JP2010534228A - 3,5−セコ−4−ノル−コレスタンの少なくとも1種のオキシム誘導体の抗酸化剤としての使用 - Google Patents

3,5−セコ−4−ノル−コレスタンの少なくとも1種のオキシム誘導体の抗酸化剤としての使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、3,5−セコ−4−ノル−コレスタンの少なくとも1種のオキシム誘導体の、化粧品および食品分野における抗酸化剤としての使用、および特に化粧品、食品および医薬品において用いることのできる抗酸化保存料としての使用に関する。

Description

本発明は、3,5−セコ−4−ノル−コレスタンの少なくとも1種のオキシム誘導体の、その抗酸化特性による抗酸化剤としての使用に関する。より詳しくは、本発明は、3,5−セコ−4−ノル−コレスタンの少なくとも1種のオキシム誘導体の化粧品および食品分野における抗酸化剤としての、また特に化粧品、食品および医薬品に用いることができる抗酸化保存料としての使用に関する。
酸化ストレスは、有機体による酸素の使用の生物学的帰結の1つである。それは細胞中での遊離基の形成をもたらす。遊離基は、もしも制御されなければ、それらを取り囲む分子と迅速に反応する可能性があり、正常な生理学過程を阻害する可能性がある毒性化合物の発生をもたらす。これらの物質は、もしも抗遊離基防御が不十分であったならば、細胞傷害をまねく可能性がある。ますます多くの研究が、反応性酸素種が複合的な生物学的過程において、特に複合的な病理の進行において、および老化現象において、重要な役割を演じていることを示している。
これらの反応の累積的な効果が、正常な細胞修復機構を圧倒する可能性がある。
内因性であるか外因性であるかに関わらず、老化現象および特には皮膚の老化現象、特には光誘起された老化現象、における細胞酸化の役割が知られている。皮膚の老化現象は、異なる臨床的兆候によって、特には細かいしわおよび深いしわの外観によって現れ、年齢に伴って増加する。更には、皮膚または頭皮の外観は衰退する。肌の色合いは通常は変化し、また広範性の炎症およびしばしば毛細血管拡張症が皮膚の特定の領域に現れる可能性がある。
老化現象の他の臨床的兆候は、皮膚の乾燥した、また起伏のある外観であり、起伏は基本的にはより大きな落屑によるものである。最後に、皮膚の堅さと弾力性の喪失が注目され、これは、しわおよび細かなしわと同様に、少なくとも部分的には、その形成の平坦化(aplatissement de la formation)とともに、真皮のおよび表皮性の退化によって説明される。従って、皮膚の老化現象の臨床的兆候は、基本的には皮膚中に含まれる主要な生物学的機構の機能障害からもたらされることが注目される。
皮膚の老化現象(内因性であるか外因性であるかに関わらず)、および上記の臨床的兆候を防止する、または手当てすることは、皮膚または頭皮の外観を維持すること、もしくは改善することに帰着する。
従来技術には、皮膚の老化現象を防止し、または手当てすることのできる種々の抗酸化剤が記載されている。
抗酸化剤は、遊離基またはその作用を無効化する物質である。従って、それらは遊離基によって引き起こされる損傷から細胞を保護するのに役立つ。
天然の抗酸化剤分子としては、例えばビタミン(特にA、EおよびC)、カロテノイド(例えばベータカロテン)、ポリフェノールおよび微量元素(例えばセレン、銅および亜鉛)が挙げられる。
酸化ストレスを制限し、また抗酸化防御を強化するための、抗酸化剤の摂取することによる外生的供給の有益な効果が知られている。最近の科学的データは、ある種の動物種では、抗酸化剤の投与は老化過程を効果的に停止し、そしてその動物の寿命を長くすることを示している。
従って、有機体が正常に機能することを可能にするためには、十分な量の抗酸化作用を有する成分を摂取することがしばしば有益である。
また、抗酸化剤は、皮膚に適用された場合に有益な効果を有しており、それらは実際に化粧品に用いられている。
抗酸化剤の、酸化に敏感な種々の種類の製品における、保存料としての使用もまた知られている。
しかしながら、抗酸化剤として用いられる化合物は、しばしば不適当であり、または不十分な作用しか有していない。例えば、トコフェノールはこの分野での基準製品であるが、光に敏感であり、また特別な保存手段を要求することが知られている。
従って、抗酸化剤化合物がなお真に必要とされており、また化粧品分野において、食品分野において有益な効果を、また製品の保存にも効果を有するであろう強力な抗酸化剤作用を有する新規な抗酸化剤を有することは有用であろう。
本発明は、強力な抗酸化剤である3,5−セコ−4−ノル−コレスタンの少なくとも1種のオキシム誘導体の抗酸化剤としての使用を含むので、この強力な抗酸化剤への要求に応えるものである。
実際に、本発明者らは、3,5−セコ−4−ノル−コレスタンの少なくとも1種のオキシム誘導体の強力な抗酸化剤の役割を、脂質の過酸化に関連して、また熱もしくは光で誘起される酸化反応を受ける物質(例えばタンパク質、糖類、顔料、ビタミン、ポリマー)に関連して、ここに示している。
図1は、3分間の再潅流後の虚血性心の冠状動脈流出物中に検出された、DMPOニトロン(50mM)上のヒドロキシルラジカルのDMPO−OHスカベンジング付加物の定量を示している。
上記のことは、本発明の主題が3,5−セコ−4−ノル−コレスタンの少なくとも1種のオキシム誘導体の抗酸化剤としての使用であることの理由である。
本発明によれば、用語「抗酸化剤の」は、
−有機体において、化粧品分野および食品分野における活性成分として、また
−それを必要とするいずれかの種類の製品において、よりよく保存されるために保存料として、
遊離基によって引き起こされる損傷を低減する化合物の能力を称している。
この化合物の、治療への応用での活性成分としての使用は除外される。
その優れた抗酸化特性に加えて、これらの化合物は以下の利点を有している:
−その合成は数キログラムの規模で工業的な問題なしに行なうことができる。
−これらは強力な抗酸化剤であるために、必要な用量は非常に少ない。
−これらの化合物はUV/可視領域に吸収がないので、従ってこれらはUV光線を吸収する慣用の日焼け止め製品を妨害せず、またこの波長領域において化学的不安定さの危険性を示さない。
−これらの化合物は結晶粉末の形態で提供され、また周囲温度で、12ヶ月間以上分解することなく非常に良好に貯蔵される。
−これらは脂質中への良好な溶解性を有している。
−これらは無色、無味および無臭であり、このことは食品および化粧品分野での使用に特に有利である。
−これらは生物学的に利用可能であり、このためにこれらは経口経路によって全身作用を有することが期待される化合物となる。
本発明の化合物の抗酸化剤特性は、これらを化粧品分野での使用に適切なものにする。
従って、本発明の第1の態様は、3,5−セコ−4−ノル−コレスタンの少なくとも1種のオキシム誘導体の皮膚を保護するための使用である。
皮膚は、特に外因性および内因性の有害因子による攻撃の場所である。外因性因子としては例えば、紫外線放射、風、低湿度、摩擦および強力な界面活性剤が挙げられる。内因性因子としては、時間的老化現象および皮膚における生化学的な変化が挙げられる。
繰り返されるUVへの暴露および皮膚の早期老化現象の間には因果関係が存在する。日光への過剰な暴露は、皮膚中のエラスチンおよびコラーゲンの品質および量の早期の低下、および表皮の肥大に貢献する。これらの変化は、老化現象の典型的な兆候、例えばしわ、弾力性の低下、皮膚の乾燥および吹き出物のより高い頻度、および良性もしくは悪性の新生組織形成、によって現れる。
本発明の化合物は、皮膚の老化現象に伴うしわの外観および他の組織学的変化を起こす因子に対する効果的な防御を提供することができる。
従って、本発明の1つの主題は、本発明による化合物の抗酸化特性を、皮膚のしわ、細かいしわを防ぎ、取り除きまた手当てする;および/または皮膚のおよび/または皮下の弛緩と闘う;および/または皮膚の肌理を改善し、また皮膚の光沢を回復させる;および/または皮膚の毛穴の大きさを低減させるために、UVによる老化現象の症状、すなわち日光への繰り返された暴露の結果と思われる損傷に対して用いることでもある。
本発明の化合物の有用な性質、それらがUVAおよびUVBスペクトルに吸収がないことはまた、日焼け止めクリームへのそれらの使用を正当化するが、それらのUV吸収のために特別に選ばれた成分の作用を妨げる危険性がない。本発明の化合物は、太陽放射によって活性化された酸素の形態を捕捉することができる。この酸素の活性化された形態は、一重項酸素と称され、細胞障害の起点における反応性の構成要素である。
本発明の他の態様は、本発明の化合物の、クレンジングおよび/またはメークアップ除去製品中での、同様に、UVの副作用に対する皮膚および/または髪の防御のための製品中での、使用からなっている。
3,5−セコ−4−ノル−コレスタンの少なくとも1種のオキシム誘導体の抗酸化特性はまた、それらを食品栄養補助食品の形態での食品分野での使用に適切なものにする。従って、食品分野での本発明の化合物の抗酸化剤としての使用は、本発明の範囲内である。
本発明において、食品分野での抗酸化剤とは、純粋な形態で、または種々の支持剤および/もしくは他の容認された食品添加剤と混合されて、粉末の形態で、ゼラチンカプセル、錠剤もしくは場合によっては脂質および水相を含むことができる他の固体の形態で提供することのできる、あるいは経口液剤もしくは懸濁液であることのできる、化合物を意味する。
有利には、この化合物は、食事の合間に、または食事中に、単独で摂取することができる。
有利には、この化合物は他の食品と組み合わせて、食品栄養補助食品として、食事中に摂取することができる。この化合物は、好ましくは食品中に組み込む、または食品上に振り掛けられる。実際には、この食品は単一のまたは混合された食品でよく、また食用として知られている全ての通常の形態で提供することができる。食品とは、本発明の意図においては、単独でもしくは付け合せて摂取される、生のもしくは調理された、調理されたもしくは調理されていない、形はどうであれどんなものであっても、いずれかの食品、例えば肉および肉を主とする製品、海および淡水産物、乳児用ミルクを含む牛乳および乳製品、卵および卵製品、果物および野菜、穀類および穀類を主成分とする製品、デンプン製品、例えばパン生地および米、オイル、酢および香辛料、ソースおよび食用脂、甘味製品、ジャム、ゼリー、コンポート、スプレッド、菓子類、貯蔵食品および半貯蔵食品、スープ、コーヒー、茶、飲料、ペストリー、ココア、チョコレート、氷菓子、ミール・リプレイスメント、既製品および新たに調理した、急速冷凍されたもしくは殺菌された食事、パンおよび製パン製品、を意味している。
従って、この化合物は、風味を阻害することなくいずれかの食品に加えることができ、また摂取者への制約を構成しない。この化合物を摂ることは食品調理過程の一部とみることができる。それは薬剤を服用すること、または代用食を食べることのようではない。本発明による化合物は、冷凍し、または対照的にその特性を失うことなく加熱することができる。
また、本発明は、本発明による化合物の、種々の製品中、特には化粧品、食品、および医薬品中での抗酸化保存料としての使用に関する。
保存料とは、製品をいずれかの物理化学的変化をしないようにする化合物を意味している。
特に化粧品の、皮膚科の、薬剤の、または洗剤の組成物に用いられる脂質および特定の活性な物質は、周囲温度においてさえ、酸化される傾向にあり、またこの酸化は、それらが望ましくない新規な、特には嗅覚の、特性をもたらすことが知られている。例えば、特定のスープは、空気中でのほんの数週間の貯蔵の後に、嫌な臭いのする、香辛料のようなそして果物のような香りを生み出すことが知られている。これらの不愉快な香りは、もしも本発明の化合物の1種がそれらに加えられたならば、防ぐことができるか、または少なくともずっと長い貯蔵期間の間、回避することができる。同様の効果は、空気中で、および/または光の中で酸化される可能性がある物質を含む、シャンプーもしくは同様にシャワーもしくは浴用ゲル、化粧クリームおよびローション、化粧用もしくは皮膚もしくは髪のクレンジング製品で観察される。本発明の化合物を、化粧品の、皮膚科の、薬剤の、洗剤の、および香料の製品の保存のための抗酸化剤として使用することも、本発明の範囲内である。
同様に、食品も空気中の酸化の作用の下で品質を落とし、それは肌理、色および風味の変化を起こし、また食品を摂取に向かないようにする可能性がある。
本出願人は、本発明の化合物が、オイル相を含む化粧品もしくは皮膚科の組成物のよりよい保存を、それらの中に含まれる不飽和脂質の酸敗臭を回避して、確実にすることを可能にすること、また本発明の化合物がそれらの組成物中に含まれる活性化合物、例えばビタミンAもしくはカロテノイドの酸化分解を回避することを可能にさせることを見出した。
従って、本発明の化合物を、保存料、特には食品および飲料、特には果物ジュースの官能刺激性および栄養特性の保存のための保存料として用いることは、本発明の範囲内である。
本発明による化合物は高い抗酸化能力を有しているので、これらは食品、化粧品、皮膚科の、香料、洗剤製品もしくは医薬品を含む、脂質を主成分とするいずれかの調製品の抗酸化保存料として用いることができる。
本発明の主題は、従って、本発明による化合物の、保存料としての、特には化粧品または皮膚科の製品、および食品中の保存料としての使用である。
このことが、何故に、3,5−セコ−4−ノル−コレスタンの少なくとも1種のオキシム誘導体、もしくは容認される酸とのその付加塩の1種、またはそのエステルの1種、もしくは容認される酸との前記のエステルの付加塩の1種、の抗酸化剤としての使用が本発明の主題であるかの理由である。
有利には、本発明によれば、式I:
Figure 2010534228
(ここで、
−XおよびYは一緒にオキシム基(=N−OH)を表し、
−Bはヒドロキシル基を表し、またCおよびDは、同じでも異なっていてもよく、水素原子を表すか、または1〜4個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐したアルキル基を表し、
あるいはBおよびCは一緒に、ケト官能基(fonction ceto)を表し、またDはメチル、ヒドロキシルもしくはメチルアミン基を表し、
あるいはBおよびCは水素原子を表し、またDはメチルアミン基を表し、
あるいはBおよびCは一緒にオキシム基を表し、またDはメチル基を表し、またRは1〜10個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐したアルキル基を表す)に相当する少なくとも1種の化合物、
または式Iの化合物の薬剤に容認される酸との付加塩の1種、またはそのエステルの1種、もしくはそのエステルの薬剤に容認される酸との付加塩の1種が、抗酸化剤として用いられる。
上記で定義された式Iの化合物は、2006年3月16日に公開された国際公開第2006/027454号中に記載されている。
当業者には理解されるように、1つまたはそれ以上のヒドロキシル基を含む一定の数の式Iの化合物はエステル化することができる。これらのエステルは、薬剤に容認される酸とのその付加塩と同様に、通常はそれら自体は直ちに活性であるわけではないが、しかしながら相当するヒドロキシル化類似体のプロドラッグを構成する。これらのエステルは、人体中で代謝されるが、活性な化合物を生成する。また、これらのエステルは本発明の主題である。これらのエステルは化学的官能性、例えば硫酸エステル、リン酸エステル、酸および塩基鎖を導入し、それらは水溶性および生物学的利用能を増大させることを挙げることができる。塩基の官能性を有するこれらのエステル化合物が好ましく、例えば1〜4個の炭素原子のアルキルを備えたジアルキルグリシン類似体、また特に好ましくはジメチルグリシンおよびジエチルグリシンおよび同様にエチルピペラジンが挙げられる。脂肪酸エステルまたはポリエチレングリコール鎖のエステルを挙げることができ、これらは脂肪親和性の相への親和性を増大させる。3〜18個の炭素原子を備えた飽和脂肪酸鎖が好ましい。
本発明では、そしてこれ以降では、用語「1〜4個の炭素原子を備えた直鎖または分岐したアルキル基」は、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル基、好ましくはメチルまたはエチル基、そして特にはメチル基を指している。
用語用語「1〜10個の炭素原子を備えた直鎖または分岐したアルキル基」は、例えば2−メチル−3−エチルヘプタン、3−エチルヘプタン、3−メチルヘプタン基、好ましくは2−エチルヘプタン基、そして特には以下に示したコレスタンの2−メチル基を指している。
Figure 2010534228
より好ましい注目される化合物は下記の式の化合物である。
Figure 2010534228
ここで、B、C、C、XおよびYは既に示した意味を有している。
上記の式Iの化合物の中で、XがYと一緒にオキシム基を表す式Iの化合物、同様に薬剤に容認される酸とのそのエステルおよびその付加酸、が特に注目される。
より好ましく注目される上記の化合物は、
−Bがヒドロキシル基を表し、またCおよびDが水素原子を表すか、またはCおよびDが1〜4個の炭素原子を備えた2つの直鎖もしくは分岐したアルキル基を表す、
−BがCと一緒にケト官能基(fonction ceto)を表し、またDがメチル、ヒドロキシル、メチルアミン基を表す、
−Bがヒドロキシル基を表し、またCおよびDが水素原子を表すか、またはCおよびDが1〜4個の炭素原子を備えた2つの直鎖もしくは分岐したアルキル基を表すか、またはCが水素原子を表し、そしてDが1〜4個の炭素原子を備えた直鎖もしくは分岐したアルキル基を表す、
−BおよびCが水素原子を表し、またDがメチルアミン基を表す、
−BがCと一緒にオキシム基を表し、またDがメチル基を表す、化合物、同様に薬剤に容認される酸とのそれらのエステルおよびそれらの付加酸である。
下記のもの:
−3,5−セコ−4−ノル−コレスタン−5−オンオキシム−3−オール、
−3,5−セコ−4−ノル−コレスタン−5−オンオキシム−3−メチルアルコール、
−3,5−セコ−4−ノル−コレスタン−5−オンオキシム−3−ジメチルアルコール、
もしくは薬剤に容認される酸とのそれらの付加塩の1種、またはそれらのエステルの1種、もしくはそれらのエステルの薬剤に容認される酸との付加塩、が特に注目される。
本発明によれば、薬剤に容認される酸との付加塩としては、例えば塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸、酢酸、ギ酸、プロピオン酸、安息香酸、マレイン酸、フマル酸、コハク酸、酒石酸、シュウ酸、グリオキシル酸、アスパラギン酸もしくはアルカンスルホン酸、例えばメタンもしくはエタンスルホン酸、またはアリールスルホン酸、例えばベンゼンもしくはパラトルエンスルホン酸、またはカルボン酸とから形成される塩であることができる。
本発明によれば、オキシム基は、混合物での、または単離された2つのシン異性体およびアンチ異性体を表していることが理解される。
もちろん、本発明によれば3,5−セコ−4−ノル−コレスタンのオキシム誘導体を単独で、または3,5−セコ−4−ノル−コレスタンの少なくとも1種の他のオキシム誘導体との混合物として用いることができる。
また、3,5−セコ−4−ノル−コレスタンのオキシム誘導体を単独で、またはその抗酸化特性が知られている1種もしくはそれ以上の化合物と組み合わせて、前述のように混合物として用いることもできる。
その抗酸化特性が知られている他の化合物の例としては、チオールおよびフェノールおよびポリフェノール、例えばフラボノイド(野菜類の中に非常に広範囲)、フェノール酸(穀物、果物および野菜中)、タンニン(ココア、コーヒー、茶、ブドウなどの中)、アントシアン(特に赤い果物中);ベータカロテン(プロビタミンA);トコフェノール(ビタミンE)もしくはそのエステル、例えばアルファトコフェノール、ガンマトコフェノール、デルタトコフェノール;特定の金属キレート剤もしくはアスコルビン酸およびそのエステル、例えばアスコルビン酸ナトリウムもしくはカルシウム;ジアセチル5−6−1−アスコルビン酸、パルミチル6−1−アスコルビン酸、クエン酸およびクエン酸塩、例えばクエン酸ナトリウム、カリウムおよびカルシウム;酒石酸および酒石酸塩、例えば酒石酸ナトリウムおよびカリウム;ブチルヒドロキシアニソールおよびブチルヒドロキシトルオール;没食子酸オクチルまたはドデシル;乳酸ナトリウム、カリウムもしくはカルシウム;レシチン;グラタチオン、もしくは酵素、例えばカタラーゼ、スーパーオキシドジスムターゼおよび特定のペルオキシダーゼ、の族に由来する化合物を挙げることができる。
本発明の組成物中に用いることのできる抗酸化剤は天然のものでも、または合成されたものでもよい。
従って、本発明の1つの態様は、美容上容認される媒体中に、少なくとも有効な量の、3,5−セコ−4−ノル−コレスタンの少なくとも1種のオキシム誘導体を含む抗酸化化粧品組成物を提案するものである。
また、本発明の主題は、美容上容認される媒体中に、有効な量の、3,5−セコ−4−ノル−コレスタンの少なくとも1種のオキシム誘導体を含む、時間生物学の、および/または光誘起される老化現象と闘うための、化粧品組成物である。
美容上容認される媒体とは、皮膚、頭皮、粘膜、爪および髪と適合性があることを意味している。
本発明によって用いることができる3,5−セコ−4−ノル−コレスタンのオキシム誘導体またはその誘導体の1種の量は、明らかに求められる効果によって決まり、また求める抗酸化効果を生み出すために有効な量でなければならない。
例としては、本発明によって用いることができる3,5−セコ−4−ノル−コレスタンの少なくとも1種のオキシム誘導体またはその誘導体の量は、例えば組成物の総質量の0.01%〜30%の範囲、そして好ましくは0.1%〜10%の範囲であることができる。
本発明による組成物は明らかに、美容上容認される支持体を含み、また通常用いられている全てのガレニック形態で、特に局所適用には、提供することができる。従って、この組成物は、特に水性の、含水アルコールもしくは油性の溶液、水中油型もしくは油中水型もしくは多重エマルジョン、水性のもしくは油性のゲル、無水の液体、ペースト状もしくは固体製品、球状粒子を用いた水相中へのオイルの分散液(この球形粒子はポリマーナノ粒子、例えばナノ粒子およびナノカプセル、より好ましくはイオンおよび/もしくは非イオン型脂質小胞であることができる)、の形態で提供することができる。
この組成物は多かれ少なかれ流体であることができ、また白色もしくは着色されたクリーム、軟膏、乳液、化粧水、美容液、ペーストまたは泡状のもの、の外観を有していることができる。この組成物は、場合によってはエアロゾルの形態で皮膚に適用することができる。この組成物は、また固体の形態で、そして例えばスティックの形態で提供することができる。
本発明の組成物は、手入れ用品として、クレンジング製品として、メークアップ製品として、または同様に単純なデオドラント製品として用いることができる。
既知の方法で、本発明の組成物はまた、化粧品および皮膚科の分野における通常の補助剤、例えば親水性のもしくは親油性のゲル剤、親水性のもしくは親油性の活性成分、保存料、溶剤、香料、充填剤、フィルタ、顔料、キレート剤、臭気吸収剤および着色剤、を含むことができる。これらの種々の補助剤の量は、対象の分野において標準的な方法で用いられる量であり、例えば組成物の総質量の0.01%〜20%の範囲である。これらの補助剤は、それらの性質によって、油相、水相、脂質小胞および/またはナノ粒子中に導入することができる。
本発明の組成物がエマルジョンである場合は、油相の比率は、組成物の総質量の5質量%〜80質量%の範囲、そして好ましくは5質量%〜50質量%の範囲であることができる。このエマルジョンの形態の組成物中で用いられるオイル、乳化剤および共乳化剤は、対照の分野において標準的な方法で用いられるものから選ばれる。この乳化剤および共乳化剤は、この組成物中に、組成物の総質量の0.3質量%〜30質量%の範囲、そして好ましくは0.5質量%〜20質量%の範囲の比率で存在する。
本発明で用いることができるオイルとしては、鉱物油、植物由来のオイル(アンズ油、ひまわり油、シアバター)、動物由来のオイル、合成油、シリコーン油およびフッ素化されたオイル(ペルフルオロポリエーテル)を挙げることができる。脂質として、脂肪族アルコール(セチルアルコール)、脂肪酸、ロウ(蜜ろう)を用いることもまた可能である。
本発明に用いることのできる乳化剤および共乳化剤としては、例えば脂肪酸およびポリエチレングリコールエステル、例えばPEG−40ステアラート、PEG−100ステアラート、脂肪酸およびポリオールエステル、例えばステアリン酸グリセリルおよびソルビタントリステアラートを挙げることができる。
親水性のゲル化剤としては、特にカルボキシビニルポリマー(カルボマー)、アクリル共重合体、例えばアクリレート/アルキルアクリレート共重合体、ポリアクリルアミド、多糖、天然ゴムおよび粘土、また親油性ゲル化剤としては、改質粘土、例えばベントン、脂肪酸の金属塩、疎水性シリカおよびポリエチレンを挙げることができる。
この組成物は、他の親水性活性成分、例えばタンパク質またはタンパク質の加水分解物、アミノ酸、ポリオール、尿素、アラントイン、糖類および糖の誘導体、水溶性ビタミン、植物抽出物ならびにヒドロキシ酸を含むことができる。
親油性活性成分としては、レチノール(ビタミンA)およびその誘導体、トコフェノール(ビタミンE)およびその誘導体、必須脂肪酸、セラミド、精油(huiles essentielles)、サリチル酸およびその誘導体、を用いることができる。
本発明によれば、3,5−セコ−4−ノル−コレスタンの少なくとも1種のオキシム誘導体と組み合わせて、以下の:
−植物ホルモン(オーキシン);
−抗菌剤、例えばマクロライド、ピラノシドおよびテトラサイクリン、そして特にエリスロマイシン;
−カルシウム拮抗薬、例えばベラパミルおよびジルチアゼム;
−OHラジカルスカベンジャー、例えばジメチルスルホキシド;
−植物抽出物、例えばアヤメ科または大豆の抽出物、イソフラボンを含んでも含まなくてもよい抽出物
−微生物の抽出物(特に細菌抽出物を含む)、例えば光合成をしない糸状菌の抽出物、から選ばれる化合物を用いることもまた可能である。
他の化合物もまた、上記の羅列に加えることができ、すなわち例えばカリウム・チャンネル開口薬、例えばジアゾキシドおよびミノキシジル、スピロキサゾン(spiroxazone)、リン脂質、例えばレシチン、リノールおよびリノレン酸、サリチル酸および仏国特許第2581542号明細書中に記載されているその誘導体、例えばベンゼン環の5位に2〜12個の炭素原子を有するアルカノイル基を持つサリチル酸誘導体、ヒドロキシカルボン酸もしくはケトカルボン酸およびそのエステル、ラクトンおよびそれらの相当する塩、アントラリン、カロテノイド、エイコサテトラエン酸およびエイコサトリエン酸もしくはそのエステルおよびアミド、ビタミンDおよびその誘導体、を加えることもできる。
本発明によれば、とりわけ、3,5−セコ−4−ノル−コレスタンの少なくとも1種のオキシム誘導体もしくはその誘導体の1種に、特に皮膚疾患の予防および/または手当てを意図して、他の活性成分を組み合わせることが可能である。これらの活性成分の中では、例として:
−皮膚の分化および/または増殖および/または色素沈着を調整する化学物質、例えばレチノイン酸およびその異性体、レチノールおよびそのエステル、ビタミンDおよびその誘導体、エストロゲン、例えばエストラジオール、コウジ酸、またはヒドロキノン;
−皮膚および/または粘膜への細菌付着を調整する化学物質、例えばはち蜜、特にアカシアはち蜜および特定の糖誘導体;
−駆虫薬、特にメトロニダゾール、クロタミトンまたはピレトリノイド(pyrethrinoides);
−抗真菌剤、特にはイミダゾール類に属する化合物、例えばエコナゾール、ケトコナゾールまたはミコナゾールまたはその塩、ポリエン化合物、例えばアンフォテリシンB、アリルアミン族の化合物、例えばテルビナフィン、または同様にオクトピロックス;
−抗ウイルス剤、例えばアシクロビル;
−ステロイド性の抗炎症薬、例えばヒドロコルチゾン、吉草酸ベタメタゾンもしくはプロピオン酸クロベタゾール、または非ステロイド性の抗炎症薬、例えばイブプロフェンおよびその塩、ジクロフェナクおよびその塩、アセチルサリチル酸、パラセタモールもしくはグリシルレチン酸;
−麻酔剤、例えば塩酸リドカインおよびその誘導体;
−痒み止め剤、例えばテナリジン(thenaldine)、トリメプラジンまたはシプロヘプタジン;
−角質溶解剤、例えばアルファおよびベータヒドロキシカルボン酸またはベータケトカルボン酸、その塩、アミドもしくはエステル、およびより好ましくはヒドロキシ酸、例えばグリコール酸、乳酸、リンゴ酸、サリチル酸、クエン酸および一般にフルーツ酸および5−n−オクタノイルサリチル酸;
−抗脂漏症剤(antiseborrheiques)、例えばプロゲステロン;
−フケ防止剤、例えばオクトピロックスまたは亜鉛ピリチオン;
−抗ニキビ剤、例えばレチノイン酸または過酸化ベンゾイル;
−薬物、例えばサブスタンスP拮抗薬、CGRP拮抗薬またはブラジキニン拮抗薬またはNOシンターゼ阻害剤、敏感肌の手当てに有効であると、また特にはこの組成物中に存在している可能性がある刺激性化合物に関して、抗刺激性の効果を有するといわれている化合物、を挙げることができる。
従って、本発明の他の主題は、少なくとも1種の3,5−セコ−4−ノル−コレスタンオキシムおよび、抗菌剤、抗寄生虫剤、抗真菌剤、抗ウイルス剤、抗炎症剤、痒み止め剤、麻酔剤、角質溶解剤、抗脂漏剤、ふけ防止剤および抗ニキビ剤、皮膚の分化および/または増殖および/または色素沈着を調整する化学物質、サブスタンスP拮抗薬、CGRP拮抗薬またはブラジキニン拮抗薬またはNOシンターゼ阻害剤、から選ばれた少なくとも1種の化学物質の有効量の含む組成物に関する。
活性成分としては、特に保湿剤、例えばポリオール(例えばグリセリン)、ビタミン(例えばD−パンテノール)、抗炎症剤、緩和剤(apaisants)(アラントイン、矢車草水(eau de bleuet))、UVAおよびUVBフィルタ、艶消し剤(例えば、シンエツからKSG(登録商標)の名称で販売されている部分架橋のポリジメチルオルガノシロキサン)およびそれらの混合物を用いることができる。
また、抗しわ活性成分も加えることができ、特に張筋製品、例えば植物性タンパク質およびそれらの加水分解物、特にLSNからEleseryl(登録商標)の名称で販売されている大豆タンパク質抽出物、またはシラブ(Silab)からReductine(登録商標)の名称で販売されているオートムギ誘導体を加えることができる。
本発明の他の特徴および利点は、限定するものではない説明として与えられた以下の実施例および添付の図1からより明らかになるであろう。以下の説明中、または上記において、特に断りのない限り、比率は質量パーセントで与えられている。
図1は、3分間の再潅流後の虚血性心の冠状動脈流出物中で検出された、DMPOニトロン(50mM)上のヒドロキシルラジカルのDMPO−OHスカベンジング付加物の定量を示している。
以下の実施例は本発明を説明しているが、何らかの限定を加えるものではない。
実施例1:3,5−セコ−4−ノル−コレスタン−5−オンオキシム−3−オールと5,5−ジメチル−1−ピロリン−1−オキシドとの遊離基の存在下での競争
特許請求した製品の抗ラジカル特性を、ニトロン族に属する対象製品との競争研究を実施することによって示した。DMPO(5,5−ジメチル−1−ピロリン−1−オキシド)などのニトロン類は、遊離基に関して非常に高い反応性を示す化合物であることが広汎に言われている(Novelli G.P.ら、遊離基レスコム(Free Radical Res. Commun.)、1986年、第1巻、p.321)。このニトロン類はラジカル種(R・・、RO)を捕捉し、そしてその電子常磁性共鳴(EPR)による観察を可能とさせる(Degray J.ら、電子スピン共鳴、N. M. Atherton編、Atheaeum Press Ltd、ケンブリッジ、1994年、第14巻、p.246)。
脱酸素したトルエン(シグマアルドリッチ)中における、光分解によって発生したtBuO(ターシャリブトキシル)ラジカルの存在下での、DMPO(インターシム(Interchim)−U2469)(20mM)の定温放置によって、EPRによる、DMPO−tBuOラジカルの信号の同定および定量が可能となった。この信号は、等モル量の3,5−セコ−4−ノル−コレスタンオキシムの存在下で抑制された。
このEPR信号は、DMPO−tBuOの信号の面積の形での積分を可能とさせ、そして従ってこのラジカル種の相対定量を可能とさせた。
全ての実験は、X帯域ブルカー(Bruker)ESP300装置(9.5GHz)で、周囲温度で行なった。溶液は水晶EPRチューブ中で観察した。
データを下記の表中に数値として示した。
Figure 2010534228
結論
3,5−セコ−4−ノル−コレスタン−5−オンオキシム−3−オールは、DMPO−tBuO信号のラジカルの水準の60%の水準を、迅速な速度、10分間未満で抑制する。tBuOラジカルのスカベンジの強度およびその速度は、特許請求した化合物の抗遊離基特性、そして従って抗酸化特性を実証している。
実施例2:3,5−セコ−4−ノル−コレスタン−5−オンオキシム−3−オールの、活性化酸素によるクメンの酸化モデルにおける抗酸化効果
3,5−セコ−4−ノル−コレスタン−5−オンオキシム−3−オールの抗酸化効果の妥当性を実証するために、ヒドロペルオキシクメン(hydroperoxycumene)中のクメンの酸化の抑制を検討した。
この試験は、生物学的に最も関連性のある酸化剤、すなわち気体酸素を含むという利点を示している。酸素による大気圧および37℃でのクメンのこの酸化は、知られており、またAIBN(アゾビスイソブチロニトリル)などのラジカル開始剤の存在の下に記載されている(Blanchard H. S.、J. Am. Chem. Soc.、1959年、第81巻、p.4548)。最近の文献は、この反応を、既知の製品、例えばビタミンE(これは普遍的な対照である)、BHT(ブチル化ヒドロキシトルエン)および他の製品、の抗酸化作用の潜在力を分類するのに用いている。
以下の実験では、我々は、Becker D.A.らの文献(J. Am. Chem. Soc.、2002年、第124号、p.4678〜4684)中に記載されたものと同じ実験条件を再現した。UV検出器と組み合わせた高圧液体クロマトグラフィー法を、クメンヒドロペルオキシドの検出に用いた。用いたカラムは、Agilent Zorbax Eclipse XDB RPC8カラム(150×4.6mm)であり、254nmに固定されたUV検出器と組み合わされている。用いた勾配は下記の表中に詳述されている。
Figure 2010534228
実験条件:
2mLのクメン(AcrosOrganic)および0.5mLのメタノールを混合し、アゾビスイソブチロニトリル(AcrosOrganic)を加え(2当量)、そして化学反応を加速するために、この溶液を45℃とした。クメンヒドロペルオキシドが時間と共に現れ、そしてこれをHPLC法によって分析した。クメンヒドロペルオキシドの出現の定量が可能であることを実証するために、線形回帰の直線が確立された。この結果を下記の表中に示した。
Figure 2010534228
得られた線形回帰の直線は、以下の式:
y=0.0444x+0.2694
に相当し、R=0.994であった。
用いた方法によって、抗酸化剤、例えば特許請求した製品および対照製品として用いたビタミンE、の存在下でのクメンヒドロペルオキシドの出現を比較することが可能であった。
実験データおよびクメンの酸化のパーセンテージでの結果を下記の表中に与えた。
Figure 2010534228
結論として、3,5−セコ−4−ノル−コレスタン−5−オンオキシム−3−オールは、酸素によるクメンの酸化を約40%低減し、そして同じ濃度におけるこれらの条件の下で、ビタミンEと比べて同じ大きさの水準の活性を示している。
実施例3:3,5−セコ−4−ノル−コレスタン−5−オンオキシム−3−オールのラットでの薬物動態学的検討
トウモロコシオイル中の懸濁液での経口経路による、またクレモフォール/エタノール/水(5%、10%、85%)中の溶液での静脈内経路による投与での薬物動態学的検討により、この製品の生物学的利用能を計算することが可能であった。血漿(plasma)中のこの製品の分析を、質量分析法を組み合わせた高圧液体クロマトグラフィー法によって実施した。
従って、経口経路によって投与された500gm/kgの用量で、生物学的利用能は6%と計算された。従って、3,5−セコ−4−ノル−コレスタン−5−オンオキシム−3−オールの循環濃度で、この製品の実際の吸収が定量化でき、また実証される。
実施例4:3,5−セコ−4−ノル−コレスタン−5−オンオキシム−3−オールの化学的安定性
粉末の状態で貯蔵された製品に対する、ICH標準(医薬品規制調和国際会議)中に記載された貯蔵条件の下での化学的安定性の検討により、非常に高い化学的安定性が実証された。これらの分析は、FID検出器を組み合わせたガスクロマトフラフィー法を用いて行なった。この方法により、0.2%の水準の不純物を定量することができる。この結果(それぞれの時間における総不純物)を下記の表中に示した。
Figure 2010534228
40℃での6ヶ月間の貯蔵後、および25℃での1年間の貯蔵後にも、この製品の品質に変化は示されなかった。
実施例5:分離され潅流されたラットの心臓の実験モデルへの3,5−セコ−4−ノル−コレスタン−5−オンオキシム−3−オール(A)の抗酸化活性
用いられた動物は、スプラーグドーリー(Sprague Dawley)系(Harlan et CERJ、フランス)の250〜300g不断給餌された雄のラットである。このラットを、ペントバルビタールナトリウムの腹腔内注射によって麻酔した(体重当たりで50mg/kg)。次いで胸腔を開き、そして心臓を迅速に取り出し、そしていずれの収縮をも停止させるために、4℃の潅流液(クレブス−ヘンセレイト(Krebs-Henseleit))中に浸漬した。
脂肪組織を供えたこの取り出された心臓は、次いでランゲンドルフ法に従って、90cmHOの一定の圧力で、大動脈環流経路により、潅流した。肺動脈中の小さな切開によって冠状動脈排出液の経時の流出および測定(冠状動脈流量)が可能となる。全体の操作の完結に要する時間は2〜3分間である。左心房の切除の後に、左心室中にラテックスバルーンを挿入し、そして一定体積の蒸留水(50〜60μL)で満たし(これは実験手順の間中一定に維持した)、圧力センサー(GOULD)および微分記録計に接続して、以下の血流力学パラメータ:
−心室内の心臓拡張圧力(Pdia)
−左心室の増加した圧力 Pdev=Psystolic−Pdia
−dP/dt(増加した圧力の一次導関数、このモデルにおける心臓の収縮能指数)
−心拍数(F)
−関係:W=Pdev×F、によって計算された心仕事量、
の測定を可能にした。
冠状動脈流量を、全ての血流力学パラメータと同様に、5分間毎に測定した。
潅流媒体は、pH7.35の緩衝クレブス−ヘンセレイト(Krebs-Henseleit)イオン性溶液であり、気体混合物(95%O/5%CO)で飽和されており、NaCl(119mM)、NaHCO(25mM)、KCl(5.9mM)、MgSO(1.2mM)、EDTA(0.5mM)、グルコース(11mM、心臓基質)およびCaCl(2.5mM)を含んでいる。化合物3,5−セコ−4−ノル−コレスタン−5−オンオキシム−3−オール(A)を、PBS中の30%ヒドロキシルプロピルベータシクロデキストリン中の1000×溶液から出発して、3,5−セコ−4−ノル−コレスタン−5−オンオキシム−3−オール(A)がこのクレブス緩衝液中に1μMとなるように溶解した。対照のクレブス媒体を、化合物3,5−セコ−4−ノル−コレスタン−5−オンオキシム−3−オール(A)なしで、PBS中の30%ヒドロキシルプロピルベータシクロデキストリン中の1000×溶液から出発して調製した(CD0.03%)。
潅流したラットの心臓を以下の手順に付した。
−最初の30分間の平衡時間(CTR)
−減少させた流量(対照冠状動脈流量の30%)での10分間の虚血(RFI)
−37℃において30分間の完全な虚血(TI)
−60分間の再潅流(REP)
試験した全ての化合物または混合物は、CTRの20分間目から開始して、RFIの全てで潅流した。これらはTIでは37℃に維持され、従って虚血性心筋のための「定温放置」液体を構成し、そして次いで再潅流を通して再度潅流される。
遊離基のスカベンジによるEPR実験のために、この心臓を、前述した心臓と同じ手順に従って、対照および虚血の期間に潅流した。
DMPOニトロン(50mM)を、再潅流の開始から、大動脈の入口に、冠状動脈排出液中に生成された遊離基をスカベンジするように、潅流した。
これらの排出液は、再潅流の3分間目に、冠状静脈洞からの直接試料採取によって収集し、次いでこのニトロンに形成された付加物のEPRによる分析の前に、液体窒素中に保存した。
冠状動脈排出液中でのDMPOスピン捕捉
DMPO−OH付加物に特徴的なEPR信号は、DMPO(50mM)の存在下における再潅流の30分間目の排出液中で検出された。
化合物3,5−セコ−4−ノル−コレスタン−5−オンオキシム−3−オール(A)の潅流で、心筋中で形成され、そしてDMPOに捕捉された遊離基スカベンジ付加物の、細胞外の生成の、大幅な、そして著しい低下(p<0.05)が観察された。これらの付加物は、EPRによって検出されるように十分に持続し続けた。
6個の心臓の2つの群で得られた結果の統計的分析は、化合物3,5−セコ−4−ノル−コレスタン−5−オンオキシム−3−オール(A)1μMでの潅流は、このビヒクル(vehiclule)に関して著しい保護を与えることを示している(図1)。結論として、化合物3,5−セコ−4−ノル−コレスタン−5−オンオキシム−3−オール(A)は、酸素化ラジカル種の放出を低減させる。

Claims (16)

  1. 3,5−セコ−4−ノル−コレスタンの少なくとも1種のオキシム誘導体、もしくは容認される酸とのその付加塩の1種、またはそのエステルの1種もしくは該エステルと容認される酸との付加塩の1種の、抗酸化剤としての使用。
  2. 下記の式I:
    Figure 2010534228
    (ここで、XおよびYは一緒にオキシム基(=NOH)を表すか、またはXはヒドロキシルそしてYは水素原子を表し、
    −Bはヒドロキシル基を表し、またCおよびDは同じかもしくは異なっており、水素原子、または1〜4個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐したアルキル基を表すか、あるいは
    −BおよびCは一緒にケト官能基を表し、またDがメチル、ヒドロキシル、もしくはメチルアミン基を表すか、あるいは
    −BおよびCは水素原子を表し、またDはメチルアミン基を表すか、あるいは
    −BおよびCは一緒にオキシム基を表し、またDはメチル基を表し、そして
    −Rは上記したように1〜10個の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐したアルキル基を表す)、
    に相当する3,5−セコ−4−ノル−コレスタンの少なくとも1種のオキシム誘導体の、請求項1記載の使用。
  3. 前記の1〜4個の炭素原子の直鎖もしくは分岐したアルキル基が、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル基、好ましくはメチルもしくはエチル基、そして特にはメチル基であることを特徴とする、請求項2記載の使用。
  4. 3,5−セコ−4−ノル−コレスタンの前記のオキシム誘導体が、
    −Bはヒドロキシル基を表し、ならびにCおよびDは水素原子を表し、またはCおよびDは1〜4個の炭素原子の2つの直鎖もしくは分岐したアルキル基を表し;あるいは
    −BはCと一緒にケト官能基を表し、またDはメチル、ヒドロキシル、メチルアミン基を表し;あるいは
    −Bはヒドロキシル基を表し、またCおよびDは水素原子を表すか、またはCおよびDは1〜4個の炭素原子の2つの直鎖もしくは分岐したアルキル基を表し、またはCは水素原子を、そしてDは1〜4個の炭素原子の直鎖もしくは分岐したアルキル基を表し;あるいは
    −BおよびCは水素原子を表し、またDはメチルアミン基を表し;あるいは
    −BはCと一緒にオキシム基を表し、またDはメチル基を表す、
    前記の化合物から選ばれることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項記載の使用。
  5. 前記の1〜10個の炭素原子の直鎖または分岐したアルキル基が、2−メチル−3−エチルヘプタン、3−エチルヘプタン、3−メチルヘプタン基、好ましくは2−エチルヘプタン基、そして特には式(II):
    Figure 2010534228
    で表されるコレスタンの2−メチルヘプタン基から選ばれることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項記載の使用。
  6. 式Iの前記の化合物が式III:
    Figure 2010534228
    (ここで、B、C、D、XおよびYは上記で既に示した意味を有している)
    に相当することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項記載の使用。
  7. 3,5−セコ−4−ノル−コレスタン前記のオキシム誘導体が、XがYと一緒にオキシム官能基を表す前記の化合物から選ばれることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記載の使用。
  8. 3,5−セコ−4−ノル−コレスタンの前記のオキシム誘導体が、
    −3,5−セコ−4−ノル−コレスタン−5−オンオキシム−3−オール、
    −3,5−セコ−4−ノル−コレスタン−5−オンオキシム−3−メチルアルコール、
    −3,5−セコ−4−ノル−コレスタン−5−オンオキシム−3−ジメチルアルコール、
    から選ばれることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項記載の使用。
  9. 化粧品分野における抗酸化剤としての、請求項1〜8のいずれか1項記載の使用。
  10. 酸化ストレスと闘うための、請求項9記載の使用。
  11. 老化現象、特には皮膚の老化現象の手当てのための、請求項9または10記載の使用。
  12. 細かなしわおよび深いしわ、皮膚の色合いの一時的変異、皮膚の乾燥したおよび起伏のある外観、皮膚の堅さおよび/もしくは弾力性の喪失、の手当てのための、請求項11記載の使用。
  13. 食品分野における抗酸化剤としての、請求項1〜8のいずれか1項記載の使用。
  14. 食品栄養補助食品としての、請求項13記載の使用。
  15. 抗酸化保存料としての、特には化粧品、食品および医薬品中での、請求項1〜8のいずれか1項記載の使用。
  16. 3,5−セコ−4−ノル−コレスタンの前記のオキシム誘導体が、単独で、または混合物で、場合によってはその抗酸化特性が知られている1種またはそれ以上の他の化合物と組み合わせて用いられる、請求項1〜15のいずれか1項記載の使用。
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