は、防振ハンドルを、往復作動式作業工具の一例としての電動ハンマに当該電動ハンマを操作する補助ハンドルとして適用した場合で説明する。図1には電動ハンマに装着された補助ハンドルの全体が2点鎖線によって示され、図2および図3には補助ハンドルが縦断面図で示され、更に図4〜図6には補助ハンドルの一部が横断面図で示されている。
まず図1に基づいて、補助ハンドル121が適用される電動ハンマ101の概略を簡単に説明する。電動ハンマ101は、概括的に見て、電動ハンマ101の外郭を形成する本体部103を主体に構成される。本体部103は本発明における「作業工具本体」に対応する。本体部103は、モータハウジング105、ギアハウジング107および当該ギアハウジング107の先端(前端)領域(図1の左側)を占めるツールホルダ(バレル部)109を主体に構成される。またモータハウジング105およびギアハウジング107の後端側(図1の右側)にはメインハンドル(ハンドグリップ)111が設けられている。
収容筒体143は、グリップ部125の下端部に一体に形成されており、外径方向に膨らませることで所要の収容スペースを確保している。付勢バネ147は本体部103の長軸方向と平行な方向を付勢方向とするように配置され、ウェイト145が本体部103の長軸方向に移動する際に、当該収容筒体143との間で当該ウェイト145に弾発力を付与する。付勢バネ147は、ウェイト145に形成された凹部145aに一端側が収容されており、これにより付勢バネ147の配置スペースを稼いでいる。収容筒体143内に収容されたウェイト145は、当該収容筒体143の内壁面、および収容筒体143の組付け用の開口側を塞ぐべく止ネジ146によって止着された底板144の内面によって安定して移動するよう案内される。
本実施の形態においては、補助ハンドル121を電動ハンマ101に装着する場合、グリップ部121が取付けられているネジ付ロッド131を回動させずに、ノブ付ナット133を回動させることによって補助ハンドル121を電動ハンマ101に固定する構成としている。このため、当該グリップ部125をハンドル装着部109aに対して常に一定方向を向けた状態で固定することができる。そして固定状態においては、取付部材127の支持面127aおよび締付バンド129の湾曲面129aは、振動方向に対し平行をなすように設定されたハンドル装着部109aの外面と面接触することになり、これによってグリップ部125の回動方向が振動方向と同方向とされる。その結果、グリップ部125の回動方向、すなわちクッションゴム139による振動の減衰方向および動吸振器141による制振方向を、振動方向に合わせることができるため、クッションゴム139の振動吸収作用および動吸振器141の制振作用を最大限に発揮させることが可能となり、使い勝手のよい補助ハンドル121が提供される。
次に本発明の第2の実施の形態につき、図7〜図11を参照して説明する。この実施の形態は、前述した第1の実施形態に係る補助ハンドル121の動吸振器141の組付け構造に関する変更例である。なお動吸振器141の組付け構造を除いた他の部分については、第1の実施形態と同様に構成されるため、同一符号を付してその説明を省略する。
第2の実施形態においては、動吸振器141は、グリップ部125の長軸方向における回動軸137とは反対側の概ね半分の領域を利用して構成されている。動吸振器141のウェイト145は、グリップ部125の長軸方向に長い形状とされ、グリップ部125を構成する筒体126の概ね半分の領域によって形成される収容筒体143内に、その長尺方向が当該収容筒体143の長軸方向となるように配置され、本体部103の長軸方向と平行な方向に移動可能とされている。収容本体143は、本発明における「器本体」に対応する。付勢バネ147は、本体部103の長軸方向と平行な方向を付勢方向とするように収容筒体143内に配置され、ウェイト145が移動する際に、収容筒体143との間で当該ウェイト145に弾発力を付与する。付勢バネ147は、本発明における「弾性要素」に対応する。
次に本発明の第3の実施形態に係る防振ハンドルにつき、図12〜図14を参照して説明する。本実施の形態に係る防振ハンドルは、いわゆる先端工具が回転運動を行う形態で被加工材の加工作業を遂行する回転式作業工具、例えばグラインダー、丸鋸、振動ドリル等のような振動方向が一定でない作業工具に、補助ハンドルとして好適に適用される。本実施の形態に係る補助ハンドル161は、作業工具の本体部に装着可能なハンドル本体部としての円柱状の取付ロッド163と、作業者が握るグリップ部165を主体として構成される。取付ロッド163は、長軸方向の一端側に取付ネジ部163aと球面部163bを有する。取付ロッド163は、円筒状に形成されたグリップ部165内に差し込まれるとともに、球面部163bがグリップ部165の長軸方向の端部およびエンドプレート167に形成された球面状の凹面165a,167aに嵌合されている。これによりグリップ部165は、取付ロッド163に対し球面部163bの中心を回動中心として全方位に相対回動可能とされている。なおエンドプレート167は、グリップ部165の端面に止ネジ169にて止着されている。
次に本発明の第4の実施形態に係る防振ハンドルにつき、図15および図16を参照して説明する。本実施の形態に係る防振ハンドルは、いわゆる先端工具が回転運動を行う形態で被加工材の加工作業を遂行する回転式作業工具、例えばグラインダー、ポリッシャ、マルノコ、振動ドリル等振動方向が一定でない作業工具に補助ハンドルとして好適に適用される。本実施の形態に係る補助ハンドル181は、回転式作業工具としての、例えば電動グラインダーの本体部(図示省略)に装着可能なハンドル本体部としての円柱状の取付ロッド183と、作業者が握るグリップ部185とを主体として構成される。取付ロッド183は、長軸方向の一端側に取付ネジ部183aと球面部183bを有する。取付ロッド183は、円筒状に形成されたグリップ部185内に差し込まれるとともに、球面部183bがグリップ部185の長軸方向の一端側(図15の上端側)に形成された球面状の凹面185aおよびエンドプレート191に形成された球面状の凹面191aに嵌合されている。これにより、グリップ部185は、その長軸方向の一端側において、取付ロッド183に対し球面部183bの中心を回動中心として全方位に相対回動可能とされている。なおエンドプレート191は、凹面191aが形成された筒部191bの外周面にネジを有しており、この筒部191bをグリップ部185に形成されたネジ孔にねじ込むことによって当該グリップ部185に止着されている。
ところで、作業工具は、その機種、型式の違い等によって発生する振動の振動数が異なり、それに伴い防振すべき振動の振動数が異なってくる。本実施の形態に係る補助ハンドル181は、装着対象としての作業工具の機種あるいは型式等に応じてグリップ部185の固有振動数を簡単に変更することができるため、従来であれば、作業工具の機種毎であるいは型式毎で専用の補助ハンドルを製作しなければならなかったものを、1種類の補助ハンドル181で対応できることになる。なお、このようなグリップ部185の固有振動数の変更は、基本的には、生産者側において実施するべく構成されるものであるが、使用者側において変更する構成であってもよく、このときは1つの補助ハンドルを複数の作業工具に対して適用できる。
また第1および第2の実施形態では、電動ハンマ101の操作補助具としての補助ハンドル121,161で説明したが、操作補助具としてのみならず、例えば作業工具に対する着脱式の主操作具として使用する形態であっても何ら差し支えない。
またハンドル本体部123に対してグリップ部125を移動可能に装着する構成としては、上記のような回動式から振動方向と概ね平行な方向に直線状に移動する構成に変更することが可能である。例えばハンドル本体123側に振動方向に平行に延在するガイドロッドやスライド溝を設定し、当該ガイドロッドやスライド溝に対してグリップ部125を摺動自在に装着する構成に変更することが可能である。このような直線的な移動を可能とする構成としたときは、弾性体139をグリップ部125の摺動部位の近傍に設定することで、グリップ部125の安定したかつ円滑な動作を確保することが好ましい。
このような構成によれば、グリップ部125の移動方向が作業工具の振動方向となるように当該作業工具に装着できるため、弾性体による振動減衰効果あるいは動吸振器による制振効果を十分に奏することが可能となり、使用性の良い防振ハンドルが提供される。
また第4の実施形態において、グリップ部185に対する錘195の装着手段は、グリップ部185の筒孔内周面に形成したネジ孔に錘195をねじ込む形式に限られず、例えば別途に設けたネジを用いて止着する構成、あるいはグリップ部185の筒孔内周と錘195の外周とのいずれか一方に係止爪を設け、いずれか他方に当該係止爪が係合可能な係止溝を設け、係止爪と係止溝との位置を合せた状態で錘195を筒孔内に挿入した後、周方向へ回動操作して抜け止めする構成等に変更してもよく。また錘195は、グリップ部185の外側に装着す形式に変更してもよい。
(態様1)
「請求項1または2に記載の防振ハンドルであって、
前記グリップ部は、前記ハンドル本体部に対し、少なくとも振動方向と概ね同方向に相対的に回動自在に設けられるとともに、当該方向への回動動作に対して前記弾性体の弾発力が作用する構成とされることを特徴とする防振ハンドル。」
「態様1に記載の防振ハンドルであって、
前記弾性体は、前記ハンドル本体部に対する前記グリップ部の回動部位から離間した位置に配置されていることを特徴とする防振ハンドル。」
「請求項1または2あるいは態様1または2に記載の防振ハンドルであって、
前記グリップ部には、前記作業工具から入力される振動を制振するための動吸振器が備えられていることを特徴とする防振ハンドル。」
「態様3に記載の防振ハンドルであって、
前記動吸振器は、前記ハンドル本体部に対する前記グリップ部の回動部位から離間した位置に設定されていることを特徴とする防振ハンドル。」
「請求項3または態様3あるいは4に記載の防振ハンドルであって、
前記動吸振器は、器本体と、当該器本体内に収容されたウェイトと、当該ウェイトを前記器本体との間で連接する弾性要素と、を備えるとともに、前記グリップ部に対し着脱自在に取付けられていることを特徴とする防振ハンドル。」
「態様5に記載の防振ハンドルであって、
前記グリップ部は、筒状に形成され、当該筒孔内に前記ウェイトを長尺方向が筒孔の軸線方向となるように配置したことを特徴とする防振ハンドル。」
「請求項3に記載の防振ハンドルであって、
前記動吸振器は、器本体と、当該器本体内に収容されたウェイトと、当該ウェイトを前記器本体との間で連接する弾性要素と、を備えるとともに、前記グリップ部に対し着脱自在に取付けられていることを特徴とする防振ハンドル。」
「請求項5に記載の作業工具であって、
前記補助ハンドルのグリップ部には、前記作業工具本体から入力される振動を制振するための動吸振器が備えられていることを特徴とする作業工具。」
「請求項7または8に記載の防振ハンドルであって、
前記グリップ部は、前記ハンドル本体部に対し全方位に回動自在に連接され、前記グリップ部の固有振動数の変更は、当該グリップ部に重量の異なる錘を選択的に装着することによって、あるいはグリップ部の長軸方向において当該グリップ部に装着される錘の装着位置を調整することによってなされることを特徴とする防振ハンドル。」
本発明によれば、グリップ部に重量の異なる錘を選択的に装着することによって、あるいはグリップ部の長軸方向において当該グリップ部に装着される錘の装着位置を調整することによって、グリップ部の固有振動数の変更を簡単かつ合理的に行うことができる。
「作業工具本体に、当該作業工具本体を操作するメインハンドルと、請求項7または8に記載の防振ハンドルとを備えた作業工具であって、
前記防振ハンドルが前記作業工具本体に装着された状態で、当該防振ハンドルにおける前記グリップ部の固有振動数が、作業工具が発生する振動数からずらして設定されていることを特徴とする作業工具。」
103 本体部
105 モータハウジング
107 ギアハウジング
109 ツールホルダ(バレル部)
109a ハンドル装着部
111 メインハンドル
113 トリガ
121 補助ハンドル(防振ハンドル)
123 ハンドル本体部
125 グリップ部
126 筒体
127 取付部材(第1のクランプ部材)
127a 支持面
127b 基部
127c 凹部
128 カバー
129 締付バンド(第2のクランプ部材)
129a 湾曲面
129b 下端部
130 着脱操作機構(固定手段)
131 ネジ付ロッド
131a ネジ部
131b 頭部
131c 角軸部
131d 突起
133 ノブ付ナット
134 ノブ
134a 突部
137 回動軸
138 抜け止めリング
139 クッションゴム(弾性体)
141 動吸振器
143 収容筒体(器本体)
144 底板
144a 突起
145 ウェイト
145a 凹部
145b 溝
146 止ネジ
147 付勢バネ(弾性要素)
161 補助ハンドル(防振ハンドル)
162 ストッパ軸
163 取付ロッド(ハンドル本体部)
163a 取付ネジ部
163b 球面部
164 円形孔
165 グリップ部
165a 凹面
166 筒体
167 エンドプレート
167a 凹面
168 カバー
169 止ネジ
171 クッションゴム
173 キャップ
181 補助ハンドル(防振ハンドル)
183 取付ロッド(ハンドル本体部)
183a ネジ部
183b 球面部
185 グリップ部
185a 凹面
185b 錘装着部
187 筒体
189 カバー
191 エンドプレート
191a 凹面
191b 筒部
193 クッションゴム(弾性体)
195 錘
195a 凹部
Claims (9)
- 作業工具に装着可能に構成されたハンドル本体部と、当該ハンドル本体部に対し、少なくとも前記作業工具の振動方向と同方向に相対的に移動可能に設けられたグリップ部と、前記ハンドル本体部と前記グリップ部との間に介在され、当該グリップ部の前記ハンドル本体部に対する相対移動に対して弾発力を作用させる弾性体と、を有する防振ハンドルであって、
前記ハンドル本体部は、
前記作業工具のハンドル装着部を両側から挟むように対向状に配置可能な第1および第2のクランプ部材と、
前記第1および第2のクランプ部材を互いに接近する方向に移動させて前記作業工具を挟み付け、これによって当該作業工具に第1および第2のクランプ部材を固定する固定手段と、を有し、
前記固定手段は、前記グリップ部の移動方向を前記作業工具の振動方向と同方向に維持した状態で前記作業工具に第1および第2のクランプ部材を固定可能としたことを特徴とする防振ハンドル。 - 請求項1に記載の防振ハンドルであって、
前記固定手段は、前記第1のクランプ部材に設けられるとともに、前記グリップ部が設けられたネジ付ロッドと、前記第2のクランプ部材に設けられて当該ネジ付ロッドのネジ部に噛み合うナットとの組み合わせからなり、前記ナットを回動操作することによって前記第1および第2のクランプ部材を互いに接近または離間する方向に移動させ、これによって当該第1および第2のクランプ部材を前記作業工具に固定または解除する構成としたことを特徴とする防振ハンドル。 - 作業工具に装着可能に構成されたハンドル本体部と、当該ハンドル本体部に設けられたグリップ部と、当該グリップ部に設けられ、前記作業工具から入力される振動を制振するための動吸振器と、を有する防振ハンドルであって、
前記ハンドル本体部は、
前記作業工具のハンドル装着部を両側から挟むように対向状に配置可能な第1および第2のクランプ部材と、
前記第1および第2のクランプ部材を互いに接近する方向に移動させて前記作業工具を挟み付け、これによって当該作業工具に第1および第2のクランプ部材を固定する固定手段と、を有し、
前記固定手段は、前記動吸振器の制振方向が前記振動の入力方向と平行となるように前記作業工具に第1および第2のクランプ部材を固定可能としたことを特徴とする防振ハンドル。 - 作業工具に装着して当該作業工具の操作に用いられる防振ハンドルであって、
ハンドル本体部と、グリップ部を有し、
前記ハンドル本体部は、当該ハンドル本体部または作業工具のうちのいずれか一方に設けたネジ孔に、いずれか他方に設けた取付ネジをねじ込むことによって前記作業工具に止着可能とされ、
前記グリップ部は、前記ハンドル本体部に対し全方位に移動可能に連接されるとともに、ハンドル本体部とグリップ部間には、当該グリップ部の前記ハンドル本体部に対する相対移動に対して弾発力を作用する弾性体が介在されていることを特徴とする防振ハンドル。 - 作業工具本体に、当該作業工具本体を操作するメインハンドルと補助ハンドルとを備えた作業工具であって、
前記補助ハンドルは、前記作業工具本体に装着可能に構成されたハンドル本体部と、当該ハンドル本体部に対し、少なくとも前記作業工具の振動方向と概ね同方向に相対的に移動可能に設けられたグリップ部と、前記ハンドル本体部と前記グリップ部との間に介在され、当該グリップ部の前記ハンドル本体部に対する相対移動に対して弾発力を作用させる弾性体と、を備え、
前記ハンドル本体部は、
前記作業工具本体のハンドル装着部を両側から挟むように対向状に配置可能な第1および第2のクランプ部材と、
前記第1および第2のクランプ部材を互いに接近する方向に移動させて前記作業工具を挟み付け、これによって当該作業工具に第1および第2のクランプ部材を固定する固定手段と、を有し、
前記固定手段は、前記グリップ部の前記ハンドル本体部に対する相対移動方向を前記作業工具の振動方向と同方向に維持した状態で前記作業工具に第1および第2のクランプ部材を固定可能としたことを特徴とする作業工具。 - 作業工具本体に、当該作業工具本体を操作するメインハンドルと補助ハンドルとを備えた作業工具であって、
前記補助ハンドルは、ハンドル本体部と、グリップ部を有し、
前記ハンドル本体部は、当該本体部または作業工具のうちのいずれか一方に設けたネジ孔に、いずれか他方に設けた取付ネジをねじ込むことによって前記作業工具本体に止着可能とされ、
前記グリップ部は、前記ハンドル本体部に全方位に移動可能に連接されるとともに、当該ハンドル本体部とグリップ部間には、当該グリップ部の前記ハンドル本体部に対する相対移動に対して弾発力を作用する弾性体が介在されていることを特徴とする作業工具。 - 作業工具に装着可能に構成されたハンドル本体部と、当該ハンドル本体部に対し、少なくとも前記作業工具の振動方向と同方向に相対的に移動可能に設けられたグリップ部と、前記ハンドル本体部と前記グリップ部との間に介在され、当該グリップ部の前記ハンドル本体部に対する相対移動に対して弾発力を作用させる弾性体と、を有する防振ハンドルであって、
当該防振ハンドルは、異なる作業工具に選択的に装着可能とされるとともに、装着された当該作業工具の態様に応じて前記グリップ部の固有振動数が変更可能に構成されていることを特徴とする防振ハンドル。 - 請求項7に記載の防振ハンドルであって、
前記グリップ部は、前記ハンドル本体部に対して少なくとも振動方向と同方向に相対的に回動自在に設けられるとともに、当該方向への回動動作時における回動中心から重心位置までの距離が変更可能とされ、作業工具に装着された状態で前記距離を変えることによって前記グリップ部の固有振動数が変更されることを特徴とする防振ハンドル。 - 作業工具本体に、当該作業工具本体を操作するメインハンドルと補助ハンドルとを備えた作業工具であって、
前記補助ハンドルは、前記作業工具本体に装着可能に構成されたハンドル本体部と、当該ハンドル本体部に対し、少なくとも前記作業工具の振動方向と同方向に相対的に移動可能に設けられたグリップ部と、前記ハンドル本体部と前記グリップ部との間に介在され、当該グリップ部の前記ハンドル本体部に対する相対移動に対して弾発力を作用させる弾性体と、を有するとともに、前記グリップ部の固有振動数が変更可能に構成され、前記作業工具本体に装着された状態で、前記グリップ部の固有振動数が、作業工具が発生する振動数からずらして設定されていることを特徴とする作業工具。
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