JP2010535726A - 新規の除草剤 - Google Patents

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Abstract

置換基が請求項1に規定されるとおりである式(I)の化合物は除草剤としての使用に適切である。

Description

本発明は新規の除草活性を有するシクロペンタンジオン化合物及びその誘導体、その製造方法、その化合物を含む組成物、ならびに、特に、有用な植物作物において雑草を制御しそして望まれない植物成長を抑制するためのその使用に関する。
除草作用を有するシクロペンタンジオン化合物は、たとえば、WO 01/74770及びWO 96/03366に記載されている。
今回、除草及び成長抑制特性を有する新規のシクロペンタンジオン化合物及びその誘導体が発見された。
それによると、本発明は式Iの化合物に関する。
Figure 2010535726
式中、Rはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、ハロメチル、ハロエチル、ハロゲン、ビニル、エチニル、メトキシ、エトキシ、ハロメトキシ、ハロエトキシ又はシクロプロピルであり、
及びRは互いに独立に、水素、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cアルケニルオキシ、C〜Cハロアルケニルオキシ、C〜Cアルキニルオキシ、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルコキシスルホニル、C〜Cハロアルコキシスルホニル、シアノ、ニトロ、任意に置換されたアリール又は任意に置換されたヘテロアリールであり、R及びRの少なくとも1つは任意に置換されたアリール又は任意に置換されたヘテロアリールであり、
は水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、ハロメチル、ハロエチル、ハロゲン、ビニル、エチニル、メトキシ、エトキシ、ハロメトキシ又はハロエトキシであり、
及びR12は互いに独立に、水素、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、ハロゲン又はC〜Cアルコキシカルボニルであり、又は、
及びR12は一緒になって3〜7員炭素環を形成し、その炭素環は任意に酸素又は硫黄原子を含んでよく、
、R、R、R、R10及びR11は互いに独立に、水素もしくは置換基であり、又は、R及びR又はR及びR10はそれらが結合した炭素原子とともにケト、又は、任意に置換されたイミノ又は任意に置換されたアルケニル単位を形成し、あるいは、R、R、R及びR10はいずれか2つが一緒になって3〜8員炭素環を形成し、その炭素環は任意にO、S又はNから選ばれるヘテロ原子を含みそして任意に置換され、又は、R及びR10は一緒に結合を形成し、
Gは、水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、スルホニウム、アンモニウム又は潜伏化基である。
式Iの化合物の置換基の定義において、単独のアルキル部分であるか又はより大きな基(たとえば、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル)の一部としてのアルキル部分の各々は直鎖又は枝分かれ鎖であり、たとえば、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、イソプロピル、n−ブチル、sec-ブチル、イソブチル、tert-ブチル又はネオペンチルである。アルキル基は適切にはC〜Cアルキル基であるが、好ましくはC〜Cアルキルであり、より好ましくはC〜Cアルキル基である。
アルケニル及びアルキニル部分は直鎖の形態であっても、又は、枝分かれ鎖の形態であってもよく、また、アルケニル部分は適切な場合には(E)−もしくは(Z)−コンフィグレーションであることができる。例としてはビニル、アリル及びプロパルギルがある。アルケニル及びアルキニル部分はあらゆる組み合わせで1つ又は複数の二重結合及び/又は三重結合を含むことができる。アレニル及びアルキリニルアルケニルはこれらの用語に含まれるものと理解される。
ハロゲンはフッ素、塩素、臭素又はヨウ素である。
ハロアルキル基は1つ又は複数の同一の又は異なるハロゲン原子で置換されたアルキル基であり、たとえば、CF、CFCl、CFH、CClH、FCH、ClCH、BrCH、CHCHF、(CHCF、CFCH又はCHFCHである。
本明細書の関係で、用語「アリール」は好ましくはフェニル及びナフチルを指す。用語「ヘテロアリール」は少なくとも1つのヘテロ原子を含み、単一の環又は2つ以上の環の縮合環からなる芳香環系を指す。好ましくは、単環は3個以下、そして二環系は4個以下のヘテロ原子を含み、そのヘテロ原子は窒素、酸素及び硫黄から選択されるであろう。このような基の例としては、フリル、チエニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、ベンゾフリル、ベンゾイソフリル、ベンゾチエニル、ベンゾイソチエニル、インドリル、イソインドリル、インダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンズイソオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル、2,1,3−ベンゾオキサジアゾール、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、フタルアジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、ベンゾトリアジニル、プリニル、プテリジニル及びインドリジニルが挙げられる。複素芳香族基の好ましい例としては、ピリジル、ピリミジニル、トリアジニル、チエニル、フリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、2,1,3−ベンゾオキサジアゾールイル及びチアゾリルが挙げられる。
シクロアルキルとしては好ましくはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル及びシクロヘキシルが挙げられる。シクロアルキルアルキルは好ましくはシクロプロピルメチルである。シクロアルケニルとしてはシクロペンテニル及びシクロヘキセニルが挙げられる。
、R、R及びR10のいずれか2つが一緒なって形成されるような炭素環は7個以下の原子を含むシクロアルキル及びシクロアルケニル基が挙げられ、その基はO,S及びNから選ばれる1又は複数個、好ましくは1個又は2個のヘテロ原子を任意に含み、たとえば、1,3−ジオキソラン、オキセタン、テトラヒドロフラン、モルホリン、チオモルホリン及びピペラジンなどの複素環となる。
アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル又はヘテロサイクリル上に場合により存在する置換基は、それが存在する場合には、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ロダノ、イソチオシアナト、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ−(C1−6)アルキル、C2−6アルケニル、C2−6ハロアルケニル、C2−6アルキニル、C3−7シクロアルキル(それ自体が任意にC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されていてよい)、C5−7シクロアルケニル(それ自体が任意にC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されていてよい)、ヒドロキシ、C1−10アルコキシ、C1−10アルコキシ(C1−10)アルコキシ、トリ(C1−4)アルキルシリル(C1−6)アルコキシ、C1−6アルコキシカルボニル(C1−10)アルコキシ、C1−10ハロアルコキシ、アリール(C1−4)アルコキシ(そのアリール基は任意にハロゲン又はC1−6アルキルによって置換されていてよい)、C3−7シクロアルキルオキシ(そのシクロアルキル基は任意にC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されていてよい)、C3−10アルケニルオキシ、C3−10アルキニルオキシ、メルカプト、C1−10アルキルチオ、C1−10ハロアルキルチオ、アリール(C1−4)アルキルチオ、C3−7シクロアルキルチオ(そのシクロアルキル基は任意にC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されていてよい)、トリ(C1−4)アルキルシリル(C1−6)−アルキルチオ、アリールチオ、C1−6アルキルスルホニル、C1−6ハロアルキルスルホニル、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6ハロアルキルスルフィニル、アリールスルホニル、トリ(C1−4)アルキルシリル、アリールジ(C1−4)アルキルシリル、(C1−4)アルキルジアリールシリル、トリアリールシリル、C1−10アルキルカルボニル、HOC、C1−10アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C1−6アルキルアミノカルボニル、ジ(C1−6アルキル)アミノカルボニル、N−(C1−3アルキル)−N−(C1−3アルコキシ)アミノカルボニル、C1−6アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、ジ(C1−6)アルキルアミノ−カルボニルオキシ、アリール(それ自体が任意にC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されていてよい)、ヘテロアリール(それ自体が任意にC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されていてよい)、ヘテロサイクリル(それ自体が任意にC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されていてよい)、アリールオキシ(そのアリール基が任意にC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されていてよい)、ヘテロアリールオキシ(そのヘテロアリール基が任意にC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されていてよい)、ヘテロサイクリルオキシ(そのヘテロサイクリル基が任意にC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されていてよい)、アミノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6)アルキルアミノ、C1−6アルキルカルボニルアミノ、N−(C1−6)アルキルカルボニル−N−(C1−6)アルキルアミノ、アリールカルボニル(そのアリール基はそれ自体が任意にハロゲン又はC1−6アルキルによって置換されていてよい)から独立に選ばれ、又は、アリール又はヘテロアリール系の2つの隣接する位置は環化されて5,6又は7員炭素環又は複素環を形成してもよく、それ自体が任意にハロゲン又はC1−6アルキルによって置換されていてよい。アリール又はヘテロアリールのためのさらなる置換基としては、アリールカルボニルアミノ(そのアリール基はC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されている)、(C1−6)アルコキシカルボニルアミノ(C1−6)アルコキシカルボニル−N−(C1−6)アルキルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ(そのアリール基がC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されている)、アリールオキシカルボニル−N−(C1−6)アルキルアミノ(そのアリール基がC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されている)、アリールスルホニルアミノ(そのアリール基がC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されている)、アリールスルホニル−N−(C1−6)アルキルアミノ(そのアリール基がC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されている)、アリール−N−(C1−6)アルキルアミノ(そのアリール基がC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されている)、アリールアミノ(そのアリール基がC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されている)、ヘテロアリールアミノ(そのヘテロアリール基がC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されている)、ヘテロサイクリルアミノ(そのヘテロサイクリル基がC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されている)、アミノカルボニルアミノ、C1−6アルキルアミノカルボニルアミノ、ジ(C1−6)アルキルアミノカルボニルアミノ、アリールアミノカルボニルアミノ(そのアリール基がC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されている)、アリール−N−(C1−6)アルキルアミノ−カルボニルアミノ(そのアリール基がC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されている)、C1−6アルキルアミノカルボニル−N−(C1−6)アルキルアミノ、ジ(C1−6)アルキルアミノカルボニル−N−(C1−6)アルキルアミノ、アリールアミノカルボニル−N−(C1−6)アルキルアミノ(そのアリール基がC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されている)及びアリール−N−(C1−6)アルキルアミノカルボニル−N−(C1−6)アルキルアミノ(そのアリール基がC1−6アルキル又はハロゲンによって置換されている)が挙げられる。
置換されたアリール部分、ヘテロサイクリル及びヘテロアリール基に関して、1つ又は複数の置換基は、ハロゲン、特に、クロロ、シアノ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルスルフィニル、C1−6アルキルスルホニル、ニトロ及びシアノから独立に選ばれることが特に好ましい。ジアルキルアミノ置換基としては、ジアルキル基がそのジアルキル基に結合したN原子と一緒になって5,6又は7員複素環を形成しているものであって、O,N又はSから選ばれる1個又は2個のさらなるヘテロ原子を含んでよく、そして1個又は2個の独立に選ばれた(C1−6)アルキル基によって任意に置換されていてよいものが挙げられると理解されるべきである。N原子上の2つの基が結合することによって複素環が形成される場合には、得られる環は適切にはピロリジン、ピペリジン、チオモルホリン及びモルホリンであり、その各々は1個又は2個の独立に選ばれた(C1−6)アルキル基によって置換されていてよい。
本発明は、また、式Iの化合物がアミン、アルカリ金属及びアルカリ土類金属塩基又は第四級アンモニウム塩基と形成することができる塩に関する。塩形成剤としてのアルカリ金属及びアルカリ土類金属水酸化物の中で、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム及びカルシウムの水酸化物が特に挙げられるべきであるが、ナトリウム及びカリウムの水酸化物が特に挙げられるべきである。本発明に係る式Iの化合物は、また、塩形成の間に生成されうる水和物も含む。
アンモニウム塩形成に適するアミンの例としては、アンモニア、ならびに、第一級、第二級及び第三級C〜C18アルキルアミン、C〜Cヒドロキシアルキルアミン及びC〜Cアルコキシアルキルアミン、たとえば、メチルアミン、エチルアミン、n−プロピルアミン、イソプロピルアミン、4つのブチルアミン異性体、n−アミルアミン、イソアミルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オクチルアミン、ノニルアミン、デシルアミン、ペンタデシルアミン、ヘキサデシルアミン、ヘプタデシルアミン、オクタデシルアミン、メチルエチルアミン、メチルイソプロピルアミン、メチルヘキシルアミン、メチルノニルアミン、メチルペンタデシルアミン、メチルオクタデシルアミン、エチルブチルアミン、エチルへプチルアミン、エチルオクチルアミン、ヘキシルヘプチルアミン、ヘキシルオクチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジ−n−ブチルアミン、ジ−n−アミルアミン、ジイソアミルアミン、ジヘキシルアミン、ジヘプチルアミン、ジオクチルアミン、エタノールアミン、n−プロパノールアミン、イソプロパノールアミン、N,N−ジエタノールアミン、N−エチルプロパノールアミン、N−ブチルエタノールアミン、アリルアミン、n−ブト−2−エニルアミン、n−ペント−2−エニルアミン、2,3−ジメチルブト−2−エニルアミン、ジブト−2−エニルアミン、n−へキス−2−エチルアミン、プロピレンジアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、トリイソプロピルアミン、トリ−n−ブチルアミン、トリイソブチルアミン、トリ-sec-ブチルアミン、トリ−n―アミルアミン、メトキシエチルアミン及びエトキシエチルアミン、複素環式アミン、たとえば、ピリジン、キノリン、イソキノリン、モルホリン、ピペリジン、ピロリジン、インドーリン、キヌクリジン及びアゼピン、第一級アリールアミン、たとえば、アニリン、メトキシアニリン、エトキシアニリン、o-、m-及びp-トルイジン、フェニレンジアミン、ベンジジン、ナフチルアミン及び、o-、m-及びp-クロロアニリンが挙げられるが、特に、トリエチルアミン、イソプロピルアミン及びジイソプロピルアミンが挙げられる。
塩形成に適切な好ましい第四級アンモニウム塩基は、たとえば、[N(R)]OH(R、R、R及びRは互いに独立に、C〜Cアルキルである)に対応する。さらに、他のアニオンとともに適切なテトラアルキルアンモニウム塩基を得ることができ、たとえば、アニオン交換反応によって得ることができる。
潜伏化基Gは、処理領域又は植物への施用の前、その間又はその後に、生化学、化学又は物理プロセスの1つ又はその組み合わせによってそれが除去されて、GがHである式Iの化合物が与えられるように選択される。これらのプロセスの例としては、酵素的切断、化学的加水分解及び光分解が挙げられる。このような基Gを有する化合物は特定の利点を与えることができ、たとえば、処理された植物のクチクラの浸透性を向上させること、作物の耐性を向上させること、他の除草剤、除草剤セーフナー(safeners)、植物成長調節剤、殺カビ剤又は殺虫剤を含む配合混合物中での相溶性又は安定性を向上させること、又は、土壌中に浸出するのを低減することなどがある。
置換基G、R、R、R、R、R、R、R及びRの性質により、式Iの化合物は異なる異性体形態で存在しうる。たとえば、Gが水素であるときには、式Iの化合物は異なる互変異性形態で存在しうる。また、置換基が二重結合を含むときには、シス−及びトランス−異性体が存在しうる。本発明はこのような異性体及び互変異性体ならびにそのすべての割合での混合物のすべてを網羅する。これらの異性体も特許請求の範囲で請求された式Iの化合物の範囲に入る。
Gが金属、アンモニウム(たとえば、NH 、N(アルキル) )又はスルホニウム(たとえば、S(アルキル) )カチオンである式Iの化合物において、対応する負電荷はO−C=C−C=O単位にわたって大きく非局在化していることが理解されるべきである。
式Iの化合物の好ましい群において、Rはメチル、エチル、ビニル、エチニル、シクロプロピル、ジフルオロメトキシ又はトリフルオロメトキシである。より好ましくは、Rはメチル又はエチルである。
好ましくは、R及びRは、互いに独立に、水素、任意に置換されたフェニル、任意に置換されたナフチル又は任意に置換されたヘテロアリールである。より好ましくは、R及びRは、互いに独立に、水素、フェニル又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、フルオロ、クロロ、ブロモもしくはシアノによって置換されたフェニル、ヘテロアリール又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、フルオロ、クロロ、ブロモもしくはシアノによって置換されたヘテロアリールである。
が水素であり、Rがフェニルであるか、又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、フルオロ、クロロ、ブロモもしくはシアノによって置換されたフェニルであるか、あるいは、Rがフェニルであるか、又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、フルオロ、クロロ、ブロモもしくはシアノによって置換されたフェニルであり、Rが水素であることが特に好ましい。
フルオロ、クロロ、ブロモによって、特に、フルオロ又はクロロによって4−位で置換されたフェニル基R及びRであることが好ましい。
好ましくは、Rは水素、メチル、エチル、ビニル又はエチニルである。より好ましくは、Rは水素、メチル又はエチルである。
式Iの好ましい化合物において、R及びR12は互いに独立に、水素又はC〜Cアルキルであり、より好ましくは、R及びR12は水素である。
好ましくは、式Iにおいて、R及びR11は互いに独立に、水素、ハロゲン、ホルミル、シアノ又はニトロであるか、又は、
及びR11は互いに独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニルル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員環ヘテロサイクリルであり、ここで、これらすべての置換基は任意に置換されていてよく、又は、
及びR11は、互いに独立に、基COR13、CO14又はCONR1516、CR17=NOR18、CR19=NNR2021、NHR22、NR2223又はOR24であり、ここで、R13はC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員環ヘテロサイクリルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、
14は、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員環ヘテロサイクリルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、
15は、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員環ヘテロサイクリルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、
16は、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、C〜Cアルキルスルホニル、フェニルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アミノ、C〜Cアルキルアミノ、ジC〜Cアルキルアミノ、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員環ヘテロサイクリルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、又は、
15及びR16は一緒に結合して、任意に置換された3〜7員環を形成してよく、その環は任意に酸素、硫黄又は窒素原子を含んでよく、
17及びR19は互いに独立に、水素、C〜Cアルキル又はC〜Cシクロアルキルであり、
18、R20及びR21は、互いに独立に、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルチオカルボニル、アミノカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、ジC〜Cアルキルアミノカルボニル、フェニル又はヘテロアリールであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、
22はC〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルキコキシカルボニル、C〜Cアルキルチオカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、ジC〜Cアルキルアミノカルボニル、C〜Cアルキルスルホニル、フェニルカルボニル、フェノキシカルボニル、フェニルアミノカルボニル、フェニルチオカルボニル、フェニルスルホニル、ヘテロアリールカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヘテロアリールアミノカルボニル、ヘテロアリールチオカルボニル又はヘテロアリールスルホニルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、
23は、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルチオカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、ジC〜Cアルキルアミノカルボニル、C〜Cアルキルスルホニル、フェニル又はヘテロアリールであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、又は、
22及びR23は一緒に結合して、任意に置換された3〜7員環を形成してよく、その環は任意に酸素、硫黄又は窒素原子を含んでよく、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、そして
24はC〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルチオカルボニル、アミノカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、ジC〜Cアルキルアミノカルボニル、C〜Cアルキルスルホニル、トリ(C〜Cアルキル)シリル、フェニル又はヘテロアリールであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよい。
より好ましくは、R及びR11は互いに独立に、水素、ハロゲン、シアノ、任意に置換されたC〜Cアルキル、又は、基COR13、CO14又はCONR1516、CR17=NOR18又はCR19=NNR2021であり、
13、R14、R15及びR16はC〜Cアルキルであり、
17及びR19は水素又はC〜Cアルキルであり、
18はC〜Cアルキルであり、
20及びR21は互いに独立に、水素又はC〜Cアルキルである。
及びR11は互いに独立に、水素、メチル又は、C〜Cアルコキシにより置換されたメチルであることが特に好ましい。
、R、R及びR10が互いに独立に、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、ホルミル、アミノ、シアノ又はニトロであり、又は、
、R、R及びR10が互いに独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、トリ(C〜Cアルキル)シリル、フェニル、ヘテロアリール、又は、3〜7員環ヘテロサイクリルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、又は、
、R、R及びR10が互いに独立に、基COR13、CO14又はCONR1516、CR17=NOR18、CR19=NNR2021、NR2223又はOR24であり、ここで、R13はC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員環ヘテロサイクリルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、
14は、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員環ヘテロサイクリルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、
15は、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員環ヘテロサイクリルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、
16は、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、C〜Cアルキルスルホニル、アミノ、C〜Cアルキルアミノ、ジC〜Cアルキルアミノ、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員環ヘテロサイクリルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、又は、
15及びR16は一緒に結合して、任意に置換された3〜7員環を形成してよく、その環は任意に酸素、硫黄又は窒素原子を含んでよく、
17及びR19は互いに独立に、水素、C〜Cアルキル又はC〜Cシクロアルキルであり、
18、R20及びR21は、互いに独立に、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルチオカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、ジC〜Cアルキルアミノカルボニル、フェニル又はヘテロアリールであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、
22及びR23は互いに独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルチオカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、ジC〜Cアルキルアミノカルボニル、C〜Cアルキルスルホニル、フェニル又はヘテロアリールであり、又は、
22及びR23は一緒に結合して、任意に置換された3〜7員環を形成してよく、その環は任意に酸素、硫黄又は窒素原子を含んでよく、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、そして
24はC〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルチオカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、ジC〜Cアルキルアミノカルボニル、C〜Cアルキルスルホニル、トリ(C〜Cアルキル)シリル、フェニル又はヘテロアリールであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよい、式Iの化合物は好ましい。
より好ましくは、R、R、R及びR10は互いに独立に、水素、シアノ、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルコキシ、C〜CアルコキシC〜Cアルキル、3〜7員環ヘテロサイクリル又はCR17=NOR18であり、ここで、
17は水素又C〜Cアルキルであり、
18はC〜Cアルキルである。
、R、R及びR10は互いに独立に、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルコキシ又はC〜CアルコキシC〜Cアルキルであることが特に好ましい。
式Iの好ましい化合物の群において、R及びRは一緒に単位=Oを形成し、又は、単位=CR2526を形成し、又は、単位=NR27を形成し、又は、それらが結合している炭素原子とともに3〜8員環を形成し、その環は任意にO、S又はNから選ばれるヘテロ原子を含んでもよく、そしてC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルキル、ハロゲン、フェニル又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、ジC〜Cアルキルアミノカルボニル、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたフェニル、ヘテロアリール又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルカルボニル、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたヘテロアリール、によって任意に置換されていてよく、
25及びR26は互いに独立に、水素、ハロゲン、シアノ又はニトロであり、又は、
25及びR26は互いに独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルアミノ、ジC〜Cアルキルアミノ、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、ジC〜Cアルキルアミノカルボニル、N−フェニル−N−C〜Cアルキルアミノカルボニル、N−フェニルC〜Cアルキル−N−C〜Cアルキルアミノカルボニル、N−ヘテロアリール−N−C〜Cアルキルアミノカルボニル、N−ヘテロアリール−N−C〜Cアルキル−N−C〜Cアルキルアミノカルボニル、フェニル、ヘテロアリール、C〜Cシクロアルキル又は3〜7員環ヘテロサイクリルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、又は、
25及びR26は一緒に結合して5〜8員環を形成することができ、その環はO,S又はNから選ばれるヘテロ原子を任意に含んでよく、また、C〜Cアルキル又はC〜Cアルコキシによって場合により置換されていてよく、
27はニトロ又はシアノであり、又は、
27はC〜Cアルキルアミノ、ジC〜Cアルキルアミノ、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルケニルオキシ、C〜Cアルキニルオキシ、フェノキシ、フェニルアミノ、N−フェニル−N−C〜Cアルキルアミノ、N−フェニルC〜Cアルキル−N−C〜Cアルキルアミノ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアミノ、N−ヘテロアリール−N−C〜Cアルキルアミノ又はN−ヘテロアリールC〜Cアルキル−N−C〜Cアルキルアミノであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよい。
及びRは一緒に単位=O又はNR27を形成し、R27はC1−3アルコキシである場合に特に好ましい。
及びR10はそれらが結合している炭素原子とともに飽和3〜4員環を形成し、任意にO、S又はNR28から選ばれるヘテロ原子又は基を含み、そして任意にC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、ハロゲン、C〜Cアルキルカルボニル又はC〜Cアルコキシカルボニルによって置換されていてよく、又は、
及びR10はそれらが結合している炭素原子とともに5〜8員環を形成し、任意にO、S又はNから選ばれるヘテロ原子を含んでよく、そして任意にC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルキル、ハロゲン、フェニルもしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、ジC〜Cアルキルアミノカルボニル、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたフェニル、ヘテロアリールもしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルカルボニル、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたヘテロアリール、によって置換されていてよく、又は、
及びR10は一緒に結合を形成し、
28は水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、ジC〜Cアルキルアミノカルボニル、フェノキシカルボニルC〜Cアルキルスルホニル、フェニルスルホニル又はヘテロアリールオキシカルボニルであり、これらすべての置換基は任意に置換されていてよい、式Iの化合物は好ましい。
より好ましくは、R及びR10は一緒に結合を形成している。
潜伏化基Gは好ましくは、基−C(X)−R、C(X)−X−R、C(X)−N(R)−R、−SO−R、−P(X)(R)−R又はCH−X−Rから選択され、式中、X、X、X、X、X及びXは互いに独立に酸素又は硫黄であり、
はH、C〜C18アルキル、C〜C18アルケニル、C〜C18アルキニル、C〜C10ハロアルキル、C〜C10シアノアルキル、C〜C10ニトロアルキル、C〜C10アミノアルキル、C〜CアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシC〜Cアルキル、C〜CアルケニルオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキニルC〜Cオキシアルキル、C〜CアルキルチオC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルキル、C〜CアルキリデンアミノオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシカルボニルC〜Cアルキル、アミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルアミノC〜Cアルキル、N−C〜Cアルキルカルボニル−N−C〜CアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CトリアルキルシリルC〜Cアルキル、フェニルC〜Cアルキル(フェニルは任意にC〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されていてよい)、ヘテロアリールC〜Cアルキル(ヘテロアリールは任意にC〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されていてよい)、C〜Cハロアルケニル、C〜Cシクロアルキル、フェニル又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたフェニル、あるいは、ヘテロアリール又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたヘテロアリールであり、
はC〜C18アルキル、C〜C18アルケニル、C〜C18アルキニル、C〜C10ハロアルキル、C〜C10シアノアルキル、C〜C10ニトロアルキル、C〜C10アミノアルキル、C〜CアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシC〜Cアルキル、C〜CアルケニルオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキニルオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキルチオC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルキル、C〜CアルキリデンアミノオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシカルボニルC〜Cアルキル、アミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルアミノC〜Cアルキル、N−C〜Cアルキルカルボニル−N−C〜CアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CトリアルキルシリルC〜Cアルキル、フェニルC〜Cアルキル(フェニルは任意にC〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されていてよい)、ヘテロアリールC〜Cアルキル(ヘテロアリールは任意にC〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されていてよい)、C〜Cハロアルケニル、C〜Cシクロアルキル、フェニル又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたフェニル、あるいは、ヘテロアリール又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたヘテロアリールであり、
及びRは互いに独立に、水素、C〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10ハロアルキル、C〜C10シアノアルキル、C〜C10ニトロアルキル、C〜C10アミノアルキル、C〜CアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシC〜Cアルキル、C〜CアルケニルオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキニルオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキルチオC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルキル、C〜CアルキリデンアミノオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシカルボニルC〜Cアルキル、アミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルアミノC〜Cアルキル、N−C〜Cアルキルカルボニル−N−C〜Cアルキルアミノアルキル、C〜CトリアルキルシリルC〜Cアルキル、フェニルC〜Cアルキル、(フェニルは任意にC〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されていてよい)、ヘテロアリールC〜Cアルキル(ヘテロアリールは任意にC〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されていてよい)、C〜Cハロアルケニル、C〜Cシクロアルキル、フェニル又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたフェニル、ヘテロアリール又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアミノ又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたヘテロアリールアミノ、ジヘテロアリールアミノ又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたジヘテロアリールアミノ、フェニルアミノ又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたフェニルアミノ、ジフェニルアミノ又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたジフェニルアミノ、あるいは、C〜Cシクロアルキルアミノ、ジ−C〜Cシクロアルキルアミノ、又は、C〜Cシクロアルコキシであり、あるいは、RとRとは一緒になって3〜7員環を形成してもよく、その環は任意にO又はSから選ばれる1つのヘテロ原子を含んでよく、
はC〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10ハロアルキル、C〜C10シアノアルキル、C〜C10ニトロアルキル、C〜C10アミノアルキル、C〜CアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシC〜Cアルキル、C〜CアルケニルオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキニルオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキルチオC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルキル、C〜CアルキリデンアミノオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシカルボニルC〜Cアルキル、アミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルアミノC〜Cアルキル、N−C〜Cアルキルカルボニル−N−C〜CアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CトリアルキルシリルC〜Cアルキル、フェニルC〜Cアルキル(フェニルは任意にC〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されていてよい)、ヘテロアリールC〜Cアルキル(ヘテロアリールは任意にC〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されていてよい)、C〜Cハロアルケニル、C〜Cシクロアルキル、フェニル又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたフェニル、ヘテロアリール又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアミノ又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたヘテロアリールアミノ、ジヘテロアリールアミノ又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたジヘテロアリールアミノ、フェニルアミノ又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたフェニルアミノ、ジフェニルアミノ又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたジフェニルアミノ、あるいは、C〜Cシクロアルキルアミノ、ジC〜Cシクロアルキルアミノ、あるいは、C〜Cシクロアルコキシ、C〜C10アルコキシ、C〜C10ハロアルコキシ、C〜Cアルキルアミノ又はC〜Cジアルキルアミノであり、
及びRは互いに独立に、C〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10アルコキシ、C〜C10ハロアルキル、C〜C10シアノアルキル、C〜C10ニトロアルキル、C〜C10アミノアルキル、C〜CアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシC〜Cアルキル、C〜CアルケニルオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキニルオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキルチオC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルキル、C〜CアルキリデンアミノオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシカルボニルC〜Cアルキル、アミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルアミノC〜Cアルキル、N−C〜Cアルキルカルボニル−N−C〜Cアルキルアミノアルキル、C〜CトリアルキルシリルC〜Cアルキル、フェニルC〜Cアルキル(フェニルは任意にC〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されていてよい)、ヘテロアリールC〜Cアルキル(ヘテロアリールは任意にC〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されていてよい)、C〜Cハロアルケニル、C〜Cシクロアルキル、フェニル又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたフェニル、ヘテロアリール又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたヘテロアリール、ヘテロアリールアミノ又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたヘテロアリールアミノ、ジヘテロアリールアミノ又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたジヘテロアリールアミノ、フェニルアミノ又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたフェニルアミノ、ジフェニルアミノ又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたジフェニルアミノ、あるいは、C〜Cシクロアルキルアミノ、ジC〜Cシクロアルキルアミノ又はC〜Cシクロアルコキシ、C〜C10ハロアルコキシ、C〜Cアルキルアミノ又はC〜Cジアルキルアミノ、ベンジルオキシ又はフェノキシ(ベンジルオキシ及びフェノキシ基はそれぞれC〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されていてよい)であり、
はC〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10ハロアルキル、C〜C10シアノアルキル、C〜C10ニトロアルキル、C〜C10アミノアルキル、C〜CアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシC〜Cアルキル、C〜CアルケニルオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキニルオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキルチオC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルキル、C〜CアルキリデンアミノオキシC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルコキシカルボニルC〜Cアルキル、アミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CジアルキルアミノカルボニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルカルボニルアミノC〜Cアルキル、N−C〜Cアルキルカルボニル−N−C〜CアルキルアミノC〜Cアルキル、C〜CトリアルキルシリルC〜Cアルキル、フェニルC〜Cアルキル(フェニルは任意にC〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されていてよい)、ヘテロアリールC〜Cアルキル(ヘテロアリールは任意にC〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されていてよい)、フェノキシC〜Cアルキル(フェノキシは任意にC〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されていてよい)、ヘテロアリールオキシC〜Cアルキル(ヘテロアリールは任意にC〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されていてよい)、C〜Cハロアルケニル、C〜Cシクロアルキル、フェニル又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン又はニトロによって置換されたフェニル、あるいは、ヘテロアリール又は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されたヘテロアリールである。
好ましくは、Gは水素、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属又は潜伏化基である。
特に、潜伏化基Gは基−C(X)−R又は−C(X)−X−Rであり、X、R、X、X及びRは上記の通りである。
Gは水素が特に好ましい。
式Iの化合物でGがC〜Cアルキル、 C〜Cハロアルキル、フェニルC〜Cアルキル(フェニルは任意に、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されていてよい)、ヘテロアリールC〜Cアルキル(ヘテロアリールは任意に、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロゲン、シアノ又はニトロによって置換されていてよい)、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C(X)−R、C(X)−X−R、C(X)−N(R)−R、−SO−R、−P(X)(R)−R又はCH−X−R(式中、X、X、X、X、X、X、R、R、R、R、R、R、R及びRは上記の通り)であるものは、GがHである式Iの化合物である式(A)の化合物を、好ましくは少なくとも1当量の塩基の存在下に、試薬G−Z[G−Zはアルキル化剤、たとえば、アルキルハロゲン化物(アルキルハロゲン化物の定義は単純なC〜Cアルキルハロゲン化物、たとえば、メチルヨ−ジド及びエチルヨージドを含む)、置換されたアルキルハロゲン化物、たとえば、クロロメチルアルキルエーテル、Cl−CH−X−R(Xは酸素である)、クロロメチルアルキルスルフィド、Cl−CH−X−R(Xは硫黄である)、C〜Cアルキルスルホネート、又はジ−C〜Cアルキルスルフェートである]によって処理するか、C〜Cアルケニルハロゲン化物によって処理するか、C〜Cアルキニルハロゲン化物によって処理するか、又は、アシル化剤、たとえば、カルボン酸、HO−C(X)R(式中、Xは酸素である)、酸塩化物、Cl−C(X)R(式中、Xは酸素である)、又は酸無水物、[RC(X)]O(Xは酸素である)、又は、イソシアネート、RN=O=O、又は塩化カルバモイル、Cl−C(X)−N(R)−R(Xは酸素であり、ただし、RとRとが両方とも水素でない)、又は塩化チオカルバモイル、Cl−C(X)−N(R)−R(Xは硫黄であり、ただし、RとRとが両方とも水素でない)、又はクロロホルメート、Cl−C(X)−X−R(XとXが酸素である)、又はクロロチオホルメート、Cl−C(X)−X−R(Xは酸素であり、Xは硫黄である)、又はクロロジチオホルメート、Cl−C(X)−X−R(XとXとが硫黄である)、又はイソチオシアネート、RN=C=Sによって処理するか、又は、二硫化炭素及びアルキル化剤で順次に処理することにより、又は、リン酸化剤、たとえば、塩化ホスホリル、Cl−P(X)(R)−Rで処理するか、又は、スルホニル化剤、たとえば、塩化スルホニル、Cl−SO−Rによって処理することによって調製されることができる。当業者は式(A)の化合物が非対称ジオン(たとえば、置換基R及びR11が異なる)を含む場合には、これらの反応は、式(1)の化合物に加えて、式(1A)の第二の化合物を含むことができることを理解するであろう。本発明は式(1)及び式(1A)の化合物の両方を網羅し、これらの化合物のあらゆる割合での混合物をも網羅する。
Figure 2010535726
環式1,3−ジオンのO−アルキル化は知られている:適切な方法は、たとえば、T. Wheelerの米国特許第4,436,666号に記載されている。別の方法は、M. T. Pizzorno及びS. Albonico, Chem. Ind. (London), (1972), 425; H. Bornら, J. Chem. Soc, (1953), 1779; M. Constantinoら, Synth. Commun., (1992), 22 (19), 2859; Y. Tianら, Synth. Commun., (1997), 27 (9), 1577; S. Chandra Royら, Chem. Letters, (2006), 35 (1), 16及びP. Zubaidhaら, Tetrahedron Lett., (2004), 45, 7187に報告されている。
環式1,3−ジオンのO−アシル化は、たとえば、R Hainesの米国特許第4,175,135号、T. Wheelerの第4,422,870号、第4,659,372号及び第4,436,666号に記載されている方法と同様の方法によって行うことができる。典型的には、少なくとも1当量の適切な塩基の存在下に、場合により適切な溶剤の存在下において、式(A)のジオンをアシル化剤で処理することができる。その塩基は、無機、たとえば、アルカリ金属炭酸塩又はアルカリ金属水酸化物、又は、金属水素化物、又は、有機塩基、たとえば、第三級アミン又は金属アルコキシドであってよい。適切な無機塩基の例としては、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム、水素化ナトリウムが挙げられ、適切な有機塩基としてはトリアルキルアミン、たとえば、トリメチルアミン及びトリエチルアミン、ピリジン又はその他のアミン塩基、たとえば、1,4−ジアゾビシクロ[2.2.2]オクタン及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデス−7−エンが挙げられる。好ましい塩基としてはトリエチルアミン及びピリジンが挙げられる。この反応に適切な溶剤は試薬と適合するように選択され、そしてエーテル、たとえば、テトラヒドロフラン及び1,2−ジメトキシエタン、及びハロゲン化溶剤、たとえば、ジクロロメタン及びクロロホルムが挙げられる。特定の塩基、たとえば、ピリジン及びトリエチルアミンは塩基及び溶剤の両方としてうまく用いることができる。アシル化剤がカルボン酸である場合には、好ましくは、カップリング剤、たとえば、2−クロロ−1−メチルピリジニウムヨ−ジド、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド及びN,N’−カルボジイミダゾールの存在下に、そして場合により、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン又はアセトニトリルなどの適切な溶剤中のトリエチルアミン又はピリジンなどの塩基の存在下にアシル化が行われる。適切な手順はW. Zhang及びG. Pugh, Tetrahedron Lett., (1999), 40 (43), 7595及びT. lsobe 及びT. Ishikawa, J. Org. Chem., (1999), 64 (19), 6984に記載されている。
環式1,3−ジオンのリン酸化はハロゲン化ホスホリル又はハロゲン化チオホスホリル及び塩基を用いて、L. Hodakowskiの米国特許第4,409,153号に記載されるのと類似の手順によって行える。
式(A)の化合物のスルホニル化は、ハロゲン化アルキルもしくはハロゲン化アリールスルホニルを用いて、好ましくは少なくとも1当量の塩基の存在下に、たとえば、C. Kowalski及びK. Fields, J. Org. Chem., (1981), 46, 197の手順によって行える。
式(A)の化合物は好ましく酸又は塩基の存在下に、場合により、適切な溶剤の存在下に、T. Wheelerの米国特許第4,209,532号に記載される方法と類似の方法によって、Rが水素又はアルキル基である式(B)の環化によって行える。式(B)の化合物は式(I)の化合物の合成における中間体として特に設計された。Rが水素である式(B)の化合物は、酸性条件下に、好ましくは強酸、たとえば、硫酸、ポリリン酸、又は、イートン(Eaton)試薬の存在下に、場合により酢酸、トルエン又はジクロロメタンなどの適切な溶剤の存在下において環化されうる。
Figure 2010535726
Rがアルキル(好ましくはメチル又はエチル)である式(B)の化合物は酸性又は塩基性条件下に、好ましくは少なくとも1当量の強塩基、たとえば、カリウムtert-ブトキシド、リチウムジイソプロピルアミド又は水素化ナトリウムの存在下において、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド又はN,N−ジメチルホルムアミドなどの溶剤中で環化されうる。
RがHである式(B)の化合物は、たとえば、T. Wheelerの米国特許第4,209,532号に記載される方法と同様の方法によって、R’がアルキル(好ましくはメチル又はエチル)である式(C)の化合物を標準的な条件下にけん化し、次いで、反応混合物を酸性化して脱カルボキシル化を行うことで調製されうる。
Figure 2010535726
RがHである式(B)の化合物は既知の条件下において、たとえば、アルキルアルコールROHとともに酸触媒の存在下に加熱することで、Rがアルキルである式(B)の化合物へとエステル化されうる。
Rがアルキルである式(C)の化合物は塩基条件下で、式(E)の適切なカルボン酸塩化物で式(D)の化合物を処理することで調製されうる。適切な塩基としてはカリウムtert-ブトキシド、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド及びリチウムジイソプロピルアミドが挙げられ、反応は好ましくは適切な溶剤(たとえば、テトラヒドロフラン又はトルエン)中において−80℃〜30℃の温度で行われる。または、RがHである式(C)の化合物は適切な溶剤(たとえば、テトラヒドロフラン又はトルエン)中で、適切な温度(たとえば、−80℃〜30℃)で、適切な塩基(たとえば、カリウムtert-ブトキシド、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド及びリチウムジイソプロピルアミド)によって式(D)の化合物を処理し、そして得られるアニオンを式(F)の適切な酸無水物と反応させることで調製されうる。
Figure 2010535726
式(D)の化合物は知られており、又は、既知の化合物から既知の方法によって製造されうる(たとえば、R. Fischerら, WO2004/111042; T. Maetzke, S. Wendeborn及びA. Stoller, WO2001/017973; F. Liebら、WO99/55673; F. Liebら, WO99/043649; I. Bellら, GB 2326639; JP56125338及びJP56135339 (Nippon Shinyaku Co. Ltd.); Y. Tamuraら, J. Med. Chem., (1981), 24 (8), 1006を参照されたい)。
式(E)の化合物はアルカリ金属アルコキシドなどの塩基の存在下にアルキルアルコールROHで処理し、(たとえば、S. Buser及びA. Vasella, HeIv. Chim. Acta, (2005), 88, 3151 , M. Hartら, Bioorg. Med. Chem. Letters, (2004), 14, 1969を参照されたい)、次いで得られた酸を既知の条件下に塩化オキサリル又は塩化チオニルなどの塩素化剤で処理することにより式(F)の化合物から調製されうる(たとえば、C. Santelli-Rouvier. Tetrahedron Lett., (1984), 25 (39), 4371 ; D. Walba及びM. Wand, Tetrahedron Lett., (1982), 23 (48), 4995; J. Cason, Org. Synth. Coll. Vol. Ill, (1955), 169を参照されたい)。
Figure 2010535726
及びR10が水素である式(F)の化合物は既知の条件下での式(G)の化合物の還元によって調製されうる(たとえば、Y. Baba, N. Hirukawa及びM. Sodeoka, Bioorg. Med. Chem. (2005), 13 (17), 5164, M. Hart ef a/., Bioorg. Med. Chem. Letters, (2004), 14 (18), 1969, Y. Baba, N. Hirukawa, N. Tanohira及びM. Sodeoka, J. Am. Chem. Soc, (2003), 125, 9740を参照されたい)。
Figure 2010535726
式(G)の化合物は下記の手順にしたがって、場合によりルイス酸触媒の存在下に、式(H)の化合物を式(J)の無水マレイン酸で処理することで調製されうる(たとえば、O. Diels及びK. Alder, Liebigs Ann. Chem., (1931), 490, 257; K. Potts及びE. Walsh, J. Org. Chem., (1984), 49 (21), 4099; J. Jurczak, T. Kozluk, S. Filipek及びS. Eugster, Helv. Chim. Acta, (1982), 65, 1021 ; W. Dauben, C. Kessel及びK. Takemura, J. Am. Chem. Soc, (1980), 102, 6893; A. Pelter及びB. Singaram, Tetrahedron Lett., (1982), 23, 245; M. Lee及びC. Herndon, J. Org. Chem., (1978), 43, 518; B. Fisher及びJ. Hodge, J. Org. Chem. (1964), 29, 776; G. D'Alelio, C. Williams及びC. Wilson, J. Org. Chem., (1960), 25, 1028; Z. Song, M. Ho及びH. Wong, J. Org. Chem, (1994), 59 (14), 3917-3926; W. Tochtermann, S. Bruhn及びC. Wolff, Tetrahedron Lett., (1994), 35(8), 1165-1168; W. Dauben, J. Lam及びZ. Guo, J. Org. Chem., (1996), 61(14), 4816-4819; M. Sodeoka, Y. Baba, S. Kobayashi及びN. Hirukawa, Bioorg. Med. Chem. Lett., (1997), 7(14) 1833; M. Avalos, R. Babiano, J. Bravo, P. Cintas, J. Jimenez及びJ. Palacios, Tetrahedron Lett., (1998), 39(50), 9301 ; J. Auge, R. Gil, S. Kalsey及びN. Lubin-Germain, Synlett, (2000), 6, 877; I. Hemeon, C. Deamicis, H. Jenkins, P. Scammells及び R. Singer, Synlett, (2002), 11 , 1815; M. Essers, B. Wibbeling及びG. Haufe, Tetrahedron Lett., (2001), 42 (32), 5429; P. Vogelら, Tetrahedron Asymmetry, (1996), 7 (11), 3153; Y. Baba, N. Hirukawa, N. Tanohira及びM. Sodeoka, J. Am. Chem. Soc, (2003), 125, 9740; L. Ghosezら, Tetrahedron Lett., (1988), 29 (36), 4573; H. Kotsuki, S. Kitagawa及びH. Nishizawa, J. Org. Chem., (1978), 43 (7), 1471 ; Y. Liら, J. Org. Chem., (1997), 62 (23), 7926; M. Drewら, J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1 , (1985), 1277; R. McDonald及びC. Reineke, J. Org. Chem, (1967), 32, 1878; R. Fleming及びB. Murray, J. Org. Chem., (1979), 44 (13), 2280; M. Goldstein及びG. Thayer Jr. J. Am. Chem. Soc, (1965), 87 (9), 1925及びG. Keglevichら, J. Organomet. Chem., (1999), 579, 182及びその中の参考文献)。
Figure 2010535726
式(H)及び式(J)の化合物は既知の化合物であり、又は、既知の方法によって既知の化合物から調製されうる。
式(G)の化合物はアルケンであり、そしてそれ自体は既知の手順にしたがってアルケンの典型的なさらなる反応を経て式(F)のさらなる化合物を提供する。このような反応の例としては、限定するわけではないが、アルケンのハロゲン化、エポキシ化、シクロプロパン化、ジヒドロキシル化、ヒドロアリール化、ヒドロビニル化及び水和が挙げられる。R又はRが臭素又はヨウ素である式(G)の化合物はビニルハロゲン化物であり、ビニルハロゲン化物の既知の反応、たとえば、スズキ−ミヤウラ、ソノガシラ、スティレ及び関連反応を経験する。R又はRがC〜Cアルコキシである式(G)の化合物はエノールエーテルであり、これらは標準的な手順を用いて対応するケトンへと加水分解されて、さらなる式(F)の化合物を提供する。次に、これらの生成物は、たとえば、J. March, Advanced Organic Chemistry, third edition, John Wiley and Sonsによって記載された方法によって、さらなる式(F)の化合物へと転化されうる。
さらなるアプローチにおいて、式(G)の化合物は式(H)の化合物をR”が水素又はアルキル基である式(K)の化合物と反応させて式(L)の化合物を提供し、式(L)の化合物を既知の条件下で環化させることで調製されうる(たとえば、P. Spragueら, J. Med. Chem., (1985), 28, 1580; A. Guzaev及びM. Manoharan, J. Am. Chem. Soc, (2003), 125, 2380, 及び、A. Marchand及びR. Allen, J. Org. Chem., (1975), 40 (17), 2551を参照されたい)。
Figure 2010535726
式(L)の化合物は、また、式(M)の化合物へと還元されることができ、そして上記の条件と同様の条件で式(M)の化合物はR及びR10が水素である式(F)の化合物へと環化されることができる。
式(K)の化合物は既知の化合物であり、又は、既知の方法により既知の化合物から調製されうる。
式(A)のさらなる化合物は、Arが任意に置換されていてよいフェニル基である式(N)のヨードニウムイリドを式(O)のアリールボロン酸と、適切なパラジウム触媒、塩基の存在下に、適切な溶剤中で反応させることで調製されうる。
Figure 2010535726
適切なパラジウム触媒は、一般に、パラジウム(II)及びパラジウム(0)錯体であり、たとえば、パラジウム(II)ジハリド、パラジウム(II)アセテート、パラジウム(II)スルフェート、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド、ビス(トリシクロペンチルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド、ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)又はテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)である。パラジウム触媒は、また、所望のリガンドで錯化することでパラジウム(II)又はパラジウム(0)化合物から「 現場で」製造することができ、たとえば、錯化されるべきパラジウム(II)塩、たとえば、パラジウム(II)ジクロリド(PdCl)又はパラジウム(II)アセテート(Pd(OAc))と、所望のリガンド、たとえば、トリフェニルホスフィン(PPh)、トリシクロペンチルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル又は2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル及び選ばれた溶剤とを、式(N)の化合物、式(O)のアリールボロン酸及び塩基とともに混合することで製造することができる。また、二座リガンド、たとえば、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン又は1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタンも適切である。反応媒体を加熱することで、C−Cカップッリング反応に望ましいパラジウム(II)錯体又はパラジウム(0)錯体がこのように「現場で」形成され、次いで、C−Cカップリング反応を開始する。
パラジウム触媒は式(N)の化合物を基準として、0.001〜50モル%の量で使用され、好ましくは0.1〜15モル%の量で使用される。反応は他の添加剤、たとえば、テトラアルキルアンモニウム塩、たとえば、テトラブチルアンモニウムブロミドの存在下に行ってもよい。好ましくは、パラジウム触媒はパラジウムアセテートであり、塩基は水酸化リチウムであり、溶剤は水性1,2−ジメトキシエタンである。
式(N)の化合物はK. Schank及びC. Lick, Synthesis, (1983), 392;R. Moriartyら, J. Am. Chem. Soc, (1985), 107, 1375又はZ Yangら, Org. Lett., (2002), 4 (19), 3333の手順に従って、水又は水性アルコール、たとえば、水性エタノールなどの溶剤中の水性炭酸ナトリウム、水酸化リチウム又は水酸化ナトリウムなどの塩基及び(ジアセトキシ)ヨードベンゼン又はヨードジルベンゼンなどの超原子価ヨウ素試薬によって処理することによって式(P)の化合物から調製されうる。
Figure 2010535726
式(P)の化合物は既知の反応によって式(Q)の化合物から調製されうる。このような反応の例としては、限定するわけではないが、アルケンの水素化、ハロゲン化、エポキシ化、シクロプロパン化、ジヒドロキシル化、ヒドロアリール化、ヒドロビニル化及び水和が挙げられる。次に、これらの生成物は、たとえば、J. March, Advanced Organic Chemistry, third edition, John Wiley and Sonsによって記載された方法により、式(P)のさらなる化合物に転化されうる。たとえば、R及びR10が水素である式(P)の化合物は既知の条件下で式(Q)の化合物の還元によって調製されうる。好ましくは、還元は白金、パラジウム又はニッケル触媒などの適切な触媒の存在下に、酢酸エチル、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン又は酢酸などの適切な溶剤中で水素化によって行われる。
Figure 2010535726
及びRが臭素又はヨウ素である式(Q)の化合物はビニルハロゲン化物であり、そして、スズキ−ミヤウラ、ソノガシラ、スティレ及びその関連反応などのビニルハロゲン化物の既知の反応を経験する。R及びRがC〜Cアルコキシである式(Q)の化合物はエノールエーテルであり、そしてこれらは標準的な手順を用いて、対応するケトンへと加水分解されうる。次に、ケトンは、たとえば、既知の条件下にケタール化、オキシム化、還元などによってさらに転化されて、さらなる式(P)の化合物を提供することができる。
式(Q)の化合物は、たとえば、B. Zwanenburgら, Tetrahedron (1989) 45 (22), 7109及びM. Odaら, Chem. Lett., (1977), 307によって、場合によりルイス触媒の存在下に、式(H)の化合物を式(R)のシクロペンテンジオンと反応させることで調製されうる。
Figure 2010535726
式(R)の化合物は既知の化合物であり、又は、既知の方法により既知の化合物から調製されうる。
式(P)の化合物は式(S)の化合物を経て式(A)の化合物へと転化されうる。このため、式(S)の化合物は、適切なパラジウム触媒及び塩基の存在下に、好ましくは適切なリガンドの存在下に、適切な溶剤中で、式(O)のアリールボロン酸とカップリンすることで、GがC1−4アルキルである式(A)の化合物へと転化されうる。好ましくは、パラジウム触媒はパラジウムアセテートであり、塩基はリン酸カリウムであり、リガンドは2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2,6−ジメトキシビフェニルであり、溶剤はトルエンである。GがHである式(A)の化合物は塩酸などの適切な酸触媒の存在下に、場合によりテトラヒドロフラン、アセトン又は4−メチルペンタン−2−オンなどの適切な溶剤の存在下に、加水分解により、GがC1−4アルキルである式(A)の化合物から調製されうる。
Figure 2010535726
GがC1−4アルキルである式(S)の化合物は、式(P)の化合物をハロゲン化し、次いで、得られた式(T)のハロゲン化物を既知条件下で、たとえば、R. Shepherd及び A. White (J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1 (1987), 2153)及びY.-L. Linら (Bioorg. Med. Chem. 10 (2002) 685)の手順によって、C1−4アルキルハリド又はトリC1−4アルキルオルトホルメートとの反応により調製されうる。又は、式(S)の化合物は、既知の条件下で、式(P)の化合物をC1−4アルキルハリド又はトリC1−4アルキルオルトホルメートと反応させ、そして得られた式(U)のエノンをハロゲン化することで調製されうる。
Figure 2010535726
式(O)の化合物は、Halが臭素又はヨウ素である式(V)のアリールハリドから既知の方法(たとえば、W. Thompson及びJ. Gaudino, J. Org. Chem, (1984), 49, 5237 及びR. Hawkins ら, J. Am. Chem. Soc, (1960), 82, 3053を参照されたい)によって調製されうる。たとえば、式(V)のアリールハリドを、適切な溶剤、好ましくはジエチルエーテル又はテトラヒドロフラン中で−80℃〜30℃の温度で、アルキルリチウム又はアルキルマグネシウムハリドで処理し、得られたアリールマグネシウム又はアリールリチウム試薬を、その後、トリアルキルボレート(好ましくはトリメチルボレート又はトリイソプロピルボレート)と反応させ、アリールジアルキルボロネートを提供することができ、それは酸性条件下に加水分解して式(O)のボロン酸を提供することができる。
Figure 2010535726
又は、式(V)の化合物は、既知の条件で(たとえば、N. Miyauraら, J. Org. Chem., (1995), 60, 7508, 及び、W. Zhu及びD. Ma, Org. Lett., (2006), 8 (2), 261を参照されたい)、ビス(ピナコラト)ジボロン又はピナコールボランと反応させ、次いで、得られた生成物を酸性条件下に加水分解し、式(O)のボロン酸を提供することができる。
式(V)のアリールハリドは、既知の方法、たとえば、サンドマイヤー反応によって式(W)のアニリンから対応するジアゾニウム塩を経て調製されうる。
Figure 2010535726
式(W)のアニリンは、Halが塩素、臭素もしくはヨウ素又は擬ハロゲン化物、たとえば、トリフルオロメタンスルホニル部分である式(X)のアリールハリドを、適切なカップリングパートナー、たとえば、アリールもしくはヘテロアリールボロン酸R−B(OH)、アリールもしくはヘテロアリールボロン酸エステルR−B(OR”’)(R−B(OR”’)は1,2−もしくは1,3−アルカンジオール、たとえば、ピナコール、2,2−ジメチル−1,3−ジメチル−1,3−プロパンジオール及び2−メチル−2,4−ペンタンジオールから誘導される環式ボロン酸エステルである)、金属(特にカリウム)アリールもしくはヘテロアリールトリフルオロホウ酸塩M[R−BFと、適切なパラジウム触媒、適切なリガンド及び適切な塩基、適切な溶剤の存在下に、スズキ−ミヤウラ条件下にクロスカップリングさせることで調製されうる(たとえば、J.-H. Li, Q.-M. Zhu及びY.-X. Xie, Tetrahedron, (2006), 62, 10888; K. Anderson及びS. Buchwald, Angew. Chem. Int. Ed. (2005), 44, 6173; M. Lysen及びK. Kohler, Synthesis, (2006), 4, 692; N. Kudo, M. Perseghini及びG. Fu, Angew. Chem. Int. Ed., (2006), 45, 1282; J. Yan, W. Hu及びW. Zhou, Synth. Commun. (2006), 36, 2102; R. Arvela及びN. Leadbeater, Org. Lett., (2005), 7 (11) 2101 ; T. Barder及びS. Buchwald, Org. Lett., (2004), 6 (16), 2649; F. Bellina, A. Carpita及びR. Rossi, Synthesis (2004), 15, 2419及びA. Suzuki, Journal of Organometallic Chemistry, (2002), 653, 83を参照されたい)。
Figure 2010535726
式(X)の化合物は既知の方法による還元(たとえば、酸の存在下に鉄又は亜鉛などの還元剤での処理又は接触水素化)によって式(Y)のニトロベンゼンから調製されうる。
Figure 2010535726
又は、式(Y)の化合物を、スズキ−ミヤウラ条件下に、適切なアリールもしくはヘテロアリールボロン酸、エステル又は塩でクロスカップリングさせ、そして得られた式(Z)のニトロベンゼンを既知の条件下に還元して、式(W)の化合物を提供することができる。
Figure 2010535726
同様の方法により、式(W)の化合物は、また、式(BB)の化合物又は式(CC)の化合物を経て、式(AA)の化合物から調製されうる。
Figure 2010535726
式(BB)の化合物は、既知の条件下で、式(AA)のニトロベンゼンを還元すること、又は、式(DD)のアニリンをハロゲン化すること、あるいは、式(EE)のアセトアニリドなどのアニリドをハロゲンしそして得られたアミドを加水分解することによって調製されうる。
Figure 2010535726
式(AA)のニトロベンゼン、式(DD)のアニリン及び式(EE)のアセトアニリドは既知の化合物であり、又は、既知の方法により調製されうる。
さらなるアプローチにおいて、式(A)の化合物は、式(P)の化合物を、アリール鉛トリカルボキシレート、好ましくは式(FF)のアリール鉛アセテートと、適切なリガンド(たとえば、N,N−ジメチルアミノピリジン、ピリジン、イミダゾ−ル、ビピリジン及び1,10−フェナントロリン、好ましくは化合物(P)に対して1〜10 当量のN,N−ジメチルアミノピリジン)の存在下に、適切な溶剤中(たとえば、クロロホルム、ジクロロメタン及びトルエン、好ましくはクロロホルムであって、場合によりトルエンなどの共溶剤の存在下で)、25〜100℃(好ましくは60〜90℃)で、場合により適切な触媒、たとえば、酢酸水銀(II)などの水銀(II)塩の存在下に反応させることで調製されうる。同様の反応は文献に記載されている(たとえば、J. Pinhey, B. Rowe, Aust. J. Chem.,(1979), 32, 1561 ; J. Morgan, J. Pinhey, J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1 ; (1990), 3, 715を参照されたい)。
Figure 2010535726
式(FF)のオルガノ鉛試薬は、既知の方法により、式(O)のボロン酸、式(GG)のスタンナンから、又は、四酢酸鉛での式(HH)の化合物の直接プランべーション(plumbation)により調製されうる。
Figure 2010535726
別のアプローチにおいて、式(A)の化合物は、式(P)の化合物を、適切なトリアリールビスマス(V)試薬(たとえば、式(JJ)のトリアリールビスマスジアセテート又はトリアリールビスマスジクロリド)とを、たとえば、J-P Finet及びA. Yu. Fedorov, J. Organometallic Chemistry, (2006), 691 , 2386; A. Yu. Fedorov ら, Russ. Chem. Bull. Int. Ed., (2005), 54 (11), 2602, 及び、P. K. Koech及びM. J. Krische, J. Am. Chem. Soc, (2004), 126 (17), 5350及びその中の引用文献に記載されている条件下で反応させることで調製されうる。
Figure 2010535726
さらなるアプローチにおいて、R及びR10が結合を形成している式(I)のさらなる化合物は、水性酸性条件下に、GがC1−6アルキルであり、R及びR10が結合を形成している式(I)の化合物を加水分解するこで調製されうる。
Figure 2010535726
GがC1−6アルキルであり、R及びR10が結合を形成している式(I)の化合物は、GがC1−6アルキルであり、Xがハロゲン又は他の適切な脱離性基(たとえば、アルキルもしくはアリールスルホネート、又は、アリールセレンオキシド)である式(KK)の化合物を、式(H)の化合物と、場合によりクロロホルム又はトルエンなどの適切な溶剤中で、場合によりクロロホルム又はトルエンなどの適切な溶剤中で、場合により1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデス−7−エンなどの適切な溶剤中で、適切な温度(好ましくは−80℃〜30℃)で反応させることで調製されうる。
Figure 2010535726
GがC1−6アルキルであり、Xがハロゲンである式(KK)の化合物は既知の条件下でGがC1−6アルキルである式(LL)の化合物から調製されうる。
Figure 2010535726
たとえば、Xが塩素である式(KK)の化合物は、E. Kosower ら, J. Org. Chem., (1963), 28, 630の手順に従って、式(LL)の化合物を塩化銅(II)及び塩化リチウムと反応させることで調製されうる。
式(LL)の化合物は既知の化合物であり、又は、既知の方法により既知の化合物から調製されうる(たとえば、Y. Song, B. Kim及びJ-N Heo, Tetrahedron Lett., (2005), 46, 5977を参照されたい)。又は、GがC〜Cアルキルである式(LL)の化合物は、既知の条件下で、Gが水素である式(LL)の化合物のアルキル化によってされうる。Gが水素である式(LL)の化合物は知られており、又は、既知の方法により既知の化合物から調製されうる(たとえば、T. Wheeler, US4338122; T. Wheeler, US4283348; J. Kuetheら, J. Org. Chem., (2002), 67, 5993; S. Buchwaldら, J. Am. Chem. Soc, (2003), 125, 11818を参照されたい)。
又は、GがC1−6アルキルである式(LL)の化合物は、、GがC1−6アルキルであり、Zが臭素又はヨウ素である式(MM)の化合物を、式(O)のアリールボロン酸と、適切な金属触媒、適切な塩基及び場合により適切なリガンドの存在下に適切な溶剤中で反応させることで調製されうる。
Figure 2010535726
適切な溶剤としてはトルエン及びn−ブタノールが挙げられ、また、適切な塩基としては、リン酸カリウムなどの無機塩基が挙げられ、適切な金属触媒はパラジウムであり、、たとえば、パラジウム(II)アセテートの形態であり、そして適切なリガンドとしては、置換ホスフィン、たとえば、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニルが挙げられる。
式(MM)の化合物は既知の化合物であり、又は、文献で知られた方法により調製されうる。たとえば、GがC1−6アルキルであり、Zが臭素原子である式(MM)の化合物は、GがC1−6アルキルである式(NN)の化合物を、N−ブロモスクシンイミドなどの適切な臭素化剤と、1,2−ジクロロエタンなどの適切な溶剤中で、R. Shepherd及びA. White (J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1 (1987), 10, 2153)に記載されるように反応させることで調製されうる。
Figure 2010535726
及びR10が結合を形成している式(A)の化合物はアルケンであり、それ自体は既知の手順にしたがってアルケンの典型的なさらなる反応を経て式(A)のさらなる化合物を提供する。このような反応の例としては、限定するわけではないが、アルケンのハロゲン化、エポキシ化、シクロプロパン化、ジヒドロキシル化、ヒドロアリール化、ヒドロビニル化及び水和が挙げられる。次いで、これらの化合物は、たとえば、J. March, Advanced Organic Chemistry, third edition, John Wiley and Sonsに記載される方法によって式(A)のさらなる化合物に転化されうる。たとえば、R及びR10が両方とも水素である式(A)の化合物は、R及びR10が結合を形成している式(A)の化合物を還元することで調製されうる。好ましくは、還元は白金、パラジウム又はニッケル触媒などの適切な触媒の存在下で、酢酸エチル、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン又は酢酸などの適切な溶剤中で水素化を行うことでなされる。
Figure 2010535726
及びRが臭素又はヨウ素である式(A)の化合物はビニルハロゲン化物であり、そしてその化合物はビニルハロゲン化物の既知の反応、たとえば、スズキ−ミヤウラ、ソノガシラ、スティレ及び関連反応を経験する。R及びR10が結合を形成しており、R又はRがC〜Cアルコキシである式(A)の化合物はエノールエーテルであり、これらは標準的な手順を用いて対応するケトンへと加水分解されうる。次に、そのケトンは既知の条件下で、たとえば、ケタール化、オキシム化、還元などによってさらに転化され、式(A)のさらなる化合物を提供することができる。
さらなるアプローチにおいて、R及びR10が結合を形成している式(A)の化合物は、式(OO)の化合物を、式(H)の化合物と、場合により適切な溶剤及び適切な触媒の存在下に反応させることで調製されうる。
Figure 2010535726
好ましくは、触媒はルイス酸触媒、たとえば、塩化アルミニウム、塩化ビスマス(III)、ビスマス(III)トリフルオロメタンスルホネート、三フッ化ホウ素、塩化セリウム(III)、銅(I)トリフルオロメタンスルホネート、ジエチルアルミニウムクロリド、塩化ハフニウム(IV)、塩化鉄(III)、過塩素酸リチウム、リチウムトリフルオロメタンスルホネート、臭化マグネシウム、ヨウ化マグネシウム、スカンジウム(III)トリフルオロメタンスルホネート、塩化スズ(IV)、塩化チタン(IV)、チタン(IV)イソプロポキシド、トリメチルアルミニウム、N−トリメチルシリル−ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート、イッテルビウム(III)トリフルオロメタンスルホネート、ヨウ化亜鉛及び塩化ジルコニウム(IV)である。ヨウ化マグネシウムは特に好ましい。適切な溶剤としては、ジクロロメタン及びクロロホルムが挙げられ、ジクロロメタンが特に好ましい。
式(OO)の化合物は、式(PP)の化合物を、適切な溶剤、たとえば、トルエン、アセトン、クロロホルム、ジクロロメタン又は1,4−ジオキサン中で酸化させることで調製されうる。様々な酸化剤はこの転化を行うために適切であり、無機酸化物、たとえば、クロムトリオキシド、ピリジニウムジクロメート、二酸化マンガン及びアルミニウムアルコキシド、たとえば、アルミニウムイソプロポキシド、ならびに、有機酸化剤、たとえば、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン及び超原子価ヨウ素酸化剤、たとえば、1,1,1−トリス(アセトキシ)−1,1−ジヒドロ−1,2−ベンゾヨードキソール−3(1H)−オン(デス・マーチン・ペルヨージナン)が挙げられる。この酸化を行うのに適切な手順は、たとえば、K. Saito及びH. Yamchika, US4371711 , 及びG. Piancatelliら, Tetrahedron (1978), 34 (18), 2775に記載されている。
Figure 2010535726
式(OO)の化合物は新規であり、式(I)の化合物の合成のための中間体として特に設計された。
式(PP)の化合物は水の存在下に、場合により適切な共溶剤の存在下に、適切な酸触媒で処理することで式(QQ)の化合物から調製されうる。
Figure 2010535726
たとえば、式(QQ)の化合物は、ギ酸、ジクロロ酢酸、トリクロロ酢酸、リン酸、ポリリン酸及びピロリン酸などの酸の水溶液の存在下に、場合により、アセトン、ブタノン、ジオキサン又はテトラヒドロフランなどの共溶剤の存在下に、たとえば、K. Saito及びH. Yamchikaの米国特許第4,371,711号に記載されるのと同様の方法によって、式(PP)の化合物に転化されうる。好ましくは、酸はポリリン酸又はリン酸である。又は、式(PP)の化合物は、塩化亜鉛などのルイス酸触媒の存在下に、水などの適切な溶剤中で、場合によってアセトン、ブタノン、ジオキサン又はテトラヒドロフランなどの適切な共溶剤の存在下に、G. Piancatelliら, Tetrahedron, (1978), 34 (18), 2775に記載されるのと同様の手順によって、転位によって式(QQ)の化合物から調製されうる。
式(QQ)の化合物は既知の条件によって式(RR)の化合物の還元によって調製されうる(たとえば、R. Silvestriら, J. Med. Chem., (2005), 48, 4378を参照されたい)。
Figure 2010535726
式(RR)の化合物は、場合により、適切な触媒(たとえば、ルイス酸触媒、たとえば、塩化アルミニウム、アルミニウムドデカタングストホスフェート、ビスマス(III)トリフルオロメタンスルホネート、インジウム(III)トリフルオロメタンスルホネート又はスカンジウム(III)トリフルオロメタンスルホネート)の存在下に、場合により、適切な溶剤(たとえば、ジクロロメタン、クロロホルム、アセトニトリル、ニトロメタン及びヘキサン)中で、既知条件下に、式(SS)のフランを、適切なカルボン酸もしくは式(TT)(YはOH又は塩素)の酸塩化物又は同様の試薬(たとえば、カルボン酸無水物又は適切なチオエステル)でアシル化することで調製されうる(たとえば、H. Firouzabadi, N. lranpoor及びF Nowrouzi, Tetrahedron, (2004), 60,10843, R. Silvestriら, J. Med. Chem., (2005), 48 (13), 4378 及びその中の引用文献を参照されたい)。
Figure 2010535726
又は、式(QQ)の化合物は適切な有機金属試薬、たとえば、Halが塩素、臭素又はヨウ素などのハリドである式(UU)のアリールマグネシウムハリド、又は、式(VV)のアリールリチウム試薬又は式(WW)のジアリール亜鉛試薬を、適切な溶剤、たとえば、ジエチルエーテル又はテトラヒドロフラン中の式(XX)のフラン2−カルボキシアルデヒドに既知の手順で添加することにより調製されうる(たとえば、G. Pandaら, Tetrahedron Lett., (2005), 46, 3097を参照されたい)。
Figure 2010535726
式(QQ)のさらなる化合物は、任意にテトラメチルエチレンジアミンなどの添加剤の存在下に、ジエチルエーテル又はテトラヒドロフランなどの適切な溶剤中で、n−ブチルリチウムなどのアルキルリチウム試薬との反応、次いで、式(ZZ)のベンズアルデヒドとの反応により、式(YY)の化合物から調製できる(たとえば、I. Gupta及びM. Ravikanth, J. Org. Chem., (2004), 69, 6796; A. Echavarrenら, J. Am. Chem. Soc, (2003), 125 (19), 5757及びT. Chandrashekarら, J. Org. Chem., (2002),67, 6309に記載されるとおり)。
Figure 2010535726
式(YY)及び式(ZZ)の化合物は知られており、又は、既知の化合物から既知の方法によって調製されうる。式(ZZ)の化合物は既知の方法により式(V)の化合物から調製されうる。たとえば、式(V)の化合物は適切な溶剤、好ましくはジエチルエーテル又はテトラヒドロフラン中で、アルキルリチウムもしくはアルキルマグネシウムハリド、又は、リチウムもしくはマグネシウムで−80℃〜30℃の温度で処理されることができ、得られたアリールマグネシウム又はアリールリチウム種は既知の方法に従って、適切なホルミル化試薬、たとえば、N,N−ジメチルホルムアミド、N−ホルミルモルホリン、N−ホルミルピペリジン、又は、トリアルキルオルトホルメート、たとえば、トリエチルオルトホルメートと反応されうる(たとえば、J. Einhorn及びJ. Luche, Tetrahedron Lett., (1986); 27 (16) 1793; G. Olah, L. Ohannesian及びM. Arvanaghi, J. Org. Chem., (1984), 49 (20), 3856; D. Nelson及びE. Uschak, J. Org. Chem., (1977), 42 (20), 3308; C. Dornfeld及びG. Colman, Org. Synth. Coll. Vol. 3, (1955), 701 ; L. Smith及びM. Bayliss, J. Org. Chem., (1941), 6, 437を参照されたい)。又は、式(ZZ)の化合物は、既知の方法に従って、適切な触媒(特にパラジウム触媒、たとえば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジブロミド、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド及びパラジウム(II)アセテート)の存在下に、一酸化炭素及び適切な水素供与体(たとえば、ポリ(メチルヒドロ−シロキサン)、水素、ギ酸又はギ酸ナトリウム)と式(V)の化合物を反応させることで調製されうる(たとえば、M-Z. Cai, H. Zhao, J. Zhou及びC-S. Song., Synth. Commun., (2002), 32 (6), 923; T. Okano, N. Harada及びJ. Kiji, Bull. Chem. Soc. Jpn., (1994), 67 (8), 2329; I. Pri-Bar and O. Buchman, J. Org. Chem., (1984), 49 (21), 4009; A. Schoenberg及びR. Heck., J. Am. Chem. Soc, (1974), 96 (25), 7761を参照されたい)。
さらなるアプローチにおいて、式(A)の化合物はHalが塩素、臭素もしくはヨウ素又は擬ハロゲン化物、たとえば、トリフルオロメタンスルホニル部分である式(AAA)のアリールハリドを、適切なカップリングパートナー、たとえば、アリールもしくはヘテロアリールボロン酸R−B(OH)、又は、その適切なエステルR−B(OR”’)、又は、金属(特にカリウム)アリールもしくはヘテロアリールトリフルオロホウ酸塩M[R−BFと、適切なパラジウム触媒、適切なリガンド及び適切な塩基、適切な溶剤の存在下に、スズキ−ミヤウラ条件下にクロスカップリングさせることで調製されうる。
Figure 2010535726
又は、式(AAA)の化合物は、最初にそれを式(BBB)のアリールボロン酸、又は、その適切な塩、又は式(CCC)のボロン酸エステルに転化させ、次いで、スズキ−ミヤウラ条件下に、アリールもしくはヘテロアリールハリドR−Hal(式中、Halは塩素、臭素もしくはヨウ素又は擬ハロゲン化物、たとえば、トリフルオロメタンスルホニル部分である)とクロスカップリングさせることでること式A)の化合物に転化されうる。式(AAA)の化合物から式(BBB)への転化は、テトラヒドロフラン又はジエチルエーテルなどの溶剤中で少なくとも2当量の適切なメタル化剤、たとえば、アルキルリチウム又はアルキルマグネシウムハリドで処理し、又は、少なくとも1当量の適切な塩基(たとえば、水素化ナトリウム)で処理し、次いで、得られたアニオンを少なくとも1当量の適切なメタル化剤で、テトラヒドロフラン又はジエチルエーテルなどの適切な溶剤中で処理し、そして得られた有機金属種をトリメチルボレートと反応させて、式(DDD)のアリールボロネートを提供することで行うことができる。式(DDD)のアリールボロネートは酸性条件下で加水分解されて、式(A)の化合物を提供するためのスズキ−ミヤウラ条件下でのカップリングのための式(BBB)のアリールボロン酸を提供することができる。
Figure 2010535726
同様に、さらなる式(A)の化合物は、Halが塩素、臭素もしくはヨウ素又は擬ハロゲン化物、たとえば、トリフルオロメタンスルホニル部分である式(EEE)のアリールハリドを、適切なカップリングパートナー、たとえば、アリールもしくはヘテロアリールボロン酸R−B(OH)、又は、その適切なエステルR−B(OR”’)、又は、金属(特にカリウム)アリールもしくはヘテロアリールトリフルオロホウ酸塩M[R−BFと、適切なパラジウム触媒、適切なリガンド及び適切な塩基、適切な溶剤の存在下に、スズキ−ミヤウラ条件下にクロスカップリングさせることで調製されうる。
Figure 2010535726
又は、式(BBB)の化合物又は式(DDD)の化合物からの式(A)の化合物の合成について上記したのと同様の方法を用いて、式(A)の化合物は式(EEE)の化合物から式(FFF)の化合物又は式(HHH)の化合物を経て調製されうる。
Figure 2010535726
式(AAA)の化合物及び式(EEE)の化合物は、適切な出発材料を用いて、式(A)の化合物を調製するために上記したのと同様の手順を用いて調製されうる。たとえば、式(AAA)の化合物は上記したのと類似の手順を用いて式(JJJ)の化合物から調製することができる。
Figure 2010535726
同様の方法において、式(EEE)の化合物は式(OOO)の化合物から調製されうる。
Figure 2010535726
式(JJJ)及び式(OOO)の化合物は既知の化合物であり(たとえば、K. Okanoら, J. Am Chem. Soc, (2006), 128 (48), 15368; M. Gubler ら, WO 2007/137962; E. Priestleyら, WO 2007/076431 ; M. Lautensら., J. Org. Chem., (2001), 66, 8127を参照されたい)、又は、既知の方法によって既知の化合物から調製されうる。
式(AAA)及び式(EEE)のさらなる化合物は、たとえば、式(P)の化合物及び式(FF)化合物からの式(A)の化合物の調製について記載されるように、適切な条件下で適切なアリール鉛トリカルボキシレートと式(P)の化合物を反応させることで調製されうる。
Figure 2010535726
式(TTT)の化合物は、式(O)の化合物から式(FF)の化合物を調製するために使用されるのと同様の条件下に、式(VVV)のアリールボロン酸から調製されうる。
Figure 2010535726
式(VVV)の化合物は、既知の方法により式(WWW)のアリールヨウ化物から調製されうる。アリールヨウ化物のホウ素化は様々な既知の条件下に行うことができ(たとえば、W. Zhu及びD. Ma, Org. Lett., (2006), 6 (2), 261 ; M. Murataら, Synthesis, (2007), No. 3, 351 ; K-T Wongら, J. Org. Chem., (2002) 67, 1041を参照されたい)、得られたアリールボレートからアリールボロン酸への加水分解も既知の方法である(たとえば、S. Couttsら, Tetrahedron Lett., (1994), 35 (29), 5109; C. Huttonら, Tetrahedron Lett., (2004), 45, 6657を参照されたい)。式(WWW)のアリールヨウ化物は、サンドマイヤー又は関連条件下に式(RR)のアニリンから調製されうる(たとえば、P. Knochelら, Synthesis, (2007), No. 1 , 81及びその中の引用文献を参照されたい)。
Figure 2010535726
又は、式(VVV)の化合物は、ジアゾ化して式(XXX)のアリールジアゾニウム塩を提供し、次いで、D. Willis及びR. Strongin (Tetrahedron Lett., (2000), 41, 8683)によって記載された手順に従って、得られたジアゾニウム塩をホウ素化し、そして得られたボロン酸エステルを上述のとおりに式(VVV)のボロン酸へと加水分解することで式(RR)のアニリンから調製されうる。
同様の手順を用いて、式(PP)のアニリンから式(UUU)の化合物を調製することができる。
Figure 2010535726
式(PP)及び式(RR)のアニリンは既知の化合物であり、又は、既知の方法により既知の化合物から調製されうる。
本発明に係る式Iの化合物は合成において得られたままの未変性の形態で除草剤として使用することができるが、一般には、製剤補助剤、たとえば、キャリア、溶剤及び界面活性物質を用いた種々のやり方で除草剤組成物中に配合される。その製剤は種々の物理形態であってよく、たとえば、散布用粉末、ゲル、湿潤可能な粉末、水分散性粒剤、水分散性タブレット、発泡性圧縮タブレット、乳化可能な濃厚物、ミクロエマルジョン化可能な濃厚物、水中油型エマルジョン、油性流動物、水性分散体、油性分散体、サスポエマルジョン、カプセルサスペンション、乳化可能な粒剤、可溶性液体、水溶性濃厚物(キャリアとして水又は水混和性有機溶剤を用いる)、含浸ポリマーフィルム又は、たとえば、the Manual on Development and Use of FAO Specifications for Plant Protection Products, 5th Edition, 1999から知られているような既知の他の形態であってよい。このような製剤は直接的に使用されても、又は、使用前に希釈されてもよい。希釈された製剤は、たとえば、水、液体肥料、微量栄養素、生物有機体、油又は溶剤とともに調製されうる。
製剤は、たとえば、活性成分を製剤補助剤と混合し、微細分割された固形分、粒剤、溶液、分散体又はエマルジョンの形態の組成物を得ることで調製されうる。活性成分は、また、他の補助剤、たとえば、微細分割された固形分、鉱油、植物油、変性植物油、有機溶剤、水、界面活性物質又はその組み合わせと配合されてもよい。活性成分は、ポリマーからなる非常に微細なマイクロカプセル中に閉じ込められてもよい。マイクロカプセルは多孔性キャリア中に活性成分を含む。これにより、活性成分を制御された量で周囲に放出させることができる(たとえば、徐放)。マイクロカプセルは、通常、0.1〜500ミクロンの直径を有する。マイクロカプセルはカプセル質量のおよそ25〜95質量%の量で活性成分を含む。活性成分は、一体の固体の形態、固体もしくは液体分散体中の微細な粒子の形態、又は、適切な溶液の形態で存在することができる。カプセル封入膜は、たとえば、天然及び合成ガム、セルロース、スチレン−ブタジエンコポリマー、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレア、ポリウレタン又は化学変性ポリマー及びデンプンキサンタン又は他のポリマーであってこの関係の当業者に知られたものを含む。又は、活性成分がベース物質の固体マトリックス中の微細分割された粒子として存在する、非常に微細なマイクロカプセルを形成させることができるが、その場合、マイクロカプセルは封入されない。
本発明に係る組成物を調製するのに適する製剤補助剤は、それ自体は知られている。液体キャリアとしては、水、トルエン、キシレン、石油エーテル、植物油、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酸無水物、アセトニトリル、アセトフェノン、酢酸アミル、2−ブタノン、ブチレンカーボネート、クロロベンゼン、シクロヘキサン、シクロヘキサノール、酢酸のアルキルエステル、ジアセトンアルコール、1,2−ジクロロプロパン、ジエタノールアミン、p−ジエチルベンゼン、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールアビエテート、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、1,4−ジオキサン、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールジベンゾエート、ジプロキシトール、アルキルピロリドン、酢酸エチル、2−エチルヘキサノール、エチレンカーボネート、1,1,1−トリクロロエタン、2−ヘプタノン、α−ピネン、d−リモネン、乳酸エチル、エチレングリコール、エチレングリコールブチルエーテル、エチレングリコールメチルエーテル、γ−ブチロラクトン、グリセロール、グリセロールアセテート、グリセロールジアセテート、グリセロールトリアセテート、ヘキサデカン、ヘキシレングリコール、イソアミルアセテート、イソボルニルアセテート、イソオクタン、イソホロン、イソプロピルベンゼン、イソプロピルミリステート、乳酸、ラウリルアミン、メシチルオキシド、メトキシプロパノール、メチルイソアミルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルラウレート、メチルオクタノエート、メチルオレエート、塩化メチレン、m−キシレン、n−ヘキサン、n−オクチルアミン、オクタデカン酸、オクチルアミンアセテート、オレイン酸、オレイルアミン、 o−キシレン、フェノール、ポリエチレングリコール(PEG400)、プロピオン酸、乳酸プロピル、プロピレンカーボネート、プロピレングリコール、プロピレングリコールメチルエーテル、p−キシレン、トルエン、トリエチルホスフェート、トリエチレングリコール、キシレンスルホン酸、パラフィン、鉱油、トリクロロエチレン、パークロロエチレン、酢酸エチル、酢酸アミル、酢酸ブチル、プロピレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、メタノール、エタノール、イソプロパノール、及び高分子量アルコール、たとえば、アミルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ヘキサノール、オクタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール、N−メチル−2−ピロリドンなどを使用することができる。濃厚物の希釈のためのキャリアの選択として水は一般的である。適切な固体キャリアは、たとえば、タルク、二酸化チタン、パイロフィライトクレー、シリカ、アタパルジャイトクレー、珪藻土、石灰石、炭酸カルシウム、ベントナイト、カルシウムモンモリロナイト、綿実殻、ホイートミール、大豆粉、軽石、木粉、粉砕クルミ殻、リグニン及び類似材料であり、たとえば、CFR 180.1001. (c) & (d)に記載されている。
多数の界面活性物質は固体製剤及び液体製剤の両方で有利に使用されることができ、特に、使用前にキャリアにより希釈されうる製剤に有利に使用されうる。界面活性物質はアニオンであっても、カチオンであっても、非イオン性であっても、又は、ポリマー性であってもよく、乳化剤、湿潤剤又は懸濁剤として使用でき、あるいは、他の目的で使用できる。典型的な界面活性物質としては、たとえば、ジエタノールアンモニウムラウリルスルフェートなどのアルキルスルフェートの塩、カルシウムドデシルベンゼエンスルホネートなどのアルキルアリールスルホネートの塩、ノニルフェノールエトキシレートなどのアルキルフェノールアルキレンオキシド付加物、トリデシルアルコールエトキシレートなどのアルコール−アルキレンオキシド付加物、ステアリン酸ナトリウムなどの石けん、ナトリウムジブチルナフタレンスルホネートなどのアルキルナフタレンスルホネートの塩、ナトリウムジ(2−エチルヘキシル)スルホスクシネートなどのスルホスクシネート塩のジアルキルエステル、ソルビトールオレエートなどのソルビトールエステル、ラウリルトリメチルアンモニウムクロリドなどの第四級アミン、ポリエチレングリコールステアレートなどの脂肪酸ポリエチレングリコールエステル、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのブロックコポリマー、モノ−及びジアルキルホスフェートエステルの塩が挙げられ、さらに、たとえば、"McCutcheon's Detergents and Emulsifiers Annual", MC Publishing Corp., Ridgewood, New Jersey, 1981に記載された物質も挙げられる。
農薬製剤中に通常に使用されうるさらなる補助剤としては、結晶化抑制剤、粘度調節物質、懸濁剤、染料、酸化防止剤、気泡形成剤、光吸収剤、混合助剤、消泡剤、錯化剤、中性化又はpH 調節物質及び緩衝剤、腐食防止剤、香料、湿潤剤、吸収性向上剤、微量栄養素、可塑剤、流動促進剤、潤滑剤、分散剤、増粘剤、凍結防止剤、殺微生物剤、ならびに、液体及び固体肥料が挙げられる。
製剤は、また、追加の活性物質、たとえば、さらなる除草剤、除草剤セーフナー、植物成長抑制剤、殺菌剤、又は殺虫剤を含んでよい。
本発明に係る組成物はさらに添加剤を含むことができ、そのような添加剤は植物もしくは動物由来の油、鉱油、このような油のアルキルエステル、又は、このような油及び油の誘導体の混合物を含む。本発明に係る組成物中の油添加剤の使用量はスプレー混合物を基準として、一般に0.01〜10%である。たとえば、スプレー混合物を調製した後に、所望の濃度でスプレータンクに油添加剤を添加することができる。好ましい油添加剤は鉱油又は植物由来の油を含み、たとえば、ナタネ油、オリーブ油又はヒマワリ油、乳化植物油、たとえば、AMIGO(登録商標)(Rhone-Poulenc Canada Inc.)、植物由来の油のアルキルエステル、たとえば、メチル誘導体、あるいは、動物由来の油、たとえば、魚油又は牛脂を含む。好ましい添加剤は、たとえば、活性成分に対して、本質的に80質量%の魚油アルキルエステル及び15質量%のメチル化ナタネ油を含み、さらに、5質量%の慣用の乳化剤及びpH調節剤を含む。特に好ましい油添加剤はC〜C22脂肪酸アルキルエステル、特に、C12〜C18脂肪酸のメチル誘導体を含み、たとえば、ラウリン酸、パルミチン酸及びオレイン酸のメチルエステルが重要である。これらのエステルは、メチルラウレート(CAS−111−82−0)、メチルパルミテート(CAS−112−39−0)及びメチルオレエート(CAS−112−62−9)として知られている。好ましい脂肪酸メチルエステル誘導体はEmery(登録商標)2230及び2231(Cognis, GmbH)である。これら及び他の油誘導体もthe Compendium of Herbicide Adjuvants, 5th Edition, Southern Illinois University, 2000から知られている。
油添加剤の有用性及び作用は、該油添加剤を、界面活性物質、たとえば、ノニオン、アニオン又はカチオン界面活性剤と組み合わせることでさらに改良されうる。適切なアニオン、ノニオン及びカチオン界面活性剤の例はWO 97/34485の第7及び8頁にリストされている。好ましい界面活性物質はドデシルベンゼンスルホネートタイプのアニオン界面活性剤であり、特にそのカルシウム塩であり、また、脂肪族アルコールエトキシレートタイプのノニオン界面活性剤である。特に好ましいのは5〜40のエトキシル化度を有するエトキシル化C12〜C22脂肪族アルコールである。市販の界面活性剤の例はGenapolタイプ (Clariant AG)である。シリコーン界面活性剤も好ましく、特に、Silwet L-77(登録商標)として市販されているポリアルキルオキシド変性ヘプタメチルトリシロキサンが好ましく、また、ペルフルオロ化界面活性剤も好ましい。添加剤の総量に対する界面活性物質の濃度は、一般に1〜30質量%である。油もしくは鉱油又はその誘導体と界面活性剤との混合物からなる油添加剤の例はEdenor ME SU(登録商標)、Turbocharge(登録商標)(Syngenta AG, CH)及びActipron(登録商標)(BP Oil UK Limited, GB)である。
前記の界面活性物質は製剤中に単独で、すなわち、油添加剤を伴わずに使用されてもよい。
さらに、油添加剤/界面活性剤混合物への有機溶剤の添加は作用のさらなる向上に寄与することがある。適切な溶剤は、たとえば、Solvesso(登録商標) (ESSO) 及びAromatic Solvent(登録商標)(Exxon Corporation)である。このような溶剤の濃度は合計質量の10〜80質量%であることができる。溶剤との混合物であることができる、このような油添加剤は、たとえば、米国特許第4,834,908号に記載されている。その中に開示された市販の油添加剤はMERGE(登録商標) (BASF Corporation)の名称で知られている。本発明に好ましいさらなる油添加剤はSCORE(登録商標) (Syngenta Crop Protection Canada)及びAdigor(登録商標)(Syngenta Crop Protection Canada)である。
上記の油添加剤に加えて、本発明に係る組成物の活性を向上させるために、スプレー混合物にアルキルピロリドンの製剤(たとえば、Agrimax(登録商標))を添加することもできる。たとえば、ポリアクリルアミド、ポリビニル化合物又はポリ−1−p−メンテンなどの合成ラテックスの製剤(たとえば、Bond(登録商標)、 Courier(登録商標)又はEmerald(登録商標))も使用できる。プロピオン酸を含む溶液、たとえば、Eurogkem Pen-e-trate(登録商標)の活性向上剤としてスプレー混合物中に混合されうる。
除草剤製剤は0.1〜99質量%、特に0.1〜95質量%の式Iの化合物、及び、1〜99.9質量%の製剤補助剤を含み、その製剤補助剤は好ましくは0〜25質量%の界面活性物質を含む。市販品は好ましくは濃厚物として配合されるであろうが、最終使用者は通常、希釈製剤を使用するであろう。
式Iの化合物の施用割合は広い範囲で変更することができ、土壌の性質、施用の方法(発芽前又は発芽後、種子への被覆、種子溝への施用、無耕地への施用など)、作物植物、制御されるべき野草又は雑草類、支配している気候条件、及び施用方法により支配される他の要因、施用時間及び目標作物によって決まる。本発明に係る式Iの化合物は、一般に、1〜2000g/ha、好ましくは1〜1000g/ha、そして最も好ましくは1〜500g/haの割合で施用される。
好ましい製剤は特に以下の組成を有する。
(%は質量百分率)
Figure 2010535726
次の例は、限定するわけではないが、本発明をさらに説明する。
Figure 2010535726
水で希釈することによりこのような濃厚物から、あらゆる所望の濃度のエマルジョンを調製することができる。
Figure 2010535726
この溶液は微細液滴の形態での施用に適する。
Figure 2010535726
活性成分を補助剤と徹底的に混合し、その混合物を適切なミル中で徹底的に粉砕して湿潤化可能な粉末を生じ、その粉末は水で希釈されて、あらゆる所望の濃度の懸濁液を提供することができる。
Figure 2010535726
活性成分を塩化メチレン中に溶解させ、その溶液をキャリア上にスプレーし、次いで、減圧下で溶剤を蒸発させる。
Figure 2010535726
微細に粉砕された活性成分を、ミキサー中で、ポリエチレングリコールで湿潤化されたキャリアに均一に塗布する。このようにして、埃の立たない被覆粒剤を得る。
Figure 2010535726
活性成分を補助剤と混合し、そして粉砕し、その混合物を水で湿潤化させる。得られた混合物を押出し、次いで、空気流の中で乾燥させる。
Figure 2010535726
すぐに使用できる準備がなされた粉末は活性成分をキャリアと混合し、適切なミル中で混合物を粉砕することで得られる。
Figure 2010535726
微細に粉砕した活性成分を補助剤と密に混合し、懸濁液濃厚物を得て、この懸濁液濃厚物から、水による希釈によってあらゆる所望の濃度の懸濁液を調製することができる。
本発明は、また、有用な植物の作物において野草及び雑草類を選択的に制御しそして非選択的に雑草を制御する方法であって、式Iの化合物で有用な植物を処理し、又は栽培下の領域又はその位置を処理することを含む方法にも関する。
本発明に係る組成物を使用することができる有用な植物の作物としては、特に、穀物、特にコムギ及びオオムギ、コメ、コーン、ナタネ、テンサイ、サトウキビ、大豆、綿、ヒマワリ、ナンキンマメ及びプランテーション作物が挙げられる。
用語「作物」とは、遺伝子工学又は従来の育種方法の結果として、除草剤又は除草剤クラス(たとえば、ALS、GS、EPSPS、PPO、及びHPPD抑制剤)に耐性となった作物をも含むと理解されるべきである。従来の育種方法によって、たとえば、イマザモックスなどのイミダゾリノンに耐性となった作物の例はClearfield(登録商標) summer rape (Canola)である。遺伝子工学方法によって除草剤に耐性となった作物の例は、たとえば、RoundupReady(登録商標)及びLibertyLink(登録商標)の商品名で市販されているグリホサート及びグルホシネート耐性トウモロコシ変種を含む。制御される雑草は、単子葉植物性雑草および双子葉植物性雑草でもよく、例えばハコベ(Stellaria)、ハコベ(Nasturtium)、ヌカボ(Agrostis)、メヒシバ(Digitaria)、カラスムギ(Avena)、エノコログサ(Setaria)、カラシ(Sinapis)、ライグラス(Lolium)、ナス(Solanum)、ヒエ(Echinochloa)、フトイ(Scirpus)、ミズアオイ(Monochoria)、クワイ(Sagittaria)、イヌムギ(Bromus)、アロペクルス(Alopecurus)、ジョンソングラス(Sorghum)、ロトボエリア(Rottboellia)、カヤツリグサ(Cyperus)、イチビ(Abutilon)、シダ(Sida)、オナモミ(Xanthium)、ヒユ(Amaranthus)、ケノポジ(Chenopodium)、イポメア(Ipomoea)、キク(Chrysanthemum)、ヤエムグラ(Galium)、スミレ(Viola)、及びクワガタソウ(Veronica)がある。単子葉植物性雑草、特に、ヌカボ(Agrostis)、カラスムギ(Avena)、エノコログサ(Setaria)、ライグラス(Lolium)、ヒエ(Echinochloa)、イヌムギ(Bromus)、アロペクルス(Alopecurus)及びジョンソングラス(Sorghum)の制御は非常に広範にわたる。
作物はまた、遺伝子工学法により有害な昆虫に対して耐性にされた作物として理解され、例えばBtトウモロコシ(ヨーロッパコーンボーラー(European corn borer)に対して耐性)、Bt綿(コトンメキシコワタノミゾウムシ(cotton boll weevil)に対して耐性)、およびBtバレイショ(コロラドビートル(Colorado beetle)に対して耐性)がある。Btトウモロコシの例は、Bt176トウモロコシ交配種であるNK(登録商標)(Syngenta Seeds)である。Bt毒素は、バシラス・ツリンギエンシス(Baccillus thuringiensis)土壌細菌により天然に生成されるタンパク質である。毒素、またはそのような毒素を合成することができるトランスジェニック植物の例は、EP-A-451 878、EP-A-374 753、WO93/07278、WO95/34656、WO03/052073及びEP-A-427 529に記載されている。昆虫耐性のためのコード化を行いそして1つ以上の毒素を放出する1つ以上の遺伝子を含むトランスジェニック植物の例はKnockOut(登録商標) (トウモロコシ), Yield Gard(登録商標) (トウモロコシ), NuCOTIN33B(登録商標) (綿), Bollgard(登録商標) (綿), NewLeaf(登録商標) (バレイショ), NatureGard(登録商標)及びProtexcta(登録商標)である。植物作物およびその種子材料は、除草剤耐性で、同時に昆虫の採餌に対して耐性であることもできる(「多重(stacked)」トランスジェニックイベント)。種子は、たとえば、昆虫活性Cry3タンパク質を放出し、同時にグリホサート耐性を発現することができる。用語「作物」は、いわゆる産出特性(たとえば、改良された風味、貯蔵安定性、栄養分)を含む、従来の育種法又は遺伝子工学の結果として得られた作物も含むものと理解されるべきである。
耕作領域は作物植物がすでに成長している土地とともに、作物植物の耕作を予定している土地をも含むものと理解されるべきである。
本発明に係る式Iの化合物は他の除草剤との組み合わせで使用することもできる。以下の式Iの化合物の混合物は特に重要である。好ましくは、これらの混合物において、式Iの化合物は下記の表1〜192にリストされた化合物の1つである。
式Iの化合物+アセトクロール、式Iの化合物+アシフルオルフェン、式Iの化合物+アシフルオルフェンナトリウム塩、式Iの化合物+アクロニフェン、式Iの化合物+アクロレイン、式Iの化合物+アラクロール、式Iの化合物+アロキシジム、式Iの化合物+アリルアルコール、式Iの化合物+アメトリン、式Iの化合物+アミカルバゾン、式Iの化合物+アミドスルフロン、式Iの化合物+アミノピラリド、式Iの化合物+アミトロール、式Iの化合物+スルファミン酸アンモニウム、式Iの化合物+アニロホス、式Iの化合物+アシュラム、式Iの化合物+アトラジン、式Iの化合物+アビグリシン、式Iの化合物+アザフェニジン、式Iの化合物+アジムスルフロン、式Iの化合物+BCPC、式Iの化合物+ベフルブタミド、式Iの化合物+ベナゾリン、式Iの化合物+ベンカルバゾン、式Iの化合物+ベンフルラリン、式Iの化合物+ベンフレセート、式Iの化合物+ベンスルフロン、式Iの化合物+ベンスルフロンメチル、式Iの化合物+ベンスリド、式Iの化合物+ベンタゾン、式Iの化合物+ベンズフェンジゾン、式Iの化合物+ベンゾビシクロン、式Iの化合物+ベンゾフェナップ、式Iの化合物+ビフェノックス、式Iの化合物+ビラナフォス、式Iの化合物+ビスピリバック、式Iの化合物+ビスピリバックナトリウム、式Iの化合物+ボラックス、式Iの化合物+ブロマシル、式Iの化合物+ブロモブチド、式Iの化合物+ブロモフェノキシム、式Iの化合物+ブロモオキシニル、式Iの化合物+ブタコール、式Iの化合物+ブタフェナシル、式Iの化合物+ブタミフォス、式Iの化合物+ブトラリン、式Iの化合物+ブトロキシジム、式Iの化合物+ブチレート、式Iの化合物+カコジル酸、式Iの化合物+塩素酸カルシウム、式Iの化合物+カフェンストロール、式Iの化合物+カルベタミド、式Iの化合物+カルフェントラゾン、式Iの化合物+カルフェントラゾンエチル、式Iの化合物+CDEA、式Iの化合物+CEPC、式Iの化合物+クロロフルレノール、式Iの化合物+クロロフルレノールメチル、式Iの化合物+クロリダゾン、式Iの化合物+クロリムロン、式Iの化合物+クロリムロンエチル、式Iの化合物+クロロ酢酸、式Iの化合物+クロロトルロン、式Iの化合物+クロルプロファム、式Iの化合物+クロロスルフロン、式Iの化合物+クロルタール、式Iの化合物+クロルタールジメチル、式Iの化合物+シニドンエチル、式Iの化合物+シンメチリン、式Iの化合物+シノスルフロン、式Iの化合物+シスアニリド、式Iの化合物+クレトジム、式Iの化合物+クロジナフォプ、式Iの化合物+クロジナフォププロパルギル、式Iの化合物+クロマゾン、式Iの化合物+クロメプロップ、式Iの化合物+クロピラリド、式Iの化合物+クロランスラム、式Iの化合物+クロランスラムメチル、式Iの化合物+ CMA、式Iの化合物+4-CPB、式Iの化合物+CPMF、式Iの化合物+4-CPP、式Iの化合物+CPPC、式Iの化合物+クレゾール、式Iの化合物+クミルロン、式Iの化合物+シアナミド、式Iの化合物+シアナジン、式Iの化合物+シクロエート、式Iの化合物+シクロスルファムロン、式Iの化合物+シクロキシジム、式Iの化合物+シハロフォプ、式Iの化合物+シハロフォプブチル、式Iの化合物+2,4-D、式Iの化合物+3,4-DA、式Iの化合物+ジアムロン、式Iの化合物+ダラポン、式Iの化合物+ダゾメト、式Iの化合物+2,4-DB、式Iの化合物+3,4-DB、式Iの化合物+2,4-DEB、式Iの化合物+デスメジファム、式Iの化合物+デスメトリン、式Iの化合物+ジカムバ、式Iの化合物+ジクロベニル、式Iの化合物+ortho-ジクロロベンゼン、式Iの化合物+para-ジクロロベンゼン、式Iの化合物+ジクロルプロプ、式Iの化合物+ジクロルプロプ-P、式Iの化合物+ジクロフォップ、式Iの化合物+ジクロフォップメチル、式Iの化合物+ジクロスラム、式Iの化合物+ジフェンゾコート、式Iの化合物+ジフェンゾコートメチルスルフェート、式Iの化合物+ジフルフェニカン、式Iの化合物+ジフルフェンゾピル 、式Iの化合物+ジメフロン、式Iの化合物+ジメピペレート、式Iの化合物+ジメタコール、式Iの化合物+ジメタメトリン、式Iの化合物+ジメセンアミド、式Iの化合物+ジメセンアミド-P、式Iの化合物+ジメシピン、式Iの化合物+ジメチルアルシン酸、式Iの化合物+ジニトロアミン、式Iの化合物+ジノテルブ、式Iの化合物+ジフェンアミド、式Iの化合物+ジプロペトリン、式Iの化合物+ジコート、式Iの化合物+ジコートジブロミド、式Iの化合物+ジチオピル、式Iの化合物+ジウロン、式Iの化合物+DNOC、式Iの化合物+3,4-DP、式Iの化合物+DSMA、式Iの化合物+EBEP、式Iの化合物+エンドタール、式Iの化合物+EPTC、式Iの化合物+エスプロカルブ、式Iの化合物+エタルフルラリン、式Iの化合物+エタメトスルフロン、式Iの化合物+エタメトスルフロンメチル、式Iの化合物+エテホン、式Iの化合物+エトフメセート、式Iの化合物+エトキシフェン、式Iの化合物+エトキシスルフロン、式Iの化合物+エトベンズアニド、式Iの化合物+フェノキサプロップ-P、式Iの化合物+フェノキサプロップ-P-エチル、式Iの化合物+フェントラズアミド、式Iの化合物+硫酸第一鉄、式Iの化合物+フラムプロップ-M、式Iの化合物+フラザスルフロン、式Iの化合物+フロラスラム、式Iの化合物+フルアジフォップ、式Iの化合物+フルアジフォップブチル、式Iの化合物+フルアジフォップ-P、式Iの化合物+フルアジフォップ-P-ブチル、式Iの化合物+フルアゾレート、式Iの化合物+フルカルバゾン、式Iの化合物+フルカルバゾンナトリウム、式Iの化合物+フルセトスルフロン、式Iの化合物+フルクロラリン、式Iの化合物+フルフェナセト、式Iの化合物+フルフェンプリ、式Iの化合物+フルフェンプリエチル、式Iの化合物+フルメトラリン、式Iの化合物+フルメトスラム、式Iの化合物+フルミクロラック、式Iの化合物+フルミクロラックペンチル、式Iの化合物+フルミオキサジン、式Iの化合物+フルミプロピン、式Iの化合物+フルオメツロン、式Iの化合物+フルオログリコフェン、式Iの化合物+フルオログリコフェンエチル、式Iの化合物+フルオキサプロップ、式Iの化合物+フルポキサム、式Iの化合物+フルプロパシル、式Iの化合物+フルプロパネート、式Iの化合物+フルピルスルフロン、式Iの化合物+フルピルスルフロンメチルナトリウム、式Iの化合物+フルレノール、式Iの化合物+フルリドン、式Iの化合物+フルロクロリドン、式Iの化合物+フルロキシピル、式Iの化合物+フルルタモン、式Iの化合物+フルチアセト、式Iの化合物+フルチアセトメチル、式Iの化合物+フォメサフェン、式Iの化合物+フォルアムスルフロン、式Iの化合物+フォサミン、式Iの化合物+グルホシネート、式Iの化合物+グルホシネートアンモニウム、式Iの化合物+グリホサート、式Iの化合物+ハロスルフロン、式Iの化合物+ハロスルフロンメチル、式Iの化合物+ハロオキシホップ、式Iの化合物+ハロオキシホップ-P、式Iの化合物+HC-252、式Iの化合物+ヘキサジノン、式Iの化合物+イマザメタベンズ、式Iの化合物+イマザメタベンズメチル、式Iの化合物+イマザモックス、式Iの化合物+イマザピック、式Iの化合物+イマザピル、式Iの化合物+イマザキン、式Iの化合物+イマゼタピル、式Iの化合物+イマゾスルフロン、式Iの化合物+インダノファン、式Iの化合物+ヨードメタン、式Iの化合物+ヨードスルフロン、式Iの化合物+ヨードスルフロンメチルナトリウム、式Iの化合物+イオキシニル、式Iの化合物+イソプロツロン、式Iの化合物+イソウロン、式Iの化合物+イソキサベン、式Iの化合物+イソキサクロルトール、式Iの化合物+イソキサフルトール、式Iの化合物+オソキサピリホップ、式Iの化合物+カルブチレート、式Iの化合物+ラクトフェン、式Iの化合物+レナシル、式Iの化合物+リヌロン、式Iの化合物+MAA、式Iの化合物+MAMA、式Iの化合物+MCPA、式Iの化合物+MCPA-チオエチル、式Iの化合物+MCPB、式Iの化合物+メコプロプ、式Iの化合物+メコプロプ-P、式Iの化合物+メフェナセト、式Iの化合物+メフルイジド、式Iの化合物+メソスルフロン、式Iの化合物+メソフルスロンメチル、式Iの化合物+メソトリオン、式Iの化合物+メタム、式Iの化合物+メタミホップ、式Iの化合物+メタミトロン、式Iの化合物+メタザクロル、式Iの化合物+メタベンズチアズロン、式Iの化合物+メタゾール、式Iの化合物+メチル亜ヒ酸、式Iの化合物+メチルジムロン、式Iの化合物+メチルイソチオシアネート、式Iの化合物+メトベンズロン、式Iの化合物+メトブロムロン、式Iの化合物+メトラクロール、式Iの化合物+S-メトラクロール、式Iの化合物+メトスラム、式Iの化合物+メトキシウロン、式Iの化合物+メトリブジン、式Iの化合物+メトスルフロン、式Iの化合物+メトスルフロンメチル、式Iの化合物+MK-616、式Iの化合物+モリネート、式Iの化合物+モノリヌロン、式Iの化合物+MSMA、式Iの化合物+ナプロアニリド、式Iの化合物+ナプロパミド、式Iの化合物+ナプタラム、式Iの化合物+NDA-402989、式Iの化合物+ネブロン、式Iの化合物+ニコスルフロン、式Iの化合物+ニピラクロフェン、式Iの化合物+n-メチルグリホサート、式Iの化合物+ノナン酸、式Iの化合物+ノルフルザゾン、式Iの化合物+オレイン酸(脂肪酸)、式Iの化合物+オルベンカルブ、式Iの化合物+オルトスルファムロン、式Iの化合物+オリザリン、式Iの化合物+オキサジアルギル、式Iの化合物+オキサジアゾン、式Iの化合物+オキサスルフロン、式Iの化合物+オキサジクロメホン、式Iの化合物+オキシフルオルフェン、式Iの化合物+パラコート、式Iの化合物+パラコートジクロリド、式Iの化合物+ペブレート、式Iの化合物+ペンジメタリン、式Iの化合物+ペノキシスラム、式Iの化合物+ペンタクロロフェノール、式Iの化合物+ペンタノクロール、式Iの化合物+ペントオキサゾン、式Iの化合物+ペトキサミド、式Iの化合物+石油(petrolium oils)、式Iの化合物+フェンメジファム、式Iの化合物+フェンメジファムエチル、式Iの化合物+ピクロラム、式Iの化合物+ピコリナフェン、式Iの化合物+ピノキサデン、式Iの化合物+ピペロホス、式Iの化合物+亜ヒ酸カリウム、式Iの化合物+アジ化カリウム、式Iの化合物+プレチラクロル、式Iの化合物+プリミスルフロン、式Iの化合物+プリミスルフロンメチル、式Iの化合物+プロジアミン、式Iの化合物+プロフルアゾール、式Iの化合物+プロホキシジム、式Iの化合物+プロヘキサジオンカルシウム、式Iの化合物+プロメトン、式Iの化合物+プロメトリン、式Iの化合物+プロパクロール、式Iの化合物+プロパニル、式Iの化合物+プロパキザホップ、式Iの化合物+プロパジン、式Iの化合物+プロファム、式Iの化合物+プロピソクロール、式Iの化合物+プロポキシカルバゾン、式Iの化合物+プロポキシカルバゾンナトリウム、式Iの化合物+プロピズアミド、式Iの化合物+プロスルホカルブ、式Iの化合物+プロスルフロン、式Iの化合物+ピラクロニル、式Iの化合物+ピラフルフェン、式Iの化合物+ピラフルフェンエチル、式Iの化合物+ピラスルホトール、式Iの化合物+ピラゾリネート、式Iの化合物+ピラゾスルフロン、式Iの化合物+ピラゾスルフロンエチル、式Iの化合物+ピラゾオキシフェン、式Iの化合物+ピリベンゾオキシム、式Iの化合物+ピリブチカルブ、式Iの化合物+ピリダホル、式Iの化合物+ピリデート、式Iの化合物+ピリフタリド、式Iの化合物+ピリミノバック、式Iの化合物+ピリミノバックメチル、式Iの化合物+ピリミスルファン、式Iの化合物+ピリチオバック、式Iの化合物+ピリチオバックナトリウム、式Iの化合物+ピロキサスルホン(KIH-485)、式Iの化合物+ピロキシウラム(pyroxulam)、式Iの化合物+キンクロラック、式Iの化合物+キンメラック、式Iの化合物+キノクラミン、式Iの化合物+キザロホップ、式Iの化合物+キザロホップ-P、式Iの化
合物+リムスルフロン、式Iの化合物+セトキシジム、式Iの化合物+シズロン、式Iの化合物+シマジン、式Iの化合物+シメトリン、式Iの化合物+SMA、式Iの化合物+亜ヒ酸ナトリウム、式Iの化合物+アジ化ナトリウム、式Iの化合物+塩素酸ナトリウム、式Iの化合物+スルコトリオン、式Iの化合物+スルフェントラゾン、式Iの化合物+スルホメツロン、式Iの化合物+スルホメツロンメチル、式Iの化合物+スルホサート、式Iの化合物+スルホスルフロン、式Iの化合物+硫酸、式Iの化合物+タールオイル、式Iの化合物+2,3,6-TBA、式Iの化合物+TCA、式Iの化合物+TCA-ナトリウム、式Iの化合物+テブタム、式Iの化合物+テブチウロン、式Iの化合物+テフリルトリオン、式Iの化合物+テムボトリオン、式Iの化合物+テプラルオキシジム、式Iの化合物+テルバシル、式Iの化合物+テルブメトン、式Iの化合物+テルブチルアジン、式Iの化合物+テルブトリン、式Iの化合物+テニルクロール、式Iの化合物+チアザフルロン、式Iの化合物+チアゾピル、式Iの化合物+チフェンスルフロン、式Iの化合物+チエンカルバゾン、式Iの化合物+チフェンスルフロンメチル、式Iの化合物+チオベンカルブ、式Iの化合物+チオカルバジル、式Iの化合物+トプラメゾン、式Iの化合物+トラコキシジム、式Iの化合物+トリアレート、式Iの化合物+トリアスルフロン、式Iの化合物+トリアジフラム、式Iの化合物+トリベンウロン、式Iの化合物+トリベンウロンメチル、式Iの化合物+トリカムバ、式Iの化合物+トリクロピル、式Iの化合物+トリエタジン、式Iの化合物+トリフロキシスルフロン、式Iの化合物+トリフロキシスルフロンナトリウム、式Iの化合物+トリフルラリン、式Iの化合物+トリフルスルフロン、式Iの化合物+トリフルスルフロンメチル、式Iの化合物+トリヒドロキシトリアジン、式Iの化合物+トリネキサパックエチル、式Iの化合物+トリトスルフロン、式Iの化合物+[3-[2-クロロ-4- フルオロ-5-(1-メチル-6-トリフルオロメチル-2,4-ジオキソ-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-3-イル)フェノキシ]-2- ピリジルオキシ]酢酸エチルエステル (CAS RN 353292-31-6)、式Iの化合物+4-ヒドロキシ-3- [[2-[(2-メトキシエトキシ)メチル]-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジニル]カルボニル]-ビシクロ[3.2.1]オクト-3-エン-2-オン(CAS RN 352010-68-5)、及び、式Iの化合物+4-ヒドロキシ-3-[[2-(3-メトキシプロピル)-6- ジフルオロメチル)-3-ピリジニル]カルボニル]-ビシクロ[3.2.1]オクト-3-エン-2-オン。
式Iの化合物の混合パートナーは、また、たとえば、The Pesticide Manual, 12th Edition (BCPC) 2000に記載されているとおり、エステル又は塩の形態であってもよい。
本発明に係る式Iの化合物は、また、セーフナーと組み合わせて使用できる。好ましくは、これらの混合物中で、式Iの化合物は下記の表1〜表192にリストした化合物の1つである。セーフナーとの以下の混合物が特に考えられる:式Iの化合物+クロキントセットメキシル、式Iの化合物+クロキントセット酸及びその塩、式Iの化合物+フェンクロラゾールエチル、式Iの化合物+フェンクロラゾール酸及びその塩、式Iの化合物+メフェンピルジエチル、式Iの化合物+メフェンピル二酸、式Iの化合物+イソオキサジフェンエチル、式Iの化合物+イソキサジフェン酸、式Iの化合物+フリルアゾール、式Iの化合物+フリルアゾールR異性体、式Iの化合物+N−(2−メトキシベンゾイル)−4−[(メチルアミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミド、式Iの化合物+ベノキサコール、式Iの化合物+ジクロルミド、式Iの化合物+AD-67、式Iの化合物+オキサベトリニル、式Iの化合物+シオメトリニル、式Iの化合物+シオメトリニルZ異性体、式Iの化合物+フェンクロリム、式Iの化合物+シプロスルファミド、式Iの化合物+ナフタル酸無水物、式Iの化合物+フルアゾール、式Iの化合物+ CL 304,415、式Iの化合物+ジサイクロノン、式Iの化合物+フルクソフェニム、式Iの化合物+DKA-24、式Iの化合物+R29148、式Iの化合物+PPG−1292。セーフニング効果は、また、式Iの化合物+ダイムロン、式Iの化合物+MCPA、式Iの化合物+メコプロップ及び式Iの化合物+メコプロップ−Pの混合物についても観測されうる。
上記のセーフナー及び除草剤は、たとえば、the Pesticide Manual, Twelfth Edition, British Crop Protection Council, 2000に記載されている。R-29148は、たとえば、P. B. Goldsbroughらの Plant Physiology, (2002), Vol. 130 pp. 1497-1505及びその中の引用文献に記載されており、PPG-1292はWO09211761から知られており、そしてN−(2−メトキシベンゾイル)−4−[(メチルアミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミドはEP365484から知られている。
除草剤に対するセーフナーの施用割合は施用のモードに大きく左右される。耕地処理の場合には、一般には、0.001〜5.0kgセーフナー/ha、好ましくは0.001〜0.5kgセーフナー/ha、一般には、0.001〜2kg除草剤/haであるが、好ましくは0.005〜1kg/haが施用される。
本発明に係る除草剤組成物は農業において慣用されているすべての施用方法、たとえば、発芽前施用、発芽後施用及び種子被覆(ドレッシング)に適している。意図する使用によって、セーフナーは作物植物の種子材料を予備処理する(種子又は苗をドレッシングする)のに使用でき、又は、セーフナーは種子などをまく前又はまいた後に導入され、次いで、式Iの(セーフナーを含まない)化合物が場合により共除草剤との組み合わせで施用されてよい。しかし、植物の発芽の前又は後に単独で又は除草剤とともに施用されてもよい。植物又は種子材料のセーフナーによる処理は、それゆえ、除草剤の施用の時と原則的に独立して行うことができる。除草剤とセーフナーの同時の施用による植物の処理(たとえば、タンク混合物の形で)は一般に好ましい。除草剤に対するセーフナーの施用割合は施用のモードに大きく左右される。耕地処理の場合には、一般には、0.001〜5.0kgセーフナー/ha、好ましくは0.001〜0.5kgセーフナー/haが施用される。種子ドレッシングの場合には、一般には、0.001〜10gセーフナー/kg種子、好ましくは0.05〜2gセーフナー/kg種子が施用される。種子散布の直前に種子浸漬によりセーフナーが液体形態で施用される場合には、1〜10000ppm、好ましくは100〜1000ppmの濃度の活性成分を含むセーフナー溶液を用いるのが有利である。
以下の実施例は本発明を説明するが、本発明を限定しない。
調製例
当業者は下記の特定の化合物はβ−ケトエノールであり、そしてたとえば、J. March, Advanced Organic Chemistry, third edition, John Wiley and Sonsに記載されているように、それ自体が単一の互変異性体として又はケトエノール及びジケトン互変異性体の混合物として存在しうることを理解するであろう。化合物は表T1に単一のエノール互変異性体として示しているが、この記載はジケトン及び互換異性化によって生じうる可能なあらゆるエノールを網羅するものと考えるべきである。さらに、表T1及び表P1中の化合物の幾かは単純化の目的で単一の光学異性体として記載しているが、単一の光学異性体として特定していないかぎり、これらの構造は光学異性体の混合物を示すものと理解されるべきである。詳細な実験セクションの中で、たとえ主たる互変異性体がエノールの形態であるとしても、名称付けの目的でジケトン互変異性体を選択している。
プロトンnmrで1つより多くの互変異性体又は他の異性体が観測される場合には、示すデータは異性体の混合物についてのものである。
例1
(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(4’−クロロ−4−メチルビフェン−3−イル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.0 2,6 ]デス−8−エン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535726
工程1:3−アミノ−4’−クロロ−4−メチルビフェニルの調製
Figure 2010535726
テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(3.7g、3mmol)及び4−クロロフェニルボロン酸(20.2g、0.13mol)を、1,2−ジメトキシエタン(200ml)中の5−ブロモ−2−メチルアニリン(20g、0.1mol)の溶液に添加する。反応混合物を20℃で15分間攪拌した後に、20%炭酸ナトリウム水溶液(300ml)をその混合物に添加し、得られた混合物を24時間還流する。この反応混合物を室温に冷却し、水(600ml)で希釈し、そして酢酸エチルを用いて抽出する。合わせた有機抽出物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、そしてろ液を減圧下に蒸発させる。さらにその残留物をシリカゲル上でカラムクロマトグラフィーによってヘキサン中7%酢酸エチルで溶離して精製し、3−アミノ−4’−クロロ−4−メチルビフェニルを提供する。
工程2:3−ブロモ−4’−クロロ−4−メチルビフェニルの調製
Figure 2010535726
臭化水素酸(水中48%wt、120ml)を、水(80ml)中の5−(4−クロロフェニル)−2−メチルアニリン(21g、0.09mol)の懸濁液に滴下して添加し、固形分が溶解するまで混合物を攪拌する。この混合物を−5℃に冷却し、そして0〜5℃の温度に維持しながら、水(50ml)中の亜硝酸ナトリウム(10.12g、0.14mol)の溶液を滴下して添加する。その反応混合物を1時間にわたって攪拌し、その後、臭化水素酸(水中48%wt、120ml)中の臭化第一銅(17.9g、0.12mol)の予備冷却された溶液に0℃で添加する。その反応混合物を一晩かけて攪拌しそして室温へと暖めた。この混合物を酢酸エチルで抽出し、そして有機抽出物を合わせ、そして無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、そしてろ液を減圧下に濃縮する。残留物をシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーによってヘキサン中の2%酢酸エチルで溶離してさらに精製し、3−ブロモ−4’−クロロ−4−メチルビフェニルを提供する。
工程3:4’−クロロ−4−メチルビフェン−3−イルボロン酸の調製
Figure 2010535726
5−(4−クロロフェニル)−2−メチル−1−ブロモベンゼン(5.0g、0.02mol)をテトラヒドロフラン(125ml)中で溶解させ、そして温度を−78℃にする。n−ブチルリチウム(ヘキサン中1.33モル溶液、17.3ml)を30分間にわたって滴下して添加し、約−78℃の温度に維持する。反応混合物を−78℃で1時間半攪拌し、次いで、トリメチルボレート(2.58g、0.024mol)を滴下して添加し、その反応混合物を3時間半攪拌し、0℃まで暖める。その後、2N塩酸水溶液(50ml)を滴下して添加し、いったん、添加が完了したら、混合物を2時間攪拌する。混合物を減圧下に濃縮し、テトラヒドロフランのほとんどを除去し、その後、水(約80ml)で希釈し、そしてジエチルエーテルで抽出する。有機抽出物を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、そしてろ液を減圧下で蒸発させる。残留物を、シリカゲル上でカラムクロマトグラフィーによってヘキサン中の7%酢酸エチルで溶離してさらに精製し、4’−クロロ−4−メチルビフェン−3−イルボロン酸を提供する。
工程4:4’−クロロ−4−メチルビフェン−3−イル鉛トリアセテートの調製
Figure 2010535726
工程4a
窒素で徹底的にフラッシュした鉛テトラアセテート(2.44g、5.50mmol)及び酢酸第二水銀(0.16g、0.50mmol)の混合物に、無水クロロホルム(6ml)を添加する。この混合物を40℃に暖め、そして4’−クロロ−4−メチルビフェン−3−イルボロン酸(1.23g、5.00mmol)を一回で添加し、そしてその懸濁液をこの温度で5時間加熱する。室温へ冷却した後に、混合物を小体積に濃縮し、その後に、ヘキサンで粉末化し、粗4’−クロロ−4−メチルビフェン−3−イル鉛トリアセテートを提供する。
工程4b
粗4’−クロロ−4−メチルビフェン−3−イル鉛トリアセテート(1.50g)を無水クロロホルム(20ml)中に溶解させ、それに粉末化した無水炭酸カリウム(0.59g、4.24mmol)を添加し、次いで、5分間急速攪拌を行う。ろ過により固形分を除去し、そして有機溶液を濃縮して純粋な4’−クロロ−4−メチルビフェン−3−イル鉛トリアセテートを提供する。
工程5:(1RS,2SR,6RS,7SR)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デス−8−エン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535726
フラン(13.9ml、0.19mol)をシクロペンテン−1,4−ジオン(18.4g、0.19mol)に添加し、そして反応混合物を室温で5日間攪拌する。この混合物をメタノールで希釈し、そしてろ過により(1RS,2SR,6RS,7SR)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デス−8−エン−3,5−ジオンを回収し、そして次の工程でのさらなる精製なしに使用する。
工程6:(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(4’−クロロ−4−メチルビフェニル−3−イル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デス−8−エン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535726
(1RS,2SR,6RS,7SR)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デス−8−エン−3,5−ジオン(374mg、2.3mmol)及びフェナントロリン(610mg、5mmol)の混合物に、窒素雰囲気下に、乾燥トルエン(20ml)及び4’−クロロ−4−メチルビフェン−3イル鉛トリアセテート(2.0g、3.4mmol)を添加する。この反応混合物を3.5時間還流下に加熱し、その後、室温に冷却し、2N塩酸水溶液(20ml)でpH1に酸性化し、酢酸エチル(20ml)を添加し、混合物をろ過して固形分を除去する。ろ液を分液漏斗に注ぎ、酢酸エチルで抽出する。有機抽出物を合わせ、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、ろ液を減圧下に蒸発させる。この粗生成物をシリカゲル上でカラムクロマトグラフィーによって精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(4’−クロロ−4−メチルビフェニル−3−イル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デス−8−エン−3,5−ジオンを提供する。
1 H NMR (CDCI3) δH 7.31 - 7.10 (7H, m), 6.54 - 6.49 (2H, m), 5.17 (1 H, s), 5.13 (1 H, s), 3.16 (1 H, d), 2.77 (1 H1 d), 2.26 (3H1 S)
例2
(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(4’−クロロ−4−エチルビフェン−3−イル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.0 2,6 ]デス−8−エン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535726
工程1:4−エチル−3−ニトロアニリンの調製
Figure 2010535726
硝酸アンモニウム(39.6g、0.49mol)を、濃硫酸(100ml)中の4−エチルアニリン(20g、0.16mol)のチルド(アイスバス)溶液に分わけして添加し、外部冷却によって温度を−10℃〜0℃に維持する。この反応混合物を2時間攪拌し、その後、粉砕氷上に注ぎ、沈殿物をろ過により回収する。固形分を水中に取り込み、この溶液を希水酸化ナトリウム水溶液の添加により中性にし、そして酢酸エチルで抽出する。有機抽出物を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、そしてろ液を減圧下に蒸発させ、4−エチル−3−ニトロアニリンを提供する。
工程2:4−ブロモ−1−エチル−2−ニトロベンゼンの調製
Figure 2010535726
臭化水素酸(水中48%wt、240ml)を、水(80ml)中の4−エチル−3−ニトロアニリン(20g、0.12mol)の懸濁液に滴下して添加し、固形分が溶解するまで混合物を攪拌する。この混合物を−5℃に冷却し、そして0〜5℃の温度に維持しながら、水(100ml)中の亜硝酸ナトリウム(19.8g、0.28mol)の溶液を滴下して添加する。いったん、添加が完了したら、冷却バスを取り外し、その反応混合物を室温で1時間にわたって攪拌する。臭化水素酸(水中48%wt)中の臭化第一銅(22.4g、0.16mol)の予備冷却された溶液に0℃で添加する。その反応混合物を攪拌しそして3時間かけて室温へと暖める。この混合物をジエチルエーテルで抽出し、そして有機抽出物を合わせ、そして無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過し、そしてろ液を減圧下に濃縮する。残留物をシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーによってヘキサンで溶離してさらに精製し、4−ブロモ−1−エチル−2−ニトロベンゼンを提供する。
工程3:4’−クロロ−4−エチル−3−ニトロビフェニルの調製
Figure 2010535726
1,2−ジメトキシエタン(150ml)中の4−ブロモ−1−エチル−2−ニトロベンゼン(20.0g、87mmol)に、室温にて、4−クロロフェニルボロン酸(14.98g、96mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(2.0g、1.74mmol)を添加し、その混合物を通して窒素ガスをバブリングする。20℃で10分間の攪拌の後に、水(350ml)中の炭酸ナトリウム(73.8g、0.696mol)の溶液を添加し、混合物を16時間還流する。この反応混合物を室温に冷却し、珪藻土を通してろ過し、酢酸エチル(200ml)で洗浄する。この混合物を分液漏斗中に注ぎ、そして2相を分離させる。水性相を酢酸エチルで抽出する。有機抽出物を合わせ、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、ろ過し、そしてろ液を減圧下に蒸発させ、4’−クロロ−4−エチル−3−ニトロビフェニル(23.84g)を褐色油として提供し、それを次の工程でさらなる精製なしに使用する。
工程4:3−アミノ−4’−クロロ−4−エチルビフェニルの調製
Figure 2010535726
4−(4−クロロフェニル)−1−エチル−2−ニトロベンゼン(22.6g、86mmol)をメタノール(250ml)中で懸濁させ、そして反応混合物を室温にて攪拌する。水(100ml)を添加し、次いで、亜鉛粉末(39.0g、0.60mol)及び塩化アンモニウム(13.8g、0.26mol)を添加し、その混合物を1時間加熱還流する。その反応混合物を室温に冷却し、珪藻土を通してろ過し、ろ液を減圧下に蒸発させ、メタノールのほとんどを除去する。残留物を酢酸エチルと水とに分け、水相を酢酸エチルで再抽出する。有機抽出物を合わせ、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、ろ過し、そしてろ液を減圧下に蒸発させ、3−アミノ−4’−クロロ−4−エチルビフェニル(15.0g)を無色の固形分として提供する。この生成物をさらなる精製なしに工程5で直接使用する。
工程5:3−ブロモ−4’−クロロ−4−エチルビフェニルの調製
Figure 2010535726
工程5a
3−アミノ−4’−クロロ−4−エチルビフェニル(60.0g、0.26mol)を分わけして臭化水素酸(水中48%、350ml)及び水(250ml)の混合物に添加し、そしていったん、添加が完了したら、混合物を40℃に加熱し、20分間攪拌し、その後、アイスバス中で5℃に冷却する。水(100ml)中の亜硝酸ナトリウム(20.65g、0.30mol)の溶液を45分間にわたって滴下して添加し、いったん、添加が完了したら、混合物をさらに45分間5℃で攪拌する。
工程5b
その間、臭化水素酸(水中48%、400ml)を70℃で加熱しそして攪拌し、硫酸銅五水和物(74.75g、0.30mol)を一度に添加し、混合物を70℃で2分間攪拌して、暗紫色の溶液を提供し、その後、銅粉末(26.44g、0.42mol)を一度に添加し、ピンク色の懸濁液を得る。
工程5c
ジアゾニウム塩を含む混合物(工程5aで調製)を、工程bで調製した混合物を70℃で攪拌しているものに70分間にわたって分わけして添加する(添加と添加との間に、ジアゾニウム塩を含む混合物をアイスバス中で低温に維持する)。いったん、添加が完了したら、混合物を70℃でさらに30分間攪拌し、その後、室温に冷却し、酢酸エチルで抽出する。有機抽出物を合わせ、水及びブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、ろ過しそしてろ液を減圧下に蒸発させる。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーによって精製して3−ブロモ−4’−クロロ−4−エチルビフェニルを提供する。
工程6:4’−クロロ−4−エチルビフェン−3−イルボロン酸の調製
Figure 2010535726
3−ブロモ−4’―クロロ−4−エチルビフェニル(10g、0.03mol)をテトラヒドロフラン(250ml)中に溶解させ、温度を−78℃にする。n−ブチルリチウム(ヘキサン中1.33モル溶液、34.6ml)を30分間にわたって滴下して添加し、温度を−78℃付近に維持する。反応混合物を1時間半攪拌し、その後、トリメチルボレート(4.9g、0.05mol)を滴下して添加し、反応混合物を2時間攪拌する。2Nの塩酸水溶液(100ml)を滴下して添加し、いったん、添加が完了したら、混合物を2時間攪拌する。混合物を濃縮してテトラヒドロフランのほとんどを除去し、その後、水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出する。有機抽出物を水及びブラインで洗浄し、合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ろ過しそしてろ液を減圧下に蒸発させる。残留物を、シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーによって、ヘキサン中の7%酢酸エチルを用いて溶離してさらに精製し、4’−クロロ−4−エチルビフェン−3−イルボロン酸を提供する。
工程7:4’−クロロ−4−エチルビフェン−3−イル鉛トリアセテートの調製
Figure 2010535726
工程7a
窒素ガスによって徹底的にフラッシュした、四酢酸鉛(2.15g、4.85mmol)及び酢酸第二水銀(0.15g、0.47mmol)の混合物に、無水クロロホルム(6ml)を添加する。この混合物を40℃に暖め、そして4’−クロロ−4−エチルビフェン−3−イルボロン酸(1.17g、4.50mmol)を一度に添加し、懸濁液をこの温度で5時間加熱する。その後、混合物を室温に冷却し、小体積に濃縮し、ヘキサンで粉末化し、粗4’−クロロ−4−エチルビフェン−3−イル鉛トリアセテートを提供する。
工程7b
粗4’−クロロ−4−エチルビフェン−3−イル鉛トリアセテート(1.50g)を無水クロロホルム(20ml)中に溶解させ、それに、粉末化無水炭酸カリウム(0.58g、4.16mmol)を添加し、次いで、5分間急速に攪拌する。固形分をろ過により除去し、有機溶液を濃縮して、純粋な4’−クロロ−4−エチルビフェン−3−イル鉛トリアセテートを提供する。
工程8:(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(4’−クロロ−4−エチルビフェン−3−イル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デス−8−エン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535726
窒素雰囲気下で、(1RS,2SR,6RS,7SR)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デス−8−エン−3,5−ジオン(1.7g、0.01mol)、4−ジメチルアミノピリジン(5.0g、0.04mol)及び4’−クロロ−4−エチルビフェン−3−イル鉛トリアセテート(9.2g、0.015mol)の混合物に、乾燥クロロホルム(50ml)を添加する。反応混合物を40℃で5時間攪拌し、その後、室温に冷却する。混合物を酢酸エチル(50ml)で希釈し、2N塩酸水溶液(50ml)で酸性化し、そして混合物をろ過して固形分を除去する。ろ液を分液漏斗に注ぎ、酢酸エチルで抽出する。有機抽出物を合わせ、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、ろ過しそしてろ液を減圧下に蒸発させる。粗生成物をシリカゲル上でカラムクロマトグラフィーによって精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(4’−クロロ−4−エチルビフェン−3−イル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デス−8−エン−3,5−ジオンを提供する。
1 H NMR (CDCl 3) δH 7.52 - 7.47 (3H, m), 7.40 - 7.37 (3H, m), 7.25 (1H, m), 6.51 (2H, s), 5.10 (2H, br. s), 2.81 (2H, br. s), 2.53 (2H, q), 1.15 - 1.12 (3H, m)
例3
(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(3,5−ジメチルビフェン−4−イル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.0 2,6 ]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535726
工程1:(1RS,2SR,6RS,7SR)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535726
例1の工程5で調製した(1RS,2SR,6RS,7SR)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デス−8−エン−3,5−ジオン(2.1g、12.8mmol)を温メタノール(180ml)中に溶解させ、混合物を室温に冷却する。その後、混合物を、炭素上の5%パラジウム(50mg)の存在下に3.5バールで4時間水素化する。珪藻土を通してろ過することで触媒を除去し、ろ液を減圧下に濃縮し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンを提供する。
工程2:3,5−ジメチルビフェン−4−イルボロン酸の調製
Figure 2010535726
t−ブチルリチウム(ヘキサン中1.7M溶液、36.2ml、61.6mmol)を、3,5−ジメチルビフェニル(7.27g、28mmol)の乾燥テトラヒドロフラン(150ml)中の溶液に−78℃で窒素雰囲気下に滴下して添加する。この反応混合物を−78℃で30分間攪拌し、その後、トリメチルボレート(9.54ml、84mmol)を添加する。得られた混合物を−78℃で30分間攪拌し、その後、室温に暖める。反応混合物を10%塩酸水溶液で酸性化し、ジエチルエーテルで抽出する。有機層を合わせ、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、ろ過し、ろ液を乾燥まで蒸発させ、黄色い固形分を提供する。この粗生成物をイソヘキサンで粉末化し、ろ過して3,5−ジメチルビフェン−4−イルボロン酸を提供する。
工程3:3,5−ジメチルビフェン−4−イル鉛トリアセテートの調製
Figure 2010535726
乾燥クロロホルム(15ml)中の四酢酸鉛(4.3g、9.7mmol)の溶液に、40℃で、3,5−ジメチルビフェン−4−イルボロン酸(2.0g、8.8mmol)を窒素雰囲気下に一度に添加する。この反応混合物を40℃で4時間攪拌し、その後、室温に冷却し、ろ過し、残留固形分をクロロホルム(50ml)で洗浄する。ろ液を珪藻土上の炭酸カリウムのプラグでろ過し、そしてろ液を蒸発させ、3,5−ジメチルビフェン−4−イル鉛トリアセテートを提供する。この試薬をクロロホルム中で希釈し、標準溶液として使用する。
工程4:(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(3,5−ジメチルビフェン−4−イル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535726
(1RS,2SR,6RS,7SR)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオン(166mg、1mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(610mg、5mmol)の混合物に、窒素雰囲気下で、乾燥クロロホルム(5.6ml)を添加し、すべての固形分が溶解するまで混合物を室温で攪拌する。その後、この溶液に、乾燥トルエン(2ml)及び3,5−ジメチルビフェン−4−イル鉛トリアセテート(乾燥クロロホルム中0.5M溶液、2.4ml、1.2mmol)を添加する。この反応混合物を1時間加熱還流し、その後、室温に冷却し、2N塩酸水溶液でpH1に酸性化し、ろ過し、ジクロロメタンで抽出する。有機抽出物を合わせ、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、ろ過し、そしてろ液を減圧下に蒸発させる。この粗生成物をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーによって精製して(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(3,5−ジメチルビフェン−4−イル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンを提供する。
1H NMR (400MHz, d4-MeOH) δH 7.60 (2H, d), 7.43 (2H, t), 7.39 - 7.31 (3H, m), 4.64 (2H, m), 2.90 (2H, s), 2.19 (6H, s), 1.88 - 1.82 (2H, m), 1.73 - 1.67 (2H, m)
例4
(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2’,4’−ジクロロ−4−エチルビフェン−3−イル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.0 2,6 ]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535726
工程1:(5−ブロモ−2−エチルフェニル)フラン−2−イルメタノールの調製
Figure 2010535726
4−ブロモ−2−ヨードエチルベンゼン(50.0g、0.161mol)を無水テトラヒドロフラン(250ml)中に溶解させ、窒素雰囲気下に−70℃に冷却する。イソプロピルマグネシウムクロリド(テトラヒドロフラン中の2M溶液、100ml、0.200mmol)を40分間にわたって激しい攪拌とともに、外部冷却によって−60℃未満に維持して滴下しながら添加する。添加が完了したときに、反応物を−70℃で20分間攪拌し、その後、1時間20分間にわたって、室温にまで暖める。その後、反応混合物を−70℃に冷却し、そして、テトラヒドロフラン(50ml)中の2−フルアルデヒド(16ml、18.6g、190mmol)の溶液を40分間にわたって滴下して添加する。添加が完了したときに、反応物を室温に暖め、そして室温で3時間攪拌する。飽和塩化アンモニウム水溶液(約500ml)を添加し、混合物を酢酸エチルで抽出する。有機溶液を合わせ、ブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、減圧下で濃縮させる。残留物をシリカゲル上でカラムクロマトグラフィーによってさらに精製し、(5−ブロモ−2−エチルフェニル)フラン−2−イルメタノールを提供する。
工程2:5−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−4−ヒドロキシシクロペント−2−エノンの調製
Figure 2010535726
アセトン(1150ml)及び水(170ml)中の(5−ブロモ−2−エチルフェニル)フラン−2−イルメタノール(40.73g、0.145mol)の溶液を55℃に加熱し、そして30滴のポリリン酸を添加する。この混合物を55℃で44時間攪拌し、その後、室温に冷却する。反応混合物を減圧下に濃縮し、アセトンのほとんどを除去し、その後、酢酸エチル(500ml)を添加し、そして反応混合物を分割する。水性相を酢酸エチル中に抽出し、有機溶液を合わせ、飽和重炭酸ナトリウム溶液及びブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、ろ過し、そしてろ液を減圧下に濃縮させる。残留物を、シリカゲル上でカラムクロマトグラフィーによって精製し、5−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−4−ヒドロキシシクロペント−2−エノンを提供する。
工程3:2−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)シクロペント−4−エン−1,3−ジオンの調製
Figure 2010535726
ジョーンズ試薬 (Jone’s reagent)(75mlの1.67M溶液、125mmol)を、アセトン(400ml)中の5−(5−ブロモ−4−エチルフェニル)−4−ヒドロキシシクロペント−2−エノン(33g、117mmol)の冷却された(アイスバス)溶液に30分間にわたって滴下して添加する。この混合物を20分間攪拌し、その後、冷却バスを取り外し、混合物を室温で1時間攪拌する。その黄色のスラリーにイソプロパノール(150ml)を添加し、混合物を室温で2時間攪拌する。この混合物を酢酸エチルで希釈し、ブラインで洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、ろ過し、そしてろ液を減圧下に蒸発させ、2−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)シクロペント−4−エン−1,3−ジオンを提供する。
工程4:(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デス−8−エン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535726
フラン(4.0ml、55mmol)及びヨウ化マグネシウム(1.00g、3.6mmol)を、ジクロロメタン(20ml)中の2−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)シクロペント−4−エン−1,3−ジオン(5.0g、17.9mmol)の溶液に添加し、混合物を室温で3日間攪拌する。さらなる量のフラン(1.3ml、17.8mmol)を添加し、攪拌を18時間継続し、その後、さらなる量のフラン(1.3ml、17.8mmol)を添加し、混合物を48時間攪拌し、その後、室温で5日間静値させる。反応混合物をメタノール中に溶解させ、減圧下に濃縮させる。残留物をシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーによって精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デス−8−エン−3,5−ジオンを提供する。
工程5:(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535726
メタノール(250ml)中の(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デス−8−エン−3,5−ジオン(3.00g、8.6mmol)の溶液を、炭素上5%パラジウムで、3.5バールで室温において2時間水素化する。触媒を珪藻土を通してろ過することで除去し、溶剤を減圧下で蒸発させ、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンを提供する。
工程6:(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2’,4’−ジクロロ−4−エチルビフェン−3−イル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535726
脱気した1,2−ジメトキシエタン(1.5ml)中の(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デス−8−エン−3,5−ジオン(104mg、0.3mmol)、2,4−ジクロロフェニルボロン酸(114mg、0.6mmol)及びフッ化セシウム(449mg、3.0mmol)の混合物を、窒素下に室温で40分間攪拌する。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)錯体をジクロロメタン(39mg、0.06mmol)とともに添加し、次いで、さらなる量の1,2−ジクロロメトキシエタン(1ml)を添加し、反応混合物を80℃に16時間加熱する。この混合物を室温に冷却し、その後、ジクロロメタンで希釈し、珪藻土の小プラグを通してろ過する。ろ液を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲル上でカラムクロマトグラフィーによって精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(2’,4’−ジクロロ−4−エチルビフェン−3−イル)−1,7−ジメチル−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンを提供する。
1H NMR (400MHz, d4-MeOH) δH 7.52 - 7.51 (1H, m), 7.35 - 7.32 (4H, m), 7.03 (1H, s), 4.61 - 4.60 (2H, m), 2.84 (2H, s), 2.52 (2H, q), 1.82 - 1.79 (2H, m), 1.67 - 1.64 (2H, m), 1.12 (3H, t)
例5
(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(4’−クロロ−4−エチル−2’−フルオロビフェン−3−イル)−1,7−ジメチル−10−オキサトリシクロ[5.2.1.0 2,6 ]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535726
工程1:(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−1,7−ジメチル−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デス−8−エン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535726
2,5−ジメチルフラン(2.3ml、21.6mmol)及びヨウ化マグネシウム(0.40g、1.4mmol)を、ジクロロメタン(10ml)中の2−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)シクロペント−4−エン−1,3−ジオン(2.0g、7.2mmol)の溶液に添加し、混合物を3日間室温で攪拌する。反応混合物を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲル上でカラムクロマトグラフィーによって精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−1,7−ジメチル−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デス−8−エン−3,5−ジオンを提供する。
工程2:(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−1,7−ジメチル−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535726
メタノール(200ml)中の(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−1,7−ジメチル−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デス−8−エン−3,5−ジオン(1.63g、4.3mmol)の溶液を、炭素上5%パラジウムで、室温で3.5バールにおいて1時間30分間水素化する。触媒を珪藻土を通してろ過することで除去し、溶剤を減圧下で蒸発させる。ジエチルエーテルで粉末化して、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−1,7−ジメチル−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンを提供する。
工程3:(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(4’−クロロ−4−エチル−2’−フルオロビフェン−3−イル)−1,7−ジメチル−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535726
脱気した1,2−ジメトキシエタン(1.5ml)中の(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(5−ブロモ−2−エチルフェニル)−1,7−ジメチル−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デス−8−エン−3,5−ジオン(113mg、0.3mmol)、4−クロロ−2−フルオロフェニルボロン酸(103mg、0.6mmol)及びフッ化セシウム(449mg、3.0mmol)の混合物を窒素下に室温で40分間攪拌する。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)錯体をジクロロメタン(48mg、0.06mmol)とともに添加し、次いで、さらなる量の1,2−ジメトキシエタン(1ml)を添加し、反応混合物を80℃に18時間加熱する。この混合物を室温に冷却し、その後、ジクロロメタンで希釈し、珪藻土の小プラグを通してろ過する。ろ液を蒸発させ、残留物をシリカゲル上でカラムクロマトグラフィーによって精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(4’−クロロ−4−エチル−2’−フルオロビフェン−3−イル)−1,7−ジメチル−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンを提供する。
1H NMR (400MHz, d4-MeOH) 7.45 - 7.43 (1 H, m), 7.38 - 7.31 (2H, m), 7.16 - 7.13 (3H, m), 2.78 (2H, br. s), 2.54 (2H, br. m), 1.75 - 1.70 (4H, m), 1.56 (6H, s), 1.15 (3H, t)
例6
(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(3−エチル−4’−フルオロビフェン−4−イル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.0 2,6 ]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535726
工程1:4−ブロモ−2−エチルフェニル鉛トリアセテートの調製
Figure 2010535726
乾燥クロロホルム(30ml)を、四酢酸鉛(8.52g、19.3mmol)及び酢酸第二水銀(0.28g、0.875mmol)の混合物に、窒素雰囲気下に添加し、反応混合物を攪拌し、そして40℃に加熱する。4−ブロモ−2−エチルフェニルボロン酸(4.0g、17.5mmol)を一度に添加し、混合物を40℃で4時間攪拌する。反応混合物を0℃に冷却し、炭酸カリウム(2.66g、19.3mmol)を分わけして添加する。混合物を5分間攪拌し、その後、珪藻土の小プラグを通してろ過し、クロロホルムで洗浄する。ろ液を減圧下で濃縮し、4−ブロモ−2−エチルフェニル鉛トリアセテートを提供する。
工程2:(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(4−ブロモ−2−エチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535726
4−ジメチルアミノピリジン(3.67g、30.0mmol)及びトルエン(10ml)を、クロロホルム(40ml)中の(1RS,2SR,6RS,7SR)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオン(1.0g、6.0mmol)に添加し、反応混合物を80℃に加熱する。4−ブロモ−2−エチルフェニル鉛トリアセテート(5.13g、9.04mmol)を分わけして20分間にわたって添加し、いったん、添加が完了したら、反応混合物を80℃でさらに4時間攪拌する。この混合物を室温に冷却し、2M塩酸水溶液(40ml)を添加し、混合物を15分間激しく攪拌し、その後、珪藻土の小プラグを通してろ過し、ジクロロメタン(40ml)で洗浄する。有機相を分離し、水性相をジクロロメタンで抽出する。有機溶液を合わせ、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、ろ過し、そしてろ液を減圧下に濃縮させる。残留物をシリカゲル上でカラムクロマトグラフィーによって精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(4−ブロモ−2−エチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンを提供する。
工程3:(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(3−エチル−4’−フルオロビフェン−4−イル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンの調製
Figure 2010535726
(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(4−ブロモ−2−エチルフェニル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオン(200mg、0.57mmol)、4−フルオロフェニルボロン酸(112mg、0.80mmol)及びフッ化セシウム(260mg、1.71mmol)の混合物を、脱気した1,2−ジメトキシエタン(5ml)中で室温にて窒素雰囲気下に40分間攪拌する。[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)錯体をジクロロメタン(74mg、0.09mmol)とともに添加し、反応混合物を80℃に20時間加熱する。この混合物を室温に冷却し、その後、珪藻土の小プラグを通してろ過し、2M塩酸水溶液及びジクロロメタンで洗浄する。有機相を回収し、水性相をジクロロメタンで抽出する。有機溶液を合わせ、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、ろ過し、そしてろ液を減圧下に濃縮する。残留物をシリカゲル上でカラムクロマトグラフィーによって精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(3−エチル−4’−フルオロビフェン−4−イル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオンを提供する。
1H NMR (400MHz, d4-MeOH) δH 7.62 (2H, m), 7.46 (1H, m), 7.39 (1H, dd), 7.15 (2H, m), 7.06 (1H, d), 4.61 (2H, m), 2.85 (2H, s), 2.53 (2H, q), 1.78-1.86 (2H, m) 1.63-1.70 (2H, m), 1.12 (3H, t)
下記の表1中のさらなる化合物は同様の出発材料を用いて同様の方法によって調製される。
プロトンNMRスペクトルで、1つより多くの互変異性体又は回転配座異性体が観測される場合には、下記に示すデータは互変異性体又は配座異性体の混合物についてのものである。
Figure 2010535726
Figure 2010535726
Figure 2010535726
Figure 2010535726
Figure 2010535726
Figure 2010535726
Figure 2010535726
Figure 2010535726
以下の表1〜192の化合物は類似の方法で得ることができる。表1はT−1タイプの252個の化合物を網羅する。
Figure 2010535726
式中、Rはメチルであり、Rは水素であり、R、R、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
Figure 2010535726
Figure 2010535726
Figure 2010535726
Figure 2010535726
Figure 2010535726
Figure 2010535726
Figure 2010535726
Figure 2010535726
表2はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表3はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表4はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表5はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表6はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表7はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表8はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはエチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表9はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表10はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表11はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表12はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R、R10は水素であり、R11はメチルであり、R12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表13はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、R、R、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表14はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表15はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表16はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表17はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表18はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表19はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表20はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはエチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表21はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表22はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表23はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表24はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R、R10は水素であり、R11はメチルであり、R12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表25はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、R、R、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表26はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表27はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、Rは水素であり、Rはエチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表28はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、Rは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表29はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、Rは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表30はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、Rは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表31はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、R、R及びRは水素であり、Rはメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表32はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、R、R及びRは水素であり、Rはエチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表33はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、R、R及びRは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表34はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、R、R及びRは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表35はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、R、R及びRは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表36はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R、R10は水素であり、R11はメチルであり、R12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表37はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、R、R、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表38はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表39はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、Rは水素であり、Rはエチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表40はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、Rは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表41はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、Rは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表42はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、Rは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表43はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、R、R及びRは水素であり、Rはメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表44はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、R、R及びRは水素であり、Rはエチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表45はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、R、R及びRは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表46はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、R、R及びRは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表47はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、R、R及びRは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表48はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R、R10は水素であり、R11はメチルであり、R12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表49はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R、R、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表50はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表51はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表52はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表53はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表54はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表55はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表56はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはエチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表57はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表58はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表59はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表60はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R、R10は水素であり、R11はメチルであり、R12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表61はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R、R、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表62はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表63はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表64はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表65はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表66はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表67はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表68はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはエチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表69はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表70はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表71はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表72はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R、R10は水素であり、R11はメチルであり、R12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表73はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、R、R、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表74はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表75はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表76はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表77はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表78はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表79はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表80はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはエチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表81はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表82はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表83はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表84はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R、R10は水素であり、R11はメチルであり、R12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表85はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、R、R、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表86はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表87はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表88はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表89はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表90はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表91はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表92はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはエチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表93はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表94はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表95はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、R、R及びRは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表96はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R、R10は水素であり、R11はメチルであり、R12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表97はT−2タイプ
Figure 2010535726
の252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、R、R、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表98はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表99はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表100はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表101はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表102はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表103はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表104はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはエチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表105はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表106はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表107はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表108はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはメチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R及びRは水素であり、R11はメチルであり、R12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表109はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、R、R、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表110はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表111はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表112はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表113はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表114はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表115はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表116はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはエチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表117はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表118はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表119はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表120はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはエチルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R及びRは水素であり、R11はメチルであり、R12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表121はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、R、R、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表122はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表123はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、Rは水素であり、Rはエチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表124はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、Rは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表125はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、Rは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R、R、R10、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表126はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、Rは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表127はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、R及びRは水素であり、Rはメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表128はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、R及びRは水素であり、Rはエチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表129はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、R及びRは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表130はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、R及びRは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表131はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、R及びRは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表132はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはメチルであり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R及びRは水素であり、R11はメチルであり、R12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表133はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、R、R、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表134はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表135はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、Rは水素であり、Rはエチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表136はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、Rは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表137はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、Rは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表138はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、Rは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表139はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、R及びRは水素であり、Rはメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表140はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、R及びRは水素であり、Rはエチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表141はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、R及びRは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表142はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、R及びRは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表143はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、R及びRは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表144はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、R及びRはエチルであり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R及びRは水素であり、R11はメチルであり、R12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表145はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R、R、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表146はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表147はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表148はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表149はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表150はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表151はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表152はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはエチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表153はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表154はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表155はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表156はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはジフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R及びRは水素であり、R11はメチルであり、R12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表157はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R、R、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表158はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表159はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表160はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表161はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表162はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表163はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表164はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはエチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表165はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表166はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表167はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表168はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはトリフルオロメトキシであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R及びRは水素であり、R11はメチルであり、R12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表169はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、R、R、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表170はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表171はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表172はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表173はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表174はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表175はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表176はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはエチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表177はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表178はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表179はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表180はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rはシクロプロピルであり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R及びRは水素であり、R11はメチルであり、R12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表181はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、R、R、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表182はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表183はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表184はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表185はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表186はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表187はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表188はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはエチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表189はT−1タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはメトキシメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表190はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはエトキシメチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表191はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、R及びRは水素であり、Rはメトキシエチルであり、R、R11及びR12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
表192はT−2タイプの252個の化合物を網羅し、Rは塩素であり、Rは水素であり、Rは水素であり、Rはメチルであり、R及びRは水素であり、R11はメチルであり、R12は水素であり、R及びRは表1に規定するとおりである。
例7
(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(3,5−ジメチルビフェニル−4−イル)−5−オキソ−10−オキサトリシクロ[5.2.1.0 2,6 ]デス−3−エン−3−イル2,2−ジメチルプロピオネートの調製
Figure 2010535726
ジクロロメタン(5ml)中の(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(3,5−ジメチルビフェニル−4−イル)−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−3,5−ジオン(80mg、0.23mmol)及びトリエチルアミン(140μl、1mmol)の溶液に、塩化ピバロイル(124μl、1mmol)を室温で添加する。この反応混合物を室温で一晩攪拌する。この粗反応混合物にシリカゲルを添加し、溶剤を減圧下に蒸発させ、残留物をシリカゲル上でカラムクロマトグラフィーによって精製し、(1RS,2SR,6RS,7SR)−4−(3,5−ジメチルビフェニル−4−イル)−5−オキソ−10−オキサトリシクロ[5.2.1.02,6]デス−3−エン−3−イル2,2−ジメチルプロピオネートを提供する。
1H NMR (400MHz) δH 7.62 (2H, d), 7.46 (t, 2H), 7.37 (1H, t), 7.32 (1H, s), 7.30 (1H, s), 4.82 (1H, d), 4.64 (1H, d), 3.53 (1H, d), 2.87 (1H, d), 2.25 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.00-1.86 (2H, m), 1.73- 1.63 (2H, m), 1.16 (9H, s)
表P1中のさらなる化合物は適切な出発材料を用いて同様の方法によって調製される。
Figure 2010535726
Figure 2010535726
Figure 2010535726
生物学的実施例
単子葉試験植物及び双子葉試験植物を鉢の中の標準土壌に撒いた。温室内の制御条件下において一日の培養後(発芽前)又は10日の培養後(発芽後)に、0.6mlのアセトン中の技術活性成分の製剤、及び、10.6%のEmulsogen EL(登録番号61791−12−6)、42.2%のN−メチルピロリドン、42.2%のジプロピレングリコールモノメチルエーテル(登録番号34590−94−8)及び0.2%のX−77(登録番号11097−66−8)を含む45mlの製剤溶液から得られた水性スプレー溶液を植物にスプレーした。その後、試験植物を最適条件下に温室中で、発芽後のサンプルについては15日後まで、そして発芽前のサンプルについては20日後まで成長させ、試験評価した(100=植物への総合的な損傷、0=植物へ損傷なし)。
試験植物
ノスズメノテッポウ(Alopecurus myosuroides)(ALOMY)、カラスムギ(Avena fatua)(AVEFA)、ホソムギ(Lolium perenne)(LOLPE)、アキノエノコログサ(Setaria faberi)(SETFA)、オニメヒシバ(Digitaria sanguinalis)(DIGSA)、ヒエ(Echinochloa crus-galli)(ECHCG)。
Figure 2010535726
Figure 2010535726
Figure 2010535726
Figure 2010535726
Figure 2010535726

Claims (15)

  1. 式I
    Figure 2010535726
    (式中、Rはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、ハロメチル、ハロエチル、ハロゲン、ビニル、エチニル、メトキシ、エトキシ、ハロメトキシ、ハロエトキシ又はシクロプロピルであり、
    及びRは互いに独立に、水素、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cアルケニルオキシ、C〜Cハロアルケニルオキシ、C〜Cアルキニルオキシ、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルコキシスルホニル、C〜Cハロアルコキシスルホニル、シアノ、ニトロ、任意に置換されたアリール又は任意に置換されたヘテロアリールであり、R及びRの少なくとも1つは任意に置換されたアリール又は任意に置換されたヘテロアリールであり、
    は水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、ハロメチル、ハロエチル、ハロゲン、ビニル、エチニル、メトキシ、エトキシ、ハロメトキシ又はハロエトキシであり、
    及びR12は互いに独立に、水素、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、ハロゲン又はC1〜Cアルコキシカルボニルであり、又は、
    及びR12は一緒になって3〜7員炭素環を形成し、その炭素環は任意に酸素又は硫黄原子を含んでよく、
    、R、R、R、R10及びR11は互いに独立に、水素もしくは置換基であり、又は、R及びR又はR及びR10はそれらが結合した炭素原子とともにケト、又は、任意に置換されたイミノ又は任意に置換されたアルケニル単位を形成し、あるいは、R、R、R及びR10はいずれか2つが一緒になって3〜8員炭素環を形成し、その炭素環は任意にO、S又はNから選ばれるヘテロ原子を含みそして任意に置換され、又は、R及びR10は一緒に結合を形成し、
    Gは、水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、スルホニウム、アンモニウム又は潜伏化基である)の化合物。
  2. はメチル、エチル、ビニル、エチニル、シクロプロピル、ジフルオロメトキシ又はトリフルオロメトキシである、請求項1記載の化合物。
  3. 及びRは互いに独立に、水素、任意に置換されたフェニル、任意に置換されたナフチル又は任意に置換されたヘテロアリールである、請求項1記載の化合物。
  4. は水素、メチル、エチル、ビニル又はエチニルである、請求項1記載の化合物。
  5. 及びR12は互いに独立に、水素又はC〜Cアルキルである、請求項1記載の化合物。
  6. 及びR11は互いに独立に、水素、ハロゲン、ホルミル、シアノ又はニトロであるか、又は、
    及びR11は互いに独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニルル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員環ヘテロサイクリルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、又は、
    及びR11は、互いに独立に、基COR13、CO14又はCONR1516、CR17=NOR18、CR19=NNR2021、NHR22、NR2223又はOR24であり、R13はC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員環ヘテロサイクリルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、
    14は、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員環ヘテロサイクリルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、
    15は、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員環ヘテロサイクリルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、
    16は、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、C〜Cアルキルスルホニル、フェニルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アミノ、C〜Cアルキルアミノ、ジC〜Cアルキルアミノ、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員環ヘテロサイクリルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、又は、
    15及びR16は一緒に結合して、任意に置換された3〜7員環を形成してよく、その環は任意に酸素、硫黄又は窒素原子を含んでよく、
    17及びR19は互いに独立に、水素、C〜Cアルキル又はC〜Cシクロアルキルであり、
    18、R20及びR21は、互いに独立に、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルチオカルボニル、アミノカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、ジC〜Cアルキルアミノカルボニル、フェニル又はヘテロアリールであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、
    22はC〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルチオカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、ジC〜Cアルキルアミノカルボニル、C〜Cアルキルスルホニル、フェニルカルボニル、フェノキシカルボニル、フェニルアミノカルボニル、フェニルチオカルボニル、フェニルスルホニル、ヘテロアリールカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、ヘテロアリールアミノカルボニル、ヘテロアリールチオカルボニル又はヘテロアリールスルホニルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、
    23は、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルチオカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、ジC〜Cアルキルアミノカルボニル、C〜Cアルキルスルホニル、フェニル又はヘテロアリールであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、又は、
    22及びR23は一緒に結合して、任意に置換された3〜7員環を形成してよく、その環は任意に酸素、硫黄又は窒素原子を含んでよく、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、そして
    24はC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルチオカルボニル、アミノカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、ジC〜Cアルキルアミノカルボニル、C〜Cアルキルスルホニル、トリ(C〜Cアルキル)シリル、フェニル又はヘテロアリールであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよい、請求項1記載の化合物。
  7. 、R、R及びR10は互いに独立に、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、ホルミル、アミノ、シアノ又はニトロであり、又は、
    、R、R及びR10は互いに独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、トリ(C〜Cアルキル)シリル、フェニル、ヘテロアリール、又は、3〜7員環ヘテロサイクリルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、又は、
    、R、R及びR10は互いに独立に、基COR13、CO14又はCONR1516、CR17=NOR18、CR19=NNR2021、NR2223又はOR24であり、R13はC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員環ヘテロサイクリルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、
    14は、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員環ヘテロサイクリルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、
    15は、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員環ヘテロサイクリルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、
    16は、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルケニル、C〜Cアルキルスルホニル、アミノ、C〜Cアルキルアミノ、ジC〜Cアルキルアミノ、フェニル、ヘテロアリール又は3〜7員環ヘテロサイクリルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、又は、
    15及びR16は一緒に結合して、任意に置換された3〜7員環を形成してよく、その環は任意に酸素、硫黄又は窒素原子を含んでよく、
    17及びR19は互いに独立に、水素、C〜Cアルキル又はC〜Cシクロアルキルであり、
    18、R20及びR21は、互いに独立に、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルチオカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、ジC〜Cアルキルアミノカルボニル、フェニル又はヘテロアリールであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、
    22及びR23は互いに独立に、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルチオカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、ジC〜Cアルキルアミノカルボニル、C〜Cアルキルスルホニル、フェニル又はヘテロアリールであり、又は、
    22及びR23は一緒に結合して、任意に置換された3〜7員環を形成してよく、その環は任意に酸素、硫黄又は窒素原子を含んでよく、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよく、そして
    24はC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルチオカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、ジC〜Cアルキルアミノカルボニル、C〜Cアルキルスルホニル、トリ(C〜Cアルキル)シリル、フェニル又はヘテロアリールであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよい、請求項1記載の化合物。
  8. 、R、R及びR10は互いに独立に、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルコキシ又はC〜CアルコキシC〜Cアルキルである、請求項1記載の化合物。
  9. 及びR10はそれらが結合している炭素原子とともに飽和3〜4員環を形成し、
    その環は任意にO、S又はNR28から選ばれるヘテロ原子又は基を含み、そして任意にC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、ハロゲン、C〜Cアルキルカルボニル又はC〜Cアルコキシカルボニルによって置換されていてよく、又は、
    及びR10はそれらが結合している炭素原子とともに5〜8員環を形成し、その環は任意にO、S又はNから選ばれるヘテロ原子を含んでよく、そして任意にC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cハロアルキル、ハロゲン、フェニルもしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、ジC〜Cアルキルアミノカルボニル、ハロゲン、シアノもしくはニトロによって置換されたフェニル、ヘテロアリールもしくは、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルカルボニル、ハロゲン、シアノもしくはニトロによって置換されたヘテロアリール、によって置換されていてよく、又は、
    及びR10は一緒に結合を形成し、
    28は水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルアミノカルボニル、ジC〜Cアルキルアミノカルボニル、フェノキシカルボニルC〜Cアルキルスルホニル、フェニルスルホニル又はヘテロアリールオキシカルボニルであり、すべてこれらの置換基は任意に置換されていてよい、請求項1記載の化合物。
  10. Gは水素、アルカリ金属又は潜伏化基である、請求項1記載の化合物。
  11. GがHであり、R及びR10が結合を形成している請求項1記載の式Iの化合物の製造方法であって、触媒としてルイス酸の存在下又は非存在下に、溶剤の存在下又は非存在下に、式(OO)
    Figure 2010535726
    (式中、R〜R及びR12は請求項1に規定されるとおりである)の化合物を、式(H)
    Figure 2010535726
    (式中、R、R、R及びR11は請求項1に規定されるとおりである)の化合物と反応させることを含む、方法。
  12. 式(OO)
    Figure 2010535726
    (式中、R〜R及びR12は請求項1に規定されるとおりである)の化合物。
  13. 製剤補助剤を含むのに加えて、除草に有効な量の式Iの化合物を含む、除草剤組成物。
  14. 式Iの化合物を含むのに加えて、混合パートナーとしてさらなる除草剤を含み、そして任意にセーフナーを含む、請求項13記載の組成物。
  15. 有用な植物作物において野草又は雑草類を制御する方法であって、除草に有効な量の式Iの化合物又はこのような化合物を含む組成物を植物又はその所在地に施用することを含む、方法。
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